JP2003102913A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2003102913A
JP2003102913A JP2001380748A JP2001380748A JP2003102913A JP 2003102913 A JP2003102913 A JP 2003102913A JP 2001380748 A JP2001380748 A JP 2001380748A JP 2001380748 A JP2001380748 A JP 2001380748A JP 2003102913 A JP2003102913 A JP 2003102913A
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Japan
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ball
game medium
unit
card
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JP2001380748A
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English (en)
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Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
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Sankyo Co Ltd
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Sankyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 遊技機設置時の自由度を向上し、遊技機に必
要な遊技媒体数を大幅に低減できる遊技機を提供する。 【解決手段】 賭数を設定後ゲームを開始し、可変表示
装置に結果が表示されて1ゲームが終了し、表示結果に
応じて入賞が発生可能である遊技機であって、払出され
た遊技媒体を検出する払出遊技媒体検出手段と、設定さ
れた賭け数に応じて遊技媒体払出部より払い出された遊
技媒体を検出する賭け遊技媒体検出手段と、払出遊技媒
体検出手段において検出された遊技媒体数と、賭け遊技
媒体検出手段において検出された遊技媒体数とに基づい
て遊技者が所有する遊技媒体数を算出する遊技媒体数算
出手段と、該算出された遊技媒体数を記憶する記憶部
と、少なくとも前記払出遊技媒体検出手段により検出さ
れた遊技媒体を前記遊技媒体払出部に導く遊技媒体環流
経路と、該遊技媒体環流経路を含む遊技媒体の循環経路
上に遊技媒体を清浄化する清浄部と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、遊技場等の遊技
を実施可能な適宜な場所に設置される遊技機、例えば、
遊技媒体としてコインや遊技球を使用するスロットマシ
ンなどの遊技機、特には1台の遊技機に必要とされる遊
技媒体量を大幅に少ないものにできる遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、遊技場にあっては、遊技客の嗜好
の多様化に伴う遊技機の機種増加や、遊技場の運営効率
の向上を計ること等の観点から、遊技場に設置される遊
技機の台数が増加する傾向にある。
【0003】一方、これら設置される遊技機において
も、従来のスロットマシン等に比較してより射幸性の高
い大量獲得タイプのスロットマシン等の遊技機が主流を
占めるようになってきている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これら遊技機の射幸性
の向上に伴って、遊技機の外部に排出されてストックさ
れる遊技媒体が増加する傾向にあるとともに、前述のよ
うに遊技場に設置される遊技機の台数が増加する傾向に
あることから、膨大な量の遊技媒体であるパチンコ玉を
遊技場が用意し、管理することが必要とされているが、
これら膨大な量の遊技媒体を購入し、管理するには非常
に多くのコストが必要であるという問題があり、これら
の問題等を解決することのできる遊技機として、遊技に
よって獲得した遊技媒体を一度クレジットしておき、必
要に応じてクレジットした遊技媒体を再度払い出させて
遊技に使用可能とされたクレジット式遊技機が考えられ
る。
【0005】これらクレジット式の遊技機は、前述のよ
うに、遊技場が用意しなければならない遊技媒体量の低
減が可能であり、これら遊技媒体の管理に必要とされる
労力を大幅に低減できる可能性を有するものであるが、
これらクレジット式遊技機においても、従来の遊技機と
同様に遊技媒体を遊技機に補充するための補給設備等が
必要であることから、これらクレジット式の遊技機の設
置にあっては、前記補給設備が既にある場所に設置する
か、或いはこれら補給設備を新たに設置できる場所を選
定する必要があり、これらクレジット式の遊技機の設置
における自由度が低く、遊技機を所望する任意の場所に
配置したいという要望に答えられないという問題があっ
た。
【0006】よって、本発明は上記した問題点に着目し
てなされたもので、補給装置や揚送装置等の各種装置を
島の改造や新設において設ける必要を無くすことで、遊
技機の設置における自由度を向上でき、且つ1台の遊技
機に必要とされる遊技媒体数を大幅に低減することので
きる遊技機を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記した問題を解決する
ために、本発明の遊技機は、1ゲームに対して所定数の
遊技媒体を賭数に設定することによりゲームが開始可能
となるとともに、表示状態を変化させることが可能な可
変表示装置の表示結果が導出表示されることにより1ゲ
ームが終了し、該可変表示装置の表示結果に応じて所定
の入賞が発生可能であって、該発生した入賞に対応する
予め定められた数の遊技媒体を遊技者に払い出す遊技媒
体払出部を備え、遊技媒体を使用して遊技を行う遊技機
であって、前記遊技媒体払出部より払い出された遊技媒
体を検出する払出遊技媒体検出手段と、前記賭数の設定
を行うための賭数設定手段と、該賭数設定手段にて設定
された賭け数に応じて遊技媒体が前記遊技媒体払出部よ
り払い出され、該払い出された遊技媒体を検出する賭け
遊技媒体検出手段と、前記払出遊技媒体検出手段におい
て検出された遊技媒体数と、前記賭け遊技媒体検出手段
において検出された遊技媒体数とに基づいて遊技者が所
有する遊技媒体数を算出する遊技媒体数算出手段と、該
遊技媒体数算出手段により算出された遊技媒体数を記憶
する記憶部と、少なくとも前記払出遊技媒体検出手段に
より検出された遊技媒体を前記遊技媒体払出部に導く遊
技媒体環流経路と、前記遊技媒体環流経路を含む遊技媒
体の循環経路上に遊技媒体を清浄化する清浄部と、を備
えることを特徴としている。この特徴によれば、前記遊
技媒体環流経路を備え、少なくとも前記遊技媒体払出部
より払出され前記払出遊技媒体検出手段にて検出された
遊技媒体が、該遊技媒体環流経路を通じて遊技媒体払出
部に環流されて再度遊技媒体払出部より払い出される遊
技媒体として循環使用されるようになるため、遊技機へ
の遊技媒体の補給を必ずしも実施する必要がなく、これ
ら遊技機が設置される遊技島に前述の補給装置や揚送装
置等の各種装置を設ける必要がないため、遊技機の設置
における自由度を向上でき、且つ、1台の遊技機に必要
とされる遊技媒体量を大幅に低減することができるとと
もに、前記清浄部を備えることで、これら循環使用され
る遊技媒体を清浄な状態に保つことができ、結果的に前
記遊技媒体環流経路を含む遊技媒体の循環経路等の汚れ
も低減できる。
【0008】本発明の遊技機は、前記記憶部に記憶され
ている遊技媒体数を表示する遊技媒体数表示部を備える
ことが好ましい。このようにすれば、前記記憶部に記憶
されている遊技媒体数を目視にて確認することができ
る。
【0009】本発明の遊技機は、前記遊技媒体環流経路
上には、環流される遊技媒体を貯留するための遊技媒体
貯留部を備えることが好ましい。このようにすれば、前
記遊技媒体払出部より一度に多くの遊技媒体の払出が実
施されても、これら払い出される遊技媒体を前記遊技媒
体払出部に良好に供給できるようになる。
【0010】本発明の遊技機は、前記遊技媒体貯留部に
は、該遊技媒体貯留部内に所定量の遊技媒体が貯留され
ていることを検出する貯留遊技媒体検出部を備えること
が好ましい。このようにすれば、遊技媒体貯留部に所定
量の遊技媒体が貯留されているか否かを把握することが
できる。
【0011】本発明の遊技機は、前記貯留遊技媒体検出
部による貯留遊技媒体の検出状況に基づいて前記遊技媒
体環流経路を通じて前記遊技媒体払出部に環流する遊技
媒体量の制御を行う環流量制御手段を備えることが好ま
しい。このようにすれば、前記遊技媒体貯留部内に所定
量の遊技媒体が貯留されている場合において環流を停止
或いは環流量を低減させたり、遊技媒体貯留部内に所定
量の遊技媒体が貯留されていない場合に、前記環流を開
始或いは環流量を増加させたりすることで、過剰な遊技
媒体が環流されてしまったり、遊技媒体貯留部に遊技媒
体が無くなってしまうことを極力回避できる。
【0012】本発明の遊技機は、遊技媒体を遊技機外部
より投入するための投入部と、該投入部より投入された
遊技媒体を前記払出遊技媒体検出手段に導く投入球誘導
通路と、を備えることが好ましい。このようにすれば、
遊技者は、前記投入部に遊技機外部より遊技媒体を投入
して遊技を実施することができる。
【0013】本発明の遊技機は、前記記憶部に記憶され
ている遊技媒体数が賭け数よりも多い場合において、前
記賭数設定手段における賭け数設定を自動実施する自動
賭け設定手段を備えることが好ましい。このようにすれ
ば、賭け操作をゲーム毎に実施する必要がなく、遊技者
の利便性を向上できる。
【0014】本発明の遊技機は、前記自動賭け設定手段
による賭け数設定の自動実施/非実施を遊技者が設定操
作するための自動賭け設定操作部を備えることが好まし
い。このようにすれば、遊技者は前記自動賭け設定手段
による賭け数設定の自動実施/非実施を選択することが
できる。
【0015】本発明の遊技機は、前記記憶部に記憶され
ている遊技媒体数の精算を行うために遊技者により操作
可能とされた精算操作部と、該精算操作部の操作に基づ
き前記記憶部に記憶されている遊技媒体数の情報を遊技
機外部に送信する通信部を備えることが好ましい。この
ようにすれば、例えば、遊技機外部の記録媒体処理装置
にて前記記憶部に記憶されている遊技媒体数の情報を記
録媒体に関連付けて発行、又は返却するようにすること
ができ、遊技者の利便性を向上できる。
【0016】本発明の遊技機は、前記記憶部に記憶され
ている遊技媒体数の精算を行うために遊技者により操作
可能とされた精算操作部と、該精算操作部の操作に基づ
き前記記憶部に記憶されている遊技媒体数を特定可能な
情報が記録された記録媒体を発行する記録媒体処理部を
備えることが好ましい。このようにすれば、記録媒体処
理部により前記記憶部に記憶されている遊技媒体数の情
報を記録媒体に関連付けて発行するようにすることがで
き、遊技者の利便性を向上できる。
【0017】本発明の遊技機は、前記記録媒体処理部が
遊技機に対して着脱し得るように設けられていることが
好ましい。このようにすれば、遊技機を変更しても、こ
れら記録媒体処理部を取外して新たな遊技機に装着する
ことが容易にできるようになり、遊技機の単価を低廉化
できる。
【0018】本発明の遊技機は、前記賭け遊技媒体検出
手段にて検出された遊技媒体を前記遊技媒体環流経路に
導く使用済み遊技媒体回収通路を備えることが好まし
い。このようにすれば、前記払出遊技媒体検出手段にて
検出された遊技媒体に加えて、前記賭け遊技媒体検出手
段にて検出されて遊技に使用された遊技媒体が遊技媒体
環流経路を通じて前記遊技媒体払出部に環流されて遊技
機内を循環して使用されるようになり、遊技に使用され
た遊技媒体を循環させる経路を別途設ける必要がなく、
循環経路を簡素化できる。
【0019】本発明の遊技機は、前記遊技媒体環流経路
は、遊技機の下方位置から上方位置に架設されて遊技媒
体を移送するための遊技媒体移送通路と、該遊技媒体移
送通路を通じて遊技機の下方から上方位置へ遊技媒体を
移送する移送部と、を少なくとも有し、これら遊技媒体
移送通路並びに移送部は、遊技機に対して着脱し得るよ
うに設けられていることが好ましい。このようにすれ
ば、遊技機を変更しても、少なくとも前記遊技媒体移送
通路並びに移送部を取外して新たな遊技機に装着するこ
とが容易にできるようになり、遊技機の単価を低廉化で
きる。
【0020】本発明の遊技機は、遊技機に対して隣接配
置され、遊技媒体の貸出を行う遊技媒体貸出装置へ遊技
媒体を供給するための遊技媒体供給部を備えることが好
ましい。このようにすれば、遊技媒体貸出装置に個別に
補給装置や揚送装置を設ける必要がない。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態を説明する。
【0022】(実施例1)図1は、本実施例1の遊技機
である遊技球を用いたスロットマシン1(以下、遊技球
スロットマシンと呼称する)並びに該遊技球スロットマ
シン1に対応して設けられた遊技用記録媒体処理装置と
してのカードユニット3を示す外観正面図であり、図2
は、本実施例1の遊技球スロットマシン1に突設する態
様にて設けられた突出部7付近を示す外観斜視図であ
り、図3は本実施例1の遊技球スロットマシン1の背面
における構成内容を示す組立図であり、図4は、本実施
例1の遊技球スロットマシン1の背面正面図であり、図
5は、本実施例1に用いた揚送ユニット2eの構成を示
す詳細図であり、図6は、本実施例1の遊技球スロット
マシン1の構成を示すブロック図であり、図7は、本実
施例1の遊技球スロットマシン1の遊技制御基板200
と演出制御基板201の構成を示すブロック図であり、
図8は、本実施例1に用いた持ち点制御基板206に接
続されているカードユニット3や各部の接続状況を示す
ブロック図である。
【0023】本実施例1における遊技機である遊技球ス
ロットマシン1並びにカードユニット3は、図1に示す
ような外観を有しており、従来におけるパチンコ機と同
様に、遊技球スロットマシン1に1対1に対応して設け
られているカードユニット3に遊技用記録媒体であるプ
リペイドカードや会員カードを挿入し、所定の貸出操作
である後述する貸出ボタン18を押圧操作することで、
前記遊技球スロットマシン1より遊技媒体であるパチン
コ球の貸し出しが実施されて遊技が実施可能となってい
る。
【0024】まず、本実施例1の遊技機である遊技球ス
ロットマシン1について説明すると、遊技球スロットマ
シン1の前面を構成する前面扉2bの前面上部には、遊
技効果ランプ部41、入賞図柄説明パネル5、液晶表示
部15がそれぞれ設けられており、遊技機の中央部に
は、遊技パネル6や各種表示部が設けられているととも
に、該遊技パネル6の下方は、この遊技パネル6から前
方に突出する突出部7が形成されており、該突出部7の
上面7aには、一旦遊技機外部に排出されたパチンコ球
を遊技球スロットマシン1に投入するための球投入部1
1が設けられており、該球投入部11からパチンコ球を
投入することで該投入されたパチンコ球は、後述するク
レジット球通路75を流下してクレジット球センサ83
にて検出されることにより、該突出部7の上部中央位置
に設けられているクレジット表示部47のクレジット球
数に加算されるようになっている。
【0025】この突出部7の上面7aには、後述する所
定数(本実施例1では5球)のパチンコ球による1単位
の賭数設定がなされるシングルBETボタン36aや、
最大賭数設定がなされるMAXBETボタン36bと、
前記クレジット表示部47に残存するクレジット球数か
ら前記MAXBETボタン36bの操作と同様の最大賭
数設定の自動実施を設定/解除するための自動賭け設定
操作部である自動BETボタン37が設けられている。
【0026】そして、該突出部7の側面7bには、通常
のスロットマシンと同様に、スタートレバー38や、後
述する各リール51L、51C、51Rに対応し、各リ
ールの停止を行うためのストップボタン40L、40
C、40Rが設けられている。
【0027】また、該突出部7の側面7bの正面右側に
は、遊技者により前記カードユニット3に設けられた後
述するカード挿入口305に挿入されたプリペイドカー
ドや会員カードの記録情報により特定される該カードに
残存する大きさの遊技用有価価値であるプリペイド度数
を表示するためのカード残高表示部35と、遊技の開始
または前記クレジット表示部47に表示されているクレ
ジット球数が「0」になった際等に押圧操作されて、前
記カード残高表示部35にプリペイド度数が残在する場
合に所定数(本実施例では125球)のパチンコ球の貸
し出しを受けるために操作される球貸ボタン18や、パ
チンコ球の自動貸し出しの実施を設定/解除するための
自動球貸ボタン17や、遊技終了時に操作されること
で、その時点において遊技者が遊技にて獲得したパチン
コ球数を特定可能な情報が前記カードユニット3に挿入
したプリペイドカード或いは会員カードに記録されて返
却される精算ボタン19が設けられており、これらは第
2操作基板207bに実装されている。
【0028】また、前記突出部7の下方中央位置には、
遊技にて獲得したパチンコ球を遊技球スロットマシン1
の外部に取り出すためのパチンコ玉払出口9と、該パチ
ンコ玉払出口9から排出されたパチンコ球を貯留するた
めの下皿9’が設けられており、前記突出部7の側面7
bの正面左位置に設けられている外部取出ボタン58を
操作することにより、該外部取出ボタン58を操作して
いる間、前記突出部7の上部略中央位置に設けられてい
るクレジット表示部47に表示されているクレジット球
が前記パチンコ玉払出口9から下皿9’へ排出される。
【0029】前記外部取出ボタン58は第1操作基板2
07aに設けられ、該基板には遊技を離席する際に操作
される離席ボタン57が設けられている。
【0030】また、前記遊技パネル6の周囲及び突出部
7の下部左右側には、遊技効果ランプ部41〜44がそ
れぞれ設けられているとともに、入賞図柄説明パネル5
の左右側には、内部に設けられる高音用のスピーカから
出力される音を放音する放音部12a、12bがそれぞ
れ設けられており、下方所定箇所には、内部に設けられ
る低音用のスピーカから出力される音を放音する放音部
13が設けられていて、これら放音部12a、12b、
13からは、各スピーカから出力される演出効果を高め
るための音声やメロディ等の効果音が放音される。
【0031】また、遊技球スロットマシン1の上端部左
位置には、後述する上部貯留タンク60に貯留されてい
るパチンコ球が所定の貯留上限量に達していることを報
知するための満タン報知ランプ55と、遊技球スロット
マシン1の背面下部位置に設けられている回収球タンク
84内に貯留されているパチンコ球が所定の下限量に達
していることを報知するためのタンク空報知ランプ56
とが設けられていて、係員等が遊技球スロットマシン1
内のパチンコ球の量を外部より確認できるようになって
いる。
【0032】遊技パネル6には、前面扉2の裏面に固設
されるリールユニット52内に設けられるリール51
L、51C、51Rを透視可能な透視窓14と、透視窓
14の上方に位置する小役告知表示部20a、20b、
20cと、透視窓14の左側に位置し、5球に相当する
1単位球が賭数に設定された場合に点灯される1単位賭
け表示部21、10球に相当する2単位球が賭け数に設
定された場合に点灯される2単位賭け表示部22、2
3、15球に相当する3単位球が賭け数に設定された場
合に点灯される3単位賭け表示部24、25と、透視窓
14の右側に位置し、ビッグボーナスの終了時等に点灯
されるゲームオーバー表示部26や、リプレイの発生時
に点灯されるリプレイ表示部27、次のゲームへの移行
する際に後述する所定の時間が経過していない場合に点
滅点灯されるウェイト表示部28、賭け設定がなされる
ことによりゲームスタートが可能となった場合に点灯さ
れるスタート表示部29、が設けられている。
【0033】また、前記透視窓14と前記突出部7との
間の領域には、遊技により獲得することにより後述する
クレジット球センサ83により検出されて計数されたク
レジット球数が表示されるクレジット表示部47や、ゲ
ーム回数表示部32並びにゲームにて獲得した球数が表
示されるペイアウト表示部33と、が設けられている。
【0034】このクレジット表示部47には、賭数設定
操作を行うことで、賭数に使用された球数が減更新表示
されるとともに、前記球投入部11より投入されたパチ
ンコ球や賞球にて後述する球切払出装置65より払い出
された賞球が後述するように、遊技機1の裏面下部位置
に設けられたクレジット球センサ83を通過することで
加算更新され、且つ前記外部払出スイッチ58が操作さ
れることで、前記パチンコ玉払出口9より排出されたパ
チンコ球数が減算更新されることで、遊技者がその時点
にて賭け設定に使用可能なパチンコ球数が表示されるよ
うになっている。
【0035】前記1単位賭け表示部21、2単位賭け表
示部22、23、3単位賭け表示部24、25は、それ
ぞれの表示部の内部に内蔵された各単位賭けランプ(図
示略)が点灯することにより遊技者がゲームに賭けた賭
数を表示する。1〜3単位賭け表示部21〜25は、図
のように透視窓14に描かれた5つの入賞ラインL1、
L2、L2’、L3、L3’のいずれかと対応してお
り、賭数に応じて有効化された入賞ラインL1、L2、
L2’、L3、L3’を識別可能に報知する有効ライン
表示部と兼用されている。
【0036】前記ゲームオーバー表示部26は、後述す
るビッグボーナスが終了することにより打ち止め状態と
なった場合、或いは何らかのエラーが発生して遊技を進
行させることが出来ない状態となった場合に、その内部
に内蔵されたゲームオーバーランプ(図示略)が点灯す
る。
【0037】また、リプレイ表示部27は、リプレイ入
賞が発生した場合に、その内部に内蔵されたリプレイラ
ンプ(図示略)が点灯する。スタート表示部29は、賭
数が設定されることによりスタート操作をすることが可
能となった場合に、その内部に内蔵されたスタートラン
プ(図示略)が点灯し、有効なスタート操作が検出され
ることにより消灯する。
【0038】前記ウェイト表示部28は、ウェイトタイ
ム中にスタート操作が検出された場合に、その内部に内
蔵されたウェイトランプ(図示略)が点灯し、ウェイト
タイムが経過した後に消灯する。ウェイトタイムは、ゲ
ームがあまりに速く進行しすぎてしまうことを規制する
ために設定されたゲーム進行規制期間であり、このウェ
イトタイム中にスタート操作が検出されると、ウェイト
タイムが経過した後にリールが始動するように設定され
ている。従って、十分な時間間隔を空けてゲームを進行
する場合にはスタートレバー38の操作時にゲームの進
行が規制されることはないが、短時間でゲームを進行し
ようとする場合にはウェイトタイムによってゲームの進
行が一時的に規制され、ウェイトタイムが経過するまで
の間リールの始動待ち状態となる。
【0039】なお、この遊技球スロットマシン1では、
前回のゲームでリールの回転が開始した時点を基準とし
て、例えば4.1秒のゲーム進行規制期間が設定されて
おり、前回のゲームでリールの回転が開始された時点か
ら4.1秒が経過する前に、今回のスタート操作が検出
された場合、ゲーム進行規制期間が経過した後にリール
の回転が開始される。
【0040】前記ゲーム回数表示部32は、大当りであ
