JPH10216332A - 遊技装置 - Google Patents

遊技装置

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JPH10216332A
JPH10216332A JP14552597A JP14552597A JPH10216332A JP H10216332 A JPH10216332 A JP H10216332A JP 14552597 A JP14552597 A JP 14552597A JP 14552597 A JP14552597 A JP 14552597A JP H10216332 A JPH10216332 A JP H10216332A
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JP14552597A
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Takatoshi Takemoto
孝俊 武本
Nariaki Isoda
斉明 磯田
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Ace Denken KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】島を構成しない単独の装置であっても遊技にお
ける多量の遊技媒体の賞出を可能とし、大掛かりな遊技
媒体の補給装置や研磨揚送装置を必要とせず、コンパク
ト化により柔軟な配置割り付けも行えるようにする。 【解決手段】遊技機本体11と移動可能な移動式計数機
50とを組み合せて、移動式計数機50を遊技機本体1
1で使用するパチンコ球の貯留手段として活用すること
により、島を構成しない単独の遊技機本体11であって
も遊技における多量のパチンコ球の賞としての払い出し
を実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技媒体を受け入
れる貯留皿部を機体前面に備え、該貯留皿部の下方に貯
留皿部内の遊技媒体を移し替えて貯留するための貯留箱
が配置される遊技機本体と、該遊技機本体とは別体で移
動可能であり、遊技機本体の傍らに設置されて遊技媒体
を計数する移動式計数機とを具備して成る遊技装置に関
する。ここで遊技媒体とは主としてパチンコ球であり、
遊技機本体は一般のパチンコ機に類するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から使用されているパチンコ機等の
遊技機では、遊技に供するパチンコ球を貯留するための
前皿や予備皿を機体前面に備え、遊技者によって前皿内
のパチンコ球が1つずつ遊技盤面上へ打ち出されること
により遊技が進行するようになっている。遊技者は、パ
チンコ機に併設されている球貸機に現金またはプリペイ
ドカードを投入してその金額に応じた個数のパチンコ球
を借り受け、これをパチンコ機前面の前皿に入れ遊技を
開始する。
【0003】遊技者の打ち出したパチンコ球が遊技盤面
上の入賞口に入る等、所定の遊技状態になると、パチン
コ機から所定数の球が前皿に払い出される。遊技が成功
して賞球数が増すと、前皿から溢れたパチンコ球は、前
皿の下方にある予備皿へ落下して貯留される。更に賞球
が増し予備皿が満杯になると、遊技者が用意した球貯留
箱に予備皿内のパチンコ球を移し替えて遊技を継続する
ようになっている。
【0004】このようなパチンコ機では、払い出された
賞球が予備皿や球箱に移し替えられて実際に遊技者の手
元に多数貯留されるので、大当たり等の出たパチンコ機
には多数のパチンコ球を補給する必要がある。このた
め、通常の遊技場では、多数のパチンコ機を併設して成
る遊技機島内に大型の貯留タンクを有する球補給機構を
設け、ここから補給樋を通じて遊技機島内の各パチンコ
機へパチンコ球を分配し補給するようになっている。
【0005】各パチンコ機からアウト球として排出され
たパチンコ球は、島内のアウトレール等を通じて研磨揚
送装置まで搬送され、研磨された後に島上段部にある球
補給機構のタンクへ補給される。ここで研磨揚送装置
は、一般に島下段から島上段に延び上がる揚送パイプ内
に、スクリュー部材を回転可能に内挿して成る。この揚
送パイプ内に、合成樹脂で成形した粒状の研磨材とパチ
ンコ球とを混入させて、スクリュー部材の回転駆動によ
り、研磨材と球とを撹拌混合することで、球は研磨され
ていた。
【0006】また、遊技者が球貯留箱等に保有している
パチンコ球は、遊技が終了したとき遊技者によって、遊
技機島の中央等に配置されている景品球計数機に移し替
えられ、いわゆる景品球として計数される。景品球計数
機で計数されたパチンコ球は前記研磨揚送装置で研磨さ
れた後、天井補給樋等を通じて各遊技機島の球補給機構
まで搬送され貯留される。
【0007】ところで、パチンコ機には、前述した遊技
機島を成す一般的なパチンコ機の他に、遊技盤面上に打
ち出され入賞口またはアウト口に入った球を、機体内で
球の打出し待機位置まで戻すことにより、予め機内に封
入してある少量の球を繰り返し遊技に使用するいわゆる
還元式のタイプもある。
【0008】このような還元式のパチンコ機では、用意
した少量のパチンコ球を繰り返し使用するため、実際に
遊技者の手元へ払い出す賞球の数を制限したり、遊技者
の手元に実際のパチンコ球を一切払い出さず仮想的に賞
球を付与するようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような一般的なパチンコ機にあっては、遊技機島を形
成して大型の球補給機構等を設けなければならないの
で、多種多様な遊技機を配置した遊技場の一郭にパチン
コ機を1台あるいは数台だけ設置するようなことができ
なかった。また、複数台のパチンコ機の併設された遊技
機島を単位に遊技場内の配置を構成しなければならず、
柔軟な遊技機の配置割り付けができないという問題があ
った。
【0010】一方、還元式のパチンコ機は、大型の球補
給機構を必要としないので遊技機ごとに自在に配置する
ことができるが、機内に用意した少量のパチンコ球を繰
り返し使用する関係から、実際にパチンコ球が賞球とし
て払い出されなかったり、その個数に制限がある。
【0011】従って、賞球を獲得した実感に欠け、特に
遊技中に多量の賞球を払い出す、いわゆるフィーバー状
態を十分に演出することができず、遊技者の興奮を十分
に喚起することができないという問題があった。特に、
遊技者の中には球貯留箱の溜まり具合により、獲得した
持ち球の量を見た目で楽しんだり、満足感を覚える者も
大勢おり、このような遊技者に対しては、還元式のパチ
ンコ機では満足感を与えることが難しかった。
【0012】また、前述した研磨揚送装置では、研磨後
に球と研磨材とを互いに分離しなければならず、そのた
めの特別な分離機構や、研磨した球の配給機構の他に
も、分離した研磨材を再び揚送パイプの下端部まで循環
させる研磨材の回収機構等の嵩張る機構が多く含まれて
いた。
【0013】従って、これらの機構を構成する部品点数
が多く、全体構成も複雑であり、コストを低減する際に
大きな支障となっていた。また、遊技機島の上下に亘っ
て、各機構を配設するための相当大きなスペースが必要
となり、組み付け工事も大掛かりとなり、コストが嵩む
という問題もあった。
【0014】特に、一台のパチンコ機だけから構成され
るいわゆる単体島では、前記研磨揚送装置を装備させる
と、パチンコ機の設置スペースが著しく侵食されてしま
うし、研磨能力も余剰となりコスト上問題であった。従
って、小型の単体島にコンパクトに設置でき、パチンコ
球を効率よく研磨できる研磨機が切望されていた。
