JP4867120B2 - 遊技機 - Google Patents

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JP4867120B2 JP2001298693A JP2001298693A JP4867120B2 JP 4867120 B2 JP4867120 B2 JP 4867120B2 JP 2001298693 A JP2001298693 A JP 2001298693A JP 2001298693 A JP2001298693 A JP 2001298693A JP 4867120 B2 JP4867120 B2 JP 4867120B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術の分野】
本発明は、遊技場等の遊技を実施可能な適宜な場所に設置される、例えば、パチンコ遊技機、雀球遊技機、アレンジボール式パチンコ遊技機等の遊技機、特には1台の遊技機に必要とされる遊技球量を大幅に少ないものにできる遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、遊技場にあっては、遊技客の嗜好の多様化に伴う遊技機の機種増加や、遊技場の運営効率の向上を計ること等の観点から、遊技場に設置される遊技機の台数が増加する傾向にある。
【0003】
一方、これら設置される遊技機においても、従来の現金機等に比較してより射幸性の高いカードリーダー(CR)式パチンコ機等の遊技機が主流を占めるようになってきている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
これら遊技機の射幸性の向上に伴って、遊技機の外部に排出されてストックされる遊技球であるパチンコ球が増加する傾向にあるとともに、前述のように遊技場に設置される遊技機の台数が増加する傾向にあることから、膨大な量の遊技球であるパチンコ玉を遊技場が用意し、管理することが必要とされているが、これら膨大な量の遊技球を購入し、管理するには非常に多くのコストが必要であるという問題があり、これらの問題等を解決することのできる遊技機として、遊技によって獲得した遊技球を一度クレジットしておき、必要に応じてクレジットした遊技球を再度払い出させて遊技に使用可能とされたクレジット式遊技機が考えられる。
【0005】
これらクレジット式の遊技機は、前述のように、遊技場が用意しなければならない遊技球量の低減が可能であり、これら遊技球の管理に必要とされる労力を大幅に低減できる可能性を有するものであるが、これらクレジット式遊技機においても、従来の遊技機と同様に遊技球を遊技機に補充するための補給設備等が必要であることから、これらクレジット式の遊技機の設置にあっては、前記補給設備が既にある場所に設置するか、或いはこれら補給設備を新たに設置できる場所を選定する必要があり、これらクレジット式の遊技機の設置における自由度が低く、遊技機を所望する任意の場所に配置したいという要望に答えられないという問題があった。
【0006】
よって、本発明は上記した問題点に着目してなされたもので、補給装置や揚送装置等の各種装置を島の改造や新設において設ける必要を無くすことで、遊技機の設置における自由度を向上でき、且つ1台の遊技機に必要とされる遊技球数を大幅に低減することのできる遊技機を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記した問題を解決するために、本発明の遊技機は、所定の払出条件の成立に基づいて遊技球を払出する遊技球払出部と、該遊技球払出部から払出された遊技球が待機する遊技球待機部と、を備え、該遊技球待機部に待機する遊技球を遊技領域に向けて発射して遊技を行う遊技機であって、
前記遊技球待機部から溢れ出た遊技球および前記遊技球待機部が待機中の遊技球にて満杯状態である場合において前記遊技球払出部から払出された遊技球が通過する溢れ遊技球通路と、
該溢れ遊技球通路を通過する遊技球を検出する溢れ遊技球検出手段と、
該溢れ遊技球検出手段における遊技球の検出に基づき、該検出された遊技球数を遊技に使用可能な遊技球数として加算更新する加算更新手段と、
該加算更新手段により加算された遊技球数を記憶する記憶部と、
該記憶部に記憶されている遊技球数を表示する遊技球数表示部と、
少なくとも前記溢れ遊技球検出手段にて検出された遊技球を貯留する遊技球貯留部と、
遊技機の下方位置から上方位置に架設されて遊技球を移送するための遊技球移送通路と、
前記遊技球貯留部に連結され、該遊技球貯留部に貯留された遊技球を、前記遊技球移送通路を通して遊技機の上方位置へ移送する移送部と、
該移送部により移送され前記遊技球移送通路の上方位置より排出された遊技球を前記遊技球払出部に導く遊技球環流路と、
前記遊技球環流路を含む遊技球の循環経路上に遊技球を清浄化する清浄部と、
前記記憶部に記憶されている遊技球数の範囲内における遊技球を前記遊技球払出部から前記遊技球待機部に払出させるための遊技球払戻手段と、
該遊技球払戻手段により前記遊技球払出部から前記遊技球待機部へ払出される遊技球を検出する払戻遊技球検出手段と、
前記遊技球を遊技機外部に取り出すための外部取出部と、
前記記憶部に記憶されている遊技球数の範囲内における遊技球を前記外部取出部より遊技者が遊技機外部に取り出すために操作する外部取出操作部と、
該外部取出操作部の操作に基づき前記記憶部に記憶されている遊技球数の範囲内における遊技球を前記遊技球払出部から前記外部取出部に払出させるための遊技球取出手段と、
該遊技球払出部から払出された遊技媒体を前記外部取出部に導くための遊技球取出通路と、
前記遊技球払出部より前記外部取出部に払出される遊技球を検出する外部取出遊技球検出手段と、
前記払戻遊技球検出手段及び前記外部取出遊技球検出手段による前記遊技球の検出に基づき、前記記憶部に記憶されている遊技球数を減算更新する減算更新手段と、
前記外部取出部から排出される遊技球の取出準備が完了しているか否かを検出する取出準備完了検出部と、
を備え、
前記遊技球取出手段は、前記取出準備完了検出部による取出準備の完了が検出された場合において、前記遊技球払出部から遊技球を払出させることを特徴としてる。
この特徴によれば、少なくとも前記遊技球払出部より払い出されて前記溢れ遊技球検出手段にて検出された遊技球が前記記憶部に加算記憶されるとともに、該検出済みとなった遊技球が前記遊技球貯留部、移送部、遊技球移送通路、遊技球環流通路を通じて前記遊技球払出部に環流され、再度遊技球払出部より払い出されるようになり、これら遊技球が遊技機1台にて循環使用されるようになるため、1台の遊技機に必要とされる遊技球量を大幅に低減することができ、且つ前記遊技球貯留部、移送部、遊技球移送通路、遊技球環流通路を有することから遊技機の設置における自由度を向上できるとともに、前記清浄部を備えることで、これら循環使用される遊技球を清浄な状態に保つことができ、結果的に前記遊技球環流経路を含む遊技球の循環経路等の汚れも低減できる。また、前記記憶部に記憶されている遊技球数を目視にて確認することができるとともに、一度前記記憶部に加算された遊技球数を再度前記遊技球待機部へ払出させて、再度遊技に使用することができる。さらに、遊技者は前記外部取出操作部を操作することで、前記記録部に記録されている遊技球数の範囲内の遊技球を、前記外部取出部より遊技機外部に任意に取り出すことができる。そして、例えば遊技球貯留箱の配置等の遊技球の貯留準備が完了していない時点にて、誤って前記外部取出操作部が操作されても、遊技球が外部取出部より排出されてしまうことを回避できる。
【0019】
本発明の遊技機は、少なくとも前記遊技球払戻手段により前記遊技球払出部から排出される遊技球が通過する払い戻し遊技球通路と、遊技球の貸し出し或いは入賞に基づき前記遊技球払出部から払出される遊技球が通過する払い出し遊技球通路とを備え、これら各通路のいずれかに前記遊技球払出部より払い出された遊技球の通路を切り替える通路切り替え部が設けられていることが好ましい。
このようにすれば、遊技球の払い戻し用の遊技球払出部と、遊技球の貸し出し或いは入賞に基づく遊技球の払い出し用の遊技球払出部とを個別に設ける必要がなく、遊技機を簡素化することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。
【0021】
(実施例1)
図1は、本実施例1の遊技機であるパチンコ機並びに該パチンコ機に対応して設けられた遊技用記録媒体処理装置としてのカードユニットを示す外観正面図であり、図2は、本実施例1のパチンコ機の打球待機皿を示す上面図であり、図3は、本実施例1のパチンコ機の背面図を示す図であり、図4は、本実施例1のパチンコ機並びにカードユニットの構成を示すブロック図である。
【0022】
本実施例1における遊技機であるパチンコ機2並びに記録媒体処理装置としてのカードユニット3は、図1に示すような外観を有しており、従来のパチンコ機と同様に、パチンコ機2に対応して遊技用記録媒体であるプリペイドカードや会員カードを挿入することで、前記パチンコ機2より遊技球であるパチンコ球の貸し出しが実施されて遊技が実施可能となるカードユニット3が設けられている。
【0023】
まず、本実施例1の遊技機であるパチンコ機2について説明すると、該パチンコ機2は、図1に示すように、額縁状に形成されたガラス扉枠201を有し、該ガラス扉枠201の上部表面には遊技に使用可能なパチンコ球数であるクレジット球数や遊技の中断時間等を表示する上部表示器228が設けられているとともに、遊技機の略中央位置には打球待機皿220が突設した態様にて設けられている。また、該打球待機皿220の下部には、該打球待機皿220に待機するパチンコ球を発射するための打球操作ハンドル240が設けられている。
【0024】
前記打球待機皿220の上面には、図2に示すように、所定数のパチンコ球を待機球として一時貯留するとともに、その待機球の流下方向下部位置が細幅とされて、前記打球操作ハンドル240の操作によりパチンコ球を打ち出す揺動ハンマ293’へ待機球を供給する待機球供給樋へ待機球を整列移送する皿部221が設けられているとともに、該皿部221の上面は、蝶番226により開閉可能に取付けられた透明な開閉蓋225にて覆われていて、該皿部221内に待機しているパチンコ球の貯留状態を目視にて確認できるようになっているとともに、該開閉蓋225を開けることで外部に取り出したパチンコ球等を直接投入することができるようになっている。尚、本実施例では、前記開閉蓋225の開成角度は、前記開閉蓋225からのパチンコ球の取出を不容易化するために約45度程度に規制しているが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0025】
また、前記皿部221の待機球の流下方向中央部位置には、待機球の存在を検出する待機球検出センサ222が設けられていて、該待機球検出センサ222による検出情報に基づいて、前記クレジット球数からのパチンコ球の自動払い戻しや、プリペイドカードや会員カードからのパチンコ球の自動貸し出しが実施されるとともに、前記待機球供給樋へ通じる流路にはシャッタ245を備えた待機球排出口244が設けられていて、該シャッタ245がソレノイド245’にて開放されることで、図3に示すように、前記皿部221上の待機球が待機球排出口244より流入して待機球排出通路277を通じてパチンコ機2の裏面下部に設けられているクレジット球スイッチ283に送られて検出され、該待機球がクレジット球数に加算されるようになっている。
【0026】
図2に示すように、この皿部221が漸次細幅となる打球待機皿220の上面には、遊技者により前記カードユニット3に設けられた後述するカード挿入口305に挿入されたプリペイドカードや会員カードの記録情報により特定される該カードに残存する大きさの遊技用有価価値であるプリペイド度数を表示するためのカード残高表示部227と、前記上部表示器228と同様に遊技に使用可能なパチンコ球数であるクレジット球数を表示するためのクレジット表示部223と、遊技の開始または前記クレジット表示部223に表示されているクレジット球数が「0」になった際等に押圧操作されて、前記カード残高表示部227に残度数が存在する場合に所定数(本実施例では125球)のパチンコ球の貸し出しを受けるために操作される球貸ボタン231と、前記待機球検出センサ222の待機球の検出状況に基づいて前記クレジット球数からのパチンコ球の自動払い戻しやパチンコ球の自動貸し出しの実施を設定/解除するための自動払戻(球貸)ボタン232と、該自動払戻(球貸)ボタン232による自動払戻(球貸)の設定がなされている際に点灯される自動払戻(球貸)ランプ233と、中断時に操作されることで所定の中断処理を実施する中断ボタン235と、該中断ボタン235の操作による中断時に点灯される中断中ランプ236と、遊技終了時に操作されることで所定の精算処理を実施する精算ボタン234と、が設けられており、これら各部は打球待機皿220内部に設けられている第1操作基板229上に実装されている。
【0027】
また、パチンコ機2の下部中央位置には、遊技にて獲得したパチンコ球をパチンコ機2の外部に取り出すための外部取出口249が設けられており、前記打球待機皿220の右側方上部位置に設けられている外部払出ボタン239を操作することにより、該外部払出ボタン239を操作している間、前記クレジット表示部223に表示されているクレジット球が前記外部取出口249から排出される。この外部取出口249の下部位置には、該外部取出口249から排出されるパチンコ球を貯留するための貯留箱251や手等が配置されていることを検知するための取出準備検出センサ250が設けられていて、該取出準備検出センサ250による検出がなされない場合には、前記外部取出口249からパチンコ球が排出されないようになっている。
【0028】
前記外部払出ボタン239は第2操作基板237に設けられ、該基板には前記クレジット表示部223に表示されているクレジット球を前記打球待機皿220に排出させるための上皿払出ボタン238が設けられており、遊技者は該上皿払出ボタン238を操作することで、クレジット球から所定数(例えば125球)のパチンコ球の前記打球待機皿220への払い戻しを任意に受けることができる。
【0029】
また、該第2操作基板237と遊技領域203を挟んだ反対位置となるパチンコ機2の略中央左位置には、前記遊技領域203に設けられた各入賞口への入賞により付与される賞球が加算表示されるとともに、払出が実施された賞球数が減算表示され、その時点にてまだ実際に払出がなされていない未払出のパチンコ球数が表示される未払出球表示部230が設けられており、遊技者は入賞して実際にまだ払出が実施されていない未払出のパチンコ球の数を確認することができるようになっている。
【0030】
尚、パチンコ機2の上端部左位置には、後述する上部貯留タンク260に貯留されているパチンコ球が所定の貯留上限量に達していることを報知するための満タン報知ランプ241と、パチンコ機2の背面下部位置に設けられている回収球タンク284内に貯留されているパチンコ球が所定の下限量に達していることを報知するためのタンク空報知ランプ242とが設けられていて、係員等がパチンコ機2内のパチンコ球の量を外部より確認できるようになっている。
【0031】
前記ガラス扉枠201の後方には、遊技盤202が着脱可能に取付けられている。また、遊技盤202の前面には遊技領域203が設けられている。この遊技領域203の上部中央付近には、「特別図柄」と呼ばれる複数種類の識別情報が可変表示される第1可変表示部204と、「普通図柄」と呼ばれる複数種類の識別情報が可変表示される第2可変表示部205と、が設けられている。また、遊技領域203の下部中央付近には、特定入賞口213aと通常入賞口213bとが形成され、電源投入により常時回転する回転円盤213を内部に備えた振分装置212が設けられている。また、前記第1可変表示部204の右側には、パチンコ球を1球収容可能な切欠214aが形成され、電源投入により常時回転する回転ロータ214が設けられている。また遊技盤203には、複数の通常入賞口209や通過ゲート206、始動入賞口207、第1可変入賞球装置210、第2可変入賞球装置215が設けられているとともに、遊技領域203の下部には、いずれの入賞口にも入賞しなかったパチンコ球を回収するアウト口217が形成されている。
【0032】
尚、本実施例1のパチンコ機2における遊技盤202には、一般的なパチンコ機における遊技盤よりも大径の遊技盤を用いており、このように大径の遊技盤202を用いることで、本実施例では、第1種遊技を実施可能とするための役物として始動入賞口207や第1可変表示部204等とともに、第3種遊技を実施可能とするための役物である振分装置212等を設けて、第1種遊技と第3種遊技の双方の遊技を実施できるようにしている。このようにすることは、遊技者が複数の遊技プロセスにて遊技を行うことができ、遊技者の興趣を大幅に向上させることができることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0033】
