JPH10211344A - 遊技媒体環流システム - Google Patents

遊技媒体環流システム

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JPH10211344A
JPH10211344A JP2968697A JP2968697A JPH10211344A JP H10211344 A JPH10211344 A JP H10211344A JP 2968697 A JP2968697 A JP 2968697A JP 2968697 A JP2968697 A JP 2968697A JP H10211344 A JPH10211344 A JP H10211344A
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JP
Japan
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game
island
pachinko
ball
upper tank
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JP2968697A
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English (en)
Inventor
Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技媒体を遊技島台内で環流させるための揚
送装置が遊技中に故障しても、各遊技機における遊技の
中断を回避できる遊技媒体環流システムを提供するこ
と。 【解決手段】 各遊技機の作動中、いずれか一方の揚送
装置39(39’)が故障しても、上部タンク36には
他方の揚送装置39’(39)から遊技媒体が補給さ
れ、島台1a内の各遊技機等への遊技媒体の供給が途絶
えることがないため、遊技の中断を回避できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定数の遊技機が
設置される遊技島台において、特に運搬可能なようにユ
ニット化された個々のユニット島台、もしくはホールに
予め構築された遊技島台内における遊技媒体の環流シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、所定数の遊技機が設置され、且つ
運搬可能に構成されるユニット島台としては、例えば特
公平6−91910号公報に開示されたもの等がある。
このようなユニット島台内には、それぞれ下方にある遊
技玉を上方に揚送する揚送装置が1つずつ配設されてお
り、各ユニット島台内部で遊技玉を環流させることが出
来るようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなユニット島台にあっては、揚送装置が各ユニット島
台に1つずつしか設けられていないため、店の営業時間
内に所定の揚送装置が故障した場合、そのユニット島台
内の遊技機への遊技玉の配給等が行なわれなくなり、島
台内全ての遊技機が遊技不能になってしまうといった問
題があった。
【0004】また、揚送装置の故障要因の判別が煩雑で
また復旧工事が大掛かりになる場合、営業時間内にこの
修理等を行なうとすれば他の遊技客の迷惑になり、さら
に営業時間外に行うとすれば、その間故障したユニット
島台内の全ての遊技機が停止されたままとなり、そのユ
ニット島台の遊技機で遊技していた遊技客に迷惑がかか
るばかりか、新たな遊技客に対して遊技機を提供するこ
とが出来なくなる問題があった。
【0005】本発明は、このような問題点に着目してな
されたもので、遊技媒体を遊技島台内で環流させるため
の揚送装置が遊技中に故障しても、各遊技機における遊
技の中断を回避できる遊技媒体環流システムを提供する
ことを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の遊技媒体環流システムは、所定数の遊技
機が列設されて構成される遊技島台において、この遊技
島台には複数の遊技媒体の揚送装置が配設されるととも
に、該複数の揚送装置から揚送される遊技媒体を貯留す
る上部タンクを、島台所定箇所にて合流させ、遊技媒体
を前記合流点から各遊技機に連通する供給樋へ分配出来
るようになっていることを特徴としている。この特徴に
よれば、各遊技機の作動中、いずれか一方の揚送装置が
