JP2003070965A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2003070965A
JP2003070965A JP2001264897A JP2001264897A JP2003070965A JP 2003070965 A JP2003070965 A JP 2003070965A JP 2001264897 A JP2001264897 A JP 2001264897A JP 2001264897 A JP2001264897 A JP 2001264897A JP 2003070965 A JP2003070965 A JP 2003070965A
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JP
Japan
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game ball
game
ball
unit
balls
Prior art date
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JP2001264897A
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English (en)
Inventor
Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 補給装置や揚送装置等の各種装置を島の改造
や新設において設ける必要のないパチンコ球にてゲーム
が可能な遊技機を提供する。 【解決手段】 遊技球待機部から溢れ出た遊技球を検出
する手段と、検出された遊技球数を遊技に使用可能な遊
技球数として加算更新する手段と、加算された遊技球数
を記憶する記憶部と、記憶されている遊技球数を表示す
る表示部と、溢れ遊技球検出手段にて検出された遊技球
を貯留する貯留部と、遊技球を移送する移送通路と、遊
技球貯留部に貯留された遊技球を、上方位置へ移送する
移送部と、移送部により移送され上方位置より排出され
た遊技球を遊技球払出部に導く遊技球環流通路と、遊技
球を遊技球払出部から遊技球待機部に払出させるための
手段と、遊技球払出部から遊技球待機部へ払出される遊
技球を検出する払戻遊技球検出手段と、該手段による遊
技球の検出に基づき、記憶部に記憶されている遊技球数
を減算更新手段と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、遊技場等の遊技
を実施可能な適宜な場所に設置され、球状の遊技媒体で
ある遊技球を使用して従来のスロットマシンにおける可
変表示ゲームを実施可能な遊技機に関し、特には遊技に
より獲得した遊技球をクレジットでき、該クレジットし
た遊技球数を再度遊技に使用することのできる遊技機に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、遊技媒体として従来よりパチンコ
機に使用されているパチンコ球を使用して従来のスロッ
トマシンにおける可変表示ゲームを実施可能とし、パチ
ンコ機が設置されていたパチンコ島に設置可能な遊技機
(以下パチロット遊技機と仮称する)が多く検討されて
きている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらパチロット遊技
機は、従来のスロットマシンにおけるメダルに代えて遊
技球であるパチンコ球を使用することから、これらパチ
ンコ球を補給する補給装置や揚送装置等の各種装置をパ
チロット遊技機が設置される遊技島が備えていることが
必要であるため、これら補給装置や揚送装置等の各種装
置を備える従来のパチンコ島には設置が容易であるが、
その他の新規島や従来のスロットマシンが設置されてい
たスロット島には、新たに前記した補給装置や揚送装置
等の各種装置を設置する必要があり、島の設置或いは改
造に多くの費用が必要になってしまうという問題があ
り、パチロット遊技機の普及の障壁となっていた。
【0004】よって、本発明は上記した問題点に着目し
てなされたもので、補給装置や揚送装置等の各種装置を
島の改造や新設において設ける必要のないパチロット遊
技機を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記した問題を解決する
ために、本発明の遊技機は、1ゲームに対して賭数を設
定することによりゲームが開始可能となるとともに、表
示状態を変化させることが可能な可変表示装置の表示結
果が導出表示されることにより1ゲームが終了し、該可
変表示装置の表示結果に応じて所定の入賞が発生可能で
あるとともに、該入賞の発生に基づき遊技球を払出する
遊技球払出部と、該遊技球払出部から払出された遊技球
が待機する遊技球待機部と、該遊技球待機部に待機する
遊技球を前記ゲームに賭けるために取り込む遊技球取込
部と、を備え、前記遊技球待機部に待機する遊技球を使
用して遊技を行う遊技機であって、前記遊技球待機部か
ら溢れ出た遊技球、および前記遊技球待機部が待機中の
遊技球にて満杯状態である場合において前記遊技球払出
部から払出された遊技球が通過する溢れ遊技球通路と、
該溢れ遊技球通路を通過する遊技球を検出する溢れ遊技
球検出手段と、該溢れ遊技球検出手段における遊技球の
検出に基づき、該検出された遊技球数を遊技に使用可能
な遊技球数として加算更新する加算更新手段と、該加算
更新手段により加算更新された遊技球数を記憶する記憶
部と、該記憶部に記憶されている遊技球数を表示する遊
技球数表示部と、少なくとも前記溢れ遊技球検出手段に
て検出された遊技球を貯留する遊技球貯留部と、遊技機
の下方位置から上方位置に架設されて遊技球を移送する
ための遊技球移送通路と、前記遊技球貯留部に連結さ
れ、該遊技球貯留部に貯留された遊技球を、前記遊技球
移送通路を通して遊技機の上方位置へ移送する移送部
と、該移送部により移送され前記遊技球移送通路の上方
位置より排出された遊技球を前記遊技球払出部に導く遊
技球環流通路と、前記記憶部に記憶されている遊技球数
の範囲内における遊技球を前記遊技球払出部から前記遊
技球待機部に払出させるための遊技球払戻手段と、該遊
技球払戻手段により前記遊技球払出部から前記遊技球待
機部へ払出される遊技球を検出する払戻遊技球検出手段
と、前記払戻遊技球検出手段による前記遊技球の検出に
基づき、前記記憶部に記憶されている遊技球数を減算更
新する減算更新手段と、を備えることを特徴としてい
る。この特徴によれば、前記遊技球移送通路と移送部と
を備え、少なくとも前記遊技球払出部より払出され前記
溢れ遊技球検出手段にて検出された遊技球が遊技機上部
に揚送されて再度遊技球払出部より払出される遊技球と
して循環使用されるようになるため、遊技機への遊技球
の補給を必ずしも実施する必要がなく、これら遊技機が
設置される遊技島に前述の補給装置や揚送装置等の各種
装置を設ける必要がない。
【0006】本発明の遊技機は、前記遊技球移送通路の
経路上に、移送される遊技球を清浄化する清浄部を備え
ることが好ましい。このようにすれば、前記遊技球移送
通路を移送される遊技球が移送毎に清浄化されるように
なり、遊技機内を循環する遊技球を清浄な状態に保つこ
とができ、結果的に遊技機内の遊技球通路等の汚れを低
減できる。
【0007】本発明の遊技機は、前記遊技球環流通路の
経路上には、移送された遊技球を貯留するための遊技球
上部貯留部を備えることが好ましい。このようにすれ
ば、遊技機が循環使用することのできる遊技球の総量を
増やすことができるとともに、前記遊技球移送通路並び
に移送部として、安価であるが移送能力が低いものであ
っても使用することができるようになり、結果として遊
技機のコストを低減させることもできる。
【0008】本発明の遊技機は、前記遊技球上部貯留部
には、該遊技球上部貯留部内に所定量の遊技球が貯留さ
れていることを検出する上部貯留遊技球検出部が設けら
れ、該上部貯留遊技球検出部による貯留遊技球の検出状
況に基づいて前記移送部の動作制御を行う移送制御手段
を備えることが好ましい。このようにすれば、前記遊技
球上部貯留部内に所定量の遊技球が貯留されている場合
において、前記移送制御手段が例えば移送速度を低下さ
せたり、停止したりするとともに、遊技球上部貯留部内
に所定量の遊技球が貯留されていない場合に、前記移送
制御手段が例えば移送を開始したり、該移送速度を向上
させたりすることで、過剰な遊技球が移送されてしまっ
たり、遊技球上部貯留部に遊技球が無くなってしまうこ
とを極力回避できる。
【0009】本発明の遊技機は、前記遊技球払戻手段
は、遊技者が操作できるように設けられた遊技球払戻操
作部を含み、該遊技球払戻操作部の操作に基づき前記遊
技球の払出を行うことが好ましい。このようにすれば、
遊技者は、前記遊技球払戻操作部を操作することで、前
記記憶部に記憶されている遊技球数を前記遊技球待機部
に任意に払い出させることができる。
【0010】本発明の遊技機は、前記ゲームに賭けるた
めの賭け予約遊技球数を計数する賭け予約遊技球数計数
手段と、該賭け予約遊技球数計数手段にて計数された賭
け予約遊技球数を予め定められた上限値の範囲内におい
て記憶する賭け予約遊技球数記憶部と、該賭け予約遊技
球数記憶部に記憶されている賭け予約遊技球数を表示す
る賭け予約遊技球数表示部と、前記賭け予約遊技球数記
憶部に記憶されている賭け予約遊技球数を前記遊技球待
機部に待機する遊技球よりも優先して前記ゲームに設定
する賭数として使用し、該賭数に応じた遊技球数を前記
賭け予約遊技球数から減算更新する賭け遊技球制御手段
と、を備えることが好ましい。このようにすれば、遊技
者は前記賭け予約遊技球数をゲームへの賭数として使用
できるようになるため、賭数設定(BET)操作を簡便
に実施できるようになる。
【0011】本発明の遊技機は、前記遊技球待機部に
は、待機する遊技球を検出する待機遊技球検出部が設け
られ、該待機遊技球検出部にて遊技球が検出されてお
り、且つ前記賭け予約遊技球数が前記上限値に達してし
ない場合において、前記賭け予約遊技球数計数手段は該
上限値まで前記遊技球の計数を行うことが好ましい。こ
のようにすれば、前記遊技球待機部に遊技球が存在し、
且つ賭け予約遊技球数が前記所定の上限値に達してしな
い場合において、自動的に前記賭け予約遊技球数計数手
段による待機遊技球の計数が所定の上限値まで実施され
て賭け予約遊技球が増加するようになるため、遊技者の
利便性を向上できる。
【0012】本発明の遊技機は、前記賭け予約遊技球数
計数手段による遊技球の計数の実施/非実施を遊技者が
設定操作するための自動賭け予約設定操作部を備えるこ
とが好ましい。このようにすれば、遊技者は、前記賭け
予約遊技球数計数手段による待機遊技球の計数の自動実
施/非実施を適宜選択できる。
【0013】本発明の遊技機は、前記遊技球を遊技機外
部に取り出すための外部取出部と、前記記憶部に記憶さ
れている遊技球数の範囲内における遊技球を前記外部取
出部より遊技者が遊技機外部に取り出すために操作する
外部取出操作部と、該外部取出操作部の操作に基づき前
記記憶部に記憶されている遊技球数の範囲内における遊
技球を前記遊技球払出部から前記外部取出部に払出させ
るための遊技球取出手段と、該遊技球払出部から払出さ
れた遊技球を前記外部取出部に導くための遊技球取出通
路と、前記遊技球払出部より前記外部取出部に払出され
る遊技球を検出する外部取出遊技球検出手段と、を備
え、前記減算更新手段は、前記外部取出遊技球検出手段
による遊技球の検出に基づき、前記記憶部に記憶されて
いる遊技球数を減算更新することが好ましい。このよう
にすれば、遊技者は、前記外部取出操作部を操作するこ
とで、前記記録部に記録されている遊技球数の範囲内の
遊技球を、前記外部取出部より遊技機外部に任意に取り
出すことができる。
【0014】本発明の遊技機は、前記遊技球待機部に対
して、遊技球を投入するための投入部が設けられている
ことが好ましい。このようにすれば、遊技者は、一度遊
技機外部に取り出した遊技球を再度遊技に使用すること
ができる。
【0015】本発明の遊技機は、前記外部取出部から排
出される遊技球の取出準備が完了しているか否かを検出
する取出準備完了検出部を備え、該取出準備完了検出部
による取出準備の完了が検出された場合において、前記
遊技球取出手段は、前記遊技球払出部から遊技球を払出
させることが好ましい。このようにすれば、例えば遊技
球貯留箱の配置等の遊技球の貯留準備が完了していない
時点にて、誤って前記外部取出操作部が操作されても、
遊技球が外部取出部より排出されてしまうことを回避で
きる。
【0016】本発明の遊技機は、前記遊技球待機部に
は、待機する遊技球を検出する待機遊技球検出部が設け
られ、前記遊技球払戻手段は、該待機遊技球検出部によ
る遊技球の検出が未検出になった場合に、前記遊技球払
出部から遊技球待機部へ遊技球の払出を行うことが好ま
しい。このようにすれば、前記待機遊技球検出部による
待機する遊技球の検出に基づいて、前記遊技球待機部へ
遊技球が自動的に払い出されるようになるため、払い戻
し操作や貸し出し操作の煩雑さを解消することができ
る。
【0017】本発明の遊技機は、前記遊技球払戻手段に
よる遊技球の未検出に基づく前記遊技球払出部からの払
出の実施/非実施を遊技者が設定操作するための自動払
戻し設定操作部を備えることが好ましい。このようにす
れば、遊技者は、前記待機遊技球検出部による待機遊技
球の未検出に基づく遊技球の払い出しの実施/非実施を
適宜選択できる。
【0018】本発明の遊技機は、前記記憶部に記憶され
ている遊技球数の精算を行うために遊技者により操作可
能とされた精算操作部と、該精算操作部の操作に基づき
前記記憶部に記憶されている遊技球数の情報を遊技機外
部に送信する通信部を備えることが好ましい。このよう
にすれば、前記記憶部に記憶されている遊技球数の情報
を記録媒体に記録して返却するようにすることで、遊技
終了後の精算処理を迅速に実施することができ、遊技者
の利便性を向上できる。
【0019】本発明の遊技機は、前記記憶部に記憶され
ている遊技球数の精算を行うために遊技者により操作可
能とされた精算操作部と、該精算操作部の操作に基づき
前記記憶部に記憶されている遊技球数を特定可能な情報
が記録された記録媒体を発行する記録媒体処理部を備え
ることが好ましい。このようにすれば、前記記憶部に記
憶されている遊技球数の情報を記録媒体に記録して発行
するようにすることで、遊技終了後の精算処理を迅速に
実施することができ、遊技者の利便性を向上できる。
【0020】本発明の遊技機は、前記記録媒体処理部が
遊技機に対して着脱し得るように設けられていることが
好ましい。このようにすれば、遊技機を変更しても、こ
れら記録媒体処理部を取外して新たな遊技機に装着する
ことが容易にできるようになり、遊技機の単価を低廉化
できる。
【0021】本発明の遊技機は、前記精算操作部の操作
に基づき、前記賭け予約遊技球数記憶部に記憶されてい
る賭け予約遊技球数を、前記記憶部に記憶されている遊
技球数に加算するための処理を行うことが好ましい。こ
のようにすれば、賭け予約遊技球数の精算し忘れを防止
することができる。
【0022】本発明の遊技機は、前記遊技球待機部に待
機している待機遊技球を前記溢れ遊技球検出手段に導く
待機遊技球回収通路と、該待機遊技球回収通路への遊技
球の流入を制御する流入制御部と、を備え、前記精算操
作部の操作に基づき前記流入制御部は前記待機遊技球回
収通路へ待機遊技球を流入させることが好ましい。この
ようにすれば、遊技者は前記精算操作部を操作するのみ
で、前記遊技球待機部に待機している待機遊技球が自動
的に前記記憶部に記憶されている遊技球数に加算された
後、該加算後の遊技球数に基づく所定の精算が実施され
るようになるため、精算操作を簡素化することができる
ばかりか、前記遊技球の精算し忘れを防止することもで
きる。
【0023】本発明の遊技機は、前記遊技球待機部から
遊技に使用された遊技球を前記遊技球貯留部に導く使用
済み遊技球回収通路を備えることが好ましい。このよう
にすれば、前記溢れ遊技球検出手段にて検出された遊技
球に加えて、前記遊技球待機部から遊技に使用された遊
技球が前記遊技球貯留部に貯留され、前記移送部並びに
遊技球移送通路にて移送されて遊技機内を循環して使用
されるようになり、遊技機内の限られた数の遊技球を有
効に使用できるばかりか、遊技球の清浄度合いも均一化
できる。
【0024】本発明の遊技機は、前記遊技球払戻手段お
よび前記遊技球取出手段により前記遊技球払出部から払
出される遊技球が通過する払い戻し遊技球通路と、遊技
球の貸し出し或いは入賞に基づき前記遊技球払出部から
払出される遊技球が通過する払い出し遊技球通路と、前
記遊技球払出部より払出された遊技球の通路を前記各通
路のいずれかに切り替える通路切り替え部と、を備える
ことが好ましい。このようにすれば、遊技球の払い戻し
用の遊技球払出部と、遊技球の貸し出し或いは入賞に基
づく遊技球の払い出し用の遊技球払出部とを個別に設け
る必要がなく、遊技機を簡素化することができる。
【0025】本発明の遊技機は、少なくとも前記遊技球
移送通路並びに移送部は、遊技機に対して着脱し得るよ
うに設けられていることが好ましい。このようにすれ
ば、遊技機を変更しても、少なくとも前記遊技球移送通
路並びに移送部を取外して新たな遊技機に装着すること
が容易にできるようになり、遊技機の単価を低廉化でき
る。
【0026】本発明の遊技機は、遊技機に対して隣接配
置され、遊技球の貸出を行う遊技球貸出装置へ遊技球を
供給するための遊技球供給部を備えることが好ましい。
このようにすれば、遊技球貸出装置は遊技機から遊技球
の供給を受けられるので、遊技球貸出装置に個別に遊技
球を供給するための補給装置や揚送装置を設ける必要が
ない。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態を説明する。
【0028】(実施例1)図1は、本実施例1の遊技機
であるパチロット遊技機1並びに該パチロット遊技機
1’に対応して設けられた遊技用記録媒体処理装置とし
てのカードユニット3を示す外観正面図であり、図2
は、本実施例1のパチロット遊技機1に突設する態様に
て設けられた上皿部7付近を示す外観斜視図であり、図
3は本実施例1のパチロット遊技機1の背面における構
成内容を示す組立図であり、図4は、本実施例1のパチ
ロット遊技機1の背面正面図であり、図5は、本実施例
1に用いた揚送ユニット2eの構成を示す詳細図であ
り、図6は、本実施例1のパチロット遊技機1の構成を
示すブロック図であり、図7は、本実施例1のパチロッ
ト遊技機1の遊技制御基板200と演出制御基板201
の構成を示すブロック図であり、図8は、本実施例1に
用いた持点制御基板206に接続されているカードユニ
ット3や各部の接続状況を示すブロック図である。
【0029】本実施例1における遊技機であるパチロッ
ト遊技機1並びにカードユニット3は、図1に示すよう
な外観を有しており、従来におけるパチンコ機と同様
に、パチロット遊技機1に1対1に対応して設けられて
いるカードユニット3に遊技用記録媒体であるプリペイ
ドカードや会員カードを挿入し、所定の貸出操作である
後述する球貸ボタン18を押圧操作することで、前記パ
チロット遊技機1より遊技球であるパチンコ球の貸し出
しが実施されて遊技が実施可能となっている。
【0030】まず、本実施例1の遊技機であるパチロッ
ト遊技機1について説明すると、パチロット遊技機1の
前面を構成する前面扉2bの前面上部には、遊技効果ラ
ンプ部41、入賞図柄説明パネル5、液晶表示部15が
それぞれ設けられており、遊技機の中央部には、遊技パ
ネル6や各種表示部が設けられているとともに、該遊技
パネル6の下方は、この遊技パネル6から前方に突出す
る遊技球待機部としての上皿部7が形成されており、該
上皿部7の上面7aには、図2に示すように、所定数の
パチンコ球を待機球として一時貯留するとともに、その
待機球の流下方向下部位置が細幅とされて、後述する待
機球取込ユニット92へ待機球を供給するためのBET
球流入口45へ待機球を供給する皿部7’が設けられて
いる。
【0031】尚、該皿部7’の上面は、蝶番97’によ
り開閉可能に取付けられた開閉蓋97にて覆われてい
て、該開閉蓋97を開けることで一旦は外部に取り出し
たパチンコ球等を直接投入することができるようになっ
ている。尚、本実施例1では、前記開閉蓋97の開成角
度は、前記開閉蓋97からのパチンコ球の取出を不容易
化するために約45度程度に規制しているが、本発明は
これに限定されるものではない。
【0032】また、前記皿部7’の正面左位置の遊技機
内方側には、後述する球切払出装置65により払い出さ
れた貸出球や賞球が流入する球流入口11が設けられて
いるとともに、該皿部7’の待機球の流下方向中央部位
置には、待機球の存在を検出する待機球検出センサ46
が設けられていて、該待機球検出センサ46による検出
情報に基づいて、後述する第2クレジット球数からのパ
チンコ球の自動払戻や、プリペイドカードや会員カード
からのパチンコ球の自動球貸が実施される。
【0033】この皿部7’が漸次細幅となる上皿部7の
上面7aには、後述する所定数(本実施例1では5球)
のパチンコ球を用いて1単位の賭数設定がなされるシン
グルBETボタン36aや、最大賭数設定がなされるM
AXBETボタン36bと、前記皿部7’に待機球が存
在し、後述する第1クレジット球数が所定数に低減した
場合において、賭予約遊技球として自動的に待機球が取
り込まれて前記第1クレジット球数(賭予約遊技球数)
が上限である250球となるまで加算される自動クレジ
ットボタン37が設けられている。
【0034】そして、この上皿部7の側面7bには、通
常のスロットマシンと同様に、スタートレバー38や、
後述する各リール51L、51C、51Rに対応し、各
リールの停止を行うためのストップボタン40L、40
C、40Rが設けられている。
【0035】また、側面7bの正面右側には、遊技者に
より前記カードユニット3に設けられた後述するカード
挿入口305に挿入されたプリペイドカードや会員カー
ドの記録情報により特定される該カードに残存する大き
さの遊技用有価価値であるプリペイド度数を表示するた
めのカード残高表示部35と、前記待機球検出センサ4
6の待機球の検出状況に基づいて後述する第2クレジッ
ト球数からのパチンコ球の自動払戻やパチンコ球の自動
球貸の実施を設定/解除するための自動払出(球貸)ボ
タン17や、遊技の開始時等に押圧操作されて、前記カ
ード残高表示部35に残度数が存在する場合に所定数
(本実施例1では125球)のパチンコ球の貸し出しを
受けるための球貸ボタン18や、遊技終了時に操作され
ることで、その時点において遊技者が遊技にて獲得した
パチンコ球数を特定可能な情報が前記カードユニット3
に挿入されたプリペイドカード或いは会員カードに記録
されて返却される精算ボタン19が設けられており、こ
れら各部は第2操作基板207bに実装されている。
【0036】また、前記上皿部7の下方中央位置には、
遊技にて獲得したパチンコ球をパチロット遊技機1の外
部に取り出すための外部取出口9が設けられており、前
記上皿部7の側面7bの正面左位置に設けられている外
部取出ボタン58を操作することにより、該外部取出ボ
タン58を操作している間、後述の第2クレジット球数
の範囲内においてパチンコ球が前記外部取出口9から排
出される。この外部取出口9を覆うように、該外部取出
口9から排出されたパチンコ球を下方向に案内する取出
球ガイド9’が設けられているとともに、前記外部取出
口9の下方位置には、該外部取出口9から排出されるパ
チンコ球を貯留するための貯留箱251や手等が配置さ
れていることを検知するための取出準備検出センサ95
が設けられていて、該取出準備検出センサ95による検
出がなされない場合には、前記外部取出口9からパチン
コ球が排出されないようになっている。
【0037】前記外部取出ボタン58は、第1操作基板
207aに設けられ、該第1操作基板207aには後述
の第2クレジット球数の範囲内における所定数のパチン
コ球を前記皿部7’に排出させるための上皿払出ボタン
59と、遊技を中断して離席する際に操作される離席ボ
タン57が設けられており、遊技者は上皿払出ボタン5
9を操作することで、第2クレジット球数の範囲内にお
ける所定数のパチンコ球の皿部7’への払い戻しを任意
に受けることができる。
【0038】また、前記遊技パネル6の周囲及び上皿部
7の下部左右側には、遊技効果ランプ部42〜45がそ
れぞれ設けられているとともに、入賞図柄説明パネル5
の左右側には、内部に設けられる高音用のスピーカ13
6a、136b(図6参照)から出力される音を放音す
る放音部12a、12bがそれぞれ設けられており、下
方所定箇所には、内部に設けられる低音用のスピーカ1
37(図6参照)から出力される音を放音する放音部1
3が設けられていて、これら放音部12a、12b、1
3からは、各スピーカから出力される演出効果を高める
ための音声やメロディ等の効果音が放音される。
【0039】また、パチロット遊技機1の上端部左位置
には、後述する上部貯留タンク60(図4参照)に貯留
されているパチンコ球が所定の貯留上限量に達している
ことを報知するための満タン報知ランプ55と、パチロ
ット遊技機1の背面下部位置に設けられている回収球タ
ンク84(図4参照)内に貯留されているパチンコ球が
所定の下限量に達していることを報知するためのタンク
空報知ランプ56とが設けられていて、係員等がパチロ
ット遊技機1内のパチンコ球の量を外部より確認できる
ようになっている。
【0040】遊技パネル6には、前面扉2の裏面に固設
されるリールユニット52(図4参照)内に設けられる
リール51L、51C、51Rを透視可能な透視窓14
と、透視窓14の上方に位置する小役告知表示部20
a、20b、20cと、透視窓14の左側に位置し、5
球に相当する1単位の賭数が設定された場合に点灯され
る1単位賭け表示部21、10球に相当する2単位の賭
数が設定された場合に点灯される2単位賭け表示部2
2、23、15球に相当する3単位の賭数が設定された
場合に点灯される3単位賭け表示部24、25と、透視
窓14の右側に位置し、ビッグボーナスの終了時等に点
灯されるゲームオーバー表示部26や、リプレイの発生
時に点灯されるリプレイ表示部27、次のゲームへの移
行する際に後述する所定の時間が経過していない場合に
点滅点灯されるウェイト表示部28、賭数設定がなされ
ることによりゲームスタートが可能となった場合に点灯
されるスタート表示部29、賭数設定が可能であること
を報知するBET指示表示部30と、が設けられてい
る。
【0041】また、前記透視窓14と前記上皿部7との
間の領域には、第1クレジット表示部31や、第2クレ
ジット表示部47、ゲーム回数表示部32、ペイアウト
表示部33が設けられている。
【0042】前記1単位賭け表示部21、2単位賭け表
示部22、23、3単位賭け表示部24、25は、それ
ぞれの表示部の内部に内蔵された各単位賭けランプ(図
6参照)が点灯することにより遊技者がゲームに賭けた
賭数を表示する。1〜3単位賭け表示部21〜25は、
図のように透視窓14に描かれた5つの入賞ラインL
1、L2、L2’、L3、L3’のいずれかと対応して
おり、賭数に応じて有効化された入賞ラインL1、L
2、L2’、L3、L3’を識別可能に報知する有効ラ
イン表示部と兼用されている。
【0043】前記ゲームオーバー表示部26は、後述す
るビッグボーナスが終了することにより打ち止め状態と
なった場合、或いは何らかのエラーが発生して遊技を進
行させることができない状態となった場合に、その内部
に内蔵されたゲームオーバーランプ117(図6参照)
が点灯する。
【0044】また、リプレイ表示部27は、リプレイ入
賞が発生した場合に、その内部に内蔵されたリプレイラ
ンプ119(図6参照)が点灯する。スタート表示部2
9は、賭数が設定されることによりスタート操作をする
ことが可能となった場合に、その内部に内蔵されたスタ
ートランプ118(図6参照)が点灯し、有効なスター
ト操作が検出されることにより消灯する。BET指示表
示部30は、賭数を設定可能な状態である場合に、その
内部に内蔵されたBET指示ランプ111(図6参照)
が点滅する。
【0045】前記ウェイト表示部28は、ウェイトタイ
