JP3716515B2 - 画像記録用紙 - Google Patents

画像記録用紙 Download PDF

Info

Publication number
JP3716515B2
JP3716515B2 JP29556296A JP29556296A JP3716515B2 JP 3716515 B2 JP3716515 B2 JP 3716515B2 JP 29556296 A JP29556296 A JP 29556296A JP 29556296 A JP29556296 A JP 29556296A JP 3716515 B2 JP3716515 B2 JP 3716515B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording paper
paper
fine particles
image recording
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP29556296A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09204061A (ja
Inventor
智雄 小林
平和 江連
薫 鳥越
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd, Fujifilm Business Innovation Corp filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP29556296A priority Critical patent/JP3716515B2/ja
Priority to US08/751,987 priority patent/US5888625A/en
Priority to EP19960118695 priority patent/EP0775590B1/en
Priority to DE1996606826 priority patent/DE69606826T2/de
Publication of JPH09204061A publication Critical patent/JPH09204061A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3716515B2 publication Critical patent/JP3716515B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G7/00Selection of materials for use in image-receiving members, i.e. for reversal by physical contact; Manufacture thereof
    • G03G7/0006Cover layers for image-receiving members; Strippable coversheets
    • G03G7/002Organic components thereof
    • G03G7/0026Organic components thereof being macromolecular
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/50Recording sheets characterised by the coating used to improve ink, dye or pigment receptivity, e.g. for ink-jet or thermal dye transfer recording
    • B41M5/52Macromolecular coatings
    • B41M5/529Macromolecular coatings characterised by the use of fluorine- or silicon-containing organic compounds
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G7/00Selection of materials for use in image-receiving members, i.e. for reversal by physical contact; Manufacture thereof
    • G03G7/0006Cover layers for image-receiving members; Strippable coversheets
    • G03G7/0013Inorganic components thereof
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/29Coated or structually defined flake, particle, cell, strand, strand portion, rod, filament, macroscopic fiber or mass thereof
    • Y10T428/2982Particulate matter [e.g., sphere, flake, etc.]
    • Y10T428/2991Coated
    • Y10T428/2993Silicic or refractory material containing [e.g., tungsten oxide, glass, cement, etc.]
    • Y10T428/2995Silane, siloxane or silicone coating
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/31504Composite [nonstructural laminate]
    • Y10T428/31971Of carbohydrate
    • Y10T428/31993Of paper