【0015】本発明は、前述した従来技術が有する問題
点に着目してなされたもので、その目的とするところ
は、遊技機本体と移動可能な移動式計数機とを組合せる
ことにより、島を構成しない単独の装置であっても遊技
における多量の遊技媒体の賞出を可能とし、遊技者が遊
技媒体の溜まり具合をより実感することができる遊技装
置を提供することである。
【0016】また、他の目的は、研磨機の構成を簡略化
してコスト及び設置スペースを削減すると共に、該研磨
機を装置内部に簡易かつ迅速に組み付けることを可能と
し、また、装置全体のコンパクト化により柔軟な配置割
り付けも行える遊技装置を提供することを目的としてい
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ための本発明の要旨とするところは、以下の各項に存す
る。 [1] 遊技媒体を受け入れる貯留皿部(16、17)
を機体前面に備え、該貯留皿部(16、17)の下方に
貯留皿部(16、17)内の遊技媒体を移し替えて貯留
するための貯留箱(18)が配置される遊技機本体(1
1)と、該遊技機本体(11)とは別体で移動可能であ
り、遊技機本体(11)の傍らに設置されて遊技媒体を
計数する移動式計数機(50)とを具備して成る遊技装
置(10、10A)であって、前記遊技機本体(11)
は、機体内部で遊技に使用する遊技媒体を貯留する貯留
手段(20)と、遊技に使用された遊技媒体を回収し
て、前記貯留手段(20)まで搬送する回収手段(3
0)と、遊技中に所定の遊技状態になった際、賞として
遊技者に払い出すべき個数の遊技媒体を前記貯留手段
(20)から前記貯留皿部(16、17)に排出する賞
払出手段(23)とを有し、前記移動式計数機(50)
は、前記貯留箱(18)に移し替えてある遊技媒体を受
け入れて、その個数を計数する計数手段(52)と、前
記計数手段(52)により計数された遊技媒体を貯留す
る計数機側貯留手段(54)と、前記遊技機本体(1
1)側に連通接続され、前記計数機側貯留手段(54)
に貯留された遊技媒体を遊技機本体(11)側に移送す
る移送手段(55)とを有することを特徴とする遊技装
置(10、10A)。
【0018】[2] 前記遊技機本体(11)は、遊技
者が投入した金額に相当する数量の遊技媒体を、前記貯
留手段(20)から前記貯留皿部(16、17)に払い
出す遊技媒体貸出手段(40)を有することを特徴とす
る1項記載の遊技装置(10、10A)。
【0019】[3] 前記遊技機本体(11)の貯留手
段(20)は、該貯留手段(20)に貯留される遊技媒
体が所定量以下になったことを検知する貯留不足検知手
段(29)を有することを特徴とする1または2項記載
の遊技装置(10、10A)。
【0020】[4] 前記移動式計数機(50)は、前
記計数機側貯留手段(54)が遊技媒体で満杯になった
ことを検知する満杯検知手段(54a)を有することを
特徴とする1、2または3項記載の遊技装置(10、1
0A)。
【0021】[5] 前記移動式計数機(50)は、前
記計数手段(52)による計数結果を目視可能に表示す
る個数表示手段(58)を有することを特徴とする1、
2、3または4項記載の遊技装置(10、10A)。
【0022】[6] 前記移動式計数機(50)は、前
記計数手段(52)による計数結果を記録した記録媒体
を発行する記録媒体発行手段(60)を有することを特
徴とする1、2、3、4または5項記載の遊技装置(1
0、10A)。
【0023】[7] 前記遊技機本体(11)の回収手
段(30)は、遊技媒体を研磨する研磨機(30a、2
30)を備え、回収した遊技媒体を研磨して前記貯留手
段(20)へ搬送することを特徴とする1、2、3、
4、5または6項記載の遊技装置(10、10A)。
【0024】[8] 前記研磨機(230)は、遊技媒
体としてのパチンコ球を所定方向に搬送する搬送ベルト
(240)と、該搬送ベルト(240)上に沿うように
配する研磨ベルト(250)とを備え、前記搬送ベルト
(240)の表面側に、パチンコ球の下側が転動可能な
状態で入り込み、パチンコ球の搬送ベルト(240)上
での移動を一定範囲に制限する嵌入溝(241)を形成
し、前記研磨ベルト(250)のパチンコ球の上側に接
触する少なくとも表面側を研磨材(251)で形成した
ことを特徴とする7項記載の遊技装置(10A)。
【0025】[9] 前記研磨ベルト(250)を、前
記搬送ベルト(240)の回転駆動方向と逆方向に回転
駆動し、前記搬送ベルト(240)の回転速度を研磨ベ
ルト(250)の回転速度よりも速く設定したことを特
徴とする8項記載の遊技装置(10A)。
【0026】[10] 前記搬送ベルト(240)の全
長を研磨ベルト(250)の全長よりも長く設定し、前
記搬送ベルト(240)の始端側を研磨ベルト(25
0)の始端側よりも長手方向に延出させて、両ベルト
(240、250)の始端間に位置する搬送ベルト(2
40)上を球溜まり部(245)としたことを特徴とす
る8または9項記載の遊技装置(10A)。
【0027】[11] 前記搬送ベルト(240)及び
研磨ベルト(250)を、遊技機装置本体の内部に着脱
可能なハウジング(231)に設けて、ユニットとして
構成したことを特徴とする8、9または10項記載の遊
技装置(10A)。
【0028】[12] 遊技装置本体の正面壁に、前記
研磨機(230)を遊技装置本体の内部に挿入する開口
部(315)を開設し、該開口部(315)内に研磨機
(230)の収納空間(316)を設けると共に、開口
部(315)に開閉可能な扉(317)を設け、前記収
納空間(316)に設置した研磨機(230)の球受入
部までパチンコ球を導くガイド部材(325)を、遊技
装置本体の内部に配設したことを特徴とする8、9、1
0または11項記載の遊技装置(10A)。
【0029】[13] 前記研磨機(230)の底部に
スライド溝(234)を設け、前記収納空間(316)
の底部に、前記研磨機(230)のスライド溝(23
4)が研磨機(230)の出し入れ方向に移動可能に嵌
合するレール部材(318)を設けたことを特徴とする
12項記載の遊技装置(10A)。
【0030】[14] 遊技装置本体の正面壁に、前記
収納空間(316)に設置してある研磨機(230)が
作動しているか否かを報知する作動報知手段(263)
を設けたことを特徴とする12または13項記載の遊技
装置(10A)。
【0031】次に前述した解決手段に基づく作用を説明
する。1項記載の遊技装置(10、10A)によれば、
遊技機本体(11)の貯留皿部(16、17)に貯留さ
れている遊技媒体は、遊技者により次々と実際の遊技に
使用された後、機体内の回収手段(30)によって貯留
手段(20)へと搬送され、遊技で繰り返し再使用され
る。遊技中に遊技媒体が所定の遊技状態になると、賞払
出手段(23)は、賞として遊技者に払い出すべき個数
の遊技媒体を、前記貯留手段(20)から貯留皿部(1
6、17)へ排出する。
【0032】賞に基づき遊技媒体が次々と払い出され、
貯留皿部(16、17)から遊技媒体が溢れると、その
下に配置される貯留箱(18)に遊技媒体は移し替えら
れ、貯留箱(18)が遊技媒体で一杯になったら、新た
に別の貯留箱(18)を用意し遊技を続行できる。貯留
箱(18)が何箱も溜ったら、その時点で遊技者は、遊
技機本体(11)の傍らに設置される移動式計数機(5
0)に貯留箱(18)内の遊技媒体を移し替えて計数す
ればよい。
【0033】移動式計数機(50)の計数手段(52)
により計数された遊技媒体は、該計数機内の計数機側貯
留手段(54)に貯留される。計数機側貯留手段(5
4)が遊技媒体で満杯になり、逆に遊技機本体(11)
内の遊技媒体貯留量が不足してきたら、移動式計数機
