JP2003199966A - 遊技用装置 - Google Patents

遊技用装置

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JP2003199966A
JP2003199966A JP2002001319A JP2002001319A JP2003199966A JP 2003199966 A JP2003199966 A JP 2003199966A JP 2002001319 A JP2002001319 A JP 2002001319A JP 2002001319 A JP2002001319 A JP 2002001319A JP 2003199966 A JP2003199966 A JP 2003199966A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 揚送路内の遊技球を外部に抜き取ることな
く、遊技球清浄手段の着脱作業を容易に行うことが出来
るようにした遊技用装置を提供すること。 【解決手段】 遊技機における遊技に使用する遊技球を
循環使用するために前記遊技球を揚送する遊技球揚送手
段と、該遊技球揚送手段により揚送される前記遊技球を
連なった状態で上方に案内する揚送路289と、該揚送
路289内の前記遊技球を清浄する遊技球清浄手段41
8と、を備える遊技用装置において、遊技球清浄手段4
18が着脱自在に装着されるとともに、装着された前記
遊技球清浄手段418を取り外すために前記揚送路28
9の一部が分離自在に構成されており、該分離自在な揚
送路414よりも上方の揚送路460内にある遊技球の
落下を防止する遊技球落下防止手段461を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技球を清浄する
遊技球清浄手段を備える遊技用装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】遊技用装置の一例として封入式遊技機を
含む遊技用装置においては、遊技機内部に封入された遊
技球を、打球発射操作部を操作して繰り返し弾発発射
し、遊技領域に打ち込むことにより遊技が行われ、遊技
領域に設けられた入賞領域に入賞した場合には、景品球
の代わりに遊技者に得点(持点)が付与される構成とさ
れている。また、係る遊技機の内部空間内に封入された
遊技球には内部で循環している間に汚れが付着する。こ
の汚れは球詰まりなどの不都合を引き起こすため、この
種封入式遊技機の球循環経路中には研磨装置(遊技球清
浄手段)が取り付けられる。この研磨装置は、一対のリ
ールに巻回された帯状の研磨布を、球揚送装置(遊技球
揚送手段)によって揚送される遊技球に押し付けて磨
き、周囲に付着した汚れを落とす機能を奏するものであ
り、係る球磨きの方式としては封入式遊技機の如く研磨
装置を個々の遊技機に取り付けて遊技領域から回収され
た遊技球を遊技機個々に磨くものと、通常の遊技機が設
置される遊技機設置島では島毎に研磨装置を設けて、各
遊技機から回収された遊技球を島単位で一括して磨くも
のとがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、遊技球の汚
れが付着した研磨布は磨き機能が低下するため、モータ
(駆動手段)によって駆動側のリールを回転させること
により、定期的あるいは所定のタイミングで一定量ずつ
適宜移動させ、遊技球に当接している部分を更新する必
要がある。そして、巻き終わった場合には研磨布自体を
交換する必要があるが、リールや研磨布をカセット式の
収納ケース内に収納し、これを遊技球の揚送路に隣接し
た装着部に着脱自在に取り付けるようにして、収納ケー
スを交換する方式が考案されている。
【0004】このような収納ケースを交換する際におい
て、その揚送路内の遊技球が、収納ケースを取り外した
部分から落下してしまうので、揚送路内の遊技球を抜き
取ってから交換作業をしなければならず、交換作業する
のが手間であった。
【0005】本発明は、係る従来の技術課題を解決する
ために成されたものであり、揚送路内の遊技球を外部に
抜き取ることなく、遊技球清浄手段の着脱作業を容易に
行うことが出来るようにした遊技用装置を提供するもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の遊技用装置は、遊技機における遊技に使用
する遊技球を循環使用するために遊技球を揚送する遊技
球揚送手段と、該遊技球揚送手段により揚送される遊技
球を連なった状態で上方に案内する揚送路と、該揚送路
内の遊技球を清浄する遊技球清浄手段と、を備える遊技
用装置において、前記遊技球清浄手段が着脱自在に装着
されるとともに、装着された前記遊技球清浄手段を取り
外すために前記揚送路の一部が分離自在に構成されてお
り、該分離自在な揚送路よりも上方の揚送路内にある遊
技球の落下を防止する遊技球落下防止手段を備えること
を特徴としている。この特徴によれば、分離自在な揚送
路よりも上方の揚送路内の遊技球を落下させることなく
遊技球清浄手段を取り外すことが出来るため、揚送路内
の遊技球を外部に抜き取る等の手間をかけることなく、
遊技球清浄手段を容易に交換することが出来る。
【0007】本発明の遊技用装置は、所定の払出条件の
成立に基づいて遊技球を払出する遊技球払出部と、該遊
技球払出部から払出された遊技球が待機する遊技球待機
部と、を備え、該遊技球待機部に待機する遊技球を用い
て遊技を行う遊技機を含む遊技用装置において、前記遊
技球待機部から溢れ出た遊技球および前記遊技球待機部
が待機中の遊技球にて満杯状態である場合において前記
遊技球払出部から払出された遊技球が通過する溢れ遊技
球通路と、該溢れ遊技球通路を通過する遊技球を検出す
る溢れ遊技球検出手段と、該溢れ遊技球検出手段におけ
る遊技球の検出に基づき、該検出された遊技球数を遊技
に使用可能な遊技球数として加算更新する加算更新手段
と、該加算更新手段により加算された遊技球数を記憶す
る記憶部と、少なくとも前記溢れ遊技球検出手段にて検
出された遊技球を前記遊技球払出部に導く遊技球環流経
路と、該遊技球環流経路の一部を構成するとともに、遊
技球揚送手段により揚送される遊技球を連なった状態で
上方に案内する揚送路内の遊技球を清浄する遊技球清浄
手段と、を備え、前記遊技球清浄手段が着脱自在に装着
されるとともに、装着された前記遊技球清浄手段を取り
外すために前記揚送路の一部が分離自在に構成されてお
り、該分離自在な揚送路よりも上方の揚送路内にある遊
技球の落下を防止する遊技球落下防止手段を備えること
を特徴としている。この特徴によれば、分離自在な揚送
路よりも上方の揚送路内の遊技球を落下させることなく
遊技球清浄手段を取り外すことが出来るため、揚送路内
の遊技球を外部に抜き取る等の手間をかけることなく、
遊技球清浄手段を容易に交換することが出来る。
【0008】本発明の遊技用装置は、遊技者が指触不能
な状態で遊技球が内封されている封入式遊技機を含む遊
技用装置において、前記封入式遊技機における遊技に使
用する遊技球を循環使用するために遊技球を揚送する遊
技球揚送手段と、該遊技球揚送手段により揚送される遊
技球を連なった状態で上方に案内する揚送路と、該揚送
路内を揚送される遊技球を清浄する遊技球清浄手段と、
を備え、前記遊技球清浄手段が着脱自在に装着されると
ともに、装着された前記遊技球清浄手段を取り外すため
に前記揚送路の一部が分離自在に構成されており、該分
離自在な揚送路よりも上方の揚送路内にある遊技球の落
下を防止する遊技球落下防止手段を備えることを特徴と
している。この特徴によれば、分離自在な揚送路よりも
上方の揚送路内の遊技球を落下させることなく遊技球清
浄手段を取り外すことが出来るため、揚送路内の遊技球
を外部に抜き取る等の手間をかけることなく、遊技球清
浄手段を容易に交換することが出来る。
【0009】本発明の遊技用装置は、前記分離自在な揚
送路は、装着された前記遊技球清浄手段から離間する方
向に移動自在に設けられていることが好ましい。このよ
うにすれば、遊技球清浄手段を取り外す際において、揚
送路を一時的に遊技球清浄手段から離間する方向に退避
させておくことが出来るため、揚送路内の遊技球が遊技
球清浄手段に干渉せずに、遊技球清浄手段の取り付け、
取り外しが容易になる。
【0010】本発明の遊技用装置は、前記遊技球落下防
止手段は、前記分離自在な揚送路よりも上方の揚送路内
の遊技球を下方から受け支え出来るように設けられた支
持部材により構成されていることが好ましい。このよう
にすれば、分離自在な揚送路よりも上方の揚送路からの
遊技球の落下を確実に防止することが出来る。
【0011】本発明の遊技用装置は、前記支持部材は、
その先端部が前記揚送路に対して進退自在に設けられて
いるとともに、前記先端部は先細り形状に形成されてい
ることが好ましい。このようにすれば、支持部材が揚送
路に対して進退自在に設けられているため、必要に応じ
て支持部材により揚送路内の遊技球を落下不能に支持す
ることが出来るばかりか、支持部材の先端が先細り形状
に形成されていることで、揚送路内の遊技球間に支持部
材を容易に挿入して遊技球の下方から受け支えすること
が出来る。
【0012】本発明の遊技用装置は、前記支持部材にお
ける遊技球の支持面が、略上向き凹状に形成されている
ことが好ましい。このようにすれば、支持部材により遊
技球を安定して支持できる。
【0013】本発明の遊技用装置は、前記揚送路におけ
る前記遊技球清浄手段が位置する通路部分以外の遊技球
を連なった状態で揚送する通路部分は、遊技球が外部に
露出しないように構成されていることが好ましい。この
ようにすれば、揚送路内へのゴミや塵等の進入が効果的
に防止される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態を説明する。
【0015】(実施例1)図1は、本実施例の遊技用装
置であるパチンコ機2が設置された単体島1を示す外観
正面図であり、図2は、本実施例の遊技用装置に含ま
れ、単体島1に設置されているパチンコ機2を示す外観
正面図であり、図3は、本実施例のパチンコ機2に設け
られている打球待機皿220を示す上面図であり、図4
は、本実施例のパチンコ機2の裏面側に設けられている
遊技球の循環経路を示す背面図である。
【0016】まず、本実施例の遊技用装置である単体島
1には、図1に示すように、遊技機であるパチンコ機2
と、該パチンコ機2に対応して遊技用記録媒体であるプ
リペイドカードや会員カードを挿入することで、前記パ
チンコ機2より遊技球であるパチンコ球の貸し出しが実
施されて遊技が実施可能となるカードユニット3とが設
けられている。
【0017】また、本実施例1の単体島1には、前記パ
チンコ機2の上方位置に、該パチンコ機2での大当りの
回数や、前回の大当り終了時からの始動回数や、遊技に
