JP3768231B2 - 原虫性感染症治療用のアトバクオンとプログアニルとのコンビネーション - Google Patents

原虫性感染症治療用のアトバクオンとプログアニルとのコンビネーション Download PDF

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Description

本発明は、抗寄生虫活性を有する2−〔4−(4−クロロフェニル)シクロヘキシル〕−3−ヒドロキシ−1,4−ナフトキノン(アトバクオン)とプログアニルとの相乗作用コンビネーションに関する。更に詳しく言えば、本発明は前記コンビネーションを含有する医薬品組成物、マラリアおよびトキソプラスマ症といった原虫性寄生虫感染症の治療におけるその使用法ならびにPneumocystis cariniiにより起こる感染症の治療におけるこれらの使用法に関する。
2−〔4−(4−クロロフェニル)シクロヘキシル〕−3−ヒドロキシ−1,4−ナフトキノン(アトバクオン)は、以前に、例えば欧州特許第123,238号明細書に開示された化合物であり、前記特許明細書は式(I):
Figure 0003768231
式中、R1は水素、R2はC1-6アルコキシ、アルアルコキシ、C1-6アルキル−C1-6アルコキシ、ハロゲンおよびC1-6アルキルから選ばれる1個または2個の基により置換されたフェニル、ハロゲンおよびペルハロ−C1-6アルキルから選ばれるか、またはR1およびR2の両方共C1-6アルキルまたはフェニルであり、nはゼロまたは1である、を有する2−置換−3−ヒドロキシ−1,4−ナフトキノン類およびその生理学上容認しうる塩に関するものである。前記化合物は抗原虫活性をもつと言われている。特にnがゼロである式(I)の化合物はヒトのマラリア寄生虫Plasmodium falciparumに対して、またコクシジウム症の病原生物であるE. tenellaおよびE. acervulinaといったEimeria種に対しても活性であると言われ、nが1である式(I)の化合物はTheileria属の原虫、とりわけT. annulataまたはT. parvaに対して活性であると言われる。特定的に名前をあげて例示された化合物の中に、nがゼロ、R1が水素そしてR2が4−クロロフェニルである式(I)の化合物、即ちアトバクオンがある。
プログアニルはマラリア予防用の公知の薬剤で、治療用ではない。これは最も安全な抗マラリア薬の一つであって、小児および妊娠に投与できる。しかし、とりわけ東南アジアにおいてプログアニルに対するP. falciparumの耐性が現われ、問題が大きくなりつつある。
薬物耐性に対抗するために、1種類より多くの抗マラリア薬のコンビネーションを同時にあるいは順次に使用することが標準の実施法となりつつある。しかし、多くのこのようなコンビネーションは拮抗的であり、治療効果を弱め、薬剤投与計画がしばしば複雑となり、患者の治療が不完全になりがちである。従って、本発明の一つの目的は、拮抗的でなく、複雑な投与計画を必要としない抗マラリア薬のコンビネーションを提供することにある。
本明細書中で式(II):
Figure 0003768231
により表わされるアトバクオンとプログアニルとを、同時にあるいは順次に併用することによって、抗寄生虫活性、とりわけ抗マラリア活性の増強がなし遂げられることが意外にもここに発見された。更にまた式(II)の化合物とプログアニルの薬効増強コンビネーションは単一の医薬品製剤として簡単に提供できる。
第一の方向として、本発明は原虫性寄生虫感染症、例えばマラリアまたはトキソプラスマ症、あるいはヒトを含めて哺乳動物におけるP. Cariniiにより起こる感染症の治療および(または)予防の方法を提供するものであり、本法は有効量りアトバクオンまたはその生理学上容認しうる塩を投与しそして有効量のプログアニルを同時にまたは順次に投与することからなる。
本発明は第二の方向として、原虫性寄生虫感染症、例えばマラリアまたはトキソプラスマ症、あるいはヒトを含めて哺乳動物において、P. cariniiによって起こる感染症の治療および(または)予防のために、プログアニルと同時か順次に投与される医薬品の製造に使用するためのアトバクオンを提供する。
