JP2023002335A - 運転席周辺構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】パワーユニット室へのアクセスを可能としつつ、運転席周辺の剛性低下を抑制することができる運転席周辺構造を提供する。【解決手段】運転席周辺構造10は、車両前部においてパワーユニット室30の上方に設けられた運転席36と、運転席36の床面を構成すると共に、パワーユニット室30の電子ユニット34を取出し可能な大きさの開口が形成されたフロントフロアパネル42と、フロントフロアパネル42に取り付けられて開口を閉塞すると共に、補強部材60が一体的に取り付けられた蓋部材50と、を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、運転席周辺構造に関する。
特許文献1には、シャシフレームの前部にエンジンが支持された車体構造が開示されている。ここで、特許文献1の車体構造では、フロントフロアパネルのフロア面にエンジン点検用の上部開口部が形成されており、フロントフロアパネルの段差部にエンジン取外し用の後部開口部が形成されている。
特開平11-91630号公報
上記特許文献1に記載の車体構造では、車室内側からエンジンなどが配置されたパワーユニット室へアクセスすることができる。しかしながら、フロントフロアパネルに上部開口部及び後部開口部が形成されているため、運転席周辺の剛性が低下する可能性がある。
本発明は、パワーユニット室へのアクセスを可能としつつ、運転席周辺の剛性低下を抑制することができる運転席周辺構造を提供する。
請求項1に係る運転席周辺構造は、車両前部においてパワーユニット室の上方に設けられた運転席と、前記運転席の床面を構成すると共に、前記パワーユニット室の電子ユニットを取出し可能な大きさの開口が形成されたフロントフロアパネルと、前記フロントフロアパネルに取り付けられて前記開口を閉塞すると共に、補強部材が一体的に取り付けられた蓋部材と、を有する。
請求項1に係る運転席周辺構造では、パワーユニット室の上方に運転席が設けられており、この運転席の床面がフロントフロアパネルによって構成されている。ここで、フロントフロアパネルには、パワーユニット室の電子ユニットを取出し可能な大きさの開口が形成されている。これにより、パワーユニット室の点検時に車室側から電子ユニットを取り出すことができる。
また、フロントフロアパネルに取り付けられて開口を閉塞する蓋部材が設けられており、この蓋部材には、補強部材が一体的に取り付けられている。これにより、蓋部材が補強部材によって補強されるため、開口が形成されている場合であってもフロントフロアパネルの剛性低下を抑制することができる。なお、ここでいう「一体的」とは、分離不能に接合された構成に限定されるものではなく、密着して固定された状態を広く含む概念である。このため、補強部材が取り付けられた状態で蓋部材と補強部材とが密着して固定される構成であれば、蓋部材から補強部材を取り外すことができる構成でもよい。
請求項2に係る運転席周辺構造は、請求項1において、前記補強部材は、車両幅方向に延在されると共に、前記蓋部材との間に閉断面を構成するクロスメンバである。
請求項2に係る運転席周辺構造では、車両幅方向に延在されたクロスメンバによって蓋部材が補強されている。これにより、クロスメンバを介して車両幅方向へ荷重を伝達することができる。
請求項3に係る運転席周辺構造は、請求項2において、前記フロントフロアパネルの車両幅方向両端部には、一対のクロス取付部材が設けられており、前記クロスメンバの一端部が一方の前記クロス取付部材に重ね合わされた状態で接合され、前記クロスメンバの他端部が他方の前記クロス取付部材に重ね合わされた状態で接合されている。
請求項3に係る運転席周辺構造では、クロスメンバによって一対のクロス取付部材が車両幅方向に連結される。これにより、フロントフロアパネルの車両幅方向一端側から荷重が入力された場合、クロス取付部材及びクロスメンバを介して該荷重を他端側へ効果的に伝達することができる。