前記打球操作ハンドル240が操作されると、遊技機の背面下部に設けられている後述する打球発射モータ293が駆動され、これに伴い揺動ハンマ293’が揺動して打球待機皿220に待機する待機球が順次、遊技領域203内へ発射される。この際、この発射速度は、前記打球操作ハンドル235の回動量にて遊技者が調節することができる。これら発射されたパチンコ球は、打球発射レール247を通って遊技領域203に入り、その後、遊技領域203を流下していく。この際、発射勢いが弱すぎて前記遊技領域203に達しなかったパチンコ球は、ファール口248に回収され、図3に示すようにパチンコ機2の背面に設けられた後述するクレジット球通路275に合流し、クレジット球スイッチ283に検出されてクレジット加算された後、パチンコ機2の背面側下部位置に設けられた回収球タンク284に回収される。
【0034】
また、前記遊技領域203に打ち込まれ、いずれの入賞口にも入賞しなかったパチンコ球はアウト口217に回収され、図3に示すように、遊技領域203の各入賞口に入賞した入賞球とともにパチンコ機2の背面側の打込球合流樋257により収集されて打込球検出スイッチ279にて検出された後、前記回収球タンク284に回収される。
【0035】
また、前記遊技領域203に打ち込まれたパチンコ玉が通常入賞口209に入賞すると、入賞したパチンコ球は通常入賞球検出スイッチSW3に検出されて所定の賞球が前記打球待機皿220に払い出されるとともに、図3に示すように、前記打込球合流樋257に送られて打込球検出スイッチ279に検出された後、前記回収球タンク284に回収される。
【0036】
また、前記遊技領域203に打ち込まれたパチンコ球が通過ゲート206を通過すると、ゲートスイッチSW1がパチンコ球の通過を検出し、第2可変表示部205に停止表示されている普通図柄の可変表示が開始する。
【0037】
この第2可変表示部205の可変表示動作後の表示結果が予め定められた特定の表示結果(たとえば7)となった場合に、遊技領域203の略左下方部に形成されている始動入賞口207に設けられた可動片208が所定時間開成してパチンコ球が始動入賞口207に入賞し易い遊技者にとって有利な状態となる。
【0038】
この始動入賞口207にパチンコ球が入賞すると、入賞したパチンコ球が始動入賞球検出スイッチSW2に検出され、第1可変表示部204において全特別図柄が可変表示(変動表示)を開始する。そして、その後、左、中、右の特別図柄が停止し、その停止表示結果が予め定められた特定の表示態様(たとえば777)となった場合に、第1種特定遊技状態(大当り状態)が発生する。このように大当り状態が発生した場合には、第1可変入賞球装置210に設けられた開閉板211が開成して遊技者にとって有利な第1の状態となる。この第1の状態は、所定期間(たとえば30秒間)の経過またはパチンコ球の所定個数(たとえば10個)の入賞のうちいずれか早い方の条件が成立することにより終了し、その後、遊技者にとって不利な第2の状態、すなわち前記開閉板211が閉じた状態となる。前記第1可変入賞球装置210の内部には、通常入賞口と特定入賞口(Vポケット)とが設けられており、第1の状態となっている第1可変入賞球装置210の内部に進入したパチンコ球が前記特定入賞口に入賞して特定入賞球検出スイッチ(Vカウントスイッチ)SW5により検出されれば、その回の第1の状態の終了を待って前記第2の状態から前記第1の状態に制御する繰返し継続制御が行なわれる。この繰返し継続制御の上限回数は例えば15回と定められている。
【0039】
また、前記始動入賞口207に入賞し、始動入賞球検出スイッチSW2に検出されたパチンコ球は、前記通常入賞口209と同様に前記打込球合流樋257にて収集され、打込球検出スイッチ279に検出されて前記回収球タンク284に回収される。また、前記第1可変入賞球装置210内部に進入し、前記通常入賞口に入賞して通常入賞球検出スイッチSW4に検出されたパチンコ球も、他の入賞球と同様に前記打込球合流樋257にて収集され、打込球検出スイッチ279に検出されて前記回収球タンク284に回収される。更に、前記第1可変入賞球装置210内部に進入し、前記特定入賞口に入賞して特定入賞球検出スイッチSW5に検出されたパチンコ球も、他の入賞球と同様に前記打込球合流樋257にて収集され、打込球検出スイッチ279に検出されて前記回収球タンク284に回収される。
【0040】
また、前記遊技領域203に打ち込まれたパチンコ球が前記振分装置212の内部に進入し、回転円盤213の通常入賞口213bに入賞すると、入賞したパチンコ球は通常入賞球検出スイッチSW7にて検出され、回転円盤213の特定入賞口213aに入賞すると、入賞したパチンコ球は特定入賞球検出スイッチSW6に検出される。これら各検出スイッチにて検出された後、各入賞球は他の入賞球と同様に前記打込球合流樋257にて収集され、打込球検出スイッチ279に検出されて前記回収球タンク284に回収される。
【0041】
また、前記特定入賞球検出スイッチSW6によるパチンコ球の検出に基づき第3種特定遊技状態(大当り状態)が発生する。この状態で回転ロータ214の切欠214aにパチンコ球が進入し、該進入したパチンコ球が回転ロータ214の回転に伴いロータ内入賞口214bに入賞すると、入賞したパチンコ球がロータ内入賞球検出スイッチSW8に検出され、該検出に基づき第2可変入賞球装置215に設けられた開閉板216が開成して遊技者にとって有利な第1の状態となる。この第1の状態は、前記回転ロータ214の所定角度の回転またはパチンコ球の所定個数(たとえば10個)の入賞のうちいずれか早い方の条件が成立することにより終了し、その後、遊技者にとって不利な第2の状態、すなわち前記開閉板216が閉じた状態となる。この第2の状態において再びパチンコ球がロータ内入賞口214bに入賞してロータ内入賞球検出スイッチSW8に検出されると、前記第2の状態から前記第1の状態に制御する繰返し継続制御が行なわれる。この繰返し継続制御の上限回数は例えば15回と定められている。
【0042】
また、前記ロータ内入賞口214bに入賞してロータ内入賞球検出スイッチSW8に検出されたパチンコ球並びに前記第2可変入賞球装置215内部に入賞して入賞球検出スイッチSW9に検出されたパチンコ球も、前記各入賞球と同様に前記打込球合流樋257にて収集され、打込球検出スイッチ279に検出されて前記回収球タンク284に回収されるようになっており、該打込球合流樋257には、前記遊技領域203に打ち込まれたパチンコ球全てが排出されて収集され、該パチンコ球全てが前記打込球検出スイッチ279にて検出されるようになっており、これら打込球検出スイッチ279により検出された球数を積算することで打込球数を把握できるようになっている。また、前記SW2〜SW9によりパチンコ球が検出されると、予め各検出スイッチ毎に設定された賞球数分のパチンコ球が、後述する球切払出装置265により前記打球待機皿220に向けて払出される。
【0043】
また、これら打込球合流樋257により収集され、前記打込球検出スイッチ279にて検出された各入賞球(セーフ球)並びに前記アウト口217より回収されたアウト球は、図3に示すように、打込球回収路258を通じてパチンコ機2の裏面下部位置にパチンコ球を貯留可能とされた回収球タンク284へ移送、回収される。
【0044】
このように、打込球回収路258を設けて遊技に使用された入賞球(セーフ球)並びにアウト球を回収球タンク284へ移送、回収するようにすることは、これらの遊技に使用された球も後述する移送部としての揚送装置288にて揚送されて循環使用されるようになるため、パチンコ機2内部のパチンコ球を有効に使用することが可能となるとともに、一度使用される毎に清浄化されるようになって遊技盤面や各通路が汚れ難くなることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0045】
本実施例のパチンコ機2の裏面下部位置には、前述のように、遊技に使用されて回収されたパチンコ球を回収、貯留する回収球タンク284が設けられている。この回収球タンク284には、前記打球待機皿220の皿部221に遊技球排出部である球切払出装置265より排出されて供給されたパチンコ球が一杯である場合に、前記球流入口243より前記皿部221に流入できずに溢れたパチンコ球や該皿部221からこぼれ落ちたパチンコ球が流下するクレジット球流路275が接続されており、前記皿部221に流入できずに溢流(オーバーフロー)したパチンコ球は、該クレジット球流路275の流路上に設けられているクレジット球スイッチ283により検出されてクレジット球数に加算された後、前記回収球タンク284内に貯留される。
【0046】
また、前記クレジット球流路275のクレジット球スイッチ283が設けられている上流部には、前記待機球排出口244から流入し、待機球排出通路277を流下してきたパチンコ球が合流する待機球合流口278が設けられており、これら待機球排出口244から流入してきた待機球も前記クレジット球スイッチ283にてクレジット加算されるようになっている。
【0047】
また、前記クレジット球流路275の中流部には、前記ファール口248に繋がる合流部が形成されており、前記揺動ハンマ293’により打ち出されたが、発射勢いが弱すぎて前記遊技領域203に達することなく前記ファール口248より回収されたパチンコ球は、前記合流部からクレジット球流路275内に流入して前記クレジット球スイッチ283にて検出されることにより、該ファール球がクレジット加算されて再度遊技に使用できるようになっている。
【0048】
これら回収球タンク284の回収、貯留されたパチンコ球は、揚送球通路286を通じてパチンコ機2の裏面角部に設けられている移送部としての揚送装置288に流入する。この揚送球通路286中には、該揚送球通路286にパチンコ球が存在するか否かを検出する揚送球検出センサ287が設けられており、該揚送球検出センサ287によりパチンコ球が検出されない場合においては、揚送装置288が稼働しないように制御されることで、揚送装置288が空回りすることを防止でき、無駄な電力使用を抑えられるようになる。
【0049】
また、前記回収球タンク284の上部側部所定位置には、回収球タンク284内に貯留されているパチンコ球が所定の上限量に達したことを検出するための回収球満タン検出センサ285が設けられており、該回収球満タン検出センサ285がパチンコ球を検出した場合においては、前記球切払出装置265からのパチンコ球の排出が留保されるとともに、後述する上部貯留タンク260に設けられている上部タンク満タン検出センサ261によりパチンコ球の検出がなされている場合において前記打球操作ハンドル240が操作が無効とされて打球発射ができないように制御されることで、回収球タンク284内部に更なるパチンコ球が貯留されて、前記クレジット球スイッチ283等にパチンコ球が停止してしまうことが防止されるようになっている。
【0050】
これら回収球タンク284内に貯留されたパチンコ球は、図3並びに図7に示すように、前記揚送球通路286に連設して設けられた移送部としての揚送装置288に供給される。この揚送装置288には、パチンコ機2の上部位置に設けられている上部貯留タンク260に繋がるように架設された遊技球環流経路を構成する揚送路289が接続されていて、前記揚送装置288内に設けられたスプロケット402が図中矢印方向に駆動モータ401により回転駆動されることで、前記揚送球通路286より供給されたパチンコ球が揚送路289に送り出されて、順次環流路259へ移送され、該環流路259の経路上に設けられた上部貯留タンク260に貯留される。
【0051】
また、前記揚送路289の経路中には、図7に示すように、該揚送路289を移送されるパチンコ球の清浄化を行うための清浄部としての研磨装置290が設けられている。この研磨装置290は、巻取モータ419により回転駆動される駆動軸416並びに回転自在に軸支された回転軸417が設けられた台座412と、その内部にロール状に巻回された研磨布418が巻着されるリール414,415とパチンコ球が通過1列状に通過可能な球誘導路413とを有し、前記研磨布418が球誘導路413をかけ渡すように敷設された研磨カセット410と、から主に構成されており、前記研磨カセット410は前記台座412に着脱自在とされている。
【0052】
この研磨カセット410を前記台座412に装着することで、前記揚送路289と前記球誘導路413とが連結し、該揚送路289を移送されるパチンコ玉が玉誘導路413内を案内されて移動することで、該玉誘導路413内に敷設された研磨布418と摺接することで研磨された後、再度揚送路289に流入して環流路259へ揚送される。
【0053】
また、前記研磨布418が巻着されたリール414、415は巻取モータ419の回動に同期して回転する駆動軸416並びに回転軸417と前記装着により嵌合しており、所定間隔毎に駆動される巻取モータ419の回動により駆動軸416が回転することで、リール414、415が回転し、研磨布418がリール414側に巻取られるようになっている。これにより、研磨布418の球誘導路413内に敷設された部分、すなわちパチンコ球の研磨により汚れが付着した部分がリール414側に巻取られるとともに、まだ汚れの付着していないリール415側の部分が巻き出され、球誘導路413内に敷設されることで、良好な研磨(清浄化)が実施できるようになっている。
【0054】
これら本実施例のように、前記研磨カセット410を用いた研磨装置290を用いることは、適宜に汚れていない研磨布418とパチンコ球とが摺接することになり、良好な研磨(清浄化)を実施できるとともに、省スペースでかつ研磨布の交換もカセット形状とすることで実施し易いことから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら揚送路289を揚送されるパチンコ球を清浄化できるものであれば、任意の研磨(清浄化)装置を使用することができる。
【0055】
これら、研磨装置290にて研磨(清浄化)されて揚送路289を通じて揚送されたパチンコ球は、前記環流路259の経路上に設けられた前記上部貯留タンク260に貯留されていく。
【0056】
この上部貯留タンク260には、該上部貯留タンク260に貯留されているパチンコ球が所定の上限量に達したことを検出するための上部タンク満タン検出センサ261が設けられており、この上部タンク満タン検出センサ261にてパチンコ球が検出された場合において、前記揚送装置288によるパチンコ球の揚送が停止されるように制御される。
【0057】
この上部貯留タンク260下部位置には、パチンコ機2の裏面右部に設けられている球切払出装置265へ貯留されているパチンコ球を導く環流路259が設けられているとともに、該環流路259の経路中には、上部貯留タンク260に貯留されているパチンコ球をパチンコ機2下部位置の前記回収球タンク284に球抜通路273を通じて流下させるための球抜弁262が設けられているとともに、前記球切払出装置265の上流直上位置には、球切払出装置265へ供給されるパチンコ球の有無を検出する球切れセンサ263が設けられており、該球切れセンサ263によるパチンコ球の検出がない場合においては、前記球切払出装置265によるパチンコ球の払出が留保されるように制御される。
【0058】
この本実施例に用いた球切払出装置265並びに球切払出装置265周辺の流路を図5に示す。本実施例の球切払出装置265内には、その一面にパチンコ球を収容可能な切り欠き部が形成された球切り部(図示略)を有し、伝達ギア451を介して駆動モータ450にて回動されることにより1回転にて3つの球を下流側に排出可能なスプロケット452と、該スプロケット452から排出されたパチンコ球の進路を、ソレノイド269の動作にて第1経路266或いは第2経路267に切り替える上部経路切替弁268と、該上部経路切替弁268の直下に設けられ、前記第1経路266を流下するパチンコ球を検出するための減算スイッチ270と、前記第2経路267を流下するパチンコ球を検出するための払出球検出スイッチ281と、が設けられており、前記駆動モータ450により前記スプロケット452の回転を適宜制御するとともに、前記ソレノイド269の動作を適宜に制御することで、所定数のパチンコ球が前記第1経路266或いは第2経路267のいずれかに排出される。尚、図5中の453は、球切払出装置265の前面を覆うカバーである。
【0059】
この球切払出装置265より排出された各経路のパチンコ球は、該球切払出装置265の下部に設けられた下部進路切替装置274に連結路454を通じて供給される。この下部進路切替装置274内には、図5並びに図6に示すように、前記球切払出装置265内部に設けられている上部経路切替弁268並びにソレノイド269と同様に、下部経路切替弁271並びにソレノイド272が設けられており、前記第2経路267に払い出されたパチンコ球の進路を前記第1経路266に適宜に変更することができるようになっており、前記第1経路266は図3に示すように、取出球通路276介して前記外部取出口249に繋がっている。
【0060】