式(II)の化合物とプログアニルとは同時に投与するのがよい。式(II)の化合物とプログアニルとは薬効を増す比で投与することが最も好ましい。
従って、本発明の更にもう一つの方向によると、アトバクオンまたはその生理学上容認しうる塩とプログアニルとが薬効増強比で存在する、アトバクオンまたはその塩とプログアニルとのコンビネーションを提供する。
「薬効増強比」という用語は、アトバクオンとプログアニルとのコンビネーションの抗寄生虫活性が、アトバクオンまたはプログアニルいずれかの単独の活性より大、あるいは個々の成分の活性に基づいてコンビネーションに対して予想される加成的活性より大となるような比でアトバクオンとプログアニルが存在するということを示すために本明細書中で用いている。従って、個々の成分は、それらが薬効増強比で存在する限りコンビネーションにおいて相乗的に作用する。
マラリアのヒドロキシナフトキノン耐性株を含めて、マラリアの治療に順調に使用できる薬効増強比は、プログアニル:アトバクオン1:0.1〜1:100の範囲内にある。薬効増強比は1:0.2〜1:10の範囲が適当である。
特に適当な薬効増強比は1:1〜1:3の範囲にある。
本発明は、もう一つの面において、ヒトを含めて哺乳動物におけるマラリア治療および(または)予防法をも提供するものであり、本法は有効量のアトバクオン、あるいはその生理学上容認しうる塩、とプログアニルとのコンビネーションを投与することからなる。
アトバクオンのヒドロキシル基は適当な塩基と塩を形成することができ、アトバクオンの生理学上容認しうる塩には、無機塩基塩、例えばアルカリ金属(例えば、ナトリウムおよびカリウム)塩およびアルカリ土類金属(例えば、カルシウム)塩;有機塩基塩、例えばフェニルエチルベンジルアミン塩、ジベンジルエチレンジアミン塩、エタノールアミン塩およびジエタノールアミン塩;およびアミノ酸塩、例えばリジン塩およびアルギニン塩が包含される。
式(II)の化合物はcisまたはtrans異性体として存在しうる、即ちシクロヘキシル環はナフトキノン核およびクロロフェニル基によってcisまたはtrans置換されうることは明らかであろう。cisおよびtrans異性体ならびにその如何なる割合における混合物も本発明の従って使用できる。一般に、化合物が異性体混合物の形にある場合、trans異性体が約50%の量で散在するかあるは主要異性体となるであろうが、cis異性体の方が支配的である混合物も本発明の範囲内に含まれる。異性体の特定の比は必要に応じ変えることができ、典型的な混合物はcistrans異性体比が約1:1、40:60および5:95であるものを含む。本発明に従って使用するには、式(II)の化合物のtrans異性体、あるいは少なくとも95%、例えば99%のtrans異性体を含むcistrans異性体混合物がよい。
式(II)の化合物は、ヒドロキシル基がそのプロトンをオキソ基の一つへ供与した互変異性形としても存在することができ、このような互変異性形の使用も本発明の範囲内に含まれる。しかし安定な形は式(II)で示したものであると考えられる。
抗寄生虫剤として有効であるために要求されるアトバクオンとプログアニルとのコンビネーションの量は、当然のことながら種々と変化するであろうし、究極的には開業医あるいは獣医師の判断にある。考慮すべき因子には投与経路、および製剤の性質、哺乳動物の体重、年令および一般的健康状態ならびに治療すべき疾患の性質と軽重が含まれる。一般に、マラリア治療のためにヒトに投与するのに適した有効量は、プログアニル2.0mgから30mg/キログラム体重/日およびアトバクオン0.5mgから30mg/キログラム体重/日、例えばプログアニル3から20mg/kg/日およびアトバクオン1から20mg/kg/日、特にプログアニル5から15mg/kg/日およびアトバクオン3から15mg/kg/日の範囲にある。
マラリア予防のためヒトに投与するのに適した有効量は、プログアニルおよびアトバクオン各々3から20mg/キログラム体重/週、例えばプログアニルおよびアトバクオン各々6mg/kg/週から10mg/kg/週の範囲にある。
前記投与量は薬物そのものについて計算しているのは当然である。
