JPH11235462A - 遊技機設置島 - Google Patents

遊技機設置島

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JPH11235462A
JPH11235462A JP5900498A JP5900498A JPH11235462A JP H11235462 A JPH11235462 A JP H11235462A JP 5900498 A JP5900498 A JP 5900498A JP 5900498 A JP5900498 A JP 5900498A JP H11235462 A JPH11235462 A JP H11235462A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 球揚送装置の研磨布の偏りを抑制する。 【解決手段】 遊技機設置島に設置する球揚送装置は、
上下方向に無端ベルトを掛け渡し、この無端ベルトの上
昇側に対向する位置に研磨布を張設し、無端ベルトと研
磨布との間に球を挟持した状態で無端ベルトを上昇させ
ることにより、下部の球導入口26から導入した球を揚
送する構成とし、球導入口の手前に設けた球導入樋28
に球回収樋13a,13bを屈曲した状態で接続し、こ
の屈曲接続部分に、球回収樋からの球を当接して流下方
向を球導入樋側に変換する球当接面42を有する整列補
助部材41を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ遊技機や
雀球遊技機などの遊技機を並べて設置する遊技機設置島
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】遊技機設置島においては、当該設置島内
で遊技球を循環使用するために、設置島の内部下方から
上方に球を揚送する球揚送装置を設ける。
【0003】従前は、揚送パイプを立設し、この揚送パ
イプ内に挿通した螺旋体を回転することにより球とペレ
ットとを攪拌混合しながら揚送するスパイラルタイプの
球揚送装置が主流であったが、近年は、作動音が静かで
揚送能力に優れたベルト式球揚送装置が普及している。
【0004】このベルト式球揚送装置は、水平方向に向
けたローラを上下に設け、両ローラ間に縦長な無端ベル
トを掛け渡し、この無端ベルトの上昇側に対向する位置
に研磨布を張設し、無端ベルトと研磨布との間に球を挟
持した状態で無端ベルトを上昇させることにより、下部
の球導入口から導入した球を遊技機設置島の上部に揚送
して上部タンクに供給する構成である。そして、研磨布
の裏側に、複数本の球案内溝を平行に形成した案内板材
を配置する。したがって、球が挟持されながら上昇する
場合には、球の一部が球案内溝内に研磨布を押し込みな
がら上昇する。また、研磨布は、縦長な蓋の内面側に、
上部と下部を固定することに張設されている。
【0005】そして、従来の遊技機設置島においては、
各遊技機から排出された球を回収する球回収樋を設置島
の長手方向に沿って配設してある。また、この設置島に
球揚送装置を設置する場合には、設置島の一方の面(遊
技機を設置した面)に設けた空部から押し入れるので、
球回収樋により回収した球を球揚送装置の球導入口に流
し込むには、球回収樋からほぼ直角に屈曲した流路を流
下させて導入口に導く。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】研磨布は、上部と下部
を固定した状態で張設されているので、球が揚送される
際に幅方向に平均して接触している場合には一方に偏る
ことはない。しかしながら、実際は、ある程度の稼働時
間が経過すると、研磨布が幅方向の一方に偏ったり、偏
りによる皺が発生するおそれがある。特に、研磨布を新
しいものと交換して球案内溝になじんでいない場合に偏
りを発生し易い。
【0007】研磨布に偏りが発生したり、皺が発生する
と、球が転動しながら通る部分に段差が生じるので、球
を円滑に揚送することが困難になり、騒音が発生した
り、時には球を揚送できない状態になる。
【0008】本発明は上記事態に鑑みなされたもので、
その目的は、球揚送装置の球導入口に均一に球を導入す
ることができ、研磨布に偏りが発生し難い球揚送装置を
備えた遊技機設置島を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために提案されたもので、請求項1に記載のもの
は、長手方向に複数の遊技機を並設し、これらの遊技機
で使用する球を揚送する球揚送装置を設けた遊技機設置
島において、前記球揚送装置は、上下方向に無端ベルト
を掛け渡し、この無端ベルトの上昇側に対向する位置に
研磨布を張設し、無端ベルトと研磨布との間に球を挟持
した状態で無端ベルトを上昇させることにより、下部の
球導入口から導入した球を揚送する構成とし、前記球導
入口の手前に設けた球導入樋に揚送球供給樋を屈曲した
状態で接続し、この屈曲接続部分に、揚送球供給樋から
の球を当接して流下方向を球導入樋側に変換する球当接
