JPH0866542A - 遊技機島 - Google Patents

遊技機島

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JPH0866542A
JPH0866542A JP20262694A JP20262694A JPH0866542A JP H0866542 A JPH0866542 A JP H0866542A JP 20262694 A JP20262694 A JP 20262694A JP 20262694 A JP20262694 A JP 20262694A JP H0866542 A JPH0866542 A JP H0866542A
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JP
Japan
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island
game
gaming machine
gaming
machines
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Application number
JP20262694A
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English (en)
Inventor
Takatoshi Takemoto
孝俊 武本
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Ace Denken KK
Original Assignee
Ace Denken KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】島全体の奥行幅をほぼ決定する遊技機設置箇所
をより薄型化することにより、島の占有スペースを削減
でき、延ては省スペース化の要請に応じることができる
と共に、所定のフロア面積当たりより多く設置すること
が可能な遊技機島を提供すること。 【構成】横方向に並設される複数の遊技機11と、各遊
技機11で使う遊技媒体や該遊技媒体の貸出しと引き換
えに取り込まれる紙幣を処理する遊技関連設備とから構
成される遊技機島10において、背中合わせに複数の遊
技機11を、それらの背面間に他の遊技関連設備を介在
させず互いに対接させた状態で横方向に延びるよう列設
してなり、背中合せに対接させた遊技機11の2台分に
相当する奥行幅に構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、横方向に並設される複
数の遊技機と、各遊技機で使う遊技媒体や該遊技媒体の
貸出しと引き換えに取り込まれる紙幣を処理する遊技関
連設備とから構成される遊技機島に関する。ここで遊技
機とは、主としてパチンコ台を指すものであり、遊技媒
体はパチンコ球であり、また、遊技関連設備とは、島内
において遊技媒体やお金を循環させたり収納したりする
各種装置である。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の遊技機島1は、図9〜図
11に示すように、パチンコ台2を背中合せにした状態
で横方向に複数並設して構成されており、島前面側で一
列に並ぶパチンコ台列2Aと島後面側で一列に並ぶパチ
ンコ台列2Bとの各背面間は離隔するよう配置されてい
る。前後2列の各パチンコ台列2A,2Bの背面間スペ
ースには、パチンコ台列2A,2Bの随所に介装さたれ
球貸し機3から送り出された紙幣を、横方向に搬送する
紙幣搬送装置4が配設されている。
【0003】このように従来の遊技機島1では、前後の
各パチンコ台列2A,2B間に紙幣搬送装置4を配設す
るスペースをある程度広く確保する必要があり、結局、
島全体の奥行幅Lは、少なくともパチンコ台2の2台分
に相当する奥行幅に紙幣搬送装置4を加味した大きさに
設定する必要があった。一方、島全体の横方向の長さ
は、交互に並ぶ複数のパチンコ台2と球貸し機3とのそ
