JP3830924B2 - 縦続型デルタシグマ変調器 - Google Patents

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    • H03M3/418Structural details of delta-sigma modulators, e.g. incremental delta-sigma modulators characterised by the number of quantisers and their type and resolution having multiple quantisers arranged in cascaded loops, each of the second and further loops processing the quantisation error of the loop preceding it, i.e. multiple stage noise shaping [MASH] type all these quantisers being single bit quantisers

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デルタシグマ変調型量子化器に関し、特に入力フルスケール近傍で生じるS/N低下を防止してフルスケール出力を得るようにした縦続型デルタシグマ変調器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、デルタシグマ変調器を用いたA/Dコンバータ回路が知られている。図3は、従来の単一段のデルタシグマ変調器を用いたA/Dコンバータ回路を示す。デルタシグマ変調器1は、アナログ入力信号および帰還参照電圧(正電圧VREF+または負電圧VREF-)を入力とする積分回路2と、この積分回路2の出力をデジタル信号に量子化する量子化器3と、この量子化器3のデジタル出力から上記帰還参照電圧を生成するDA変換器4とから構成される。上記の正および負の帰還参照電圧は、通常アナログ入力信号の正負の規定最大電圧と同じ値に設定される。
【0003】
デルタシグマ変調器1の出力信号は、デジタル符号としてデジタルデシメーションフィルタ5に入力されて、アナログ入力信号成分に相当する低周波成分が取り出され、かつ所定ビット数のデジタルデータに変換される。
【0004】
このようなA/Dコンバータ回路において、出力デジタル信号のノイズを低減するために、デルタシグマ変調器1での利得を1/A(Aは1より大きい任意の数値)に絞り、デシメーションフィルタ5にそのインパルス応答係数によって利得Aを持たせるスケーリング方式が提案されている(米国特許第4,851,841号明細書参照)。
【0005】
これは、図3のA/Dコンバータ回路が、アナログ入力信号レベルに対して図5のようなノイズ特性を有することを考慮した結果である。図5において、曲線Aは単一段デルタシグマ変調器におけるアナログ入力レベルに対するデジタル出力中のノイズの特性を示している。また、曲線Bは縦続型デルタシグマ変調器におけるアナログ入力レベルに対するデジタル出力中のノイズの特性を示している。
【0006】
図3のA/Dコンバータ回路では、図5に示すように、アナログ入力信号のレベルのフルスケール、即ちデルタシグマ変調器1の帰還参照電圧に近くなるとデジタル出力のノイズが大きくなる「過負荷」と呼ばれる状態になる。
【0007】
そこで、アナログ入力信号の正負の規定最大電圧が正負の帰還参照電圧に対して各々1/A(例えば、1/A=0.7)になるように、帰還参照電圧の値を設定する。これによって、デルタシグマ変調器31の利得を1/Aに絞る。そのかわり、後段のデシメーションフィルタ5に利得A(スケーリング係数とよぶ)を与えることにより、デルタシグマ変調器において制限された利得を補償する。このようなスケーリングを行うことにより、効果的にノイズを低減することができる。積分器の次数の高いデルタシグマ変調器ほど過負荷になる入力レベルが低いため、スケーリング係数を大きくする必要がある。
【0008】
