JPH09204061A - 画像記録用紙 - Google Patents
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- JPH09204061A JPH09204061A JP29556296A JP29556296A JPH09204061A JP H09204061 A JPH09204061 A JP H09204061A JP 29556296 A JP29556296 A JP 29556296A JP 29556296 A JP29556296 A JP 29556296A JP H09204061 A JPH09204061 A JP H09204061A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 画像形成材料に対する定着性がよく、しかも
その離型性がよく再生可能な画像記録用紙を提供するこ
と。 【解決手段】 主としてパルプ繊維で構成されている基
材上に、シリコーン化合物と微粒子とを含み、前記シリ
コーン化合物が前記基材と前記微粒子と化学反応により
結合可能な化合物からなる液組成物を塗布または含浸し
乾燥して得られる皮膜からなる記録面を有する画像記録
用紙である。シリコーン化合物は、フッ素含有シリコー
ン化合物、イソシアネートシラン化合物、アルコキシシ
ラン化合物、シランカップリング剤、SiH基を有する
シラン化合物が好ましい。また、特にこれらのシラン化
合物と共に分子中に反応基を有する変性シリコーンオイ
ルを用いることが望ましい。また、微粒子は、無機微粒
子,樹脂微粒子が好ましく、特にシリコーン樹脂が好ま
しい。
その離型性がよく再生可能な画像記録用紙を提供するこ
と。 【解決手段】 主としてパルプ繊維で構成されている基
材上に、シリコーン化合物と微粒子とを含み、前記シリ
コーン化合物が前記基材と前記微粒子と化学反応により
結合可能な化合物からなる液組成物を塗布または含浸し
乾燥して得られる皮膜からなる記録面を有する画像記録
用紙である。シリコーン化合物は、フッ素含有シリコー
ン化合物、イソシアネートシラン化合物、アルコキシシ
ラン化合物、シランカップリング剤、SiH基を有する
シラン化合物が好ましい。また、特にこれらのシラン化
合物と共に分子中に反応基を有する変性シリコーンオイ
ルを用いることが望ましい。また、微粒子は、無機微粒
子,樹脂微粒子が好ましく、特にシリコーン樹脂が好ま
しい。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式また
は熱転写方式などを使用した画像形成装置に用いられ、
さらに詳しくは画像形成装置によって画像形成材料が保
持された基材から画像形成材料を除去する装置あるいは
除去する装置を具備した画像形成装置を利用して、画像
形成材料による画像形成とその除去とを繰り返すことの
できる再生可能な画像記録体に関するものである。
は熱転写方式などを使用した画像形成装置に用いられ、
さらに詳しくは画像形成装置によって画像形成材料が保
持された基材から画像形成材料を除去する装置あるいは
除去する装置を具備した画像形成装置を利用して、画像
形成材料による画像形成とその除去とを繰り返すことの
できる再生可能な画像記録体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、地球環境問題が表面化して森林資
源保護の重要性が認識され、紙原料としての木材資源の
利用削減が重要課題となっている。利用削減対策の一環
として現在、一度使用された用紙等はゴミなどとして廃
棄せず、古紙としての再利用が進められている。しかし
古紙再生は重要な資源回収ではあるが、再生紙にするま
でに多くの問題を抱えている。
源保護の重要性が認識され、紙原料としての木材資源の
利用削減が重要課題となっている。利用削減対策の一環
として現在、一度使用された用紙等はゴミなどとして廃
棄せず、古紙としての再利用が進められている。しかし
古紙再生は重要な資源回収ではあるが、再生紙にするま
でに多くの問題を抱えている。
【0003】例えば、古紙回収に至っては特に企業にお
いては機密文書やデータの漏洩問題、紙の種類による分
別回収等の作業や運搬、回収古紙の集積場所や管理の問
題などがある。また、古紙再生は再度パルプ化させるこ
とでパルプの繊維が短くなり再生紙の品質低下をまねい
たり、画像部分のインキなどを脱墨するため装置もさら
に必要になる。抄紙装置自体巨大で複雑、高価であるこ
とから紙再生は個人では到底対応できず、ある特定企業
にしか頼らざるを得ないという問題もある。
いては機密文書やデータの漏洩問題、紙の種類による分
別回収等の作業や運搬、回収古紙の集積場所や管理の問
題などがある。また、古紙再生は再度パルプ化させるこ
とでパルプの繊維が短くなり再生紙の品質低下をまねい
たり、画像部分のインキなどを脱墨するため装置もさら
に必要になる。抄紙装置自体巨大で複雑、高価であるこ
とから紙再生は個人では到底対応できず、ある特定企業
にしか頼らざるを得ないという問題もある。
【0004】これら分別回収、運搬、集積、巨大装置の
稼働などが効率良く行われなければ、エネルギーを大量
に消費する(CO2 の排出量が多くなる)こととなり、
結果的に地球環境問題の一つでもあるCO2 量増加に伴
う地球温暖化現象をさらに助長させることにもなりかね
ない。
稼働などが効率良く行われなければ、エネルギーを大量
に消費する(CO2 の排出量が多くなる)こととなり、
結果的に地球環境問題の一つでもあるCO2 量増加に伴
う地球温暖化現象をさらに助長させることにもなりかね
ない。
【0005】このような問題を解決する方法に、一度使
用した用紙上の画像を消去して再生する方法が提案され
てきている。例えばこれらの方法としては、以下の公報
に記載されている方法をあげることができる。
用した用紙上の画像を消去して再生する方法が提案され
てきている。例えばこれらの方法としては、以下の公報
に記載されている方法をあげることができる。
【0006】特開平2−55195号公報は、プラスチ
ック、金属、液透過性の無い紙あるいはセラミックを画
像支持体として使用し、これら表面にシリコーンシール
剤というシリコーンゴムの離型剤を塗布した消去可能な
印刷体としたものである。その使用方法は該支持体上に
熱溶融性インキで形成された画像を熱溶融性剥離体を介
在させ加熱・加圧し、冷却後画像を支持体から剥ぎ取り
消去するものである。
ック、金属、液透過性の無い紙あるいはセラミックを画
像支持体として使用し、これら表面にシリコーンシール
剤というシリコーンゴムの離型剤を塗布した消去可能な
印刷体としたものである。その使用方法は該支持体上に
熱溶融性インキで形成された画像を熱溶融性剥離体を介
在させ加熱・加圧し、冷却後画像を支持体から剥ぎ取り
消去するものである。
【0007】このような印刷体においては、シリコンシ
ール剤に移行性があるため、このシリコンシール剤が装
置内の通紙・搬送ローラーなどの接触部分に付着し、紙
詰まりが生じ、また、その結果生じたゴミや装置内に飛
散したトナーの付着による紙の汚れ等の原因を引き起こ
す。シリコンシール剤の移行性を少なくするためにシリ
コンシール剤を薄く均一に基材面に塗布しようとして
も、基材として単なる用紙を用いた場合は、シリコンシ
ール剤の紙内への染み込み、用紙の凹凸などによりシリ
コンシール剤の塗布ムラができ、塗布できていない部分
が生じる。このため、消去可能な印刷体としての十分な
作用を得るにはシリコンシール剤による膜厚が5μm以
上であることが必要とされる。この結果、表面平滑性が
高くなり、定着性が悪くなる。
ール剤に移行性があるため、このシリコンシール剤が装
置内の通紙・搬送ローラーなどの接触部分に付着し、紙
詰まりが生じ、また、その結果生じたゴミや装置内に飛
散したトナーの付着による紙の汚れ等の原因を引き起こ
す。シリコンシール剤の移行性を少なくするためにシリ
コンシール剤を薄く均一に基材面に塗布しようとして
も、基材として単なる用紙を用いた場合は、シリコンシ
ール剤の紙内への染み込み、用紙の凹凸などによりシリ
コンシール剤の塗布ムラができ、塗布できていない部分
が生じる。このため、消去可能な印刷体としての十分な
作用を得るにはシリコンシール剤による膜厚が5μm以
上であることが必要とされる。この結果、表面平滑性が
高くなり、定着性が悪くなる。
【0008】また、この印刷体では、基材にポリエチレ
ンテレフレフタート(PET)フィルムやラミネートフ
ィルムなどの通常、ベックの平滑度計にて少なくとも3
00秒以上になる平滑度をもった基材を用いている。し
かし、この種の基材の場合、熱溶融性インキを剥離でき
る十分な膜厚、例えば3μm以上の皮膜上に画像記録材
料を定着させると、結局定着性が悪く手などで擦られる
だけで容易に画像部分が剥がれてしまい記録保存性に欠
ける問題がある。
ンテレフレフタート(PET)フィルムやラミネートフ
ィルムなどの通常、ベックの平滑度計にて少なくとも3
00秒以上になる平滑度をもった基材を用いている。し
かし、この種の基材の場合、熱溶融性インキを剥離でき
る十分な膜厚、例えば3μm以上の皮膜上に画像記録材
料を定着させると、結局定着性が悪く手などで擦られる
だけで容易に画像部分が剥がれてしまい記録保存性に欠
ける問題がある。
【0009】特開平5−216376号公報は、画像消
去時に記録面に離型剤を塗布した記録紙を使用し、記録
紙をオフセットし易い材料からなる媒体に圧接して画像
を構成するトナーを転移・除去するものであり、ここで
使用されている離型剤とはシリコーンオイル、フッ化オ
イル、その他脂肪族系オイルである。これらオイルを用
いた場合、十分なトナーの離型効果を示すためには記録
紙が透明性を呈するほどの濃度を塗布しなければなら
ず、普通紙のイメージを損ねた低品質な記録紙となって
しまうことや、定着性が悪く手などで擦られるだけで容
易に画像部分が剥がれてしまい記録保存性に欠ける、ま
たオイル等の移行性があり特開平2−55195号公報
と同様の難点がある。
去時に記録面に離型剤を塗布した記録紙を使用し、記録
紙をオフセットし易い材料からなる媒体に圧接して画像
を構成するトナーを転移・除去するものであり、ここで
使用されている離型剤とはシリコーンオイル、フッ化オ
イル、その他脂肪族系オイルである。これらオイルを用
いた場合、十分なトナーの離型効果を示すためには記録
紙が透明性を呈するほどの濃度を塗布しなければなら
ず、普通紙のイメージを損ねた低品質な記録紙となって
しまうことや、定着性が悪く手などで擦られるだけで容
易に画像部分が剥がれてしまい記録保存性に欠ける、ま
たオイル等の移行性があり特開平2−55195号公報
と同様の難点がある。
【0010】特開平6−219068号公報は、加熱に
より画像形成材料と密着性が悪くなる熱変性材料、例え
ば含フッ素アクリレート材料を熱転写記録紙に塗布、ま
たは含浸させることにより再生が可能な記録紙がある。
この場合の記録紙は熱転写紙であり、普通紙に比べ平滑
度が高く、定着性が悪い。またこれら材料は基材である
熱転写記録紙との密着性も不十分で熱変性材料の移行性
があるため、複写機装置内への通紙では紙送りローラと
記録紙が滑り易くなり、記録紙づまりや位置ずれによる
印字不良が生じることがある。このような理由から熱転
写記録紙上の一部に熱変性材料を塗布または含浸させな
い領域を作ることも記載されているが、そのための手間
を要し、記録紙の製造が容易ではなく、製造コストがか
かるという問題が生じる。
より画像形成材料と密着性が悪くなる熱変性材料、例え
ば含フッ素アクリレート材料を熱転写記録紙に塗布、ま
たは含浸させることにより再生が可能な記録紙がある。
この場合の記録紙は熱転写紙であり、普通紙に比べ平滑
度が高く、定着性が悪い。またこれら材料は基材である
熱転写記録紙との密着性も不十分で熱変性材料の移行性
があるため、複写機装置内への通紙では紙送りローラと
記録紙が滑り易くなり、記録紙づまりや位置ずれによる
印字不良が生じることがある。このような理由から熱転
写記録紙上の一部に熱変性材料を塗布または含浸させな
い領域を作ることも記載されているが、そのための手間
を要し、記録紙の製造が容易ではなく、製造コストがか
かるという問題が生じる。
【0011】また、熱変性材料を用いた再生可能な記録
紙の場合、定着に関しては圧力定着を条件としており、
今日一般にある電子写真方式の複写機においては、記録
紙に熱圧力をかけて画像形成材料を定着させているた
め、汎用性が低すぎるという難点がある。また、鉛筆、