(50)の移送手段(55)によって、前記計数機側貯
留手段(54)に貯留された遊技媒体を遊技機本体(1
1)側に適宜移送する。
【0034】それにより、移動式計数機(50)と遊技
機本体(11)とにおける遊技媒体の貯留レベルのバラ
ンスを採ることができる。また、移動式計数機(50)
は遊技機本体(11)から分離させて移動させることが
できるので、例えば複数の遊技機本体(11)で一の移
動式計数機(50)を共有するようにしてもよい。
【0035】2項記載の遊技装置(10、10A)によ
れば、遊技機本体(11)は遊技媒体貸出手段(40)
を有するので、遊技者はその場で最初に遊技に用いる遊
技媒体を、投入金額に相当する数量だけ借り受けること
ができる。3項記載の遊技装置(10、10A)によれ
ば、遊技機本体(11)の貯留手段(20)は貯留不足
検知手段(29)を有するので、遊技機本体(11)内
の遊技媒体が不足する事態を自前に察知することができ
る。
【0036】4項記載の遊技装置(10、10A)によ
れば、移動式計数機(50)は満杯検知手段(54a)
を有するので、計数機内の計数機側貯留手段(54)が
遊技媒体で満杯になる事態を自前に察知することができ
る。
【0037】5項記載の遊技装置(10、10A)によ
れば、遊技者は、移動式計数機(50)の計数手段(5
2)による計数結果を、個数表示手段(58)によって
目視可能に表示できる。6項記載の遊技装置(10、1
0A)では、前記移動式計数機(50)の計数手段(5
2)による計数結果は、記録媒体発行手段(60)によ
って記録媒体に記録され、遊技者に発行される。
【0038】また、7項記載の遊技装置(10、10
A)によれば、遊技機本体(11)の回収手段(30)
は遊技媒体を研磨する研磨機(30a、230)を備え
ており、貯留皿部(16、17)から回収した遊技媒体
は、研磨された後に貯留手段(20)へ搬送される。こ
のように研磨機(30a、230)を機内に設けたの
で、遊技媒体を常に汚れの無い状態に維持することがで
きる。
【0039】8項記載の遊技装置(10A)に設置する
研磨機(230)によれば、供給されたパチンコ球は、
上下に近接対向した搬送ベルト(240)と研磨ベルト
(250)との各始端間に導入される。そしてパチンコ
球は、上下の各ベルト(240、250)間に挟まれた
状態で、下側の搬送ベルト(240)の回転駆動により
所定方向に搬送されつつ、上側の研磨ベルト(250)
の表面に接触することで研磨される。
【0040】搬送ベルト(240)の表面側には嵌入溝
(241)が形成してあるため、パチンコ球は嵌入溝
(241)に入り込み、その場での転動は自由だが、搬
送ベルト(240)上での表面方向の移動が嵌入溝(2
41)内に制限される。従って、パチンコ球は嵌入溝
(241)に入り込んだ状態で、搬送ベルト(240)
の回転駆動に伴い嵌入溝(241)の縁に引っ掛かるよ
うにして確実に搬送され、かつ嵌入溝(241)内で自
由に転動しながら、球面が満遍なく研磨ベルト(25
0)に接触して効率よく研磨される。
【0041】前記研磨機(230)の構成によれば、研
磨ベルト(250)の少なくとも表面側を研磨材(25
1)で形成したから、従来の研磨揚送装置のように、球
と研磨材(251)とが混じり合うことがない。従っ
て、研磨済みの球を研磨材から分離するための特別な機
構は不要となる。
【0042】ここで研磨材(251)は、例えば6ナイ
ロンを主成分とし、他に静電気除去材、研磨増強材を混
入したり、他の合成樹脂、繊維物質等により合成する。
研磨ベルト(250)全体を研磨材で成形してもよく、
あるいは研磨ベルト(250)の表面側にのみ研磨材
(251)から成る研磨層を設けてもよい。
【0043】本研磨機(230)は、互いに近接させて
略水平に配設する前記両ベルト(240、250)によ
り主として構成されており、従来の研磨揚送装置の如
く、島の上下に亘る相当大きな設置スペースを必要とす
ることはなく、遊技装置(10A)内の適所に設置する
ことができる。研磨機(230)の大きさは、主に両ベ
ルト(240、250)の全長に依存するものであり、
両ベルト(240、250)の長さは、処理すべきパチ
ンコ球の数量に応じて適宜設定すればよい。
【0044】9項記載の遊技装置(10A)の研磨機
(230)によれば、前記研磨ベルト(250)を、搬
送ベルト(240)の回転駆動方向とは逆方向に回転駆
動し、搬送ベルト(240)の回転速度を研磨ベルト
(250)よりも速く設定したから、搬送ベルト(24
0)の嵌入溝(241)に入り混んでいるパチンコ球に
対して、該球を十分に転動させる摩擦力が加わる。その
結果、パチンコ球の球面はより確実に満遍なく研磨ベル
ト(250)に接触することになり、研磨能力を高める
ことができる。
【0045】10項記載の遊技装置(10A)の研磨機
(230)によれば、前記搬送ベルト(240)の全長
を研磨ベルト(250)より長く設定し、搬送ベルト
(240)の始端側を研磨ベルト(250)の始端側よ
り長手方向に延出させて、両ベルト(240、250)
の始端間に位置する搬送ベルト(240)上を球溜まり
部(245)としたから、両ベルト(240、250)
間に導入しきれない球は、球溜まり部(245)にいっ
たん滞留してから、順次両ベルト(240、250)間
に取り込まれる。従って、研磨機(230)にパチンコ
球がある程度過剰に供給されても、円滑に研磨処理する
ことが可能となる。
【0046】11項記載の研磨機(230)によれば、
前記搬送ベルト(240)及び研磨ベルト(250)
を、遊技装置本体の内部に着脱可能なハウジング(23
1)に設けてユニットとして構成したから、取り扱いや
組み付け作業が容易であり、また研磨ベルト(250)
が汚れたらユニットごとに簡単に交換することもでき
る。
【0047】12項記載の遊技装置(10A)では、前
記研磨機(230)を遊技装置本体に設置する場合、正
面壁の開口部(315)に設けた扉(317)を開い
て、研磨機(230)を収納空間(316)に納めてか
ら、再び扉(317)を閉じればよい。遊技機本体(1
1)から排出された球は、装置内の適所に配設されたガ
イド部材(325)を介して、前記収納空間(316)
に設置してある研磨機(230)の球受入部まで確実に
導かれる。
【0048】13項記載の遊技装置(10A)では、前
記研磨機(230)の底部にスライド溝(234)を設
け、前記収納空間(316)の底部に、研磨機(23
0)のスライド溝(234)が研磨機(230)の出し
入れ方向に移動可能に嵌合するレール部材(318)を
設けたから、研磨機(230)を遊技装置本体に対する
設置及び取り外し作業を極めて簡単に行うことができ
る。
【0049】14項記載の遊技装置(10A)では、前
記正面壁の外表面に、収納空間(316)に設置してあ
る研磨機(230)が作動しているか否かを報知する作
動報知手段(263)を設けたから、研磨機(230)
の作動状況を外部から容易に確認することができる。
【0050】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の各種
実施の形態を説明する。図1〜図3は本発明に係る第1
実施の形態を示している。図1及び図2に示すように、
遊技装置10は、いわゆるパチンコ機である遊技機本体
11と、移動式計数機50とを具備して成る。移動式計
数機50は、遊技機本体11とは別体で移動可能であ
り、遊技機本体11の傍らに設置され、パチンコ球(遊
技媒体)を計数する装置である。また、遊技機本体11
の一側端には、遊技者が投入した金額に相当する数量の
パチンコ球を貸し出す球貸機(遊技媒体貸出手段)40