また、近年のデルタシグマ変調器では、しばしば縦続構成と称せられる構成を用いることによって、図5のように過負荷を最小限に抑える試みがなされている。縦続型デルタシグマ変調器は、特開昭61−177818号(この特許番号を参照することにより本明細書の一部とする)に開示されるように、1次または多次積分器からなる互いに縦続接続されたデルタシグマ変調器段を2段以上有する変調器と定義される。
【0009】
図4に縦続型デルタシグマ変調器を使用したA/Dコンバータのブロック図を示す。縦続型デルタシグマ変調器7は、初段のデルタシグマ変調型量子化ループ11と、この初段のデルタシグマ変調型量子化ループ11に対して縦続接続される2段目からn段目(nは3以上の整数)まで(2段目以降)のデルタシグマ変調型量子化ループ12〜1nと、初段からn段目までのデルタシグマ変調型量子化ループ11〜1nの出力を合成してノイズ除去を行うノイズ除去回路6とで構成される。なお、デルタシグマ変調型量子化ループは初段と2段目との合わせて2段の構成であってもよい。つまり、初段のデルタシグマ変調型量子化ループに縦続接続される2段目以降のデルタシグマ変調型量子化ループは、1つでも、複数でもよい。
【0010】
初段のデルタシグマ変調型量子化ループ11は、外部から入力され正負の最大電圧が規定されたアナログ入力信号および帰還参照電圧を入力とする積分回路2と、この積分回路2の出力をデジタル信号に量子化する局部量子化器3と、この局部量子化器3のデジタル出力から上記帰還参照電圧を生成するDA変換器4とからなる。これが単位段となる。
【0011】
2段目以降のデルタシグマ変調型量子化ループ12〜1nも、初段のデルタシグマ変調型量子化ループ1と同様に、積分回路2、局部量子化器3、およびDA変換器4からなる。ただし、2段目以降のデルタシグマ変調型量子化ループ12〜1nに入力されるアナログ信号は、前段のデルタシグマ変調型量子化ループの局部量子化器3の入力と前段のデルタシグマ変調型量子化ループのDA変換器4の出力の差信号、すなわち前段のデルタシグマ変調型量子化ループの局部量子化器3によって発生する量子化誤差であり、それぞれの局部量子化器3によって量子化誤差からなるアナログ入力信号の量子化を行う。
【0012】
例えば、2段目のデルタシグマ変調型量子化ループ12には、積分回路2にアナログ信号として、初段のデルタシグマ変調型量子化ループ11の局部量子化器3の入力と初段のデルタシグマ変調型量子化ループ11のDA変換器4の出力の差信号、すなわち初段のデルタシグマ変調型量子化ループ11の局部量子化器3によって発生する量子化誤差を入力とし、局部量子化器3によって量子化誤差からなるアナログ入力信号の量子化を行う。
【0013】
3段目のデルタシグマ変調型量子化ループ13には、2段目のデルタシグマ変調型量子化ループ12から上記と同様のアナログ信号が入力され、2段目のデルタシグマ変調型量子化ループ12と同様の動作を行う。4段目以降についても3段目と同様である。
【0014】
ノイズ除去回路6は、各段のデルタシグマ変調型量子化ループ11〜1(n−1)の局部量子化器3の出力信号を遅延させた信号に、次段のデルタシグマ変調型量子化ループ12〜1nの量子化器の出力信号を微分した信号を加算した信号を縦続型デルタシグマ変調器7の出力信号とする構成を有している。
【0015】
具体的には、初段のデルタシグマ変調型量子化ループ11の局部量子化器3の出力信号を遅延させた信号に、2段目のデルタシグマ変調型量子化ループ12の量子化器の出力信号を微分した信号を加算した信号を縦続型デルタシグマ変調器7の出力信号とする。
【0016】
3段目のデルタシグマ変調型量子化ループ13が存在する場合、2段目のデルタシグマ変調型量子化ループ12の局部量子化器3の出力信号を遅延させた信号に、3段目のデルタシグマ変調型量子化ループ13の局部量子化器3の出力信号を微分した信号を加算した信号が、上記の演算で2段目のデルタシグマ変調型量子化ループ12の量子化器の出力信号に代えて用いられることにより、縦続型デルタシグマ変調器7の出力信号が算出される。4段目以降のデルタシグマ変調型量子化ループが存在する場合も同様の演算が行われる。
【0017】
この構成によって、各段のデルタシグマ変調型量子化ループ11〜1(n−1)において発生する量子化雑音を、次段のデルタシグマ変調型量子化ループ12〜1nでそれぞれ打ち消すことができる。
【0018】
縦続型デルタシグマ変調器7の出力信号は、デジタル符号としてデジタルデシメーションフィルタ5に入力されて、アナログ入力信号成分に相当する低周波成分が取り出され、かつ所定ビット数のデジタルデータに変換される。
