JP3837256B2 - 車両の衝突安全装置 - Google Patents

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    • Y10T74/20Control lever and linkage systems
    • Y10T74/20528Foot operated

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の衝突時等における大きな外力作用時において、乗員の脚部がブレーキ機構部やクラッチ機構部等に当接することを防止して乗員の安全を図る車両の衝突安全装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図10及び図11は、キャブオーバ型の車両におけるキャブ内のステアリング機構部26,ブレーキ機構部25a及びクラッチ機構部24aやそれ等の取り付け構造の概要を示す。図11に示すように、フロアパネル23に足裏を接触させて通常の運転姿勢についている乗員の脚部30は、図10に示すようにその脚部30,30間でステアリング機構部26を挟むと共に、その膝31はブレーキ機構部25aやクラッチ機構部24aと略相対向する位置に、かつ比較的近接して配置される。
【0003】
ブレーキ機構部25a及びクラッチ機構部24aは車両の前後方向に沿って配置され、それぞれブレーキペダルブラケット37,ブレーキマスタバック27,ブレーキマスタシリンダ28及びクラッチペダルブラケット1a,クラッチマスタバック6,クラッチマスタシリンダ7等からなる。ブレーキマスタバック27及びクラッチマスタバック6はその前面をブレーキペダルブラケット37及びクラッチペダルブラケット1aに固定されて配置され、ブレーキマスタシリンダ28及びクラッチマスタシリンダ7はその後面を膝31側に向けて配置される。ブレーキペダルブラケット37及びクラッチペダルブラケット1aは図11に示すように、フロントパネル19の上下に連結されるフロントフレーム21及びフロントマウントレール22に連結されて支持される。なお、ブレーキペダルブラケット37及びクラッチペダルブラケット1aにはブレーキペダル29及びクラッチペダル5(図1)がそれぞれ連結される。
【0004】
一方、ステアリング機構部26はフロアパネル23に連結されるステアリングブーツ32やその上に配置されるステアリングカウル33や、ステアリングサポートブラケット34に支持されるステアリングシャフト35やステアリングハンドル36等からなる。これ等は前記したように乗員の脚部31,31間に挟まれる位置に配置され、ステアリングハンドル36は乗員側に近接して配置される。
【0005】
以上の構造の車両に衝突時等において大きさ外力が作用すると、図12に示すようにフロントパネル19が後退し、ブレーキペダルブラケット37やクラッチペダルブラケット1aが押圧され、ブレーキ機構部25a及びクラッチ機構部24aが大きく後退する。一方、乗員は外力作用によって発生する慣性力により前方に押され、膝31は図の点線の位置から実線の位置に移動する。そのため、膝31がブレーキマスタシリンダ28やクラッチマスタシリンダ7の後端に当る可能性がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
以上の問題点を解決するため、従来より各種の工夫がされているが、例えば、実開昭62−56378号公報,実開昭62−59580号公報,実開平7−31516号公報等が挙げられる。実開昭62−56378号公報の「自動車の計器板フレーム」は計器板の前方の車体内にブレーキのマスターバックやヒータユニット等の機器を有する車両において、前記計器板の下部に設けた計器板フレームにフランジや傾斜面を形成し衝突時等の外力作用時に前記フランジや傾斜面によってブレーキのマスターバックやヒータユニットの方向を変えてこれ等が乗員側に進入しないようにして安全性を確保するものであり、その自体として効果的なものであるが、後に説明する本発明とは構成において大きく相異するものである。