JP2003102936A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2003102936A JP2001303796A JP2001303796A JP2003102936A JP 2003102936 A JP2003102936 A JP 2003102936A JP 2001303796 A JP2001303796 A JP 2001303796A JP 2001303796 A JP2001303796 A JP 2001303796A JP 2003102936 A JP2003102936 A JP 2003102936A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 遊技機に必要とされる遊技媒体数を大幅に低
減することにより、遊技媒体の購入、管理に要する遊技
場の負担を大幅に低減できる遊技機を提供すること。 【解決手段】 遊技媒体払出部248と、遊技媒体待機
部239と、を備え、待機する遊技媒体を使用して遊技
を行う遊技機であって、払出遊技媒体検出手段252
と、使用遊技媒体検出手段241と、払出遊技媒体数
と、使用遊技媒体数とにより遊技者が所有する遊技媒体
数を算出する遊技媒体数算出手段272a、272a’
と、算出結果を記憶する記憶部272cと、記憶された
遊技媒体数が残存することを条件に待機する遊技媒体の
使用を有効にする使用制御手段と、少なくとも払出手段
により検出された遊技媒体を払出部に導く遊技媒体環流
経路246、253、261、263、264、279
と、遊技機を循環する遊技媒体量を監視するための遊技
媒体量監視手段255、247、268と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、遊技場等の遊技
を実施可能な適宜な場所に設置される遊技機、例えば、
パチンコ遊技機、雀球遊技機、アレンジボール遊技機や
遊技媒体としてコインや遊技球を使用するスロットマシ
ンなどの遊技機、特には1台の遊技機に必要とされる遊
技媒体量を大幅に少ないものにできる遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、遊技場にあっては、遊技客の嗜好
の多様化に伴う遊技機の機種増加や、遊技場の運営効率
の向上を計ること等の観点から、遊技場に設置される遊
技機の台数が増加する傾向にある。
【0003】一方、これら設置される遊技機において
も、従来の現金機等に比較してより射幸性の高いカード
リーダー(CR)式パチンコ機等の遊技機が主流を占め
るようになってきている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これら遊技機の射幸性
の向上に伴って、遊技機の外部に排出されてストックさ
れる遊技媒体であるパチンコ球が増加する傾向にあると
ともに、前述のように遊技場に設置される遊技機の台数
が増加する傾向にあることから、膨大な量の遊技媒体で
あるパチンコ玉を遊技場が用意し、管理することが必要
とされているが、これら膨大な量の遊技媒体を購入し、
管理するには非常に多くのコストが必要であるという問
題があり、これらの問題等を解決することのできる遊技
機として、遊技によって獲得した遊技媒体を一度クレジ
ットしておき、必要に応じてクレジットした遊技媒体を
再度払い出させて遊技に使用可能とされたクレジット式
遊技機が考えられる。
【0005】これらクレジット式の遊技機は、前述のよ
うに、遊技場が用意しなければならない遊技媒体量の低
減が可能であり、これら遊技媒体の管理に必要とされる
労力を大幅に低減できる可能性を有するものであるが、
これらクレジット式遊技機においても、従来の遊技機と
同様に遊技媒体を遊技機に補充するための補給設備等が
必要であることから、これらクレジット式の遊技機の設
置にあっては、前記補給設備が既にある場所に設置する
か、或いはこれら補給設備を新たに設置できる場所を選
定する必要があり、これらクレジット式の遊技機の設置
における自由度が低く、遊技機を所望する任意の場所に
配置したいという要望に答えられないという問題があっ
た。
【0006】よって、本発明は上記した問題点に着目し
てなされたもので、補給装置や揚送装置等の各種装置を
島の改造や新設において設ける必要を無くすことで、遊
技機の設置における自由度を向上でき、且つ1台の遊技
機に必要とされる遊技媒体数を大幅に低減することので
きる遊技機を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記した問題を解決する
ために、所定の払出条件の成立に基づき遊技媒体を払出
す遊技媒体払出部と、遊技媒体が待機する遊技媒体待機
部と、を備え、該遊技媒体待機部に待機する遊技媒体を
使用して遊技を行う遊技機であって、前記遊技媒体払出
部より払出された遊技媒体を検出する払出遊技媒体検出
手段と、前記遊技に使用された遊技媒体を検出する使用
遊技媒体検出手段と、前記払出遊技媒体検出手段におい
て検出された遊技媒体数と、前記使用遊技媒体検出手段
において検出された遊技媒体数とにより遊技者が所有す
る遊技媒体数を算出する遊技媒体数算出手段と、該遊技
媒体数算出手段により算出された遊技媒体数を記憶する
記憶部と、前記記憶部に記憶された遊技媒体数が残存す
ることを条件に前記遊技媒体待機部に待機する遊技媒体
の遊技への使用を有効にする使用制御手段と、少なくと
も前記払出遊技媒体検出手段により検出された遊技媒体
を前記遊技媒体払出部に導く遊技媒体環流経路と、遊技
機を循環する遊技媒体量を監視するための遊技媒体量監
視手段と、を備えることを特徴としている。この特徴に
よれば、少なくとも前記遊技媒体払出部より払い出され
て前記払出遊技媒体検出手段にて検出された遊技媒体が
前記記憶部に加算記憶されるとともに、該検出済みとな
った遊技媒体が前記遊技媒体環流経路を通じて前記遊技
媒体払出部に環流され、再度遊技媒体払出部より払い出
されるようになり、これら遊技媒体が遊技機1台にて循
環使用されるようになるため、1台の遊技機に必要とさ
れる遊技媒体量を大幅に低減することができ、且つ前記
遊技媒体環流経路を有することから遊技機の設置におけ
る自由度を向上できるとともに、前記遊技媒体量監視手
段にて遊技媒体の増加或いは減少を監視できるようにな
るため、これら遊技媒体の増加或いは減少による不具合
の発生を事前に把握することができる。
【0008】本発明の遊技機は、前記記憶部に記憶され
ている遊技媒体数を表示する遊技媒体数表示部を備える
ことが好ましい。このようにすれば、前記記憶部に記憶
されている遊技媒体数を目視にて確認することができ
る。
【0009】本発明の遊技機は、前記遊技媒体環流経路
上には、環流される遊技媒体を貯留するための遊技媒体
貯留部を備えることが好ましい。このようにすれば、前
記遊技媒体払出部より一度に多くの遊技媒体の払出が実
施されても、これら払い出される遊技媒体を前記遊技媒
体払出部に良好に供給できるようになる。
【0010】本発明の遊技機は、前記遊技媒体貯留部に
は、該遊技媒体貯留部内に所定量の遊技媒体が貯留され
ていることを検出する貯留遊技媒体検出部が設けられ、
該貯留遊技媒体検出部による貯留遊技媒体の検出状況に
基づいて前記遊技媒体環流経路を通じて前記遊技媒体払
出部に環流する遊技媒体量の制御を行う環流量制御手段
を備えることが好ましい。このようにすれば、前記遊技
媒体貯留部内に所定量の遊技媒体が貯留されている場合
において環流を停止或いは環流量を低減させたり、遊技
媒体貯留部内に所定量の遊技媒体が貯留されていない場
合に、前記環流を開始或いは環流量を増加させたりする
ことで、過剰な遊技媒体が環流されてしまったり、遊技
媒体貯留部に遊技媒体が無くなってしまうことを極力回
避できる。
【0011】本発明の遊技機は、遊技媒体を投入するた
めの投入部と、該投入部から投入された遊技媒体を検出
する投入遊技媒体検出手段と、を備え、前記遊技媒体数
算出手段は該投入遊技媒体検出手段にて検出された遊技
媒体を前記記憶部に記憶された遊技媒体数に加算更新す
ることが好ましい。このようにすれば、遊技者は、前記
投入部より遊技媒体を投入して遊技を行うことができ
る。
【0012】本発明の遊技機は、前記記憶部に記憶され
ている遊技媒体数の精算を行うために遊技者により操作
可能とされた精算操作部と、該精算操作部の操作に基づ
き前記記憶部に記憶されている遊技媒体数の情報を遊技
機外部に送信する通信部を備えることが好ましい。この
ようにすれば、例えば、遊技機外部の記録媒体処理装置
にて前記記憶部に記憶されている遊技媒体数の情報を記
録媒体に関連付けて発行、又は返却するようにすること
ができ、遊技者の利便性を向上できる。
【0013】本発明の遊技機は、前記記憶部に記憶され
ている遊技媒体数の精算を行うために遊技者により操作
可能とされた精算操作部と、該精算操作部の操作に基づ
き前記記憶部に記憶されている遊技媒体数を特定可能な
情報が記録された記録媒体を発行する記録媒体処理部を
備えることが好ましい。このようにすれば、記録媒体処
理部により前記記憶部に記憶されている遊技球数の情報
を記録媒体に関連付けて発行するようにすることがで
き、遊技者の利便性を向上できる。
【0014】本発明の遊技機は、前記使用遊技媒体検出
手段に検出された遊技媒体を前記遊技媒体環流経路に導
く使用遊技媒体回収通路を備えることが好ましい。この
ようにすれば、前記溢れ遊技媒体検出手段にて検出され
た遊技媒体に加えて、前記遊技媒体待機部から遊技に使
用された遊技媒体が前記遊技媒体払出部に環流されて遊
技機内を循環して使用されるようになり、遊技に使用さ
れた遊技媒体を循環させる経路を別途設ける必要がな
く、循環経路を簡素化できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態を説明する。なお、以下の説明において、遊技機
の一例としてパチンコ機を示すが、本発明に係る遊技機
はこれらパチンコ機に限定されるものではなく、コイン
を用いて遊技を行うスロットマシンや、パチンコ球を用
いて遊技を行うスロットマシンであるパチロット等にも
適用可能である。
【0016】(実施例1)図1は本発明の実施例1にお
ける遊技機としてのパチンコ機2が適用された遊技用シ
ステムを示す図であり、該遊技用システムは、遊技場に
設置され、遊技媒体であるパチンコ球を使用して遊技が
実施可能とされた前記パチンコ機2と、該パチンコ機2
に対して1対1に設置されるカードユニット3と、該カ
ードユニット3において使用されるプリペイドカード或
いは会員カード等の管理を行う管理コンピュータ100
と、景品カウンター等に設置され、前記パチンコ機2に
おける遊技にて獲得した景品球を所定の景品に交換する
ためのPOSレジ101と、前記パチンコ機2の遊技情
報の管理を行うホールコンピュータと、から構成されて
おり、前記カードユニット3並びにPOSレジ101と
管理コンピュータ100とは通信ケーブル8を介してデ
ータ通信可能に接続されているとともに、前記パチンコ
機2とホールコンピュータ102とは通信ケーブル10
を介してデータ通信可能に接続されている。
【0017】まず、本実施例1の遊技機であるパチンコ
機2について説明すると、該パチンコ機2は、図2に示
すように、額縁状に形成されたガラス扉枠201を有
し、該ガラス扉枠201の上部表面には遊技に使用可能
なパチンコ球数であるクレジット球数や遊技の中断時間
等を表示するクレジット表示部285(遊技媒体数表示
部)が設けられているとともに、下部表面には前方に突
出する態様にて設けられ、上面が遊技者側に向かって傾
斜する操作部220が設けられている。また、前記ガラ
ス扉枠201における前記操作部220の両側部には、
後述する打球待機樋239に待機するパチンコ球を目視
可能な待機球確認窓239a並びに239bが設けられ
ており、発射されるパチンコ球の動きを遊技者が確認で
きるようになっている。また、前記ガラス扉枠201に
おける操作部220の下部には、外部に排出されたパチ
ンコ球を貯留する外部取出部としての取出球受皿243
と、パチンコ機2の表面側内部に設けられた遊技媒体待
機部としての打球待機樋239に待機するパチンコ球を
発射するための打球操作ハンドル235と、が設けられ
ている。尚、前記ガラス扉枠201の上端部左位置に設
けられた236は、後述する上部タンク246に貯留さ
れているパチンコ球が所定の貯留上限量に達しているこ
とを報知するための満タン報知ランプであり、237
は、前記上部タンク246内の貯留球が空であることを
報知するためのタンク空報知ランプである。
【0018】前記操作部220の上面には、図3に示す
ように、前記カードユニット3において受付中のプリペ
イドカード或いは会員カードより読み出された遊技用有
価価値としての度数を表示するカード残高表示部221
と、遊技に使用可能なパチンコ球数であるクレジット球
数を表示するクレジット表示部222と、未だクレジッ
ト球数に加算されていない貸出球数や賞球球数を表示す
る未クレジット表示部227と、遊技の開始または前記
クレジット表示部222に表示されたクレジット球数が
少なくなったか無くなった際等に操作されることで、前
記カード残高表示部221に度数が残存する場合に所定
数量のパチンコ玉の球貸を実施する球貸ボタン223
と、前記クレジット表示部222に表示されたクレジッ
ト球数が無くなった場合に前記球貸を自動的に実施させ
る自動球貸モードの設定/解除を実施するための自動球
貸ボタン224と、前記自動球貸モードが設定されてい
ることを点灯により報知する自動球貸ランプ225と、
遊技を終了する際に操作されることで前記クレジット球
数を景品球数として前記受付中のプリペイドカード或い
は会員カードに記録して返却させるための精算ボタン2
30(精算操作部)と、遊技を一時中断して各種操作を
無効とするための中断ボタン231と、遊技が中断中で
あることを点灯により報知する中断中ランプ232と、
前記クレジット表示部222に表示されたクレジット球
数が残存する場合に操作されることで該クレジット球数
の範囲内のパチンコ球を前記取出球受皿243に払い出
させるための外部取出ボタン228(外部取出操作部)
と、前記取出球受皿243に貯留されたパチンコ球をパ
チンコ機2内部に取り込んでクレジット球数に加算させ
るための取込球計数ボタン229と、が設けられてお
り、これら各部は操作基板233上に実装されている。
【0019】前記ガラス扉枠201の後方には、図2に
示すように、遊技盤202が着脱可能に取付けられてい
る。また、遊技盤202の前面には遊技領域203が設
けられている。この遊技領域203の上部中央付近に
は、「特別図柄」と呼ばれる複数種類の識別情報が可変
表示される第1可変表示部204と、「普通図柄」と呼
ばれる複数種類の識別情報が可変表示される第2可変表
示部205と、が設けられている。また、遊技領域20
3の下部中央付近には、通常入賞口213bと特定入賞
口213aとが形成され、電源投入により常時回転する
回転円盤213を内部に備えた振分装置212が設けら
れている。また、前記第1可変表示部204の右側に
は、パチンコ球を1球収容可能な切欠214aが形成さ
れ、電源投入により常時回転する回転ロータ214が設
けられている。また遊技盤202には、複数の通常入賞
口209や通過ゲート206、始動入賞口207、第1
可変入賞球装置210、第2可変入賞球装置215が設
けられているとともに、遊技領域203の下部には、い
ずれの入賞口にも入賞しなかったパチンコ球を回収する
アウト口217が形成されている。
【0020】尚、本実施例1のパチンコ機2における遊
技盤202には、一般的なパチンコ機における遊技盤よ
りも大径の遊技盤が用いられている。このように大径の
遊技盤を用いることで、例えば複数種の遊技(本実施例
1では第1種遊技と第3種遊技)を実施するための役物
(本実施例1では第1種の役物として始動入賞口209
や第1可変表示部204等が設けられており、第3種の
役物として振分装置212等が設けられている)を遊技
盤上に配置することができるようになり、これにより複
数の遊技プロセスにて遊技を行うことができるため、遊
技者の興趣を大幅に向上させることができる。
【0021】前記打球操作ハンドル235が操作される
ことで打球発射モータ270(図8参照)が駆動し、こ
れに伴いハンマー270’が揺動して打球待機樋239
に待機するパチンコ球が1球ずつ発射される。これら発
射されたパチンコ球は、使用遊技媒体検出手段としての
発射球検出スイッチ241に検出され、前記クレジット
球数から減算されて、打球発射レール240を通って遊
技領域203に入り、その後、遊技領域203を流下し
ていく。この際、発射勢いが弱すぎて前記遊技領域20
3に達しなかったパチンコ球は、ファール口242に回
収され、図4に示すように背面側のファール球誘導樋2
57に送られてファール球検出スイッチ259に検出さ
れ、前記クレジット球数に加算されて、パチンコ機2の
背面側下部位置に設けられた遊技媒体貯留部としての下
部タンク253に回収される。
【0022】また、前記遊技領域203に打ち込まれ、
いずれの入賞口にも入賞しなかったパチンコ球はアウト
口217に回収され、図4に示すように、背面側の打込
球合流樋282(使用遊技媒体回収通路)に送られて打
込球検出スイッチ258に検出され、後述の打込球数に
加算されて、前記下部タンク253に回収される。
【0023】また、前記遊技領域203に打ち込まれた
パチンコ玉が通常入賞口209に入賞すると、入賞した
パチンコ球は通常入賞球検出スイッチSW3に検出され
た後、図4に示すように、背面側の打込球合流樋282
に送られて打込球検出スイッチ258に検出され、前記
打込球数に加算されて、前記下部タンク253に回収さ
れる。
【0024】また、前記遊技領域203に打ち込まれた
パチンコ球が通過ゲート206を通過すると、ゲートス
イッチSW1がパチンコ球の通過を検出し、第2可変表
示部205に停止表示されている普通図柄が可変開始す
る。
【0025】第2可変表示部205の可変表示動作後の
表示結果が予め定められた特定の表示結果(たとえば
7)となった場合に、始動入賞口207に設けられた可
動片208が所定時間開成して遊技者にとって有利な状
態となる。
【0026】また、始動入賞口207にパチンコ球が入
賞すると、入賞したパチンコ球が始動入賞球検出スイッ
チSW2に検出され、第1可変表示部204において全
特別図柄が可変表示(変動表示)を開始する。そして、
その後、左、中、右の特別図柄が停止し、その停止表示
結果が予め定められた特定の表示態様(たとえば77
7)となった場合に、第1種特定遊技状態(大当り状
態)が発生する。このように大当り状態が発生した場合
には、第1可変入賞球装置210に設けられた開閉板2
11が開成して遊技者にとって有利な第1の状態とな
