JP2019131004A - 車両用ペダル構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両前突時に、ペダルパッドに載せられた乗員の脚に衝突荷重が付与されることを抑制できるようにする。【解決手段】支持部43が吸収材80に降下するように連結部44を変形可能にする易変形部90を連結部44に形成する。これにより、運転者200の脚202がペダルパッド30に載せられた状態で車両が前突した場合に、ペダルパッド30に対して運転者200の脚202が押し込まれて、易変形部90が変形又は破断することで、支持部43が吸収材80へ降下するように連結部44を変形させることができる。そして、吸収材80へ降下した支持部43や、該支持部43に支持されたペダルパッド30、該ペダルパッド30に載せられた脚202の踵などが、吸収材80に押し込まれることで衝突荷重が吸収される。したがって、車両前突時に、ペダルパッド30に載せられた運転者200の脚202に衝突荷重が付与されることを抑制できる。【選択図】図4

Description

本発明は、車両用ペダル構造に関する。
特許文献1には、ハウジングに対する車両後方側でハウジングの下部に連結された台座にペダルパッドの下端部が回動可能に支持された車両用ペダル構造が開示されている。
特開2017−144938号公報
特許文献1の車両用ペダル構造では、乗員の脚がペダルパッドに載せられた状態で、車両が前突すると、乗員の脚にペダルパッドを介して衝突荷重が付与されるおそれがある。
本発明は、上記事実を考慮して、車両前突時に、ペダルパッドに載せられた乗員の脚に衝突荷重が付与されることを抑制できる車両用ペダル構造を得ることが目的である。
請求項1に係る車両用ペダル構造は、車両の床部上に設置されたハウジングと、前記ハウジングに対する車両後方側に配置された支持部と、前記支持部から前記ハウジングの上方へ向けて傾斜して配置され且つ下端部が前記支持部に回動可能に支持され、乗員の脚が載せられるペダルパッドと、前記支持部と前記ハウジングの下部とを連結する連結部と、前記支持部に対する車両下方側に配置され、荷重を吸収する吸収材と、前記連結部に形成され、前記支持部が前記吸収材に降下するように前記連結部を変形可能にする易変形部と、を備えている。
請求項1に係る車両用ペダル構造によれば、支持部からハウジングの上方へ向けて傾斜して配置され且つ下端部が支持部に回動可能に支持されたペダルパッドに対して、乗員の脚が載せられる。
ここで、請求項1に係る車両用ペダル構造では、支持部が吸収材に降下するように連結部を変形可能にする易変形部が連結部に形成されている。
このため、乗員の脚がペダルパッドに載せられた状態で車両が前突した場合に、ペダルパッドに対して乗員の脚が押し込まれて、易変形部によって、支持部が吸収材へ降下するように連結部を変形させることができる。
そして、吸収材へ降下した支持部や、該支持部に支持されたペダルパッド、該ペダルパッドに載せられた脚の踵などが、吸収材に押し込まれることで、衝突荷重が吸収される。
したがって、請求項1に係る車両用ペダル構造によれば、車両前突時に、ペダルパッドに載せられた乗員の脚に衝突荷重が付与されることを抑制できる。
本発明は、上記構成としたので、車両前突時に、ペダルパッドに載せられた乗員の脚に衝突荷重が付与されることを抑制できるという優れた効果を有する。
本実施形態に係る車両用ペダル構造を示す斜視図である。 本実施形態に係る車両用ペダル構造を示す分解斜視図である。 本実施形態に係る車両用ペダル構造を示す側断面図である。 図3に示される車両用ペダル構造において、連結部が変形した状態を示す側断面図である。 易変形部の第一変形例を示す分解斜視図である。 易変形部の第一変形例を示す側断面図である。 易変形部の第二変形例を示す分解斜視図である。 易変形部の第二変形例を示す側断面図である。
以下に、本発明に係る実施形態の一例を図面に基づき説明する。なお、各図に適宜示される矢印FR、矢印UP及び矢印RHは、それぞれ、車両前方側、車両上方側、車両右方側を示している。また、以下では、車両における前、後、左、右、上及び下を、それぞれ、単に、前、後、左、右、上及び下と表現する場合がある。また、以下の説明で用いる「側面視」とは、車両を車両幅方向(車両の左右方向に沿った方向)の一方から他方へ向かって見た場合をいう。
(車両用ペダル構造10)
本実施形態に係る車両用ペダル構造10の構成について説明する。図1は、車両用ペダル構造10を示す斜視図である。図2は、車両用ペダル構造10を示す分解斜視図である。図3は、車両用ペダル構造10を示す側断面図である。