が一体的に併設されている。
【0051】遊技機本体11は遊技台1に支持されてお
り、該遊技台1の前には椅子(図示せず)がセットされ
て、いわゆる遊技機単体島を成している。遊技台1は、
遊技機本体11の遊技盤面12が、椅子に腰掛けた遊技
者の目の高さにくるように支持するものであり、遊技機
本体11の真下位置には、遊技台1の前方へ延出する天
板2が形成されている。また、遊技台1の下端部には一
対の安定脚3、3の他、移動用のストッパ付き車輪4、
4…が設けられている。一方、遊技台1の上端部には、
遊技者に対して様々なメッセージを表示する表示パネル
5が設けられている。
【0052】遊技機本体11は、遊技者がハンドル15
を回転させることにより、遊技盤面12上に実際のパチ
ンコ球を1個ずつ打ち出し、かかる打球の入賞を競い楽
しむゲーム機である。遊技機本体11の内部には、後述
の移動式計数機50と10,000〜12,500個程
度の球が収納され、この球が繰り返し遊技に利用され
る。遊技盤面12の前面は、該盤面12との間に球を移
動させるための空間を成すようにガラス扉で覆われてい
る。
【0053】遊技盤面12の適所には、自由落下する球
を様々な方向に弾く数多の障害釘や各種役物、それに各
種入賞口やアウト口が配設されている。球が各種入賞口
に入るという「所定の遊技状態」が成立すると、各種入
賞口ごとに予め決められた数量の球が賞として払い出さ
れる。遊技盤面12の下方には、賞として払い出される
パチンコ球を受け入れる前皿16が、更にその下方に
は、前皿16から溢れたパチンコ球を受け入れる予備皿
17が配設されている。
【0054】前皿16と予備皿17とがパチンコ球を受
け入れる貯留皿部を成す。また、予備皿17から溢れる
パチンコ球は、遊技者の操作あるいは自動的に、天板2
上に載置される貯留箱18内に移し替えられるようにな
っている。この貯留箱18もパチンコ球で一杯になった
ら、一杯になった貯留箱18は足元に積み重ねて置き、
新たな貯留箱18を予備皿17の真下に置けばよい。1
つの貯留箱18は通常2、500個前後のパチンコ球を
収納できる。前記ハンドル15は予備皿17の右隣に設
けられている。
【0055】遊技機本体11は、更に詳しく言えば、打
球が特定入賞口13Aへ入賞すると、中央役物である液
晶ディスプレイ13Bに表示される数字・記号等の各種
図柄が3個並列にスクロール変化し、その変化後の表示
結果が、例えば『7、7、7』の如く所定の大当り態様
に確定すると、可変入賞口13Cが一定回数まで開閉す
るといういわゆるフィーバー状態が成立する機種であ
る。
【0056】特定入賞口13Aや可変入賞口13Cを含
めた総ての入賞口には、それぞれ球の入賞を検知する入
賞検知センサが設けられている。また、何れの入賞口に
も入らなかった球は、遊技盤面12の最下端に開設され
たアウト口14に導かれる。各種入賞口やアウト口14
に入った球は、遊技盤面12の裏側に設けられたアウト
タンク27に総て回収される。アウトタンク27を含む
球の回収手段30については後述する。
【0057】球貸機40は、その正面部に、紙幣投入口
41及び硬貨投入口42、球払出ノズル43、及び金額
選択ボタン44が設けられている。かかる球貸機40
は、紙幣投入口41や硬貨投入口42に投入された現金
を識別し、遊技者が金額選択ボタン44で選択した金額
相当の数量のパチンコ球を球払出ノズル43から貸し出
す装置である。
【0058】球払出ノズル43から貸し球として払い出
されるパチンコ球は、前皿16へ排出されるようになっ
ている。なお、球貸機40に投入するのは紙幣や硬貨に
限られるものではなく、例えば、金額データを記録した
磁気カード等の現金に代わる他の金額記録媒体として構
成してもよい。
【0059】図3は、遊技台1の内部を背面から見た様
子を示している。遊技機本体11は、その機体内上部に
貸し球あるいは賞球として遊技者に払い出すパチンコ球
を貯留する第1貯留タンク(貯留手段)20を備えてい
る。第1貯留タンク20はその底部に賞球を払い出すた
めの流出口20aと、投入金額に応じた個数の貸し球を
払い出すための流出口20bを有する。
【0060】また、第1貯留タンク20には、この第1
貯留タンク20に貯留されるパチンコ球が所定量以下に
なったことを検知する検知センサ(貯留不足検知手段)
29が設けられている。検知センサ29は、該センサ2
9がある位置までパチンコ球が溜っている場合には継続
してONとなるが、当該位置までパチンコ球の貯留量が
満たない場合にはOFFとなって、貯留不足信号を出力
するものである。なお、検知センサ29の貯留不足信号
に基づき、ランプが点灯したりブザーが鳴る等して情報
が報知されるようになっている。
【0061】前記球払出ノズル43の裏面に相当する位
置には、球払出ノズル43への貸し球の送り出しとその
個数を計数する貸球補給装置22が設けられ、第1貯留
タンク20の流出口20bと貸球補給装置22の間に
は、流出口20bから流出したパチンコ球を貸球補給装
置22に導く貸球補給ジャバラ21が配されている。
【0062】第1貯留タンク20の流出口20a下部に
は、流出口20aから賞球の送り出しとその個数の計数
を行う賞球補給装置23が配置されている。また、賞球
補給装置23の出口と前皿16の間は、計数後に賞球補
給装置23から排出されたパチンコ球を遊技機本体11
内部を通じて前皿16まで導く賞球払出経路24が設け
られている。
【0063】遊技機本体11の裏面の中央には、遊技盤
面12の裏面カバー19が有り、その下方には遊技盤面
12のアウト口及び各種入賞口に入ったパチンコ球を回
収してその排出口25aから排出する集合樋25が設け
られている。なお、裏面カバー19の内側には、遊技機
本体11や球貸機40の各種制御を行う回路基板が装着
されている。
【0064】図3中にて遊技機本体11の下部左には、
球発射装置26が設けられている。球発射装置26は、
内部のモータ等により槌を所定速度で揺動させ、打出し
部(前皿から球発射装置26へ通じる案内路の終端)に
あるパチンコ球を槌の先端で打って遊技盤面12上へ打
ち出すものである。なお、この球発射装置26は、ハン
ドル15の操作量に応じた速度で周期的に球を打ち出す
ようになっている。
【0065】球発射装置26の下方中央には、前記排出
口25aから排出されたパチンコ球を受け止めて貯留す
るアウトタンク27が配設され、このアウトタンク27
の底部の流出路27aの途中には、ここを通じて排出さ
れるパチンコ球の個数を計数する遊技済球計数機28が
設けられている。アウトタンク27は、落下した球を流
出路27aに集めるようその底面が流出路27aに向か
って傾斜している。
【0066】遊技機本体11の下方には、流出路27a
から排出されたパチンコ球を受け止め、これらを順次研
磨する研磨機30aが設けられている。研磨機30a
は、所定間隔を開けて互いに平行かつほぼ水平に配され
た上部研磨ベルト31と下部研磨ベルト32を有し、遊
技済球計数機28から排出されて研磨ベルト31、32
の入り口部33に導かれたパチンコ球は、上部研磨ベル
ト31と下部研磨ベルト32に挟まれながら出口部34
まで搬送される間に研磨されるようになっている。
【0067】各研磨ベルト31、32は、6ナイロンま
たは66ナイロン等で形成され、上部研磨ベルト31や
下部研磨ベルト32等の装着された研磨部自体は、カセ
ット式で出し入れ自在になっており、研磨材が汚れた際
に容易に交換可能になっている。研磨機30aは、アウ
トタンク27からパチンコ球が排出された際に、上部研
磨ベルト31、下部研磨ベルト32を動作させる図示し
ないモータを備え、上部研磨ベルト31等は該モータに
よって駆動される。
【0068】研磨機30aの下方には、研磨機30aの