る。この第1の状態は、所定期間(たとえば30秒間)
の経過またはパチンコ球の所定個数(たとえば10個)
の入賞のうちいずれか早い方の条件が成立することによ
り終了し、その後、遊技者にとって不利な第2の状態、
すなわち前記開閉板211が閉じた状態となる。前記第
1可変入賞球装置210の内部には、通常入賞口と特定
入賞口とが設けられており、第1の状態となっている第
1可変入賞球装置210の内部に進入したパチンコ球が
前記特定入賞口に入賞して特定入賞球検出スイッチ(V
カウントスイッチ)SW5により検出されれば、その回
の第1の状態の終了を待って前記第2の状態から前記第
1の状態に制御する繰返し継続制御が行なわれる。この
繰返し継続制御の上限回数は例えば15回と定められて
いる。
【0027】また、前記始動入賞口207に入賞し、始
動入賞球検出スイッチSW2に検出されたパチンコ球
は、図4に示すように、背面側の打込球合流樋282に
送られ、打込球検出スイッチ258に検出され、前記打
込球数に加算されて、前記下部タンク253に回収され
る。また、前記第1可変入賞球装置210内部に進入
し、前記通常入賞口に入賞して通常入賞球検出スイッチ
SW4に検出されたパチンコ球も、図4に示すように、
背面側の打込球合流樋282に送られ、打込球検出スイ
ッチ258に検出され、前記打込球数に加算されて、前
記下部タンク253に回収される。また、前記第1可変
入賞球装置210内部に進入し、前記特定入賞口に入賞
して特定入賞球検出スイッチSW5に検出されたパチン
コ球も、図4に示すように、背面側の打込球合流樋28
2に送られ、打込球検出スイッチ258に検出され、前
記打込球数に加算されて、前記下部タンク253に回収
される。
【0028】また、前記遊技領域203に打ち込まれた
パチンコ球が振分装置212の内部に進入し、回転円盤
213の通常入賞口213bに入賞すると、入賞したパ
チンコ球は通常入賞球検出スイッチSW7に検出された
後、図4に示すように、背面側の打込球合流樋282に
送られ、打込球検出スイッチ258に検出され、前記打
込球数に加算されて、前記下部タンク253に回収され
る。
【0029】また、振分装置212の内部に進入したパ
チンコ球が回転円盤213の特定入賞口213aに入賞
すると、入賞したパチンコ球は特定入賞球検出スイッチ
SW6に検出された後、図4に示すように、背面側の打
込球合流樋282に送られ、打込球検出スイッチ258
に検出され、前記打込球数に加算されて、前記下部タン
ク253に回収される。
【0030】また、前記特定入賞球検出スイッチSW6
によるパチンコ球の検出に基づき第3種特定遊技状態
(大当り状態)が発生する。この状態で回転ロータ21
4の切欠214aにパチンコ球が進入し、該進入したパ
チンコ球が回転ロータ214の回転に伴いロータ内入賞
口214bに入賞すると、入賞したパチンコ球がロータ
内入賞球検出スイッチSW8に検出され、第2可変入賞
球装置215に設けられた開閉板216が開成して遊技
者にとって有利な第1の状態となる。この第1の状態
は、前記回転ロータ214の所定角度の回転またはパチ
ンコ球の所定個数(たとえば10個)の入賞のうちいず
れか早い方の条件が成立することにより終了し、その
後、遊技者にとって不利な第2の状態、すなわち前記開
閉板211が閉じた状態となる。この第2の状態におい
て再びパチンコ球がロータ内入賞口214bに入賞して
ロータ内入賞球検出スイッチSW8に検出されると、前
記第2の状態から前記第1の状態に制御する繰返し継続
制御が行なわれる。この繰返し継続制御の上限回数は例
えば15回と定められている。
【0031】また、前記ロータ内入賞口214bに入賞
してロータ内入賞球検出スイッチSW8に検出されたパ
チンコ球は、図4に示すように、背面側の打込球合流樋
282に送られ、打込球検出スイッチ258に検出さ
れ、前記打込球数に加算されて、前記下部タンク253
に回収される。また、前記第2可変入賞球装置215内
部に入賞して特定入賞球検出スイッチSW9に検出され
たパチンコ球も、図4に示すように、背面側の打込球合
流樋282に送られ、打込球検出スイッチ258に検出
され、前記打込球数に加算されて、前記下部タンク25
3に回収される。
【0032】本実施例1のパチンコ機2の背面側には、
図4に示すように、図中左側略中央位置に、所定数量の
パチンコ球が貯留される上部タンク246(払出部誘導
通路、遊技媒体上部貯留部)が設けられており、該上部
タンク246に貯留されたパチンコ球は、払出球供給通
路279(払出部誘導通路)を流下して遊技媒体払出部
としての球払出装置248に供給される。尚、図4に示
す247は上部タンク246に貯留されたパチンコ球が
所定の上限量に到達していることを検出する上部タンク
満タンスイッチ(上部貯留遊技媒体検出手段)である。
【0033】前記球払出装置248には、図5(a)〜
(c)に示すように、駆動モータ249aによる駆動回
転に基づいて前記上部タンク246から払出球供給通路
279を介して供給されたパチンコ玉を1球づつ払い出
すスプロケット249bが設けられている。また、該ス
プロケット249bの下方には、ソレノイド251の励
磁または解除により揺動し、前記スプロケット249b
にて払い出されたパチンコ球の流下通路を、後述する内
部流下通路281または外部流下通路280のいずれか
一方に切り替えるための通路切替弁250(通路切り替
え部)が設けられている。尚、図5(b)(c)に示す
278は、球払出装置248に供給されるパチンコ球の
有無を検出するために払出球供給通路279に設けられ
た球切れ検出スイッチである。
【0034】前記球払出装置248では、通常時におい
て通路切替弁250が図5(b)に示す状態となってお
り、該球払出装置248にて払い出されたパチンコ球
は、前記下部タンク253に連設される遊技媒体排出通
路としての内部流下通路281に排出され、該内部流下
通路281の経路中に設けられた払出遊技媒体検出手段
としての払出球検出スイッチ252に検出され、前記ク
レジット球数並びに後述の補給球数に加算されて、下部
タンク253に排出され、貯留されるようになってい
る。また、前記操作部220の外部取出ボタン228が
操作された場合には、ソレノイド251の励磁により前
記通路切替弁250が揺動し、図5(c)に示すような
状態となり、球払出装置248にて払い出されたパチン
コ球は、パチンコ機2の表面側の取出球受皿243にお
ける取出球流出口244に連設される遊技媒体取出通路
としての外部流下通路280に排出され、該外部流下通
路280の経路中に設けられた外部取出遊技媒体検出手
段としての取出球検出スイッチ277に検出され、前記
クレジット球数から減算されて、取出球受皿243に排
出されるようになっている。
【0035】前述のように、パチンコ機2の背面側下部
位置には、下部タンク253が設けられており、該下部
タンク253には、前記球払出装置248にて払い出さ
れて内部流下通路281を流下したパチンコ球や、前記
遊技領域203に向かって発射されて遊技領域203に
到達せずにファール球誘導樋257に送られ、ファール
球検出スイッチ259に検出されたパチンコ球、各入賞
口やアウト口217から打込球合流樋282に集められ
て打込球検出スイッチ258に検出されたパチンコ球が
貯留されるようになっている。また、この下部タンク2
53は、図4に示すように、投入部としての取出球流入
口245並びに流入球誘導樋283を介して取出球受皿
243に連設されており、前記取込球流入口245を閉
鎖するシャッタ245’がシャッタソレノイド267
(図8参照)の駆動により開放されることで取出球受皿
243内のパチンコ球が流入球誘導樋283に流入し、
該流入球誘導樋283に設けられた流入球検出スイッチ
256に検出され、前記クレジット球数に加算されて、
下部タンク253に排出され、貯留されるようになって
いる。尚、図4並びに図6に示す254は、下部タンク
253に貯留されたパチンコ球の重みで傾動する傾動板
であり、下部タンク空検出スイッチ255は、前記傾動
板254の傾動を検出することで下部タンク253にお
けるパチンコ球の貯留の有無を検出するマイクロスイッ
チである。また、図4に示す260は前記下部タンク2
53に貯留されたパチンコ球が所定の上限量に到達して
いることを検出する下部タンク満タンスイッチである。
【0036】また、これら下部タンク253に貯留され
たパチンコ球は、図4に示すように、該下部タンク25
3に連設して設けられた移送部としての揚送装置261
に供給される。この揚送装置261には、図6に示すよ
うに、駆動モータ401の駆動に伴って図中矢印方向に
回転するスプロケット402が設けられており、該スプ
ロケット402が回転することで前記下部タンク253
より供給されたパチンコ球が遊技媒体移送通路としての
揚送路263を介して前記上部タンク246よりも上方
位置に移送されるようになっている。
【0037】また、前記揚送路263の経路中には、図
4に示すように、該揚送路263を移送されるパチンコ
球の研磨を行う清浄部としての研磨装置262が設けら
れている。この研磨装置262は、図6に示すように、
巻取モータ419により回転駆動される駆動軸416並
びに回転自在に軸支された回転軸417が設けられた台
座412と、その内部にロール状に巻回された研磨布4
18が巻着されるリール414、415とパチンコ球が
1列状に通過可能な球誘導路413とを有し、前記研磨
布418が球誘導路413をかけ渡すように敷設された
研磨カセット410と、から主に構成されており、前記
研磨カセット410は前記台座412に着脱自在とされ
ている。
【0038】この研磨カセット410を前記台座412
に装着することで、前記揚送路263と前記球誘導路4
13とが連結し、該揚送路263を移送されるパチンコ
玉が玉誘導路413内を案内されて移動することで、該
玉誘導路413内に敷設された研磨布418と摺接する
ことで清浄化される。
【0039】また、前記研磨布418が巻着されたリー
ル414、415は巻取モータ419の回動に同期して
回転する駆動軸416並びに回転軸417と前記装着に
より嵌合しており、所定間隔毎に駆動される巻取モータ
419の回動により駆動軸416が回転することで、リ
ール414、415が回転し、研磨布418がリール4
14側に巻取られるようになっている。これにより、研
磨布418の球誘導路413内に敷設された部分、すな
わちパチンコ球の研磨により汚れが付着した部分がリー
ル414側に巻取られるとともに、まだ汚れの付着して
いないリール415側の部分が巻き出され、球誘導路4
13内に敷設されることで、良好な研磨(清浄化)が実
施できるようになっている。
【0040】これら本実施例のように、前記研磨カセッ
ト410を用いた研磨装置262を用いることは、適宜
に汚れていない研磨布418とパチンコ球とが摺接する
ことになり、良好な研磨(清浄化)を実施できるととも
に、省スペースでかつ研磨布の交換もカセット形状とす
ることで実施し易いことから好ましいが、本発明はこれ
に限定されるものではなく、これら揚送路263を揚送
されるパチンコ球を清浄化できるものであれば、任意の
研磨(清浄化)装置を使用することができる。
【0041】前記揚送装置261により揚送路263を
移送され、該揚送路263の最上部に到達したパチンコ
球は、補給樋264(払出部誘導通路)に供給され該補
給樋264内を下流側に向かって流下する。
【0042】この補給樋264の終端部には、図4に示
すように、待機球流入口238を介して打球待機樋23
9に連設される待機部誘導通路としての待機球誘導樋2
65並びに前記上部タンク246の2方に連結された分
岐部286が形成されており、これら下部タンク253
から上方位置に向かって移送され、補給樋264から流
下したパチンコ球が、一方では待機球誘導樋265を介
して打球待機樋239に供給され、再び発射球として使
用されるようになっているとともに、他方では上部タン
ク246に供給され、再び球払出装置248から払い出
されるパチンコ球として使用されるようになっている。
【0043】前記分岐部286は最下流側が上部タンク
246に連結されているとともに、その上流側が前記待
機球誘導樋265に連結されている。これにより、図7
(a)に示すように、前記補給樋264を流下したパチ
ンコ球が、前記分岐部286において待機球誘導樋26
5に優先的に供給されるようになっており、図7(b)
に示すように、待機球誘導樋265内のパチンコ球が満
タンとなって初めて上部タンク246に供給されるよう
になっている。
【0044】図4に示すように、前記パチンコ機2の背
面側上部位置には、パチンコ機2の制御を行う各種基板
類が収納される制御ボックス226が設けられている。
この制御ボックス226には、入賞に基づく賞球の付与
や各種抽選の実施等を行う遊技制御基板273や、前記
第1可変表示部204や第2可変表示部205の表示制
御を行う表示制御基板274、遊技効果ランプ等の制御
を実施するランプ制御基板275、スピーカから出力さ
れる音声の制御を行う音声制御基板276、パチンコ球
の遊技領域203への発射を行うための打球発射モータ
270の制御を行う発射制御基板269、前記球払出装
置248においてパチンコ球の払出を行うための駆動モ
ータ249aやソレノイド251の駆動制御を行う球払
出制御基板271、揚送装置261や研磨装置262の
駆動制御等を行う環流量制御手段並びに遊技媒体量監視
手段としての揚送制御基板268、前記クレジット球数
の算出等を行う持球制御基板272が設けられており、
これら各種基板類は図8に示すように接続されている。
【0045】次いで、前記制御ボックス226における
各種基板類の構成について説明すると、前記遊技制御基
板273には遊技制御マイクロコンピュータ(図示略)
が設けられており、該遊技制御マイクロコンピュータは
前記遊技盤202の各入賞口等に設けられた各種スイッ
チSW1〜SW9におけるパチンコ球の検出に基づく賞
球の付与や各種抽選の実施等を行うとともに、前記表示
制御基板274や音声制御基板275、ランプ制御基板
276に対して各種指示信号を出力し、これら各基板に
対して遊技状態に応じた演出制御を実施させるようにな
っている。また、前記遊技制御マイクロコンピュータ
は、前記各種スイッチSW1〜SW9におけるパチンコ
球の検出に基づき付与された賞球球数を示す賞球信号や
前述した特定遊技状態(大当り状態)の発生を示す大当
り信号、前記第1可変表示部204の始動信号等の各種
信号を逐次持球制御基板272に対して出力するように
なっている。
【0046】また、前記発射制御基板269には、発射
制御マイクロコンピュータ(図示略)が設けられてお
り、該発射制御マイクロコンピュータは、前記持球制御
基板272から発射許可信号が出力されている状態にお
いて、前記打球操作ハンドル235の操作が検出される
ことで前記打球発射モータ270を駆動し、パチンコ球
の発射を実施するようになっている。
【0047】また、揚送制御基板268には、前記揚送
装置261並びに研磨装置262、上部タンク満タンス
イッチ247や下部タンク空検出スイッチ255、球切
れ検出スイッチ278、下部タンク満タン検出スイッチ
260、前記ガラス扉枠201の開閉状況を検出するド
ア開閉検出スイッチ287(図4参照)が図8に示すよ
うに接続されている。また、揚送制御基板268には、
揚送制御マイクロコンピュータ(図示略)が設けられて
おり、該揚送制御マイクロコンピュータは、前記上部タ
ンク満タンスイッチ247や下部タンク空検出スイッチ
255、ドア開閉検出スイッチ287の検出状況、前記
球切れスイッチ278のパチンコ球の検出状況、下部タ
ンク満タン検出スイッチ260の検出状況に基づいて、
揚送装置261や研磨装置262の駆動制御を行うとと
もに、前記満タン報知ランプ236やタンク空報知ラン
プ237の点灯制御等を行うようになっている。
【0048】この揚送制御基板268に実装されている
揚送制御マイクロコンピュータによる前記揚送装置26
1の揚送制御の制御動作について、図13に示すフロー
に基づいて説明すると、まず、揚送制御マイクロコンピ
ュータは、前記上部タンク満タンスイッチ247による
パチンコ球の検出が非検出(「OFF」)であって、且
つ前記下部タンク空検出スイッチ255による揚送球の
検出が検出(「ON」)であり、且つ前記ドア開閉検出
スイッチ287によるドア状態が閉(「ON」)である
かを監視し(Sf1)、これらが上記の条件に一致した
場合において前記揚送装置261の稼働を開始し(Sf
2)、前記条件に合致しない場合には以下のSf3〜S
f5に移る。また、前記Sf1の段階で既に揚送装置2
61が稼働状態であり、上記の条件に一致した場合には
Sf2において揚送装置261の稼働を継続させる。
【0049】次いで、前記Sf2において揚送装置26
1が稼働を開始した後、上部タンク満タンスイッチ24
7によるパチンコ球の検出が検出(「ON」)である
か、或いは前記下部タンク空検出スイッチ255による
揚送球の検出が非検出(「OFF」)であるか、或いは
前記ドア開閉検出スイッチ287によるドア状態が開
(「OFF」)であるかの判定を実施し(Sf3〜Sf
5)、これらの判定によりいずれかが合致した場合には
Sf6へ進み、揚送装置261によるパチンコ球の揚送
を停止する。
【0050】また、前記Sf3〜Sf5までのいずれの
判定にも合致しなかった場合にはSf7へ進み、前記上
部タンク満タンスイッチ247によるパチンコ球の検出
が検出(「ON」)であって且つ前記下部タンク満タン
スイッチ260によるパチンコ球の検出が検出(「O
N」)であるかの判定を実施して、該判定が合致する場
合においてはSf8へ進んで前記満タン報知ランプ23
6を点灯してSf10へ進むとともに、該判定結果を前
記持球制御基板272に出力することにより後述する持
球制御マイクロコンピュータ272aによる発射許可信
号の出力が停止されて前記打球操作ハンドル235の操
作が無効化されて遊技が中断され、前記判定が合致しな
い場合にはSf9へ進んで前記満タン報知ランプ236
を消灯してSf10へ進む。
【0051】該Sf10においては、前記球切れスイッ
チ278によるパチンコ球の検出が非検出(「OF
F」)であるかの判定を実施して、該判定が合致する
(非検出(「OFF」))場合においてはSf11に進
んで前記タンク空報知ランプ237を点灯してSf1に
戻るとともに、前記判定が合致しない場合にはSf12
へ進んで前記タンク空報知ランプ237を消灯してSf
1へ戻るようになっている。
【0052】これらの処理を行うことにより前記上部タ
ンク246に過度のパチンコ球が揚送されて溢れること
がなく、且つ前記下部タンク253に揚送球がない場合
に揚送装置261が空運転されることが防止されるよう