ム中にスタート操作が検出された場合に、その内部に内
蔵されたウェイトランプ139(図6参照)が点灯し、
ウェイトタイムが経過した後に消灯する。ウェイトタイ
ムは、ゲームがあまりに速く進行しすぎてしまうことを
規制するために設定されたゲーム進行規制期間であり、
このウェイトタイム中にスタート操作が検出されると、
ウェイトタイムが経過した後にリールが始動するように
設定されている。従って、十分な時間間隔を空けてゲー
ムを進行する場合にはスタートレバー38の操作時にゲ
ームの進行が規制されることはないが、短時間でゲーム
を進行しようとする場合にはウェイトタイムによってゲ
ームの進行が一時的に規制され、ウェイトタイムが経過
するまでの間リールの始動待ち状態となる。
【0046】なお、このパチロット遊技機1では、前回
のゲームでリールの回転が開始した時点を基準として、
例えば4.1秒のゲーム進行規制期間が設定されてお
り、前回のゲームでリールの回転が開始された時点から
4.1秒が経過する前に、今回のスタート操作が検出さ
れた場合、ゲーム進行規制期間が経過した後にリールの
回転が開始される。
【0047】前記第1クレジット表示部31には、第1
クレジット球数が表示される。第1クレジット球数と
は、賭数設定に使用可能な球数(賭け予約遊技球数)と
してパチロット遊技機1内部の記憶部(後述するRAM
212(図7参照))に記憶されているパチンコ球数で
あり、賞球を伴う入賞の発生や自動クレジットボタン3
7の操作により上皿部7に貯留されたパチンコ球が取り
込まれることで加算更新されるとともに、賭数の設定や
精算操作による払出に基づいて減算更新されるようにな
っている。このパチロット遊技機1では、第1クレジッ
ト球数として記憶可能な価値の上限値が最大で250球
とされており、この上限値に達した場合で、かつ上限値
を越える第1クレジット球数の加算更新の要求が発生し
た場合にはその上限を越える球数のパチンコ球が上皿部
7に払い出される。
【0048】前記第2クレジット表示部47には、第2
クレジット球数が表示される。第2クレジット球数と
は、遊技者所有の球数としてパチロット遊技機1内部の
記憶部(後述するRAM206c(図8参照))に記憶
されているパチンコ球数であり、上皿部7に貯留された
パチンコ球が満タンとなってオーバーフローしたパチン
コ球等が後述の第2クレジット球検出センサ83に検出
されることで加算更新されるとともに、上皿払出ボタン
59の操作や外部取出ボタン58の操作に基づく第2ク
レジット球の皿部7’や外部取出口9への払出に基づい
て減算更新されるようになっている。
【0049】前記ゲーム回数表示部32は、大当りであ
るビッグボーナス中のレギュラーボーナス入賞状況や、
レギュラーボーナス中の入賞回数等を表示し、特にビッ
グボーナスが終了して打ち止め状態となった際には「E
ND」という文字を表示して、遊技者に打ち止め状態で
ある旨を報知する。さらにゲーム回数表示部32は、パ
チロット遊技機1に発生した各種の異常を表示するエラ
ー表示器としても機能する。例えば、制御部である後述
する遊技制御基板200により検出される異常種別に
は、「払出しすべきパチンコ球の不足状態」、「パチン
コ球詰まり」、「払出条件が成立していないにも拘わら
ず入賞図柄の組み合わせが導出表示されたこと」等があ
る。これらの異常が制御部により検出された場合、その
異常種別を特定可能なエラーコードが「E−1」や「E
−2」等の態様により表示される。
【0050】また、前記ペイアウト表示部33は、1ゲ
ーム中に発生した入賞に基づいて遊技者に付与される球
数を入賞毎に表示する。
【0051】前記シングルBETボタン36aは、1単
位の賭数である5個の球をゲームに賭ける際に押圧する
ボタンであり、MAXBETボタン36bは、1ゲーム
において許容される賭数の最大数(本実施例1では3単
位(パチンコ球15個分))をゲームに賭ける際に押圧
するボタンである。尚、シングルBETボタン36a並
びにMAXBETボタン36bの内部にはBETボタン
ランプ(図示略)がそれぞれ内蔵されており、これらの
BETボタンランプ(図示略)は、対応するBETボタ
ンが押圧されて賭数を設定可能な状態にある場合に点灯
し、賭数を設定不可能な状態の場合に消灯する。
【0052】前記自動クレジットボタン37は、前記第
1クレジット球数(賭予約遊技球数)が上限である25
0球となるまで皿部7’に貯留されている待機球を賭予
約遊技球として自動的に取り込む自動クレジットの設定
/解除を行うためのボタンであり、自動クレジットが設
定されていない状態で操作されると、自動クレジットが
設定され、この状態で再度操作されると自動クレジット
が解除される。
【0053】前記上皿部7には、前述のようにスタート
レバー38が設けられており、ゲームを開始する際に、
賭数の設定終了後において該スタートレバー38を操作
することにより各リール51L、51C、51Rの回転
が開始される。
【0054】また、該スタートレバー38の側部に設け
られている前記ストップボタン40L、40C、40R
は、ゲームが開始した後にリール51L、51C、51
Rの回転を停止させる際に操作するボタンであり、各ス
トップボタン40L、40C、40Rの内部には操作有
効ランプ(図示略)がそれぞれ内蔵されている。これら
操作有効ランプ(図示略)は、対応するストップボタン
40L、40C、40Rの操作が有効である場合に点灯
し、操作が無効である場合に消灯する。また、ストップ
ボタン40L、40C、40Rが配列されたストップボ
タンユニット39は、後述するビッグボーナス入賞やレ
ギュラーボーナス入賞の内部当選フラグが設定されてい
る場合に、その内部に内蔵されたボーナス告知ランプ
(図示略)が点灯する。
【0055】前面扉2bの前面下部には、パチロット遊
技機1の機種名称等が描かれたタイトルパネル8が設け
られている。さらにその下方には、前述のように、前記
外部取出ボタン58を操作することにより第2クレジッ
ト球数の範囲内においてパチンコ球が払出される外部取
出口9が設けられているとともに、該外部取出口9の左
側端部には、灰皿10が設けられている。
【0056】これら前面扉2bの裏面略中央部には、図
2に示すように、ゲーム用識別情報としての複数種の図
柄(図示略)が印刷された透光性を有する帯状のリール
シートが外周に巻回されたリール51L、51C、51
Rを有するリールユニット52からなる可変表示装置が
設けられている。それぞれのリール51L、51C、5
1Rは、各々に対応して設けられたステッピングモータ
からなる電気的駆動源としてのリールモータ154L、
154C、154R(図6参照)によりそれぞれ独立し
て縦方向に回転、停止するように構成されており、各リ
ール51L、51C、51Rが回転することにより、透
視窓14には前記各種図柄が連続的に変化しつつ表示さ
れるようになっている。
【0057】横方向に並設されたリール51Lとリール
51Cとの間、及びリール51Cとリール51Rとの間
には各リール間を閉塞する円弧状のリール間隠蔽部材5
3(図1参照)が設けられており、各リール間から内部
が見えないようになっている。透視窓14のうち、リー
ル間隠蔽部材53によって視界が仕切られることによっ
て分割される3つの領域、すなわち、各リールが視認で
きる3つの領域部分を、各リールに対応させて左可変表
示部、中可変表示部、右可変表示部(領域)と呼ぶ。
【0058】透視窓14の各可変表示部からは、各リー
ルに描かれた複数の図柄のうち、連続する3つの図柄が
上段、中段、下段の位置に表示されるとともに、上段の
上方部分には間もなく上段の位置に現れる図柄の一部
が、下段の下方部分には間もなく可変表示部の下に隠れ
て見えなくなる図柄の一部がそれぞれ表示される。
【0059】各リール51L、51C、51R内には各
リールの基準位置を検出するリールセンサ156(図6
参照)が設けられており、このリールセンサ156によ
り所定の図柄の停止位置を検出或いは導出できるように
なっているとともに、各リール51L、51C、51R
における特定の表示領域(上、中、下段の表示領域)を
裏面から個別に照射可能な複数のリールランプ155
(図6参照)がそれぞれ上、中、下段に設けられてお
り、これら各リールランプ155は、通常時において透
視窓14に表示される各図柄を目立たせるように後方か
ら点灯するバックライトとして機能するようになってい
る。
【0060】このように構成される前面扉2bは、特に
図3に示されるように、前後面が開口する基枠2aの前
面側端部に蝶番16を介して開閉自在に枢着され、基枠
2a前面開口を開閉できるようになっており、これら前
面扉2bと基枠2aとによりパチロット遊技機1の筐体
が構成されている。
【0061】前面扉2bの裏面2cには、前述したリー
ルユニット52が固設されているとともに、特に図示し
ないが、遊技や演出等に必要な各種装置や、各種遊技効
果ランプ部41〜44への配線等が架設されている。
【0062】また、該前面扉2bの裏面には、前記各種
配線の引き回しが可能なように、前面扉2bの裏面2c
との間に間隙を設けて球通路板2dが装着されており、
該球通路板2dには、後述する揚送路89より揚送され
たパチンコ球が貯留される上部貯留タンク60や、貸出
球や賞球並びに第2クレジット球の払出を行うための球
切払出装置65や、該球切払出装置65より払い出され
たパチンコ球の流路を切替る下部進路切替装置74や、
該球切払出装置65より払い出されたパチンコ球を前記
球流入口11に導く第2経路67並びに該球流入口11
より前記皿部7’に流入できなかったオーバーフロー球
を遊技機下部位置に設けられている回収球タンク84に
導くクレジット球通路75や、球切払出装置65より第
1経路66に払い出されたパチンコ球を前記外部取出口
9に導く取出球通路76や、前記BET球流入口45よ
り流入する待機球を払い出すための待機球取込ユニット
92や、該機球払出ユニット92から払い出された待機
球の流路を、賭球通路64或いは待機球排出通路77に
切り替える待機球進路切替装置82等が設けられてお
り、該球通路板2dによりパチンコ球の流路が形成され
ている。
【0063】また、箱状の前記前面扉2bの裏面2cに
は、前記球通路板2dに形成された各流路を流下してき
たパチンコ球を貯留可能な回収球タンク84と、該回収
球タンク84に貯留されたパチンコ球を揚送路89を通
じて前記球通路板2dに設けられている前記上部貯留タ
ンク60に揚送するための揚送装置88や、前記揚送路
89中において揚送路89を揚送されるパチンコ球を清
浄化するための研磨装置90とが、L字状のユニット板
420上に搭載された揚送ユニット2eが装着されてい
る。尚、図3中の421は、揚送路89を固定するため
の固定金具である。
【0064】このように本実施例1では、パチロット遊
技機1の下部に貯留されたパチンコ球を前記上部貯留タ
ンク60に揚送するための揚送装置88や揚送路89並
びに研磨装置90等をユニット板420上に搭載してユ
ニット化することで、パチロット遊技機1への揚送ユニ
ット2eの着脱を容易なものとしているが、本発明はこ
れに限定されるものではない。
【0065】また、図3中には図示していないが、前記
リールユニット52の上面には、演出等を行うための後
述する演出制御基板201(図6参照)が固定されてい
るとともに、前記回収球タンク84と下部進路切替装置
74との間に空間には、後述する持球制御基板206
(図6参照)が固定されるようになっている。
【0066】ここで、図4に基づき、本実施例1のパチ
ロット遊技機1におけるパチンコ球の流れについて説明
すると、本実施例1のパチロット遊技機1の裏面下部位
置には、前述のように、揚送ユニット2eによる回収球
タンク84が設けられており、前記前記球通路板2dに
形成されたクレジット球通路75や、賭球通路64や、
球抜通路73を流下してきたパチンコ球が一時貯留され
る。
【0067】この回収球タンク84には、前記上皿部7
の皿部7’に遊技球払出部である球切払出装置65より
排出されて供給されたパチンコ球が一杯である場合に、
前記球流入口11より前記皿部7’に流入できずに溢れ
たパチンコ球や該皿部7’からこぼれ落ちたパチンコ球
が流下するクレジット球通路75が接続されており、前
記皿部7’に流入できずに溢流(オーバーフロー)した
パチンコ球は、該クレジット球通路75の流路上に設け
られている第2クレジット球検出センサ83により検出
されて前記第2クレジット球数に加算された後、回収球
タンク84内に貯留される。
【0068】また、前記球切払出装置65より前記皿部
7’に排出された待機球は、前記BET球流入口45よ
りBET球流路45’を経て後述する待機球取込ユニッ
ト92に供給され、該待機球取込ユニット92により、
前記シングルBETボタン36aやMAXBETボタン
36bの操作に基づいて所定数の待機球が払い出され
る。該待機球取込ユニット92により取り込まれた待機
球は賭球通路64を経て賭球スイッチ79にて検出され
て賭数設定に使用された後、前記回収球タンク84内に
貯留される。
【0069】このように、賭球通路64を設けて遊技に
使用された遊技球を回収球タンク84に貯留、回収する
ようにすることは、これらの遊技に使用された球も揚送
装置88にて揚送されて循環使用されるようになるた
め、パチロット遊技機1内部のパチンコ球を有効に使用
することが可能となるとともに、一度使用される毎に清
浄化されるようになって各通路が汚れ難くなることから
好ましいが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0070】また、本実施例1では前記待機球取込ユニ
ット92と賭球スイッチ79との間に、該待機球取込ユ
ニット92より排出され待機球の流路を切り替える待機
球進路切替装置82を設けており、精算時等において該
待機球進路切替装置82にて進路を待機球排出通路77
に変更された待機球は、前記第2クレジット球検出セン
サ83の上流部に設けられている待機球合流口78より
クレジット球通路75に流入することで、前記第2クレ
ジット球検出センサ83にて検出されて第2クレジット
球数に加算されるようになっている。
【0071】これら回収球タンク84の回収、貯留され
たパチンコ球は、揚送球通路86を通じてパチロット遊
技機1の裏面角部に設けられている移送部としての揚送
装置88に流入する。この揚送球通路86中には、該揚
送球通路86にパチンコ球が存在するか否かを検出する
揚送球検出センサ87が設けられており、該揚送球検出
センサ87によりパチンコ球が検出されない場合におい
ては、揚送装置88が稼働しないように制御されること
で、揚送装置88が空回りすることを防止でき、無駄な
電力使用を抑えられるようになっている。
【0072】また、前記回収球タンク84の上部側部所
定位置には、回収球タンク84内に貯留されているパチ
ンコ球が所定の上限量に達したことを検出するための回
収球満タン検出センサ85が設けられており、該回収球
満タン検出センサ85がパチンコ球を検出した場合にお
いては、前記球切払出装置65からのパチンコ球の排出
が留保されることで、前記第2クレジット球検出センサ
83等にパチンコ球が停止してしまうことが防止される
ようになっている。
【0073】これら回収球タンク84内に貯留されたパ
チンコ球は、図4並びに図5に示すように、前記揚送球
通路86に連設して設けられた移送部としての揚送装置
88に供給される。この揚送装置88には、パチロット
遊技機1の上部位置に設けられている上部貯留タンク6
0に繋がるように架設された遊技球移送通路である揚送
路89が接続されていて、前記揚送装置88内に設けら
れたスプロケット402が図中矢印方向に駆動モータ4
01により回転駆動されることで、前記揚送球通路86
より供給されたパチンコ球が揚送路89に送り出され
て、順次環流路93へ移送され、該環流路93の経路上
に設けられた上部貯留タンク60に貯留される。
【0074】また、前記揚送路89の経路中には、図5
に示すように、該揚送路89を移送されるパチンコ球の
清浄化を行うための清浄部としての研磨装置90が設け
られている。この研磨装置90は、巻取モータ419に
より回転駆動される駆動軸416並びに回転自在に軸支
された回転軸417が設けられた台座412と、その内
部にロール状に巻回された研磨布418が巻着されるリ
ール414、415とパチンコ球が通過1列状に通過可
能な球誘導路413とを有し、前記研磨布418が球誘
導路413をかけ渡すように敷設された研磨カセット4
10と、から主に構成されており、前記研磨カセット4
10は前記台座412に着脱自在とされている。
【0075】この研磨カセット410を前記台座412
に装着することで、前記揚送路89と前記球誘導路41
3とが連結し、該揚送路89を移送されるパチンコ球が
球誘導路413内を案内されて移動することで、該球誘
導路413内に敷設された研磨布418と摺接して研磨
された後、再度揚送路89に流入して環流路93へ揚送
される。
【0076】また、前記研磨布418が巻着されたリー
ル414、415は巻取モータ419の回動に同期して
回転する駆動軸416並びに回転軸417と前記装着に
より嵌合しており、所定間隔毎に駆動される巻取モータ
419の回動により駆動軸416が回転することで、リ
ール414、415が回転し、研磨布418がリール4
14側に巻取られるようになっている。これにより、研
磨布418の球誘導路413内に敷設された部分、すな
わちパチンコ球の研磨により汚れが付着した部分がリー
ル414側に巻取られるとともに、まだ汚れの付着して
いないリール415側の部分が巻き出され、球誘導路4
13内に敷設されることで、良好な研磨(清浄化)が実
施できるようになっている。
【0077】これら本実施例1のように、前記研磨カセ
ット410を用いた研磨装置90を用いることは、適宜
に汚れていない研磨布418とパチンコ球とが摺接する
ことになり、良好な研磨(清浄化)を実施できるととも
に、省スペースでかつ研磨布の交換もカセット形状とす
ることで実施し易いことから好ましいが、本発明はこれ
に限定されるものではなく、これら揚送路89を揚送さ
れるパチンコ球を清浄化できるものであれば、任意の研
磨(清浄化)装置を使用することができる。
【0078】また、本実施例1のパチロット遊技機1で
は、研磨装置90を設けて、使用されるパチンコ球の研
磨を行うようになっているが、本発明はこれに限定され
るものではなく、研磨装置等パチンコ球を清浄する装置
を設けていない構成としても良い。
【0079】これら、研磨装置90にて研磨(清浄化)
されて揚送路89を通じて揚送されたパチンコ球は、前
記環流路93の経路上に設けられた前記上部貯留タンク
60に貯留されていく。
【0080】この上部貯留タンク60には、該上部貯留
タンク60に貯留されているパチンコ球が所定の上限量
に達したことを検出するための上部タンク満タン検出セ
ンサ61が設けられており、この上部タンク満タン検出
センサ61にてパチンコ球が検出された場合において、
前記揚送装置88によるパチンコ球の揚送が停止される
ように後述する揚送制御基板209により制御される。
【0081】この上部貯留タンク60下部位置には、パ
チロット遊技機1の裏面右部に設けられている球切払出
装置65へ貯留されているパチンコ球を導く環流路93
が設けられているとともに、該環流路93の経路中に
は、後述する実施例2における図17に示すように、隣
接する装置が球貸装置3’である場合において、該球貸
装置3’へパチンコ球を供給する球供給管99が接続可
能な遊技球供給部としての分岐部91が設けられてい
る。
【0082】また、該分岐部91の下流部位置には、上
部貯留タンク60に貯留されているパチンコ球を前記回
収球タンク84に球抜通路73を通じて流下させるため
の球抜弁62が設けられているとともに、前記球切払出
装置65の上流直上位置には、球切払出装置65へ供給
されるパチンコ球の有無を検出する球切れセンサ63が
設けられており、該球切れセンサ63によるパチンコ球
の検出がない場合においては、前記球切払出装置65に
よるパチンコ球の払出が留保されるように制御される。
【0083】この本実施例1に用いた球切払出装置65
並びに球切払出装置65周辺の流路を図10に示す。本
実施例1の球切払出装置65内には、その外周面にパチ
ンコ球を収容可能な切り欠き部が形成された球切り部
(図示略)を有し、伝達ギア451を介して駆動モータ
450にて回動されることにより1回転にて3つの球を
下流側に排出可能なスプロケット452と、該スプロケ
ット452から排出されたパチンコ球の進路を、ソレノ
イド69の動作にて第1経路66或いは第2経路67に
切り替える上部経路切替弁68と、該上部経路切替弁6
8の直下に設けられ、前記第1経路66を流下するパチ
ンコ球を検出するための減算スイッチ70と、前記第2
経路67を流下するパチンコ球を検出するための払出球
検出スイッチ81と、が設けられており、前記駆動モー
タ450により前記スプロケット452の回転を適宜制
御するとともに、前記ソレノイド69の動作を適宜に制
御することで、所定数のパチンコ球が前記第1経路66
或いは第2経路67のいずれかに排出される。尚、図1
0中の453は、球切払出装置65の前面を覆うカバー
である。
【0084】この球切払出装置65より排出された各経
路のパチンコ球は、該球切払出装置65の下部に設けら
れた下部進路切替装置74に連結路454を通じて供給
される。この下部進路切替装置74内には、図10並び
に図11に示すように、前記球切払出装置65内部に設
けられている上部経路切替弁68並びにソレノイド69
と同様に、下部経路切替弁71並びにソレノイド72が
設けられており、前記第2経路67に払い出されたパチ
ンコ球の進路を前記第1経路66に適宜に変更すること
ができるようになっており、前記第1経路66は図3に
示すように、取出球通路76介して前記外部取出口9に
繋がっている。
【0085】また、前記第2経路67は、前記上皿部7
の球流入口11に繋がっていて、最終的に該第2経路6
7を進路とされたパチンコ球は前記球流入口11より前
記皿部7’内に流入するか、前記クレジット球通路75
を流下して第2クレジット球検出センサ83により検出
された後、前記回収球タンク84内に貯留される。
【0086】これら球切払出装置65並びに下部進路切
替装置74によるパチンコ球の払出状況、特に経路切替
の状況について図11に基づき説明すると、まず、図1
1(a)は、第2クレジット球を前記外部取出口9より
パチロット遊技機1外部に取り出す際の状況を示したも
のであり、前記スプロケット452から排出されたパチ
ンコ球は、その進路を変更されることなく第1経路66
を流下し、前記減算スイッチ70にて検出されて第2ク
レジット球数が減算更新された後、該第1経路66を保
ったまま前記取出球通路76を流下して外部取出口9よ
り排出される。
【0087】次いで、図11(b)は、第2クレジット
球を前記上皿部7に払い戻す際の状況を示したものであ
り、前記スプロケット452から排出されたパチンコ球
は、その進路を変更されることなく第1経路66を流下
し、前記減算スイッチ70にて検出されて第2クレジッ
ト球数が減算更新された後、前記下部進路切替装置74
の下部経路切替弁71にてその進路が前記第2経路67
に変更されて、該第2経路67を流下して前記球流入口
11より上皿部7の前記皿部7’内に流入するか、或い
は前記皿部7’が満タンならば該皿部7’を溢れて前記
クレジット球通路75を流下して前記第2クレジット球
検出センサ83に検出されて第2クレジット球数が加算
更新された後、回収球タンク84内に貯留される。
【0088】次いで、図11(c)は、入賞による賞球
の払い出し或いは貸し出しによるパチンコ球の払い出す
際の状況を示したものであり、前記スプロケット452
から排出されたパチンコ球は、前記上部経路切替弁68
によりその進路を第2経路67に変更され、該第2経路
67を流下する途中で前記払出球検出スイッチ81にて
検出されて、前記ペイアウト表示部の賞球球数が減算更
新された後、該第2経路67を流下して前記球流入口1
1より上皿部7の前記皿部7’内に流入するか、或いは
前記皿部7’が満タンならば該皿部7’を溢れて前記ク
レジット球通路75を流下して前記第2クレジット球検
出センサ83に検出されて第2クレジット球数に加算更
新された後、回収球タンク84内に貯留される。
【0089】これら本実施例1のように、前記上部経路
切替弁68を設けてスプロケット452から排出された
パチンコ球の進路を適宜に切り替えるようにすること
は、前記スプロケット452を有する球切払出装置65
を1つのみとすることができ、装置を簡素化できること
から好ましいが、本発明はこれに限定されるものではな
く、これら所定数のパチンコ球の払い出しを行う払出装
置を個々の経路毎に設けるようにしても良い。
【0090】また、本実施例1では、前記スプロケット
452の回転制御により所定数のパチンコ球を排出可能
とされた球切払出装置65を用いているが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、これら遊技球払出部とし
ては、所定数のパチンコ球の払い出しを行うことのでき
るものであれば任意のもので良く、例えば、螺旋状に溝
が設けられた筒状のスクリューにおける溝の内部にパチ
ンコ球を供給し、該スクリューを回転させることで溝の
内部に供給されたパチンコ球が、供給側とは反対方向か
ら順次払い出されるスクリュー式の払出装置としても良
い。また、パチンコ球が供給される通路の一部を遮断す
る係止片をソレノイドの駆動により開放することでパチ
ンコ球が払い出されるソレノイド式の払出装置や、所定
数のパチンコ球が一時的に貯留される筒部材を設け、こ
の筒部材の内部に貯留されたパチンコを排出することで
所定数のパチンコ球が払いされる払出装置、更には、こ
れら筒部材を複数設け、払出球数に応じて該当する筒部
材のパチンコ球を排出し、これにより該当する球数のパ
チンコ球が払い出される払出装置としても良い。
【0091】これら前記上皿部7に排出されて待機球と
なったパチンコ球は、前述のように、BET球流入口4
5よりBET球流路45’を通じて前記待機球取込ユニ
ット92に供給され、前記シングルBETボタン36a
或いはMAXBETボタン36bの操作に基づいて該待
機球取込ユニット92より所定数の待機球が迅速に払い
出されるようになっている。
【0092】図9(a)は、本実施例1にて用いた待機
球取込ユニット92の断面図であり、図9(b)(d)
は、前記待機球取込ユニット92の内部に設けられたロ
ータリホルダ501を下流方向から見た斜視図であり、
図9(c)は、前記ロータリホルダ501を上流側から
見た平面図である。
【0093】本実施例1にて用いた待機球取込ユニット
92について図9(a)〜(d)を用いて以下に説明す
る。本実施例1の待機球取込ユニット92は、図9
(a)に示すように、外部ケース510の内部に、両端
が開口する筒状の外筒515が所定角度に傾斜して固定
配置され、該外筒515の内部には、該外筒515の内
周より若干小さく、ほぼ内周に内接する外径を有する樹
脂製のロータリホルダ501が、回転軸502を中心と
して回動自在に軸支されており、該ロータリホルダ50
1は、前記回転軸502に連設された駆動モータ507
により回転駆動される。
【0094】このロータリホルダ501には、図9
(b)、図9(c)、図9(d)に示すように、その側
面外周部に賭け単位に相当する所定数(本実施例1では
5個)の球を収容可能な3本の球収容溝512a、51
2b、512cが、軸方向とほぼ平行となるように直線
的に設けられているとともに、該球収容溝512a、5
12b、512cの回転軸502の反対位置には、図9
(d)に示すように、後述するBET球流入通路503
から流入する球を、後述する迂回路連通口513に導く
ための迂回流路用溝514が、湾曲されて設けられてい
る。
【0095】この傾斜配置された外筒515の上方側の
開口には、前記BET球流入口45より排出された待機
球が流下するBET球流路45’に連なるBET球流入
通路503が設けられており、該BET球流入通路50
3を流下してきた球が、図9(b)に示すように、前記
ロータリホルダ501を回動させ、該ロータリホルダ5
01の外周に設けられている球収容溝512a、512
b、512cそれぞれを最上部位置(BET球流入通路