るビッグボーナス中のレギュラーボーナス入賞状況や、
レギュラーボーナス中の入賞回数等を表示し、特にビッ
グボーナスが終了して打ち止め状態となった際には「E
ND」という文字を表示して、遊技者に打ち止め状態で
ある旨を報知する。さらにゲーム回数表示部32は、遊
技球スロットマシン1に発生した各種の異常を表示する
エラー表示器としても機能する。例えば、制御部である
後述する遊技制御基板200により検出される異常種別
には、「払い出しすべきパチンコ球の不足状態」、「パ
チンコ球詰まり」、「払出条件が成立していないにも拘
わらず入賞図柄の組み合わせが導出表示されたこと」等
がある。これらの異常が制御部により検出された場合、
その異常種別を特定可能なエラーコードが「E−1」や
「E−2」等の態様により表示される。
【0041】また、前記ペイアウト表示部33は、1ゲ
ーム中に発生した入賞に基づいて遊技者に付与される球
数を入賞毎に表示する。
【0042】前記シングルBETボタン36aは、1単
位球(5球)をゲームに賭ける際に押圧するボタンであ
り、MAXBETボタン36bは、1ゲームにおいて許
容される賭数の最大数3単位球(15球)をゲームに賭
ける際に押圧操作するボタンである。尚、シングルBE
Tボタン36a並びにMAXBETボタン36bの内部
にはBETボタンランプ(図示略)がそれぞれ内蔵され
ており、これらのBETボタンランプ(図示略)は、対
応するBETボタンが押圧されて賭数を設定可能な状態
にある場合に点灯し、賭数を設定不可能な状態の場合に
消灯する。
【0043】前記突出部7には、前述のようにスタート
レバー38が設けられており、ゲームを開始する際に、
賭数の設定終了後において該スタートレバー38を操作
することにより各リール51L、51C、51Rの回転
が開始される。
【0044】また、該スタートレバー38の側部に設け
られている前記ストップボタン40L、40C、40R
は、ゲームが開始した後にリール51L、51C、51
Rの回転を停止させる際に操作するボタンであり、各ス
トップボタン40L、40C、40Rの内部には操作有
効ランプ(図示略)がそれぞれ内蔵されている。これら
操作有効ランプ(図示略)は、対応するストップボタン
40L、40C、40Rの操作が有効である場合に点灯
し、操作が無効である場合に消灯する。また、ストップ
ボタン40L、40C、40Rが配列されたストップボ
タンユニット39は、ビッグボーナス入賞やレギュラー
ボーナス入賞の内部当選フラグが設定されている場合
に、その内部に内蔵されたボーナス告知ランプ(図示
略)が点灯する。
【0045】前面扉2bの前面下部には、遊技球スロッ
トマシン1の機種名称等が描かれたタイトルパネル8が
設けられている。さらにその下方には、前述のように、
前記外部取出ボタン58を操作することにより、前記ク
レジット表示部47に表示されているクレジット球数の
パチンコ球が払い出されるパチンコ玉払出口9並びに該
パチンコ玉払出口9から排出されるパチンコ球を貯留可
能な下皿9’が設けられているとともに、該下皿9’の
左側端部には、灰皿10が設けられている。
【0046】これら前面扉2bの裏面略中央部には、図
3並びに図4に示すように、ゲーム用識別情報としての
複数種の図柄(図示略)が印刷された透光性を有する帯
状のリールシートが外周に巻回されたリール51L、5
1C、51Rを有するリールユニット52からなる可変
表示装置が設けられている。それぞれのリール51L、
51C、51Rは、各々に対応して設けられたステッピ
ングモータからなる電気的駆動源としてのリールモータ
(図示略)によりそれぞれ独立して縦方向に回転、停止
するように構成されており、各リール51L、51C、
51Rが回転することにより、表示窓14には前記各種
図柄が連続的に変化しつつ表示されるようになってい
る。
【0047】横方向に並設されたリール51Lとリール
51Cとの間、及びリール51Cとリール51Rとの間
には各リール間を閉塞するリール間隠蔽部材(図示略)
が設けられており、各リール間から内部が見えないよう
になっている。透視窓14のうち、リール間隠蔽部材に
よって視界が仕切られることによって分割される3つの
領域、すなわち、各リールが視認出来る3つの領域部分
を、各リールに対応させて左可変表示部、中可変表示
部、右可変表示部(領域)と呼ぶ。
【0048】透視窓14の各可変表示部からは、各リー
ルに描かれた複数の図柄のうち、連続する3つの図柄が
上段、中段、下段の位置に表示されるとともに、上段の
上方部分には間もなく上段の位置に現れる図柄の一部
が、下段の下方部分には間もなく可変表示部の下に隠れ
て見えなくなる図柄の一部がそれぞれ表示される。
【0049】特に図示しないが、各リール51L、51
C、51R内には各リールの基準位置を検出するリール
センサ156が設けられており、このリールセンサ15
6により所定の図柄の停止位置を検出或いは導出出来る
ようになっているとともに、各リール51L、51C、
51Rにおける特定の表示領域(上、中、下段の表示領
域)を裏面から個別に照射可能な複数のリールランプ1
55(図6参照)がそれぞれ上、中、下段に設けられて
おり、これら各リールランプ155は、通常時において
透視窓14に表示される各図柄を目立たせるように後方
から点灯するバックライトとして機能するようになって
いる。
【0050】このように構成される前面扉2bは、図3
に示すように、前後面が開口する基枠2aの前面側端部
に蝶番16を介して開閉自在に枢着され、基枠2a前面
開口を開閉出来るようになっており、これら前面扉2b
と基枠2aとにより遊技球スロットマシン1の筐体が構
成されている。
【0051】前面扉2bの裏面2cには、前述したリー
ルユニット52が固設されているとともに、特に図示し
ないが、遊技や演出等に必要な各種装置や、各種遊技効
果ランプ部41〜44への配線等が架設されている。
【0052】また、該前面扉2bの裏面には、前記各種
配線の引き回しが可能なように、前面扉2bの裏面2c
との間に間隙を設けて球通路板2dが装着されており、
該球通路板2dには、後述する揚送路89より揚送され
たパチンコ球が貯留される上部貯留タンク60や、貸出
球や賞球並びにクレジット球の払い出を行うための球切
払出装置65や、該球切払出装置65より払い出された
パチンコ球の流路を切替る下部進路切替装置74や、該
球切払出装置65より払い出されたパチンコ球と前記球
流入口11から投入されたパチンコ球とを前記払出遊技
媒体検出手段としてのクレジット球センサ83へ誘導す
るクレジット球通路75や、該クレジット球通路75に
繋がる第1経路66や、該球切払出装置65より第1経
路66に払い出され、前記下部進路切替装置74にて流
路を第2経路67に変更された払出球を前記外部取出口
9に導く取出球通路76や、前記シングルBETボタン
36a或いはMAXBETボタン36bの操作に基づい
て賭け球の払い出しを行う賭球払出ユニット92と、該
賭球払出ユニット92に前記環流路93より分岐された
パチンコ球を供給する賭球供給路73と、該賭球払出ユ
ニット92より排出された賭け球を回収球タンク84へ
導く賭球通路64等が設けられており、該球通路板2に
よりパチンコ球の流路が形成されている。
【0053】また、箱状の前記前面扉2bの裏面2cに
は、前記球通路板2に形成された各流路を流下してきた
パチンコ球を貯留可能な回収球タンク84と、該回収球
タンク84に貯留されたパチンコ球を揚送路89を通じ
て前記球通路板2に設けられている前記上部貯留タンク
60に揚送するための揚送装置88や、前記揚送路89
中において揚送路89を揚送されるパチンコ球を清浄化
するための研磨装置90とが、L字状のユニット板42
0上に搭載された揚送ユニット2eが装着されている。
尚、図3中の421は、揚送路89を固定するための固
定金具である。
【0054】このように本実施例では、遊技球スロット
マシン1の下部に貯留されたパチンコ球を前記上部貯留
タンク60に揚送するための揚送装置88や揚送路89
並びに研磨装置90等をユニット板420上に搭載して
ユニット化することで、遊技球スロットマシン1への揚
送ユニット2eの着脱を可能としているが、本発明はこ
れに限定されるものではない。
【0055】また、図3中には図示していないが、前記
リールユニット52の上面には、演出等を行うための後
述する演出制御基板201(図6参照)が固定されてい
るとともに、前記クレジット球通路75の上部空間に
は、後述する持球制御基板206(図6参照)が固定さ
れるようになっている。
【0056】ここで、図4に基づき、本実施例の遊技球
スロットマシン1におけるパチンコ球の流れについて説
明すると、本実施例の遊技球スロットマシン1の裏面下
部位置には、前述のように、揚送ユニット2eによる回
収球タンク84が設けられており、前記前記球通路板2
に形成されたクレジット球通路75や、賭球通路64を
流下してきたパチンコ球が一時貯留される。
【0057】入賞により前記球切払出装置65より払い
出された賞球は、第1経路66並びにクレジット球流路
75を流下し、該クレジット球流路75の下流部位置に
設けられているクレジット球センサ83により検出され
て前記クレジット球数に加算された後、前記回収球タン
ク84内に貯留される。
【0058】また、クレジット球流路75の上流部位置
には、前記球投入部11から投入されたパチンコ球が流
入する球流入口45が設けられており、前記球投入部1
1より投入されたパチンコ球も、該クレジット球流路7
5を流下して前記クレジット球センサ83により検出さ
れて前記クレジット球数に加算された後、前記回収球タ
ンク84内に貯留される。
【0059】また、前記賭球供給路73を経て賭球払出
ユニット92に供給されたパチンコ球は、前記シングル
BETボタン36aやMAXBETボタン36bの操作
に基づいて該賭球払出ユニット92より払い出された
後、賭球検出センサ79にて検出されて賭け設定に供さ
れて賭球通路64を経て該回収球タンク84内に貯留さ
れる。
【0060】このように、賭球通路64を設けて遊技に
使用された遊技媒体を回収球タンク84に貯留、回収す
るようにすることは、これらの遊技に使用された球も揚
送装置88にて揚送されて循環使用されるようになるた
め、遊技球スロットマシン1内部のパチンコ球を有効に
使用することが可能となるとともに、一度使用される毎
に清浄化されるようになって各通路が汚れ難くなること
から好ましいが、本発明はこれに限定されるものではな
い。
【0061】これら回収球タンク84に回収、貯留され
たパチンコ球は、図4並びに図5に示すように、揚送球
通路86を通じて遊技球スロットマシン1の裏面角部に
設けられている移送部としての揚送装置88に流入す
る。この揚送球通路86中には、該揚送球通路86にパ
チンコ球が存在するか否かを検出する揚送球検出センサ
87が設けられており、該揚送球検出センサ87により
パチンコ球が検出されない場合においては、揚送装置8
8が稼働しないように制御されることで、揚送装置88
が空回りすることを防止でき、無駄な電力使用を抑えら
れるようになっている。
【0062】また、前記回収球タンク84の上部側部所
定位置には、回収球タンク84内に貯留されているパチ
ンコ球が所定の上限量に達したことを検出するための回
収球満タン検出センサ85が設けられており、該回収球
満タン検出センサ85がパチンコ球を検出した場合にお
いては、前記球切払出装置65からのパチンコ球の排出
が留保されることで、前記クレジット球センサ83等に
パチンコ球が停止してしまうことが防止されるようにな
っている。
【0063】この揚送装置88には、遊技球スロットマ
シン1の上部位置に設けられている上部貯留タンク60
に繋がるように架設された遊技媒体移送通路である揚送
路89が接続されていて、前記揚送装置88内に設けら
れたスプロケット402が図中矢印方向に駆動モータ4
01により回転駆動されることで、前記揚送球通路86
より供給されたパチンコ球が揚送路89に送り出され
て、順次環流路93へ移送され、該環流路93の経路上
に設けられた上部貯留タンク60に貯留される。
【0064】また、前記揚送路89の経路中には、図5
に示すように、該揚送路89を移送されるパチンコ球の
清浄化を行うための清浄部としての研磨装置90が設け
られている。この研磨装置90は、巻取モータ419に
より回転駆動される駆動軸416並びに回転自在に軸支
された回転軸417が設けられた台座412と、その内
部にロール状に巻回された研磨布418が巻着されるリ
ール414,415とパチンコ球が通過1列状に通過可
能な球誘導路413とを有し、前記研磨布418が球誘
導路413をかけ渡すように敷設された研磨カセット4
10と、から主に構成されており、前記研磨カセット4
10は前記台座412に着脱自在とされている。
【0065】この研磨カセット410を前記台座412
に装着することで、前記揚送路89と前記球誘導路41
3とが連結し、該揚送路89を移送されるパチンコ玉が
玉誘導路413内を案内されて移動することで、該玉誘
導路413内に敷設された研磨布418と摺接して研磨
された後、再度揚送路89に流入して環流路93へ揚送
される。
【0066】また、前記研磨布418が巻着されたリー
ル414、415は巻取モータ419の回動に同期して
回転する駆動軸416並びに回転軸417と前記装着に
より嵌合しており、所定間隔毎に駆動される巻取モータ
419の回動により駆動軸416が回転することで、リ
ール414、415が回転し、研磨布418がリール4
14側に巻取られるようになっている。これにより、研
磨布418の球誘導路413内に敷設された部分、すな
わちパチンコ球の研磨により汚れが付着した部分がリー
ル414側に巻取られるとともに、まだ汚れの付着して
いないリール415側の部分が巻き出され、球誘導路4
13内に敷設されることで、良好な研磨(清浄化)が実
施できるようになっている。
【0067】これら本実施例のように、前記研磨カセッ
ト410を用いた研磨装置90を用いることは、適宜に
汚れていない研磨布418とパチンコ球とが摺接するこ
とになり、良好な研磨(清浄化)を実施できるととも
に、省スペースでかつ研磨布の交換もカセット形状とす
ることで実施し易いことから好ましいが、本発明はこれ
に限定されるものではなく、これら揚送路89を揚送さ
れるパチンコ球を清浄化できるものであれば、任意の研
磨(清浄化)装置を使用することができる。
【0068】これら、研磨装置90にて研磨(清浄化)
されて揚送路89を通じて揚送されたパチンコ球は、前
記環流路93の経路上に設けられた前記上部貯留タンク
60に貯留されていく。
【0069】この上部貯留タンク60には、該上部貯留
タンク60に貯留されているパチンコ球が所定の上限量
に達したことを検出するための上部タンク満タン検出セ
ンサ61が設けられており、この上部タンク満タン検出
センサ61にてパチンコ球が検出された場合において、
前記揚送装置88によるパチンコ球の揚送が停止される
ように後述する揚送制御基板209により制御される。
【0070】この上部貯留タンク60下部位置には、遊
技球スロットマシン1の裏面右部に設けられている球切
払出装置65へ貯留されているパチンコ球を導く環流路
93が設けられているとともに、該環流路93の経路中
には、後述する実施例2における図17に示すように、
隣接する装置が球貸装置3’である場合において、該球
貸装置3’へパチンコ球を供給する球供給管99が接続
可能な遊技媒体供給部としての分岐部91が設けられて
いる。
【0071】また、該分岐部91の下流部位置には、球
切払出装置65へ供給されるパチンコ球の有無を検出す
る球切れセンサ63が設けられており、該球切れセンサ
63によるパチンコ球の検出がない場合においては、前
記球切払出装置65によるパチンコ球の払い出しが留保
されるように制御される。
【0072】この本実施例に用いた球切払出装置65並
びに球切払出装置65周辺の流路を図10に示す。本実
施例の球切払出装置65内には、その外周面にパチンコ
球を収容可能な切り欠き部が形成された球切り部(図示
略)を有し、伝達ギア451を介して駆動モータ450
にて回動されることにより1回転にて3つの球を下流側
に排出可能なスプロケット452と、該スプロケット4
52から排出されたパチンコ球の進路を、ソレノイド6
9の動作にて第1経路66或いは第2経路67に切り替
える上部経路切替弁68と、該上部経路切替弁68の直
下に設けられ、前記第1経路66を流下するパチンコ球
を検出するための貸出球検出センサ70と、前記第2経
路67を流下するパチンコ球を検出するための賞球・外
部払出球検出スイッチ81と、が設けられており、前記
駆動モータ450により前記スプロケット452の回転
を適宜制御するとともに、前記ソレノイド69の動作を
適宜に制御することで、所定数のパチンコ球が前記第1
経路66或いは第2経路67のいずれかに排出される。
尚、図10中の453は、球切払出装置65の前面を覆
うカバーである。
【0073】この球切払出装置65より排出された各経
路のパチンコ球は、該球切払出装置65の下部に設けら
れた下部進路切替装置74に連結路454を通じて供給
される。この下部進路切替装置74内には、図10並び
に図11に示すように、前記球切払出装置65内部に設
けられている上部経路切替弁68並びにソレノイド69
と同様に、下部経路切替弁71並びにソレノイド72が
設けられており、前記第2経路67に払い出されたパチ
ンコ球の進路を前記第1経路66に適宜に変更すること
ができるようになっており、前記第2経路67は図3に
示すように、取出球通路76介して前記パチンコ玉払出
口9に繋がっている。
【0074】また、前記第1経路66は、前記突出部7
の球投入部11に投入されたパチンコ球が流入する球流
入口45が接続された前記クレジット球流路75に接続
されており、前記球切払出装置65より払い出されてそ
の最終進路を第1経路66とされたパチンコ球は、該ク
レジット球流路75を流下してクレジット球センサ83
により検出された後、前記回収球タンク84内に貯留さ
れる。
【0075】これら球切払出装置65並びに下部進路切
替装置74によるパチンコ球の払出状況、特に経路切替
の状況について図11に基づき説明すると、まず、図1
1(a)は、球貸ボタン18が操作されて、前記球貸ス
イッチ18sからの球貸信号が検出された場合に貸出球
が払い出される様子を示したもので、上部貯留タンク6
0より排出されたパチンコ球は、環流路93を流下し、
前記球切払出装置65内に設けられているスプロケット
452において球切され、前記貸出球検出センサ70で
検出されて、第1経路66並びに該第1経路66に接続
されているクレジット球通路75を流下し、クレジット
球センサ83で検知されてクレジット加算された後、回
収球タンク84へ向かうようになっている。
【0076】次に、図11(b)は、入賞による賞球の
払い出す際の状況を示したものであり、前記スプロケッ
ト452から排出されたパチンコ球は、前記上部経路切
替弁68によりその進路を第2経路67に変更され、該
第2経路67を流下する途中で前記賞球・外部払出球検
出スイッチ81にて検出されて、前記ペイアウト表示部
33の賞球球数が減算更新された後、該第2経路67を
流下して前記下部経路切替弁71によりその進路をクレ
ジット球流路75に変更され、前記クレジット球流路7
5を流下して前記クレジット球センサ83に検出されて
クレジット球数に加算更新されて回収球タンク84内に
貯留される。
【0077】次いで、図11(c)は、クレジット球を
前記パチンコ玉払出口9より遊技球スロットマシン1外
部に取り出す際の状況を示したものであり、前記スプロ
ケット452から排出されたパチンコ球は、前記上部経
路切替弁68によりその進路を第2経路67に変更さ
れ、該第2経路67を流下する途中で前記賞球・外部払
出球検出スイッチ81にて検出されてクレジット球数が
減算更新され、第2経路67をそのまま流下し、第2経
路67に接続されている取出球通路76を流下して、前
記パチンコ玉払出口9より排出される。
【0078】これら本実施例のように、前記上部経路切
替弁68を設けてスプロケット452から排出されたパ
チンコ球の進路を適宜に切り替えるようにすることは、
前記スプロケット452を有する球切払出装置65を1
つのみとすることができ、装置を簡素化できることから
好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、
これら所定数のパチンコ球の払い出しを行う払出装置を
個々の経路毎に設けるようにしても良い。
【0079】また、本実施例では前述のように、前記賞
球・外部払出球検出スイッチ81にて賞球と、外部払出
球とを同一のスイッチ(センサ)にて検出するようにし
ているが、本発明はこれに限定されるものではなく、こ
れらスイッチ(センサ)を、賞球検出スッチと外部払出
球スッチとして賞球と外部払出球とに個別に設けるよう
にしても良い。
【0080】また、本実施例では、前記スプロケット4
52の回転制御により所定数のパチンコ球を排出可能と
された球切払出装置65を用いているが、本発明はこれ
に限定されるものではなく、これら遊技媒体払出部とし
ては、スクリューやソレノイド等を用いたものであって
も良く、所定数のパチンコ球の払い出しを行うことので
きるものであれば任意のものを使用できる。
【0081】また、本実施例では、前述のように賭け球
の排出を行うための賭球払出ユニット92を設けてお
り、前記シングルBETボタン36a或いはMAXBE
Tボタン36bの操作に基づいて該賭球払出ユニット9
2より実際にパチンコ球が払い出され、該払い出された
パチンコ球が前記賭球検出センサ79にて検出されて賭
け設定が実施される。
【0082】この本実施例に用いた賭球払出ユニット9
2は図9に示すように、前記図10に示した球切払出装
置65とほぼ同様の構成とされており、該ユニット内部
には、その外周面にパチンコ球を収容可能な切り欠き部
が形成された球切り部(図示略)を有し、伝達ギア50
1を介して駆動モータ500にて回動されることにより
1回転にて3つの球を下流側に排出可能なスプロケット
502と、該スプロケット502から排出されたパチン
コ球を検出するための賭球検出センサ70と、が設けら
れており、前記駆動モータ500により前記スプロケッ
ト502の回転を適宜制御することで、所定数のパチン
コ球が賭玉通路64に排出される。尚、図9中の503
は、賭球払出ユニット92の前面を覆うカバーである。
【0083】このように、本実施例では、前記賭球検出
センサ79にて検出されて遊技に使用されたパチンコ球
も回収球タンク84内に貯留されるようになっており、
このように全てのパチンコ球が該回収球タンク84に収
集され、揚送球として貯留され、前記揚送装置88にて
上部貯留タンク60に揚送されることで、循環使用され
る。
【0084】また、本実施例では、前記したように賭球
払出ユニット92を用いており、該賭球払出ユニット9
2は、賭け操作に該当するパチンコ球の排出を迅速に実
施することが可能であることから好ましいが、本発明は
これに限定されるものではなく、該賭球払出ユニットと
しては賭け操作に応じた数のパチンコ球を確実かつ迅速
に払い出せるものであれば使用することができる。
【0085】以下、本実施例の遊技球スロットマシン1
の構成を図6〜図8に基づき説明する。図6は、遊技球
スロットマシン1に設けられた各種基板と電気部品との
接続状況を説明するためのブロック図である。また、図
7は、遊技制御基板200に設けられた遊技制御手段と
しての制御部210の構成と、演出制御基板201に設
けられた演出制御手段としての制御部230の構成と、
を説明するためのブロック図であり、図8は、前記遊技
制御基板200に接続されて前記第2クレジット球数の
算出やパチンコ球の払い出しを制御する球払出制御基板