より遊技者が獲得した遊技球数であるクレジット球数や
遊技の中断時間や、図17に示すようにクレジット球を
途中精算する際に、途中精算された球数と、途中計算分
を含めた、遊技者が所有する全ての球数(打球待機皿2
20上の遊技球は除く)等が画面を分割するようにして
表示されるようにしたり、精算時に後述する精算カード
が発券されていることを、遊技者にわかりやすく示すよ
うに後述するカード発券口523方向を示す矢印が表示
される情報表示装置228が設けられているとともに、
該情報表示装置228の更に上部位置には、前記クレジ
ット球数の大きさを点灯状態にて表示するアナログ表示
器600が、また、前記情報表示装置228の側方位置
には、精算時や中断時において前記クレジット球数が記
録された精算用記録媒体である精算カードや中断用記録
媒体である中断カードが発行されるカード発券口523
と、精算時や遊技中断時において、前記精算カードや中
断カードの発行が可能であることを報知するための発券
LED524並びにカード発行させるために遊技者が操
作するための発券ボタン525と、遊技途中にクレジッ
ト球の途中精算を行いたいときに操作される途中精算ボ
タン605とが設けられているとともに、前記カード発
券口523の内方位置には、前記精算カードや中断カー
ドを発行するカードリーダライタ224が連設されてい
る。
【0018】本実施例に用いた前記アナログ表示器60
0は、個々に個別点灯が可能な独立した5つの表示部が
連設された構成とされており、1つ1つの表示部内部に
LEDが収容されていて、前記クレジット球数が所定の
数値、本実施例では1000個毎に左側の表示部から1
つずつ順次点灯するようになっており、全ての表示部が
点灯されることで、5000個以上のクレジット球数が
クレジットされていることになり、このようにすること
で、従来のパチンコ機では出球を収容した球箱容器が遊
技者の足下に載置されるため、おおよその出球数を把握
できていたのと同様に、そのパチンコ機2にて遊技して
いる遊技者が獲得したおおよそのクレジット球数を遊技
者のみならず、他の遊技者や係員が把握できるようにな
っている。また、後述する特別遊技状態、いわゆる大当
り時には前記5つの表示部が全て点滅されて、特別遊技
状態となっていることを報知するようになっている。
【0019】尚、本実施例では、前述のように、1表示
部が点灯される所定の数値を1000としているが、本
発明はこれに限定されるものではなく、これら所定の数
値は適宜に決定すれば良いとともに、これら所定の数値
を設定するための設定部を設けて、可変設定可能とする
こと等は任意とされる。
【0020】また、本実施例では、点灯順序として左側
の表示器から順次点灯するようになっているが、その点
灯態様については限定されるものではなく、逆に右方向
から点灯するようにしても良いし、或いは、前記アナロ
グ表示器が縦方向に表示部が連設された構成である場合
には下方から点灯するようにしても良い。
【0021】なお、前記情報表示装置228では、前記
クレジット球数の表示に加えて、パチンコ機2での大当
りの回数や前回の大当り終了時からの始動回数や遊技の
中断時間等を選択表示できるようになっているが、クレ
ジット球数のみを個別の表示装置にて表示するようにし
ても良い。
【0022】次に、本実施例の遊技機であるパチンコ機
2について説明すると、該パチンコ機2は、図2に示す
ように、額縁状に形成されたガラス扉枠201を有し、
遊技機の略中央位置には打球待機皿220が突設した態
様にて設けられている。また、該打球待機皿220の下
部には、該打球待機皿220に待機するパチンコ球を発
射するための打球操作ハンドル240が設けられてい
る。
【0023】前記打球待機皿220の上面には、図3に
示すように、所定数のパチンコ球を待機球として一時貯
留するとともに、その待機球の流下方向下部位置が細幅
とされて、前記打球操作ハンドル240の操作によりパ
チンコ球を打ち出す揺動ハンマ293’へ待機球を供給
する待機球供給樋へ待機球を整列移送する皿部221が
設けられているとともに、該皿部221の上面は、蝶番
226により開閉可能に取り付けられた透明な開閉蓋2
25にて覆われていて、該皿部221内に待機している
パチンコ球の貯留状態を目視にて確認できるようになっ
ているとともに、該開閉蓋225を開けることで外部に
取り出したパチンコ球等を直接投入することができるよ
うになっている。尚、本実施例では、前記開閉蓋225
の開成角度は、前記開閉蓋225からのパチンコ球の取
出を不容易化するために約45度程度に規制されている
が、本発明はこれに限定されるものではない。
【0024】また、前記皿部221の待機球の流下方向
中央部位置には、待機球の存在を検出する待機球検出セ
ンサ222が設けられていて、該待機球検出センサ22
2による検出情報に基づいて、前記クレジット球数から
のパチンコ球の優先的な自動払い戻しや、プリペイドカ
ードや会員カードにより遊技用価値であるプリペイド度
数からのパチンコ球の自動貸し出しが実施されるととも
に、前記待機球供給樋へ通じる流路にはシャッタ245
を備えた待機球排出口244が設けられていて、該シャ
ッタ245がソレノイド245’にて開放されること
で、図4に示すように、前記皿部221上の待機球が待
機球排出口244より流入して待機球排出通路277を
通じてパチンコ機2の裏面下部に設けられているクレジ
ット球スイッチ283に送られて検出され、該待機球が
クレジット球数に加算されるようになっている。
【0025】この皿部221が漸次細幅となる打球待機
皿220の上面には、図3に示すように、遊技者により
前記カードユニット3に設けられた後述するカード挿入
口305に挿入されたプリペイドカードや会員カードの
記録情報により特定される該カードに残存する大きさの
遊技用価値であるプリペイド度数を表示するためのカー
ド残高表示部227と、前記情報表示装置228と同様
に遊技に使用可能なパチンコ球数であるクレジット球数
を表示するためのクレジット表示部223と、遊技の開
始または後述する自動球貸モードが未セットであって前
記クレジット表示部223に表示されているクレジット
球数が「0」になった際等に押圧操作されて、前記カー
ド残高表示部227に残度数が存在する場合に所定数
(本実施例では125球)のパチンコ球の貸し出しを受
けるために操作される球貸ボタン231と、前記待機球
検出センサ222の待機球の検出状況に基づいてパチン
コ球の自動貸し出しがなされる自動球貸モードの設定/
解除するための自動球貸ボタン232と、該自動球貸ボ
タン232による自動球貸の設定がなされている際に点
灯される自動球貸ランプ233と、中断時に操作される
ことで所定の中断処理が実施される中断ボタン235
と、該中断ボタン235の操作による中断時に点灯され
る中断中ランプ236と、前記カードユニット3に挿入
されているプリペイドカードや会員カードを返却する際
に操作される返却ボタン234と、遊技を終了して精算
を実施する際に操作され、打球待機皿220に貯留され
ているパチンコ球を計数してクレジット球に加算するた
めの計数ボタン238と、が設けられており、これら各
部は打球待機皿220内部に設けられている第1操作基
板229上に実装されている。
【0026】また、本実施例では、前記計数ボタン23
8が操作されると、打球待機皿220に貯留されている
パチンコ球を計数してクレジット球に加算し、発券ボタ
ン525を操作することで記憶されているクレジット球
数を精算することが出来るようになっており、計数ボタ
ン238が操作された後には、クレジット球数による遊
技を行えないようになっている。
【0027】また、パチンコ機2の下部中央位置には、
図2、図4に示すように、遊技にて獲得したクレジット
球をパチンコ機2の外部に取り出すための外部取出口2
49が設けられており、前記打球待機皿220の右側方
上部位置に設けられている外部払出ボタン239を操作
することにより、該外部払出ボタン239を操作してい
る間において、前記クレジット表示部223に表示され
ているクレジット球が前記外部取出口249から排出さ
れる。尚、この外部取出口249の下部位置には、該外
部取出口249から排出されるパチンコ球を貯留するた
めの貯留箱251が配置されていることを検知するため
の取出準備検出センサ250が設けられていて、該取出
準備検出センサ250による貯留箱251の検出がない
場合には、前記外部取出口249からパチンコ球が排出
されないようになっている。
【0028】本実施例に用いた前記取出準備検出センサ
250は磁気近接センサとされており、貯留箱251の
長手方向中央上部に永久磁石からなる被検出部250’
を設けることで、該被検出部250’が図2中の二点鎖
線に示すように、外部取出口249の下方所定位置に載
置されることで、前記取出準備検出センサ250が被検
出部250’を検出するようになっている。尚、本実施
例では前記取出準備検出センサ250として磁気を検知
する近接センサを用いているが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、例えばこれら取出準備検出センサと
して、赤外線を照射してその反射を検知するような、い
わゆるフォトセンサを用いることもでき、これら取出準
備検出センサとしては、貯留箱251の所定位置への配
置の有無を確認できるものであれば任意のセンサを用い
ることができる。
【0029】尚、パチンコ機2の上端部左位置には、後
述する上部貯留タンク260に貯留されているパチンコ
球が所定の貯留上限量に達していることを報知するため
の満タン報知ランプ241と、後述する球切れセンサ2
63による球検出がなされないことによる球切れを報知
するための球切れランプ242とが設けられていて、係
員等がパチンコ機2内のパチンコ球の量を外部より確認
できるようになっている。
【0030】前記ガラス扉枠201の後方には、遊技盤
202が着脱可能に取り付けられている。また、遊技盤
202の前面には遊技領域203が設けられている。こ
の遊技領域203の上部中央付近には、「特別図柄」と
呼ばれる複数種類の識別情報が可変表示される第1可変
表示部204が設けられている。また、遊技領域203
の下部中央付近には、特定入賞口213aと通常入賞口
213bとが形成され、電源投入により常時回転する回
転円盤213を内部に備えた振分装置212が設けられ
ている。また遊技領域203には、複数の通常入賞口2
09や通過ゲート206、始動入賞口207、第1可変
入賞球装置210が設けられているとともに、遊技領域
203の下部には、いずれの入賞口にも入賞しなかった
パチンコ球を回収するアウト口217が形成されてい
る。
【0031】また、遊技盤202の上方には、遊技者が
獲得したクレジット球数を表示するクレジット表示器6
04が設けられており、前記情報表示装置228や、ク
