JP4443591B2 - 過負荷補償のフィードバックステアリングを用いたノイズシェーピング回路および方法ならびにそれを使用するシステム - Google Patents

過負荷補償のフィードバックステアリングを用いたノイズシェーピング回路および方法ならびにそれを使用するシステム Download PDF

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Description

本発明は、一般に、デルタ・シグマ変調器、特に、過負荷補償のフィードバック信号のステアリングを行い、システムが同フィードバックを利用するノイズシェーピング回路並びに方法に関する。
デルタ・シグマ変調器はデジタル/アナログ変換器(DAC)並びにアナログ/デジタル変換器(ADC)において特に有用である。デルタ・シグマ変調器は、オーバサンプリングを利用して、オーバサンプリング周波数帯域の両端にわたる量子化ノイズパワーの拡散を行うが、このオーバサンプリング周波数帯域は、一般に、入力信号の帯域幅よりもずっと大きい。さらに、デルタ・シグマ変調器は、量子化ノイズに対するハイパスフィルタとして機能することによりノイズシェーピングを行い、それによって、大部分の量子化ノイズパワーが信号帯域の中からシフトされる。
ADC内の代表的なデルタ・シグマ変調器は、アナログ入力信号を負のフィードバック信号と加算する入力加算器と、アナログ線形(ループ)フィルタと、量子化器と、フィードバックループとを備え、デジタル/アナログ変換器(フィードバックDAC)は、量子化器の出力と、入力加算器の反転入力とを結合する。デルタ・シグマDACも、同様に、デジタル入力加算器と、デジタル線形フィルタと、デジタルフィードバックループと、量子化器と、出力DACとを出力部側に備える。1次変調器では、線形フィルタは単一の積分段を備え、より高次の変調器内のこのフィルタは、通常、カスケードを成す対応する数の積分段を備える。高次変調器は低次変調器上で量子化ノイズの改善された伝達特性を有するが、次数が上がるにつれて、安定性が、決定的に重要な設計上のファクタとなる。所定のトポロジに対応して、量子化器は1ビット量子化器か、マルチビット量子化器かのいずれかになる。
デジタルデルタ・シグマ変調器で不安定性を引き起こす1つの原因として入力される過負荷がある。例えば、過負荷入力が生じるのは、入力データの利得が1より大きくなった場合、著しいGibbsオーバーシュートを持つデジタル化された矩形波を変調器の入力部で受信した場合、あるいは、劣悪なデータストリームが先行する補間回路から送出された場合である。単一ビットデルタ・シグマ変調器は過負荷を受けやすいということで悪名が高い。マルチビットデルタ・シグマ変調器のほうが過負荷入力を受ける程度は少ないとはいえ、入力信号ストリームがその正の最大レベル並びに負の最大レベルに近づくと、過負荷は依然頻繁に生じる。
デルタ・シグマ変調器内の過負荷を処理する現在の技術は相対的に複雑であり、飽和と不安定性とを避けるために過負荷状態の検出、並びに、変調回路のその後のリセットや制限を必要とする。しかし、変調器過負荷は、特に、より高品質のノイズシェーピングを行う高次の変調器では、処理の必要がある重要問題としてそのまま残されている。変調器過負荷はオーディオ用アプリケーションでは特に面倒なものであり、不安定な変調器によって、出力信号中に極端な信号が生じて、次の処理段を損ね、および/または、その結果聞き手にとって不快な可聴音の出力が生じることになる。
(発明の概要)
本発明概念によれば、ノイズシェーパが過負荷入力を受けつけないようにする方法並びに回路が開示される。これらの概念の1つの代表的実施形態として、通常の動作状態で入力信号のノイズシェーピングを行う第1のフィルタと、過負荷状態で安定な第2のフィルタとを備えるノイズシェーパが挙げられる。量子化器は第1のフィルタと第2のフィルタとの出力の合計値に反応する。信号ステアリング回路は、量子化器の出力側から第1のフィルタと第2のフィルタとの入力側へのフィードバック信号のステアリングを行って、過負荷状態での第1のフィルタの安定性を維持する。