やパチンコ球の揚送を制御する揚送制御基板に接続され
た持球制御基板206並びに該持球制御基板206に接
続されたカードユニット3の構成を示すブロック図であ
る。
【0086】遊技球スロットマシン1に設けられた各種
基板のうち、図6に示す遊技制御基板200によって遊
技状態が制御され、演出制御基板201によって遊技状
態に応じた演出制御がなされる。また、電源基板202
には遊技球スロットマシン1の外部から電源が供給され
る。この電源基板202には、AC100Vの電源の供
給を受けるための電源コード184と、メインスイッチ
180とが接続されている。
【0087】遊技制御基板200は、演出制御基板20
1、電源基板202、リール中継基板203、並びに持
球制御基板206と配線接続されているとともに、リー
ル中継基板203を介して外部出力基板205と、ま
た、演出制御基板201を介してリールランプ中継基板
204と接続されている。
【0088】遊技制御基板200の制御部210は、遊
技状態がレギュラーボーナス状態であることを示すRB
中信号や、遊技状態がビッグボーナス状態であることを
示すBB中信号、各リール51L、51C、51Rに対
応するリールモータ154L、154C、154Rを制
御するためのリール制御信号(モータ位相信号)などを
リール中継基板203を介して外部出力基板205から
遊技球スロットマシン1の外部に出力する制御を行う。
なお、前記ストップボタン40L、40C、40Rに対
応するストップスイッチ103L、103C、103R
の操作がなされた旨を示すストップスイッチ信号は、後
述するようにストップスイッチ103L、103C、1
03Rから直接出力された信号である。
【0089】遊技制御基板200には、各種のスイッ
チ、センサ、ランプ、及び表示器からの配線が接続され
ている。例えば、電源基板202に配線接続された設定
スイッチ183、設定キースイッチ182、リセットス
イッチ181は、電源基板202によって中継されて遊
技制御基板200と配線接続されており、それぞれのス
イッチからの信号は、遊技制御基板200の制御部21
0に入力される。また、制御部210は、パチンコ球の
払い出し条件(賞球を払い出す必要のある入賞の発生)
が成立すると、後述する持球制御基板206に賞球信号
を出力して、所定数の賞球の払い出し指示を行う。
【0090】リール中継基板203に配線接続されたリ
ールモータ154L、154C、154R、及びリール
センサ156は、リール中継基板203によって中継さ
れて遊技制御基板200に配線接続されており、リール
センサ156の検出信号は、遊技制御基板200の制御
部210に入力される。リールランプ155は、リール
ランプ中継基板204によって中継されて演出制御基板
201に配線接続されている。遊技制御基板200の制
御部210は、始動条件(スタートスイッチ102の検
出信号の入力)が成立すると、リールモータ154L、
154C、154Rに制御信号を出力してリールの変動
を開始させた後、表示結果を導出表示させる可変表示制
御を実行する。
【0091】遊技制御基板200に配線接続されたスイ
ッチのうち、シングルBETスイッチ100は1単位B
ETボタン36aの操作を検出し、MAXBETスイッ
チ101はMAXBETボタン36bの操作を検知する
スイッチであり、スタートスイッチ102はスタートレ
バー38の操作を検出するスイッチであり、左、中、右
ストップスイッチ103L、103C、103Rは、
左、中、右ストップボタン40L、40C、40Rの操
作を検出するスイッチであり、自動BETスイッチ10
4は前記自動BETボタン37の操作を検出するスイッ
チである。
【0092】また、該遊技制御基板200には、図6に
示すように、待機球の賭け設定を行うための前記賭球検
出センサ79並びに賭球払出ユニット92が接続されて
おり、該遊技制御基板200が前記シングルBETスイ
ッチ100や前記MAXBETスイッチ101の操作検
知並びに前記持球制御基板からの後述する精算通知や離
席通知に基づいて、これら賭球払出ユニット92の動作
制御を行うようになっている。
【0093】ゲーム回数表示器108はゲーム回数表示
部32を構成する表示器であり、、ペイアウト表示器1
10はペイアウト表示部33を構成する表示器である。
【0094】1単位賭けランプ112は1単位賭け表示
部21に、2単位賭けランプ113、114は2単位賭
け表示部22、23に、3単位賭けランプ115、11
6は3単位賭け表示部24、25にそれぞれ内蔵される
ランプである。
【0095】ゲームオーバーランプ117は、ゲームオ
ーバー表示部26に内蔵されるランプであり、スタート
ランプ118は、スタート表示部29に内蔵されるラン
プであり、リプレイランプ119は、リプレイ表示部2
7に内蔵されるランプである。なお、ボーナス告知ラン
プ120はストップボタンユニット39に内蔵されるラ
ンプである。BETボタンランプ121aはシングルB
ETボタン36aに、BETボタンランプ121bはM
AXBETボタン36bに内蔵されるランプである。左
操作有効ランプ122Lは、左ストップボタン40Lに
内蔵されるランプであり、中操作有効ランプ122C
は、中ストップボタン40Cに内蔵されるランプであ
り、右操作有効ランプ122Rは、右ストップボタン4
0Rに内蔵されるランプであり、ウェイトランプ139
はウェイト表示部28に内蔵されるランプである。
【0096】電源基板202或いはリール中継基板20
3を介するか、又はこれらの基板を介すことなく遊技制
御基板200に直接配線接続された各種ランプ及び表示
器は、遊技制御基板200に搭載された制御部210に
よって制御される。また、制御部210は、遊技制御基
板200に接続され、または、電源基板202あるいは
リール中継基板203を介して遊技制御基板200に接
続された各種スイッチ及びセンサの検出信号を受け、遊
技状態を制御する。
【0097】特に、制御部210によって制御される
「ゲーム回数表示器108、ペイアウト表示器110、
投入指示ランプ111、1単位賭けランプ112〜3単
位賭けランプ116、スタートランプ118、リプレイ
ランプ119、ボーナス告知ランプ120、ゲームオー
バーランプ117、左、中、右操作有効ランプ122
L、122C、122R、ウエイトランプ139」は、
遊技の進行に関わる情報を報知するものであり、それが
機能しなければ遊技を行うことに支障が出るような、い
わば“必須報知装置”といえる。これらの“必須報知装
置”が遊技状態を制御する制御部210によって制御さ
れるために、たとえ、演出制御基板201が故障したと
しても、少なくとも遊技の進行に必要な情報が遊技者に
提供される。このため、遊技者に不利な状態で遊技が進
行してしまうことを防止できるようになっている。
【0098】次に図7を参照して、遊技制御基板200
並びに演出制御基板201の構成について説明すると、
まず、遊技制御基板200には制御部210が設けられ
ており、該制御部210は、制御動作を所定の制御プロ
グラムに基づいて実行することの出来るCPU(Cen
tral Processing Unit)211
と、CPU211の制御プログラムを格納するROM
(Read Only Memory)213と、前記
第1クレジット球数等の各種データの書き込み及び読み
出しが出来るRAM(Random Access M
emory)212と、CPU211と外部回路との信
号の整合性をとるためのI/Oポート214とを有して
いる。
【0099】また、遊技制御基板200には、電源投入
時にCPU211にリセットパルスを与える初期リセッ
ト回路217と、CPU211にクロック信号を与える
クロック発生回路218と、クロック発生回路218か
らのクロック信号を分周して割込パルスを定期的にCP
U211に与えるパルス分周回路(割込パルス発生回
路)219と、一定範囲の乱数を高速で連続的に発生し
ている乱数発生回路221と、乱数発生回路221から
乱数をサンプリングするサンプリング回路222と、バ
ッファ回路220とが設けられている。さらに、遊技制
御基板200には、各種スイッチからの信号が入力され
るスイッチ回路215や、モータ回路216、その他、
図示しないソレノイド回路等が設けられている。さら
に、遊技制御基板200には、停電時にRAM212の
記憶を保持させるためのバックアップ電源223が設け
られている。
【0100】また、前記RAM212には、各種表示器
(ゲーム回数表示器108、ペイアウト表示器110)
に表示するべき各種データや、持球制御基板208から
出力されるクレジット球数や、賭数、内部当選フラグ、
出玉率の設定値など、遊技に必要な情報が記憶され、停
電時にこれらの情報が前記バックアップ電源223によ
り保持されることで、停電の回復後においても停電発生
前の遊技状態に復帰出来るようになっている。
【0101】遊技制御基板200の制御部210から演
出制御基板201へは、バッファ回路220を介して後
述する各種コマンドが出力される。バッファ回路220
は、遊技制御基板200の内部から外部への信号の出力
を許容するが遊技制御基板200の外部から内部へ信号
が入力されることを阻止する不可逆性出力手段として機
能する。このため、遊技制御基板200と演出制御基板
201との間において、遊技制御基板200から演出制
御基板201への一方向通信が担保され、コマンドの伝
送経路を介して遊技制御基板200に信号を入力させて
不正な制御動作を行わせる不正行為を防止できる。
【0102】演出制御基板201には、遊技効果ランプ
130〜134と、液晶表示器135と、放音部12
a、12b、13に内蔵されるスピーカ136a、13
6b、137と、タイトルパネル8及び遊技パネル6を
内側から照らす各蛍光灯138と、小役告知ランプ14
0a、140b、140cと、がぞれぞれ接続され、さ
らに、リールランプ中継基板204を介してリール51
L、51C、51Rに内蔵されているリールランプ15
5が接続されている。
【0103】演出制御基板201には、マイクロコンピ
ュータからなる制御部230と、各スピーカ136a、
136b、137から音を出力させるためのスピーカ駆
動回路235と、前記液晶表示部15を構成する液晶表
示器135を表示制御するための表示駆動回路236
と、各種ランプを点灯あるいは点滅させるためのランプ
駆動回路237と、バックアップ電源238とが搭載さ
れている。
【0104】制御部230は、CPU231と、必要な
データの書き込み、及び書き出しが出来るRAM232
と、制御プログラムを格納するROM233と、I/O
ポート234と、を含む。RAM232の記憶データは
バックアップ電源238によりバックアップされている
ため、制御部230は、停電の回復時に停電発生前に記
憶されていたデータに基づいて演出制御を再開出来る。
【0105】制御部230のROM233には、演出制
御基板201から送信されたコマンドに対応した演出パ
ターンを定めたデータテーブルが記憶されている。この
データテーブルは、各遊技効果ランプ130〜134、
液晶表示器135、各スピーカ136a、136b、1
37、各蛍光灯138、小役告知ランプ140a〜14
0c、別に分類されている。例えば所定の遊技情報を示
すコマンドを受信した場合、制御部230はその遊技状
態に応じた演出パターンを各データテーブルから読み出
し、この読み出した演出パターンに応じて各遊技効果ラ
ンプ130〜134、液晶表示器135、各スピーカ1
36a、136b、137、各蛍光灯138、小役告知
ランプ140a〜140c、及びリールランプ155等
を制御する。
【0106】演出制御基板201によって制御される
「各遊技効果ランプ130〜134、液晶表示器13
5、各スピーカ136a、136b、137、各蛍光灯
138、小役告知ランプ140a〜140c、及びリー
ルランプ155」は、遊技制御基板200によって制御
される各種表示器などに比較すると、それが機能しなく
ても遊技の進行自体には影響を与えるものでなく、演出
効果を主眼においた、いわば、“演出装置”と呼べるも
のである。このため、たとえ、演出制御基板201に故
障が発生したとしても、遊技者に不利な遊技が提供され
てしまうことはないばかりか、制御部210の制御の負
荷が軽減される。
【0107】また、図7に示されるように、スタートス
イッチ102の検出信号は、スイッチ回路215を介し
て制御部210に入力されるとともに、サンプリング回
路222に入力される。制御部210は、スタートスイ
ッチ102の検出信号を受け、モータ回路216を介し
てリール制御信号を出力する。このリール制御信号はリ
ール中継基板203を介して各リール51L、51C、
51R別に設けられたリールモータ154L、154
C、154Rに入力される。また、リール制御信号は、
リール中継基板203及び外部出力基板205を介して
遊技球スロットマシン1の外部へ出力される。
【0108】これにより、各リール51L、51C、5
1Rが変動し始める。また、リール制御信号の伝送経路
は、リール中継基板203においてリールモータ154
L、154C、154R側と外部出力基板205側とに
分岐されており、外部出力基板205側へ出力されたリ
ール制御信号は、外部出力基板205から遊技球スロッ
トマシン1の外部へも出力される。このように、外部出
力基板205から出力されるリール制御信号は、外部出
力用に加工された信号ではなく、リールモータ154
L、154C、154Rを駆動制御する信号そのもので
ある。
【0109】一方、サンプリング回路222は、スター
トスイッチ102の検出信号が入力されたタイミングで
乱数発生回路221から1個の乱数をサンプリングし、
その乱数をCPU211に引き渡す。CPU211は、
そのサンプリングされた乱数と、ROM213内に格納
されている入賞役別の入賞判定テーブルとを参照して、
入賞の発生を許容するか否かを入賞役別に決定し、その
決定結果をRAM212に記憶させる。これにより、ス
タート操作がされたタイミングで、入賞役の当選の有無
が決定される。制御部210は、その後、入賞役別の当
選結果に応じてリールを制御する。
【0110】さらに、制御部210は、スタートスイッ
チ102の検出信号が入力されたことに対応して、バッ
ファ回路220を介して演出制御基板201にゲームの
開始を特定可能なコマンドを出力する。演出制御基板2
01の制御部230は、そのコマンドに基づいてゲーム
状況を把握し、ゲーム開始時に対応して定められた演出
パターンに従い各遊技効果ランプ130〜134、液晶
表示器135、スピーカ136a、137b、137等
を制御する。
【0111】また、各ストップスイッチ103L、10
3C、103Rから出力されたストップスイッチ信号
は、遊技制御基板200、リール中継基板203、およ
び外部出力基板205を往復する信号経路を伝送された
後、遊技制御基板200のスイッチ回路215に入力さ
れる。さらに、ストップスイッチ103L、103C、
103Rから出力されたストップスイッチ信号は直接、
外部出力基板205を介して外部に出力されるように構
成されている。
【0112】ストップスイッチ信号の入力を受けた制御
部210は、モータ回路216を介してストップスイッ
チ信号に対応するリールモータ154L、154C、1
54Rを停止させるためのリール制御信号を出力する。
このリール制御信号は、リールモータ154L、154
C、154Rに入力されるとともに、外部出力基板20
5を介して遊技球スロットマシン1の外部へも出力され
る。
【0113】さらに、制御部210は、ストップスイッ
チ信号が入力されたことに対応して、バッファ回路22
0を介して演出制御基板201にリールの停止時期を特
定可能なコマンドを各リール51L、51C、51R別
に出力する。演出制御基板201の制御部230は、そ
のコマンドに基づいてリールの停止時期に対応して定め
られた演出パターンに従い、遊技効果ランプ130〜1
34や、液晶表示器135や、スピーカ136a、13
6b、137等を制御する。
【0114】外部出力基板205から出力される信号
は、たとえば、第3者機関が型式試験を行う際に利用可
能である。この型式試験では、たとえば、各ストップボ
タン40L、40C、40Rの操作から190ms以内
に各ストップボタン40L、40C、40Rに対応する
各リール51L、51C、51Rが停止するか否かが確
認される。この遊技球スロットマシン1の場合、各スト
ップスイッチ103L、103C、103Rから出力さ
れたストップスイッチ信号が直接、外部出力基板205
から出力されるために、各ストップボタン40L、40
C、40Rが操作されたタイミングを遊技球スロットマ
シン1の外部で正確に把握できる。同様に、モータ回路
216から出力されるリール制御信号が直接、外部出力
基板205から出力されるために、各リール51L、5
1C、51Rの始動および停止タイミングを遊技球スロ
ットマシン1の外部で正確に把握出来る。このため、外
部出力基板205から出力される信号を用いて、「各ス
トップボタン40L、40C、40Rの操作から190
ms以内に各ストップボタン40L、40C、40Rに
対応する各リール51L、51C、51Rが停止するか
否かの試験」を行った場合には、正確な試験結果が得ら
れる。また、「遊技制御基板200の制御部210で一
旦、信号を取り込んでから外部出力基板205に信号を
出力するような構成」とした場合には、遊技制御基板2
00側で信号を加工して出力するような不正がなされる
おそれもあるが、本実施の形態によると、かかる不正行
為をも防止できる。
【0115】また、制御部210は、賞球の付与を伴う
入賞の発生が成立すると、賞球数の払い出しを指示する
旨の賞球信号を後述する持点制御マイクロコンピュータ
206aが搭載されている持球制御基板206に出力し
て賞球数の払い出し指示を行う。
【0116】また、制御部210は、前記自動BETス
イッチ104の入力を検出することで自動賭け設定を実
施するとともに、この自動賭け設定が実施されている状
態で、自動BETスイッチ104の入力を再度検出する
ことで、自動賭け設定を解除する制御を行う。
【0117】また、制御部210は、シングルBETス
イッチ100やMAXBETスイッチ101の入力が検
出されることで賭数の設定制御を行う。まず、シングル
BETスイッチ100の入力が検出された場合には、前
記RAM212に記憶されているクレジット球数が5球
以上残存するかを確認するとともに、前記持球制御基板
206に対し、クレジット球数からの1単位の賭数に該
当する5球の減算指示を出力し、該持球制御基板206
から「減算OK」の出力が返信された場合において、前
記賭球払出ユニット92を動作させて5球の払い出しを
実施させ、前記賭球検出センサ79による5球の遊技媒
体の検出に基づいて1単位の賭数を設定するとともに、
前記持球制御基板206から出力されてくる減算後のク
レジット球数をRAM212に更新記憶する。この際、
クレジット球数の残数が5球未満である場合には、5球
以下の端球を前記下皿9’に払い出すように、前記持球
制御基板206に指示を出力する。
【0118】このように、本実施例では5球以下の端数
球を自動的に前記下皿9’に返却するようにしている
が、本発明はこれに限定されるものではなく、これら返
却を、遊技者が返却ボタンの操作等の所定の返却操作を
実施した際に、返却するようにしても良い。
【0119】また、MAXBETスイッチ101の入力
が検出された場合には、前記RAM212に記憶されて
いるクレジット球数が15球以上残存するかを確認する
とともに、前記持球制御基板206に対し、クレジット
球数からの3単位の賭数に該当する15球の減算指示を
出力し、該持球制御基板206から「減算OK」の出力
が返信された場合において、前記賭球払出ユニット92
を動作させて15球の払い出しを実施させ、前記賭球検
出センサ79による15球の遊技媒体の検出に基づいて
3単位の賭数を設定するとともに、前記持球制御基板2
06から出力されてくる減算後のクレジット球数をRA
M212に更新記憶する。
【0120】また、制御部210は、前記自動BETス
イッチ104の操作に基づき、自動ベット設定がなされ
ている場合において、前ゲームの終了後、新たなゲーム
の開始が可能となった時点において、前記MAXBET
スイッチ101の入力が検出された場合と同様の最大賭
け数の設定処理を自動的に実施するようになっている。
【0121】本実施例における遊技球スロットマシン1
にあっては、可変表示装置50の停止時において、賭数
に応じて有効化されたいずれかの入賞ラインL1、L
2、L2’、L3、L3’上に例えば「BAR−BAR
−BAR」の図柄が揃えば、大当たりであるRB(レギ
ュラーボーナス)に入賞したことになり、「BAR−B
AR−BAR」の図柄が揃ったことの対価として例えば
75球のパチンコ球が払い出されるとともに、遊技者に
とって有利な特別遊技状態であるRB(レギュラーボー
ナス)が発生し、以下に説明するレギュラーボーナスゲ
ームが遊技価値として遊技者に対して付与される。この
RB中では、Jac図柄(実施例ではプラム)のぞろめ
が揃うことにより所定数のパチンコ球が払い出されるJ
ac入賞が高確率で発生するJacゲームが最大で12
回提供されるとともに、このJacゲームが12回実行
されるか、あるいはJacゲームが12回に達する前に
Jac入賞が8回発生されるか、いずれかの条件が満た
された時点で終了する。したがって、遊技者は12回の
Jacゲーム中に最大8回のJac入賞の機会を得るこ
とが出来る。
【0122】一方、有効化された入賞ラインL1、L
2、L2’、L3、L3’上に、例えば「黒7−黒7−
黒7」または「白7−白7−白7」が揃えば、大当たり
であるBB(ビッグボーナス)に入賞したことになり、
「黒7−黒7−黒7」または「白7−白7−白7」の図
柄が揃ったことの対価として例えば75球のパチンコ球
が払い出されるとともに、遊技者にとって有利な特別遊
技状態であるBB(ビッグボーナス)が発生し、以下に
説明する小役ゲームが遊技価値として遊技者に対して付
与される。具体的に説明すると、このBB中では、小役
図柄(実施例ではベル、プラム)のぞろめが高確率で揃
って所定数のパチンコ球の払い出しをともなう小役入賞
が高確率で発生する小役ゲームが最大で30回提供され
るとともに、この小役ゲームを30回実行するまで間に
Jac図柄のぞろめが揃ってJacIn入賞した場合に
は、前記特別遊技状態であるRBが発生して前記レギュ
ラーボーナスゲームが提供されるようになっている。こ
のRBは、BB中における発生可能な最大回数が予め定
められており、本実施例では最大で3回発生し得るよう
になっている。そしてこのBBは、30回の小役ゲーム
を実行して終了する場合か、あるいは小役ゲームを30
回に実行する前に3回のRBが提供されて3回目のRB
が終了する場合のうち、少なくともいずれか一方の条件
が満たされた時点で終了する。
【0123】また、前記特別遊技状態以外の通常の遊技
状態(通常ゲーム)である場合においては、同種の図柄
が有効化された1つの有効ライン上に揃って所定の賞が
成立した場合には、その図柄の種類に応じて予め定めら
れた所定数のパチンコ球が遊技者に付与される。なお、
各リール51L、51C、51Rに描かれた「チェリ
ー」の図柄は単図柄と呼ばれるマークであり、この単図
柄が有効な1本の有効ライン上で停止表示された場合に
は10球のパチンコ球が遊技者に付与される。なお、賭
単位数に応じて有効化された有効ラインが複数本存在す
る場合において、前述したようにパチンコ球が払い出さ
れる図柄の組合せが複数本の入賞ライン上において同時
に成立した場合には、各入賞ライン上の図柄の組合せに
よって付与されるパチンコ球の合計数に相当するパチン
コ球が付与される。しかし、1ゲームにおいて遊技者に
付与されるパチンコ球の上限が75球と定められている