面を有する整列補助部材を設けたことを特徴とする遊技
機設置島である。
【0010】請求項2に記載のものは、屈曲接続部分に
は、球導入樋側の底面を揚送球供給樋側の底面よりも下
げた段差部を形成し、この段差部よりも球導入樋側に、
底面との間に球が通過し得る間隔を空けた状態で整列補
助部材を設け、揚送球供給樋の傾斜下端の段差部から流
出した球を整列補助部材の球当接面に当接させるように
したことを特徴とする請求項1に記載の遊技機設置島で
ある。
【0011】請求項3に記載のものは、球当接面に対す
る垂線が揚送球供給樋の仮想軸線と球導入樋の仮想軸線
とが交叉する交叉角のほぼ半分の位置を通るように、球
当接面を揚送球供給樋並びに球導入樋に対して傾斜させ
たことを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機設
置島である。
【0012】請求項4に記載のものは、屈曲接続部分を
上方から覆う導入部カバーを設け、該導入部カバーに整
列補助部材を取り付けて支持したことを特徴とする請求
項1から3のいずれかに記載の遊技機設置島である。
【0013】請求項5に記載のものは、研磨布の裏側
に、複数本の球案内溝を平行に形成した案内板材を無端
ベルト側に対して進退可能な状態で配置し、付勢部材の
付勢により案内板材を無端ベルト側に付勢し、球導入口
には屈曲接続部分から流下する球を複数列に整列する球
整列部材を設け、該球整列部材により整列した各球列の
先頭が上記案内板材の球案内溝とそれぞれ対応する位置
になるように配置したことを特徴とする請求項1から4
のいずれかに記載の遊技機設置島である。
【0014】請求項6に記載のものは、球導入樋は遊技
機設置島の前後厚み方向に延在し、この球導入樋に、遊
技機設置島の長手方向に延在する第1揚送球供給樋を一
側から接続するとともに、遊技機設置島の長手方向に延
在する第2揚送球供給樋を他側から接続し、整列補助部
材の球当接面を断面略V字状に配置したことを特徴とす
る請求項1から5のいずれかに記載の遊技機設置島であ
る。
【0015】請求項7に記載のものは、揚送球供給樋の
流路幅のうち、球導入口から遠い部分から流路幅の途中
までの範囲に球当接面を臨ませ、揚送球供給樋の傾斜下
端から流出する球のうち、球導入口から遠くで流出した
球を球当接面に当接するようにしたことを特徴とする請
求項1から6のいずれかに記載の遊技機設置島である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、代表的な遊技機であるパ
チンコ遊技機1を設置した遊技機設置島2(以下、設置
島2という。)の概略構成図、図2は3つの設置島2の
接続状態を示す斜視図、図3は3つの設置島2の正面
図、図4は設置島2のほぼ中央に設置した球揚送装置3
の斜視図、図5は球揚送装置3の断面図である。
【0017】この設置島2は、一面に2台、相対向する
両面で4台のパチンコ遊技機1を背向状態にして設置で
きる大きさの開口部を形成した金属製フレーム4を1モ
ジュールとし、このフレーム4を所定数連結することに
より床面積に応じた長さにできるように構成されてお
り、長手方向のほぼ中央部分には球揚送装置用フレーム
4を配置するとともに、このフレーム4内に球揚送装置
3を配設する。各フレーム4の所定高さには設置用棚部
(図示せず)が形成されているので、この設置用棚部上
にパチンコ遊技機1を設置するとともに、台間球貸機5
等の設備を設置する。
【0018】そして、この様に構成した設置島2の上部
には、球揚送装置3により揚送した球を貯留する上部タ
ンク6を設け、この上部タンク6から各パチンコ遊技機
1に球を補給する第1球補給樋7aと第2球補給樋7b
を設置島2の各端部に向けてそれぞれ僅かに下り傾斜し
た状態で架設するとともに、上部タンク6から後述する
第1球貯留タンク10aに供給する球を流下する第1貯
留用球供給流路11aと第2球貯留タンク10bに供給
する球を流下する第2貯留用球供給流路11bを同様に
下り傾斜した状態でそれぞれ架設する。第1,第2球補
給樋7a,7bには、各パチンコ遊技機1ごとに枝樋1
2を分岐し、枝樋12の出口をパチンコ遊技機1の球タ
ンク上部に臨ませる。したがって、パチンコ遊技機1の
球タンク内の球が不足した場合には、枝樋12に設けた
球補給装置の作動により当該パチンコ遊技機1の球タン
ク内に、球補給樋7内の球を補給することができる。
【0019】一方、設置島2内の下部、具体的にはパチ
ンコ遊技機1よりも少し低い位置には、各パチンコ遊技
機1から排出される使用済みの球(アウト球とセーフ
球)を回収する第1球回収樋13aと第2球回収樋13
bを設置島2の各端部からそれぞれ球揚送装置3に向け
て僅かに下り傾斜した状態で設ける。なお、本実施形態
では、パチンコ遊技機1から排出された使用済みの球を
一旦パルスタンクに受け入れ、ここで計数してから球回
収樋13に流下するように構成してある。また、第1,
第2球回収樋13a,13bは、本実施形態において
は、両側のパチンコ遊技機1から排出された使用済みの