また、前記第2通路267は、前記打球待機皿220の球流入口243に繋がっていて、最終的に該第2通路267を進路とされたパチンコ球は前記球流入口243より前記皿部221内に流入するか、前記クレジット球流路275を流下してクレジット球スイッチ283により検出された後、前記回収球タンク284内に貯留される。尚、図3中の282は、パチンコ機2の前記ガラス扉枠201の開閉を検知するためのドア開閉検出スイッチである。
【0061】
これら球切払出装置265並びに下部進路切替装置274によるパチンコ球の払出状況、特に経路切替の状況について図6に基づき説明すると、まず、図6(a)は、クレジット球を前記外部取出口249よりパチンコ機2外部に取り出す際の状況を示したものであり、前記スプロケット452から排出されたパチンコ球は、その進路を変更されることなく第1経路266を流下し、前記減算スイッチ270にて検出されてクレジット球数が減算更新された後、該第1経路266を保ったまま前記取出球通路276を流下して外部取出口249より排出される。
【0062】
次いで、図6(b)は、クレジット球を前記打球待機皿220に払い戻す際の状況を示したものであり、前記スプロケット452から排出されたパチンコ球は、その進路を変更されることなく第1経路266を流下し、前記減算スイッチ270にて検出されてクレジット球数が減算更新された後、前記下部進路切替装置274の下部経路切替弁271にてその進路が前記第2経路267に変更されて、該第2経路267を流下して前記球流入口243より打球待機皿220の前記皿部221内に流入するか、或いは前記皿部221が満タンならば該皿部を溢れて前記クレジット球流路275を流下して前記クレジット球スイッチ283に検出されてクレジット加算されて回収球タンク284内に貯留される。
【0063】
次いで、図6(c)は、入賞による賞球の払い出し或いは貸し出しによるパチンコ球の払い出す際の状況を示したものであり、前記スプロケット452から排出されたパチンコ球は、前記上部経路切替弁268によりその進路を第2経路267に変更され、該第2経路267を流下する途中で前記払出球検出スイッチ281にて検出されて補給球数が加算更新された後、該第2経路267を流下して前記球流入口243より打球待機皿220の前記皿部221内に流入するか、或いは前記皿部221が満タンならば該皿部を溢れて前記クレジット球流路275を流下して前記クレジット球スイッチ283に検出されてクレジット加算されて回収球タンク284内に貯留される。
【0064】
これら前記打球待機皿220に排出されたパチンコ球は、前述のように、遊技に使用されて前記打込球合流樋257並びに打込球回収路258を通じて回収球タンク284内に貯留され、遊技に使用されなかったファール球も前記クレジット球流路275に合流して最終的に回収球タンク284内に貯留されるようになっており、このように全てのパチンコ球が該回収球タンク284に収集され、揚送球として貯留され、前記揚送装置288にて上部貯留タンク260に揚送されることで、循環使用される。
【0065】
これら本実施例のように、前記上部経路切替弁268を設けてスプロケット452から排出されたパチンコ球の進路を適宜に切り替えるようにすることは、前記スプロケット452を有する球切払出装置265を1つのみとすることができ、装置を簡素化できることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら所定数のパチンコ球の払い出しを行う払出装置を個々の経路毎に設けるようにしても良い。
【0066】
また、本実施例では、従来の遊技機における補給球数および打込球数をパチンコ機2の外部装置であるホールコンピュータ等に送信するために、前記払出球検出スイッチ281を第2経路に設けたり、前記打込球検出スイッチ279を設けたりしているが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0067】
また、本実施例では、前記スプロケット452の回転制御により所定数のパチンコ球を排出可能とされた球切払出装置265を用いているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら遊技球払出部としては、所定数のパチンコ球の払い出しを行うことのできるものであれば任意のものを使用できる。
【0068】
以下、本実施例のパチンコ機2の構成を図4に基づき説明する。前記パチンコ機2の背面に形成された各種通路の上部には、各種基板等が搭載される機構板が設置されるようになっており、該機構板上には、パチンコ機2の制御を行う各種基板類が実装される。これら基板としては、入賞に基づく賞球の付与や前記各種抽選の実施等を行う遊技制御基板296や、前記第1可変表示部204や第2可変表示部205の表示制御を行う表示制御基板297、遊技効果ランプ等の制御を実施するランプ制御基板298、スピーカから出力される音声の制御を行う音声制御基板299、前記打球操作ハンドル240の操作に基づく打ち出し速度にてパチンコ球の遊技領域203への発射を行うように打球発射モータ293の制御を行う発射制御基板292、前記球払出装置265においてパチンコ球の払出を行うための駆動モータ450やソレノイド269並びに下部進路切替装置274内のソレノイド272の駆動制御を行う球払出制御基板294、揚送装置288や研磨装置290の駆動制御等を行う環流量制御手段としての揚送制御基板295、前記クレジット球スイッチ283や前記減算スイッチ270におけるパチンコ球の検出に基づくクレジット球数の算出や、前記各操作基板に設けられている各種スイッチの入力に該当するクレジット球の払戻処理や精算処理や中断処理等の各種処理を実施する持球制御基板291が設けられており、これら各種基板類は図4に示すように接続されている。
【0069】
これら各種基板類の構成について説明すると、前記遊技制御基板296には遊技制御マイクロコンピュータ(図示略)が設けられており、該遊技制御マイクロコンピュータは前記遊技盤202の各入賞口等に設けられた各種スイッチSW1〜SW9におけるパチンコ球の検出に基づく賞球の付与や各種抽選の実施等を行うとともに、前記表示制御基板297やランプ制御基板298、音声制御基板299に対して各種指示信号を出力し、これら各基板に対して遊技状態に応じた演出制御を実施させるようになっている。また、前記遊技制御マイクロコンピュータは、前記各種スイッチSW1〜SW9におけるパチンコ球の検出に基づき付与された賞球数を示す賞球信号や前述した特定遊技状態(大当り状態)の発生を示す大当り信号並びに前記第1可変表示部204の始動信号等の各種信号を逐次持球制御基板291に対して出力するようになっている。
【0070】
また、前記発射制御基板292には、発射制御マイクロコンピュータ(図示略)が設けられており、該発射制御マイクロコンピュータは、前記持球制御基板291から出力される発射許可信号が出力されている状態において、前記打球操作ハンドル240の操作を有効として、該打球操作ハンドル240の回動量に相当する打ち出し速度にてパチンコ球の遊技領域203への発射を行うように打球発射モータ293を制御する。
【0071】
また、前記球払出制御基板294には、球払出制御マイクロコンピュータ(図示略)が設けられており、該球払出制御マイクロコンピュータは、前記持球制御基板291から出力される経路指示信号に基づき前記球切払出装置265に設けられているソレノイド269並びに下部進路切替装置274に設けられているソレノイド272の励磁または解除を実施して、前記球切払出装置265から払い出されるパチンコ球の排出経路を前記第1経路266或いは第2経路267に適宜切り替える切換制御を行うとともに、前記環流路259の経路上に設けられた球切れセンサ263においてパチンコ球が検出されている際に前記持球制御基板291から出力される払出信号に基づく数量のパチンコ球を、前記球切払出装置265内に設けられている駆動モータ450を適宜駆動して払い出す制御を実施する。
【0072】
また、揚送制御基板295には、前記揚送装置288並びに研磨装置290を初め、満タン検出センサ261や揚送球検出センサ287や前記ガラス扉枠201の開閉状況を検出するドア開閉検出スイッチ282(図3参照)が図4に示すように接続されているとともに、揚送制御マイクロコンピュータ(図示略)が設けられており、該揚送制御マイクロコンピュータは、前記上部タンク満タン検出センサ261や揚送球検出センサ287、回収球満タン検出センサ285、球切れセンサ263、ドア開閉検出スイッチ282の検出状況に基づいて、揚送装置288や研磨装置290の駆動制御を行うとともに、接続されている満タン報知ランプ241、タンク空報知ランプ242の点灯制御等を行うようになっている。
【0073】
この揚送制御基板295に実装されている前記揚送制御マイクロコンピュータによる前記揚送装置288の揚送制御の制御動作について、図10に示すフロー図に基づいて説明すると、まず、揚送制御マイクロコンピュータは、前記上部タンク満タン検出センサ261によるパチンコ球の検出が非検出(「OFF」)であって、且つ前記揚送球検出センサ287による揚送球の検出が検出(「ON」)であり、且つ前記ドア開閉検出スイッチ282によるドア状態が閉(「ON」)であるかを監視し(Sb1)、これらが上記の条件に一致した場合において前記揚送装置288の稼働を開始し(Sb2)、前記条件に合致しない場合には前記Sb2を経由せずにSb3へ進む。
【0074】
次いで、前記上部タンク満タン検出センサ261によるパチンコ球の検出が検出(「ON」)であるか(Sb3)、或いは前記揚送球検出センサ287による揚送球の検出が非検出(「OFF」)であるか(Sb4)、或いは前記ドア開閉検出スイッチ282によるドア状態が開(「OFF」)であるか(Sb5)の判定を実施し、前記Sb3〜Sb5までのいずれかが合致した場合にはSb6へ進み、揚送装置288による揚送を停止する。
【0075】
また、前記Sb3〜Sb5までのいずれの判定にも合致しなかった場合にはSb7へ進み、前記上部タンク満タン検出センサ261によるパチンコ球の検出が検出(「ON」)であって且つ前記回収球満タン検出センサ285によるパチンコ球(揚送球)の検出が検出(「ON」)であるかの判定を実施して、該判定が合致する場合においてはSb8へ進んで前記満タン報知ランプ241を点灯するとともに、該判定結果を前記持球制御基板291に出力することにより、前記持点制御マイクロコンピュータ291aによる発射許可信号の出力が停止されて前記打球操作ハンドル240の操作が無効化されて遊技が中断され、前記判定が合致しない場合にはSb9へ進んで前記満タン報知ランプ241を消灯してSb10へ進む。
【0076】
該Sb10においては、球切れセンサ263によるパチンコ球の検出が非検出(「OFF」)であるかの判定を実施して、該判定が合致する(非検出(「OFF」))である場合においてはSb11に進んで前記タンク空報知ランプ242を点灯し、前記判定が合致しない場合にはSb12へ進んで前記タンク空報知ランプ242を消灯してSb1へ戻るようになっており、前記上部貯留タンク260に過度のパチンコ球が揚送されて溢れることがなく、且つ前記回収球タンク284に揚送球がない場合に揚送装置288が空運転されることが防止されるようになっているとともに、前記満タン報知ランプ241並びにタンク空報知ランプ242が点灯されることで、前記上部貯留タンク260並びに環流路259内か空であることや、前記上部貯留タンク260並びに回収球タンク284にパチンコ球が一杯であることが報知されるようになっている。
【0077】
図4に戻って、持球制御基板291には、該持球制御基板291において実施される各種制御や算出処理並びにデータ通信処理等を行う持球制御マイクロコンピュータ291aや該持点制御マイクロコンピュータ291aの制御プログラムやクレジット球数の算出プログラム等が記憶されたROM291b、ワークメモリ等として使用されるRAM291c(記憶部)等が設けられている。
【0078】
前記RAM291cには、前記対応するカードユニット3にて受付けられたプリペイドカードや会員カードより読み出された度数が記憶される度数レジスタと、遊技に使用可能なクレジット球数が更新記憶される記憶部としてのクレジット球数レジスタと、前記遊技制御基板296からの賞球信号に基づいて前記球払出装置265にて払い出すべきパチンコ球数が加算記憶されるとともに該球払出装置265における払い出しが実施されたパチンコ球数が減算記憶され、該球払出装置265より未払い出しの賞球数が更新記憶される未払出球レジスタや、前記打込球検出スイッチ279にて検出された球数が加算更新記憶される打込球数レジスタや、前記払出球検出スイッチ281に加算更新記憶される補給球数レジスタや、前記遊技制御基板296から出力される大当り信号並びに前記第1可変表示部204の始動信号等の各種信号に基づく遊技情報が更新記憶される遊技情報レジスタや、遊技中断の際にカードユニット3に出力される中断情報等が記憶される中断レジスタ等が設けられている。
【0079】
この持球制御基板291には、前記打球待機皿220に設けられている第1操作基板229や前記ガラス扉枠201の上部中央位置に設けられた上部表示器228、並びに前記ガラス扉枠201の下部左位置に設けられている前記未払出球表示部230が図4に示すように接続されており、前記持球制御マイクロコンピュータ291aは、前記RAM291cの前記クレジット球数レジスタに記憶されているクレジット球数を前記上部表示器228並びに前記第1操作基板229に設けられているクレジット表示部223に表示するように制御するとともに、前記RAM291cの未払出球レジスタに記憶されている球数を前記未払出球表示部230に表示し、前記RAM291cの前記度数レジスタに記憶されているプリペイド度数を前記カード残高表示部227に表示するように制御する。
【0080】
また、持球制御基板291には、前記揺動ハンマ293’への待機球供給口に設けられている発射球検出センサ246が接続され、各センサからの信号が入力されるようになっているとともに、前記回収球タンク284に設けられている回収球満タン検出センサ285や、上部貯留タンク260に設けられている上部タンク満タン検出センサ261からの信号が前記揚送制御基板295を介して入力されるようになっており、前記持球制御マイクロコンピュータ291aは、これら各センサによるパチンコ球の検出状況に基づき、前記発射制御基板292に対して発射許可信号を出力するようになっていて、これにより前記打球操作ハンドル240の操作によるパチンコ球の発射の有効/無効が制御されるようになっている。
【0081】
具体的には、前記揚送基板295の前記揚送制御マイクロコンピュータにより回収球満タン検出センサ285並びに上部タンク満タン検出センサ261によるパチンコ球の検出がある旨の信号が出力された場合、並びに発射球検出センサ246によるパチンコ球の検出がない場合、前記持球制御マイクロコンピュータ291aは、前記発射許可信号の出力を停止することで前記打球操作ハンドル240の操作を無効化し、遊技が継続されることにより前記回収球タンク284内に回収された揚送球が溢れてしまうことを防止するとともに、前記揺動ハンマ293’を揺動させる駆動モータ293が不必要に駆動されることを防止するようになっている。
【0082】
尚、前記揚送制御マイクロコンピュータにより前記球切れセンサ263によるパチンコ球の検出がなされない旨の信号が出力された場合には、持球制御マイクロコンピュータ291aは、前記発射制御基板292に対して前記発射許可信号の出力停止は行わないことで、前記打球待機皿220に残存している待機球を、遊技に使用することができるようになっている。
【0083】
また、持球制御基板291には図4に示すように、前記クレジット球スイッチ283や減算スイッチ270、並びに打込球検出スイッチ279や、払出球検出スイッチ281が接続され、各スイッチからの信号が入力されるようになっており、前記持球制御マイクロコンピュータ291aは、前記クレジット球スイッチ283からの信号に基づき前記クレジット球数レジスタに記憶されているクレジット球数への加算更新を実施し、前記減算スイッチ270からの信号に基づき前記クレジット球数レジスタに記憶されているクレジット球数の減算更新を実施するとともに、前記打込球検出スイッチ279からの信号に基づき前記打込球数レジスタの打込球数への加算更新を実施し、前記払出球検出スイッチ281からの信号に基づき前記補給球数レジスタの補給球数への加算更新を実施する。
【0084】
更に持球制御基板291には、前記取出準備検出センサ250や打球待機皿220内に設けられている待機球検出センサ222が接続されており、前記持球制御マイクロコンピュータ291aは、取出準備検出センサ250からの信号入力がある場合において、前記球払出装置265に前記払出信号を出力することで、外部取出口249から不用意にパチンコ球が排出されることを防止するようになっているとともに、待機球検出センサ222によるパチンコ球の検出信号の入力がない場合であって、前記第1操作基板229に設けられている前記自動払戻(球貸)ボタン232により自動払戻(球貸)が設定されている場合において、前記球払出装置265に前記払出信号を出力することで、クレジット球の払戻或いは残度数からの貸し出しが自動的に実施される。尚、これら自動払戻(球貸)においては、前記クレジット球からの払戻が優先されるようになっている。