れぞれの横幅を合計した大きさになる。
【0004】遊技客が遊技を行なうに際しては、先ず球
貸し機3に紙幣を投入して該金額相当の球を獲得する。
かかる所定数の球は、球貸し機3内の計数手段により計
数されて払い出される。更に、各遊技機2内にも、遊技
中において所定ルールに基づき、遊技客に払い出す賞球
を計数するための計数手段が内蔵されている。遊技機2
内の計数手段や球貸し機3内の計数手段には、それぞれ
別々に補給樋5から延びる連通部材6が接続され、球が
随時補給されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の遊技機島1では、その奥行幅Lが、パチンコ
台2の2台分に紙幣搬送装置4の横幅を加味した大きさ
とほぼ規格化されてしまっており、営業上パチンコ台2
を増やしたくても狭い店内では島1の奥行幅Lとの関係
より、フロア上に設置できる島数が限定されてしまうと
いう不具合を呈していた。
【0006】このような事情に鑑み、島内のパチンコ台
数を減らすことなく遊技機島1の奥行方向における占有
スペースを減らして、その分、フロア上に設置できる島
数を増やせるような従来にない全く新しいタイプの省ス
ペース型遊技機島の開発が切望されていた。
【0007】また、できれば遊技機島1の横方向の長さ
も、パチンコ台数を減らすことなく、しかも球の貸出し
に不便を来すことなく抑えることが望まれていた。更
に、遊技機島1を構成する遊技機2や球貸し機3には、
それぞれ別々に計数手段が内蔵されているため、部品点
数が多くなり、連通部材6の組み付け工数も増大し、コ
ストアップの要因となるという問題があった。
【0008】本発明は、このような従来技術の有する問
題点に着目してなされたもので、島全体の奥行幅をほぼ
決定する遊技機設置箇所をより薄型化することにより、
島の占有スペースを削減でき、延ては省スペース化の要
請に応じることができると共に、所定のフロア面積当た
りより多く設置することが可能であり、また、遊技媒体
の貸出しや賞出しを一の計数手段で実現でき、コスト低
減を図れると共に、遊技機島の横方向の長さを抑えるこ
とができる遊技機島を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、 1 横方向に並設される複数の遊技機(11)と、各遊
技機(11)で使う遊技媒体や該遊技媒体の貸出しと引
き換えに取り込まれる紙幣を処理する遊技関連設備とか
ら構成される遊技機島(10)において、背中合わせに
複数の遊技機(11)を、それらの背面間に他の遊技関
連設備を介在させず互いに対接させた状態で横方向に延
びるよう列設してなり、背中合せに対接させた遊技機
(11)2台分に相当する奥行幅に構成したことを特徴
とする遊技機島(10)に存する。
【0010】また、別の観点からの本発明の要旨とする
ところは、 2 前記前後2列の遊技機(11)上の島上段(10
a)側に、取り込まれた紙幣を横方向に搬送する紙幣搬
送装置(80)と、各遊技機(11)に遊技媒体を供給
する補給樋(70)とをそれぞれ横方向に延びるように
配設したことを特徴とする1項記載の遊技機島(10)
に存する。
【0011】更に、別の観点からの本発明の要旨とする
ところは、 3 前記遊技関連設備を集中管理する制御手段(10
0)と、前記島上段(10a)側に配設され、取り込ま
れた紙幣を識別して該紙幣の金額に対応した貸出信号を
出力する紙幣判断手段(110)と、前記各遊技機(1
1)毎に内蔵され、かつ遊技媒体が流下する連通部材7
2を介して前記補給樋(70)に接続され、前記制御手
段(100)が所定ルールに基づき出力する賞出信号、
及び前記紙幣判断手段(110)が出力する貸出信号を
受け、各信号に対応した数量の遊技媒体を計数して払い
出す遊技媒体計数手段(120)と、を有することを特
徴とする1項又は2項記載の遊技機島(10A)に存す
る。
【0012】
【作用】背中合わせに複数の遊技機(11)を、それら
の背面間に他の遊技関連設備を介在させず互いに対接さ
せた状態で横方向に延びるよう列設する。すなわち、遊