503と接する位置)に停止させることで、BET球流
入通路503上の球が、該球収容溝512a、512
b、512cに侵入し、所定数の球(本実施例1では1
単位の賭数設定に相当する5個)が該球収容溝512
a、512b、512cに収容され、全ての球収容溝5
12a、512b、512cに球が侵入することで、最
大賭数に相当する15個(3単位の賭数設定)の球が収
容できるようになっている。
【0096】このBET球流入通路503の下流位置に
は、前記ロータリホルダ501の球収容溝512a、5
12b、512cや、後述する球を連続的に排出するた
めの迂回流路用溝514への球の侵入を解除/規制する
ためのシャッタ505が設けられており、該シャッタ5
05はソレノイド516により開閉される。
【0097】また、傾斜配置された外筒515の下方側
の開口には、図9(b)並びに図9(d)に示すよう
に、前記球収容溝512a、512b、512cに侵入
した球が抜け落ちることを規制するための流下規制プレ
ート511が回動しないように前記外筒515に固定し
て設けられている。また、該流下規制プレート511に
は、前記球収容溝512a、512b、512cへの球
侵入可能位置である最上部位置よりも、該球収容溝51
2a、512b、512cが約60度回転(逆転)した
際に位置する部位に、球が流下可能となる迂回路連通口
513が設けられており、該迂回路連通口513に相当
する位置に前記ロータリホルダ501を駆動回転(逆回
転)して球収容溝512a、512b、512cを位置
させることで、該球収容溝512a、512b、512
cに収容されている球が、バイパス流路508を通じて
待機球取込ユニット92下部より排出される。
【0098】また、前記外筒515の最上部位置には、
スリット517が設けられており、該スリット517に
沿って前記球収容溝512a、512b、512c内に
5つの球が存在していることを検知するための球検出光
センサ506a〜eが設けられており、該球検出光セン
サ506a〜eにて球収容溝512a、512b、51
2c内に全ての球が存在することを検知できるようにな
っており、これら各球検出光センサ506a〜e並びに
前記ソレノイド516とは、前記駆動モータ507の回
転を制御するモータドライバ回路(図示略)や待機球取
込ユニット92の動作を制御する制御用マイコン(図示
略)等とともにユニット制御基板504に実装されてい
る。
【0099】また、前記外筒515の下位置には、前記
球収容溝512a、512b、512c内に収容されて
いる全ての球がロータリホルダ501の外周方向に同時
に排出可能な開口518が設けられており、前記ロータ
リホルダ501が前記駆動モータ507により正転駆動
されることで、前記各球収容溝512a、512b、5
12c内に収容されている15球の全球が、該開口51
8の下方に設けられている排出球流路509を通じて待
機球取込ユニット92下部より排出される。
【0100】この待機球取込ユニット92の動作状況を
説明すると、前記各球収容溝512a、512b、51
2c内には、ゲームが実施されている間において、球収
容溝512aから球収容溝512cが順次前記BET球
流入通路503にから球の流入が可能な位置に配置さ
れ、前記シャッタ505が開放されることで、球が収容
されていき、前記球収容溝512cが球の流入が可能な
最上部位置に位置した状態(図9(c)の状態)で通常
は待機している。
【0101】この状態において、前記MAXBETボタ
ン36bが操作されることで、15球の払出指示が遊技
制御基板200より出力された場合には、前記駆動モー
タ507によりロータリホルダ501が連続的に180
度回転駆動されることで(図9(b)並びに図9(c)
の黒矢印方向)、前記各球収容溝512a、512b、
512c内に収容されている全ての球が排出球流路50
9を通じて待機球取込ユニット92下部より迅速に排出
される。
【0102】また、前記待機状態において、前記シング
ルBETボタン36aが操作されることで、5球の払出
指示が遊技制御基板200より出力された場合には、前
記駆動モータ507によりロータリホルダ501が60
度逆転駆動されることで(図9(b)並びに図9(c)
の白矢印方向)、前記球収容溝512c内に収容されて
いる5つの球が、前記迂回路連通口513よりバイパス
流路508を通じて待機球取込ユニット92下部より排
出され、前記シングルBETボタン36aが続いて操作
された際は、更にロータリホルダ501が60度逆転駆
動されて前記球収容溝512b内に収容されている5つ
の球が、前記シングルBETボタン36aが更に続いて
操作された際は、更にロータリホルダ501が60度逆
転駆動されて前記球収容溝512a内に収容されている
5つの球がバイパス流路508を通じて待機球取込ユニ
ット92下部より排出されるようになっている。
【0103】また、精算等や自動クレジットの実施時に
おいてこれら待機球取込ユニット92内に貯留されてい
る球並びに前記BET球流入通路503やBET球流路
45’内等に残存する球を連続的に払い出す場合には、
該払出指示に基づき、まず前記駆動モータ507により
ロータリホルダ501が連続的に180度回転駆動され
ることで各球収容溝512a、512b、512c内に
収容されている全ての球が排出球流路509を通じて待
機球取込ユニット92下部より排出された後、前記シャ
ッタ505が開放されて各通路内に残存する球が、前記
迂回流路用溝514並びにバイパス流路508を通じて
待機球取込ユニット92下部より連続的に排出されるよ
うになっている。
【0104】また、待機球取込ユニット92の下部に
は、前述した下部進路切替装置74と同一構成とされ、
前記待機球取込ユニット92から排出された待機球の流
路を賭球通路64または待機球排出通路77のいずれか
一方に切替可能な待機球進路切替装置82が設けられて
おり、これら待機球取込ユニット92より排出された待
機球は、該待機球進路切替装置82に供給され、賭け球
設定或いは第1クレジットへのクレジット加算がなされ
る場合には、前記賭球通路64へ供給されて前記賭球ス
イッチ79にて検出されて賭数設定に使用された後、前
記回収球タンク84内に貯留され、精算時等において前
記第2クレジット球数への加算がなされる場合には、該
流路が待機球排出通路77とされて前記第2クレジット
球検出センサ83にて検出され、第2クレジット球数に
加算された後、前記回収球タンク84内に貯留される。
【0105】このように、本実施例1では、前記賭球ス
イッチ79にて検出されて賭数設定に使用されたパチン
コ球も回収球タンク84内に貯留されるようになってお
り、このように全てのパチンコ球が該回収球タンク84
に収集され、揚送球として貯留され、前記揚送装置88
にて上部貯留タンク60に揚送されることで、循環使用
される。
【0106】また、本実施例1では、前記した待機球取
込ユニット92を用いており、該待機球取込ユニット9
2は、賭け操作に該当する待機球の排出、特には最大賭
数に相当する15個の待機球を迅速に排出することが可
能であることから好ましいが、本発明はこれに限定され
るものではなく、該待機球取込ユニットとしては賭け操
作に応じた待機球数を確実かつ迅速に払い出せるもので
あれば良い。
【0107】また、本実施例1では、前記待機球進路切
替装置82や前記賭球スイッチ79を待機球取込ユニッ
ト92と別体としているが、これらを一体化したユニッ
ト構成としても良い。
【0108】以下、本実施例1のパチロット遊技機1の
構成を図6〜図8に基づき説明する。図6は、パチロッ
ト遊技機1に設けられた各種基板と電気部品との接続状
況を説明するためのブロック図である。また、図7は、
遊技制御基板200に設けられた遊技制御手段としての
制御部210の構成と、演出制御基板201に設けられ
た演出制御手段としての制御部230の構成と、を説明
するためのブロック図であり、図8は、前記第2クレジ
ット球数の算出等を行う持球制御基板206やパチンコ
球の払出を制御する球払出制御基板208やパチンコ球
の揚送を制御する揚送制御基板209や前記持球制御基
板206に接続されたカードユニット3の構成を示すブ
ロック図である。
【0109】パチロット遊技機1に設けられた各種基板
のうち、図6に示す遊技制御基板200によって遊技状
態が制御され、演出制御基板201によって遊技状態に
応じた演出制御がなされる。また、電源基板202には
パチロット遊技機1の外部から電源が供給される。この
電源基板202には、AC100Vの電源の供給を受け
るための電源コード184と、メインスイッチ180と
が接続されている。
【0110】遊技制御基板200は、演出制御基板20
1、電源基板202、リール中継基板203、並びに持
球制御基板206と配線接続されているとともに、リー
ル中継基板203を介して外部出力基板205と、ま
た、演出制御基板201を介してリールランプ中継基板
204と接続されている。
【0111】遊技制御基板200の制御部210は、遊
技状態がレギュラーボーナス状態であることを示すRB
中信号や、遊技状態がビッグボーナス状態であることを
示すBB中信号、各リール51L、51C、51Rに対
応するリールモータ154L、154C、154Rを制
御するためのリール制御信号(モータ位相信号)などを
リール中継基板203を介して外部出力基板205から
パチロット遊技機1の外部に出力する制御を行う。な
お、前記ストップボタン40L、40C、40Rに対応
するストップスイッチ103L、103C、103Rの
操作がなされた旨を示すストップスイッチ信号は、後述
するようにストップスイッチ103L、103C、10
3Rから直接出力された信号である。
【0112】遊技制御基板200には、各種のスイッ
チ、センサ、ランプ、及び表示器からの配線が接続され
ている。例えば、電源基板202に配線接続された設定
スイッチ183、設定キースイッチ182、リセットス
イッチ181は、電源基板202によって中継されて遊
技制御基板200と配線接続されており、それぞれのス
イッチからの信号は、遊技制御基板200の制御部21
0に入力される。また、制御部210は、後述する持球
制御基板206に賞球信号を出力して、所定数の賞球の
払出指示を行う。
【0113】リール中継基板203に配線接続されたリ
ールモータ154L、154C、154R、及びリール
センサ156は、リール中継基板203によって中継さ
れて遊技制御基板200に配線接続されており、リール
センサ156の検出信号は、遊技制御基板200の制御
部210に入力される。リールランプ155は、リール
ランプ中継基板204によって中継されて演出制御基板
201に配線接続されている。遊技制御基板200の制
御部210は、始動条件(スタートスイッチ102の検
出信号の入力)が成立すると、リールモータ154L、
154C、154Rに制御信号を出力してリールの変動
を開始させた後、表示結果を導出表示させる可変表示制
御を実行する。
【0114】遊技制御基板200に配線接続されたスイ
ッチのうち、シングルBETスイッチ100はシングル
BETボタン36aの操作を検出し、MAXBETスイ
ッチ101はMAXBETボタン36bの操作を検知す
るスイッチであり、スタートスイッチ102はスタート
レバー38の操作を検出するスイッチであり、左、中、
右ストップスイッチ103L、103C、103Rは、
左、中、右ストップボタン40L、40C、40Rの操
作を検出するスイッチであり、自動クレジットスイッチ
104は自動クレジットボタン37の操作を検出するス
イッチである。
【0115】また、該遊技制御基板200には、図6に
示すように、待機球による賭数設定を行うための待機球
取込ユニット92並びに待機球進路切替装置82や、賭
球スイッチ79が接続されており、該遊技制御基板20
0が前記シングルBETスイッチ100や前記MAXB
ETスイッチ101の操作検知並びに前記持球制御基板
206からの後述する精算通知や離席通知等に基づい
て、これら待機球取込ユニット92並びに待機球進路切
替装置82の動作制御を行うようになっている。
【0116】ゲーム回数表示器108はゲーム回数表示
部32を構成する表示器であり、第1クレジット表示器
109は第1クレジット表示部31を構成する表示器で
あり、ペイアウト表示器110はペイアウト表示部33
を構成する表示器である。
【0117】BET指示ランプ111は、BET指示表
示部30に内蔵されるランプであり、1単位賭けランプ
112は1単位賭け表示部21に、2単位賭けランプ1
13、114は2単位賭け表示部22、23に、3単位
賭けランプ115、116は3単位賭け表示部24、2
5にそれぞれ内蔵されるランプである。
【0118】ゲームオーバーランプ117は、ゲームオ
ーバー表示部26に内蔵されるランプであり、スタート
ランプ118は、スタート表示部29に内蔵されるラン
プであり、リプレイランプ119は、リプレイ表示部2
7に内蔵されるランプである。なお、ボーナス告知ラン
プ120はストップボタンユニット39に内蔵されるラ
ンプである。BETボタンランプ121aはシングルB
ETボタン36aに、BETボタンランプ121bはM
AXBETボタン36bに内蔵されるランプである。左
操作有効ランプ122Lは、左ストップボタン40Lに
内蔵されるランプであり、中操作有効ランプ122C
は、中ストップボタン40Cに内蔵されるランプであ
り、右操作有効ランプ122Rは、右ストップボタン4
0Rに内蔵されるランプであり、ウェイトランプ139
はウェイト表示部28に内蔵されるランプである。
【0119】電源基板202或いはリール中継基板20
3を介するか、又はこれらの基板を介すことなく遊技制
御基板200に直接配線接続された各種ランプ及び表示
器は、遊技制御基板200に搭載された制御部210に
よって制御される。また、制御部210は、電源基板2
02あるいはリール中継基板203を介して遊技制御基
板200に接続された各種スイッチ及びセンサの検出信
号を受け、遊技状態を制御する。
【0120】特に、制御部210によって制御される
「第1クレジット表示器109、ゲーム回数表示器10
8、ペイアウト表示器110、BET指示ランプ11
1、1単位賭けランプ112〜3単位賭けランプ11
6、スタートランプ118、リプレイランプ119、ボ
ーナス告知ランプ120、ゲームオーバーランプ11
7、左、中、右操作有効ランプ122L、122C、1
22R、ウェイトランプ139」は、遊技の進行に関わ
る情報を報知するものであり、それが機能しなければ遊
技を行うことに支障が出るような、いわば“必須報知装
置”といえる。これらの“必須報知装置”が遊技状態を
制御する制御部210によって制御されるために、たと
え、演出制御基板201が故障したとしても、少なくと
も遊技の進行に必要な情報が遊技者に提供される。この
ため、遊技者に不利な状態で遊技が進行してしまうこと
を防止できるようになっている。
【0121】次に図7を参照して、遊技制御基板200
並びに演出制御基板201の構成について説明すると、
まず、遊技制御基板200には制御部210が設けられ
ており、該制御部210は、制御動作を所定の制御プロ
グラムに基づいて実行することのできるCPU(Centra
l Processing Unit)211と、CPU211の制御プ
ログラムを格納するROM(Read Only Memory)213
と、前記第1クレジット球数等の各種データの書き込み
及び読み出しができるRAM(Random AccessMemory)
212と、CPU211と外部回路との信号の整合性を
とるためのI/Oポート214とを有している。
【0122】また、遊技制御基板200には、電源投入
時にCPU211にリセットパルスを与える初期リセッ
ト回路217と、CPU211にクロック信号を与える
クロック発生回路218と、クロック発生回路218か
らのクロック信号を分周して割込パルスを定期的にCP
U211に与えるパルス分周回路(割込パルス発生回
路)219と、一定範囲の乱数を高速で連続的に発生し
ている乱数発生回路221と、乱数発生回路221から
乱数をサンプリングするサンプリング回路222と、バ
ッファ回路220とが設けられている。さらに、遊技制
御基板200には、各種スイッチからの信号が入力され
るスイッチ回路215や、モータ回路216、その他、
図示しないソレノイド回路等が設けられている。さら
に、遊技制御基板200には、停電時にRAM212の
記憶を保持させるためのバックアップ電源223が設け
られている。
【0123】また、前記RAM212には、各種表示器
(第1クレジット表示器109、ゲーム回数表示器10
8、ペイアウト表示器110)に表示するべき第1クレ
ジット球数等の各種データや、賭数、内部当選フラグ、
出球率の設定値など、遊技に必要な情報が記憶され、停
電時にこれらの情報が前記バックアップ電源223によ
り保持されることで、停電の回復後においても停電発生
前の遊技状態に復帰できるようになっている。
【0124】遊技制御基板200の制御部210から演
出制御基板201へは、バッファ回路220を介して後
述する各種コマンドが出力される。バッファ回路220
は、遊技制御基板200の内部から外部への信号の出力
を許容するが遊技制御基板200の外部から内部へ信号
が入力されることを阻止する不可逆性出力手段として機
能する。このため、遊技制御基板200と演出制御基板
201との間において、遊技制御基板200から演出制
御基板201への一方向通信が担保され、コマンドの伝
送経路を介して遊技制御基板200に信号を入力させて
不正な制御動作を行わせる不正行為を防止できる。
【0125】演出制御基板201には、遊技効果ランプ
130〜134と、液晶表示器135と、放音部12
a、12b、13に内蔵されるスピーカ136a、13
6b、137と、タイトルパネル8及び遊技パネル6を
内側から照らす各蛍光灯138と、小役告知ランプ14
0a、140b、140cと、がぞれぞれ接続され、さ
らに、リールランプ中継基板204を介してリール51
L、51C、51Rに内蔵されているリールランプ15
5が接続されている。
【0126】演出制御基板201には、マイクロコンピ
ュータからなる制御部230と、各スピーカ136a、
136b、137から音を出力させるためのスピーカ駆
動回路235と、前記液晶表示部15を構成する液晶表
示器135を表示制御するための表示駆動回路236
と、各種ランプを点灯あるいは点滅させるためのランプ
駆動回路237と、バックアップ電源238とが搭載さ
れている。
【0127】制御部230は、CPU231と、必要な
データの書き込み、及び書き出しができるRAM232
と、制御プログラムを格納するROM233と、I/O
ポート234と、を含む。RAM232の記憶データは
バックアップ電源238によりバックアップされている
ため、制御部230は、停電の回復時に停電発生前に記
憶されていたデータに基づいて演出制御を再開できる。
【0128】制御部230のROM233には、演出制
御基板201から送信されたコマンドに対応した演出パ
ターンを定めたデータテーブルが記憶されている。この
データテーブルは、各遊技効果ランプ130〜134、
液晶表示器135、各スピーカ136a、136b、1
37、各蛍光灯138、小役告知ランプ140a〜14
0c、別に分類されている。例えば所定の遊技情報を示
すコマンドを受信した場合、制御部230はその遊技状
態に応じた演出パターンを各データテーブルから読み出
し、この読み出した演出パターンに応じて各遊技効果ラ
ンプ130〜134、液晶表示器135、各スピーカ1
36a、136b、137、各蛍光灯138、小役告知
ランプ140a〜140c、及びリールランプ155等
を制御する。
【0129】演出制御基板201によって制御される
「各遊技効果ランプ130〜134、液晶表示器13
5、各スピーカ136a、136b、137、各蛍光灯
138、小役告知ランプ140a〜140c、及びリー
ルランプ155」は、遊技制御基板200によって制御
される各種表示器などに比較すると、それが機能しなく
ても遊技の進行自体には影響を与えるものでなく、演出
効果を主眼においた、いわば、“演出装置”と呼べるも
のである。このため、たとえ、演出制御基板201に故
障が発生したとしても、遊技者に不利な遊技が提供され
てしまうことはないばかりか、制御部210の制御の負
荷が軽減される。
【0130】また、図7に示されるように、スタートス
イッチ102の検出信号は、スイッチ回路215を介し
て制御部210に入力されるとともに、サンプリング回
路222に入力される。制御部210は、スタートスイ
ッチ102の検出信号を受け、モータ回路216を介し
てリール制御信号を出力する。このリール制御信号はリ
ール中継基板203を介して各リール51L、51C、
51R別に設けられたリールモータ154L、54C、
54Rに入力される。また、リール制御信号は、リール
中継基板203及び外部出力基板205を介してパチロ
ット遊技機1の外部へ出力される。
【0131】これにより、各リール51L、51C、5
1Rが変動し始める。また、リール制御信号の伝送経路
は、リール中継基板203においてリールモータ154
L、154C、154R側と外部出力基板205側とに
分岐されており、外部出力基板205側へ出力されたリ
ール制御信号は、外部出力基板205からパチロット遊
技機1の外部へも出力される。このように、外部出力基
板205から出力されるリール制御信号は、外部出力用
に加工された信号ではなく、リールモータ154L、1
54C、154Rを駆動制御する信号そのものである。
【0132】一方、サンプリング回路222は、スター
トスイッチ102の検出信号が入力されたタイミングで
乱数発生回路221から1個の乱数をサンプリングし、
その乱数をCPU211に引き渡す。CPU211は、
そのサンプリングされた乱数と、ROM213内に格納
されている入賞役別の入賞判定テーブルとを参照して、
入賞の発生を許容するか否かを入賞役別に決定し、その
決定結果をRAM212に記憶させる。これにより、ス
タート操作がされたタイミングで、入賞役の当選の有無
が決定される。制御部210は、その後、入賞役別の当
選結果に応じてリールを制御する。
【0133】さらに、制御部210は、スタートスイッ
チ102の検出信号が入力されたことに対応して、バッ
ファ回路220を介して演出制御基板201にゲームの
開始を特定可能なコマンドを出力する。演出制御基板2
01の制御部230は、そのコマンドに基づいてゲーム
状況を把握し、ゲーム開始時に対応して定められた演出
パターンに従い各遊技効果ランプ130〜134、液晶
表示器135、スピーカ136a、137b、137等
を制御する。
【0134】また、各ストップスイッチ103L、10
3C、103Rから出力されたストップスイッチ信号
は、遊技制御基板200、リール中継基板203、およ
び外部出力基板205を往復する信号経路を伝送された
後、遊技制御基板200のスイッチ回路215に入力さ
れる。さらに、ストップスイッチ103L、103C、
103Rから出力されたストップスイッチ信号は直接、
外部出力基板205を介して外部に出力されるように構
成されている。
【0135】ストップスイッチ信号の入力を受けた制御
部210は、モータ回路216を介してストップスイッ
チ信号に対応するリールモータ154L、154C、1
54Rを停止させるためのリール制御信号を出力する。
このリール制御信号は、リールモータ154L、154
C、154Rに入力されるとともに、外部出力基板20
5を介してパチロット遊技機1の外部へも出力される。
【0136】さらに、制御部210は、ストップスイッ
チ信号が入力されたことに対応して、バッファ回路22
0を介して演出制御基板201にリールの停止時期を特
定可能なコマンドを各リール51L、51C、51R別
に出力する。演出制御基板201の制御部230は、そ
のコマンドに基づいてリールの停止時期に対応して定め
られた演出パターンに従い、遊技効果ランプ130〜1
34や、液晶表示器135や、スピーカ136a、13
6b、137等を制御する。
【0137】外部出力基板205から出力される信号
は、たとえば、第3者機関が型式試験を行う際に利用可
能である。この型式試験では、たとえば、各ストップボ
タン40L、40C、40Rの操作から190ms以内
に各ストップボタン40L、40C、40Rに対応する
各リール51L、51C、51Rが停止するか否かが確
認される。このパチロット遊技機1の場合、各ストップ
スイッチ103L、103C、103Rから出力された
ストップスイッチ信号が直接、外部出力基板205から
出力されるために、各ストップボタン40L、40C、
40Rが操作されたタイミングをパチロット遊技機1の
外部で正確に把握できる。同様に、モータ回路216か
ら出力されるリール制御信号が直接、外部出力基板20
5から出力されるために、各リール51L、51C、5
1Rの始動および停止タイミングをパチロット遊技機1
の外部で正確に把握できる。このため、外部出力基板2
05から出力される信号を用いて、「各ストップボタン
40L、40C、40Rの操作から190ms以内に各
ストップボタン40L、40C、40Rに対応する各リ
ール51L、51C、51Rが停止するか否かの試験」
を行った場合には、正確な試験結果が得られる。また、
「遊技制御基板200の制御部210で一旦、信号を取
り込んでから外部出力基板205に信号を出力するよう
な構成」とした場合には、遊技制御基板200側で信号
を加工して出力するような不正がなされるおそれもある
が、本実施の形態によると、かかる不正行為をも防止で
きる。
【0138】また、制御部210は、賞球の付与を伴う
入賞の発生が成立すると、RAM212に記憶された第
1クレジット球数に対して、該第1クレジット球数(賭
け予約遊技球数)が上限値である250球となるまで付
与された賞球数を加算するとともに、上限値を超えた賞
球数の払出を指示する旨の賞球信号を後述する持球制御
基板206に出力して、前記上限値を超えた賞球数の払
出指示を行う。
【0139】また、制御部210は、前記自動クレジッ
トスイッチ104の入力を検出することで自動クレジッ
トを設定するとともに、この自動クレジットが設定され
ている状態で自動クレジットスイッチ104の入力を再
度検出することで、自動クレジットの設定を解除する制
御を行う。
【0140】また、制御部210は、前記自動クレジッ
トが設定されている状態において、RAM212に記憶
されている第1クレジット球数(賭け予約遊技球数)が
250球に到達していない場合には、待機球取込ユニッ
ト92を動作させ、前記第1クレジット球数が250球
となるまで皿部7’に貯留されているパチンコ球を内部
に取り込むための制御を行う。
【0141】また、制御部210は、シングルBETス
イッチ100やMAXBETスイッチ101の入力が検
出されることで賭数の設定制御を行う。シングルBET
スイッチ100の入力が検出された場合には、まずRA
M212に記憶されている第1クレジット球数が5球以
上残存するかを判定し、5球以上残存する場合には第1
クレジット球数から5を減算して1単位の賭数を設定す
る。また、前記第1クレジット球数が5球以上残存しな
い場合には、待機球取込ユニット92を動作させ、皿部
7’に貯留されているパチンコ球から5球分を内部に取
り込んで1単位の賭数を設定する。
【0142】MAXBETスイッチ101の入力が検出
された場合には、まずRAM212に記憶されている第
1クレジット球数が5球以上残存するかを判定し、5球
以上残存する場合には第1クレジット球数から5を減算
して1単位の賭数を設定する処理を、3単位の賭数が設
定されるまで繰り返し行う。また、当初から前記第1ク
レジット球数が5球以上残存しない場合や、1単位また
は2単位の賭数を設定した時点で前記第1クレジット球
数が5球以上残存しない場合には、待機球取込ユニット
92を動作させ、皿部7’に貯留されているパチンコ球
から5球分を内部に取り込んで1単位の賭数を設定する
処理を、3単位の賭数が設定されるまで繰り返し行う。
【0143】前記持球制御基板206には、図8に示す
ように、前記球払出装置65においてパチンコ球の払出
を行うための駆動モータ450やソレノイド69並びに
下部進路切替装置74内のソレノイド72の駆動制御を
