JPH1142360A - 遊技機島 - Google Patents

遊技機島

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JPH1142360A
JPH1142360A JP20023997A JP20023997A JPH1142360A JP H1142360 A JPH1142360 A JP H1142360A JP 20023997 A JP20023997 A JP 20023997A JP 20023997 A JP20023997 A JP 20023997A JP H1142360 A JPH1142360 A JP H1142360A
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JP
Japan
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polishing
balls
ball
pachinko
gaming machine
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JP20023997A
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English (en)
Inventor
Takatoshi Takemoto
孝俊 武本
Yasumori Yoneyama
泰守 米山
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Ace Denken KK
Original Assignee
Ace Denken KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】持ち玉がある場合に遊技に使用するパチンコ玉
の追加が必要になったときには、遊技者の任意で、又は
自動的に持ち玉からパチンコ玉を払い出すことのできる
単体の遊技機島を提供すること。 【解決手段】遊技機10の背面上部に設けた貯留部20
と、前皿12内のパチンコ玉を検出する検出センサーS
1と、前皿12へ払い出されていない賞球を持ち玉とし
て表示する持ち玉表示部13と、遊技に使用された玉を
研磨する研磨装置Pと、研磨された玉を貯留部20へ揚
送する揚送装置Lとを具備し、制御部30は、前皿12
内に貯留された玉が所定量に達しているときは賞球を払
い出さずに持ち玉としてその数を持ち玉表示部13に表
示し、所定量より小さい量の特定量を割ったときは、持
ち玉数の範囲内で払出し可能に設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ玉を遊技
盤面上に打出し、打ち出されたパチンコ玉の入賞により
遊技機前面に設けられた前皿へ払い出される賞球の獲得
を遊技目的とする遊技機を1台具備し、前記パチンコ玉
を前記遊技機内で還元使用する単体の遊技機島に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来この種の遊技機1台で単体の遊技機
島を構成するものの場合、プリペイドカードを用いる玉
貸し機が併設又は内蔵されており、島内のパチンコ玉の
保有量は少なく、パチンコ玉を遊技機島内で繰り返し使
用する還元使用型のものが多かった。それら還元使用型
の単体遊技島においては、遊技客が賞出したパチンコ玉
を他の玉計数機の所へ持って行き計数することで島内に
保有されるパチンコ玉の量が減ってしまうことを防ぐた
めに通常の遊技機においてはパチンコ玉が入賞口に入っ
たことに基づいて遊技機の前皿に払い出される賞球は所
定数が前皿に払い出されると、それ以上の賞球は所謂ク
レジット玉(持ち玉)として遊技者が獲得し所有するも
のではあるが前皿には払い出されず、その数が表示部に
表示されるようにしていた。そのクレジット玉は遊技を
終了するときに、その数が遊技媒体に記録されて遊技者
に発行されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の単体の遊技機島では、クレジット玉が有るに
もかかわらず前皿内のパチンコ玉が無かったり、有って
も少ない場合に遊技を続行するのに必要なパチンコ玉を
新たに玉貸し機から借り受けなければならないものが有
ったが、その場合、新たに借り受けた分だけプリペイド
カードの残額が減るという、不合理な問題点があった。
【0004】また、遊技中にパチンコ玉が必要になった
ときに、クレジット玉が有る場合はクレジット玉を払い
出させることのできるものも有ったが、その操作が面倒
な場合もあるという問題点があった。
【0005】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、クレジット玉がある場合に遊技に
使用するパチンコ玉の追加が必要になったときには、遊
技者の任意で、又は自動的にクレジット玉からパチンコ
玉を払い出すことのできる単体の遊技機島を提供するこ
とを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの要旨とするところは、次の各項に存する。
【0007】1.パチンコ玉を遊技盤面(11)上に打
出し、打ち出されたパチンコ玉の入賞により払い出され
る賞球の獲得を遊技目的とする遊技機(10)を1台具
備し、前記パチンコ玉を前記遊技機(10)内で還元使
用する単体の遊技機島(1)において、遊技機島(1)
は、貯留部(20)と、制御部(30)と、遊技機(1
0)の前面に設けられた前皿(12)と、前皿検出手段
と、持ち玉表示部(13)と、研磨部(40)と、還元
機(50)と、玉貸し機構(60)と、を具備し、前記
貯留部(20)は、遊技機(10)の背面上部に設けら
れ、貯留したパチンコ玉を遊技機(10)と、玉貸し機
構(60)と、に供給可能な貯留タンク(21)を有
し、前記前皿検出手段は、前記前皿(12)内に取り付
けられ、前皿(12)内に貯留されたパチンコ玉を検出
するための検出センサー(S1)を有し、前記持ち玉表
示部(13)は、遊技者の獲得した賞球であって、前記
前皿(12)へ払い出されていないパチンコ玉を持ち玉
として表示するものであり、前記精算手段(14)は、
前記持ち玉の前記前皿(12)への払出しをさせるとき
に前記制御部(30)にその命令を出すものであり、前
記研磨部(40)は、遊技に使用されたパチンコ玉を研
磨する研磨装置(P)を有し、前記還元機(50)は、
前記研磨装置(P)によって研磨されたパチンコ玉を前