ボールペン、水性ペン等の書き込みも記録画像濃度が薄
くなって見難い、あるいははじいてしまうなどの問題が
ある。
紙の場合、定着に関しては圧力定着を条件としており、
今日一般にある電子写真方式の複写機においては、記録
紙に熱圧力をかけて画像形成材料を定着させているた
め、汎用性が低すぎるという難点がある。また、鉛筆、
ボールペン、水性ペン等の書き込みも記録画像濃度が薄
くなって見難い、あるいははじいてしまうなどの問題が
ある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の技術
における上述のごとき実情に鑑み、上述のごとき問題点
を解決することを目的としてなされたものである。即
ち、本発明の目的は、古紙再生を専門業者に頼らずに個
人自らその場で再生でき、かつ、普通紙のイメージを損
なわない画像記録用紙を提供することにある。さらに本
発明の目的は、画像形成材料の画像記録用紙への良好な
定着性を保持しながら用紙面を痛めることなく画像形成
材料の除去も可能にする再生可能な画像記録用紙を提供
することにある。
における上述のごとき実情に鑑み、上述のごとき問題点
を解決することを目的としてなされたものである。即
ち、本発明の目的は、古紙再生を専門業者に頼らずに個
人自らその場で再生でき、かつ、普通紙のイメージを損
なわない画像記録用紙を提供することにある。さらに本
発明の目的は、画像形成材料の画像記録用紙への良好な
定着性を保持しながら用紙面を痛めることなく画像形成
材料の除去も可能にする再生可能な画像記録用紙を提供
することにある。
【0013】さらに本発明の他の目的は、電子写真方式
および熱転写方式などを用いた画像形成装置によって単
色の画像だけでなくカラー画像が全面ベタで印字されて
も容易に再生を可能にする画像記録用紙を提供すること
にある。
および熱転写方式などを用いた画像形成装置によって単
色の画像だけでなくカラー画像が全面ベタで印字されて
も容易に再生を可能にする画像記録用紙を提供すること
にある。
【0014】さらに本発明の他の目的は、離型性を有す
る材料が他への移行性をもたず、装置内での通紙性に関
わる問題を解決させる画像記録用紙を提供することにあ
る。
る材料が他への移行性をもたず、装置内での通紙性に関
わる問題を解決させる画像記録用紙を提供することにあ
る。
【0015】さらに本発明の他の目的は、電子写真方式
を用いた画像形成装置によって用いられる場合、通常の
酸性紙では表面にある填料、例えばタルクなどが感光体
表面へ移行し画質欠陥を引き起こす問題を引き起こす
が、離型性を有する材料とともに記録紙表面に固定させ
ることで填料移行性を解決させる画像記録用紙を提供す
ることにある。
を用いた画像形成装置によって用いられる場合、通常の
酸性紙では表面にある填料、例えばタルクなどが感光体
表面へ移行し画質欠陥を引き起こす問題を引き起こす
が、離型性を有する材料とともに記録紙表面に固定させ
ることで填料移行性を解決させる画像記録用紙を提供す
ることにある。
【0016】さらに本発明の他の目的は、記録紙への鉛
筆、ボールペン、水性ペン、油性ペンなどの画像形成材
料にも十分に対応できる画像記録用紙を提供することに
ある。
筆、ボールペン、水性ペン、油性ペンなどの画像形成材
料にも十分に対応できる画像記録用紙を提供することに
ある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明者等は再生可能な
画像記録体について鋭意研究を重ねた結果、普通紙記録
用紙に用いられるパルプ繊維表面に直接反応させて画像
形成材料に対して離型性が良い皮膜を設け、更にこの皮
膜中に微粒子を化学反応により固定させることによって
用紙面を痛めることなく画像形成材料の定着性とその剥
離性を両立させ、さらに単色の画像だけでなくカラー画
像が全面ベタで印字されていても容易に再生を可能にす
ることを見い出し、本発明を完成するに至った。
画像記録体について鋭意研究を重ねた結果、普通紙記録
用紙に用いられるパルプ繊維表面に直接反応させて画像
形成材料に対して離型性が良い皮膜を設け、更にこの皮
膜中に微粒子を化学反応により固定させることによって
用紙面を痛めることなく画像形成材料の定着性とその剥
離性を両立させ、さらに単色の画像だけでなくカラー画
像が全面ベタで印字されていても容易に再生を可能にす
ることを見い出し、本発明を完成するに至った。
【0018】すなわち本発明の再生可能な画像記録体
は、主としてパルプ繊維で構成されている基材上に、シ
リコーン化合物と微粒子とを含み、前記シリコーン化合
物が前記基材と前記微粒子と化学反応により結合可能な
化合物からなる液組成物を塗布または含浸し乾燥して得
られる皮膜からなる記録面を有することを特徴とする。
また、再生可能な画像記録用紙は、普通紙のイメージを
損なわない画像記録用紙であることを特徴としている。
は、主としてパルプ繊維で構成されている基材上に、シ
リコーン化合物と微粒子とを含み、前記シリコーン化合
物が前記基材と前記微粒子と化学反応により結合可能な
化合物からなる液組成物を塗布または含浸し乾燥して得
られる皮膜からなる記録面を有することを特徴とする。
また、再生可能な画像記録用紙は、普通紙のイメージを
損なわない画像記録用紙であることを特徴としている。
【0019】これら再生可能な画像記録体は主としてパ
ルプ繊維からなる基材の表面のOH基、すなわちパルプ
繊維の主成分であるセルロースや微粒子表面のOH基と
直接化学反応し結び付き硬化する硬化型シリコーン化合
物を含む液組成物で、塗布または含侵し乾燥させること
によって得られる。このため、硬化型シリコーン化合物
を含む皮膜成分は、基材と強固に結びつき、画像形成材
料に対して離型性を有しながら皮膜は基材(パルプ繊
維)から離脱することがない。つまり皮膜の他への移行
性が無い。よって画像形成材料の十分な剥離を容易にす
るだけでなく、半永久的にその効果は損なわれることが
ない再生可能な画像記録用紙となる。また、微粒子も皮
膜中に強固に結びつき、画像形成材料の定着性が良好と
なり、また、微粒子による皮膜表面の凹凸の調製によっ
て、画像形成材料の除去時の画像形成材料の残量を少な
くでき、これらの性能を長期に保持できる。
ルプ繊維からなる基材の表面のOH基、すなわちパルプ
繊維の主成分であるセルロースや微粒子表面のOH基と
直接化学反応し結び付き硬化する硬化型シリコーン化合
物を含む液組成物で、塗布または含侵し乾燥させること
によって得られる。このため、硬化型シリコーン化合物
を含む皮膜成分は、基材と強固に結びつき、画像形成材
料に対して離型性を有しながら皮膜は基材(パルプ繊
維)から離脱することがない。つまり皮膜の他への移行
性が無い。よって画像形成材料の十分な剥離を容易にす
るだけでなく、半永久的にその効果は損なわれることが
ない再生可能な画像記録用紙となる。また、微粒子も皮
膜中に強固に結びつき、画像形成材料の定着性が良好と
なり、また、微粒子による皮膜表面の凹凸の調製によっ
て、画像形成材料の除去時の画像形成材料の残量を少な
くでき、これらの性能を長期に保持できる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の再生可能な画像記
録体についてさらに詳しく説明する。本発明に使用でき
るパルプは、化学パルプとしては例えば、広葉樹晒クラ
フトパルプ、広葉樹未晒クラフトパルプ、広葉樹晒亜硫
酸パルプ、針葉樹晒クラフトパルプ、針葉樹未晒クラフ
トパルプ、針葉樹晒亜硫酸パルプ、ソーダパルプ等の木
材およびその他の繊維原料を化学的に処理し、晒し工程
を経て作られたバージンの晒ケミカルパルプが好まし
く、さらに白色度の高いものが好ましい。
録体についてさらに詳しく説明する。本発明に使用でき
るパルプは、化学パルプとしては例えば、広葉樹晒クラ
フトパルプ、広葉樹未晒クラフトパルプ、広葉樹晒亜硫
酸パルプ、針葉樹晒クラフトパルプ、針葉樹未晒クラフ
トパルプ、針葉樹晒亜硫酸パルプ、ソーダパルプ等の木
材およびその他の繊維原料を化学的に処理し、晒し工程
を経て作られたバージンの晒ケミカルパルプが好まし
く、さらに白色度の高いものが好ましい。
【0021】また古紙パルプとしては、例えば製本、印
刷工場、裁断所等において発生する裁落、損紙、幅落と
しした古紙である上白、特白、中白、白損等の未印刷古
紙を解離した古紙パルプ、上質紙、上質コート紙、中質
紙、中質コート紙、更紙等に平板、凸版、凹版、印刷
等、電子写真方式、感熱方式、熱転写方式、感圧記録
紙、インクジェット記録方式、カーボン紙等により印字
された古紙、および水性、油性インクや鉛筆などで筆記
した古紙、新聞古紙を解離後、各古紙に最適な方法で脱
墨した古紙パルプ、比較的脱墨が容易な平板印刷された
古紙パルプが好ましく、その中でもさらに白色度が高く
夾雑物の少ない古紙パルプが好ましい。
刷工場、裁断所等において発生する裁落、損紙、幅落と
しした古紙である上白、特白、中白、白損等の未印刷古
紙を解離した古紙パルプ、上質紙、上質コート紙、中質
紙、中質コート紙、更紙等に平板、凸版、凹版、印刷
等、電子写真方式、感熱方式、熱転写方式、感圧記録
紙、インクジェット記録方式、カーボン紙等により印字
された古紙、および水性、油性インクや鉛筆などで筆記
した古紙、新聞古紙を解離後、各古紙に最適な方法で脱
墨した古紙パルプ、比較的脱墨が容易な平板印刷された
古紙パルプが好ましく、その中でもさらに白色度が高く
夾雑物の少ない古紙パルプが好ましい。
【0022】上記パルプで抄紙された画像記録用紙のパ
ルプ繊維表面に画像形成材料に対して離型性が良くパル
プ繊維の主成分であるセルロースと直接化学反応する表
面を設けることで、定着時に溶融した画像形成材料の必
要以上の染み込みを防ぎ、剥離時における画像形成材料
の残量を少なくする効果がある。また、用紙においても
均一な凹凸があるわけではなく、また均一に見えても用
紙内部に部分的に定着時に溶融した画像形成材料が十分
に奥へ入り込むだけのホール(スペース)があり、この
部分については画像形成材料を剥離できず、用紙面上に
点やシミのような形で残ることがある。そこで微粒子を
用いることで凹凸の調製と部分的なホールを埋めこむこ
とによって画像形成材料の必要以上の染み込みを調製す
ることができる。
ルプ繊維表面に画像形成材料に対して離型性が良くパル
プ繊維の主成分であるセルロースと直接化学反応する表
面を設けることで、定着時に溶融した画像形成材料の必
要以上の染み込みを防ぎ、剥離時における画像形成材料
の残量を少なくする効果がある。また、用紙においても
均一な凹凸があるわけではなく、また均一に見えても用
紙内部に部分的に定着時に溶融した画像形成材料が十分
に奥へ入り込むだけのホール(スペース)があり、この
部分については画像形成材料を剥離できず、用紙面上に
点やシミのような形で残ることがある。そこで微粒子を
用いることで凹凸の調製と部分的なホールを埋めこむこ
とによって画像形成材料の必要以上の染み込みを調製す
ることができる。
【0023】一般的にはこれら微粒子は用紙の比表面積
を低下させ、記録用紙上への画像形成材料の定着性を悪
くさせる方向へ進む。しかしながら用紙表面に適度な凹
凸、粗さがあれば十分な定着性が示される。用紙の種類
によって表面の凹凸や粗さが異なるため、液組成物と微
粒子の組成を調節することによって定着および離型作用
の強さを調節する。
を低下させ、記録用紙上への画像形成材料の定着性を悪
くさせる方向へ進む。しかしながら用紙表面に適度な凹
凸、粗さがあれば十分な定着性が示される。用紙の種類
によって表面の凹凸や粗さが異なるため、液組成物と微
粒子の組成を調節することによって定着および離型作用
の強さを調節する。
【0024】パルプ繊維と直接化学反応して画像形成材
料に対して離型性が良い基材表面を形成するための液組
成物は、シリコーン化合物と微粒子とを含有し、さらに
分子中に反応基を有する変性シリコーンオイルが含まれ
ていることが望ましい。このシリコーン化合物は、主と
してパルプ繊維で構成されている基材及び前記微粒子と
化学反応により結合可能な化合物からなる。このような
シリコーン化合物としては、フッ素含有シリコーン化合
物、イソシアネートシラン化合物、アルコキシシラン化
合物、シランカップリング剤、SiH基を持つシラン化
合物から選ばれた少なくとも1種以上の材料を含んだも
のが好適であるが、これらの化合物の中に反応性の塩素
原子が含まれると塩素原子に起因して生成される塩酸に
よって感熱発色層が侵されたり、また、紙の酸性化によ