球を途中で落下させることなく球揚送装置3まで流下さ
せるために、両側縁に落下防止部材として壁を立設して
ある。また、本実施形態では、球回収樋13a,13b
が、球揚送装置3によって揚送する球を供給する揚送球
供給樋としても機能する。
【0020】本実施形態においては、各パチンコ遊技機
1から排出された使用済みの球をすべて球回収樋13に
より回収して球揚送装置3によって揚送研磨するので、
汚れた使用済みの球が、後述する球貯留タンク10内に
そのまま貯留されることはない。同様に、設置島2の端
部や途中に球計数装置14を設けた場合、この球計数装
置14から排出される計数済みの球も主として球回収樋
13に流し込んで回収するので、この点においても、汚
れた球をそのまま球貯留タンク10で貯留することは殆
どない。
【0021】また、上記第1球回収樋13aよりも低い
設置島2内に第1球貯留タンク10aを、第2球回収樋
13bよりも低い設置島2内に第2球貯留タンク10b
をそれぞれ設置島2の長手方向に沿って配設する。そし
て、設置島2の端部に位置する第1,第2貯留用球供給
流路11a,11bの傾斜下端からこれらの流路の一部
として機能する可撓性パイプ製の第1,第2球流下管1
5a,15bを垂設し、第1球流下管15aの下端出口
を第1球貯留タンク10aに連通し、第2球流下管15
bの下端出口を第2球貯留タンク10bに連通する。し
たがって、球揚送装置3が揚送した球が上部タンク6か
ら第1,第2貯留用球供給流路11a,11bに流入す
ると、これらの流路を通って球が設置島2の上部を通っ
て設置島2の端部まで流下し、その後は第1,第2球流
下管15a,15bを介して設置島2の下部に配設され
た第1,第2球貯留タンク10a,10b内に流入して
貯留される。
【0022】球揚送装置3は、図4に示すように、遊技
店の床面上に設置するベース20に下端を固定した状態
で上下方向に長尺な筺体21を垂直に立設し、筺体21
の下部に駆動ローラ22を、上部に従動ローラ23をそ
れぞれ軸方向を水平に向けた状態で設け、両ローラ2
2,23間に、上昇側のベルトを筺体21内に配置し下
降側のベルトを筺体21外に配置して縦長な無端ベルト
24を掛け渡し、筺体21の外部を通る無端ベルト24
の途中にテンションローラを押し当てて無端ベルト24
に張力を付加し、上記駆動ローラ22の軸には駆動機構
として減速機付きモータ25を接続し、駆動ローラ22
の下方の球導入口26には、球を整列する球整列部材2
7を備えた球導入樋28を設け、筺体21の上端には、
揚送した球を排出する球排出口29を横向きに突設す
る。
【0023】球導入樋28は、球導入口26に対して真
っ直ぐに球を導入させる樋であり、球整列部材27は、
上流側から下流側に向かって次第に高さを増加する仕切
り板30を複数枚平行に立設してある。なお、仕切り板
30の間隔は、球が丁度一列に流下する寸法に設定して
あり、本実施形態では球を7列に整列するように構成し
てある。したがって、揚送球供給樋として機能する球回
収樋13から球が球導入樋28内に流れ込むと、これら
の球は、球導入樋28内を流下するにしたがって仕切り
板30の整列機能により7列に整列されて、球導入口2
6に導入される。なお、球回収樋13から球導入樋28
への球の流れについては後述する。
【0024】上記した筺体21は、設置した状態で遊技
機設置島2の外側に向いた一側面が上下に大きく開口し
た縦長な筐本体21aと、この筐本体21aの開口に開
閉可能な状態で取り付けた縦長な蓋21bとからなる。
そして、筐本体21aの開口の幅は前後寸法よりも大き
く設定し、また、開口の上下長さは、下端の駆動ローラ
22のほぼ下半を曲面で覆うロアアールから従動ローラ
23のほぼ上半を曲面で覆うアッパーアールまで十分長
尺に設定してある。このような縦長な筐本体21aの内
部には、上端に従動ローラ23を、下端に駆動ローラ2
2を設ける他に、従動ローラ23と駆動ローラ22の間
には、無端ベルト24の裏面に接触するバックアップロ
ーラ31を多数設け、これらのバックアップローラ31
間に設けたバックアッププレート(図示せず)とにより
無端ベルト24が直線状態を維持しながら上昇するよう
に構成してある。なお、バックアップローラ31は従動
ローラ23や駆動ローラ22よりも小径であり、これら
のローラ22,23,31はすべて平行に位置してい
る。
【0025】本実施形態では分割蓋として、同じ上下長
さ、即ち開口の上下寸法の半分の長さを有する上段蓋2
1bと下段蓋21b′とを取り付けて筐本体21aの開
口を塞ぎ、しかも上段蓋21baと下段蓋21b′とに
互換性を持つように構成してあるので、上段蓋21bと
下段蓋21b′とは同じ寸法であるばかりでなく取付金
具を含めて同じ構成としてある。
【0026】この様な互換性を持たせた蓋21bは、筐
本体21aの幅と同様の幅を有する平面部と、この平面
部の左右両側縁から無端ベルト24側に延設した側面部
とを有する断面略コ字状の部材であり、側面部の内側
に、研磨布用溝を縦方向に形成するとともに、この研磨