になっているとともに、前記満タン報知ランプ236並
びにタンク空報知ランプ237が点灯されることで、前
記上部タンク246が空であることや、前記上部タンク
246並びに下部タンク253にパチンコ球が一杯であ
ることが報知されるようになっている。
【0053】図8に戻って、また、持球制御基板272
には、該持球制御基板272において実施される各種制
御や算出処理、データ通信処理等を行う持球制御マイク
ロコンピュータ272a(使用制御手段、遊技媒体数算
出手段、遊技媒体取出手段)や該持球制御マイクロコン
ピュータ272aの制御プログラムやクレジット球数の
算出プログラム等が記憶されたROM272b、ワーク
メモリ等として使用される記憶部としてのRAM272
c等が設けられている。
【0054】前記RAM272cには、前記対応するカ
ードユニット3にて受付けられたプリペイドカード或い
は会員カードより読み出された度数が記憶されるカード
残高レジスタや、遊技に使用可能なクレジット球数が記
憶されるクレジット球数レジスタ、前記遊技制御基板2
73からの賞球信号や球貸ボタン223の操作に基づい
て前記球払出装置248にて払い出すべきパチンコ球数
が記憶される未クレジット球数レジスタ、前記打込球検
出スイッチ258にてパチンコ球が検出される毎に加算
更新される打込玉数が記憶される打込球数レジスタや、
前記払出球検出スイッチ252にてパチンコ球が検出さ
れる毎に加算更新される補給球数が記憶される補給球数
レジスタや、前記遊技制御基板273から出力される大
当り信号並びに前記第1可変表示部204の始動信号等
の各種信号に基づく遊技情報が更新記憶される遊技情報
レジスタや、遊技中断の際にカードユニット3に出力さ
れる中断データ等が記憶される中断レジスタ、前記対応
するカードユニット3においてプリペイドカード或いは
会員カードが受付中である旨の情報が登録されるカード
受付中レジスタ等が設けられている。
【0055】また、持球制御基板272には、前記ガラ
ス扉枠201に設けられたクレジット表示部285や前
記操作部220における操作基板233が図8に示すよ
うに接続されており、前記持球制御マイクロコンピュー
タ272aは、前記RAM272cの前記クレジット球
数レジスタに記憶されているクレジット球数を前記クレ
ジット表示部285並びに前記操作基板233に設けら
れているクレジット表示部222に表示するとともに、
前記未クレジット球数レジスタに記憶されている球数を
前記未クレジット表示部227に表示するように制御を
行う。
【0056】また、前記持球制御基板272には、待機
球検出スイッチ266や、前記揚送制御基板268に接
続される球切れ検出スイッチ278、上部タンク満タン
スイッチ247、下部タンク満タンスイッチ260の検
出状況に応じた信号が入力されるようになっており、前
記持球制御マイクロコンピュータ272aは、これら各
スイッチにおけるパチンコ球の検出状況や前記RAM2
72cにおけるクレジット球数レジスタに記憶されたク
レジット球数の有無に基づき、前記発射制御基板269
に対して発射許可信号の出力制御を行い、これにより前
記打球操作ハンドル235の操作によるパチンコ球の発
射の有効/無効が制御されるようになっている。
【0057】また、前記持球制御基板272には、球払
出制御基板271が接続されており、前記持球制御マイ
クロコンピュータ272aは、前記遊技制御基板273
から出力される賞球信号の検出や前記操作部220に設
けられた球貸ボタン223の入力検出、外部取出ボタン
228の入力検出等に基づいて、経路指示信号並びに払
出信号を球払出制御基板271に出力し、前記球払出装
置248によるパチンコ球の払出を実施させるようにな
っている。
【0058】また、前記持球制御基板272には、前記
払出球検出スイッチ252や発射球検出スイッチ24
1、ファール球検出スイッチ259、取出球検出スイッ
チ277、流入球検出スイッチ256、打込球検出スイ
ッチ258が接続され、各スイッチからの信号が入力さ
れるようになっており、前記持球制御マイクロコンピュ
ータ272aは、これら各スイッチによるパチンコ球の
検出に基づいて前記RAM272cのクレジット球数レ
ジスタに記憶されたクレジット球数や、未クレジット球
数レジスタに記憶されている未クレジット球数、打込球
数レジスタに記憶されている打込球数、補給球数レジス
タに記憶されている補給球数の加減算を行う算出処理を
実施するようになっている。
【0059】具体的には、前記払出球検出スイッチ25
2がパチンコ球を検出する毎にクレジット球数並びに補
給球数を1ずつ加算するとともに未クレジット球数を1
ずつ減算する。また、発射球検出スイッチ241がパチ
ンコ球を検出する毎にクレジット球数を1ずつ減算す
る。また、ファール球検出スイッチ259がパチンコ球
を検出する毎にクレジット球数を1ずつ加算する。ま
た、取出球検出スイッチ277がパチンコ球を検出する
毎にクレジット球数を1ずつ減算する。また、流入球検
出スイッチ256がパチンコ球を検出する毎にクレジッ
ト球数を1ずつ加算する。また、打込球検出スイッチ2
58がパチンコ球を検出する毎に打込球数を1ずつ加算
する。
【0060】また、前記持球制御基板272には、前記
シャッタソレノイド267が接続されており、前記持球
制御マイクロコンピュータ272aは、前記操作部22
0に設けられた取込球計数ボタン229の入力検出に基
づき前記シャッタソレノイド267を駆動し、前記取出
球受皿243に設けられた取込球流入口245を閉鎖す
るシャッタ245’を開閉させる制御を実施するように
なっている。
【0061】また、前記持球制御基板272は、後述す
る第1通信部289(COM1)を介して対応するカー
ドユニット3と接続されており、前記持球制御マイクロ
コンピュータ272aは、前記操作部220に設けられ
た精算ボタン230の入力検出に基づき前記クレジット
球数レジスタに記憶されたクレジット球数を含む精算デ
ータを対応するカードユニット3に対して送信すること
で受付中のプリペイドカード或いは会員カードを返却さ
せるとともに、各部のリセットを行う精算処理を実施す
るようになっている。
【0062】また、前記持球制御マイクロコンピュータ
272aは、前記操作部220に設けられた中断ボタン
231の入力検出に基づき、前記発射制御基板269へ
の発射許可信号の出力を停止して前記打球操作ハンドル
235の操作を無効とし、前記クレジット球数レジスタ
に記憶されたクレジット球数を含む中断データを対応す
るカードユニット3に対して送信することで受付中のプ
リペイドカード或いは会員カードを返却させ、遊技を一
時的に中断するとともに、これら返却されたプリペイド
カード或いは会員カードが再度受付けられることで、前
記発射制御基板269への発射許可信号の出力を再開し
て前記打球操作ハンドル235の操作を有効とし、前記
一時的に中断されていた遊技を再開できるようにする中
断処理を実施するようになっている。
【0063】また、前記持球制御マイクロコンピュータ
272aは、前記操作部220に設けられた自動球貸ボ
タン225の入力検出に基づき、前記RAM272cの
カード残高レジスタに度数が残存する場合であってクレ
ジット球数レジスタに記憶されているクレジット球数が
0となったことを条件に前記カード残高レジスタに記憶
されている度数を所定度数分減算して球払出装置248
にパチンコ球の払出を自動的に実施させる自動球貸モー
ドの設定/解除を実施するようになっている。
【0064】また、前記持球制御マイクロコンピュータ
272aは、前記中断処理の実施状況や自動球貸モード
の設定状況に基づいて前記操作部220に設けられた自
動球貸ランプ225や中断中ランプ232の点灯制御や
前記ガラス扉枠201に設けられたクレジット表示部2
85における中断時間表示の表示制御等を実施するよう
になっている。
【0065】また、持球制御基板272には、図8に示
すように、前記カードユニット3並びにホールコンピュ
ータ102等の外部機器とのデータ通信を行う第1通信
部(COM1)289と第2通信部(COM2)288
とが接続されおり、本実施例1においては、第2通信部
(COM2)288を通じてホールコンピュータ102
と接続され、該ホールコンピュータ102に対し、前記
RAM272cにおける打込球数レジスタや補給球数レ
ジスタ、遊技情報レジスタに登録されている打込球数や
補給球数、大当り回数、始動回数等の遊技情報が出力さ
れる。
【0066】また、前記第1通信部(COM1)289
には、図8に示すようにカードユニット3が通信ケーブ
ル9を介して接続されており、該カードユニット3との
間にて、該カードユニット3にてプリペイドカードや会
員カードが受付けられているか否かを示すカード受付情
報や、受付けられたプリペイドカードや会員カードより
読み出された度数等の情報や、クレジット球数を含む精
算データ並びに中断データ等の授受を実施するようにな
っている。
【0067】ここで、本実施例1にて用いたカードユニ
ット3について簡便に説明する。本実施例1のカードユ
ニット3は、図2に示すように、その前面にカードユニ
ット3の動作状況等を点灯により報知する動作ランプ3
01と、紙幣を挿入可能とされた紙幣挿入口303と、
該紙幣挿入口303からの紙幣の返却時に点滅点灯され
て紙幣の返却を報知するための紙幣インジケータ302
と、遊技用記録媒体であるプリペイドカード或いは会員
カードが挿入可能とされたカード挿入口305と、該カ
ード挿入口305からのカード返却時に点滅点灯されて
カードの返却を報知するためのカードインジケータ30
4と、硬貨を投入可能な硬貨投入口306と、投入した
硬貨を返却させるための硬貨返却ボタン307と、返却
された硬貨が排出される硬貨返却口310と、該硬貨返
却口310からの硬貨返却時に点滅点灯されて硬貨の返
却を報知する硬貨インジケータ309と、が設けられて
いる。
【0068】この本実施例1のカードユニット3の構成
は、図8に示すように、前記動作ランプ301や紙幣イ
ンジケータ302、カードインジケータ304、硬貨イ
ンジケータ309に加えて、前記紙幣挿入口303に連
設されて該紙幣挿入口303より挿入される紙幣の真贋
並びに種別を識別するための紙幣識別ユニット311
や、前記カード挿入口305に連設されて該カード挿入
口305より挿入されるプリペイドカード或いは会員カ
ードを受付けて、該プリペイドカード或いは会員カード
に記録されている記録情報の読み出し並びに書き込みを
実施するカードリーダライタ312と、前記硬貨投入口
306に連設されて該硬貨投入口306より投入される
硬貨の真贋並びに種別を識別するための硬貨識別ユニッ
ト313とが設けられているとともに、これら各部に接
続されてその制御を行う制御マイコン(MPU)318
が設けられており、この制御マイコン(MPU)318
には、制御マイコン(MPU)318が実施する制御プ
ログラム等が記録されたROM314や、制御マイコン
(MPU)318が各種処理におけるワークメモリとし
て使用可能なRAM315が接続されている。
【0069】また、前記制御マイコン(MPU)318
には、前記パチンコ機2の第1通信部(COM1)28
9とのデータ通信を行う第1通信部317と、図1に示
すように、各カードユニット3に接続さている管理コン
ピュータ100とのデータ通信を行う第2通信部316
とが接続されており、前記カード挿入口305にプリペ
イドカード或いは会員カードを受付けた場合において
は、前記カードリーダライタ312により受付けたプリ
ペイドカード或いは会員カードの記録情報を読み出し、
該記録情報の内、プリペイドカード或いは会員カードに
予め個別に付与されているカードIDと度数データを、
カードユニット3に予め付与されているユニットIDと
ともに前記管理コンピュータ100に送信することで、
該管理コンピュータ100にて残度数の照合が実施され
る。この照合の結果が一致しなかった場合には前記受付
けたカードを返却し、該照合が一致した場合には前記度
数データとカード受付情報を前記第1通信部317を通
じて前記パチンコ機2の前記持球制御基板272に送信
することで、前記RAM272cのカード受付中レジス
タに対応するカードユニット3においてカードが受付中
である旨の情報が登録されるとともに、前記度数データ
に基づく度数が前記カード残高レジスタに記憶されて前
記カード残高表示部221に表示され、この度数に基づ
くパチンコ球の球貸の実施が可能となる。すなわち、こ
の度数を使用して当該パチンコ機2での遊技が実施可能
となる。
【0070】また、前記第2通信部316からは、前述
のように受付けたプリペイドカード或いは会員カードに
記録されているカードIDや度数データ並びにユニット
ID等のデータが送信されて、管理コンピュータ100
にて各カード毎の残度数等の情報が管理されるようにな
っているとともに、後述する精算処理において受付中の
プリペイドカード或いは会員カードに記録されるクレジ
ット球数データも管理コンピュータ100に送信され
て、各カードIDに対応付けてクレジット球数データが
登録管理されるようになっていて、該管理コンピュータ
100に景品交換用のPOSレジ101が接続されてい
ることにより、精算処理にて返却されたプリペイドカー
ド或いは会員カードをPOSレジ101に持参すること
で、前記クレジット球数を景品交換に使用できるように
なっている。
【0071】また、前記中断ボタン231の操作による
中断処理に際しては、受付中のプリペイドカードのカー
ドID及び中断中である旨の中断中情報、中断経過時間
等の情報を管理コンピュータ100に対して出力すると
ともに、中断解除に際しては、カードIDと中断解除情
報と、を管理コンピュータ100に対して出力するよう
になっている。
【0072】この本実施例1のカードユニット3には、
前述のように貨幣である紙幣並びに硬貨を受付けてその
識別を実施できるようになっており、前記カード挿入口
305にプリペイドカード或いは会員カードを受付けて
いる場合であって、前記紙幣あるいは硬貨の受付けがな
された場合に、前記制御マイコン(MPU)318は、
その時点での残度数を前記第1通信部317を介してパ
チンコ機2の前記持球制御基板272より入手し、該入
手したその時点の残度数に受付けた貨幣金額に相当する
大きさの度数を加算し、該加算後の新たな度数を前記カ
ードリーダライタ312により受付中のプリペイドカー
ド或いは会員カードに記録する。
【0073】また、この新たな度数データは、カードユ
ニット3に予め付与されているユニットID並びに前記
受付中のプリペイドカード或いは会員カードのカードI
Dとともに、前記第2通信部316を通じて管理コンピ
ュータ100へ送信されて該当するカードIDの残度数
データが更新されるとともに、前記新たな度数の情報が
前記第1通信部317を介して前記持球制御基板272
に送信され、該持球制御基板272のRAM272cに
おけるカード残高レジスタの残度数が更新され、該新た
な度数が前記カード残高表示部221に表示され、これ
ら新たな度数を球貸に使用できるようになっている。
【0074】次いで、本実施例1のパチンコ機2におけ
る持球制御マイクロコンピュータ272aの処理状況並
びに各部の動作状況を図9に示すフローに基づき説明す
る。
【0075】まず、持球制御マイクロコンピュータ27
2aは、前記RAM272cのクレジット球数レジスタ
にクレジット球数が残存するかを判別し(Sa1)、ク
レジット球数が残存する場合には前記発射制御基板26
9に対して発射許可信号を出力し、打球操作ハンドル2
35の操作を有効とする(Sa2)。また、前記Sa1
においてクレジット球数が残存しない場合には、前記発
射制御基板269に対する発射許可信号の出力を停止
し、打球操作ハンドル235の操作を無効とする(Sa
3)。
【0076】次いで、球貸ボタン223の入力に基づく
球貸要求の検出、または遊技制御基板273からの賞球
信号の入力検出、外部取出ボタン228の入力検出、取
出球計数ボタン229の入力検出、精算ボタン230の
入力に基づく精算要求の検出、中断ボタン231の入力
に基づく中断要求の検出、払出球検出スイッチ252に
おけるパチンコ球の検出、発射球検出スイッチ241に
おけるパチンコ球の検出、ファール球検出スイッチ25
9におけるパチンコ球の検出のいずれかの検出待ちの状
態となる(Sa4〜Sa12)。
【0077】このSa4〜Sa12の検出待ちの状態に
おいて、球貸ボタン223が入力されて球貸要求が検出
されると(Sa4)、前記RAM272cのカード残高
レジスタに記憶されている度数が残存するかを判別し
(Sa13)、度数が残存しない場合には前記Sa1の
処理に移行する。また前記Sa13において度数が残存
する場合には球貸要求に応じたパチンコ球数(本実施例
1では125球)をRAM272cの未クレジット球数
レジスタの未クレジット球数に加算更新する(Sa1
4)。また前記未クレジット球数レジスタにおける未ク
レジット球数の加算更新に伴い未クレジット表示部22
7に表示された未クレジット球数も加算更新される。
【0078】次いで、前記カード残高レジスタに記憶さ
れている度数を所定度数分(本実施例1では5度数分)
減算更新するとともに(Sa15)、前記球払出制御基
板271に対して払出信号を出力し、前記球払出装置2
48による前記球貸要求に応じたパチンコ球数の内部流
下通路281への払出を実施させて(Sa16)、Sa
1の処理に移行する。また前記カード残高レジスタにお
ける度数の減算更新に伴いカード残高表示部221に表
示された度数も減算更新される。
【0079】また前記Sa4〜Sa12の検出待ちの状
態において、遊技制御基板273からの賞球信号の入力
が検出されると(Sa5)、該検出された賞球信号の賞
球球数に応じたパチンコ球数(本実施例1では5球また
は15球)を前記未クレジット球数レジスタの未クレジ
ット球数に加算更新する(Sa17)。
【0080】次いで、前記球払出制御基板271に対し
て払出信号を出力し、前記検出された賞球信号の賞球球
数に応じたパチンコ球数の内部流下通路281への払出
を実施させ(Sa18)、Sa1の処理に移行する。
【0081】また前記Sa4〜Sa12の検出待ちの状
態において、外部取出ボタン228の入力が検出される
と(Sa6)、後に詳述する外部取出処理を実施し(S
a19)、処理終了後にSa1の処理に移行する。
【0082】また前記Sa4〜Sa12の検出待ちの状
態において、取出球計数ボタン229の入力が検出され
ると(Sa7)、後に詳述する内部取込処理を実施し
(Sa20)、処理終了後にSa1の処理に移行する。
【0083】また前記Sa4〜Sa12の検出待ちの状
態において、精算ボタン230の入力が検出されると
(Sa8)、後に詳述する精算処理を実施し(Sa2
1)、処理終了後にSa1の処理に移行する。
【0084】また前記Sa4〜Sa12の検出待ちの状