故障しても、上部タンクには他方の揚送装置から遊技媒
体が補給され、島台内の各遊技機等への遊技媒体の供給
が途絶えることがないため、遊技の中断を回避できる。
【0007】本発明の遊技媒体環流システムは、遊技媒
体の揚送装置の揚送能力が可変になっており、一方の揚
送装置不使用の場合に片方の揚送装置の揚送能力を向上
できるようになっていることが好ましい。このようにす
れば、一方の揚送装置が故障したとしても、片方の揚送
装置の能力アップで、例えば店の終了時まで遊技機を中
断させずにその能力を補うことができる。
【0008】本発明の遊技媒体環流システムは、遊技機
下方に設けられる下部タンクを、島台所定箇所にて合流
させ、遊技媒体を前記合流点から両揚送装置に分配出来
るようになっていることが好ましい。このようにすれ
ば、通常時において、遊技媒体が左右の揚送装置にバラ
ンスよく分配されることになり、両揚送装置の遊技媒体
の揚送量のばらつきを防止出来る。
【0009】本発明の遊技媒体環流システムは、各ユニ
ット島台の上部タンク及び下部タンクの一部に開口を設
け、ユニット島台同士を連結させることで、両島台の上
部タンク及び下部タンク内が繋がるようになっているこ
とが好ましい。このようにすれば、揚送装置が1つのユ
ニット島台同士を連結するだけで、本発明の環流システ
ムが容易に形成される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明していくと、まず図1には本発明の適用さ
れた遊技島台としてのパチンコ島台1が示されている。
前記パチンコ島台1の前後面(後面は図示せず)は該パ
チンコ島台1内下部を覆う腰板7と、該腰板7上に列設
される遊技機としてのパチンコ機2、及びパチンコ機2
の隣に設けられるサンド3と、パチンコ島台1内の上部
を覆う幕板6a、6b等とから構成され、その側面は、
支持板9によりカバーされている。なお、15はカウン
タテーブルである。
【0011】本実施の形態におけるパチンコ島台1は、
前後面にそれぞれパチンコ機2とサンド3が所定数列設
され、内部にはこれらパチンコ機2を稼動させるべく必
要なパチンコ玉や適宜装置等が全て収容されてなるユニ
ット化された個々のパチンコ島台(ユニット島台1a)
が左右方向に複数連結されることにより構成されてい
る。なお、これらユニット島台1aとしては、それぞれ
一体に運搬可能に形成されたものを例示している。
【0012】前記パチンコ機2の下部前面には、図1、
図2に示すように、遊技者に対して払出されるパチンコ
玉を一時的に貯留し、ハンドル16の操作により作動す
る打球発射装置(図示略)にパチンコ玉を導く上皿14
と、該上皿14よりオーバーフローするパチンコ玉を貯
留出来る下皿5とが突設されている。
【0013】前記下皿5は、玉計数装置4と一体になっ
ており、この下皿5に設けられた開口48を下から覆う
ように固設されている。
【0014】図1のサンド3の前面に形成される24
は、各パチンコ機2の上皿14内にノズル10から遊技
者が所望するパチンコ玉を払戻させるための払戻ボタン
であり、25は前記払出可能なパチンコ玉が存在する時
に点灯表示するLEDランプである。このサンド3は上
方にコイン(もしくは紙幣)の投入口11を有してお
り、ここに例えばコインを投入することにより、ノズル
10から上皿14に導かれるパチンコ玉を借りることが
できる。
【0015】前記幕板6a、6bは、前方に開放可能に
設けられており、幕板を開放することにより、図3に示
されるように各パチンコ機2にパチンコ玉を供給する供
給樋部30内、及びこの供給樋部30の側部に形成され
る供給口31、32より連結される供給管33、配送管
34内において発生する玉詰りや、内部の適宜制御装置
等のメンテナンスを外部より行えるようになっている。
【0016】幕板6b前面には、適宜情報の表示および
前記玉計数装置4より返却される玉数等を含め、遊技者
の獲得玉数等を表示する情報表示装置8が設けられてい
る。また、前記情報表示装置8の下方には、識別データ
入力手段としての暗唱ナンバー入力機18、離席ボタン
20、精算ボタン21、精算端玉ボタン22がそれぞれ
設けられているとともに、特定の2機のパチンコ機2の
中間位置にカード挿入排出口17が形成されている。
尚、前記カード挿入排出口17裏面には、適宜情報記録
媒体としての磁気カードへの情報の記録が可能なカード
リードライタ(図示略)が配設されている。