布用溝よりも平面部側に隣接させて案内板材用溝を縦方
向に形成してある。そして、平面部の外側の上部に、コ
イルスプリング32の付勢力により常時下方に向けて付
勢してある可動クランプ33部材を設け、下部に固定ク
ランプ部材34をそれぞれ設け、平面部の内側に押圧付
勢部材として押圧スプリング35を多数設け、これらの
押圧スプリング35の付勢力により、両クランプ部材3
3,34で縦方向のテンションを加えて張設した研磨布
36を案内板材37によって無端ベルト24側に押圧す
る。
【0027】研磨布36は、耐摩耗性に優れ皺になり難
い適度な剛性を有する布材であり、上端部分と下端部分
を蓋21bの裏側に過不足なく折り返して止着し得る十
分な長さで切断してあり、例えば合成樹脂製の不織布を
用いる。そして、この研磨布36には、静電防止剤や抗
菌剤などを予め含浸させておくことが好ましい。
【0028】案内板材37は、揚送する球を整列して案
内するものであり、本実施形態では合成樹脂製板に深さ
が球径の半分弱である断面半円形の球案内溝39を7本
平行に形成し、左右の側縁には案内板材用溝内に嵌合し
て前進位置を規制するとともに左右の位置を規制する嵌
合段部を形成してある。なお、この案内板材37の上下
長さは、蓋21bの上下長さと同じに設定する。
【0029】研磨布36を張設した2つの蓋21b,2
1b′を筐本体21aに取り付けると、研磨布36と無
端ベルト24との間に揚送路40が形成される。したが
って、この状態で球揚送装置3を始動すると、球整列部
材27により整列した状態で導入された球が無端ベルト
24と研磨布36との間の揚送路40に入り込む。そし
て、球整列部材27により整列されてガイドされる位置
は、案内板材37の球案内溝39の位置に合わせてあ
る。すなわち、球整列部材27により整列した各球列の
先頭が案内板材37の球案内溝39とそれぞれ対応する
位置となるように配置してある。
【0030】したがって、球導入口26内に導入された
球は、研磨布36を間に挟んだ状態で球案内溝39内に
入り込み、この状態で押圧スプリング35の付勢力によ
り無端ベルト24側に押圧される。この挟持状態で無端
ベルト24が上昇移動しているので、これにより揚送力
を受ける。このため、揚送路40内に入り込んだ球は転
がりながら揚送され、この転がりにより研磨布36に研
磨されて表面の汚れが除去される。
【0031】案内板材37の球案内溝39のすべてに球
が同じく入り込んだ場合、研磨布36に作用する幅方向
の張力は釣り合うので研磨布36が幅方向の一方に引っ
張られない。したがって、すべての球案内溝39内に球
が入り込んだ場合には、研磨布36に幅方向の偏りやこ
れに起因する皺は発生しない。
【0032】しかし、球が入り込まない球案内溝39が
あると、特に片側に空の球案内溝39が集中すると、研
磨布36に作用する幅方向の張力の均衡が崩れてしま
う。このため、球が入り込まず空になっている球案内溝
39側の研磨布36が球の入り込んだ球案内溝39側の
研磨布36に引っ張られて横方向に移動してしまう。し
たがって、これにより研磨布36に偏りが発生したり、
皺が発生したりする。
【0033】この様に、球が入り込まない球案内溝39
があると、これが研磨布36の偏り発生に大きく影響す
るが、本実施形態では、球が球回収樋13から球導入樋
28に流れ込む際に、整列補助部材41の作用により球
導入口26の幅方向に球が均一に分散して流れ込むよう
にしてあるので、各球案内溝39への球の供給も確実に
行われ、空になることを防止している。
【0034】次に、球回収樋13と球導入樋28との接
続構造、および整列補助部材41について説明する。
【0035】本発明では、球導入樋28に、揚送球供給
樋を屈曲した状態で接続し、この屈曲接続部分に、揚送
球供給樋からの球を当接して流下方向を球導入樋28側
に変換する球当接面42を有する整列補助部材41を設
けてある。
【0036】具体的に説明すると、図6および図7に示
すように、揚送球供給樋として機能する第1,第2球回
収樋13a,13bは、設置島2の長手方向に沿ってそ
れぞれ配設されており、両球回収樋13a,13bの流
下端部同士が対向する部分に空部を形成し、設置島2の
一面(遊技機を設置した面)から押し入れた球揚送装置
3の球導入樋28が遊技機設置島2の前後厚み方向に延
在して上記空部内に進入し、この球導入樋28が球回収
樋13に対して直角に交叉する状態で接続する。したが
って、球導入樋28の仮想軸線と球回収樋13の仮想軸
線とがほぼ直角に交叉することになる。
【0037】そして、球導入樋28に接続する球回収樋
13の流下下端(出口近傍)の底面には、球流下方向に
沿って長孔(スリット)状の異物除去孔43を開設して
ある。この異物除去孔43は、球径よりも幅狭であっ
て、ほぼ球径と同じピッチで複数平行に配置してある。
したがって、球回収樋13を流下する球にゴミやコイン
等の異物が混入していた場合には、これらの異物は上記
異物除去孔43から落下して除去される。また、異物除