請求項4に係る運転席周辺構造は、請求項1~3の何れか1項において、前記蓋部材には、車両幅方向に延在されて車両上方側へ膨出された凸ビードが形成されている。
請求項4に係る運転席周辺構造では、車両の前面衝突時に蓋部材が上に凸となる上折れ状に変形するため、蓋部材がパワーユニット室の部品と干渉するのを抑制することができる。
請求項5に係る運転席周辺構造は、請求項1~4の何れか1項において、前記補強部材には、アクセルペダル用ブラケットが取り付けられている。
請求項5に係る運転席周辺構造では、蓋部材を外すだけでアクセルペダルを一緒に取り外すことができる。
以上説明したように、本発明に係る運転席周辺構造によれば、パワーユニット室へのアクセスを可能としつつ、運転席周辺の剛性低下を抑制することができる。
実施形態に係る運転席周辺構造が適用された車両の車室前部を概略的に示す概略側断面図である。 運転席の周辺を車両上方側かつ車両後方側から見た斜視図である。 フロントフロアパネルの要部を示す平面図である。 図3の状態から蓋部材を取り外した状態を示す平面図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態に係る運転席周辺構造10について説明する。なお、各図に適宜記す矢印FR、矢印RH、矢印UPは、車両前方(進行方向)、車両右方、車両上方をそれぞれ示している。以下、単に前後、左右、上下の方向を用いて説明する場合、特に断りのない限り、車両前後方向の前後、車両左右方向(車両幅方向)の左右、車両上下方向の上下を示すものとする。
(運転席周辺の全体構成)
初めに、運転席36の周辺の全体構成について説明し、その後に本発明の要部であるフロントフロアパネル42周辺の構成について説明する。
図1~図8に示されるように、本実施形態に係る運転席周辺構造10が適用された車両Vは、ラダーフレーム14によって車体が支持された所謂フレーム車であり、一例としてバスである。このため、図示は省略するが、車両Vは略直方体状の外形を有している。また、本実施形態の車両Vは、一例としてモータ32を駆動源とする電気自動車である。
ラダーフレーム14は、サイドフレーム16と、クロスメンバ22と、クロスメンバ24とを備えている。サイドフレーム16は、車両Vの車両幅方向両側部に設けられており、それぞれ車両前後方向に延在されている。
クロスメンバ22は、車両Vの前部を車両幅方向に延在されており、一対のサイドフレーム16を連結している。クロスメンバ24は、クロスメンバ22よりも後方に設けられて車両幅方向に延在されており、一対のサイドフレーム16を連結している。
サイドフレーム16はそれぞれ、フロントサイドフレーム18、センタサイドフレーム20及びリヤサイドフレーム(図示省略)を含んで構成されている。フロントサイドフレーム18は、車両Vの前部の車両幅方向両側部において前後方向に延在されている。センタサイドフレーム20は、車両Vの前後方向中央部の車両幅方向両側部において前後方向に延在されている。図示はしないが、リヤサイドフレームは、車両Vの後部の車両幅方向両側部を前後方向に延在されている。
フロントサイドフレーム18、センタサイドフレーム20及びリヤサイドフレームは、例えば鋼材によって角筒状に形成されており、前後方向から見て略矩形状の閉断面を有している。なお、センタサイドフレーム20の間、及びリヤサイドフレームの間には、クロスメンバ22及びクロスメンバ24と同様のクロスメンバが設けられている。
フロントサイドフレーム18の前端部には、上下方向に延びる複数のビードが前後方向に並んで形成されている。これにより、フロントサイドフレーム18の前端部は、他の部位よりも前後方向の荷重に対して脆弱化されており、前面衝突時に変形することで衝突荷重の一部を吸収するように構成されている。
フロントサイドフレーム18とセンタサイドフレーム20との間には、フロントサイドフレーム18の後端部からセンタサイドフレーム20の前端部へ向かって斜め下方へ延在されたキック部28が設けられている。
ここで、左右一対のフロントサイドフレーム18の間には、パワーユニット室30が設けられている。パワーユニット室30には、モータ32及び電子ユニット34が配設されている。