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Paper (AREA)
  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真方式または熱転写方式などを使用した画像形成装置に用いられ、さらに詳しくは画像形成装置によって画像形成材料が保持された基材から画像形成材料を除去する装置あるいは除去する装置を具備した画像形成装置を利用して、画像形成材料による画像形成とその除去とを繰り返すことのできる再生可能な画像記録体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、地球環境問題が表面化して森林資源保護の重要性が認識され、紙原料としての木材資源の利用削減が重要課題となっている。利用削減対策の一環として現在、一度使用された用紙等はゴミなどとして廃棄せず、古紙としての再利用が進められている。しかし古紙再生は重要な資源回収ではあるが、再生紙にするまでに多くの問題を抱えている。
【0003】
例えば、古紙回収に至っては特に企業においては機密文書やデータの漏洩問題、紙の種類による分別回収等の作業や運搬、回収古紙の集積場所や管理の問題などがある。また、古紙再生は再度パルプ化させることでパルプの繊維が短くなり再生紙の品質低下をまねいたり、画像部分のインキなどを脱墨するため装置もさらに必要になる。抄紙装置自体巨大で複雑、高価であることから紙再生は個人では到底対応できず、ある特定企業にしか頼らざるを得ないという問題もある。
【0004】
これら分別回収、運搬、集積、巨大装置の稼働などが効率良く行われなければ、エネルギーを大量に消費する(CO2 の排出量が多くなる)こととなり、結果的に地球環境問題の一つでもあるCO2 量増加に伴う地球温暖化現象をさらに助長させることにもなりかねない。
【0005】
このような問題を解決する方法に、一度使用した用紙上の画像を消去して再生する方法が提案されてきている。例えばこれらの方法としては、以下の公報に記載されている方法をあげることができる。
【0006】
特開平2−55195号公報は、プラスチック、金属、液透過性の無い紙あるいはセラミックを画像支持体として使用し、これら表面にシリコーンシール剤というシリコーンゴムの離型剤を塗布した消去可能な印刷体としたものである。その使用方法は該支持体上に熱溶融性インキで形成された画像を熱溶融性剥離体を介在させ加熱・加圧し、冷却後画像を支持体から剥ぎ取り消去するものである。
【0007】
このような印刷体においては、シリコンシール剤に移行性があるため、このシリコンシール剤が装置内の通紙・搬送ローラーなどの接触部分に付着し、紙詰まりが生じ、また、その結果生じたゴミや装置内に飛散したトナーの付着による紙の汚れ等の原因を引き起こす。シリコンシール剤の移行性を少なくするためにシリコンシール剤を薄く均一に基材面に塗布しようとしても、基材として単なる用紙を用いた場合は、シリコンシール剤の紙内への染み込み、用紙の凹凸などによりシリコンシール剤の塗布ムラができ、塗布できていない部分が生じる。このため、消去可能な印刷体としての十分な作用を得るにはシリコンシール剤による膜厚が5μm以上であることが必要とされる。この結果、表面平滑性が高くなり、定着性が悪くなる。
【0008】
また、この印刷体では、基材にポリエチレンテレフレフタート(PET)フィルムやラミネートフィルムなどの通常、ベックの平滑度計にて少なくとも300秒以上になる平滑度をもった基材を用いている。しかし、この種の基材の場合、熱溶融性インキを剥離できる十分な膜厚、例えば3μm以上の皮膜上に画像記録材料を定着させると、結局定着性が悪く手などで擦られるだけで容易に画像部分が剥がれてしまい記録保存性に欠ける問題がある。
【0009】
特開平5−216376号公報は、画像消去時に記録面に離型剤を塗布した記録紙を使用し、記録紙をオフセットし易い材料からなる媒体に圧接して画像を構成するトナーを転移・除去するものであり、ここで使用されている離型剤とはシリコーンオイル、フッ化オイル、その他脂肪族系オイルである。これらオイルを用いた場合、十分なトナーの離型効果を示すためには記録紙が透明性を呈するほどの濃度を塗布しなければならず、普通紙のイメージを損ねた低品質な記録紙となってしまうことや、定着性が悪く手などで擦られるだけで容易に画像部分が剥がれてしまい記録保存性に欠ける、またオイル等の移行性があり特開平2−55195号公報と同様の難点がある。
【0010】
特開平6−219068号公報は、加熱により画像形成材料と密着性が悪くなる熱変性材料、例えば含フッ素アクリレート材料を熱転写記録紙に塗布、または含浸させることにより再生が可能な記録紙がある。この場合の記録紙は熱転写紙であり、普通紙に比べ平滑度が高く、定着性が悪い。またこれら材料は基材である熱転写記録紙との密着性も不十分で熱変性材料の移行性があるため、複写機装置内への通紙では紙送りローラと記録紙が滑り易くなり、記録紙づまりや位置ずれによる印字不良が生じることがある。このような理由から熱転写記録紙上の一部に熱変性材料を塗布または含浸させない領域を作ることも記載されているが、そのための手間を要し、記録紙の製造が容易ではなく、製造コストがかかるという問題が生じる。
【0011】
また、熱変性材料を用いた再生可能な記録紙の場合、定着に関しては圧力定着を条件としており、今日一般にある電子写真方式の複写機においては、記録紙に熱圧力をかけて画像形成材料を定着させているため、汎用性が低すぎるという難点がある。また、鉛筆、ボールペン、水性ペン等の書き込みも記録画像濃度が薄くなって見難い、あるいははじいてしまうなどの問題がある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、従来の技術における上述のごとき実情に鑑み、上述のごとき問題点を解決することを目的としてなされたものである。
即ち、本発明の目的は、古紙再生を専門業者に頼らずに個人自らその場で再生でき、かつ、普通紙のイメージを損なわない画像記録用紙を提供することにある。