り長期保存などの取扱いが困難となるので、塩素原子を
含まないことが望ましい。
料に対して離型性が良い基材表面を形成するための液組
成物は、シリコーン化合物と微粒子とを含有し、さらに
分子中に反応基を有する変性シリコーンオイルが含まれ
ていることが望ましい。このシリコーン化合物は、主と
してパルプ繊維で構成されている基材及び前記微粒子と
化学反応により結合可能な化合物からなる。このような
シリコーン化合物としては、フッ素含有シリコーン化合
物、イソシアネートシラン化合物、アルコキシシラン化
合物、シランカップリング剤、SiH基を持つシラン化
合物から選ばれた少なくとも1種以上の材料を含んだも
のが好適であるが、これらの化合物の中に反応性の塩素
原子が含まれると塩素原子に起因して生成される塩酸に
よって感熱発色層が侵されたり、また、紙の酸性化によ
り長期保存などの取扱いが困難となるので、塩素原子を
含まないことが望ましい。
【0025】分子中に反応基を導入した変性シリコーン
オイルを上記シリコーン化合物と併用することが、画像
形成材料剥離性や耐久性の向上のため、特に好ましい。
分子中に反応基を導入した変性シリコーンオイルとは、
任意の反応基(例えば反応性水素を有する基)を導入し
た、常温で油状の有機硅素化合物を指す。また、分子中
に反応基を有する変性シリコーンオイルとしては、シラ
ノール変性シリコーンオイル、カルボキシ変性シリコー
ンオイル、アミノ変性シリコーンオイル、またはメチル
ハイドロジエンシリコーンオイルからなる群から選ばれ
た少なくとも1種のシリコーンオイルを含んだものが好
適である。その例として、シラノール変性、カルボキシ
ル変性、アミノ変性、メチルハイドロジエンシリコーン
オイルなどが特に好適であるが、その他エポキシ変性、
カルビノール変性、メタクリル変性、メルカプト変性、
フェノール変性のシリコーンオイルの多くが、無色透明
であるために、基体がパルプ(紙)の場合、変色させる
ことなく使用できるので好ましい。また、互いに異なっ
た反応基、例えばアミノ基及びアルコキシ基が1分子中
に含まれる異種反応性基変性シリコーンオイルも好まし
い。他の変性シリコーンオイルも、着色や変色の問題が
ないものであれば、十分効果を奏する。
オイルを上記シリコーン化合物と併用することが、画像
形成材料剥離性や耐久性の向上のため、特に好ましい。
分子中に反応基を導入した変性シリコーンオイルとは、
任意の反応基(例えば反応性水素を有する基)を導入し
た、常温で油状の有機硅素化合物を指す。また、分子中
に反応基を有する変性シリコーンオイルとしては、シラ
ノール変性シリコーンオイル、カルボキシ変性シリコー
ンオイル、アミノ変性シリコーンオイル、またはメチル
ハイドロジエンシリコーンオイルからなる群から選ばれ
た少なくとも1種のシリコーンオイルを含んだものが好
適である。その例として、シラノール変性、カルボキシ
ル変性、アミノ変性、メチルハイドロジエンシリコーン
オイルなどが特に好適であるが、その他エポキシ変性、
カルビノール変性、メタクリル変性、メルカプト変性、
フェノール変性のシリコーンオイルの多くが、無色透明
であるために、基体がパルプ(紙)の場合、変色させる
ことなく使用できるので好ましい。また、互いに異なっ
た反応基、例えばアミノ基及びアルコキシ基が1分子中
に含まれる異種反応性基変性シリコーンオイルも好まし
い。他の変性シリコーンオイルも、着色や変色の問題が
ないものであれば、十分効果を奏する。
【0026】これら変性シリコーンオイルとシリコーン
化合物とを併用する場合には、その添加比率は目的に応
じて任意にすることが可能である。しかし、その添加比
率は硬化性シリコーン化合物に対する変性シリコーンオ
イルの存在量が1〜400重量%とするのが好ましい。
変性シリコーンオイルが少なすぎると、定着した画像形
成材料の剥離が困難になり、また、多すぎると、画像形
成材料の定着性の悪化や、基体表面にベタ付き感が生じ
たり、用紙が透明性を帯びるなどの問題を生じやすい。
化合物とを併用する場合には、その添加比率は目的に応
じて任意にすることが可能である。しかし、その添加比
率は硬化性シリコーン化合物に対する変性シリコーンオ
イルの存在量が1〜400重量%とするのが好ましい。
変性シリコーンオイルが少なすぎると、定着した画像形
成材料の剥離が困難になり、また、多すぎると、画像形
成材料の定着性の悪化や、基体表面にベタ付き感が生じ
たり、用紙が透明性を帯びるなどの問題を生じやすい。
【0027】記録用紙に塗布または含浸し乾燥させるこ
とにより離型性を有する皮膜を形成する。またこれらの
シリコーン化合物はタルクやクレー(カオリン)、炭酸
カルシウム、酸化チタン、酸化アルミニウム、硫酸アル
ミニウム、酸化ジルコニウム、チタン酸バリウム、シリ
カ、シリコーン樹脂、アクリル樹脂、スチレン樹脂、ス
チレンーアクリル樹脂、メラミン樹脂、ベンゾグアナミ
ン樹脂、メラミンーベンゾグアナミン樹脂などの微粒子
との反応性も高く、パルプ繊維とともに硬化し、微粒子
を用紙内に固定させる役目も果たす。
とにより離型性を有する皮膜を形成する。またこれらの
シリコーン化合物はタルクやクレー(カオリン)、炭酸
カルシウム、酸化チタン、酸化アルミニウム、硫酸アル
ミニウム、酸化ジルコニウム、チタン酸バリウム、シリ
カ、シリコーン樹脂、アクリル樹脂、スチレン樹脂、ス
チレンーアクリル樹脂、メラミン樹脂、ベンゾグアナミ
ン樹脂、メラミンーベンゾグアナミン樹脂などの微粒子
との反応性も高く、パルプ繊維とともに硬化し、微粒子
を用紙内に固定させる役目も果たす。
【0028】上記シリコーン化合物としては、シラン化
合物してはアルコキシシラン化合物を含むが、Si(O
CH3 )4 、CH3 Si(OCH3 )3 、HSi(OC
H3)3 、(CH3 )2 Si(OCH3 )2 、CH3 H
Si(OCH3 )2 、C6 H 5 Si(OCH3 )3 、S
i(OC2 H5 )4 、CH3 Si(OC2 H5 )3 、H
2 Si(OCH3 )3 、(CH3 )2 Si(OC
2 H5 )2 、H2 Si(OCH3 )2 、C6 H5 Si
(OC2 H5 )3 、(CH3 )2 CHCH2 Si(OC
H3 )3 、CH3 (CH2 )5 Si(OCH3 )3 、C
H3 (CH2 )7 Si(OC2 H5 )3 、CH3 (CH
2 )11 Si(OC2 H5 )3 、CH3 (CH2)15S
i(OC2 H5 )3 、CH3 (CH2 )17Si(OC2
H5 )3 などおよびこれらの化合物の加水分解物あるい
は部分縮合物なとが例示できる。その中で特に、官能基
が3官能基以上含まれているものが好ましい。また、S
iH基を持つシラン化合物は、上記の化合物の範疇に入
らず、しかもSiH基を有し、且つ官能基を有するシラ
ン化合物である。
合物してはアルコキシシラン化合物を含むが、Si(O
CH3 )4 、CH3 Si(OCH3 )3 、HSi(OC
H3)3 、(CH3 )2 Si(OCH3 )2 、CH3 H
Si(OCH3 )2 、C6 H 5 Si(OCH3 )3 、S
i(OC2 H5 )4 、CH3 Si(OC2 H5 )3 、H
2 Si(OCH3 )3 、(CH3 )2 Si(OC
2 H5 )2 、H2 Si(OCH3 )2 、C6 H5 Si
(OC2 H5 )3 、(CH3 )2 CHCH2 Si(OC
H3 )3 、CH3 (CH2 )5 Si(OCH3 )3 、C
H3 (CH2 )7 Si(OC2 H5 )3 、CH3 (CH
2 )11 Si(OC2 H5 )3 、CH3 (CH2)15S
i(OC2 H5 )3 、CH3 (CH2 )17Si(OC2
H5 )3 などおよびこれらの化合物の加水分解物あるい
は部分縮合物なとが例示できる。その中で特に、官能基
が3官能基以上含まれているものが好ましい。また、S
iH基を持つシラン化合物は、上記の化合物の範疇に入
らず、しかもSiH基を有し、且つ官能基を有するシラ
ン化合物である。
【0029】シランカップリング剤として、、ビニルト
リス(βメトキシエトキシ)シラン、ビニルトリエトキ
シシラン、ビニルトリメトキシシラン等のビニルシラン
類、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン等
のアクリルシラン類、β−(3,4エポキシシクロヘキ
シル)エチルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプ
ロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピル
メチルジエトキシシラン等のエポキシシラン類、N−β
(アミノエチル)γ−アミノプロピルトリメトキシシラ
ン、N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルメチル
ジメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシ
ラン、N−フェニル−γ−アミノプロピルトリメトキシ
シラン等のアミノシラン類などがある。その中で特に、
官能基が3官能基以上含まれているものが望ましい。そ
の他のシランカップリング剤としては、HSC3 H6 S
i(OCH)3 、ClC3 H6 Si(OCH)3 などお
よびこれらの化合物の加水分解物あるいは部分縮合物な
どが例示できる。
リス(βメトキシエトキシ)シラン、ビニルトリエトキ
シシラン、ビニルトリメトキシシラン等のビニルシラン
類、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン等
のアクリルシラン類、β−(3,4エポキシシクロヘキ
シル)エチルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプ
ロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピル
メチルジエトキシシラン等のエポキシシラン類、N−β
(アミノエチル)γ−アミノプロピルトリメトキシシラ
ン、N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルメチル
ジメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシ
ラン、N−フェニル−γ−アミノプロピルトリメトキシ
シラン等のアミノシラン類などがある。その中で特に、
官能基が3官能基以上含まれているものが望ましい。そ
の他のシランカップリング剤としては、HSC3 H6 S
i(OCH)3 、ClC3 H6 Si(OCH)3 などお
よびこれらの化合物の加水分解物あるいは部分縮合物な
どが例示できる。
【0030】イソシアネートシラン化合物類としては
(CH3 )3 SiNCO、(CH3 ) 2 Si(NCO)
2 、CH3 Si(NCO)3 、ビニルシリルトリイソシ
アネート、C6 H5 Si(NCO)3 、Si(NCO)
4 、C2 H5 OSi(NCO) 3 、C8 H17Si(NC
O)3 、C18H37Si(NCO)3 、(NCO)3 Si
C2 H4 Si(NCO)3 、等が例示できる。その中で
特に、イソシアネート基が3官能基以上含まれているも
のが好ましい。
(CH3 )3 SiNCO、(CH3 ) 2 Si(NCO)
2 、CH3 Si(NCO)3 、ビニルシリルトリイソシ
アネート、C6 H5 Si(NCO)3 、Si(NCO)
4 、C2 H5 OSi(NCO) 3 、C8 H17Si(NC
O)3 、C18H37Si(NCO)3 、(NCO)3 Si
C2 H4 Si(NCO)3 、等が例示できる。その中で
特に、イソシアネート基が3官能基以上含まれているも
のが好ましい。
【0031】フッ素含有シリコーン化合物には、離型性
をさらに良くするためにパーフルオロアルキル基を含有
したフッ素含有シリコーン化合物が好適であり、この化
合物にはたとえばC6 F13 C2 H4 SiCl3 、C6
F13C2 H4 Si(OCH3)3 、C7 F15CONH
(CH2 )3 Si(OC2 H5 )3 、C8 F17C2 H4
SiC13、C8 F17C2 H4 Si(OCH3 )3 、C8
F17C2 H4 SiCH3Cl2 、C8 F17C2 H4 Si
CH3 (OCH3 )2 、C8 F17C2 H4 Si(ON=
C(CH3 )(C2 H5 ))3 、C9 F19C2 H4 Si
(OCH3 )3 、C9 F19C2 H4 Si(NCO)3 、