モータ32は、クロスメンバ22及びクロスメンバ24などを介して左右のフロントサイドフレーム18に支持されている。また、モータ32で発生した駆動力が図示しない車輪に伝達されることで車両Vが走行する。
電子ユニット34は、モータ32の上方に配設されており、モータ32に供給する電力を制御するユニッである。電子ユニット34は、図示しい支持フレームを介して左右のフロントサイドフレーム18に支持されている。そして、モータ32及び電子ユニット34を含んでパワーユニットが構成されている。
パワーユニット室30の上方には、運転席36が設けられている。運転席36は、シートクッション36Aとシートバック36Bとを含んで構成されている。また、運転席36は、シートフレーム38によって下方側から支持されており、このシートフレーム38は、シートバック36Bの下面に沿って水平方向へ延在された水平部38Aと、水平部38Aの前端部から下方へ延在された垂直部38Bとを含んで構成されている。そして、水平部38Aの後端部は、上下方向に延在された支柱40に固定されている。また、垂直部38Bの下端部は、フロントフロアパネル42に固定されている。
フロントフロアパネル42は、運転席36の床面を構成する略板状の部材である。また、フロントフロアパネル42よりも後方側には、車両Vの中央部の床面を構成する略板状のセンタフロアパネル44が設けられている。さらに、フロントフロアパネル42とセンタフロアパネル44との間には、傾斜パネル46が設けられており、この傾斜パネル46は、フロントフロアパネル42からセンタフロアパネル44へ向かうにつれて徐々に下方に位置するように傾斜されている。そして、傾斜パネル46によってフロントフロアパネル42とセンタフロアパネル44とが連結されている。なお、フロントフロアパネル42と傾斜パネル46とを剛板などで一体に形成してもよく、センタフロアパネル44と傾斜パネル46とを剛板などで一体に形成してもよい。また、センタフロアパネル44よりも後方側には、図示しないリヤフロアパネルが設けられている。
ここで、シートフレーム38の水平部38Aの後端部が固定されている支柱40は、センタフロアパネル44の前端部に立設されている。また、支柱40には、車両幅方向に延在された図示しない隔壁部が設けられている。そして、隔壁部には車両Vに乗車した乗客が着座するためのシート48が取り付けられている。図1では一例として1つのシート48のみを図示しているが、複数のシートが取り付けられていてもよい。また、センタフロアパネル44の下方には、モータ32に供給する電力を蓄える図示しないバッテリが配置されている。そして、バッテリから電子ユニット34に高圧の電力が供給され、電子ユニット34によって制御された電流がモータ32に供給される。
(フロントフロアパネル42周辺の構成)
フロントフロアパネル42における運転席36の足元には、開口42Aが形成されている。開口42Aは、電子ユニット34の上方に形成されており、この開口42Aは、電子ユニット34が取出し可能な大きさに形成されている。また、開口42Aは、蓋部材50によって閉塞されている。
図4には、蓋部材50が取り外された状態が図示されている。この図4に示されるように、フロントフロアパネル42に形成された開口42Aは、平面視で略矩形状とされており、開口42Aの後縁における車両幅方向中央部分が内側へ膨出されている。このため、開口42Aの後縁が湾曲した形状となっている。また、開口42Aの後方側には、サービスホール42Bが形成されている。サービスホール42Bは、電子ユニット34を締結するための作業孔などとして用いられる孔であり、このサービスホール42Bを回避するように開口42Aの後縁が内側へ膨出されている。
フロントフロアパネル42の車両幅方向両端部は、骨格部材であり一対のフロントサイドメンバ52によって下方側から支持されている。一対のフロントサイドメンバ52は、車両前後方向に延在されており、複数のパネルを接合して形成されている。また、フロントサイドメンバ52は、前後方向から見て略矩形状の閉断面を有しており、車両幅方向に延在されたフロントクロスメンバ54によって連結されている。