また、実開昭62−59580号公報の「車両パネル」はブレーキ装置の先端と相対向して配置されるパネルにスリットを設け、外力作用時においてブレーキ装置の先端がスリットを拡開してパネル側に進入し、ブレーキ装置に作用する衝撃力を緩和し、ブレーキ装置がステアリング側に後端するのを防止するものである。前記スリットが後に説明する本発明の脆弱部と比較されるが、全体として本発明とこの公知技術とは構成において大きく相異するものである。また、実開平7−31516号公報の「自動車のニープロテクター」は、マスターシリンダのような部材の後端側にこれを覆うニープロテクターを設け、マスターシリンダが乗員の脚部に直接当らないようにすると共に、ニープロテクターを変形させてニープロテクターに当接した脚部を斜め方向にずらして脚部に与える衝撃力を緩和するものである。すなわち、この公知技術は衝突による衝撃力の作用を緩和する点に目的があり、本発明のようにマスターシリンダのような剛性部材が脚部に当ることを防止するものではなく、構成,目的,効果において相異するものである。
【0007】
本発明は、以上の事情に鑑みて発明されたものであり、車両衝突時等におけるような大きな外力作用時においてブレーキ機構部やクラッチ機構部の支持位置を変える比較的簡便な手段により、これ等が乗員の脚部に当ることを確実に防止し、乗員の安全性を図る車両の衝突安全装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、以上の目的を達成するために、乗員の脚部の膝と略相対向する位置に配設されキャブの前面側のダッシュパネル等の剛性部材に固定されるペダルブラケットに支持されるブレーキ機構部及びクラッチ機構部を有する車両において該車両の衝突時等の外力作用時に前記ブレーキ機構部及びクラッチ機構部と前記膝との干渉を防止するための衝突安全装置であって、車両の前後方向に沿って配設される前記クラッチ機構部の前記クラッチペダルブラケットが、クラッチマスタバックを後面に固定し前面側を前記剛性部材に固定する屈曲部を有しクラッチペダル等を支持する第1のブラケットと、該第1のブラケットに片持ち支持されると共にその自由端側に車両の前後方向に沿って前方に伸延しその前端側が前記剛性部材を貫通して配置されるストライカを設ける第2のブラケットとを有するものからなり、前記第1のブラケットの屈曲部及び前記第2のブラケットの前記ストライカの基端部に脆弱部を形成する車両の衝突安全装置を構成するものである。更に具体的に、前記ストライカが貫通する前記剛性部材には該ストライカを保持するガイド孔が設けられることを特徴とする。また、前記ブレーキ機構部が、車両の前後方向に直交する横向きに配置され、前記剛性部材側に前記ブレーキペダルブラケットを介して固持されることを特徴とするものである。
【0009】
外力作用時にはフロントパネル等が後退しダッシュパネル等の剛性部材に固定されているブレーキ機構部やクラッチ機構部を乗員側に押圧しようとする。しかしながら、本発明の場合には、フロントパネル等がクラッチ機構部のクラッチペダルブラケットのストライカに当り、これを押圧する。ストライカはクラッチペダルブラケットの第1のブラケット側に片持ち支持される構造からなり、第1のブラケット側に曲げモーメントを作用する。また、ストライカの基端部や第1のブラケットには脆弱部が形成されているため、ストライカに作用する押圧力や前記の曲げモーメントの作用によりクラッチペダルブラケットは変形し、乗員の脚部の膝から離れる方向に移動し、クラッチ機構部と膝との干渉を防止する。一方、ブレーキ機構部は車両の前後方向に対して直交する向きにブレーキマスタバックやブレーキキマスタシリンダ等を配置するため、外力作用時においてもこれ等と膝との干渉は防止される。以上により、乗員の安全性が確保される。また、ストライカはダッシュパネルのような剛性部材に設けたガイド孔により保持されるため、外力作用時にはストライカはガイド孔に沿って移動し、クラッチペダルブラケット側には一定の押圧力や曲げてモーメントが作用し、ブラケットに一定の変形を与える。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の車両の衝突安全装置の実施の形態を図面を参照して詳述する。図1及び図2に示すように、車両のキャブの前面にはフロントパネル19が設けられ、その後部にはダッシュパネル20が設けられている。このダッシュパネル20はフロントパネル19の上縁に連結されるフロントフレーム21とフロントパネルの下縁に連結されるフロントマウントレール22との間に架設され、剛性部材としてキャブの前面を支持する。また、フロントマウントレール22にはフロアパネル23の前端が連結される。