去孔43上を球が流下することにより球が異物除去孔4
3上に整列されるので、球が転動しながら流下する位置
は安定し、したがって、後述する球当接面42に当たる
球の角度も安定する。なお、球回収樋13の流下下端に
は、後述する導入部カバー部材44を固定するベース板
45を、その下を球が通過し得る間隔を空けて球回収樋
13の両側壁部間に架設してある。
【0038】また、屈曲接続部分における球回収樋13
の流下下端の底面と球導入樋28の底面との間には、球
導入樋28側の底面を揚送球供給樋側の底面、すなわち
球回収樋13の底面よりも少なくとも球径の2倍以上の
高低差で下げた段差部46を形成し、この段差部46よ
りも球導入樋28側に、底面との間に球が通過し得る間
隔を空けた状態で整列補助部材41を設け、球回収樋1
3の傾斜下端の段差部46から流出した球を整列補助部
材41の球当接面42に当接させるようにしてある。
【0039】本実施形態における整列補助部材41は、
屈曲接続部分を上方から覆ってゴミ等が入り込まないよ
うにするための導入部カバー部材44に取り付けられて
いる。この導入部カバー部材44は、図8に示すよう
に、板材を球回収樋13の幅と同様の幅を有する断面下
向きコ字状に屈曲したものであり、上面部50には装着
時に球回収樋13の長手方向に移動させて位置調整可能
とする長孔51を開設するとともに、球導入樋28の長
手方向に沿ったスリット状の窓部52を設け、上面部5
0の両側縁から下方に屈曲した側面部53のうち、一方
の側面部53の内側に整列補助部材41を固定してあ
る。なお、導入部カバー部材44によって覆いきれない
球導入口26近傍は、クリア樹脂製のカバー54を設け
て、ゴミ等の侵入を防止するとともに、球の導入状態を
外部から監視できるようにしてある。
【0040】図面に示す整列補助部材41は、左右の球
回収樋13から球が対向して流下するので、断面が略二
等辺三角形の短尺な筒材を使用しており、底辺に相当す
る面を固定面として導入部カバー部材44の側面部53
の内側に固定し、頂角55が球導入樋28の仮想中心線
上で球導入口26に向き、頂角55と底角との間の面が
球当接面42として、球回収樋13の球流下方向(仮想
軸線)に対して傾斜した状態で配置されるようにしてあ
る。すなわち、両方の球当接面42,42は、断面略V
字状に配置され、図9に示すように、該球当接面42に
対する垂線Aが球回収樋13の仮想軸線Bと球導入樋2
8の仮想軸線Cとが交叉する交叉角のほぼ半分の位置を
通るように球回収樋13並びに球導入樋28に対して傾
斜しており、本実施形態では両樋13,28が直角に交
叉するので、45度の傾斜角度に設定してある。この傾
斜角度は、球回収樋13から流出した球が球当接面42
に当たって跳ね返ったときに、球導入樋28の仮想軸線
にほぼ平行に流れ込む角度を設定することが望ましい。
【0041】また、導入部カバー部材44の側面部53
に固定した部分から頂部までの突出長さ(二等辺三角形
の高さに相当)は、球回収樋13の流路幅の約2分の1
に設定してある。要するに、球回収樋13の流路幅のう
ち、球導入口26から遠い部分から流路幅の途中までの
範囲に球当接面42を臨ませ、球回収樋13の傾斜下端
から流出する球のうち、球導入口26から遠くで流出し
た球を球当接面42に当接するようにしてある。
【0042】そして、上記した整列補助部材41は、球
回収樋13の流下下端の段差部46から流出した球が球
当接面42に当接し得る高さであって、整列補助部材4
1の下方を球が通過し得る高さに取り付ける。この整列
補助部材41を所定の位置に取り付けるには、導入部カ
バー部材44の両側面部53,53を球回収樋13のベ
ース板45上に載置し、上面部50の長孔51内に上方
から長いボルト56を挿入し、下端の雄ネジ部をベース
板45の雌ネジ孔内に螺合して締め付けることにより固
定する。なお、導入部カバー部材44は、ボルト56を
通す孔が長孔51なので、少しずつ移動して位置調整を
行うことができ、頂角55が球導入樋28の流路幅のほ
ぼ中央に位置するように固定する。
【0043】次に、上記した構成からなる整列補助部材
41を設けた場合における球の流れについて説明する。
例えば、図9に示すように、図中左側の第1球回収樋1
3aから球が流下した場合、球導入口26から遠い方の
球、即ち図中第1球回収樋13aの流路の下半部分を流
下した球は、段差部46から勢い良く流出した球が左側
の球当接面42に当接して球導入口26に向かって跳ね
返り、球導入樋28のうちで第1球回収樋13a寄りに
流れ込む。第1球回収樋13aから流出する殆どの球は
勢い良く流出するので、球導入口26から遠い方の球
は、そのほとんどが球当接面42に当接してから球導入
口26の図9中左半に向かって流れ込む。割合とすれば
少ないが、段差部46から緩やかに流出した球が整列補
助部材41の下方の隙間を通って球導入樋28のほぼ中
央あるいは少し第2球回収樋13b寄りに流れ込み、ま
た、極く弱い勢いで流出した球は球導入樋28の底面上
に落下し、この底面の下り傾斜により球導入口26側に