記貯留部(20)へ揚送する揚送装置を有し、前記制御
部(30)は、前記前皿(12)内に貯留されたパチン
コ玉が所定量に達しているときは賞球を払い出さずに持
ち玉としてその数を前記持ち玉表示部(13)に表示
し、所定量より小さい量の特定量を割ったときは、前記
精算手段(14)からの命令により持ち玉数の範囲内で
払出し可能に設定されたことを特徴とする単体の遊技機
島(1)。
【0008】2.パチンコ玉を遊技盤面(11)上に打
出し、打ち出されたパチンコ玉の入賞により払い出され
る賞球の獲得を遊技目的とする遊技機(10)を1台具
備し、前記パチンコ玉を前記遊技機(11)内で還元使
用する単体の遊技機島(1)において、遊技機島(1)
は、貯留部(20)と、制御部(30)と、遊技機(1
0)の前面に設けられた前皿(12)と、前皿検出手段
と、持ち玉表示部(13)と、精算手段(14)と、研
磨部(40)と、還元機(50)と、玉貸し機構(6
0)と、を具備し、前記貯留部(20)は、遊技機(1
0)の背面上部に設けられ、貯留したパチンコ玉を遊技
機(10)と、玉貸し機構(60)と、に供給可能な貯
留タンク(21)を有し、前記前皿検出手段は、前記前
皿(12)内に取り付けられ、前皿(12)内に貯留さ
れたパチンコ玉を検出するための検出センサー(S1)
を有し、前記持ち玉表示部(13)は、遊技者の獲得し
た賞球であって、前記前皿(12)へ払い出されていな
いパチンコ玉を持ち玉として表示するものであり、前記
精算手段(14)は、前記持ち玉の前記前皿(12)へ
の払出しの仕方を前記制御部(30)に設定可能なもの
であり、前記研磨部(40)は、遊技に使用されたパチ
ンコ玉を研磨する研磨装置(P)を有し、前記還元機
(50)は、前記研磨装置(P)によって研磨されたパ
チンコ玉を前記貯留部(20)へ揚送する揚送装置を有
し、前記制御部(30)は、前記前皿(12)内に貯留
されたパチンコ玉が所定量に達しているときは賞球を払
い出さずに持ち玉としてその数を前記持ち玉表示部(1
3)に表示し、所定量より小さい量の特定量を割ったと
きは、持ち玉数の範囲内で予め定められた数のパチンコ
玉を払い出すか、遊技者の任意で払い出すかの選択を前
記精算手段(14)による設定で可能なことを特徴とす
る単体の遊技機島(1)。
【0009】3.前記研磨装置(P)は、略垂直に配置
された回転軸(121)と、前記回転軸(121)を同
心に内挿する第1の研磨筒部(122)と、前記第1の
研磨筒部(122)を同心に内挿する第2の研磨筒部
(123)と、前記回転軸(121)および前記第2の
研磨筒部(123)を同一方向に回転させ前記第1の研
磨筒部(122)をこれらと逆方向に回転させる駆動部
(112、108)とを備え、前記回転軸(121)の
外径と前記第1の研磨筒部(122)の内径との差およ
び前記第1の研磨筒部(122)の外径と前記第2の研
磨部との内径の差を、それぞれ研磨すべき遊技球の直径
の略2倍に設定し、前記回転軸(121)の外周面に、
前記駆動部(112、108)によって回転駆動された
とき遊技球を下方へ搬送するための第1の帯状突起部
(124)を螺旋状に設け、前記第1の研磨筒部(12
2)の外周面に、前記駆動部(112、108)によっ
て回転駆動されたとき遊技球を下方へ搬送するための第
2の帯状突起部(125)を螺旋状に設け、前記第1、
第2の研磨筒部(122、123)の内周面に、遊技球
を研磨するための研磨部材(128、129)をそれぞ
れ設け、上方から前記回転軸(121)と前記第1の研
磨筒部(122)の隙間および前記第1の研磨筒部(1
22)と前記第2の研磨筒部(123)の隙間に流入し
た遊技球を、前記螺旋状の第1、第2の帯状突起部(1
25)に沿って下方へ搬送する際に研磨することを特徴
とする項1または2に記載の単体の遊技機島(1)。
【0010】4.前記研磨装置(P)は、パチンコ玉を
導入する導入部(231)と研磨後のパチンコ玉を排出
する排出部(232)を有し、該導入部(231)から
前記排出部(232)に向かう複数の隔壁(233、2
33…)を並設したハウジング(H)と、該複数の隔壁
(233、233…)間に一本ずつ配設した複数の回転
可能な円筒体(234、234…)を備え、該円筒体
(234)を一方向に回転したときに、該円筒体(23
4)上でパチンコ玉を前記ハウジング(H)の前記導入
部(231)から前記排出部(232)へ導くように前
記円筒体(234、234…)の側面に螺旋状に巻き付
くように螺旋ガイド(235)を設け、前記ハウジング
(H)の前記隔壁(233)の略全長にわたってパチン
コ玉と接触する側方研磨部位(236a)を設け、さら
に、パチンコ玉に上方から接触する上方研磨部(236
b)を配設したことを特徴とする項1または2に記載の
単体の遊技機島(1)。
【0011】5.前記研磨装置(P)は、パチンコ玉を
所定方向に搬送する搬送ベルト(340)と、該搬送ベ
ルト(340)上に沿うように配する研磨ベルト(35
0)とを備え、前記搬送ベルト(340)の表面側に、
パチンコ玉の下側が転動可能な状態で入り込み、パチン
コ玉の搬送ベルト(340)上での移動を一定範囲に制
限する嵌入溝(341)を形成し、前記研磨ベルト(3
50)のパチンコ玉の上側に接触する少なくとも表面側
を研磨材(351)で形成したことを特徴とする項1ま
たは2に記載の単体の遊技機島(1)。
【0012】次に作用を説明する。
【0013】遊技盤面(11)上に打出したパチンコ玉
は、アウト玉となればそのまま遊技機島(1)内の研磨
部(40)へ送られ、研磨装置(P)によって研磨され
た後に還元機(50)によって前記貯留部(20)まで
揚送され、遊技に使用される。
【0014】パチンコ玉が入賞すると、所定の数の入賞
球が賞出されるが、前記前皿(12)内に取り付けられ
た前記前皿検出手段である検出センサー(S1)が前皿
(12)内に貯留されたパチンコ玉が所定量に達してい
る状態を検出したときは、制御部(30)は賞球を前皿
(12)には払い出さずに持ち玉としてその数を前記持
ち玉表示部(13)に表示する。
【0015】入賞があったときに、前皿(12)内に貯
留されたパチンコ玉が所定量に達していないときは、制
御部(30)は前皿(12)に賞球を賞出させる。
【0016】遊技中に前皿(12)内に貯留されたパチ
ンコ玉が所定量より小さい量の特定量を割ったときは、
持ち玉が有ればその持ち玉数の範囲内で遊技者の任意に
よる精算手段(14)の操作又は自動的にパチンコ玉を