本発明に従って使用するためには、アトバクオンとプログアニルとのコンビネーションは医薬品製剤として提供するのがよい。
医薬品製剤は、活性成分(即ち、アトバクオンとプログアニルとのコンビネーション)を、それに対する1種以上の製薬上容認しうる担体ならびに任意の他の治療および(または)予防成分と共に含有してなる。担体(複数のことがある)は処方の他の成分と融和し、その受薬者に対して有害でないという意味で容認しうるものでなければならない。
従って、本発明はアトバクオンとプログアニルとのコンビネーションをそれに対する1種以上の製薬上容認しうる担体と共に含有してなる医薬品製剤を提供するものである。
本発明は更に医薬品製剤の製造法をも提供するのであって、本法はアトバクオンとプログアニルとのコンビネーションをそれに対する1種以上の製薬上容認しうる担体と一緒にすることからなる。
アトバクオンとプログアニルとのコンビネーションは単位剤形の状態の医薬品製剤として提供するのが便利かもしれない。一つの便利な単位用量製剤は、各10mgから3g、例えば各50mgから3g、の量の活性成分を含む。典型的な単位用量は、例えばアトバクオン500mgとプログアニル200mg、あるいはアトバクオン500mgとプログアニル500mgを含むことができる。
医薬品製剤は経口、局所(皮膚、頬側および舌下を含む)直腸および非経口(皮下、皮内、筋肉内および静脈内を含む)投与ならびに鼻腔栄養管による投与に適したものを包含する。製剤は、必要に応じ個々の投薬量単位として提供するのが便利であり、調剤の分野でよく知られる方法のいずれかにより調製できる。すべての方法は、活性成分を液体担体または微粉砕固体担体または両方と一緒にし、次に必要に応じ生成物を望む製剤に形づくる工程を含んでいる。
経口投与に適した担体が固体である医薬品製剤は、各々が所定量の活性成分を含有する単位用量製剤、例えば大形丸剤、カプセルまたは錠剤、として提供するのが最も好ましい。錠剤は任意に1種以上の補助成分と共に圧縮または成形することにより製造される。圧縮錠剤は、自由流動形、例えば粉末または顆粒とした活性成分を、結合剤、滑沢剤、不活性希釈剤、潤滑剤、界面活性剤または分散剤と任意に混合し、適当な機械で圧縮することにより製造できる。成形錠剤は不活性液体希釈剤を成形することにより製造できる。錠剤は任意に被覆してもよいし、もし被覆しないならば、任意に刻み目を付けることもできる。カプセルは活性成分を単独で、あるいは1種以上の補助成分と混合してカプセル殻の中に詰め、次に常法によりそれらをシールすることにより製造される。カシエ剤はカプセルと同様で、この場合には活性成分を補助成分(複数のことがある)と共にライスペーパー袋の中に封じる。式(II)の化合物とプログアニルとのコンビネーションは分散性顆粒剤としても処方でき、このものは例えば投与の前に水に懸濁させてもよいし、または食物の上にふりかけてもよい。顆粒剤を、例えば袋の中に包装することができる。担体が液体である経口投与に適した製剤は、水性液体または非水性液体中の溶液または懸濁液として、あるいは水中油型乳濁液として提供できる。
経口投与用製剤は、放出量を調節した剤形、例えば活性成分を適当な放出調節マトリックス中に処方するか、あるいは適当な放出調節フイルムで被覆した錠剤を包含する。このような製剤は予防用として特に便利かもしれない。
活性成分はまた鼻−胃管を経由する投与に適した溶液または懸濁系として処方することもできる。
担体が固体である直腸投与に適した医薬品製剤は、単位用量坐剤として提供するのが最も好ましい。適当な担体にはカカオ脂およびこの分野で常用される他の材料が含まれる。坐剤は、活性成分を軟化させた、あるいは融解させた、担体(複数のことがある)と混合し、続いて型の中で冷却し成形することによりつくるのが便利である。
非経口投与に適した医薬品製剤には、活性コンビネーションの水性または油性ビヒクル中の無菌溶液または懸濁系が包含される。注射用製剤は、ボーラス注射あるいは連続注入に適合させることができる。このような製剤は、単位用量または多回分用量の容器に入れて提供するのが便利であり、これを製剤導入後使用に必要となるまで封じておく。他方、活性成分を粉末の形にしておき、使用前に適当なビヒクル、例えば発熱物質を含まない無菌水で調製することもできる。