ために、75球を越える場合にはその76球目以降のパ
チンコ球は無効となる。
【0124】本実施例においては、通常遊技状態時にお
いて黒7−黒7−黒7(黒7賞)、白7−白7−白7
(白7賞)、BAR−BAR−BAR(BAR賞)、ス
イカ−スイカ−スイカ(スイカ賞)、チェリー(チェリ
ー賞)、ベル−ベル−ベル(ベル賞)、またはプラム−
プラム−プラム(再遊技)等が入賞の対象となってお
り、そのうち黒7、または白7の図柄、及びBARの図
柄のみが遊技者にとって利益の大きな賞である大当たり
(BB、RB)の対象となる特別図柄とされて、その他
チェリー、ベルまたはプラム(再遊技)は遊技者にとっ
て利益の小さな賞である小役の対象となる図柄とされて
いる。
【0125】このような各賞の対象となる図柄の組み合
わせ、及び該図柄の組み合わせに対応する払い出しパチ
ンコ球数(入賞の発生確率等も含む)は、通常ゲーム
時、及びBB時、RB時に対応してそれぞれ予め定めら
れており、これらは前述した入賞判定テーブルとしてR
OM213に登録されている。
【0126】また、本実施例における遊技球スロットマ
シン1は、大当りであるBBやRBに入賞する可能性が
あることを予告する大当り予告演出が、予め定められた
条件の成立時において行われるようになっている。
【0127】これら入賞の発生に伴い、前記遊技制御基
板200からは、前記持球制御基板206に対し賞球信
号による払い出し指示が出力される。該持球制御基板2
06には、図8に示すように、前記球払出装置65にお
いてパチンコ球の払い出しを行うための駆動モータ45
0やソレノイド69並びに下部進路切替装置74内のソ
レノイド72の駆動制御を行う球払出制御基板208を
はじめ、揚送装置88や研磨装置90の駆動制御等を行
う揚送制御基板209や、前記第1操作基板207a並
びに第2操作基板207bが接続されており、前記遊技
制御基板200からの払い出し指示に基づく払い出しを
球払出制御基板208に伝達して球払出装置65より賞
球を前記クレジット球センサ83へ払い出させるととも
に、前記球貸ボタン18や自動球貸ボタン17の操作に
基づく貸出球の払い出しや、外部取出ボタン58に基づ
くクレジット球の払い出しを実施させる制御を行う。
【0128】前記第1操作基板207aに設けられたス
イッチのうち、離席スイッチ57sは離席ボタン57の
操作を検知するスイッチであり、外部取出スイッチ58
sは外部取出ボタン58の操作を検知するスイッチであ
る。
【0129】前記第2操作基板207bに設けられたス
イッチのうち、自動払出(球貸)スイッチ17sは自動
払出(球貸)ボタン17の操作を検知するスイッチであ
り、球貸スイッチ18sは球貸ボタン18の操作を検知
するスイッチであり、精算スイッチ19sは精算ボタン
19の操作を検知するスイッチである。また、第2操作
基板207bに設けられたカード残高表示器35hは、
カード残高表示部35を構成する表示器である。
【0130】また、持球制御基板206には、前記クレ
ジット球センサ83や前記貸出球検出センサ並びに賞球
・払出球検出センサ81、下皿満タン検出センサ95、
クレジット表示器105が接続されており、前記各スイ
ッチにおけるパチンコ球の検出に基づいて、前記クレジ
ット球数の加減算処理を実施し、該算出したクレジット
球数を前記クレジット表示部47を形成するクレジット
表示器105に表示するとともに、前記各操作基板に設
けられている各種ボタンスイッチの入力に該当するクレ
ジット球の払戻処理や精算処理や離席処理等の各種処理
を実施する。
【0131】この本実施例の前記球払出制御基板208
には、球払出制御マイクロコンピュータ(図示略)が設
けられており、該球払出制御マイクロコンピュータは、
前記持球制御基板206から出力される経路指示信号に
基づき前記球切払出装置65に設けられているソレノイ
ド69並びに下部進路切替装置74に設けられているソ
レノイド72の励磁または解除を実施して、前記球切払
出装置65から払い出されるパチンコ球の排出経路を前
記第1経路66或いは第2経路67に適宜切り替える切
換制御を行うとともに、前記環流路93の経路上に設け
られた球切れセンサ63においてパチンコ球が検出され
ている際に前記持球制御基板206から出力される払出
信号に基づく数量のパチンコ球を、前記球切払出装置6
5内に設けられている駆動モータ450を適宜駆動して
払い出す制御を実施する。
【0132】また、揚送制御基板209には、前記揚送
装置88並びに研磨装置90をはじめ、上部タンク満タ
ン検出センサ61や揚送球検出センサ87、回収球満タ
ン検出センサ85、球切れセンサ63が図8に示すよう
に接続されているとともに、揚送制御マイクロコンピュ
ータ(図示略)が設けられており、該揚送制御マイクロ
コンピュータは、前記上部タンク満タン検出センサ61
や揚送球検出センサ87、回収球満タン検出センサ8
5、球切れセンサ63の検出状況に基づいて、揚送装置
88や研磨装置90の駆動制御を行うとともに、接続さ
れている満タン報知ランプ55、タンク空報知ランプ5
6の点灯制御等を行うようになっている。
【0133】この揚送制御基板209に実装されている
前記揚送制御マイクロコンピュータによる前記揚送装置
88の揚送制御の制御動作について、図14に示すフロ
ー図に基づいて説明すると、まず、揚送制御マイクロコ
ンピュータは、前記上部タンク満タン検出センサ61に
よるパチンコ球の検出が非検出(「OFF」)であっ
て、且つ前記揚送球検出センサ87による揚送球の検出
が検出(「ON」)であるかを監視し(Sb1)、これ
らが上記の条件に一致した場合において前記揚送装置8
8の稼働を開始し(Sb2)、前記条件に合致しない場
合には前記Sb2を経由せずにSb3へ進む。
【0134】次いで、前記上部タンク満タン検出センサ
61によるパチンコ球の検出が検出(「ON」)である
か(Sb3)、或いは前記揚送球検出センサ87による
揚送球の検出が非検出(「OFF」)であるか(Sb
4)の判定を実施し、前記Sb3又はSb4のいずれか
が合致した場合にはSb5へ進み、揚送装置88による
揚送を停止する。
【0135】また、前記Sb3、Sb4のいずれの判定
にも合致しなかった場合にはSb6へ進み、前記上部タ
ンク満タン検出センサ61によるパチンコ球の検出が検
出(「ON」)であって且つ前記回収球満タン検出セン
サ85によるパチンコ球(揚送球)の検出が検出(「O
N」)であるかの判定を実施して、該判定が合致する場
合においてはSb7へ進んで前記満タン報知ランプ55
を点灯するとともに、該判定結果を前記持球制御基板2
06に出力することにより、前記球切払出装置65から
の賞球の払い出しが留保され、前記判定が合致しない場
合にはSb8へ進んで前記満タン報知ランプ55を消灯
してSb9へ進む。
【0136】該Sb9においては、球切れセンサ63に
よるパチンコ球の検出が非検出(「OFF」)であるか
の判定を実施して、該判定が合致する(非検出(「OF
F」))である場合においてはSb10に進んで前記タ
ンク空報知ランプ56を点灯し、前記判定が合致しない
場合にはSb11へ進んで前記タンク空報知ランプ56
を消灯してSb1へ戻るようになっており、前記上部貯
留タンク60に過度のパチンコ球が揚送されて溢れるこ
とがなく、且つ前記回収球タンク84に揚送球がない場
合に揚送装置88が空運転されることが防止されるよう
になっているとともに、前記満タン報知ランプ55並び
にタンク空報知ランプ56が点灯されることで、前記上
部貯留タンク60並びに環流路93内が空であること
や、前記上部貯留タンク60並びに回収球タンク84に
パチンコ球が一杯であることが報知されるようになって
いる。
【0137】図8に戻って、持球制御基板206には、
該持球制御基板206において実施される各種制御や算
出処理並びにデータ通信処理等を行う持球制御マイクロ
コンピュータ206aや該持点制御マイクロコンピュー
タ206aの制御プログラムや第2クレジット球数の算
出プログラム等が記憶されたROM206b、ワークメ
モリ等として使用されるRAM206c(記憶部)等が
設けられている。
【0138】前記RAM206cには、前記対応するカ
ードユニット3にて受付けられたプリペイドカードや会
員カードより読み出されたプリペイド度数が記憶される
度数レジスタや、前記クレジット表示部に表示されるク
レジット球数が更新記憶される記憶部としてのクレジッ
ト球数レジスタや、前記遊技制御基板200から出力さ
れる前記賭球検出センサ79にて検出された球数が加算
更新記憶される賭け球数レジスタや、前記賞球・払出球
検出センサ81にて検出された賞球数が加算更新記憶さ
れる賞球数レジスタや、前記遊技制御基板200から出
力されるRB信号やBB信号等の各種信号に基づく遊技
情報が更新記憶される遊技情報レジスタや、離席の際に
カードユニット3に出力される離席情報等が記憶される
離席レジスタ等が設けられている。
【0139】この持球制御基板206には、前述のよう
に、前記突出部7に設けられている第1操作基板207
aや第2操作基板207bが図8に示すように接続され
ており、前記持球制御マイクロコンピュータ206a
は、前記RAM206cの前記クレジット球数レジスタ
に記憶されているクレジット球数を前記クレジット表示
部47に対応するクレジット表示器105に表示するよ
うに制御するとともに、前記RAM206cの前記度数
レジスタに記憶されているプリペイド度数を前記カード
残高表示器35hに表示するように制御する。
【0140】また、前記持球制御マイクロコンピュータ
206aは、該クレジット球数を前記遊技制御基板20
0を介して前記演出制御基板201へ出力するようにな
っており、該クレジット球数が前記液晶表示部15を構
成する液晶表示器135に適宜表示されるようになって
いる。
【0141】尚、前記揚送制御マイクロコンピュータに
より前記球切れセンサ63によるパチンコ球の検出がな
されない旨の信号が出力された場合には、持球制御マイ
クロコンピュータ206aは、球払出制御基板208に
対してパチンコ球の払出中断指示を出力してパチンコ球
の払い出しを中断させるとともに、該球切れ異常の発生
を遊技制御基板200に対して出力することで、新たな
賭け設定が実施されないようになっている。
【0142】また、持球制御基板206には図8に示す
ように、前記クレジット球センサ83や貸出球検出セン
サ70、並びに賞球・払出球検出センサ81が接続さ
れ、各スイッチからの信号が入力されるようになってお
り、前記持球制御マイクロコンピュータ206aは、前
記クレジット球センサ83からの信号に基づき前記クレ
ジット球数レジスタに記憶されているクレジット球数へ
の加算更新を実施し、前記賞球・払出球検出センサ81
からの外部払出時におけるパチンコ球の検出信号に基づ
き前記クレジット球数レジスタに記憶されているクレジ
ット球数の減算更新を実施するとともに、前記賭け設定
操作に伴って前記遊技制御基板200より出力される減
算指示に基づき前記クレジット球数レジスタに記憶され
ているクレジット球数の減算更新を実施する。
【0143】更に持球制御基板206には、前記下皿
9’がパチンコ球で満タンである場合にパチンコ球を検
出するための下皿満タン検出センサ95や前記球投入部
11の近傍に設けられて、該球投入部11からのパチン
コ球の投入を阻止するためのシャッタ46の出没を行う
ためのシャッタ用ソレノイド59が接続されており、前
記持球制御マイクロコンピュータ206aは、下皿満タ
ン検出センサ95からの信号入力がない場合において、
前記球払出制御基板208に払出信号を出力すること
で、前記球切払出装置65より外部取出口9へ向けてパ
チンコ球が払い出されるようになっていて、下皿9’が
パチンコ球で一杯である場合に不必要に過剰なパチンコ
球が下皿9’に排出されることを防止するようになって
いる。
【0144】また、持球制御基板206は、前記クレジ
ット表示部47にクレジット球数がない場合であって、
前記第2操作基板207bに設けられている前記自動球
貸スイッチ17sにより自動球貸が設定されている場合
において、前記球払出制御基板208に払出信号を出力
することで、前記球切払出装置65より前記カード残高
表示器35hに表示されているプリペイド度数からのパ
チンコ球の貸し出しが自動的に実施される。
【0145】また、前記精算スイッチ19sの操作がな
された場合には、前記クレジット表示部47に表示され
ているクレジット球数であるクレジット球レジスタに記
憶されているクレジット球数を含む精算情報を対応する
カードユニット3に対して送信し、該クレジット球レジ
スタのリセットを行う後述する所定の精算処理を実施す
るようになっている。
【0146】また、本実施例の前記持球制御マイクロコ
ンピュータ206aは、前記球切れセンサ63にてパチ
ンコ球が検出されている状況下において、前記遊技制御
基板200から出力された賞球の払出指示や前記第2操
作基板207bに設けられた球貸スイッチ18sの入力
検出、前記自動球貸スイッチ17sによる自動球貸設定
時におけるクレジット表示部47に表示されているクレ
ジット球数が無くなった場合、並びに前記第2操作基板
207aに設けられている外部取出スイッチ58sの入
力検出に基づいて、払い出されるパチンコ球の経路指示
信号(実際には前記上部経路切替弁68並びに下部経路
切替弁71の方向データ)並びに払出球数の情報を含む
払出信号とを前記球払出制御基板208に出力し、前記
球切払出装置65によるパチンコ球の払い出しを実施さ
せるようになっている。
【0147】また、前記持球制御マイクロコンピュータ
206aは、前記第1操作基板207aに設けられた離
席スイッチ57sや前記第2操作基板207bに設けら
れた精算スイッチ19sの検知に基づき、前記シャッタ
用ソレノイド59によりシャッタ46を閉じてパチンコ
球の投入を禁止するとともに、前記クレジット球レジス
タに記憶されたクレジット球数を含む離席情報を対応す
るカードユニット3に対して送信する後述する所定の離
席処理を実施するようになっている。
【0148】また、前記持球制御マイクロコンピュータ
206aは、前記離席スイッチ57sの操作による離席
モードの発生状況に基づいて、後述する図15に示す離
席待機ルーチンによる離席待機処理を実施し、離席時間
を前記遊技制御基板200を介して前記演出制御基板2
01に出力することで、該離席時間が前記液晶表示部1
5に表示されるようになっている。
【0149】また、持球制御基板206には、図8に示
すように、前記カードユニット3並びにホールコンピュ
ータ等の外部機器とのデータ通信を行う第1通信部(C
OM1)241と第2通信部(COM2)242とが接
続されおり、本実施例においては、第2通信部(COM
2)242を通じてホールコンピュータ192と接続さ
れており、該ホールコンピュータ192に対し、前記賭
け球数レジスタや賞球数レジスタ並びに遊技情報レジス
タに登録されている賭け球数や賞球数やRB回数やBB
回数等の遊技情報が出力されるとともに、前記離席ボタ
ン57の操作による離席に際しては、離席中である旨の
離席中情報と経過時間とが送信されるようになってい
る。
【0150】また、前記第1通信部(COM1)241
には図8に示すように接続ケーブル94を介してカード
ユニット3が接続されていて、該カードユニット3との
間にて、該カードユニット3にて受付けられたプリペイ
ドカードや会員カードより読み出されたプリペイド度数
等の情報や該カードのIDデータや、前記球貸ボタン1
8の入力等により使用された使用プリペイド度数データ
や、クレジット球数データを含む精算情報並びに離席情
報等の授受を実施するようになっているとともに、精算
或いは離席時においてプリペイドカードや会員カードが
カードユニット3に挿入されていない場合において、そ
の報知を行う報知指示がカードユニット3に対して送信
されるようになっている。
【0151】ここで、本実施例にて用いたカードユニッ
ト3にて簡便に説明する。本実施例のカードユニット3
は、図1に示すように、その前面にカードユニット3の
稼働並びに点滅により精算時における精算カードの挿入
報知を行う動作ランプ301や、紙幣を挿入可能とされ
た紙幣挿入口303並びに該紙幣挿入口303からの紙
幣の返却時に点滅点灯されて紙幣の返却を報知するため
の紙幣インジケータ302と、遊技用記録媒体であるプ
リペイドカード並びに会員カードが挿入可能とされたカ
ード挿入口305並びに該カード挿入口305からのカ
ード返却時に点滅点灯されてカードの返却を報知するた
めのカードインジケータ304や、硬貨を投入可能な硬
貨投入口306並びに投入した硬貨を硬貨返却口310
に返却させるための硬貨返却ボタン307と、前記硬貨
返却口310並びに該硬貨返却口310からの硬貨返却
時に点滅点灯されて硬貨の返却を報知する硬貨インジケ
ータ309と、が設けられている。
【0152】この本実施例のカードユニット3の構成
は、図8に示すように、前記動作ランプ301、紙幣イ
ンジケータ302、カードインジケータ304、並びに
硬貨インジケータ309に加えて、前記紙幣挿入口30
3に連設されて該紙幣挿入口303より挿入される紙幣
の真贋並びに種別を識別するための紙幣識別ユニット3
11や、前記カード挿入口305に連設されて該カード
挿入口305より挿入されるプリペイドカード或いは会
員カードを受け付けて、該プリペイドカード或いは会員
カードに記録されている記録情報の読み出し並びに書き
込みを実施するカードリーダライタ312と、前記硬貨
投入口306に連設されて該硬貨投入口306より投入
される硬貨の真贋並びに種別を識別するための硬貨識別
ユニット313とが設けられているとともに、これら各
部に接続されてその制御を行う制御マイコン(MPU)
318とが設けられており、該制御マイコン(MPU)
318には、該制御マイコン(MPU)318が実施す
る制御プログラムが記録されたROM314や、該制御
マイコン(MPU)318が各種処理において使用可能
なRAM315が接続されている。
【0153】また、前記制御マイコン(MPU)318
には、前記遊技球スロットマシン1の第1通信部(CO
M1)241とのデータ通信を行う第1通信部317
と、図8に示すように、各カードユニット3に接続さて
いる管理コンピュータ190とのデータ通信を行う第2
通信部316とが接続されており、前記カード挿入口3
05にプリペイドカード或いは会員カードを受け付けた
場合においては、前記カードリーダライタ312により
受け付けたプリペイドカード或いは会員カードの記録情
報を読み出し、該記録情報の内、プリペイドカード或い
は会員カードに予め個別に付与されているカードIDと
残プリペイド度数データを、カードユニット3に予め付
与されているユニットIDとともに前記管理コンピュー
タ190に送信することで、該管理コンピュータ190
にて残プリペイド度数の照合が実施される。この照合の
結果が一致しなかった場合には前記受け付けたカードを
返却し、該照合が一致した場合には前記カードIDと残
プリペイド度数データとを前記第1通信部317を通じ
て前記遊技球スロットマシン1の前記持球制御基板20
6に送信することで、前記RAM206cの所定アドレ
スにカードIDが登録されるとともに、該残プリペイド
度数データが前記度数レジスタに登録されて前記カード
残高表示器35hに表示されることで、該プリペイド度
数を遊技に使用することができるようになっている。
【0154】また、前記第2通信部316からは、前述
のように、前記プリペイドカード或いは会員カードに記
録されているカードIDやプリペイド度数データ並びに
ユニットID等のデータが送信されて、管理コンピュー
タ190にて各カード毎の残プリペイド度数が管理され
るようになっているとともに、後述する精算処理におい
て受付け中のプリペイドカード或いは会員カードに記録
されるクレジット球数データも管理コンピュータ190
に送信されて、各カードIDに対応付けてクレジット球
数データが登録管理されるようになっていて、該管理コ
ンピュータ190に景品交換用のPOSレジ191が接
続されていることにより、精算処理にて返却されたプリ
ペイドカード或いは会員カードをPOSレジ191に持
参することで、前記クレジット球数を景品交換に使用で
きるようになっている。
【0155】この本実施例のカードユニット3には、前
述のように貨幣である紙幣並びに硬貨を受付けてその識
別を実施できるようになっており、前記カード挿入口3
05にプリペイドカード或いは会員カードを受付けてい
る際に、前記紙幣あるいは硬貨の受け付けがなされた場
合に、前記制御マイコン(MPU)318は、その時点
での残プリペイド度数を前記第1通信部317を介して
遊技球スロットマシン1の前記持球制御基板206より
入手し、該入手したその時点の残プリペイド度数に受け
付けた貨幣金額が相当する大きさの遊技用有価価値であ
るプリペイド度数を加算し、該加算後の新たなプリペイ
ド度数を前記カードリーダライタ312により受付け中
のプリペイドカード或いは会員カードに記録する。
【0156】また、この新たなプリペイド度数の情報
は、カードユニット3に予め付与されているユニットI
D並びに前記受付け中のプリペイドカード或いは会員カ
ードのカードIDとともに、前記第2通信部316を通
じて管理コンピュータ190へ送信されて該当するカー
ドIDの残プリペイド度数データが更新され、該新たな
プリペイド度数の情報が前記第1通信部317を介して
前記持球制御基板206に送信され、該持球制御基板2
06のRAM206c内に設けられている前記度数レジ
スタの残プリペイド度数が更新され、該新たなプリペイ
ド度数が前記カード残高表示器35hに表示され、これ
ら新たなプリペイド度数を遊技に使用できるようになっ
ている。
【0157】以下、本実施例の前記持球制御マイクロコ
ンピュータ206aの処理動作を図13のフロー図に基
づいて説明する。
【0158】まず、前記持球制御マイクロコンピュータ
206aは、前記球貸ボタン18の操作に基づく球貸ス
イッチ18sからの信号入力があるかの判定を実施して
(Sa1)、該判定結果が合致した場合にはSa2へ進
んで、前記カード残高表示器35hに残プリペイド度数
がある場合において球通路を球貸状態、つまりは前記図
11(a)の状態である第1通路66への切り替え指示
を球払出制御基板208へ出力し(Sa2)、該球貸操
作に該当する数のパチンコ球の払い出し、例えば球貸操
作にて5度数の払い出しを実施する場合においては、1
度数につき25発の払出指示を含む払出指示を球払出制
御基板208に出力し、払い出した25個のパチンコ球
が前記払出球検出スイッチ81にて検出された場合に、
前記カード残高表示器35hの残プリペイド度数から1
を減算更新する処理を、合計5回実施することで5度数
に相当する125個のパチンコ球が前記第1経路66を
通じてクレジット球通路75を流下して前記クレジット
球センサ83にて検出される。尚、このクレジット球セ
ンサ83におけるパチンコ球の検出は、後述するように
ステップSa7にて検出されてクレジット球数への加算
が実施される。該所定数の貸出球の払い出しが実施され
たことが前記賞球・払出球検出センサ81による球検出
に基づいて球払出制御基板208が確認し、該確認信号
が球払出制御基板208より出力された場合において、
持球制御マイクロコンピュータ206aは、前記球通路
を通常状態である図11(b)に示す賞球払出状態に戻
し(Sa4)、前記Sa1に戻る。
【0159】また、前記Sa1における判定結果が合致
しなかった場合にはSa5へ進んで、前記制御部210
搭載されている前記遊技制御基板200から入賞に基づ
く賞球信号が出力されているかの判定を実施し、該判定
が合致した場合にはSa6へ進んで前記遊技制御基板2
00から出力された賞球信号に基づく球数の払出指示を