フロントクロスメンバ54の上方には、シートフレーム38を固定するための左右一対のシートブラケット56が設けられている。右側のシートブラケット56は、開口42Aの車両幅方向中央部の後方に位置しており、左側のシートブラケット56は、開口42Aにおける左縁の後方に位置している。そして、これらのシートブラケット56を介してシートフレーム38がフロントクロスメンバ54に取り付けられている。このため、運転席36は、開口42Aに対して左側へオフセットされた位置に設けられている。
ここで、フロントフロアパネル42の車両幅方向両端部には、一対のクロス取付部材58が設けられている。クロス取付部材58は、開口42Aを挟んで左右両側に設けられている。また、それぞれのクロス取付部材58は、車両幅方向から見て断面略ハット状に形成されている。具体的には、クロス取付部材58はそれぞれ、上壁部58A、フランジ部58B及び縦壁部58Cを含んで構成されている。
フランジ部58Bは、クロス取付部材58の前端部及び後端部に設けられており、上下方向を板厚方向としてフロントフロアパネル42の上面に重ね合わされた状態で接合されている。縦壁部58Cは、前後方向を板厚方向として、フランジ部58Bの互いに対向する端部から上方へ延出されている。上壁部58Aは、上下方向を板厚方向として縦壁部58Cの上端部同士を連結している。このため、クロス取付部材58の縦壁部58C及び上壁部58Aと、フロントフロアパネル42とで閉断面が構成されている。
(蓋部材50)
図2及び図3に示されるように、蓋部材50は、フロントフロアパネル42の開口42Aと対応する形状に形成されており、平面視で開口42Aよりも一回り大きい略矩形状とされている。また、蓋部材50の後縁は、開口42の後縁と同様に湾曲した形状となっている。
ここで、蓋部材50の後端部かつ車両幅方向両端の角部には、図示しないボルト孔が形成されており、このボルト孔にボルト51が挿通されている。そして、これらのボルト51によって蓋部材50の後部がフロントフロアパネル42に接合されている。
蓋部材50の中央部には、凸ビード50Aが形成されている。凸ビード50Aは、車両幅方向に延在されて車両上方側へ膨出されている。また、本実施形態の凸ビード50Aは一例として、蓋部材50の前端部及び後端部を除く広範囲の領域に形成されている。
さらに、凸ビード50Aは、車両幅方向から見て略台形状に形成されている。具体的には、凸ビード50Aは、平面視で略矩形状の平面部50A1と、この平面部50A1から前方へ向かって斜め下方へ傾斜した傾斜面部50A2と、平面部50A1から後方へ向かって斜め下方へ傾斜した傾斜面部50A3とを含んで構成されている。また、傾斜面部50A2は、傾斜面部50A3よりも前後に長い形状となっている。
ここで、蓋部材50における凸ビード50Aよりも前方側には、補強部材としてのクロスメンバ60が一体的に取り付けられている。クロスメンバ60は、車両幅方向を長手方向とする長尺状に形成されており、蓋部材50よりも車両幅方向に長くなっている。このため、クロスメンバ60の車両右側端部は、蓋部材50よりも車両右側へ突出されており、クロスメンバ60の車両左側端部は、蓋部材50よりも車両左側へ突出されている。
クロスメンバ60は、上壁部60A、フランジ部60B及び縦壁部60Cを含んで構成されている。フランジ部60Bは、上下方向を板厚方向としてクロスメンバ60の前端部及び後端部に設けられており、このフランジ部60Bの車両幅方向中央部分は、蓋部材50の上面に重ね合わされた状態で溶接されている。
また、フランジ部60Bの車両幅方向両端部は、溶接された車両幅方向中央部分よりも広幅に形成されており、このフランジ部60Bの車両右側端部は、右側に設けられたクロス取付部材58のフランジ部58Bの上に重ね合わされた状態でボルトなどの締結具によって接合されている。一方、クロスメンバ60におけるフランジ部60Bの車両左側端部は、左側に設けられたクロス取付部材58のフランジ部58Bの上に重ね合わされた状態でボルトなどの締結具によって接合されている。