上記発明概念を具現化する回路と方法によってノイズシェーパの入力過負荷の問題は直接処理される。過負荷状態が生じると、(高品質の)一次ノイズシェーピングループが通過させるエネルギが一次ループの安定性を維持するレベルのままである間、過負荷ループは上昇したエネルギ負荷を受け取り、このエネルギ負荷を保持することになる。過負荷状態が終ると、一次ループはエネルギの大部分を通過させるステップを再開し、高品質のノイズシェーピング処理の実行を継続する。本発明は、過負荷状態の検出か、ノイズシェーパ回路のリセットかのいずれかを行ってノイズシェーパ出力の飽和を避けるようにする追加回路を必要としない。さらに、ノイズシェーパ入力の通常の最大限度の外側にある入力信号ストリームの短時間のずれは、ノイズシェーパ処理を実質的に瞬断するものではない。上記回路と方法は、ノイズシェーパ過負荷が、オーディオ増幅器やスピーカなどの次の処理段で障害を引き起こし、聞き手の聴覚にとって有害な可聴出力を生みだすことさえあるオーディオ用アプリケーションで特に有用である。
(発明の詳細な説明)
図面の図1〜図3に描かれている例示の実施形態を参照することにより、本発明の原理およびこれら原理の利点についてもっとも良い理解が得られる。図中、同じ参照番号は同じ部分を示すものとする。
図1は、本発明の原理に基づく、デジタル/アナログ変換器(DAC)サブシステム100の代表的オーディオシステムのアプリケーションを示す図である。本例では、DACサブシステム100は、コンパクトディスク(CD)プレイヤ、デジタルオーディオテープ(DAT)プレイヤあるいはデジタルビデオディスク(DVD)ユニットなどのオーディオコンポーネント101の一部を形成する。デジタルメディア駆動装置102は、マルチビットのオーディオ用アプリケーションでのソニー/フィリップス1ビットフォーマットや、マルチビットPCMの1ビット音声データなどのデジタルデータを所定のデジタルデータ記憶媒体から収集し、クロック信号および制御信号と共にデータをDACサブシステム100へ渡すものである。この結果アナログ(オーディオ)データは、増幅ブロック104での増幅に先行してアナログ/オーディオ処理ブロック103でさらに処理される。次いで、オーディオ増幅ブロック104は、1セットの従来型のスピーカ105aと105b、ヘッドセット、あるいは同様の装置を駆動する。
デジタル音声データは、サンプリングクロック(SCLK)により計時されるSDATAパスを介してシリアルなワードとして受信される。左右のチャネルデータが左右のクロック信号(LRCK)に応じて交互に処理される。LRCK信号はデータ入力レート(すなわちサンプリングレート)と同じレートである。マスタクロック信号(MCLK)はオーディオコンポーネント101のタイミング全体の同期をとり、オーディオサンプリングレートの倍数の所定のオーバサンプリング周波数を有する。次いで、制御信号DF1とDF0が、左右に位置揃えされたフォーマット、20ビットまたは24ビットのワード幅フォーマット、などの入力フォーマットの選択を可能にする。1ビットのデータが入力されると、SDATAポートが左チャネルデータを受信し、DF1ポートが右チャネルデータ
を受信する。
上記のように、高次の(3次またはそれより高次の)デルタ・シグマ変調器は一般に、(1次や2次などの)低次のデルタ・シグマ変調器よりも良好なノイズシェーピングを行う。しかし、変調器の次数が上がるにつれて、変調器の安定性が設計上決定的に重要なファクタとなる。不安定性を引き起こす1つの特定の原因として、入力過負荷が挙げられるが、この過負荷入力時に最大の正の変調器入力制限値あるいは最大の負の変調器入力制限値を越える入力信号のずれによって、1または2以上の変調器フィルタ段の飽和およびループ全体の発振が引き起こされる。
代表的デジタルデルタ・シグマ変調器では、入力信号のストリームが所定の最大の正または負の値を上回るとき、量子化器の出力がその対応する最大値または最小値まで駆動され、この時点でスループットデータストリームがクリップ(制限)される。次いで、量子化器のこのクリップされた出力によって、変調器入力加算器とループフィルタとが利用できる負のフィードバック量が制限される。不十分なフィードバックによって、ループフィルタの積分器は該積分器の最大値または最小値まで飽和し、変調器は不安定になる。次いで、積分段が飽和すると、デルタ・シグマデジタル/アナログ変換器内のDACなどの以下の回路はオーバドライブされる。このオーバドライビングの結果、アナログ出力信号内に極端な遷移が生じ、この遷移はオーディオシステムでオーディオスピーカに障害を与えたり、および/または、聞き手に対して不快感や損傷を引き起こしたりする場合がある。
デジタルデルタ・シグマ変調器内の過負荷を処理する通常行われる1つの手法として、過負荷の検出時に、ループフィルタの積分段を0にリセットする手法がある。しかし、積分器の過負荷検出とリセットとは相対的に実現が困難である。例えば、変調器の最大値を越える入力信号の時折の短時間のずれに起因して生じる瞬断の影響を受けるおそれがなく、しかも変調器の入力およびリセット時に真の過負荷状態を適宜同時に検出するように変調器を設計する必要がある。