【0085】
また、持球制御基板291には、前記待機球排出口244を塞ぐように設けられているシャッタ245の開閉を行うソレノイド245’が接続されており、前記持球制御マイクロコンピュータ291aは、該ソレノイド245’を前記精算ボタン234の操作に基づいて励磁して前記シャッタ245を開放することにより、前記待機球排出口244を通じて排出された前記打球待機皿220に待機するパチンコ球を前記クレジット球スイッチ283にて検出し、前記クレジット球レジスタに加算更新する。前記クレジット球スイッチ283にて待機球の検出が所定時間(本実施例では3秒)に渡って検出されない場合にソレノイド245’の励磁を解除して前記シャッタ245を閉じる制御を行なった後、該クレジット球レジスタに記憶されたクレジット球数を含む精算情報を対応するカードユニット3に対して送信し、該クレジット球レジスタのリセットを行う後述する所定の精算処理を実施するようになっている。
【0086】
このように、精算ボタン234の操作により前記シャッタ245を開放して打球待機皿220に残留している待機球を前記クレジット球スイッチ283に移送してクレジット加算を行った後に精算処理を実施するようにすることは、遊技者は前記精算ボタン234を操作するのみで、前記打球待機皿220に待機している待機球が自動的に前記クレジット球数に加算され、該加算がなされたクレジット球数に基づく精算が実施されるようになるため、これら精算操作を簡素化することができるばかりか、前記打球待機皿220に待機している待機球の精算忘れを防止することもできることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0087】
また、本実施例の前記持球制御マイクロコンピュータ291aは、前記球切れセンサ263にてパチンコ球が検出されている状況下において、前記遊技制御基板296から出力された賞球信号や前記第1操作基板229に設けられた球貸ボタン231の入力検出、前記自動払戻(球貸)ボタン232の設定時における待機球検出センサ222におけるパチンコ球の非検出、並びに前記第2操作基板237に設けられている上皿払出ボタン238と外部払出ボタン239の入力検出に基づいて、払出されるパチンコ球の経路指示信号(実際には前記上部経路切替弁268並びに下部経路切替弁271の方向データ)並びに払出球数の情報を含む払出信号とを前記球払出制御基板294に出力し、前記球切払出装置265によるパチンコ球の払出を実施させるようになっている。
【0088】
また、前記持球制御マイクロコンピュータ291aは、前記第1操作基板229に設けられた中断ボタン235の操作に基づき、前記発射制御基板292への発射許可信号の出力を停止して、前記打球操作ハンドル240の操作を無効とするとともに、前記クレジット球レジスタに記憶されたクレジット球数を含む中断情報を対応するカードユニット3に対して送信する後述する所定の中断処理を実施するようになっている。
【0089】
また、前記持球制御マイクロコンピュータ291aは、前記自動払戻(球貸)ボタン232並びに中断ボタン235の操作による自動払戻(球貸)モード並びに中断モードの設定・非設定の状況に基づいて前記第1操作基板229に設けられている自動払戻(球貸)ランプ233のや中断中ランプ236の点灯制御を実施するとともに、該中断中ランプ236が点灯される中断モードにあっては、後述する図11に示す中断待機ルーチンによる中断待機処理を実施し、前記ガラス扉枠201の上部中央位置に設けられた上部表示器228に中断時間表示を表示する制御を行うようになっている。
【0090】
また、持球制御基板291には、図4に示すように、前記カードユニット3並びにホールコンピュータ等の外部機器とのデータ通信を行う第1通信部(COM1)254と第2通信部(COM2)255とが接続されおり、本実施例においては、第2通信部(COM2)255を通じてホールコンピュータ102と接続されており、該ホールコンピュータ102に対し、前記打込球数レジスタや補給球数レジスタ並びに遊技情報レジスタに登録されている打込球数や補給球数や大当り回数や始動回数等の遊技情報が出力されるとともに、前記中断ボタン235の操作による中断に際しては、中断中である旨の中断中情報と中断経過時間とが送信されるようになっている。
【0091】
また、前記第1通信部(COM1)254には図4に示すようにカードユニット3が接続されていて、該カードユニット3との間にて、該カードユニット3にて受付けられたプリペイドカードや会員カードより読み出された度数等の情報や該カードのIDデータや、前記球貸ボタン231の入力等により使用された使用度数データや、クレジット球数データを含む精算情報並びに中断情報等の授受を実施するようになっているとともに、精算時においてプリペイドカードや会員カードがカードユニット3に挿入されていない場合において、その報知を行う報知指示がカードユニット3に対して送信されるようになっている。
【0092】
ここで、本実施例にて用いたカードユニット3にて簡便に説明する。本実施例のカードユニット3は、図1に示すように、その前面にカードユニット3の稼働並びに点滅により精算時における精算カードの挿入報知を行う動作ランプ301や、紙幣を挿入可能とされた紙幣挿入口303並びに該紙幣挿入口303からの紙幣の返却時に点滅点灯されて紙幣の返却を報知するための紙幣インジケータ302と、遊技用記録媒体であるプリペイドカード並びに会員カードが挿入可能とされたカード挿入口305並びに該カード挿入口305からのカード返却時に点滅点灯されてカードの返却を報知するためのカードインジケータ304や、硬貨を投入可能な硬貨投入口306並びに投入した硬貨を硬貨返却口310に返却させるための硬貨返却ボタン307と、前記硬貨返却口310並びに該硬貨返却口310からの硬貨返却時に点滅点灯されて硬貨の返却を報知する硬貨インジケータ309と、が設けられている。
【0093】
この本実施例のカードユニット3の構成は、図4に示すように、前記動作ランプ301、紙幣インジケータ302、カードインジケータ304、並びに硬貨インジケータ309に加えて、前記紙幣挿入口303に連設されて該紙幣挿入口303より挿入される紙幣の真贋並びに種別を識別するための紙幣識別ユニット311や、前記カード挿入口305に連設されて該カード挿入口305より挿入されるプリペイドカード或いは会員カードを受け付けて、該プリペイドカード或いは会員カードに記録されている記録情報の読み出し並びに書き込みを実施するカードリーダライタ312と、前記硬貨投入口306に連設されて該硬貨投入口306より投入される硬貨の真贋並びに種別を識別するための硬貨識別ユニット313とが設けられているとともに、これら各部に接続されてその制御を行う制御マイコン(MPU)318とが設けられており、該制御マイコン(MPU)318には、該制御マイコン(MPU)318が実施する制御プログラムが記録されたROM314や、該制御マイコン(MPU)318が各種処理において使用可能なRAM315が接続されている。
【0094】
また、前記制御マイコン(MPU)318には、前記パチンコ機2の第1通信部(COM1)254とのデータ通信を行う第1通信部317と、図8に示すように、各カードユニット3に接続さている管理コンピュータ100とのデータ通信を行う第2通信部316とが接続されており、前記カード挿入口305にプリペイドカード或いは会員カードを受け付けた場合においては、前記カードリーダライタ312により受け付けたプリペイドカード或いは会員カードの記録情報を読み出し、該記録情報の内、プリペイドカード或いは会員カードに予め個別に付与されているカードIDと残度数データを、カードユニット3に予め付与されているユニットIDとともに前記管理コンピュータ100に送信することで、該管理コンピュータ100にて残度数の照合が実施される。この照合の結果が一致しなかった場合には前記受け付けたカードを返却し、該照合が一致した場合には前記カードIDと残度数データとを前記第1通信部317を通じて前記パチンコ機2の前記持球制御基板291に送信することで、前記RAM291cの所定アドレスにカードIDが登録されるとともに、該残度数データが前記度数レジスタに登録されて前記カード残高表示部227に表示されることで、該度数を遊技に使用することができるようになっている。
【0095】
また、前記第2通信部316からは、前述のように、前記プリペイドカード或いは会員カードに記録されているカードIDや度数データ並びにユニットID等のデータが送信されて、管理コンピュータ100にて各カード毎の残度数が管理されるようになっているとともに、後述する精算処理において受付け中のプリペイドカード或いは会員カードに記録されるクレジット球数データも管理コンピュータ100に送信されて、各カードIDに対応付けてクレジット球数データが登録管理されるようになっていて、該管理コンピュータ100に景品交換用のPOSレジ101が接続されていることにより、精算処理にて返却されたプリペイドカード或いは会員カードをPOSレジ101に持参することで、前記クレジット球数を景品交換に使用できるようになっている。
【0096】
この本実施例のカードユニット3には、前述のように貨幣である紙幣並びに硬貨を受付けてその識別を実施できるようになっており、前記カード挿入口305にプリペイドカード或いは会員カードを受付けている際に、前記紙幣あるいは硬貨の受け付けがなされた場合に、前記制御マイコン(MPU)318は、その時点での残度数を前記第1通信部317を介してパチンコ機2の前記持球制御基板291より入手し、該入手したその時点の残度数に受け付けた貨幣金額が相当する大きさの遊技用有価価値である度数を加算し、該加算後の新たな度数を前記カードリーダライタ312により受付け中のプリペイドカード或いは会員カードに記録する。
【0097】
また、この新たな度数の情報は、カードユニット3に予め付与されているユニットID並びに前記受付け中のプリペイドカード或いは会員カードのカードIDとともに、前記第2通信部316を通じて管理コンピュータ100へ送信されて該当するカードIDの残度数データが更新され、該新たな度数の情報が前記第1通信部317を介して前記持球制御基板291に送信され、該持球制御基板291のRAM291c内に設けられている前記度数レジスタの残度数が更新され、該新たな度数が前記カード残高表示部227に表示され、これら新たな度数を遊技に使用できるようになっている。
【0098】
以下、本実施例の前記持球制御マイクロコンピュータ291aの処理動作を図9のフロー図に基づいて説明する。
【0099】
まず、前記持球制御マイクロコンピュータ291aは、前記球貸ボタン231の操作に基づく信号入力があるかの判定を実施して(Sa1)、該判定結果が合致した場合にはSa2へ進んで、前記カード残高表示部227に残度数がある場合において該球貸操作に該当する数のパチンコ球の払出、例えば球貸操作にて5度数の払出を実施する場合においては、1度数につき25発の払出指示を含む払出信号並びに排出されたパチンコ球の経路が、前記図6(c)に示すように第2経路267となるような経路指示信号とを球払出制御基板294に出力し、払い出した25個のパチンコ球が前記払出球検出スイッチ281にて検出された場合に、前記カード残高表示部227の残度数から1を減算更新する処理を、合計5回実施することで5度数に相当する125個のパチンコ球が前記第2経路267を通じて球流入口243より前記打球待機皿220へ排出され、これら球貸操作に基づく球の払出を終えて前記Sa1に再度戻る。
【0100】
また、前記Sa1における判定結果が合致しなかった場合にはSa3へ進んで、前記遊技制御基板296から入賞に基づく賞球信号が出力されているかの判定を実施し、該判定が合致した場合にはSa4へ進んで前記遊技制御基板296から出力された賞球信号に基づく球数の払出指示を含む払出信号並びに排出されたパチンコ球の経路が前記図6(c)に示すように第2経路267となるような経路指示信号とを球払出制御基板294に出力することで、入賞に基づく賞球が前記第2経路267を通じて球流入口243より前記打球待機皿220へ排出されるか、或いは該打球待機皿220の皿部221に待機球が満杯である場合は前記クレジット球通路275を流下して前記クレジット球スイッチ283により検出され、これら賞球信号に基づく球数の払い出しを終えて前記Sa1に再度戻る。
【0101】
また、前記Sa3における判定結果が合致しなかった場合にはSa5へ進むことで、前記クレジット球スイッチ283によるパチンコ球の検出があるかの判定を実施し、前記Sa4にて払い出された賞球の内、前記クレジット球通路275を流下して前記クレジット球スイッチ283により検出されたパチンコ球は、該Sa5にて検出される。このSa5におけるパチンコ球の検出があった場合には、Sa6へ進み、該検出に基づいて前記クレジット球数レジスタのクレジット球数への加算更新を実施した後、前記Sa1に再度戻る。
【0102】
また、前記Sa5における判定結果が合致しなかった場合にはSa7へ進むことで、前記上皿払出ボタン238の操作に基づく信号入力があるかの判定を実施し、該判定が合致した場合にはSa8へ進む。該Sa8では、前記クレジット表示部223並びに上部表示器228に表示されている前記クレジット球数レジスタのクレジット球数が存在するかの判定を実施し、該判定結果が合致しない場合、つまりはクレジット球数が「0」の場合においては前記Sa1に再度戻り、判定結果が合致する場合においてはSa9へ進んで前記球払出制御基板294に払い出すパチンコ球の経路が図6(b)に示すように第1経路266から第2経路267へ変更されるように経路指示信号を出力して経路の切替を実施させた後、該球払出制御基板294に予め定められた所定数(本実施例では貸し出しと同様の125球)のパチンコ球の払い出しを指示する払出信号を出力してパチンコ球の払い出しを実施させる(Sa10)。
【0103】
該払出信号を出力に基づき、球払出制御基板294は前記球払出装置265内の駆動モータ450を駆動して前記スプロケット452を適宜に回転させて前記所定数のパチンコ球の排出を実施し、該排出されたパチンコ球は第1経路266に設けられている前記減算スイッチ270により検出され、該減算スイッチ270による排出球の検出の監視が実施される(Sa11)。
【0104】
該Sa11におけるパチンコ球の検出があった場合には、Sa12へ進み、該検出に基づいて前記クレジット球数レジスタのクレジット球数の減算更新を実施した後、前記Sa11に戻り、パチンコ球の検出がある毎にクレジット球数の減算更新を繰返し実施していき、所定時間に渡って前記減算スイッチ270におけるパチンコ球の検出が無かった場合においてSa13へ進み、前記Sa9にて変更された経路をデフォルト状態に復帰した後、前記Sa1に再度戻る。
【0105】
また、前記Sa7における判定結果が合致しなかった場合にはSa14へ進むことで、前記外部払出ボタン239の操作に基づく信号入力があるかの判定を実施し、該判定が合致した場合にはSa15へ進む。該Sa15では、前記クレジット表示部223並びに上部表示器228に表示されている前記クレジット球数レジスタのクレジット球数が存在するかの判定を実施し、該判定結果が合致しない場合、つまりはクレジット球数が「0」の場合においては、Sa42へ進み、前記ソレノイド245’を励磁して前記シャッタ245を開くことで、前記打球待機皿220の皿部221内に待機しているパチンコ球が前記待機球排出口244より待機球排出通路277を通じてクレジット球スイッチ283に流下する。
【0106】
これらクレジット球スイッチ283への流下による待機球の検出は、Sa43の監視ステップにて検知され、該Sa43にてパチンコ球の検出があった場合には、Sa44へ進み、該検出に基づいて前記クレジット球数レジスタのクレジット球数への加算更新を実施した後、再び前記Sa43に戻り、パチンコ球の検出がある毎にクレジット球数の加算更新を繰返し実施していき、所定時間(本実施例では3秒)に渡って前記クレジット球スイッチ283におけるパチンコ球の検出が無かった場合において前記ソレノイド245’の励磁を解除して前記シャッタ245を閉じ(Sa45)、前記Sa1に再度戻る。このようにすることで、遊技者が前記外部払出ボタン239の操作をクレジット球が無くなっても操作継続することで、前記打球待機皿220に残存する待機球をももれなく取り出すことができるようになっている。
【0107】
また、前記Sa15における判定結果が合致する場合においてはSa16へ進んで前記取出準備検出センサ250の監視を開始するとともに、割り込み処理ルーチンによる割り込みを有効に設定し、Sa17へ進む。
【0108】