縦壁部60Cは、前後方向を板厚方向として、フランジ部60Bの互いに対向する端部から上方へ延出されている。上壁部60Aは、上下方向を板厚方向として縦壁部60Cの上端部同士を連結している。また、上壁部60Aの車両右側端部は、右側に設けられたクロス取付部材58の上壁部58Aの上に重ね合わされた状態でボルトなどの締結具によって接合されている。一方、上壁部60Aの車両左側端部は、左側に設けられたクロス取付部材58の上壁部58Aの上に重ね合わされた状態でボルトなどの締結具によって接合されている。このように、蓋部材50の前部は、クロスメンバ60及びクロス取付部材58を介してフロントフロアパネル42に接合されている。また、クロスメンバ60の縦壁部60C及び上壁部60Aと蓋部材50とで閉断面が構成されている。
さらに、クロスメンバ60の上壁部60Aにおける車両幅方向中央部には、アクセルペダル用ブラケット62が溶接されている。アクセルペダル用ブラケット62は、クロスメンバ60における車両幅方向中央部分に設けられており、このアクセルペダル用ブラケット62には図示しないアクセルペダルが取付けられる。
(作用)
次に、本実施形態の作用について説明する。
本実施形態に係る運転席周辺構造10では、パワーユニット室30の上方に運転席36が設けられており、この運転席36の床面がフロントフロアパネル42によって構成されている。ここで、フロントフロアパネル42には、パワーユニット室30の電子ユニット34を取出し可能な大きさの開口42Aが形成されている。これにより、パワーユニット室30の点検時に車室側から電子ユニット34を取り出すことができる。
また、開口42Aよりも後方には、サービスホール42Bが形成されているため、電子ユニット34を取り出す際には、サービスホール42Bを利用することができる。
ここで、フロントフロアパネル42には蓋部材50が取り付けられており、この蓋部材50によって開口42Aが閉塞されている。そして、この蓋部材50には、補強部材であるクロスメンバ60が一体的に取り付けられている。これにより、蓋部材50がクロスメンバ60によって補強されるため、フロントフロアパネル42に開口42Aが形成されている場合であっても、フロントフロアパネル42の剛性低下を抑制することができる。すなわち、本実施形態に係る運転席周辺構造10では、パワーユニット室30へのアクセスを可能としつつ、運転席周辺の剛性低下を抑制することができる。
特に、本実施形態の車両Vのようにパワーユニット室30の上方に運転席36が設けられた構造では、車両Vの前端から運転席36までの距離が短いため、衝突時の安全性能を確保するのが困難となっている。ここで、本実施形態では、車両幅方向に延在されたクロスメンバ60によって蓋部材50が補強されており、このクロスメンバ60の車両幅方向両端部が蓋部材50よりも車両幅方向外側へ突出されているため、クロスメンバ60を介して車両幅方向へ荷重を伝達することができる。すなわち、運転席36周辺の剛性を向上させることができる。
また、本実施形態では、クロスメンバ60の車両幅方向両端部がクロス取付部材58に接合されているためm、クロスメンバ60によって一対のクロス取付部材58が車両幅方向に連結された状態となっている。これにより、フロントフロアパネル42の車両幅方向一端側から入力された荷重を他端側へ効果的に伝達することができる。特に、本実施形態では、クロス取付部材58が骨格部材であるフロントサイドメンバ52に接続されているため、フロントフロアパネル42に入力された荷重を効果的にフロントサイドメンバ52へ伝達させることができる。また、フロントサイドメンバ52は、車両前後方向に延在されているため、入力された荷重を車両後方側へ分散させることができる。
さらに、本実施形態では、蓋部材50に凸ビード50Aが形成されているため、蓋部材50の剛性を向上させることができる。また、凸ビード50Aは、車両上方側へ膨出されているため、車両Vの前面衝突時には、蓋部材50を上折れさせることができる。これにより、蓋部材50が電子ユニット34などのパワーユニット室30の部品と干渉するのを抑制することができる。