図2は、本発明の原理を具現化する過負荷制御に対するフィードバック信号のステアリングを行うデルタ・シグマデジタル/アナログ変換器(DAC)200の例を示す高レベルのブロック図である。DAC200は図1のDACサブシステム100としてこのようなアプリケーションでの使用に適している。DAC200は2つのデルタ・シグマループ201と202とを備え、さらに量子化器203を共用する。一般に、一次デルタ・シグマループ201は、通常の(低レベル)処理中に所望のノイズシェーピング処理を行う高次のフィルタである。デルタ・シグマループ202は、一般に、過負荷状態でも無条件に安定している低次の“過負荷”データパスである。以下さらに解説するステアリング回路204は、量子化器203からデルタ・シグマループ201と202の入力への負のフィードバックを制御する。ループ201と202の入力へのフィードバック信号のステアリングを行うことにより、対応するループ201/202を介して渡されるエネルギの量は制御される。
DAC200の例示の実施形態では、一次ループ201は、6(6)次のループであり、ステアリング回路204からの負のフィードバックとデジタル入力信号とを加算する入力加算器205、並びに、6(6)次の一次ループフィルタ206も備える。一次ループフィルタ206は、フィードフォワードあるいはフィードバックトポロジなどの従来方式の一般的なトポロジを有することが望ましい。種々のデルタ・シグマループフィルタトポロジの様々なの設計と構成についての一般的解説は、Norsworthyらの、「デルタ・シグマデータコンバータ、理論、設計およびシミュレーション」(IEEE出版局、1996年)などの種々の出版物に見られる。
例示の過負荷デルタ・シグマ変調器ループ202は、2(2)次のループであり、固定入力値(この場合0)をステアリング回路204から得られるフィードバック値と加算する入力加算器207と、2(2)次のループフィルタ208も備える。2(2)次のデルタ・シグマループは相対的に過負荷を受ける恐れがなく、一般に実現が簡単である。言い換えれば、2次ループフィルタ設計は、これらの設計の入力範囲の100%(100%)で、あるいは、その入力範囲の100%(100%)まで動作し、かつ、安定した状態を保ち続けることができる。さらに、2次フィルタの安定性は一般に立証可能である。したがって、例示のDAC200の実施形態では、2(2)次のループ202は過負荷ループ202用として選択される。一般に、有限ワード長レジスタを使用できることを保証するために2次段の状態変数はクリップすなわち制限される。
一次ループ201と過負荷ループ202の出力は加算器209により加算されて、共用の量子化器203の中へ入力される。例示の実施形態では、量子化器203は、制限用すなわち切り捨て機能を備えた9(9)レベル量子化器である。例示の量子化器203では、最大の正の切り捨てられた(量子化された)デジタル出力値はプラス4つの(+4)であり、最大の負の出力値はマイナス4(−4)である。ステアリング回路204は2つのフィードバックストリーム、すなわち、共用の量子化器203の出力側から一次ループ201の入力加算器205への1つのストリームと、過負荷ループ202の入力加算器207への別のストリームとの2つのストリームの制御を行う。2つのフィードバックストリームのエネルギの合計に等しい量子化器203からの出力ストリームは、動的要素マッチング(DEM)回路210を介して従来型のスイッチトキャパシタまたは電流ステアリングDAC211を駆動する。DAC211は一般に8つの(8)エレメントを備えるが、これら8つのエレメントは名目上互いに同等のものであり、さらに、DEM210はエレメントの均等な使用を保証して、不整合に起因して生じるノイズの除去を図るものである。
通常の動作時には、量子化器203はクリッピングを行うことなく出力を行い、したがって、ステアリング回路204は量子化器203から一次ループ201へフィードバックの大部分を送る。したがって、6次のループフィルタ206への入力における入力加算器205は十分な負のフィードバックを受信して、安定した動作状態で一次ループ201を維持することになる。このケースでは、描かれている9レベル制限用量子化器203は、マイナス4(−4)からプラス4(+4)の範囲のデジタル値を出力する。一次ループ201内への変調器入力が十分に小さいままであれば、マイナス4(−4)からプラス4(+4)の範囲のフィードバック値は、一次ループ201の安定性を維持するために十分なフィードバックを提供することになる。