出口部34から落下した研磨済みのパチンコ球を受け入
れる第2貯留タンク35が形成されている。第2貯留タ
ンク35の底板35aは、図3中にて左側に向かって斜
め下方に傾斜している。研磨済みのパチンコ球を第2貯
留タンク35から第1貯留タンク20まで搬送するため
の揚上パイプ36は、遊技台1の裏面左端に略垂直に立
設されている。
【0069】揚上パイプ36は、その上端部及び下端部
にそれぞれ曲がり部を有し、その下端部入口36aが第
2貯留タンク35の底板35aの左端を、上端部出口3
7bが第1貯留タンク20の上部を、それぞれ臨むよう
に配されている。また、揚上パイプ36の下端部側の曲
がり部には、球送り用の揚上スプロケット37が設けら
れている。研磨機30a、アウトタンク27、揚上パイ
プ36、揚上スプロケット37を含む一連の機構は、パ
チンコ球を回収し第1貯留タンク20まで搬送する回収
手段30を構成している。
【0070】図1及び図2に示すように、移動式計数機
50は、遊技機本体11とは別体で移動可能であり、遊
技機本体11の傍らに設置される。移動式計数機50の
機体の一端部には取っ手50aが設けられ、機体の下端
部には移動用のストッパ付き車輪50b、50b…が設
けられている。機体上部にはパチンコ球を投入する受入
部51が設けられており、受入部51の中央下方にはパ
チンコ球の個数を計数する計数手段52が設けられてい
る。
【0071】詳しく言えば計数手段52は、例えば、パ
チンコ球を複数列に整列させる整列樋と、各整列樋ごと
に設けられた光センサから成り、計数結果は機体内部の
制御手段(コンピューター)で記憶され集計処理される
ようになっている。また、移動式計数機50の機体内部
において、前記計数手段52の下側には球受け樋53が
配され、更にその下側には計数機側貯留手段である貯留
タンク54が設けられている。
【0072】貯留タンク54には、この貯留タンク54
内のパチンコ球が満杯になったことを検知する検知セン
サ(満杯検知手段)54aが設けられている。かかる検
知センサ54aは、該センサ54aがある位置までパチ
ンコ球が溜まるとONとなり、満杯信号を出力するもの
である。なお、検知センサ54aの満杯信号に基づき、
機体上部にある満杯報知ランプ57が点灯するように設
定されている。
【0073】また、貯留タンク54の最下端部には、上
方に延びるリフト機構(移送手段)55が設けられてい
る。リフト機構55は、貯留タンク54内に貯留された
パチンコ球を前述した遊技機本体11側に移送する装置
であり、具体的には例えば、円筒管の内部に回転駆動す
る螺旋体を内挿して構成される。
【0074】リフト機構55の上端部には、前記遊技機
本体11を備えた遊技台1の正面部と側面部とにそれぞ
れ形成された受入口6、7に嵌合し、連通接続される排
出口55aが設けられている。リフト機構55は、機体
上部にある操作スイッチ56によって作動させることが
できる。
【0075】更に機体上部には、個数表示手段58や記
録媒体発行手段60も設けられている。個数表示手段5
8は、前記計数手段52による計数結果を目視可能に表
示するものであり、具体的には例えば、数字をデジタル
表示する7セグメントLEDにより構成するとよい。記
録媒体発行手段60は、精算ボタン59を押すことによ
り、その時点で前記個数表示手段58に表示されている
計数手段52の計数結果をレシート(記録媒体)に記録
し、該レシートを払出口61から発行するものである。
【0076】次に作用を説明する。遊技を開始するに際
して、先ず遊技者は球貸機30に紙幣を投入し、その金
額に相当する数量のパチンコ球を借り受ける。貸し出さ
れるパチンコ球は、貸球補給装置22により個数が計数
されて前皿16に払い出される。一般に、貸出時におけ
る球1個の単価は4円に設定されているため、例えば
1,000円紙幣を投入すると、250個のパチンコ球
が貸し出される。
【0077】パチンコ機本体11では、遊技者がハンド
ル15を所望の角度だけ回転させると、該回転角度に応
じた強さで、遊技盤面12上にパチンコ球が1個ずつ打
ち出される。遊技盤面12上に打ち出された球が各種入
賞口に入ると、その賞として所定数のパチンコ球が賞球
補給装置23により計数されて前皿16に払い出され
る。通常の入賞口へ入賞すると、例えば7個の球が賞出
され、また、前述したフィーバー状態が成立すると、最
高で2400個程度の球が賞として払い出されることに
なる。
【0078】遊技盤面12上に打ち出されたパチンコ球
は、各種入賞口もしくはアウト口14に入った後に、総
てまとめてアウトタンク27に受け入れられ、遊技済球
計数機28によって計数される。この計数データを基
に、遊技機本体11の稼動状況等を店側では正確に監視
でき、適正な管理を行うことができる。計数されたパチ
ンコ球は、研磨機30aの上部研磨ベルト31と下部研
磨ベルト32の間を通過する途中で研磨されてから、第
2貯留タンク35に受け入れられる。
【0079】第2貯留タンク35内のパチンコ球は、逐
次揚上パイプ36を通って第1貯留タンク20に搬送さ
れて繰り返し遊技に使用される。この第1貯留タンク2
0内のパチンコ球が所定量以下になると、検知センサ2
9がOFFとなって貯留不足信号が出力される。この検
知センサ29の貯留不足信号に基づき、ランプが点灯し
たりブザーが鳴る等して報知されるので、このとき、遊
技機本体11の傍らに配置された移動式計数機50内の
パチンコ球を、遊技機本体11側に移し替えればよい。
これについては後述する。
【0080】前皿16に払い出されたパチンコ球が増
し、前皿16から溢れると、それらのパチンコ球は、予
備皿17へ落下して貯留される。更に遊技者が獲得した
パチンコ球の数が増加し、予備皿17を溢れる状態にな
ると、溢れたパチンコ球は貯留箱18へと移し替えられ
る。この貯留箱18もパチンコ球で一杯になったら、一
杯になった貯留箱18は足元に積み重ねて置き、新たな
貯留箱18を予備皿17の真下に置けばよい。
【0081】パチンコ球が一杯の貯留箱18がある程度
溜まったら(例えば、4〜5箱等)、各貯留箱18内の
パチンコ球を、遊技機本体11にセットされた移動式計
数機50の受入部51に順次取り込ませて、計数手段5
2により計数すればよい。計数結果は、個数表示手段5
8に目視可能に表示されるので、遊技者は容易に確認で
きる。
【0082】貯留箱18内のパチンコ球を計数し終えた
ら、精算ボタン59を押す。すると、その時点で前記個
数表示手段58に表示されている計数手段52の計数結
果が、記録媒体発行手段60によってレシートに記録さ
れ、該レシートが遊技者に発行される。遊技者は、記録
媒体発行手段60から発行されたレシートを景品交換カ
ウンターに持参し、その数量に応じた景品を取得するこ
とができる。
【0083】移動式計数機50にて計数されたパチンコ
球は、球受け樋53上に落下し、そのまま貯留タンク5
4に貯留される。貯留タンク54内がパチンコ球で満杯
になると、検知センサ54aがONとなり満杯信号を出
力する。すると、機体上部にある満杯報知ランプ57が
点灯する。
【0084】移動式計数機50の貯留タンク54内が球
で満杯になったり、また、遊技機本体11側の球が不足
してきた場合、ランプの点灯やブザー音等に気付いた店
員がかけつけて、あるいは遊技者自身が、移動式計数機
50を遊技台1に連結した状態で、操作スイッチ56を
操作する。それにより、移動式計数機50内部のパチン
コ球をリフト装置55を作動させて、遊技台1の受入口
7より遊技機本体11側に供給することができる。
【0085】このように移動式計数機50から遊技機本
体11側に戻されたパチンコ球は、先ずアウトタンク2