図1に示される車両用ペダル構造10は、例えば、車両の一例としての自動車のアクセルペダルとして用いられるオルガン式のペダル構造である。具体的には、車両用ペダル構造10は、図2に示されるように、ハウジング20と、支持部43と、連結部44と、ペダルパッド30と、リンク機構60と、吸収材80(図3参照)と、易変形部90と、を備えている。以下、ハウジング20、支持部43、連結部44、ペダルパッド30、リンク機構60、吸収材80、及び易変形部90の具体的な構成について説明する。
(ハウジング20)
ハウジング20は、図3に示されるように、構成部品としてのリンク機構60を収容する筐体である。なお、リンク機構60が有する後述の第一リンク61の一部は、ハウジング20の外側に配置される。ハウジング20は、自動車の床部の一例としてのフロアパネル102上に設置されている。なお、フロアパネル102上におけるハウジング20に対する車両後方側には、フロアカーペット104が設けられている。
ハウジング20は、具体的には、図3に示されるように、前壁22と、上壁24と、後壁26と、当接壁28と、一対の側壁29(図2参照)と、を有する箱状に形成されている。
上壁24は、上側を向く壁であって、ペダルパッド30の下面34に対向している。さらに、上壁24は、ペダルパッド30に沿って前上がりに傾斜した壁とされている。したがって、上壁24の外面(表面)は、後ろ斜め上方側を向いている。
上壁24には、後述の第一リンク61が通される通孔25が形成されている。通孔25は上壁24をその厚み方向に貫通している。
前壁22は、上壁24の前端部(上端部)から前斜め下方側へ延設されている。なお、前壁22は、前斜め上方側に膨出するように円弧状に湾曲している。後壁26は、上壁24の後端部(下端部)から下方側へ延設されている。後壁26は、上下方向に沿って配置された壁であって、車両後方を向く壁である。なお、後壁26は、少なくとも、上壁24によりも上下方向(鉛直方向)に角度が近い壁とされていればよい。
当接壁28は、前壁22の下端部から後ろ斜め下方側に延設されている。当接壁28は、後述の第二リンク62が当接する壁である。図2に示す一対の側壁29は、ハウジング20における車両幅方向外側の壁をなしている。
(支持部43)
支持部43は、図3に示されるように、ペダルパッド30を支持する構造体であり、フロアパネル102上に設置されている。この支持部43は、ハウジング20に対する車両後方側に配置されている。
支持部43は、上下方向が厚み方向とされた板状であって、側面視にて上底よりも下底が長くされた略台形状に形成されている。さらに、支持部43は、図1に示されるように、ハウジング20よりも車両左方側へ張り出しており、車両幅方向に沿った幅が、ハウジング20の幅よりも広くされている。
支持部43には、ペダルパッド30に設けられたヒンジ部50が差し込まれる差込溝45が形成されている。差込溝45は、車両左方側及び車両上方側に開口しており、側面視にて逆T字形状に形成されている。
差込溝45に差し込まれるヒンジ部50は、支持部43とペダルパッド30とを接続する接続部分として機能する。このヒンジ部50は、ペダルパッド30の下端部に一体に設けられている。具体的には、ヒンジ部50は、側面視にて、逆T字を上下に連ねた形状(「土」の字形状)に形成されている。ヒンジ部50は、ペダルパッド30の下端部との連結部分が薄肉とされており、ペダルパッド30の上端部が下端部を中心に車両前後方向に揺動(移動)するように変形可能とされている。
そして、ヒンジ部50が、差込溝45における車両左方側の開口から差し込まれることでペダルパッド30が支持部43に取り付けられる。これにより、ペダルパッド30の下端部が、支持部43に回動可能に支持される。したがって、差込溝45が形成された位置が、支持部43においてペダルパッド30の下端部を支持する支持位置である。ペダルパッド30は、具体的には、下端部を中心に上端部が車両前後方向に揺動(移動)するように回動可能とされている。
(連結部44)
連結部44は、支持部43とハウジング20とを連結する機能を有する部分である。この連結部44は、ハウジング20の下部と支持部43の下部との間に配置されている。すなわち、連結部44は、ハウジング20の下部に対する車両後方側であって、支持部43の下部に対する車両前方側に配置されている。そして、連結部44は、ハウジング20の下部と支持部43の下部とを連結している。