【0019】
【特許文献1】
米国特許第4,851,841号明細書
【特許文献1】
特開昭61−177818号公報
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
図4の縦続型デルタシグマ変調器の具体的な構成例として、図6に、1:2縦続型デルタシグマ変調器を用いたA/Dコンバータのブロック図を示す。1:2縦続型デルタシグマ変調器51は、1次の積分回路54を備えた初段のデルタシグマ変調型量子化ループ52、2次の積分回路55を備えた2段目のデルタシグマ変調型量子化ループ53およびノイズ除去回路56を含む。
【0021】
初段のデルタシグマ変調型量子化ループ52は、外部から入力されるアナログ入力信号から、DA変換器63から生成された帰還参照電圧を増幅器64に通した信号を加減算器65で減じた信号を入力とする積分器61と、この積分器61の出力を1ビットデジタル信号に量子化する局部量子化器62と、この局部量子化器62のデジタル出力Y1から上記帰還参照電圧を生成する1ビットのDA変換器63とから構成される。積分器61と増幅器64と加減算器65とで積分回路54が構成されている。
【0022】
2段目のデルタシグマ変調型量子化ループ53は、初段のデルタシグマ変調型量子化ループ52の量子化器62の入力とDA変換器63の出力の差信号(すなわち初段のデルタシグマ変調型量子化ループ52の局部量子化器62によって発生する量子化誤差Q1)から、DA変換器74から生成された帰還参照電圧を増幅器75に通した信号を加減算器77で減じた信号を入力とする積分器71と、積分器71の出力から、DA変換器74から生成された帰還参照電圧を増幅器76に通した信号を加減算器78で減じた信号を入力とする積分器72と、この積分器72の出力を1ビットデジタル信号に量子化する局部量子化器73と、この局部量子化器73のデジタル出力Y2から上記帰還参照電圧を生成する1ビットのDA変換器74とから構成される。積分器71,72と増幅器75,76と、加減算器77,78とで積分回路55が構成されている。
【0023】
上記の初段および2段目のデルタシグマ変調型量子化ループ52,53のスケーリング係数はともにA(Aは1より大きい任意の数値)に、つまり同じ値に設定されていて、初段および2段目のデルタシグマ変調型量子化ループ52,53において、利得が1/Aに制限される。ここで、スケーリング係数Aは、上述したように、アナログ入力信号の正負の規定最大電圧が各々正負の帰還参照電圧に対して1/Aになるように、帰還参照電圧の大きさを設定することによって実現する。
【0024】
なお、図6において、符号Q1は局部量子化器62の前後で発生した量子化誤差を表し、Q2は局部量子化器73の前後で発生した量子化誤差を表し、Nはアナログ入力信号に混入するノイズおよび入力換算した熱雑音などの量子化ノイズ以外のアナログノイズを表している。
【0025】
ノイズ除去回路59は、各デルタシグマ変調型量子化ループ52,53の出力信号Y1およびY2をそれぞれ受けるように接続される。遅延器81は、出力Y1を受けるように接続され、出力Y1のデータが加算器83に送られる際に出力Y2のデータに対して時間的にらせる働きをする。微分器82は、従来技術で周知の方法により微分するデジタル微分器からなる。デジタル微分器82からの出力は、加算器83により遅延器82の出力と加算されて、1:2縦続型デルタシグマ変調器51の出力信号Yとなる。この出力信号Yは、デジタル符号としてデジタルデシメーションフィルタ57に付与される。
【0026】
この結果、1:2縦続型デルタシグマ変調器51の出力Yは、例えば増幅器64,75の係数g1,g2を1に設定し、増幅器76の係数g3を2に設定すると、以下の伝達関数で表すことができる。
【0027】
Y1=Vin/A+N+(1−Z-1)Q1 (1)
Y2=−Q1+(1−Z-12Q2 (2)
Y=Y1+Y2・(1−Z-1
=Vin/A+N+(1−Z-13Q2 (3)
デジタルデシメーションフィルタ57の出力Doutは、次の関数として表される。
【0028】
Dout=Y・A
=Vin+[N+(1−Z-13Q2]・A (4)
