JP2000142285A - 衝突検出センサーの取付部構造 - Google Patents

衝突検出センサーの取付部構造

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JP2000142285A
JP2000142285A JP10330165A JP33016598A JP2000142285A JP 2000142285 A JP2000142285 A JP 2000142285A JP 10330165 A JP10330165 A JP 10330165A JP 33016598 A JP33016598 A JP 33016598A JP 2000142285 A JP2000142285 A JP 2000142285A
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倫弘 吉野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 衝突検出センサーへの影響を回避しつつ、フ
ロアパネルより前方への配置を可能とする衝突検出セン
サーの取付部構造を提供する。 【解決手段】 ダッシュロアパネル5に、フロアパネル
2の延長上に延在する延在部6と、延在部6より起立し
た起立部7とを形成し、衝突時に変形するクラッシャブ
ルゾーン21を形成する。ダッシュロアパネル5の傾斜
面8に取付ブラケット31を固定し、取付ブラケット3
1の後端部を支持ブラケット32で支持する。取付ブラ
ケット31のブラケット本体43にエアバックセンサー
23を取り付ける。支持ブラケット32を、天面61
と、天面61の前縁より延出した前脚部62と、天面6
1の後縁より延出した後脚部63とにより形成し、天面
61をブラケット本体43の後端部にスポット溶接す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衝突時の振動を検
出する衝突検出センサーの取付部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両には、衝突時に作動するエア
バック装置が設けられており、該エアバック装置は、図
4に示すように、衝突時の振動を検出する衝突検出セン
サーとしてのエアバックセンサー101を備えている
(特開平10−114256号公報参照)。
【0003】すなわち、フロアパネル111の中央部に
は、上方へ膨出したトンネル部112が車体前後方向に
延設されており、該トンネル部112の前端部には、車
幅方向に延在するクロスメンバー113が交差するよう
に設けられている。該クロスメンバー113と前記トン
ネル部112との交差部114は、前部座席の脇に配置
されており、シフトレバー115やブレーキレバー11
6が延出したコンソールボックス117により覆われて
いる。そして、前記交差部114の近傍における前記ト
ンネル部112の上面には、レインフォース118が固
定されており、該レインフォース118には、前記エア
バックセンサー101が取り付けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年に
おいては、車室内におけるフロア面の平坦化が進められ
ており、フロアパネル111の平面化が推進されてい
る。このため、フロアパネル111の中心部へのエアバ
ックセンサー101の配設が困難になりつつある。
【0005】そこで、エアバックセンサー101を、車
室内のフロア面を形成する前記フロアパネル111より
車体前方F側に設けることも考えられるが、一般に車室
より前方F側、すなわち前記フロアパネル111より前
方F側には、衝突時に車体の変形が許容されるクラッシ
ャブルゾーンが設定されている。このため、このクラッ
シャブルゾーンに前記エアバックセンサー101を配置
した場合には、衝突時におけるエアバックセンサー10
1への影響が懸念される。
【0006】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、衝突検出センサーへの影響を回避
しつつ、フロアパネルより前方への配置を可能とする衝
突検出センサーの取付部構造を提供することを目的とす
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明の請求項1の衝撃検出センサーの取付部構造に
