JP3716444B2 - パチンコ島台 - Google Patents

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JP3716444B2 JP05668495A JP5668495A JP3716444B2 JP 3716444 B2 JP3716444 B2 JP 3716444B2 JP 05668495 A JP05668495 A JP 05668495A JP 5668495 A JP5668495 A JP 5668495A JP 3716444 B2 JP3716444 B2 JP 3716444B2
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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、複数のパチンコ機が列設されると共に補給樋、回収樋、玉揚送装置等により玉を循環する玉循環機構を内蔵し且つ多量の玉を貯留し得る貯留タンクを備えたパチンコ島台に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、複数のパチンコ機が列設されると共に補給樋、回収樋、玉揚送装置等により玉を循環する玉循環機構を内蔵し且つ多量の玉を貯留し得る貯留タンクを備えたパチンコ島台においては、各パチンコ機での玉の使用量が減少して補給樋に玉が満杯となったときに、玉揚送装置によって揚送された玉が還流パイプによって下方に設置されている貯留タンクに還流されるようになっていた。この還流パイプは、塩化ビニール製のパイプによって島台内部の間隙をぬって配置されていたので、その直径をあまり大きく形成することはできず、玉を貯留するという機能は、ほとんど存しないものであった。また、塩化ビニール製の還流パイプは、内部を落下する玉の圧力により穴が開く等のトラブルが煩雑に発生していた。
【0003】
一方、パチンコ島台に内蔵される貯留タンクは、その底面の傾斜角度や前記還流パイプから還流される玉を貯留タンクの上流側に誘導する誘導通路樋の傾斜角度等との兼ね合いで、その長さ寸法は、ほぼ一定の長さ(例えば、パチンコ機の横幅寸法の約3倍)に設計され、そのため、できるだけ多量のパチンコ玉を多く貯留するための1つの方策として、貯留タンクの底面の高さを低くすることが考えられる。しかしながら、従来の玉揚送装置の多くは、玉を揚送する揚送ベルトを回転駆動せしめるための駆動モータが外付けされている形式のものが多く、このため、玉揚送装置の下部における横長寸法が大きくなり、引いては、玉揚送装置の玉取込口と貯留タンクの下流端とを接続する導入樋との長さが長くなって、必然的に貯留タンクの底面高さが高くなってその貯留量容積が小さくなるという欠点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
つまり、上記したように、従来のパチンコ島台においては、貯留タンク以外に玉の貯留をする箇所がなく、しかも、例えば、遊技者が獲得した景品玉を返却する玉返却装置をパチンコ島台に付設して当該パチンコ島台に貯留される玉量によって通常の営業をスムーズに行う必要がある場合においては、その唯一の貯留箇所である貯留タンクの貯留量が満足できる大きさでないため、スムーズな営業の継続を行うことができないという欠点があった。本発明は、上記した事情に鑑みなされたもので、その目的とするところは、内部の玉貯留量を確保することによりスムーズな営業を継続することが可能なパチンコ島台を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、本発明においては、
複数のパチンコ機が列設されると共に補給樋、回収樋、玉揚送装置等により玉を循環する玉循環機構を内蔵し且つ多量の玉を貯留し得る貯留タンクを備えたパチンコ島台において、
前記パチンコ島台には、前記玉揚送装置を設置し得るボックス状に枠組み構成された玉揚送装置設置部が設けられ、
該玉揚送装置設置部は、その一側側面に前記玉揚送装置を出し入れするための開閉扉を設けると共に、該開閉扉の反対側の余白空間に前記補給樋から溢れた溢れ玉を前記貯留タンクに向けて還流し且つ所定量の玉を貯留し得るオーバーフロー通路を前記ボックス状に枠組み構成する部材とは別の部材を使用して組付け構成したことを特徴とするものである。
また、前記玉揚送装置を、左右方向の寸法が短くなるモータ内蔵型ローラの駆動力で揚送ベルトを回転駆動して玉を研磨揚送する構造にすると共に、玉の取込口と前記貯留タンクの流下端とを導入樋で連結したことを特徴とするものである。