したがって、ゲインスケーリング処理は、最大信号入力時のS/N悪化を防ぐことができるが、アナログノイズ成分Nおよび量子化ノイズ成分(1−Z-13Q2がA倍となるため、S/N比が犠牲になる。
【0029】
90dB以上の高いS/Nを満たすデルタシグマ変調器を実現するには、S/N特性をさらに向上させる必要がある。このような高性能デルタシグマ変調器において、信号帯域内のノイズは、量子化ノイズよりもアナログノイズが支配的になる。なぜなら信号帯域内の量子化ノイズ成分は次数を増やせば100dB以上のS/Nの理論性能を達成できるが、アナログノイズ成分はS/N90dB以下を達成するのは容易ではない。したがって、S/Nを向上させるためにはスケーリングによるアナログノイズ成分の増加をいかに抑えるかが重要となる。
【0030】
また、別の問題としては、従来のゲインスケーリング処理では後段のデシメーションフィルタと対で設計しなければならないため、設計の自由度が低いという欠点もある。
【0031】
本発明は、上記した問題点を解決するもので、ゲインスケーリングによるS/Nの悪化を抑え、さらに効果的なアナログノイズの影響の低減を図ることができる縦続型デルタシグマ変調器を提供することを目的とする。
【0032】
【課題を解決するための手段】
本発明のデルタシグマ変調器は、第1の帰還参照電圧を生成する第1のDA変換器を有し、第1の帰還参照電圧の設定によりゲインスケーリング可能な初段のデルタシグマ変調型量子化ループと、第1の帰還参照電圧から独立して設定可能な第2の帰還参照電圧を生成する第2のDA変換器を有し、第2の帰還参照電圧の設定によりゲインスケーリング可能な2段目のデルタシグマ変調型量子化ループと、初段のデルタシグマ変調型量子化ループの出力に接続された第1の増幅器と、2段目のデルタシグマ変調型量子化ループの出力に接続された第2の増幅器とを有し、初段及び2段目のデルタシグマ量子化ループの量子化雑音を除去する除去回路とを備えている。
【0033】
そして、第1のデルタシグマ変調型量子化ループのスケーリング係数は1/A1A1は1以上の任意の数値)、第2のデルタシグマ変調型量子化ループのスケーリング係数は1/A2A2は1以上の任意の数値)、第1の増幅器のゲインはA1、第2の増幅器のゲインはA2である。
【0050】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図1を用いて説明する。
【0051】
図1は、この発明の第1の実施の形態である1:2縦続型デルタシグマ変調器を用いたA/Dコンバータのブロック図を示す。
【0052】
1:2縦続型デルタシグマ変調器58は、1次の積分回路54を備えた初段のデルタシグマ変調型量子化ループ52、2次の積分回路55を備えた2段目のデルタシグマ変調型量子化ループ53およびノイズ除去回路59を含む。
【0053】
初段のデルタシグマ変調型量子化ループ52は、外部から入力されるアナログ入力信号から、DA変換器63から生成された帰還参照電圧を増幅器64に通した信号を加減算器65で減じた信号を入力とする積分器61と、この積分器61の出力を1ビットデジタル信号に量子化する局部量子化器62と、この局部量子化器62のデジタル出力Y1から上記帰還参照電圧を生成する1ビットのDA変換器63とから構成される。積分器61と増幅器64と加減算器65とで積分回路54が構成されている。なお、局部量子化器を多値構成、つまり2ビット以上の構成にすることも可能である。その場合、DA変換器もそれに合わせて多値構成、つまり2ビット以上に構成される。
【0054】
2段目のデルタシグマ変調型量子化ループ53は、初段のデルタシグマ変調型量子化ループ52の量子化器62の入力とDA変換器63の出力の差信号(すなわち初段のデルタシグマ変調型量子化ループ52の局部量子化器62によって発生する量子化誤差Q1)から、DA変換器74から生成された帰還参照電圧を増幅器75に通した信号を加減算器77で減じた信号を入力とする積分器71と、積分器71の出力から、DA変換器74から生成された帰還参照電圧を増幅器76に通した信号を加減算器78で減じた信号を入力とする積分器72と、この積分器72の出力を1ビットデジタル信号に量子化する局部量子化器73と、この局部量子化器73のデジタル出力Y2から上記帰還参照電圧を生成する1ビットのDA変換器74とから構成される。積分器71,72と増幅器75,76と、加減算器77,78とで積分回路55が構成されている。