前皿(12)に払い出させることができる。遊技者の任
意による払出しか自動的な払出しかは、精算手段(1
4)によって遊技者が予め選択設定しておくことができ
る。
【0017】この払出しが有ったときは払い出されたパ
チンコ玉の数だけ減算されて持ち玉表示部(13)に持
ち玉が表示される。
【0018】持ち玉の有る状態で遊技を終了するとき
は、精算手段(14)の操作によって持ち玉の数を記録
した記録媒体を発行させることができる。
【0019】遊技機島(1)内を還元するパチンコ玉
は、研磨装置(P)により研磨される。
【0020】研磨装置(P)が上記の項3に記載された
ものの場合、研磨装置(P)の上方から回転軸(12
1)と第1の研磨筒部(122)との隙間、および第1
の研磨筒部(122)と第2の研磨筒部(123)との
隙間に研磨すべきパチンコ玉が投入されると、回転軸
(121)および第1の研磨筒部(122)の外周面に
設けられた第1、第2の帯状突起部(124、125)
に沿ってパチンコ玉は螺旋状に下方へ搬送され、その
際、第1、第2の研磨筒部(122、123)の内周面
に設けられた研磨部材(128、129)によって研磨
される。
【0021】研磨装置(P)が上記の項4に記載された
ものの場合、パチンコ玉は導入部(231)からハウジ
ング(H)内に設けられた複数の隔壁(233、233
…)間に導入され、該複数の隔壁(233、233…)
間に一本ずつ配設した複数の回転可能な円筒体(23
4、234…)の上に乗るが、円筒体(234、234
…)の側面に螺旋状に巻き付くように設けられた螺旋ガ
イド(235)のピッチ間に入るように乗る。
【0022】前記隔壁(233)には側方研磨部位(2
36a)が設けられている。パチンコ玉が円筒体(23
4)の回転によって、排出部(232)の方向へ移動す
るときは、パチンコ玉は螺旋ガイド(235)によって
回転の方向にある側の側方研磨部位(236a)に押さ
れながら進んで行く。螺旋ガイド(235)によって押
されるのでパチンコ玉の回転は一定の方向の回転とはな
らず、したがって、パチンコ玉の表面は側方研磨部位
(236a)により満遍なく研磨される。さらに、パチ
ンコ玉に上方から接触する上方研磨部位(236b)を
配設してあり、それによっても研磨されるので効率の良
い研磨が行われる。
【0023】研磨装置(P)が上記の項5に記載された
ものの場合、供給されたパチンコ玉は、上下に近接対向
した搬送ベルト(340)と研磨ベルト(350)との
各始端間に導入される。そしてパチンコ玉は、上下の各
ベルト(340、350)間に挟まれた状態で、下側の
搬送ベルト(340)の回転駆動により所定方向に搬送
されつつ、上側の研磨ベルト(350)の表面に接触す
ることで研磨される。搬送ベルト(340)の表面側に
は嵌入溝(341)が形成してあるため、パチンコ玉は
嵌入溝(341)に入り込み、その場での転動は自由だ
が、搬送ベルト(340)上での表面方向の移動が嵌入
溝(341)内に制限される。従って、パチンコ玉は嵌
入溝(341)に入り込んだ状態で、搬送ベルト(34
0)の回転駆動に伴い嵌入溝(341)の縁に引っ掛か
るようにして確実に搬送され、かつ嵌入溝(341)内
で自由に転動しながら、球面が満遍なく研磨ベルト(2
50)に接触して効率よく研磨される。
【0024】このように、持ち玉がある場合に遊技に使
用するパチンコ玉の追加が必要になったときには、遊技
者の任意で、又は自動的に持ち玉からパチンコ玉を払い
出すことができるので、遊技者は遊技を中断させられる
ことなく遊技に専念できるとともに、パチンコ玉の貸出
しにおいて遊技者に無駄な出費をさせることも防止でき
る。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の一実
施の形態を説明する。
【0026】図1から図11は本発明の一の実施の形態
を示している。
【0027】図1は単体の遊技機島1に備えた遊技機の
ブロック図であり、図2は単体の遊技機島1を示す正面
図であり、図3は単体の遊技機島1を示す背面図であ
る。
【0028】図2に示すように、単体の遊技機島1の外
部前面の中央には遊技機10が設けられている。遊技機
10の遊技盤面11にはパチンコ玉が入ると所定数のパ
チンコ玉が払い出されたり、遊技者に有利な特別な付加
価値状態を発生させ得るゲームをスタートさせたりする
各種の入賞口11aが設けられている。
【0029】遊技盤面11のすぐ下方には入賞口11a
へのパチンコ玉の入賞にともなう賞球の払出しが行われ
る前皿12が取り付けられている。図4にも示したよう
に、前皿12にはそこに貯留されたパチンコ玉を検出す
るための前皿検出手段である検出センサーS1が設けら
れている。検出センサーS1は例えば、パチンコ玉の近
接によりそれを検知する近設センサーを有して成る。
【0030】前皿12の右下方には、遊技者が遊技盤面
11内に打ち出されるパチンコ玉の打球強度を手で調節
するためのハンドル15が設けられている。
【0031】前皿12の右下方には、箱形に作られた精
算手段14が配設されている。精算手段14には、プリ
ペイドカードを挿入するためのカード挿入口14a、遊
技終了時に持ち玉を記録したレシートが発行されるレシ
ート発行口14bが形成されている。精算手段14の上
面には遊技終了時に上記のレシートを発行させるための
精算ボタン14c、前皿12内に貯留されたパチンコ玉
が所定量に達しているときは賞球を払い出さずに持ち玉
としてその数を後に述べる持ち玉表示部13に表示し、
所定量より小さい量の特定量を割ったときは、持ち玉数
の範囲内で予め定められた数のパチンコ玉を払い出すこ
とを自動的に行わせるための自動払出しボタン14d
と、自動ではなく、手動で選択するための手動払出しボ
タン14eと、後に述べる玉貸し機構60からパチンコ
玉の貸出しを受けるための玉貸しボタン14fが設けら
れている。
【0032】遊技盤面11の右上方には、遊技者が獲得
している賞球のうち前皿12には払い出されていないも
のが持ち玉としてその数が累積表示される持ち玉表示部
13が設けられている。遊技盤面11の左上方には、プ
リペイドカードを使って玉貸し機構60から払い出され
た貸し玉数を表示する貸し玉表示部16が設けられてい
る。持ち玉表示部13及び貸し玉表示部16は、例えば
LED等により構成されている。
【0033】図3を参照すると、遊技機島1の背面上部
には遊技に使用するパチンコ玉を貯留する貯留部20が
配設されている。貯留部20は上部が開口し、底部に遊
技機10へパチンコ玉を補給するための第1補給口21