すなわち、凸ビード50Aが設けられていない蓋部材の場合、及び下側へ膨出された凸ビードが設けられた蓋部材の場合、前面衝突時に蓋部材に対して車両前方から荷重が入力されると、蓋部材が車両下方側へ折れ曲がる場合がある。ここで、電子ユニット34は、点検時に開口42Aから取り外しやすいように蓋部材の近くに配置することが考えられる。このような構成では、蓋部材が下折れして高電圧が流れる電子ユニット34と干渉する可能性がある。
これに対して、本実施形態では、車両上方側へ膨出した凸ビード50Aを設けることで、前面衝突時に凸ビード50Aを起点として蓋部材50を車両上方側へ折り曲げて上折れ状態にすることができる。この結果、電子ユニット34と蓋部材50との距離が近い場合であっても、蓋部材50が電子ユニット34と干渉するのを抑制することができる。
また、本実施形態では、クロスメンバ60にアクセルペダル用ブラケット62が設けられている。これにより、蓋部材50を外すだけでアクセルペダルを一緒に取り外すことができる。
以上、実施形態に係る運転席周辺構造10について説明したが、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。例えば、上記実施形態では、車両Vは、モータ32を駆動源とする電気自動車としたが、これに限定されない。すなわち、モータとエンジンとを駆動源とするハイブリッド車に適用してもよい。
また、上記実施形態では、補強部材としてクロスメンバ60が一体的に取り付けられた蓋部材50について説明したが、これに限定されない。すなわち、クロスメンバとは別の補強部材を蓋部材50に一体的に取り付けてもよく、例えば、車両前後方向を長手方向とする補強部材を蓋部材50に一体的に取り付けてもよい。
さらに、上記実施形態では、蓋部材50に凸ビード50Aを形成したが、これに限定されない。例えば、形状の異なる凸ビードが形成された蓋部材を設けてもよい。また、凸ビードを形成せずに蓋部材自体の形状を車両上方へ凸となる形状にしてもよい。この場合であっても、前面衝突時に蓋部材を上折れさせることができる。ただし、剛性向上の観点から凸ビード50Aを形成するのが好ましい。
さらにまた、上記実施形態では、クロスメンバ60にアクセルペダル用ブラケット62を取付けたが、これに限定されず、アクセルペダル用ブラケット62を別の部品に取り付けてもよい。アクセルペダル用ブラケット62は比較的剛性が高い部位に取り付けるのが好ましいため、上記実施形態のようにクロスメンバ60にアクセルペダル用ブラケット62を取付けることで、アクセルペダルの位置がずれるのを効果的に抑制することができる。
10 運転席周辺構造
30 パワーユニット室
34 電子ユニット
36 運転席
42 フロントフロアパネル
42A 開口
50 蓋部材
50A 凸ビード
58 クロス取付部材
60 クロスメンバ(補強部材)
62 アクセルペダル用ブラケット

Claims (5)

  1. 車両前部においてパワーユニット室の上方に設けられた運転席と、
    前記運転席の床面を構成すると共に、前記パワーユニット室の電子ユニットを取出し可能な大きさの開口が形成されたフロントフロアパネルと、
    前記フロントフロアパネルに取り付けられて前記開口を閉塞すると共に、補強部材が一体的に取り付けられた蓋部材と、
    を有する運転席周辺構造。
  2. 前記補強部材は、車両幅方向に延在されると共に、前記蓋部材との間に閉断面を構成するクロスメンバである請求項1に記載の運転席周辺構造。
  3. 前記フロントフロアパネルの車両幅方向両端部には、一対のクロス取付部材が設けられており、
    前記クロスメンバの一端部が一方の前記クロス取付部材に重ね合わされた状態で接合され、前記クロスメンバの他端部が他方の前記クロス取付部材に重ね合わされた状態で接合されている請求項2に記載の運転席周辺構造。
  4. 前記蓋部材には、車両幅方向に延在されて車両上方側へ膨出された凸ビードが形成されている請求項1~3の何れか1項に記載の運転席周辺構造。
  5. 前記補強部材には、アクセルペダル用ブラケットが取り付けられている請求項1~4の何れか1項に記載の運転席周辺構造。
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