(NCO)3 SiC2 H4 C6 F12C2 H 4 Si(NC
O)3 、C9 F19C2 H4 Si(C2 H5 )(OCH
3 )2 、(CH3 O)3 SiC2 H4 C8 F16C2 H4
Si(OCH3 )3 、(CH3 O)2(CH3 )SiC9
F18C2 H4 Si(CH3 )(CH3 O)2 、などお
よびこれら化合物の加水分解物あるいは部分縮合物等が
例示でき、その中で特に、官能基としてメトキシ基ある
いはイソシアネート基を有し、それらが3官能基以上含
まれているものが好ましい。
をさらに良くするためにパーフルオロアルキル基を含有
したフッ素含有シリコーン化合物が好適であり、この化
合物にはたとえばC6 F13 C2 H4 SiCl3 、C6
F13C2 H4 Si(OCH3)3 、C7 F15CONH
(CH2 )3 Si(OC2 H5 )3 、C8 F17C2 H4
SiC13、C8 F17C2 H4 Si(OCH3 )3 、C8
F17C2 H4 SiCH3Cl2 、C8 F17C2 H4 Si
CH3 (OCH3 )2 、C8 F17C2 H4 Si(ON=
C(CH3 )(C2 H5 ))3 、C9 F19C2 H4 Si
(OCH3 )3 、C9 F19C2 H4 Si(NCO)3 、
(NCO)3 SiC2 H4 C6 F12C2 H 4 Si(NC
O)3 、C9 F19C2 H4 Si(C2 H5 )(OCH
3 )2 、(CH3 O)3 SiC2 H4 C8 F16C2 H4
Si(OCH3 )3 、(CH3 O)2(CH3 )SiC9
F18C2 H4 Si(CH3 )(CH3 O)2 、などお
よびこれら化合物の加水分解物あるいは部分縮合物等が
例示でき、その中で特に、官能基としてメトキシ基ある
いはイソシアネート基を有し、それらが3官能基以上含
まれているものが好ましい。
【0032】上記シリコーン化合物の他にシリカゲルな
どを混合しても良い。また本発明のケイ素化合物は一種
の化合物の単独使用に限られず、複数の化合物の混合物
またはその部分加水分解物を使用することが好ましい。
どを混合しても良い。また本発明のケイ素化合物は一種
の化合物の単独使用に限られず、複数の化合物の混合物
またはその部分加水分解物を使用することが好ましい。
【0033】上記以外に離型性の良い基材表面を形成す
る液組成物には効果を損なわない量のアルミニウム化合
物、チタニウム化合物、ジルコニウム化合物、フッ素化
合物などを含んでも良い。たとえばアルミニウムイソピ
レート、アルミニウムsec−ブチレート、アルミニウ
ムtert−ブチレート、テトラiso−プロピルチタ
ネート、テトラn−ブチルチタネート、テトラiso−
ブチルチタネート、テトラsec−ブチルチタネート、
テトラtert−ブチルチタネート、テトラn−ペンチ
ルチタネート、テトラiso−ペンチルチタネート、テ
トラn−ヘキシルチタネート、テトラn−ヘプチルチタ
ネート、テトラn−オクチルチタネート、テトラiso
−オクチルチタネート、テトラn−ノニルチタネート、
テトラメチルジルコネート、テトラエチルジルコネー
ト、テトラiso−プロピルジルコネート、テトラn−
プロピルジルコネート、テトラn−ブチルジルコネー
ト、テトラiso−ブチルジルコネート、テトラter
t−ブチルジルコネート、モノsec−ブトキシアルミ
ニウムジイソプロピレート、エチルアセトアセテートア
ルミニウムジイソプロピレート、ジn−ブトキシアルミ
ニウムモノエチルアセトアセテート、アルミニウムジn
−ブトクサイドメチルアセトアセテート、アルミニウム
ジイソブトキサイドモノメチルアセトアセテート、アル
ミニウムジsec−ブトキサイドモノエチルアセトアセ
テート、アルミニウムジiso−プロポキサイドモノエ
チルアセトアセテート、アルミニウムトリスアセチルア
セトネート、アルミニウムジiso−プロポキサイドモ
ノアセチルアセトネート、アルミニウムモノアセチルア
セトネートビス(エチルアセトアセテート)、アルミニ
ウムトリス(エチルアセトアセテート)、環状アルミニ
ウムオキサイドアシレート化合物、ジ−iso−プロポ
キシチタン−ビス(アセチルアセトネート)、ジn−ブ
トキシチタン−ビス(アセチルアセトネート)、テトラ
オクチレングリコールチタネート、テトラキスアセチル
アセトンジルコネートなどが例示できる。
る液組成物には効果を損なわない量のアルミニウム化合
物、チタニウム化合物、ジルコニウム化合物、フッ素化
合物などを含んでも良い。たとえばアルミニウムイソピ
レート、アルミニウムsec−ブチレート、アルミニウ
ムtert−ブチレート、テトラiso−プロピルチタ
ネート、テトラn−ブチルチタネート、テトラiso−
ブチルチタネート、テトラsec−ブチルチタネート、
テトラtert−ブチルチタネート、テトラn−ペンチ
ルチタネート、テトラiso−ペンチルチタネート、テ
トラn−ヘキシルチタネート、テトラn−ヘプチルチタ
ネート、テトラn−オクチルチタネート、テトラiso
−オクチルチタネート、テトラn−ノニルチタネート、
テトラメチルジルコネート、テトラエチルジルコネー
ト、テトラiso−プロピルジルコネート、テトラn−
プロピルジルコネート、テトラn−ブチルジルコネー
ト、テトラiso−ブチルジルコネート、テトラter
t−ブチルジルコネート、モノsec−ブトキシアルミ
ニウムジイソプロピレート、エチルアセトアセテートア
ルミニウムジイソプロピレート、ジn−ブトキシアルミ
ニウムモノエチルアセトアセテート、アルミニウムジn
−ブトクサイドメチルアセトアセテート、アルミニウム
ジイソブトキサイドモノメチルアセトアセテート、アル
ミニウムジsec−ブトキサイドモノエチルアセトアセ
テート、アルミニウムジiso−プロポキサイドモノエ
チルアセトアセテート、アルミニウムトリスアセチルア
セトネート、アルミニウムジiso−プロポキサイドモ
ノアセチルアセトネート、アルミニウムモノアセチルア
セトネートビス(エチルアセトアセテート)、アルミニ
ウムトリス(エチルアセトアセテート)、環状アルミニ
ウムオキサイドアシレート化合物、ジ−iso−プロポ
キシチタン−ビス(アセチルアセトネート)、ジn−ブ
トキシチタン−ビス(アセチルアセトネート)、テトラ
オクチレングリコールチタネート、テトラキスアセチル
アセトンジルコネートなどが例示できる。
【0034】フッ素化合物としては、例えばフルオロオ
レフィン系樹脂で具体的にはテトラフルオロエチレン、
クロロトリフルオロエチレン、ヘキサフルオロプロピレ
ン、パーフルオロプロピルビニルエーテル等が例示で
き、これらは2種以上混合して使用しても良く、さらに
ビニルエーテル類、具体的にはエチルビニルエーテル、
シクロヘキシルビニルエーテルなどと硬化剤を導入した
共重合体として用いることが望ましい。また、X−CF
2 (OC2 F4 )p(OCH2 )qOCF2 −Xで示さ
れるパーフルオロポリエーテルで、具体的にはXがOC
N−C6 H3 (CH3 )NHCO−で表されるイソシア
ネート変性物、−COOHで表されるカルボキシル基変
性物、−CH2 OH、−CF2 −CH2 ((OCH2 C
H2 )n)OH等で表されるアルコール変性物、−CO
ORで表されるエステル変性物などが挙げられる。
レフィン系樹脂で具体的にはテトラフルオロエチレン、
クロロトリフルオロエチレン、ヘキサフルオロプロピレ
ン、パーフルオロプロピルビニルエーテル等が例示で
き、これらは2種以上混合して使用しても良く、さらに
ビニルエーテル類、具体的にはエチルビニルエーテル、
シクロヘキシルビニルエーテルなどと硬化剤を導入した
共重合体として用いることが望ましい。また、X−CF
2 (OC2 F4 )p(OCH2 )qOCF2 −Xで示さ
れるパーフルオロポリエーテルで、具体的にはXがOC
N−C6 H3 (CH3 )NHCO−で表されるイソシア
ネート変性物、−COOHで表されるカルボキシル基変
性物、−CH2 OH、−CF2 −CH2 ((OCH2 C
H2 )n)OH等で表されるアルコール変性物、−CO
ORで表されるエステル変性物などが挙げられる。
【0035】画像記録用紙の定着性、離型性は、基材の
表面状態とシリコーン化合物の成分の選定と共に基材に
対する皮膜の厚さ、シリコーン化合物に対する微粒子の
含有量、微粒子の平均粒径等により影響される。基材に
対する皮膜の厚みは、微粒子を含めないで0.05〜
5.0μmが好ましい。皮膜の厚みが0.05μmより
も薄いと、微粒子を基材に固定化することが難しくな
り、基材から微粒子が析出しまうこととなり、皮膜の厚
みが5.0μmよりも厚いと、たとえ大きな微粒子を入
れたとしても平滑化して光沢が出るため普通紙の感じが
薄れる。
表面状態とシリコーン化合物の成分の選定と共に基材に
対する皮膜の厚さ、シリコーン化合物に対する微粒子の
含有量、微粒子の平均粒径等により影響される。基材に
対する皮膜の厚みは、微粒子を含めないで0.05〜
5.0μmが好ましい。皮膜の厚みが0.05μmより
も薄いと、微粒子を基材に固定化することが難しくな
り、基材から微粒子が析出しまうこととなり、皮膜の厚
みが5.0μmよりも厚いと、たとえ大きな微粒子を入
れたとしても平滑化して光沢が出るため普通紙の感じが
薄れる。
【0036】また、シリコーン化合物に対する微粒子の
含有量は、シリコーン化合物と微粒子の成分等により異
なるが、シリコーン化合物100重量部に対して、微粒
子を1〜100重量部配合することが望ましい。微粒子
の配合量が1重量部よりも少ないと、紙の部分的なホー
ルを埋めるには、不十分となり、微粒子の配合量が10
0重量部よりも多いと、微粒子を基材上に固定化するこ
とが困難となる。微粒子の平均粒径は、0.1〜15μ
mが望ましく、特に0.3〜5.0μmが好ましい。。
微粒子の平均粒径が15μmよりも大きいと、明らかに
手触りが変わり、また、画像に影響を及ぼすこととな
り、微粒子の平均粒径が0.1μmよりも小さいと、微
粒子が凝集して塗工液の分散性が悪くなったり、比表面
積が大きくなるため、表面の反応サイドが大きくなり、
シリコーン化合物の化学反応を微粒子だけの反応に使用
され、基材との化学反応に至らなくさせてしまい固定化
を困難にさせやすくなる。
含有量は、シリコーン化合物と微粒子の成分等により異
なるが、シリコーン化合物100重量部に対して、微粒
子を1〜100重量部配合することが望ましい。微粒子
の配合量が1重量部よりも少ないと、紙の部分的なホー
ルを埋めるには、不十分となり、微粒子の配合量が10
0重量部よりも多いと、微粒子を基材上に固定化するこ
とが困難となる。微粒子の平均粒径は、0.1〜15μ
mが望ましく、特に0.3〜5.0μmが好ましい。。
微粒子の平均粒径が15μmよりも大きいと、明らかに
手触りが変わり、また、画像に影響を及ぼすこととな
り、微粒子の平均粒径が0.1μmよりも小さいと、微
粒子が凝集して塗工液の分散性が悪くなったり、比表面
積が大きくなるため、表面の反応サイドが大きくなり、
シリコーン化合物の化学反応を微粒子だけの反応に使用
され、基材との化学反応に至らなくさせてしまい固定化
を困難にさせやすくなる。
【0037】上記した液組成物を基材表面に塗布あるい
は含浸させる方法としては、ブレードコーティング法、
マイヤーバーコーティング法、スプレーコーティング
法、浸漬コーティング法、ビードコーティング法、エア
ーナイフコーティング法、カーテンコーティング法、ロ
ッドバーコーティング法、ロールコーティング法等の通
常使用される方法が採用される。
は含浸させる方法としては、ブレードコーティング法、
マイヤーバーコーティング法、スプレーコーティング
法、浸漬コーティング法、ビードコーティング法、エア
ーナイフコーティング法、カーテンコーティング法、ロ
ッドバーコーティング法、ロールコーティング法等の通
常使用される方法が採用される。
【0038】これら基材表面を形成する際の乾燥は風乾
でも良いが、熱乾燥を行えばさらに画像形成材料に対す
る離型性が増す。この理由はパルプ繊維と反応した成分
が配列あるいは配向すると言われているが定かではな
い。オーブンに入れるあるいはオーブンに通す、加熱ロ
ーラに接触させるなど通常使用される方法が採用され
る。
でも良いが、熱乾燥を行えばさらに画像形成材料に対す
る離型性が増す。この理由はパルプ繊維と反応した成分
が配列あるいは配向すると言われているが定かではな
い。オーブンに入れるあるいはオーブンに通す、加熱ロ
ーラに接触させるなど通常使用される方法が採用され
る。