【0055】
上記の初段のデルタシグマ変調型量子化ループ52のスケーリング係数は1/A1(A1は1以上の任意の数値)に設定され、2段目のデルタシグマ変調型量子化ループ53のスケーリング係数は1/A2(A2は1以上の任意の数値)に設定されている。スケーリング係数1/A11/A2とは、初段および2段目のデルタシグマ変調型量子化ループ52,53の積分回路54,55の次数が異なるため、異なる値に設定される。その結果、初段および2段目のデルタシグマ変調型量子化ループ52,53において、利得が1/A1、1/A2にそれぞれ制限される。この例では、スケーリング係数は、例えば1/A1=1、1/A2=0.7に設定される。
【0056】
上記のDA変換器63,74が、初段および2段目のデルタシグマ変調型量子化ループ52,53の正負の帰還参照電圧をアナログ入力信号の正負の規定最大電圧よりも大きく設定し、かつ各段のデルタシグマ変調型量子化ループの帰還参照電圧を他のデルタシグマ変調型量子化ループの帰還参照電圧から独立して設定することにより、初段のデルタシグマ変調型量子化ループの利得を制限する利得制限手段となる。
【0057】
上記利得制限手段は、例えば各段のデルタシグマ変調型量子化ループ内の積分回路の次数に応じて帰還参照電圧を設定する。したがって、各段の帰還参照電圧は例えば積分回路の次数に応じて異なる値となる。
【0058】
なお、各段のデルタシグマ変調型量子化ループ52,53の帰還参照電圧を他のデルタシグマ変調型量子化ループの帰還参照電圧から独立して設定する構成になっているが、各段のデルタシグマ変調型量子化ループ52,53の帰還参照電圧の値は互いに異なる値に設定される場合だけでなく、同じ値に設定される場合もある。要は、各デルタシグマ変調型量子化ループ52,53の構成に応じて任意に選択できるということである。
【0059】
また、各段のデルタシグマ変調型量子化ループ52,53の帰還参照電圧アナログ入力信号の規定最大電圧以上に設定される。つまり、上記各帰還参照電圧がアナログ入力信号の規定最大電圧と同じ値もしくはそれより大きい値に設定される。また、各帰還参照電圧のうち少なくとも一つはアナログ入力信号の規定最大電圧より大きい値に設定される必要があるが、残りの帰還参照電圧については、アナログ入力信号の規定最大電圧と同じ値もしくはそれより大きい値のどちらでもよい。
【0060】
なお、図1において、符号Q1は局部量子化器62の前後で発生した量子化誤差を表し、Q2は局部量子化器73の前後で発生した量子化誤差を表し、Nはアナログ入力信号に混入するノイズおよび入力換算した熱雑音などの量子化ノイズ以外のアナログノイズを表している。
【0061】
ノイズ除去回路59は、各デルタシグマ変調型量子化ループ52,53の出力信号Y1およびY2をそれぞれ受けるように接続される。遅延器81は、出力Y1を受けるように接続され、出力Y1のデータが加算器83に送られる際に出力Y2のデータに対して時間的にらせる働きをする。微分器82は、従来技術で周知の方法により微分するデジタル微分器からなる。デジタル微分器82からの出力は、加算器83により遅延器82の出力と加算されて、1:2縦続型デルタシグマ変調器51の出力信号Yとなる。この出力信号Yは、デジタル符号としてデジタルデシメーションフィルタ57に付与される。増幅器84のゲインはA1に、増幅器85はA2になるように設定してある。
【0062】
上記の増幅器84,85がノイズ除去回路59に利得を設定することにより各段のデルタシグマ変調型量子化ループ52,53において制限された利得を補償するスケール補償手段に相当する。
【0063】
また、上記の増幅器84,85がノイズ除去回路59における各段のデルタシグマ変調型量子化ループ52,53からの入力部に設けられた遅延器81および微分器82の入力側(または出力側)に設けられて、各段のデルタシグマ変調型量子化ループ52,53で制限された利得を補償する係数を遅延器81および微分器82を通る信号に乗算する乗算手段を構成する。図1では、増幅器84,85が遅延器81,微分器82入力側に設けられているが、出力側に設けてもよい。
【0064】
また、上記の増幅器84,85がノイズ除去回路59における各段のデルタシグマ変調型量子化ループ52,53からの入力部に個別に利得制限値を設定する利得設定器を構成する。