行う球払出制御基板208をはじめ、揚送装置88や研
磨装置90の駆動制御等を行う揚送制御基板209や、
前記第1操作基板207a並びに第2操作基板207b
に設けられた各種のスイッチ、表示器が接続されてお
り、前記遊技制御基板200からの払出指示に基づく払
出を球払出制御基板208に伝達して球払出装置65よ
り前記第1クレジット球数の上限値を越える賞球を前記
皿部7’へ払い出させる等の制御を行うとともに、貸出
球の払出や第2クレジット球の払出を実施させる制御を
行う。
【0144】前記第1操作基板207aに設けられたス
イッチのうち、離席スイッチ57sは離席ボタン57の
操作を検知するスイッチであり、外部取出スイッチ58
sは外部取出ボタン58の操作を検知するスイッチであ
り、上皿払出スイッチ59sは上皿払出ボタン59の操
作を検知するスイッチである。
【0145】前記第2操作基板207bに設けられたス
イッチのうち、自動払出(球貸)スイッチ17sは自動
払出(球貸)ボタン17の操作を検知するスイッチであ
り、球貸スイッチ18sは球貸ボタン18の操作を検知
するスイッチであり、精算スイッチ19sは精算ボタン
19の操作を検知するスイッチである。また、第2操作
基板207bに設けられたカード残高表示器35hは、
カード残高表示部35を構成する表示器である。
【0146】また、持球制御基板206には、前記第2
クレジット球検出センサ83や前記減算スイッチ70並
びに払出球検出スイッチ81、取出準備検出センサ9
5、待機球検出センサ46や、第2クレジット表示器1
05が接続されており、前記各スイッチにおけるパチン
コ球の検出に基づいて、前記第2クレジット球数の加減
算処理を実施し、該算出した第2クレジット球数を前記
第2クレジット表示器105にて表示するとともに、前
記各操作基板に設けられている各種スイッチの入力に該
当する第2クレジット球の払戻処理や精算処理や離席処
理等の各種処理を実施する。
【0147】この本実施例1の前記球払出制御基板20
8には、球払出制御マイクロコンピュータ(図示略)が
設けられており、該球払出制御マイクロコンピュータ
は、前記持球制御基板206から出力される経路指示信
号に基づき前記球切払出装置65に設けられているソレ
ノイド69並びに下部進路切替装置74に設けられてい
るソレノイド72の励磁または解除を実施して、前記球
切払出装置65から払い出されるパチンコ球の排出経路
を前記第1経路66或いは第2経路67に適宜切り替え
る切換制御を行うとともに、前記環流路93の経路上に
設けられた球切れセンサ63においてパチンコ球が検出
されている際に前記持球制御基板206から出力される
払出信号に基づく数量のパチンコ球を、前記球切払出装
置65内に設けられている駆動モータ450を適宜駆動
して払い出す制御を実施する。
【0148】また、揚送制御基板209には、前記揚送
装置88並びに研磨装置90をはじめ、上部タンク満タ
ン検出センサ61や揚送球検出センサ87が図8に示す
ように接続されているとともに、揚送制御マイクロコン
ピュータ(図示略)が設けられており、該揚送制御マイ
クロコンピュータは、前記上部タンク満タン検出センサ
61や揚送球検出センサ87、回収球満タン検出センサ
85、球切れセンサ63の検出状況に基づいて、揚送装
置88や研磨装置90の駆動制御を行うとともに、接続
されている満タン報知ランプ55、タンク空報知ランプ
56の点灯制御等を行うようになっている。
【0149】この揚送制御基板209に実装されている
前記揚送制御マイクロコンピュータによる前記揚送装置
88の揚送制御の制御動作について、図14に示すフロ
ー図に基づいて説明すると、まず、揚送制御マイクロコ
ンピュータは、前記上部タンク満タン検出センサ61に
よるパチンコ球の検出が非検出(「OFF」)であっ
て、且つ前記揚送球検出センサ87による揚送球の検出
が検出(「ON」)であるかを監視し(Sb1)、これ
らが上記の条件に一致した場合において前記揚送装置8
8の稼働を開始し(Sb2)、前記条件に合致しない場
合には前記Sb2を経由せずにSb3へ進む。
【0150】次いで、前記上部タンク満タン検出センサ
61によるパチンコ球の検出が検出(「ON」)である
か(Sb3)、或いは前記揚送球検出センサ87による
揚送球の検出が非検出(「OFF」)であるか(Sb
4)の判定を実施し、前記Sb3又はSb4のいずれか
が合致した場合にはSb5へ進み、揚送装置88による
揚送を停止する。
【0151】また、前記Sb3、Sb4のいずれの判定
にも合致しなかった場合にはSb6へ進み、前記上部タ
ンク満タン検出センサ61によるパチンコ球の検出が検
出(「ON」)であって且つ前記回収球満タン検出セン
サ85によるパチンコ球(揚送球)の検出が検出(「O
N」)であるかの判定を実施して、該判定が合致する場
合においてはSb7へ進んで前記満タン報知ランプ55
を点灯するとともに、該判定結果を前記持球制御基板2
06に出力することにより、前記球切払出装置65から
の賞球の払出が留保され、前記判定が合致しない場合に
はSb8へ進んで前記満タン報知ランプ55を消灯して
Sb9へ進む。
【0152】該Sb9においては、球切れセンサ63に
よるパチンコ球の検出が非検出(「OFF」)であるか
の判定を実施して、該判定が合致する(非検出(「OF
F」))である場合においてはSb10に進んで前記タ
ンク空報知ランプ56を点灯し、前記判定が合致しない
場合にはSb11へ進んで前記タンク空報知ランプ56
を消灯してSb1へ戻るようになっており、前記上部貯
留タンク60に過度のパチンコ球が揚送されて溢れるこ
とがなく、且つ前記回収球タンク84に揚送球がない場
合に揚送装置88が空運転されることが防止されるよう
になっているとともに、前記満タン報知ランプ55並び
にタンク空報知ランプ56が点灯されることで、前記上
部貯留タンク60並びに環流路93内が空であること
や、前記上部貯留タンク60並びに回収球タンク84に
パチンコ球が一杯であることが報知されるようになって
いる。
【0153】図8に戻って、持球制御基板206には、
該持球制御基板206において実施される各種制御や算
出処理並びにデータ通信処理等を行う持球制御マイクロ
コンピュータ206aや該持点制御マイクロコンピュー
タ206aの制御プログラムや第2クレジット球数の算
出プログラム等が記憶されたROM206b、ワークメ
モリ等として使用されるRAM206c(記憶部)等が
設けられている。
【0154】前記RAM206cには、前記対応するカ
ードユニット3にて受付けられたプリペイドカードや会
員カードより読み出された度数が記憶される度数レジス
タや、前記第2クレジット表示部に表示される第2クレ
ジット球数が更新記憶される記憶部としての第2クレジ
ット球数レジスタや、前記遊技制御基板200から出力
される前記賭球スイッチ79にて検出された球数が加算
更新記憶される使用球数レジスタや、前記払出球検出ス
イッチ81にて検出された球数が加算更新記憶される補
給球数レジスタや、前記遊技制御基板200から出力さ
れるRB信号やBB信号等の各種信号に基づく遊技情報
が更新記憶される遊技情報レジスタや、離席の際にカー
ドユニット3に出力される離席情報等が記憶される離席
レジスタ等が設けられている。
【0155】この持球制御基板206には、前述のよう
に、前記上皿部7に設けられている第1操作基板207
aや第2操作基板207bが図8に示すように接続され
ており、前記持球制御マイクロコンピュータ206a
は、前記RAM206cの前記第2クレジット球数レジ
スタに記憶されている第2クレジット球数を前記第2ク
レジット表示部47を構成する第2クレジット表示器1
05に表示するように制御するとともに、前記RAM2
06cの前記度数レジスタに記憶されているプリペイド
度数を前記カード残高表示器35hに表示するように制
御する。
【0156】また、前記持球制御マイクロコンピュータ
206aは、該第2クレジット球数を前記遊技制御基板
200を介して前記演出制御基板201へ出力するよう
になっており、該第2クレジット球数が前記液晶表示部
15を構成する液晶表示器135に適宜表示されるよう
になっている。
【0157】尚、前記揚送制御マイクロコンピュータに
より前記球切れセンサ63によるパチンコ球の検出がな
されない旨の信号が出力された場合には、持球制御マイ
クロコンピュータ206aは、球払出制御基板208に
対してパチンコ球の払出の中断指示を出力してパチンコ
球の払出を中断させるとともに、該球切れ異常の発生を
遊技制御基板200に対して出力することで、新たな賭
数設定が実施されないようになっている。
【0158】また、持球制御基板206には図8に示す
ように、前記第2クレジット球検出センサ83や減算ス
イッチ70、並びに払出球検出スイッチ81が接続さ
れ、各スイッチからの信号が入力されるようになってお
り、前記持球制御マイクロコンピュータ206aは、前
記第2クレジット球検出センサ83からの信号に基づき
前記第2クレジット球数レジスタに記憶されている第2
クレジット球数への加算更新を実施し、前記減算スイッ
チ70からの信号に基づき前記第2クレジット球数レジ
スタに記憶されているクレジット球数の減算更新を実施
する。
【0159】更に持球制御基板206には、前記取出準
備検出センサ95や上皿部7内に設けられている待機球
検出センサ46が接続されており、前記持球制御マイク
ロコンピュータ206aは、取出準備検出センサ95か
らの信号入力がある場合であって、前記第1操作基板2
07aに設けられている前記外部取出スイッチ58sが
検出された場合において、前記球払出制御基板208に
払出信号を出力することで、前記球切払出装置65より
外部取出口9へ向けてパチンコ球が払い出されるように
なっていて、外部取出口9から不用意にパチンコ球が排
出されることを防止するようになっているとともに、待
機球検出センサ46によるパチンコ球の検出信号の入力
がない場合であって、前記第2操作基板207bに設け
られている前記自動払出(球貸)スイッチ17sの検出
に基づき自動払戻(球貸)が設定されている場合におい
て、前記球払出制御基板208に払出信号を出力するこ
とで、前記球切払出装置65より第2クレジット球数か
らの払戻或いは残度数からのパチンコ球の貸し出しが自
動的に実施される。尚、これら自動払戻(球貸)におい
ては、前記第2クレジット球数からの払戻が優先される
ようになっている。
【0160】また、前記精算スイッチ19sが検出され
た場合において前記持球制御マイクロコンピュータ20
6aは、該精算操作が為された旨の精算通知を前記遊技
制御基板200へ出力することで、該遊技制御基板20
0より前記第1クレジット球数の皿部7’への払出指示
が返信され、該第1クレジット球数の払出指示を球払出
制御基板208に出力して払出を開始させる。また、精
算通知を受信した遊技制御基板200は、前記待機球取
込ユニット92から連続的に待機球を排出させ、該排出
させた待機球を前記待機球進路切替装置82により待機
球排出通路77を通じて第2クレジット球検出センサ8
3に誘導することで、前記皿部7’に待機する待機球並
びに該皿部7’に払い出された第1クレジット球数のパ
チンコ球が第2クレジット球検出センサ83にて検出さ
れて、前記第2クレジット球数レジスタに加算更新され
る。尚、該第2クレジット球検出センサ83にて待機球
の検出が所定時間(本実施例1では3秒)に渡って検出
されない場合には、該第2クレジット球数レジスタに記
憶された第2クレジット球数を含む精算情報を対応する
カードユニット3に対して送信し、該第2クレジット球
数レジスタのリセットを行う後述する所定の精算処理を
実施するようになっている。
【0161】このように、精算スイッチ19sの検出に
より前記第1クレジット球数を皿部7に払い出すととも
に、該皿部7’に残留している待機球を前記第2クレジ
ット球検出センサ83に移送して第2クレジット球数に
加算した後に精算処理を実施するようにすることは、遊
技者は前記精算ボタン19を操作するのみで、前記皿部
7’に待機している待機球並びに第1クレジット球数と
が自動的に前記第2クレジット球数に加算され、該加算
がなされた第2クレジット球数に基づく精算が実施され
るようになるため、これら精算操作を簡素化することが
できるばかりか、前記皿部7’に待機している待機球や
第1クレジット球の精算忘れを防止することもできるこ
とから好ましいが、本発明はこれに限定されるものでは
ない。
【0162】また、本実施例1の前記持球制御マイクロ
コンピュータ206aは、前記球切れセンサ63にてパ
チンコ球が検出されている状況下において、前記遊技制
御基板200から出力された賞球の払出指示や前記第2
操作基板207bに設けられた球貸スイッチ18sの検
出、前記自動払戻(球貸)の設定時における待機球検出
センサ46におけるパチンコ球の非検出、並びに前記第
2操作基板207aに設けられている上皿払出スイッチ
59sと外部取出スイッチ58sの検出に基づいて、払
出されるパチンコ球の経路指示信号(実際には前記上部
経路切替弁68並びに下部経路切替弁71の方向デー
タ)並びに払出球数の情報を含む払出信号とを前記球払
出制御基板208に出力し、前記球切払出装置65によ
るパチンコ球の払出を実施させるようになっている。
【0163】また、前記持球制御マイクロコンピュータ
206aは、前記第1操作基板207aに設けられた離
席スイッチ57sの検出に基づき、前記遊技制御基板2
00への遊技の停止要求を出力し、前記第2クレジット
球数レジスタに記憶された第2クレジット球数を含む離
席情報を対応するカードユニット3に対して送信する後
述の離席処理を実施するようになっている。
【0164】また、前記持球制御マイクロコンピュータ
206aは、前記離席スイッチ57sの検出による離席
モードの発生状況に基づいて、後述する図15に示す離
席待機ルーチンによる離席待機処理を実施し、離席時間
を前記遊技制御基板200を介して前記演出制御基板2
01に出力することで、該離席時間が前記液晶表示部1
5に表示されるようになっている。
【0165】また、持球制御基板206には、図8に示
すように、前記カードユニット3並びにホールコンピュ
ータ等の外部機器とのデータ通信を行う第1通信部(C
OM1)241と第2通信部(COM2)242とが接
続されおり、本実施例1においては、第2通信部(CO
M2)242を通じてホールコンピュータ192と接続
されており、該ホールコンピュータ192に対し、前記
使用球数レジスタや補給球数レジスタ並びに遊技情報レ
ジスタに登録されている使用球数や補給球数やRB回数
やBB回数等の遊技情報が出力されるとともに、前記離
席スイッチ57sの検出による離席に際しては、離席中
である旨の離席中情報と離席経過時間とが送信されるよ
うになっている。
【0166】また、前記第1通信部(COM1)241
には図8に示すようにカードユニット3が接続されてい
て、該カードユニット3との間にて、該カードユニット
3にて受付けられたプリペイドカードや会員カードより
読み出された度数等の情報や該カードのIDデータや、
前記球貸スイッチ18sの検出等により使用された使用
度数データや、クレジット球数データを含む精算情報並
びに離席情報等の授受を実施するようになっているとと
もに、精算時においてプリペイドカードや会員カードが
カードユニット3に挿入されていない場合において、そ
の報知を行う報知指示がカードユニット3に対して送信
されるようになっている。
【0167】ここで、本実施例1にて用いたカードユニ
ット3にて簡便に説明する。本実施例1のカードユニッ
ト3は、図1に示すように、その前面にカードユニット
3の稼働並びに点滅により精算時における精算カードの
挿入報知を行う動作ランプ301や、紙幣を挿入可能と
された紙幣挿入口303並びに該紙幣挿入口303から
の紙幣の返却時に点滅点灯されて紙幣の返却を報知する
ための紙幣インジケータ302と、遊技用記録媒体であ
るプリペイドカード並びに会員カードが挿入可能とされ
たカード挿入口305並びに該カード挿入口305から
のカード返却時に点滅点灯されてカードの返却を報知す
るためのカードインジケータ304や、硬貨を投入可能
な硬貨投入口306並びに投入した硬貨を硬貨返却口3
10に返却させるための硬貨返却ボタン307と、前記
硬貨返却口310並びに該硬貨返却口310からの硬貨
返却時に点滅点灯されて硬貨の返却を報知する硬貨イン
ジケータ309と、が設けられている。
【0168】この本実施例1のカードユニット3の構成
は、図8に示すように、前記動作ランプ301、紙幣イ
ンジケータ302、カードインジケータ304、並びに
硬貨インジケータ309に加えて、前記紙幣挿入口30
3に連設されて該紙幣挿入口303より挿入される紙幣
の真贋並びに種別を識別するための紙幣識別ユニット3
11や、前記カード挿入口305に連設されて該カード
挿入口305より挿入されるプリペイドカード或いは会
員カードを受け付けて、該プリペイドカード或いは会員
カードに記録されている記録情報の読み出し並びに書き
込みを実施するカードリーダライタ312と、前記硬貨
投入口306に連設されて該硬貨投入口306より投入
される硬貨の真贋並びに種別を識別するための硬貨識別
ユニット313とが設けられているとともに、これら各
部に接続されてその制御を行う制御マイコン(MPU)
318とが設けられており、該制御マイコン(MPU)
318には、該制御マイコン(MPU)318が実施す
る制御プログラムが記録されたROM314や、該制御
マイコン(MPU)318が各種処理において使用可能
なRAM315が接続されている。
【0169】また、前記制御マイコン(MPU)318
には、前記パチロット遊技機1の第1通信部(COM
1)241とのデータ通信を行う第1通信部317と、
図8に示すように、各カードユニット3に接続さている
管理コンピュータ190とのデータ通信を行う第2通信
部316とが接続されており、前記カード挿入口305
にプリペイドカード或いは会員カードを受け付けた場合
においては、前記カードリーダライタ312により受け
付けたプリペイドカード或いは会員カードの記録情報を
読み出し、該記録情報の内、プリペイドカード或いは会
員カードに予め個別に付与されているカードIDと残度
数データを、カードユニット3に予め付与されているユ
ニットIDとともに前記管理コンピュータ190に送信
することで、該管理コンピュータ190にて残度数の照
合が実施される。この照合の結果が一致しなかった場合
には前記受け付けたカードを返却し、該照合が一致した
場合には前記カードIDと残度数データとを前記第1通
信部317を通じて前記パチロット遊技機1の前記持球
制御基板206に送信することで、前記RAM206c
の所定アドレスにカードIDが登録されるとともに、該
残度数データが前記度数レジスタに登録されて前記カー
ド残高表示器35h に表示されることで、該度数を遊
技に使用することができるようになっている。
【0170】また、前記第2通信部316からは、前述
のように、前記プリペイドカード或いは会員カードに記
録されているカードIDや度数データ並びにユニットI
D等のデータが送信されて、管理コンピュータ190に
て各カード毎の残度数が管理されるようになっていると
ともに、後述する精算処理において受付け中のプリペイ
ドカード或いは会員カードに記録される第2クレジット
球数データも管理コンピュータ190に送信されて、各
カードIDに対応付けて第2クレジット球数データが登
録管理されるようになっていて、該管理コンピュータ1
90に景品交換用のPOSレジ191が接続されている
ことにより、精算処理にて返却されたプリペイドカード
或いは会員カードをPOSレジ191に持参すること
で、前記第2クレジット球数を景品交換に使用できるよ
うになっている。
【0171】この本実施例1のカードユニット3には、
前述のように貨幣である紙幣並びに硬貨を受付けてその
識別を実施できるようになっており、前記カード挿入口
305にプリペイドカード或いは会員カードを受付けて
いる際に、前記紙幣あるいは硬貨の受け付けがなされた
場合に、前記制御マイコン(MPU)318は、その時
点での残度数を前記第1通信部317を介してパチロッ
ト遊技機1の前記持球制御基板206より入手し、該入
手したその時点の残度数に受け付けた貨幣金額が相当す
る大きさの遊技用有価価値である度数を加算し、該加算
後の新たな度数を前記カードリーダライタ312により
受付け中のプリペイドカード或いは会員カードに記録す
る。
【0172】また、この新たな度数の情報は、カードユ
ニット3に予め付与されているユニットID並びに前記
受付け中のプリペイドカード或いは会員カードのカード
IDとともに、前記第2通信部316を通じて管理コン
ピュータ190へ送信されて該当するカードIDの残度
数データが更新され、該新たな度数の情報が前記第1通
信部317を介して前記持球制御基板206に送信さ
れ、該持球制御基板206のRAM206c内に設けら
れている前記度数レジスタの残度数が更新され、該新た
な度数が前記カード残高表示器35h に表示され、こ
れら新たな度数を遊技に使用できるようになっている。
【0173】以下、本実施例1の前記持球制御マイクロ
コンピュータ206aの処理動作を図13のフロー図に
基づいて説明する。
【0174】まず、前記持球制御マイクロコンピュータ
206aは、前記球貸スイッチ18sの検出に基づく信
号入力があるかの判定を実施して(Sa1)、該判定結
果が合致した場合にはSa2へ進んで、前記カード残高
表示器35hに表示されている度数が残存する場合にお
いて該球貸操作に該当する数のパチンコ球の払出、例え
ば球貸操作にて5度数の払出を実施する場合において
は、1度数につき25球の払出指示を含む払出信号を球
払出制御基板208に出力し、払い出した25個のパチ
ンコ球が前記払出球検出スイッチ81にて検出された場
合に、前記カード残高表示器35h に表示されている
度数から1を減算更新する処理を、合計5回実施するこ
とで5度数に相当する125個のパチンコ球が、図11
(c)に示すように、前記第2経路67の払出球検出ス
イッチ81を通過して球流入口11より前記皿部7’へ
排出されるか、或いは該皿部7’に待機球が満杯である
場合は前記クレジット球通路75を流下して前記第2ク
レジット球検出センサ83により検出され、これら球貸
操作に基づく球数の払い出しを終えて前記Sa1に再度
戻る。
【0175】また、前記Sa1における判定結果が合致
しなかった場合にはSa3へ進んで、前記遊技制御基板
200から賞球信号が出力されているかの判定を実施
し、該判定が合致した場合にはSa4へ進んで前記遊技
制御基板200から出力された賞球信号に基づく球数の
払出指示を含む払出信号を球払出制御基板208に出力
することで、図11(c)に示すように、入賞に基づく
賞球が前記第2経路67の払出球検出スイッチ81を通
過して球流入口11より前記皿部7’へ排出されるか、
或いは該皿部7’に待機球が満杯である場合は前記クレ
ジット球通路75を流下して前記第2クレジット球検出
センサ83により検出され、これら賞球信号に基づく球
数の払い出しを終えて前記Sa1に再度戻る。
【0176】また、前記Sa3における判定結果が合致
しなかった場合にはSa5へ進むことで、前記第2クレ
ジット球検出センサ83によるパチンコ球の検出がある
かの判定を実施し、前記sa2やSa4にて払い出され
た球の内、前記クレジット球通路75を流下して前記第
2クレジット球検出センサ83により検出されたパチン
コ球は、該Sa5にて検出される。このSa5における
パチンコ球の検出があった場合には、Sa6へ進み、該
検出に基づいて前記第2クレジット球数レジスタの第2
クレジット球数への加算更新を実施した後、前記Sa1
に再度戻る。
【0177】また、前記Sa5における判定結果が合致
しなかった場合にはSa7へ進むことで、前記上皿払出
スイッチ59sの検出に基づく信号入力があるかの判定
を実施し、該判定が合致した場合にはSa8へ進む。該
Sa8では、前記第2クレジット球数レジスタの第2ク
レジット球数が存在するかの判定を実施し、該判定結果
が合致しない場合、つまり第2クレジット球数が「0」
の場合においては前記Sa1に再度戻り、判定結果が合
致する場合においてはSa9へ進んで前記球払出制御基
板208に払い出すパチンコ球の経路が、図11(b)
に示すように、第1経路66の減算スイッチ70を通過
して第2経路67に排出されるように経路指示信号を出
力して経路の切替を実施させた後、該球払出制御基板2
08に予め定められた所定数(本実施例1では貸し出し
と同様の125球)のパチンコ球の払い出しを指示する
払出信号を出力して前記第2クレジット球数の払い出し
を実施させる(Sa10)。
【0178】該払出信号を出力に基づき、球払出制御基
板208は前記球切払出装置65内の駆動モータ450
を駆動して前記スプロケット452を適宜に回転させて
前記所定数のパチンコ球の排出を実施し、該排出された
パチンコ球は第1経路66に設けられている前記減算ス
イッチ70を通過して球流入口11より前記皿部7’へ
排出されるとともに、該減算スイッチ70による排出球
の検出の監視が実施される(Sa11)。
【0179】該Sa11における排出球の検出があった
場合には、Sa12へ進み、該検出に基づいて前記第2
クレジット球数レジスタの第2クレジット球数の減算更
新を実施した後、前記Sa11に戻り、減算スイッチ7
0による排出球の検出がある毎に第2クレジット球数の
減算更新を繰返し実施していき、所定時間に渡って前記
減算スイッチ70における排出球の検出が無かった場合
においてSa13へ進み、前記Sa9にて変更された経
路をデフォルト状態(第2経路67の払出球検出スイッ
チ81を通過して球流入口11より前記皿部7’へ排出
される経路)に復帰した後、前記Sa1に再度戻る。
【0180】また、前記Sa7における判定結果が合致
しなかった場合にはSa14へ進むことで、前記外部取
出スイッチ58sの検出に基づく信号入力があるかの判
定を実施し、該判定が合致した場合にはSa15へ進
む。該Sa15では、前記第2クレジット球数レジスタ
の第2クレジット球数が存在するかの判定を実施し、該
判定結果が合致しない場合、つまりは第2クレジット球
数が「0」の場合においては、Sa44へ進む。このS
a44では、遊技制御基板200に対して第1クレジッ
ト球数の出力要求を送信し、これに基づき遊技制御基板
200より第1クレジット球数を受信すると、該受信し
た第1クレジット球数の払出指示を含む払出信号を球払
出制御基板208に出力することで、図11(c)に示
すように、受信した第1クレジット球数分のパチンコ球
が前記第2経路67の払出球検出スイッチ81を通過し
て球流入口11より前記皿部7’へ排出される。
【0181】次いでSa45に進み、遊技制御基板20
0に対して待機球排出要求を出力し、待機球取込ユニッ
ト92により皿部7’に待機する待機球並びに皿部7’
に排出されたパチンコ球を待機球排出通路77を介して
クレジット球通路75に排出させるとともに、前記第2
クレジット球検出センサ83により待機球排出通路77
を介してクレジット球通路75に排出されたパチンコ球
の検出の監視が実施される(Sa46)。
【0182】該Sa46におけるパチンコ球の検出があ
った場合には、Sa47へ進み、該検出に基づいて前記
第2クレジット球数レジスタの第2クレジット球数の加
算更新を実施した後、前記Sa46に戻り、第2クレジ
ット球検出センサ83によるパチンコ球の検出がある毎
に第2クレジット球数の加算更新を繰返し実施してい
き、所定時間に渡って前記減算スイッチ70におけるパ
チンコ球の検出が無かった場合においてSa48へ進
み、遊技制御基板200に対して待機球排出解除要求を
出力し、待機球取込ユニット92による待機球等の排出
を解除させた後、前記Sa1に再度戻る。このようにす
ることで、遊技者が前記外部取出ボタン58の操作を第
2クレジット球数が無くなっても操作継続することで、
前記第1クレジット球数や上皿部7に残存する待機球を
もれなく取り出すことができるようになっている。
【0183】また、前記Sa15における判定結果が合
致する場合においてはSa16へ進んで前記取出準備検
出センサ95の監視を開始するとともに、割り込み処理
ルーチンによる割り込みを有効に設定し、Sa17へ進
む。
【0184】この割り込み処理ルーチンは、図13に示