レジット表示部223と同様にクレジットを表示するよ
うになっている。
【0032】通常、遊技中には、前記情報表示装置22
8と、クレジット表示器604とで同様の情報、すなわ
ちクレジット球数を表示するようになっているが、後述
する途中精算時には、図17に示すように、前記情報表
示装置228には、途中精算された球数と、途中精算さ
れた球数と途中精算されずにクレジットに残っているク
レジット球数とを合算した総獲得遊技球数とが表示さ
れ、クレジット表示器604には、途中精算された後の
残存するクレジット球数が表示されるようになってい
る。
【0033】尚、クレジットされているクレジット球数
が全て精算された場合には、クレジット表示器604の
表示は「0」となり、また、クレジット球数を記憶する
記憶部の値も「0」となる。
【0034】尚、本実施例1のパチンコ機2における遊
技盤202には、一般的なパチンコ機における遊技盤よ
りも大径の遊技盤を用いており、このように大径の遊技
盤202を用いることで、本実施例では、第1種遊技を
実施可能とするための役物として始動入賞口207や第
1可変表示部204等とともに、第3種遊技を実施可能
とするための役物である振分装置212等を設けて、第
1種遊技と第3種遊技の双方の遊技を実施できるように
している。このようにすることは、遊技者が複数の遊技
プロセスにて遊技を行うことができ、遊技者の興趣を大
幅に向上させることができることから好ましいが、本発
明はこれに限定されるものではない。
【0035】前記打球操作ハンドル240が操作される
と、図4に示すように遊技機の背面下部に設けられてい
る後述する打球発射モータ293が駆動され、これに伴
い揺動ハンマ293’が揺動して打球待機皿220に待
機する待機球が順次、遊技領域203内へ発射される。
この際、この発射速度は、前記打球操作ハンドル240
の回動量にて遊技者が調節することができる。これら発
射されたパチンコ球は、打球発射レール247を通って
誘導レール247’に誘導されて遊技領域203に入
り、その後、遊技領域203を流下していく。この際、
発射勢いが弱すぎて前記遊技領域203に達しなかった
パチンコ球は、図2に示すように、ファール口248に
回収され、ファール口248に回収されたファール球
は、打球待機皿220に待機している球をクレジット球
として計数する際に待機球が流入する待機球排出口(図
示略)に繋がる待機球合流口(図示略)からファール球
合流口248’へ至り、ファール球合流口248’から
クレジット球通路275へ流下してクレジット球スイッ
チ283で検出されてクレジット加算された後、パチン
コ機2の背面側下部位置に設けられた回収球タンク28
4に回収される。
【0036】このように、ファール球の通路を待機球が
排出される通路と合流させて、クレジット球スイッチ2
83に検出させるようにすることは、ファール球用や待
機球の計数用に個別の検出スイッチを設ける必要がな
く、スイッチの数を少なくすることができ、遊技用装置
の構成を簡素化でき、製造するコストを削減することが
出来ることから好ましいが、本発明はこれに限定される
ものではなく、前記ファール球並びに待機球の計数用の
検出スイッチをクレジット球スイッチ283とは個別に
設けるようにしても良い。
【0037】また、本実施例では、ファール球の通路と
待機球排出の通路とを合流させるようになっているが、
本発明はこれに限定されるものではなく、これらファー
ル球の通路と待機球排出の通路とを個別に設け、それぞ
れの通路に検出スイッチを設けるようにしても良い。
【0038】また、前記遊技領域203に打ち込まれ、
いずれの入賞口にも入賞しなかったパチンコ球はアウト
口217に回収され、図4に示すように、遊技領域20
3の各入賞口に入賞した入賞球とともにパチンコ機2の
背面側の打込球合流樋257により収集されて打込球検
出スイッチ279にて検出された後、前記回収球タンク
284に回収される。
【0039】また、前記遊技領域203に打ち込まれた
パチンコ球が通常入賞口209に入賞すると、入賞した
パチンコ球は図2に示す通常入賞球検出スイッチSW3
に検出されて所定の賞球が前記打球待機皿220に払い
出されるとともに、図4に示すように、前記打込球合流
樋257に送られて打込球検出スイッチ279に検出さ
れた後、前記回収球タンク284に回収される。
【0040】また、前記遊技領域203に打ち込まれた
パチンコ球が通過ゲート206を通過すると、ゲートス
イッチSW1がパチンコ球の通過を検出し、図示しない
可変表示部の可変表示が開始する。
【0041】この可変表示部の可変表示動作後の表示結
果が予め定められた特定の表示結果となった場合に、遊
技領域203の略左下方部に形成されている始動入賞口
207に設けられた可動片208が所定時間開成してパ
チンコ球が始動入賞口207に入賞し易い遊技者にとっ
て有利な状態となる。
【0042】この始動入賞口207にパチンコ球が入賞
すると、入賞したパチンコ球が始動入賞球検出スイッチ
SW2に検出され、第1可変表示部204において全特
別図柄が可変表示(変動表示)を開始する。そして、そ
の後、左、中、右の特別図柄が停止し、その停止表示結
果が予め定められた特定の表示態様(たとえば777)
となった場合に、第1種特定遊技状態(大当り状態)が
発生する。このように大当り状態が発生した場合には、
第1可変入賞球装置210に設けられた開閉板211が
開成して遊技者にとって有利な第1の状態となる。この
第1の状態は、所定期間(たとえば30秒間)の経過ま
たはパチンコ球の所定個数(たとえば10個)の入賞の
うちいずれか早い方の条件が成立することにより終了
し、その後、遊技者にとって不利な第2の状態、すなわ
ち前記開閉板211が閉じた状態となる。前記第1可変
入賞球装置210の内部には、通常入賞口と特定入賞口
(Vポケット)とが設けられており、第1の状態となっ
ている第1可変入賞球装置210の内部に進入したパチ
ンコ球が前記特定入賞口に入賞して特定入賞球検出スイ
ッチ(Vカウントスイッチ)SW5により検出されれ
ば、その回の第1の状態の終了を待って前記第2の状態
から前記第1の状態に制御する繰返し継続制御が行なわ
れる。この繰返し継続制御の上限回数は例えば15回と
定められている。
【0043】また、前記始動入賞口207に入賞し、始
動入賞球検出スイッチSW2に検出されたパチンコ球
は、前記通常入賞口209と同様に前記打込球合流樋2
57にて収集され、打込球検出スイッチ279に検出さ
れて前記回収球タンク284に回収される。また、前記
第1可変入賞球装置210内部に進入し、前記通常入賞
口に入賞して通常入賞球検出スイッチSW4に検出され
たパチンコ球も、他の入賞球と同様に前記打込球合流樋
257にて収集され、打込球検出スイッチ279に検出
されて前記回収球タンク284に回収される。更に、前
記第1可変入賞球装置210内部に進入し、前記特定入
賞口に入賞して特定入賞球検出スイッチSW5に検出さ
れたパチンコ球も、他の入賞球と同様に前記打込球合流
樋257にて収集され、打込球検出スイッチ279に検
出されて前記回収球タンク284に回収される。
【0044】また、前記遊技領域203に打ち込まれた
パチンコ球が前記振分装置212の内部に進入し、回転
円盤213の通常入賞口213bに入賞すると、入賞し
たパチンコ球は通常入賞球検出スイッチSW7にて検出
され、回転円盤213の特定入賞口213aに入賞する
と、入賞したパチンコ球は特定入賞球検出スイッチSW
6に検出される。これら各検出スイッチにて検出された
後、各入賞球は他の入賞球と同様に前記打込球合流樋2
57にて収集され、打込球検出スイッチ279に検出さ
れて前記回収球タンク284に回収される。
【0045】また、前記特定入賞球検出スイッチSW6
によるパチンコ球の検出に基づき第3種特定遊技状態
(大当り状態)が発生する。
【0046】第3種特定遊技状態が発生した場合には、
前記した第1種特定遊技状態と同様に、第1可変入賞球
装置210に設けられた開閉板211の開成と閉鎖を繰
り返すようになっており、この繰返し継続制御の上限回
数は例えば15回と定められている。
【0047】また、特定入賞球検出スイッチSW6に検
出されたパチンコ球も、前記各入賞球と同様に前記打込
球合流樋257にて収集され、打込球検出スイッチ27
9に検出されて前記回収球タンク284に回収されるよ
うになっており、該打込球合流樋257には、前記遊技
領域203に打ち込まれたパチンコ球全てが排出されて
収集され、該パチンコ球全てが前記打込球検出スイッチ
279にて検出されるようになっており、これら打込球
検出スイッチ279により検出された球数を積算するこ
とで打込球数を把握できるようになっている。また、前
記SW2〜SW7によりパチンコ球が検出されると、予
め各検出スイッチ毎に設定された賞球数分のパチンコ球
が、後述する球切払出装置265により前記打球待機皿
220に向けて払出される。
【0048】また、これら打込球合流樋257により収
集され、前記打込球検出スイッチ279にて検出された
各入賞球(セーフ球)並びに前記アウト口217より回
収されたアウト球は、図4に示すように、打込球回収路
258を通じてパチンコ機2の裏面下部位置にパチンコ
球を貯留可能とされた回収球タンク284へ移送、回収
される。
【0049】このように、打込球回収路258を設けて
遊技に使用された入賞球(セーフ球)並びにアウト球を
回収球タンク284へ移送、回収するようにすること
は、これらの遊技に使用された球も後述する遊技球揚送
手段としての揚送装置288にて揚送されて循環使用さ
れるようになるため、パチンコ機2内部のパチンコ球を
有効に使用することが可能となるとともに、一度使用さ
れる毎に清浄化されるようになって遊技盤面や各通路が
汚れ難くなることから好ましいが、本発明はこれに限定
されるものではない。
【0050】本実施例のパチンコ機2の裏面側上面に
は、図4に示すように、後述する球流路上に配置される
形で後述する入賞に基づく賞球の付与や前記各種抽選の
実施等を行う遊技制御基板296や、該遊技制御基板2
96の側方位置に、該遊技制御基板296に接続されて
賞球の払出や前記クレジット球数の算出処理やクレジッ
ト球の払戻処理や精算処理や中断処理等の各種処理を実
施する持点制御基板291が設けられているとともに、
これら各基板の上部位置となるパチンコ機の略中央位置
には、前記第1可変表示部204の後方に位置するよう
に、表示制御基板297が設けられている。
【0051】また、前記表示制御基板297と遊技制御
基板296並びに持点制御基板291との間には、前記
遊技制御基板296に接続されて、遊技効果ランプや球
切れランプ242等の点灯制御を実施するランプ制御基
板298や、スピーカから出力される音声の制御を行う
音声制御基板299が設けられているとともに、前記表