態において、中断ボタン231の入力が検出されると
(Sa9)、後に詳述する中断処理を実施し(Sa2
2)、処理終了後にSa1の処理に移行する。
【0085】また前記Sa4〜Sa12の検出待ちの状
態において、払出球検出スイッチ252により内部流下
通路281を流下するパチンコ球が検出されると(Sa
10)、前記未クレジット球数レジスタに記憶されてい
る未クレジット球数から1を減算更新するとともに(S
a23)、クレジット球数レジスタに記憶されているク
レジット球数に1を加算更新し(Sa24)、Sa1の
処理に移行する。また未クレジット球数レジスタにおけ
る未クレジット球数の減算更新に伴い未クレジット表示
部227に表示された未クレジット球数も減算更新され
るとともに、クレジット球数レジスタにおけるクレジッ
ト球数の加算更新に伴いクレジット表示部222に表示
されたクレジット球数も加算更新される。
【0086】また前記Sa4〜Sa12の検出待ちの状
態において、発射球検出スイッチ241により打球発射
レール240を通過するパチンコ球が検出されると(S
a11)、前記クレジット球数レジスタに記憶されてい
るクレジット球数から1を減算更新し(Sa25)、S
a1の処理に移行する。またクレジット球数レジスタに
おけるクレジット球数の減算更新に伴いクレジット表示
部222に表示されたクレジット球数も減算更新され
る。
【0087】また前記Sa4〜Sa12の検出待ちの状
態において、ファール球検出スイッチ259によりファ
ール球誘導樋257を流下するパチンコ球が検出される
と、(Sa12)前記クレジット球数レジスタに記憶さ
れているクレジット球数を1を加算更新し(Sa2
6)、Sa1の処理に移行する。またクレジット球数レ
ジスタにおけるクレジット球数の加算更新に伴いクレジ
ット表示部222に表示されたクレジット球数も加算更
新される。
【0088】次いで、前記Sa4〜Sa12の検出待ち
の状態において外部取出ボタン228の入力を検出した
(Sa6)際に実施する外部取出処理(Sa19)を、
図10(a)のフローに基づいて説明すると、まず、前
記外部取出ボタン228の入力が検出された場合には、
前記クレジット球数レジスタに記憶されているクレジッ
ト球数が残存するかを判別し(Sb1)、クレジット球
数が残存しない場合には処理を終了する。
【0089】Sb1においてクレジット球数が残存する
場合には、球払出制御基板271に対して経路指示信号
を出力し、前記球払出装置248における通路切替弁2
50を揺動させ、該球払出装置248における払出球の
通路を外部流下通路280側への切替を実施させるとと
もに(Sb2)、球払出制御基板271に対して球払出
信号を出力し、球払出装置248にて1球分のパチンコ
球を外部流下通路280側に払い出させる(Sb3)。
【0090】次いで、前記外部流下通路280に設けら
れた取出球検出スイッチ277におけるパチンコ球の検
出待ちの状態となり(Sb4)、該取出球検出スイッチ
277において前記Sb3において払い出されたパチン
コ球が検出されると、前記クレジット球数レジスタに記
憶されたクレジット球数から1を減算更新する(Sb
5)。またクレジット球数レジスタにおけるクレジット
球数の減算更新に伴いクレジット表示部222に表示さ
れたクレジット球数も減算更新される。
【0091】次いで前記クレジット球数レジスタに記憶
されているクレジット球数が残存するかを判別し(Sb
6)、クレジット球数が残存しない場合には、球払出制
御基板271に対して経路指示信号を出力し、前記球払
出装置248における通路切替弁250を揺動させ、該
球払出装置248における払出球の通路を内部流下通路
281側へ戻し(Sb8)、処理を終了する。
【0092】また、前記Sb6においてクレジット球数
が残存する場合には、前記外部取出ボタン228の入力
が検出状態であるかを判別し(Sb7)、検出状態であ
る場合には、前記Sb3の処理に戻る。また、前記Sb
7において前記外部取出ボタン228の入力が非検出状
態であれば、球払出制御基板271に対して経路指示信
号を出力し、前記球払出装置248における通路切替弁
250を揺動させ、該球払出装置248における払出球
の通路を内部流下通路281側へ戻し(Sb8)、処理
を終了する。
【0093】次いで、前記Sa4〜Sa12の検出待ち
の状態において取込球計数ボタン229の入力を検出し
た(Sa7)際に実施する内部取込処理(Sa20)
を、図10(b)のフローに基づいて説明すると、ま
ず、前記取込球計数ボタン229の入力が検出された場
合には、対応するカードユニット3においてプリペイド
カード或いは会員カードが受付中であるか(カード受付
中レジスタにその旨の情報が登録されているか)を確認
し(Sc1)、プリペイドカード或いは会員カードが受
付中でない場合には、処理を終了する。また、Sc1に
おいてプリペイドカード或いは会員カードが受付中であ
る場合には、シャッタソレノイド267の駆動し、前記
取出球受皿243における取込球流入口245のシャッ
タ245’を開放する(Sc2)。
【0094】次いで、前記流入球誘導樋283に設けら
れた流入球検出スイッチ256におけるパチンコ球の検
出待ち、または前記取込球計数ボタン229の入力の非
検出待ちの状態となる(Sc3、Sc5)。
【0095】この状態で前記取出球流入口245から流
入したパチンコ球が流入球検出スイッチ256において
検出された場合には、前記クレジット球数レジスタに記
憶されたクレジット球数に1を加算更新するとともに
(Sc4)、再びSc3、Sc5の状態となる。またク
レジット球数レジスタにおけるクレジット球数の加算更
新に伴いクレジット表示部222に表示されたクレジッ
ト球数も加算更新される。
【0096】また、前記Sc3、Sc5の状態で取込球
計数ボタン229の入力が非検出状態となった場合に
は、前記シャッタソレノイド267の駆動を解除するこ
とで、取込球流入口245をシャッタ245’により閉
鎖し(Sc6)、処理を終了する。
【0097】次いで、前記Sa4〜Sa12の検出待ち
の状態において精算ボタン230の入力を検出した(S
a8)際に実施する精算処理(Sa21)を、図11の
フローに基づいて説明すると、まず、前記精算ボタン2
30の入力が検出された場合には、対応するカードユニ
ット3においてプリペイドカード或いは会員カードが受
付中であるか(カード受付中レジスタにその旨の情報が
登録されているか)を確認し(Sd1)、プリペイドカ
ード或いは会員カードが受付中でない場合には、処理を
終了する。
【0098】また、Sd1においてプリペイドカード或
いは会員カードが受付中である場合には、シャッタソレ
ノイド267を駆動し、前記取出球受皿243における
取込球流入口245のシャッタ245’を開放し(Sd
2)、前記流入球誘導樋283に設けられた流入球検出
スイッチ256におけるパチンコ球の検出待ちの状態と
なり(Sd3、Sd5)、この状態で流入球検出スイッ
チ256にパチンコ球が検出されると、前記クレジット
球数レジスタに記憶されているクレジット球数に1を加
算更新するとともに(Sd4)、再び前記流入球検出ス
イッチ256におけるパチンコ球の検出待ちの状態とな
る(Sd3、Sd5)。またクレジット球数レジスタに
おけるクレジット球数の加算更新に伴いクレジット表示
部222に表示されたクレジット球数も加算更新され
る。
【0099】これらSd3、Sd5における検出待ちの
状態が所定時間継続して経過した場合にはシャッタソレ
ノイド267の駆動を解除し、前記取出球流入口245
のシャッタ245’を閉鎖し(Sd6)、前記クレジッ
ト球数レジスタに記憶されているクレジット球数やカー
ド残高レジスタに記憶されている度数を含む精算データ
を対応するカードユニット3に対して送信し(Sd
7)、データの送信完了待ちの状態となる(Sd8)。
【0100】この状態でカードユニット3へのデータ送
信が正常に完了すると、前記クレジット球数レジスタの
クレジット球数並びにカード残高レジスタの度数を0に
リセットし(Sd9)、処理を終了する。
【0101】また、これら精算処理に基づき精算データ
を受信したカードユニット3では、該精算データに含ま
れているクレジット球数や度数を受付中のプリペイドカ
ード或いは会員カードに、前記カードリーダライタ31
2を通じて記録して返却するとともに、管理コンピュー
タ100に対してカードIDと該クレジット球数を含む
精算データを送信するとともに、これに基づき管理コン
ピュータ100では受信したカードIDに対応付けて精
算データが登録される。
【0102】次いで、前記Sa4〜Sa12の検出待ち
の状態において中断ボタン231の入力を検出した(S
a9)際に実施する中断処理(Sa22)を、図12の
フローに基づいて説明すると、まず、前記中断ボタン2
31の入力が検出された場合には、対応するカードユニ
ット3においてプリペイドカード或いは会員カードが受
付中であるか(カード受付中レジスタにその旨の情報が
登録されているか)を確認し(Se1)、プリペイドカ
ード或いは会員カードが受付中でない場合には、処理を
終了する。
【0103】また、Se1においてプリペイドカード或
いは会員カードが受付中である場合には、前記操作部2
20に設けられた各ボタンの操作並びに打球操作ハンド
ル235の操作を無効とし(Se2)、クレジット球数
を含む中断データをRAM272cに記憶するとともに
(Se3)、該中断データを対応するカードユニット3
に対して送信し(Se4)、データの送信完了待ちの状
態となる(Se5)。
【0104】この状態でカードユニット3へのデータ送
信が正常に完了すると、中断中ランプ232を点灯し
(Se6)、クレジット表示部285を中断時間表示に
切り替え、タイマカウントをスタートするとともに(S
e7)、再開データの受信待ちの状態となる(Se8、
Se9、Se11)。
【0105】また、これら中断要求の検出に基づき中断
データを受信したカードユニット3では、該中断データ
を受付中のプリペイドカード或いは会員カードに、前記
カードリーダライタ312を通じて記録して返却するよ
うになっているとともに、前記管理コンピュータ100
に中断中情報と返却されたプリペイドカード或いは会員
カードのカードIDを出力する。これに基づき管理コン
ピュータ100では受信したカードIDの中断が登録さ
れる。次いでカードユニット3は、これら返却したプリ
ペイドカード或いは会員カードの受付け待ちの状態とな
り、これら返却したプリペイドカード或いは会員カード
と同一のカードが受付けられると、該受付けたプリペイ
ドカード或いは会員カードに記録された中断データを読
み出し、該読み出した中断データを再開データとして対
応するパチンコ機2へ送信するようになっている。
【0106】前記Se8、Se9、Se11における再
開データの受信待ちの状態で対応するカードユニット3
より再開データを受信した場合には、受信した再開デー
タと前記RAM272cに記憶されている中断データと
を比較し(Se12)、これらが一致しない場合には、
対応するカードユニット3に対して受付けたプリペイド
カード或いは会員カードの返却指示を送信して(Se1
3)、再びSe8、Se9、Se11における再開デー
タの受信待ちの状態となる。また、前記Se12の比較
において再開データと中断データとが一致した場合に
は、タイマカウントを停止し(Se14)、クレジット
表示部285の表示をクレジット球数表示に切り替え、
無効とされていた操作部220の各ボタンの操作並びに
打球操作ハンドル235の操作を有効とし(Se1
5)、中断中ランプ232を消灯し(Se16)、カー
ドユニット3に対し、該処理が終了した旨を出力して、
処理を終了する。また、これに基づきカードユニット3
は、前記管理コンピュータ100に対して受付けたプリ
ペイドカード或いは会員カードのカードIDと中断解除
情報とを送信するとともに、これに基づき管理コンピュ
ータ100では該当するカードIDの中断が解除され
る。
【0107】また、前記Se8、Se9、Se11にお
ける再開データの受信待ちの状態においては、前記Se
7におけるタイマカウントのスタートからの時間を監視
しており、このタイマカウントのスタートからの時間を
前記クレジット表示部285に逐次更新表示する(Se
11)とともに、前記タイマカウントのスタートからの
時間が予め定められた上限時間を経過した場合には、前
記クレジット表示部285にエラー情報を表示するよう
になっている(Se10)。
【0108】次いで、以上に説明した持球制御マイクロ
コンピュータ272aの処理状況並びに各部の動作状況
を実際の遊技状況に基づいて説明すると、まず、対応す
るカードユニット3にプリペイドカード或いは会員カー
ドが受付けられており、これらプリペイドカード或いは
会員カードより読み出されてカード残高レジスタに記憶
されている度数、すなわちカード残高表示部221に表
示されている度数が残存する場合に、球貸ボタン223
を入力すると、これらカード残高レジスタ並びにカード
残高表示部221の度数が所定度数分減算されるととも
に、該減算された度数に相当するパチンコ球数が一度未
クレジット球数レジスタに記憶されている未クレジット
球数、すなわち未クレジット表示部227に表示されて
いる未クレジット球数に加算更新される。
【0109】次いで、球払出装置248から前記減算さ
れた度数に相当する球数のパチンコ球が内部流下通路2
81側に払い出されるとともに、これに伴い払い出され
たパチンコ球が払出球検出スイッチ252に検出される
毎に、前記未クレジット球数レジスタ並びに未クレジッ
ト表示部227の未クレジット球数が1ずつ減算更新さ
れ、前記クレジット球数レジスタ並びにクレジット表示
部222のクレジット球数が1ずつ加算更新される。
【0110】このようにクレジット球数レジスタ並びに
クレジット表示部222のクレジット球数が存在するよ
うになると、打球操作ハンドル235の操作が有効とな
り、この状態で打球操作ハンドル235を操作すると、
パチンコ球が遊技領域203に向かって発射されるよう
になる。また、これら発射されたパチンコ球が発射球検
出スイッチ241に検出される毎に、前記クレジット球
数レジスタ並びにクレジット表示部222のクレジット
球数が1ずつ減算更新されるとともに、発射されたパチ
ンコ球が遊技領域203に到達せずにファール口242
に回収された場合には、ファール球検出スイッチ259
に検出され、前記クレジット球数レジスタ並びにクレジ
ット表示部222のクレジット球数が1加算される。
【0111】また、これらクレジット球数の減算により
クレジット球数レジスタ並びにクレジット表示部222
のクレジット球数が0となると、打球操作ハンドル23
5の操作が無効となり、この状態で打球操作ハンドル2
35を操作しても、パチンコ球は発射されなくなる。
【0112】また、前記打球操作ハンドル235の操作
により遊技領域203に発射されたパチンコ球が入賞す
ると、入賞に応じた賞球数のパチンコ球数が一度未クレ
ジット球数レジスタ並びに未クレジット表示部227の
未クレジット球数に加算更新される。
【0113】次いで、球払出装置248から前記賞球数
に応じたパチンコ球が内部流下通路281側に払い出さ
れるとともに、これに伴い払い出されたパチンコ球が払
出球検出スイッチ252に検出される毎に、前記未クレ
ジット球数レジスタ並びに未クレジット表示部227の
未クレジット球数が1ずつ減算更新され、前記クレジッ
ト球数レジスタ並びにクレジット表示部222のクレジ
ット球数が1ずつ加算更新される。
【0114】また、前記クレジット球数レジスタ並びに
クレジット表示部222にクレジット球数が残存する場
合において、操作部220の外部取出ボタン228を入
力すると、外部流下通路280側、すなわち取出球受皿
243にパチンコ球が払い出されるとともに、これらパ
チンコ球が取出球検出スイッチ277に検出される毎に
クレジット球数レジスタ並びにクレジット表示部222
のクレジット球数が1球ずつ減算更新される。この外部
取出ボタン228を入力している間は、クレジット球数
が0になるか、外部取出ボタン228の入力を解除する
まで、取出球受皿243へのパチンコ球の取出が実施さ
れるようになっている。
【0115】また、対応するカードユニット3において
プリペイドカード或いは会員カードが受付けられている
場合において、操作部220の取込球計数ボタン229
を入力すると、取出球受皿243における取込球流入口
245のシャッタ245’が開放され、取出球受皿24
3に貯留されているパチンコ球が内部に取り込まれると
ともに、これに伴い取り込まれたパチンコ球が流入球検
出スイッチ256に検出される毎に、前記クレジット球
数レジスタ並びにクレジット表示部222のクレジット
球数が1ずつ加算更新される。前記取込球流入口245
のシャッタ245’は取込球計数ボタン229を入力し
ている間は常に開放された状態とされており、取込球計
数ボタン229の入力を解除するとシャッタ245’も
閉鎖される。
【0116】また、対応するカードユニット3において
プリペイドカード或いは会員カードが受付けられている
場合において、操作部220の精算ボタン230を入力
すると、取出球受皿243における取込球流入口245
のシャッタ245’が開放され、取出球受皿243に貯
留されているパチンコ球が内部に取り込まれるととも
に、これに伴い取り込まれたパチンコ球が流入球検出ス
イッチ256に検出される毎に、前記クレジット球数レ
ジスタ並びにクレジット表示部222のクレジット球数
が1ずつ加算更新される。これら流入球検出スイッチ2
56によるパチンコ球の検出が検出されない状態が所定
時間(例えば3秒)継続すると前記シャッタ245’が
閉鎖されるとともに、その時点のクレジット球数を含む
精算データが記録されたプリペイドカード或いは会員カ
ードが対応するカードユニット3より返却され、該返却
されたプリペイドカード或いはビジターカードのカード
IDと精算データとが前記管理コンピュータ100に送
信されるとともに、これに基づき管理コンピュータ10
0では受信したカードIDに対応付けて精算データが登
録される。また、前記クレジット球数レジスタやクレジ
ット表示部222のクレジット球がリセットされて遊技
が終了されるようになる。また、遊技者は、返却された
プリペイドカード或いは会員カードを前記POSレジ1
01が設置されている景品交換カウンターに持参して、
所望の景品との交換に前述の精算により記録されたクレ
ジット球数を使用することができる。
【0117】また、対応するカードユニット3において
プリペイドカード或いは会員カードが受付けられている
場合において、操作部220の中断ボタン231を入力
すると、前記操作部220の各ボタンや打球操作ハンド
ル235の操作が無効とされ、中断データが記録された
プリペイドカード或いは会員カードが対応するカードユ