【0011】
クラッチ機構部24は図示のように車両の前後方向に沿って配置され、本発明の主要構成要素であるクラッチペダルブラケット1と、クラッチマスタバック6及びクラッチマスタシリンダ7等から構成される。なお、クラッチペダルブラケット1にはクラッチペダル5が連結される。一方、ブレーキ機構部25は本発明では、車両の前後方向と直交する方向、すなわち、横向きに配置され、ブレーキペダルブラケット(図略)とブレーキマスタバック27及びブレーキマスタシリンダ28等からなり、前記ブレーキペダルブラケットにはブレーキペダル29が連結される。また、乗員の脚部30の左右の膝31間にはステアリング機構部26が配置される。ステアリング機構部26は前記したように、フロアパネル23に連結されるステアリングブーツ32やその上に配置されるステアリングカウル33やステアリングサポートブラケット34に支持されるステアリングシャフト35やステアリングハンドル36等からなる。なお、本発明では、図示のようにブレーキ機構部25は横向きのため乗員の右膝31aから離れた位置に配置され、外力作用時においては特に問題がないため以下においては詳細な説明は省略する。また、ステアリング機構部26は、もともと左右の31a,31b間に挟まれているもので本発明の目的と合致するものでないため外力作用時における乗員との関係に関する説明は省略する。従って、以下の説明はクラッチ機構部24と乗員の脚部30の膝31(左膝31b)との干渉防止に関して詳細に説明する。
【0012】
クラッチ機構部24は前記のようにクラッチペダルブラケット1とクラッチマスタバック6及びクラッチマスタシリンダ7等とからなり、クラッチペダルブラケット1の前面側は剛性部材であるフロントフレーム19やダッシュパネル20等に固定されて支持される。また、クラッチペダルブラケット1の後面にはクラッチマスタバック6等が連結され、クラッチマスタシリンダ7は左膝31b側を向いて伸延して配置され、その後端7aはそのままでは外力作用時に左膝31bと干渉可能の位置に配置される。特に、脚部31を開いた場合には、クラッチマスタシリンダ7の後端7aは左膝31bと相対向する位置に配置される。
【0013】
次に、本発明の主要構成要素のクラッチペダルブラケット1の構造を図3により説明する。クラッチペダルブラケット1は、大別して第1のブラケット2とストライカ4を有する第2のブラケット3と等からなり、第1のブラケット2にはクラッチペダル5が連結され、第2のブラケットにはクラッチマスタシリンダ7を連結したクラッチマスタバック6が固定される。
【0014】
第1のブラケット2は、図3及び図4に示すように、フランジ部8と、左フランジ部8aから傾斜して折り曲げられる第1の傾斜板部9と、第1の傾斜板部9から更に傾斜して折り曲げられる第2の傾斜板部10と、この端部から車両の前後方向に沿って形成される第1の側板部11と、右フランジ部8bから直角に折り曲げられて車両の前後方向に沿って形成される第2の側板部12と、第1の側板部11と第2の側板部12の前端に架設される前端板部13と、第1の側板部11と第2の側板部12に基端部を固着し、上方に伸延して形成されるブラケット部14等とからなる。なお、クラッチペダル5は第1の側板部11や第2の側板部12に上端側をピン支持されて垂下支持される。
【0015】
第2のブラケット3は、クラッチマスタバック6が取り付けられる平板部15と、この平板部15の一端部(図示では右端部)から直角に折り曲げられて車両の前後方向に沿って前方に向かって伸延するストライカ4とから形成される。なお、第1のブラケット2のフランジ部8は第1のブラケット3のストライカ4の端部(右端部)から離れた図の左り寄りの位置において平板部15に固定される。従って、右フランジ部8bとストライカ4との間には適宜の間隔が形成される。また、ストライカ4の前端4aは第1のブラケット2の前端板部13よりも前方に突出し、ダッシュパネル20を貫通して配設される。すなわち、ダッシュパネル20にはストライカ4が貫通する貫通孔が設けられているが、この貫通孔はストライカ4を案内するガイド孔20a(図1)であり、実際上はこのガイド孔20aはストライカ4が挿入し得る長孔状のものからなる。