示制御基板297の側方位置には、前記遊技制御基板2
96から出力される大当り信号(特賞信号)や、前記始
動入賞口207にパチンコ球が入賞した再に信号が出力
される始動入賞信号や、前記第1可変表示部204の可
変表示が確定する毎に出力される回動確定信号が遊技機
外部の後述するホールコンピュータ102に外部出力さ
れる第2の情報端子基板255bが設けられている。
【0052】また、パチンコ機2の上部位置には、前記
持点制御基板291から所定の賞球数の払出に応じて出
力される賞球信号(賞球情報)や、所定の球貸数の払出
に応じて出力される球貸信号(球貸情報)や、後述する
打込球検出スイッチ279にて検出される遊技に使用さ
れた打込球が所定数となった毎に出力される打込信号
(打込情報)、並びに所定のクレジット球数の払戻に応
じて出力されるクレジット払戻信号(クレジット払戻情
報)が遊技機外部の後述するホールコンピュータ102
に外部出力される第1の情報端子基板255aが設けら
れている。
【0053】尚、本実施例では、図8に示すように、前
記パチンコ機2の255bに接続されているホールコン
ピュータ102に対し、前記精算処理において精算カー
ドに記録されたクレジット球数データや精算カードのI
Dデータが送信されて登録、管理されるようになってい
て、該ホールコンピュータ102に景品交換用のPOS
レジ101が接続されていることにより、精算処理にて
発行された精算カードをPOSレジ101に持参するこ
とで、前記クレジット球数を景品交換に使用できるよう
になっている。
【0054】本実施例のパチンコ機2の裏面下部位置に
は、前述のように、遊技に使用されて回収されたパチン
コ球を回収、貯留する回収球タンク284が、単体島1
側に配置される形態にて設けられている。この回収球タ
ンク284には、図4に示すように、前記打球待機皿2
20の皿部221に遊技球排出部である球切払出装置2
65より排出されて供給されたパチンコ球が一杯である
場合に、前記球流入口243より前記皿部221に流入
できずに溢れたパチンコ球が流下するクレジット球流路
275が接続されており、クレジット球流路275の下
方位置に設けられているクレジット球スイッチ283に
より検出されてクレジット球数に加算された後、前記回
収球タンク284内に貯留される。
【0055】また、前記回収球タンク284の上部側部
所定位置には、図4に示すように、回収球タンク284
内に貯留されているパチンコ球が所定の上限量に達した
ことを検出するための回収球満タン検出センサ285が
設けられており、該回収球満タン検出センサ285がパ
チンコ球を検出した場合においては、前記球切払出装置
265からのパチンコ球の排出が留保されるとともに、
後述する上部貯留タンク260に設けられている上部タ
ンク満タン検出センサ261によりパチンコ球の検出が
なされている場合において前記打球操作ハンドル240
の操作が無効とされて打球発射ができないように制御さ
れることで、回収球タンク284内部に更なるパチンコ
球が貯留されて、前記クレジット球スイッチ283等に
パチンコ球が停止してしまうことが防止されるようにな
っている。
【0056】これら回収球タンク284内に貯留された
パチンコ球は、図4に示すように、回収球タンク284
から延設される揚送球通路401に連設される循環経路
を構成する揚送装置288に供給される。この揚送装置
288には、パチンコ機2の上部位置に設けられている
上部貯留タンク260に繋がるように上下方向に架設さ
れた遊技球環流経路の一部を構成する2条の揚送路28
9が接続されているとともに、揚送装置288内に設け
られたスプロケット402が揚送モータ403により図
4中矢印方向に回転駆動されることで、揚送球通路40
1より供給されたパチンコ球が揚送路289に送り出さ
れて、揚送路289内を互いに連なった状態で上方に案
内された後、流下通路438を介して順次環流路259
へ移送され、該環流路259の経路上に設けられた上部
貯留タンク260に貯留されるようになっている。
【0057】また、前記揚送路289の経路中には、図
6、図7及び図20〜図25に示すように、揚送路28
9を移送されるパチンコ球を清浄する遊技球清浄手段と
しての研磨布418を有する研磨装置400が設けられ
ており、揚送装置288により揚送されパチンコ球が揚
送路289内を移送する途中で清浄されるようになって
いる。なお、この研磨装置400は、揚送装置288や
揚送路289とともに取付ベース404を介してユニッ
ト化されて単位島1側に設けられており、このユニット
を取り付けた後に、回収球タンク284を取付けるよう
になっている。
【0058】なお、本実施例における揚送路289は、
通路内部へゴミや塵等が容易に進入しないように、揚送
するパチンコ球の周囲を覆うように構成される筒状の樋
部材により構成されている。
【0059】このように、揚送装置288と、揚送路2
89と、研磨装置400とをユニット化して遊技機設置
構造体としての単位島1に設けることで、パチンコ機2
を交換する際に、前記揚送装置288と、揚送路289
と、研磨装置400とを単位島1に残したままリサイク
ル使用し、パチンコ機のみを交換することが可能とな
り、これにより遊技島全体のコストを下げることが出来
る。なお、研磨装置400及びその周辺の構造の詳細に
関しては後述することとする。
【0060】この研磨装置400にて研磨(清浄化)さ
れて揚送路289を通じて上方に揚送されたパチンコ球
は、環流路259の経路上に設けられた上部貯留タンク
260に貯留されていく。
【0061】この上部貯留タンク260には、図4に示
すように該上部貯留タンク260に貯留されているパチ
ンコ球が所定の上限量に達したことを検出するための上
部タンク満タン検出センサ261が設けられており、こ
の上部タンク満タン検出センサ261にてパチンコ球が
検出された場合において、前記揚送装置288によるパ
チンコ球の揚送が停止されるように制御される。
【0062】上部貯留タンク260下部位置には、パチ
ンコ機2の裏面右部に設けられている球切払出装置26
5へ貯留されているパチンコ球を導く環流路259が設
けられているとともに、該環流路259の経路中には、
上部貯留タンク260に貯留されているパチンコ球をパ
チンコ機2下部位置の前記回収球タンク284に球抜通
路273を通じて流下させるための球抜弁262が設け
られているとともに、前記球切払出装置265の上流直
上位置には、球切払出装置265へ供給されるパチンコ
球の有無を検出する球切れセンサ263が設けられてお
り、該球切れセンサ263によるパチンコ球の検出がな
い場合においては、前記球切払出装置265によるパチ
ンコ球の払出が留保されるとともに、該球切れが前記球
切れランプ242の点灯により報知される。
【0063】この本実施例に用いた球切払出装置265
並びに球切払出装置265周辺の流路を図5に示す。本
実施例の球切払出装置265内には、その一面にパチン
コ球を収容可能な切り欠き部が形成された球切り部(図
示略)を有し、伝達ギア(図示略)を介して駆動モータ
450にて回動されることにより1回転にて3つの球を
下流側に排出可能なスプロケット452と、該スプロケ
ット452から排出されたパチンコ球の進路を、ソレノ
イド269の動作にて払出経路266或いは取出球通路
276に切り替える経路切替弁268と、該経路切替弁
268の直下に設けられ、前記払出経路266を流下す
るパチンコ球を検出するための払出球検出スイッチ28
1と、前記取出球通路276を流下するパチンコ球を検
出するための減算スイッチ270と、が設けられてお
り、前記駆動モータ450により前記スプロケット45
2の回転を適宜制御するとともに、前記ソレノイド26
9の動作を適宜に制御することで、所定数のパチンコ球
が前記払出経路266或いは取出球通路276のいずれ
かに排出される。
【0064】前記スプロケット452は、球切払出装置
265の上部よりパチンコ球が流入する2条の各々に設
けられており、各条のスプロケット452が60度ず
つ、互いにずれて設けられることで、2条で球切払出装
置265に流下してくる球を交互に流下させて、該2条
で流入したパチンコ球を、前記スプロケット452の下
流位置で1条に合流させて払出経路266もしくは取出
球通路276へ確実に流下させることが出来るようにな
っている。
【0065】この払出経路266に流下した球は、前記
打球待機皿220へ払い出され、打球待機皿220が満
杯の状態である場合には、前記クレジット球通路275
を通り、前記クレジット球スイッチ283で検出されて
クレジット加算された後、前記回収球タンク284へ流
下するようになっていて、一方、取出球通路276に流
下した球は前記外部取出口249へ流下して外部に取り
出されるようになっている。
【0066】尚、図4中の282は、パチンコ機2の前
記ガラス扉枠201の開閉を検知するためのドア開閉検
出スイッチである。
【0067】これら球切払出装置265によるパチンコ
球の払出状況、特に経路切替の状況について図5に基づ
き説明すると、まず、図5(a)は、クレジット球を前
記打球待機皿220に払い戻す際の状況を示したもので
あり、(賞球及び球貸しも同様の状況で払い出される)
前記スプロケット452から排出されたパチンコ球は、
その進路を変更されることなく払出経路266を流下
し、払出球検出スイッチ281にて検出されてクレジッ
ト球数が減算更新された後、前記球流入口243より打
球待機皿220の前記皿部221内に流入するか、或い
は前記皿部221が満タンならば前記クレジット球流路
275を流下して前記クレジット球スイッチ283に検
出されてクレジット加算されて回収球タンク284内に
貯留される。
【0068】また、図5(b)は、クレジットされてい
る球を外部取出する際の状況を示したものであり、前記
スプロケット452から排出されたパチンコ球は、前記
経路切替弁268によりその進路を取出球通路276に
変更され、該取出球通路276を流下する途中で前記減
算スイッチ270にて検出され、クレジット球数が減算
更新された後、外部取出口249からパチンコ機2の外
へ排出されるようになっている。
【0069】これら前記打球待機皿220に排出された
パチンコ球は、前述のように、遊技に使用されて前記打
込球合流樋257並びに打込球回収路258を通じて回
収球タンク284内に貯留され、遊技に使用されなかっ
たファール球も前記クレジット球流路275に合流して
最終的に回収球タンク284内に貯留されるようになっ
ており、このように全てのパチンコ球が該回収球タンク
284に収集され、揚送球として貯留され、前記揚送装
置288にて上部貯留タンク260に揚送されること
で、循環使用される。
【0070】これら本実施例のように、前記経路切替弁
268を設けてスプロケット452から排出されたパチ