すように、前記取出準備検出センサ95により貯留箱2
51や遊技者の手等が非検出(「OFF」)であるかの
判定を実施するW−1ステップと、該W−1ステップに
て取出準備検出センサ95の非検出(「OFF」)が確
認された場合において前記外部取出スイッチ58sの検
出を無効とするとともに、第2クレジット球数の払い出
しを中止するW−2ステップとで構成されており、前記
W−1ステップにおける判定が合致しない場合には再度
W−1ステップに戻ることで前記取出準備検出センサ9
5における貯留箱251や手等の非検出(「OFF」)
を監視するようになっており、これら非検出(「OF
F」)により前記W−2ステップを実行することで、貯
留箱251や手等が外部取出口9下部位置にない状態に
て第2クレジット球の払い出しが実施され続けてしまう
ことを防止するようになっていて、該W−2ステップの
実行後において前記Sa1に戻るようになっている。
【0185】前記Sa17においては、払い出すパチン
コ球の経路が、図11(a)に示すように、第1経路6
6の減算スイッチ70を通過して外部取出口9に繋がる
経路となるように前記球払出制御基板208に経路指示
信号を出力して経路の切替を実施させた後、該球払出制
御基板208にパチンコ球の払い出しを継続実施させる
ための払出信号を出力してパチンコ球の払い出しを継続
実施させるとともに(Sa18)、前記外部取出スイッ
チ58sが非検出(「OFF」)となっているかの判定
を実施し(Sa19)、該判定が合致しなかった場合に
は、Sa21へ進み、該判定が合致した場合にはSa2
0へ進んで前記払出信号の出力を中止してパチンコ球の
払い出しを停止させてSa21へ進む。このSa21で
は前記球払出制御基板208より排出されて前記減算ス
イッチ70により検出される排出球の監視を行う。
【0186】前記払出信号の出力に基づき、球払出制御
基板208は前記球切払出装置65内の駆動モータ45
0を継続的に駆動して前記スプロケット452を回転さ
せてパチンコ球の排出を継続実施していき、該排出され
たパチンコ球は第1経路66に設けられている前記減算
スイッチ70により検出されていく。
【0187】前記Sa21におけるパチンコ球の検出が
あった場合には、Sa22へ進み、該検出に基づいて前
記第2クレジット球数レジスタの第2クレジット球数の
減算更新を実施した後、前記Sa19に戻り、外部取出
スイッチ58sの検出が非検出(「OFF」)となって
いるかの監視並びに前記減算スイッチ70における検出
があるかの監視を実施して、前記パチンコ球の検出があ
る毎に第2クレジット球数の減算更新を繰返し実施して
いき、前記外部取出ボタン58sの検出が非検出(「O
FF」)となってパチンコ球の排出が停止され、所定時
間に渡って前記減算スイッチ70におけるパチンコ球の
検出が無かった場合においてはSa23に進んで、前記
Sa16にて開始した取出準備検出センサ95の監視を
終了するとともに、前記割り込み処理ルーチンによる割
り込みを無効とするとともに、前記Sa17において変
更した経路の復帰を実施した後(Sa24)、前記Sa
1に再度戻る。
【0188】また、前記Sa14における判定結果が合
致しなかった場合にはSa25へ進むことで、前記精算
スイッチ19sの検出に基づく信号入力があるかの判定
を実施し、該判定が合致した場合にはSa26へ進む。
このSa26では、遊技制御基板200に対して第1ク
レジット球数の出力要求を送信し、これに基づき遊技制
御基板200より第1クレジット球数を受信すると、該
受信した第1クレジット球数の払出指示を含む払出信号
を球払出制御基板208に出力することで、図11
(c)に示すように、受信した第1クレジット球数分の
パチンコ球が前記第2経路67の払出球検出スイッチ8
1を通過して球流入口11より前記皿部7’へ排出され
る。
【0189】次いでSa27に進み、遊技制御基板20
0に対して待機球排出要求を出力し、待機球取込ユニッ
ト92により皿部7’に待機する待機球並びに皿部7’
に排出されたパチンコ球を待機球排出通路77を介して
クレジット球通路75に排出させるとともに、前記第2
クレジット球検出センサ83により待機球排出通路77
を介してクレジット球通路75に排出されたパチンコ球
の検出の監視が実施される(Sa28)。
【0190】該Sa28におけるパチンコ球の検出があ
った場合には、Sa33へ進み、該検出に基づいて前記
第2クレジット球数レジスタの第2クレジット球数の加
算更新を実施した後、前記Sa28に戻り、第2クレジ
ット球検出センサ83によるパチンコ球の検出がある毎
に第2クレジット球数の加算更新を繰返し実施してい
き、所定時間に渡って前記減算スイッチ70におけるパ
チンコ球の検出が無かった場合においてSa29へ進
み、遊技制御基板200に対して待機球排出解除要求を
出力し、待機球取込ユニット92による待機球等の排出
を解除させた後、前記第2クレジット球数レジスタの第
2クレジット球数並びに精算の旨を示す所定情報とを含
む精算情報を前記カードユニット3に送信する(Sa3
0)。
【0191】この精算情報の送信に基づき前記カードユ
ニット3は、該精算情報に含まれている前記第2クレジ
ット球数をその時点にて受け付けているプリペイドカー
ド或いは会員カードに、前記カードリーダライタ312
を通じて記録した後、該カードを返却するとともに、こ
れら受け付けているプリペイドカード或いは会員カード
のカードIDと前記記録したクレジット球数のデータを
前記管理コンピュータ190に対して送信するようにな
っており、該管理コンピュータ190においてこれら送
信されたデータが対応付けて登録、管理される。
【0192】前記Sa30における送信後にSa31へ
進み、該Sa29において前記精算情報の受信が良好に
なされた場合にカードユニット3からの返信される受信
完了データの受信待ちを実施する。この受信完了データ
の返信が所定時間内においてない場合には、前記Sa3
0に戻って再度前記精算情報を前記カードユニット3に
送信し、所定時間内において受信完了データの返信があ
った場合においては、Sa32へ進んで前記第2クレジ
ット球数レジスタの第2クレジット球数をリセットした
後、前記Sa1に再度戻る。
【0193】尚、前記Sa30における精算情報のカー
ドユニット3への送信に際しては、該カードユニット3
にプリペイドカード或いは会員カードが受け付けられて
いることを、例えば前記RAM206cにカードIDの
登録があるか否かを確認すること等で実施し、該確認に
てカードが受け付けられていない場合には、カードユニ
ット3に対して精算カードの挿入の報知を行うための所
定データを送信し、該カードユニット3の前記動作ラン
プ301を点滅点灯させることで、係員により精算専用
のカードをカードユニット3の前記カード挿入口305
に挿入させるようにしても良い。
【0194】また、前記Sa25における判定結果が合
致しなかった場合にはSa34へ進むことで、前記離席
スイッチ57sの検出に基づく信号入力があるかの判定
を実施し、該判定が合致した場合にはSa35へ進む。
該Sa35では、前記第2クレジット球数レジスタに第
2クレジット球数が存在するかの判定を実施し、該判定
結果が合致しない場合、つまりは第2クレジット球数が
「0」の場合においてはSa39に進み、判定結果が合
致する場合においてはSa36へ進む。
【0195】該Sa36においては、その時点における
前記第2クレジット球数レジスタの第2クレジット球数
並びに離席の旨を示す所定情報とを含む離席情報を前記
カードユニット3に送信する。該Sa36における離席
情報の送信後にSa37へ進み、該Sa37において前
記離席情報の受信が良好になされた場合にカードユニッ
ト3からの返信される受信完了データの受信待ちを実施
し、所定時間内において受信完了データの返信がない場
合には、前記Sa36に戻って再度前記離席情報を前記
カードユニット3に送信し、所定時間内において受信完
了データの返信があった場合においては、Sa38へ進
んで遊技制御基板200に対して離席開始要求を送信
し、遊技の実施を不可に設定させて、演出制御基板20
1を介して液晶表示器135に離席中を示す所定表示と
経過時間(開始時点では0)を表示させるとともに、前
記第2通信部(COM2)242から管理コンピュータ
190に対し前記離席情報と予めパチロット遊技機1に
付与されている台番号とを送信した後、図15に示す離
席待機ルーチンへ進む。
【0196】また、前記Sa34における判定結果が合
致しなかった場合にはSa39へ進むことで、前記自動
払戻(球貸)スイッチ17sの検出に基づく信号入力が
あるかの判定を実施し、該判定が合致しない場合、つま
りは自動払戻(球貸)スイッチ17sの検出がない場合
には直接Sa41へ進み、該判定が合致した場合、つま
りは自動払戻(球貸)スイッチ17sの検出があった場
合にはSa40へ進み、自動払戻(球貸)の設定を変更
した後にSa41へ進む。
【0197】該Sa41では、自動払戻(球貸)の設定
が「ON」であるかの判定を実施し、該判定結果が合致
しなかった場合、つまりは自動払戻(球貸)の設定が
「OFF」である場合には前記Sa1に戻り、判定結果
が合致した場合、つまりは自動払戻(球貸)の設定が
「ON」である場合には、Sa42へ進んで前記待機球
検出センサ46による待機球の検出が非検出(「OF
F」)であるかの判定を実施し、該判定結果が合致しな
かった場合は前記Sa1に戻り、判定結果が合致した場
合においてはSa43に進んで、前記球払出制御基板2
08に予め定められた所定数(本実施例1では125
球)のパチンコ球の前記球流入口11への払い出しを指
示する払出信号並びに経路指示信号を出力してパチンコ
球の払い出しを実施させ、該払い出した球数を前記第2
クレジット球数レジスタの第2クレジット球数が残存す
る場合には第2クレジット球数から、第2クレジット球
数が残存しない場合には払い出し球数に該当する所定度
数(本実施例1では5度数)を前記度数レジスタの残度
数から減算した後、前記Sa1に戻る。
【0198】このように、通常において前記Sa1→S
a3→Sa5→Sa7→Sa14→Sa25→Sa34
→Sa39→Sa1のように各判定が高速に順次実施さ
れることで、各種スイッチの検出や操作を遅滞なく検知
し、その検知された検出や操作に該当する処理が実施さ
れるようになっている。
【0199】次いで、図15に示す離席待機ルーチンに
ついて説明すると、前記Sa38の終了とともに、持球
制御マイクロコンピュータ206aは、その内部に設け
られている内部タイマによるタイムカウントをスタート
させ(Sc1)、Sc2へ進んで対応する前記カードユ
ニット3にカード挿入があるかの監視を行う。
【0200】該カード挿入の判定における判定結果が合
致しなかった場合、つまりはカード挿入がなかった場合
は、Sc9へ進んで前記タイムカウントされた時間であ
る経過時間が予め設定されている離席時間を越えている
かの判定を実施し、該判定結果が合致しなかった場合、
つまりはまだ離席時間を越えていない場合には、Sc1
1へ進んで前記タイムカウントされた時間である経過時
間を遊技制御基板200に送信し、演出制御基板201
を介して液晶表示器135に表示されている経過時間を
表示更新させた後、前記Sc2へ戻り、前記Sc9にお
ける判定結果が合致した場合、つまりは既に離席時間を
越えている場合には、Sc10へ進んで既に離席時間を
越えている旨を示す所定データを遊技制御基板200に
送信し、演出制御基板201を介して液晶表示器135
に離席時間を越えている旨を示す所定表示を表示させた
後、前記Sc2へ戻る。
【0201】また、前記Sc2における判定結果が合致
した場合には、Sc3へ進んで挿入されたカードから読
み出された第2クレジット球数を含む離席情報並びにカ
ードIDとをカードユニット3から入手し、前記RAM
206cに記憶されている離席情報並びにカードIDと
比較してSc4へ進む。
【0202】該比較結果が不一致の場合にはSc8へ進
み、挿入されたカードの返却指示を対応するカードユニ
ット3へ送信した後、前記Sc2へ戻り、比較結果が一
致の場合にはSc5へ進んで前記タイムカウントを中止
するとともに、前記第2通信部(COM2)242から
管理コンピュータ190に対し離席解除情報と台番号と
を送信し、前記にて入手した離席情報に含まれている第
2クレジット球数(=RAM206cのクレジット球数
レジスタに記憶されているクレジット球数)を前記第2
クレジット表示器105に表示し(Sc6)、遊技制御
基板200に対して離席解除を送信して、遊技を可能に
設定させた後(Sc7)、前記図13に示すSa1に戻
って再度通常の処理を実施する。
【0203】以下、遊技者が遊技(ゲーム)を行うため
の操作や、この操作に伴う各種装置の作動状況を説明す
る。
【0204】ゲームを開始する場合は、対応するカード
ユニット3のカード挿入口305に遊技場の所定箇所に
設けられたプリペイドカード発行機(図示略)にて購入
したプリペイドカード、或いは予め遊技場から発行され
た会員カードを前記カード挿入口305に挿入する。こ
れに基づき挿入されたプリペイドカードまたは会員カー
ドから読み出された度数がカード残高表示部35に表示
される。
【0205】この状態で球貸ボタン18或いは前記自動
払戻(球貸)ボタン17を操作するとプリペイドカード
から読み出されてカード残高表示部35に表示されてい
る度数のうち所定の度数分(本実施例1では5度)が減
算されて減算された度数に該当する球数(125球)の
パチンコ球が皿部7’に払い出される。
【0206】また、前記自動払戻(球貸)ボタン17を
操作した場合には、前述のように自動払戻(球貸)設定
が「ON」に設定され、最初は待機球検出センサ46に
よる待機球の検出が非検出(「OFF」)であることか
らカード残高表示部35に表示されている度数のうち所
定の度数分(本実施例1では5度)が減算されて減算さ
れた度数に該当する球数(125球)のパチンコ球が皿
部7’に払い出されるとともに、待機球が減少して前記
待機球検出センサ46による待機球の検出が再度非検出
(「OFF」)になった場合には、自動的に前述と同様
にカード残高表示部35に表示されている度数が減算さ
れた該当する球数のパチンコ球が払い出される。また、
第2クレジット表示部47に表示された第2クレジット
球数が残存する場合には、該第2クレジット球数が所定
数(125球)減算されて、該減算された球数のパチン
コ球が払い出されるようになっており、第2クレジット
球数からの払い出しがカード残高表示部35の度数から
の払い出しよりも優先されるようになっている。尚、第
2クレジット表示部47に残存する第2クレジット球数
が125球に満たない場合には、該第2クレジット球数
の全数が払い出される。
【0207】このようにパチンコ球が払い出されて皿部
7’に待機球が存在する状態でBET指示表示部30が
点灯するようになっており、シングルBETボタン36
a、MAXBETボタン36bの操作、自動クレジット
ボタン37の操作が有効となり賭数の設定が可能な状態
となる。
【0208】この状態で、前記自動クレジットボタン3
7が操作され、自動クレジットの設定が有効となると、
皿部7’の待機球が待機球取込ユニット92により内部
に取り込まれ、これら取り込まれた待機球が第1クレジ
ット表示部31に表示された第1クレジット球数に加算
されるとともに、これら第1クレジット球数の上限であ
る250球まで加算された時点で、待機球取込ユニット
92による待機球の取込が停止されるようになってい
る。また、自動クレジットの設定が有効な状態において
第1クレジット表示部31の第1クレジット球数が所定
球数以下となると、第1クレジット球数の上限である2
50球まで再び皿部7’の待機球が待機球取込ユニット
92により内部に取り込まれるようになっている。
【0209】このように、待機球が第1クレジット表示
部31に表示されている第1クレジット球数に加算され
て、該第1クレジット球数が残存する場合にもBET指
示表示部30が点灯し、シングルBETボタン36a、
MAXBETボタン36bの操作が有効となり賭数の設
定が可能な状態となる。
【0210】賭数を設定するにはMAXBETボタン3
6b、またはシングルBETボタン36aを押圧すれば
よく、クレジット表示部31に表示されている第1クレ
ジット球数が0である場合に、MAXBETボタン36
bが押圧されると皿部7’の待機球から、本実施例1で
1ゲームにおいて許容される賭数の最大数に該当する3
単位分(15球)のパチンコ球が取り込まれて3単位の
賭数が設定され、また、シングルBETボタン36aが
押圧されると皿部7’の待機球から、1単位分(5球)
のパチンコ球が取り込まれて1単位の賭数が設定され
る。尚、皿部7’の待機球が3単位分(15球)に満た
ない場合、設定可能な賭数の範囲はその待機球の範囲内
に限られる。
【0211】また、第1クレジット表示部31に表示さ
れている第1クレジット球数が残存する場合に、MAX
BETボタン36bが押圧されるとクレジット表示部3
1のクレジット数が、本実施例1で1ゲームにおいて許
容される賭数の最大数該当する3単位分(15球)だけ
減算表示されて3単位の賭数が設定され、また、シング
ルBETボタン36aが押圧されると第1クレジット表
示部31の第1クレジット球数が1単位分(5球)だけ
減算表示されて1単位の賭数が設定される。尚、第1ク
レジット表示部31に表示される第1クレジット球数が
3単位分(15球)に満たない場合には、皿部7’の待
機球が待機球取込ユニット92により取り込まれて3単
位まで賭数が設定できるようになっており、皿部7’に
待機する待機球が存在しない場合には、設定可能な賭数
の範囲はその第1クレジット球数の範囲内に限られる。
【0212】遊技者によりシングルBETボタン36a
が操作されると賭数が1単位に設定されるとともに、中
段の横1列の入賞ラインL1が有効となり、この入賞ラ
インL1が有効となった旨を示す1単位賭け表示部21
が点灯する。続けてシングルBETボタン36aが2回
押圧操作されると賭数が2単位に設定され、上、中、下
段の横3列の入賞ラインL1、L2、L2’が有効とな
り、これらの入賞ラインL1、L2、L2’が有効とな
った旨を示す1単位賭け表示部21、2単位賭け表示部
22、23が点灯する。続けてシングルBETボタン3
6aが3回押圧操作されるか、あるいはMAXBETボ
タン36bが押圧されると賭数が3単位に設定され、
上、中、下段の横3列の入賞ラインL1、L2、L2’
及び斜め対角線上2列の入賞ラインL3、L3’が有効
となり、これらの入賞ラインL1、L2、L2’、L
3、L3’が有効となった旨を示す1単位賭け表示部2
1、2単位賭け表示部22、23、3単位賭け表示部2
4、25が点灯する。なお、賭数が最大数である3単位
に設定された場合には、それを越える賭数を設定するこ
とはできないためBET指示表示部30は消灯する。
【0213】そして上記のように少なくとも最小数であ
る1単位の賭数が設定された時点でスタートレバー38
の操作が有効に受付けられる状態、すなわち、ゲームが
開始可能な状態となり、このスタートレバー38の操作
が有効に受付けられる状態になった旨を示すスタート表
示部29が点灯される。
【0214】スタート表示部29が点灯している状態で
スタートレバー38を押圧操作すれば、リールユニット
52が作動して各リール51L、51C、51Rが回転
し、透視窓14には複数種類の図柄が連続的に変化する
ように表示される。前述したようにリール51L、51
C、51Rの回転が開始されてから所定時間が経過すれ
ば各ストップボタン40L、40C、40Rの操作が有
効となる。この状態で遊技者がいずれかのストップボタ
ン40L、40C、40Rを押圧操作すれば、対応する
リール51L、51C、51Rの回転が停止され、透視
窓14からは対応する可変表示部の上、中、下段に図柄
が表示される。
【0215】また、遊技者がストップボタン40L、4
0C、40Rを押圧操作しない場合には、所定時間(例
えば30秒)が経過した時点で例えばリール51L、5
1C、51Rの優先順序で自動的に順次停止する。
【0216】そして3つのうちいずれか2つのリールの
回転が停止された時点で、賭数に応じて有効化されたい
ずれかの入賞ラインL1、L2、L2’、L3、L3’
上に同種の図柄が揃って停止表示された場合にはリーチ
が成立する。
【0217】さらに全てのリール51L、51C、51
Rが停止された時点で、賭数に応じて有効化されたいず
れかの入賞ラインL1、L2、L2’、L3、L3’上
に予め定められた図柄の組み合わせが表示された場合は
入賞となり、各種遊技効果ランプ部41〜44の内部に
内蔵された遊技効果ランプ130〜133(図6参照)
や入賞ラインL1、L2、L2’、L3、L3’に対応
するリールランプ155等が点灯するとともに、スピー
カ136a、136b、137から効果音等が出力され
ること等による入賞演出が実行される。そして、入賞内
容に対応して予め定められた賞球が遊技者に対して付与
され、賞球数が第1クレジット表示部31に表示された
第1クレジット球数に加算更新される。また、第1クレ
ジット数が上限に達した場合には、第1クレジット球数
に加算されずに残存する賞球数が皿部7’へ払い出され
る。また、これら付与された賞球数は、前記第1クレジ
ット球数に加算される毎、または皿部7’に払い出され
る毎にペイアウト表示部33の払出球数に加算更新され
るようになっている。
【0218】また、特に予め定められた特別図柄の組み
合わせが表示されて大当たり入賞した場合等にあって
は、賞球が遊技者に対して付与されるとともに、通常遊
技状態とは異なるとともに、遊技者にとって有利な、す
なわち大量の賞球を獲得できる特別遊技状態が発生し、
後述するようなビッグボーナス(以下BBと称する)や
レギュラーボーナス(以下RBと称する)が遊技者に対
して遊技価値として付与されるようになっている。
【0219】なお、このように入賞することにより遊技
者に対して付与される「遊技価値」は、賞球等の有価価
値に限らず、上記のように大当たり入賞した場合等にお
いて遊技者に対して付与されるBBやRB等、遊技に関
連する特典全てを含む。
【0220】また、これら賞球の発生に基づき払い出さ
れたパチンコ球が球流入口11より皿部7’内に流入で
きなかった場合には、これら流入できなかったパチンコ
球が前記クレジット球通路75を流下して第2クレジッ
ト球検出センサ83により検出され、前記第2クレジッ
ト表示部47に表示されている第2クレジット球数に加
算されていく。
【0221】また、前記上皿払出ボタン59を操作する
ことで、これら第2クレジット表示部47の第2クレジ
ット球数から所定数(本実施例1では125球)が減算
されて、これら減算された球数に該当する球数のパチン
コ球が皿部7’に払い出されるようになっており、前記
皿部7’内に流入できずに第2クレジット球数に加算さ
れたパチンコ球を皿部7’に払い戻しできるようになっ
ている。
【0222】また、予め貯留箱251或いは手等を前記
外部取出口9の下方位置に配置した後、前記外部取出ボ
タン58を押圧操作することで、前記第2クレジット表
示部47の第2クレジット球数が残存する場合には該外
部取出ボタン58が押圧されている間において第2クレ
ジット球数が減算され、該減算された球数のパチンコ球
が外部取出口9から排出される。これら全ての第2クレ
ジット球数分のパチンコ球が外部に排出されて第2クレ
ジット球数が残存しない状態になっても前記外部取出ボ
タン58を押圧操作し続けることで、前記第1クレジッ
ト表示部31に表示されている第1クレジット球数が減
算されるとともに、該減算された球数のパチンコ球が皿
部7’に払い出され、再び内部に取り込まれて第2クレ
ジット球数に加算された後、該加算された第2クレジッ
ト球数のパチンコ球が外部取出口9から排出される。
【0223】これら一度パチンコ機外部に払い出された
パチンコ球を再度使用したい場合には、これら外部に排
出されたパチンコ球を前記上皿部7における皿部7’上
面を覆う開閉蓋97を開けて投入することで、再度使用
することができる。
【0224】また、遊技者が所用にて遊技を中断して離
席する場合には、前記離席ボタン57を押圧操作するこ
とで、前記カードユニット3に挿入中のプリペイドカー
ド或いは会員カードにその時点の第2クレジット球数が
記録されて返却される。更に、ゲームの実施が不可とさ
れ、第三者が前記皿部7’に残存する待機球または第1
クレジット表示部31に残存する第1クレジット球数を
用いてゲームを実施できないようにされるとともに、液
晶表示部15には離席中である旨の所定表示と経過時間
とが表示される。
【0225】この離席を解除するには、遊技者は返却さ
れたプリペイドカード或いは会員カードを前記カードユ
ニット3のカード挿入口305に再度挿入することで、
該カードのカードIDと第2クレジット球数とが照合さ
れた後、ゲームの実施が可能とされ、遊技を実施できる
ようになる。
【0226】また、遊技者が遊技を終了したい場合にお
いては、前記精算ボタン19を押圧操作することで、第
1クレジット表示部31に表示されている第1クレジッ
ト球数が皿部7’に払い出されるとともに、これら皿部
7’に払い出されたパチンコ球が取り込まれ、該取り込
まれたパチンコ球が加算された第2クレジット球数が前
記カードユニット3に送信されて挿入中のプリペイドカ
ード或いは会員カードに書き込まれて返却される。
【0227】遊技者は、該返却されたプリペイドカード
或いは会員カードを前記POSレジ191が設置されて
いる景品交換カウンタに持参して、所望の景品との交換
に前記第2クレジット球数を使用することができる。
【0228】(実施例2)図16は、本実施例2の遊技
機であるパチロット遊技機1’並びに該パチロット遊技
機1’に対応して設けられた球貸装置3’を示す外観正
面図であり、図17は本実施例2のパチロット遊技機
1’の背面正面図であり、図18は本実施例2のパチロ
ット遊技機1’の背面における構成内容を示す組立図で
あり、図19は、本実施例1のパチロット遊技機1に設
けられたカードリーダライタ260の構成を示す斜視図
であり、図20は、本実施例2に用いたパチロット遊技
機1’の構成を示すブロック図であり、図21は、対応
する球貸装置3’の構成を示すブロック図である。
【0229】まず、本実施例2のパチロット遊技機1’
は、前記実施例1のパチロット遊技機1とほぼ同様の構
成とされているが、大きく異なる点としては、図16並
びに図17に示すように、現金の投入に基づき所定数の
パチンコ球の貸出を実施する球貸装置3’に並設されて
使用される。
【0230】図16に示すように、前記皿部7’の上面
を覆う開閉蓋97における図中左側端部には、開口部9
7aが設けられており、前記球貸装置3’に設けられて
いる後述の払出ノズル371から払い出されるパチンコ
球を前記開口部97aから取り込むことが可能とされて
いる。
【0231】また、本実施例2のパチロット遊技機1’
においては、前面扉2bの前面上部における液晶表示部
15の側部位置には、遊技終了時に操作されることで、
その時点において遊技者が遊技にて獲得したパチンコ球
数のうちの端数を除く球数を特定可能な情報が記録され
た精算カードを発行するための端球精算ボタン49並び
に遊技者が獲得した全てのパチンコ球数を特定可能な情
報が記録された精算カードを発行するための全数精算ボ
タン50と、遊技を中断して離席する際に操作されてそ
の時点において遊技者が遊技にて獲得したパチンコ球数
が記録された離席カードを発行するための離席ボタン4
8と、前記精算カードや離席カードが発行されるカード
発行口54と、が設けられた精算/離席操作パネル4が
設けられている。これら各ボタン48、49、50の操
作の検出を行うスイッチ48s、49s、50sは、図
20に示すように、後述のカードリーダライタ260を
介して持球制御基板206に接続されており、持球制御
基板206のMPU206aにより各スイッチ48s、
49s、50sの状態が検出されるようになっている。
【0232】また、本実施例2のパチロット遊技機1’
では、前面扉2bの裏面側において前記精算/離席操作
パネル4に対応する位置に、前記精算カードや離席カー
ドの発行並びに、発行した離席カードの受付け等を行う
カードリーダライタ260が取付けられている。このカ