この割り込み処理ルーチンは、図9に示すように、前記取出準備検出センサ250により貯留箱251や手等が非検出(「OFF」)であるかの判定を実施するW−1ステップと、該W−1ステップにて取出準備検出センサ250の非検出(「OFF」)が確認された場合において前記外部払出ボタン239の操作を無効とするとともに、クレジット球数の払い出しを中止するW−2ステップとで構成されており、前記W−1ステップにおける判定が合致しない場合には再度W−1ステップに戻ることで前記取出準備検出センサ250における貯留箱251や手等の非検出(「OFF」)を監視するようになっており、これら非検出(「OFF」)により前記W−2ステップを実行することで、貯留箱251や手等が外部取出口249下部位置にない状態にてクレジット球の払い出しが実施され続けてしまうことを防止するようになっていて、該W−2ステップの実行後において前記Sa1に戻るようになっている。
【0109】
前記Sa17においては、払い出すパチンコ球の経路が図6(a)に示すように前記外部取出口249に繋がる第1経路266となるように前記球払出制御基板294に経路指示信号を出力して経路の切替を実施させた後、該球払出制御基板294にパチンコ球の払い出しを継続実施させるための払出信号を出力してパチンコ球の払い出しを継続実施させるとともに(Sa18)、前記外部払出ボタン239の操作が(「OFF」)となっているかの判定を実施し(Sa19)、該判定が合致した場合にはSa19+へ進んで前記払出信号の出力を中止してパチンコ球の払い出しを停止させてSa20へ進み、前記球払出制御基板294より排出されて前記減算スイッチ270により検出される排出球の監視を行う。
【0110】
前記払出信号の出力に基づき、球払出制御基板294は前記球払出装置265内の駆動モータ450を継続的に駆動して前記スプロケット452を回転させてパチンコ球の排出を継続実施していき、該排出されたパチンコ球は第1経路266に設けられている前記減算スイッチ270により検出されていく。
【0111】
該Sa20におけるパチンコ球(排出球)の検出があった場合には、Sa21へ進み、該検出に基づいて前記クレジット球数レジスタのクレジット球数の減算更新を実施した後、前記Sa19に戻り、外部払出ボタン239の操作が(「OFF」)となっているかの監視並びに前記減算スイッチ270における検出があるかの監視を実施して、前記パチンコ球(排出球)の検出がある毎にクレジット球数の減算更新を繰返し実施していき、前記外部払出ボタン239の操作が(「OFF」)となってパチンコ球(排出球)の排出が停止され、所定時間に渡って前記減算スイッチ270におけるパチンコ球の検出が無かった場合においてはSa22に進んで、前記Sa16にて開始した取出準備検出センサ250の監視を終了するとともに、前記割り込み処理ルーチンによる割り込みを無効とするとともに、前記Sa17において変更した経路の復帰を実施した後(Sa23)、前記Sa1に再度戻る。
【0112】
また、前記Sa14における判定結果が合致しなかった場合にはSa24へ進むことで、前記精算ボタン234の操作に基づく信号入力があるかの判定を実施し、該判定が合致した場合にはSa25へ進む。該Sa25では、前記ソレノイド245’を励磁して前記シャッタ245を開くことで、前記打球待機皿220の皿部221内に待機しているパチンコ球が前記待機球排出口244より待機球排出通路277を通じてクレジット球スイッチ283に流下する。
【0113】
これらクレジット球スイッチ283への流下による待機球の検出は、Sa26の監視ステップにて検知され、該Sa26にてパチンコ球の検出があった場合には、Sa31へ進み、該検出に基づいて前記クレジット球数レジスタのクレジット球数への加算更新を実施した後、再び前記Sa26に戻り、パチンコ球の検出がある毎にクレジット球数の加算更新を繰返し実施していき、所定時間(本実施例では3秒)に渡って前記クレジット球スイッチ283におけるパチンコ球の検出が無かった場合において前記ソレノイド245’の励磁を解除して前記シャッタ245を閉じ(Sa27)、該加算後の前記クレジット球数レジスタのクレジット球数並びに精算の旨を示す所定情報とを含む精算情報を前記カードユニット3に送信する(Sa28)。
【0114】
この精算情報の送信に基づき前記カードユニット3は、該精算情報に含まれている前記クレジット球数をその時点にて受け付けているプリペイドカード或いは会員カードに、前記カードリーダライタ312を通じて記録した後、該カードを返却するとともに、これら受け付けているプリペイドカード或いは会員カードのカードIDと前記記録したクレジット球数のデータを前記管理コンピュータ100に対して送信するようになっており、該管理コンピュータ100においてこれら送信されたデータが対応付けて登録、管理される。
【0115】
前記Sa28における送信後にSa29へ進み、該Sa29において前記精算情報の受信が良好になされた場合にカードユニット3からの返信される受信完了データの受信待ちを実施する。この受信完了データの返信が所定時間内においてない場合には、前記Sa28に戻って再度前記精算情報を前記カードユニット3に送信し、所定時間内において受信完了データの返信があった場合においては、Sa30へ進んで前記クレジット球数レジスタのクレジット球数をリセットした後、前記Sa1に再度戻る。
【0116】
尚、前記Sa28における精算情報のカードユニット3への送信に際しては、該カードユニット3にプリペイドカード或いは会員カードが受け付けられていることを、例えば前記RAM291cにカードIDの登録があるか否かを確認すること等で実施し、該確認にてカードが受け付けられていない場合には、カードユニット3に対して精算カードの挿入の報知を行うための所定データを送信し、該カードユニット3の前記動作ランプ301を点滅点灯させることで、係員により精算専用のカードをカードユニット3の前記カード挿入口305に挿入させるようにしても良い。
【0117】
また、前記Sa24における判定結果が合致しなかった場合にはSa32へ進むことで、前記中断ボタン235の操作に基づく信号入力があるかの判定を実施し、該判定が合致した場合にはSa33へ進む。該Sa33では、前記クレジット表示部223並びに上部表示器228に表示されている前記クレジット球数レジスタにクレジット球数が存在するかの判定を実施し、該判定結果が合致しない場合、つまりはクレジット球数が「0」の場合においてはSa37に進み、判定結果が合致する場合においてはSa34へ進む。
【0118】
該Sa34においては、その時点における前記クレジット球数レジスタのクレジット球数並びに中断の旨を示す所定情報とを含む中断情報を前記カードユニット3に送信する。該Sa34における中断情報の送信後にSa35へ進み、該Sa35において前記中断情報の受信が良好になされた場合にカードユニット3からの返信される受信完了データの受信待ちを実施し、所定時間内において受信完了データの返信がない場合には、前記Sa34に戻って再度前記中断情報を前記カードユニット3に送信し、所定時間内において受信完了データの返信があった場合においては、Sa36へ進んで前記中断中ランプ236を点灯するとともに前記上部表示器228に中断中を示す所定表示(本実施例では全ての桁に「H」を表示)を実施するとともに、前記第2通信部(COM2)255から管理コンピュータ100に対し前記中断情報と予めパチンコ機2に付与されている台番号とを送信した後、図11に示す中断待機ルーチンへ進む。
【0119】
また、前記Sa32における判定結果が合致しなかった場合にはSa37へ進むことで、前記自動払戻(球貸)ボタン232の操作に基づく信号入力があるかの判定を実施し、該判定が合致しない場合、つまりは自動払戻(球貸)ボタン232の操作がない場合には直接Sa39へ進み、該判定が合致した場合、つまりは自動払戻(球貸)ボタン232の操作があった場合にはSa38へ進み、自動払戻(球貸)の設定を変更して該設定状況に応じて前記自動払戻(球貸)ランプ233点灯或いは消灯を実施した後にSa39へ進む。
【0120】
該Sa39では、自動払戻(球貸)の設定が「ON」であるかの判定を実施し、該判定結果が合致しなかった場合、つまりは自動払戻(球貸)の設定が「OFF」である場合には前記Sa1に戻り、判定結果が合致した場合、つまりは自動払戻(球貸)の設定が「ON」である場合には、Sa40へ進んで前記待機球検出センサ222による待機球の検出が非検出(「OFF」)であるかの判定を実施し、該判定結果が合致しなかった場合は前記Sa1に戻り、判定結果が合致した場合においてはSa41に進んで、前記球払出制御基板294に予め定められた所定数(本実施例では125球)のパチンコ球の前記球流入口243への払い出しを指示する払出信号並びに経路指示信号を出力してパチンコ球の払い出しを実施させ、該払い出した球数を前記クレジット球数レジスタのクレジット球数が残存する場合にはクレジット球数から、クレジット球数が残存しない場合には払い出し球数に該当する所定度数(本実施例では5度数)を前記度数レジスタの残度数から減算した後、前記Sa1に戻る。
【0121】
このように、通常において前記Sa1→Sa3→Sa5→Sa7→Sa14→Sa24→Sa32→Sa37→Sa1のように各判定が高速に順次実施されることで、各種スイッチやボタンの検出や操作を遅滞なく検知し、その検知された検出や操作に該当する処理が実施されるようになっている。
【0122】
次いで、図11に示す中断待機ルーチンについて説明すると、前記Sa36の終了とともに、持球制御マイクロコンピュータ291aは、その内部に設けられている内部タイマによるタイムカウントをスタートさせ(Sc1)、Sc2へ進んで対応する前記カードユニット3にカード挿入があるかの監視を行う。
【0123】
該カード挿入の判定における判定結果が合致しなかった場合、つまりはカード挿入がなかった場合は、Sc8へ進んで前記タイムカウントされた時間である経過時間が予め設定されている中断時間を越えているかの判定を実施し、該判定結果が合致しなかった場合、つまりはまだ中断時間を越えていない場合には、Sc10へ進んで前記タイムカウントされた時間である経過時間を前記上部表示部228に更新表示した後、前記Sc2へ戻り、前記Sc8における判定結果が合致した場合、つまりは既に中断時間を越えている場合には、Sc9へ進んで既に中断時間を越えていることを示す所定表示(本実施例では全桁「E」表示)を前記上部表示部228で実施した後、前記Sc2へ戻る。
【0124】
また、前記Sc2における判定結果が合致した場合には、Sc3へ進んで挿入されたカードから読み出されたクレジット球数を含む中断情報並びにカードIDとをカードユニット3から入手し、前記RAM291cに記憶されている中断情報並びにカードIDと比較してSc4へ進む。
【0125】
該比較結果が不一致の場合にはSc7へ進み、挿入されたカードの返却指示を対応するカードユニット3へ送信した後、前記Sc2へ戻り、比較結果が一致の場合にはSc5へ進んで前記タイムカウントを中止するとともに、前記中断中ランプ236を消灯し、前記第2通信部(COM2)255から管理コンピュータ100に対し中断解除情報と台番号とを送信した後、前記にて入手した中断情報に含まれているクレジット球数(=RAM291cのクレジット球数レジスタに記憶されているクレジット球数)を前記クレジット表示部223並びに上部表示器228に表示し、前記図9に示すSa1に戻って再度通常の処理を実施する。
【0126】
以下、遊技者が本実施例のパチンコ機2にて遊技を行う場合の流れについて説明すると、まず遊技者は遊技場の所定箇所に設けられたプリペイドカード発行機(図示略)にて購入したプリペイドカード、或いは予め遊技場から発行された会員カードを前記カード挿入口305に挿入する。
【0127】
このカード挿入により、該挿入したカードの残度数が前述のようにして対応するパチンコ機2の前記カード残高表示部227に表示される。遊技者は該カード残高表示部227に度数が残存することを確認した後、前記球貸ボタン231或いは前記自動払戻(球貸)ボタン232を押圧操作する。
【0128】
該操作は、前記図9によるフロー図に示すように、前記持球制御マイクロコンピュータ291aにて検知され、前記球貸ボタン231が操作された場合には、前述のように球切払出装置265から5度数に相当する所定数のパチンコ球(125個)が前記打球待機皿220の皿部221へ排出、供給されることで遊技者は前記打球操作ハンドル240を操作して待機球を前記遊技領域203へ打ち込んで遊技を実施する。
【0129】
また、前記自動払戻(球貸)ボタン232が操作された場合には、前述のように自動払戻(球貸)設定が「ON」に設定され、最初は待機球検出センサ222による待機球の検出が非検出(「OFF」)であることから前記球貸ボタン231が操作された場合と同様に所定数である125個のパチンコ球が打球待機皿220の皿部221へ排出、供給されて、遊技者は遊技を行うことができるとともに、遊技により待機球が減少して前記待機球検出センサ222による待機球の検出が再度非検出(「OFF」)になった場合には、自動的に前述と同様に125個のパチンコ球が度数或いはクレジット球数が前記クレジット表示部223に存在する場合においては該クレジット球数より払い出されるようになっていて、クレジット球数からの払い出しがプリペイド度数からの払い出しよりも優先されるようになっている。尚、クレジット表示部223に存在するクレジット球数が125個に満たない場合には、該クレジット球数の全数が払い出される。
【0130】
これら遊技により入賞或いは大当りが生じた場合には、該入賞に該当する賞球が前記球切払出装置265から球流入口243を通じて打球待機皿220に払い出され、該球流入口243より皿部221内に流入できなかったパチンコ球は、前記クレジット球流路275を流下してクレジット球スイッチ283により検出され、前記クレジット表示部223に存在するクレジット球数に加算されていく。
【0131】
遊技により前記打球待機皿220の待機球が減少して、前記クレジット球数を打球待機皿220に払い戻しさせたい場合には、遊技者は前記上皿払出ボタン238を押圧操作することで、前記図9のフロー図に示すように、該操作が前記持球制御マイクロコンピュータ291aにて検知され、前述のSa8〜Sa13の処理が実施されて、所定数のパチンコ球の払い戻しを任意に受けることができる。
【0132】
また、前記クレジット球数をパチンコ機2の下部中央位置に設けられている前記外部取出口249よりパチンコ機2の外部に取り出したい場合には、予め貯留箱251或いは手等を前記外部取出口249の下方位置に配置した後、前記外部払出ボタン239を押圧操作することで、前記図9のフロー図に示すように、該操作が前記持球制御マイクロコンピュータ291aにて検知され、前述のSa15〜Sa23並びにSa42〜Sa45の処理が実施されて、前記クレジット球数が残存する場合には該外部払出ボタン239が押圧されている間においてクレジット球数からの払い戻しが実施され、遊技者は外部取出口249よりパチンコ球の払い戻しを受けることができ、これら全てのクレジット球数の払い出しが実施されて前記クレジット球数が残存しない状態になっても前記外部払出ボタン239を押圧操作し続けることで、前記シャッタ245が開いて打球待機皿220に残留している待機球がクレジット加算されるとともに該加算されたクレジット球数が前記外部取出口249より排出される。
【0133】
これら一度パチンコ機外部に払い出されたパチンコ球を再度遊技に使用したい場合には、これら外部排出されたパチンコ球を前記打球待機皿220の皿部221上面を覆う開閉蓋225を開けて投入することで、遊技に使用することができる。
【0134】
また、遊技者が所用にて遊技を中断したい場合には、前記中断ボタン235を押圧操作することで、前記図9のフロー図に示すように、該操作が前記持球制御マイクロコンピュータ291aにて検知されて前述のSa33〜Sa36の処理が実施され、前記カードユニット3に挿入中のプリペイドカード或いは会員カードにその時点のクレジット球数が記録されて返却される。更に、前記打球操作ハンドル240の操作が無効化され、第三者が前記打球待機皿に残存する待機球を用いて遊技を実施できないようにされるとともに、前記中断中ランプ236が点灯されるとともに、前記上部表示器228には中断の経過時間が表示される。
【0135】
この中断を解除するには、遊技者は返却されたプリペイドカード或いは会員カードを前記カードユニット3のカード挿入口305に再度挿入することで、該カードのカードIDとクレジット球数とが照合された後、前述のように打球操作ハンドル240が有効化されて該クレジット球数や度数を用いた遊技を実施できるようになる。
【0136】
また、遊技者が遊技を終了したい場合においては、前記精算ボタン234を押圧操作することで、前記図9のフロー図に示すように、該操作が前記持球制御マイクロコンピュータ291aにて検知されて前述のSa25〜Sa30の処理、つまりは、前記打球待機皿220に残留している待機球が前記クレジット球スイッチ283に送られてクレジット加算された後、該待機球が加算されたクレジット球数が前記カードユニット3に送信されて挿入中のプリペイドカード或いは会員カードに書き込まれて返却される。
【0137】
遊技者は、該返却されたプリペイドカード或いは会員カードを前記POSレジ101が設置されている景品交換カウンタに持参して、所望の景品との交換に前記クレジット球数を使用することができる。
【0138】
(実施例2)