流路を変更してそのまま第1球回収樋13aよりの球導
入口26内に流れ込む。一方、球導入口26から近い方
の球、即ち図9中第1球回収樋13aの流路の上半部分
を流下した球は、段差部46から流出しても、その先に
球当接面42がないので、球導入口26の底面上に幅方
向に斜めに転動して、多くの球が、図9中における球導
入口26の右半部分に導入される。
【0044】そして、球当接面42に当接した球は、整
列補助部材41の下方に球が通過し得る隙間が確保され
ているので、球当接面42よりも低い位置にある球導入
樋28の底面上を球導入口26に向かって流下し、球回
収樋13から流出して球当接面42に当たろうとする球
と、一旦当たって流下方向を強制的に変更された球とが
衝突することを防止することができる。したがって、こ
れにより球の整列を確実にすることができる。
【0045】この様に、第1球回収樋13aの段差部4
6から流出した球は、球導入口26から遠い方の球は、
整列補助部材41の球当接面42に当たって流下方向を
強制的に修正されることにより球導入口26のうち第1
球回収樋13a寄りに流れ込むので、球導入口26にお
いては、その幅方向に分散されて均一化された状態で球
を導入させることができ、球の導入に偏りが発生するこ
とを防止することができる。球導入口26への球の導入
が均一化されると、これらの球は、前記した球整列部材
27により7列に整列され、各列の先頭が案内板材37
の球案内溝39の位置に合わせて配置されているので、
案内板材37の球案内溝39内に満遍なく球が入り込む
ことになり、空のままになる球案内溝39がなくなる。
したがって、揚送路40内を挟持されながら揚送される
際に、球が研磨布36を球案内溝39内に押し込む場合
でも、各球案内溝39内に同じ様に押し込むことにな
り、これにより研磨布36の幅方向への偏りや皺の発生
を未然に防止することができる。このため、研磨布36
の偏りや皺に起因する騒音の発生を抑制することができ
るし、研磨布36による清浄作用を全幅に亘ってほぼ均
一に期待することができるので、長期使用を可能ならし
めることができる。
【0046】なお、上記した整列補助部材41の整列作
用は、第1球回収樋13aから球導入樋28内に球を流
し込む場合であっても、反対側の第2球回収樋13bか
らの球を流し込む場合も同様であり、第1,第2球回収
樋13a,13bの両方から球を流し込むと、さらに均
一化された状態で球が球導入口26に流れ込む。
【0047】そして、研磨布36に摺接して研磨されな
がら揚送路40内を上昇した球は、従動ローラ23を乗
り越えると、筺体21の球排出口29から排出されて上
部タンク6内に入る。
【0048】上部タンク6は、球揚送装置3により揚送
された球を貯留するタンク本体と、隣りの設置島2へ球
を補給したり、或は当該設置島2の球が不足したときに
隣りの設置島2から球を受けいれるバランスタンクとか
ら構成されている。タンク本体は、縦長直方体形の有底
箱体であり、球揚送装置3側の側面の上部に、球揚送装
置3の球排出口29が挿入される入口を開口し、この入
口の下方に、複数の棚を交互に設けるとともに、所定部
位に球の出口を設け、球補給樋7や供受給樋60a,6
0bや貯留用球供給流路11などに球を分流したり、あ
るいは貯留したりする。
【0049】左側の第1貯留用球供給流路11a内に流
れ込んだ球は、この流路内を流下して設置島2の左側端
部に到達し、ここから第1球流下管15aを介して設置
島2の左側下部に配設された第1球貯留タンク10a内
に流入して貯留される。また、第2貯留用球供給流路1
1b内に流れ込んだ球は、左側の第1貯留用球供給流路
11a内に流れ込んだ場合と同様に、設置島2の右側端
部に到達してから第2球流下管15bを介して設置島2
の右側下部に配設された第2球貯留タンク10b内に流
入して貯留される。
【0050】そして、球揚送装置3を作動しても上部タ
ンク6内の球が不足した場合、球貯留タンク10a,1
0b内で貯留していた球を球リフト装置61a,61b
により球回収樋13に流し込み、この球を球揚送装置3
により揚送して上部タンク6に補充する。したがって、
遊技機で短時間に「大当り」が集中して発生した場合に
も、賞球として排出する球の不足を生じることがない。
なお、球リフト装置61a,61bは、前記した球揚送
装置3と同様の構造、即ち上部と下部に設けたローラー
間にベルトを掛け渡し、このベルトの回動と押圧板、或
は押圧板に添設した研磨布との間に挟持した球を揚送す
る。
【0051】なお、前記した実施形態では、左右の第
1,第2球回収樋13a,13bを揚送球供給樋として
機能させたが、本発明における揚送球供給樋は球回収樋
13に限定されるものではなく、球揚送装置3に球を供
給する樋であればよい。したがって、例えば球貯留タン
ク10から直接導出した球を流下する樋を球回収樋13
とは別個に設け、この樋を揚送球供給樋としてもよい。
【0052】また、整列補助部材41は、球当接面42
を略V字状に配した三角形の部材に限定されるものでは