【0006】
前記貯留タンクを前記玉揚送装置設置部の下部左右に一対配置すると共に、前記オーバーフロー通路をその一対の貯留タンクにそれぞれ接続するように所定間隔を開けて前記玉揚送装置設置部の余白空間の隅角部に組付け構成することにより、玉揚送装置設置部の余白空間をオーバーフロー通路で有効利用できる点で有利である。
【0007】
前記一対のオーバーフロー通路の間隔内にその前面を外部に臨ませた両替機を設置固定することにより、玉揚送装置設置部の余白空間を両替機で有効利用できる点で有利である。
更に、前記オーバーフロー通路は、角筒状に形成され、前記隅角部に密着して設置したことにより、貯留容積の増加を効果的に図ることができる。
【0008】
【作用】
玉揚送装置を設置し得るボックス状に枠組み構成された玉揚送装置設置部の玉揚送装置を出し入れするための開閉扉の反対側の余白空間に補給樋から溢れた溢れ玉を貯留タンクに向けて還流し且つ所定量の玉を貯留し得るオーバーフロー通路を前記ボックス状に枠組み構成する部材とは別の部材を使用して組付け構成することにより、玉揚送装置設置部の余白空間を有効に利用することができると共に、オーバーフロー通路を玉の貯留箇所として利用することができるので、パチンコ島台内の玉の貯留量を増加することができる。それに加えて、玉揚送装置を、左右方向の寸法が短くなるモータ内蔵型ローラの駆動力で揚送ベルトを回転駆動して玉を研磨揚送する構造にすると共に、玉の取込口と前記貯留タンクの流下端とを導入樋で連結することにより、玉揚送装置の下部における横長寸法を短くすることができ、引いては、玉揚送装置の玉取込口と貯留タンクの下流端とを接続する導入樋との長さを短くして、貯留タンクの底面高さを低くでき、それによって貯留タンクの貯留量容積を大きくすることができ、結果的にパチンコ島台内の玉の貯留量を増加することができる。つまり、本発明は、オーバーフロー通路に玉の貯留機能を持たせることによって、あるいはそれに加えて玉揚送装置をモータ内蔵型ローラの構造とすることによって貯留タンクの貯留量容積を増加しているので、通常の営業において必要とされる玉を十分に貯留することができ、スムーズな営業を継続することができる。
【0009】
【実施例】
以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する。図1は、実施例に係るパチンコ島台1の内部を示す正面図であり、図2は、パチンコ島台1の中央部分の玉揚送装置設置部4の内部構造を示す正面図であり、図3は、図2のA−A′に沿って切断した断面図であり、図4は、本実施例に係る玉揚送装置20の斜視図であり、図5は、従来の玉揚送装置40の斜視図であり、図6は、従来の玉揚送装置40と本実施例の玉揚送装置20と貯留タンク10との関係を示す側面図である。
【0010】
図1において、パチンコ島台1は、周知のように、直方体状に枠組み構成され、その長手方向側面に複数のパチンコ機2を背向列設するようになっている。また、パチンコ島台1には、パチンコ機2で獲得したパチンコ球を返却するための玉返却装置3が島端に付設されているが、この玉返却装置3は、後述する主貯留タンク10が内蔵される側に設けられる。
【0011】
また、パチンコ島台1のほぼ中央には、玉揚送装置設置部4が木材等で枠組み構成されている。玉揚送装置設置部4の内部には、後に詳述する玉揚送装置20が立設されていると共にこれも後に詳述するオーバーフロー通路34,35が組付け構成されている。なお、本実施例に係る玉揚送装置20は、帯状の揚送ベルト23によってパチンコ玉を揚送するものであり、その帯状の揚送ベルト23が主貯留タンク10と対面するように設置されてパチンコ玉を上部に揚送するものである。
【0012】
玉揚送装置設置部4の上部には、揚送されたパチンコ玉が放出される放出室30が形成され、該放出室30の下方に分流室31が形成されて放出室30からの玉を受け入れるようになっている。分流室31からは、左右に補給樋5が島端に向かって傾斜状に設けられており、分流室31に受け入れられたパチンコ玉を島端に向かって流下させるようになっている。補給樋5には、各パチンコ機2に対応して分流シュート6が設けられ、補給樋5を流下するパチンコ玉を取り込むようになっている。分流シュート6によって取り込まれたパチンコ玉は、下部に設けられる計数装置(図示しない)によって計数された後、パチンコ機2の背面上部に設けられる賞球タンクに供給され、遊技によって遊技者に払い出される賞球として使用される。なお、図示の実施例では、分流シュート6を各パチンコ機2に対応するものではなく、隣接するパチンコ島台に向けて玉を移送するための玉移送装置7に対応するものを示したが、各パチンコ機2に対応して設けられる分流シュート6も全く同じ構造であり、同様の分流シュート6が各パチンコ機2に挟まれるようにして台間玉貸機にも対応して設けられるものである。なお、玉移送装置7の設けられる位置の上部には、隣接するパチンコ島台との間に差し渡される玉移送通路(図示しない)を接続するための移送通路接続器8が固定されている。