ードリーダライタ260は、図18に示すように、前記
精算/離席操作パネル4と一体に取付けられており、こ
れらカードリーダライタ260並びに精算/離席操作パ
ネル4は、前記前面扉2bに対して着脱可能に取付けら
れるようになっている。
【0233】また、前記実施例1においては上皿部7の
側面7bに設けられていたカード残高表示部35、自動
払出(球貸)ボタン17、球貸ボタン18、精算ボタン
19、離席ボタン57は設けられていたのに対し、本実
施例2のパチロット遊技機1’では、これら各ボタンは
設けられておらず、上皿部7の側面7bにおける正面右
側には、第2クレジット球数からのパチンコ球の自動払
戻の実施を設定/解除するための自動球出ボタン17’
が設けられている。この自動球出ボタン17’の操作の
検出を行う自動球出スイッチ17s’は、図20に示す
ように、前記第2操作基板207bに実装されており、
該第2操作基板207bに接続された持球制御基板20
6のMPU206aにより自動球出スイッチ17’の状
態が検出されるようになっている。
【0234】また、前記実施例1においてはリールユニ
ット52や、前記揚送ユニット2eが前面扉2a側に装
着されていたのに対して、本実施例2のパチロット遊技
機1’では、図18に示すように、これらリールユニッ
ト52や揚送ユニット2eが基枠2a側に装着されてい
る。
【0235】また、本実施例2のパチロット遊技機1’
では、前記球通路板2dの環流路93の経路中に設けら
れた遊技球供給部としての分岐部91に、球供給管99
が接続されており、前記上部貯留タンク60から環流路
93に流下したパチンコ球が該分岐部91にて分岐して
対応する球貸装置3’に供給されるようになっている。
【0236】尚、上述した構成以外は、前記実施例1に
おけるパチロット遊技機1とほぼ同一の構成とされてい
るため、その他の説明は省略する。
【0237】本実施例2にて使用した前記カードリーダ
ライタ260について説明すると、該カードリーダライ
タ260は、図19に示すような外観を有しており、主
に本体部289とカバー部290とから構成され、これ
ら本体部289とカバー部290との間に搬送路292
が形成され、該搬送路292に臨むように、駆動モータ
296からの駆動力を伝達するタイミングベルト298
および駆動ギア299により駆動される搬送ローラ28
7および回転自在とされたフリーローラ288や、前記
精算カード或いは離席カードとして発行されるリライト
カード300の挿入、配置、排出等の制御を実施するた
めのリライトカード300の検出を実施する発光部29
7aおよび受光部297bから成るセンサや、リライト
カード300のメモリに非接触でデータの記録を行う通
信ヘッド291や、リライトカード300に設けられた
表示部としての印字部への印字および消去を発熱により
実施するサーマルヘッド294や、該サーマルヘッド2
94とでリライトカード300を挟持するように配置さ
れたプラテンローラ293が設けられて、発行されるリ
ライトカード300への情報の記録並びに挿入される離
席カードの記録情報の読み取りを実施可能とされている
とともに、リライトカード300に設けられた印字部へ
の印字、消去が実施可能とされており、前記搬送路29
2が前記カード発行口54に連通するように前記精算/
離席操作パネル4が取付けられているとともに、該精算
/離席操作パネル4とともに、前記前面扉2bに取付け
られるようになっている。
【0238】また、本実施例2のカードリーダライタ2
60の前記搬送路292の終端側位置には、精算カード
或いは離席カードとして発行するリライトカード300
を貯留可能な貯留ボックス280が設けられており、該
貯留ボックス280を交換することでリライトカード3
00の補充を簡便に実施できるようになっている。
【0239】このカードリーダライタ260は、図20
に示すように、前記持球制御基板206に接続されてい
て、該持球制御基板206に実装されている前記持球制
御マイクロコンピュータ206aにより、その動作が制
御されるようになっている。
【0240】また、本実施例2のパチロット遊技機1’
は、図22に示すように、前記球貸装置3’とともに前
記管理コンピュータ190に接続されていて、前記リラ
イトカード300に記録される精算情報や離席情報が、
該発行されるリライトカード300に予め付与記録され
ているカードID並びにパチロット遊技機1’に付与さ
れた台番号とともに前記管理コンピュータ190に、前
記第2通信部(COM2)242を通じて送信すること
で、前記第2クレジット球数データを含む精算情報や離
席情報が前記カードIDに対応付けて登録、管理され、
遊技者が該発行された精算カードを前記POSレジ19
1に持参することで、前記実施例1と同様に前記第2ク
レジット球数を景品交換に使用できるようになってい
る。
【0241】次いで本実施例2のパチロット遊技機1’
に並設されて使用される球貸装置3’について説明する
と、該球貸装置3’は、図16に示すように、その前面
に使用可能である旨を点灯により報知する動作ランプ3
68や、1000円札紙幣を挿入可能とされた紙幣挿入
口369、後述の球払出ユニット382から払い出され
たパチンコ球を対応するパチロット遊技機1’の上皿部
7における皿部7’内に誘導するための払出ノズル37
1が設けられている。
【0242】また、前記球貸装置3’の内部には、前記
紙幣挿入口369に連設され、該紙幣挿入口369に挿
入された1000円札紙幣の識別を行う紙幣識別ユニッ
ト381と、前記供給管99を介して対応するパチロッ
ト遊技機1’から供給されたパチンコ球の払出を行う球
払出ユニット382と、該球払出ユニット382にて払
い出すパチンコ球の有無を検出する球切れスイッチ38
3と、該球払出ユニット382から払い出されたパチン
コ球の検出を行う球検出スイッチ384と、前記管理コ
ンピュータ190とのデータ通信を行うための通信部3
86と、これら各部の制御を行う制御マイコン(MP
U)388と、が設けられており、これら各部は図21
に示すように接続されている。
【0243】本実施例2の球貸装置3’では、前記紙幣
挿入口369に1000円札紙幣が挿入され、該挿入さ
れた紙幣が前記紙幣識別ユニット381にて正規の10
00円札紙幣であると識別された場合には、1000円
に相当する球数(250球)分のパチンコ球が前記球払
出ユニット382にて払い出されて、前記払出ノズル3
71を介して対応するパチロット遊技機1’の皿部7’
に排出されるようになっている。尚、前記紙幣が識別さ
れた際に、識別された紙幣が正規のものでない場合や他
の金種の紙幣である場合、前記球切れスイッチ383に
て球払出ユニット382にて払い出すパチンコ球が検出
されない場合には、挿入された紙幣を紙幣挿入口369
より返却し、パチンコ球の払出は実施されないようにな
っている。
【0244】また、上述のようにパチンコ球の払出が実
施された場合には、払い出された球数(本実施例2では
250球)を特定可能な払出情報と、各球貸装置3’を
特定可能な装置IDと、を管理コンピュータ190に対
して送信するようになっており、これら各球貸装置3’
毎の払出球数が管理コンピュータ190にて管理される
ようになっている。
【0245】以下、本実施例2の前記持球制御マイクロ
コンピュータ206aの処理動作を図23のフロー図に
基づいて説明する。
【0246】まず、前記持球制御マイクロコンピュータ
206aは、前記遊技制御基板200から賞球信号が出
力されているかの判定を実施し(Sd1)、該判定が合
致した場合にはSd2へ進んで前記遊技制御基板200
から出力された賞球信号に基づく球数の払出指示を含む
払出信号を球払出制御基板208に出力することで、図
11(c)に示すように、入賞に基づく賞球が前記第2
経路67の払出球検出スイッチ81を通過して球流入口
11より前記皿部7’へ排出されるか、或いは該皿部
7’に待機球が満杯である場合は前記クレジット球通路
75を流下して前記第2クレジット球検出センサ83に
より検出され、これら賞球信号に基づく球数の払い出し
を終えて前記Sd1に再度戻る。
【0247】また、前記Sd1における判定結果が合致
しなかった場合にはSd3へ進むことで、前記第2クレ
ジット球検出センサ83によるパチンコ球の検出がある
かの判定を実施し、前記Sd2にて払い出された球の
内、前記クレジット球通路75を流下して前記第2クレ
ジット球検出センサ83により検出されたパチンコ球
は、該Sd3にて検出される。このSd3におけるパチ
ンコ球の検出があった場合には、Sd4へ進み、該検出
に基づいて前記第2クレジット球数レジスタの第2クレ
ジット球数への加算更新を実施した後、前記Sd1に再
度戻る。
【0248】また、前記Sd3における判定結果が合致
しなかった場合にはSd5へ進むことで、前記上皿払出
スイッチ59sの検出に基づく信号入力があるかの判定
を実施し、該判定が合致した場合にはSd6へ進む。該
Sd6では、前記第2クレジット球数レジスタの第2ク
レジット球数が存在するかの判定を実施し、該判定結果
が合致しない場合、つまり第2クレジット球数が「0」
の場合においては前記Sd1に再度戻り、判定結果が合
致する場合においてはSd7へ進んで前記球払出制御基
板208に払い出すパチンコ球の経路が、図11(b)
に示すように、第1経路66の減算スイッチ70を通過
して第2経路67に排出されるように経路指示信号を出
力して経路の切替を実施させた後、該球払出制御基板2
08に予め定められた所定数(本実施例2では貸し出し
と同様の125球)のパチンコ球の払い出しを指示する
払出信号を出力して前記第2クレジット球数の払い出し
を実施させる(Sd8)。
【0249】該払出信号を出力に基づき、球払出制御基
板208は前記球切払出装置65内の駆動モータ450
を駆動して前記スプロケット452を適宜に回転させて
前記所定数のパチンコ球の排出を実施し、該排出された
パチンコ球は第1経路66に設けられている前記減算ス
イッチ70を通過して球流入口11より前記皿部7’へ
排出されるとともに、該減算スイッチ70による排出球
の検出の監視が実施される(Sd9)。
【0250】該Sd9における排出球の検出があった場
合には、Sd10へ進み、該検出に基づいて前記第2ク
レジット球数レジスタの第2クレジット球数の減算更新
を実施した後、前記Sd9に戻り、減算スイッチ70に
よる排出球の検出がある毎に第2クレジット球数の減算
更新を繰返し実施していき、所定時間に渡って前記減算
スイッチ70における排出球の検出が無かった場合にお
いてSd11へ進み、前記Sd7にて変更された経路を
デフォルト状態(第2経路67の払出球検出スイッチ8
1を通過して球流入口11より前記皿部7’へ排出され
る経路)に復帰した後、前記Sd1に再度戻る。
【0251】また、前記Sd5における判定結果が合致
しなかった場合にはSd12へ進むことで、前記外部取
出スイッチ58sの検出に基づく信号入力があるかの判
定を実施し、該判定が合致した場合にはSd13へ進
む。該Sa13では、前記第2クレジット球数レジスタ
の第2クレジット球数が存在するかの判定を実施し、該
判定結果が合致しない場合、つまりは第2クレジット球
数が「0」の場合においては、Sd23へ進む。このS
d23では、遊技制御基板200に対して第1クレジッ
ト球数の出力要求を送信し、これに基づき遊技制御基板
200より第1クレジット球数を受信すると、該受信し
た第1クレジット球数の払出指示を含む払出信号を球払
出制御基板208に出力することで、図11(c)に示
すように、受信した第1クレジット球数分のパチンコ球
が前記第2経路67の払出球検出スイッチ81を通過し
て球流入口11より前記皿部7’へ排出される。
【0252】次いでSd23に進み、遊技制御基板20
0に対して待機球排出要求を出力し、待機球取込ユニッ
ト92により皿部7’に待機する待機球並びに皿部7’
に排出されたパチンコ球を待機球排出通路77を介して
クレジット球通路75に排出させるとともに、前記第2
クレジット球検出センサ83により待機球排出通路77
を介してクレジット球通路75に排出されたパチンコ球
の検出の監視が実施される(Sd25)。
【0253】該Sd25におけるパチンコ球の検出があ
った場合には、Sd26へ進み、該検出に基づいて前記
第2クレジット球数レジスタの第2クレジット球数の加
算更新を実施した後、前記Sd25に戻り、第2クレジ
ット球検出センサ83によるパチンコ球の検出がある毎
に第2クレジット球数の加算更新を繰返し実施してい
き、所定時間に渡って前記減算スイッチ70におけるパ
チンコ球の検出が無かった場合においてSd27へ進
み、遊技制御基板200に対して待機球排出解除要求を
出力し、待機球取込ユニット92による待機球等の排出
を解除させた後、前記Sd1に再度戻る。このようにす
ることで、遊技者が前記外部取出スイッチ58sの検出
を第2クレジット球数が無くなっても操作継続すること
で、前記第1クレジット球数や上皿部7に残存する待機
球をもれなく取り出すことができるようになっている。
【0254】また、前記Sd13における判定結果が合
致する場合においてはSd14へ進んで前記取出準備検
出センサ95の監視を開始するとともに、割り込み処理
ルーチンによる割り込みを有効に設定し、Sd15へ進
む。
【0255】この割り込み処理ルーチンは、前記取出準
備検出センサ95により貯留箱251や遊技者の手等が
非検出(「OFF」)であるかの判定を実施するW−1
ステップと、該W−1ステップにて取出準備検出センサ
95の非検出(「OFF」)が確認された場合において
前記外部取出スイッチ58sの検出を無効とするととも
に、第2クレジット球数の払い出しを中止するW−2ス
テップとで構成されており、前記W−1ステップにおけ
る判定が合致しない場合には再度W−1ステップに戻る
ことで前記取出準備検出センサ95における貯留箱25
1や手等の非検出(「OFF」)を監視するようになっ
ており、これら非検出(「OFF」)により前記W−2
ステップを実行することで、貯留箱251や手等が外部
取出口9下部位置にない状態にて第2クレジット球の払
い出しが実施され続けてしまうことを防止するようにな
っていて、該W−2ステップの実行後において前記Sd
1に戻るようになっている。
【0256】前記Sd15においては、払い出すパチン
コ球の経路が、図11(a)に示すように、第1経路6
6の減算スイッチ70を通過して外部取出口9に繋がる
経路となるように前記球払出制御基板208に経路指示
信号を出力して経路の切替を実施させた後、該球払出制
御基板208にパチンコ球の払い出しを継続実施させる
ための払出信号を出力してパチンコ球の払い出しを継続
実施させるとともに(Sd16)、前記外部取出スイッ
チ58sの検出が非検出(「OFF」)となっているか
の判定を実施し(Sd17)、該判定が合致しなかった
場合には、Sd19へ進み、該判定が合致した場合には
Sd18へ進んで前記払出信号の出力を中止してパチン
コ球の払い出しを停止させてSd19へ進む。このSd
19では前記球払出制御基板208より排出されて前記
減算スイッチ70により検出される排出球の監視を行
う。
【0257】前記払出信号の出力に基づき、球払出制御
基板208は前記球切払出装置65内の駆動モータ45
0を継続的に駆動して前記スプロケット452を回転さ
せてパチンコ球の排出を継続実施していき、該排出され
たパチンコ球は第1経路66に設けられている前記減算
スイッチ70により検出されていく。
【0258】前記Sd19におけるパチンコ球の検出が
あった場合には、Sd20へ進み、該検出に基づいて前
記第2クレジット球数レジスタの第2クレジット球数の
減算更新を実施した後、前記Sd17に戻り、外部取出
スイッチ58sの検出が非検出(「OFF」)となって
いるかの監視並びに前記減算スイッチ70における検出
があるかの監視を実施して、前記パチンコ球の検出があ
る毎に第2クレジット球数の減算更新を繰返し実施して
いき、前記外部取出スイッチ58sの検出が非検出
(「OFF」)となってパチンコ球の排出が停止され、
所定時間に渡って前記減算スイッチ70におけるパチン
コ球の検出が無かった場合においてはSd21に進ん
で、前記Sd14にて開始した取出準備検出センサ95
の監視を終了するとともに、前記割り込み処理ルーチン
による割り込みを無効とするとともに、前記Sd15に
おいて変更した経路の復帰を実施した後(Sd22)、
前記Sd1に再度戻る。
【0259】また、前記Sd12における判定結果が合
致しなかった場合にはSd28へ進むことで、前記端球
精算スイッチ49sまたは全数精算スイッチ50sの検
出に基づく信号入力があるかの判定を実施し、該判定が
合致した場合にはSd29へ進む。このSd29では、
遊技制御基板200に対して第1クレジット球数の出力
要求を送信し、これに基づき遊技制御基板200より第
1クレジット球数を受信すると、該受信した第1クレジ
ット球数の払出指示を含む払出信号を球払出制御基板2
08に出力することで、図11(c)に示すように、受
信した第1クレジット球数分のパチンコ球が前記第2経
路67の払出球検出スイッチ81を通過して球流入口1
1より前記皿部7’へ排出される。
【0260】次いでSd30に進み、遊技制御基板20
0に対して待機球排出要求を出力し、待機球取込ユニッ
ト92により皿部7’に待機する待機球並びに皿部7’
に排出されたパチンコ球を待機球排出通路77を介して
クレジット球通路75に排出させるとともに、前記第2
クレジット球検出センサ83により待機球排出通路77
を介してクレジット球通路75に排出されたパチンコ球
の検出の監視が実施される(Sd31)。
【0261】該Sd31におけるパチンコ球の検出があ
った場合には、Sd36へ進み、該検出に基づいて前記
第2クレジット球数レジスタの第2クレジット球数の加
算更新を実施した後、前記Sd31に戻り、第2クレジ
ット球検出センサ83によるパチンコ球の検出がある毎
に第2クレジット球数の加算更新を繰返し実施してい
き、所定時間に渡って前記減算スイッチ70におけるパ
チンコ球の検出が無かった場合においてSd32へ進
み、遊技制御基板200に対して待機球排出解除要求を
出力し、待機球取込ユニット92による待機球等の排出
を解除させた後、Sd47に進み、Sd28において検
出された入力信号が端球精算スイッチ49sの検出に基
づくものであるかを判定する。該Sd47における判定
結果が合致した場合にはSd33へ進み、該判定結果が
合致しなかった場合にはSdSd48へ進むことで、前
記第2クレジット球数レジスタの第2クレジット球数の
端球が算出され、該算出された端球分のパチンコ球が前
述したSd7〜Sd11の要領で払い出され、該払い出
された端球分が第2クレジット球数より減算された後、
Sd33に進む。
【0262】Sd33では、前記カードリーダライタ2
60に指示して、前記貯留ボックス280から発行する
リライトカード300を前記搬送路292に取り出させ
て該リライトカード300に記録されているカードID
をカードリーダライタ260より入手し、該入手したカ
ードIDを前記RAM206cに記憶するとともに、前
記第2クレジット球レジスタの第2クレジット球数をカ
ードリーダライタ260に出力して前記カードIDを読
み出したリライトカード300のメモリおよび印字部に
記録させた後、前記カード発行口54より精算カードと
して排出させて発行する。
【0263】該Sd33の終了後にSd34へ進み、前
記RAM206cに記憶しているカードID並びに前記
第2クレジット球数とともに該パチロット遊技機1’の
台番号とを前記管理コンピュータ190へ送信した後、
Sd35へ進んで前記第2クレジット球数レジスタの第
2クレジット球数をリセットした後、前記Sd1に再度
戻る。尚、前記管理コンピュータ190においては、前
記送信されたデータが対応付けて登録、管理される。
【0264】また、前記Sd28における判定結果が合
致しなかった場合にはSd36へ進むことで、前記離席
スイッチ48sの検出に基づく信号入力があるかの判定
を実施し、該判定が合致した場合にはSd37へ進む。
該Sd37では、前記第2クレジット球数レジスタに第
2クレジット球数が存在するかの判定を実施し、該判定
結果が合致しない場合、つまりは第2クレジット球数が
「0」の場合においてはSd42に進み、判定結果が合
致する場合においてはSd39へ進む。
【0265】該Sd39においては、前記カードリーダ
ライタ260に指示して、前記貯留ボックス280から
発行するリライトカード300を前記搬送路292に取
り出させて該リライトカード300に記録されているカ
ードIDをカードリーダライタ260より入手し、該入
手したカードIDと第2クレジット球数とを前記RAM
206cの所定アドレスに離席情報として登録するとと
もに、該第2クレジット球数をカードリーダライタ26
0に出力して前記カードIDを読み出したリライトカー
ド300に記録させた後、前記カード発行口54より離
席カードとして排出させて発行する。
【0266】該Sd39の終了後にSd40へ進み、前
記RAM206cに記憶しているカードIDと第2クレ
ジット球数から成る離席情報とともに、該パチロット遊
技機1’の台番号とを前記管理コンピュータ190へ送
信した後、Sd41に進む。
【0267】Sd41では、遊技制御基板200に対し
て離席開始要求を送信し、遊技の実施を不可に設定させ
て、演出制御基板201を介して液晶表示器135に離
席中を示す所定表示と経過時間(開始時点では0)を表
示させるとともに、前記第2通信部(COM2)242
から管理コンピュータ190に対し前記離席情報と予め
パチロット遊技機1に付与されている台番号とを送信し
た後、図24に示す離席待機ルーチンへ進む。
【0268】また、前記Sd36における判定結果が合
致しなかった場合にはSd42へ進むことで、前記自動
球出スイッチ17s’の検出に基づく信号入力があるか
の判定を実施し、該判定が合致しない場合、つまりは自
動球出スイッチ17s’の検出がない場合には直接Sd
44へ進み、該判定が合致した場合、つまりは自動球出
スイッチ17s’の検出があった場合にはSd43へ進
み、自動球出の設定を変更した後にSd44へ進む。
【0269】該Sd44では、自動球出の設定が「O
N」であるかの判定を実施し、該判定結果が合致しなか
った場合、つまりは自動球出の設定が「OFF」である
場合には前記Sd1に戻り、判定結果が合致した場合、
つまりは自動球出の設定が「ON」である場合には、S
d45へ進んで前記待機球検出センサ46による待機球
の検出が非検出(「OFF」)であるかの判定を実施
し、該判定結果が合致しなかった場合は前記Sd1に戻
り、判定結果が合致した場合においてはSd46に進ん
で、前記球払出制御基板208に予め定められた所定数
(本実施例2では125球)のパチンコ球の前記球流入
口11への払い出しを指示する払出信号並びに経路指示
信号を出力してパチンコ球の払い出しを実施させ、該払
い出した球数を前記第2クレジット球数レジスタの第2
クレジット球数から減算した後、前記Sd1に戻る。
【0270】このように、通常において前記Sd1→S
d3→Sd5→Sd12→Sd28→Sd36→Sd4
2→Sd1のように各判定が高速に順次実施されること
で、各種スイッチの検出や操作を遅滞なく検知し、その
検知された検出や操作に該当する処理が実施されるよう
になっている。
【0271】次いで、図24に示す離席待機ルーチンに
ついて説明すると、前記Sd41の終了とともに、持球
制御マイクロコンピュータ206aは、その内部に設け
られている内部タイマによるタイムカウントをスタート
させ(Sf1)、Sf2へ進んで対応する前記カードリ
ーダライタ260にカード挿入があるかの監視を行う。
【0272】該カード挿入の判定における判定結果が合
致しなかった場合、つまりはカード挿入がなかった場合
は、Sf8へ進んで前記タイムカウントされた時間であ
る経過時間が予め設定されている離席時間を越えている
かの判定を実施し、該判定結果が合致しなかった場合、
つまりはまだ離席時間を越えていない場合には、Sf1
0へ進んで前記タイムカウントされた時間である経過時
間を遊技制御基板200に送信し、演出制御基板201
を介して液晶表示器135に表示されている経過時間を
表示更新させた後、前記Sf2へ戻り、前記Sf8にお
ける判定結果が合致した場合、つまりは既に離席時間を
越えている場合には、Sf10へ進んで既に離席時間を
越えている旨を示す所定データを遊技制御基板200に
送信し、演出制御基板201を介して液晶表示器135
に離席時間を越えている旨を示す所定表示を表示させた
後、前記Sf2へ戻る。
【0273】また、前記Sf2における判定結果が合致
した場合には、Sf3へ進んで挿入されたカードから読
み出された第2クレジット球数を含む離席情報並びにカ
ードIDとをカードリーダライタ260から入手し、前
記RAM206cに記憶されている離席情報並びにカー
ドIDと比較してSf4へ進む。
【0274】該比較結果が不一致の場合にはSf7へ進
み、挿入されたカードを返却させた後、前記Sf2へ戻
り、比較結果が一致の場合にはSf5へ進んで前記タイ
ムカウントを中止するとともに、前記第2通信部(CO
M2)242から管理コンピュータ190に対し離席解
除情報と台番号とを送信し、前記にて入手した離席情報
に含まれている第2クレジット球数(=RAM206c
のクレジット球数レジスタに記憶されているクレジット
球数)を前記第2クレジット表示器105に表示し(S
f6)、遊技制御基板200に対して離席解除を送信し
て、遊技を可能に設定させた後(Sf7)、前記図23
に示すSf1に戻って再度通常の処理を実施する。
【0275】以下、遊技者が遊技(ゲーム)を行うため
の操作や、この操作に伴う各種装置の作動状況を説明す
る。
【0276】ゲームを開始する場合は、対応する球貸装
置3’の紙幣挿入口369に1000円札紙幣を挿入す
る。これに基づき挿入金額に基づく球数(250球)の
パチンコ球が皿部7’に払い出される。
【0277】また、前記自動球出ボタン17’を操作し
た場合には、自動球出設定が「ON」に設定される。こ
の状態で前記待機球検出センサ46による待機球の検出
が非検出(「OFF」)となり、第2クレジット表示部
47に表示された第2クレジット球数が残存する場合に
は、該第2クレジット球数が所定数(125球)減算さ
れて、該減算された球数のパチンコ球が払い出されるよ
うになっている。尚、第2クレジット表示部47に残存
する第2クレジット球数が125球に満たない場合に
は、該第2クレジット球数の全数が払い出される。
【0278】このようにパチンコ球が払い出されて皿部
7’に待機球が存在する状態において、前記実施例1に
説明したパチロット遊技機1’と同様に待機球を用いて
賭数の設定を行いゲームを実施できるようになってい
る。
【0279】また、これらゲームを実施することにより
入賞が発生し、該入賞の発生に基づき払い出されたパチ
ンコ球が球流入口11より皿部7’内に流入できなかっ
た場合には、これら流入できなかったパチンコ球が前記
クレジット球通路75を流下して第2クレジット球検出
センサ83により検出され、前記第2クレジット表示部
47に表示されている第2クレジット球数に加算されて
いく。
【0280】また、前記上皿払出ボタン59を操作する
ことで、これら第2クレジット表示部47の第2クレジ
ット球数から所定数(本実施例2では125球)が減算
されて、これら減算された球数に該当する球数のパチン
コ球が皿部7’に払い出されるようになっており、前記
皿部7’内に流入できずに第2クレジット球数に加算さ
れたパチンコ球を皿部7’に払い戻しできるようになっ
ている。
【0281】また、予め貯留箱251或いは手等を前記
外部取出口9の下方位置に配置した後、前記外部取出ボ
タン58を押圧操作することで、前記第2クレジット表
示部47の第2クレジット球数が残存する場合には該外
部取出ボタン58が押圧されている間において第2クレ
ジット球数が減算され、該減算された球数のパチンコ球
が外部取出口9から排出される。これら全ての第2クレ
ジット球数分のパチンコ球が外部に排出されて第2クレ
ジット球数が残存しない状態になっても前記外部取出ボ
タン58を押圧操作し続けることで、前記第1クレジッ
ト表示部31に表示されている第1クレジット球数が減
算されるとともに、該減算された球数のパチンコ球が皿