含む払出信号並びに排出されたパチンコ球の経路が前記
図11(b)に示すように、一旦第2経路67に設けら
れた賞球・払出球検出センサ81を通過して前記第1経
路66へ戻る経路となるような経路指示とを前記球払出
制御基板208へ出力することで、球切払出装置65か
ら払い出された賞球が前記賞球・払出球検出センサ81
にて検出された後、第1経路66→前記クレジット球通
路75を流下して前記クレジット球センサ83により検
出されてクレジット加算される。この賞球・払出球検出
センサ81にて全ての賞球の払い出しが確認された場合
に、該確認信号が球払出制御基板208より出力される
ことで前記Sa1に再度戻る。
【0160】また、前記Sa5における判定結果が合致
しなかった場合にはSa7へ進むことで、前記球切払出
装置65から払い出された貸出球或いは賞球のクレジッ
ト球センサ83による検出があるかの判定を実施し、前
記Sa3で払い出された貸出球並びにSa6にて払い出
された賞球は全て該Sa7にて検出される。このSa7
におけるパチンコ球の検出があった場合には、Sa8へ
進み、該検出に基づいて前記クレジット球数レジスタの
クレジット球数への加算更新を実施した後、加算後の新
たなクレジット球数を前記遊技制御基板200へ出力し
(Sa9)、前記Sa1に再度戻る。
【0161】また、前記Sa7における判定結果が合致
しなかった場合にはSa10へ進むことで、前記制御部
210からのクレジット球数の減算指示が出力されてい
るかの判定を実施し、該判定が合致した場合にはSa1
1へ進んで前記遊技制御基板200から出力された減算
指示に基づく減算数以上の球数がクレジット球数に残存
するかの判定を実施し、該判定で減算数以上の球数がク
レジット球数に残存しない場合にはSa15へ進んで減
算が不可であることを前記遊技制御基板200へ出力し
た後、前記Sa1に再度戻る。また、前記Sa11の判
定において、減算数以上の球数がクレジット球数に残存
する場合には、Sa12へ進んで減算が可能であること
を前記遊技制御基板200へ出力した後、前記クレジッ
ト球数レジスタのクレジット球数を減算更新した後(S
a13)、加算後の新たなクレジット球数を前記遊技制
御基板200へ出力し(Sa14)、前記Sa1に再度
戻る。
【0162】このように、本実施例では、前記賭け操作
に伴う賭け球の前記賭球払出ユニット92からの払い出
しに先だって、遊技制御基板200が持球制御基板20
6に対しクレジット球数の減算指示を出力し、該持球制
御基板206から前記減算の可・不可の出力を受けるこ
とで減算の可否の確認を実施してから賭球払出ユニット
92からの払い出しを実施するようになっており、クレ
ジット球数が不足している減算が不可な状況において賭
球払出ユニット92からの払い出しが実施されないよう
になっている。
【0163】また、前記Sa10における判定結果が合
致しなかった場合にはSa16へ進むことで、前記外部
取出ボタン58の操作に基づく外部取出スイッチ58s
からの信号入力があるかの判定を実施し、該判定が合致
した場合にはSa17へ進む。該Sa17では、前記ク
レジット表示部47に表示されている前記クレジット球
数レジスタのクレジット球数が存在するかの判定を実施
し、該判定結果が合致しない場合、つまりはクレジット
球数が「0」の場合においては前記Sa1に戻る。ま
た、前記Sa15における判定結果が合致する場合、つ
まりはクレジット球数が残存する場合にはSa18へ進
んで前記下皿満タン検出センサ95の監視を開始すると
ともに、割り込み処理ルーチンによる割り込みを有効に
設定し、Sa19へ進む。
【0164】この割り込み処理ルーチンは、図13に示
すように、前記下皿満タン検出センサ95によるパチン
コ球の検出があるかの判定を実施するW−1ステップ
と、該W−1ステップにて下皿満タン検出センサ95の
検出(「ON」)が確認された場合において前記外部取
出ボタン58の操作を無効とするとともに、クレジット
球数の払い出しを中止するW−2ステップとで構成され
ており、前記W−1ステップにおける判定が合致しない
場合には再度W−1ステップに戻ることで前記下皿満タ
ン検出センサ95における下皿9’の満タン状況を監視
するようになっており、これらパチンコ球の検出(「O
N」)により前記W−2ステップを実行することで、前
記取出球通路76に払い出されたパチンコ球が滞留する
ことを防止するようになっていて、該W−2ステップの
実行後において前記Sa1に戻るようになっている。
【0165】前記Sa19においては、払い出すパチン
コ球の経路が図11(c)に示すように前記外部取出口
9に繋がる第2経路67となるように前記球払出制御基
板208に経路指示信号を出力して経路の切替を実施さ
せた後、該球払出制御基板208にパチンコ球の払い出
しを継続実施させるための払出信号を出力してパチンコ
球の払い出しを継続実施させるとともに(Sa20)、
前記外部取出ボタン58の操作が(「OFF」)となっ
ているかの判定を実施し(Sa21)、該判定が合致し
た場合にはSa22へ進んで前記払出信号の出力を中止
してパチンコ球の払い出しを停止させてSa23へ進
み、前記球切払出装置より排出されて前記賞球・払出球
検出センサ81により検出される排出球の監視を行う。
【0166】前記払出信号の出力に基づき、球払出制御
基板208は前記球切払出装置65内の駆動モータ45
0を継続的に駆動して前記スプロケット452を回転さ
せてパチンコ球の排出を継続実施していき、該排出され
たパチンコ球は第2経路66に設けられている前記賞球
・払出球検出センサ81により検出されていく。
【0167】該Sa23におけるパチンコ球(排出球)
の検出があった場合には、Sa24へ進み、該検出に基
づいて前記クレジット球数レジスタのクレジット球数の
減算更新を実施した後、該減算後の新たなクレジット球
数を遊技制御基板200へ出力した後(Sa25)、前
記Sa21に戻り、外部取出ボタン58の操作が(「O
FF」)となっているかの監視並びに前記賞球・払出球
検出センサ81における検出があるかの監視を実施し
て、前記パチンコ球(排出球)の検出がある毎にクレジ
ット球数の減算更新を繰返し実施していき、前記外部取
出ボタン58の操作が(「OFF」)となってパチンコ
球(排出球)の排出が停止され、所定時間に渡って前記
賞球・払出球検出センサ81におけるパチンコ球の検出
が無かった場合においてはSa26に進んで、前記Sa
18にて開始した下皿満タン検出センサ95の監視を終
了するとともに、前記割り込み処理ルーチンによる割り
込みを無効とし、前記Sa19において変更した経路の
復帰を実施した後(Sa27)、前記Sa1に再度戻
る。
【0168】また、前記Sa16における判定結果が合
致しなかった場合にはSa28へ進むことで、前記精算
ボタン19の操作に基づく精算スイッチ19sからの信
号入力があるかの判定を実施し、該判定が合致した場合
にはSa29へ進む。該Sa29では、前記シャッタ用
ソレノイド59を励磁して前記シャッタ46を閉鎖する
ことで、前記球投入部11からのパチンコ球の投入を禁
止して、該パチンコ球の投入によりクレジット球数が変
更されないようにするとともに、Sa30において、前
記遊技制御基板200に対して精算操作有り通知を出力
することで、前記シングルBETボタン36a並びにM
AXBETボタン36bの操作が無効とされて賭け操作
が無効化される。
【0169】この精算操作有り通知出力を実施した後、
前記クレジット球数レジスタのクレジット球数並びに精
算の旨を示す所定情報とを含む精算情報を前記カードユ
ニット3に送信する(Sa31)。
【0170】この精算情報の送信に基づき前記カードユ
ニット3は、該精算情報に含まれている前記クレジット
球数をその時点にて受け付けているプリペイドカード或
いは会員カードに、前記カードリーダライタ312を通
じて記録した後、該カードを返却するとともに、これら
受け付けているプリペイドカード或いは会員カードのカ
ードIDと前記記録したクレジット球数のデータを前記
管理コンピュータ190に対して送信するようになって
おり、該管理コンピュータ190においてこれら送信さ
れたデータが対応付けて登録、管理される。
【0171】前記Sa31における送信後にSa32へ
進み、該Sa32において前記精算情報の受信が良好に
なされた場合にカードユニット3からの返信される受信
完了データの受信待ちを実施する。この受信完了データ
の返信が所定時間内においてない場合には、前記Sa3
1に戻って再度前記精算情報を前記カードユニット3に
送信し、所定時間内において受信完了データの返信があ
った場合においては、Sa33へ進んで前記クレジット
球数レジスタのクレジット球数をリセットした後、Sa
34へ進んで前記遊技制御基板200に対して精算完了
通知を出力することで、前記にて操作無効とされた前記
シングルBETボタン36a並びにMAXBETボタン
36bの操作が有効とされて賭け操作が有効化される。
また、前記Sa34の精算完了通知を出力した後、前記
Sa29で閉鎖されたシャッタ46をシャッタ用ソレノ
イド59を励磁を解除して開放した後、前記Sa1に戻
るようになっている。
【0172】尚、前記Sa31における精算情報のカー
ドユニット3への送信に際しては、該カードユニット3
にプリペイドカード或いは会員カードが受け付けられて
いることを、例えば前記RAM206cにカードIDの
登録があるか否かを確認すること等で実施し、該確認に
てカードが受け付けられていない場合には、カードユニ
ット3に対して精算カードの挿入の報知を行うための所
定データを送信し、該カードユニット3の前記動作ラン
プ301を点滅点灯させることで、係員により精算専用
のカードをカードユニット3の前記カード挿入口305
に挿入させるようにしても良い。
【0173】また、前記Sa28における判定結果が合
致しなかった場合にはSa36へ進むことで、前記離席
ボタン57の操作に基づく前記離席スイッチ57sから
の信号入力があるかの判定を実施し、該判定が合致した
場合にはSa37へ進む。該Sa37では、前記クレジ
ット表示部47に表示されている前記クレジット球数レ
ジスタにクレジット球数が存在するかの判定を実施し、
該判定結果が合致しない場合、つまりはクレジット球数
が「0」の場合においてはSa42に進み、判定結果が
合致する場合においてはSa38へ進む。
【0174】該Sa38においては、前記精算処理にお
けるSa29と同様に、前記シャッタ用ソレノイド59
を励磁して前記シャッタ46を閉鎖することで、前記球
投入部11からのパチンコ球の投入を禁止して、該パチ
ンコ球の投入によりクレジット球数が変更されないよう
にするとともに、その時点における前記クレジット球数
レジスタのクレジット球数並びに離席の旨を示す所定情
報とを含む離席情報を前記カードユニット3に送信する
(Sa39)。
【0175】該Sa39における離席情報の送信後にS
a40へ進み、該Sa40において前記離席情報の受信
が良好になされた場合にカードユニット3からの返信さ
れる受信完了データの受信待ちを実施し、所定時間内に
おいて受信完了データの返信がない場合には、前記Sa
39に戻って再度前記離席情報を前記カードユニット3
に送信し、所定時間内において受信完了データの返信が
あった場合においては、Sa41へ進んで前記離席中表
示要求を遊技制御基板200へ出力することにより、該
離席中表示要求に基づいて、前記液晶表示部15に離席
中の所定表示が前記演出制御基板201により実施され
るとともに、該遊技制御基板200において離席処理に
より各種操作ボタンの操作が無効化される。
【0176】また、前記離席中表示要求の出力の後、、
持球制御マイクロコンピュータ206aは、前記第2通
信部(COM2)242から管理コンピュータ190に
対し前記離席情報と予め遊技球スロットマシン1に付与
されている台番号とを送信した後、図15に示す離席待
機ルーチンへ進むことで、図13に示す各スイッチにお
ける検出やボタン操作の検出が実施されなくなること
で、前記第1操作基板207a並びに第2操作基板20
7bに設けられている各操作ボタンの操作が無効化され
る。
【0177】また、前記Sa36における判定結果が合
致しなかった場合にはSa42へ進むことで、前記自動
球貸ボタン17の操作に基づく自動球貸スイッチ17s
からの信号入力があるかの判定を実施し、該判定が合致
しない場合、つまりは自動球貸ボタン17の操作がない
場合には直接Sa44へ進み、該判定が合致した場合、
つまりは自動球貸ボタン17の操作があった場合にはS
a43へ進み、自動球貸の設定を変更した後にSa44
へ進む。
【0178】該Sa44では、自動払球貸の設定が「O
N」であるかの判定を実施し、該判定結果が合致しなか
った場合、つまりは自動球貸の設定が「OFF」である
場合には前記Sa1に戻り、判定結果が合致した場合、
つまりは自動払球貸の設定が「ON」である場合には、
Sa45へ進んでクレジット球数が所定値(本実施例で
は15球)未満であるかの判定を実施する。
【0179】該Sa45の判定結果が合致しなかった場
合、つまりはクレジット球数が15球以上ある場合には
前記Sa1に戻り、判定結果が合致した場合、つまりは
クレジット球数が15球未満である場合には、前記Sa
2へ進んでSa2〜Sa4の貸出処理を実施してSa1
に戻る。
【0180】このように、通常において前記Sa1→S
a5→Sd3→Sa10→Sa16→Sa28→Sa3
6→Sa42→Sa1のように各判定が高速に順次実施
されることで、各種スイッチにおける検出やボタン操作
を遅滞なく検知し、その検知された検出や操作に該当す
る処理が実施されるようになっている。
【0181】次いで、図15に示す離席待機ルーチンに
ついて説明すると、前記Sa41の終了とともに、持球
制御マイクロコンピュータ206aは、その内部に設け
られている内部タイマによるタイムカウントをスタート
させ(Sc1)、Sc2へ進んで対応する前記カードユ
ニット3にカード挿入があるかの監視を行う。
【0182】該カード挿入の判定における判定結果が合
致しなかった場合、つまりはカード挿入がなかった場合
は、Sc9へ進んで前記タイムカウントされた時間であ
る経過時間が予め設定されている離席時間を越えている
かの判定を実施し、該判定結果が合致しなかった場合、
つまりはまだ離席時間を越えていない場合には、Sc1
1へ進んで前記タイムカウントされた時間である経過時
間を前記液晶表示部15に表示させるための経過時間と
該経過時間の更新要求を遊技制御基板200に出力した
後、前記Sc2へ戻り、前記Sc9における判定結果が
合致した場合、つまりは既に離席時間を越えている場合
には、Sc10へ進んで既に離席時間を越えていること
を示す所定データを遊技制御基板200に出力した後、
前記Sc2へ戻る。
【0183】また、前記Sc2における判定結果が合致
した場合には、Sc3へ進んで挿入されたカードから読
み出されたクレジット球数を含む離席情報並びにカード
IDとをカードユニット3から入手し、前記RAM20
6cに記憶されている離席情報並びにカードIDと比較
してSc4へ進む。
【0184】該比較結果が不一致の場合にはSc8へ進
み、挿入されたカードの返却指示を対応するカードユニ
ット3へ送信した後、前記Sc2へ戻る。また、比較結
果が一致の場合にはSc5へ進んで前記タイムカウント
を中止するとともに、前記第2通信部(COM2)24
2から管理コンピュータ190に対し離席解除情報と台
番号とを送信した後、Sc6へ進んで前記にて入手した
離席情報に含まれているクレジット球数(=RAM20
6cのクレジット球数レジスタに記憶されているクレジ
ット球数)を前記クレジット表示部47に表示した後、
前記Sa38にて閉鎖したシャッタ46を開放した後、
前記図13に示すSa1に戻って再度通常の処理を実施
する。
【0185】以下、遊技者が本実施例の遊技球スロット
マシン1にて遊技を行う場合の流れについて説明する
と、まず遊技者は遊技場の所定箇所に設けられたプリペ
イドカード発行機(図示略)にて購入したプリペイドカ
ード、或いは予め遊技場から発行された会員カードを前
記カード挿入口305に挿入する。
【0186】このカード挿入により、該挿入したカード
の残プリペイド度数が前述のようにして対応する遊技球
スロットマシン1の前記カード残高表示部35に表示さ
れる。遊技者は該カード残高表示部35にプリペイド度
数が残存することを確認した後、前記球貸ボタン18或
いは前記自動払戻(球貸)ボタン17を押圧操作する。
【0187】該操作は、前記図13によるフロー図に示
すように、前記持球制御マイクロコンピュータ206a
にて検知され、前記球貸ボタン18が操作された場合に
は、前述のように球切払出装置65から5度数に相当す
る所定数のパチンコ球(125個)が前記球切払出装置
65より排出されて前記クレジット球センサ83にて検
出されて前記クレジット球数レジスタのクレジット球数
に加算されることで、125球の球数が前記クレジット
表示部47に表示される。
【0188】このクレジット表示部47に1賭け単位で
ある5球以上のクレジット球数が残存する場合において
シングルBETボタン36a、MAXBETボタン36
bの操作が有効となる。
【0189】また、前記自動BETボタン37を設定し
て自動賭け設定を実施した場合には、前記シングルBE
Tボタン36a、MAXBETボタン36bの操作が有
効とされた時点において、前記MAXBETボタン36
bの操作された場合と同様の最大賭け設定である3単位
=15球の賭け設定が自動的に実施される。
【0190】賭数を設定するにはMAXBETボタン3
6b、またはシングルBETボタン36aを押圧操作す
ればよく、該操作に基づいて前記賭球払出ユニット92
からは、シングルBETボタン36aの操作においては
1単位である5球が払い出されて1単位の賭け設定が実
施され、MAXBETボタン36bの操作においては3
単位である15球が払い出されて3単位の賭け設定が実
施され、これら払い出された球数が前記クレジット球数
レジスタのクレジット球数より減算されて該減算された
新たなクレジット球数に前記クレジット表示部47の表
示が更新される。
【0191】遊技者によりシングルBETボタン36a
が操作されると賭数が1単位に設定されるとともに、中
段の横1列の入賞ラインL1が有効となり、この入賞ラ
インL1が有効となった旨を示す1単位賭け表示部21
が点灯する。続けてシングルBETボタン36aが2回
押圧操作されると賭数が2単位に設定され、上、中、下
段の横3列の入賞ラインL1、L2、L2’が有効とな
り、これらの入賞ラインL1、L2、L2’が有効とな
った旨を示す1単位賭け表示部21、2単位賭け表示部
22、23が点灯する。続けてシングルBETボタン3
6aが3回押圧操作されるか、あるいはMAXBETボ
タン36bが押圧されるか前記自動賭け設定がされてい
る場合において賭数が3単位に設定され、上、中、下段
の横3列の入賞ラインL1、L2、L2’及び斜め対角
線上2列の入賞ラインL3、L3’が有効となり、これ
らの入賞ラインL1、L2、L2’、L3、L3’が有
効となった旨を示す1単位賭け表示部21、2単位賭け
表示部22、23、3単位賭け表示部24、25が点灯
する。
【0192】そして上記のように少なくとも最小数であ
る1単位の賭数が設定された時点でスタートレバー38
の操作が有効に受付けられる状態、すなわち、ゲームが
開始可能な状態となり、このスタートレバー38の操作
が有効に受付けられる状態になった旨を示すスタート表
示部29が点灯される。
【0193】スタート表示部29が点灯している状態で
スタートレバー38を押下操作すれば、可変表示装置5
0が作動して各リール51L、51C、51Rが回転
し、透視窓14には複数種類の図柄が連続的に変化する
ように表示される。前述したようにリール51L、51
C、51Rの回転が開始されてから所定時間が経過すれ
ば各ストップボタン40L、40C、40Rの操作が有
効となる。この状態で遊技者がいずれかのストップボタ
ン40L、40C、40Rを押圧操作すれば、対応する
リール51L、51C、51Rの回転が停止され、透視
窓14からは対応する可変表示部の上、中、下段に図柄
が表示される。
【0194】また、遊技者がストップボタン40L、4
0C、40Rを押圧操作しない場合には、所定時間(例
えば30秒)が経過した時点で例えばリール51L、5
1C、51Rの優先順序で自動的に順次停止する。
【0195】そして3つのうちいずれか2つのリールの
回転が停止された時点で、賭数に応じて有効化されたい
ずれかの入賞ラインL1、L2、L2’、L3、L3’
上に同種の図柄が揃って停止表示された場合にはリーチ
が成立する。
【0196】さらに全てのリール51L、51C、51
Rが停止された時点で、賭数に応じて有効化されたいず
れかの入賞ラインL1、L2、L2’、L3、L3’上
に予め定められた図柄の組み合わせが表示された場合は
入賞となり、各種遊技効果ランプ部41〜44の内部に
内蔵された遊技効果ランプ130〜133(図6参照)
や入賞ラインL1、L2、L2’、L3、L3’に対応
するリールランプ55等が点灯するとともに、スピーカ
136a、136b、137から効果音等が出力される
こと等による入賞演出が実行される。そして、入賞内容
に対応して予め定められた賞球が遊技者に対して付与さ
れ、賞球数がクレジット表示部47に表示されたクレジ
ット球数に加算更新される。
【0197】また、特に予め定められた特別図柄の組み
合わせが表示されて大当たり入賞した場合等にあって
は、賞球が遊技者に対して付与されるとともに、通常遊
技状態とは異なるとともに、遊技者にとって有利な、す
なわち大量の賞球を獲得できる特別遊技状態が発生し、
後述するようなビッグボーナス(以下BBと称する)や
レギュラーボーナス(以下RBと称する)が遊技者に対
して遊技価値として付与されるようになっている。
【0198】なお、このように入賞することにより遊技
者に対して付与される「遊技価値」は、賞球等の有価価
値に限らず、上記のように大当たり入賞した場合等にお
いて遊技者に対して付与されるBBやRB等、遊技に関
連する特典全てを含む。
【0199】これら入賞により発生した賞球は、前記球
切払出装置65から払い出されて前記クレジット球セン
サ83にて検出されて該賞球が前記クレジット球数レジ
スタのクレジット球数に加算されていき、該加算後のク
レジット球数が前記クレジット表示部47に表示され
る。
【0200】また、遊技により前記クレジット表示部4
7のクレジット球数が少なくなった場合には前記球貸ボ
タン18を再度操作することにより、前述の貸出処理が
再度実施されて、125球の球数が前記クレジット表示
部47のクレジット球数に加算される。尚本実施例で
は、前述のように自動球貸ボタン17を設けており、該
自動球貸ボタン17を操作して自動貸出を設定しておく
ことにより、前記クレジット表示部47のクレジット残
数が15球未満となった場合に、自動的に予め定められ
たプリペイド度数(本実施例では5度数)分のパチンコ
球が前記クレジット球数に加算されるようになってい
る。
【0201】これら遊技により獲得した前記クレジット
表示部47のクレジット球数を遊技球スロットマシン1
の下部中央位置に設けられている前記外部取出口9より
遊技球スロットマシン1の外部に取り出したい場合に
は、前記外部取出ボタン58を押圧操作することで、前
記図13のフロー図に示すように、該操作に伴う外部取
出スイッチ58sからの信号が前述のSa16にて前記
持球制御マイクロコンピュータ206aにより検知さ
れ、前記Sa17〜Sa27の処理が実施されることに
より、前記クレジット球数が残存する場合には該外部取
出ボタン58が押圧されている間においてクレジット球
数からの払い戻しが継続実施され、遊技者は外部取出口
9よりパチンコ球の払い戻しを受けることができる。