ンコ球の進路を適宜に切り替えるようにすることは、前
記スプロケット452を有する球切払出装置265を1
つのみとすることができ、装置を簡素化できることから
好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、
これら所定数のパチンコ球の払い出しを行う払出装置を
個々の経路毎に設けるようにしても良い。
【0071】尚、本実施例では、払出通路を前記打球待
機皿220に通じる払出経路266と、外部払出口24
9に通じる取出球通路276とに分けるようにしてお
り、このようにすることで通路切替を1つのみとするこ
とができ、遊技用装置の構成を簡素化できることから好
ましいが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0072】また、本実施例では、前記スプロケット4
52の回転制御により所定数のパチンコ球を排出可能と
された球切払出装置265を用いているが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、これら遊技球払出部とし
ては、所定数のパチンコ球の払い出しを行うことのでき
るものであれば任意のものを使用できる。
【0073】前記取出球通路276の下方位置には、図
4に示すように、取出球通路276の球詰まりを検出す
る球詰まりセンサ519が係止爪520により係止され
て、着脱可能に設けられており、球詰まりが検出された
場合には、球の払戻を停止するようになっている。
【0074】次に、この本実施例にて使用した前記カー
ドリーダライタ224は、図1に示すように単体島1の
上方左側位置に、斜め下を向くように立設して設けられ
ており、前面にカード発券口523、発券LED52
4、発券ボタン525、途中精算ボタン605が設けら
れている。これら本実施例のように、前記カードリーダ
ライタ224が斜め下を向くように立設して設けるよう
にすることは、カードリーダライタ224が後方に突出
する事がなく、後方のスペースを有効に利用できること
から好ましいが、本発明はこれに限定されるものではな
い。また、精算用カードが下向きに排出され、さらに発
券ボタン525を下向きに設けることにより、遊技者が
下側から発券ボタン525や途中精算ボタン605を押
し易いようになっているが、本発明はこれに限定される
ものではなく、カードリーダライタ224は横向きで設
けられていてもよく、また、発券ボタン525や途中精
算ボタン605が遊技者に向くように下向きとならなく
ても良い。
【0075】次いで、カードリーダライタ224の構造
について簡便に説明すると、カードリーダライタ224
は図示しないカバー部と本体部とから構成され、本体部
には、前記精算カード或いは中断カードとして発行され
るリライトカードの挿入、配置、排出等の制御を実施す
るためのリライトカードの検出を実施するセンサや、リ
ライトカードが搬送される搬送路や、リライトカードの
メモリに非接触でデータの記録を行う通信ヘッドや、リ
ライトカードに設けられた表示部としての印字部への印
字および消去を発熱により実施するサーマルヘッド等が
設けられて、発行されるリライトカードへの情報の記録
並びに挿入される中断カードの記録情報の読み取りを実
施可能とされているとともに、リライトカードに設けら
れた印字部への印字、消去が実施可能とされており、前
記搬送路が前記カード発券口523に連通するように配
置されている。
【0076】また、本実施例のカードリーダライタ22
4の前記搬送路終端側位置には、精算カード或いは中断
カードとして発行するリライトカードを貯留可能な貯留
ボックスが設けられており、該貯留ボックスを交換する
ことでリライトカードの補充を簡便に実施できるように
なっている。
【0077】次に、本実施例のパチンコ機2並びにカー
ドユニット3は、図8に示すように管理コンピュータ1
00と、POSレジ101と、ホールコンピュータ10
2と接続されており、パチンコ機2からの払出球数や貸
出球数などの情報が管理されるようになっている。
【0078】以下、本実施例の遊技用装置であるパチン
コ機2及び単体島1の構成を図9に示すブロック図に基
づきより詳細に説明する。前記パチンコ機2の背面に形
成された各種通路の上部には、各種基板等が搭載される
機構板が設置されるようになっており、該機構板上に
は、パチンコ機2の制御を行う各種基板類が実装され
る。これら基板としては、入賞に基づく賞球の付与や前
記各種抽選の実施等を行う遊技制御基板296や、前記
第1可変表示部204等の表示制御を行う表示制御基板
297、遊技効果ランプや、球切れランプ242等の点
灯制御を実施するランプ制御基板298、スピーカから
出力される音声の制御を行う音声制御基板299、前記
打球操作ハンドル240の操作に基づく打ち出し速度に
てパチンコ球の遊技領域203への発射を行うように打
球発射モータ293の制御を行う発射制御基板292、
揚送装置288や研磨装置400の駆動制御等を行う揚
送制御基板295、前記クレジット球スイッチ283や
前記減算スイッチ270におけるパチンコ球の検出に基
づくクレジット球数の算出や、前記各操作基板に設けら
れている各種スイッチの入力に該当するクレジット球の
払戻処理や精算処理や中断処理等の各種処理や前記球切
払出装置265においてパチンコ球の払出を行うための
駆動モータ450やソレノイド269の駆動制御を実施
する持点制御基板291、が設けられており、これら各
種基板類は図7に示すように接続されている。
【0079】これら各種基板の構成について説明する
と、前記遊技制御基板296には遊技制御マイクロコン
ピュータ(図示略)が設けられており、該遊技制御マイ
クロコンピュータは前記遊技盤202の各入賞口等に設
けられた各種スイッチSW1〜SW7におけるパチンコ
球の検出に基づく賞球の付与や各種抽選の実施等を行う
とともに、前記表示制御基板297やランプ制御基板2
98、音声制御基板299に対して各種指示信号を出力
し、これら各基板に対して遊技状態に応じた演出制御を
実施させるようになっている。また、前記遊技制御マイ
クロコンピュータは、前記各種スイッチSW1〜SW7
におけるパチンコ球の検出に基づき付与された賞球数を
示す賞球信号や前述した特定遊技状態(大当り状態)の
発生を示す大当り信号並びに前記第1可変表示部204
の始動信号並びに球切れセンサ263のパチンコ球の非
検出による球払出の禁止信号等の各種信号を逐次持点制
御基板291に対して出力するようになっている。
【0080】尚、本実施例では前述のように、球切れセ
ンサ263が遊技制御基板296に接続されており、該
球切れセンサ263によるパチンコ球の非検出に基づ
き、前記ランプ制御基板298に対して球切れランプ2
42の点灯指示信号が出力され、該球切れランプ242
の点灯されて球切れが報知されるとともに、前記球切れ
センサ263によるパチンコ球の検出に基づき前記球切
れランプ242の点灯指示信号出力が解除されて球切れ
ランプ242が消灯されるようになっている。
【0081】また、前記発射制御基板292には、前記
打球操作ハンドル240並びに打球発射モータ293が
接続されているとともに、発射制御マイクロコンピュー
タ(図示略)が設けられており、該発射制御マイクロコ
ンピュータは、前記持点制御基板291から出力される
発射許可信号が出力されている状態において、前記打球
操作ハンドル240の操作を有効として、該打球操作ハ
ンドル240の回動量に相当する打ち出し速度にてパチ
ンコ球の遊技領域203への発射を行うように打球発射
モータ293を制御するとともに、前記回収球満タン検
出センサ285によるパチンコ球の検出に基づき後述す
る揚送制御基板295から出力されるモータ停止信号に
基づき、前記打球発射モータ293の駆動を停止する制
御を実施して、前記打球操作ハンドル240の操作によ
るパチンコ球の発射を実施しないようになっている。
【0082】また、揚送制御基板295には、前記揚送
装置288並びに研磨装置400を初め、満タン検出セ
ンサ261や揚送球検出センサ287や前記ガラス扉枠
201の開閉状況を検出するドア開閉検出スイッチ28
2(図2参照)、前記上部貯留タンク260の満タンを
報知するための満タン報知ランプ241、前記回収球タ
ンク284内に回収されたパチンコ球が満タンであるこ
とを検知するための回収球満タン検出センサ285、前
記上部貯留タンク260へ供給されるパチンコ球を検出
するための循環球検出スイッチ529が図9に示すよう
に接続されているとともに、揚送制御マイクロコンピュ
ータ(図示略)が設けられており、該揚送制御マイクロ
コンピュータは、前記上部タンク満タン検出センサ26
1や揚送球検出センサ287、回収球満タン検出センサ
285、ドア開閉検出スイッチ282、の検出状況に基
づいて、揚送装置288や研磨装置400の駆動制御を
行う。
【0083】また、揚送制御マイクロコンピュータは、
図6に示されるように、の上端から側方に向かって延設
される流下通路438に設けられている循環球検出スイ
ッチ529の検出に基づいて揚送量を算出し、本実施例
では1000球毎に前記研磨装置400の巻取りモータ
424を回動させて、所定長の前記研磨布418を巻取
るように制御するとともに前記上部タンク満タン検出セ
ンサ261によるパチンコ球の検出に基づき、満タン報
知ランプ241点灯制御等を行うようになっている。
尚、本実施例では、これら研磨装置400が単体島1側
に設けられているため、前記揚送制御基板295上に
は、前記揚送装置288並びに研磨装置400とに接続
される着脱可能な接続端子が設けられている。
【0084】また、揚送制御基板295には、前記回収
球満タン検出センサ285からの信号並びに上部貯留タ
ンク260に設けられている上部タンク満タン検出セン
サ261からの信号が入力されるようになっており、揚
送制御マイクロコンピュータは、これら各センサによる
パチンコ球の検出状況に基づき、前述のように、前記発
射制御基板292に対してモータ停止信号を出力するよ
うになっていて、これにより前記打球操作ハンドル24
0の操作によるパチンコ球の発射の有効/無効が制御さ
れる。
【0085】具体的には、前記揚送基板295に前記回
収球満タン検出センサ285によるパチンコ球の検出が
ある旨の信号が出力された場合、前記揚送制御マイクロ
コンピュータは、前記モータ停止信号を出力して前記打
球操作ハンドル240の操作を無効化し、遊技が継続さ
れることにより前記回収球タンク284内に、回収され
たパチンコ球が溢れてしまうことを防止するとともに、
前記揺動ハンマ293’を揺動させる発射モータ293
が不必要に駆動されることを防止するようになってい
る。
【0086】図9に戻って、本実施例の持点制御基板2
91について説明すると、該持点制御基板291には、
該持点制御基板291において実施される各種制御や算