部7’に払い出され、再び内部に取り込まれて第2クレ
ジット球数に加算された後、該加算された第2クレジッ
ト球数のパチンコ球が外部取出口9から排出される。
【0282】これら一度パチンコ機外部に払い出された
パチンコ球を再度使用したい場合には、これら外部に排
出されたパチンコ球を前記払出ノズル371を上方向に
持ち上げた状態で、払出ノズル371のパチンコ球が流
下する位置に設けられた開口よりパチンコ球を投入する
ことで再度使用することができる。
【0283】また、遊技者が所用にて遊技を中断して離
席したい場合には、前記離席ボタン57を押圧操作する
ことで、前記リライトカード300にその時点の第2ク
レジット球数が記録されてカード発行口54から離席カ
ードとして発行される。更に、ゲームの実施が不可とさ
れ、第三者が前記皿部7’に残存する待機球または第1
クレジット表示部31に残存する第1クレジット球数を
用いてゲームを実施できないようにされるとともに、液
晶表示部15には離席中である旨の所定表示と経過時間
とが表示される。
【0284】この離席を解除するには、遊技者は発行さ
れた離席カードを前記カード挿入口54に再度挿入する
ことで、該カードのカードIDと第2クレジット球数と
が照合された後、ゲームの実施が可能とされ、遊技を実
施できるようになる。
【0285】また、遊技者が遊技を終了したい場合にお
いては、前記精算ボタン19を押圧操作することで、第
1クレジット表示部31に表示されている第1クレジッ
ト球数が皿部7’に払い出されるとともに、これら皿部
7’に払い出されたパチンコ球が取り込まれ、該取り込
まれたパチンコ球が加算された第2クレジット球数が前
記リライトカード300に記録されてカード発行口54
から精算カードとして発行される。
【0286】遊技者は、該発行された精算カードを前記
POSレジ191が設置されている景品交換カウンタに
持参して、所望の景品との交換に前記第2クレジット球
数を使用することができる。
【0287】前記実施例における各要素は、本発明に対
して以下のように対応している。
【0288】本発明の請求項1は、1ゲームに対して賭
数を設定することによりゲームが開始可能となるととも
に、表示状態を変化させることが可能な可変表示装置
(リールユニット52)の表示結果が導出表示されるこ
とにより1ゲームが終了し、該可変表示装置(リールユ
ニット52)の表示結果に応じて所定の入賞が発生可能
であるとともに、該入賞の発生に基づき遊技球(パチン
コ球)を払出する遊技球払出部(球切払出装置65)
と、該遊技球払出部から払出された遊技球が待機する遊
技球待機部(上皿部7)と、該遊技球待機部に待機する
遊技球を前記ゲームに賭けるために取り込む遊技球取込
部(BET球流入口45)と、を備え、前記遊技球待機
部に待機する遊技球を使用して遊技を行う遊技機であっ
て、前記遊技球待機部から溢れ出た遊技球、および前記
遊技球待機部が待機中の遊技球にて満杯状態である場合
において前記遊技球払出部から払出された遊技球が通過
する溢れ遊技球通路(クレジット球通路75)と、該溢
れ遊技球通路を通過する遊技球を検出する溢れ遊技球検
出手段(第2クレジット球検出センサ83)と、該溢れ
遊技球検出手段における遊技球の検出に基づき、該検出
された遊技球数を遊技に使用可能な遊技球数として加算
更新する加算更新手段(持点制御マイクロコンピュータ
206a)と、該加算更新手段により加算更新された遊
技球数を記憶する記憶部(RAM206c)と、該記憶
部に記憶されている遊技球数を表示する遊技球数表示部
(第2クレジット表示部47)と、少なくとも前記溢れ
遊技球検出手段にて検出された遊技球を貯留する遊技球
貯留部(回収球タンク84)と、遊技機1の下方位置か
ら上方位置に架設されて遊技球を移送するための遊技球
移送通路(揚送路89)と、前記遊技球貯留部(回収球
タンク84)に連結され、該遊技球貯留部に貯留された
遊技球を、前記遊技球移送通路(揚送路89)を通して
遊技機の上方位置へ移送する移送部(揚送装置88)
と、該移送部により移送され前記遊技球移送通路(揚送
路89)の上方位置より排出された遊技球を前記遊技球
払出部(球切払出装置65)に導く遊技球環流通路(環
流路93)と、前記記憶部(RAM206c)に記憶さ
れている遊技球数の範囲内における遊技球を前記遊技球
払出部(球切払出装置65)から前記遊技球待機部(上
皿部7)に払出させるための遊技球払戻手段(持点制御
マイクロコンピュータ206a)と、該遊技球払戻手段
により前記遊技球払出部から前記遊技球待機部へ払出さ
れる遊技球を検出する払戻遊技球検出手段(減算スイッ
チ70)と、前記払戻遊技球検出手段による前記遊技球
の検出に基づき、前記記憶部(RAM206c)に記憶
されている遊技球数を減算更新する減算更新手段(持点
制御マイクロコンピュータ206a)と、を備える。
【0289】本発明の請求項2は、前記遊技球移送通路
(揚送路89)の経路上に、移送される遊技球(パチン
コ球)を清浄化する清浄部(研磨装置90)を備える
【0290】本発明の請求項3は、前記遊技球環流通路
(揚送路89)の経路上には、移送された遊技球(パチ
ンコ球)を貯留するための遊技球上部貯留部(上部貯留
タンク60)を備える。
【0291】本発明の請求項4は、前記遊技球上部貯留
部(上部貯留タンク60)には、該遊技球上部貯留部内
に所定量の遊技球が貯留されていることを検出する上部
貯留遊技球検出部(上部タンク満タン検出センサ61)
が設けられ、該上部貯留遊技球検出部による貯留遊技球
の検出状況に基づいて前記移送部(揚送装置88)の動
作制御を行う移送制御手段(揚送制御基板209に実装
されている揚送制御マイクロコンピュータ)を備える。
【0292】本発明の請求項5は、前記遊技球払戻手段
(上皿払出ボタン59、持点制御マイクロコンピュータ
206a、球払出制御基板208、)は、遊技者が操作
できるように設けられた遊技球払戻操作部(上皿払出ボ
タン59)を含み、該遊技球払戻操作部の操作に基づき
前記遊技球の払出を行う。
【0293】本発明の請求項6は、前記ゲームに賭ける
ための賭け予約遊技球数(第1クレジット球数)を計数
する賭け予約遊技球数計数手段(賭球スイッチ79、C
PU211)と、該賭け予約遊技球数計数手段にて計数
された賭け予約遊技球数を予め定められた上限値の範囲
内において記憶する賭け予約遊技球数記憶部(遊技制御
基板200に実装されたRAM212)と、該賭け予約
遊技球数記憶部に記憶されている賭け予約遊技球数を表
示する賭け予約遊技球数表示部(第1クレジット表示器
109)と、前記賭け予約遊技球数記憶部に記憶されて
いる賭け予約遊技球数を前記遊技球待機部に待機する遊
技球よりも優先して前記ゲームに設定する賭数として使
用し、該賭数に応じた遊技球数を前記賭け予約遊技球数
から減算更新する賭け遊技球制御手段(CPU211)
と、を備える。
【0294】本発明の請求項7は、前記遊技球待機部
(上皿部7)には、待機する遊技球(パチンコ球)を検
出する待機遊技球検出部(待機球検出センサ46)が設
けられ、該待機遊技球検出部にて遊技球が検出されてお
り、且つ前記賭け予約遊技球数(第1クレジット球数)
が前記上限値に達してしない場合において、前記賭け予
約遊技球数計数手段(賭球スイッチ79、CPU21
1)は該上限値まで前記遊技球の計数を行う。
【0295】本発明の請求項8は、前記賭け予約遊技球
数計数手段(賭球スイッチ79、CPU211)による
遊技球(パチンコ球)の計数の実施/非実施を遊技者が
設定操作するための自動賭け予約設定操作部(自動クレ
ジットボタン37)を備える。
【0296】本発明の請求項9は、前記遊技球(パチン
コ球)を遊技機1外部に取り出すための外部取出部(外
部取出口9)と、前記記憶部(RAM206c)に記憶
されている遊技球数(第2クレジット球数)の範囲内に
おける遊技球(パチンコ球)を前記外部取出部より遊技
者が遊技機外部に取り出すために操作する外部取出操作
部(外部取出ボタン58)と、該外部取出操作部の操作
に基づき前記記憶部(RAM206c)に記憶されてい
る遊技球数(第2クレジット球数)の範囲内における遊
技球を前記遊技球払出部(球切払出装置65)から前記
外部取出部(外部取出口9)に払出させるための遊技球
取出手段(持点制御マイクロコンピュータ206a)
と、該遊技球払出部(球切払出装置65)から払出され
た遊技球を前記外部取出部(外部取出口9)に導くため
の遊技球取出通路(取出球通路76)と、前記遊技球払
出部(外部取出口9)より前記外部取出部に払出される
遊技球を検出する外部取出遊技球検出手段(減算スイッ
チ70)と、を備え、前記減算更新手段(持点制御マイ
クロコンピュータ206a)は、前記外部取出遊技球検
出手段(減算スイッチ70)による遊技球の検出に基づ
き、前記記憶部(RAM206c)に記憶されている遊
技球数(第2クレジット球数)を減算更新する。
【0297】本発明の請求項10は、前記遊技球待機部
(上皿7)に対して、遊技球(パチンコ球)を投入する
ための投入部(開閉蓋97、開口部97a)が設けられ
ている。
【0298】本発明の請求項11は、前記外部取出部
(外部取出口9)から排出される遊技球(パチンコ球)
の取出準備が完了しているか否かを検出する取出準備完
了検出部(取出準備検出センサ95)を備え、該取出準
備完了検出部による取出準備の完了が検出された場合に
おいて、前記遊技球取出手段(持点制御マイクロコンピ
ュータ206a、球払出制御基板208)は、前記遊技
球払出部(球切払出装置65)から遊技球を払出させ
る。
【0299】本発明の請求項12は、前記遊技球待機部
(上皿部7)には、待機する遊技球(パチンコ球)を検
出する待機遊技球検出部(待機球検出センサ46)が設
けられ、前記遊技球払戻手段(持点制御マイクロコンピ
ュータ206a)は、該待機遊技球検出部(待機球検出
センサ46)による待機遊技球の検出が未検出になった
場合に、前記遊技球払出部(球切払出装置65)から遊
技球待機部(上皿部7)へ遊技球の払出を行う。
【0300】本発明の請求項13は、前記遊技球払戻手
段(持点制御マイクロコンピュータ206a)による遊
技球(パチンコ球)の未検出に基づく前記遊技球払出部
(球切払出装置65)からの払出の実施/非実施を遊技
者が設定操作するための自動払戻し設定操作部(自動払
出(球貸)ボタン17)を備える。
【0301】本発明の請求項14は、前記記憶部(RA
M206c)に記憶されている遊技球数(第2クレジッ
ト球数)の精算を行うために遊技者により操作可能とさ
れた精算操作部(精算ボタン19)と、該精算操作部の
操作に基づき前記記憶部(RAM206c)に記憶され
ている遊技球数(第2クレジット球数)の情報を遊技機
外部に送信する通信部(第1通信部(COM1)24
1)を備える。
【0302】本発明の請求項15は、前記記憶部(RA
M206c)に記憶されている遊技球数(第2クレジッ
ト球数)の精算を行うために遊技者により操作可能とさ
れた精算操作部(端球精算ボタン49、全数精算ボタン
50)と、該精算操作部の操作に基づき前記記憶部(R
AM206c)に記憶されている遊技球数(第2クレジ
ット球数)を特定可能な情報(第2クレジット球数、カ
ードID)が記録された記録媒体(リライトカード30
0)を発行する記録媒体処理部(カードリーダライタ2
60)を備える。
【0303】本発明の請求項16は、前記記録媒体処理
部(カードリーダライタ260)が遊技機1に対して着
脱し得るように設けられている。
【0304】本発明の請求項17は、前記精算操作部
(精算ボタン19)の操作に基づき、前記賭け予約遊技
球数記憶部(遊技制御基板200に実装されたRAM2
12)に記憶されている賭け予約遊技球数(第1クレジ
ット球数)を、前記記憶部(RAM206c)に記憶さ
れている遊技球数(第2クレジット球数)に加算するた
めの処理(待機球進路切替装置82による待機球排出通
路77への待機球の排出)を行う。
【0305】本発明の請求項18は、前記遊技球待機部
(上皿部7)に待機している遊技球(パチンコ球)を前
記溢れ遊技球検出手段(第2クレジット球検出センサ8
3)に導く待機遊技球回収通路(待機球排出通路77)
と、該待機遊技球回収通路への遊技球の流入を制御する
流入制御部(待機球取込ユニット92、待機球進路切替
装置82)と、を備え、前記精算操作部(精算ボタン1
9)の操作に基づき前記流入制御部は前記待機遊技球回
収通路(待機球排出通路77)へ待機遊技球を流入させ
る。
【0306】本発明の請求項19は、前記遊技球待機部
(上皿部7)から遊技に使用された遊技球(パチンコ
球)を前記遊技球貯留部(回収球タンク84)に導く使
用済み遊技球回収通路(賭球通路64)を備える。
【0307】本発明の請求項20は、前記遊技球払戻手
段(上皿払出ボタン59、持点制御マイクロコンピュー
タ206a、球払出制御基板208、)および前記遊技
球取出手段(持点制御マイクロコンピュータ206a、
球払出制御基板208)により前記遊技球払出部(球切
払出装置65)から払出される遊技球(パチンコ球)が
通過する払い戻し遊技球通路(第1経路66)と、遊技
球の貸し出し或いは入賞に基づき前記遊技球払出部(球
切払出装置65)から払出される遊技球(パチンコ球)
が通過する払い出し遊技球通路(第2経路67)とを備
え、これら各通路のいずれかに前記遊技球払出部(球切
払出装置65)より払出された遊技球の通路を切り替え
る通路切り替え部(上部経路切替弁68)が設けられて
いる。
【0308】本発明の請求項21は、少なくとも前記遊
技球移送通路(揚送路89)並びに移送部(揚送装置8
8)は、遊技機1に対して着脱し得るように設けられて
いる。
【0309】本発明の請求項22は、遊技機1に対して
隣接配置され、遊技球(パチンコ球)の貸出を行う遊技
球貸出装置(球貸装置3’)へ遊技球を供給するための
遊技球供給部(分岐部91)を備える。
【0310】以上、本発明の実施形態を図面を用いて前
記各実施例にて説明してきたが、本発明はこれら各実施
例に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しな
い範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる
ことは言うまでもない。
【0311】例えば、前記各実施例では揚送路89の経
路上に清浄部としての前記研磨装置90を設けている
が、本発明はこれに限定されるものではなく、研磨装置
を設けない構成としても良い。
【0312】この場合、パチロット遊技機を設置してい
るホール・パチンコ店において定期的にパチロット遊技
機内のパチンコ球を抜いて別途設けられた研磨機により
研磨を行い、研磨済みの球を再度補給するようにしても
良い。このようにすれば、ホール・パチンコ店における
手間は増えるが、パチロット遊技機自体のコストを安く
することができる。
【0313】また、前記各実施例では、パチロット遊技
機1の上部位置に遊技球上部貯留として上部貯留タンク
60を設けており、このようにすることは、遊技機が循
環使用することのできるパチンコ球の総量を増やすこと
ができるとともに、前記揚送路89や揚送装置88とし
て、比較的揚送能力の低い小型もの或いは安価なものを
使用することが可能となり、これら揚送装置がパチロッ
ト遊技機1裏面部に占めるスペースを低減できるばかり
か遊技機のコストを低減させることもできることから好
ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、こ
れら揚送装置として小型で且つ十分な揚送能力が得られ
る場合においては、前記上部貯留タンク60を設けずと
も良い。このようにすれば、1台当たりの球量を減らす
ことができ、パチロット遊技機を設置するホール・パチ
ンコ店が用意するパチンコ球にかかるコストを低減でき
る。
【0314】また、前記各実施例においては、前記上部
貯留タンク60の内部に貯留されているパチンコ球が所
定の上限量に達しているかを検知するための上部タンク
満タン検出センサ61を設けていて、該上部タンク満タ
ン検出センサ61によるパチンコ球の検出状況に応じて
前記揚送装置88の稼働を制御することは、前記上部貯
留タンク60内に所定量のパチンコ球が定常的に貯留さ
れるようになることから好ましいが、本発明はこれに限
定されるものではなく、パチンコ球を常時揚送するとと
もに、上部貯留タンク60をオーバーフローしたパチン
コ球を回収球タンク84に回収して再度揚送する構成と
しても良い。このようにすれば、揚送装置の稼働を制御
する必要が無くなり、ひいては、パチロット遊技機自体
のコストが安くなる。
【0315】また、前記各実施例においては、前記第2
操作基板207bに上皿払出ボタン59を設けて、遊技
者が自分の操作にて任意に第2クレジット球数の前記皿
部7’への払い戻しを受けることができるようになって
いるが、本発明はこれに限定されるものではなく、自動
払戻による払い戻しのみが実施されるようにしても良
い。このようにすることで、上皿払出ボタン59が必要
なくなり、遊技を行う客の操作も減らすことができる。
【0316】また、前記各実施例においては、前記第2
操作基板207bに外部取出ボタン58を設けて、遊技
者が自分の操作にて任意に第2クレジット球数を前記外
部取出口9より取り出せるようになっているが、本発明
はこれに限定されるものではなく、外部への取出を不可
能としても良い。このようにすれば、各パチロット遊技
機間における球の移動が無くなるため、各パチロット遊
技機毎の球の所在量が満タン又は不足することが無くな
るので、球抜きや球の補給作業に要する労力が軽減され
る。
【0317】また、前記実施例1においては、前記開閉
蓋97を前記上皿部7の上部に設けられており、皿部
7’への外部からのパチンコ球の投入は可能とされ、皿
部7’に待機する待機球は不用に取り出せないようにな
っているが、本発明はこれに限定されるものではなく、
前記実施例2のように、上皿部7の上面に、開閉蓋97
を設けない構成としても良く、皿部7’に貯留されてい
るパチンコ球を自由に取り出せるようにしても良い。
【0318】また、これら外部からのパチンコ球の投入
部として、前記実施例1では開閉蓋97を開放すること
でパチンコ球を投入可能な皿部7‘を設けているが、本
発明はこれに限定されるものではなく、これら投入部の
形態や設置位置等は適宜に選定すれば良く、BET球流
入口45に向かうような構造であればよい。
【0319】また、前記各実施例においては、前記取出
準備検出センサ95を設けることで、排出されるパチン
コ球の貯留準備が完了していない時点にて、誤って前記
外部取出ボタン58が操作されても、パチンコ球が外部
取出口9より排出されてしまうことを回避できるように
しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、
取込準備検出センサ95を設けずに外部取出ボタン58
が操作されたらパチンコ球を外部取出口9から排出する
ようにしても良い。
【0320】また、前記実施例1においては、前記自動
払戻(球貸)ボタン17並びに待機球検出センサ46を
設けて、皿部7’に待機球が少なくなった場合において
自動的にパチンコ球の払い戻し或いは貸し出しを実施す
るようにしているとともに、前記実施例2においては、
自動球出ボタン17’並びに待機球検出センサ46を設
けて、皿部7’に待機球が少なくなった場合において自
動的にパチンコ球の払い戻しを実施するようにしてお
り、このようにすることは、遊技者の払い戻し操作や貸
し出し操作の煩雑さを解消することができることから好
ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、自
動的にパチンコ球の払出(球貸)を実施する機能がない
構成としても良い。
【0321】また、前記実施例1においては、前記自動
払戻(球貸)ボタン17を設けて、遊技者が自動払戻或
いは自動球貸を設定できるようにしているとともに、前
記実施例2においては、前記自動球出ボタン17’を設
けて、遊技者が自動払戻を設定できるようにしている
が、本発明はこれに限定されるものではなく、自動払出
(球貸)ボタン17、または自動球貸ボタン17’を設
けなくとも良い。
【0322】また、前記実施例1においては、前記カー
ドユニット3に接続される第1通信部(COM1)24
1を設け、該接続されているカードユニット3に精算情
報を送信してプリペイドカード或いは会員カードにクレ
ジット球数等の情報を記録し、該プリペイドカード或い
は会員カードを返却するようにしているが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、これら精算情報を送信す
る先を他の外部機器、例えば専用の精算装置や精算用の
コンピュータにて、クレジット球数の情報を記録したカ
ードを発行しても良い。
【0323】また、前記実施例1では、前述のように、
カードユニット3に第2クレジット球数を含む精算情報
を送信する精算処理を実施するようにしているが、本発
明はこれに限定されるものではなく、例えば、パチロッ
ト遊技機1を直接管理コンピュータ190に接続し、該
管理コンピュータ190に対して前記カードユニット3
にて受付け中のプリペイドカード或いは会員カードのカ
ードIDとクレジット球数とを送信、登録することで精
算処理を行うようにするようにしても良い。
【0324】また、前記各実施例においては、賭数設定
に使用された待機球(アウト球)が回収球タンク84に
回収されるようになっており、このようにすることで、
これらの賭数設定に使用された待機球(アウト球)も後
述する揚送装置88にて揚送されて循環使用されるよう
になるため、パチロット遊技機1内部のパチンコ球を有
効に使用することが可能となるとともにパチンコ球が均
等に清浄化されることから好ましいが、本発明はこれに
限定されるものではなく、回収球タンク84に回収され
るパチンコ球は、第2クレジット球センサ83により検
出されたパチンコ球のみでも良い。
【0325】また、前記各実施例においては、前記球切
払出装置65に排出するパチンコ球の経路を第1経路6
6或いは第2経路67に切替可能な流路切替部としての
上部経路切替弁68を設けることで球切払出装置65を
1つのみとしているが、本発明はこれに限定されるもの
ではなく、これら所定数のパチンコ球の払い出しを行う
球切払出装置を前記第1経路66並びに第2経路67の
それぞれに設けるようにしても良い。
【0326】また、前記各実施例においては、前述のよ
うに精算ボタン19や端数精算ボタン49、全数精算ボ
タン50の操作時等に皿部7’に残留する待機球を、第
2クレジット球検出センサ83に導くようにすること
は、遊技者は前記精算操作をするのみで、前記皿部7’
に残留する待機球が自動的に第2クレジット球数に加算
された後に精算処理が実施されるようになるため、遊技
者の精算操作を簡素化することができるばかりか、前記
待機球の取り忘れも防止することもできることから好ま
しいとともに、これら待機球を検出するための検出スイ
ッチを個別に設ける必要もなくなることから好ましい
が、本発明はこれに限定されるものではなく、待機球を
検出するための検出スイッチを別途設けて、該検出スイ
ッチにより検出された待機球を第2クレジット球数に加
算するようにしても良い。
【0327】また、前記各実施例では、前記満タン報知
ランプ55やタンク空報知ランプ56をパチロット遊技
機1の前面扉2bに設けているが、本発明はこれに限定
されるものではなく、これら満タン報知ランプ55やタ
ンク空報知ランプ56の点灯に連動する信号出力部を設
けて、外部機器、例えば呼び出しランプや遊技島端に設
けられる代表ランプや、管理コンピュータ等にてこれら
の信号に基づくランプに点灯や報知を実施するようにし
ても良い。このように、呼び出しランプや代表ランプを
点灯させることで、店員による迅速な対応を行うことが
できるとともに、管理コンピュータに報知することで集
中管理でき、インカム等を通じて店員に迅速な対応を促
すことができる。
【0328】また、前記各実施例では実施していない
が、前記第2クレジット球数を自動的に前記外部取出口
9に払い出すような実球払出設定を行うことができるよ
うにして、第2クレジット球数を記憶する機能のないパ
チロット遊技機のように遊技を行えるようにしても良
く、このようにすれば、クレジット機能になじめない遊
技客も現状機のように遊技を行うことができる。
【0329】また、前記各実施例では実施していない
が、外部取出ボタン58の入力操作に基づいて、前記精
算ボタン19や端数精算ボタン49、全数精算ボタン5
0の操作時と同様に前記皿部7’に残留している待機球
を第2クレジット球数に加算してから或いは第2クレジ
ット球数に加算しながら前記外部取出口9から第2クレ
ジット球の払出を受けられるようにしても良い。更に
は、前記皿部7’に残留している待機球を第2クレジッ
ト球数に加算するためのクレジットボタン等を設けるよ
うにしても良い。
【0330】また、前記各実施例では実施していない
が、前記カードユニット3に挿入されたカードが会員カ
ードである場合には、該会員カードに記録されている第
2クレジット球数をカードユニット3から入手して前記
第2クレジット球レジスタに登録することで、遊技者が
他のパチロット遊技機1、1’にて獲得した第2クレジ
ット球数を使用して遊技できるようにしても良い。ま
た、これら他のパチンコ機にて獲得した第2クレジット
球数を使用する場合においては、手数料として所定割合
球数の減算を実施し、該減算後の第2クレジット球数を
使用できるようにすること等は任意とされる。
【0331】また、前記実施例2では、カードリーダラ
イタ260より離席カードのみを受け付けるようになっ
ているが、本発明はこれに限定されるものではなく、こ
れらカードリーダライタ260にて、前記実施例1にて
前記カードユニット3にて受け付けているプリペイドカ
ードや会員カードを受け付けるようにしても良い。
【0332】また、前記実施例2では、カードリーダラ
イタ260が前面扉2bに対して着脱可能に取付けられ
ており、パチロット遊技機1の機種を変更しても、これ
らカードリーダライタ260を取外してパチロット遊技
機1に装着することが容易にできるようになり、パチロ
ット遊技機の単価を低廉化できることから好ましいが、
本発明はこれに限定されるものではなく、これらカード
リーダライタ260を前面扉2bに対して着脱できない
ように取付けた構成としても良い。また、これらカード
リーダライタ260の配置位置としては、前記実施例2
では前面扉2b側としているが、これを前記基枠2a側
に配置するようにしても良い。
【0333】また、前記実施例2では、精算カードや中
断カードが発行されるカード発行口54が、前面扉2b
の上方位置に設けられており、これにより、これら精算
カードや中断カードの発行状況を、遊技場の係員等が確
認しやすくなり、これらカードの発行に伴い不正な行為
が実施されることを抑制できることから好ましいが、本
発明はこれに限定されるものではなく、カード発行口5
4が設けられる位置については前面扉2bの下方位置で
もよく、設ける場所は任意とすることができる。
【0334】また、前記実施例2では、精算カード並び
に離席カードとして発行する記録媒体(カード)として
リライトカードを使用しているが、本発明はこれに限定
されるものではなく、これら発行される記録媒体として
は、通常の磁気カードや第2クレジット球数データが記
録された情報記録シンボルであるバーコード等が印刷さ
れたレシート等であっても良く、これら発行する記録媒
体は、第2クレジット球数の大きさを特定可能な情報が
記録可能なものであれば使用することができる。また、
これら記録媒体の形状はカード形状に限定されるもので
はなく、コイン状や球状のものであっても良い。尚、前
記カードユニット3に挿入される遊技用記録媒体である
会員カードやビジターカードの形状もカード状に限定さ
れるものではなく、コイン状や球状のものであっても良
い。
【0335】また、前記実施例1では、カードユニット
3にカードが挿入されていない場合に精算ボタン19が
操作された場合には、該カードユニット3に対して精算
カード挿入を報知するために動作ランプ301を点滅点
灯させるようにしているが、本発明はこれに限定される
ものではなく、これらカードユニット3にカードが挿入
されていない場合には、前記外部取出口9より第2クレ
ジット球数を払い出すようにしても良い。