技機(11)を設置する島中段(10b)は、背中合せ
に対接させた遊技機(11)2台分に相当する奥行幅に
構成する。このように島全体の奥行幅をほぼ決定する島
中段(10b)を薄型化することにより、かかる島中段
(10b)に対応させて島下段(10c)や島上段(1
0a)も薄型化することが可能となる。
【0013】従って、島(10)の占有スペースを大幅
に削減することができ、所定のフロア面積当たり、より
多くの島(10)を設置することができ、延ては省スペ
ース化の要請に応じることができるため、例えば、狭い
店内でも奥行方向にはより多くの遊技機(11)を装備
できる等、営業上極めて有利となる。従来、背中合わせ
の遊技機(11)間に配設されていた紙幣搬送装置(8
0)は、各遊技機(11)に遊技媒体を供給する補給樋
(70)と同様、前後2列の遊技機(11)上の島上段
(10a)側に配設すればよい。
【0014】また、各遊技機(11)毎に、制御手段
(100)が所定ルールに基づき出力する賞出信号、及
び紙幣判断手段(110)が出力する貸出信号を受け各
信号に対応した遊技媒体を払い出す遊技媒体計数手段
(120)を内蔵した場合、遊技媒体の貸出しや賞出し
を一の計数手段(120)で実現できるため、部品点数
が減少し、組付け工数も削減される。すなわち、従来は
各遊技機(11)間に介装していた遊技媒体貸機(1
7)自体やその周辺器機を排することができる。更に、
遊技機(11)の数を減らすことなく、遊技媒体貸機
(17)を排した分だけ島全体の横方向の長さを抑える
ことができる。
【0015】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の各種実施例を説
明する。図1〜図5は本発明の第1実施例を示してい
る。本実施例に係る遊技機島10は、横方向に並設され
る複数の遊技機11と、各遊技機11で使う遊技媒体や
該遊技媒体の貸出しと引き換えに取り込まれる紙幣を処
理する遊技関連設備(遊技媒体貸機17,研磨装置4
0,紙幣搬送装置80等)とから構成されている。かか
る遊技機島10は、複数の遊技機11を含む島中段10
bと、その上下に構築される島上段10aと島下段10
cとからなり、以下にこの順で説明する。
【0016】先ず、島中段10bは、背中合わせに複数
の遊技機11を、それらの背面間に他の遊技関連設備を
介在させず互いに対接させた状態で横方向に延びるよう
列設してなる。従って、島中段10bは、図1に示すよ
うに背中合せに対接させた遊技機11の2台分に相当す
る奥行幅L1 に構成されている。また、図2に示すよう
に、横方向に並ぶ各遊技機11の間には、遊技媒体貸機
17が介装されている。
【0017】遊技機11や遊技媒体貸機17は、図5に
示す枠体20に組み込まれており、島中段10bが一つ
のユニットとして構成されている。かかる枠体20は、
互いに対称形の前枠21と後枠22、それに前枠21と
後枠22とを互いに連結固定するための側板23とから
なる。前枠21と後枠22には、それぞれ大きく開口し
遊技機11の正面側を嵌込む遊技機取付部24と、縦に
細長く開口し遊技媒体貸機17の正面側を嵌込む貸機取
付部25とが交互に形成されている。
【0018】遊技機11は、本実施例ではパチンコ台で
ある。すなわち、遊技機11は、遊技媒体であるパチン
コ球をハンドル12の操作によって盤面上に打ち出し、
パチンコ球の入賞を競うものであり、正面側にはパチン
コ球を機内に導入する前皿13や、パチンコ球貯留用の
予備皿14が設けられている。なお、遊技機11はパチ
ンコ台に限定されるものではなく、例えば、遊技媒体と
してメダルを用いるスロットマシン等でもかまわない。
【0019】図2に示すように、遊技機11の背面側に
は、役物に使われるCRT等の嵩ばる特定部品15が出
っ張っているが、背中合わせの2台の遊技機11は、こ
れらの特定部品15が互いに回避する状態でうまく対接
すべく配されている。2台の遊技機11の背面側は互い
にぴったりと当ててもよく、また多少隙間を開けてるよ
うに対接させてもかまわない。何れにせよ、前後2列の