また、連結部44は、上下方向が厚み方向とされた板状に形成されている。連結部44の高さは、支持部43よりも低くされている。すなわち、連結部44の上面は、支持部43の上面より一段下がった位置に配置されている。
(ペダルパッド30)
ペダルパッド30は、図3に示されるように、乗員としての運転者200の脚202が載せられ、該脚202による踏込操作がなされる操作部分である。
ペダルパッド30は、板状に形成されている。このペダルパッド30は、図3に示す矢印A方向(ペダルパッド30の厚み方向)に見て、図2に示されるように、下端部において車両左側に張り出した張出部分33を有し且つ上下方向に長くされた略矩形状(略長方形状)に形成されている。
さらに、ペダルパッド30は、図3に示されるように、支持部43からハウジング20の上方へ向けて傾斜して配置されている。すなわち、ペダルパッド30は、前上がりに傾斜して配置されている。これにより、ペダルパッド30の上面32(表面)は、後ろ斜め上方側を向いている。ペダルパッド30の下面34(裏面)は、前斜め下方側を向いている。ペダルパッド30の上面32に対して、脚202が載せられ、該脚202によって踏力が付与される。ペダルパッド30は、前述のように、支持部43及びヒンジ部50によって、下端部を中心に上端部が車両前後方向に揺動(移動)するように回動可能とされている。
(リンク機構60)
リンク機構60は、ペダルパッド30の回動範囲を予め設定された範囲に制限する機能を有している。換言すれば、リンク機構60は、ペダルパッド30の回動範囲を特定の範囲に定める機能を有している。このリンク機構60によって、ペダルパッド30は、初期位置(図3において実線で示す位置)と、最大踏込位置(図3において二点鎖線で示す位置)と、の範囲で回動する構成とされている。
さらに、リンク機構60は、最大踏込位置から初期位置へ向けて、ペダルパッド30を付勢する機能を有している。したがって、初期位置は、ペダルパッド30に対して踏込操作がなされていないときの位置とされる。換言すれば、初期位置は、ペダルパッド30の上面32に対して負荷が作用していない無負荷状態とされたときの位置である。また、最大踏込位置は、ペダルパッド30に対して最大限に踏込操作がなされたときの位置とされる。
リンク機構60は、一例として、以下のように構成されている。すなわち、リンク機構60は、図3に示されるように、第一リンク61と、第二リンク62と、スライダ64と、レバー66と、コイルスプリング68と、を有している。
第一リンク61は、ハウジング20の上壁24の通孔25に通されている。第一リンク61の一端部は、ペダルパッド30に回動可能に連結されている。第一リンク61の他端部は、第二リンク62の一端部に回動可能に連結されている。第二リンク62の他端部側は、ハウジング20の側壁29に回動軸69周りに回動可能に支持されている。これにより、第二リンク62は、回動軸69を中心に一端部が回動軸69周りに上下方向へ揺動(移動)可能とされている。
本実施形態では、ペダルパッド30と、第一リンク61と、第二リンク62とによって、ペダルパッド30の下端部及び第二リンク62の他端部側を固定部分(変位しない部分)とする4節リンク構造を構成している。
そして、第二リンク62の一端部が上方へ揺動すると、ハウジング20に設けられた制限部としてのストッパ(図示省略)に当接して当該揺動が制限される。これにより、ペダルパッド30の上端部の上方への回動が制限される。すなわち、第二リンク62の一端部が当該ストッパ(図示省略)に当接する位置(図3において実線で示す位置)がペダルパッド30の初期位置である。
さらに、第二リンク62の一端部が下方へ揺動すると、図3の二点鎖線で示されるように、ハウジング20の当接壁28に当接して当該揺動が制限される。これにより、ペダルパッド30の上端部の下方への回動が制限される。すなわち、第二リンク62の一端部が当接壁28に当接する位置(図3において二点鎖線で示す位置)がペダルパッド30の最大踏込位置である。
スライダ64は、第二リンク62の他端部側に取り付けられており、回動軸69周りに第二リンク62と一体に回動する構成とされている。レバー66は、側面視にL字形状に形成されている。このレバー66は、ハウジング20の側壁29に固定されている。
コイルスプリング68は、スライダ64と、レバー66との間に配置されている。このコイルスプリング68によって、第二リンク62の一端部が上方へ付勢されている。これにより、ペダルパッド30は、最大踏込位置から初期位置へ向けて付勢される。このように、コイルスプリング68は、ペダルパッド30を最大踏込位置から初期位置へ向けて付勢する付勢部材として機能している。