さらに本発明の目的は、画像形成材料の画像記録用紙への良好な定着性を保持しながら用紙面を痛めることなく画像形成材料の除去も可能にする再生可能な画像記録用紙を提供することにある。
【0013】
さらに本発明の他の目的は、電子写真方式および熱転写方式などを用いた画像形成装置によって単色の画像だけでなくカラー画像が全面ベタで印字されても容易に再生を可能にする画像記録用紙を提供することにある。
【0014】
さらに本発明の他の目的は、離型性を有する材料が他への移行性をもたず、装置内での通紙性に関わる問題を解決させる画像記録用紙を提供することにある。
【0015】
さらに本発明の他の目的は、電子写真方式を用いた画像形成装置によって用いられる場合、通常の酸性紙では表面にある填料、例えばタルクなどが感光体表面へ移行し画質欠陥を引き起こす問題を引き起こすが、離型性を有する材料とともに記録紙表面に固定させることで填料移行性を解決させる画像記録用紙を提供することにある。
【0016】
さらに本発明の他の目的は、記録紙への鉛筆、ボールペン、水性ペン、油性ペンなどの画像形成材料にも十分に対応できる画像記録用紙を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は再生可能な画像記録体について鋭意研究を重ねた結果、普通紙記録用紙に用いられるパルプ繊維表面に直接反応させて画像形成材料に対して離型性が良い皮膜を設け、更にこの皮膜中に微粒子を化学反応により固定させることによって用紙面を痛めることなく画像形成材料の定着性とその剥離性を両立させ、さらに単色の画像だけでなくカラー画像が全面ベタで印字されていても容易に再生を可能にすることを見い出し、本発明を完成するに至った。
【0018】
すなわち本発明の再生可能な画像記録体は、パルプ繊維で構成されている基材上に、フッ素含有シリコーン化合物と微粒子とを含み、前記シリコーン化合物が前記基材と前記微粒子と化学反応により結合可能な化合物からなる液組成物を塗布または含浸し乾燥して得られる皮膜からなる記録面を有することを特徴とする。 また、再生可能な画像記録用紙は、普通紙のイメージを損なわない画像記録用紙であることを特徴としている。
【0019】
これら再生可能な画像記録体は主としてパルプ繊維からなる基材の表面のOH基、すなわちパルプ繊維の主成分であるセルロースや微粒子表面のOH基と直接化学反応し結び付き硬化する硬化型シリコーン化合物を含む液組成物で、塗布または含侵し乾燥させることによって得られる。このため、硬化型シリコーン化合物を含む皮膜成分は、基材と強固に結びつき、画像形成材料に対して離型性を有しながら皮膜は基材(パルプ繊維)から離脱することがない。つまり皮膜の他への移行性が無い。よって画像形成材料の十分な剥離を容易にするだけでなく、半永久的にその効果は損なわれることがない再生可能な画像記録用紙となる。また、微粒子も皮膜中に強固に結びつき、画像形成材料の定着性が良好となり、また、微粒子による皮膜表面の凹凸の調製によって、画像形成材料の除去時の画像形成材料の残量を少なくでき、これらの性能を長期に保持できる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の再生可能な画像記録体についてさらに詳しく説明する。
本発明に使用できるパルプは、化学パルプとしては例えば、広葉樹晒クラフトパルプ、広葉樹未晒クラフトパルプ、広葉樹晒亜硫酸パルプ、針葉樹晒クラフトパルプ、針葉樹未晒クラフトパルプ、針葉樹晒亜硫酸パルプ、ソーダパルプ等の木材およびその他の繊維原料を化学的に処理し、晒し工程を経て作られたバージンの晒ケミカルパルプが好ましく、さらに白色度の高いものが好ましい。
【0021】
また古紙パルプとしては、例えば製本、印刷工場、裁断所等において発生する裁落、損紙、幅落としした古紙である上白、特白、中白、白損等の未印刷古紙を解離した古紙パルプ、上質紙、上質コート紙、中質紙、中質コート紙、更紙等に平板、凸版、凹版、印刷等、電子写真方式、感熱方式、熱転写方式、感圧記録紙、インクジェット記録方式、カーボン紙等により印字された古紙、および水性、油性インクや鉛筆などで筆記した古紙、新聞古紙を解離後、各古紙に最適な方法で脱墨した古紙パルプ、比較的脱墨が容易な平板印刷された古紙パルプが好ましく、その中でもさらに白色度が高く夾雑物の少ない古紙パルプが好ましい。
【0022】
上記パルプで抄紙された画像記録用紙のパルプ繊維表面に画像形成材料に対して離型性が良くパルプ繊維の主成分であるセルロースと直接化学反応する表面を設けることで、定着時に溶融した画像形成材料の必要以上の染み込みを防ぎ、剥離時における画像形成材料の残量を少なくする効果がある。また、用紙においても均一な凹凸があるわけではなく、また均一に見えても用紙内部に部分的に定着時に溶融した画像形成材料が十分に奥へ入り込むだけのホール(スペース)があり、この部分については画像形成材料を剥離できず、用紙面上に点やシミのような形で残ることがある。そこで微粒子を用いることで凹凸の調製と部分的なホールを埋めこむことによって画像形成材料の必要以上の染み込みを調製することができる。
【0023】
一般的にはこれら微粒子は用紙の比表面積を低下させ、記録用紙上への画像形成材料の定着性を悪くさせる方向へ進む。しかしながら用紙表面に適度な凹凸、粗さがあれば十分な定着性が示される。用紙の種類によって表面の凹凸や粗さが異なるため、液組成物と微粒子の組成を調節することによって定着および離型作用の強さを調節する。
【0024】
パルプ繊維と直接化学反応して画像形成材料に対して離型性が良い基材表面を形成するための液組成物は、フッ素含有シリコーン化合物と微粒子とを含有し、さらに分子中に反応基を有する変性シリコーンオイルが含まれていることが望ましい。このフッ素含有シリコーン化合物は、主としてパルプ繊維で構成されている基材及び前記微粒子と化学反応により結合可能な化合物からなる。この化合物の中に反応性の塩素原子が含まれると塩素原子に起因して生成される塩酸によって感熱発色層が侵されたり、また、紙の酸性化により長期保存などの取扱いが困難となるので、塩素原子を含まないことが望ましい。
【0025】