遊技機11の背面間には、他の遊技関連設備を介装する
余地はなく、従来この背面間に介装されていた紙幣搬送
装置80は、後述する島上段10a側に配設されてい
る。
【0020】遊技機島10の横方向の長さは、交互に並
ぶ複数の遊技機11と遊技媒体貸機17とのそれぞれの
横幅を合計した大きさとなる。ここで遊技媒体貸機17
は、紙幣判断手段96(図1参照)からの信号を受けた
際に、相当数の球を遊技媒体計数手段(図示せず)で計
数しつつ払い出すものである。紙幣判断手段96は、遊
技客が紙幣投入口94に投入した紙幣を磁気・光方式で
特定し、紙幣金額に対応する信号を遊技媒体貸機17に
出力するものである。
【0021】前記島中段10bの下側に構築される島下
段10cは、腰板30、底板31、及び天板32に囲ま
れた箱状枠形に形成され、島下段10cそのものが、各
遊技機11から排出される遊技媒体をそのまま貯留する
貯留タンクのように構成されている。従って、従来技術
の如く腰板30に囲まれた内部空間内に別途、貯留タン
クを配設する必要はない。図1及び図4に示すように、
箱状枠33内の上側には、各遊技機11から排出された
パチンコ球を受け、一方向に流下させる球受樋38が配
設されている。
【0022】箱状枠33内の中程には、球受樋38から
流れ出たパチンコ球を研磨する研磨装置40が配設され
ている。図4に示すように、研磨装置40は、球受樋3
8とは逆向きに緩やかに傾斜するよう横方向に延設され
ており、球受樋38から流れ出た球を上下から弾撥的に
挾持して、研磨しながら同一方向へ搬送する装置であ
る。
【0023】更に詳しく言えば、研磨装置40は、図示
省略したモータにより回転駆動する駆動プーリー41
と、従動プーリ42と、各プーリー41,42に巻き掛
けられた上側搬送ベルト43と、同じく各プーリー4
1,42に巻き掛けられた下側搬送ベルト44とからな
る。パチンコ球は上下の搬送ベルト43,44間に挟ま
れて、搬送されつつ研磨される。すなわち、上下の搬送
ベルト43,44は、共に研磨可能な布状の研磨材によ
り形成されている。かかる研磨材は、6ナイロンを主成
分とし、他に静電気除去材、研磨増強材を混入したり、
他の合成樹脂、繊維物質等により合成されている。な
お、球受樋38の下流端を臨む上側搬送ベルト43は、
下側搬送ベルト44より引っ込むように配されて球溜り
部45が設けられている。
【0024】島下段10cの底板31は、上下の搬送ベ
ルト43,44の下流端側から横方向へ次第に低くなる
よう傾斜しており、かかる底板31上には、傾斜方向に
パチンコ球を移送する回転可能な螺旋状体50が配設さ
れている。螺旋状体50の一端部50aは駆動モータ5
1の出力軸に連結されている。駆動モータ51はカバー
部材52で覆われている。螺旋状体50の他端部側50
bには、島下段10cから島上段10aにパチンコ球を
揚送する揚送機構60が配設されている。
【0025】更に詳しく言えば、図4に示すように、揚
送機構60は、島10内の適所に立設された管状体61
と、該管状体61内の上側に配され、図示省略したモー
タにより回転駆動する駆動スプロケット62と、管状体
61内の上側に配された従動スプロケット63と、両ス
プロケット62,63に巻き掛けられたチェーン部材6
4とを具備してなる。
【0026】チェーン部材64の数多の連結部には、パ
チンコ球用のバケット65,65…が固設されている。
パチンコ球用のバケット65は、パチンコ球が落下不能
でありゴミ等の不純物のみ落下するように、パチンコ球
の径より若干小さな隙間を等間隔に有した簀の子状に形
成されている。また、管状体61の下端にはゴミ取り用
の網部材66が設けられている。
【0027】網部材66は、前記螺旋状体50により揚
送機構60まで送られたパチンコ球を先ず最初にゴミ等
から分離するものであり、網部材66上には前記螺旋状
体50の他端部50bが延ばされている。一方、揚送機
構60の管状体61の上端部にはパチンコ球排出口67
が開設され、かかるパチンコ球排出口67には、各パチ
ンコ機11にパチンコ球を補給する補給樋70の上流端