ペダルパッド30に対して踏力が付与されると、コイルスプリング68の付勢力に対抗して、ペダルパッド30が最大踏込位置へ向けて回動する。このとき、コイルスプリング68は圧縮変形される。
また、第二リンク62の回動軸69には、第二リンク62の回動量を検出するエンコーダ(図示省略)が設けられている。このエンコーダ(図示省略)によって、ペダルパッド30の踏込量が検出される。
(吸収材80)
吸収材80は、荷重を吸収する部材である。具体的には、車両前突時における衝突荷重を吸収する機能を有している。吸収材80としては、例えば、樹脂材料やゴム材料で形成された弾性体が用いられる。なお、吸収材80としては、荷重を吸収可能なものであればよい。
吸収材80は、図3に示されるように、支持部43、連結部44及びハウジング20の後端部と、フロアパネル102との間に配置されている。具体的には、吸収材80は、支持部43、連結部44及びハウジング20の後端部と、フロアパネル102との間に挟まれている。
換言すれば、吸収材80は、支持部43、連結部44及びハウジング20の後端部に対する車両下方側に配置されている。さらに、吸収材80は、フロアパネル102に対する車両上方側に配置されている。なお、吸収材80の車両後方側の部分は、フロアパネル102とフロアパネル102との間に配置されている。
(易変形部90)
易変形部90は、連結部44に形成されている。具体的には、易変形部90は、連結部44とハウジング20との境界部分に形成されている。易変形部90は、支持部43が吸収材80に降下するように連結部44を変形可能にする機能を有している(図4参照)。
具体的には、易変形部90は、連結部44よりも変形又は破断しやすくした部分とされている。さらに具体的には、易変形部90は、例えば、切込みを形成することで、連結部44よりも肉厚が薄くされた部分とされる。
(車両用ペダル構造10の作用効果)
次に、車両用ペダル構造10の作用効果について説明する。
車両用ペダル構造10では、図3に示されるように、下端部が支持部43に回動可能に支持されたペダルパッド30に運転者200の脚202が載せられる。そして、運転者200の脚202によって、ペダルパッド30に対して踏込操作がなされる。
ここで、車両用ペダル構造10では、支持部43が吸収材80に降下するように連結部44を変形可能にする易変形部90が連結部44に形成されている。
このため、運転者200の脚202がペダルパッド30に載せられた状態で車両が前突した場合に、ペダルパッド30に対して運転者200の脚202が押し込まれて、易変形部90が変形又は破断することで、図4に示されるように、支持部43が吸収材80へ降下するように連結部44を変形させることができる。なお、図4では、連結部44が変形する前の状態が二点鎖線にて示されている。
そして、吸収材80へ降下した支持部43や、該支持部43に支持されたペダルパッド30、該ペダルパッド30に載せられた脚202の踵などが、吸収材80に押し込まれることで衝突荷重が吸収される。
したがって、車両用ペダル構造10によれば、車両前突時に、ペダルパッド30に載せられた運転者200の脚202に衝突荷重が付与されることを抑制できる。
また、車両用ペダル構造10では、易変形部90は、連結部44とハウジング20との境界部分に形成されているため、例えば連結部44と支持部43との境界部分で形成されている構成に比べ、車両下方側へ変形する部分の面積を大きくできる。これにより、吸収材80に押し込まれる面積を大きくすることができ、車両前突時における衝突荷重を効率よく吸収できる。
(易変形部90の第一変形例)
第一変形例に係る構造では、図5及び図6に示されるように、ハウジング20の後壁26の下部から車両後方側へ突出する突出部150が形成されている。突出部150は、車両上下方向を厚み方向とする板状に形成されている。突出部150には、車両上下方向(厚み方向)に貫通する貫通孔152が、車両幅方向に並んで2つ形成されている。
連結部44には、貫通孔152に嵌合される嵌合部160が2つ形成されている。嵌合部160は、連結部44から車両上方側へ立設された軸部162と、軸部162の上端に設けられ径方向外側へ張り出した頭部164と、を有している。
嵌合部160は、軸部162が貫通孔152に挿入され、頭部164が貫通孔152の上縁部分に当たることで、貫通孔152に嵌合されている。嵌合部160では、例えば、頭部164が破壊されることで、嵌合部160が突出部150から離脱する。これにより、支持部43が吸収材80に降下するように連結部44を変形するようになっている。すなわち、嵌合部160は、支持部43が吸収材80に降下するように連結部44を変形可能にする易変形部として機能する。