分子中に反応基を導入した変性シリコーンオイルを上記シリコーン化合物と併用することが、画像形成材料剥離性や耐久性の向上のため、特に好ましい。分子中に反応基を導入した変性シリコーンオイルとは、任意の反応基(例えば反応性水素を有する基)を導入した、常温で油状の有機硅素化合物を指す。
また、分子中に反応基を有する変性シリコーンオイルとしては、シラノール変性シリコーンオイル、カルボキシ変性シリコーンオイル、アミノ変性シリコーンオイル、またはメチルハイドロジエンシリコーンオイルからなる群から選ばれた少なくとも1種のシリコーンオイルを含んだものが好適である。
その例として、シラノール変性、カルボキシル変性、アミノ変性、メチルハイドロジエンシリコーンオイルなどが特に好適であるが、その他エポキシ変性、カルビノール変性、メタクリル変性、メルカプト変性、フェノール変性のシリコーンオイルの多くが、無色透明であるために、基体がパルプ(紙)の場合、変色させることなく使用できるので好ましい。また、互いに異なった反応基、例えばアミノ基及びアルコキシ基が1分子中に含まれる異種反応性基変性シリコーンオイルも好ましい。他の変性シリコーンオイルも、着色や変色の問題がないものであれば、十分効果を奏する。
【0026】
これら変性シリコーンオイルとシリコーン化合物とを併用する場合には、その添加比率は目的に応じて任意にすることが可能である。しかし、その添加比率は硬化性シリコーン化合物に対する変性シリコーンオイルの存在量が1〜400重量%とするのが好ましい。変性シリコーンオイルが少なすぎると、定着した画像形成材料の剥離が困難になり、また、多すぎると、画像形成材料の定着性の悪化や、基体表面にベタ付き感が生じたり、用紙が透明性を帯びるなどの問題を生じやすい。
【0027】
記録用紙に塗布または含浸し乾燥させることにより離型性を有する皮膜を形成する。またこれらのシリコーン化合物はタルクやクレー(カオリン)、炭酸カルシウム、酸化チタン、酸化アルミニウム、硫酸アルミニウム、酸化ジルコニウム、チタン酸バリウム、シリカ、シリコーン樹脂、アクリル樹脂、スチレン樹脂、スチレンーアクリル樹脂、メラミン樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、メラミンーベンゾグアナミン樹脂などの微粒子との反応性も高く、パルプ繊維とともに硬化し、微粒子を用紙内に固定させる役目も果たす。
【0031】
フッ素含有シリコーン化合物には、離型性をさらに良くするためにパーフルオロアルキル基を含有したフッ素含有シリコーン化合物が好適であり、この化合物にはたとえばC6 F1324 SiCl3 、C61324 Si(OCH33 、C715CONH(CH23 Si(OC253 、C81724 SiC13、C81724 Si(OCH33 、C81724 SiCH3 Cl2 、C81724 SiCH3 (OCH32 、C81724 Si(ON=C(CH3 )(C25 ))3 、C91924 Si(OCH33 、C91924 Si(NCO)3 、(NCO)3 SiC2461224 Si(NCO)3 、C91924 Si(C25 )(OCH32 、(CH3 O)3 SiC2481624 Si(OCH33 、(CH3 O)2 (CH3 )SiC91824 Si(CH3 )(CH3 O)2 、などおよびこれら化合物の加水分解物あるいは部分縮合物等が例示でき、その中で特に、官能基としてメトキシ基あるいはイソシアネート基を有し、それらが3官能基以上含まれているものが好ましい。
【0032】
上記シリコーン化合物の他にシリカゲルなどを混合しても良い。また本発明のケイ素化合物は一種の化合物の単独使用に限られず、複数の化合物の混合物またはその部分加水分解物を使用することが好ましい。
【0033】
上記以外に離型性の良い基材表面を形成する液組成物には効果を損なわない量のアルミニウム化合物、チタニウム化合物、ジルコニウム化合物、フッ素化合物などを含んでも良い。たとえばアルミニウムイソピレート、アルミニウムsec−ブチレート、アルミニウムtert−ブチレート、テトラiso−プロピルチタネート、テトラn−ブチルチタネート、テトラiso−ブチルチタネート、テトラsec−ブチルチタネート、テトラtert−ブチルチタネート、テトラn−ペンチルチタネート、テトラiso−ペンチルチタネート、テトラn−ヘキシルチタネート、テトラn−ヘプチルチタネート、テトラn−オクチルチタネート、テトラiso−オクチルチタネート、テトラn−ノニルチタネート、テトラメチルジルコネート、テトラエチルジルコネート、テトラiso−プロピルジルコネート、テトラn−プロピルジルコネート、テトラn−ブチルジルコネート、テトラiso−ブチルジルコネート、テトラtert−ブチルジルコネート、モノsec−ブトキシアルミニウムジイソプロピレート、エチルアセトアセテートアルミニウムジイソプロピレート、ジn−ブトキシアルミニウムモノエチルアセトアセテート、アルミニウムジn−ブトクサイドメチルアセトアセテート、アルミニウムジイソブトキサイドモノメチルアセトアセテート、アルミニウムジsec−ブトキサイドモノエチルアセトアセテート、アルミニウムジiso−プロポキサイドモノエチルアセトアセテート、アルミニウムトリスアセチルアセトネート、アルミニウムジiso−プロポキサイドモノアセチルアセトネート、アルミニウムモノアセチルアセトネートビス(エチルアセトアセテート)、アルミニウムトリス(エチルアセトアセテート)、環状アルミニウムオキサイドアシレート化合物、ジ−iso−プロポキシチタン−ビス(アセチルアセトネート)、ジn−ブトキシチタン−ビス(アセチルアセトネート)、テトラオクチレングリコールチタネート、テトラキスアセチルアセトンジルコネートなどが例示できる。
【0034】