【0013】
一方、各パチンコ機2から排出される使用済玉は、計数機能を有するアウト玉回収箱から下方に排出される。アウト玉回収箱から排出されたパチンコ玉は、傾斜状に設けられる回収樋9によって玉揚送装置20の基部に回収されるものであるが、本実施例においては、次に説明する主貯留タンク10が設けられる側のパチンコ島台1の下部の回収樋9は、主貯留タンク10の後端に接続されるが、その接続態様は、回収樋9と主貯留タンク10の底面とが連続する傾斜状となるように構成されている。同様に、主貯留タンク10と反対側に設置される補助貯留タンク11においても、回収樋9と補助貯留タンク11の底面とが連続する傾斜状となるように構成されている。
【0014】
また、パチンコ島台1の下部であって前記玉揚送装置20の両サイドに貯留タンク10,11が設けられている。パチンコ島台1の一側(図示右側)に設けられる主貯留タンク10は、多量のパチンコ玉を貯留する程大きく形成され、他側(図示左側)に設けられる補助貯留タンク11は、少量のパチンコ玉を貯留する程度に形成される。具体的には、主貯留タンク10に貯留されるパチンコ玉数は、当該パチンコ島台1に設置される複数のパチンコ機2の通常の営業中に発生する各種の遊技状態に十分に対処し得る程度の玉量(例えば、20万個)を貯留し得る大きさに設計されることが望ましいが、主貯留タンク10の底面の傾斜角度や後述するオーバーフロー通路34から還流される玉を主貯留タンク10の上流側に誘導する誘導通路樋12の傾斜角度との兼ね合いで、その長さ寸法は、ほぼ一定の長さ(例えば、パチンコ機2の横寸法の約3倍よりもやや短い)に設計せざるを得ない。このような設計上の制約に基づいて製作した主貯留タンク10における玉貯留量(約10〜11万個)は、十分な玉量を貯留し得るとは言えない。このため、本実施例では、後に詳述するように、オーバーフロー通路34,35に貯留機能を持たせると共に、主貯留タンク10を玉揚送装置20側に近づけてその分主貯留タンク10の底面高さを低くして玉貯留量を大きくするという2つの方策を採用している。また、補助貯留タンク11の貯留量は、主貯留タンク10よりもかなり少ない量(約2万個)に設計されている。ただし、補助貯留タンク11の奥行幅寸法と高さ寸法とは、主貯留タンク10と同じに設計されている。
【0015】
上記した主貯留タンク10及び補助貯留タンク11には、前記分流室31からオーバフローしたパチンコ玉を下部に還流するオーバーフロー通路34,35がそれぞれ接続されている。主貯留タンク10に接続されるオーバーフロー通路34の末端は、主貯留タンク10の上部に該タンク10の端部に向かって傾斜状に設けられる誘導通路樋12に接続され、また、補助貯留タンク11に接続されるオーバーフロー通路35の末端は、補助貯留タンク11の上部に該タンク11の端部に向かって傾斜状に設けられる誘導通路樋13に接続されている。
【0016】
以上説明した構成によってパチンコ島台1内においては、玉揚送装置20によって揚送された玉が補給樋5及び分流シュート6によって各パチンコ機2に補給され、また、各パチンコ機2で使用された打込玉がアウト玉回収箱から回収樋9によって貯留タンク10,11によって貯留され、その貯留された玉が玉揚送装置20によって揚送される。つまり、パチンコ島台1の内部で玉が循環使用されている。この循環使用される過程において、一部の玉は、景品玉として遊技者によって外部に持ち出されるため、営業中においては、貯留タンク10,11内の貯留量が増減することとなるが、遊技が終了したときには、遊技者は、玉返却装置4から獲得した景品玉をパチンコ島台1に返却するので、通常の営業状態中には、貯留タンク10,11内に貯留される玉によって十分賄うことができる。しかしながら、パチンコ島台1に列設される複数のパチンコ機2において同時期に大当り遊技状態が発生したときには、遊技者が外部に持ち出す玉量が増加するので、貯留タンク10,11内に貯留される玉量によっては、営業の継続を行えない虞れも生ずる可能性もあるため、貯留タンク10,11を含むパチンコ島台1の内部にできるだけ多量の玉を貯留し得るようにすることが望まれる。しかして、本実施例では、前述したように、オーバーフロー通路34,35に貯留機能を持たせると共に、主貯留タンク10を玉揚送装置20側に近づけてその分主貯留タンク10の底面高さを低くして玉貯留量を大きくするという2つの方策を採用してパチンコ島台1内部の玉貯留量を増加させている。