70aが接続されている。
【0028】前記島中段10bの上側に構築される島上
段10aは、各遊技機11に遊技媒体を供給する補給樋
70と、パチンコ球と引き換えに取り込んだ紙幣を横方
向に搬送する紙幣搬送装置80とをそれぞれ横方向に延
びるように配設してなる。補給樋70は、島中段10b
をなす列設された各遊技機11のすぐ上に沿って、前記
揚送機構60のパチンコ球排出口67に接続された上流
端70aから島端まで延びた下流端70bにかけて緩や
かに下方に傾斜するよう配設されている。
【0029】図4に示すように、補給樋70の途中数箇
所には、各遊技機11に対応した供給部材71が取付け
られており、各供給部材71と遊技機11とはパチンコ
球が流下するジャバラ状の連通部材72で接続されてい
る。また、紙幣搬送装置80は、横方向(長手方向)に
延びるハウジング81と、該ハウジング81の両端に離
間して配された駆動プーリー82と従動プーリー83、
それに両プーリー82,83間に掛け渡された丸ベルト
84とからなる。
【0030】図1及び図4に示すように、ハウジング8
1の側壁の要所には、丸ベルト84を両側から挾持する
小プーリー85の対が支持されている。小プーリー85
は丸ベルト84に弾撥的に当接するようバネ等により付
勢されている。また、側壁の要所には、島上段10aを
全体的に覆うカバー部材90に形成された紙幣投入口9
4に連なり、紙幣を丸ベルト84に当接するように導く
ガイド通路部86が設けられている。ガイド通路部86
の途中には紙幣判断手段96が設けられており、かかる
紙幣判断手段96は紙幣額に相当する所定信号を前記遊
技媒体貸機17に出力し、それにより、該遊技媒体貸機
17内の遊技媒体計数手段が作動してパチンコ球がノズ
ル18から払い出されるように設定されている。
【0031】前記補給樋70や紙幣搬送装置80は、ド
ーム状のカバー部材90により覆われている。図1及び
図3に示すように、カバー部材90は、各遊技機11の
正面よりも多少せり出させて傾斜した正面部91と、前
後の正面部91の上端を覆う円弧形断面の天井部92と
を有する。このようなカバー部材90には、従来技術に
おける開閉可能な幕板はなく、その代り、下部93の内
側に位置する連通部材72の球詰まりを解消すべく、該
連通部材72を突ける棒状部材95が操作可能に設けら
れている。正面部91の適所には紙幣投入口94が開設
されている。なお、遊技機島10の両端部には、端部を
覆う島飾り19が配置されている。
【0032】次に第1実施例における作用を説明する。
遊技機島10の島中段10bは、図2に示すように、背
中合わせに複数の遊技機11を、それらの背面間に他の
遊技関連設備を介在させず互いに対接させた状態で横方
向に延びるよう列設して構築する。具体的には、図5に
示す枠体20の前枠21と後枠22とに、それぞれ遊技
機11、遊技媒体貸機17を交互に組み込み、背中合わ
せとなる遊技機11の背面側の特定部品15が互いに回
避する状態に対接させた状態にて、前枠21と後枠22
とを側板23で連結固定する。
【0033】このように前後2列の遊技機11の背面間
には、他の遊技関連設備を介装する余地はなく、島中段
10bは、背中合せに対接させた遊技機11の2台分に
相当する奥行幅L1 に構成される。図1に示すように、
島全体の奥行幅をほぼ決定する島中段10bを薄型化す
ることにより、かかる島中段10bに対応させて島下段
10cや島上段10aも薄型化することが可能となる。
【0034】従って、島10の占有スペースを大幅に削
減することができ、所定のフロア面積当たり、より多く
の島10を設置することができ、延ては省スペース化の
要請に応じることができるため、例えば、狭い店内でも
奥行方向にはより多くの遊技機11を装備できる等、営
業上極めて有利となる。従来、背中合わせの遊技機11
間に配設されていた紙幣搬送装置80は、各遊技機11
に遊技媒体を供給する補給樋70と共に、前後2列の遊
技機11上に構築する島上段10a側に配設する。
【0035】遊技機島10における紙幣や遊技媒体の流