aと玉貸し機構60へパチンコ玉を補給するための第2
補給口21bの設けられた貯留タンク21である。
【0034】玉貸し機構60は第2補給口21bに連結
されたジャバラ61と、当該ジャバラ61の下端部に連
結されたパチンコ玉の貸出し計数部62とを有して成
る。遊技機10の中央付近には、遊技中に入賞口11a
に入賞したパチンコ玉を検知するためのセーフ玉検出部
S2が設けられている。
【0035】遊技機10の下部付近にはアウト玉を受け
入れる第1アウト玉タンク23が配設されている。第1
アウト玉タンク23は上部が開口し、底部は下向きに傾
斜し、その最下部には計数機C1が取り付けられた排出
口23aが設けられている。第1アウト玉タンク23の
下方には上部が開口し、底面が下向きに傾斜した第2ア
ウト玉タンク24が配設されている。第1アウト玉タン
ク23の排出口23aは第2アウト玉タンク24の上部
の開口の上に位置している。図5にも示したように第2
アウト玉タンク24の底部の最下部はパチンコ玉の研磨
装置Pを具備する研磨部40に連通するアウトレール1
62が下向きの傾斜をつけて配設されている。
【0036】アウトレール162の先端部分には、パチ
ンコ玉を整列させて研磨装置Pへ排出するための第1搬
送樋163と第2搬送樋164とが取り付けられてお
り、第2アウト玉タンク24からのパチンコ玉はこれら
第1搬送樋163、第2搬送樋164のうちのいずれか
の樋を通じて研磨装置Pへ送られる。
【0037】研磨装置Pは、研磨後のパチンコ玉を排出
する排出口101を備えており、排出口101には、左
斜め下に傾斜した還元機案内樋165の一端部が接続さ
れている。遊技機島1の内部左端には略垂直に立てた揚
上パイプ等から構成される還元機50が配置されてお
り、還元機50の下端に還元機案内樋165の他端部が
接続されている。
【0038】研磨装置Pは所定の径を有する回転軸12
1と、回転軸121を同心に内挿する第1の研磨筒12
2と、第1の研磨筒122を同心に内挿する第2の研磨
筒123とから構成されている。
【0039】回転軸121の外径と第1の研磨筒122
の内径との差および第1の研磨筒122の外径と第2の
研磨筒123の内径との差はそれぞれ研磨対象となるパ
チンコ玉の直径の略2倍になっており、回転軸121の
外周面と第1の研磨筒122の内周面との隙間、および
第1の研磨筒122の外周面と第2の研磨筒123の内
周面との隙間に、若干、押圧される状態でパチンコ玉が
流入し得るようになっている。
【0040】第2の研磨筒123は、本体枠103上面
に開設された穴部の周縁部に設けられた第1のベアリン
グ部104によってその下端部が回動自在に支持されて
いる。第1のベアリング部104は、第2の研磨筒12
3の内径とほぼ等しい内径を有する筒状を成している。
【0041】本体枠103の上面に開設された穴部の下
方であって、当該穴部下方における本体枠103の底面
からの高さが本体枠103の内高の約4分の3に相当す
る箇所に、本体枠103上面の穴部と同心に第1の研磨
筒122の貫通し得る径の穴部を備えた第1の玉誘導板
105が設けられている。
【0042】第1の玉誘導板105は、本体枠103の
図示しない手前の壁面からこれまた図示しない奥手の壁
面に渡って設けられ、第2の研磨筒123の直径よりや
や大きい左右の幅を備えかつ排出口101方向へ若干の
下り傾斜を有している。また第1の球誘導板105の排
出口101と反対側の端部は、垂直上方に屈曲され、本
体枠103の上面内側と接している。
【0043】第1の球誘導板105の下方であって、当
該穴部下方における本体枠103の底面からの高さが本
体枠103の内高の約4分の1に相当する箇所に、第1
の球誘導板105の穴部と同心に回転軸121の貫通し
得る径の穴部を備えた第2の玉誘導板106が設けられ
ている。
【0044】第2の球誘導板106は、本体枠103の
底面から支持脚107によって排出口101へ向けて下
り傾斜をつけた状態で支持されている。第2の玉誘導板
106は、第1の玉誘導板105と同様に本体枠103
の図示しない手前の壁面から奥手の壁面に渡って設けら
れ、下り傾斜の先端部は排出口101まで延び、他端側
は、本体枠103の右端部に配置された駆動ギア部10
8の手前で垂直上方へ屈曲し本体枠103の上面近傍ま
で延びている。
【0045】第2の玉誘導板106に設けられた穴部の
直下であって本体枠103の底面上には、回転軸121
をベアリングによって回動自在に支持する第2のベアリ
ング部109が設けられている。また第2の球誘導板1
06の穴部周囲上面には、第1の研磨筒122をベアリ
ングによって回動自在に支持する第3のベアリング部1
10を水平に支持するための第1の研磨筒支持体111
が設けられている。第3のベアリング部110は、第1
の研磨筒122の内径とほぼ等しい内径を有する筒状を
成している。
【0046】第1の研磨筒122は、第1の玉誘導板1
05の穴部を通り、その下端が第3のベアリング部11
0によって支持されている。また回転軸121は、第
1、第2の球誘導板105、106の穴部を通り、その
下端が第2のベアリング部109により支持されてい
る。また、第1の研磨筒122の上端は、第2の研磨筒
123の上端よりも上方へわずかに延び、回転軸121
の上端は、第1の研磨筒122の上端よりもさらにわず
か上方へ延びている。
【0047】回転軸121は、外周面に帯状突起部12
4が螺旋状に形成されている。また第1の研磨筒122
の外周面にも、帯状突起部125が螺旋状に形成されて
いる。帯状突起部124と帯状突起部125は螺旋の向
きは逆方向になっている。
【0048】帯状突起部124は、回転軸121が所定
方向に回転したとき、回転軸121と第1の研磨筒12
2の隙間に挟まれた球が帯状突起部124に沿って下方
へ搬送される向きに螺旋している。一方、帯状突起部1
25は、第1の研磨筒122が回転軸121の所定方向
と逆向きに回転したとき、第1の研磨筒122と第2の
研磨筒123の隙間に挟まれた球が帯状突起部125に
沿って下方へ搬送される向きに螺旋している。
【0049】帯状突起部124は、回転軸121の上端
からほぼ第1の研磨筒支持体111に至るまで設けられ
ており、帯状突起部125は、第1の研磨筒122の上
端からほぼ本体枠103の上面の高さに至るまで形成さ
れている。第2の研磨筒123の外周面には螺旋状の帯
状突起部は形成されていないが、その内側に、樹脂から
成る筒状研磨部材(図示せず)が嵌め込まれている。同