ニット3より返却され、該返却されたプリペイドカード
或いはビジターカードのカードIDと中断中情報とが前
記管理コンピュータ100に送信されるされるととも
に、これに基づき管理コンピュータ100では、受信し
たカードIDの中断が登録される。また、この中断デー
タが記録されたプリペイドカード或いは会員カードが再
び受付けられると、無効とされていた各ボタンや打球操
作ハンドル235の操作が有効となり、再び遊技を再開
できるようになる。この祭、カードユニット3に処理を
終了した旨が出力されるようになっており、これに基づ
きカードユニット3は管理コンピュータ100に受付け
たプリペイドカード或いは会員カードのカードIDと中
断解除情報とを送信するとともに、これに基づき管理コ
ンピュータ100では該当するカードIDの中断が解除
される。また、これら遊技の中断中には、中断開始から
の経過時間がクレジット表示部285に表示されるとと
もに、中断開始からの経過時間が所定の上限中断時間を
経過した場合には、前記クレジット表示部285にエラ
ー表示が表示されるようになっており、遊技の中断時間
が上限時間を経過していることを遊技場の係員等が確認
できるようになっている。
【0118】このように本実施例1のパチンコ機2にお
いては、遊技者が遊技を終了する場合に操作部220に
設けられた精算ボタン230を操作することで、その時
点にて前記クレジット球数レジスタに記憶されているク
レジット球数が対応するカードユニット3に送信され、
該カードユニット3に受付中のプリペイドカード或いは
会員カードに記録されて返却されるようになっている。
すなわちパチンコ機2における遊技において獲得したパ
チンコ球数がカードユニット3に受付中のプリペイドカ
ード或いは会員カードに記録されて返却されるようにな
るため、遊技者はこれら獲得したパチンコ球を従来のよ
うに玉計数機等に搬送する必要がなくなり、遊技者の利
便性を向上できる。
【0119】尚、本実施例では、カードユニット3にプ
リペイドカード或いは会員カードが受付けられていない
場合には、精算処理や中断処理が実施できないことか
ら、外部からのパチンコ球の取込が不可とされ、実質的
に遊技が実施できないようになっているが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、例えば、カードユニット
3にプリペイドカード或いは会員カードが受付けられて
いない場合においても、外部からのパチンコ球の取込を
可能とし、これら取り込まれたパチンコ球を使用して遊
技を実施できるようにし、精算時や中断時においてカー
ドユニット3にプリペイドカードや会員カードが受付け
られていない場合には、店員等が所持する精算または中
断用の代替カードを受付けるようにして、該受付けた代
替カードにより精算または中断を可能にするようにして
もよい。
【0120】(実施例2)図14は本発明の実施例2に
おける遊技機としての遊技機であるパチンコ機2’が適
用された遊技用システムを示す図であり、該遊技用シス
テムは、遊技場に設置され、遊技媒体であるパチンコ球
を使用して遊技が実施可能とされた前記パチンコ機2’
と、該パチンコ機2に対して1対1に設置されるカード
ユニット3と、該カードユニット3において使用される
プリペイドカード或いは会員カード等の管理を行う管理
コンピュータ100と、景品カウンター等に設置され、
前記パチンコ機2における遊技にて獲得した景品球を所
定の景品に交換するためのPOSレジ101と、から構
成されており、前記パチンコ機2’並びにカードユニッ
ト3、POSレジ101と管理コンピュータ100とは
通信ケーブル8を介してデータ通信可能に接続されてい
る。
【0121】尚、本実施例2におけるパチンコ機2’以
外の構成は前記実施例1とほぼ同一の構成とされている
ため、ここでは本実施例2のパチンコ機2’と前記実施
例1のパチンコ機2との構成の相違点並びに該パチンコ
機2’における持球制御基板272’に設けられた持球
制御マイクロコンピュータ272a’ (使用制御手
段、遊技媒体数算出手段、遊技媒体取出手段)が実施す
る処理状況について主に説明することとする。
【0122】まず、本実施例2のパチンコ機2’は、前
記実施例1のパチンコ機2とほぼ同様の構成とされてお
り、図15並びに図16に示すように、前記ガラス扉枠
201の下部表面には、上面が遊技者に向かって傾斜す
る操作部220’が設けられている。
【0123】この操作部220’の内部には、精算カー
ド並びに中断カード発行用の記録媒体処理部としてのカ
ードリーダライタ290が内蔵可能なリーダライタ収容
部が設けられており、その側面には、パチンコ機2’の
前面と平行方向に精算カード或いは中断カードの挿入ま
たは抜き取りが可能なカード発行口291が設けられて
おり、前記実施例1では、精算データ並びに中断データ
を対応するカードユニット3に送信して前記プリペイド
カード或いは会員カードに記録していたのに対し、本実
施例2では、精算データ或いは中断データを前記カード
リーダライタ290にて発行するカードに記録すること
で、該精算データ或いは中断データが記録された精算カ
ード或いは中断カードとして、前記カード発行口291
より発行するようになっており、それ以外の構成は前記
実施例1のパチンコ機2と同一の構成とされている。
【0124】この本実施例2にて使用した前記カードリ
ーダライタ290は、図17に示すような外観を有して
おり、主に本体部89とカバー部90とから構成され、
これら本体部89とカバー部90との間に搬送路92が
形成され、該搬送路92に臨むように、駆動モータ96
からの駆動力を伝達するタイミングベルト98および駆
動ギア99により駆動される搬送ローラ87および回転
自在とされたフリーローラ88や、前記精算カード或い
は中断カードとして発行される記録媒体としてのリライ
トカード37の挿入、配置、排出等の制御を実施するた
めに、リライトカード37の位置検出を実施する発光部
97aおよび受光部97bから成るセンサや、リライト
カード37のメモリに非接触でデータの記録を行う通信
ヘッド91や、リライトカード37に設けられた印字部
への印字および消去を発熱により実施するサーマルヘッ
ド94や、該サーマルヘッド94とでリライトカード3
7を挟持するように配置されたプラテンローラ93が設
けられて、発行されるリライトカード37への情報の記
録並びに挿入されたリライトカード37の記録情報の読
み取りを実施可能とされているとともに、リライトカー
ド37に設けられた印字部への印字、消去が実施可能と
されており、前記搬送路92が前記カード発行口291
に連通するように前記リーダライタ収容部内に配置され
ている。
【0125】また、本実施例2のカードリーダライタ2
90の前記搬送路92の終端側位置には、精算カード或
いは中断カードとして発行するリライトカード37を貯
留可能な貯留ボックス80が設けられており、該貯留ボ
ックス80を交換することでリライトカード37の補充
を簡便に実施できるようになっており、この貯留ボック
ス80に対応する前記操作部220’の側面該当部分に
は、これら貯留ボックス80の交換を実施し易くするた
めに着脱可能とされたカバー部292が設けられてい
る。このカバー部292は、通常時において遊技者に開
けられないように施錠されているとともに、カード補充
時には店員が所持するキーで解錠することで開放できる
ようになっている。
【0126】このカードリーダライタ290は、図18
に示すように、前記持球制御基板272に接続されてい
て、該持球制御基板272に設けられている持球制御マ
イクロコンピュータ272a’により、その動作が制御
されるようになっている。
【0127】次いで、本実施例2のパチンコ機2’にお
ける持球制御マイクロコンピュータ272a’の処理状
況並びに各部の動作状況を図9並びに図19、図20に
示すフローに基づき説明する。尚、本実施例2の持球制
御マイクロコンピュータ272a’が実施する内部取込
処理並びに精算処理、中断処理以外の処理状況について
は、前記実施例1の持球制御マイクロコンピュータ27
2aが実施する処理状況(図9、図10参照)と同一で
あるため、ここでは持球制御マイクロコンピュータ27
2a’が実施する内部取込処理並びに精算処理、中断処
理についてのみ説明する。
【0128】まず、図9に示すフローのSa4〜Sa1
2の検出待ちの状態において取込球計数ボタン229の
入力を検出した(Sa7)際に実施する内部取込処理
を、(Sa20)図19(a)のフローに基づいて説明
すると、まず、前記取出球計数ボタン229の入力が検
出された場合には、シャッタソレノイド267の駆動
し、前記取出球受皿243における取込球流入口245
のシャッタ245’を開放する(Sg1)。
【0129】次いで、前記流入球誘導樋283に設けら
れた流入球検出スイッチ256におけるパチンコ球の検
出待ち、または前記取込球計数ボタン229の入力の非
検出待ちの状態となる(Sg2、Sg4)。
【0130】この状態で前記取込球流入口245から流
入したパチンコ球が流入球検出スイッチ256において
検出された場合には、前記クレジット球数レジスタに記
憶されたクレジット球数に1を加算更新するとともに
(Sg3)、再びSg2、Sg4の状態となる。またク
レジット球数レジスタにおけるクレジット球数の加算更
新に伴いクレジット表示部222に表示されたクレジッ
ト球数も加算更新される。
【0131】また、前記Sg2、Sg4の状態で取込球
計数ボタン229の入力が非検出状態となった場合に
は、前記シャッタソレノイド267の駆動を解除するこ
とで、取込球流入口245をシャッタ245’により閉
鎖し(Sg5)、処理を終了する。
【0132】次いで、図9に示すフローのSa4〜Sa
12の検出待ちの状態において精算ボタン230の入力
を検出した(Sa8)際に実施する精算処理(Sa2
1)を、図19(b)のフローに基づいて説明すると、
まず、前記精算ボタン230の入力が検出された場合に
は、シャッタソレノイド267を駆動し、前記取出球受
皿243における取込球流入口245のシャッタ24
5’を開放し(Sh1)、前記流入球誘導樋283に設
けられた流入球検出スイッチ256におけるパチンコ球
の検出待ちの状態となり(Sh2、Sh4)、この状態
で流入球検出スイッチ256にパチンコ球が検出される
と、前記クレジット球数レジスタに記憶されているクレ
ジット球数に1を加算更新するとともに(Sh5)、再
び前記流入球検出スイッチ256におけるパチンコ球の
検出待ちの状態となる(Sh2、Sh4)。またクレジ
ット球数レジスタにおけるクレジット球数の加算更新に
伴いクレジット表示部222に表示されたクレジット球
数も加算更新される。
【0133】これらSh2、Sh4における検出待ちの
状態が所定時間継続して経過した場合にはシャッタソレ
ノイド267の駆動を解除し、前記取込球流入口245
のシャッタ245’を閉鎖する(Sh5)。
【0134】次いで、前記カードリーダライタ224に
指示して、前記貯留ボックス80から発行するリライト
カード37を前記搬送路92に取り出させて該リライト
カード37に記録されているカードIDをカードリーダ
ライタ224より入手し、該入手したカードIDを前記
RAM272cに記憶するとともに、前記クレジット球
数レジスタに記憶されているクレジット球数をカードリ
ーダライタ224に出力して前記カードIDを読み出し
たリライトカード37のメモリおよび印字部に記録させ
た後、前記カード発行口291より精算カードとして排
出させて発行する(Sh6)。
【0135】次いで、前記RAM291cに記憶されて
いるカードID並びに前記クレジット球数とともに該パ
チンコ機2’の台番号を前記管理コンピュータ100へ
送信した後、前記クレジット球数レジスタのクレジット
球数をリセットし(Sh7)、処理を終了する。尚、前
記管理コンピュータ100においては、前記パチンコ機
2’より送信されたカードIDに対応付けて台番号並び
にクレジット球数等の精算データが登録、管理される。
【0136】次いで、前記Sa4〜Sa12の検出待ち
の状態において中断ボタン231の入力を検出した際に
実施する中断処理を、図20のフローに基づいて説明す
ると、まず、前記中断ボタン231の入力が検出された
場合には、前記操作部220’に設けられた各ボタンの
操作並びに打球操作ハンドル235の操作を無効とし
(Sh1)、クレジット球数を含む中断データをRAM
272cに記憶するとともに(Sh2)、該中断データ
が記録されるとともに、中断に関連したメッセージが印
字された中断カードを前述した精算カードと同じ要領で
カードリーダライタ290により発行し(Sh3)、中
断中ランプ232を点灯し(Sh4)、クレジット表示
部285を中断時間表示に切り替え、タイマカウントを
スタートするとともに(Sh5)、前記発行した中断カ
ードの受付け待ちの状態となる(Sh6、Sh7、Sh
9)。この際、前記発行した中断カードのカードIDと
中断中情報とを管理コンピュータ100に送信する。こ
れに基づき管理コンピュータ100では受信したカード
IDの中断が登録される。
【0137】前記Sh6、Sh7、Sh9における中断
カードの受付け待ちの状態で中断カードが受付けられた
場合には、受付けた中断カードに記録されている中断デ
ータをカードリーダライタ290により読み取り、該読
み取った中断データと前記RAM272cに記憶されて
いる中断データとを比較し(Sh10)、これらが一致
しない場合には、受付けた中断カードを返却するととも
に(Sh11)、再びSh6、Sh7、Sh9における
中断カードの受付け待ちの状態となる。また、前記Sh
10の比較において中断データが一致した場合には、タ
イマカウントを停止し(Sh12)、クレジット表示部
285の表示をクレジット球数表示に切り替え、無効と
されていた操作部220の各ボタンの操作並びに打球操
作ハンドル235の操作を有効とし(Sh13)、中断
中ランプ232を消灯し(Sh14)、処理を終了す
る。この際、管理コンピュータ100に対して受付けた
中断カードのカードIDと中断解除情報とを送信し、こ
れに基づき管理コンピュータ100では該当するカード
IDの中断が解除される。
【0138】また、Sh6、Sh7、Sh9における中
断カードの受付け待ちの状態においては、前記Sh5に
おけるタイマカウントのスタートからの時間を監視して
おり、このタイマカウントのスタートからの時間を前記
クレジット表示部285に逐次更新表示する(Sh9)
とともに、前記タイマカウントのスタートからの時間が
予め定められた上限時間を経過した場合には、前記クレ
ジット表示部285にエラー情報を表示するようになっ
ている(Sh8)。
【0139】次いで、以上に説明した持球制御マイクロ
コンピュータ272a’の処理状況並びに各部の動作状
況を実際の遊技状況に基づいて説明する。
【0140】本実施例2のパチンコ機2では、操作部2
20の取込球計数ボタン229を入力すると、取出球受
皿243における取込球流入口245のシャッタ24
5’が開放され、取出球受皿243に貯留されているパ
チンコ球が内部に取り込まれるとともに、これに伴い取
り込まれたパチンコ球が流入球検出スイッチ256に検
出される毎に、前記クレジット球数レジスタ並びにクレ
ジット表示部222のクレジット球数が1ずつ加算更新
される。前記取込球流入口245のシャッタ245’は
取込球計数ボタン229を入力している間は常に開放さ
れた状態とされており、取込数計数ボタン229の入力
を解除するとシャッタ245’も閉鎖される。
【0141】また、前記操作部220の精算ボタン23
0を入力すると、取出球受皿243における取込球流入
口245のシャッタ245’が開放され、取出球受皿2
43に貯留されているパチンコ球が内部に取り込まれる
とともに、これに伴い取り込まれたパチンコ球が流入球
検出スイッチ256に検出される毎に、前記クレジット
球数レジスタ並びにクレジット表示部222のクレジッ
ト球数が1ずつ加算更新される。これら流入球検出スイ
ッチ256によるパチンコ球の検出が検出されない状態
が所定時間継続すると前記シャッタ245’が閉鎖され
るとともに、その時点のクレジット球数を含む精算デー
タが記録されているとともに、前記クレジット球数が印
字された精算カードが、前記操作部220’の側部に設
けられたカード発行口291より発行され、該発行され
た精算カードのカードIDと精算データとが前記管理コ
ンピュータ100に送信されるとともに、これに基づき
管理コンピュータ100では受信した精算カードのカー
ドIDに対応付けて精算データが登録される。また、パ
チンコ機2’では、前記クレジット球数レジスタやクレ
ジット表示部222のクレジット球がリセットされて遊
技が終了されるようになる。また、遊技者は、発行され
た精算カードを前記POSレジ101が設置されている
景品交換カウンターに持参して、所望の景品との交換に
前述の精算により記録されたクレジット球数を使用する
ことができる。
【0142】また、前記操作部220の中断ボタン23
1を入力すると、前記操作部220の各ボタンや打球操
作ハンドル235の操作が無効とされ、中断データが記
録されているとともに、中断に関するメッセージが印字
された中断カードが前記カード発行口291より発行さ
れるようになっており、該発行された中断カードのカー
ドIDと中断中情報とが前記管理コンピュータ100に
送信されるとともに、これに基づき管理コンピュータ1
00では、受信したカードIDの中断が登録される。ま
た、この中断データが記録された中断カードが再び受付
けられると、無効とされていた各ボタンや打球操作ハン
ドル235の操作が有効となり、再び遊技を再開できる
ようになる。この祭、管理コンピュータ100に中断解
除情報を送信し、これに基づき管理コンピュータ100
では該当するカードIDの中断が解除される。また、こ
れら遊技の中断中には、中断開始からの経過時間がクレ
ジット表示部285に表示されるとともに、中断開始か
らの経過時間が所定の上限中断時間を経過した場合に
は、前記クレジット表示部285にエラー表示が表示さ
れるようになっており、遊技の中断時間が上限時間を経
過していることを遊技場の係員等が確認できるようにな
っている。
【0143】このように本実施例2のパチンコ機2’に
おいては、遊技者が遊技を終了する場合に操作部22
0’に設けられた精算ボタン230を操作することで、
その時点にてRAM272cのクレジット球数レジスタ
に記憶されているクレジット球数が記録された精算カー
ド(リライトカード37)がカードリーダライタにより
発行されるようになっている。すなわちパチンコ機2’
における遊技において獲得したパチンコ球数が記録され
た精算カードが発行されるようになるため、遊技者はこ
れら獲得したパチンコ球を従来のように玉計数機等に搬