【0202】これら一度、遊技機である遊技球スロット
マシン1の外部に払い出されたパチンコ球を再度遊技に
使用したい場合には、これら外部排出されたパチンコ球
を前記突出部7に設けられている球投入部11より投入
することで、該投入されたパチンコ球が前記クレジット
球数に加算されていき、再度遊技に使用することができ
る。
【0203】また、遊技者が所用にて離席したい場合に
は、前記離席ボタン57を押圧操作することで、前記図
13のフロー図に示すように、該操作が前記持球制御マ
イクロコンピュータ206aにて検知されて前述のSa
37〜Sa41の処理が実施され、前記カードユニット
3に挿入中のプリペイドカード或いは会員カードにその
時点のクレジット球数が記録されて返却される。更に、
前記遊技球スロットマシン1に設けられている各種操作
ボタンの操作が無効化されるとともに、前記離席中の経
過時間が前記液晶表示部15に表示される。
【0204】この離席を解除するには、遊技者は前記離
席時に返却されたプリペイドカード或いは会員カードを
前記カードユニット3のカード挿入口305に再度挿入
することで、該カードのカードIDとクレジット球数と
が照合された後、前述のようにシャッタ46が開放され
るとともに、各操作ボタンの操作が有効とされて再度遊
技を実施できるようになる。
【0205】また、遊技者が遊技を終了したい場合にお
いては、前記精算ボタン19を押圧操作することで、前
記図13のフロー図に示すように、該操作に基づく精算
スイッチ19sからの信号が前記持球制御マイクロコン
ピュータ206aにて検知されて前述のSa29〜Sa
35の処理、つまりは、前記クレジット表示部47に表
示されているクレジット球数が前記カードユニット3に
送信されて挿入中のプリペイドカード或いは会員カード
に書き込まれて返却される。
【0206】遊技者は、該返却されたプリペイドカード
或いは会員カードを前記POSレジ191が設置されて
いる景品交換カウンタに持参して、所望の景品との交換
に前記クレジット球数を使用することができる。
【0207】(実施例2)図16は、本実施例2の遊技
機である遊技球スロットマシン1’を示す外観正面図で
あり、図17は、本実施例2の遊技球スロットマシン
1’の背面を示す背面図であり、図18は、本実施例2
の遊技球スロットマシン1’の背面における構成内容を
示す組立図であり、図19は、本実施例2にて用いた精
算カード並びに離席カード発行用のカードリーダライタ
260を示す図であり、図20は、本実施例2の遊技球
スロットマシン1’の球払出制御基板208の構成を示
すブロック図であり、図20は、本実施例2に用いた球
貸装置3’の構成を示すブロック図であり、図22は、
本実施例2の遊技球スロットマシン1並びにカードユニ
ットが設置された遊技場のシステム図である。
【0208】まず、本実施例の遊技球スロットマシン
1’は、前記実施例1の遊技球スロットマシン1とほぼ
同様の構成とされているが、大きく異なる点としては、
図16並びに図17に示すように、前記実施例1におい
ては遊技球スロットマシン1に対応してカードユニット
3が設けられていたのに対し、本実施例2では現金であ
る千円紙幣を投入することで、パチンコ球が貸し出され
る球貸装置3’が設けられており、該球貸装置3’から
貸し出されたパチンコ球は、ノズル371を通じて前記
球投入部11より遊技球スロットマシン1’に自動投入
されるようになっている。
【0209】また、本実施例2の遊技球スロットマシン
1’の液晶表示部15の正面右位置には、精算カード並
びに離席カードを発行するカード発行口54を有するカ
ード発行部4が設けられており、該カード発行部4に
は、押圧操作することで前記カード発行口54から離席
カードが発行される離席ボタン48や、前記実施例1の
精算ボタン19と同様の精算処理が実施されて前記カー
ド発行口54から全てのクレジット球数が記録された精
算カードが発行される全数精算ボタン50、並びに特殊
景品との交換において余剰となる端球数が返却されて該
端球数が減算されたクレジット球数が記録された精算カ
ードが発行される端球精算ボタン49が設けられてい
て、前記実施例1の離席ボタン57並びに離席スイッチ
57sや精算ボタン19並びに精算スイッチ19sは前
記突設部7には設けられていないとともに、前記カード
ユニット3における球貸操作に伴うカード残高表示部3
5並びにカード残高表示器35hや、球貸ボタン18並
びに球貸スイッチ18sや、自動球貸ボタン17並びに
自動球貸スイッチ17sも取り除かれているが、その他
の構成は前記実施例1の遊技球スロットマシン1とほぼ
同一とされている。
【0210】尚、前記離席ボタン48や端球精算ボタン
49並びに全数精算ボタン50には、各ボタン48、4
9、50の操作の検出を行うスイッチ48s、49s、
50sが設けられていて、図19に示すように、後述の
カードリーダライタ260を介して持球制御基板206
に接続されており、持球制御基板206に対し各スイッ
チ48s、49s、50sからの信号が出力されるよう
になっている。
【0211】この本実施例にて使用した前記カードリー
ダライタ260は、図19に示すような外観を有してお
り、主に本体部289とカバー部290とから構成さ
れ、これら本体部289とカバー部290との間に搬送
路292が形成され、該搬送路292に臨むように、駆
動モータ296からの駆動力を伝達するタイミングベル
ト298および駆動ギア299により駆動される搬送ロ
ーラ287および回転自在とされたフリーローラ288
や、前記精算カード或いは離席カードとして発行される
リライトカード300の挿入、配置、排出等の制御を実
施するためのリライトカード300の検出を実施する発
光部297aおよび受光部297bから成るセンサや、
リライトカード300のメモリに非接触でデータの記録
を行う通信ヘッド291や、リライトカード300に設
けられた表示部としての印字部への印字および消去を発
熱により実施するサーマルヘッド294や、該サーマル
ヘッド294とでリライトカード300を挟持するよう
に配置されたプラテンローラ293が設けられて、発行
されるリライトカード300への情報の記録並びに挿入
される離席カードの記録情報の読み取りを実施可能とさ
れているとともに、リライトカード300に設けられた
印字部への印字、消去が実施可能とされており、前記搬
送路292が前記カード発行口54に連通するように前
記前面扉2bの表面板2cに対し、図18に示すように
着脱可能に取り付けられている。
【0212】また、本実施例のカードリーダライタ26
0の前記搬送路292の終端側位置には、精算カード或
いは離席カードとして発行するリライトカード300を
貯留可能な貯留ボックス280が設けられており、該貯
留ボックス280を交換することでリライトカード30
0の補充を簡便に実施できるようになっている。
【0213】このカードリーダライタ260は、図20
に示すように、前記持球制御基板206に接続されてい
て、前記カード発行部4に設けられている前記離席スイ
ッチ48s、端球精算スイッチ49s、全数精算スイッ
チ50sが、該カードリーダライタ260を介して持球
制御基板206に接続されていて、各スイッチ48s、
49s、50sからの信号が持球制御基板206に入力
するようになっているとともに、該カードリーダライタ
260の動作が、該持球制御基板206に実装されてい
る前記持球制御マイクロコンピュータ206aにより制
御されるようになっている。
【0214】尚、本実施例2では、これらカードリーダ
ライタ260を装着可能とするために、図17に示すよ
うに、前記上部貯留タンク60が小型の上部貯留タンク
60’に変更されているとともに、図18に示すよう
に、揚送ユニット2eが基枠2a側に設けられていると
ともに、リールユニット52も該基枠2a側に設けられ
ている。
【0215】また、前記分岐部91には、球貸装置3’
へパチンコ球を供給するための球供給管99が接続され
ており、前記上部貯留タンク60’に貯留されているパ
チンコ球が環流路93、分岐部91並びに球供給管99
を通じて球貸装置3’へ供給されるようになっている。
【0216】また、本実施例の遊技球スロットマシン
1’は、図20に示すように前記管理コンピュータ19
0に接続されていて、前記リライトカード300に記録
される精算情報や離席情報が、該発行されるリライトカ
ード300に予め付与記録されているカードID並びに
遊技球スロットマシン1’に付与された台番号とともに
前記管理コンピュータ190に、前記第2通信部(CO
M2)242を通じて送信することで、前記クレジット
球数データを含む精算情報や離席情報が前記カードID
に対応付けて登録、管理され、遊技者が該発行された精
算カードを前記POSレジ191に持参することで、前
記実施例1と同様に前記クレジット球数を景品交換に使
用できるようになっている。
【0217】ここで、本実施例に用いた球貸装置につい
て図16並びに図21に基づき説明すると、該球貸装置
3’は、図16に示すように、その前面に使用可能であ
る旨を点灯により報知する動作ランプ368や、100
0円札紙幣を挿入可能とされた紙幣挿入口369、後述
の球払出ユニット382から払い出されたパチンコ球を
対応する遊技球スロットマシン1’の上皿部7に設けら
れている前記球投入部11に誘導するためのノズル37
1が設けられている。
【0218】また、前記球貸装置3’の内部には、前記
紙幣挿入口369に連設され、該紙幣挿入口369に挿
入された1000円札紙幣の識別を行う紙幣識別ユニッ
ト381と、前記供給管99を介して対応する遊技球ス
ロットマシン1’から供給されたパチンコ球の払い出し
を行う球払出ユニット382と、該球払出ユニット38
2にて払い出すパチンコ球の有無を検出する球切れスイ
ッチ383と、該球払出ユニット382から払い出され
たパチンコ球の検出を行う球検出スイッチ384と、前
記管理コンピュータ190とのデータ通信を行うための
通信部386と、これら各部の制御を行う制御マイコン
(MPU)388と、が設けられており、これら各部は
図21に示すように接続されている。
【0219】本実施例2の球貸装置3’では、前記紙幣
挿入口369に1000円札紙幣が挿入され、該挿入さ
れた紙幣が前記紙幣識別ユニット381にて正規の10
00円札紙幣であると識別された場合には、1000円
に相当する球数(250球)分のパチンコ球が前記球払
出ユニット382にて払い出されて、前記ノズル371
を介して対応する遊技球スロットマシン1’の皿部53
に排出されるようになっている。尚、前記紙幣が識別さ
れた際に、識別された紙幣が正規のものでない場合や他
の金種の紙幣である場合、前記球切れスイッチ383に
て球払出ユニット382にて払い出すパチンコ球が検出
されない場合には、挿入された紙幣を紙幣挿入口369
より返却し、パチンコ球の払い出しは実施されないよう
になっている。
【0220】また、上述のようにパチンコ球の払い出し
が実施された場合には、払い出された球数(本実施例で
は250球)を特定可能な払出情報と、各球貸装置3’
を特定可能な装置IDと、を管理コンピュータ190に
対して送信するようになっており、これら各球貸装置
3’毎の払出球数が管理コンピュータ190にて管理さ
れるようになっている。
【0221】以下、本実施例2の前記持球制御マイクロ
コンピュータ206aの処理動作を図23のフロー図に
基づいて説明する。
【0222】まず、前記持球制御マイクロコンピュータ
206aは、前記遊技制御基板200から入賞に基づく
賞球信号が出力されているかの判定を実施し(Sd
1)、該判定が合致した場合にはSa2へ進んで前記遊
技制御基板200から出力された賞球信号に基づく球数
の払出指示を含む払出信号並びに排出されたパチンコ球
の経路が前記図11(b)に示すように、一旦第2経路
67に設けられた賞球・払出球検出センサ81を通過し
て前記第1経路66へ戻る経路となるような経路指示と
を前記球払出制御基板208へ出力することで、球切払
出装置65から払い出された賞球が前記賞球・払出球検
出センサ81にて検出された後、第1経路66→前記ク
レジット球通路75を流下して前記クレジット球センサ
83により検出されてクレジット加算される。この賞球
・払出球検出センサ81にて全ての賞球の払い出しが確
認された場合に、該確認信号が球払出制御基板208よ
り出力されることで前記Sd1に戻る。
【0223】また、前記Sd1における判定結果が合致
しなかった場合にはSd3へ進むことで、前記球切払出
装置65から払い出された貸出球或いは賞球のクレジッ
ト球センサ83による検出があるかの判定を実施し、前
記Sd2にて払い出された賞球は全て該Sd3にて検出
される。このSd3におけるパチンコ球の検出があった
場合には、Sd4へ進み、該検出に基づいて前記クレジ
ット球数レジスタのクレジット球数への加算更新を実施
した後、加算後の新たなクレジット球数を前記遊技制御
基板200へ出力し(Sd5)、前記Sd1に再度戻
る。
【0224】また、前記Sd3における判定結果が合致
しなかった場合にはSd6へ進むことで、前記遊技制御
基板200からのクレジット球数の減算指示が出力され
ているかの判定を実施し、該判定が合致した場合にはS
d7へ進んで前記遊技制御基板200から出力された減
算指示に基づく減算数以上の球数がクレジット球数に残
存するかの判定を実施し、該判定で減算数以上の球数が
クレジット球数に残存しない場合にはSd11へ進んで
減算が不可であることを前記遊技制御基板200へ出力
した後、前記Sd1に再度戻る。また、前記Sd7の判
定において、減算数以上の球数がクレジット球数に残存
する場合には、Sd8へ進んで減算が可能であることを
前記遊技制御基板200へ出力した後、前記クレジット
球数レジスタのクレジット球数を減算更新した後(Sd
9)、加算後の新たなクレジット球数を前記遊技制御基
板200へ出力し(Sd10)、前記Sd1に再度戻
る。
【0225】このように、本実施例では、前記賭け操作
に伴う賭け球の前記賭球払出ユニット92からの払い出
しに先だって、遊技制御基板200が持球制御基板20
6に対しクレジット球数の減算指示を出力し、該持球制
御基板206から前記減算の可・不可の出力を受けるこ
とで減算の可否の確認を実施してから賭球払出ユニット
92からの払い出しを実施するようになっており、クレ
ジット球数が不足している減算が不可な状況において賭
球払出ユニット92からの払い出しが実施されないよう
になっている。
【0226】また、前記Sd6における判定結果が合致
しなかった場合にはSd12へ進むことで、前記外部取
出ボタン58の操作に基づく外部取出スイッチ58sか
らの信号入力があるかの判定を実施し、該判定が合致し
た場合にはSd13へ進む。該Sd13では、前記クレ
ジット表示部47に表示されている前記クレジット球数
レジスタのクレジット球数が存在するかの判定を実施
し、該判定結果が合致しない場合、つまりはクレジット
球数が「0」の場合においては前記Sd1に戻る。ま
た、前記Sd11における判定結果が合致する場合、つ
まりはクレジット球数が残存する場合にはSd14へ進
んで前記下皿満タン検出センサ95の監視を開始すると
ともに、割り込み処理ルーチンによる割り込みを有効に
設定し、Sd15へ進む。
【0227】この割り込み処理ルーチンは、図23に示
すように、前記下皿満タン検出センサ95によるパチン
コ球の検出があるかの判定を実施するW−1ステップ
と、該W−1ステップにて下皿満タン検出センサ95の
検出(「ON」)が確認された場合において前記外部取
出ボタン58の操作を無効とするとともに、クレジット
球数の払い出しを中止するW−2ステップとで構成され
ており、前記W−1ステップにおける判定が合致しない
場合には再度W−1ステップに戻ることで前記下皿満タ
ン検出センサ95における下皿9’の満タン状況を監視
するようになっており、これらパチンコ球の検出(「O
N」)により前記W−2ステップを実行することで、前
記取出球通路76に払い出されたパチンコ球が滞留する
ことを防止するようになっていて、該W−2ステップの
実行後において前記Sd1に戻るようになっている。
【0228】前記Sd15においては、払い出すパチン
コ球の経路が図11(c)に示すように前記外部取出口
9に繋がる第2経路67となるように前記球払出制御基
板208に経路指示信号を出力して経路の切替を実施さ
せた後、該球払出制御基板208にパチンコ球の払い出
しを継続実施させるための払出信号を出力してパチンコ
球の払い出しを継続実施させるとともに(Sd16)、
前記外部取出ボタン58の操作が(「OFF」)となっ
ているかの判定を実施し(Sd17)、該判定が合致し
た場合にはSd18へ進んで前記払出信号の出力を中止
してパチンコ球の払い出しを停止させてSd19へ進
み、前記球切払出装置より排出されて前記賞球・払出球
検出センサ81により検出される排出球の監視を行う。
【0229】前記払出信号の出力に基づき、球払出制御
基板208は前記球切払出装置65内の駆動モータ45
0を継続的に駆動して前記スプロケット452を回転さ
せてパチンコ球の排出を継続実施していき、該排出され
たパチンコ球は第2経路66に設けられている前記賞球
・払出球検出センサ81により検出されていく。
【0230】該Sd19におけるパチンコ球(排出球)
の検出があった場合には、Sd20へ進み、該検出に基
づいて前記クレジット球数レジスタのクレジット球数の
減算更新を実施した後、該減算後の新たなクレジット球
数を遊技制御基板200へ出力した後(Sd21)、前
記Sd17に戻り、外部取出ボタン58の操作が(「O
FF」)となっているかの監視並びに前記賞球・払出球
検出センサ81における検出があるかの監視を実施し
て、前記パチンコ球(排出球)の検出がある毎にクレジ
ット球数の減算更新を繰返し実施していき、前記外部取
出ボタン58の操作が(「OFF」)となってパチンコ
球(排出球)の排出が停止され、所定時間に渡って前記
賞球・払出球検出センサ81におけるパチンコ球の検出
が無かった場合においてはSd22に進んで、前記Sd
14にて開始した下皿満タン検出センサ95の監視を終
了するとともに、前記割り込み処理ルーチンによる割り
込みを無効とし、前記Sd15において変更した経路の
復帰を実施した後(Sd23)、前記Sd1に再度戻
る。
【0231】また、前記Sd12における判定結果が合
致しなかった場合にはSd24へ進むことで、前記端球
精算ボタン49または全数精算ボタン50の操作に基づ
く端球精算スイッチ49sまたは全数精算スイッチ50
sからの信号入力があるかの判定を実施し、該判定が合
致した場合にはSd25へ進む。該Sd25では、前記
シャッタ用ソレノイド59を励磁して前記シャッタ46
を閉鎖することで、前記球投入部11からのパチンコ球
の投入を禁止して、該パチンコ球の投入によりクレジッ
ト球数が変更されないようにするとともに、Sd26に
おいて、前記遊技制御基板200に対して精算操作有り
通知を出力することで、前記シングルBETボタン36
a並びにMAXBETボタン36bの操作が無効とされ
て賭け操作が無効化される。
【0232】該Sd26にて精算操作有り通知を実施し
た後、Sd38に進み、Sd24において検出された入
力信号が端球精算ボタン49の操作に基づき端球精算ス
イッチ49sから出力されたものであるか、或いは全数
精算ボタン50の操作に基づき全数精算スイッチ50s
から出力されたものであるかを判定する。該Sd38に
おける判定結果が合致した場合にはSd27へ進み、該
判定結果が合致しなかった場合にはSd39へ進むこと
で、前記クレジット球数レジスタのクレジット球数の端
球が算出され、該算出された端球分のパチンコ球が前記
クレジット球数レジスタに残存され、該端球分のパチン
コ球が減算されたクレジット球数がSd27にて精算さ
れる。
【0233】次いで、前記カードリーダライタ260に
指示して、前記貯留ボックス280から発行するリライ
トカード300を前記搬送路292に取り出させて該リ
ライトカード300に記録されているカードIDをカー
ドリーダライタ260より入手し、該入手したカードI
Dを前記RAM206cに記憶するとともに、前記クレ
ジット球数レジスタのクレジット球数をカードリーダラ
イタ260に出力して前記カードIDを読み出したリラ
イトカード300のメモリおよび印字部に記録させた
後、前記カード発行口54より精算カードとして排出さ
せて発行する(Sd27)。
【0234】該精算カードの発行の後、前記第2通信部
(COM2)242より、発行した精算カードより読み
出したカードIDと前記記録したクレジット球数のデー
タを前記管理コンピュータ190に対して精算情報とし
て送信するようになっており(Sd28)、該管理コン
ピュータ190においてこれら送信されたデータが対応
付けて登録、管理される。
【0235】該精算情報を送信した後、Sd29へ進ん
で前記クレジット球数レジスタのクレジット球数をリセ
ットした後、Sd30へ進んで前記遊技制御基板200
に対して精算完了通知を出力することで、前記にて操作
無効とされた前記シングルBETボタン36a並びにM
AXBETボタン36bの操作が有効とされて賭け操作
が有効化される。また、前記Sd30の精算完了通知を
出力した後、前記Sd25で閉鎖されたシャッタ46を
シャッタ用ソレノイド59を励磁を解除して開放した
後、前記Sd1に戻るようになっている。
【0236】また、前記Sd24における判定結果が合
致しなかった場合にはSd32へ進むことで、前記離席
ボタン48の操作に基づく離席スイッチ48sからの信
号入力があるかの判定を実施し、該判定が合致した場合
にはSd33へ進む。該Sd33では、前記クレジット
表示部47に表示されている前記クレジット球数レジス
タにクレジット球数が存在するかの判定を実施し、該判
定結果が合致しない場合、つまりはクレジット球数が
「0」の場合においてはSd1に戻り、判定結果が合致
する場合においてはSd34へ進む。
【0237】該Sd34においては、前記精算処理にお
けるSd25と同様に、前記シャッタ用ソレノイド59
を励磁して前記シャッタ46を閉鎖することで、前記球
投入部11からのパチンコ球の投入を禁止して、該パチ
ンコ球の投入によりクレジット球数が変更されないよう
にするとともに、その時点における前記クレジット球数
レジスタのクレジット球数を含む離席情報を前記精算カ
ードの場合と同様に離席カードに記録してカード発行口
54より発行する。
【0238】該発行に際しては、発行するリライトカー
ド300に記録されているカードIDをカードリーダラ
イタ260より入手し、該入手したカードIDを前記R
AM206cに記憶するとともに、前記クレジット球数
レジスタのクレジット球数をカードリーダライタ260
に出力して前記カードIDを読み出したリライトカード
300のメモリおよび印字部に記録させた後、前記カー
ド発行口54より離席カードとして発行する(Sd3
5)。
【0239】該離席カードの発行の後、前記第2通信部
(COM2)242より、発行した離席カードより読み
出したカードIDと前記記録したクレジット球数のデー
タを前記管理コンピュータ190に対して離席情報とし
て送信するようになっており(Sd28)、該管理コン
ピュータ190においてこれら送信されたデータが対応
付けて登録、管理される。
【0240】該離席情報を送信した後、Sd37へ進ん
で前記離席中表示要求を遊技制御基板200へ出力する
ことにより、該離席中表示要求に基づいて、前記液晶表
示部15に離席中の所定表示が前記演出制御基板201
により実施されるとともに、該遊技制御基板200にお
いて離席処理により各種操作ボタンの操作が無効化され
る。また、該Sd37の離席中表示要求の出力した後、
持球制御マイクロコンピュータ206aは、図24に示
す離席待機ルーチンへ進むことで、図23に示す各スイ