アトバクオンとプログアニルとのコンビネーションは長時間作用するデポー製剤として処方することもでき、これを筋肉内注射により、あるいは、例えば皮下または筋肉内に移植することにより投与できる。デポー製剤は、例えば適当な重合体材料または疎水性材料、またはイオン交換樹脂を含むことができる。このような長く作用する製剤は予防用に特に便利である。
上記の担体成分に加えて、前記の種々な投与経路に向けられる医薬品製剤は、1種以上の適当な追加担体成分として、例えば希釈剤、緩衝剤、フレーバリング剤、結合剤、界面活性剤、シックナー、滑沢剤、防腐剤(酸化防止剤を含む)など、ならびに製剤を意図する受薬者の血液と等張にする目的で添加される物質を含みうることは理解される筈である。
獣医学用に適した組成物は経口、非経口、およびこぶ胃内投与に適合させたものを包含する。
アトバクオンの製造法は欧州特許第123,238号明細書に記載されているが、一つの特定の例を例1で説明する。
例1
2−〔trans−4−(4−クロロフェニル)シクロヘキシル〕−3−ヒドロキシ−1,4−ナフトキノン
a)4−(4−クロロフェニル)シクロヘキサン−1−カルボン酸
塩化アセチル(30g)および微粉化した塩化アルミニウム(60g)を二硫化炭素(120ml)中で一緒にかきまぜ、次にCO2/オキシトール浴中で−50℃に冷却した。反応混合物の温度を−20℃以下に保ちながら、あらかじめ−50℃に冷却したシクロヘキセン(30g)を10分間で滴加した。混合物を−50℃で更に60分かきまぜ、次に溶媒をデカンテーションしてガム状のオレンジ色複合体を残した。物質が室温まで温まるにつれ少量のクロロベンゼンを加え、次にクロロベンゼン(全量300ml)の残りを加え、このようにして得られた溶液をかきまぜながら40℃で3時間加熱し、氷と濃塩酸との混合物上に注ぎ、有機層を分離し、2M塩酸、2M水酸化ナトリウムおよび水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、蒸発乾固した。生成物を真空蒸留し、140〜154℃(0.1mmHg)で沸騰する留分を集め、同体積の石油エーテル(40〜60)で希釈し、6℃に冷却し、中に窒素ガス流を絶えず通じ、分離する無色固体を採取した。
水酸化ナトリウム(6.2g)の水(42ml)溶液に0℃で臭素(2.8ml)を加えた。上で得た置換ヘキサヒドロアセトフエノン(3.1g)をジオキサン(15ml)に溶かし、次に反応混合物を20℃以下に保ちつつ冷次亜臭素酸塩溶液を加えた。反応混合物を室温で6時間かきまぜ、次いで一晩放置した。メタ重亜硫酸ナトリウムを加えて過剰の次亜臭素酸塩を分解し、混合物を冷却し、次に酸性にして無色固体を得た。固体を濾別し、水洗し、乾燥し、エタノールから再結晶することにより4−(4−クロロフェニル)シクロヘキサン−1−カルボン酸、融点254〜256℃、を得た。
b)2−〔4−(4−クロロフェニル)シクロヘキシル〕−3−クロロ−1,4−ナフトキノン
2−クロロ−1,4−ナフトキノン(3.95g、0.02モル)、4−(4−クロロフェニル)シクロヘキサン−1−カルボン酸(4.9g、0.02モル)および粉末にした硝酸銀(1.05g、0.0062モル)からなる混合物を、アセトニトリル40ml中で激しくかきまぜながら加熱還流した。水50ml中過硫酸アンモニウム(12.0g、0.0525モル)の溶液を1時間にわたり滴加した。混合物を3時間還流し、次に氷中で30分冷却し、その後瀘過し、残留粘着性固体を沸騰クロロホルムで2回抽出して無機物質を除去した。クロロホルムを蒸発により除去すると黄−褐色固体(約2.7g)が残った。これを沸騰アセトニトリル40mlに溶かし、少量の不溶物質を濾別した。冷却すると標題の化合物が黄色結晶(550mg)、融点172〜175℃、として分離した。
NMR dH(δ6−DMSO)8.05(2H, m,β−ナフト), 7.85(2H, m, α−ナフト), 7.30(4H, s, PhH), 3.30(1H, br t, CH), 2.67(1H, br t, CH), 1.2〜2.4(8H, m, 4×CH2)。
c)2−〔4−(4−クロロフェニル)シクロヘキシル〕−3−ヒドロキシ−1,4−ナフトキノン