7に受け入れられ、その後回収手段30によって再び第
1貯留タンク20に導入され、再使用される。また、移
動式計数機50は遊技機本体11から分離させて移動さ
せることができるので、複数の遊技機本体11で一の移
動式計数機50を共有するようにしてもよい。
【0086】図4〜図16は、本発明の第2実施の形態
を示している。本実施の形態に係る遊技装置10Aは、
前記遊技装置10の研磨機30aとは構成の異なる研磨
機230を備えている。なお、第1実施の形態と同種の
部位については同一符号を付し、重複した説明は省略す
る。
【0087】図7に示すように、研磨機230は、パチ
ンコ球を所定方向に搬送する搬送ベルト240と、該搬
送ベルト240上に沿うように配設する研磨ベルト25
0とを有し、両ベルト240、250は、遊技装置10
Aの内部に着脱可能なハウジング231に支持されて、
一つのユニットとして構成されている。
【0088】図7〜図9に示すように、ハウジング23
1は、長方形の底板232と、底板232の両側長辺に
沿って直角に立ち上がる両側壁233、233とから成
る。底板232の下面側には、短辺と平行に延びる一対
のスライド溝234、234が設けられている。この一
対のスライド溝234、234は、後述する遊技装置1
0Aの収納空間316に設けられたレール部材318、
318に移動可能に嵌合する部位である。
【0089】搬送ベルト240は、ハウジング231の
底板232のほぼ全長に亘って延びるように底板232
上に敷設されている。詳しく言えば、両側壁233、2
33の後端側に駆動ローラ242が、前端側に従動ロー
ラ243がそれぞれ回転可能に軸支されており、両ロー
ラ242、243間に搬送ベルト240は掛け渡されて
いる。
【0090】駆動ローラ241は、減速機構付きの電動
モータ244により、図7及び図8中で時計方向に回転
駆動されるよう設定されている。すなわち、搬送ベルト
240は、ハウジング231の前端側から供給されるパ
チンコ球をハウジング231の後端側より排出するよう
に一定方向に回転駆動される。
【0091】搬送ベルト240は、弾発力を有する合成
樹脂材を無端の帯状に成形したものであり、合成樹脂材
としては、例えば、6ナイロンまたは66ナイロン等が
適する。これら合成樹脂材を主成分とし、他に静電気除
去材や繊維物質等を含めるように成形してもよい。
【0092】また、搬送ベルト240は所定の厚みを有
しており、その表面側には、ベルト横幅方向に直線状に
延びる嵌入溝241が、ベルト長手方向に等間隔で多数
並ぶように形成されている。各嵌入溝241は、パチン
コ球の下側が転動可能な状態で入り込み、パチンコ球の
搬送ベルト240上での移動を一定範囲(嵌入溝241
内)に制限するものである。
【0093】図示したように嵌入溝241は半円形断面
であり、パチンコ球が緩めに嵌合し得る程度の大きさに
設定するとよい。また、嵌入溝241が延びる方向とし
ては、図示したベルト横幅方向に限るものではなく、例
えば、図10に示す如く格子状に形成したり、あるいは
直線的ではなく図11に示す如く蛇行させたりと種々の
形態が考えられる。
【0094】一方、研磨ベルト250は、前記搬送ベル
ト240の全長のおよそ1/3の程度の長さに設定され
ており、搬送ベルト240の後半側に近接して沿うよう
に配設されている。図7及び図8に示すように、前記搬
送ベルト240の始端側240aは、研磨ベルト250
の始端側250aよりも長手方向に延出しており、両ベ
ルト240、250の始端240a、250a間に位置
する搬送ベルト240上が、球溜まり部245として設
定されている。
【0095】ハウジング231の両側壁233、233
の内側面には、側壁233の上端縁側に沿って延びる取
付板235が固設されている。この両取付板235、2
35の前端側に駆動ローラ252が、後端側に従動ロー
ラ253がそれぞれ回転可能に軸支されており、両ロー
ラ252、253間に研磨ベルト250は掛け渡されて
いる。
【0096】駆動ローラ252は、前記駆動ローラ24
2とは別に減速機構付きの電動モータ254により、図
7及び図8中で時計方向に回転駆動されるよう設定され
ている。すなわち、研磨ベルト250は、前記搬送ベル
ト240の回転駆動方向と逆方向に回転駆動される。こ
こで研磨ベルト250の回転速度は、搬送ベルト240
の回転速度よりも常時遅くなるように設定されている。
【0097】研磨ベルト250も、前記搬送ベルト24
0と同様に、弾発力を有する合成樹脂材を無端の帯状に
成形したものであるが、その表面には全域に研磨材から
成る研磨層251が貼り付けられている。ここで研磨層
251は、例えば6ナイロンまたは66ナイロン等の合
成繊維から作った不織布が適し、これに研磨増強材や静
電気除去材を混入したり、他の合成樹脂や繊維物質等を
含めるように成形してもよい。なお、研磨ベルト250
全体を研磨材から成形してもかまわない。
【0098】図9に示すように、研磨ベルト250の横
幅は、搬送ベルト240に比べて狭く、かかる研磨ベル
ト250の両脇にある各取付板235は、その下端が搬
送ベルト240の搬送面に近接している。この取付板2
35により、搬送ベルト240上に載るパチンコ球がそ
の両脇よりこぼれ落ちるのが防止される。
【0099】図5に示すように、遊技装置10Aにおけ
る遊技機本体11の下方に位置する正面壁60aには、
前記研磨機230を島内に挿入するための開口部315
が開設されている。開口部315の内側には、研磨機2
30を設置するための収納空間316が設けられてお
り、開口部315には開閉可能な扉317が設けられて
いる。
【0100】収納空間316の底部には、島奥行き方向
と平行に延びる一対のレール部材318、318が固設
されている。図12及び図13に示すように、一対のレ
ール部材318、318間には、研磨機230を移動不
能に保持するための固定用ブラケット319が位置調整
可能にねじ止めされる。
【0101】また、扉317の内側にも、該扉317が
略直角に開いた際に、前記一対のレール部材318、3
18に直線上に連なる一対の延長レール部材318a、
318aが固設されている。各延長レール部材318a
間には、研磨機230から延びるコネクタ260を接続
させるコンセント261が設けられており、研磨機23
0の電源は島内部から取られる。なお、扉317の外側
には、把持溝317aが設けられている。
【0102】収納空間316に研磨機230を設置する
と、図6に示すように、研磨機230は、ちょうど第2
貯留部130上に位置して、研磨機230から排出され
る研磨済みの球は、そのまま第2貯留部130内に受け
入れられるように設定されている。
【0103】図6に示すように遊技装置10A内には、
ガイド部材325が配設されている。ガイド部材325
は、クレジット球計数機110等から排出されたパチン
コ球を前記収納空間316に設置した研磨機230の球
溜まり部245(球受入部)まで導くための樋状の部材
である。
【0104】また、図4に示すように、遊技装置10A
の正面壁60aには、前記収納空間316に設置してあ
る研磨機230が作動しているか否かを報知する作動報
知手段263が設けられている。作動報知手段263
は、前記研磨機230が正しく設置されて正常に作動し
ている際に点灯するランプから構成されている。この作
動報知手段263には、例えば、研磨機230に異常が
生じた場合に警報を鳴らしたりする機能を含めるように
してもよい。
【0105】次に本実施の形態に係る遊技装置10Aの
研磨機230の作用を説明する。図5及び図14におい
て、研磨機230を遊技装置10Aに設置するには、先
ず正面壁60aの開口部315に設けた扉317を水平