【0017】ここで、本実施の形態におけるパチンコ島
台1における遊技方法を簡単に説明する。まず遊技者は
現金又はカード等を用いてサンド3よりパチンコ玉を購
入し、遊技が出来るようになっている。遊技中、大当り
等の発生により払い出されたパチンコ玉は一時的に玉計
数装置4を有する下皿5に貯留出来、さらに多くの払出
があれば、下皿5内のパチンコ玉を一時的に島台内に返
却できるようになっている。ここで返却されたパチンコ
玉数は情報表示装置8等に表示されるようになってお
り、遊技中にパチンコ玉がなくなり、一度返却したパチ
ンコ玉、即ち情報表示装置8に表示されている数値分の
パチンコ玉を再びパチンコ玉に変換する場合、払戻ボタ
ン24を押圧すれば、前述のようにサンド3のノズル1
0を介して上皿14内に適宜量のパチンコ玉が払戻され
るようになっている。
【0018】次に、遊技を一時的に中断する際に、情報
表示装置8に適宜玉数が表示されている場合、初めに離
席ボタン20を押圧し、次に遊技者は自分で選択した例
えば暗唱番号を暗唱ナンバー入力機18の適宜案内に従
って3ケタ入力する。続いて、入力した暗唱番号が正し
いかどうかを確認し、離席処理が終了する。ここで、自
分の暗唱ナンバーの記録メモが出力されるようにしても
よい。表示された玉数は適宜計数記憶部に記録されると
ともに、再び同一の(自分の)暗唱番号が入力されるま
でその玉数が保持されるようになっている。よって他人
に持玉を奪われることがない。
【0019】遊技を終了する場合は、精算ボタン21及
び精算端玉ボタン22を押圧し、表示された玉数を磁気
カードに記録させ、その磁気カードを景品カウンタに持
っていき、景品に換えればよい。尚、精算端玉ボタン2
2を選択した場合、端玉は上皿14内に自動的に払戻さ
れるようになっている。磁気カードがない時には、新規
の磁気カードがカードリードライタ内より供給される。
【0020】次に、前記玉計数装置4を詳しく説明する
と、図2に示されるように、玉計数装置4は各パチンコ
機2の下皿5の下方に沿って固設されており、前記下皿
5内より排出されるパチンコ玉を回収樋部35へと導く
誘導樋としての玉通路12と、この玉通路12の途中に
設けられ、前記玉通路12を通過するパチンコ玉を計数
する玉計数器76とから構成される。また玉通路12に
はレール154等からなる玉整流部75が設けられてい
る。
【0021】なお、13は従来周知のように上皿14か
らオーバーフローするパチンコ玉を下皿5へと排出する
玉排出口である。48は下皿5内のパチンコ玉を排出す
るための開口であり、該開口48は左右に移動できる開
閉レバー23の操作により移動するシャッター46で開
閉自在となっている。シャッター46は、常時前記開口
48を閉とするように付勢されている。
【0022】次に玉計数装置4の操作方法及び該操作に
伴う作用を説明すると、まず図2に示されるようにパチ
ンコ機2の上皿14からオーバーフローして排出される
パチンコ玉は、玉排出口13から下皿5に貯留されてい
く。この時前記開口48はシャッター46により閉塞さ
れている。
【0023】前記玉受皿5内に貯留されたパチンコ玉を
排出する場合、開閉レバー23を水平方向に摺動させれ
ば、シャッター46が連動され、開口48が開放される
ことになる。
【0024】玉通路12内のパチンコ玉は、レール15
4からなる玉整流部75内に進入する。ここで各パチン
コ玉は複数列設される各レール154に1列ずつ進入す
るように振り分けられる。振り分けられた各パチンコ玉
は、下方に傾斜するレール154内を通過し、整流され
るとともに途中で玉計数器76内を1列ずつ1段の状態
で通過する。
【0025】前記玉計数器76を通過したパチンコ玉数
は全て計数され、その数値は適宜制御装置(図示略)を
介して前述したようにパチンコ機2上部の情報表示装置
8に表示されるようになっている。
【0026】次に、本発明の実施形態としてのパチンコ
島台1を構成する各ユニット島台1a内におけるパチン
コ玉の環流システム及びその構造を図3〜図5に基づい
て説明する。
【0027】図3、図4に示されるようにユニット島台
1a上部には、底面が、左右両側を傾斜上位側とし、略
中央に向って下方に傾斜する上部タンク36が配設さ
れ、その下方には、上部タンク36の底面36aの傾斜
最下位部よりそれぞれ逆方向に傾斜し、開口80により
上部タンク36と連通する供給樋部30、30が配設さ
れている。