【0039】以上のように画像形成材料に対して離型性
をもたせた画像記録用紙を使って、画像を形成した記録
紙から画像形成材料を除去する方法は、画像形成材料が
画像記録用紙上に形成された方法と同様であることが原
理的にも好ましい。それは例えば熱転写方式や電子写真
方式では画像形成材料を熱などを利用して用紙上に定着
し画像形成させているが、一度定着させた画像を再度加
熱することで用紙上の画像形成材料が溶融し、用紙から
除去させ易くなる。したがって、画像形成装置内の定着
装置を剥離装置としても兼用することができれば、特殊
な装置を別途用意する必要も無く画像形成装置そのもの
が画像除去装置にも成る利点があり、別途剥離装置を用
意することに比べ空いたスペースの有効利用ができる。
をもたせた画像記録用紙を使って、画像を形成した記録
紙から画像形成材料を除去する方法は、画像形成材料が
画像記録用紙上に形成された方法と同様であることが原
理的にも好ましい。それは例えば熱転写方式や電子写真
方式では画像形成材料を熱などを利用して用紙上に定着
し画像形成させているが、一度定着させた画像を再度加
熱することで用紙上の画像形成材料が溶融し、用紙から
除去させ易くなる。したがって、画像形成装置内の定着
装置を剥離装置としても兼用することができれば、特殊
な装置を別途用意する必要も無く画像形成装置そのもの
が画像除去装置にも成る利点があり、別途剥離装置を用
意することに比べ空いたスペースの有効利用ができる。
【0040】また、画像形成材料を除去する補助手段と
して画像形成材料を溶解させる有機溶剤やさらに紙繊維
と画像形成材料との結び付きを弱めるために界面活性剤
等を混入した水溶液や有機溶剤などを画像記録用紙に含
浸させたりする方法やそれらと共に物理的作用、例えば
超音波振動などを利用して画像形成材料の除去を行って
も良い。
して画像形成材料を溶解させる有機溶剤やさらに紙繊維
と画像形成材料との結び付きを弱めるために界面活性剤
等を混入した水溶液や有機溶剤などを画像記録用紙に含
浸させたりする方法やそれらと共に物理的作用、例えば
超音波振動などを利用して画像形成材料の除去を行って
も良い。
【0041】
【実施例】以下に、実施例によって本発明をさらに具体
的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものでは
ない。なお、実施例および比較例における「部」は重量
部を意味する。
的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものでは
ない。なお、実施例および比較例における「部」は重量
部を意味する。
【0042】実施例1 撹拌子をセットしたフラスコにフッ素含有シリコーン化
合物として下記(I)式の化合物16.4部、及び下記
(II)式の化合物5部、及びテトラメトキシシラン
5.6部を入れ、溶剤としてイソプロピルアルコール6
00部、2−メチル−2−プロパノール1200部を加
えた。次に有機アルミニウム化合物としてアルミニウム
トリスアセチルアセトネート2.2部を加えてよく撹拌
し、これに1%塩酸水溶液を6.7部徐々に滴下した。
滴下終了後25℃に保温し7日間放置して組成物溶液を
調整した。
合物として下記(I)式の化合物16.4部、及び下記
(II)式の化合物5部、及びテトラメトキシシラン
5.6部を入れ、溶剤としてイソプロピルアルコール6
00部、2−メチル−2−プロパノール1200部を加
えた。次に有機アルミニウム化合物としてアルミニウム
トリスアセチルアセトネート2.2部を加えてよく撹拌
し、これに1%塩酸水溶液を6.7部徐々に滴下した。
滴下終了後25℃に保温し7日間放置して組成物溶液を
調整した。
【0043】
【化1】
【0044】上記のようにして得られた組成物溶液にさ
らに変性シリコーンオイルとして分子片末端に水酸基を
有するシラノール変性ジメチルシロキサン(東芝シリコ
ーン社製:XF3968)を2部混合し、さらに2−メ
チル−2−プロパノール200部に微粒子として酸化チ
タン(KA−10:平均粒径0.4μm:チタン工業社
製)2.8部を加えてよく分散させた分散液を加え、さ
らによく撹拌して塗布液を得た。これをゼロックス用P
紙A4判(富士ゼロックス社製)にロールコーティング
し、10分間風乾後、115℃で60分間オーブンで熱
乾燥して再生可能な画像記録用紙を作製した。この記録
紙上にカラー複写機(A color635:富士ゼロ
ックス社製)を用いて文字やベタ画像を含むカラー画像
を定着させるとともに、白黒モードで1000枚連続コ
ピーを行い走行性の確認を行った。
らに変性シリコーンオイルとして分子片末端に水酸基を
有するシラノール変性ジメチルシロキサン(東芝シリコ
ーン社製:XF3968)を2部混合し、さらに2−メ
チル−2−プロパノール200部に微粒子として酸化チ
タン(KA−10:平均粒径0.4μm:チタン工業社
製)2.8部を加えてよく分散させた分散液を加え、さ
らによく撹拌して塗布液を得た。これをゼロックス用P
紙A4判(富士ゼロックス社製)にロールコーティング
し、10分間風乾後、115℃で60分間オーブンで熱
乾燥して再生可能な画像記録用紙を作製した。この記録
紙上にカラー複写機(A color635:富士ゼロ
ックス社製)を用いて文字やベタ画像を含むカラー画像
を定着させるとともに、白黒モードで1000枚連続コ
ピーを行い走行性の確認を行った。
【0045】トナー定着性の評価は、上記カラー複写機
にて定着された画像をX−Rite938濃度計(X−
Rite社製)で測定した濃度が約1.8のベタ画像部
に、市販の18mm幅セロハン粘着テープ(ニチバン社
製:セロハンテープ)を300g/cmの線圧で張り付
け、10mm/sec.の速度で剥離した時の、剥離前
の画像濃度に対する剥離後の画像濃度の比(以下OD比
と略す)を指標として評価した(OD比=剥離後の画像
濃度/剥離前の画像濃度)。電子写真用記録紙として
は、OD比で0.8以上のトナー定着性が必要である。
再生可能な記録紙の筆記性をHB鉛筆(三菱鉛筆社製:
uni)、黒ボールペン(PILOT社製:細字スーパ
ーS)、水性(蛍光)ペン(ゼブラ社製:OPTE
X)、油性ペン(マジックインキ社製:No.700)
を用いて確認した。
にて定着された画像をX−Rite938濃度計(X−
Rite社製)で測定した濃度が約1.8のベタ画像部
に、市販の18mm幅セロハン粘着テープ(ニチバン社
製:セロハンテープ)を300g/cmの線圧で張り付
け、10mm/sec.の速度で剥離した時の、剥離前
の画像濃度に対する剥離後の画像濃度の比(以下OD比
と略す)を指標として評価した(OD比=剥離後の画像
濃度/剥離前の画像濃度)。電子写真用記録紙として
は、OD比で0.8以上のトナー定着性が必要である。
再生可能な記録紙の筆記性をHB鉛筆(三菱鉛筆社製:
uni)、黒ボールペン(PILOT社製:細字スーパ
ーS)、水性(蛍光)ペン(ゼブラ社製:OPTE
X)、油性ペン(マジックインキ社製:No.700)
を用いて確認した。
【0046】走行性の評価は1000枚片面通紙した時
の重送とジャムの発生枚数で評価した。電子写真用記録
紙としては、2枚以下が望ましい。記録した画像を再生
するにあたり、上記カラー複写機の定着器におけるシリ
コーンゴム表面層をもつヒートローラの代わりに、表面
にアルミニウム陽極酸化皮膜を施したヒートローラーと
交換し、さらにヒートローラー上に用紙から剥離したト
ナーを掻き取るための金属ブレードを装着した。この電
子写真装置に、画像が記録された記録紙を(白紙(無
地)コピーをして)上記定着器に通紙するだけで、トナ
ーの除去が行なわれ画像記録紙を再生することができ
た。
の重送とジャムの発生枚数で評価した。電子写真用記録
紙としては、2枚以下が望ましい。記録した画像を再生
するにあたり、上記カラー複写機の定着器におけるシリ
コーンゴム表面層をもつヒートローラの代わりに、表面
にアルミニウム陽極酸化皮膜を施したヒートローラーと
交換し、さらにヒートローラー上に用紙から剥離したト
ナーを掻き取るための金属ブレードを装着した。この電
子写真装置に、画像が記録された記録紙を(白紙(無
地)コピーをして)上記定着器に通紙するだけで、トナ
ーの除去が行なわれ画像記録紙を再生することができ
た。
【0047】トナー除去後の再生紙上の残存トナー評価
は、トナー定着性の評価と同様にOD比をを指標として
評価した。残存トナーが気にならない画像濃度として
は、OD比で0.08以下が望ましい。さらにこれら用
紙上への画像記録および用紙上の画像除去を10回繰り
返し行った時のトナー定着性およびトナー除去後の再生
紙上の残存トナー量評価を行って繰り返し安定性を確認
した。以上の結果を表1にまとめて示した。
は、トナー定着性の評価と同様にOD比をを指標として
評価した。残存トナーが気にならない画像濃度として
は、OD比で0.08以下が望ましい。さらにこれら用
紙上への画像記録および用紙上の画像除去を10回繰り
返し行った時のトナー定着性およびトナー除去後の再生
紙上の残存トナー量評価を行って繰り返し安定性を確認
した。以上の結果を表1にまとめて示した。
【0048】実施例 2 イソシアネートシラン化合物としてメチルシリルトリイ
ソシアネート80部、シラノール変性シリコーンオイル
としてα,ω−ジハイドロキシポリジメチルシロキサン
オイル(25℃で粘度が2000センチストークス)8
部、硬化反応調整剤としてジブチルアシッドホスフェー
ト3部、溶剤として酢酸エチル2000部を撹拌混合
し、さらに微粒子としてシリコーン樹脂微粒子(トスパ
ール130:平均粒径3μm:東芝シリコーン社製)1
4部を撹拌混合し塗布液を得た。これをゼロックス用P
紙A4判(富士ゼロックス社製)にロールコーティング
し、5分間風乾後、115℃で20秒間オーブンで熱乾
燥して再生可能な画像記録用紙を作製した。この記録紙
を実施例1と同様な方法で評価を行い結果を表1にまと
めて示した。
ソシアネート80部、シラノール変性シリコーンオイル
としてα,ω−ジハイドロキシポリジメチルシロキサン
オイル(25℃で粘度が2000センチストークス)8
部、硬化反応調整剤としてジブチルアシッドホスフェー
ト3部、溶剤として酢酸エチル2000部を撹拌混合
し、さらに微粒子としてシリコーン樹脂微粒子(トスパ
ール130:平均粒径3μm:東芝シリコーン社製)1
4部を撹拌混合し塗布液を得た。これをゼロックス用P
紙A4判(富士ゼロックス社製)にロールコーティング
し、5分間風乾後、115℃で20秒間オーブンで熱乾
燥して再生可能な画像記録用紙を作製した。この記録紙
を実施例1と同様な方法で評価を行い結果を表1にまと
めて示した。
【0049】実施例 3 イソシアネートシラン化合物としてメチルシリルトリイ
ソシアネート60部、フェニルシリルトリイソシアネー
ト20部、その他硬化反応調整剤としてモノオクチルア
シッドホスフェート8部、酢酸エチル1400部、ジグ
ライム100部を撹拌混合さらに微粒子としてベンゾグ
アナミンホルムアルデヒド縮合物(エポスターMS:平
均粒径2μm:日本触媒社製)8部を撹拌混合し、塗布
液を得た。これをゼロックス用L紙A4判(富士ゼロッ
クス社製)にロールコーティングし、5分風乾後、11
5℃で20秒間オーブンで熱乾燥して再生可能な画像記
録用紙を作製した。この記録紙を実施例1と同様な方法
で評価を行い結果を表1にまとめて示した。
ソシアネート60部、フェニルシリルトリイソシアネー
ト20部、その他硬化反応調整剤としてモノオクチルア
シッドホスフェート8部、酢酸エチル1400部、ジグ
ライム100部を撹拌混合さらに微粒子としてベンゾグ
アナミンホルムアルデヒド縮合物(エポスターMS:平
均粒径2μm:日本触媒社製)8部を撹拌混合し、塗布
液を得た。これをゼロックス用L紙A4判(富士ゼロッ
クス社製)にロールコーティングし、5分風乾後、11
5℃で20秒間オーブンで熱乾燥して再生可能な画像記
録用紙を作製した。この記録紙を実施例1と同様な方法
で評価を行い結果を表1にまとめて示した。
【0050】比較例1 フッ素樹脂ーアクリル樹脂共重合体を2%含む液組成物
であるFC722(住友3M社製)100部に微粒子と
してシリコーン樹脂微粒子(トスパール130:平均粒
径3μm:東芝シリコーン社製)2部を撹拌混合し塗布
液を得た。これを実施例1と同様に処理して画像記録用
紙を作製した。この記録紙を実施例1と同様な方法で評
価を行ったが、用紙上への筆記性は鉛筆は良いが及びボ
ールペンでは文字が薄く、水性や油性ペンは部分的にハ