様に第1の研磨筒122の内側にも筒状研磨部材が嵌め
込まれている。これら筒状研磨部材はいずれも第2の研
磨筒123、第1の研磨筒122へ着脱可能になってい
る。
【0050】回転軸121の外周面と第1の研磨筒12
2の内周面(筒状研磨部材の内側)との隙間部分は、パ
チンコ玉の研磨を行うための第1研磨部131を形成し
ている。また第1の研磨筒122の外周面と第2の研磨
筒123の内周面との隙間部分は、第2研磨部132を
形成している。
【0051】回転軸121、第1の研磨筒122、第2
の研磨筒123を回転駆動するためのモータ112は、
本体枠103の上方であって遊技機島1の側壁面にその
出力軸を下方に向けて取り付けられている。本体枠10
3の上面には、モータ112の出力軸に対応する箇所に
穴部が開設されており、本体枠103の底面にその一端
部が回動自在に支持された第1の駆動軸113の他端部
は当該穴部を介してモータ112の出力軸と接続されて
いる。
【0052】第1の駆動軸113の上端近傍には、第1
のプーリーが、下端近傍には第2のプーリーがそれぞれ
設けられている。第1のプーリーと第2の研磨筒123
下端部の外周壁に設けられたプーリー部との間には、モ
ータ112からの回転駆動力を第2の研磨筒123へ伝
達するためのベルト114がかけられている。
【0053】また、第2のプーリーと回転軸121下端
部の外周壁に設けられたプーリー部との間には、モータ
112からの回転駆動力を回転軸121へ伝達するため
のベルト115がかけられている。これらにより、回転
軸121と第2の研磨筒123は互いに同一方向に回転
駆動される。なおベルト115が回転軸121にかかる
位置は、第2の球誘導板106よりも下方に設定されて
いる。
【0054】第1の駆動軸113のうち本体枠103の
上面よりやや下方の箇所には、歯車113cが設けてあ
り、第1の駆動軸113に併設されかつ本体枠103の
底面および上面で回動自在に支持された第2の駆動軸1
16のうち歯車113cと対応する箇所に歯車113c
とかみ合わされた歯車116aが設けられている。
【0055】第2の駆動軸116のうち歯車116aの
下方近傍には、プーリーが取り付けられており、プーリ
ーと第1の研磨筒122下端部の外周壁に設けられたプ
ーリー部との間には、回転駆動力を第1の研磨筒部12
2へ伝達するためのベルト117がかけられている。こ
のように歯車113c、116aを介することで、第1
の研磨筒122は、回転軸121および第2の研磨筒1
23と逆方向に回転するようになっている。なおベルト
117が第1の研磨筒122にかかる位置は、第1の球
誘導板105よりも下方に設定されている。
【0056】図6および図7には図5に示した研磨部4
0の位置に配設される研磨装置Pが示されている。
【0057】研磨装置Pは、複数の隔壁233、233
…を並設した略四角形の筒体であるハウジングHと、パ
チンコ玉を搬送するために前記複数の隔壁233、23
3…間に一本ずつ配設した複数の回転可能な円筒体23
4、234…とを有し、前記複数の隔壁233、233
…に側方研磨部位236aを設け、ハウジングHの天井
内壁面に上方研磨部位236bを設けたものである。
【0058】図6及び図7に示すように、ハウジングH
は長方形の底面部241と、底面部の両側長辺に沿って
直角に立ち上がる両側壁242、242と、底面部24
1と相対する天井面部243とから成る。
【0059】ハウジングHの内部には、パチンコ玉を導
入する一方の開口部である導入部231と研磨後のパチ
ンコ玉を排出する他方の開口部である排出部232にか
けて長辺方向に複数の隔壁233、233…が設けられ
ている。隣り合う隔壁233、233の間には同一の円
筒体234が一本ずつ配設されている。円筒体234は
その長手方向の中心軸線を回転中心として回転するよう
少なくとも一端側が駆動手段(図示せず)に設けられて
いる。また、他端側は軸支されている。なお、図6にお
いて、円筒体234は水平に配設して示してあるが、ハ
ウジングHの導入部231側から排出部232側へ向か
って低くなるように傾斜して配設してもよい。
【0060】円筒体234、234…は、それを一方向
に回転したときに、ハウジングHの導入部231から導
入され円筒体234上に乗っているパチンコ玉が排出部
232側へ導かれるように円筒体234、234…の側
面に螺旋状に巻き付くように設けた螺旋ガイド235を
有している。図6及び図7に示すように螺旋ガイド23
5のピッチはパチンコ玉の直径よりもやや大きい程度に
取ってある。螺旋ガイド235の高さはパチンコ玉が円
筒体234の回転にともなって螺旋ガイド235によっ
て押されることで搬送されるときに、螺旋ガイド235
を越えてしまわない程度であればよい。
【0061】図6及び図7のように螺旋ガイド235を
設けた場合は、円筒体234の回転はハウジングHの導
入部231から排出部232を見る方向で時計回りであ
り、このとき、パチンコ玉は導入部231から排出部2
32へと搬送される。
【0062】ハウジングH内に設けた隔壁233、23
3…には、少なくともパチンコ玉が搬送されるときに多
くの時間接触している面、すなわち、螺旋ガイド235
がハウジングHの底面部241側へ沈み込む側にある面
には、側方研磨部位236aが設けられている。また、
ハウジングHの天井内壁面には上方研磨部位236bが
設けられている。何れの研磨部も合成樹脂等に、その表
面全域に亘り研磨材からなる研磨層を張り付けたもので
ある。ここで、研磨層251は、例えば6ナイロンまた
は66ナイロン等の合成繊維から作った不織布が適し、
これに研磨増強材や静電気除去材を混入したり、他の合
成樹脂や繊維物質等を含めるように形成してもよい。な
お、研磨部全体を研磨材から形成してもよい。
【0063】上方研磨部位236bの厚さは、ハウジン
グHの天井壁面の高さが、少なくとも円筒体234に乗
っているパチンコ玉に接触しないだけの間隔が取られて
いるので、上方研磨部位36bがパチンコ玉に軽く接触
する程度が好ましい。
【0064】図9には図5に示した研磨部40の位置に
配設される他の形態の研磨装置Pが示されている。
【0065】研磨装置Pは、パチンコ玉を所定方向に搬
送する搬送ベルト340と、該搬送ベルト340上に沿
うように配設する研磨ベルト350とを有するものであ
る。図9に示すように、ハウジング331は、長方形の
底板332と、底板332の両側長辺に沿って直角に立
ち上がる両側壁333、333とから成る。