段階(b)の生成物を10mlの沸騰メタノール中に懸濁させ、水5.5ml中0.55gの水酸化カリウムを15分にわたり滴加した。暗赤色の溶液が生ずるまで(約6時間後)混合物を還流した。次に濃塩酸2mlを注意深く滴加した。混合物を冷却し、濾過し、固体残留物を十分よく水洗した。水の洗液を再び酸性にし、濾過した。合わせた固体残留物(500mg)、融点200〜209°、をアセトニトリルから再結晶し、標題生成物trans異性体(300mg)、融点216〜219℃として得た。
例2
以下の例は、本発明に従い使用できる通常の医薬品製剤の例示である:
Figure 0003768231
Figure 0003768231
生物学的試験結果
例3
例1の化合物と他の抗マラリア剤とのコンビネーションにおける薬物相互作用の比較
Desjardins(Desjardins等、Antimalarial Agents and Chemotherapy 1979:16(6):710〜718)の半自動化技術を用いて容器内薬物感受性の研究を行なった。この方式における抗マラリア活性は、勾配をつけた薬物濃度による放射能標識ヒポキサンチンの寄生虫への取り込み抑制により評価される。
供試抗マラリア薬物を水、95%エタノール、またはDMSOに溶かした。水に溶かした薬物を95%エタノールで1:1希釈し、エタノールに溶かした薬物は水で1:1希釈した。次に薬物溶液を10%ヒト血清を含む培地で推定IC50の20〜50倍の出発濃度に希釈した。試験薬物およびそれらの溶媒を下に掲げる:
Figure 0003768231
薬物コンビネーションを調べるため、出発濃度の薬物溶液を種々な比(1:5,1:2,2:1および5:1)で合わせた。次に薬物溶液およびコンビネーションを96ウェルのミクロタイタープレートに入れ、例1の化合物、併用される薬物およびこれら二葉物の四つのコンビネーションの二重の列を得た。薬物を培地で1:3連続希釈を行ない、12−チャンネルピペッターを用いて96−ウェルミクロタイタープレートに満した。ジヒドロ葉酸レダクターゼ(DHFR)抑制剤として分類される薬物を評価するため、生理的濃度の葉酸とPABAのみを含む修飾培地を用いた。
残りの生物学的手順はDesjardinsの技術に従い実施するが、ただしP. falciparumの3株(多重薬剤耐性W−2クローン、薬剤感受性、しかしメフロキン耐性のD−6クローン、および例1の化合物に対して耐性のあるC2B分離株)を使用し、インキュベーションを72時間延長した点が異なる。
Micromath Scientific Softwareから得た「MINSQ」プログラムを用いて個々のIC50を計算した。対にしたデータの各組をDesjardinsにより用いられた双曲正接関数に適合させた。
例1の化合物に対するIC50に1の値を割当てることによってIC50を標準化し、コンビネーションをつくる他の薬物に対しては調べる二つの薬物の各比に対し比例する標準化値を与えた。
データを式:
i=1−〔Xi/(Xi+eI・(1−Xi))〕
式中、Yi=他の薬物とコンビネーションをつくったときの例1の化合物に対するIC50
i=例1の化合物とコンビネーションをつくったときの他の薬物に対するIC50
I=逆転の度合を示す相互作用パラメータ
に適合させることによりイソボログラム(isobologram)を作成した。
各コンビネーションに対しIの値を計算した。Iの正の値は相乗的コンビネーションを示し、負の値は拮抗作用を示し、I=0は相加的相互作用を示す。
結果を表1に示す。
Figure 0003768231
これらの結果は、2−〔4−(4−クロロフェニル)シクロヘキシル〕−3−ヒドロキシ−1,4−ナフトキノンとプログアニルとのコンビネーションが、試験した他の薬物コンビネーションと比較して、特にヒドロキシナフトキノン耐性C2B株に対し最も一貫した剰作用を発揮することを示す。
プログアニルのIC50対式(II)の化合物のIC50の比を測定することにより、マラリア寄生虫の3株の各々に対しプログアニルとのコンビネーションの最適比を見積った。結果を下の表2に示す。
Figure 0003768231
例4