ジキが発生した。走行性も悪くジャムが多く発生した。
また画像の定着性も悪く部分的にオフセットをおこして
いた。
であるFC722(住友3M社製)100部に微粒子と
してシリコーン樹脂微粒子(トスパール130:平均粒
径3μm:東芝シリコーン社製)2部を撹拌混合し塗布
液を得た。これを実施例1と同様に処理して画像記録用
紙を作製した。この記録紙を実施例1と同様な方法で評
価を行ったが、用紙上への筆記性は鉛筆は良いが及びボ
ールペンでは文字が薄く、水性や油性ペンは部分的にハ
ジキが発生した。走行性も悪くジャムが多く発生した。
また画像の定着性も悪く部分的にオフセットをおこして
いた。
【0051】比較例 2 実施例2におけるシラノール変性シリコーンオイルの代
わりに、未変性のポリジメチルシロキサンオイル(信越
シリコーン社製:KF96、25℃で粘度が2000セ
ンチストークス)8部にした以外は実施例2と同様にし
て処理することで画像記録用紙を作製した。この記録紙
を実施例1と同様な方法で評価を行い結果を表1にまと
めて示したが、初期の特性は良いものの走行性が500
枚コピー以降頻繁にジャムを引き起こした。オイルが用
紙から他の接触物へ移行したために起きた結果と思われ
る。
わりに、未変性のポリジメチルシロキサンオイル(信越
シリコーン社製:KF96、25℃で粘度が2000セ
ンチストークス)8部にした以外は実施例2と同様にし
て処理することで画像記録用紙を作製した。この記録紙
を実施例1と同様な方法で評価を行い結果を表1にまと
めて示したが、初期の特性は良いものの走行性が500
枚コピー以降頻繁にジャムを引き起こした。オイルが用
紙から他の接触物へ移行したために起きた結果と思われ
る。
【0052】比較例 3 実施例2におけるシリコーン微粒子を混合撹拌しなかっ
た以外は実施例2と同様にして処理することで画像記録
用紙を作製した。この記録紙を実施例1と同様な方法で
評価を行い結果を表1にまとめて示したが、初期の特性
は良いものの繰り返し再生使用に至っては3回目で残存
トナーが気にならない画像濃度としてのOD比で0.0
8を越えてしまった。
た以外は実施例2と同様にして処理することで画像記録
用紙を作製した。この記録紙を実施例1と同様な方法で
評価を行い結果を表1にまとめて示したが、初期の特性
は良いものの繰り返し再生使用に至っては3回目で残存
トナーが気にならない画像濃度としてのOD比で0.0
8を越えてしまった。
【0053】比較例 4 実施例2におけるシリコーン微粒子20部を酢酸エチル
400部に入れ撹拌混合しただけの塗布液とした以外
は、実施例2と同様にして処理することで画像記録用紙
を作製した。この記録紙を実施例1と同様な方法で評価
を行い結果を表1にまとめて示したが、トナーの定着性
や剥離性が悪く、さらに用紙の走行性が悪く30枚ほど
で用紙をピックアップして搬送できなくなった。用紙上
にある微粒子がピックアップロールヘ移行したために用
紙とロール間で滑べりを生じた結果であった。
400部に入れ撹拌混合しただけの塗布液とした以外
は、実施例2と同様にして処理することで画像記録用紙
を作製した。この記録紙を実施例1と同様な方法で評価
を行い結果を表1にまとめて示したが、トナーの定着性
や剥離性が悪く、さらに用紙の走行性が悪く30枚ほど
で用紙をピックアップして搬送できなくなった。用紙上
にある微粒子がピックアップロールヘ移行したために用
紙とロール間で滑べりを生じた結果であった。
【0054】実施例 4 イソシアネートシラン化合物としてC18H37Si(NC
O)3 :26.0部と溶剤として酢酸エチル970部を
撹拌混合し、さらにイソシアネートシラン化合物として
C9 F19C2 H4 Si(NCO)3 :2.6部、カルボ
キシ変性シリコーンオイル(信越化学社製:X−22−
3710)1.6部を添加し、1昼夜25℃で撹拌混合
した。さらにこの液に微粒子としてアクリルースチレン
系微粒子(ミューティクル110C:平均粒径1μm:
三井東圧化学社製)4部撹拌混合して塗布液を得た。こ
れを上質紙A4判(日本製紙社製)に実施例2と同様に
して処理することで再生可能な画像記録用紙を作製し
た。この記録紙を実施例1と同様な方法で評価を行い結
果を表1にまとめて示した。
O)3 :26.0部と溶剤として酢酸エチル970部を
撹拌混合し、さらにイソシアネートシラン化合物として
C9 F19C2 H4 Si(NCO)3 :2.6部、カルボ
キシ変性シリコーンオイル(信越化学社製:X−22−
3710)1.6部を添加し、1昼夜25℃で撹拌混合
した。さらにこの液に微粒子としてアクリルースチレン
系微粒子(ミューティクル110C:平均粒径1μm:
三井東圧化学社製)4部撹拌混合して塗布液を得た。こ
れを上質紙A4判(日本製紙社製)に実施例2と同様に
して処理することで再生可能な画像記録用紙を作製し
た。この記録紙を実施例1と同様な方法で評価を行い結
果を表1にまとめて示した。
【0055】実施例 5 イソシアネートシラン化合物としてC9 F19C2 H4 S
i(NCO)3 :20.0部と溶剤として酢酸エチル9
70部を撹拌混合し、さらにイソシアネートシラン化合
物として(NCO)3 SiC2 H4 C6 F12C2 H4 S
i(NCO)3:4.6部、Si(NCO)4 :4.0
部、シラノール変性シリコーンオイル(信越化学社製:
X−22−160AS)1.6部、硬化反応調整剤とし
てモノオクチルアシッドホスフェート3.0部を添加
し、撹拌混合して、さらにこの液に微粒子としてシリコ
ーン樹脂微粒子(トスパール130:平均粒径3μm:
東芝シリコーン社製)4部を撹拌混合し塗布液を得た。
これをリサイクルPPC用紙WRA4判(富士ゼロック
ス社製)に実施例2と同様にして処理することで再生可
能な画像記録用紙を作製した。この記録紙を実施例1と
同様な方法で評価を行い結果を表1にまとめて示した。
i(NCO)3 :20.0部と溶剤として酢酸エチル9
70部を撹拌混合し、さらにイソシアネートシラン化合
物として(NCO)3 SiC2 H4 C6 F12C2 H4 S
i(NCO)3:4.6部、Si(NCO)4 :4.0
部、シラノール変性シリコーンオイル(信越化学社製:
X−22−160AS)1.6部、硬化反応調整剤とし
てモノオクチルアシッドホスフェート3.0部を添加
し、撹拌混合して、さらにこの液に微粒子としてシリコ
ーン樹脂微粒子(トスパール130:平均粒径3μm:
東芝シリコーン社製)4部を撹拌混合し塗布液を得た。
これをリサイクルPPC用紙WRA4判(富士ゼロック
ス社製)に実施例2と同様にして処理することで再生可
能な画像記録用紙を作製した。この記録紙を実施例1と
同様な方法で評価を行い結果を表1にまとめて示した。
【0056】実施例 6 イソシアネートシラン化合物としてC18H37Si(NC
O)3 :10.0部と溶剤として酢酸エチル970部を
撹拌混合し、さらにイソシアネートシラン化合物として
C9 F19C2 H4 Si(NCO)3 :6.0部、C8 H
17Si(NCO)3 :10.0部、メチルシリルトリイ
ソシアネート2.6部、上記カルボキシ変性シリコーン
オイル1.6部を添加し、1昼夜25℃で撹拌混合し
た。さらにこの液に微粒子としてシリコーン樹脂微粒子
(トスパール105:平均粒径0.5μm:東芝シリコ
ーン社製)3.5部を撹拌混合し塗布液を得た。これを
ゼロックス用J紙A4判(富士ゼロックス社製)に実施
例2と同様にして処理することで再生可能な画像記録用
紙を作製した。この記録紙を実施例1と同様な方法で評
価を行い結果を表1にまとめて示した。
O)3 :10.0部と溶剤として酢酸エチル970部を
撹拌混合し、さらにイソシアネートシラン化合物として
C9 F19C2 H4 Si(NCO)3 :6.0部、C8 H
17Si(NCO)3 :10.0部、メチルシリルトリイ
ソシアネート2.6部、上記カルボキシ変性シリコーン
オイル1.6部を添加し、1昼夜25℃で撹拌混合し
た。さらにこの液に微粒子としてシリコーン樹脂微粒子
(トスパール105:平均粒径0.5μm:東芝シリコ
ーン社製)3.5部を撹拌混合し塗布液を得た。これを
ゼロックス用J紙A4判(富士ゼロックス社製)に実施
例2と同様にして処理することで再生可能な画像記録用
紙を作製した。この記録紙を実施例1と同様な方法で評
価を行い結果を表1にまとめて示した。
【0057】
【表1】
【0058】実施例 7〜12 実施例1〜6で得られた塗布液をタルクが多く含まれて
いるファインPPC用紙A4判(紀州製紙社製)に各実
施例と同様な方法で再生可能な画像記録用紙を作製し、
複写機内の感光体表面へのタルク移行性を確認した。感
光体に接しているクリーナーシステムを取り外した改造
複写機Vivace500(富士ゼロックス社製)に
て、28℃、85%RHの環境下でこれら画像記録用紙
を1000枚通紙し、走行性の確認を行った。
いるファインPPC用紙A4判(紀州製紙社製)に各実
施例と同様な方法で再生可能な画像記録用紙を作製し、
複写機内の感光体表面へのタルク移行性を確認した。感
光体に接しているクリーナーシステムを取り外した改造
複写機Vivace500(富士ゼロックス社製)に
て、28℃、85%RHの環境下でこれら画像記録用紙
を1000枚通紙し、走行性の確認を行った。
【0059】通紙後の感光体表面と通常の複写機Viv
ace500でその感光体の画質を確認した結果、感光
体の表面はひどい汚れもなく、画質もまったく問題のな
いものであった。その一方で記録した画像を再生するに
あたり、通常の複写機Vivace500用いて文字や
ベタ画像を含む白黒画像を定着させるとともに、上記複
写機の定着器におけるシリコーンゴム表面層をもつヒー
トローラの代わりに、表面にアルミニウム陽極酸化皮膜
を施したヒートローラーと交換し、さらにヒートローラ
ー上に用紙から剥離したトナーを掻き取るための金属ブ
レードを装着した。この電子写真装置に、画像が記録さ
れた記録紙を(白紙(無地)コピーをして)上記定着器
に通紙するだけで、トナーの除去が行なわれ画像記録紙
を再生することができた。
ace500でその感光体の画質を確認した結果、感光
体の表面はひどい汚れもなく、画質もまったく問題のな
いものであった。その一方で記録した画像を再生するに
あたり、通常の複写機Vivace500用いて文字や
ベタ画像を含む白黒画像を定着させるとともに、上記複
写機の定着器におけるシリコーンゴム表面層をもつヒー
トローラの代わりに、表面にアルミニウム陽極酸化皮膜
を施したヒートローラーと交換し、さらにヒートローラ
ー上に用紙から剥離したトナーを掻き取るための金属ブ
レードを装着した。この電子写真装置に、画像が記録さ
れた記録紙を(白紙(無地)コピーをして)上記定着器
に通紙するだけで、トナーの除去が行なわれ画像記録紙
を再生することができた。
【0060】比較例 5 実施例7で使用したファインPPC用紙を未処理のまま
実施例7と同様な方法で評価を行った結果、記録紙の再
生はできないのはもちろんであるが、複写機内の感光体
の表面には薄白い皮膜のようなものが付着していた。こ
の感光体の画質を確認した結果、像流れ現象が発生し、
文字や絵をまったく判断できない状態だった。表面の薄
白い皮膜のようなものは、分析の結果その殆どがファイ
ンPPC用紙に含まれているタルクであることがわかっ
た。
実施例7と同様な方法で評価を行った結果、記録紙の再
生はできないのはもちろんであるが、複写機内の感光体
の表面には薄白い皮膜のようなものが付着していた。こ
の感光体の画質を確認した結果、像流れ現象が発生し、
文字や絵をまったく判断できない状態だった。表面の薄
白い皮膜のようなものは、分析の結果その殆どがファイ
ンPPC用紙に含まれているタルクであることがわかっ
た。
【0061】実施例7〜実施例12および比較例1をま
とめて表2に示す。
とめて表2に示す。
【表2】
【0062】実施例13 イソシアネートシラン化合物としてSi(NCO)4 2
8.0部と溶剤として酢酸エチル970部を攪拌混合
し、さらにアミノ変性シリコーンオイル(東芝シリコー
ン社製:TSF4702)28.0部を添加し、攪拌混
合して、さらにこの液に微粒子としてシリコーン樹脂微
粒子(トスパール130:平均粒径3μm:東芝シリコ
ーン社製)5部を攪拌混合し塗布液を得た。これをリサ
イクルPPC用紙WRA4判(富士ゼロックス社製)に
実施例2と同様にして処理することで再生可能な画像記
録用紙を作製した。この記録紙を実施例1と同様な方法
で評価を行い結果を表3にまとめて示した。