フッ素化合物としては、例えばフルオロオレフィン系樹脂で具体的にはテトラフルオロエチレン、クロロトリフルオロエチレン、ヘキサフルオロプロピレン、パーフルオロプロピルビニルエーテル等が例示でき、これらは2種以上混合して使用しても良く、さらにビニルエーテル類、具体的にはエチルビニルエーテル、シクロヘキシルビニルエーテルなどと硬化剤を導入した共重合体として用いることが望ましい。また、X−CF2 (OC24 )p(OCH2 )qOCF2 −Xで示されるパーフルオロポリエーテルで、具体的にはXがOCN−C63 (CH3 )NHCO−で表されるイソシアネート変性物、−COOHで表されるカルボキシル基変性物、−CH2 OH、−CF2 −CH2 ((OCH2 CH2 )n)OH等で表されるアルコール変性物、−COORで表されるエステル変性物などが挙げられる。
【0035】
画像記録用紙の定着性、離型性は、基材の表面状態とシリコーン化合物の成分の選定と共に基材に対する皮膜の厚さ、シリコーン化合物に対する微粒子の含有量、微粒子の平均粒径等により影響される。基材に対する皮膜の厚みは、微粒子を含めないで0.05〜5.0μmが好ましい。皮膜の厚みが0.05μmよりも薄いと、微粒子を基材に固定化することが難しくなり、基材から微粒子が析出しまうこととなり、皮膜の厚みが5.0μmよりも厚いと、たとえ大きな微粒子を入れたとしても平滑化して光沢が出るため普通紙の感じが薄れる。
【0036】
また、シリコーン化合物に対する微粒子の含有量は、シリコーン化合物と微粒子の成分等により異なるが、シリコーン化合物100重量部に対して、微粒子を1〜100重量部配合することが望ましい。微粒子の配合量が1重量部よりも少ないと、紙の部分的なホールを埋めるには、不十分となり、微粒子の配合量が100重量部よりも多いと、微粒子を基材上に固定化することが困難となる。微粒子の平均粒径は、0.1〜15μmが望ましく、特に0.3〜5.0μmが好ましい。。微粒子の平均粒径が15μmよりも大きいと、明らかに手触りが変わり、また、画像に影響を及ぼすこととなり、微粒子の平均粒径が0.1μmよりも小さいと、微粒子が凝集して塗工液の分散性が悪くなったり、比表面積が大きくなるため、表面の反応サイドが大きくなり、シリコーン化合物の化学反応を微粒子だけの反応に使用され、基材との化学反応に至らなくさせてしまい固定化を困難にさせやすくなる。
【0037】
上記した液組成物を基材表面に塗布あるいは含浸させる方法としては、ブレードコーティング法、マイヤーバーコーティング法、スプレーコーティング法、浸漬コーティング法、ビードコーティング法、エアーナイフコーティング法、カーテンコーティング法、ロッドバーコーティング法、ロールコーティング法等の通常使用される方法が採用される。
【0038】
これら基材表面を形成する際の乾燥は風乾でも良いが、熱乾燥を行えばさらに画像形成材料に対する離型性が増す。この理由はパルプ繊維と反応した成分が配列あるいは配向すると言われているが定かではない。オーブンに入れるあるいはオーブンに通す、加熱ローラに接触させるなど通常使用される方法が採用される。
【0039】
以上のように画像形成材料に対して離型性をもたせた画像記録用紙を使って、画像を形成した記録紙から画像形成材料を除去する方法は、画像形成材料が画像記録用紙上に形成された方法と同様であることが原理的にも好ましい。それは例えば熱転写方式や電子写真方式では画像形成材料を熱などを利用して用紙上に定着し画像形成させているが、一度定着させた画像を再度加熱することで用紙上の画像形成材料が溶融し、用紙から除去させ易くなる。したがって、画像形成装置内の定着装置を剥離装置としても兼用することができれば、特殊な装置を別途用意する必要も無く画像形成装置そのものが画像除去装置にも成る利点があり、別途剥離装置を用意することに比べ空いたスペースの有効利用ができる。
【0040】
また、画像形成材料を除去する補助手段として画像形成材料を溶解させる有機溶剤やさらに紙繊維と画像形成材料との結び付きを弱めるために界面活性剤等を混入した水溶液や有機溶剤などを画像記録用紙に含浸させたりする方法やそれらと共に物理的作用、例えば超音波振動などを利用して画像形成材料の除去を行っても良い。
【0041】
【実施例】
以下に、実施例によって本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、実施例および比較例における「部」は重量部を意味する。
【0042】
実施例1
撹拌子をセットしたフラスコにフッ素含有シリコーン化合物として下記(I)式の化合物16.4部、及び下記(II)式の化合物5部、及びテトラメトキシシラン5.6部を入れ、溶剤としてイソプロピルアルコール600部、2−メチル−2−プロパノール1200部を加えた。次に有機アルミニウム化合物としてアルミニウムトリスアセチルアセトネート2.2部を加えてよく撹拌し、これに1%塩酸水溶液を6.7部徐々に滴下した。滴下終了後25℃に保温し7日間放置して組成物溶液を調整した。
【0043】
【化1】
Figure 0003716515
【0044】
上記のようにして得られた組成物溶液にさらに変性シリコーンオイルとして分子片末端に水酸基を有するシラノール変性ジメチルシロキサン(東芝シリコーン社製:XF3968)を2部混合し、さらに2−メチル−2−プロパノール200部に微粒子として酸化チタン(KA−10:平均粒径0.4μm:チタン工業社製)2.8部を加えてよく分散させた分散液を加え、さらによく撹拌して塗布液を得た。これをゼロックス用P紙A4判(富士ゼロックス社製)にロールコーティングし、10分間風乾後、115℃で60分間オーブンで熱乾燥して再生可能な画像記録用紙を作製した。この記録紙上にカラー複写機(A color635:富士ゼロックス社製)を用いて文字やベタ画像を含むカラー画像を定着させるとともに、白黒モードで1000枚連続コピーを行い走行性の確認を行った。
【0045】
トナー定着性の評価は、上記カラー複写機にて定着された画像をX−Rite938濃度計(X−Rite社製)で測定した濃度が約1.8のベタ画像部に、市販の18mm幅セロハン粘着テープ(ニチバン社製:セロハンテープ)を300g/cmの線圧で張り付け、10mm/sec.の速度で剥離した時の、剥離前の画像濃度に対する剥離後の画像濃度の比(以下OD比と略す)を指標として評価した(OD比=剥離後の画像濃度/剥離前の画像濃度)。電子写真用記録紙としては、OD比で0.8以上のトナー定着性が必要である。