図12は、本実施例2の遊技機であるパチンコ機2’を示す外観正面図であり、図13は、本実施例2のパチンコ機の打球待機部220’を示す上面図であり、図14は、本実施例2にて用いた精算カード並びに中断カード発行用のカードリーダライタ224を示す図であり、図15は、本実施例2のパチンコ機2’の構成を示すブロック図である。
【0139】
まず、本実施例のパチンコ2’は、前記実施例1のパチンコ機2とほぼ同様の構成とされているが、大きく異なる点としては、図12並びに図13に示すように、前記実施例1においては打球待機皿220の上面に開閉可能に開閉蓋225が設けられていたのに対し、本実施例2のパチンコ機2’の前面に設けられている打球待機部220’の上面は、開閉不能に塞がれた状態とされており、該打球待機部220’からのパチンコ球の投入はできないようになっている。
【0140】
また、該打球待機部220’の下部位置には、その内部に前記精算カード並びに中断カード発行用のカードリーダライタ224が内蔵可能なリーダライタ収容部219が設けられており、その側面には、パチンコ機2’の前面と平行方向に精算カード或いは中断カードの挿抜が可能なカード発行口218が設けられており、前記実施例1では、精算情報並びに中断情報をカードユニット3に送信して前記プリペイドカード並びに会員カードに記録していたのに対し、本実施例2では、精算情報或いは中断情報を前記カードリーダライタ224にて発行するカードに記録し、該精算情報或いは中断情報が記録されたカードを精算カード或いは中断カードとして前記カード発行口218より発行するようになっており、それ以外の構成は前記実施例1のパチンコ機2と同一とされている。
【0141】
この本実施例にて使用した前記カードリーダライタ224は、図14に示すような外観を有しており、主に本体部89とカバー部90とから構成され、これら本体部89とカバー部90との間に搬送路92が形成され、該搬送路92に臨むように、駆動モータ96からの駆動力を伝達するタイミングベルト98および駆動ギア99により駆動される搬送ローラ87および回転自在とされたフリーローラ88や、前記精算カード或いは中断カードとして発行されるリライトカード37の挿入、配置、排出等の制御を実施するためのリライトカード37の検出を実施する発光部97aおよび受光部97bから成るセンサや、リライトカード37のメモリに非接触でデータの記録を行う通信ヘッド91や、リライトカード37に設けられた表示部としての印字部への印字および消去を発熱により実施するサーマルヘッド94や、該サーマルヘッド94とでICカード37を挟持するように配置されたプラテンローラ93が設けられて、発行されるリライトカード37への情報の記録並びに挿入される中断カードの記録情報の読み取りを実施可能とされているとともに、リライトカード37に設けられた印字部への印字、消去が実施可能とされており、前記搬送路92が前記カード発行口218に連通するように前記リーダライタ収容部219内に配置されている。
【0142】
また、本実施例のカードリーダライタ224の前記搬送路92の終端側位置には、精算カード或いは中断カードとして発行するリライトカード37を貯留可能な貯留ボックス80が設けられており、該貯留ボックス80を交換することでリライトカード37の補充を簡便に実施できるようになっており、この貯留ボックス80に対応する前記リーダライタ収容部219の側面該当部分には、これら貯留ボックス80の交換を実施し易くするために着脱可能とされたカバー部219’が設けられている。尚、このカバー部219’は通常において遊技者に開けられないように施錠されており、カード補充時に店員により解錠されることで開けることが可能となる。
【0143】
このカードリーダライタ224は、図15に示すように、前記持球制御基板291に接続されていて、該持球制御基板291に実装されている前記持球制御マイクロコンピュータ291aにより、その動作が制御されるようになっている。
【0144】
また、本実施例のパチンコ機2’は、図16に示すように、前記カードユニット3とともに前記管理コンピュータ100に接続されていて、前記リライトカード37に記録される精算情報や中断情報が、該発行されるリライトカード37に予め付与記録されているカードID並びにパチンコ機2’に付与された台番号とともに前記管理コンピュータ100に、前記第2通信部(COM2)255を通じて送信することで、前記クレジット球数データを含む精算情報や中断情報が前記カードIDに対応付けて登録、管理され、遊技者が該発行された精算カードを前記POSレジ101に持参することで、前記実施例1と同様に前記クレジット球数を景品交換に使用できるようになっている。
【0145】
前記持球制御マイクロコンピュータ291aによる該カードリーダライタ224の動作制御に関して、図17のフロー図に基づき説明すると、その制御内容としては前記実施例1の場合と同様に、通常において前記Sa1→Sa3→Sa5→Sa7→Sa14→Sa24→Sa32→Sa37→Sa1のように各判定を高速に順次実施して、各種スイッチやボタンの検出や操作を遅滞なく検知し、その検知された検出や操作に該当する処理を実施する。
【0146】
前記Sa24において精算ボタン231の操作検出がなされた場合には図17のSa25へ進む。該Sa25では、前記ソレノイド245’を励磁して前記シャッタ245を開くことで、前記打球待機皿220の皿部221内に待機しているパチンコ球が前記待機球排出口244より待機球排出通路277を通じてクレジット球スイッチ283に流下し、Sa26の監視ステップにて検出されて前記クレジット球数レジスタのクレジット球数への加算更新が実施される(Sa31)。これらクレジット球数レジスタのクレジット球数への加算更新は、パチンコ球の検出がある毎に繰返し実施され、所定時間(本実施例では3秒)に渡って前記クレジット球スイッチ283におけるパチンコ球の検出が無かった場合において前記ソレノイド245’の励磁を解除して前記シャッタ245を閉じる(Sa27)。
【0147】
次いで、前記カードリーダライタ224に指示して、前記貯留ボックス80から発行するリライトカード37を前記搬送路92に取り出させて該リライトカード37に記録されているカードIDをカードリーダライタ224より入手し、該入手したカードIDを前記RAM291cに記憶するとともに、前記待機球がクレジット加算されたクレジット球数をカードリーダライタ224に出力して前記カードIDを読み出したリライトカード37のメモリおよび印字部に記録させた後、前記カード発行口218より精算カードとして排出させて発行する(Sa28)。
【0148】
該Sa28の終了後にSa29へ進み、前記RAM291cに記憶しているカードID並びに前記クレジット球数とともに該パチンコ機2’の台番号とを前記管理コンピュータ100へ送信した後、Sa30へ進んで前記クレジット球数レジスタのクレジット球数をリセットした後、前記Sa1に再度戻る。尚、前記管理コンピュータ100においては、前記送信されたデータが対応付けて登録、管理される。
【0149】
また、前記Sa32において中断ボタン231の操作検出がなされた場合には図17のSa33へ進む。該Sa33では、前記クレジット表示部223並びに上部表示器228に表示されているクレジット球数が存在するかの判定を実施し、該判定結果が合致しない場合、つまりはクレジット球数が「0」の場合においてはSa37に進み、判定結果が合致する場合においてはSa34へ進む。
【0150】
該図17のSa34において、前記持球制御マイクロコンピュータ291aは、前記カードリーダライタ224に指示して、前記貯留ボックス80から発行するリライトカード37を前記搬送路92に取り出させて該リライトカード37に記録されているカードIDをカードリーダライタ224より入手し、該入手したカードIDとクレジット球数とを前記RAM291cの所定アドレスに中断情報として登録するとともに、該クレジット球数をカードリーダライタ224に出力して前記カードIDを読み出したリライトカード37に記録させた後、前記カード発行口218より中断カードとして排出させて発行する(Sa34)。
【0151】
該Sa34の終了後にSa35へ進み、前記RAM291cに記憶しているカードIDとクレジット球数から成る中断情報とともに、該パチンコ機2’の台番号とを前記管理コンピュータ100へ送信した後、Sa36へ進んで前記中断中ランプ236を点灯するとともに前記上部表示器228に中断中を示す所定表示(本実施例では全ての桁に「H」を表示)を実施して前記図18に示す中断待機ルーチンへ進むようになっている。
【0152】
次いで、図18に示す中断待機ルーチンについて説明すると、前記図17のSa36の終了とともに、持球制御マイクロコンピュータ291aは、その内部に設けられている内部タイマによるタイムカウントをスタートさせ(Sc1)、Sc2へ進んで前記カードリーダライタ224へのカード挿入があるかを監視する。
【0153】
該カード挿入の判定における判定結果が合致しなかった場合、つまりはカード挿入がなかった場合は、Sc8へ進んで前記タイムカウントされた時間である経過時間が予め設定されている中断時間を越えているかの判定を実施し、該判定結果が合致しなかった場合、つまりはまだ中断時間を越えていない場合には、Sc10へ進んで前記タイムカウントされた時間である経過時間を前記上部表示部228に更新表示した後、前記Sc2へ戻り、前記Sc8における判定結果が合致した場合、つまりは既に中断時間を越えている場合には、Sc9へ進んで既に中断時間を越えていることを示す所定表示(本実施例では全桁「E」表示)を実施した後、前記Sc2へ戻る。
【0154】
また、前記Sc2における判定結果が合致した場合、つまりは前記カードリーダライタ224へのカード挿入があった場合には、Sc3へ進んで挿入されたカードに記録されている前記カードID並びにクレジット球数から成る中断情報を挿入カードから読み出させてカードリーダライタ224より入手し、前記RAM291cに記憶されている中断情報と比較してSc4へ進む。
【0155】
該比較結果が不一致の場合にはSc7へ進み、挿入されたカードの返却指示を前記カードリーダライタ224に出力してカード返却を実施した後、前記Sc2へ戻り、比較結果が一致の場合にはSc5へ進んで前記タイムカウントを中止するとともに、前記中断中ランプ236を消灯し、前記第2通信部(COM2)255から管理コンピュータ100に対し中断解除情報と台番号とを送信した後、前記にて入手した中断情報に含まれているクレジット球数(=RAM291cに記憶されているクレジット球数)を前記クレジット表示部223並びに上部表示器228に表示した後、前記図17に示すSa1に戻って再度通常の処理を実施する。
【0156】
前記実施例における各要素は、本発明に対して以下のように対応している。
【0157】
本発明の請求項1は、所定の払出条件の成立に基づいて遊技球(パチンコ球)を払出する遊技球払出部(球切払出装置265)と、該遊技球払出部(球切払出装置265)から払出された遊技球(パチンコ球)が待機する遊技球待機部(打球待機皿220)と、を備え、該遊技球待機部(打球待機皿220)に待機する遊技球(パチンコ球)を遊技領域203に向けて発射して遊技を行う遊技機(パチンコ機2)であって、前記遊技球待機部(打球待機皿220)から溢れ出た遊技球(パチンコ球)および前記遊技球待機部(打球待機皿220)が待機中の遊技球(パチンコ球)にて満杯状態である場合において前記遊技球払出部(球切払出装置265)から払出された遊技球(パチンコ球)が通過する溢れ遊技球通路(クレジット球流路275)と、該溢れ遊技球通路(クレジット球流路275)を通過する遊技球(パチンコ球)を検出する溢れ遊技球検出手段(クレジット球スイッチ283)と、該溢れ遊技球検出手段(クレジット球スイッチ283)における遊技球(パチンコ球)の検出に基づき、該検出された遊技球数を遊技に使用可能な遊技球数(クレジット球数)として加算更新する加算更新手段(持点制御マイクロコンピュータ291a)と、該加算更新手段(持点制御マイクロコンピュータ291a)により加算された遊技球数を記憶する記憶部(RAM291c)と、該記憶部に記憶されている遊技球数(クレジット球数)を表示する遊技球数表示部(クレジット表示部223、上部表示部228)と、少なくとも前記溢れ遊技球検出手段(クレジット球スイッチ283)にて検出された遊技球を貯留する遊技球貯留部(回収球タンク284)と、遊技機の下方位置から上方位置に架設されて遊技球を移送するための遊技球移送通路(揚送路289)と、前記遊技球貯留部(回収球タンク284)に連結され、該遊技球貯留部に貯留された遊技球を、前記遊技球移送通路(揚送路289)を通して遊技機の上方位置へ移送する移送部(揚送装置288)と、該移送部により移送され前記遊技球移送通路の上方位置より排出された遊技球を前記遊技球払出部(球切払出装置265)に導く遊技球環流路(環流路259)と、前記遊技球環流路(環流路259)を含む遊技球(パチンコ球)の循環経路上に遊技球(パチンコ球)を清浄化する清浄部(研磨装置290)と、前記記憶部(RAM291c)に記憶されている遊技球数(クレジット球数)の範囲内における遊技球を前記遊技球払出部(球切払出装置265)から前記遊技球待機部(打球待機皿220)に払出させるための遊技球払戻手段(上皿払出ボタン238、持点制御マイクロコンピュータ291a、球払出制御基板294)と、該遊技球払戻手段により前記遊技球払出部(球切払出装置265)から前記遊技球待機部(打球待機皿220)へ払出される遊技球を検出する払戻遊技球検出手段(減算スイッチ270)と、前記遊技球(パチンコ球)を遊技機(パチンコ機2)外部に取り出すための外部取出部(外部取出口249)と、前記記憶部(RAM291c)に記憶されている遊技球数(クレジット球数)の範囲内における遊技球を前記外部取出部(外部取出口249)より遊技者が遊技機外部に取り出すために操作する外部取出操作部(外部払出ボタン239)と、該外部取出操作部の操作に基づき前記記憶部(RAM291c)に記憶されている遊技球数(クレジット球数)の範囲内における遊技球を前記遊技球払出部(球切払出装置265)から前記外部取出部(外部取出口249)に払出させるための遊技球取出手段(持点制御マイクロコンピュータ291a、球払出制御基板294)と、該遊技球払出部(球切払出装置265)から払出された遊技媒体を前記外部取出部(外部取出口249)に導くための遊技球取出通路(取出球通路276)と、前記遊技球払出部(球切払出装置265)より前記外部取出部(外部取出口249)に払出される遊技球を検出する外部取出遊技球検出手段(減算スイッチ270)と、前記払戻遊技球検出手段及び前記外部取出遊技球検出手段による前記遊技球の検出に基づき、前記記憶部(RAM291c)に記憶されている遊技球数(クレジット球数)を減算更新する減算更新手段(持点制御マイクロコンピュータ291a)と、前記外部取出部(外部取出口249)から排出される遊技球(パチンコ球)の取出準備が完了しているか否かを検出する取出準備完了検出部(取出準備検出センサ250)と、を備え、前記遊技球取出手段(持点制御マイクロコンピュータ291a、球払出制御基板294)は、前記取出準備完了検出部による取出準備の完了が検出された場合において、前記遊技球払出部(球切払出装置265)から遊技球を払出させる。
【0169】
本発明の請求項は、少なくとも前記遊技球払戻手段(上皿払出ボタン238、持点制御マイクロコンピュータ291a、球払出制御基板294)により前記遊技球払出部(球切払出装置265)から払出される遊技球(パチンコ球)が通過する払い戻し遊技球通路(第1経路266)と、遊技球の貸し出し或いは入賞に基づき前記遊技球払出部(球切払出装置265)から払出される遊技球(パチンコ球)が通過する払い出し遊技球通路(第2経路267)とを備え、これら各通路のいずれかに前記遊技球払出部(球切払出装置265)より払い出された遊技球の通路を切り替える通路切り替え部(上部経路切替弁268)が設けられている。
【0170】
以上、本発明の実施形態を図面を用いて前記各実施例にて説明してきたが、本発明はこれら各実施例に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれることは言うまでもない。
【0171】
例えば、前記各実施例では、下部進路切替装置274を用いて通路切替を実施して外部取出口249からの外部払出を実施しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、図19に示すように、該皿部221の待機遊技球の流入部位置に球抜き口320を設け、この球抜き口320と外部取出口249とを球抜き通路322により連通させて、皿部221を経由して外部払出を実施できるようにしても良い。
【0172】
具体的には、球抜き口320に、該球抜き口320を開閉するシャッタ321を設けるとともに、シャッタ321を開閉する開閉レバー323を皿部221の上部に設けるようにすることで、該開閉レバー323を操作してシャッタ321を開くと、第1段階として、皿部221に待機する遊技球が、球抜き口320から球抜き通路322を介して外部取出口249に流下し、外部取出口249からパチンコ機2外へ排出される。