出処理並びにデータ通信処理等を行う持球制御マイクロ
コンピュータ291aや該持点制御マイクロコンピュー
タ291aが実施するクレジット球数の算出プログラム
等の各種制御プログラム等が記憶されたROM291
b、ワークメモリ等として使用されるRAM291c
(記憶部)等が設けられている。
【0087】前記RAM291cには、前記対応するカ
ードユニット3にて受け付けられたプリペイドカードや
会員カードより読み出されたプリペイド度数が記憶され
る度数レジスタと、遊技に使用可能なクレジット球数が
更新記憶される記憶部としてのクレジット球数レジスタ
と、前記遊技制御基板296からの賞球信号に基づいて
前記球切払出装置265にて払い出すべきパチンコ球数
が加算記憶されるとともに、該球切払出装置265にお
ける払い出しが実施されたパチンコ球数が減算記憶さ
れ、該球切払出装置265より未払い出しの賞球数が更
新記憶される未払出球レジスタや、前記打込球検出スイ
ッチ279にて検出された球数が加算更新記憶される打
込球数レジスタや、前記減算スイッチ270にて検出さ
れた球数が加算更新記憶される補給球数レジスタや、前
記遊技制御基板296から出力される大当り信号並びに
前記第1可変表示部204の始動信号等の各種信号に基
づく遊技情報が更新記憶される遊技情報レジスタや、遊
技中断の際にカードユニット3に出力される中断情報等
が記憶される中断レジスタや、精算時に後述する発券制
御基板601に出力される精算済み球数等が記憶される
精算済み球レジスタ等が設けられている。
【0088】この持点制御基板291には、前記打球待
機皿220に設けられている第1操作基板229や通信
部602を介してパチンコ機2の上部中央位置に設けら
れた情報表示装置228や、表示ドライバ606を介し
て遊技盤202の上方に設けられたクレジット表示器6
04が図9に示すように接続されており、前記持球制御
マイクロコンピュータ291aは、前記RAM291c
の前記クレジット球数レジスタに記憶されているクレジ
ット球数を前記情報表示装置228並びに前記第1操作
基板229に設けられているクレジット表示部223、
クレジット表示器604に表示するように制御するとと
もに、前記通信部602を介して情報表示装置228に
対し、前記遊技情報レジスタに記憶されている遊技情報
を送信するようになっており、該情報表示装置228に
おいて、これら大当り回数や始動回数等の遊技情報を、
前記クレジット球数とともに選択表示させることができ
るようになっている。
【0089】また、途中精算が行われる際には、前記精
算済み球レジスタに加算更新された新たな精算済み球数
とともに、該新たな精算済み球数と減算後の新たなクレ
ジット球数との合算値である総遊技球数も送信して、こ
れら新たな精算済み球数と総遊技球数とが前記情報表示
装置228に表示されるようになっている。
【0090】尚、前記遊技制御基板296から前記球切
れセンサ263によるパチンコ球の検出がなされない旨
の球切れ信号が出力された場合には、持球制御マイクロ
コンピュータ291aは、前記発射制御基板292に対
して前記発射許可信号の出力停止は行わないことで、前
記打球待機皿220に残存している待機球を、遊技に使
用することができるようになっている。
【0091】また、持点制御基板291には図9に示す
ように、前記クレジット球スイッチ283や減算スイッ
チ270、並びに打込球検出スイッチ279や、払出球
検出スイッチ281、各スイッチからの信号が入力され
るようになっており、前記持球制御マイクロコンピュー
タ291aは、前記クレジット球スイッチ283からの
信号に基づき前記クレジット球数レジスタに記憶されて
いるクレジット球数への加算更新を実施し、前記払出球
検出スイッチ281からの信号に基づき前記クレジット
球数レジスタに記憶されているクレジット球数の減算更
新を実施するとともに、前記打込球検出スイッチ279
からの信号に基づき前記打込球数レジスタの打込球数へ
の加算更新を実施し、前記減算スイッチ270からの信
号に基づき前記クレジット球数レジスタに記憶されてい
るクレジット球数の減算更新を実施するとともに前記補
給球数レジスタの外部払出球数への加算更新を実施し、
途中精算がなされた際に、クレジット球カウンタから減
算更新されたクレジット球数に基づき精算済み球レジス
タへの加算更新を実施する。
【0092】更に持点制御基板291には、前記取出準
備検出センサ250や球詰まりセンサ519、打球待機
皿220内に設けられている待機球検出センサ222が
接続されており、前記持球制御マイクロコンピュータ2
91aは、取出準備検出センサ250からの信号入力が
あって、前記球詰まりセンサ519によるパチンコ球の
検出がない場合において、前記球切払出装置265に前
記払出信号を出力することで、外部取出口249へのパ
チンコ球の払出を実施するようになっており、不用意に
パチンコ球が前記外部取出口249より排出されること
を防止するようになっているとともに、待機球検出セン
サ222によるパチンコ球の検出信号の入力がない場合
においては、前記クレジット球が残存している状況にお
いて、前記球切払出装置265に前記払出信号を出力す
ることで、クレジット球の払戻しを実施する。
【0093】また、持点制御基板291には、前記待機
球排出口244を塞ぐように設けられているシャッタ2
45の開閉を行うソレノイド245’が接続されてお
り、前記持球制御マイクロコンピュータ291aは、該
ソレノイド245’を前記計数ボタン238の操作に基
づいて励磁して前記シャッタ245を開放することによ
り、前記打球待機皿220に待機するパチンコ球が前記
待機球排出口244を通じて前記クレジット球スイッチ
283に流下し、該クレジット球スイッチ283にて検
出されて前記クレジット球レジスタに加算更新される。
前記クレジット球スイッチ283にて待機球の検出が所
定時間(本実施例では3秒)に渡って検出されない場合
にソレノイド245’の励磁を解除して前記シャッタ2
45を閉じる制御を行った後、該クレジット球レジスタ
に記憶されたクレジット球数を含む精算情報を、前記カ
ードリーダライタ224へ送信することで、前記発券ボ
タン525の操作に基づいて該クレジット球数を特定可
能な情報が記録された精算カードが発行される。
【0094】このように、遊技を終了する際に、計数ボ
タン238の操作により前記シャッタ245を開放して
打球待機皿220に残留している待機球を前記クレジッ
ト球スイッチ283に移送してクレジット加算を行った
後に全てのクレジット球数の精算処理を実施すること
は、遊技者が遊技を終了する際の精算時において、前記
打球待機皿220に残留している待機球の精算忘れを防
止することもできることから好ましいが、本発明はこれ
に限定されるものではない。
【0095】また、本実施例の前記持球制御マイクロコ
ンピュータ291aは、前記球切れセンサ263にてパ
チンコ球が検出されている状況下において、前記遊技制
御基板296から出力された賞球信号や前記第1操作基
板229に設けられた球貸ボタン231の入力検出、前
記自動球貸ボタン232の設定時における待機球検出セ
ンサ222におけるパチンコ球の非検出、並びに前記第
2操作基板237に設けられている外部払出ボタン23
9の入力検出に基づいて、払出されるパチンコ球の経路
指示信号(実際には前記経路切替弁268の方向情報)
並びに払出球数の情報を含む払出信号とを球切払出装置
265に出力することで、前記球切払出装置265によ
るパチンコ球の払出を実施させるようになっている。
【0096】また、前記持球制御マイクロコンピュータ
291aは、前記第1操作基板229に設けられた中断
ボタン235の操作に基づき、前記発射制御基板292
への発射許可信号の出力を停止して、前記打球操作ハン
ドル240の操作を無効とするとともに、前記対応する
カードユニット3に対して所定の中断情報を送信して、
受付け中のプリペイドカード並びに会員カードの返却を
無効化するとともに、前記第1操作基板229に設けら
れた各操作ボタン並びに前記第2操作基板237に設け
られている外部払出ボタン239の操作を無効化して、
払戻しや精算の処理を不能動化するようになっている。
【0097】また、前記持球制御マイクロコンピュータ
291aは、前記自動球貸ボタン232並びに中断ボタ
ン235の操作による自動球貸モード並びに中断モード
の設定・非設定の状況に基づいて前記第1操作基板22
9に設けられている自動球貸ランプ233や中断中ラン
プ236の点灯制御を実施するとともに、該中断中ラン
プ236が点灯される中断モードにあっては、後述する
図13に示す中断待機ルーチンによる中断待機処理を実
施し、前記ガラス扉枠201の上部中央位置に設けられ
た情報表示装置228に中断時間表示を表示する制御を
行うようになっている。
【0098】また、持点制御基板291には、図9に示
すように、前記カードユニット3等の外部機器とのデー
タ通信を行う第1通信部(COM1)254とともに、
ホールコンピュータ等の外部機器に接続されて、これら
ホールコンピュータ等の外部機器に賞球信号(賞球情
報)や球貸信号(球貸情報)、打込信号(打込情報)並
びにクレジット払戻信号(クレジット払戻情報)を出力
するための情報端子基板255aが接続されており、該
ホールコンピュータ102に対し、前記の各情報ととも
に、前記中断ボタン235の操作による中断に際して
は、中断中である旨の中断中情報と中断経過時間とが出
力されるようになっている。
【0099】また、持点制御基板291には、図1に示
すように、前記情報表示装置228の側部内方位置に設
けられている発券制御基板601が通信部603を介し
て接続されており、該発券制御基板601との各種デー
タの送受が可能とされている。
【0100】この本実施例に用いた発券制御基板601
には、発券制御基板601において実施される中断カー
ドや精算カードの発券処理や、発券LEDの点灯制御並
びに前記アナログ表示器600の点灯制御等の各種制御
等を行う発券制御マイコン(MPU)601aや、該発
券制御マイコン(MPU)601aの制御プログラム等
が記憶されたROM601b、前記持点制御基板291
より送信される前記アナログ表示器600の点灯制御に
使用されるクレジット球数や、中断カードや精算カード
への書き込み情報を記憶するためのワークメモリ等とし
て使用されるRAM601c等が設けられている。
【0101】また、該発券制御基板601には、前述し
た図1に示すカードリーダライタ224や、精算用カー
ドの発行が可能な際に点灯される発券LED524や、
該発券LED524の点灯中において精算用カードを発
券する際に操作される発券ボタン525や、クレジット
球数を概数で表示する前記アナログ表示器600や、途
中精算がされる際に操作される途中精算ボタン605が