ッチにおける検出やボタン操作の検出が実施されなくな
ることで、各操作ボタンの操作が無効化される。
【0241】このように、通常において前記Sd1→S
d3→Sd6→Sd12→Sd24→Sd32→Sd1
のように各判定が高速に順次実施されることで、各種ス
イッチにおける検出やボタン操作を遅滞なく検知し、そ
の検知された検出や操作に該当する処理が実施されるよ
うになっている。
【0242】次いで、図24に示す離席待機ルーチンに
ついて説明すると、前記Sd37の終了とともに、持球
制御マイクロコンピュータ206aは、その内部に設け
られている内部タイマによるタイムカウントをスタート
させ(Sf1)、Sf2へ進んで対応する前記カードリ
ーダライタ260にカード挿入があるかの監視を行う。
【0243】該カード挿入の判定における判定結果が合
致しなかった場合、つまりはカード挿入がなかった場合
は、Sf9へ進んで前記タイムカウントされた時間であ
る経過時間が予め設定されている離席時間を越えている
かの判定を実施し、該判定結果が合致しなかった場合、
つまりはまだ離席時間を越えていない場合には、Sf1
1へ進んで前記タイムカウントされた時間である経過時
間を遊技制御基板200に送信し、演出制御基板201
を介して液晶表示器135に表示されている経過時間を
表示更新させた後、前記Sf2へ戻り、前記Sf9にお
ける判定結果が合致した場合、つまりは既に離席時間を
越えている場合には、Sf10へ進んで既に離席時間を
越えている旨を示す所定データを遊技制御基板200に
送信し、演出制御基板201を介して液晶表示器135
に離席時間を越えている旨を示す所定表示を表示させた
後、前記Sf2へ戻る。
【0244】また、前記Sf2における判定結果が合致
した場合には、Sf3へ進んで挿入されたカードから読
み出された第2クレジット球数を含む離席情報並びにカ
ードIDとをカードリーダライタ260から入手し、前
記RAM206cに記憶されている離席情報並びにカー
ドIDと比較してSf4へ進む。
【0245】該比較結果が不一致の場合にはSf8へ進
み、挿入されたカードを返却させた後、前記Sf2へ戻
り、比較結果が一致の場合にはSf5へ進んで前記タイ
ムカウントを中止するとともに、前記第2通信部(CO
M2)242から管理コンピュータ190に対し離席解
除情報と台番号とを送信し、前記にて入手した離席情報
に含まれているクレジット球数(=RAM206cのク
レジット球数レジスタに記憶されているクレジット球
数)を前記クレジット表示部47に表示し(Sf6)、
遊技制御基板200に対して離席解除を送信して、遊技
を可能に設定させた後(Sf7)、前記図23に示すS
d1に戻って再度通常の処理を実施する。
【0246】以下、遊技者が遊技(ゲーム)を行うため
の操作や、この操作に伴う各種装置の作動状況を説明す
る。
【0247】ゲームを開始する場合は、対応する球貸装
置3’の紙幣挿入口369に1000円札紙幣を挿入す
る。これに基づき挿入金額に基づく球数(250球)の
パチンコ球がに払い出され、前記球投入部11より流入
し、前記クレジット表示部47のクレジット球数に加算
されて、前記実施例1の遊技球スロットマシン1と同様
に遊技を実施することができる。
【0248】また、遊技者が所用にて遊技を離席したい
場合には、前記離席ボタン48を押圧操作することで、
前記シャッタ46が閉じられるとともに前記リライトカ
ード300にその時点のクレジット球数が記録されてカ
ード発行口54から離席カードとして発行され、液晶表
示部15には離席中である旨の所定表示と経過時間とが
表示される。
【0249】この離席を解除するには、遊技者は発行さ
れた離席カードを前記カード挿入口54に再度挿入する
ことで、該カードのカードIDとクレジット球数とが照
合された後、ゲームの実施が可能とされ、遊技を実施で
きるようになる。
【0250】また、遊技者が遊技を終了したい場合にお
いては、前記端球精算ボタン49或いは全数精算ボタン
50を押圧操作することで、前記クレジット表示部47
に表示されているクレジット球数の内、全数精算ボタン
50の操作では全数が、端球精算ボタン49の操作では
端球数を除くクレジット球数が前記リライトカード30
0に記録されてカード発行口54から精算カードとして
発行される。
【0251】遊技者は、該発行された精算カードを前記
POSレジ191が設置されている景品交換カウンタに
持参して、所望の景品との交換に前記第2クレジット球
数を使用することができる。
【0252】前記実施例における各要素は、本発明に対
して以下のように対応している。本発明の請求項1は、
1ゲームに対して所定数の遊技媒体(パチンコ球)を賭
数に設定することによりゲームが開始可能となるととも
に、表示状態を変化させることが可能な可変表示装置
(リールユニット52)の表示結果が導出表示されるこ
とにより1ゲームが終了し、該可変表示装置の表示結果
に応じて所定の入賞が発生可能であって、該発生した入
賞に対応する予め定められた数の遊技媒体(パチンコ
球)を遊技者に払い出す遊技媒体払出部(球切払出装置
65、賭球払出ユニット92)を備え、遊技媒体(パチ
ンコ球)を使用して遊技を行う遊技機であって、前記遊
技媒体払出部(球切払出装置65)より払い出された遊
技媒体(パチンコ球)を検出する払出遊技媒体検出手段
(クレジット球センサ83)と、前記賭数の設定を行う
ための賭数設定手段(シングルBETボタン36a、M
AXBETボタン36b、自動BETボタン37)と、
該賭数設定手段(シングルBETボタン36a、MAX
BETボタン36b、自動BETボタン37)にて設定
された賭け数に応じて遊技媒体が前記遊技媒体払出部
(賭球払出ユニット92)より払い出され、該払い出さ
れた遊技媒体を検出する賭け遊技媒体検出手段(賭球検
出センサ79)と、前記払出遊技媒体検出手段(クレジ
ット球センサ83)において検出された遊技媒体数と、
前記賭け遊技媒体検出手段(賭球検出センサ79)にお
いて検出された遊技媒体数とに基づいて遊技者が所有す
る遊技媒体数(クレジット球数)を算出する遊技媒体数
算出手段(持点制御マイクロコンピュータ206a)
と、該遊技媒体数算出手段(持点制御マイクロコンピュ
ータ206a)により算出された遊技媒体数(クレジッ
ト球数)を記憶する記憶部(RAM206c)と、少な
くとも前記払出遊技媒体検出手段(クレジット球センサ
83)により検出された遊技媒体を前記遊技媒体払出部
(球切払出装置65、賭球払出ユニット92)に導く遊
技媒体環流経路(上部貯留タンク60、回収球タンク8
4、揚送球通路86、揚送装置88、揚送路89、環流
路93)と、前記遊技媒体環流経路(上部貯留タンク6
0、回収球タンク84、揚送球通路86、揚送装置8
8、揚送路89、環流路93)を含む遊技媒体の循環経
路上に遊技媒体(パチンコ球)を清浄化する清浄部(研
磨装置90)と、を備える。
【0253】本発明の請求項2は、前記記憶部(RAM
206c)に記憶されている遊技媒体数(クレジット球
数)を表示する遊技媒体数表示部(クレジット表示部4
7)を備える。
【0254】本発明の請求項3は、前記遊技媒体環流経
路(回収球タンク84、上部貯留タンク60、揚送装置
88、揚送路89、賭球供給路73、環流路93)上に
は、環流される遊技媒体(パチンコ球)を貯留するため
の遊技媒体貯留部(回収球タンク84、上部貯留タンク
60)を備える。
【0255】本発明の請求項4は、前記遊技媒体貯留部
(回収球タンク84、上部貯留タンク60)には、該遊
技媒体貯留部(回収球タンク84、上部貯留タンク6
0)内に所定量の遊技媒体(パチンコ球)が貯留されて
いることを検出する貯留遊技媒体検出部(上部タンク満
タン検出センサ61、回収球満タン検出センサ85、揚
送球検出センサ87)を備える。
【0256】本発明の請求項5は、前記貯留遊技媒体検
出部(上部タンク満タン検出センサ61、回収球満タン
検出センサ85、揚送球検出センサ87)による貯留遊
技媒体(パチンコ球)の検出状況に基づいて前記遊技媒
体環流経路(回収球タンク84、上部貯留タンク60、
揚送装置88、揚送路89、賭球供給路73、環流路9
3)を通じて前記遊技媒体払出部(球切払出装置65、
賭球払出ユニット92)に環流する遊技媒体(パチンコ
球)量の制御を行う環流量制御手段(揚送制御基板20
9)を備える。
【0257】本発明の請求項6は、遊技媒体(パチンコ
球)を遊技機外部より投入するための投入部(球投入部
11)と、該投入部(球投入部11)より投入された遊
技媒体(パチンコ球)を前記払出遊技媒体検出手段(ク
レジット球センサ83)に導く投入球誘導通路(クレジ
ット球通路75)と、を備える。
【0258】本発明の請求項7は、前記記憶部(RAM
206c)に記憶されている遊技媒体数(クレジット球
数)が賭け数よりも多い場合において、前記賭数設定手
段(MAXBETボタン36b)における賭け数設定を
自動実施する自動賭け設定手段(制御部210)を備え
る。
【0259】本発明の請求項8は、前記自動賭け設定手
段(遊技制御基板200)による賭け数設定の自動実施
/非実施を遊技者が設定操作するための自動賭け設定操
作部(自動BETボタン37)を備える。
【0260】本発明の請求項9は、前記記憶部(RAM
206c)に記憶されている遊技媒体数(クレジット球
数)の精算を行うために遊技者により操作可能とされた
精算操作部(精算ボタン19)と、該精算操作部の操作
に基づき前記記憶部(RAM206c)に記憶されてい
る遊技媒体数(クレジット球数)の情報を遊技機外部に
送信する通信部(第1通信部(COM1)241)を備
える。
【0261】本発明の請求項10は、前記記憶部(RA
M206c)に記憶されている遊技媒体数(クレジット
球数)の精算を行うために遊技者により操作可能とされ
た精算操作部(端球精算ボタン49、全数精算ボタン5
0)と、該精算操作部の操作に基づき前記記憶部(RA
M206c)に記憶されている遊技媒体数(クレジット
球数)を特定可能な情報が記録された記録媒体(リライ
トカード300)を発行する記録媒体処理部(カードリ
ーダライタ260)を備える。
【0262】本発明の請求項11は、前記記録媒体処理
部(カードリーダライタ260)が遊技機に対して着脱
し得るように設けられている。
【0263】本発明の請求項12は、前記賭け遊技媒体
検出手段(賭球検出センサ79)にて検出された遊技媒
体(パチンコ球)を前記遊技媒体貯留部(回収球タンク
84)に導く使用済み遊技媒体回収通路(賭球通路6
4)を備える。
【0264】本発明の請求項13は、前記遊技媒体環流
経路は、遊技機の下方位置から上方位置に架設されて遊
技媒体を移送するための遊技媒体移送通路(揚送路8
9)と、該遊技媒体移送通路(揚送路89)を通じて遊
技機の下方から上方位置へ遊技媒体を移送する移送部
(揚送装置88)と、を少なくとも有し、これら遊技媒
体移送通路(揚送路89)並びに移送部(揚送装置8
8)は、遊技機に対して着脱し得るように設けられてい
る。
【0265】本発明の請求項14は、遊技機に対して隣
接配置され、遊技媒体(パチンコ球)の貸出を行う遊技
媒体貸出装置(球貸装置3’)へ遊技媒体を供給するた
めの遊技媒体供給部(分岐部91)を備える。
【0266】以上、本発明の実施形態を図面を用いて前
記各実施例にて説明してきたが、本発明はこれら各実施
例に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しな
い範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる
ことは言うまでもない。
【0267】例えば、前記各実施例では揚送路89の経
路上に清浄部としての前記研磨装置90を設けている
が、本発明はこれに限定されるものではなく、研磨装置
を設けない構成としても良い。
【0268】この場合、遊技球スロットマシンを設置し
ているホール・パチンコ店において定期的に遊技球スロ
ットマシン内のパチンコ球を抜いて別途設けられた研磨
機により研磨を行い、研磨済みの球を再度補給するよう
にしても良い。このようにすれば、ホール・パチンコ店
における手間は増えるが、遊技球スロットマシン自体の
コストを安くすることができる。
【0269】また、前記各実施例では、前記遊技媒体環
流経路である揚送路263上に清浄部となる研磨装置9
0を設けているが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、これら研磨装置90は、パチンコ球が循環する経
路のどの位置に配置するようにしても良い。例えば、こ
れら研磨装置を前記球切払出装置65や回収球タンク8
4等に清浄部である研磨装置を設けても良い。また、こ
れら清浄部としては、前記研磨装置90に限定されるも
のではなく、布や紙等にて汚れを拭き取るもの以外に、
液体の洗浄液等にて洗浄するものを用いるようにしても
良い。
【0270】また、前記各実施例では、遊技媒体貯留部
として上部貯留タンク60と回収球タンク84とを設け
ており、このようにすることは、前記揚送路89や揚送
装置88として、比較的揚送能力の低い小型もの或いは
安価なものを使用することが可能となり、これら揚送装
置が遊技球スロットマシン1裏面部に占めるスペースを
低減できるばかりか遊技機のコストを低減させることも
できることから好ましいが、本発明はこれに限定される
ものではなく、これらを1つのタンクとしたり、前記揚
送装置88が十分な揚送能力を有する場合等において
は、これら遊技媒体貯留部を設けない構成として、より
一層1台当たりの球量を減らすようにしても良い。
【0271】また、前記各実施例では、前記回収球タン
ク84に回収されたパチンコ球を揚送装置88にて揚送
して遊技媒体払出部である球切払出装置65並びに賭球
払出ユニット92に環流するようにしているが、本発明
はこれに限定されるものではなく、これら遊技媒体払出
部自体が遊技媒体であるパチンコ球を揚送して払い出す
ようにして、必ずしも遊技媒体環流経路である揚送路2
63上に揚送装置261を有しない構成としても良い。
【0272】また、前記各実施例においては、前記上部
貯留タンク60、60’の内部に貯留されているパチン
コ球が所定の上限量に達しているかを検知するための上
部タンク満タン検出センサ61を設け、環流量制御手段
である前記揚送制御基板209が該上部タンク満タン検
出センサ61によるパチンコ球の検出状況に応じて前記
揚送装置88の稼働を制御するようになっており、この
ようにすることは、過剰な量のパチンコ球が揚送されて
しまったり、上部貯留タンク60、60’内にパチンコ
球が無くなってしまうことを極力回避でき、前記上部貯
留タンク60、60’内に所定量のパチンコ球が定常的
に貯留されるようになることから好ましいが、本発明は
これに限定されるものではなく、パチンコ球を常時揚送
するとともに、上部貯留タンク60をオーバーフローし
たパチンコ球を回収球タンク84に回収して再度揚送す
る構成としても良い。このようにすれば、揚送装置の稼
働を制御する必要が無くなり、ひいては、遊技球スロッ
トマシン事態のコストが安くなる。
【0273】また、前記各実施例では、クレジット表示
部47を設けているが本発明はこれに限定されるもので
はなく、これらクレジット表示部が遊技機である遊技球
スロットマシン以外の例えば遊技島に設けられている表
示器に表示させるようにして、これらクレジット表示部
を遊技機に設けない構成としても良い。また、これら遊
技機外にクレジット表示部を設ける場合等において、該
クレジット表示部に代えて、クレジット数量を棒状の表
示長さにて視認可能とするような遊技媒体量表示部を設
けるようにすること等は任意とされる。また、これら遊
技媒体量表示部を別途、遊技機である遊技球スロットマ
シンに設けても良い。
【0274】また、前記実施例1では、遊技媒体環流経
路を構成する揚送装置88や、揚送球通路86や、研磨
装置90等を遊技機である遊技球スロットマシン2に着
脱可能とするためにユニット構成としており、このよう
にすることは、遊技球スロットマシン2の交換におい
て、これらユニット構成とされた機器を交換せずに流用
することが可能となることから好ましいが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、これらを遊技機である遊
技球スロットマシン2に対して固定して設けるようにし
たり、実施例2に示すように、遊技島側に設けるように
しても良い。
【0275】また、前記各実施例では、下部進路切替装
置74を用いて通路切替を実施して外部払出並びに賞球
の払い出しを同一の球切払出装置65にて実施している
が、本発明はこれに限定されるものではなく、これら球
切払出装置を賞球用と外部払い出し用に個別に設けるよ
うにしても良い。更には、遊技媒体であるパチンコ球の
貸出、入賞による遊技媒体であるパチンコ球の払出、ク
レジット球数の払い戻し、それらをそれぞれ個別の払出
装置を設けて実施しても良いし、その払出装置の払出機
構が異なるものでも良いし、いずれかを共通の払出装置
で行ったり、さらには、流路を切り替えるなどの機構は
どのように組み合わせても良い。
【0276】また、前記各実施例では、賭け球の取込を
行うための賭球払出ユニット92と、貸出球並びに賞球
や外部払出を行うための球切払出装置65とを個別に設
けているが、本発明はこれに限定されるものではなく、
前記球切払出装置65の下流位置に、前記賭球検出セン
サ79へ流路を切り替える流路切替装置等を設け、賭け
球の払出を球切払出装置65が実施するようにしても良
い。
【0277】また、前記各実施例では、前記賭球払出ユ
ニット92が払い出すパチンコ球と、貸出球並びに賞球
や外部払出に使用するパチンコ球とを同一として遊技機
内を循環するようにしているが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、これら賭球払出ユニット92が払い
出す賭け球と、貸出球並びに賞球や外部払出に使用する
パチンコ球とを個別として、賭球払出ユニット92が払
い出す賭け球を個別の循環経路にて循環させて使用する
ようにしても良い。
【0278】また、前記各実施例においては、前記第2
操作基板207bに外部取出ボタン58を設けて、遊技
者が自分の操作にて任意にクレジット球数を前記外部取
出口9より取り出せるようになっているが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、外部への取出を不可能と
しても良い。このようにすれば、各遊技球スロットマシ
ン間における球の移動が無くなるため、各遊技球スロッ
トマシン毎の球の所在量が満タン又は不足することが無
くなるので、球抜きや球の補給作業に要する労力が軽減
される。
【0279】また、前記実施例1においては、前記自動
球貸ボタン17を設けて、前記クレジット球数が少なく
なった場合において自動的にパチンコ球の貸出を実施す
るようにしており、このようにすることは、遊技者の貸
し出し操作の煩雑さを解消することができることから好
ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、自
動球貸ボタン17を設けずとも良い。
【0280】また、前記実施例1においては、前記自動
BETボタン37を設けて、該自動BETボタン37の
操作により自動賭け設定が為されている場合において、
前記クレジット表示部47に15球以上の残数がある場
合において最大賭け数設定が自動実施されるようになっ
ており、このようにすることは、遊技者の賭け操作の煩
雑さを解消することができることから好ましいが、本発
明はこれに限定されるものではなく、自動BETボタン
37を設けずとも良い。
【0281】また、前記実施例1においては、前記カー
ドユニット3に接続される第1通信部(COM1)24
1を設け、該接続されているカードユニット3に精算情
報を送信してプリペイドカード或いは会員カードにクレ
ジット球数等の情報を記録し、該プリペイドカード或い
は会員カードを返却するようにしているが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、これら精算情報を送信す
る先を他の外部機器、例えば専用の精算装置や精算用の
コンピュータにて、クレジット球数の情報を記録したカ
ードを発行しても良い。
【0282】また、前記実施例1では、前述のように、
カードユニット3に第2クレジット球数を含む精算情報
を送信する精算処理を実施するようにしているが、本発
明はこれに限定されるものではなく、例えば、遊技球ス
ロットマシン1を直接管理コンピュータ190に接続
し、該管理コンピュータ190に対して前記カードユニ
ット3にて受付け中のプリペイドカード或いは会員カー
ドのカードIDとクレジット球数とを送信、登録するこ
とで精算処理を行うようにするようにしても良い。
【0283】また、前記各実施例においては、賭数設定
に使用された待機球(アウト球)が回収球タンク84に
回収されるようになっており、このようにすることで、
これらの賭数設定に使用された待機球(アウト球)も後
述する揚送装置88にて揚送されて循環使用されるよう
になるため、遊技球スロットマシン1内部のパチンコ球
を有効に使用することが可能となるとともにパチンコ球
が均等に清浄化されることから好ましいが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、回収球タンク84に回収
される球は、クレジット球センサ83により検出された
球のみでも良い。
【0284】また、前記各実施例においては、前記球切
払出装置65に排出するパチンコ球の経路を第1経路6
6或いは第2経路67に切替可能な流路切替部としての
上部経路切替弁68を設けることで球切払出装置65を
1つのみとしているが、本発明はこれに限定されるもの
ではなく、これら所定数のパチンコ球の払い出しを行う
球切払出装置を前記第1経路66並びに第2経路67の
それぞれに設けるようにしても良い。
【0285】また、遊技球の貸出、入賞による遊技球の
払出、クレジットの払い戻し、それらをそれぞれ別途払
出装置を設けても良いし、その払出装置の払出機構が異
なるものでも良いし、いずれかを共通の払出装置で行っ
たり、さらには、流路を切り替えるなどの機構はどのよ
うに組み合わせても良い。
【0286】また、前記各実施例では、前記満タン報知
ランプ55やタンク空報知ランプ56を遊技球スロット
マシン1の前面扉2bに設けているが、本発明はこれに
限定されるものではなく、これら満タン報知ランプ55
やタンク空報知ランプ56の点灯に連動する信号出力部
を設けて、外部機器、例えば呼び出しランプや遊技島端
に設けられる代表ランプや、管理コンピュータ等にてこ
れらの信号に基づくランプに点灯や報知を実施するよう
にしても良い。このように、呼び出しランプや代表ラン
プを点灯させることで、店員による迅速な対応を行うこ
とができるとともに、管理コンピュータに報知すること
で集中管理でき、インカム等を通じて店員に迅速な対応
を促すことができる。
【0287】また、前記各実施例では実施していない
が、前記クレジット球数がある所定数以上になった場合
等において、自動的に前記外部取出口9に払い出すよう
な実球払出設定を行うことができるようにしても良く、
このようにすれば、クレジット機能になじめない遊技客
も現状機のように遊技を行うことができる。
【0288】また、前記各実施例では実施していない
が、前記カードユニット3に挿入されたカードが会員カ
ードである場合には、該会員カードに記録されているク
レジット球数をカードユニット3から入手して前記クレ
ジット球レジスタに登録することで、遊技者が他の遊技
球スロットマシン1、1’にて獲得したクレジット球数
を使用して遊技できるようにしても良い。また、これら
他の遊技球スロットマシン1、1’にて獲得したクレジ