【0173】
この際、前記実施例に示すように、自動払戻(球貸)ボタン232の操作に基づく自動払戻設定が設定された状態である場合には、前記外部取出口249からのパチンコ球の排出に伴って、皿部221に残存する遊技球が少ない状態となることで、待機球検出センサ222にて遊技球が検出されなくなり、第2段階として前記クレジット表示部223に表示されているクレジット球数から皿部221への払戻が実施される。
【0174】
これら皿部221へ払い戻されたパチンコ球は、前記待機遊技球と同様に球抜き口320より球抜き通路322を介して外部取出口249に流下し、外部取出口249からパチンコ機2外へ排出されていくことで、再度前記第1段階と同様の状況となって、前記第2段階の払戻がクレジット球数が無くなるまで順次繰り返し実施されるようになることで、前記皿部221に残存する待機遊技球とともに前記クレジット表示部223に表示されているクレジット球数を外部取出口249より取り出せるようになる。
【0175】
また、これら皿部221を経由する外部取出においては、前述のように自動払戻設定が設定されている必要があるが、これら自動払戻設定が設定されていない場合における皿部221を経由する外部取出を可能とするために、例えば前記開閉レバー323の開閉を検知する開閉センサを設けて、所定の時間、例えば2秒以上において開閉レバーが開かれた場合には、前記自動払戻設定が設定されるようにして、自動払戻設定が設定されていなくても、前記開閉レバー323を所定時間以上に渡って開放することで、自動的に自動払戻設定が設定されてクレジット球が皿部221へ払い出されるようにしても良い。
【0176】
また、球抜き口320から遊技球を外部払出した際に、球抜き口320の下流側に遊技球が残る場合があるが、この場合には、外部払出を行う際にシャッタ321とともにシャッタ245を開放して、遊技球を待機球排出口244から取り込んで一度クレジット加算し、前述したようにクレジット球数を減算し、減算された分の遊技球を皿部221に払い出して、球抜き口320から外部取出口249に流下されるようにすれば、皿部221に遊技球を残すことなくすべての遊技球を外部払出する事が出来る。また、待機球排出口244の位置に球抜き口320を設けるようにすれば、遊技球が残らないようにすることもでき、また球抜き口を設ける位置については限定されるものではない。
【0177】
前記各実施例では、遊技球環流経路を構成する揚送装置288や、揚送球通路286や、研磨装置290等を遊技機であるパチンコ機2の裏面に取り付けられているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら遊技球環流経路の一部となる揚送装置288や、揚送球通路286や、研磨装置290等をユニット構成として、遊技機2に対して着脱自在に取り付けても良い。
【0178】
この場合の具体例としては、図20に示されるように、前記パチンコ機2のガラス扉枠201(前面枠とも言う)が、複数台のパチンコ機2を設置可能な遊技島台330に固設するための基枠331(外枠とも言う)に対して蝶番332を介して枢着されて基枠331の前面を開閉自在に設けられている場合において、前記遊技球環流経路を構成する揚送装置288や、揚送球通路286や、研磨装置290等を、例えばユニット部材333等を介して予めユニット化し、ユニット化された遊技球環流経路をガラス扉枠201の裏面に対して着脱自在に設ければよい。つまりは、前記遊技球環流経路を遊技機であるパチンコ機2に対して着脱し得るように設けるようにすれば良く、このようにすることで、これら遊技球環流経路をパチンコ機2の交換時において、新たに設置されるパチンコ機2に容易に流用できるようになる。
【0179】
また、これら遊技球環流経路の一部となる揚送装置288や、揚送球通路286や、研磨装置290等を、例えば図21に示すように、ガラス扉枠201側でなく遊技島台330側、例えば遊技島台330の載置板334上等に設けておき、パチンコ機2を遊技島台330に設置してガラス扉枠201により基枠331の前面を閉塞した状態において、これら遊技島台330側に設けられている揚送装置288や、揚送球通路286や、研磨装置290等が本発明における遊技球環流経路を形成するようにしても良い。つまり、本発明はパチンコ機2が設置された状態で遊技球環流経路が形成されるものも含まれる。
【0180】
このように、これら揚送装置288や、揚送球通路286や、研磨装置290等をユニット構成としたり、遊技島台330側に設けるようにして、パチンコ機2の交換において、これらの機器を交換せずに流用できるようにしても良い。
【0181】
前記各実施例では、前記記憶部であるRAM291cに記憶されているクレジット球数を、前記上皿払出ボタン238の操作に基づき、前記皿部221へ払い戻すことで、一度クレジットしたクレジット球数を再度遊技に使用できるようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、前記RAM291cに記憶されているクレジット球数を払戻しすることなく、精算カード、会員カード等に記録、発行して景品との交換のみが実施できるようにしても良い。また、会員カードにより一旦貯球として記憶され、その貯球により再プレイできるようになっていてもよく、その再プレイの払出を球貸と同様にパチンコ機から払出しても良い。
【0182】
前記各実施例では、クレジット表示部223を設けているが本発明はこれに限定されるものではなく、これらクレジット表示部が遊技機以外の例えば遊技島台330に設けられている表示器に表示させるようにして、これらクレジット表示部を遊技機に設けない構成としても良い。また、これら遊技機外にクレジット表示部を設ける場合等において、該クレジット表示部に代えて、クレジット数量を棒状の表示長さにて視認可能とするような遊技球量表示部を設けるようにすること等は任意とされる。また、遊技球量表示部を別途パチンコ機2に設けても良い。
【0183】
前記各実施例では、上部貯留タンク260と回収球タンク284とを設けているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらを1つのタンクとしたり、前記揚送装置288が十分な揚送能力を有する場合等においては、これら遊技球貯留部を設けない構成としても良い。
【0184】
前記各実施例では、前記回収球タンク284に回収されたパチンコ球を揚送装置288にて揚送して遊技球払出部である球切払出装置265に環流するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら遊技球払出部自体が遊技球であるパチンコ球を揚送して払い出すようにして、必ずしも遊技球環流経路である揚送路289上に揚送装置288を有しない構成としても良い。
【0185】
また、前記各実施例では、前記遊技球環流経路である揚送路289上に清浄部となる研磨装置290を設けているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら研磨装置290は、パチンコ球が循環する経路どの位置に配置するようにしても良い。
【0186】
例えば、これら清浄部として、研磨装置290を前記球切払出装置265や回収球タンク284等に設けても良い。また、これら清浄部としては、前記研磨装置290に限定されるものではなく、布や紙等にて汚れを拭き取るもの以外に、液体の洗浄液等にて洗浄するものを用いるようにしても良い。
【0187】
前記実施例1では、遊技球待機部である皿部221に開閉蓋225を設けているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら開閉蓋225を設けない構成としても良いし、前記実施例2のように、これら開閉蓋225が開閉しない構成としても良い。また、前記実施例1ではこれら開閉蓋225の全面透明としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら開閉蓋225を不透明の部材としたり、その一部を透明としたり、該皿部221にどの程度の遊技球が残存しているかを確認できるように目盛り等を設けること等は任意とされる。
【0188】
また、前記各実施例では、パチンコ機2の上部位置に遊技球上部貯留として上部貯留タンク260を設けており、このようにすることは、遊技機が循環使用することのできるパチンコ球の総量を増やすことができるとともに、前記揚送路289や揚送装置288として、比較的揚送能力の低い小型もの或いは安価なものを使用することが可能となり、これら揚送装置がパチンコ機2裏面部に占めるスペースを低減できるばかりか遊技機のコストを低減させることもできることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら揚送装置として小型で且つ十分な揚送能力が得られる場合においては、前記上部貯留タンク260を設けずとも良い。
【0189】
また、前記各実施例においては、前記上部貯留タンク260の内部に貯留されているパチンコ球が所定の上限量に達しているかを検知するための上部タンク満タン検出センサ261を設けていて、該上部タンク満タン検出センサ261によるパチンコ球の検出状況に応じて前記揚送装置288の稼働を制御することは、前記上部貯留タンク260内に所定量のパチンコ球が定常的に貯留されるようになることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0190】
また、前記各実施例においては、前記第2操作基板237に上皿払出ボタン238を設けて、遊技者が自分の操作にて任意にクレジット球数の前記打球待機皿220への払い戻しを受けることができるようになっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、前記自動払い戻しによる払い戻しのみが実施されるようにしても良い。
【0191】
また、前記各実施例においては、前記第2操作基板237に外部払出ボタン239を設けて、遊技者が自分の操作にて任意にクレジット球数を前記外部取出口249より取り出せるようになっているが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0192】
また、前記実施例1においては、前記開閉蓋225を前記打球待機皿220の上部に設けて、パチンコ機2の外部よりパチンコ球を投入できるようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、前記実施例2の打球待機部220’ように、該上面を開閉不能に覆って外部からのパチンコ球の投入を不可とするようにしても良い。
【0193】
また、これら外部からのパチンコ球の投入部として、前記実施例1では開閉蓋225を設けているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら投入部の形態や設置位置等は適宜に選定すれば良く、前記打球待機皿220にパチンコ球が導かれるような構造となっていれば良い。
【0194】
また、前記各実施例においては、前記取出準備検出センサ250を設けることで、排出されるパチンコ球の貯留準備が完了していない時点にて、誤って前記外部払出ボタン239が操作されても、パチンコ球が外部取出口249より排出されてしまうことを回避できるようにしているが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0195】
また、前記各実施例においては、前記自動払戻(球貸)ボタン232並びに待機球検出センサ222を設けて、打球待機皿220に待機球が少なくなった場合において自動的にパチンコ球の払い戻し或いは貸し出しを実施するようにしており、このようにすることは、遊技者の払い戻し操作や貸し出し操作の煩雑さを解消することができることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0196】
また、前記各実施例においては、前記自動払戻(球貸)ボタン232を設けて、遊技者が自動払い戻し或いは自動貸し出しを設定できるようにしているが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0197】
また、前記実施例1においては、前記カードユニット3に接続される第1通信部(COM1)254を設け、該接続されているカードユニット3に精算情報を送信してプリペイドカード或いは会員カードにクレジット球数等の情報を記録し、該プリペイドカード或いは会員カードを返却するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら精算情報を送信する先を他の外部機器、例えば専用の精算装置や精算用のコンピュータにて、クレジット球数の情報を記録したカードを発行しても良い。
【0198】
また、前記実施例1では、前述のように、カードユニット3にクレジット球数を含む精算情報を送信する精算処理を実施するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば前記実施例2のように、パチンコ機2を直接管理コンピュータ100に接続し、該管理コンピュータ100に対して前記カードユニット3にて受付け中のプリペイドカード或いは会員カードのカードIDとクレジット球数とを送信、登録することで精算処理を行うようにするようにしても良い。
【0199】
また、前記実施例2では、パチンコ機2’の前記打球待機部220’の下部にリーダライタ収容部219を設け、該内部にカードリーダライタ224をパチンコ機2’の前面に沿う形で配置し、精算カード或いは中断カードをパチンコ機2’の側方側より発行、挿入できるようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、前記カード発行口218が前面を向いて設けられていても良く、これらカードリーダライタ224の配置形態や位置等は、挿入や抜き取りの操作性等を考慮して適宜に選択すれば良い。
【0200】
また、前記各実施例においては、打込球回収路258を設けて打込球合流樋257により収集された入賞球(セーフ球)並びにアウト球を回収球タンク284へ移送、回収するようにしており、このようにすることで、これらの遊技に使用された入賞球(セーフ球)並びにアウト球も後述する揚送装置288にて揚送されて循環使用されるようになるため、パチンコ機2内部のパチンコ球を有効に使用することが可能となるとともにパチンコ球が均等に清浄化されることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0201】
また、前記各実施例においては、ファール口248から流入するファール球を前記クレジット球スイッチ283に導いてクレジット加算されるようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらファール球を検出するセンサを別途設け、該センサがパチンコ球を検出したらクレジット加算するようにしても良い
【0202】
また、前記各実施例においては、前記球切払出装置265に排出するパチンコ球の経路を第1経路266或いは第2経路267に切替可能な流路切替部としての上部経路切替弁268を設けることで球切払出装置265を1つのみとしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら所定数のパチンコ球の払い出しを行う球切払出装置を前記第1経路266並びに第2経路267のそれぞれに設けるようにしても良い。
【0203】
また、遊技球の貸出、入賞による遊技球の払出、クレジットの払い戻し、それらをそれぞれ別途払出装置を設けても良いし、その払出装置の払出機構が異なるものでも良いし、いずれかを共通の払出装置で行ったり、さらには、流路を切り替えるなどの機構はどのように組み合わせても良い。
【0204】
また、前記各実施例においては、前述のように打球待機皿220に精算ボタン234の操作時等に開放されるシャッタ245を設けて該打球待機皿220に残留する待機球を、待機球排出通路277を通じてクレジット球スイッチ283に導くようにすることは、遊技者は前記精算ボタン234を操作するのみで、前記打球待機皿220に残留する待機球が自動的にクレジット加算された後に精算処理が実施されるようになるため、遊技者の精算操作を簡素化することができるばかりか、前記待機球の取り忘れも防止することもできることから好ましいとともに、これら待機球を検出するための検出スイッチを個別に設ける必要もなくなることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、待機球を検出するための検出スイッチを別途設けて、該検出スイッチにより検出された待機球をクレジット加算するようにしても良い。
【0205】
また、前記各実施例では、前記満タン報知ランプ241やタンク空報知ランプ242をパチンコ機2のガラス扉枠201に設けているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら満タン報知ランプ241やタンク空報知ランプ242の点灯に連動する信号出力部を設けて、外部機器、例えば呼び出しランプや管理コンピュータにてこれらの信号に基づくランプに点灯や報知を実施するようにしても良い。