あっては、フロアパネルの前端部に設けられたダッシュ
ロアパネルが、前記フロアパネルの前端部に連設され、
該フロアパネル側へ延在する延在部と、該延在部の前端
部より起立した起立部とを有し、前記ダッシュロアパネ
ルの前記延在部が、衝突時に変形が許容されるクラッシ
ャブルゾーンを構成し、該クラッシャブルゾーンに衝突
検出センサーが取り付けられる衝撃検出センサーの取付
部構造であって、前記ダッシュロアパネルの前記起立部
に、前記延在部に沿って車体後方へ延在するとともに、
前記衝突検出センサーが取り付けられる取付面を上面に
有した取付ブラケットの前端部を固定する一方、該取付
ブラケットの後端部を、当該取付ブラケットの下面にス
ポット溶接される天面と、該天面の前縁より下方へ延出
して前記延在部に固定される前脚部と、前記天面の後縁
より下方へ延出して前記延在部に固定される後脚部とを
有する支持ブラケットにより支持した。
【0008】すなわち、フロアパネルの前端部に連設さ
れるとともに、該フロアパネルの延長上に延在するダッ
シュロアパネルの延在部は、衝突時に変形が許容される
クラッシャブルゾーンを構成するため、当該延在部は、
衝突時において変形される。このとき、この衝突を検出
する衝突検出センサーが取り付けられた取付ブラケット
は、前端部が前記ダッシュロアパネルの起立部に固定さ
れているとともに、後端部が支持ブラケットの天面にス
ポット溶接された状態で支持されている。このため、前
記延在部の変形に伴い、前記取付ブラケットに車体後方
へ向けた外力が加えられた際には、前記取付ブラケット
と支持ブラケットとの溶接部には剥離応力が生じ、前記
取付ブラケットは、前記支持ブラケットから剥離され
る。
【0009】そして、前記取付ブラケットを支持する支
持ブラケットは、前記取付ブラケットにスポット溶接さ
れる天面の前縁より下方へ延出した前脚部と、前記天面
の後縁より下方へ延出した後脚部とが、前記延在部に固
定されており、前記延在部の車体後方への変形に伴い、
前記支持ブラケットは、前記前脚部と前記後脚部とが近
接する方向へ変形される。これにより、前記天面にも変
形が生じるので、該天面を有する前記支持ブラケット
と、前記天面にスポット溶接された前記取付ブラケット
との剥離が促進される。
【0010】また、請求項2の衝撃検出センサーの取付
部構造においては、前記支持ブラケットの厚み寸法を、
前記取付ブラケットより薄肉に設定した。
【0011】これにより、前記支持ブラケットの変形が
促進されるとともに、前記衝突検出センサーが取り付け
られる前記取付ブラケットの変形が防止されるので、前
記支持ブラケットと前記取付ブラケットとの剥離がさら
に促進される。
【0012】さらに、請求項3の衝撃検出センサーの取
付部構造では、前記取付ブラケットの側部に、車体前後
方向に延在するフランジを形成した。
【0013】これにより、前記衝突検出センサーが取り
付けられる前記取付ブラケットの車体前後方向への変形
に対する強度が高められるので、請求項2の場合と同様
に、前記支持ブラケットと前記取付ブラケットとの剥離
がさらに促進される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
に従って説明する。図1は、本実施の形態にかかる車両
における衝突検出センサーの取付部構造を示す図であ
り、図2は、図1におけるA−A断面図である。
【0015】この車両の車室1内におけるフロア面を構
成するフロアパネル2の前端部には、図2に示したよう
に、段差面3が形成されており、該段差面3には、エン
ジンルーム4と車室内側とを区画するダッシュロアパネ
ル5の後端部が載置された状態で固定されている。該ダ
ッシュロアパネル5は、前記フロアパネル2の前記段差
面3に接合されるとともに、前記フロアパネル2側へ延
在する延在部6と、該延在部6の前端部より起立した起
立部7とを有している。該起立部7は、前記延在部6よ
り斜め上方へ延出する傾斜面8と、該傾斜面8より上方
へ延在する垂直面9とにより形成されており、前記延在
部6には、図1に示したように、上方へ突出した凸部1
0が、車体の中心線11上に形成されている。そして、
このダッシュロアパネル5より車体後方R側へ離間した
部位には、図2に示したように、ダッシュロアパネル5
と車室1とを区画するインストルメントパネル12が設
けられており、該インストルメントパネル12の内側に
は、衝撃入力時に離脱可能な樹脂製の小物入れ13と、