なく、球当接面42が1つでもよいし、また、2つ形成
しても全体形状を例えば台形にしてもよい。そして、球
当接面42と揚送球供給樋の球流路との幅の割合は、揚
送球供給樋の傾斜角度など他の要素によっても異なるの
で、適宜設計変更することができる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、以
下の効果を奏する。請求項1の発明によれば、球揚送装
置の球導入口の手前に設けた球導入樋に揚送球供給樋を
屈曲した状態で接続し、この屈曲接続部分に、揚送球供
給樋からの球を当接して流下方向を球導入樋側に変換す
る球当接面を有する整列補助部材を設けたので、球導入
樋と揚送球供給樋とが屈曲して接続されていても、整列
補助部材により球の流下方向を強制的に変えて球導入口
に均一に導入させることができ、これにより球揚送装置
の研磨布に作用する幅方向の引っ張り力をバランスさせ
ることができる。したがって、研磨布の偏りを防止する
ことができ、また、幅方向の張力のアンバランスに起因
する皺の発生も防止することができる。このため、研磨
布の偏りや皺に起因する騒音の発生を抑制することがで
き、また、研磨布を従来よりも長い期間に亘って使用す
ることができ、交換頻度を低下させてメンテナンスの容
易化を図ることができる。
【0054】請求項2の発明によれば、球導入樋側の底
面を揚送球供給樋側の底面よりも下げた段差部を形成
し、この段差部よりも球導入樋側に、底面との間に球が
通過し得る間隔を空けた状態で整列補助部材を設けたの
で、揚送球供給樋の傾斜下端の段差部から流出して球当
接面に当接しようとしている球と、すでに当接して球導
入口に向かっている球との衝突を防止することができ
る。したがって、球の整列作用を確実に行うことがで
き、球導入口への球の均一化を一層確実に行うことがで
き、ひいては研磨布の偏りを一層確実に防止することが
できる。
【0055】請求項3の発明によれば、球当接面に対す
る垂線が揚送球供給樋の仮想軸線と球導入樋の仮想軸線
とが交叉する交叉角のほぼ半分の位置を通るように、球
当接面を揚送球供給樋並びに球導入樋に対して傾斜させ
たので、揚送球供給樋から流出して球当接面に当たった
球が流下方向を変換した場合に、球の流下方向を球導入
口に真っ直ぐ向かう方向にすることができる。したがっ
て、一層整列機能を高めることができる。
【0056】請求項4の発明によれば、屈曲接続部分を
上方から覆う導入部カバーを設け、該導入部カバーに整
列補助部材を取り付けて支持したので、整列補助部材を
球導入樋の底面から浮いた状態で配置する場合でも、構
造の簡素化を図ることができ、製造が容易である。
【0057】請求項5の発明によれば、研磨布の裏側
に、複数本の球案内溝を平行に形成した案内板材を無端
ベルト側に対して進退可能な状態で配置し、付勢部材の
付勢により案内板材を無端ベルト側に付勢し、球導入口
には屈曲接続部分から流下する球を複数列に整列する球
整列部材を設け、該球整列部材により整列した各球列の
先頭が上記案内板材の球案内溝とそれぞれ対応する位置
になるように配置したので、球を整列した状態で円滑に
揚送することができるとともに、球の清浄効果を高める
ことができる。
【0058】そして、研磨布を交換した直後に、研磨布
の球案内溝内への押し込みを偏らせることなくでき、球
案内溝内に一旦押し込まれてなじむと、その後の研磨布
の偏りの発生を抑制することができる。したがって、研
磨布の偏りを長期間に亘って防止することができる。
【0059】請求項6の発明によれば、球導入樋は遊技
機設置島の前後厚み方向に延在し、この球導入樋に、遊
技機設置島の長手方向に延在する第1揚送球供給樋を一
側から接続するとともに、遊技機設置島の長手方向に延
在する第2揚送球供給樋を他側から接続し、整列補助部
材の球当接面を断面略V字状に配置したので、第1,第
2揚送球供給樋の両方の樋から球を球揚送装置に供給す
ることができ、短時間で大量の球を揚送することがで
き、この場合に両側から向い合って流下してきた球を整
列補助部材により整列するので、球導入口への球の導入
を円滑に行うことができる。
【0060】請求項7の発明によれば、揚送球供給樋の
流路幅のうち、球導入口から遠い部分から流路幅の途中
までの範囲に球当接面を臨ませ、揚送球供給樋の傾斜下
端から流出する球のうち、球導入口から遠くで流出した
球を球当接面に当接するようにしたので、球が比較的導
入され難い揚送球供給樋よりの球導入口の端にも、球を
確実に供給することができる。したがって、球導入口の
幅方向に均一化して球を導入することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ遊技機を設置した遊技機設置島の概略
構成図である。
【図2】3つの設置島の接続状態を示す斜視図である。
【図3】3つの設置島の正面図である。
【図4】設置島に設置した球揚送装置の斜視図である。
【図5】(a)は蓋を開いた状態を、(b)は蓋を閉じ
た状態をそれぞれ示す球揚送装置の断面図である。