状態になるまで開き、扉の317の内側にある一対の延
長レール部材318a、318aに、研磨機230の底
板232にある一対のスライド溝234、234を嵌合
させる。
【0106】研磨機230をそのまま島奥行き方向へ押
すと、研磨機230は、前記一対の延長レール部材31
8a、318aに続いて、収納空間316内にある一対
のレール部材318、318に沿って真っ直ぐ移動す
る。研磨機230を収納空間316内の適所まで押し込
んだら、図12に示すように、一対のレール部材31
8、318間に固定用ブラケット319をねじ止めし
て、研磨機230を動かぬように固定すればよい。
【0107】図15及び図16に示すように、研磨機2
30から延びるコネクタ260を、扉317の内側にあ
るコンセント261に接続してから、扉317を元の位
置に閉じれば研磨機230の設置作業は完了する。一
方、研磨機230が古くなったり、故障した場合には、
扉317を開いて固定用ブラケット319を外してか
ら、研磨機230を前記各レール部材318、318a
に沿って引き出せばよく、簡単に遊技装置10aから取
り出すこともできる。
【0108】特に研磨機230は、前述した如く一ユニ
ットとして構成したから、取り扱いや装置本体への組み
付け、及び取り出し作業を極めて容易に行うことができ
る。研磨機230の設置後において、遊技中の遊技機本
体11から排出された球は、図6に示すガイド部材32
5を介して、収納空間316に設置してある研磨機23
0まで確実に導かれる。
【0109】研磨機230に供給された球は、先ず図7
中の球溜まり部245上に載る。すなわち、パチンコ球
はすぐに上下の両ベルト240、250間に導入される
のではなく、いったん球溜まり部245に滞留してか
ら、順次両ベルト240、250間に取り込まれる。従
って、研磨機230にパチンコ球がある程度過剰に供給
されても、円滑に研磨処理することが可能となる。
【0110】球溜まり部245上の球は、搬送ベルト2
40と研磨ベルト250の回転駆動に伴って、研磨層2
51の始端250aの下側より両ベルト240、250
間に順次導入される。このときパチンコ球は、搬送ベル
ト240の表面側にある各嵌入溝241に入り込み、一
の嵌入溝241内での転動は自由だが、搬送ベルト24
0上での表面方向の移動は嵌入溝241内に制限され
る。
【0111】パチンコ球は上下の各ベルト240、25
0間に挟まれた状態で、下側の搬送ベルト240の回転
駆動によって搬送されつつ、上側の研磨ベルト250の
研磨層251に接触することで研磨される。ここで球
は、搬送ベルト240の回転駆動に伴い嵌入溝241の
縁に引っ掛かるようにして確実に搬送される。かつ球は
嵌入溝241内で自由に転動しながら、球面が満遍なく
研磨ベルト250の研磨層251に接触して、手垢、油
汚れ等が拭き取られ効率よく研磨される。
【0112】本実施の形態では、研磨ベルト250が、
搬送ベルト240の回転駆動方向とは逆方向に回転駆動
し、搬送ベルト240の回転速度を研磨ベルト250よ
りも速く設定したから、搬送ベルト240の嵌入溝24
1に入り混んでいるパチンコ球に対して、該球を十分に
転動させる摩擦力が加わる。その結果、パチンコ球の球
面はより確実に満遍なく研磨ベルト250に接触するこ
とになり、研磨能力を高めることができる。
【0113】また、研磨機230が正しく設置されて正
常に作動している場合は、腰板14の外表面にある作動
報知手段263であるランプが点灯するため、研磨機2
30の作動状況を外部から容易に確認することができ
る。なお、作動報知手段263には、例えば、研磨機2
30に異常が生じた場合に警報を鳴らしたりする機能を
含めるとよい。
【0114】以上のような研磨機230の構成によれ
ば、研磨ベルト250の少なくとも表面側を研磨材で形
成したから、従来の研磨揚送装置のように、球と研磨材
とが混じり合うことはない。従って、研磨済みの球を研
磨材から分離するための特別な機構が不要となる。
【0115】また、研磨機230は、互いに近接させて
略水平に配設する前記両ベルト240、250により主
として構成されており、従来の研磨揚送装置の如く、島
の上下に亘る相当大きな設置スペースを必要とすること
はなく、遊技装置10A内の適所にコンパクトに設置す
ることができる。ここで研磨機230の大きさは、主に
両ベルト240、250の全長に依存するものであり、
両ベルト240、250の長さは、処理すべきパチンコ
球の数量に応じて、適宜設定すればよい。
【0116】なお、本発明に係る遊技装置は、前記実施
の形態に限定されるものではない。例えば、前記遊技装
置10では貸球を貸球補給装置22により払出ノズル4
3から前皿17へ払い出すようにしたが、貸球を賞球補
給装置22から機内を通じて前皿17へ直接払い出すよ
うにしてもよい。
【0117】また、前皿17と予備皿18の2つの貯留
皿を遊技機本体11前面に設けたが、前皿17だけを備
えるようにしてもよく、この場合には前皿17から溢れ
たパチンコ球を貯留箱に移し替えればよい。また、本発
明に係る遊技装置は通常のパチンコ機の他に、遊技媒体
として球を使う各種ゲーム機(例えばアレンジボール機
等)にも適用できるものである。また、遊技媒体として
コインを使うようなスロットマシンに適用してもよい。
【0118】
【発明の効果】本発明に係る遊技装置によれば、遊技機
本体と移動可能な移動式計数機とを組合せることによ
り、島を構成しない単独の遊技装置であっても遊技にお
ける多量の遊技媒体の賞出を可能とし、遊技者が遊技媒
体の溜まり具合を貯留箱により実感することができる。
【0119】また、遊技装置に設置する研磨機の構成を
簡略化してコストを低減することが可能となり、従来の
研磨揚送装置の如く、島の上下に亘る相当大きな設置ス
ペースを必要とすることはなく、装置本体内の適所に簡
易かつ迅速に設置することができる。特に、球と研磨材
とが混じり合うことがないので、研磨済みの球を研磨材
から分離するための特別な機構が不要となる。
【0120】また、前記研磨機を構成する搬送ベルトの
表面側に、球が転動可能な状態で入り込み、搬送ベルト
上での球の移動を一定範囲に制限する嵌入溝を形成し、
研磨ベルト側を研磨材で形成した場合、球は嵌入溝に入
り込んだ状態で、搬送ベルトの回転駆動に伴い嵌入溝の
縁に引っ掛かるようにして確実に搬送され、かつ嵌入溝
内で自由に転動しながら、球面が満遍なく研磨ベルトに
接触して効率よく研磨される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態に係る遊技装置を示す
正面図である。
【図2】本発明の第1実施の形態に係る遊技装置を示す
正面図である。
【図3】本発明の第1実施の形態に係る遊技装置の遊技
機本体を含む遊技台の内部構造を示す背面図である。
【図4】本発明の第2実施の形態に係る遊技装置を示す
正面図である。
【図5】本発明の第2実施の形態に係る遊技装置を示す
斜視図である。
【図6】本発明の第2実施の形態に係る遊技装置の内部
構造を示す背正面図である。
【図7】本発明の第2実施の形態に係る遊技装置に設置
した研磨機の斜視図である。
【図8】本発明の第2実施の形態に係る遊技装置に設置
した研磨機の側面図である。
【図9】本発明の第2実施の形態に係る遊技装置に設置
した研磨機の正面図である。
【図10】本発明の第2実施の形態に係る遊技装置に設
置した研磨機を構成する搬送ベルトの変形例を示す平面
図である。
【図11】本発明の第2実施の形態に係る遊技装置に設
置した研磨機を構成する搬送ベルトの変形例を示す平面
図である。
【図12】本発明の第2実施の形態に係る遊技装置に設
置した研磨機のスライド溝を装置本体内のレール部材に