カーナビゲーション装置14とが設けられている。
【0016】前記ダッシュロアパネル5の前記延在部6
は、車両の前面衝突時にエンジンルーム4内の補機部材
が衝突した際に変形して衝突エネルギーを吸収するクラ
ッシャブルゾーン21を構成している。また、前記フロ
アパネル2は、前記ダッシュロアパネル5の前記延在部
6の変形が伝わらないように設定されており、衝突時で
あっても変形しないセーフティーゾーン22を構成して
いる。そして、前記クラッシャブルゾーン21には、衝
突時の振動を検出してエアバックを作動させる衝突検出
センサーとしてのエアバックセンサー23が取り付けら
れている。
【0017】すなわち、前記ダッシュロアパネル5にお
ける前記起立部7の前記傾斜面8には、前記延在部6に
沿って車体後方Rへ延在するとともに、前記エアバック
センサー23が取り付けられる取付ブラケット31の前
端部が固定されており、該取付ブラケット31の後端部
は、前記ダッシュロアパネル5の前記延在部6に立設さ
れた支持ブラケット32により支持されている。これに
より、前記エアバックセンサー23が取り付けられた前
記取付ブラケット31は、前端部及び後端部が前記ダッ
シュロアパネル5に支持され、通常走行時において、誤
作動の要因となり得る200Hz以下の振動が伝達され
ないように構成されている。
【0018】前記取付ブラケット31は、1.6mmの
厚み寸法T1を有した金属板がプレス成形されてなり、
車体の中心線11に沿って形成された前記延在部6の凸
部10上に配置されるとともに、前記小物入れ13の高
さ位置に設定されている。前記取付ブラケット31の前
端部には、図1に示したように、前記ダッシュロアパネ
ル5の前記傾斜面8に面接された状態でスポット溶接さ
れたスポット面41が形成され、該スポット面41に
は、四箇所に溶接部42,・・・が形成されている。こ
のスポット面41より、前記ダッシュロアパネル5の延
在部6に平行して車体後方Rへ延出するブラケット本体
43は、その上面が前記エアバックセンサー23が取り
付けられる取付面44を形成しており、前記ブラケット
本体43には、前記エアバックセンサー23が取り付け
られる取付穴45,・・・が三箇所に形成されている。
【0019】また、前記ブラケット本体43には、車体
前後方向に延在する左右凹ビード51,52が、前記中
心線11を挟んで形成されており、両凹ビード51,5
2は、その後部に形成された凹部53に連設されてい
る。該凹部53の右方にも、車体前後方向に延在する凹
ビード54が形成されており、これらの凹ビード51,
52,54によって、車体前後方向への変形に対する強
度が高められている。さらに、前記ブラケット本体43
の左右の側縁には、下方へ屈曲されてなる左右フランジ
55,56が形成されており、前記取付ブラケット31
は、車体前後方向への変形に対する強度がさらに高めら
れている。
【0020】一方、前記支持ブラケット32は、図2に
示したように、0.8mmの厚み寸法T2を有した金属
板がプレス成形されてなり、前記取付ブラケット31の
下面に固定された車幅方向に延在する長方形状の天面6
1と、該天面61の前縁より下方へ向けて斜め前方へ延
出し、前記延在部6にスポット溶接された前脚部62
と、前記天面61の後縁より下方へ向けて斜め後方へ延
出し、前記延在部6にスポット溶接された後脚部63と
によって、ハット型断面形状に形成されている。前記天
面61は、前記ブラケット本体43の後端部にスポット
溶接されており、図1に示したように、溶接部64,6
4が二箇所に形成されている。そして、前記天面61の
左右側部には、該天面61と前記前脚部62との角部、
及び前記天面61と前記後脚部63との角部に、切欠部
65,・・・が形成されている。
【0021】以上の構成にかかる本実施の形態におい
て、フロアパネル2の前端部に連設されたダッシュロア
パネル5の延在部6は、衝突時に変形が許容されるクラ
ッシャブルゾーン21を構成するため、当該延在部6
は、図3に示すように、衝突時の外力Gによって車体後
方R側へ変形される。このとき、この衝突を検出するエ
アバックセンサー23が取り付けられた取付ブラケット
31は、前端部に形成されたスポット面41が前記ダッ
シュロアパネル5の傾斜面8に固定されているととも
に、後端部が支持ブラケット32の天面61にスポット
溶接された状態で支持されている。このため、前記延在
部6の変形に伴い、前記取付ブラケット31に車体後方