【0066】搬送ベルト340は、ハウジング331の
底板332のほぼ全長に亘って延びるように底板332
上に敷設されている。詳しく言えば、両側壁333、3
33の後端側に駆動ローラ342が、前端側に従動ロー
ラ343がそれぞれ回転可能に軸支されており、両ロー
ラ342、343間に搬送ベルト340は掛け渡されて
いる。
【0067】駆動ローラ341は、減速機構付きの電動
モータ(図示せず)により駆動される。すなわち、搬送
ベルト340は、ハウジング331の前端側から供給さ
れるパチンコ玉をハウジング331の後端側より排出す
るように一定方向に回転駆動される。
【0068】搬送ベルト340は、弾発力を有する合成
樹脂材を無端の帯状に成形したものであり、合成樹脂材
としては、例えば、6ナイロンまたは66ナイロン等が
適する。これら合成樹脂材を主成分とし、他に静電気除
去材や繊維物質等を含めるように成形してもよい。
【0069】また、搬送ベルト340は所定の厚みを有
しており、その表面側には、ベルト横幅方向に直線状に
延びる嵌入溝341が、ベルト長手方向に等間隔で多数
並ぶように形成されている。各嵌入溝341は、パチン
コ玉の下側が転動可能な状態で入り込み、パチンコ玉の
搬送ベルト340上での移動を一定範囲(嵌入溝341
内)に制限するものである。
【0070】図示したように嵌入溝341は半円形断面
であり、パチンコ玉が緩めに嵌合し得る程度の大きさに
設定するとよい。
【0071】一方、研磨ベルト350は、前記搬送ベル
ト340の全長のおよそ1/3の程度の長さに設定され
ており、搬送ベルト340の後半側に近接して沿うよう
に配設されている。図8に示すように、前記搬送ベルト
340の始端側は、研磨ベルト350の始端側よりも長
手方向に延出しており、両ベルト340、350の始端
間に位置する搬送ベルト340上が、玉溜まり部345
として設定されている。
【0072】ハウジング331の両側壁333、333
の内側面には、側壁333の上端縁側に沿って延びる取
付板(図示せず)が固設されている。この両取付板の前
端側に駆動ローラ352が、後端側に従動ローラ353
がそれぞれ回転可能に軸支されており、両ローラ35
2、353間に研磨ベルト350は掛け渡されている。
駆動ローラ352は、前記駆動ローラ342とは別に減
速機構付きの電動モータ(図示せず)により、図8中で
時計方向に回転駆動されるよう設定されている。すなわ
ち、研磨ベルト350は、前記搬送ベルト340の回転
駆動方向と逆方向に回転駆動される。ここで研磨ベルト
350の回転速度は、搬送ベルト340の回転速度より
も常時遅くなるように設定されている。
【0073】研磨ベルト350も、前記搬送ベルト34
0と同様に、弾発力を有する合成樹脂材を無端の帯状に
成形したものであるが、その表面には全域に亘り研磨材
から成る研磨層が貼り付けられている。ここで研磨層
は、例えば6ナイロンまたは66ナイロン等の合成繊維
から作った不織布が適し、これに研磨増強材や静電気除
去材を混入したり、他の合成樹脂や繊維物質等を含める
ように成形してもよい。なお、研磨ベルト350全体を
研磨材から成形してもかまわない。
【0074】研磨ベルト350の横幅は、搬送ベルト3
40に比べて狭く、かかる研磨ベルト350の両脇にあ
る各取付板は、その下端が搬送ベルト340の搬送面に
近接している。この取付板により、搬送ベルト340上
に載るパチンコ玉がその両脇よりこぼれ落ちるのが防止
される。
【0075】次に図9および図10を参照しながら作用
を説明する。
【0076】遊技盤面11上に打出したパチンコ玉は、
アウト玉となればそのまま遊技機島1内の研磨部40へ
送られ、研磨装置Pによって研磨された後に還元機50
によって貯留部20まで揚送され、遊技に使用される。
【0077】パチンコ玉が入賞すると、制御部30の命
令により所定の数の入賞球が賞出されるが、その入賞の
発生が大当たり中であるか否かが判断される(ステップ
401、402)。大当たり中で前皿12に貯留されて
いるパチンコ玉が所定量以上であることを検出センサー
S1が検知すると制御部30は前皿12への賞球の払出
しをせず、持ち玉として計数し持ち玉表示部13に表示
する(ステップ402〜404)。このとき、既に持ち
玉が有るときはその持ち玉数に累積加算された数が表示
される。
【0078】大当たり中ではあるが、前皿12に貯留さ
れているパチンコ玉が所定量以下の場合には、その所定
量を越えるまで前皿12に賞球を払い出す(ステップ4
02、403、405)。
【0079】入賞が大当たり中のものではなく(ステッ
プ402)、前皿12に貯留されているパチンコ玉が所
定量以下の場合には、前皿12に賞球が払い出される
(ステップ406、405)。パチンコ玉が所定量を越
えているときは(ステップ406)、前皿12への賞球
の払出しをせず、持ち玉として計数し持ち玉表示部13
に表示する(ステップ406、404)。
【0080】遊技中に前皿12内に貯留されたパチンコ
玉が所定量より小さい量の特定量を割ったときは(ステ
ップ407)、持ち玉が有るときに持ち玉数の範囲内で
自動的にパチンコ玉を前皿12に払い出させるように設
定されていれば、持ち玉数の範囲内で所定量を越えるま
で前皿12に払い出され、その払い出された数が減算さ
れて、持ち玉表示部13の表示が更新される(ステップ
501〜507)。
【0081】また、上記の場合であって、持ち玉が有る
ときに持ち玉数の範囲内で自動的にパチンコ玉を前皿1
2に払い出させるように設定されており、同時にカード
挿入口14aにプリペイドカードが挿入されているとき
は、プリペイドカードに残金があっても、持ち玉を優先
して持ち玉数の範囲内で所定量を越えるまで前皿12に
払い出され、その払い出された数が減算されて、持ち玉
表示部13の表示が更新される(ステップ501〜50
4、508、506、507)。このとき、持ち玉がな
ければプリペイドカードの残金で貸出し可能な範囲のパ
チンコ玉が貸し出され(ステップ501〜504、50
8、509、510)、貸出しのあったパチンコ玉数に
応じた金額が残金から減額される。
【0082】持ち玉が有るときに持ち玉数の範囲内で遊
技者の任意による精算手段14の操作によってパチンコ
玉を前皿12に払い出させることができるように設定し
てあるときで、カード挿入口14aにプリペイドカード
を挿入してあるときであって、前皿12内に貯留された
パチンコ玉が所定量より小さい量の特定量を割ったとき
は、持ち玉が有ればその数の範囲内で遊技者による持ち