れについて、以下に説明する。先ず遊技客が、島上段1
0aにある紙幣投入口94に紙幣を入れると、紙幣は紙
幣判断手段96に送り込まれ紙幣の真偽や種類が判断さ
れ、真正な札の場合には、そのまま紙幣搬送装置80に
送られる。この時、紙幣判断手段96は紙幣額に相当す
る所定信号を遊技媒体貸機17に出力し、それにより、
該遊技媒体貸機17内の遊技媒体計数手段が作動してパ
チンコ球がノズル18から払い出される。
【0036】紙幣搬送装置80に送られた紙幣は、丸ベ
ルト84と小プーリー85との間に挾持され、丸ベルト
84の回転駆動に伴って、島端側に順送りされ、最終的
には図示省略した料金収納箱に収納される。一方、遊技
客は遊技機11の前皿13のパチンコ球をハンドル12
操作によって盤面上に打ち出して入賞を競う。入賞を逸
したパチンコ球等、遊技機11から排出されたパチンコ
球は、球受樋38を流下して研磨装置40の球溜り部4
5にはき出される。そして、球溜り部45のパチンコ球
は、上下の搬送ベルト43,44間に挟まれて、搬送さ
れつつ研磨される。
【0037】このように研磨されたパチンコ球は、島下
段10cの箱状枠33内にそのまま貯留される。従っ
て、島下段10cには、別途、貯留タンクを組み付ける
必要はない。箱状枠33内に溜ったパチンコ球は、島下
段10cの底板31上を傾斜方向に流下し、更に螺旋状
体50の回転により積極的に、揚送機構60の下端部に
移送される。パチンコ球は、揚送機構60の下端部にあ
る網部材66によってゴミ等から分離された後、回転駆
動するチェーン部材64に多数固設されたバケット6
5,65…によりすくい上げられて、島上段10aに揚
送される。
【0038】管状体61の上端部に開設されたパチンコ
球排出口67から流出したパチンコ球は、補給樋70を
下流端70b側に向って流れ、その途中の連通部材72
を通って対応する遊技機11に還元される。連通部材7
2にパチンコ球が詰まった場合には、遊技機島10の外
側から棒状部材95を操作して、連通部材72を突っつ
き振動させて球詰まりを解消することができる。なお、
複数の遊技機11,11…や、遊技関連設備である研磨
装置40,螺旋状体50,揚送機構60,紙幣搬送装置
80等は、図示省略した制御手段により集中管理されて
いる。
【0039】図6〜図8は本発明の第2実施例を示して
いる。本実施例に係る遊技機島10Aは、図6に示すよ
うに、遊技関連設備を集中管理する制御手段100と、
取り込まれた紙幣を識別して該紙幣の金額に対応した貸
出信号を出力する紙幣判断手段110とを有し、前記各
遊技機11には、前記制御手段100が所定ルールに基
づき出力する賞出信号、及び前記紙幣判断手段110が
出力する貸出信号を受け、各信号に対応した数量の遊技
媒体を計数して払い出す遊技媒体計数手段120が内蔵
されている。
【0040】紙幣判断手段110は、前記第1実施例の
中の紙幣判断手段96と同様に、紙幣投入口94から投
入された金額を識別して該金額に相当する金額信号を制
御手段100に送るものである。すなわち、紙幣判断手
段110は、千円札を識別した場合は250個のパチン
コ球の払出しを指令する金額信号を制御手段100に出
力し、五千円札の場合は1250個、一万円札の場合は
2500個の球の払出しを指令する金額信号を制御手段
100に出力するように、制御手段100に接続されて
いる。この紙幣判断手段110は、制御手段100を介
して遊技媒体計数手段120に信号を間接的に出力する
ように設定されている。なお、紙幣判断手段110の具
体的構成は一般的であるので説明は省略する。
【0041】制御手段100は、第1実施例と同様に、
各遊技機10を集中管理するものであり、インターフェ
ース,CPU,RAM,ROM等から構成されたマイク
ロコンピユータからなる。この制御手段100は、前記
紙幣判断手段110からの金額信号を入力し、その金額
信号に対応した所定数のパチンコ球の払出し指令する貸
出信号を、遊技媒体計数手段(ボールカウンター)12
0に出力すべく、該遊技媒体計数手段120に接続され