接続されており、これらの動作や表示制御を前記発券制
御基板601に搭載されている発券制御マイコン(MP
U)601aが実施するようになっている。
【0102】また、前記第1通信部(COM1)254
には図9に示すようにカードユニット3が接続されてい
て、該カードユニット3との間にて、該カードユニット
3にて受け付けられたプリペイドカードや会員カードよ
り読み出されたプリペイド度数等の遊技用価値情報や該
カードのIDデータや、前記球貸ボタン231の入力等
により使用された使用度数データや、前記中断情報等の
授受を実施するようになっている。
【0103】また、持点制御基板291には、前記球切
払出装置265が接続されており、該球切払出装置26
5は、前記持点制御基板291から出力される払出信号
に含まれる経路指示信号に基づき、前記球切払出装置2
65に設けられているソレノイド269の励磁または解
除を実施し、前記球切払出装置265から払い出される
パチンコ球の排出経路を前記払出経路266或いは取出
球通路276に適宜切り替える切換制御を行うととも
に、前記払出信号に含まれる払出球数情報に基づく数量
のパチンコ球を、前記球切払出装置265内に設けられ
ている駆動モータ450を適宜駆動して払い出す。
【0104】ここで、本実施例にて用いたカードユニッ
ト3にて簡便に説明する。本実施例のカードユニット3
は、図1に示すように、紙幣を挿入可能とされた紙幣挿
入口303並びに該紙幣挿入口303と、遊技用記録媒
体であるプリペイドカード並びに会員カードが挿入可能
とされたカード挿入口305や、硬貨を投入可能な硬貨
投入口306並びに投入した硬貨を硬貨返却口310に
返却させるための硬貨返却ボタン307と、前記硬貨返
却口310と、が設けられている。
【0105】この本実施例のカードユニット3の構成
は、図9に示すように、前記紙幣挿入口303に連設さ
れて該紙幣挿入口303より挿入される紙幣の真贋並び
に種別を識別するための紙幣識別ユニット311や、前
記カード挿入口305に連設されて該カード挿入口30
5より挿入されるプリペイドカード或いは会員カードを
受け付けて、該プリペイドカード或いは会員カードに記
録されている記録情報の読み出し並びに書き込みを実施
するカードリーダライタ312と、前記硬貨投入口30
6に連設されて該硬貨投入口306より投入される硬貨
の真贋並びに種別を識別するための硬貨識別ユニット3
13とが設けられているとともに、これら各部に接続さ
れてその制御を行う制御マイコン(MPU)318とが
設けられており、該制御マイコン(MPU)318に
は、該制御マイコン(MPU)318が実施する制御プ
ログラムが記録されたROM314や、該制御マイコン
(MPU)318が各種処理において使用可能なRAM
315が接続されている。
【0106】また、前記制御マイコン(MPU)318
には、前記パチンコ機2の第1通信部(COM1)25
4とのデータ通信を行う第1通信部317と、図8に示
すように、各カードユニット3に接続されている管理コ
ンピュータ100とのデータ通信を行う第2通信部31
6とが接続されており、前記カード挿入口305にプリ
ペイドカード或いは会員カードを受け付けた場合におい
ては、前記カードリーダライタ312により受け付けた
プリペイドカード或いは会員カードの記録情報を読み出
し、該記録情報のうち、プリペイドカード或いは会員カ
ードに予め個別に付与されているカードIDと残度数デ
ータを、カードユニット3に予め付与されているユニッ
トIDとともに前記管理コンピュータ100に送信する
ことで、該管理コンピュータ100にて残度数の照合が
実施される。この照合の結果が一致しなかった場合には
前記受け付けたカードを返却し、該照合が一致した場合
には前記カードIDと残度数データとを前記第1通信部
317を通じて前記パチンコ機2の前記持点制御基板2
91に送信することで、前記RAM291cの所定アド
レスにカードIDが登録されるとともに、該残度数デー
タが前記度数レジスタに登録されて前記カード残高表示
部227に表示されることで、該度数を遊技に使用する
ことができるようになっている。
【0107】また、前記第2通信部316からは、前述
のように、前記プリペイドカード或いは会員カードに記
録されているカードIDや度数データ並びにユニットI
D等のデータが送信されて、管理コンピュータ100に
て各カード毎の残度数が管理されるようになっている。
【0108】この本実施例のカードユニット3には、前
述のように貨幣である紙幣並びに硬貨を受け付けてその
識別を実施できるようになっており、前記カード挿入口
305にプリペイドカード或いは会員カードを受け付け
ている際に、前記紙幣あるいは硬貨の受け付けがなされ
た場合に、前記制御マイコン(MPU)318は、その
時点での残プリペイド度数を前記第1通信部317を介
してパチンコ機2の前記持点制御基板291より入手
し、該入手したその時点の残プリペイド度数に受け付け
た貨幣金額が相当する大きさの遊技用価値であるプリペ
イド度数を加算し、該加算後の新たなプリペイド度数を
前記カードリーダライタ312により受付け中のプリペ
イドカード或いは会員カードに記録する。
【0109】また、この新たなプリペイド度数の情報
は、カードユニット3に予め付与されているユニットI
D並びに前記受付け中のプリペイドカード或いは会員カ
ードのカードIDとともに、前記第2通信部316を通
じて管理コンピュータ100へ送信されて該当するカー
ドIDの残プリペイド度数データが更新され、該新たな
プリペイド度数の情報が前記第1通信部317を介して
前記持点制御基板291に送信され、該持点制御基板2
91のRAM291c内に設けられている前記度数レジ
スタの残プリペイド度数が更新され、該新たなプリペイ
ド度数が前記カード残高表示部227に表示され、これ
ら新たなプリペイド度数を遊技に使用できるようになっ
ている。
【0110】なお、本実施例では、プリペイドカードや
会員カードに記録されているプリペイド度数を更新する
ために、プリペイドカードや会員カードがカード挿入口
305に挿入されている際に紙幣挿入口303や硬貨投
入口から金額が投入されると、投入された金額をプリペ
イドカードや会員カードに書き込むことが出来るように
なっているが、例えば、プリペイドカード専用のカード
ユニットとしたり、プリペイドカードや会員カードへの
金額の追加が出来ないような構成となっているカードユ
ニットとしてもよく、使用されるカードユニットの仕様
については何ら限定されるものではない。
【0111】以下、本実施例の前記持球制御マイクロコ
ンピュータ291aの処理動作を図10のフロー図に基
づいて説明する。
【0112】まず、前記持球制御マイクロコンピュータ
291aは、前記球貸ボタン231の操作に基づく信号
入力があるかの判定を実施して(Sa1)、該判定結果
が合致した場合にはSa2へ進んで、前記カード残高表
示部227に残度数がある場合において該球貸操作に該
当する数のパチンコ球の払出、例えば球貸操作にて5度
数の払出を実施する場合においては、1度数につき25
球の払出球数情報並びに排出されたパチンコ球の経路
が、前記図5(a)に示すように払出経路266となる
ような経路指示信号とを含む払出信号を球切払出装置2
65に出力し、払い出した25個のパチンコ球が前記払
出球検出スイッチ281にて検出された場合に、前記カ
ード残高表示部227の残度数から1を減算更新する処
理を合計5回実施することで、5度数に相当する125
個のパチンコ球が前記払出経路266を通じて球流入口
243より前記打球待機皿220へ排出され、これら球
貸操作に基づく球の払出を終えた後、貸し出した球数に
該当する球貸信号(球貸情報)を前記第1の情報端子基
板255aから出力して(Sa3)、前記Sa1に再度
戻る。
【0113】また、前記Sa1における判定結果が合致
しなかった場合にはSa4へ進んで、前記遊技制御基板
296から入賞に基づく賞球信号が出力されているかの
判定を実施し、該判定が合致した場合にはSa5へ進ん
で前記遊技制御基板296から出力された賞球信号に基
づく球数の払出球数情報並びに排出されたパチンコ球の
経路が前記図5(a)に示すように払出経路266とな
るような経路指示信号を含む払出信号を球切払出装置2
65に出力することで、入賞に基づく賞球が前記払出経
路266を通じて球流入口243より前記打球待機皿2
20へ排出されるか、或いは該打球待機皿220の皿部
221に待機球が満杯である場合は前記クレジット球通
路275を流下して前記クレジット球スイッチ283に
より検出され、これら賞球信号に基づく球数の払い出し
を終えた後、Sa6に進んで払出した賞球数に該当する
賞球信号(賞球情報)を前記第1の情報端子基板255
aから出力して、前記Sa1に再度戻る。
【0114】また、前記Sa3における判定結果が合致
しなかった場合にはSa7へ進むことで、前記クレジッ
ト球スイッチ283によるパチンコ球の検出があるかの
判定を実施し、前記Sa5にて払い出された賞球の内、
前記クレジット球通路275を流下して前記クレジット
球スイッチ283により検出されたパチンコ球は、該S
a7にて検出される。このSa7におけるパチンコ球の
検出があった場合には、Sa8へ進み、該検出に基づい
て前記クレジット球数レジスタのクレジット球数への加
算更新を実施した後、前記Sa1に再度戻る。
【0115】また、前記Sa7における判定結果が合致
しなかった場合にはSa9へ進むことで、前記外部払出
ボタン239の操作に基づく信号入力があるかの判定を
実施し、該判定が合致した場合には図11に示す外部払
出ルーチンへ進むとともに、割り込み処理ルーチンによ
る割り込みを有効に設定する。
【0116】この割り込み処理ルーチンは、図10に示
すように、前記取出準備検出センサ250により貯留箱
251が非検出(「OFF」)であるかの判定を実施す
るW−1ステップと、該W−1ステップにて取出準備検
出センサ250の非検出(「OFF」)が確認された場
合において前記外部払出ボタン239の操作を無効とす
るとともに、クレジット球数からの払出しを中止するW
−2ステップとで構成されており、前記W−1ステップ
における判定が合致しない場合には再度W−1ステップ
に戻ることで前記取出準備検出センサ250における貯
留箱251の非検出(「OFF」)を監視するようにな
っており、これら非検出(「OFF」)により前記W−
2ステップを実行することで、貯留箱251が外部取出
口249下部位置にない状態にてクレジット球の払い出
しが実施され続けてしまうことを防止するようになって
いて、該W−2ステップの実行後において前記Sa1に
戻るようになっている。
【0117】この外部払出ルーチンにおいては、図11
に示すように、まずSg1において外部取出口249の
上流位置に設けられている前記球詰まりセンサ519が