【0028】上部タンク36内には、底面36aと同方
向に傾斜する樋52が配設されている。この樋52の流
下方向には複数の開口53が穿設されているため、上部
タンク36内にパチンコ玉が全体的に均一に、かつ何層
にも重ねて効率よく貯留される。また、樋52の傾斜上
位側には、後述する揚送樋50の上端と連通する揚送玉
排出口63が設けられており、揚送樋50よりパチンコ
玉が補給されるようになっている。
【0029】供給樋30内のパチンコ玉は、その両側部
設けられた供給口31、32より供給管33、配送管3
4およびその下端に設けられる供給玉検出器54を介し
て各パチンコ機2及びサンド3に配給されるようになっ
ている。また、特に図4に示されるようにこの供給樋3
0、30の傾斜下位側は、開口55を介してあふれ玉通
路56に連通されているが、通常は仕切板57により連
通が遮断されている。
【0030】ユニット島台1a下部には、左右両側を傾
斜上位側とし、略中央に向って下方に傾斜する回収樋部
35と、その下方において前記回収樋部35の傾斜最下
位部の開口81より排出されるパチンコ玉を貯留する下
部タンク37とが配設されている。回収樋部35は、各
パチンコ機2より落下されるアウト玉を受けるアウト玉
タンク59のアウト玉検出器58を介して排出されるパ
チンコ玉、及び玉計数装置4の玉通路12の返却口60
より返却されるパチンコ玉を直接受けるようになってい
る。
【0031】下部タンク37の底面37aは、左右両側
を傾斜上位側とし、略中央に向って下方に傾斜するよう
に形成され、この底面37aの傾斜最下位部下方から
は、開口82により下部タンク37に連通し、左右方向
に向って下方に傾斜する誘導管38、38’が延設され
ている。そしてこれら誘導管38、38’の傾斜下位側
は、それぞれユニット島台1aの下部左右位置に配設さ
れる揚送装置39、39’に連結されている。
【0032】また、この下部タンク37内には回収樋部
35の傾斜下位側より逆方向に傾斜し、流下方向に複数
の開口61が穿設された樋62が設けられており、下部
タンク37内全体にパチンコ玉が均一に貯留されるよう
になっている。また、この樋62の傾斜下位側にはあふ
れ玉通路56内のパチンコ玉が落下されるようになって
いる。
【0033】揚送装置39、39’の上方からは、上端
が上部タンク36内に連通する揚送樋50、50’が延
設されている。この揚送装置50、50’の途中に設け
られた51、51’は玉磨装置であり、パチンコ玉を上
部タンク36内に還元する途中でパチンコ玉を研磨し、
パチンコ玉に付着した汚れ等を除去できるようになって
いる。
【0034】次に、このようにパチンコ島台1を構成す
る個々のユニット島台1a内におけるのパチンコ玉のパ
チンコ玉の流れを図4、図5を用いて説明する。
【0035】まず、上部タンク36内に貯留されている
パチンコ玉は、図4に示されるように樋52及び底面3
6aを介してユニット島台1aの略中央位置に集めら
れ、開口80を介して左右の供給樋部30、30に均一
に配給され、この供給樋30内のパチンコ玉は、供給口
31、32より供給管33、配送管34(図3参照)を
介して各パチンコ機2、サンド3に供給されるようにな
っている。
【0036】各パチンコ機2より落下されるアウト玉は
アウト玉タンク59を介して回収樋部35内に回収され
るとともに、この回収樋部35には遊技者に対して一度
払出され、玉計数装置4により獲得玉として計数された
返却玉も返却口60より返却されるようになっている。
【0037】回収樋部35内のパチンコ玉はユニット島
台1a内略中央位置に集められ、開口81より下部タン
ク37の樋62を介して、下部タンク37内に落下して
いく。下部タンク37内に貯留されたパチンコ玉は、左
右の揚送装置39、39’の作動により中央の開口82
に集められ、前記開口82より左右の誘導管38、3
8’に振り分けられた後、各々の揚送装置39、39’
により上方に揚送され、揚送樋50、50’の上端の揚
送玉排出口63より上部タンク36の樋52上に還元さ
れる。
【0038】このように本発明実施形態におけるユニッ
ト島台1aは、島台内左右両側にそれぞれ揚送装置3
9、39’が配設され、該両揚送装置39、39’より
それぞれ揚送され、上部タンク36内に貯留されるパチ
ンコ玉は、略中央位置にて合流され、開口80より島台
内の全てのパチンコ機2、サンド3等に連通する供給樋
部30内に均一に分配されるようになっている。