送する必要がなくなり、遊技者の利便性を向上できる。
【0144】以上説明したように、前記実施例1におけ
るパチンコ機2並びに実施例2におけるパチンコ機2’
においては、球払出装置248により払い出されたパチ
ンコ球や遊技に使用されたパチンコ球が上方位置に向か
って移送されて再度球払出装置248により払い出され
るパチンコ球として循環使用されるようになるため、パ
チンコ機2またはパチンコ機2’へのパチンコ球の補給
を必ずしも実施する必要がなく、これらパチンコ機2ま
たはパチンコ機2’を、パチンコ球の補給装置の有無
や、該補給装置の設置の可否に関わらず設置することが
可能となるため、設置における自由度を向上することが
できる。
【0145】また、前記実施例1におけるパチンコ機2
並びに実施例2におけるパチンコ機2’においては、球
払出装置248により払い出されたパチンコ球や遊技に
使用されたパチンコ球が上方位置に向かって移送される
揚送路263の経路中にパチンコ球の研磨を行う研磨装
置262が設けられており、これらパチンコ球が揚送路
263を移送される毎に、研磨されて清浄化されるよう
になり、パチンコ機2またはパチンコ機2’内を循環す
るパチンコ球を清浄な状態に保つことができるため、結
果としてパチンコ機2またはパチンコ機2’内のパチン
コ球の通路等の汚れを低減できる。
【0146】また、前記実施例1におけるパチンコ機2
並びに実施例2におけるパチンコ機2’においては、前
記揚送路263を上方に向かって移送され、補給樋26
4に排出されたパチンコ球が、該補給樋264の終端位
置に設けられた分岐部286の構造により、打球供給樋
265側に優先的に供給されるようになっており、これ
ら打球供給樋265並びにこれに連設される打球待機樋
239にパチンコ球が不足してパチンコ球の発射ができ
ず、遊技を行うことができなくなってしまうことを極力
回避できる。
【0147】また、前記実施例1におけるパチンコ機2
並びに実施例2におけるパチンコ機2’においては、前
記球払出装置248に供給されるパチンコ球が貯留され
る上部タンク246が設けられており、内部で循環使用
することのできるパチンコ球の総量を増やすことができ
るとともに、前記揚送装置261として、安価であるが
移送能力が低いものであっても使用することができるよ
うになり、結果としてパチンコ機2並びにパチンコ機
2’のコストを低減させることもできる。
【0148】また、前記実施例1におけるパチンコ機2
並びに実施例2におけるパチンコ機2’においては、揚
送制御基板268に設けられた揚送制御マイクロコンピ
ュータが、下部タンク253に貯留されているパチンコ
球の貯留状況や上部タンクに貯留されているパチンコ球
の貯留状況等に基づいて揚送装置261の駆動制御を実
施するようになっており、過剰なパチンコ球が移送され
てしまったり、上部タンク246に貯留されているパチ
ンコ球が無くなってしまうことを極力回避できる。
【0149】また、前記実施例1におけるパチンコ機2
並びに実施例2におけるパチンコ機2’においては、操
作部220または操作部220’に設けられた外部取出
ボタン228を操作することで、RAM272cのクレ
ジット球数レジスタに記憶されているクレジット球数の
範囲内のパチンコ球が取出球受皿243に排出されるよ
うになっており、遊技者はクレジット球が残存する場合
において、これらクレジット球を任意に外部に取り出す
ことができる。
【0150】また、前記実施例1におけるパチンコ機2
並びに実施例2におけるパチンコ機2’においては、球
払出装置248に、該球払出装置248において払い出
されるパチンコ球の通路を外部流下通路280または内
部流下通路281のいずれか一方に切り替える通路切替
弁250が設けられており、この通路切替弁250の切
替により払出通路の切替が実施できるようになっている
ため、球貸や賞球に伴うパチンコ球の払出を行う球払出
装置と外部取出に伴うパチンコ球の払出を行う球払出装
置とを個別に設ける必要がなく、パチンコ機2またはパ
チンコ機2’の構成を簡素化することができる。
【0151】また、前記実施例1におけるパチンコ機2
並びに実施例2におけるパチンコ機2’においては、操
作部220または操作部220’に設けられた取込球計
数ボタン229を操作することで、前記取出球受皿24
3内のパチンコ球が内部に取り込まれ、これら取り込ま
れたパチンコ球数がクレジット球数に加算されるように
なるため、遊技者は一度外部に取り出したパチンコ球を
再度遊技に使用することができるようになる。
【0152】また、前記実施例1におけるパチンコ機2
並びに実施例2におけるパチンコ機2’においては、遊
技領域203内に打ち込まれて遊技に使用されたパチン
コ球や遊技領域203に到達せずファール球として回収
されたパチンコ球が下部タンク253に合流し、前記球
払出装置248により払い出されたパチンコ球ととも
に、循環するようになっており、これらパチンコ球が均
一にパチンコ機内部を循環するようになる。これにより
実施例1や実施例2のように揚送装置261が設けられ
ている場合には、内部を循環するパチンコ球が均一に清
浄化されるようになる。
【0153】(実施例3)次に、本発明の実施例3にお
ける遊技機としてのパチンコ機2’’を、図21、図2
2に基づいて説明する。
【0154】上記実施例におけるパチンコ機2、2’の
背面側に設けられたパチンコ球の循環経路は、上部タン
ク246内に貯留されたパチンコ球を、遊技に使用する
パチンコ球、または賞球として外部取出部としての取出
球受皿243に払い出されるパチンコ球として使用出来
るように構成されていたが、本実施例におけるパチンコ
機2’’の背面側に設けられたパチンコ球の循環経路
は、遊技に使用されるパチンコ球と、賞球として外部取
出部としての取出球受皿243に払い出されるパチンコ
球とが、それぞれ別々に循環されるように構成されてい
る。
【0155】ここで、本実施例のパチンコ機2’’にお
けるパチンコ球の循環経路の構造を図21に基づいて具
体的に説明する。なお、本実施例のパチンコ機2’’に
おいて、上記各実施例のパチンコ機2、2’と同様に構
成されている部位に関しては、同一の符号を付すことで
ここでの詳細な説明を省略するものとする。
【0156】まず、上部タンク246内に貯留されたパ
チンコ球は、球払出装置248により内部流下通路28
1に排出された場合は払出球検出スイッチ252により
検出された後に下部タンク253に流入され、球払出装
置248により外部流下通路280に流下された場合は
取出球検出スイッチ277により検出された後に取込球
流出口244から取出球受皿243に排出され、取込球
流入口245から下部タンク253に流入されるように
なっている。下部タンク253内に貯留されたパチンコ
球は揚送装置261により揚送路263を介して揚送さ
れ、補給樋264を介して再び上部タンク246内に排
出されるようになっている。ここで、本実施例における
補給樋264の下流側には分岐部286が設けられてお
らず、揚送路263により揚送されて補給樋264に流
入されたパチンコ球は全て上部タンク247内に排出さ
れるようになっている。
【0157】一方、遊技者による打球操作ハンドル23
5の操作により遊技領域203内に打ち込まれて各入賞
口やアウト口217から打込球合流樋282内に集めら
れ打込球検出スイッチ258にて検出されたパチンコ
球、及び、遊技領域203に向かって発射されて遊技領
域203に到達せずにファール球誘導樋257に送ら
れ、ファール球検出スイッチ259に検出されたパチン
コ球は、それぞれ合流樋293を流下して、揚送装置2
61とは別個に設けられた揚送研磨装置284により揚
送樋294を介して待機球流入口238よりも上方に揚
送された後、待機球誘導樋265を流下して待機球流入
口238を介して遊技媒体待機部としての打球待機樋2
39に流入して、遊技領域203内に打ち込まれる打込
球として待機されるようになっている。
【0158】なお、揚送研磨装置284は、揚送樋29
4内に軸周りに回転自在に挿入されたスクリューコンベ
ア295と、このスクリューコンベア295を回転させ
る図示しないモータと、揚送樋294の内周面に貼着さ
れた研磨布296と、から構成されており、スクリュー
コンベア295を回転することにより揚送樋294内の
パチンコ球が揚送されるとともに、揚送されるパチンコ
球が揚送樋294内周面に貼着された研磨布296に摺
接することにより、パチンコ球の表面に付着した汚れや
ゴミ等が揚送中に除去されるようになっている。尚、本
実施例では、揚送部と研磨部とが一体化された揚送研磨
装置284を用いているが、本発明はこれに限定される
ものではなく、これら揚送部と研磨部とが別体として設
けても良いし、揚送方法並びに研磨方法は、前記スクリ
ューによるものや研磨布296によるものに限定される
ものではなく、その他の揚送方法並びに研磨方法を用い
るようにしても良い。
【0159】図22には、パチンコ機2’’の構成を示
すブロック図が示されている。本実施例におけるパチン
コ機2’’は、上記各実施例のパチンコ機2、2’とほ
ぼ同様に構成されているが、前述したように、遊技に使
用されるパチンコ球と、賞球として外部取出部としての
取出球受皿243に払い出されるパチンコ球とが別々に
循環されるとともに、これら遊技に使用されるパチンコ
球を循環、清浄化するための揚送研磨装置284を揚送
制御基板268に接続し、揚送制御基板268により揚
送研磨装置284が制御されるようになっている点が上
記実施例のパチンコ機2、2’と異なっている。なお、
その他上記実施例のパチンコ機2、2’と同様に構成さ
れている部位に関しては、同一の符号を付すことでここ
での詳細な説明を省略するものとする。
【0160】このように、本発明が適用される遊技機に
あっては、パチンコ球の循環経路が、上記第1、第2実
施例にて説明したように、同一のパチンコ球を、遊技に
使用するパチンコ球、または賞球として外部取出部に払
い出すパチンコ球として使用出来るように構成されたも
のに限定されるものではなく、遊技に使用されるパチン
コ球、または賞球として外部取出部に払い出されるパチ
ンコ球としてそれぞれ別々のパチンコ球が使用されるよ
うに、本実施例におけるパチンコ機2’’のように別々
の循環経路を構成して、それぞれに使用するパチンコ球
を別々に循環させるようにしてもよい。 つまりは、所
定の払出条件の成立に基づき遊技媒体を払出す遊技媒体
払出部と、遊技媒体が待機する遊技媒体待機部と、を備
え、該遊技媒体待機部に待機する遊技媒体を使用して遊
技を行う遊技機であって、前記遊技媒体払出部より払出
された遊技媒体を検出する払出遊技媒体検出手段と、前
記遊技に使用された遊技媒体を検出する使用遊技媒体検
出手段と、前記払出遊技媒体検出手段において検出され
た遊技媒体数と、前記使用遊技媒体検出手段において検
出された遊技媒体数とにより遊技者が所有する遊技媒体
数を算出する遊技媒体数算出手段と、該遊技媒体数算出
手段により算出された遊技媒体数を記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶された遊技媒体数が残存することを条
件に前記遊技媒体待機部に待機する遊技媒体の遊技への
使用を有効にする使用制御手段と、前記払出遊技媒体検
出手段により検出された遊技媒体を前記遊技媒体払出部
に導く遊技媒体環流経路と、該遊技媒体環流経路とは個
別とされ、前記遊技に使用された遊技媒体を前記遊技媒
体待機部に導く使用遊技媒体環流経路(合流樋29
3、、揚送樋294、待機球誘導樋265)と、を備え
る遊技機とすれば良く、このようにすれば、遊技に使用
される遊技球と払い出しに使用される遊技球とが個別に
循環されるようになるため、これら遊技球を分岐させる
ものに比較して分岐部分の球詰まり等を生じることがな
く、これら球詰まりによる不具合を回避できるようにな
る。
【0161】また、図23には、パチンコ機2’’のガ
ラス扉枠201(前面枠ともいう)が、複数台のパチン
コ機2を設置可能な遊技島台330に固設するための基
枠331(外枠ともいう)に対して蝶番332を介して
枢着されて基枠331の前面を開閉自在に設けられてい
る場合において、これら遊技媒体環流経路の一部となる
揚送装置261や、揚送路263や、研磨装置262等
を、ガラス扉枠201側でなく遊技島台330側、例え
ば遊技島台330の載置板334上等に設けておき、パ
チンコ機2’’を遊技島台330に設置してガラス扉枠
201により基枠331の前面を閉塞した状態におい
て、これら遊技島台330側に設けられている揚送装置
261や、揚送路263や、研磨装置262等が遊技媒
体環流経路を形成するようにした場合の一例が示されて
いる。つまり、本発明はパチンコ機2’’が設置された
状態で遊技媒体環流経路が形成されるものも含まれる。
【0162】このように、これら揚送装置261や、揚
送路263や、研磨装置262等を遊技島台330側に
設けるようにして、パチンコ機2’’の交換において、
これらの機器を交換せずに流用できるようにしても良
い。
【0163】また、特に図示しないが、前記遊技媒体環
流経路を構成する揚送装置261や、揚送路263や、
研磨装置262等を、例えばユニット部材等を介して予
めユニット化し、ユニット化された遊技媒体環流経路を
ガラス扉枠201の裏面に対して着脱自在に設けてもよ
い。つまりは、前記遊技媒体環流経路を遊技機であるパ
チンコ機2’’に対して着脱し得るように設けるように
すれば良く、このようにすることで、これら遊技媒体環
流経路をパチンコ機2’’の交換時において、新たに設
置されるパチンコ機2’’に容易に流用できるようにな
る。
【0164】尚、これら前記遊技媒体環流経路を構成す
る揚送装置261や、揚送路263や、研磨装置262
等を着脱自在とする構成を図23に示すように、実施例
3のパチンコ機2’’にて説明したが、前記実施例1、
2に示すパチンコ機2、2’においても、これら揚送装
置261や、揚送路263や、研磨装置262等を着脱
自在とする構成とし得ることは言うまでもない。
【0165】前記実施例1並びに実施例2,実施例3に
おける各要素は、本発明に対して以下のように対応して
いる。
【0166】本発明の請求項1は、所定の払出条件の成
立(入賞または球貸)に基づき遊技媒体(パチンコ球)
を払出す遊技媒体払出部(球払出装置248)と、遊技
媒体(パチンコ球)が待機する遊技媒体待機部(打球待
機樋239)と、を備え、該遊技媒体待機部(打球待機
樋239)に待機する遊技媒体(パチンコ球)を使用し
て遊技を行う遊技機(パチンコ機2、2’、2’’)で
あって、前記遊技媒体払出部(球払出装置248)より
払出された遊技媒体(パチンコ球)を検出する払出遊技
媒体検出手段(払出球検出スイッチ252)と、前記遊
技に使用された遊技媒体(パチンコ球)を検出する使用
遊技媒体検出手段(発射球検出スイッチ241)と、前
記払出遊技媒体検出手段(払出球検出スイッチ252)
において検出された遊技媒体(パチンコ球)数と、前記
使用遊技媒体検出手段(発射球検出スイッチ241)に
おいて検出された遊技媒体(パチンコ球)数とにより遊
技者が所有する遊技媒体数を算出する遊技媒体数算出手
段(持球制御マイクロコンピュータ272a、272
a’)と、該遊技媒体数算出手段(持球制御マイクロコ
ンピュータ272a、272a’)により算出された遊
技媒体数(クレジット球数)を記憶する記憶部(RAM
272c)と、前記記憶部(RAM272c)に記憶さ
れた遊技媒体数が残存することを条件に前記遊技媒体待
機部(打球待機樋239)に待機する遊技媒体の遊技へ
の使用を有効にする使用制御手段(持球制御マイクロコ
ンピュータ272a、272a’)と、少なくとも前記
払出遊技媒体検出手段(払出球検出スイッチ252)に
より検出された遊技媒体を前記遊技媒体払出部(球払出
装置248)に導く遊技媒体環流経路(上部タンク24
6、下部タンク253、揚送装置261、揚送路26
3、補給樋264、払出球供給通路279)と、遊技機
を循環する遊技媒体量を監視するための遊技媒体量監視
手段(下部タンク空検出スイッチ255、上部タンク満
タン検出スイッチ247、揚送制御基板268)と、を
備える。
【0167】本発明の請求項2は、前記記憶部(RAM
272c)に記憶されている遊技媒体数を表示する遊技
媒体数表示部(クレジット表示部222、285)を備
える。
【0168】本発明の請求項3は、前記遊技媒体環流経
路(上部タンク246、下部タンク253、揚送装置2
61、揚送路263、補給樋264、払出球供給通路2
79)上には、環流される遊技媒体を貯留するための遊
技媒体貯留部(上部タンク246、下部タンク253)
を備える。
【0169】本発明の請求項4は、前記遊技媒体貯留部
(上部タンク246、下部タンク253)には、該遊技
媒体貯留部内に所定量の遊技媒体が貯留されていること
を検出する貯留遊技媒体検出部(下部タンク空検出スイ
ッチ255、上部タンク満タン検出スイッチ247)が
設けられ、該貯留遊技媒体検出部による貯留遊技媒体の
検出状況に基づいて前記遊技媒体環流経路(上部タンク
246、下部タンク253、揚送装置261、揚送路2
63、補給樋264、払出球供給通路279)を通じて
前記遊技媒体払出部(球払出装置248)に環流する遊
技媒体量の制御を行う環流量制御手段(揚送制御基板2
68)を備える。
【0170】本発明の請求項5は、遊技媒体を投入する
ための投入部(取込球流入口245)と、該投入部から
投入された遊技媒体を検出する投入遊技媒体検出手段
(流入球検出スイッチ256)と、を備え、前記遊技媒
体数算出手段(持球制御マイクロコンピュータ272
a、272a’)は該投入遊技媒体検出手段にて検出さ
れた遊技媒体を前記記憶部(RAM272c)に記憶さ
れた遊技媒体数に加算更新する。
【0171】本発明の請求項6は、前記記憶部(RAM
272c)に記憶されている遊技媒体数の精算を行うた
めに遊技者により操作可能とされた精算操作部(精算ボ
タン230)と、該精算操作部の操作に基づき前記記憶
部(RAM272c)に記憶されている遊技媒体数の情
報を遊技機外部に送信する通信部(第1通信部289)
を備える。
【0172】本発明の請求項7は、前記記憶部(RAM
272c)に記憶されている遊技媒体数の精算を行うた
めに遊技者により操作可能とされた精算操作部(精算ボ
タン230)と、該精算操作部の操作に基づき前記記憶
部(RAM272c)に記憶されている遊技媒体数を特
定可能な情報が記録された記録媒体(リライトカード3
7)を発行する記録媒体処理部(カードリーダライタ2
90)を備える。
【0173】本発明の請求項8は、前記使用遊技媒体検
出手段(発射球検出スイッチ241)に検出された遊技
媒体を前記遊技媒体環流経路(上部タンク246、下部
タンク253、揚送装置261、揚送路263、補給樋
264、払出球供給通路279)に導く使用遊技媒体回