Rへ向けた外力Gが加えられた際には、前記取付ブラケ
ット31と支持ブラケット32との溶接部64,64に
は、剥離応力が生じるので、前記取付ブラケット31を
前記支持ブラケット32から剥離して分離させることが
できる。
【0022】また、前記取付ブラケット31を支持する
前記支持ブラケット32は、前記天面61の前縁より延
出した前脚部62と、前記天面61の後縁より延出した
後脚部63とが前記延在部6に固定されており、前記延
在部6の車体後方Rへの変形に伴い、前記支持ブラケッ
ト32は、前記前脚部62と前記後脚部63とが近接す
る方向に変形される。これにより、前記天面61を積極
的に変形させることができるので、該天面61にスポッ
ト溶接された前記取付ブラケット31の剥離を促進させ
ることができる。
【0023】これらによって、衝突を検出するエアバッ
クセンサー23が取り付けられた取付ブラケット31を
前記支持ブラケット32から確実に分離することができ
るので、前記取付ブラケット31を車体後方Rへ逃がす
ことができ、該取付ブラケット31に設けられた前記エ
アバックセンサー23の破損等を防止することができ
る。よって、エアバックセンサー23への悪影響を防止
しつつ、クラッシャブルゾーン21が設定された前記フ
ロアパネル2より前方F側への前記エアバックセンサー
23の配置が可能となり、車室1内のフロアパネル2に
おいて、前記エアバックセンサー23の配置スペースの
確保が不要となる。これにより、フロアパネル2の平面
化が容易となり、フロア面の平坦化の促進に寄与するこ
とができる。
【0024】なお、前記ダッシュロアパネル5を隠蔽す
るインストルメントパネル12には、図2に示したよう
に、前記取付ブラケット31の高さ位置に、衝撃入力時
に離脱可能な樹脂製の小物入れ13が設けられており、
前記取付ブラケット31の車体後方Rへ逃げを妨げない
ように構成されている。
【0025】一方、前記支持ブラケット32の厚み寸法
T2は、0.8mmに設定されているとともに、前記取
付ブラケット31の厚み寸法T1は、1.6mmに設定
されており、前記支持ブラケット32は、前記取付ブラ
ケット31より薄肉に設定されている。これにより、前
記支持ブラケット32の変形を促進することができると
ともに、前記エアバックセンサー23が取り付けられた
前記取付ブラケット31の変形を防止することができ
る。
【0026】さらに、前記取付ブラケット31のブラケ
ット本体43には、車体前後方向に延在する複数の凹ビ
ード51,52,54が形成されているとともに、左右
の側縁には、下方へ屈曲されてなる左右フランジ55,
56が形成されており、前記取付ブラケット31は、車
体前後方向への変形に対する強度がさらに高められてい
る。このため、前記取付ブラケット31と前記支持ブラ
ケット32との剥離をさらに促進させることができ、前
記取付ブラケット31と前記支持ブラケット32との分
離をより確実なものとすることができる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1の
衝撃検出センサーの取付部構造にあっては、衝突時にお
いて、クラッシャブルゾーンを構成するダッシュロアパ
ネルの延在部は変形されるが、この衝突を検出する衝突
検出センサーが取り付けられた取付ブラケットは、前端
部が前記ダッシュロアパネルの起立部に固定されている
とともに、後端部が支持ブラケットの天面にスポット溶
接された状態で支持されている。このため、前記変形に
伴い取付ブラケットに車体後方へ向けた外力が加えられ
た際には、当該取付ブラケットと前記支持ブラケットと
の溶接部に剥離応力を生じさせ、前記取付ブラケットを
前記支持ブラケットから剥離して分離させることができ
る。また、前記延在部の変形時に、前記支持ブラケット
の前脚部と後脚部とを近接する方向へ変形させることに
より、前記支持ブラケットの天面を積極的に変形させる
ことができ、該天面にスポット溶接された前記取付ブラ
ケットの剥離を促進させることができる。
【0028】これにより、衝突を検出する衝突検出セン
サーが取り付けられた取付ブラケットと、該取付ブラケ
ットを支持する支持ブラケットとを確実に分離すること
ができるので、前記取付ブラケットを車体後方へ逃がす
ことができ、該取付ブラケットに設けられた前記衝突検
出センサーの破損を防止することができる。したがっ
て、衝突検出センサーへの悪影響を防止しつつ、クラッ