再生可能な記録紙の筆記性をHB鉛筆(三菱鉛筆社製:uni)、黒ボールペン(PILOT社製:細字スーパーS)、水性(蛍光)ペン(ゼブラ社製:OPTEX)、油性ペン(マジックインキ社製:No.700)を用いて確認した。
【0046】
走行性の評価は1000枚片面通紙した時の重送とジャムの発生枚数で評価した。電子写真用記録紙としては、2枚以下が望ましい。記録した画像を再生するにあたり、上記カラー複写機の定着器におけるシリコーンゴム表面層をもつヒートローラの代わりに、表面にアルミニウム陽極酸化皮膜を施したヒートローラーと交換し、さらにヒートローラー上に用紙から剥離したトナーを掻き取るための金属ブレードを装着した。この電子写真装置に、画像が記録された記録紙を(白紙(無地)コピーをして)上記定着器に通紙するだけで、トナーの除去が行なわれ画像記録紙を再生することができた。
【0047】
トナー除去後の再生紙上の残存トナー評価は、トナー定着性の評価と同様にOD比をを指標として評価した。残存トナーが気にならない画像濃度としては、OD比で0.08以下が望ましい。
さらにこれら用紙上への画像記録および用紙上の画像除去を10回繰り返し行った時のトナー定着性およびトナー除去後の再生紙上の残存トナー量評価を行って繰り返し安定性を確認した。以上の結果を表1にまとめて示した。
【0050】
比較例1
フッ素樹脂ーアクリル樹脂共重合体を2%含む液組成物であるFC722(住友3M社製)100部に微粒子としてシリコーン樹脂微粒子(トスパール130:平均粒径3μm:東芝シリコーン社製)2部を撹拌混合し塗布液を得た。これを実施例1と同様に処理して画像記録用紙を作製した。この記録紙を実施例1と同様な方法で評価を行ったが、用紙上への筆記性は鉛筆は良いが及びボールペンでは文字が薄く、水性や油性ペンは部分的にハジキが発生した。走行性も悪くジャムが多く発生した。また画像の定着性も悪く部分的にオフセットをおこしていた。
【0051】
比較例 2
実施例2におけるシラノール変性シリコーンオイルの代わりに、未変性のポリジメチルシロキサンオイル(信越シリコーン社製:KF96、25℃で粘度が2000センチストークス)8部にした以外は実施例2と同様にして処理することで画像記録用紙を作製した。この記録紙を実施例1と同様な方法で評価を行い結果を表1にまとめて示したが、初期の特性は良いものの走行性が500枚コピー以降頻繁にジャムを引き起こした。オイルが用紙から他の接触物へ移行したために起きた結果と思われる。
【0052】
比較例 3
実施例2におけるシリコーン微粒子を混合撹拌しなかった以外は実施例2と同様にして処理することで画像記録用紙を作製した。この記録紙を実施例1と同様な方法で評価を行い結果を表1にまとめて示したが、初期の特性は良いものの繰り返し再生使用に至っては3回目で残存トナーが気にならない画像濃度としてのOD比で0.08を越えてしまった。
【0053】
比較例 4
実施例2におけるシリコーン微粒子20部を酢酸エチル400部に入れ撹拌混合しただけの塗布液とした以外は、実施例2と同様にして処理することで画像記録用紙を作製した。この記録紙を実施例1と同様な方法で評価を行い結果を表1にまとめて示したが、トナーの定着性や剥離性が悪く、さらに用紙の走行性が悪く30枚ほどで用紙をピックアップして搬送できなくなった。用紙上にある微粒子がピックアップロールヘ移行したために用紙とロール間で滑べりを生じた結果であった。
【0057】
【表1】
Figure 0003716515
【0058】
実施例2
実施例1で得られた塗布液をタルクが多く含まれているファインPPC用紙A4判(紀州製紙社製)に実施例1と同様な方法で再生可能な画像記録用紙を作製し、複写機内の感光体表面へのタルク移行性を確認した。感光体に接しているクリーナーシステムを取り外した改造複写機Vivace500(富士ゼロックス社製)にて、28℃、85%RHの環境下でこれら画像記録用紙を1000枚通紙し、走行性の確認を行った。
【0059】
通紙後の感光体表面と通常の複写機Vivace500でその感光体の画質を確認した結果、感光体の表面はひどい汚れもなく、画質もまったく問題のないものであった。その一方で記録した画像を再生するにあたり、通常の複写機Vivace500用いて文字やベタ画像を含む白黒画像を定着させるとともに、上記複写機の定着器におけるシリコーンゴム表面層をもつヒートローラの代わりに、表面にアルミニウム陽極酸化皮膜を施したヒートローラーと交換し、さらにヒートローラー上に用紙から剥離したトナーを掻き取るための金属ブレードを装着した。この電子写真装置に、画像が記録された記録紙を(白紙(無地)コピーをして)上記定着器に通紙するだけで、トナーの除去が行なわれ画像記録紙を再生することができた。
【0060】
比較例5
実施例2で使用したファインPPC用紙を未処理のまま実施例2と同様な方法で評価を行った結果、記録紙の再生はできないのはもちろんであるが、複写機内の感光体の表面には薄白い皮膜のようなものが付着していた。この感光体の画質を確認した結果、像流れ現象が発生し、文字や絵をまったく判断できない状態だった。表面の薄白い皮膜のようなものは、分析の結果その殆どがファインPPC用紙に含まれているタルクであることがわかった。
【0061】
実施例2および比較例5をまとめて表2に示す。
【表2】
Figure 0003716515
【0072】
【発明の効果】
本発明の画像記録用紙は、従来、得られなかった画像形成材料に対して普通紙のイメージを損なわずに相反する定着性と剥離性という特性を十分に両立・満足させ、さらに、白黒コピーだけでなくカラー画像のコピー、さらにはそれが全面ベタ画像でも十分に再生が可能である。さらには基材表面のシリコーンの構成材料には移行性がなく、また記録紙構成材料を紙中に固定することができるため、この記録紙と接触する部材に悪影響を及ぼすことがない、また画像形成とその消去という繰り返し安定性が極めて優れているという効果が発揮する。
また、記録再生が可能であるので、1枚コピー当たりの紙単価が減少し、経済的効果が高くなるだけでなく、地球環境という分野からみても紙資源の利用削減および大気中へのCO2 の排出量削減(地球温暖化防止)という効果が期待できるものである。