【0017】
そこで、まず、オーバーフロー通路34,35の構造について図2及び図3を参照して説明する。前述したように、オーバーフロー通路34,35は、玉揚送装置20が設置される玉揚送装置設置部4の余白空間部に設けられるものであるが、その玉揚送装置設置部4は、図3に示すように、断面ほぼ正方形状のボックス状に形成され、その一側側面が開閉扉14となって玉揚送装置20を出し入れすることができるようになっており、開閉扉14の反対側に固定装飾板15が固着されて後に詳述する両替機39が臨むようになっている。なお、固定装飾板15の下方には、修理点検時等に開閉することができる点検用開閉扉16が設けられている。
【0018】
上記のように構成される玉揚送装置設置部4に玉揚送装置20を収容配置したときには、図3に示すように、玉揚送装置設置部4の空間の開閉扉14側の約半分の空間だけを玉揚送装置20が占有し、固定装飾板15側の約半分の空間は、余白空間となるが、このような大きな余白空間を利用しない手はなく、本実施例においては、この余白空間にオーバーフロー通路34,35及び両替機39を収納設置している。しかして、玉揚送装置設置部4の上部には、前述したように、流出室30及び分流室31が形成され、該分流室31と補給樋5の上端との間に隙間が形成されており、補給樋5上に玉が詰まってきたときには、その隙間から玉がオーバーフロー室32に落下する。オーバーフロー室32に落下した玉は、その下流であってオーバーフロー通路34,35の上部に形成されるオーバーフロー分流室33に導かれ、その後、分岐壁36によって主貯留タンク10に連通するオーバーフロー通路34(これを優先オーバーフロー通路34という場合がある)に優先的に導き、主貯留タンク10及び優先オーバーフロー通路34が玉で満杯となったときに、分岐壁36を越えて他のオーバーフロー通路35(これを非優先オーバーフロー通路35という場合がある)に導いて補助貯留タンク11に導く。
【0019】
上記した流出室30、分流室31、オーバーフロー室32、オーバーフロー分流室33、オーバーフロー通路34,35は、玉揚送装置設置部4内に木材によって組付け構成されるものであり、特に、オーバーフロー通路34,35は、断面ほぼ正方形状に構成されると共に、その内部の上下方向に玉の直線的な落下を防止する傾斜誘導板37を交互に突設形成してある。傾斜誘導板37の上部には、合成樹脂等によって形成される緩衝部材38が取り付けられ、落下する玉の衝撃を和らげている。このように、玉揚送装置20を設置し得る玉揚送装置設置部4の余白空間に補給樋5から溢れた溢れ玉を貯留タンク10,11に向けて還流し且つ所定量の玉を貯留し得るオーバーフロー通路34,35を組付け構成することにより、玉揚送装置設置部4の余白空間を有効に利用することができると共に、従来のように直径寸法の制限がある還流パイプに比べて角筒状に形成されるオーバーフロー通路34,35を玉の貯留箇所として利用することができるので、パチンコ島台1内の玉の貯留量を増加することができる。この増加分は、図示の実施例において、左右のオーバーフロー通路34,35で約1万個であった。
【0020】
また、オーバーフロー通路34,35の内部の上下方向に玉の直線的な落下を防止する傾斜誘導板37を交互に突設形成することにより、オーバーフロー通路34,35内を落下する玉の衝撃力を弱めながら導くことができるので、落下玉の圧力によるオーバーフロー通路34,35の穴開き等のトラブルを防止することができる。なお、オーバーフロー通路34,35の断面形状を角筒状とすることにより、断面正方形状の玉揚送装置設置部4の隅角部に密着して設置することが可能であるため、貯留容積の増加を効果的に図ることができるが、ある程度の玉の貯留機能を持たせることができれば、断面形状は、方形状であっても円形状であってもかまわない。また、オーバーフロー通路34,35等は、木材でなくても合成樹脂又は板金によって構成したものでも良い。
【0021】
ところで、オーバーフロー通路34,35は、玉揚送装置設置部4の余白空間のうち、該余白空間の隅角部に所定間隔を開けて組付け構成され、そのオーバーフロー通路34,35の間隔内に両替機39が収納設置されるようになっている。この場合の両替機39の設置方法は、固定装飾板15の外側から押し込み収納できるように予め両替機39の寸法に合致する空間を形成しておけば良い。このように、オーバーフロー通路34,35を一対の貯留タンク10,11にそれぞれ接続するように所定間隔を開けて玉揚送装置設置部4の余白空間の隅角部に組付け構成し、その一対のオーバーフロー通路34,35の間隔内にその前面を外部に臨ませた両替機39を設置固定することにより、玉揚送装置設置部4の余白空間をオーバーフロー通路34,35と両替機39とで有効利用することができる。
【0022】
一方、玉揚送装置設置部4内に設置される玉揚送装置20は、図4に示すように、支持台22の上部に垂直状に立設される支柱21の周囲を皮製の揚送ベルト23を回転駆動せしめることにより、揚送ベルト23と玉の摩擦力により玉を上部に揚送して上部の揚送流出口25から前記流出室30に排出するものである。しかして、揚送ベルト23は、上部のローラ26と下部のモータ内蔵ローラ27との間に掛け渡されるものであり、その一側面が研磨布装着用扉24に装着される研磨布(図示しない)と対面するようになっている。モータ内蔵ローラ27は、大径なローラであり、その内部にモータ機構を内蔵しているため、玉揚送装置20の左右方向の寸法をコンパクトにすることができる。なお、モータ内蔵ローラ27の上部には、スプリングの付勢力により揚送ベルト23に張力を付与するテンションローラ28が設けられており、また、図示しないが支柱21の内部にもほぼ等間隔にローラが埋設されている。更に、モータ内蔵ローラ27の前方には、揚送ベルト23の回転方向に対して玉を複数列に整列して誘導するための導入樋29が設置固定されている。
【0023】
上記のように構成される本実施例に係る玉揚送装置20をパチンコ島台1に設置した場合と、従来の玉揚送装置40をパチンコ島台1に設置した場合の、特に主貯留タンク10との関係について図6を参照して説明するが、これらの関係を説明する前に、図5を参照して従来の玉揚送装置40について簡単に説明する。図5において、従来の玉揚送装置40は、本実施例の玉揚送装置20と同様に、支持台42の上部に垂直状に立設される支柱41の周囲を皮製の揚送ベルト43を回転駆動せしめることにより、揚送ベルト43と玉の摩擦力により玉を上部に揚送し得るものであり、揚送ベルト43は、上下のローラ(下部は大径の駆動ローラ)間に差し渡されると共にその一側面が研磨布装着用扉44に装着される研磨布(図示しない)と対面するものである。しかし、玉揚送装置20と相違する点は、揚送ベルト43を回転駆動する駆動ローラ(図示しない)が外付けのモータ45によって駆動される点である。つまり、駆動ローラの軸端に固着されるプーリ47とモータ45とを駆動Vベルト46とで連結することにより、駆動ローラを回転せしめて揚送ベルト43を回転駆動するものであり、玉揚送装置40下部の左右方向寸法が大きくなる。また、駆動ローラに対しては、玉揚送装置20と同様に導入樋48が設けられている。
【0024】
しかして、上記のように構成される従来の玉揚送装置40をパチンコ島台1に設置したときには、図6(A)に示すように、玉揚送装置40下部の横長寸法L1が長くなるため、導入樋48も長くせざるを得ず、この導入樋48が長くなることにより、主貯留タンク10の底面9(回収樋9と同じ面を構成するので符号を同一とした)の高さH1も高くなる。主貯留タンク10の底面9の高さが高くなれば、その分、主貯留タンク10における貯留量も少なくなる。また、L1が長くなることにより、主貯留タンク10の横長寸法が短くなることによっても貯留量が減少する。
【0025】
一方、本実施例に係る玉揚送装置20をパチンコ島台1に設置したときには、図6(B)に示すように、玉揚送装置20の下部における横長寸法L2を短くすることができ、引いては、玉揚送装置20と主貯留タンク10の下流端とを接続する導入樋29との長さを短くして、主貯留タンク10の底面9の高さH2を低くでき、それによって主貯留タンク10の貯留量容積を大きくすることができ、結果的にパチンコ島台1内の玉の貯留量を増加することができる。また、L2が短くなることにより、主貯留タンク10の横長寸法が長くなることによっても貯留量が増加するものである。この増加分は、図示の実施例において、3万個弱であった。
【0026】
以上のように、本実施例においては、オーバーフロー通路34,35に玉の貯留機能を持たせ、且つ玉揚送装置20をモータ内蔵型ローラ27の構造とすることによって貯留タンク10の貯留量容積を増加しているので、従来のものと比較して約4万個前後貯留量を増加させることができ、通常の営業において必要とされる玉を十分に貯留することができ、スムーズな営業を継続することができる。
【0027】
なお、図示の実施例では、玉揚送装置20の玉の取込口が貯留タンク10から流出する玉の流下方向と直接的に対面した状態で配置されているので、玉の玉揚送装置20への導入効率が高くなり、これによって揚送効率も高くなり、玉返却装置3から景品玉が連続的に返却されても十分に対応することができるものである。また、図示の実施例では、貯留タンクとして貯留量の異なる主貯留タンク10と補助貯留タンク11とを左右に配置したものを示したが、パチンコ島台1に列設されるパチンコ機2の機種によっては、左右とも主貯留タンク10と同じ大きさの貯留タンクを配置したものでも良い。この場合には、玉返却装置3が設置される側の貯留タンクに非優先オーバーフロー通路が接続される非優先タンクとして用いることが望ましい。
【0028】
【発明の効果】
以上、説明したところから明らかなように、本発明においては、オーバーフロー通路に玉の貯留機能を持たせることによって、あるいはそれに加えて玉揚送装置をモータ内蔵型ローラの構造とすることによって貯留タンクの貯留量容積を増加しているので、通常の営業において必要とされる玉を十分に貯留することができ、スムーズな営業を継続することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例に係るパチンコ島台の内部を示す正面図である。
【図2】 パチンコ島台の中央部分の玉揚送装置設置部の内部構造を示す正面図である。
【図3】 図2のA−A′に沿って切断した断面図である。
【図4】 本実施例に係る玉揚送装置の斜視図である。
【図5】 従来の玉揚送装置の斜視図である。
【図6】 従来の玉揚送装置と本実施例の玉揚送装置と貯留タンクとの関係を示す側面図である。
【符号の説明】
1 パチンコ島台
2 パチンコ機
3 玉返却装置
4 玉揚送装置設置部
5 補給樋
9 回収樋
10 主貯留タンク
11 補助貯留タンク
12 誘導通路樋
13 誘導通路樋
20 玉揚送装置
23 揚送ベルト
27 モータ内蔵ローラ
29 導入樋
34,35 オーバーフロー通路
37 傾斜誘導板
39 両替機
40 玉揚送装置

Claims (5)

  1. 複数のパチンコ機が列設されると共に補給樋、回収樋、玉揚送装置等により玉を循環する玉循環機構を内蔵し且つ多量の玉を貯留し得る貯留タンクを備えたパチンコ島台において、
    前記パチンコ島台には、前記玉揚送装置を設置し得るボックス状に枠組み構成された玉揚送装置設置部が設けられ、
    該玉揚送装置設置部は、その一側側面に前記玉揚送装置を出し入れするための開閉扉を設けると共に、該開閉扉の反対側の余白空間に前記補給樋から溢れた溢れ玉を前記貯留タンクに向けて還流し且つ所定量の玉を貯留し得るオーバーフロー通路を前記ボックス状に枠組み構成する部材とは別の部材を使用して組付け構成したことを特徴とするパチンコ島台。
  2. 前記玉揚送装置を、左右方向の寸法が短くなるモータ内蔵型ローラの駆動力で揚送ベルトを回転駆動して玉を研磨揚送する構造にすると共に、玉の取込口と前記貯留タンクの流下端とを導入樋で連結したことを特徴とする請求項1記載のパチンコ島台。
  3. 前記貯留タンクを前記玉揚送装置設置部の下部左右に一対配置すると共に、前記オーバーフロー通路をその一対の貯留タンクにそれぞれ接続するように所定間隔を開けて前記玉揚送装置設置部の余白空間の隅角部に組付け構成したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のパチンコ島台。
  4. 前記一対のオーバーフロー通路の間隔内にその前面を外部に臨ませた両替機を設置固定したことを特徴とする請求項3記載のパチンコ島台。
  5. 前記オーバーフロー通路は、角筒状に形成され、前記隅角部に密着して設置したことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のパチンコ島台。
JP05668495A 1995-02-20 1995-02-20 パチンコ島台 Expired - Lifetime JP3716444B2 (ja)

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