【0206】
また、前記各実施例では実施していないが、前記クレジット球数を自動的に前記外部取出口249に払い出すような実球払出設定を行うことができるようにして、クレジット機能のない従来の遊技機のように遊技を行えるようにしても良い。
【0207】
また、前記各実施例では実施していないが、外部払出ボタン239の入力操作に基づいて、前記精算ボタン234の操作時と同様に前記打球待機皿220に残留している待機球をクレジット加算してから或いはクレジット加算しながら前記外部取出口249からクレジット球の払出を受けられるようにしても良い。更には、前記打球待機皿220に残留している待機球をクレジット加算するためのクレジットボタン等を設けるようにしても良い。
【0208】
また、本実施例では実施していないが、前記カードユニット3に挿入されたカードが会員カードである場合には、該会員カードに記録されているクレジット球数をカードユニット3から入手して前記クレジットレジスタに登録することで、遊技者が他のパチンコ機2にて獲得したクレジット球数を使用して遊技できるようにしても良い。また、これら他のパチンコ機にて獲得したクレジット球数を使用する場合においては、手数料として所定割合球数の減算を実施し、該減算後のクレジット球数を使用できるようにすること等は任意とされる。
【0209】
また、前記実施例2では、カードリーダライタ224より中断カードのみを受け付けるようになっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらカードリーダライタ224にて、前記実施例1にて前記カードユニット3にて受け付けているプリペイドカードや会員カードを受け付けるようにしても良い。
【0210】
また、前記実施例2では、精算カード並びに中断カードとして発行する記録媒体(カード)としてリライトカードを使用しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら発行される記録媒体としては、通常の磁気カードやクレジット球数データが記録された情報記録シンボルであるバーコード等が印刷されたレシート等であっても良く、これら発行する記録媒体は、クレジット球数の大きさを特定可能な情報が記録可能なものであれば使用することができる。また、これら記録媒体の形状はカード形状に限定されるものではなく、コイン状や球状のものであっても良い。尚、前記カードユニット3に挿入される遊技用記録媒体である会員カードやビジターカードの形状もカード状に限定されるものではなく、コイン状や球状のものであっても良い。
【0211】
また、前記実施例1では、カードユニット3にカードが挿入されていない場合に精算ボタン234が操作された場合には、該カードユニット3に対して精算カード挿入を報知するために動作ランプ301を点滅点灯させるようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらカードユニット3にカードが挿入されていない場合には、前記外部取出口249よりクレジット球数を払い出すようにしても良い。
【0212】
また、前記実施例1では、前記開閉蓋225よりパチンコ球を投入できるこことから、カードユニット3にカードが挿入されていない場合でも遊技が可能となってしまうことから、これらカード挿入がない場合の遊技を規制するために、カードユニット3にカードが挿入されていない場合には前記打球操作ハンドル240の操作を無効化するようにしても良い。
【0213】
また、前記各実施例では上部表示器228を設け、該上部表示器228に前記クレジット表示部223と同様にその時点でのクレジット球数を表示するようになっており、このようにすることは、他の遊技客へのアピール性を向上できることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではない。また、これら上部表示器228に表示する表示データを、表示機能を有する外部機器、例えば呼び出しランプ等に出力するようにしても良い。
【0214】
また、前記上部表示器228へのクレジット球数の表示を実施させないように遊技者が選択操作可能な操作部等を設けることは任意とされる。
【0215】
また、前記各実施例では前記未払出球表示部230を設けて、前記球切払出装置265より未払い出しの賞球数を表示するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0216】
また、前記第2操作基板237を前記第1操作基板229とは個別に設けているが、本発明はこれに限定されるものではない。また、これら第1操作基板229や第2操作基板237の配置位置等は操作性を考慮して適宜に選定すれば良い。
【0217】
また、前記各実施例にて示したフロー図による処理内容は、使用するマイコンの性能やメモリの容量並びに接続される各デバイスの能力等により適宜に変更できることは言うまでもない。
【0218】
【発明の効果】
本発明は次の効果を奏する。
(a)請求項1の発明によれば、少なくとも前記遊技球払出部より払い出されて前記溢れ遊技球検出手段にて検出された遊技球が前記記憶部に加算記憶されるとともに、該検出済みとなった遊技球が前記遊技球貯留部、移送部、遊技球移送通路、遊技球環流通路を通じて前記遊技球払出部に環流され、再度遊技球払出部より払い出されるようになり、これら遊技球が遊技機1台にて循環使用されるようになるため、1台の遊技機に必要とされる遊技球量を大幅に低減することができ、且つ前記遊技球貯留部、移送部、遊技球移送通路、遊技球環流通路を有することから遊技機の設置における自由度を向上できるとともに、前記清浄部を備えることで、これら循環使用される遊技球を清浄な状態に保つことができ、結果的に前記遊技球環流経路を含む遊技球の循環経路等の汚れも低減できる。また、前記記憶部に記憶されている遊技球数を目視にて確認することができるとともに、一度前記記憶部に加算された遊技球数を再度前記遊技球待機部へ払出させて、再度遊技に使用することができる。さらに、遊技者は前記外部取出操作部を操作することで、前記記録部に記録されている遊技球数の範囲内の遊技球を、前記外部取出部より遊技機外部に任意に取り出すことができる。そして、例えば遊技球貯留箱の配置等の遊技球の貯留準備が完了していない時点にて、誤って前記外部取出操作部が操作されても、遊技球が外部取出部より排出されてしまうことを回避できる。
【0230】
)請求項の発明によれば、遊技球の払い戻し用の遊技球払出部と、遊技球の貸し出し或いは入賞に基づく遊技球の払い出し用の遊技球払出部とを個別に設ける必要がなく、遊技機を簡素化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1のパチンコ機並びにカードユニットを示す外観正面図である。
【図2】本発明の本実施例1のパチンコ機の打球待機皿を示す上面図である。
【図3】本発明の実施例1本実施例1のパチンコ機の背面図を示す図である。
【図4】本発明の本実施例1のパチンコ機並びにカードユニットの構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の実施例1に用いた球切払出装置並びにその周囲の流路を示す一部破断斜視図である。
【図6】(a)〜(c)は、本発明の実施例1に用いた球切払出装置並びにその周囲の流路の経路切替状況示す断面図である。
【図7】本発明の実施例1のパチンコ機の背面下部の拡大説明図である。
【図8】本発明の実施例1のパチンコ機並びにカードユニットが設置された遊技場のシステム図である。
【図9】本発明の実施例1における持点制御マイクロコンピュータ291aが実施する処理フロー図である。
【図10】本発明の実施例1における揚送制御マイクロコンピュータが実施する処理フロー図である。
【図11】本発明の実施例1における持点制御マイクロコンピュータ291aが遊技中断中にて実施する処理フロー図である。
【図12】本発明の実施例2のパチンコ機並びにカードユニットを示す外観正面図である。
【図13】本発明の本実施例2のパチンコ機の打球待機皿を示す上面図である。
【図14】本発明の本実施例2にて用いた精算カード並びに中断カード発行用のカードリーダライタ224を示す外観斜視図である。
【図15】本発明の本実施例2のパチンコ機並びにカードユニットの構成を示すブロック図である。
【図16】本発明の実施例2のパチンコ機並びにカードユニットが設置された遊技場のシステム図である。
【図17】本発明の実施例2における持点制御マイクロコンピュータ291aが実施する処理フロー図である。
【図18】本発明の実施例2における持点制御マイクロコンピュータ291aが遊技中断中にて実施する処理フロー図である。
【図19】本発明の変形例である、皿部221を経由して外部払出を行う場合に球抜き通路が設けられたパチンコ機の外観正面図である。
【図20】本発明の変形例である、揚送装置や研磨装置等がユニット化されている様子を示す図である。
【図21】本発明の変形例である、揚送装置や研磨装置等が遊技島台側に設けられている様子を示す図である。
【符号の説明】
2 パチンコ機
2’ パチンコ機
3 カードユニット
37 リライトカード
80 貯留ボックス
87 搬送ローラ
88 フリーローラ
89 本体部
90 カバー部
91 通信ヘッド
92 搬送路
93 プラテンローラ
94 サーマルヘッド
96 駆動モータ
97a 発光部
97b 受光部
98 タイミングベルト
99 駆動ギア
100 管理コンピュータ
101 POSレジ
102 ホールコンピュータ
201 ガラス扉枠
202 遊技盤
203 遊技領域
204 第1可変表示部
205 第2可変表示部
206 通過ゲート
207 始動入賞口
208 可動片
209 通常入賞口
210 第1可変入賞球装置
211 開閉板
212 振分装置
213 回転円盤
213a 特定入賞口
213b 通常入賞口
214 回転ロータ
214a 切欠
214b ロータ内入賞口
215 第2可変入賞球装置
216 開閉板
217 アウト口
218 カード発行口
219 リーダライタ収容部
219’ カバー部
220 打球待機皿
220’ 打球供給部
221 皿部
222 待機球検出センサ
223 クレジット表示部
224 カードリーダライタ
225 開閉蓋
226 蝶番
227 カード残高表示部
228 上部表示器
229 第1操作基板
230 未払出球表示部
231 球貸ボタン
232 自動払戻(球貸)ボタン
233 自動払戻(球貸)ランプ
234 精算ボタン
235 中断ボタン
236 中断中ランプ
237 第2操作基板
238 上皿払出ボタン
239 外部払出ボタン
240 打球操作ハンドル
241 満タン報知ランプ
242 タンク空報知ランプ
243 球流入口
244 待機球排出口
245 シャッタ
245’ ソレノイド
246 発射球検出センサ
247 打球発射レール
248 ファール口
249 外部取出口
250 取出準備検出センサ
251 貯留箱
254 第1通信部(COM1)
255 第2通信部(COM2)
257 打込球合流樋
258 打込球回収路
259 環流路
260 上部貯留タンク
261 上部タンク満タン検出センサ
262 球抜弁
263 球切れセンサ
265 球切払出装置
266 第1経路
267 第2経路
268 上部経路切替弁
269 ソレノイド
270 減算スイッチ
271 下部経路切替弁
272 ソレノイド
273 球抜通路
274 下部進路切替装置
275 クレジット球通路
276 取出球通路
277 待機球排出通路
278 待機球合流口
279 打込球検出スイッチ
281 払出球検出スイッチ
282 ドア開閉検出スイッチ
283 クレジット球スイッチ
284 回収球タンク
285 回収球満タン検出センサ
286 揚送球通路
287 揚送球検出センサ
288 揚送装置
289 揚送路
290 研磨装置
291 持球制御基板
291a 持点制御マイクロコンピュータ
291b ROM
291c RAM
292 発射制御基板
293 打球発射モータ
293’ 揺動ハンマ
294 球払出制御基板
295 揚送制御基板(環流量制御手段)
296 遊技制御基板
297 表示制御基板
298 ランプ制御基板
299 音声制御基板
301 動作ランプ
302 紙幣インジケータ
303 紙幣挿入口
304 カードインジケータ
305 カード挿入口
306 硬貨投入口
307 硬貨返却ボタン
309 硬貨インジケータ
310 硬貨返却口
311 紙幣識別ユニット
312 カードリーダライタ
313 硬貨識別ユニット
314 ROM
315 RAM
316 第2通信部
317 第1通信部
318 制御マイコン(MPU)
320 球抜き口
321 シャッタ
322 球抜き通路
323 開閉レバー
330 遊技島台
331 基枠
332 蝶番
333 ユニット部材
334 載置板
401 駆動モータ
402 スプロケット
410 研磨カセット
412 台座
413 球誘導路
414 リール
415 リール
416 駆動軸
417 回転軸
418 研磨布
419 巻取モータ
450 駆動モータ
451 伝達ギア
452 スプロケット
453 カバー
454 連結路
SW1 ゲートスイッチ
SW2 始動入賞球検出スイッチ
SW3 通常入賞球検出スイッチ
SW4 通常入賞球検出スイッチ
SW5 特定入賞球検出スイッチ
SW6 特定入賞球検出スイッチ
SW7 通常入賞球検出スイッチ
SW8 ロータ内入賞球検出スイッチ
SW9 特別入賞球検出スイッチ
SG2001−61改

Claims (2)

  1. 所定の払出条件の成立に基づいて遊技球を払出する遊技球払出部と、該遊技球払出部から払出された遊技球が待機する遊技球待機部と、を備え、該遊技球待機部に待機する遊技球を遊技領域に向けて発射して遊技を行う遊技機であって、
    前記遊技球待機部から溢れ出た遊技球および前記遊技球待機部が待機中の遊技球にて満杯状態である場合において前記遊技球払出部から払出された遊技球が通過する溢れ遊技球通路と、
    該溢れ遊技球通路を通過する遊技球を検出する溢れ遊技球検出手段と、
    該溢れ遊技球検出手段における遊技球の検出に基づき、該検出された遊技球数を遊技に使用可能な遊技球数として加算更新する加算更新手段と、
    該加算更新手段により加算された遊技球数を記憶する記憶部と、
    該記憶部に記憶されている遊技球数を表示する遊技球数表示部と、
    少なくとも前記溢れ遊技球検出手段にて検出された遊技球を貯留する遊技球貯留部と、
    遊技機の下方位置から上方位置に架設されて遊技球を移送するための遊技球移送通路と、
    前記遊技球貯留部に連結され、該遊技球貯留部に貯留された遊技球を、前記遊技球移送通路を通して遊技機の上方位置へ移送する移送部と、
    該移送部により移送され前記遊技球移送通路の上方位置より排出された遊技球を前記遊技球払出部に導く遊技球環流路と、
    前記遊技球環流路を含む遊技球の循環経路上に遊技球を清浄化する清浄部と、
    前記記憶部に記憶されている遊技球数の範囲内における遊技球を前記遊技球払出部から前記遊技球待機部に払出させるための遊技球払戻手段と、
    該遊技球払戻手段により前記遊技球払出部から前記遊技球待機部へ払出される遊技球を検出する払戻遊技球検出手段と、
    前記遊技球を遊技機外部に取り出すための外部取出部と、
    前記記憶部に記憶されている遊技球数の範囲内における遊技球を前記外部取出部より遊技者が遊技機外部に取り出すために操作する外部取出操作部と、
    該外部取出操作部の操作に基づき前記記憶部に記憶されている遊技球数の範囲内における遊技球を前記遊技球払出部から前記外部取出部に払出させるための遊技球取出手段と、
    該遊技球払出部から払出された遊技媒体を前記外部取出部に導くための遊技球取出通路と、
    前記遊技球払出部より前記外部取出部に払出される遊技球を検出する外部取出遊技球検出手段と、
    前記払戻遊技球検出手段及び前記外部取出遊技球検出手段による前記遊技球の検出に基づき、前記記憶部に記憶されている遊技球数を減算更新する減算更新手段と、
    前記外部取出部から排出される遊技球の取出準備が完了しているか否かを検出する取出準備完了検出部と、
    を備え、
    前記遊技球取出手段は、前記取出準備完了検出部による取出準備の完了が検出された場合において、前記遊技球払出部から遊技球を払出させることを特徴とする遊技機。
  2. 少なくとも前記遊技球払戻手段により前記遊技球払出部から払い出される遊技球が通過する払い戻し遊技球通路と、遊技球の貸し出し或いは入賞に基づき前記遊技球払出部から払出される遊技球が通過する払い出し遊技球通路とを備え、これら各通路のいずれかに前記遊技球払出部より払い出された遊技球の通路を切り替える通路切り替え部が設けられている請求項に記載の遊技機。
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