移動可能に嵌合させた状態を示す正面図である。
【図13】本発明の第2実施の形態に係る遊技装置のレ
ール部材と、該レール部材に研磨機を固定するための固
定用ブラケットを拡大して示す正面図である。
【図14】本発明の第2実施の形態に係る遊技装置の収
納空間に研磨機を設置する最初の状態を説明する端面図
である。
【図15】本発明の第2実施の形態に係る遊技装置の収
納空間に研磨機を設置する途中の状態を説明する端面図
である。
【図16】本発明の第2実施の形態に係る遊技装置の収
納空間に研磨機を設置した後の状態を説明する端面図で
ある。
【符号の説明】
1…遊技台 10…遊技装置 11…遊技機本体 12…遊技盤面 15…ハンドル 20…第1貯留タンク 30…回収手段 30a…研磨機 35…第2貯留タンク 36…揚上パイプ 40…球貸機 43…球払出ノズル 50…移動式計数機 51…受入部 52…計数手段 54…貯留タンク 55…リフト装置 230…研磨機 231…ハウジング 232…底板 233…側壁 234…スライド溝 235…取付板 240…搬送ベルト 241…嵌入溝 242…駆動ローラ 243…従動ローラ 245…球溜まり部 250…研磨ベルト 251…研磨層 252…駆動ローラ 253…従動ローラ 254…電動モータ 263…作動報知手段 316…収納空間 317…扉 318…レール部材 318a…延長レール部材 319…固定用ブラケット 325…ガイド部材

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技媒体を受け入れる貯留皿部を機体前面
    に備え、該貯留皿部の下方に貯留皿部内の遊技媒体を移
    し替えて貯留するための貯留箱が配置される遊技機本体
    と、該遊技機本体とは別体で移動可能であり、遊技機本
    体の傍らに設置されて遊技媒体を計数する移動式計数機
    とを具備して成る遊技装置であって、 前記遊技機本体は、 機体内部で遊技に使用する遊技媒体を貯留する貯留手段
    と、 遊技に使用された遊技媒体を回収して、前記貯留手段ま
    で搬送する回収手段と、 遊技中に所定の遊技状態になった際、賞として遊技者に
    払い出すべき個数の遊技媒体を前記貯留手段から前記貯
    留皿部に排出する賞払出手段とを有し、 前記移動式計数機は、 前記貯留箱に移し替えてある遊技媒体を受け入れて、そ
    の個数を計数する計数手段と、 前記計数手段により計数された遊技媒体を貯留する計数
    機側貯留手段と、 前記遊技機本体側に連通接続され、前記計数機側貯留手
    段に貯留された遊技媒体を遊技機本体側に移送する移送
    手段とを有することを特徴とする遊技装置。
  2. 【請求項2】前記遊技機本体は、遊技者が投入した金額
    に相当する数量の遊技媒体を、前記貯留手段から前記貯
    留皿部に払い出す遊技媒体貸出手段を有することを特徴
    とする請求項1記載の遊技装置。
  3. 【請求項3】前記遊技機本体の貯留手段は、該貯留手段
    に貯留される遊技媒体が所定量以下になったことを検知
    する貯留不足検知手段を有することを特徴とする請求項
    1または2記載の遊技装置。
  4. 【請求項4】前記移動式計数機は、前記計数機側貯留手
    段が遊技媒体で満杯になったことを検知する満杯検知手
    段を有することを特徴とする請求項1、2または3記載
    の遊技装置。
  5. 【請求項5】前記移動式計数機は、前記計数手段による
    計数結果を目視可能に表示する個数表示手段を有するこ
    とを特徴とする請求項1、2、3または4記載の遊技装
    置。
  6. 【請求項6】前記移動式計数機は、前記計数手段による
    計数結果を記録した記録媒体を発行する記録媒体発行手
    段を有することを特徴とする請求項1、2、3、4また
    は5記載の遊技装置。
  7. 【請求項7】前記遊技機本体の回収手段は、遊技媒体を
    研磨する研磨機を備え、回収した遊技媒体を研磨して前
    記貯留手段へ搬送することを特徴とする請求項1、2、
    3、4、5または6記載の遊技装置。
  8. 【請求項8】前記研磨機は、遊技媒体としてのパチンコ
    球を所定方向に搬送する搬送ベルトと、該搬送ベルト上
    に沿うように配する研磨ベルトとを備え、 前記搬送ベルトの表面側に、パチンコ球の下側が転動可
    能な状態で入り込み、パチンコ球の搬送ベルト上での移
    動を一定範囲に制限する嵌入溝を形成し、 前記研磨ベルトのパチンコ球の上側に接触する少なくと
    も表面側を研磨材で形成したことを特徴とする請求項7
    記載の遊技装置。
  9. 【請求項9】前記研磨ベルトを、前記搬送ベルトの回転
    駆動方向と逆方向に回転駆動し、前記搬送ベルトの回転
    速度を研磨ベルトの回転速度よりも速く設定したことを
    特徴とする請求項8記載の遊技装置。
  10. 【請求項10】前記搬送ベルトの全長を研磨ベルトの全
    長よりも長く設定し、前記搬送ベルトの始端側を研磨ベ
    ルトの始端側よりも長手方向に延出させて、両ベルトの
    始端間に位置する搬送ベルト上を球溜まり部としたこと
    を特徴とする請求項8または9記載の遊技装置。
  11. 【請求項11】前記搬送ベルト及び研磨ベルトを、遊技
    装置本体の内部に着脱可能なハウジングに設けて、ユニ
    ットとして構成したことを特徴とする請求項8、9また
    は10記載の遊技装置。
  12. 【請求項12】遊技装置本体の正面壁に、前記研磨機を
    遊技装置本体の内部に挿入する開口部を開設し、該開口
    部内に研磨機の収納空間を設けると共に、開口部に開閉
    可能な扉を設け、 前記収納空間に設置した研磨機の球受入部までパチンコ
    球を導くガイド部材を、遊技装置本体の内部に配設した
    ことを特徴とする請求項8、9、10または11記載の
    遊技装置。
  13. 【請求項13】前記研磨機の底部にスライド溝を設け、
    前記収納空間の底部に、前記研磨機のスライド溝が研磨
    機の出し入れ方向に移動可能に嵌合するレール部材を設
    けたことを特徴とする請求項12記載の遊技装置。
  14. 【請求項14】遊技装置本体の正面壁に、前記収納空間
    に設置してある研磨機が作動しているか否かを報知する
    作動報知手段を設けたことを特徴とする請求項12また
    は13記載の遊技装置。
JP14552597A 1996-12-03 1997-06-03 遊技装置 Pending JPH10216332A (ja)

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JP14552597A JPH10216332A (ja) 1996-12-03 1997-06-03 遊技装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8-322761 1996-12-03
JP32276196 1996-12-03
JP14552597A JPH10216332A (ja) 1996-12-03 1997-06-03 遊技装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012170646A (ja) * 2011-02-22 2012-09-10 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機ユニット

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