シャブルゾーンが設定された前記フロアパネルより前方
側への前記衝突検出センサーの配置が可能となる。
【0029】そして、これにより車室内のフロアパネル
において、前記衝突検出センサーの配置スペースの確保
が不要となるので、フロアパネルの平面化が容易とな
り、フロア面の平坦化の促進に寄与することができる。
【0030】また、請求項2の衝撃検出センサーの取付
部構造においては、前記支持ブラケットの厚み寸法を、
前記取付ブラケットより薄肉に設定することにより、前
記支持ブラケットの変形を促進することができるととも
に、前記衝突検出センサーが取り付けられる前記取付ブ
ラケットの変形を防止することができ、前記支持ブラケ
ットと前記取付ブラケットとの剥離をさらに促進させる
ことができる。これにより、前記取付ブラケットと前記
支持ブラケットとの分離をより確実なものとすることが
できる。
【0031】さらに、請求項3の衝撃検出センサーの取
付部構造では、前記取付ブラケットの側部に、車体前後
方向に延在するフランジを形成することで、前記衝突検
出センサーが取り付けられる前記取付ブラケットの車体
前後方向への変形に対する強度を高めることができ、請
求項2の場合と同様に、前記支持ブラケットと前記取付
ブラケットとの剥離をさらに促進させることができる。
よって、前記取付ブラケットと前記支持ブラケットとの
分離をより確実なものとすることができる。
【0032】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す要部の斜視図であ
る。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】同実施の形態に外力が加えられた状態を示す説
明図である。
【図4】従来のエアバックセンサーの取付部構造を示す
一部断面図である。
【符号の説明】
2 フロアパネル 5 ダッシュロアパネル 6 延在部 7 起立部 21 クラッシャブルゾーン 22 セーフティーゾーン 23 エアバックセンサー(衝突検出センサー) 31 取付ブラケット 32 支持ブラケット 44 取付面 55 左フランジ 56 右フランジ 61 天面 62 前脚部 63 後脚部 64 溶接部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上田 智彦 神奈川県平塚市天沼10番1号 日産車体株 式会社内 Fターム(参考) 3D003 AA01 AA05 AA18 BB01 CA05 CA14 DA01 3D054 EE06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロアパネルの前端部に設けられたダッ
    シュロアパネルが、前記フロアパネルの前端部に連設さ
    れ、該フロアパネル側へ延在する延在部と、該延在部の
    前端部より起立した起立部とを有し、前記ダッシュロア
    パネルの前記延在部が、衝突時に変形が許容されるクラ
    ッシャブルゾーンを構成し、該クラッシャブルゾーンに
    衝突検出センサーが取り付けられる衝撃検出センサーの
    取付部構造であって、 前記ダッシュロアパネルの前記起立部に、前記延在部に
    沿って車体後方へ延在するとともに、前記衝突検出セン
    サーが取り付けられる取付面を上面に有した取付ブラケ
    ットの前端部を固定する一方、 該取付ブラケットの後端部を、当該取付ブラケットの下
    面にスポット溶接される天面と、該天面の前縁より下方
    へ延出して前記延在部に固定される前脚部と、前記天面
    の後縁より下方へ延出して前記延在部に固定される後脚
    部とを有する支持ブラケットにより支持したことを特徴
    とする衝突検出センサーの取付部構造。
  2. 【請求項2】 前記支持ブラケットの厚み寸法を、前記
    取付ブラケットより薄肉に設定したことを特徴とする請
    求項1記載の衝突検出センサーの取付部構造。
  3. 【請求項3】 前記取付ブラケットの側部に、車体前後
    方向に延在するフランジを形成したことを特徴とする請
    求項1または2記載の衝突検出センサーの取付部構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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