8.0部と溶剤として酢酸エチル970部を攪拌混合
し、さらにアミノ変性シリコーンオイル(東芝シリコー
ン社製:TSF4702)28.0部を添加し、攪拌混
合して、さらにこの液に微粒子としてシリコーン樹脂微
粒子(トスパール130:平均粒径3μm:東芝シリコ
ーン社製)5部を攪拌混合し塗布液を得た。これをリサ
イクルPPC用紙WRA4判(富士ゼロックス社製)に
実施例2と同様にして処理することで再生可能な画像記
録用紙を作製した。この記録紙を実施例1と同様な方法
で評価を行い結果を表3にまとめて示した。
【0063】実施例14 イソシアネートシラン化合物としてSi(NCO)4 1
4.0部と溶剤として酢酸エチル970部を攪拌混合
し、さらにアルコキシシラン化合物としてCH3Si
(OCH3 )3 14.0部、メチルハイドロジエンシリ
コーンオイル(信越化学工業社製:KF99)5部を添
加し、1昼夜25℃で攪拌混合した。さらにこの液に微
粒子としてシリコーン樹脂微粒子(トスパール105:
平均粒径0.5μm:東芝シリコーン社製)3.5部を
攪拌混合し塗布液を得た。これをゼロックス用L紙A4
判(富士ゼロックス社製)に実施例2と同様にして処理
することで再生可能な画像記録用紙を作製した。この記
録紙を実施例1と同様な方法で評価を行い結果を表3に
まとめて示した。
4.0部と溶剤として酢酸エチル970部を攪拌混合
し、さらにアルコキシシラン化合物としてCH3Si
(OCH3 )3 14.0部、メチルハイドロジエンシリ
コーンオイル(信越化学工業社製:KF99)5部を添
加し、1昼夜25℃で攪拌混合した。さらにこの液に微
粒子としてシリコーン樹脂微粒子(トスパール105:
平均粒径0.5μm:東芝シリコーン社製)3.5部を
攪拌混合し塗布液を得た。これをゼロックス用L紙A4
判(富士ゼロックス社製)に実施例2と同様にして処理
することで再生可能な画像記録用紙を作製した。この記
録紙を実施例1と同様な方法で評価を行い結果を表3に
まとめて示した。
【0064】実施例15 アルコキシシラン化合物としてCH3 Si(OCH3 )
3 25部、アミノ変性シリコーンオイル(東芝シリコー
ン社製:TSF4702)50.0部、溶剤として酢酸
エチル2000部を攪拌混合し、さらに微粒子としてシ
リコーン樹脂微粒子(トスパール130:平均粒径3μ
m:東芝シリコーン社製)14部を攪拌混合し塗布液を
得た。これをゼロックス用P紙A4判(富士ゼロックス
社製)にロールコーティングし、5分間風乾後、115
℃で20秒間オーブンで熱乾燥して再生可能な画像記録
用紙を作製した。この記録紙を実施例1と同様な方法で
評価を行い結果を表3にまとめて示した。
3 25部、アミノ変性シリコーンオイル(東芝シリコー
ン社製:TSF4702)50.0部、溶剤として酢酸
エチル2000部を攪拌混合し、さらに微粒子としてシ
リコーン樹脂微粒子(トスパール130:平均粒径3μ
m:東芝シリコーン社製)14部を攪拌混合し塗布液を
得た。これをゼロックス用P紙A4判(富士ゼロックス
社製)にロールコーティングし、5分間風乾後、115
℃で20秒間オーブンで熱乾燥して再生可能な画像記録
用紙を作製した。この記録紙を実施例1と同様な方法で
評価を行い結果を表3にまとめて示した。
【0065】実施例16 イソシアネートシラン化合物としてメチルシリルトリイ
ソシアネート20部、シランカップリング剤としてトリ
メトキシビニルシラン60部、さらに上記アミノ変性シ
リコーンオイル80部、酢酸エチル1400部を攪拌混
合さらに微粒子としてベンゾグアナミンホルムアルデヒ
ド縮合物(エポスターMS:平均粒径2μm:日本触媒
社製)10部を攪拌混合し、塗布液を得た。これをゼロ
ックス用J紙A4判(富士ゼロックス社製)にロールコ
ーティングし、5分風乾後、115℃で20秒間オーブ
ンで熱乾燥して再生可能な画像記録用紙を作製した。こ
の記録紙を実施例1と同様な方法で評価を行い結果を表
3にまとめて示した。
ソシアネート20部、シランカップリング剤としてトリ
メトキシビニルシラン60部、さらに上記アミノ変性シ
リコーンオイル80部、酢酸エチル1400部を攪拌混
合さらに微粒子としてベンゾグアナミンホルムアルデヒ
ド縮合物(エポスターMS:平均粒径2μm:日本触媒
社製)10部を攪拌混合し、塗布液を得た。これをゼロ
ックス用J紙A4判(富士ゼロックス社製)にロールコ
ーティングし、5分風乾後、115℃で20秒間オーブ
ンで熱乾燥して再生可能な画像記録用紙を作製した。こ
の記録紙を実施例1と同様な方法で評価を行い結果を表
3にまとめて示した。
【0066】実施例17 イソシアネートシラン化合物としてCH3 Si(NC
O)3 10.0部と、溶剤として酢酸エチル970部を
攪拌混合し、さらにSiH基を持つシラン化合物として
CH3 HSi(OCH3 )2 10.0部、カルボキシ変
性シリコーンオイル(信越化学社製:X−22−371
0)8.0部を添加し、1昼夜25℃で攪拌混合した。
さらにこの液に微粒子としてアクリル−スチレン系微粒
子(ミューティクル110C:平均粒径1μm:三井東
圧化学社製)4部攪拌混合して塗布液を得た。これを上
質紙A4判(日本製紙社製)に実施例2と同様にして処
理することで再生可能な画像記録用紙を作製した。この
記録紙を実施例1と同様な方法で評価を行い結果を表3
にまとめて示した。
O)3 10.0部と、溶剤として酢酸エチル970部を
攪拌混合し、さらにSiH基を持つシラン化合物として
CH3 HSi(OCH3 )2 10.0部、カルボキシ変
性シリコーンオイル(信越化学社製:X−22−371
0)8.0部を添加し、1昼夜25℃で攪拌混合した。
さらにこの液に微粒子としてアクリル−スチレン系微粒
子(ミューティクル110C:平均粒径1μm:三井東
圧化学社製)4部攪拌混合して塗布液を得た。これを上
質紙A4判(日本製紙社製)に実施例2と同様にして処
理することで再生可能な画像記録用紙を作製した。この
記録紙を実施例1と同様な方法で評価を行い結果を表3
にまとめて示した。
【0067】実施例18 シランカップリング剤としてN−フェニル−Y−アミノ
プロピルトリメトキシシラン15.0部と溶剤として酢
酸エチル970部を攪拌混合し、さらにアミノ変性シリ
コーンオイル(東芝シリコーン社製:TSF4702)
28.0部を添加し、攪拌混合して、さらにこの液に微
粒子としてシリコーン樹脂微粒子(トスパール145:
平均粒径4.5μm:東芝シリコーン社製)5部を攪拌
混合し塗布液を得た。これをリサイクルPPC用紙WR
A4判(富士ゼロックス社製)に実施例2と同様にして
処理することで再生可能な画像記録用紙を作製した。こ
の記録紙を実施例1と同様な方法で評価を行い結果を表
3にまとめて示した。
プロピルトリメトキシシラン15.0部と溶剤として酢
酸エチル970部を攪拌混合し、さらにアミノ変性シリ
コーンオイル(東芝シリコーン社製:TSF4702)
28.0部を添加し、攪拌混合して、さらにこの液に微
粒子としてシリコーン樹脂微粒子(トスパール145:
平均粒径4.5μm:東芝シリコーン社製)5部を攪拌
混合し塗布液を得た。これをリサイクルPPC用紙WR
A4判(富士ゼロックス社製)に実施例2と同様にして
処理することで再生可能な画像記録用紙を作製した。こ
の記録紙を実施例1と同様な方法で評価を行い結果を表
3にまとめて示した。
【0068】実施例19 シランカップリング剤としてY−メタクリロキシプロピ
ルトリメトキシシラン20.0部と溶剤として酢酸エチ
ル970部を攪拌混合し、さらにアルコキシシラン化合
物としてCH3 Si(OCH3 )3 14.0部、メチル
ハイドロジエンシリコーンオイル(信越化学工業社製:
KF99)20部とアミノ変性シリコーンオイル(東芝
シリコーン社製:TSF4702)10.0部を添加
し、1昼夜25℃で攪拌混合した。さらにこの液に微粒
子としてベンゾグアナミン−ホルムアルデヒド縮合物微
粒子(エポスターMS:平均粒径2μm;日本触媒社
製)5.5部を攪拌混合し塗布液を得た。これをゼロッ
クス用L紙A4判(富士ゼロックス社製)に実施例2と
同様にして処理することで再生可能な画像記録用紙を作
製した。この記録紙を実施例1と同様な方法で評価を行
い結果を表3にまとめて示した。
ルトリメトキシシラン20.0部と溶剤として酢酸エチ
ル970部を攪拌混合し、さらにアルコキシシラン化合
物としてCH3 Si(OCH3 )3 14.0部、メチル
ハイドロジエンシリコーンオイル(信越化学工業社製:
KF99)20部とアミノ変性シリコーンオイル(東芝
シリコーン社製:TSF4702)10.0部を添加
し、1昼夜25℃で攪拌混合した。さらにこの液に微粒
子としてベンゾグアナミン−ホルムアルデヒド縮合物微
粒子(エポスターMS:平均粒径2μm;日本触媒社
製)5.5部を攪拌混合し塗布液を得た。これをゼロッ
クス用L紙A4判(富士ゼロックス社製)に実施例2と
同様にして処理することで再生可能な画像記録用紙を作
製した。この記録紙を実施例1と同様な方法で評価を行
い結果を表3にまとめて示した。
【0069】実施例20 アルコキシシラン化合物としてCH3 Si(OCH3 )
3 25部、アミノ変性シリコーンオイル(東芝シリコー
ン社製:TSF4702)50.0部、溶剤として酢酸
エチル2000部を攪拌混合し、さらに微粒子としてシ
リコーン樹脂微粒子(トスパール130:平均粒径3μ
m:東芝シリコーン社製)7.2部と酸化チタン(KA
−10:平均粒径0.4μm:チタン工業社製)2.8
部を攪拌混合し塗布液を得た。これをゼロックス用P紙
A4判(富士ゼロックス社製)にロールコーティング
し、5分間風乾後、115℃で20秒間オーブンで熱乾
燥して再生可能な画像記録用紙を作製した。この記録紙
を実施例1と同様な方法で評価を行い結果を表3にまと
めて示した。
3 25部、アミノ変性シリコーンオイル(東芝シリコー
ン社製:TSF4702)50.0部、溶剤として酢酸
エチル2000部を攪拌混合し、さらに微粒子としてシ
リコーン樹脂微粒子(トスパール130:平均粒径3μ
m:東芝シリコーン社製)7.2部と酸化チタン(KA
−10:平均粒径0.4μm:チタン工業社製)2.8
部を攪拌混合し塗布液を得た。これをゼロックス用P紙
A4判(富士ゼロックス社製)にロールコーティング
し、5分間風乾後、115℃で20秒間オーブンで熱乾
燥して再生可能な画像記録用紙を作製した。この記録紙
を実施例1と同様な方法で評価を行い結果を表3にまと
めて示した。
【0070】実施例21 イソシアネートシラン化合物としてメチルシリルトリイ
ソシアネート20部、シランカップリング剤としてY−
グリシドキシプロピルトリメトキシシラン30部、さら
にアミノ変性シリコーンオイル50部、酢酸エチル14
00部を攪拌混合さらに微粒子としてベンゾグアナミン
ホルムアルデヒド縮合物(エポスターMS:平均粒径2
μm:日本触媒社製)10部を攪拌混合し、塗布液を得
た。これをゼロックス用J紙A4判(富士ゼロックス社
製)にロールコーティングし、5分風乾後、115℃で
20秒間オーブンで熱乾燥して再生可能な画像記録用紙
を作製した。この記録紙を実施例1と同様な方法で評価
を行い結果を表3にまとめて示した。
ソシアネート20部、シランカップリング剤としてY−
グリシドキシプロピルトリメトキシシラン30部、さら
にアミノ変性シリコーンオイル50部、酢酸エチル14
00部を攪拌混合さらに微粒子としてベンゾグアナミン
ホルムアルデヒド縮合物(エポスターMS:平均粒径2
μm:日本触媒社製)10部を攪拌混合し、塗布液を得
た。これをゼロックス用J紙A4判(富士ゼロックス社
製)にロールコーティングし、5分風乾後、115℃で
20秒間オーブンで熱乾燥して再生可能な画像記録用紙
を作製した。この記録紙を実施例1と同様な方法で評価
を行い結果を表3にまとめて示した。
【0071】
【表3】
【0072】
【発明の効果】本発明の画像記録用紙は、従来、得られ
なかった画像形成材料に対して普通紙のイメージを損な
わずに相反する定着性と剥離性という特性を十分に両立
・満足させ、さらに、白黒コピーだけでなくカラー画像
のコピー、さらにはそれが全面ベタ画像でも十分に再生
が可能である。さらには基材表面のシリコーンの構成材
料には移行性がなく、また記録紙構成材料を紙中に固定
することができるため、この記録紙と接触する部材に悪
影響を及ぼすことがない、また画像形成とその消去とい
う繰り返し安定性が極めて優れているという効果が発揮
する。また、記録再生が可能であるので、1枚コピー当