【0065】
この結果、1:2縦続型デルタシグマ変調器51の出力Yは、例えば増幅器64,75の係数g1,g2を1に設定し、増幅器76の係数g3を2に設定すると、以下の伝達関数で表すことができる。
【0066】
Y1=Vin/A1+N+(1−Z-1)Q1 (5)
Y2=−Q1・A1/A2+(1−Z-12Q2 (6)
Y=Y1・A1+Y2・(1−Z-1)・A2
=Vin+N・A1+(1−Z-13Q2・A2 (7)
Dout=Y
=Vin+N・A1+(1−Z-13Q2・A2 (8)
この結果、1:2縦続型デルタシグマ変調器58におけるスケーリング係数A1とA2の値を変更することにより、各デルタシグマ変調型量子化ループ52,53の利得制限値をそれぞれ個別に独立して設定することができる。また、ノイズ除去回路における利得を各段のデルタシグマ変調型量子化ループ毎に独立して設定することにより各段のデルタシグマ変調型量子化ループにおいて制限された利得を精度よく補償することができる。
【0067】
積分器の次数の高いデルタシグマ変調器ほど過負荷になる、アナログ信号入力レベルが低いため、スケーリング係数を大きくする必要がある。したがって、初段のデルタシグマ変調型量子化ループ52における積分回路54の次数が2段目以降のデルタシグマ変調型量子化ループ53の積分回路55の次数よりも小さい場合に、スケーリング係数A2よりもスケーリング係数A1を小さくできる。そのため、式(4)で示した従来のゲインスケーリング方式に対し、式(8)で示した実施の形態は、図6の従来例に比べてアナログノイズ成分(N×A)のAの値を小さくすることができ、信号帯域内のアナログノイズNを低減することができ、S/N比を改善することができる。
【0068】
図2は、この発明の第2の実施の形態である1:2縦続型デルタシグマ変調器を用いたA/Dコンバータのブロック図を示す。
【0069】
この実施の形態は、2段目のデルタシグマ変調型量子化ループ53において、積分器71が、初段のデルタシグマ変調型量子化ループ52の量子化器62の入力から、DA変換器74から生成された帰還参照電圧を増幅器75に通した信号を加減算器77で減じた信号を入力とする点が第1の実施の形態と異なり、その他の構成は第1の実施の形態と同様である。
【0070】
第2の実施の形態における、1:2縦続型デルタシグマ変調器51の出力Yは、例えば増幅器64,75の係数g1,g2を1に設定し、増幅器76の係数g3を2に設定すると、以下の伝達関数で表すことができる。
【0071】
Y1=Vin/A1+N+(1−Z-1)Q1 (9)
Y2=(Y1−Q1)・A1/A2+(1−Z-12Q2 (10)
Y=Y1・A1+Y2・(1−Z-1)・A2
=Vin(2−Z-1)+N・A1・(2−Z-1)+(1−Z-13Q2・A2+(1−Z-12・Q1・A1 (11)
Dout=Y
=Vin(2−Z-1)+N・A1・(2−Z-1)+(1−Z-13Q2・A2+(1−Z-12・Q1・A1 (12)
この結果、1:2縦続型デルタシグマ変調器58におけるスケーリング係数A1とA2の値を変更することにより、各デルタシグマ変調型量子化ループ52,53の利得制限値をそれぞれ個別に独立して設定することができる。また、ノイズ除去回路59における利得を各段のデルタシグマ変調型量子化ループ52,53毎に独立して設定することにより各段のデルタシグマ変調型量子化ループ52,53において制限された利得を精度よく補償することができる。したがって、図1と同様に信号帯域内のアナログノイズNを低減することができ、S/N比を改善できる。
【0072】
本発明は、各段のデルタシグマ変調型量子化ループの積分回路がX次、X次、…X次であるようなn段のX:X:…:X縦続型デルタシグマ変調器にも用いることができる。この場合は、各段のデルタシグマ変調型量子化ループのスケーリング係数をそれぞれ1/A1、1/A2、…1/Anと設定し、ノイズ除去回路の各段のデルタシグマ変調型量子化ループに対応してノイズ除去回路内の増幅器のゲインを、A1、A2…Anと設定することにより実現できる。
【0073】
また、ゲインスケーリングに際し、デシメーションフィルタ57のゲインは、たとえば1に固定したままでよいため、デルタシグマ変調型A/D変換器の設計において、後段のデシメーションフィルタを考慮する必要がなく、設計の自由度を増すことができる。