ている。かつ制御手段100は、遊技機10の所定のル
ールに基づく賞出信号を遊技媒体計数手段120に出力
して、該遊技媒体計数手段120に所定数の賞球を払出
させるように設定されている。
【0042】遊技媒体計数手段120は、各信号に対応
した数量のパチンコ球を正確かつ高速に払い出すことが
できるパチンコ球計数機である。具体的には、図7に示
すように、外周にパチンコ球が1個づつ嵌入する凹部1
22が形成された歯車121を、ボールガイド123内
に形成した玉通路124内に望ませて回転自在に配設
し、玉通路124内に上部から供給されて自重で落下し
ようとする玉が歯車121の凹部122に係合して歯車
121の回転を伴って落下するよう構成されている。
【0043】この遊技媒体計数手段120は、パチンコ
球の払出数が指令値に近付くまでは、パチンコ球を連続
的に排出すべく歯車121をパチンコ球の重量に任せて
連続的に回転させ、払出数が指令値に近付くと、歯車1
21の回転を、歯車121の凹部122一つ分に相当す
る微少角回転と停止とが交互に繰返される間欠回転に切
換え、払出数が指令値に達したときに、この歯車121
の間欠回転を停止して、指令値どおりの玉数のパチンコ
球を払い出すものである。ボールガイド123の上端口
123aは、図1に示す連通部材72に接続されてお
り、下端口123bは、図1に示す前皿13内に開口し
ている。
【0044】図8に示すように、本実施例に係る遊技機
島10Aは、島上段10aや島下段10cは第1実施例
のそれと共通するが、島中段10dの構成は異なる。す
なわち、本実施例では、前述した構成により島中段10
dの各々遊技機11間に遊技媒体貸機17は介装されて
おらず、その分、島横方向に所定長さ当り、より多くの
遊技機11を設置することが可能となっている。なお、
島中段10dを構成する枠組20(図5参照)も、その
貸機取付部25を除いた形状に形成されている。なお、
第1実施例と同種の部位には同一符号を付して、重複し
た説明を省略する。
【0045】次に第2実施例における作用を説明する。
遊技客が紙幣投入口94に紙幣を投入すると、紙幣判断
手段110から紙幣の額に対応した金額信号が制御手段
100に出力される。制御手段100は、紙幣判断手段
110からの金額信号を入力すると、その金額信号に対
応した所定数のパチンコ球の払出し指令する貸出信号
を、遊技媒体計数手段120に出力して、遊技媒体計数
手段120に所定数のパチンコ球を払出させる。すなわ
ち、金額相当のパチンコ球が遊技機11内の遊技媒体計
数手段120から直接前皿13に払い出される。
【0046】遊技客は遊技機11のハンドル12を操作
し、盤面上に前皿12内のパチンコ球を順次打ち出して
遊技を行なう。発射された球が入賞すると、その内容が
制御手段100で判断され、制御手段100は賞出信号
を遊技媒体計数手段120に送って、所定ルールに基づ
いた賞球数の払い出しを遊技媒体計数手段120に指示
し、遊技媒体計数手段120は賞球を前皿13に払い出
す。
【0047】このように、遊技客に紙幣と交換に貸し出
すパチンコ球と、所定のルールに基づいた賞球としての
パチンコ球とを、一つの遊技媒体計数手段120によっ
て計数し払い出すことができるから、遊技媒体貸機17
は要らなくなる。従って、部品点数が減少し、組付け工
数も削減される。すなわち、従来は各遊技機11間に介
装していた遊技媒体貸機17自体やその周辺器機を排す
ることができ、コストを大幅に低減することができる。
更に、遊技機11の数を減らすことなく、遊技媒体貸機
17を排した分だけ島10A全体の横方向の長さを抑え
ることができる。
【0048】なお、前記実施例においては、本発明の要
部である島中段10b,10dの他、島上段10aや島
下段10cについても具体的に説明したが、図示した実
施例に限定されるものではない。例えば、図示省略した
が、各遊技機の上方には故障発生等を報知するための表
示ランプが配備される。
【0049】
【発明の効果】本発明に係る遊技機島によれば、背中合
わせに複数の遊技機を、それらの背面間に他の遊技関連