【0016】
図1,図2に示すように、以上の構造のクラッチペダルブラケット1は、第1のブラケット2の前端板部13をダッシュパネル20に固定されると共に、ブラケット14の上端側をフロントフレーム21に固定して取り付けられる。この状態でクラッチマスタシリンダ7はその後端7aを左膝31b側を向けて配置される。
【0017】
図3乃至図5に示すように、第1のブラケット2や第2のブラケット3の図4,図5の丸印で示す部分の折り曲げコーナ部にはこの折り曲げコーナ部の強度を低くするための脆弱部16が形成される。脆弱部16は図6に示すものが例示されているが、勿論、これ等に限定するものではない。図6(a)に示す脆弱部16aは折り曲げコーナ部の中間部に長孔17を設けたものからなり、図6(b)に示す脆弱部16bは折り曲げコーナ部の上下端縁に切り込み18を形成したものであり、図6(c)に示す脆弱部16cは折り曲げコーナ部をヒンジ形成にしたものである。いずれにしても、以上のような脆弱部16を形成することによりこの折り曲げコーナ部は小さな外力により屈曲変形し易くなる。
【0018】
次に、外力作用時におけるクラッチ機構部24等と乗員の膝31等との関係について説明する。図7は、外力の作用しない通常時におけるクラッチ機構部24の配設状態を示す。すなわち、クラッチペダルブラケット1の第2のブラケット2はストライカ4を車両の前後方向に沿って配置し、ダッシュパネル20のガイド孔20aからその前端4aを突出させて配置され、その平板部15はストライカ4と直交し、平板部15に固定されているクラッチマスタバック6及びクラッチマスタシリンダ7はストライカ4と平行に車両の前後方向に沿って配設される。
【0019】
図8,図9は図7の状態のクラッチ機構部24に外力が作用した状態を示す。外力が作用するとダッシュパネル20から前方に突出しているストライカ4の前端4aに大きな力Fが作用する。そのため、ストライカ4は後退するが、ストライカ4はダッシュパネル20のガイド孔20aに案内されるため車両の前後方向に沿って真直に後退する。ストライカ4は前記したように第1のブラケット2から離れた位置に配置されるため、ストライカ4に作用する力Fにより第1のブラケット2側には曲げモーメントが作用する。また、ストライカ4と平板部15との連結部位にも力Fが作用する。前記したように、第1のブラケット2自体は比較的剛性のある部材からなるが、その前記折り曲げコーナ部には脆弱部16が形成される。また、第2のブラケットのストライカ4と平板部15との連結部位(基端部)にも脆弱部16が形成される。従って、クラッチペダルブラケット1は図8,図9に示すように前記力Fと曲げモーメントにより変形し、クラッチマスタバック6やクラッチマスタシリンダ7を大きく外方側に向かって回動させる。
【0020】
以上により、図9に示すように、クラッチマスタシリンダ7の後端7aは左膝31bから大きく離れた位置に位置付けされる。そのため、左膝31bと後端7aとの干渉は確実に回避される。仮りに、図の2点鎖線に示すように左膝31bを外開きの位置に移動したとしても左膝31bとクラッチマスタシリンダ7やその後端7aとの干渉が防止される。
【0021】
一方、ブレーキ機構部25は前記したように横向きのため、右膝31aとの干渉は右膝31aの開き具合に関係なく生じない。また、ステアリング機構部26は右膝31aと左膝31bに挟まれているため特に問題はない。
【0022】
以上の説明において、クラッチペダルブラケット1を前記の構造としたが、この構造に限定するものではなく、外力作用時にクラッチマスタシリンダ7側が左膝31b側から離れる方向に回動するべく変形するものであればよい。
【0023】
【発明の効果】