玉払出しボタン14eの任意の操作でパチンコ玉を前皿
12に払い出させることができる(ステップ501〜5
03、511〜513)。この場合も、払い出された数
が減算されて、持ち玉表示部13の表示が更新される。
【0083】ここで、持ち玉の払出しではなく、プリペ
イドカードによるパチンコ玉の貸出しを受けたいとき
は、玉貸しボタン14fの操作によってプリペイドカー
ドの残金で貸出し可能な範囲のパチンコ玉の貸し出しを
受けることができ、プリペイドカードの残金から貸出し
のあったパチンコ玉数に応じた金額が減額される(ステ
ップ501〜503、511、514〜516)。
【0084】持ち玉の有る状態で遊技を終了するとき
は、精算ボタン14cを操作すれば持ち玉の数が記録さ
れたレシートがレシート発行口14bから発行される。
【0085】なお、遊技機島1内を還元するパチンコ玉
の研磨装置Pによる研磨はそれぞれ次のように行われ
る。
【0086】図3に示した研磨装置Pの場合、研磨装置
Pの上方から回転軸121と第1の研磨筒部122との
隙間、および第1の研磨筒部122と第2の研磨筒部1
23との隙間に研磨すべきパチンコ玉が投入されると、
回転軸121および第1の研磨筒部122の外周面に設
けられた第1、第2の帯状突起部124、125に沿っ
てパチンコ玉は螺旋状に下方へ搬送され、その際、第
1、第2の研磨筒部122、123の内周面に設けられ
た研磨部材128、129によって研磨される。図6お
よび図7に示した研磨装置Pの場合、パチンコ玉は導入
部231からハウジングH内に設けられた複数の隔壁2
33、233…間に導入され、複数の隔壁233、23
3…間に一本ずつ配設した複数の回転可能な円筒体23
4、234…の上に乗るが、円筒体234、234…の
側面に螺旋状に巻き付くように設けられた螺旋ガイド2
35のピッチ間に入るように乗る。
【0087】隔壁233には側方研磨部位236aが設
けられている。パチンコ玉が円筒体234の回転によっ
て、排出部232の方向へ移動するときは、パチンコ玉
は螺旋ガイド235によって回転の方向にある側の側方
研磨部位236aに押されながら進んで行く。螺旋ガイ
ド235によって押されるのでパチンコ玉の回転は一定
の方向の回転とはならず、したがって、パチンコ玉の表
面は側方研磨部位236aにより満遍なく研磨される。
さらに、パチンコ玉に上方から接触する上方研磨部位2
36bを配設してあり、それによっても研磨されるので
効率の良い研磨が行われる。
【0088】図9に示した研磨装置Pの場合、供給され
たパチンコ玉は、上下に近接対向した搬送ベルト340
と研磨ベルト350との各始端間に導入される。そして
パチンコ玉は、上下の各ベルト340、350間に挟ま
れた状態で、下側の搬送ベルト340の回転駆動により
所定方向に搬送されつつ、上側の研磨ベルト350の表
面に接触することで研磨される。
【0089】搬送ベルト340の表面側には嵌入溝34
1が形成してあるため、パチンコ玉は嵌入溝341に入
り込み、その場での転動は自由だが、搬送ベルト340
上での表面方向の移動が嵌入溝341内に制限される。
従って、パチンコ玉は嵌入溝341に入り込んだ状態
で、搬送ベルト340の回転駆動に伴い嵌入溝341の
縁に引っ掛かるようにして確実に搬送され、かつ嵌入溝
341内で自由に転動しながら、球面が満遍なく研磨ベ
ルト250に接触して効率よく研磨される。
【0090】このように、持ち玉がある場合に遊技に使
用するパチンコ玉の追加が必要になったときには、遊技
者の任意で、又は自動的に簡単に持ち玉からパチンコ玉
を払い出すことができ、また、前皿12内のパチンコ玉
の貯留量の多少により賞球が前皿12に払い出された
り、前皿12に払い出されずに持ち玉として累積された
りするので遊技者は遊技を中断させられることなく遊技
に専念できるとともに、パチンコ玉の貸出しにおいて遊
技者に無駄な出費をさせることも防止できる。
【0091】
【発明の効果】本発明にかかる単体の遊技機島によれ
ば、遊技者は持ち玉の管理と有効利用が容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態にかかる単体の遊技機島
に備えた遊技機のブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態にかかる単体の遊技機島
を示す正面図である。
【図3】本発明の一実施の形態にかかる単体の遊技機島
を示す背面図である。
【図4】本発明の一実施の形態にかかる単体の遊技機島
の前皿を示す分解斜視図である。
【図5】本発明の一実施の形態にかかる単体の遊技機島
を示す背面図である。
【図6】本発明の一実施の形態にかかる単体の遊技機島
に備える研磨装置を示す平面図である。
【図7】本発明の一実施の形態にかかる単体の遊技機島
に備える研磨装置を示す側面図である。
【図8】本発明の一実施の形態にかかる単体の遊技機島
に備える他の研磨装置を示す側面図である。
【図9】本発明の一実施の形態にかかる単体の遊技機島
における遊技の流れの一部を示すフロー図である。
【図10】本発明の一実施の形態にかかる単体の遊技機
島における遊技の流れの一部を示すフロー図である。
【符号の説明】
1…単体の遊技機島 10…遊技機 11…遊技盤面 12…前皿 13…持ち玉表示部 14…精算手段 20…貯留部 30…制御部 40…研磨部 50…還元機 60…玉貸し機構 112…駆動部 108…駆動部 121…回転軸 122…第1の研磨筒部 123…第2の研磨筒部 124…第1の帯状突起部 125…第2の帯状突起部 231…導入部 232…排出部 233…隔壁 234…円筒体 235…螺旋ガイド 236a…側方研磨部位 236b…上方研磨部位 340…搬送ベルト 350…研磨ベルト 341…嵌入溝 351…研磨材 H…ハウジング P…研磨装置 S1…検出センサー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パチンコ玉を遊技盤面上に打出し、打ち出
    されたパチンコ玉の入賞により払い出される賞球の獲得
    を遊技目的とする遊技機を1台具備し、前記パチンコ玉
    を前記遊技機内で還元使用する単体の遊技機島におい
    て、 遊技機島は、貯留部と、制御部と、遊技機の前面に設け
    られた前皿と、前皿検出手段と、持ち玉表示部と、精算
    手段と、研磨部と、還元機と、玉貸し機構と、を具備
    し、 前記貯留部は、遊技機の背面上部に設けられ、貯留した
    パチンコ玉を遊技機と、玉貸し機構と、に供給可能な貯