第一変形例においても、運転者200の脚202がペダルパッド30に載せられた状態で車両が前突した場合に、ペダルパッド30に対して運転者200の脚202が押し込まれて、嵌合部160が例えば破壊されることで、支持部43が吸収材80へ降下するように連結部44を変形させることができる。
そして、吸収材80へ降下した支持部43や、該支持部43に支持されたペダルパッド30、該ペダルパッド30に載せられた脚202の踵などが、吸収材80に押し込まれることで衝突荷重が吸収される。したがって、第一変形例の構造によれば、車両前突時に、ペダルパッド30に載せられた運転者200の脚202に衝突荷重が付与されることを抑制できる。
(易変形部90の第二変形例)
第二変形例に係る構造では、図7及び図8に示されるように、後述の差込部260が差し込まれる差込口250がハウジング20の後壁26の下部に形成されている。差込口250は、車両後方側へ開口している。
連結部44には、連結部44から車両前方側へ延出された差込部260が設けられている。差込部260は、例えば、連結部44と一体に形成されている。差込部260の前端部には、上下に張り出した爪部262が形成されている。
そして、差込部260が差込口250に差し込まれることで、爪部262が差込口250の車両前方側の縁部252に係止される。これにより、支持部43がハウジング20に連結される。
第二変形例に係る構造では、例えば、爪部262が破壊されることで、差込部260がハウジング20から離脱する。これにより、支持部43が吸収材80に降下するように連結部44を変形するようになっている。すなわち、爪部262は、支持部43が吸収材80に降下するように連結部44を変形可能にする易変形部として機能する。
第二変形例においても、運転者200の脚202がペダルパッド30に載せられた状態で車両が前突した場合に、ペダルパッド30に対して運転者200の脚202が押し込まれて、爪部262が例えば破壊されることで、支持部43が吸収材80へ降下するように連結部44を変形させることができる。
そして、吸収材80へ降下した支持部43や、該支持部43に支持されたペダルパッド30、該ペダルパッド30に載せられた脚202の踵などが、吸収材80に押し込まれることで衝突荷重が吸収される。したがって、第二変形例の構造によれば、車両前突時に、ペダルパッド30に載せられた運転者200の脚202に衝突荷重が付与されることを抑制できる。
(他の変形例)
また、本実施形態では、支持部43は、ヒンジ部50を介してペダルパッド30の下端部を回動可能に支持していたが、これに限られない。例えば、車両幅方向に沿った回動軸を用いてペダルパッド30の下端部を回動可能に支持する構成であってもよい。
また、本実施形態では、車両用ペダル構造10は、自動車のアクセルペダルとして用いられるオルガン式のペダル構造であったが、これに限られない。車両用ペダル構造としては、例えば、自動車のブレーキペダルとして用いられるオルガン式のペダル構造であってもよい。
本発明は、上記の実施形態に限るものではなく、その主旨を逸脱しない範囲内において種々の変形、変更、改良が可能である。
10 車両用ペダル構造
20 ハウジング
30 ペダルパッド
43 支持部
44 連結部
80 吸収材
90 易変形部
102 フロアパネル(車両の床部の一例)
160 嵌合部(易変形部の一例)
200 運転者(乗員の一例)
202 脚
262 爪部(易変形部の一例)

Claims (1)

  1. 車両の床部上に設置されたハウジングと、
    前記ハウジングに対する車両後方側に配置された支持部と、
    前記支持部から前記ハウジングの上方へ向けて傾斜して配置され且つ下端部が前記支持部に回動可能に支持され、乗員の脚が載せられるペダルパッドと、
    前記支持部と前記ハウジングの下部とを連結する連結部と、
    前記支持部に対する車両下方側に配置され、荷重を吸収する吸収材と、
    前記連結部に形成され、前記支持部が前記吸収材に降下するように前記連結部を変形可能にする易変形部と、
    を備える車両用ペダル構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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