変調器ループ201への入力が増加し、過負荷が近づくにつれて、ステアリング回路204は一次ループ201の入力への十分な負のフィードバック信号のステアリングを行って、安定性の維持を図る。同時に、フィードバックの補償レベルが、低次の、無条件で安定している過負荷ループ202の加算器207の負入力へ送信される。例えば、制限用量子化器203が+4の値でその出力をクリップしたけれども、入力は、安定性を維持するために+5の値でフィードバックを要求している場合、ステアリング回路204は+5の値を持つストリームのフィードバックを一次ループ201の入力に対して行って、過負荷ループ202の入力に対して−1の値でストリームの補償を行う。したがって、フィードバックステアリング回路204からの合計値は量子化器203からの値と等しい状態のままとなる。過負荷状態での信号の劣化を最小限にするために、ステアリング回路204の処理は、ステアリング回路204からの2つの出力が量子化器203の出力に加算することを保証する。また、低い信号状態で、最低限の信号量が低次の変調器ループ202の入力部へ返送されたり、まったく返送されなかったりする。
言い換えれば、一次ループ201の加算器205の中へ入る増加したフィードバック信号はDAC200の増加した(過負荷)デジタル入力信号と加算して、6次の一次ループフィルタ206段を飽和にならないように維持する。フィードバック値を補償して過負荷ループ202の中へ入れるステップは、ループ202を通じてエネルギを上昇させることになる。
この結果、一次ループ201の過負荷が防止され、安定した状態がそのまま続くことになる。過負荷ループ202は大部分の過負荷エネルギを通過させるが、このループが低次ループであるため、安定した状態がそのまま続くことになる。過負荷状態が終ると、フィードバックエネルギの大部分は一次ループ202へ再送され、一次ループ202は高品質の出力信号の生成へ戻る。2(2)次ループ202は構成および実行が簡単である。というのは、2次ループ202は入力信号をまったく含まず、量子化されたフィードバック信号のみを含んでいるからである。したがって、レジスタのワード長は非常に短いものであってもよい。
図2のDAC200に図示のように、過負荷補償のフィードバック信号のステアリングを実現する複数の方法が存在する。図3は、過負荷制御のフィードバック信号のステアリング回路を備えた例示の1つの特定のデルタ・シグマDAC300を描く処理ブロック図である。デルタ・シグマDAC300は、高次(6次)の一次ループフィルタ301と、低次の(無条件で安定している)(2次)過負荷ループフィルタ302とを備える。例示を目的として、一次ループフィルタ301は6(6)次のフィルタであり、低次のフィルタ302は2(2)次のフィルタである。ここで再び、2(2)次のトポロジが低次のフィルタ302用として選択される。というのは、2(2)次のループフィルタが過負荷状態で安定していることが立証できるからである。本例では、低次のフィルタ302は過負荷フィルタである。
6次の一次ループフィルタ301は通常の(低レベル)動作状態で入力信号の高品質のフィルタリング行う。一次ループフィルタ301の信号出力は、非制限用量子化器303によって量子化され、次いで、量子化器303は1つの入力信号を加算器304へ送出する。加算器304は、シンプルな2次ループフィルタの出力も整数であるため、量子化器303の後に配置される。というのは、入力信号は整数で常に駆動され、そのため切り捨てに参加することはないからである。非制限用量子化器303の出力も入力加算器305へ負のフィードバックを行って、やはり信号タイミング用遅延(Z−1)ブロック306を備えた一次デルタ・シグマ変調器ループを閉じる。
加算器304への第2の入力が過負荷フィルタ302により送出される。本例では過負荷フィルタ302への入力は論理0(0)などの固定値である。遅延(Z−1)エレメント308により遅延される過負荷フィルタ302の出力側から加算器307への負のフィードバックについて以下さらに説明する。
加算器304により生成される、一次フィルタおよび過負荷フィルタ301と302からのそれぞれの出力の合計は、クリッピング(切り捨て)処理を行うリミタ309を介して渡される。この結果生じるリミタ309からの出力信号によって、DAC300の出力側でDEM回路310とDAC311とが駆動される。
入力加算器307へのフィードバック信号は加算器312により生成される。加算器312に対する反転(負の(−))_入力FB1は、非制限用量子化器303の出力により