ット球数を使用する場合においては、手数料として所定
割合球数の減算を実施し、該減算後のクレジット球数を
使用できるようにすること等は任意とされる。
【0289】また、前記実施例2では、カードリーダラ
イタ260より離席カードのみを受け付けるようになっ
ているが、本発明はこれに限定されるものではなく、こ
れらカードリーダライタ260にて、前記実施例1にて
前記カードユニット3にて受け付けているプリペイドカ
ードや会員カードを受け付けるようにしても良い。
【0290】また、前記実施例2では、精算カード並び
に離席カードとして発行する記録媒体(カード)として
リライトカードを使用しているが、本発明はこれに限定
されるものではなく、これら発行される記録媒体として
は、通常の磁気カードやクレジット球数データが記録さ
れた情報記録シンボルであるバーコード等が印刷された
レシート等であっても良く、これら発行する記録媒体
は、クレジット球数の大きさを特定可能な情報が記録可
能なものであれば使用することができる。また、これら
記録媒体の形状はカード形状に限定されるものではな
く、コイン状や球状のものであっても良い。尚、前記カ
ードユニット3に挿入される遊技用記録媒体である会員
カードやビジターカードの形状もカード状に限定される
ものではなく、コイン状や球状のものであっても良い。
【0291】また、前記実施例1では、カードユニット
3にカードが挿入されていない場合に精算ボタン19が
操作された場合には、該カードユニット3に対して精算
カード挿入を報知するために動作ランプ301を点滅点
灯させるようにしているが、本発明はこれに限定される
ものではなく、これらカードユニット3にカードが挿入
されていない場合には、前記外部取出口9よりクレジッ
ト球数を払い出すようにしても良い。
【0292】また、前記実施例1では、前記球投入部1
1よりパチンコ球を投入できるこことから、カードユニ
ット3にカードが挿入されていない場合でも遊技が可能
となってしまうことから、これらカード挿入がない場合
の遊技を規制するために、カードユニット3にカードが
挿入されていない場合には前記シャッタ46を閉じてパ
チンコ球の投入を規制するとともに、遊技に係わる操作
を無効化するようにしても良い。
【0293】また、前記第2操作基板207bを前記第
1操作基板207aとは個別に設けているが、本発明は
これに限定されるものではない。また、これら第1操作
基板229や第2操作基板207bの配置位置等は操作
性を考慮して適宜に選定すれば良い。
【0294】また、前記各実施例においては特に実施し
てはいないが、前記RAM206cに記憶されているク
レジット球数をバックアップするようにして、停電時等
において遊技客のクレジット数が消失してしまう不具合
を回避できるようにすること等は任意とされる。
【0295】また、前記各実施例にて示したフロー図に
よる処理内容は、使用するマイコンの性能やメモリの容
量並びに接続される各デバイスの能力等により適宜に変
更できることは言うまでもない。
【0296】また、前記実施例2では、カードリーダラ
イタ260が前面扉2b(前面枠ともいう)に対して着
脱可能に取付けられており、このようにすることは、遊
技球スロットマシン1の機種を変更しても、これらカー
ドリーダライタ260を取外して遊技球スロットマシン
1に装着することが容易にできるようになり、遊技球ス
ロットマシンの単価を低廉化できることから好ましい
が、本発明はこれに限定されるものではなく、これらカ
ードリーダライタ260を前面扉2bに対して着脱でき
ないように取付けた構成としても良い。また、これらカ
ードリーダライタ260の配置位置としては、前記実施
例2では前面扉2b側としているが、これを前記基枠2
a側に配置するようにしても良い。
【0297】また、前記実施例2では、精算カードや中
断カードが発行されるカード発行口54が、前面扉2b
の上方位置に設けられており、これにより、これら精算
カードや中断カードの発行状況を、遊技場の係員等が確
認しやすくなり、これらカードの発行に伴い不正な行為
が実施されることを抑制できることから好ましいが、本
発明はこれに限定されるものではなく、カード発行口5
4が設けられる位置については前面扉2bの下方位置で
もよく、設ける場所は任意とすることができる。
【0298】また、前記実施例では、遊技媒体としてパ
チンコ球を用いた遊技球スロットマシン1を例に説明し
たが、本発明の遊技媒体はこれに限定されるものではな
く、その他の遊技媒体を使用する遊技機についても本発
明を適用可能できる。つまりは、発生した入賞(可変表
示装置が遊技者の停止操作によって例えば777などの
識別情報が特定の組み合わせとなったなど)に対応する
予め定められた数の遊技媒体(コイン)を遊技者に払い
出す遊技媒体払出部(コインであれば俗にいうホッパー
とよばれる払出装置を用いればよい)を備え、該遊技媒
体待機部に待機する遊技媒体を使用して遊技を行う遊技
機であって、前記遊技媒体払出部より払い出された遊技
媒体を検出する払出遊技媒体検出手段と、前記賭数の設
定を行うための賭数設定手段と、該賭数設定手段にて設
定された賭け数に応じて遊技媒体が前記遊技媒体払出部
より払い出され、該払い出された遊技媒体を検出する賭
け遊技媒体検出手段(別途、ホッパーや計数器を設ける
ようにすれば良い)と、前記払出遊技媒体検出手段にお
いて検出された遊技媒体数と、前記賭け遊技媒体検出手
段において検出された遊技媒体数とに基づいて遊技者が
所有する遊技媒体数を算出する遊技媒体数算出手段と、
該遊技媒体数算出手段により算出された遊技媒体数を記
憶する記憶部と、少なくとも前記払出遊技媒体検出手段
により検出された遊技媒体を前記遊技媒体払出部に導く
遊技媒体環流経路(コインであればコインを特開平11
−179041号公報にあるような揚送研磨装置で循環
させるようにしたもの)と、を備える遊技機とすれば良
い。
【0299】
【発明の効果】本発明は次の効果を奏する。 (a)請求項1の発明によれば、前記遊技媒体環流経路
を備え、少なくとも前記遊技媒体払出部より払出され前
記払出遊技媒体検出手段にて検出された遊技媒体が、該
遊技媒体環流経路を通じて遊技媒体払出部に環流されて
再度遊技媒体払出部より払い出される遊技媒体として循
環使用されるようになるため、遊技機への遊技媒体の補
給を必ずしも実施する必要がなく、これら遊技機が設置
される遊技島に前述の補給装置や揚送装置等の各種装置
を設ける必要がないため、遊技機の設置における自由度
を向上でき、且つ、1台の遊技機に必要とされる遊技媒
体量を大幅に低減することができるとともに、前記清浄
部を備えることで、これら循環使用される遊技媒体を清
浄な状態に保つことができ、結果的に前記遊技媒体環流
経路を含む遊技媒体の循環経路等の汚れも低減できる。
【0300】(b)請求項2の発明によれば、前記記憶
部に記憶されている遊技媒体数を目視にて確認すること
ができる。
【0301】(c)請求項3の発明によれば、前記遊技
媒体払出部より一度に多くの遊技媒体の払出が実施され
ても、これら払い出される遊技媒体を前記遊技媒体払出
部に良好に供給できるようになる。
【0302】(d)請求項4の発明によれば、遊技媒体
貯留部に所定量の遊技媒体が貯留されているか否かを把
握することができる。
【0303】(e)請求項5の発明によれば、前記遊技
媒体貯留部内に所定量の遊技媒体が貯留されている場合
において環流を停止或いは環流量を低減させたり、遊技
媒体貯留部内に所定量の遊技媒体が貯留されていない場
合に、前記環流を開始或いは環流量を増加させたりする
ことで、過剰な遊技媒体が環流されてしまったり、遊技
媒体貯留部に遊技媒体が無くなってしまうことを極力回
避できる。
【0304】(f)請求項6の発明によれば、遊技者
は、前記投入部に遊技機外部より遊技媒体を投入して遊
技を実施することができる。
【0305】(g)請求項7の発明によれば、賭け操作
をゲーム毎に実施する必要がなく、遊技者の利便性を向
上できる。
【0306】(h)請求項8の発明によれば、遊技者は
前記自動賭け設定手段による賭け数設定の自動実施/非
実施を選択することができる。
【0307】(i)請求項9の発明によれば、例えば、
遊技機外部の記録媒体処理装置にて前記記憶部に記憶さ
れている遊技媒体数の情報を記録媒体に関連付けて発
行、又は返却するようにすることができ、遊技者の利便
性を向上できる。
【0308】(j)請求項10の発明によれば、記録媒
体処理部により前記記憶部に記憶されている遊技媒体数
の情報を記録媒体に関連付けて発行するようにすること
ができ、遊技者の利便性を向上できる。
【0309】(k)請求項11の発明によれば、遊技機
を変更しても、これら記録媒体処理部を取外して新たな
遊技機に装着することが容易にできるようになり、遊技
機の単価を低廉化できる。
【0310】(l)請求項12の発明によれば、前記払
出遊技媒体検出手段にて検出された遊技媒体に加えて、
前記賭け遊技媒体検出手段にて検出されて遊技に使用さ
れた遊技媒体が遊技媒体環流経路を通じて前記遊技媒体
払出部に環流されて遊技機内を循環して使用されるよう
になり、遊技に使用された遊技媒体を循環させる経路を
別途設ける必要がなく、循環経路を簡素化できる。
【0311】(m)請求項13の発明によれば、遊技機
を変更しても、少なくとも前記遊技媒体移送通路並びに
移送部を取外して新たな遊技機に装着することが容易に
できるようになり、遊技機の単価を低廉化できる。
【0312】(n)請求項14の発明によれば、遊技媒
体貸出装置に個別に補給装置や揚送装置を設ける必要が
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1のパチンコ機並びにカードユ
ニットを示す外観正面図である。
【図2】本発明の実施例1の遊技球スロットマシンに突
設する態様にて設けられた突出部付近を示す外観斜視図
である。
【図3】本発明の実施例1の遊技球スロットマシンの背
面における構成内容を示す組立図である。
【図4】本発明の実施例1の遊技球スロットマシンの背
面正面図である。
【図5】本発明の実施例1に用いた揚送ユニットの構成
を示す詳細図である。
【図6】本発明の本実施例1の遊技球スロットマシンの
構成を示すブロック図である。
【図7】本実施例1の遊技球スロットマシンの遊技制御
基板と演出制御基板の構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の実施例1に用いた球払出制御基板並び
にカードユニットの構成を示すブロック図である。
【図9】本発明の実施例1に用いた賭球払出ユニットを
示す一部破断斜視図である。
【図10】本発明の実施例1に用いた球切払出装置並び
にその周囲の流路を示す一部破断斜視図である。
【図11】(a)〜(c)は、本発明の実施例1に用い
た球切払出装置並びにその周囲の流路の経路切替状況示
す断面図である。
【図12】本発明の実施例1の遊技球スロットマシン並
びにカードユニットが設置された遊技場のシステム図で
ある。
【図13】本発明の実施例1における持点制御マイクロ
コンピュータが実施する処理フロー図である。
【図14】本発明の実施例1における揚送制御マイクロ
コンピュータが実施する処理フロー図である。
【図15】本発明の実施例1における持点制御マイクロ
コンピュータ291aが離席中にて実施する処理フロー
図である。
【図16】本発明の実施例2のパチンコ機並びに球貸装
置を示す外観正面図である。
【図17】本発明の実施例2の遊技球スロットマシンの
背面正面図である。
【図18】本発明の実施例2の遊技球スロットマシンの
背面における構成内容を示す組立図である。
【図19】本発明の実施例2にて用いた精算カード並び
に離席カード発行用のカードリーダライタを示す外観斜
視図である。
【図20】本発明の実施例2の球払出制御基板の構成を
示すブロック図である。
【図21】本発明の実施例2のカードユニットの構成を
示すブロック図である。
【図22】本発明の実施例2のパチンコ機並びにカード
ユニットが設置された遊技場のシステム図である。
【図23】本発明の実施例2における持点制御マイクロ
コンピュータが実施する処理フロー図である。
【図24】本発明の実施例2における持点制御マイクロ
コンピュータ291aが離席中にて実施する処理フロー
図である。
【符号の説明】
1 遊技球スロットマシン 1’ 遊技球スロットマシン 2a 基枠 2b 前面扉 2c 表面板 2d 球通路板 2e 揚送ユニット 3 カードユニット 3’ 球貸装置 4 カード発行部 5 入賞図柄説明パネル 6 遊技パネル 7 突出部 7a (突出部)上面 7b (突出部)側面 8 タイトルパネル 9 パチンコ玉払出口 9’ 下皿 10 灰皿 11 球投入部 12a、12b 放音部 13 放音部 14 透視窓 15 液晶表示部 16 蝶番 17 自動球貸ボタン 17s 自動球貸スイッチ 18 球貸ボタン 18s 球貸スイッチ 19 精算ボタン 19s 精算スイッチ 20a〜20c 小役告知表示部 21 1単位賭け表示部 22、23 2単位賭け表示部 24、25 3単位賭け表示部 26 ゲームオーバー表示部 27 リプレイ表示部 28 ウェイト表示部 29 スタート表示部 32 ゲーム回数表示部 33 ペイアウト表示部 35 カード残高表示部 35h カード残高表示器 36a シングルBETボタン 36b MAXBETボタン 37 自動BETボタン 38 スタートレバー 39 ストップボタンユニッ
ト 40L、40C、40R ストップボタン 41〜44 遊技効果ランプ部 45 球流入口 46 シャッタ 47 クレジット表示部 48 離席ボタン 48s 離席スイッチ 49 端球精算ボタン 49s 端球精算スイッチ 50 全数精算ボタン 50s 全数精算スイッチ 51L、51C、51R リール 52 リールユニット 54 カード発行口 55 満タン報知ランプ 56 タンク空報知ランプ 57 離席ボタン 57s 離席スイッチ 58 外部取出ボタン 58s 外部取出スイッチ 59 シャッタ用ソレノイド 60 上部貯留タンク 60’ 上部貯留タンク 61 上部タンク満タン検出
センサ 63 球切れセンサ 64 賭球通路 65 球切払出装置 66 第1経路 67 第2経路 68 上部経路切替弁 69 ソレノイド 70 貸出球検出センサ 71 下部経路切替弁 72 ソレノイド 73 賭球供給路 74 下部進路切替装置 75 クレジット球通路 76 取出球通路 79 賭球検出センサ 81 賞球・払出球検出セン
サ 83 クレジット球センサ 84 回収球タンク 85 回収球満タン検出セン
サ 86 揚送球通路 87 揚送球検出センサ 88 揚送装置 89 揚送路 90 研磨装置 91 分岐部 92 賭球払出ユニット 93 環流路 94 接続ケーブル 95 下皿満タン検出センサ 96 施錠装置 96a 鍵穴 98 固定台 99 球供給管 100 シングルBETスイッ
チ 101 MAXBETスイッチ 102 スタートスイッチ 103L、103C、103R 左、中、右ストップス
イッチ 104 自動BETスイッチ 105 クレジット表示器 108 ゲーム回数表示器 110 ペイアウト表示器 112 1単位賭けランプ 113、114 2単位賭けランプ 115、116 3単位賭けランプ 117 ゲームオーバーランプ 118 スタートランプ 119 リプレイランプ 120 ボーナス告知ランプ 121a、121b BETボタンランプ 122L、122C、122R 操作有効ランプ 130〜134 遊技効果ランプ 135 液晶表示器 136a、136b、137 スピーカ 138 蛍光灯 139 ウェイトランプ 140a〜140c 小役告知ランプ 154L、154C、154R 左、中、右リールモー
タ 155 リールランプ 156 リールセンサ 164 電源ユニット 180 メインスイッチ 181 リセットスイッチ 182 設定キースイッチ 183 設定スイッチ 184 電源コード 190 管理コンピュータ 191 POSレジ 192 ホールコンピュータ 200 遊技制御基板 201 演出制御基板 202 電源基板 203 リール中継基板 204 リールランプ中継基板 205 外部出力基板 206 持球制御基板 206a 持点制御マイクロコン
ピュータ 206b ROM 206c RAM 207a 第1操作基板 207b 第2操作基板 208 球払出制御基板 209 揚送制御基板 210 制御部 211 CPU 212 RAM 213 ROM 214 I/Oポート 215 スイッチ回路 216 モータ回路 217 初期リセット回路 218 クロック発生回路 219 パルス分周回路 220 バッファ回路 221 乱数発生回路 222 サンプリング回路 223 バックアップ電源 230 制御部 231 CPU 232 RAM 233 ROM 234 I/Oポート 235 スピーカ駆動回路 236 表示駆動回路 237 ランプ駆動回路 238 バックアップ電源 241 第1通信部(COM
1) 242 第2通信部(COM
2) 251 球箱 260 カードリーダライタ 280 貯留ボックス 287 搬送ローラ 288 フリーローラ 289 本体部 290 カバー部 291 通信ヘッド 292 搬送路 293 プラテンローラ 294 サーマルヘッド 296 駆動モータ 297a 発光部 297b 受光部 298 タイミングベルト 299 駆動ギア 300 リライトカード 301 動作ランプ 302 紙幣インジケータ 303 紙幣挿入口 304 カードインジケータ 305 カード挿入口 306 硬貨投入口 307 硬貨返却ボタン 309 硬貨インジケータ 310 硬貨返却口 311 紙幣識別ユニット 312 カードリーダライタ 313 硬貨識別ユニット 314 ROM 315 RAM 316 第2通信部 317 第1通信部 318 制御マイコン(MP
U) 368 動作ランプ 369 紙幣挿入口 371 ノズル 381 紙幣識別ユニット 382 球払出ユニット 383 球切スイッチ 384 球検出スイッチ 386 通信部 388 制御マイコン(MP
U) 401 駆動モータ 402 スプロケット 403 流入路 410 研磨カセット 412 台座 413 球誘導路 414 リール 415 リール 416 駆動軸 417 回転軸 418 研磨布 419 巻取モータ 420 ユニット板 421 固定金具 450 駆動モータ 451 伝達ギア 452 スプロケット 453 カバー 454 連結路 500 駆動モータ 501 伝達ギア 502 スプロケット 503 カバー

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1ゲームに対して所定数の遊技媒体を賭
    数に設定することによりゲームが開始可能となるととも
    に、表示状態を変化させることが可能な可変表示装置の
    表示結果が導出表示されることにより1ゲームが終了
    し、該可変表示装置の表示結果に応じて所定の入賞が発
    生可能であって、該発生した入賞に対応する予め定めら
    れた数の遊技媒体を遊技者に払い出す遊技媒体払出部を
    備え、遊技媒体を使用して遊技を行う遊技機であって、
    前記遊技媒体払出部より払い出された遊技媒体を検出す
    る払出遊技媒体検出手段と、前記賭数の設定を行うため
    の賭数設定手段と、該賭数設定手段にて設定された賭け
    数に応じて遊技媒体が前記遊技媒体払出部より払い出さ
    れ、該払い出された遊技媒体を検出する賭け遊技媒体検
    出手段と、前記払出遊技媒体検出手段において検出され
    た遊技媒体数と、前記賭け遊技媒体検出手段において検
    出された遊技媒体数とに基づいて遊技者が所有する遊技
    媒体数を算出する遊技媒体数算出手段と、該遊技媒体数
    算出手段により算出された遊技媒体数を記憶する記憶部
    と、少なくとも前記払出遊技媒体検出手段により検出さ
    れた遊技媒体を前記遊技媒体払出部に導く遊技媒体環流
    経路と、前記遊技媒体環流経路を含む遊技媒体の循環経
    路上に遊技媒体を清浄化する清浄部と、を備えることを
    特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記記憶部に記憶されている遊技媒体数
    を表示する遊技媒体数表示部を備える請求項1に記載の
    遊技機。
  3. 【請求項3】 前記遊技媒体環流経路上には、環流され
    る遊技媒体を貯留するための遊技媒体貯留部を備える請
    求項1または2に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記遊技媒体貯留部には、該遊技媒体貯
    留部内に所定量の遊技媒体が貯留されていることを検出
    する貯留遊技媒体検出部を備える請求項3に記載の遊技
    機。
  5. 【請求項5】 前記貯留遊技媒体検出部による貯留遊技
    媒体の検出状況に基づいて前記遊技媒体環流経路を通じ
    て前記遊技媒体払出部に環流する遊技媒体量の制御を行
    う環流量制御手段を備える請求項4に記載の遊技機。
  6. 【請求項6】 遊技媒体を遊技機外部より投入するため
    の投入部と、該投入部より投入された遊技媒体を前記払
    出遊技媒体検出手段に導く投入球誘導通路と、を備える
    請求項1〜5のいずれかに記載の遊技機。
  7. 【請求項7】 前記記憶部に記憶されている遊技媒体数
    が賭け数よりも多い場合において、前記賭数設定手段に
    おける賭け数設定を自動実施する自動賭け設定手段を備
    える請求項1〜6のいずれかに記載の遊技機。
  8. 【請求項8】 前記自動賭け設定手段による賭け数設定
    の自動実施/非実施を遊技者が設定操作するための自動
    賭け設定操作部を備える請求項7に記載の遊技機。
  9. 【請求項9】 前記記憶部に記憶されている遊技媒体数
    の精算を行うために遊技者により操作可能とされた精算
    操作部と、該精算操作部の操作に基づき前記記憶部に記
    憶されている遊技媒体数の情報を遊技機外部に送信する
    通信部を備える請求項1〜8のいずれかに記載の遊技
    機。
  10. 【請求項10】 前記記憶部に記憶されている遊技媒体
    数の精算を行うために遊技者により操作可能とされた精
    算操作部と、該精算操作部の操作に基づき前記記憶部に
    記憶されている遊技媒体数を特定可能な情報が記録され
    た記録媒体を発行する記録媒体処理部を備える請求項1
    〜8のいずれかに記載の遊技機。
  11. 【請求項11】 前記記録媒体処理部が遊技機に対して
    着脱し得るように設けられている請求項10に記載の遊
    技機。
  12. 【請求項12】 前記賭け遊技媒体検出手段にて検出さ
    れた遊技媒体を前記遊技媒体環流経路に導く使用済み遊
    技媒体回収通路を備える請求項1〜11のいずれかに記
    載の遊技機。
  13. 【請求項13】 前記遊技媒体環流経路は、遊技機の下
    方位置から上方位置に架設されて遊技媒体を移送するた
    めの遊技媒体移送通路と、該遊技媒体移送通路を通じて
    遊技機の下方から上方位置へ遊技媒体を移送する移送部
    と、を少なくとも有し、これら遊技媒体移送通路並びに
    移送部は、遊技機に対して着脱し得るように設けられて
    いる請求項1〜12のいずれかに記載の遊技機。
  14. 【請求項14】 遊技機に対して隣接配置され、遊技媒
    体の貸出を行う遊技媒体貸出装置へ遊技媒体を供給する
    ための遊技媒体供給部を備える請求項1〜13のいずれ
    かに記載の遊技機。
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