本発明の車両の衝突安全装置によれば、外力作用時においてクラッチ機構部のクラッチペダルブラケットがクラッチマスタシリンダを膝側から離れる方向に変形するため、クラッチ機構部と膝との干渉が確実に防止される。また、本発明はクラッチマスタバック等を支持するクラッチペダルブラケットの形状を工夫するだけの簡便のもので比較的容易に実施される。一方、ブレーキ機構部は横置きのため膝との干渉は回避され、ステアリング機構部は膝間に挟持されるため心配はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクラッチペダルブラケットにより支持されるクラッチ機構部や横置きのブレーキ機構部やステアリング機構部及びこれ等と乗員の脚部の膝との関係を示す上面図。
【図2】図1の側面図。
【図3】本発明のクラッチペダルブラケットの全体構造を示す斜視図。
【図4】本発明のクラッチペダルブラケットの第1のブラケットを示す模式図。
【図5】本発明のクラッチペダルブラケットの第2のブラケットを示す模式図。
【図6】第1及び第2のブラケットに形成される脆弱部を示す模式図。
【図7】通常時における本発明のクラッチ機構部の配設形態を示す模式図。
【図8】図7におけるクラッチ機構部に外力Fが作用した場合の変形状態を示す模式図。
【図9】図8に示した外力作用時におけるクラッチ機構部,ブレーキ機構部,ステアリング機構部と乗員の脚部の膝との関係位置を示す上面図。
【図10】従来のブレーキ機構部,クラッチ機構部,ステアリング機構部等と乗員の脚部の膝との関係を示す上面図。
【図11】図10の側面図。
【図12】従来の外力作用時における各機構部と膝との関係を示す上面図。
【符号の説明】
1 クラッチペダルブラケット
2 第1のブラケット
3 第2のブラケット
4 ストライカ
4a 前端
5 クラッチペダル
6 クラッチマスタバック
7 クラッチマスタシリンダ
7a 後端
8 フランジ部
8a 左フランジ部
8b 右フランジ部
9 第1の傾斜板部
10 第2の傾斜板部
11 第1の側板部
12 第2の側板部
13 前端板部
14 ブラケット部
15 平板部
16 脆弱部
16a 脆弱部
16b 脆弱部
16c 脆弱部
17 長孔
18 切り込み
19 フロントパネル
20 ダッシュパネル
20a ガイド孔
21 フロントフレーム
22 フロントマウントレール
23 フロアパネル
24 クラッチ機構部
25 ブレーキ機構部
26 ステアリング機構部
27 ブレーキマスタバック
28 ブレーキマスタシリンダ
29 ブレーキペダル
30 脚部
31 膝
31a 右膝
31b 左膝
32 ステアリングブーツ
33 ステアリングカウル
34 ステアリングサポートブラケット
35 ステアリングシャフト
36 ステアリングハンドル

Claims (3)

  1. 乗員の脚部の膝と略相対向する位置に配設されキャブの前面側のダッシュパネル等の剛性部材に固定されるペダルブラケットに支持されるブレーキ機構部及びクラッチ機構部を有する車両において該車両の衝突時等の外力作用時に前記ブレーキ機構部及びクラッチ機構部と前記膝との干渉を防止するための衝突安全装置であって、車両の前後方向に沿って配設される前記クラッチ機構部の前記クラッチペダルブラケットが、クラッチマスタバックを後面に固定し前面側を前記剛性部材に固定する屈曲部を有しクラッチペダル等を支持する第1のブラケットと、該第1のブラケットに片持ち支持されると共にその自由端側に車両の前後方向に沿って前方に伸延しその前端側が前記剛性部材を貫通して配置されるストライカを設ける第2のブラケットとを有するものからなり、前記第1のブラケットの屈曲部及び前記第2のブラケットの前記ストライカの基端部に脆弱部を形成することを特徴とする車両の衝突安全装置。
  2. 前記ストライカが貫通する前記剛性部材には該ストライカを保持するガイド孔が設けられることを特徴とする請求項1に記載の車両の衝突安全装置。
  3. 前記ブレーキ機構部が、車両の前後方向に直交する横向きに配置され、前記剛性部材側に前記ブレーキペダルブラケットを介して固持されることを特徴とする請求項1に記載の車両の衝突安全装置。
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