Claims (12)

  1. パルプ繊維で構成されている基材上に、フッ素含有シリコーン化合物と、微粒子とを含有する液組成物を塗布または含浸し乾燥して得られる皮膜からなる記録面を有することを特徴とする画像記録用紙。
  2. 前記フッ素含有シリコーン化合物が、パーフルオロアルキル基を有するフッ素含有シリコーン化合物であることを特徴とする請求項1に記載の画像記録用紙。
  3. パーフルオロアルキル基を有するフッ素含有シリコーン化合物が、官能基としてメトキシ基またはイソシアネート基を有し、これらの基が3官能基以上含まれることを特徴とする請求項2に記載の画像記録用紙。
  4. 前記液組成物が、シリコーン化合物の他に、分子中に反応基を有する変性シリコーンオイルを含むことを特徴とする請求項1に記載の画像記録用紙。
  5. 前記分子中に反応基を有する変性シリコーンオイルが、シラノ―ル変性またはカルボキシ変性若しくはアミノ変性のシリコーンオイル、またはメチルハイドロジェンシリコーンオイルからなる群から得ばれた少なくとも1種のシリコーンオイルを含むことを特徴とする請求項1に記載の画像記録用紙。
  6. 前記シリコーン化合物に対する微粒子の含有量は、シリコーン化合物100重量部に対して微粒子1〜100重量部であることを特徴とする請求項1に記載の画像記録用紙。
  7. 前記前記シリコーン化合物に対する変性シリコーンオイルの含有量が、1〜100重量%であることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の画像記録用紙。
  8. 前記微粒子の平均粒径が0.1〜15μmであることを特徴とする請求項1に記載の画像記録用紙。
  9. 前記微粒子が、無機微粒子であることを特徴とする請求項1に記載の画像記録用紙。
  10. 前記微粒子が、樹脂微粒子であることを特徴とする請求項1に記載の画像記録用紙。
  11. 前記皮膜の厚みが、微粒子を含めないで0.05〜5.0μmであることを特徴とする請求項1に記載の画像記録用紙。
  12. 前記樹脂微粒子が、シリコーン樹脂の微粒子であることを特徴とする請求項10に記載の画像記録用紙。
JP29556296A 1995-11-22 1996-11-07 画像記録用紙 Expired - Fee Related JP3716515B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29556296A JP3716515B2 (ja) 1995-11-22 1996-11-07 画像記録用紙
US08/751,987 US5888625A (en) 1995-11-22 1996-11-19 Image recording paper
EP19960118695 EP0775590B1 (en) 1995-11-22 1996-11-21 Image recording paper containing silicone
DE1996606826 DE69606826T2 (de) 1995-11-22 1996-11-21 Bildaufzeichnungspapier, das Silikonen enthält