【0074】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、各段のデルタシグマ変調型量子化ループについて帰還参照電圧を独立して設定すること、すなわち、各段のデルタシグマ変調型量子化ループについて独立してゲインスケーリング係数を設定することにより、縦続型デルタシグマ変調器のゲインスケーリングを行い、かつノイズ除去回路において、各段のデルタシグマ変調型量子化ループ毎に独立して利得を設定して利得を設定することにより各段のデルタシグマ変調型量子化ループにおいて制限された利得を補償するので、各段のデルタシグマ変調型量子化ループ毎に、例えばその内部の積分回路の次数に応じてゲインスケーリング係数を最適に設定することができる。その結果、ゲインスケーリングに起因したアナログノイズの増大を最小限に抑えることができる。したがって、S/Nの悪化を抑え、さらに効果的なアナログノイズの影響の低減を図った縦続型デルタシグマ変調器が実現できる。
【0075】
また、各段のデルタシグマ変調型量子化ループにおける制限利得をノイズ除去回路において補償するので、ゲインスケーリングに際し、デシメーションフィルタのゲインは、たとえば1に固定したままでよい。そのため、デルタシグマ変調型A/D変換器の設計において、後段のデシメーションフィルタを考慮する必要がなく、設計の自由度を増すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における1:2縦続型デルタシグマ変調器を用いたA/Dコンバータ回路のブロック図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態における1:2縦続型デルタシグマ変調器を用いたA/Dコンバータ回路のブロック図である。
【図3】従来の単一段デルタシグマ型変調器を用いたA/Dコンバータ回路のブロック図である。
【図4】従来の続形デルタシグマ変調器を用いたA/Dコンバータ回路のブロック図である。
【図5】図3、図4に示す変調器のデジタル出力中のノイズのアナログ入力レベル依存性を示す特性図である。
【図6】従来の1:2縦続型デルタシグマ変調器を用いたA/Dコンバータ回路のブロック図である。
【符号の説明】
1 デルタシグマ変調器
11,12,‥‥1n デルタシグマ変調型量子化ループ
52,53 デルタシグマ変調型量子化ループ
2,54,55 積分回路
3,62,73 量子化器
4,63,74 DA変換器
5,57 デジタルデシメーションフィルタ
6,56 ノイズ除去回路
51 縦続型デルタシグマ変調器
61,71,72 積分器
81 遅延器
82 微分器
83 加算器
62,75,76,84,85 増幅器

Claims (3)

  1. 第1の帰還参照電圧を生成する第1のDA変換器を有し、前記第1の帰還参照電圧の設定によりゲインスケーリング可能な初段のデルタシグマ変調型量子化ループと、
    前記第1の帰還参照電圧から独立して設定可能な第2の帰還参照電圧を生成する第2のDA変換器を有し、前記第2の帰還参照電圧の設定によりゲインスケーリング可能な2段目のデルタシグマ変調型量子化ループと、
    前記初段のデルタシグマ変調型量子化ループの出力に接続された第1の増幅器と、前記2段目のデルタシグマ変調型量子化ループの出力に接続された第2の増幅器とを有し、前記初段及び2段目のデルタシグマ量子化ループの量子化雑音を除去する除去回路とを備え、
    前記第1のデルタシグマ変調型量子化ループのスケーリング係数は1/A1A1は1以上の任意の数値)、前記第2のデルタシグマ変調型量子化ループのスケーリング係数は1/A2A2は1以上の任意の数値)、前記第1の増幅器のゲインはA1、前記第2の増幅器のゲインはA2であることを特徴とする縦続型デルタシグマ変調器。
  2. 前記第1及び第2の帰還参照電圧は前記初段および2段目のデルタシグマ変調型量子化ループの積分回路の次数に応じて設定されることを特徴とする請求項1に記載の縦続型デルタシグマ変調器。
  3. 前記除去回路の出力に接続されたデシメーションフィルタのゲインは固定であることを特徴とする請求項1または2に記載の縦続型デルタシグマ変調器。
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