駆動される。加算器312の非反転(正の(+))入力はリミタ309の出力により駆動される。
非制限用量子化器303からの出力が、リミタ309からの(正から負への)最大出力未満のままである限り、加算器312からの過負荷フィードバックFB2は0(0)のままとなる。したがって、大部分のエネルギは、高品質の6次のループフィルタ301を介して渡される。一方、量子化器303からの出力がリミタ309からの正または負の最大出力値を超えるにつれて、加算器312からの過負荷フィードバックFB2はそれに応じて上昇する。非制限用量子化器303から6(6)次のループフィルタ301の入力への最大フィードバックFB1は、ループフィルタ301段が飽和しないことを保証することにより、6次のループフィルタ301を安定した状態に維持する。2(2)次のフィルタ302の入力への過負荷フィードバックFB2は、過負荷状態で安定した状態のままであるループフィルタ302の中をさらに多くのエネルギが通過することを保証する。加算器305と307内へのフィードバックの合計はリミタ309からの出力に等しい。
過負荷が、主要ループフィルタの動作に厳しい影響を与える場合にのみ、過負荷フィルタパスが使用されるが、量子化器にクリップするのに短い、瞬間的な過負荷が許容されるシステムなどのような本発明の代替の実施形態では別のステアリングメカニズムを利用することも可能である。さらに、フィードバック信号のステアリングは入力信号のレベルに基づいて行ってもよい。
以上、例示のDAC200と300における例示のデジタルデルタ・シグマ変調器を参照して、本発明の原理について説明した。しかし、上記原理に基づくフィードバックによる過負荷制御のステアリングは、アナログデルタ・シグマ変調器並びにアナログ/デジタル変換器などの関連するアプリケーションに対しても適用可能である。
ある特定の実施形態と関連して本発明について説明したが、これは本発明を限定するという意味合いでこれらの説明が解釈されるように意図したものではない。開示された実施形態の種々の変更並びに本発明の代替実施形態は本発明の説明を参照して当業者に明らかになる。当業者は、本発明の同じ目的を実行する別の構造の変更や設計のための基礎として、開示された本発明の概念と具体的実施形態とを容易に利用できると理解すべきである。当業者におかれては、このような均等な構成が添付の請求項に記載の本発明の精神と範囲とから逸脱しないものであることを理解されたい。
したがって、本発明の真の範囲に属するこのような変更あるいは実施形態のいずれも請求項によってカバーされるものである旨が想定されている。
本発明および本発明の利点をさらに完全に理解するために、添付図面と関連して行う以下の説明を参照する。
図1は、本発明の原理に基づく、デジタル/アナログ変換器(DAC)の代表的オーディオシステム用アプリケーションを示す図である。 図2は、本発明の原理を一般的に具現化し、図1のシステムに示されているDACとして上記のようなアプリケーションで使用するのに適しているデルタ・シグマデジタル/アナログ変換器(DAC)の例を示す高レベルのブロック図である。 図3は、過負荷制御のフィードバックによりステアリングを行う図2の一般例が示す原理を具現化する特定のデルタ・シグマDACの1例を描く処理ブロック図である。

Claims (16)

  1. 通常の動作状態で入力信号をノイズシェーピングする第1のフィードバックループであって、該第1のフィードバックループは、第1の信号伝達機能を有する第1のフィルタと該第1のフィルタの出力を量子化する量子化器とを含み、該該量子化器の出力が該第1のフィルタの入力に第1のフィードバック信号を提供するように、該量子化器の出力が該第1のフィルタの入力に結合されている、第1のフィードバックループと、
    過負荷状態で安定している第2のフィードバックループであって、該第2のフィードバックループは、該第1の信号伝達機能とは異なる第2の信号伝達機能を有する第2のフィルタと、該量子化器の出力および該第2のフィルタの出力を制限するリミッタとを含み、該リミッタの出力と該量子化器の出力との差分が該第2のフィルタの入力に第2のフィードバック信号を提供するように、該差分が該第2のフィルタの入力に結合されている、第2のフィードバックループ
    を備えた、ノイズシェーパ。
  2. 前記過負荷状態で、前記第1のフィードバック信号が前記第1のフィルタの入力に提供され、かつ、前記第2のフィードバック信号が前記第2のフィルタの入力に提供され、
    該第1のフィードバック信号は、該第1のフィルタの安定性を維持する、請求項1に記載のノイズシェーパ。