たりの紙単価が減少し、経済的効果が高くなるだけでな
く、地球環境という分野からみても紙資源の利用削減お
よび大気中へのCO2 の排出量削減(地球温暖化防止)
という効果が期待できるものである。
なかった画像形成材料に対して普通紙のイメージを損な
わずに相反する定着性と剥離性という特性を十分に両立
・満足させ、さらに、白黒コピーだけでなくカラー画像
のコピー、さらにはそれが全面ベタ画像でも十分に再生
が可能である。さらには基材表面のシリコーンの構成材
料には移行性がなく、また記録紙構成材料を紙中に固定
することができるため、この記録紙と接触する部材に悪
影響を及ぼすことがない、また画像形成とその消去とい
う繰り返し安定性が極めて優れているという効果が発揮
する。また、記録再生が可能であるので、1枚コピー当
たりの紙単価が減少し、経済的効果が高くなるだけでな
く、地球環境という分野からみても紙資源の利用削減お
よび大気中へのCO2 の排出量削減(地球温暖化防止)
という効果が期待できるものである。
Claims (19)
- 【請求項1】 主としてパルプ繊維で構成されている基
材上に、シリコーン化合物と微粒子とを含み、前記シリ
コーン化合物が前記基材と前記微粒子と化学反応により
結合可能な化合物からなる液組成物を塗布または含浸し
乾燥して得られる皮膜からなる記録面を有することを特
徴とする画像記録用紙。 - 【請求項2】 前記液組成物は、シリコーン化合物の他
に、分子中に反応基を有する変性シリコーンオイルを含
むことを特徴とする請求項1に記載の画像記録用紙。 - 【請求項3】 前記シリコーン化合物が、フッ素含有シ
リコーン化合物と、イソシアネートシラン化合物と、ア
ルコキシシラン化合物と、シランカップリング剤と、S
iH基を持つシラン化合物と、からなる群から選ばれた
少なくとも1種の化合物を含むことを特徴とする請求項
1に記載の画像記録用紙。 - 【請求項4】 前記反応基を有する変性シリコーンオイ
ルが、シラノール変性またはカルボキシ変性若しくはア
ミノ変性のシリコーンオイル、またはメチルハイドロジ
エンシリコーンオイルからなる群から選ばれた少なくと
も1種のシリコーンオイルを含むことを特徴とする請求
項2に記載の画像記録用紙。 - 【請求項5】 前記反応基を有する変性シリコーンオイ
ルが、エポキシ変性カルビノール変性、メタクリル変
性、メルカプト変性またはフェノール変性のシリコーン
オイルであることを特徴とする請求項2に値記載の画像
記録用紙。 - 【請求項6】 前記反応基を有する変性シリコーンオイ
ルが、互いに異なる反応基を有する異種反応基変性シリ
コーンオイルであることを特徴とする請求項2に記載の
画像記録用紙。 - 【請求項7】 前記異種反応基変性シリコーンオイル
が、1分子中にアミノ基及びアルコキシ基を有すること
を特徴とする請求項6に記載の画像記録用紙。 - 【請求項8】 前記フッ素含有シリコーン化合物が、パ
ーフルオロアルキル基を含有するフッ素含有シリコーン
化合物であることを特徴とする請求項3に記載の画像記
録用紙。 - 【請求項9】 前記パーフルオロアルキル基を含有する
フッ素含有シリコーン化合物が、官能基としてメトキシ
基またはイソシアネート基を有し、これらの基が3官能
基以上含まれることを特徴とする請求項8に記載の画像
記録用紙。 - 【請求項10】 前記イソシアネートシラン化合物が、
官能基であるイソシアネート基が3官能基以上含まれて
いることを特徴とする請求項3に記載の画像記録用紙。 - 【請求項11】 前記アルコキシシラン化合物は、官能
基が3官能基以上含まれていることを特徴とする請求項
3に記載の画像記録用紙。 - 【請求項12】 前記シランカップリング剤が、ビニル
シラン類、アクリルシラン類、エポキシシラン類、また
はアミノシラン類とからなる群から選ばれた少なくとも
種の化合物からなることを特徴とする請求項3に記載の
画像記録用紙。 - 【請求項13】 前記シリコーン化合物に対する微粒子
の含有量は、シリコーン化合物100重量部に対して微
粒子1〜100重量部であることを特徴とする請求項1
に記載の画像記録用紙。 - 【請求項14】 前記シリコーン化合物に対する変性シ
リコーンオイルの量が、1〜400重量%であることを
特徴とする請求項2に記載の画像記録用紙。 - 【請求項15】 前記微粒子の平均粒径が0.1〜15
μmであることを特徴とする請求項1に記載の画像記録
用紙。 - 【請求項16】 前記微粒子が、無機微粒子であること
を特徴とする請求項1に記載の画像記録用紙。 - 【請求項17】 前記微粒子が、樹脂微粒子であること
を特徴とする請求項1に記載の画像記録用紙。 - 【請求項18】 前記皮膜の厚みが、微粒子を含めない
で0.05〜5.0μmであることを特徴とする請求項
1に記載の画像記録用紙。 - 【請求項19】 前記樹脂微粒子が、シリコーン樹脂の
微粒子である請求項17に記載の画像記録用紙。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29556296A JP3716515B2 (ja) | 1995-11-22 | 1996-11-07 | 画像記録用紙 |
US08/751,987 US5888625A (en) | 1995-11-22 | 1996-11-19 | Image recording paper |
EP19960118695 EP0775590B1 (en) | 1995-11-22 | 1996-11-21 | Image recording paper containing silicone |
DE69606826T DE69606826T2 (de) | 1995-11-22 | 1996-11-21 | Bildaufzeichnungspapier, das Silikonen enthält |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7-304262 | 1995-11-22 | ||
JP30426295 | 1995-11-22 | ||
JP29556296A JP3716515B2 (ja) | 1995-11-22 | 1996-11-07 | 画像記録用紙 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09204061A true JPH09204061A (ja) | 1997-08-05 |
JP3716515B2 JP3716515B2 (ja) | 2005-11-16 |
Family
ID=26560318
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29556296A Expired - Fee Related JP3716515B2 (ja) | 1995-11-22 | 1996-11-07 | 画像記録用紙 |
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Country | Link |
---|---|
US (1) | US5888625A (ja) |
EP (1) | EP0775590B1 (ja) |
JP (1) | JP3716515B2 (ja) |
DE (1) | DE69606826T2 (ja) |
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JP2010072342A (ja) * | 2008-09-18 | 2010-04-02 | Ricoh Co Ltd | 画像除去装置、画像除去方法及び画像形成除去システム |
US8389076B2 (en) | 2007-09-14 | 2013-03-05 | Ricoh Company, Ltd. | Peeling member, member for forming peeling member, method of manufacturing peeling member, image remover, image forming and removing system, and image removing method |
JP2016125146A (ja) * | 2014-12-26 | 2016-07-11 | 特種東海製紙株式会社 | ガラス板合紙用木材パルプ及びガラス板用合紙 |
JP2018176578A (ja) * | 2017-04-14 | 2018-11-15 | 凸版印刷株式会社 | 昇華転写用受像シート |
JP2020059966A (ja) * | 2019-12-04 | 2020-04-16 | 特種東海製紙株式会社 | ガラス板合紙用木材パルプ及びガラス板用合紙 |
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US20030129365A1 (en) * | 2001-08-31 | 2003-07-10 | Shulong Li | Printed textile substrate |
US6962735B2 (en) * | 2001-08-31 | 2005-11-08 | Milliken & Company | Textile printing substrate |
US20030157304A1 (en) * | 2001-08-31 | 2003-08-21 | Shulong Li | Printed textile |
US20030157303A1 (en) * | 2001-08-31 | 2003-08-21 | Shulong Li | Textile printing substrate |
EP1437227B1 (en) * | 2001-09-20 | 2008-01-02 | Ricoh Company, Ltd. | Ink jet recording method, recording device, ink, recording medium set, recording matter |
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JP2005028602A (ja) * | 2003-07-07 | 2005-02-03 | Three M Innovative Properties Co | 書換及び消去可能な筆記シート |
US7799393B2 (en) * | 2004-10-20 | 2010-09-21 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Ink-jet media coatings including expoxy-functionalized inorganic particulates and amine-functionalized inorganic particulates |
DE602006012812D1 (de) | 2005-03-18 | 2010-04-22 | Dainippon Printing Co Ltd | Thermotransferbildempfangspapier |
US20070069883A1 (en) * | 2005-09-23 | 2007-03-29 | Collier Bill G Jr | Product display system and container |
WO2013120523A1 (en) * | 2012-02-15 | 2013-08-22 | Hewlett-Packard Indigo B.V. | Electrostatic printing |
JP5943867B2 (ja) * | 2013-03-26 | 2016-07-05 | 富士フイルム株式会社 | 印刷装置及び印刷方法 |
CN108135819B (zh) * | 2015-10-30 | 2021-09-07 | 株式会社资生堂 | 装饰用粉末组合物 |
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---|---|---|---|---|
JPS6382791A (ja) * | 1986-09-26 | 1988-04-13 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 昇華転写型感熱記録用受像体 |
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