設備を介在させず互いに対接させた状態で横方向に延び
るよう列設してなり、背中合せに対接させた遊技機2台
分に相当する奥行幅に構成したから、島全体の奥行幅を
ほぼ決定する島中段を薄型化することにより、島の占有
スペースを大幅に削減することができ、所定のフロア面
積当たり、より多くの島を設置することができ、延ては
省スペース化の要請に応じることができるため、例え
ば、狭い店内でも奥行方向にはより多くの遊技機を装備
できる等、営業上極めて有利となる。
【0050】また、各遊技機毎に、制御手段が所定ルー
ルに基づき出力する賞出信号、及び紙幣判断手段が出力
する貸出信号を受け各信号に対応した遊技媒体を払い出
す遊技媒体計数手段を内蔵した場合、遊技媒体の貸出し
や賞出しを一の計数手段で実現できるため、部品点数が
減少し、組付け工数も削減され、コストを大幅に低減す
ることができ、更に、遊技機の数を減らすことなく、遊
技媒体貸機を排した分だけ島全体の横方向の長さを抑え
ることができるから、より一層と省スペース化の要請に
応じることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る遊技機島を概略的に
示す横断面図である。
【図2】本発明の第1実施例に係る遊技機島の島中段を
示す平面図である(但し枠組は図示省略してある。)。
【図3】本発明の第1実施例に係る遊技機島を示す正面
図である。
【図4】本発明の第1実施例に係る遊技機島の島上段及
び島下段の内部構造を概略的に示す正面図である。
【図5】本発明の第1実施例に係る遊技機島の島中段を
構成する枠組を示す斜視図である。
【図6】本発明の第2実施例に係る遊技機島を構成する
制御手段、紙幣判断手段及び遊技媒体計数手段を示す概
略ブロック図である。
【図7】本発明の第2実施例に係る遊技機島を構成する
遊技媒体計数手段を示す正面図である。
【図8】本発明の第2実施例に係る遊技機島を示す正面
図である。
【図9】従来の遊技機島を示す側面図である。
【図10】従来の遊技機島の島中段を示す平面図であ
る。
【図11】従来の遊技機島を示す斜視図である。
【符号の説明】
10,10A…遊技機島 10a…島上段 10b,10d…島中段 10c…島下段 11…遊技機(パチンコ台) 30…腰板 32…天板 40…研磨装置 50…螺旋状体 60…揚送機構 70…補給樋 80…紙幣搬送装置 90…カバー部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】横方向に並設される複数の遊技機と、各遊
    技機で使う遊技媒体や該遊技媒体の貸出しと引き換えに
    取り込まれる紙幣を処理する遊技関連設備とから構成さ
    れる遊技機島において、 背中合わせに複数の遊技機を、それらの背面間に他の遊
    技関連設備を介在させず互いに対接させた状態で横方向
    に延びるよう列設してなり、背中合せに対接させた遊技
    機2台分に相当する奥行幅に構成したことを特徴とする
    遊技機島。
  2. 【請求項2】前記前後2列の遊技機上の島上段側に、取
    り込まれた紙幣を横方向に搬送する紙幣搬送装置と、各
    遊技機に遊技媒体を供給する補給樋とをそれぞれ横方向
    に延びるように配設したことを特徴とする請求項1記載
    の遊技機島。
  3. 【請求項3】前記遊技関連設備を集中管理する制御手段
    と、 前記島上段側に配設され、取り込まれた紙幣を識別して
    該紙幣の金額に対応した貸出信号を出力する紙幣判断手
    段と、 前記各遊技機毎に内蔵され、かつ遊技媒体が流下する連
    通部材を介して前記補給樋に接続され、前記制御手段が
    所定ルールに基づき出力する賞出信号、及び前記紙幣判
    断手段が出力する貸出信号を受け、各信号に対応した数
    量の遊技媒体を計数して払い出す遊技媒体計数手段と、 を有することを特徴とする請求項1又は2記載の遊技機
    島。
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