【0336】また、前記実施例1では、前記開閉蓋97
よりパチンコ球を投入できるこことから、カードユニッ
ト3にカードが挿入されていない場合でも遊技が可能と
なってしまうことから、これらカード挿入がない場合の
遊技を規制するために、カードユニット3にカードが挿
入されていない場合には遊技に係わる操作を無効化する
ようにしても良い。
【0337】また、前記第2操作基板207bを前記第
1操作基板207aとは個別に設けているが、本発明は
これに限定されるものではなく、第1操作基板207a
と第2操作基板207bとに実装されている素子を1枚
の基板上にまとめて実装するようにしてもよく、また、
これら第1操作基板229や第2操作基板207bの配
置位置等は操作性を考慮して適宜に選定すれば良い。
【0338】また、前記各実施例にて示したフロー図に
よる処理内容は、使用するマイコンの性能やメモリの容
量並びに接続される各デバイスの能力等により適宜に変
更できることは言うまでもない。
【0339】また、前記各実施例では、遊技球としてパ
チンコ球を用いたパチロット遊技機を例に説明したが、
本発明の遊技球はこれに限定されるものではなく、その
他の遊技球を使用するパチロット遊技機についても本発
明を適用可能できる。
【0340】また、前記各実施例では、第2クレジット
表示部47に表示されている球数、すなわちRAM20
6cの第2クレジット球レジスタに記憶されている第2
クレジット球数のみが、外部取出ボタン58を操作する
ことで外部取出口9から取り出すことが可能となってい
るが、本発明はこれに限定されるものではなく、前記第
2クレジット球数に、第1クレジット表示部31に表示
されている球数、すなわちRAM212に記憶されてい
る第1クレジット球数を加えたクレジット球数を、外部
取出ボタン58を操作することで外部取出口9から取り
出せるようにしても良い。
【0341】また、精算ボタン19を操作することで、
第1クレジット球数として記憶されているパチンコ球を
第2クレジット球センサ83でカウントするようにし
て、第1クレジット球数と第2クレジット球数との合計
の球数を前記プリペイドカード或いは会員カードに記録
するようにしても良い。
【0342】また、前記実施例においては特に実施して
はいないが、前面扉2bの開放を検知する開放センサ等
を設けて、該開放センサにより前面扉2bの開放を検知
して、前記揚送装置88の稼働を停止する等の制御を行
うことは任意とされる。
【0343】
【発明の効果】本発明は次の効果を奏する。 (a)請求項1の発明によれば、前記遊技球移送通路と
移送部とを備え、少なくとも前記遊技球払出部より払出
され前記溢れ遊技球検出手段にて検出された遊技球が遊
技機上部に揚送されて再度遊技球払出部より払出される
遊技球として循環使用されるようになるため、遊技機へ
の遊技球の補給を必ずしも実施する必要がなく、これら
遊技機が設置される遊技島に前述の補給装置や揚送装置
等の各種装置を設ける必要がない。
【0344】(b)請求項2の発明によれば、前記遊技
球移送通路を移送される遊技球が移送毎に清浄化される
ようになり、遊技機内を循環する遊技球を清浄な状態に
保つことができ、結果的に遊技機内の遊技球通路等の汚
れを低減できる。
【0345】(c)請求項3の発明によれば、遊技機が
循環使用することのできる遊技球の総量を増やすことが
できるとともに、前記遊技球移送通路並びに移送部とし
て、安価であるが移送能力が低いものであっても使用す
ることができるようになり、結果として遊技機のコスト
を低減させることもできる。
【0346】(d)請求項4の発明によれば、前記遊技
球上部貯留部内に所定量の遊技球が貯留されている場合
において、前記移送制御手段が例えば移送速度を低下さ
せたり、停止したりするとともに、遊技球上部貯留部内
に所定量の遊技球が貯留されていない場合に、前記移送
制御手段が例えば移送を開始したり、該移送速度を向上
させたりすることで、過剰な遊技球が移送されてしまっ
たり、遊技球上部貯留部に遊技球が無くなってしまうこ
とを極力回避できる。
【0347】(e)請求項5の発明によれば、遊技者
は、前記遊技球払戻操作部を操作することで、前記記憶
部に記憶されている遊技球数を前記遊技球待機部に任意
に払い出させることができる。
【0348】(f)請求項6の発明によれば、遊技者は
前記賭け予約遊技球数をゲームへの賭数として使用でき
るようになるため、賭数設定(BET)操作を簡便に実
施できるようになる。
【0349】(g)請求項7の発明によれば、前記遊技
球待機部に遊技球が存在し、且つ賭け予約遊技球数が前
記所定の上限値に達してしない場合において、自動的に
前記賭け予約遊技球数計数手段による待機遊技球の計数
が所定の上限値まで実施されて賭け予約遊技球が増加す
るようになるため、遊技者の利便性を向上できる。
【0350】(h)請求項8の発明によれば、遊技者
は、前記賭け予約遊技球数計数手段による待機遊技球の
計数の自動実施/非実施を適宜選択できる。
【0351】(i)請求項9の発明によれば、遊技者
は、前記外部取出操作部を操作することで、前記記録部
に記録されている遊技球数の範囲内の遊技球を、前記外
部取出部より遊技機外部に任意に取り出すことができ
る。
【0352】(j)請求項10の発明によれば、遊技者
は、一度遊技機外部に取り出した遊技球を再度遊技に使
用することができる。
【0353】(k)請求項11の発明によれば、例えば
遊技球貯留箱の配置等の遊技球の貯留準備が完了してい
ない時点にて、誤って前記外部取出操作部が操作されて
も、遊技球が外部取出部より排出されてしまうことを回
避できる。
【0354】(l)請求項12の発明によれば、前記待
機遊技球検出部による待機する遊技球の検出に基づい
て、前記遊技球待機部へ遊技球が自動的に払い出される
ようになるため、払い戻し操作や貸し出し操作の煩雑さ
を解消することができる。
【0355】(m)請求項13の発明によれば、遊技者
は、前記待機遊技球検出部による待機遊技球の未検出に
基づく遊技球の払い出しの実施/非実施を適宜選択でき
る。
【0356】(n)請求項14の発明によれば、前記記
憶部に記憶されている遊技球数の情報を記録媒体に記録
して返却するようにすることで、遊技終了後の精算処理
を迅速に実施することができ、遊技者の利便性を向上で
きる。
【0357】(o)請求項15の発明によれば、前記記
憶部に記憶されている遊技球数の情報を記録媒体に記録
して発行するようにすることで、遊技終了後の精算処理
を迅速に実施することができ、遊技者の利便性を向上で
きる。
【0358】(p)請求項16の発明によれば、遊技機
を変更しても、これら記録媒体処理部を取外して新たな
遊技機に装着することが容易にできるようになり、遊技
機の単価を低廉化できる。
【0359】(q)請求項17の発明によれば、賭け予
約遊技球数の精算し忘れを防止することができる。
【0360】(r)請求項18の発明によれば、遊技者
は前記精算操作部を操作するのみで、前記遊技球待機部
に待機している待機遊技球が自動的に前記記憶部に記憶
されている遊技球数に加算された後、該加算後の遊技球
数に基づく所定の精算が実施されるようになるため、精
算操作を簡素化することができるばかりか、前記遊技球
の精算し忘れを防止することもできる。
【0361】(s)請求項19の発明によれば、前記溢
れ遊技球検出手段にて検出された遊技球に加えて、前記
遊技球待機部から遊技に使用された遊技球が前記遊技球
貯留部に貯留され、前記移送部並びに遊技球移送通路に
て移送されて遊技機内を循環して使用されるようにな
り、遊技機内の限られた数の遊技球を有効に使用できる
ばかりか、遊技球の清浄度合いも均一化できる。
【0362】(t)請求項20の発明によれば、遊技球
の払い戻し用の遊技球払出部と、遊技球の貸し出し或い
は入賞に基づく遊技球の払い出し用の遊技球払出部とを
個別に設ける必要がなく、遊技機を簡素化することがで
きる。
【0363】(u)請求項21の発明によれば、遊技機
を変更しても、少なくとも前記遊技球移送通路並びに移
送部を取外して新たな遊技機に装着することが容易にで
きるようになり、遊技機の単価を低廉化できる。
【0364】(v)請求項22の発明によれば、遊技球
貸出装置は遊技機から遊技球の供給を受けられるので、
遊技球貸出装置に個別に遊技球を供給するための補給装
置や揚送装置を設ける必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1のパチンコ機並びにカードユ
ニットを示す外観正面図である。
【図2】本発明の実施例1のパチロット遊技機に突設す
る態様にて設けられた突出部付近を示す外観斜視図であ
る。
【図3】本発明の実施例1のパチロット遊技機の背面に
おける構成内容を示す組立図である。
【図4】本発明の実施例1のパチロット遊技機の背面正
面図である。
【図5】本発明の実施例1に用いた揚送ユニットの構成
を示す詳細図である。
【図6】本発明の本実施例1のパチロット遊技機の構成
を示すブロック図である。
【図7】本実施例1のパチロット遊技機の遊技制御基板
と演出制御基板の構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の実施例1に用いた球払出制御基板並び
にカードユニットの構成を示すブロック図である。
【図9】本発明の実施例1に用いた賭球払出ユニットを
示す一部破断斜視図である。
【図10】本発明の実施例1に用いた球切払出装置並び
にその周囲の流路を示す一部破断斜視図である。
【図11】(a)〜(c)は、本発明の実施例1に用い
た球切払出装置並びにその周囲の流路の経路切替状況示
す断面図である。
【図12】本発明の実施例1のパチロット遊技機並びに
カードユニットが設置された遊技場のシステム図であ
る。
【図13】本発明の実施例1における持点制御マイクロ
コンピュータが実施する処理フロー図である。
【図14】本発明の実施例1における揚送制御マイクロ
コンピュータが実施する処理フロー図である。
【図15】本発明の実施例1における持点制御マイクロ
コンピュータが離席中にて実施する処理フロー図であ
る。
【図16】本発明の実施例2のパチンコ機並びに球貸装
置を示す外観正面図である。
【図17】本発明の実施例2のパチロット遊技機の背面
正面図である。
【図18】本発明の実施例2のパチロット遊技機の背面
における構成内容を示す組立図である。
【図19】本発明の実施例2にて用いた精算カード並び
に離席カード発行用のカードリーダライタを示す外観斜
視図である。
【図20】本発明の実施例2の球払出制御基板の構成を
示すブロック図である。
【図21】本発明の実施例2のカードユニットの構成を
示すブロック図である。
【図22】本発明の実施例2のパチンコ機並びにカード
ユニットが設置された遊技場のシステム図である。
【図23】本発明の実施例2における持点制御マイクロ
コンピュータが実施する処理フロー図である。
【図24】本発明の実施例2における持点制御マイクロ
コンピュータが離席中にて実施する処理フロー図であ
る。
【符号の説明】
1 パチロット遊技機 1’ パチロット遊技機 2a 基枠 2b 前面扉 2c 表面板 2d 球通路板 2e 揚送ユニット 3 カードユニット 3’ 球貸装置 4 精算/離席操作パネル 5 入賞図柄説明パネル 6 遊技パネル 7 上皿部(遊技球待機
部) 7’ 皿部 7a 上面 7b 側面 8 タイトルパネル 9 外部取出口 9’ 取出球ガイド 10 灰皿 11 球流入口 12a、12b 放音部 13 放音部 14 透視窓 15 液晶表示部 16 蝶番 17 自動払出(球貸)ボタ
ン 17s 自動払出(球貸)スイ
ッチ 17’ 自動球出ボタン 17s’ 自動球出スイッチ 18 球貸ボタン 18s 球貸スイッチ 19 精算ボタン 19s 精算スイッチ 20a〜20c 小役告知表示部 21 1単位賭け表示部 22、23 2単位賭け表示部 24、25 3単位賭け表示部 26 ゲームオーバー表示部 27 リプレイ表示部 28 ウェイト表示部 29 スタート表示部 30 BET指示表示部 31 第1クレジット表示部 32 ゲーム回数表示部 33 ペイアウト表示部 35 カード残高表示部 35h カード残高表示器 36a シングルBETボタン 36b MAXBETボタン 37 自動クレジットボタン 38 スタートレバー 39 ストップボタンユニッ
ト 40L、40C、40R ストップボタン 41〜44 遊技効果ランプ部 45 BET球流入口 45’ BET球流路 46 待機球検出センサ 47 第2クレジット表示部 48 離席ボタン 49 端球精算ボタン 50 全数精算ボタン 51L、51C、51R リール 52 リールユニット 53 リール間隠蔽部材 54 カード発行口 55 満タン報知ランプ 56 タンク空報知ランプ 57 離席ボタン 57s 離席スイッチ 58 外部取出ボタン 58s 外部取出スイッチ 59 上皿払出ボタン 59s 上皿払出スイッチ 60 上部貯留タンク 60’ 上部貯留タンク 61 上部タンク満タン検出
センサ 62 球抜弁 63 球切れセンサ 64 賭球通路 65 球切払出装置 66 第1経路 67 第2経路 68 上部経路切替弁 69 ソレノイド 70 減算球検出センサ 71 下部経路切替弁 72 ソレノイド 73 球抜通路 74 下部進路切替装置 75 クレジット球通路 76 取出球通路 77 待機球排出通路 78 待機球合流口 79 賭球検出センサ 80 流路切替弁 81 払出球検出センサ 82 待機球進路切替装置 83 クレジット球検出セン
サ 84 回収球タンク 85 回収球満タン検出セン
サ 86 揚送球通路 87 揚送球検出センサ 88 揚送装置 89 揚送路 90 研磨装置 91 分岐部 92 待機球取込ユニット 93 環流路 94 接続ケーブル 95 取出準備検出センサ 96 施錠装置 96a 鍵穴 97 開閉蓋 97’ 蝶番 97a 開口部 98 固定台 99 球供給管 100 シングルBETスイッ
チ 101 MAXBETスイッチ 102 スタートスイッチ 103L、103C、103R 左、中、右ストップス
イッチ 104 自動クレジットスイッ
チ 105 第2クレジット表示器 108 ゲーム回数表示器 109 第1クレジット表示器 110 ペイアウト表示器 111 BET指示ランプ 112 1単位賭けランプ 113、114 2単位賭けランプ 115、116 3単位賭けランプ 117 ゲームオーバーランプ 118 スタートランプ 119 リプレイランプ 120 ボーナス告知ランプ 121a、121b BETボタンランプ 122L、122C、122R 操作有効ランプ 130〜134 遊技効果ランプ 135 液晶表示器 136a、136b、137 スピーカ 138 蛍光灯 139 ウェイトランプ 140a〜140c 小役告知ランプ 154L、154C、154R 左、中、右リールモー
タ 155 リールランプ 156 リールセンサ 164 電源ユニット 180 メインスイッチ 181 リセットスイッチ 182 設定キースイッチ 183 設定スイッチ 184 電源コード 190 管理コンピュータ 191 POSレジ 192 ホールコンピュータ 200 遊技制御基板 201 演出制御基板 202 電源基板 203 リール中継基板 204 リールランプ中継基板 205 外部出力基板 206 持球制御基板 206a 持点制御マイクロコン
ピュータ 206b ROM 206c RAM 207a 第1操作基板 207b 第2操作基板 208 球払出制御基板 209 揚送制御基板 210 制御部 211 CPU 212 RAM 213 ROM 214 I/Oポート 215 スイッチ回路 216 モータ回路 217 初期リセット回路 218 クロック発生回路 219 パルス分周回路 220 バッファ回路 221 乱数発生回路 222 サンプリング回路 223 バックアップ電源 230 制御部 231 CPU 232 RAM 233 ROM 234 I/Oポート 235 スピーカ駆動回路 236 表示駆動回路 237 ランプ駆動回路 238 バックアップ電源 241 第1通信部(COM
1) 242 第2通信部(COM
2) 251 貯留箱 260 カードリーダライタ 280 貯留ボックス 287 搬送ローラ 288 フリーローラ 289 本体部 290 カバー部 291 通信ヘッド 292 搬送路 293 プラテンローラ 294 サーマルヘッド 296 駆動モータ 297a 発光部 297b 受光部 298 タイミングベルト 299 駆動ギア 300 リライトカード 301 動作ランプ 302 紙幣インジケータ 303 紙幣挿入口 304 カードインジケータ 305 カード挿入口 306 硬貨投入口 307 硬貨返却ボタン 309 硬貨インジケータ 310 硬貨返却口 311 紙幣識別ユニット 312 カードリーダライタ 313 硬貨識別ユニット 314 ROM 315 RAM 316 第2通信部 317 第1通信部 318 制御マイコン(MP
U) 368 動作ランプ 369 紙幣挿入口 371 払出ノズル 381 紙幣識別ユニット 382 球払出ユニット 383 球切れスイッチ 384 球検出スイッチ 386 通信部 388 制御マイコン(MP
U) 401 駆動モータ 402 スプロケット 403 流入路 410 研磨カセット 412 台座 413 球誘導路 414 リール 415 リール 416 駆動軸 417 回転軸 418 研磨布 419 巻取モータ 420 ユニット板 421 固定金具 450 駆動モータ 451 伝達ギア 452 スプロケット 453 カバー 454 連結路 501 ロータリホルダ 502 回転軸 503 BET球流入通路 504 ユニット制御基板 505 シャッタ 506a〜e 球検出光センサ 507 駆動モータ 508 バイパス流路 509 排出球流路 510 ユニットハウジング 511 流下規制プレート 512a〜c 球収納溝 513 迂回路連通口 514 迂回流路用溝 515 外筒 516 ソレノイド 517 スリット 518 開口

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1ゲームに対して賭数を設定することに
    よりゲームが開始可能となるとともに、表示状態を変化
    させることが可能な可変表示装置の表示結果が導出表示
    されることにより1ゲームが終了し、該可変表示装置の
    表示結果に応じて所定の入賞が発生可能であるととも
    に、該入賞の発生に基づき遊技球を払出する遊技球払出
    部と、該遊技球払出部から払出された遊技球が待機する
    遊技球待機部と、該遊技球待機部に待機する遊技球を前
    記ゲームに賭けるために取り込む遊技球取込部と、を備
    え、前記遊技球待機部に待機する遊技球を使用して遊技
    を行う遊技機であって、前記遊技球待機部から溢れ出た
    遊技球、および前記遊技球待機部が待機中の遊技球にて
    満杯状態である場合において前記遊技球払出部から払出
    された遊技球が通過する溢れ遊技球通路と、該溢れ遊技
    球通路を通過する遊技球を検出する溢れ遊技球検出手段
    と、該溢れ遊技球検出手段における遊技球の検出に基づ
    き、該検出された遊技球数を遊技に使用可能な遊技球数
    として加算更新する加算更新手段と、該加算更新手段に
    より加算更新された遊技球数を記憶する記憶部と、該記
    憶部に記憶されている遊技球数を表示する遊技球数表示
    部と、少なくとも前記溢れ遊技球検出手段にて検出され
    た遊技球を貯留する遊技球貯留部と、遊技機の下方位置
    から上方位置に架設されて遊技球を移送するための遊技
    球移送通路と、前記遊技球貯留部に連結され、該遊技球
    貯留部に貯留された遊技球を、前記遊技球移送通路を通
    して遊技機の上方位置へ移送する移送部と、該移送部に
    より移送され前記遊技球移送通路の上方位置より排出さ
    れた遊技球を前記遊技球払出部に導く遊技球環流通路
    と、前記記憶部に記憶されている遊技球数の範囲内にお
    ける遊技球を前記遊技球払出部から前記遊技球待機部に
    払出させるための遊技球払戻手段と、該遊技球払戻手段
    により前記遊技球払出部から前記遊技球待機部へ払出さ
    れる遊技球を検出する払戻遊技球検出手段と、前記払戻
    遊技球検出手段による前記遊技球の検出に基づき、前記
    記憶部に記憶されている遊技球数を減算更新する減算更
    新手段と、を備えることを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記遊技球移送通路の経路上に、移送さ
    れる遊技球を清浄化する清浄部を備える請求項1に記載
    の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記遊技球環流通路の経路上には、移送
    された遊技球を貯留するための遊技球上部貯留部を備え
    る請求項1または2に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記遊技球上部貯留部には、該遊技球上
    部貯留部内に所定量の遊技球が貯留されていることを検
    出する上部貯留遊技球検出部が設けられ、該上部貯留遊
    技球検出部による貯留遊技球の検出状況に基づいて前記
    移送部の動作制御を行う移送制御手段を備える請求項3
    に記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記遊技球払戻手段は、遊技者が操作で
    きるように設けられた遊技球払戻操作部を含み、該遊技
    球払戻操作部の操作に基づき前記遊技球の払出を行う請
    求項1〜4のいずれかに記載の遊技機。
  6. 【請求項6】 前記ゲームに賭けるための賭け予約遊技
    球数を計数する賭け予約遊技球数計数手段と、該賭け予
    約遊技球数計数手段にて計数された賭け予約遊技球数を
    予め定められた上限値の範囲内において記憶する賭け予
    約遊技球数記憶部と、該賭け予約遊技球数記憶部に記憶
    されている賭け予約遊技球数を表示する賭け予約遊技球
    数表示部と、前記賭け予約遊技球数記憶部に記憶されて
    いる賭け予約遊技球数を前記遊技球待機部に待機する遊
    技球よりも優先して前記ゲームに設定する賭数として使
    用し、該賭数に応じた遊技球数を前記賭け予約遊技球数
    から減算更新する賭け遊技球制御手段と、を備える請求
    項1〜5のいずれかに記載の遊技機。
  7. 【請求項7】 前記遊技球待機部には、待機する遊技球
    を検出する待機遊技球検出部が設けられ、該待機遊技球
    検出部にて遊技球が検出されており、且つ前記賭け予約
    遊技球数が前記上限値に達してしない場合において、前
    記賭け予約遊技球数計数手段は該上限値まで前記遊技球
    の計数を行う請求項1〜6のいずれかに記載の遊技機。
  8. 【請求項8】 前記賭け予約遊技球数計数手段による遊
    技球の計数の実施/非実施を遊技者が設定操作するため
    の自動賭け予約設定操作部を備える請求項6または7に
    記載の遊技機。
  9. 【請求項9】 前記遊技球を遊技機外部に取り出すため
    の外部取出部と、前記記憶部に記憶されている遊技球数
    の範囲内における遊技球を前記外部取出部より遊技者が
    遊技機外部に取り出すために操作する外部取出操作部
    と、該外部取出操作部の操作に基づき前記記憶部に記憶
    されている遊技球数の範囲内における遊技球を前記遊技
    球払出部から前記外部取出部に払出させるための遊技球
    取出手段と、該遊技球払出部から払出された遊技球を前
    記外部取出部に導くための遊技球取出通路と、前記遊技
    球払出部より前記外部取出部に払出される遊技球を検出
    する外部取出遊技球検出手段と、を備え、前記減算更新
    手段は、前記外部取出遊技球検出手段による遊技球の検
    出に基づき、前記記憶部に記憶されている遊技球数を減
    算更新する請求項1〜8のいずれかに記載の遊技機。
  10. 【請求項10】 前記遊技球待機部に対して、遊技球を
    投入するための投入部が設けられている請求項1〜9の
    いずれかに記載の遊技機。
  11. 【請求項11】 前記外部取出部から排出される遊技球
    の取出準備が完了しているか否かを検出する取出準備完
    了検出部を備え、該取出準備完了検出部による取出準備
    の完了が検出された場合において、前記遊技球取出手段
    は、前記遊技球払出部から遊技球を払出させる請求項9
    または10に記載の遊技機。
  12. 【請求項12】 前記遊技球待機部には、待機する遊技
    球を検出する待機遊技球検出部が設けられ、前記遊技球
    払戻手段は、該待機遊技球検出部による待機遊技球の検
    出が未検出になった場合に、前記遊技球払出部から遊技
    球待機部へ遊技球の払出を行う請求項1〜11のいずれ
    かに記載の遊技機。
  13. 【請求項13】 前記遊技球払戻手段による遊技球の未
    検出に基づく前記遊技球払出部からの払出の実施/非実
    施を遊技者が設定操作するための自動払戻し設定操作部
    を備える請求項12に記載の遊技機。
  14. 【請求項14】 前記記憶部に記憶されている遊技球数
    の精算を行うために遊技者により操作可能とされた精算
    操作部と、該精算操作部の操作に基づき前記記憶部に記
    憶されている遊技球数の情報を遊技機外部に送信する通
    信部を備える請求項1〜13のいずれかに記載の遊技
    機。
  15. 【請求項15】 前記記憶部に記憶されている遊技球数
    の精算を行うために遊技者により操作可能とされた精算
    操作部と、該精算操作部の操作に基づき前記記憶部に記
    憶されている遊技球数を特定可能な情報が記録された記
    録媒体を発行する記録媒体処理部を備える請求項1〜1
    3のいずれかに記載の遊技機。
  16. 【請求項16】 前記記録媒体処理部が遊技機に対して
    着脱し得るように設けられている請求項15に記載の遊
    技機。
  17. 【請求項17】 前記精算操作部の操作に基づき、前記
    賭け予約遊技球数記憶部に記憶されている賭け予約遊技
    球数を、前記記憶部に記憶されている遊技球数に加算す
    るための処理を行う請求項14〜16のいずれかに記載
    の遊技機。
  18. 【請求項18】 前記遊技球待機部に待機している遊技
    球を前記溢れ遊技球検出手段に導く待機遊技球回収通路
    と、該待機遊技球回収通路への遊技球の流入を制御する
    流入制御部と、を備え、前記精算操作部の操作に基づき
    前記流入制御部は前記待機遊技球回収通路へ待機遊技球
    を流入させる請求項14〜17のいずれかに記載の遊技
    機。
  19. 【請求項19】 前記遊技球待機部から遊技に使用され
    た遊技球を前記遊技球貯留部に導く使用済み遊技球回収
    通路を備える請求項1〜18のいずれかに記載の遊技
    機。
  20. 【請求項20】 前記遊技球払戻手段および前記遊技球
    取出手段により前記遊技球払出部から払出される遊技球
    が通過する払い戻し遊技球通路と、遊技球の貸し出し或
    いは入賞に基づき前記遊技球払出部から払出される遊技
    球が通過する払い出し遊技球通路と、前記遊技球払出部
    より払出された遊技球の通路を前記各通路のいずれかに
    切り替える通路切り替え部と、を備える請求項9〜19
    のいずれかに記載の遊技機。
  21. 【請求項21】 少なくとも前記遊技球移送通路並びに
    移送部は、遊技機に対して着脱し得るように設けられて
    いる請求項1〜20のいずれかに記載の遊技機。
  22. 【請求項22】 遊技機に対して隣接配置され、遊技球
    の貸出を行う遊技球貸出装置へ遊技球を供給するための
    遊技球供給部を備える請求項1〜21のいずれかに記載
    の遊技機。
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