    留タンクを有し、 前記前皿検出手段は、前記前皿内に取り付けられ、前皿
    内に貯留されたパチンコ玉を検出するための検出センサ
    ーを有し、 前記持ち玉表示部は、遊技者の獲得した賞球であって、
    前記前皿へ払い出されていないパチンコ玉を持ち玉とし
    て表示するものであり、 前記精算手段は、前記持ち玉の前記前皿への払出しをさ
    せるときに前記制御部にその命令を出すものであり、 前記研磨部は、遊技に使用されたパチンコ玉を研磨する
    研磨装置を有し、 前記還元機は、前記研磨装置によって研磨されたパチン
    コ玉を前記貯留部へ揚送する揚送装置を有し、 前記制御部は、前記前皿内に貯留されたパチンコ玉が所
    定量に達しているときは賞球を払い出さずに持ち玉とし
    てその数を前記持ち玉表示部に表示し、所定量より小さ
    い量の特定量を割ったときは、前記精算手段からの命令
    により持ち玉数の範囲内で払出し可能に設定されたこと
    を特徴とする遊技機島。
  2. 【請求項2】パチンコ玉を遊技盤面上に打出し、打ち出
    されたパチンコ玉の入賞により払い出される賞球の獲得
    を遊技目的とする遊技機を1台具備し、前記パチンコ玉
    を前記遊技機内で還元使用する単体の遊技機島におい
    て、 遊技機島は、貯留部と、制御部と、遊技機の前面に設け
    られた前皿と、前皿検出手段と、持ち玉表示部と、精算
    手段と、研磨部と、還元機と、玉貸し機構と、を具備
    し、 前記貯留部は、遊技機の背面上部に設けられ、貯留した
    パチンコ玉を遊技機と、玉貸し機構と、に供給可能な貯
    留タンクを有し、 前記前皿検出手段は、前記前皿内に取り付けられ、前皿
    内に貯留されたパチンコ玉を検出するための検出センサ
    ーを有し、 前記持ち玉表示部は、遊技者の獲得した賞球であって、
    前記前皿へ払い出されていないパチンコ玉を持ち玉とし
    て表示するものであり、 前記精算手段は、前記持ち玉の前記前皿への払出しの仕
    方を前記制御部に設定可能なものであり、 前記研磨部は、遊技に使用されたパチンコ玉を研磨する
    研磨装置を有し、 前記還元機は、前記研磨装置によって研磨されたパチン
    コ玉を前記貯留部へ揚送する揚送装置を有し、 前記制御部は、前記前皿内に貯留されたパチンコ玉が所
    定量に達しているときは賞球を払い出さずに持ち玉とし
    てその数を前記持ち玉表示部に表示し、所定量より小さ
    い量の特定量を割ったときは、持ち玉数の範囲内で予め
    定められた数のパチンコ玉を払い出すか、遊技者の任意
    で払い出すかの選択を前記精算手段による設定で可能な
    ことを特徴とする遊技機島。
  3. 【請求項3】前記研磨装置は、略垂直に配置された回転
    軸と、前記回転軸を同心に内挿する第1の研磨筒部と、
    前記第1の研磨筒部を同心に内挿する第2の研磨筒部
    と、前記回転軸および前記第2の研磨筒部を同一方向に
    回転させ前記第1の研磨筒部をこれらと逆方向に回転さ
    せる駆動部とを備え、 前記回転軸の外径と前記第1の研磨筒部の内径との差お
    よび前記第1の研磨筒部の外径と前記第2の研磨部との
    内径の差を、それぞれ研磨すべき遊技球の直径の略2倍
    に設定し、 前記回転軸の外周面に、前記駆動部によって回転駆動さ
    れたとき遊技球を下方へ搬送するための第1の帯状突起
    部を螺旋状に設け、 前記第1の研磨筒部の外周面に、前記駆動部によって回
    転駆動されたとき遊技球を下方へ搬送するための第2の
    帯状突起部を螺旋状に設け、 前記第1、第2の研磨筒部の内周面に、遊技球を研磨す
    るための研磨部材をそれぞれ設け、 上方から前記回転軸と前記第1の研磨筒部の隙間および
    前記第1の研磨筒部と前記第2の研磨筒部の隙間に流入
    した遊技球を、前記螺旋状の第1、第2の帯状突起部に
    沿って下方へ搬送する際に研磨することを特徴とする請
    求項1または2に記載の遊技機島。
  4. 【請求項4】前記研磨装置は、パチンコ玉を導入する導
    入部と研磨後のパチンコ玉を排出する排出部を有し、該
    導入部から前記排出部に向かう複数の隔壁を並設したハ
    ウジングと、該複数の隔壁間に一本ずつ配設した複数の
    回転可能な円筒体を備え、該円筒体を一方向に回転した
    ときに、該円筒体上でパチンコ玉を前記ハウジングの前
    記導入部から前記排出部へ導くように前記円筒体の側面
    に螺旋状に巻き付くように螺旋ガイドを設け、 前記ハウジングの前記隔壁の略全長にわたってパチンコ
    玉と接触する側方研磨部位を設け、さらに、パチンコ玉
    に上方から接触する上方研磨部位を配設したことを特徴
    とする請求項1または2に記載の遊技機島。
  5. 【請求項5】前記研磨装置は、パチンコ玉を所定方向に
    搬送する搬送ベルトと、該搬送ベルト上に沿うように配
    する研磨ベルトとを備え、 前記搬送ベルトの表面側に、パチンコ玉の下側が転動可
    能な状態で入り込み、パチンコ玉の搬送ベルト上での移
    動を一定範囲に制限する嵌入溝を形成し、 前記研磨ベルトのパチンコ玉の上側に接触する少なくと
    も表面側を研磨材で形成したことを特徴とする請求項1
    または2に記載の遊技機島。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002102511A (ja) * 2000-10-02 2002-04-09 Aruze Corp 単方向通信装置及び遊技機
JP2002166037A (ja) * 2000-11-29 2002-06-11 Oizumi Corp パチンコ玉還元機能付台間玉貸機
JP2012170646A (ja) * 2011-02-22 2012-09-10 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機ユニット
JP2013215310A (ja) * 2012-04-05 2013-10-24 Sankyo Co Ltd 清浄手段
JP2015205080A (ja) * 2014-04-22 2015-11-19 ダイコク電機株式会社 遊技媒体貸出システム

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