【図6】導入部カバー部材を取り付けた状態における屈
曲接続部の平面図である。
【図7】(a)は導入部カバー部材を取り外した状態に
おける屈曲接続部の平面図、(b)は導入部カバー部材
の平面図である。
【図8】(a)は導入部カバー部材の底面図、(b)は
導入部カバー部材の側面図である。
【図9】取り付けた導入部カバー部材を断面にした屈曲
接続部の平面図である。
【図10】(a)は基端寄りで整列補助部材を断面とし
た屈曲接続部の断面図、(b)は先端寄りで整列補助部
材を断面とした屈曲接続部の断面図である。
【符号の説明】
1 パチンコ遊技機 2 遊技機設置島 3 球揚送装置 4 フレーム 5 台間球貸機 6 上部タンク 7 球補給樋 10 球貯留タンク 11 貯留用球供給流路 12 枝樋 13 揚送球供給樋としても機能する球回収樋 14 球計数装置 15 球流下管 20 球揚送装置のベース 21 筺体 22 駆動ローラ 23 従動ローラ 24 無端ベルト 25 モータ 26 球導入口 27 球整列部材 28 球導入樋 29 球排出口 30 仕切り板 31 バックアップローラ 32 コイルスプリング 33 可動クランプ部材 34 固定クランプ部材 35 押圧スプリング 36 研磨布 37 案内板材 39 球案内溝 40 揚送路 41 整列補助部材 42 球当接面 43 異物除去孔 44 導入部カバー部材 45 ベース板 46 段差部 50 上面部 51 長孔 52 窓部 53 側面部 54 カバー 55 頂角 56 ボルト 60 供受給樋 61 球リフト装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向に複数の遊技機を並設し、これ
    らの遊技機で使用する球を揚送する球揚送装置を設けた
    遊技機設置島において、 前記球揚送装置は、上下方向に無端ベルトを掛け渡し、
    この無端ベルトの上昇側に対向する位置に研磨布を張設
    し、無端ベルトと研磨布との間に球を挟持した状態で無
    端ベルトを上昇させることにより、下部の球導入口から
    導入した球を揚送する構成とし、 前記球導入口の手前に設けた球導入樋に揚送球供給樋を
    屈曲した状態で接続し、この屈曲接続部分に、揚送球供
    給樋からの球を当接して流下方向を球導入樋側に変換す
    る球当接面を有する整列補助部材を設けたことを特徴と
    する遊技機設置島。
  2. 【請求項2】 屈曲接続部分には、球導入樋側の底面を
    揚送球供給樋側の底面よりも下げた段差部を形成し、こ
    の段差部よりも球導入樋側に、底面との間に球が通過し
    得る間隔を空けた状態で整列補助部材を設け、揚送球供
    給樋の傾斜下端の段差部から流出した球を整列補助部材
    の球当接面に当接させるようにしたことを特徴とする請
    求項1に記載の遊技機設置島。
  3. 【請求項3】 球当接面に対する垂線が揚送球供給樋の
    仮想軸線と球導入樋の仮想軸線とが交叉する交叉角のほ
    ぼ半分の位置を通るように、球当接面を揚送球供給樋並
    びに球導入樋に対して傾斜させたことを特徴とする請求
    項1または2に記載の遊技機設置島。
  4. 【請求項4】 屈曲接続部分を上方から覆う導入部カバ
    ーを設け、該導入部カバーに整列補助部材を取り付けて
    支持したことを特徴とする請求項1から3のいずれかに
    記載の遊技機設置島。
  5. 【請求項5】 研磨布の裏側に、複数本の球案内溝を平
    行に形成した案内板材を無端ベルト側に対して進退可能
    な状態で配置し、付勢部材の付勢により案内板材を無端
    ベルト側に付勢し、球導入口には屈曲接続部分から流下
    する球を複数列に整列する球整列部材を設け、該球整列
    部材により整列した各球列の先頭が上記案内板材の球案
    内溝とそれぞれ対応する位置になるように配置したこと
    を特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の遊技機
    設置島。
  6. 【請求項6】 球導入樋は遊技機設置島の前後厚み方向
    に延在し、この球導入樋に、遊技機設置島の長手方向に
    延在する第1揚送球供給樋を一側から接続するととも
    に、遊技機設置島の長手方向に延在する第2揚送球供給
    樋を他側から接続し、整列補助部材の球当接面を断面略
    V字状に配置したことを特徴とする請求項1から5のい
    ずれかに記載の遊技機設置島。
  7. 【請求項7】 揚送球供給樋の流路幅のうち、球導入口
    から遠い部分から流路幅の途中までの範囲に球当接面を
    臨ませ、揚送球供給樋の傾斜下端から流出する球のう
    ち、球導入口から遠くで流出した球を球当接面に当接す
    るようにしたことを特徴とする請求項1から6のいずれ
    かに記載の遊技機設置島。
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