例1の化合物、プログアニルおよびそのコンビネーションの生体内抗トキソプラスマ活性の比較
薬物活性の尺度としてマウスの死亡までの時間増加および生存率パーセントを用いることにより、化合物およびコンビネーションの活性をT.gondiiのマウスモデルで調べた。
10頭の20グラムCBA/CAマウスの群を、T.gondiiのC56株6包子で胃管により経口感染させ、3日後薬物治療を開始し、10日間続けた。すべての薬物は胃管により経口投与した。下記の群を調べた。
対照
アトバクオン@10mg/kg
アトバクオン@25mg/kg
プログアニル@25mg/kg
アトバクオン@10mg/kg+プログアニル@25mg/kg
アトバクオン@25mg/kg+プログアニル@25mg/kg
すべての動物を1日に2回30日間調べ、全死亡数を記録した。結果を表3と表4に示す。
Figure 0003768231
対照マウスの死亡までの平均時間は14日であり、ただ1頭だけの動物が生存した(10%)。(この動物は用いた低接種材で感染しなかったのかもしれない)。アトバクオン単独ではこの時間が10mg/kgで20.1日にまた25mg/kgでは24.1日に増加し、両方とも、生存動物は1頭であった(10%)。プログアニルはヒトにおいてはその優れた安全性の記録があるにも拘らずマウスに対しては毒性があった。25mg/kgでプログアニルは毒性の微候を示し、死亡までの平均時間を9日に減少させ、生存動物は無かった。10mg/kgのアトバクオンと25mg/kgのプログアニルとのコンビネーションは死亡までの平均時間18.4日を示した。25mg/kgのアトバクオンと25mg/kgのプログアニルとのコンビネーションは、プログアニルの毒性にも拘らず死亡までの時間を増加させ、マウスの80%が生存したが、これと比べてアトバクオン単独を与えたマウスでは最小生存率10%であった。
例5
例1の化合物、プログアニルおよびそのコンビネーションの容器内における抗トキソプラスマ活性の比較
マラリアに対して用いた技術に基づいた半自動化された技術を用いて容器内薬物感受性の研究を実施したが(Desjardins等、Antimicrobial Agents and Chemotherapy1979 16(6)710〜718)、ただしT.gondiiによる3〔H〕−ウラシルの選択的取り込みを利用した。勾配をつけた薬物濃度による放射能標識ウラシルの寄生虫への吸収の抑制に基づき、この方式における抗トキソプラスマ活性を評価した。
薬物をDMSOに溶かし、3%胎児牛血清を含む培地を用いて希釈液を調製した。薬物コンビネーションを研究するため、出発濃度の薬物溶液を種々な比1:1、1:3、3:1で合わせた。薬物溶液およびコンビネーションの連続1:2希釈液を調製し、HeLa細胞およびRH株T.gondiiで前以て接種した96ウェルプレートの二重のウェルで使用した。寄生虫接種後2時間で薬物を加え、プレートを37℃で24時間インキュベーションし、この時点で3〔H〕−ウラシルを加え、インキュベーションを更に8時間続けた。上澄液を除去し、T.gondiiを含む細胞をSDSで破壊し、標識タンパク質をTCAでフィルターマット上に沈殿させることにより検定を終えた。標識の取り込みをBetaプレートシンチレーションカウターで測定した。ウラシル取り込みの抑制パーセントを化合物およびコンビネーションに対して計算し、GS1プログラムを用いてIC50を計算した。例1の化合物に対するIC50に1の値を割当て、調べた2薬物の各比に対し標準化された値をプログアニルに与えることによりIC50を標準化した。これらの標準化されたIC50を相互に対してプロットすることによりイソボログラムを作成した。イソボログラムの線より下にある値により相乗作用が示され、線上の値により相加効果が、また線より上の値により拮抗作用が示される。
プレートを三重に組み立て、すべての値をプロットした。
結果を表5に示す。
Figure 0003768231
これらの結果は、アトバクオンとプログアニルとのコンビネーションが容器内でT.gondiiに対し相乗効果を発揮することを示す。
例6
例1の化合物、プログアニルおよびそのコンビネーションの生体内抗Pneumocystis活性の比較