【0039】また、各パチンコ機2より下部タンク37
内に回収されたパチンコ玉も同様に略中央位置にて合流
され、開口82より両揚送装置39、39’に連通する
誘導管38、38’にバランスよく分配されるようにな
っている。
【0040】ここで、例えば図5に示されるように、図
中ユニット島台1aに向って左側の揚送装置39’が、
遊技中に何等かの要因により故障して作動しなくなった
場合のパチンコ玉の流れを説明する。各パチンコ機2よ
り下部タンク37内に回収され、中央位置に合流された
パチンコ玉は、揚送装置39’の停止により誘導管3
8’内にはパチンコ玉が詰っていることにより(図中斜
線部分)、開口82より全てのパチンコ玉が右側の誘導
管38内に流れ、揚送装置39のみにより上方に揚送さ
れ、揚送樋50を介して上部タンク36内に還元され
る。
【0041】パチンコ玉は右側の揚送樋50からのみ還
元されるので、上部タンク36内では右側に偏ってパチ
ンコ玉が貯留されることになるが、供給樋部30には一
旦中央に集められた後、開口80を介してバランスよく
分配されるようになっている。
【0042】よって遊技中左右いずれかの揚送装置3
9、39’が故障した場合にあっても、例えば正常に作
動している他方の揚送装置の出力が自動的に若干上がる
などの制御を施しておくことにより、各パチンコ機へパ
チンコ玉を確実に供給し続けることが可能となり、遊技
の中断等を一時的に回避することが可能となる。そして
故障した揚送装置のメンテナンス等は、一日の営業時間
終了後に行なえばよく、営業時間中に遊技客に迷惑をか
けることがなくなる。
【0043】また、2つの揚送装置を島台の左右両側に
配したことにより、パチンコ機またはタンク等を途中で
分割したりすることなく、長手方向に効率よく配置でき
る。
【0044】次に、図6に示されるように形成されたユ
ニット島台1aにあっては、個々のユニット島台1aの
上部タンク36、下部タンク37の一部に開口83、8
4をそれぞれ形成すれば、これらユニット島台1a、1
a同士を長手方向に連結させるだけで、互いの上部タン
ク36、下部タンク37内が繋がり、本発明の効果を奏
する環流路を容易に形成することが出来る。
【0045】以上、本発明の実施例を図面により説明し
てきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更
や追加があっても本発明に含まれる。
【0046】例えば、揚送装置は島台内に2つ以上設け
られていてもよく、その配設位置等は任意である。また
タンク、樋等の形状や合流点の位置等も任意に変更可能
であり、実施形態のものに限られるものではない。
【0047】なお、本実施の形態では、下皿5から直接
玉計数器76を通過して島内へパチンコ玉を返却する例
を示したが、特公平7−44971号公報や実公平7−
51106号公報に示されるように従来公知の技術とし
て下皿下方に玉受皿もしくは玉箱を設けておき、下皿か
ら一旦下方の玉受皿にパチンコ玉を貯留し、これを適宜
返却ボタン、返却レバー等を用いて島台内に返却する方
法も採用可能であることは明らかである。
【0048】本発明の説明で使用した表現と、実施の態
様中で使用した表現の関係を述べる。
【0049】「遊技島台」はパチンコ島台1と対応して
いるが、弾球等を利用するものに限らず、コインその他
小片媒体で遊技する各種遊技機、及び遊技に必要な各種
装置の設置台のことである。
【0050】本実施形態中における「パチンコ島台」
は、パチンコ機を片面に4台ずつ配するものであるが、
これに限らず、遊技島台は、所定台数の遊技機が左右両
側板間に列設されたものも、さらには予めホール等に固
定的に構築された遊技島台についてもその対象である。
また、これら遊技島台は、互いの側板同士を複数連結さ
せて機能させるもの、また独立してユニットで機能でき
るものも考えられる。さらに遊技媒体計数装置(玉計数
装置)を備えていない遊技島台、連結された遊技島台に
対して所定数の遊技媒体計数装置を備えたものもその対
象であり、パチンコ機1台に対して遊技媒体計数装置を
1台備えたものに限らない。
【0051】「遊技機」は、パチンコ機1と対応してい
るが、弾球等を利用するものに限らず、コインその他小
片媒体で遊技する各種遊技機全て含む。
【0052】
【発明の効果】本発明の方法及び装置によれば、次のよ
うな効果が得られる。
【0053】(a)請求項1の発明によれば、各遊技機