収通路(打込球合流樋282)を備える。
【0174】尚、請求項において遊技媒体払出部が遊技
媒体を払出する所定の条件の成立とは、前記各実施例に
おける球貸操作や外部取り出しボタン操作、賞球の発生
が該当するが、本発明はこれに限定されるものではな
い。
【0175】以上、本発明の実施形態を図面により前記
実施例1にて説明してきたが、本発明はこれら各実施例
1、実施例2に限定されるものではなく、本発明の主旨
を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明
に含まれることは言うまでもない。
【0176】例えば、前記各実施例では、該取出球受皿
243からのパチンコ球の取出を可能とするために、該
取出球受皿243の上面を開放するように形成している
が、本発明はこれに限定されるものではなく、これら上
面に開閉蓋等を設けて、前記取出球受皿243の上面を
覆うようにして、遊技媒体貯留部を閉塞した空間として
も良い。さらに、これら開閉蓋を透明として前記球受皿
243内を外部から目視出来るようにしても良い。
【0177】前記各実施例では、クレジット表示部22
2を設けているが本発明はこれに限定されるものではな
く、これらクレジット表示部が遊技機以外の例えば遊技
島に設けられている表示器に表示させるようにして、こ
れらクレジット表示部を遊技機に設けない構成としても
良い。また、これら遊技機外にクレジット表示部を設け
る場合等において、該クレジット表示部に代えて、クレ
ジット数量を棒状の表示長さにて視認可能とするような
遊技媒体量表示部を設けるようにすること等は任意とさ
れる。また、遊技媒体量表示部を別途パチンコ機2に設
けても良い。
【0178】前記各実施例では、上部タンク246と下
部タンク253とを設けているが、本発明はこれに限定
されるものではなく、これらを1つのタンクとしたり、
前記揚送装置261が十分な揚送能力を有する場合等に
おいては、これら遊技媒体貯留部を設けない構成として
も良い。
【0179】前記各実施例では、前記下部タンク253
に回収されたパチンコ球を揚送装置261にて揚送して
遊技媒体払出部である球払出装置248に環流するよう
にしているが、本発明はこれに限定されるものではな
く、これら遊技媒体払出部自体が遊技媒体であるパチン
コ球を揚送して払い出すようにして、必ずしも遊技媒体
環流経路である揚送路263上に揚送装置261を有し
ない構成としても良い。
【0180】また、前記各実施例では、前記遊技媒体環
流経路である揚送路263上に清浄部となる研磨装置2
62を設けているが、本発明はこれに限定されるもので
はなく、これら研磨装置262は、パチンコ球が循環す
る経路どの位置に配置するようにしても良い。例えば、
これら研磨装置を前記球払出装置248や下部タンク2
53等に清浄部である研磨装置を設けても良い。また、
これら清浄部としては、前記研磨装置262に限定され
るものではなく、布や紙等にて汚れを拭き取るもの以外
に、球の洗浄を行うペレット研磨機や、液体の洗浄液等
にて洗浄するものを用いるようにしても良い。
【0181】また、前記各実施例では、通路切替弁25
0用いて通路切替を実施して外部払出並びに賞球の払い
出しを同一の球払出装置248にて実施しているが、本
発明はこれに限定されるものではなく、これら球払出装
置を賞球用と外部払い出し用に個別に設けるようにして
も良い。
【0182】また、前記各実施例では取出球受皿243
を設けて、取込球流出口244から外部に払い出される
パチンコ球を貯留できるようにしているが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、例えばパチンコ球1個分
の誘導通路により、球払出装置248から外部取出口
(開口)へ払出されるパチンコ球が誘導され、排出され
るようにして、これら取出球受皿243を設けない構成
としても良い。
【0183】また、前記各実施例では、遊技媒体待機部
である打球待機樋239を、待機球を一列状に整列して
供給するようにしているが、本発明はこれに限定される
ものではなく、これら遊技媒体待機部の構成としては、
前記待機球を複数列或いは非列状に待機させておき、該
待機している複数列或いは非列状の待機球の内から1個
ずつ待機球を移送する回転部材(スプロケット)を用い
て供給するようにしても良い。
【0184】また、前記各実施例では、上部タンク満タ
ンスイッチ247並びに下部タンク満タン検出スイッチ
260や下部タンク空検出スイッチ255を設けて、前
記揚送制御基板268に設けられている前記揚送制御マ
イクロコンピュータによるパチンコ球の監視を実施し、
該監視に基づき、前記満タン報知ランプ236やタンク
空報知ランプ237を点灯して監視情報を出力、報知す
るようにしているが、本発明はこれに限定されるもので
はなく、例えば、前記第2通信部(COM2)288を
通じて管理コンピュータ100に対し、前記遊技情報や
中断情報に加えて、前記監視情報を出力することで、該
管理コンピュータ100において各パチンコ機2のパチ
ンコ球量を一元的に監視できるようにしてもしても良
い。
【0185】また、前記各実施例では、上部タンク満タ
ンスイッチ247並びに下部タンク満タン検出スイッチ
260や下部タンク空検出スイッチ255を設けて実際
に残存するパチンコ球の容量を監視しているが、本発明
はこれに限定されるものではなく、これらパチンコ機2
内に残存するパチンコ球を、予め稼働開始時にパチンコ
機2内に残存する球を把握しておき、前記打込球数レジ
スタや補給球数レジスタの打込球情報や補給球数の比較
により残量を監視しても良いし、或いは、前記外部取出
ボタン228の操作時における取出球検出スイッチ27
7のパチンコ球の検出に基づく外部払出数が加算記憶さ
れる外部払出レジスタを設けて、外部払出されて減少し
たパチンコ球数を監視するようにしても良い。
【0186】また、前記各実施例のパチンコ機2または
パチンコ機2’では、前記揚送路263を揚送され、供
給樋264に排出されたパチンコ球が、該供給樋264
の下流側終端部に設けられた分岐部286にて、上部タ
ンク246よりも待機球供給樋265に優先的に供給さ
れるようになっており、これにより打球待機樋239に
待機するパチンコ球が不足して遊技が行えなくなってし
まうことを回避できるようになっている。つまりは、前
記遊技媒体環流経路は、環流される遊技球を前記遊技媒
体払出部に導く払出部誘導通路と、環流される遊技球を
遊技媒体待機部に導く待機部誘導通路とを有し、前記環
流される遊技球を前記待機部誘導通路に対して優先的に
誘導する誘導部を備える遊技機とすれば良く、このよう
にすれば、前記遊技媒体待機部の遊技媒体が不足して遊
技を行うことができなくなることを極力回避できること
から好ましいが、本発明はこれに限定されるものではな
く、例えば、これら分岐部286を設けず、ソレノイド
等の駆動により流路を切り替える切替弁等を設けること
で、供給樋264に排出されたパチンコ球が、優先的に
待機球供給樋265に供給される構成としても前記分岐
部286を設けた場合と同様の効果が得られる。
【0187】また、前記各実施例では、パチンコ機2ま
たはパチンコ機2’、パチンコ機2’’の略中央位置に
遊技媒体上部貯留として上部タンク246を設けてお
り、このようにすることは、遊技機が循環使用すること
のできるパチンコ球の総量を増やすことができるととも
に、前記揚送路263や揚送装置262として、比較的
揚送能力の低い小型もの或いは安価なものを使用するこ
とが可能となり、これら揚送装置262がパチンコ機2
またはパチンコ機2’、パチンコ機2’’の裏面部に占
めるスペースを低減できるばかりか遊技機のコストを低
減させることもできることから好ましいが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、前記上部タンク246を
設けずに、前記揚送路263から排出されたパチンコ球
が直接球払出装置248に供給されるようになっていて
も良い。
【0188】また、前記各実施例においては、前記上部
タンク246の内部に貯留されているパチンコ球が所定
の上限量に達しているかを検知するための上部タンク満
タン検出センサ247を設けており、該上部タンク満タ
ン検出センサ247によるパチンコ球の検出状況に応じ
て前記揚送装置261の稼働を制御することは、前記上
部タンク247内に所定量のパチンコ球が定常的に貯留
されるようになることから好ましいが、本発明はこれに
限定されるものではなく、常時揚送装置261を稼働さ
せるようにしたり、一定間隔にて揚送装置261を稼働
させるようにしても良い。
【0189】また、前記各実施例においては、操作部2
20または操作部220’に設けられた外部取出ボタン
228を設けて、遊技者が自分の操作にて任意にクレジ
ット球数を前記取出球受皿243に取り出せるようにな
っているが、本発明はこれに限定されるものではなく、
内部を循環するパチンコ球が外部に取り出せない構成と
されていても良い。
【0190】また、前記各実施例においては、操作部2
20または操作部220’に設けられた外部取出ボタン
228が操作されている間、クレジット球が外部に払い
出されるようになっているが、本発明はこれに限定され
るものではなく、前記外部取出ボタン228の1回の操
作で所定球数のクレジット球数を外部に払い出すように
しても良いし、1回の操作または連続操作(ダブルクリ
ック等)を実施することで全てのクレジット球数を外部
に払い出すようにしても良い。
【0191】また、前記各実施例においては、外部に払
い出されるパチンコ球がパチンコ機2またはパチンコ機
2’に設けられた取出球受皿243に払い出されるよう
になっているが、本発明はこれに限定されるものではな
く、取出球受皿243を設けずに、例えば、外部に配置
された球箱等の貯留箱に払い出されるようになっていて
も良い。
【0192】また、前記各実施例においては、前記操作
部220または220’に設けられた取出球計数ボタン
229を操作することで、取出球受皿243に取り出し
たパチンコ球を、内部に取り込み、取り込まれたパチン
コ球がクレジット球数に加算されて遊技に使用できるよ
うになっているが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、一度外部に取り出したパチンコ球を内部に戻せな
い構成としても良い。
【0193】また、前記各実施例においては、前記操作
部220または操作部220’に設けられた自動球貸ボ
タン232を操作することで、自動球貸モードが設定さ
れ、遊技者が球貸操作を実施せずとも、クレジット球数
が0となった場合に自動的に球貸が実施されるようにな
っており、遊技者の利便性を向上できるようになってい
るが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら
自動球貸モードの機能を付与せず、手動による球貸のみ
が実施できるようにしても良い。
【0194】また、前記各実施例においては、パチンコ
機2またはパチンコ機2’、パチンコ機2’’に対応し
てカードユニット3が設けられているとともに、これら
カードユニット3においては遊技用有価価値としての度
数が記録されたプリペイドカードや会員カードが受付け
られ、これら受付けられたプリペイドカードや会員カー
ドから読み出された度数に基づいてパチンコ機2または
パチンコ機2’ 、パチンコ機2’’におけるパチンコ
球の貸出が実施され、遊技が実施されるようになってい
るが、本発明はこれに限定されるものではなく、例え
ば、パチンコ機2またはパチンコ機2’、パチンコ機
2’’にてこれらプリペイドカードや会員カードを受付
けて遊技を実施できるようにしたり、更には、対応する
カードユニット3にて貨幣を受付けて、該受付けた貨幣
金額に相当するパチンコ球の貸出を実施するようにして
も良いし、パチンコ機2またはパチンコ機2’、パチン
コ機2’’側に貨幣受付け手段を設け、この貨幣受付け
手段にて受付けた貨幣金額に相当するパチンコ球の貸出
を実施するようにしても良い。
【0195】また、前記各実施例においては、パチンコ
機2またはパチンコ機2’、パチンコ機2’’を、対応
するカードユニット3において受付けたプリペイドカー
ドや会員カードから読み出された度数に基づいてパチン
コ球の球貸を実施するカードリーダ式のパチンコ機とし
て適用した例を説明したが、本発明はこれに限定される
ものではなく、例えば、隣接して設けられた現金球貸機
から供給されたパチンコ球を取り込んで遊技を実施可能
とした現金機として使用するようにしても良い。
【0196】また、前記実施例1におけるパチンコ機2
では、対応するカードユニット3にプリペイドカードや
会員カードが受付けられていない場合において、遊技が
実施できない構成とされているが、本発明はこれに限定
されるものではなく、例えば、対応するカードユニット
3にプリペイドカードや会員カードが受付けられていな
い場合においても、取出球受皿243内に投入したパチ
ンコ球を内部に取り込める構成とし、これら内部に取り
込んでクレジット球数として加算されたパチンコ球を使
用して遊技を実施できるようにしても良い。また、この
ような構成とした場合で、精算時や中断時に対応するカ
ードユニット3にプリペイドカードや会員カードが受付
けられていない場合には、その旨を報知し、この報知に
基づき例えば遊技場の係員等が新規カードを挿入するこ
とで対処できるようにすれば良い。
【0197】また、前記実施例1においては、前記カー
ドユニット3に接続される第1通信部(COM1)28
9を設け、該接続されているカードユニット3に精算デ
ータを送信して受付中のプリペイドカード或いは会員カ
ードにクレジット球数等の情報を記録し、該プリペイド
カード或いは会員カードを返却するようにしているが、
本発明はこれに限定されるものではなく、これら精算デ
ータを送信する先を他の外部機器、例えば専用の精算装
置や精算用のコンピュータにて、クレジット球数等の情
報を記録したカードを発行してもよい。
【0198】また、前記実施例1では、前述のように、
カードユニット3にクレジット球数を含む精算データを
送信する精算処理を実施するようにしているが、本発明
はこれに限定されるものではなく、例えば前記実施例2
のように、パチンコ機2を直接管理コンピュータ100
に接続し、該管理コンピュータ100に対して前記カー
ドユニット3にて受付け中のプリペイドカード或いは会
員カードのカードIDとクレジット球数とを送信、登録
することで精算処理を行うようにするようにしても良
い。
【0199】また、前記実施例2では、パチンコ機2’
の前記操作部220’の内部にリーダライタ収容部を設
け、カードリーダライタ290をパチンコ機2’の前面
に沿う形で配置し、精算カード或いは中断カードとして
のリライトカード37をパチンコ機2’の側方側より発
行、挿入できるようにしているが、本発明はこれに限定
されるものではなく、これらカードリーダライタ290
の配置形態や位置等は、挿入や抜き取りの操作性等を考
慮して適宜に選択すれば良く、例えば、これら精算カー
ド或いは中断カードとしてのリライトカード37をパチ
ンコ機2’の前面側より発行、挿入できるようにしても
良い。
【0200】また、前記各実施例においては、前記遊技
領域203に打ち込まれて各入賞口またはアウト口21
7に回収されたパチンコ球が打込球合流樋282を介し
て下部タンク253に回収され、貯留されるようになっ
ているが、本発明はこれに限定されるものではなく、こ
れら遊技領域203に打ち込まれたパチンコ球を下部タ
ンク253に回収せず、前記球払出装置248から内部
流下通路281に払い出されたパチンコ球とは別経路に
て前記待機球誘導樋265や上部タンク246に供給す
るようにしても良い。
【0201】また、前記各実施例においては、前記球払
出装置248に、該球払出装置248にて払い出された
パチンコ球の通路を外部流下通路280または内部流下
通路281のいずれか一方に切り替える通路切替弁25
0が設けられており、前記賞球の付与や球貸に基づくパ
チンコ球の払出と、取出球受皿243へのパチンコ球の
払出を同一の球払出装置248にて行っているが、本発
明はこれに限定されるものではなく、これら賞球の付与
や球貸に基づくパチンコ球の払出と、取出球受皿243
へのパチンコ球の払出と、を個別の球払出装置にて実施
するようにしても良い。
【0202】また、前記各実施例においては、払出球検
出スイッチ252とファール球を検出するファール球検
出スイッチ259と流入球検出スイッチ256とが個別
に設けられているが、本発明はこれに限定されるもので
はなく、これらは共にクレジット球数を加算更新するた
めのスイッチであるため、これら払出球やファール球、
流入球を1つの通路に合流させ、これら合流されたパチ
ンコ球を検出する検出スイッチにてクレジット球数に加
算するパチンコ球を検出するようにしても良い。
【0203】また、前記各実施例では、前記満タン報知
ランプ236やタンク空報知ランプ237をパチンコ機
2のガラス扉枠201に設けているが、本発明はこれに
限定されるものではなく、これら満タン報知ランプ23
6やタンク空報知ランプ237の点灯に連動する信号出
力部を設けて、外部機器、例えば呼び出しランプや管理
コンピュータにてこれらの信号に基づくランプに点灯や
報知を実施するようにしても良い。
【0204】また、前記各実施例では実施していない
が、前記賞球の付与や球貸に基づきパチンコ球を取出球
受皿243に払い出し、これら取出球受皿243に払い
出されたパチンコ球が内部に取り込まれることで、取り
込まれたパチンコ球、すなわち賞球の付与や球貸に基づ
き払い出されたパチンコ球がクレジット球数に加算さ
れ、遊技が実施できるようにした実球払出モードによる
遊技を実施できるようにしても良い。
【0205】また、前記各実施例では実施していない
が、前記カードユニット3等に挿入されたカードが会員
カードである場合には、該会員カードに記録されている
クレジット球数をカードユニット3から入手して前記ク
レジット球数レジスタに登録することで、遊技者が他の
パチンコ機2にて獲得したクレジット球数を使用して遊
技できるようにしても良い。また、これら他のパチンコ
機にて獲得したクレジット球数を使用する場合において
は、手数料として所定割合球数の減算を実施し、該減算
後のクレジット球数を使用できるようにすること等は任
意とされる。
【0206】また、前記実施例2では、カードリーダラ
イタ290より中断カードのみを受付けるようになって
いるが、本発明はこれに限定されるものではなく、これ
らカードリーダライタ290にて、前記実施例1にて前
記カードユニット3にて受付けられるプリペイドカード
や会員カードを受付けるようにしても良い。
【0207】また、前記実施例2では、精算カード並び
に中断カードとして発行する記録媒体(カード)として