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30426295 1995-11-22
JP7-304262 1995-11-22
JP29556296A JP3716515B2 (ja) 1995-11-22 1996-11-07 画像記録用紙

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09204061A JPH09204061A (ja) 1997-08-05
JP3716515B2 true JP3716515B2 (ja) 2005-11-16

Family

ID=26560318

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29556296A Expired - Fee Related JP3716515B2 (ja) 1995-11-22 1996-11-07 画像記録用紙

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5888625A (ja)
EP (1) EP0775590B1 (ja)
JP (1) JP3716515B2 (ja)
DE (1) DE69606826T2 (ja)

Families Citing this family (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3634488B2 (ja) * 1996-02-16 2005-03-30 大日本印刷株式会社 熱転写受像シート
JPH11174717A (ja) * 1997-12-10 1999-07-02 Union Chemicar Kk 再使用可能記録体
JP3972530B2 (ja) * 1999-06-08 2007-09-05 富士ゼロックス株式会社 画像記録体
JP2001134003A (ja) * 1999-10-29 2001-05-18 Nippon Paper Industries Co Ltd 電子写真用オーバーヘッドプロジェクター用シート
CN100392182C (zh) * 2000-06-27 2008-06-04 日本制纸股份有限公司 印刷用涂料纸
US20030157304A1 (en) * 2001-08-31 2003-08-21 Shulong Li Printed textile
US20030157303A1 (en) * 2001-08-31 2003-08-21 Shulong Li Textile printing substrate
US6962735B2 (en) * 2001-08-31 2005-11-08 Milliken & Company Textile printing substrate
US20030129365A1 (en) * 2001-08-31 2003-07-10 Shulong Li Printed textile substrate
DE60224422T2 (de) * 2001-09-20 2008-12-11 Ricoh Co., Ltd. Tintenstrahlaufzeichnungsverfahren, aufzeichnungsvorrichtung, tinte, aufzeichnungsmediumsatz, aufzeichnungsmaterial
US20030228333A1 (en) * 2002-05-28 2003-12-11 Fecht Cassandre Michelle Substituted hydrocarbyl functional siloxanes for household, health, and personal care applications
JP2005028602A (ja) * 2003-07-07 2005-02-03 Three M Innovative Properties Co 書換及び消去可能な筆記シート
JP4063755B2 (ja) 2003-10-21 2008-03-19 株式会社リコー 画像形成除去システム
US7799393B2 (en) * 2004-10-20 2010-09-21 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Ink-jet media coatings including expoxy-functionalized inorganic particulates and amine-functionalized inorganic particulates
WO2006098474A1 (ja) 2005-03-18 2006-09-21 Dai Nippon Printing Co., Ltd 熱転写受像シート
US20070069883A1 (en) * 2005-09-23 2007-03-29 Collier Bill G Jr Product display system and container
US7807015B2 (en) * 2006-09-18 2010-10-05 Xerox Corporation Adhesion promoter
KR100942675B1 (ko) * 2006-10-20 2010-02-17 주식회사 엘지화학 하드롤 인쇄성이 뛰어난 2층 구조 시트 및 그 제조방법
JP4685900B2 (ja) 2007-09-14 2011-05-18 株式会社リコー 剥離部材、剥離部材の製造方法、画像除去装置、画像除去方法、画像形成・除去システム、及び画像形成・除去システムの画像除去方法
JP2009092996A (ja) 2007-10-10 2009-04-30 Ricoh Co Ltd 画像除去装置、画像除去方法、画像形成・除去システム
JP5257765B2 (ja) * 2008-09-18 2013-08-07 株式会社リコー 画像除去装置、画像除去方法及び画像形成除去システム
US9588449B2 (en) 2012-02-15 2017-03-07 Hewlett-Packard Indigo B.V. Electrostatic printing
JP5943867B2 (ja) * 2013-03-26 2016-07-05 富士フイルム株式会社 印刷装置及び印刷方法
JP2016125146A (ja) * 2014-12-26 2016-07-11 特種東海製紙株式会社 ガラス板合紙用木材パルプ及びガラス板用合紙
JP6773674B2 (ja) * 2015-10-30 2020-10-21 株式会社 資生堂 加飾用粉末組成物
JP6790982B2 (ja) * 2017-04-14 2020-11-25 凸版印刷株式会社 昇華転写用受像シート
JP2020059966A (ja) * 2019-12-04 2020-04-16 特種東海製紙株式会社 ガラス板合紙用木材パルプ及びガラス板用合紙

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6382791A (ja) * 1986-09-26 1988-04-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd 昇華転写型感熱記録用受像体
US4962080A (en) * 1988-03-08 1990-10-09 Kanzaki Paper Mfg. Co., Ltd. Image-receiving sheet for thermal dye-transfer recording
JPH0255195A (ja) * 1988-08-18 1990-02-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd 消去可能な印刷体
JPH02277694A (ja) * 1989-04-20 1990-11-14 Fuji Photo Film Co Ltd 熱転写受像材料
JPH05162468A (ja) * 1991-10-17 1993-06-29 Fuji Photo Film Co Ltd 熱転写記録材料
JPH05216376A (ja) * 1992-02-04 1993-08-27 Hitachi Metals Ltd 画像形成および消去方法
JP3222613B2 (ja) * 1992-12-03 2001-10-29 株式会社リコー 再生可能記録紙

Also Published As

Publication number Publication date
US5888625A (en) 1999-03-30
JPH09204061A (ja) 1997-08-05
DE69606826T2 (de) 2000-06-15
DE69606826D1 (de) 2000-04-06
EP0775590B1 (en) 2000-03-01
EP0775590A1 (en) 1997-05-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3716515B2 (ja) 画像記録用紙
JP3663833B2 (ja) 画像記録体の再生方法
JP3469392B2 (ja) 再生可能な画像記録体
EP0852345B1 (en) Image stripping member, image stripping apparatus and image stripping method using the image stripping member
JP3307205B2 (ja) 画像記録体の再生方法及びその装置
JP3972530B2 (ja) 画像記録体
JP3690063B2 (ja) 再生可能な画像記録用紙
JP3551632B2 (ja) 再生可能な画像記録用紙の再生方法
JP2003091090A (ja) 再生可能な画像記録体
JP3713824B2 (ja) 画像支持体
JP3843503B2 (ja) 再生可能な画像記録体の再生方法および再生装置
JP3743175B2 (ja) 再生可能な画像記録体
JP3684796B2 (ja) 再生可能な画像支持体およびその製造方法
JPH04265785A (ja) インク吸収性マットフィルム
JP3941294B2 (ja) 再生可能な電子写真用画像記録体
JP4414146B2 (ja) 可逆性記録媒体加筆用インク組成物、可逆性記録媒体の書き替え方法
JPH1049011A (ja) 画像保持体の再生方法及びそのための装置
JP2002244331A (ja) 再生可能な電子写真用画像記録体及びその再生方法
JP3873526B2 (ja) 画像支持体
JPH1039699A (ja) 画像保持体の再生方法
JP2000347438A (ja) 画像記録体
JP2000081719A (ja) 画像記録体及びそれを用いた画像記録体の再生方法
JP2000352833A (ja) 画像記録体
JPH0839753A (ja) カラー印刷方法
JPH08314177A (ja) 記録材料

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050510

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050711

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050809

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050822

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees