JP3865810B2 - 遊技機島 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の遊技機が設置される天板下方の島下段に、所定量の遊技媒体を保有できる貯留タンクを内設し、該貯留タンク内の遊技媒体を研磨しながら島上段へ揚送する研磨揚送装置を島途中に立設し、該研磨揚送装置傍らの遊技機列に遊技媒体計数機を介装して成る遊技機島に関する。ここで遊技機とは主としてパチンコ機を指すものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の遊技機島では、各パチンコ機から排出されたり、島途中に立設された研磨揚送装置の上端側からオーバーフローしたパチンコ球は、島下段内の貯留タンクに集められていったん貯留され、必要に応じて研磨揚送装置により島上段側へ揚送されて再び各パチンコ機に給配されていた。
【0003】
貯留タンクは一般に、その一端側が連通する研磨揚送装置の下端入口へパチンコ球を自然に流下させるべく、底部がその他端側から一端側に向って下方へ傾斜するように構成される。すなわち、貯留タンク内では、その最下部位となる一端側に溜ったパチンコ球から順に研磨揚送装置の下端側へと取り込まれていた。
【0004】
また、パチンコ機列途中の島の略中央部には大抵、遊技客が獲得した景品球を計数するための景品球計数機が島前後面に介装されており、かかる景品球計数機に投入された景品球は計数された後、そのまま前記貯留タンクの一端側に排出されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述したような従来の遊技機島では、景品球計数機から排出された計数済のパチンコ球は、そのまま貯留タンク内の一端側へと排出されるが、貯留タンクが既にパチンコ球で満杯だと、計数済のパチンコ球を貯留タンク内へ排出することができなかった。この場合、景品球計数機は一般にパチンコ球の受入れ停止状態となるので、遊技客に不便を来すという問題点があった。
【0006】
また、景品球計数機から排出されたパチンコ球が貯留タンク内に排出されたとしても、かかる計数済のパチンコ球が研磨揚送装置に取込まれるのは、既に貯留タンク内にあった相当量の球が取込まれた後となるので、計数済の最も汚れたパチンコ球が暫くタンク内に貯留されることとなり、他のパチンコ球にも汚れが移ってしまうという問題点があった。
【0007】
本発明は、以上のような従来技術の有する問題点に着目してなされたもので、遊技媒体計数機から排出される計数済の遊技媒体を優先的に研磨揚送装置で研磨するように処理し、遊技媒体計数機が使用停止となる事態を防ぐと共に、計数済の最も汚れた遊技媒体の汚れが貯留タンク内の遊技媒体に極力移らないようにする遊技機島を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するための本発明の要旨とするところは、以下の各項に存する。
請求項1記載の発明では、
複数の遊技機(11)が設置される天板(22)下方の島下段(10C)に、所定量の遊技媒体を保有できる貯留タンク(23)を内設し、該貯留タンク(23)内の遊技媒体を研磨しながら島上段(10A)へ揚送する研磨揚送装置(50)を島途中に立設し、該研磨揚送装置(50)傍らの遊技機列に遊技媒体計数機(60)を介装して成る遊技機島(10)において、
前記遊技媒体計数機(60)の下部に、計数された遊技媒体を貯留する計数済遊技媒体用タンク(65)を配設し、該計数済遊技媒体用タンク(65)内に前記研磨揚送装置(50)の下端にある遊技媒体の取込口(55)を臨ませ、
前記貯留タンク(23)の一端側を計数済遊技媒体用タンク(65)に接続し、該接続箇所に開閉可能で開いた際に貯留タンク(23)と計数済遊技媒体用タンク(65)とを連通させるシャッター(40)を設け、前記計数済遊技媒体用タンク(65)に遊技媒体の保有量を検出して信号を出力する検知手段(69)を設け、
前記検知手段(69)からの信号に応じて、計数済遊技媒体用タンク(65)内の遊技媒体が所定量より多い時は、前記シャッター(40)を閉じて計数済遊技媒体用タンク(65)内の遊技媒体を優先して研磨揚送装置(50)で揚送する一方、遊技媒体が所定量より減少したら、前記シャッター(40)を開けて貯留タンク(23)の遊技媒体を計数済遊技媒体用タンク(65)内に導入するよう制御すべく構成したことを特徴とする遊技機島(10)に存する。
【0009】
請求項2記載の発明では、
前記計数済遊技媒体用タンク(65)に、該タンク(65)内が遊技媒体で満杯になった際に溢れ出る遊技媒体を前記貯留タンク(23)内へ導く溢流口(66)を設けたことを特徴とする請求項1記載の遊技機島(10)に存する。
【0010】
次に前述した解決手段に基づく作用を説明する。
請求項1記載の遊技機島(10)によれば、遊技客は遊技機(11)から獲得した遊技媒体を、遊技機列に介装された遊技媒体計数機(60)に投入して計数するが、計数された遊技媒体は、そのまま遊技媒体計数機(60)の下部にある計数済遊技媒体用タンク(65)に導入されて貯留される。
【0011】
島途中に立設された研磨揚送装置(50)の下端にある取込口(55)は計数済遊技媒体用タンク(65)内を臨んでおり、この計数済遊技媒体用タンク(65)内にある遊技媒体は随時、研磨揚送装置(50)によって研磨されつつ島上段(10A)側へと搬送される。
【0012】
各遊技機(11)から排出されたり、研磨揚送装置(50)の上端側からオーバーフローした遊技媒体は、島下段(10C)に内設された貯留タンク(23)に集められて一旦貯留され、該貯留タンク(23)の一端側にあるシャッター(40)の開閉に基づき計数済遊技媒体用タンク(65)へと受け渡される。計数済遊技媒体用タンク(65)には遊技媒体の保有量を検出する検知手段(69)が設けられており、この検知手段(69)からの信号に応じて、前記シャッター(40)の開閉が制御される。
【0013】
すなわち、計数済遊技媒体用タンク(65)内の遊技媒体が所定量より多い時は、前記検知手段(69)の信号に基づいてシャッター(40)が閉じられ、貯留タンク(23)内の遊技媒体が計数済遊技媒体用タンク(65)側に流入することがなく、計数済遊技媒体用タンク(65)内の遊技媒体が優先して研磨揚送装置(50)により揚送されつつ研磨される。
【0014】
一方、計数済遊技媒体用タンク(65)内の遊技媒体が所定量より減少したら、前記検知手段(69)からの信号に基づいてシャッター(40)が開かれ、貯留タンク(23)の遊技媒体が計数済遊技媒体用タンク(65)内に導入される。このような制御により、遊技媒体計数機(60)から排出される計数済の遊技媒体が優先的に研磨揚送装置(50)で研磨揚送されるので、従来技術の如く遊技媒体計数機(60)が使用停止となる事態を極力防ぐことができ、また、計数済の最も汚れた遊技媒体の汚れが貯留タンク(23)内の遊技媒体に移ることもない。
【0015】
請求項2記載の遊技機島(10)によれば、計数済遊技媒体用タンク(65)に、該タンク(65)内が遊技媒体で満杯になった際に溢れ出る遊技媒体を貯留タンク(23)内へと導く溢流口(66)を設けたから、計数済遊技媒体用タンク(65)の遊技媒体貯留量の超過による使用停止となる事態や、遊技媒体詰まりによる故障を防止することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明を代表する一の実施の形態を説明する。
図1〜図7は本発明の一の実施の形態を示している。
本実施形態に係る遊技機島10は、遊技機としてのパチンコ機11の各種関連設備がそれぞれ収納される上段ユニット(島上段)10Aと下段ユニット(島下段)10Cの間に、各パチンコ機11が列をなす中段ユニット(島中段)10Bを配置して成る。
【0017】
図1及び図5に示すように、島全体の土台となる下段ユニット10Cは、フロア上に立設される前後の腰部支持板21,21と、各腰部支持板21の上端に略水平に設けられてパチンコ機11が設置される前後の天板22,22、それに底板21aを具備して成る。かかる下段ユニット10Cは合成樹脂等により一体成形されている。下段ユニット10Cには、島中央部に立設される研磨揚送装置50を間にして左右対称に島長手方向にそれぞれ延びる貯留タンク23,23が内設されている。
【0018】
貯留タンク23は、その一端側(島中央側)に向い下方へ傾斜する底面部24と、前壁25、後壁26、それに両側壁27,27とから箱状枠形に形成され、略水平な上面側は大きく開口し、各パチンコ機11から排出された球を受入れられるようになっている。貯留タンク23内の球が自然に流下する一端側の前壁25下端には、後述する研磨揚送装置50側に連通接続する球流出口25aが開設されている。この球流出口25aには開閉可能な貯留タンク用シャッター40が設けられている。
【0019】
貯留タンク用シャッター40は、駆動手段であるロータリーソレノイド41により開閉させることができ、閉じた際に貯留タンク23内の球が研磨揚送装置50側に流入するのを阻止する役割を果たすものである。更に詳しく言えば、図2及び図3に示すように、貯留タンク用シャッター40は、貯留タンク23側に固設された保持ブラケット42により上下方向に摺動(開閉)可能に保持されており、貯留タンク用シャッター40の下側には遊び溝40aが穿設されている。
【0020】
貯留タンク用シャッター40の遊び溝40aには、ロータリーソレノイド41の回転板41aの偏心部に突設されたピン部41bが挿通しており、更にピン部41bは、保持ブラケット42に穿設された上下方向に円弧状に延びるガイド溝42aにも移動可能に挿通している。なお、駆動手段はロータリーソレノイド41に限られるものではなく、例えば、単なるソレノイドやモータ等であってもよい。
【0021】
貯留タンク23の底面部24は、前述したように一端側に向い下方へ傾斜するように支持脚24aで支持されており、支持脚24aの下端には、底板21a上に取付けられたレール部材21bに移動可能に外嵌する馬蹄形のベアリング24bが設けられている。なお、貯留タンク23の具体的構成は、図示した複数に分割されたタンクブロックを長手方向に連結したものに限らず、始めから所定の大きさの一つのタンクとして一体成形してもよい。更に、貯留タンク23の側壁27と腰部支持板21とを予め一体的に形成してもよい。
【0022】
図4及び図5に示すように、研磨揚送装置50傍らの前後のパチンコ機列中央には、景品球計数機(遊技媒体計数機)60が介装されている。景品球計数機60は、その球受入口61から遊技客が投入した景品球を内部の計数機やコンピューターで計数し、その結果を表示部62に目視可能に表示するものである。また、表示部62の隣りには、計数された球数を印刷したレシート、或は球数を繰り返し表示可能なリサイクルカードを払い出す取出口63も設けられている。
【0023】
景品球計数機60の下部には、計数された球を貯留する計数済球用タンク(計数済遊技媒体用タンク)65が配設されており、かかるタンク65の上面側は、球受入口61の下端に設けられた球排出部64から落下する球を受けられるように開口している。なお、計数済球用タンク65から遠い方の球排出部64には、球をタンク65内に導くための連通管64aが接続されている。
【0024】
計数済球用タンク65の両側壁には、左右に位置する貯留タンク23,23に計数済球用タンク65から溢れ出る余分な球を導くための溢流口66,66が設けられている。溢流口66と貯留タンク23との連通態様としては、貯留タンク23の前壁25上端の高さを溢流口66より低く設定してもよく、或は前壁25に溢流口66と合致する連通孔を設けたりしてもよい。
【0025】
また、計数済球用タンク65の内壁には、貯留されるパチンコ球の保有量を検出するための計数済遊技媒体検知手段が設けられている。かかる検知手段は、内壁の所定位置に取付けられた近接センサ69から成る。近接センサ69は、その取付位置までパチンコ球が溜るとONとなり、例えばON状態が2秒以上続くと後述する制御手段70に信号を出力するように設定されている。また、計数済球用タンク65内には、研磨揚送装置50の下端にある球の取込口55が臨むように配設されている。
【0026】
図4に示すように、研磨揚送装置50は、互いに対接しながら上下に延びるように配設された一対の研磨ベルト51A,51Bを具備して成る。一方の研磨ベルト51Aは複数のプーリー52の他に駆動プーリー52aに掛け渡されて張設されており、駆動モーター52bにより回転駆動するものである。他方の研磨ベルト51Bも複数のプーリー53に掛け渡されて所定形状に上下に延びるよう張設されている。
【0027】
一対の研磨ベルト51A,51Bの下端間にある取込口55は、前記計数済球用タンク65の底部付近に配されている。すなわち、計数済球用タンク65内に保有された球は、随時、研磨揚送装置50の取込口55より取込まれ、各研磨ベルト51A,51Bの張り側間に挾持されて研磨されつつ上方へと揚送され、上端にある排出口56から給配樋80上に供給されるように構成されている。なお、研磨効率を高めるべく、各研磨ベルト51A,51Bの張り側は、上下方向にに複数連設されたバネ部材54により波形に湾曲しながら延びるように要所要所が押圧されている。
【0028】
図6に示すように、貯留タンク用シャッター40の駆動手段であるロータリーソレノイド41や近接センサ69は、それぞれ信号線により制御手段70に接続されている。かかる制御手段70により、近接センサ69からの信号に応じて、計数済球用タンク65内の球が所定量より多い時は、前記シャッター40を閉じて計数済球用タンク65内の球を優先して研磨揚送装置50で揚送する一方、前記タンク65内の球が所定量より減少したら、前記シャッター40を開けて貯留タンク23の球が計数済球用タンク23内に導入されるように設定されている。詳しくは後述する。
【0029】
ここで制御手段70は、遊技機島10におけるパチンコ球の補給・回収を集中的に管理するものであり、インターフェース、CPU、RAM、ROM等により構成されたマイクロコンピューターから成る。かかる制御手段70は、所定の制御プログラムに従って前記貯留タンク用シャッター40の開閉動作の制御を実行するものである。
【0030】
図7に示すように、上段ユニット10Aは、島長手方向に互いに平行に延びる略水平な支持基板71と、該支持基板71上に所定間隔おきに島長手方向と略直交するよう垂設される複数の仕切板72と、各仕切板72間を連結するよう架設される複数のパイプ部材73とを主要骨組として、その周囲に上面板74や内側壁75、それに外壁をなす幕板76を予め組付けて構成されている。
【0031】
各仕切板72の略中央には、給配樋80が上下に移動可能に挿通する中空部72aが形成されている。また、各仕切板72には、前記中空部72aに挿通させた給配樋80を所望の高さ位置に支持するための樋支持部材72bが装着されている。なお、給配樋80の途中箇所には、図示省略したが各パチンコ機11及び各球貸機11Aに対応した配給シュートと称される球の供給部材が取付けられている。
【0032】
各パイプ部材73には、それぞれ長手方向に延びるスリットが形成され、該スリットよりパイプ部材73内に遊技関連設備の各種信号線が束ねられるように収納されている。また、上段ユニット10A内には、各パチンコ機11にパチンコ球を供給する前記給配樋80の他、貨幣識別装置77や貨幣搬送装置78等の関連設備も組付けられている。
【0033】
貨幣識別装置77は、紙幣や硬貨の投入口79(図1参照)に投入された紙幣や貨幣を磁気・光方式で特定する各種センサの他、CPU,RAM,ROM等を含むマイクロコンピューターを備えている。貨幣搬送装置78は、前記貨幣識別装置77から排出された紙幣や硬貨を搬送するために、島長手方向に延びるように張設されるコンベヤベルトを具備して成る。
【0034】
図7に示すように中段ユニット10Bは、前記天板22上に所定間隔おきに立設されて前記支持基板71を下から支える複数の中段支持体16,16…と、各中段支持体16を間にして背中合わせに前後二列に配設される複数のパチンコ機11とから構成されている。所定間隔おきに並ぶ中段支持体16は、それらの間に架設された複数のパイプ部材17,17…によって互いに連結されている。
【0035】
パチンコ機11は、ハンドルの回転操作によってパチンコ球を盤面上に打ち出し、打球の入賞を競い楽しむものである。また、各パチンコ機11間には球貸機11Aが介装されている。この球貸機11Aは、前述した貨幣識別装置77からの信号を受けた際に、相当数の球を計数しつつ払い出す関連機器である。
【0036】
中段支持体16を間にした前後の天板22,22上には、各パチンコ機11の下端が所定範囲で前後左右に移動可能に支持される載置レール12が設けられている。載置レール12の奥側にはパチンコ機11下端が島長手方向に移動可能に嵌合する突起12aが突設されており、また載置レール12の手前側は球箱台となっている。また、前述した上段ユニット10Aの支持基板71には、各パチンコ機11の上端に突設した被嵌合レール11aが前後方向に回動可能かつ島長手方向にも移動可能に内嵌する吊下レール14が設けられている。
【0037】
吊下レール14は略C字形断面であり図7の紙面に垂直に延びており、かかる吊下レール14は、支持基板71に島奥行方向にスライド可能に装着された上方ブラケット13に対して、高さ位置を調整できるようねじ軸を介して吊下げられている。更に上方ブラケット13には、上下に進退可能なねじ状の角度調整部材15が螺合している。この角度調整部材15は、各パチンコ機11上端の前端縁側を適度に押圧することにより、前記被嵌合レール11aを回動中心とした各パチンコ機11の微妙な傾き角度を調整するための部材である。
【0038】
載置レール12の下面にはスプリング付きベアリング(図示せず)が取付けられており、かかる載置レール12は、天板22上を島長手方向及び島奥行方向に移動できるようになっている。また、スプリングの弾性変形により、載置レール12上のパチンコ機11下端は、その傾斜角度に応じて略水平面に対して適宜変位できるように設定されている。なお、前記上段ユニット10Aの荷重は、中段支持体16のみならず前後二列に配設された各パチンコ機11でも受けるように構成されている。
【0039】
次に作用を説明する。
ゲームを終えた遊技客は、パチンコ機11から獲得した景品球をパチンコ機列の中央に介装された景品球計数機60の球受入口61に投入して計数し、その結果を表示部62で確認すると共に、取出口63から球数を印刷したレシート或はカードを受け取る。かかる景品球計数機60内で計数された球は球排出部64から落下し、そのまま景品球計数機60の下部にある計数済球用タンク65に導入されて貯留される。
【0040】
研磨揚送装置50の下端にある取込口55は前記計数済球用タンク65内の底部を臨んでおり、この計数済球用タンク65内にある球は、必要に応じて前記取込口55から取込まれ、研磨揚送装置50の一対の研磨ベルト51A,51Bの張り側間に挾持されて研磨されつつ上段ユニット10Aへと揚送され、上端にある排出口56から給配樋80上に供給される。
【0041】
また、各パチンコ機11から排出されたり、研磨揚送装置50の上端側からオーバーフローした球は、島下段10Cに内設された貯留タンク23に集められて一旦貯留される。この貯留タンク23内の球は、タンク一端側にある貯留タンク用シャッター40の開閉に基づき計数済球用タンク65へと受け渡される。計数済球用タンク65内には球の保有量を検出する近接センサ69が設けられており、この近接センサ69からの信号に応じて、前記貯留タンク用シャッター40の開閉が制御される。
【0042】
すなわち、計数済球用タンク65内の球が近接センサ69のある高さ位置まで溜ると、近接センサ69は継続してONとなり図6に示す制御手段70に信号を出力する。すると制御手段70はロータリーソレノイド41に駆動信号を出力し、貯留タンク用シャッター40は保持ブラケット42内を上昇して球流出口25aを塞ぐべく閉じた状態となる。それにより、貯留タンク23内の球が計数済球用タンク65側に流入することがなく、計数済球用タンク65内の球が優先して研磨揚送装置50に取込まれ揚送されつつ研磨される。
【0043】
一方、計数済球用タンク65内の球が所定量より減少したら、前記近接センサ69はOFFとなり、この信号を入力した制御手段70からの指令に基づいて、今度は貯留タンク用シャッター40が保持ブラケット42内を下降する。それにより、貯留タンク23と計数済球用タンク65とを連通する球流出口25aが開いて、貯留タンク23の球が球計数済球用タンク65内に導入される。
【0044】
以上のような貯留タンク用シャッター40の開閉制御により、景品球計数機60から排出される計数済の球が優先的に研磨揚送装置50で研磨揚送されることになる。従って、従来技術の如く景品球計数機60が使用停止となる事態を極力防ぐことができ、また、計数済の一番汚れている景品球の研磨が優先されることで、かかる景品球が貯留タンク23内の球と長時間混じることがなく、他のパチンコ球にも汚れが移ってしまうことを防止することができる。
【0045】
また、球計数済球用タンク65の球が満杯となると、入り切らない球は溢流口66から貯留タンク23内へと適宜収納されるから、計数済球用タンク65の球貯留量の超過による使用停止となる事態や、球詰まりによる故障を防止することができる。
【0046】
更にまた、本実施形態に係る遊技機島10によれば、図7に示すように、上段ユニット10Aと下段ユニット10Cとの間に中段ユニット10Bを配置して成り、上段ユニット10A及び下段ユニット10Cは、それぞれ独立の構造体として別々に工場等で規格化して量産することができる。
【0047】
一方、中段ユニット10Bは、後付けするパチンコ機11を含むため予め総て一体化される構成ではないが、天板22上に立設され支持基板71を下から支える複数の中段支持体16,16…により、下段ユニット10Cと上段ユニット10Aとの間に極めて簡易に、前後二列に並ぶ各パチンコ機11の取付けスペースを確保することができる。
【0048】
各中段支持体16は、あくまで背中合わせに並ぶ前後のパチンコ機11列間に配されるので、たとえ各パチンコ機11の横幅や背面側の出っ張り具合等が多少異なっても、従来のフレーム材から成る定形的な枠組の如く、枠組自体がパチンコ機11の組付け作業に支障を来すおそれはなく、必要な作業スペースも十分確保できる。
【0049】
更に、パチンコ機11上端の被嵌合レール11aは、吊下レール14に嵌合した状態でレール長手方向に移動可能であり、パチンコ機11下端も載置レール12上を島長手方向に移動できる。しかも、上方ブラケット13は、上段ユニット10Aの支持基板71に対して島奥行方向に一定範囲でスライド可能であり、載置レール12は天板22上を島奥行方向に移動できる。
【0050】
なお、本発明に係る遊技機島の具体的構成は、図示した実施の形態に限定されるものではない。例えば、検出手段は近接センサに限定されるものではなく、球の接近を検知する磁気センサ等により構成してもよい。その他、中段支持体には、各パチンコ機を島奥行方向に動力で移動させる駆動ユニット等を組付けるようにしてもよい。
【0051】
【発明の効果】
本発明に係る遊技機島によれば、遊技媒体計数機の下部に計数済遊技媒体用タンクを配設し、該タンク内に研磨揚送装置下端にある取込口を臨ませ、貯留タンクの一端側を計数済遊技媒体用タンクに接続し、接続箇所にシャッターを設け、かかるシャッターの開閉制御により、遊技媒体計数機から排出される計数済の遊技媒体を優先的に研磨揚送装置で処理することで、従来技術の如く遊技媒体計数機が使用停止となる事態を防ぐことができ、また、計数済の最も汚れた遊技媒体の汚れが貯留タンク内の遊技媒体に極力移らないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一の実施形態に係る遊技機島を示す正面図であり、島下段のみ断面を示している。
【図2】本発明の一の実施形態に係る遊技機島を構成する貯留タンク用シャッターを拡大して示す側面図である。
【図3】本発明の一の実施形態に係る遊技機島を構成する貯留タンク用シャッターを拡大して示す正面図である。
【図4】本発明の一の実施形態に係る遊技機島を構成する研磨揚送装置を概略的に示す断面図である。
【図5】本発明の一の実施形態に係る遊技機島を構成する景品球計数機を概略的に示す正面図である。
【図6】本発明の一の実施形態に係る遊技機島に含まれる制御手段を示すブロック図である。
【図7】本発明の一の実施形態に係る遊技機島を構成する上段、中段及び下段の各ユニットを分離させた状態を示す断面図である。
【符号の説明】
10…遊技機島
10A…上段ユニット
10B…中段ユニット
10C…下段ユニット
11…パチンコ機(遊技機)
23…貯留タンク
40…貯留タンク用シャッター
50…研磨揚送装置
55…取込口
65…計数済遊技媒体用タンク
66…溢流口
69…近接センサ(検知手段)

Claims (2)

  1. 複数の遊技機が設置される天板下方の島下段に、所定量の遊技媒体を保有できる貯留タンクを内設し、該貯留タンク内の遊技媒体を研磨しながら島上段へ揚送する研磨揚送装置を島途中に立設し、該研磨揚送装置傍らの遊技機列に遊技媒体計数機を介装して成る遊技機島において、
    前記遊技媒体計数機の下部に、計数された遊技媒体を貯留する計数済遊技媒体用タンクを配設し、該計数済遊技媒体用タンク内に前記研磨揚送装置の下端にある遊技媒体の取込口を臨ませ、
    前記貯留タンクの一端側を計数済遊技媒体用タンクに接続し、該接続箇所に開閉可能で開いた際に貯留タンクと計数済遊技媒体用タンクとを連通させるシャッターを設け、前記計数済遊技媒体用タンクに遊技媒体の保有量を検出して信号を出力する検知手段を設け、
    前記検知手段からの信号に応じて、計数済遊技媒体用タンク内の遊技媒体が所定量より多い時は、前記シャッターを閉じて計数済遊技媒体用タンク内の遊技媒体を優先して研磨揚送装置で揚送する一方、遊技媒体が所定量より減少したら、前記シャッターを開けて貯留タンクの遊技媒体を計数済遊技媒体用タンク内に導入するよう制御すべく構成したことを特徴とする遊技機島。
  2. 前記計数済遊技媒体用タンクに、該タンク内が遊技媒体で満杯になった際に溢れ出る遊技媒体を前記貯留タンク内へ導く溢流口を設けたことを特徴とする請求項1記載の遊技機島。
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