化合物およびコンビネーションの活性Pneumocystis pneumoniaのsciaマウスモデルで調べた。
各群中のマウスの感染レベルを標準の肺の圧痕塗抹標本および免疫蛍光試験を用いて測定した。各マウスに評点、0=感染なし、+4=非常に重度の感染、を割り当てた。結果を表6に示す。
Figure 0003768231
単独投与の場合、アトバクオンは感染評点の減少を示した。プログアニル単独の場合、25mg/kg/日でscidマウスにおけるPCPの予防に無効であった。プログアニルはアトバクオンとのコンビネーションにおいて相乗作用を示した。

Claims (15)

  1. 哺乳動物における原虫性寄生虫感染症あるいはP.cariniiにより起こる感染症の治療および/または予防のための、2−〔4−(4−クロロフェニル)シクロヘキシル〕−3−ヒドロキシ−1,4−ナフトキノンおよびプログアニルからなるキットであって、2−〔4−(4−クロロフェニル)シクロヘキシル〕−3−ヒドロキシ−1,4−ナフトキノンおよびプログアニルが:1〜3:1の範囲の比で存在することを特徴とする上記キット。
  2. プログアニル:2−〔4−(4−クロロフェニル)シクロヘキシル〕−3−ヒドロキシ−1,4−ナフトキノンの比が2:5である、請求項1記載のキット。
  3. 2−〔4−(4−クロロフェニル)シクロヘキシル〕−3−ヒドロキシ−1,4−ナフトキノンはtrans異性体あるいはtrans異性体が支配的であるcisおよびtrans異性体混合物の形にある、請求項1または2に記載のキット。
  4. 2−〔4−(4−クロロフェニル)シクロヘキシル〕−3−ヒドロキシ−1,4−ナフトキノンをプログアニルと同時または順次に投与するための請求項1〜3のいずれか一項に記載のキット。
  5. 原虫性寄生虫感染症はマラリアである、請求項1〜4のいずれか一項に記載のキット。
  6. 原虫性寄生虫感染症はトキソプラスマ症である、請求項1〜4のいずれか一項に記載のキット。
  7. P.cariniiにより起こる感染症の治療および/または予防のための請求項1〜4のいずれか一項に記載のキット。
  8. 哺乳動物における原虫性寄生虫感染症またはP.cariniiにより起こる感染症の治療および/または予防のための、:1〜3:1の範囲の比の2−〔4−(4−クロロフェニル)シクロヘキシル〕−3−ヒドロキシ−1,4−ナフトキノンおよびプログアニル、並びに1以上の製薬上容認しうる担体からなる医薬組成物。
  9. プログアニル:2−〔4−(4−クロロフェニル)シクロヘキシル〕−3−ヒドロキシ−1,4−ナフトキノンの比が2:5である、請求項8記載の医薬組成物。
  10. 2−〔4−(4−クロロフェニル)シクロヘキシル〕−3−ヒドロキシ−1,4−ナフトキノンはtrans異性体あるいはtrans異性体が支配的であるcisおよびtrans異性体混合物の形にある、請求項8または9に記載の医薬組成物。
  11. 原虫性寄生虫感染症はマラリアである、請求項8〜10のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  12. 原虫性寄生虫感染症はトキソプラスマ症である、請求項8〜10のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  13. P.cariniiにより起こる感染症の治療および/または予防のための請求項8〜10のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  14. 哺乳動物における原虫性寄生虫感染症またはP.cariniiにより起こる感染症の治療および/または予防のための、2−〔4−(4−クロロフェニル)シクロヘキシル〕−3−ヒドロキシ−1,4−ナフトキノンおよびプログアニルの各々を50mgから3g含有してなる単位用量製剤。
  15. 2−〔4−(4−クロロフェニル)シクロヘキシル〕−3−ヒドロキシ−1,4−ナフトキノン500mgおよびプログアニル200mgを含有してなる、請求項14記載の単位用量製剤。
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