の作動中、いずれか一方の揚送装置が故障しても、上部
タンクには他方の揚送装置から遊技媒体が補給され、島
台内の各遊技機等への遊技媒体の供給が途絶えることが
ないため、遊技の中断を回避できる。
【0054】(b)請求項2の発明によれば、一方の揚
送装置が故障したとしても、片方の揚送装置の能力アッ
プで、例えば店の終了時まで遊技機を中断させずにその
能力を補うことができる。
【0055】(c)請求項3の発明によれば、通常時に
おいて、遊技媒体が左右の揚送装置にバランスよく分配
されることになり、両揚送装置の遊技媒体の揚送量のば
らつきを防止出来る。
【0056】(d)請求項4の発明によれば、揚送装置
が1つのユニット島台同士を連結するだけで、本発明の
環流システムが容易に形成される。
【0057】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態としてのパチンコ島台
を示す斜視図である。
【図2】図4の玉計数装置をパチンコ島台に取り付けた
状態を示す側方断面図である。
【図3】ユニット島台の正面概略図である。
【図4】図3のユニット島台内部のパチンコ玉の環流路
構造を示す断面図である。
【図5】一方の揚送装置の故障時におけるパチンコ玉の
流れを示す概略図である。
【図6】本発明の他の実施形態を示す概略図である。
【符号の説明】
1 パチンコ島台(遊技島台) 1a ユニット島台 2 パチンコ機(遊技機) 3 サンド 4 玉計数装置 5 下皿 6a、6b 幕板 7 腰板 8 情報表示装置 9 支持板 10 ノズル 11 投入口 12 玉通路 13 玉排出口 15 カウンタテーブル 18 暗唱ナンバー入力機(識別デ
ータ入力手段) 20 離席ボタン 21 精算ボタン 22 精算端玉ボタン 23 開閉レバー 24 払戻ボタン 25 LEDランプ 30 供給樋部 31、32 供給口 33 供給管 34 配送管 35 回収樋部 36 上部タンク 37 下部タンク 38、38’ 誘導管 39、39’ 揚送装置 46 シャッター 48 開口 50 揚送樋 51 玉磨装置 52、62 樋 53、61 開口 58 玉検出機 59 アウト玉タンク 60 返却口 63 揚送玉排出口 75 玉整流部 76 玉計数器 80〜84 開口

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定数の遊技機が列設されて構成される
    遊技島台において、 この遊技島台には複数の遊技媒体の揚送装置が配設され
    るとともに、該複数の揚送装置から揚送される遊技媒体
    を貯留する上部タンクを、島台所定箇所にて合流させ、
    遊技媒体を前記合流点から各遊技機に連通する供給樋へ
    分配出来るようになっていることを特徴とする遊技媒体
    環流システム。
  2. 【請求項2】 遊技媒体の揚送装置の揚送能力が可変に
    なっており、一方の揚送装置不使用の場合に片方の揚送
    装置の揚送能力を向上できるようになっている遊技媒体
    環流システム。
  3. 【請求項3】 遊技機下方に設けられる下部タンクを、
    島台所定箇所にて合流させ、遊技媒体を前記合流点から
    両揚送装置に分配出来るようになっている請求項1また
    は2に記載の遊技媒体環流システム。
  4. 【請求項4】 各ユニット島台の上部タンク及び下部タ
    ンクの一部に開口を設け、ユニット島台同士を連結させ
    ることで、両島台の上部タンク及び下部タンク内が繋が
    るようになっている請求項1ないし3のいずれかに記載
    の遊技媒体環流システム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006026051A (ja) * 2004-07-15 2006-02-02 Ace Denken:Kk 遊技機島
JP2006136596A (ja) * 2004-11-15 2006-06-01 Newgin Corp 島設備
JP2009112843A (ja) * 2009-02-25 2009-05-28 Ace Denken Co Ltd 遊技機島
JP2010104822A (ja) * 2010-02-15 2010-05-13 Takeya Co Ltd パチンコ島台

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