リライトカードを使用しているが、本発明はこれに限定
されるものではなく、これら発行される記録媒体として
は、通常の磁気カードや記録情報が特定可能とされた情
報記録シンボルであるバーコード等が印刷されたレシー
ト等であっても良く、少なくとも記録情報が特定可能な
ものであれば使用することができる。また、これら記録
媒体の形状はカード形状に限定されるものではなく、コ
イン状や球状のものであっても良い。尚、前記各実施例
において、カードユニット3に挿入される遊技用記録媒
体である会員カードやビジターカードの形状もカード状
に限定されるものではなく、コイン状や球状のものであ
っても良い。
【0208】また、前記各実施例ではガラス扉枠201
にクレジット表示部285を設け、該クレジット表示部
285に前記クレジット表示部222と同様にその時点
でのクレジット球数を表示するようになっており、この
ようにすることは、他の遊技客へのアピール性を向上で
きることから好ましいが、本発明はこれに限定されるも
のではない。また、これらクレジット表示部285に表
示する表示データを、表示機能を有する外部機器、例え
ば呼び出しランプ等に出力するようにしても良い。
【0209】また、前記クレジット表示部285へのク
レジット球数の表示を実施させないように遊技者が選択
操作可能な操作部等を設けることは任意とされる。
【0210】また、前記各実施例では操作部220また
は操作部220’に前記未クレジット表示部227を設
けて、前記球払出装置248より未払い出しのパチンコ
球数を表示するようにしているが、本発明はこれに限定
されるものではない。
【0211】また、前記各実施例にて示したフロー図に
よる処理内容は、使用するマイコンの性能やメモリの容
量並びに接続される各デバイスの能力等により適宜に変
更できることは言うまでもない。
【0212】また前記実施例では、遊技機であるパチン
コ機2において使用される遊技用有価価値の形態として
度数を用いているが、本発明はこれに限定されるもので
はなく、これら遊技用有価価値を所定のポイントや相当
するパチンコ玉数やコイン数としても良く、その形態は
任意に選択すれば良い。
【0213】また、前記実施例では、遊技媒体としてパ
チンコ球を用いたパチンコ機を例に説明したが、本発明
の遊技媒体はこれに限定されるものではなく、その他の
遊技媒体を使用する遊技機、例えばコインを用いて遊技
を行うスロットマシンや、パチンコ球を用いて遊技を行
うスロットマシンであるパチロット等にも適用可能であ
る。つまりは、所定の払出条件の成立(可変表示装置が
遊技者の停止操作によって例えば777などの識別情報
が特定の組み合わせとなったいわゆる入賞したときな
ど)に基づいて遊技媒体(コイン、パチンコ球)を払出
す遊技媒体払出部(コインであれば俗にいうホッパー装
置であり、パチンコ球であれば球切払出装置265のよ
うな払出装置を用いればよい)と、遊技媒体が待機する
遊技媒体待機部(コインや、パチンコ球を受ける受皿)
と、を備え、該遊技媒体待機部に待機する遊技媒体を使
用して遊技を行う遊技機(この受け皿のコインやパチン
コ球をベットボタンを押すことで所定量取り込むように
すればよい、コインであれば小型の計数器を受皿に設け
ればよいし、パチンコ球であれば球切払出装置265と
同様な機構を用いれば取込装置としても利用できる)で
あって、前記遊技媒体払出部より払出された遊技媒体を
検出する払出遊技媒体検出手段と、前記遊技媒体待機部
に待機する遊技媒体の遊技への使用を検出する使用遊技
媒体検出手段と、前記払出遊技媒体検出手段において検
出された遊技媒体数と、前記使用遊技媒体検出手段にお
いて検出された遊技媒体数とにより遊技者が所有する遊
技媒体数を算出する遊技媒体数算出手段と、該遊技媒体
数算出手段により算出された遊技媒体数を記憶する記憶
部と、前記記憶部に記憶された遊技媒体数が残存するこ
とを条件に前記遊技媒体待機部に待機する遊技媒体の遊
技への使用を有効にする使用制御手段と、少なくとも前
記払出遊技媒体検出手段により検出された遊技媒体を前
記遊技媒体払出部に導く遊技媒体環流経路(パチンコ球
であれば揚送装置288のような揚送装置を用いればよ
い。コインであれば溢れ遊技媒体通路から導かれるコイ
ンを特開平11−179041号公報にあるような揚送
研磨装置で循環させるようにしたもの)と、を備える遊
技機とすれば良い。
【0214】
【発明の効果】本発明は次の効果を奏する。 (a)請求項1の発明によれば、少なくとも前記遊技媒
体払出部より払い出されて前記払出遊技媒体検出手段に
て検出された遊技媒体が前記記憶部に加算記憶されると
ともに、該検出済みとなった遊技媒体が前記遊技媒体環
流経路を通じて前記遊技媒体払出部に環流され、再度遊
技媒体払出部より払い出されるようになり、これら遊技
媒体が遊技機1台にて循環使用されるようになるため、
1台の遊技機に必要とされる遊技媒体量を大幅に低減す
ることができ、且つ前記遊技媒体環流経路を有すること
から遊技機の設置における自由度を向上できるととも
に、前記遊技媒体量監視手段にて遊技媒体の増加或いは
減少を監視できるようになるため、これら遊技媒体の増
加或いは減少による不具合の発生を事前に把握すること
ができる。
【0215】(b)請求項2の発明によれば、前記記憶
部に記憶されている遊技媒体数を目視にて確認すること
ができる。
【0216】(c)請求項3の発明によれば、前記遊技
媒体払出部より一度に多くの遊技媒体の払出が実施され
ても、これら払い出される遊技媒体を前記遊技媒体払出
部に良好に供給できるようになる。
【0217】(d)請求項4の発明によれば、前記遊技
媒体貯留部内に所定量の遊技媒体が貯留されている場合
において環流を停止或いは環流量を低減させたり、遊技
媒体貯留部内に所定量の遊技媒体が貯留されていない場
合に、前記環流を開始或いは環流量を増加させたりする
ことで、過剰な遊技媒体が環流されてしまったり、遊技
媒体貯留部に遊技媒体が無くなってしまうことを極力回
避できる。
【0218】(e)請求項5の発明によれば、遊技者
は、前記投入部より遊技媒体を投入して遊技を行うこと
ができる。
【0219】(f)請求項6の発明によれば、例えば、
遊技機外部の記録媒体処理装置にて前記記憶部に記憶さ
れている遊技媒体数の情報を記録媒体に関連付けて発
行、又は返却するようにすることができ、遊技者の利便
性を向上できる。
【0220】(g)請求項7の発明によれば、記録媒体
処理部により前記記憶部に記憶されている遊技球数の情
報を記録媒体に関連付けて発行するようにすることがで
き、遊技者の利便性を向上できる。
【0221】(h)請求項8の発明によれば、前記溢れ
遊技媒体検出手段にて検出された遊技媒体に加えて、前
記遊技媒体待機部から遊技に使用された遊技媒体が前記
遊技媒体払出部に環流されて遊技機内を循環して使用さ
れるようになり、遊技に使用された遊技媒体を循環させ
る経路を別途設ける必要がなく、循環経路を簡素化でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1におけるパチンコ機が適用さ
れた遊技用システムの構成を示す図である。
【図2】本発明の実施例1におけるパチンコ機並びにカ
ードユニットを示す正面図である。
【図3】本発明の実施例1におけるパチンコ機2に設け
られた操作部の上面図である。
【図4】本発明の実施例1におけるパチンコ機2の一部
破断背面図である。
【図5】(a)は、本発明の実施例1におけるパチンコ
機に設けられた球払出装置の構成を示す一部破断斜視図
であり、(b)(c)は前記球払出装置におけるパチン
コ球の払出状況を示す断面図である。
【図6】本発明の実施例1におけるパチンコ機に設けら
れた揚送装置並びに研磨装置の構成を示す一部破断図で
ある。
【図7】(a)(b)は、本発明の実施例1におけるパ
チンコ機の供給樋に設けられた分岐部の構造を示す断面
図である。
【図8】本発明の実施例1におけるパチンコ機並びにカ
ードユニットの構成を示すブロック図である。
【図9】本発明の実施例1におけるパチンコ機の持球制
御基板に設けられた持球制御マイクロコンピュータの処
理状況を示すフロー図である。
【図10】(a)は、本発明の実施例1における持球制
御マイクロコンピュータが行う外部取出処理の処理状況
を示すフロー図であり、(b)は、内部取込処理の処理
状況を示すフロー図である。
【図11】本発明の実施例1における持球制御マイクロ
コンピュータが行う精算処理の処理状況を示すフロー図
である。
【図12】本発明の実施例1における持球制御マイクロ
コンピュータが行う中断処理の処理状況を示すフロー図
である。
【図13】本発明の実施例1におけるパチンコ機の揚送
制御基板に設けられた揚送制御マイクロコンピュータの
処理状況を示すフロー図である。
【図14】本発明の実施例2におけるパチンコ機が適用
された遊技用システムの構成を示す図である。
【図15】本発明の実施例2におけるパチンコ機並びに
カードユニットを示す正面図である。
【図16】本発明の実施例2におけるパチンコ機2に設
けられた操作部の上面図である。
【図17】本発明の実施例2におけるパチンコ機2の操
作部内に設けられたカードリーダライタの構成を示す斜
視図である。
【図18】本発明の実施例2におけるパチンコ機並びに
カードユニットの構成を示すブロック図である。
【図19】(a)は、本発明の実施例1における持球制
御マイクロコンピュータが行う内部取込処理の処理状況
を示すフロー図であり、(b)は、精算処理の処理状況
を示すフロー図である。
【図20】本発明の実施例1における持球制御マイクロ
コンピュータが行う中断処理の処理状況を示すフロー図
である。
【図21】本発明の実施例3におけるパチンコ機2’’
の背面図である。
【図22】本発明の実施例3におけるパチンコ機並びに
カードユニットの構成を示すブロック図である。
【図23】本発明の実施例3の変形例を示す図である。
【符号の説明】
2 パチンコ機(遊技機) 2’ パチンコ機(遊技機) 2’’ パチンコ機 3 カードユニット(遊技用記録媒体処理装置) 8 通信ケーブル 9 通信ケーブル 10 通信ケーブル 37 リライトカード(記録媒体) 80 貯留ボックス 87 搬送ローラ 88 フリーローラ 89 本体部 90 カバー部 91 通信ヘッド 92 搬送路 93 プラテンローラ 94 サーマルヘッド 96 駆動モータ 97a 発光部 97b 受光部 98 タイミングベルト 99 駆動ギア 100 管理コンピュータ 101 POSレジ 201 ガラス扉枠 202 遊技盤 203 遊技領域 204 第1可変表示部 205 第2可変表示部 206 通過ゲート 207 始動入賞口 208 可動片 209 通常入賞口 210 第1可変入賞球装置 211 開閉板 212 振分装置 213 回転円盤 213a 特定入賞口 213b 通常入賞口 214 回転ロータ 214a 切欠 214b ロータ内入賞口 215 第2可変入賞球装置 216 開閉板 217 アウト口 220 操作部 220’ 操作部 221 カード残高表示部 222 クレジット表示部 223 球貸ボタン 224 自動球貸ボタン 225 自動球貸ランプ 226 制御ボックス 227 未クレジット表示部 228 外部取出ボタン(外部取出操作部) 229 取込球計数ボタン 230 精算ボタン(精算操作部) 231 中断ボタン 232 中断中ランプ 233 操作基板 235 打球操作ハンドル 236 満タン報知ランプ 237 タンク空報知ランプ 238 待機球流入口 239 打球待機樋(遊技媒体待機部) 239a 待機球確認窓 239b 待機球確認窓 240 打球発射レール 241 発射球検出スイッチ(使用遊技媒体検出手
段) 242 ファール口 243 取出球受皿(外部取出部) 244 取込球流出口 245 取込球流入口(投入部) 245’ シャッタ 246 上部タンク(払出部誘導通路、遊技媒体上部
貯留部) 247 上部タンク満タンスイッチ(上部貯留遊技媒
体検出手段) 248 球払出装置(遊技媒体払出部) 249a 駆動モータ 249b スプロケット 250 通路切替弁(通路切り替え部) 251 ソレノイド 252 払出球検出スイッチ(払出遊技媒体検出手
段) 253 下部タンク(遊技媒体貯留部) 254 傾動板 255 下部タンク空検出スイッチ 256 流入球検出スイッチ(投入遊技媒体検出手
段) 257 ファール球誘導樋 258 打込球検出スイッチ 259 ファール球検出スイッチ 260 下部タンク満タン検出スイッチ 261 揚送装置(移送部) 262 研磨装置(清浄部) 263 揚送路(遊技媒体移送通路) 264 補給樋(払出部誘導通路) 265 待機球誘導樋(待機部誘導通路) 266 待機球検出スイッチ 267 シャッタソレノイド 268 揚送制御基板(揚送制御手段、遊技媒体量監
視手段) 269 発射制御基板 270 打球発射モータ 270’ ハンマー 271 球払出制御マイコン 272 持球制御基板 272a 持球制御マイクロコンピュータ(使用制御手
段、遊技媒体数算出手段、遊技媒体取出手段) 272a’持球制御マイクロコンピュータ(使用制御手
段、遊技媒体数算出手段、遊技媒体取出手段) 272b ROM 272c RAM(記憶部) 273 遊技制御基板 274 表示制御基板 275 ランプ制御基板 276 音声制御基板 277 取出球検出スイッチ(外部取出遊技媒体検出
手段) 278 球切れ検出スイッチ 279 払出球供給通路(払出部誘導通路) 280 外部流下通路(遊技媒体取出通路) 281 内部流下通路(遊技媒体排出通路) 282 打込球合流樋(使用遊技媒体回収通路) 283 流入球誘導樋 285 クレジット表示部 286 分岐部(誘導部) 287 ドア開閉検出スイッチ 288 第2通信部(COM2) 289 第1通信部(COM1) 290 カードリーダライタ(記録媒体処理部) 291 カード発行口 292 カバー部 293 合流樋 294 揚送樋 295 スクリューコンベア 296 研磨布 301 動作ランプ 302 紙幣インジケータ 303 紙幣挿入口 304 カードインジケータ 305 カード挿入口 306 硬貨投入口 307 硬貨返却ボタン 309 硬貨インジケータ 310 硬貨返却口 311 紙幣識別ユニット 312 カードリーダライタ 313 硬貨識別ユニット 314 ROM 315 RAM 316 第2通信部 317 第1通信部 318 制御マイコン(MPU) 330 遊技島台 331 基枠 332 蝶番 334 載置板 401 駆動モータ 402 スプロケット 410 研磨カセット 412 台座 413 球誘導路 414 リール 415 リール 416 駆動軸 417 回転軸 418 研磨布 419 巻取モータ SW1 ゲートスイッチ SW2 始動入賞球検出スイッチ SW3 通常入賞球検出スイッチ SW4 通常入賞球検出スイッチ SW5 特定入賞球検出スイッチ SW6 特定入賞球検出スイッチ SW7 通常入賞球検出スイッチ SW8 ロータ内入賞球検出スイッチ SW9 特定入賞球検出スイッチ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の払出条件の成立に基づき遊技媒体
    を払出す遊技媒体払出部と、遊技媒体が待機する遊技媒
    体待機部と、を備え、該遊技媒体待機部に待機する遊技
    媒体を使用して遊技を行う遊技機であって、前記遊技媒
    体払出部より払出された遊技媒体を検出する払出遊技媒
    体検出手段と、前記遊技媒体待機部に待機する遊技媒体
    の遊技への使用を検出する使用遊技媒体検出手段と、前
    記払出遊技媒体検出手段において検出された遊技媒体数
    と、前記使用遊技媒体検出手段において検出された遊技
    媒体数とにより遊技者が所有する遊技媒体数を算出する
    遊技媒体数算出手段と、該遊技媒体数算出手段により算
    出された遊技媒体数を記憶する記憶部と、前記記憶部に
    記憶された遊技媒体数が残存することを条件に前記遊技
    媒体待機部に待機する遊技媒体の遊技への使用を有効に
    する使用制御手段と、少なくとも前記払出遊技媒体検出
    手段により検出された遊技媒体を前記遊技媒体払出部に
    導く遊技媒体環流経路と、遊技機を循環する遊技媒体量
    を監視するための遊技媒体量監視手段と、を備えること
    を特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記記憶部に記憶されている遊技媒体数
    を表示する遊技媒体数表示部を備える請求項1に記載の
    遊技機。
  3. 【請求項3】 前記遊技媒体環流経路上には、環流され
    る遊技媒体を貯留するための遊技媒体貯留部を備える請
    求項1または2に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記遊技媒体貯留部には、該遊技媒体貯
    留部内に所定量の遊技媒体が貯留されていることを検出
    する貯留遊技媒体検出部が設けられ、該貯留遊技媒体検
    出部による貯留遊技媒体の検出状況に基づいて前記遊技
    媒体環流経路を通じて前記遊技媒体払出部に環流する遊
    技媒体量の制御を行う環流量制御手段を備える請求項3
    に記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 遊技媒体を投入するための投入部と、該
    投入部から投入された遊技媒体を検出する投入遊技媒体
    検出手段と、を備え、前記遊技媒体数算出手段は該投入
    遊技媒体検出手段にて検出された遊技媒体を前記記憶部
    に記憶された遊技媒体数に加算更新する請求項1〜4の
    いずれかに記載の遊技機。
  6. 【請求項6】 前記記憶部に記憶されている遊技媒体数
    の精算を行うために遊技者により操作可能とされた精算
    操作部と、該精算操作部の操作に基づき前記記憶部に記
    憶されている遊技媒体数の情報を遊技機外部に送信する
    通信部を備える請求項1〜5のいずれかに記載の遊技
    機。
  7. 【請求項7】 前記記憶部に記憶されている遊技媒体数
    の精算を行うために遊技者により操作可能とされた精算
    操作部と、該精算操作部の操作に基づき前記記憶部に記
    憶されている遊技媒体数を特定可能な情報が記録された
    記録媒体を発行する記録媒体処理部を備える請求項1〜
    5のいずれかに記載の遊技機。
  8. 【請求項8】 前記使用遊技媒体検出手段により検出さ
    れた遊技媒体を前記遊技媒体環流経路に導く使用遊技媒
    体回収通路を備える請求項1〜7のいずれかに記載の遊
    技機。
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