  3. 前記第1のフィルタは、少なくとも3次のフィルタを有し、前記第2のフィルタは、2次以下のフィルタを有する、請求項1に記載のノイズシェーパ。
  4. 前記第1のフィードバック信号の値および前記第2のフィードバック信号の値の合計は、前記リミッタの出力の値に実質的に等しい、請求項1に記載のノイズシェーパ。
  5. 前記第1のフィルタおよび前記第2のフィルタのそれぞれは、デジタルフィルタを含み、前記入力信号は、デジタルデータを含む、請求項1に記載のノイズシェーパ。
  6. 第1のフィードバックループと第2のフィードバックループを有するデルタ・シグマ変調器においてノイズシェーピングを行う方法であって、該第1のフィードバックループは、第1の信号伝達機能を有する第1のフィルタと該第1のフィルタの出力を量子化する量子化器とを含み、該第2のフィードバックループは、該第1の信号伝達機能とは異なる第2の信号伝達機能を有する第2のフィルタと、リミッタとを含み、
    該ノイズシェーピングを行う方法は、
    該第1のフィードバックループを介して、該量子化器の出力から該第1のフィルタの入力に第1のフィードバック信号を供給することと、
    該第1のフィルタを用いて該第1のフィードバック信号をフィルタリングすることと、
    該リミッタを用いて、該量子化器の出力と該第2のフィルタの出力とを制限することと、
    該第2のフィードバックループを介して、該リミッタの出力と該第1のフィードバック信号との差分である第2のフィードバック信号を該第2のフィルタの入力に供給することと、
    該第2のフィルタを用いて該第2のフィードバック信号をフィルタリングすることと
    を包含する、ノイズシェーピングを行う方法。
  7. 前記第1のフィルタは、前記第2のフィルタよりも高い次数を有する、請求項に記載のノイズシェーピングを行う方法。
  8. 前記第1のフィルタは、少なくとも3次のフィルタを有し、前記第2のフィルタは、2次以下のフィルタを有する、請求項に記載のノイズシェーピングを行う方法。
  9. 前記第1のフィードバック信号は、第1の極性であり、前記第1のフィルタの安定性を維持するのに十分なエネルギーを有する、請求項に記載のノイズシェーピングを行う方法。
  10. 前記第1のフィードバック信号は、デジタルデータを含む、請求項に記載のノイズシェーピングを行う方法。
  11. 前記量子化器の出力と前記第2のフィルタの出力と加算することと、
    該加算された結果を前記リミッタの入力に供給することと
    をさらに包含する、請求項に記載のノイズシェーピングを行う方法。
  12. デルタ・シグマ変調器を備えたデルタ・シグマデータコンバータであって、
    該デルタ・シグマ変調器は、
    第1の入力加算器と、通常の動作状態で入力信号をフィルタリングするために選択された次数の第1のフィルタと、該第1のフィルタの出力を量子化する量子化器とを含む第1のフィードバックループであって、該量子化器の出力が該第1のフィルタの入力に第1の信号を提供するように、該量子化器の出力が該第1のフィルタの入力に結合されている、第1のフィードバックループと、
    第2の入力加算器と、過負荷中に安定した状態のままエネルギーを通過させるように選択された次数の第2のフィルタと、該量子化器の出力および該第2のフィルタの出力を制限するリミッタとを含む第2のフィードバックループであって、該リミッタの出力と該量子化器の出力との差分が該第2のフィードバックループの該第2の入力加算器の入力に第2のフィードバック信号を提供するように、該差分が該第2の入力加算器の入力に結合されている、第2のフィードバックループ
    を備えている、デルタ・シグマデータコンバータ。
  13. 前記デルタ・シグマ変調器の出力に結合されたデジタル/アナログ変換器をさらに備えている、請求項12に記載のデルタ・シグマデータコンバータ。
  14. 前記第1のフィルタおよび前記第2のフィルタのそれぞれは、デジタルフィルタを含み、前記入力信号は、デジタルデータを含む、請求項12に記載のデルタ・シグマデータコンバータ。
  15. 前記第1のフィルタおよび前記第2のフィルタのそれぞれは、アナログフィルタを含み、前記入力信号は、アナログデータを含む、請求項12に記載のデルタ・シグマデータコンバータ。
  16. 前記第1のフィルタは、少なくとも3次のフィルタを有し、前記第2のフィルタは、2次以下のフィルタを有する、請求項12に記載のデルタ・シグマデータコンバータ。
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