off状態、詰まりはパチンコ球の検出がない状態であ
るかの判定を実施し、球詰まりしていないと判定した場
合はSg2へ進み、球詰まりしていると判定した場合
は、Sa1へ戻る。
【0118】Sg2では、前記クレジット表示部223
並びに情報表示装置228に表示されている前記クレジ
ット球数レジスタのクレジット球数が存在するかの判定
を実施し、該判定結果が合致しない場合、つまりはクレ
ジット球数が「0」の場合においてはSg5へ進み、判
定結果が合致する場合、つまりはクレジット球数が存在
する場合においてはSg3へ進む。
【0119】前記Sg2の判定にてクレジット球数が
「0」の場合に実施するSg5においては、前記シャッ
タ245を開放して、打球待機皿220に待機している
球を待機球排出口244からクレジット球通路275へ
流下させ、Sg6において所定時間内にクレジット球ス
イッチ283によりクレジット球の検出があったか否か
を判定する。
【0120】打球待機皿220に球が存在した場合に
は、該待機球がクレジット球スイッチ283で検出され
てSg7においてクレジット加算された後、Sg3へ戻
り、パチンコ球の経路が、払出経路266から取出球通
路276へ変更されて、球が前記外部取出口249へ払
い出されるようになっている。また、Sg6において所
定時間内にクレジット球スイッチの検出がない、すなわ
ち、打球待機皿220に球が残存していない場合は、S
g4へ進む。
【0121】また、前記Sg2の判定にてクレジット球
数が「0」ではない場合に実施するSg3においては、
球切払出装置265に払い出すパチンコ球の経路が図5
(b)に示すように払出経路266から取出球通路27
6へ変更されるように経路指示信号を出力して経路の切
替を実施させた後、Sg4へ進む。
【0122】次いでSg4では、外部払出ボタン239
がoffであるか、すなわち、外部払出ボタン239が
操作されているか否かを判定し、外部払出ボタン239
のoffが検出されない場合、つまりは外部払出ボタン
239の操作が継続されている場合には、Sg10へ進
んで、球詰まりセンサ519のonが検出されているか
否かを判定し、球詰まりセンサ519のonが検出され
ている、すなわち球詰まりしている場合にはSg8へ進
み、前記球詰まりセンサ519のonが検出されていな
い場合、すなわち球詰まりしていないと判定した場合に
はSg11へ進んで、前記球切払出装置265に払出指
示を出力して払出を実施した後、Sg12へ進んで払出
された球が減算スイッチ270にて検出されたかを判定
し、該減算スイッチ270によるパチンコ球の検出があ
る場合には、Sg13に進んでクレジット球数からの減
算を実施して、Sg14へ進む。
【0123】次いで、Sg14では、前記クレジット球
スイッチ283において、前記打球待機皿220から流
入したパチンコ球の検出がある場合に備え、該クレジッ
ト球スイッチ283による検出の有無を判定し、該判定
においてクレジット球スイッチ283によるパチンコ球
の検出がある場合には、Sg15に示す該検出されたパ
チンコ球数をクレジット球数に加算更新した後、前記S
g4に戻り、再度外部払出ボタン239がoffである
か、すなわち、外部払出ボタン239が操作されている
か否かを判定する。
【0124】該Sg4の判定において、外部払出ボタン
239がoffであると判定された場合、すなわち外部
払出ボタン239の操作が解除された場合には、Sg8
へ進んで、まず球切払出装置265への払出指示出力を
停止して払出を終了させるとともに、前記シャッタ24
5が解放されている場合には該シャッタ245を閉鎖
し、パチンコ球の経路を取出球通路276から払出経路
266へ戻した後、Sg10へ進んで払出したクレジッ
ト球数に該当するクレジット払戻信号(クレジット払戻
情報)を出力して前記Sa1へ戻るようになっていて、
遊技者が前記外部払出ボタン239を操作している間に
おいて、前記クレジット球数からの払出が実施されるよ
うになっている。
【0125】また、再度前記図10のフロー図に戻っ
て、前記Sa9における前記外部払出ボタン239の操
作が無いと判定された場合には、Sa10へ進んで前記
計数ボタン238の操作の有無を判定し、該判定におい
て計数ボタン238の操作がある場合には、図12に示
す上皿球計数ルーチンへ移行する。
【0126】この上皿球計数ルーチンにおいては、図1
2に示すように、まずSe1にて前記外部払出ボタン2
39の操作無効や自動払出モードによるクレジット球数
の払戻無効や球貸無効並びに中断ボタン235の操作無
効が設定された後、Se2に進んで、シャッタ245を
解放して打球待機皿220に待機している球を待機球排
出口244からクレジット球通路275へ流下させると
ともに、所定時間(本実施例では3秒)のタイマカウン
トを開始する(Se3)。
【0127】次いでSe4へ進んで、前記クレジット球
スイッチ283によるパチンコ球の検出の有無を判定
し、パチンコ球の検出がある場合にはSe5へ進んでク
レジット加算を実施した後、所定時間に3秒を再セット
してタイマカウントを開始し(Se6)、Se4へ戻
る。
【0128】また、前記Se4の判定においてクレジッ
ト球スイッチ283によるパチンコ球の検出がなされな
い場合にはSe7へ進んで、前記Se3或いはSe6に
て開始したタイマカウントがタイムアップしているが、
すなわち3秒が経過しているかの判定を実施し、タイム
アップしていない場合には前記Se4に戻ってクレジッ
ト球スイッチ283によるパチンコ球の検出の有無判定
を実施し、タイムアップしている場合にはSe8へ進ん
で、その時点のクレジットレジスタに記憶されているク
レジット球数並びに前記発券LED524の点灯指令並
びに発券ボタン525の有効指令を含む精算情報を前記
発券制御基板601に送信することで、前記カードリー
ダライタ224からの精算カードの発行が可能な状態と
なる。
【0129】前記Se8における精算情報の送信の後、
Se9へ進んで前記発券制御基板601から精算カード
の発行完了に基づき返信されるクレジット数クリア信号
入力待ち状態となり、該クレジット数クリア信号が前記
発券制御基板601から返信されて入力された場合にお
いて、Se9へ進んで前記クレジット球数レジスタに記
憶されているクレジット球数を「0」にリセット(初期
化)する(記憶部の遊技球数を消去する)とともに、前
記外部払出ボタン239の操作無効や自動払出モードに
よるクレジット球数の払戻無効や球貸無効並びに中断ボ
タン235の操作無効を解除して遊技可能状態とした
後、前記Sa1へ戻るようになっている。
【0130】尚、このクレジット球数を「0」にリセッ
トする際に、後述する精算済み球レジスタを「0」にリ
セットする。また、記憶部の遊技球数を消去するには、
クレジット球数を減算するようにしても良いし、最終的
に「0」となるようにすればよい。
【0131】ここで、前記発券制御基板601に実装さ
れている発券制御マイコン(MPU)601aが前記精
算情報の受信において行う精算カードの発行処理につい
て、図15(a)のフロー図に基づき簡便に説明する
と、まず、前記持球制御基板291から発券LED52
4の点灯指令並びに発券ボタン525の有効指令を含む
精算情報の受信があるかの判定を実施し(Sf1)、該
判定において受信がある場合においてSf2へ進み、前
記発券LED524を点灯するとともに、発券ボタン5
25の操作を有効とし、Sf3へ進んで発券ボタン52
5の操作待ちを行う。
【0132】該発券ボタン525の操作が為された場合
には、Sf4へ進んで、発行する精算カードに、クレジ
ット球数を記録するとともに、精算カードの印字領域へ
の印字を実施した後、該精算カードを前記カード発券口
523より発行する。
【0133】該精算カードの発行の実施後に、Sf5へ
進んで、クレジット球数クリア信号を前記持球制御基板
291に送信するとともに、発券ボタン525の操作無
効とし、且つ発券LED524を点滅点灯する。
【0134】次いで、前記発行した精算カードが抜き取
られたか否かの判定を実施して(Sf6)、精算カード
の抜き取りを検出した場合には、前記点滅点灯されてい
る発券LED524を消灯する(Sf7)。
【0135】また、再度前記図10のフロー図に戻っ
て、前記Sa10における計数ボタン238の操作が無
いと判定された場合には、Sa11へ進んで前記中断ボ
タン235の操作の有無を判定し、該判定において中断
ボタン235の操作がある場合には、Sa12へ進ん
で、前記クレジット球数レジスタにクレジット球数が存
在するかの判定を実施し、該判定結果が合致しない場
合、つまりはクレジット球数が「0」の場合においては
Sa17に進み、判定結果が合致する場合においてはS
a13へ進む。
【0136】該Sa13においては、その時点における
前記クレジット球数レジスタのクレジット球数並びに中
断の旨を示す所定情報とを含む中断情報を前記発券制御
基板601に送信するとともに、前記中断の旨を示す所
定情報をカードユニット3に送信して、カードリーダラ
イタ224により前記クレジット球数が記録された中断
カードを前記カード発券口523より発行させるととも
に、前記返却ボタン234の操作によるカードユニット
3からのプリペイドカード或いは会員カードの返却を無
効化させる。この際、該中断カードの発行に際しては、
発行する中断カードに予め付与、記録されているカード
IDが読み出され、前記発券制御基板601のRAM6
01cに記憶される。
【0137】前記Sa13において前記中断情報の受信
が前記発券制御基板601並びにカードユニット3に良
好になされた場合に発券制御基板601並びにカードユ
ニット3からの返信される受信完了データの受信待ちを
実施し(Sa14)、所定時間内において受信完了デー
タの返信がない場合には、前記Sa13に戻って再度前
記中断情報を送信し、所定時間内において受信完了デー
タの返信があった場合においては、Sa15へ進んで、
前記計数ボタン238、外部払出ボタン239の操作並
びに自動払戻しによるクレジット球数の払出並びに球貸
を無効とし、Sa16へ進んで、前記中断中ランプ23
6を点灯するとともに、前記情報表示装置228に中断
中を示す所定表示(本実施例では全ての桁に「H」を表
示)を実施し、前記第1の情報端子基板255aからホ
ールコンピュータ102に対し前記中断情報と予めパチ
ンコ機2に付与されている台番号とを送信した後、図1
3に示す中断待機ルーチンへ進む。
【0138】次いで、図13に示す中断待機ルーチンに
ついて説明すると、前記Sa16の終了とともに、持球
制御マイクロコンピュータ291aは、その内部に設け
られている内部タイマによるタイムカウントをスタート
させ(Sc1)、Sc2へ進んで前記カード発券口52
3からのカード挿入があるかの監視を行う。
【0139】該カード挿入の判定における判定結果が合
致しなかった場合、つまりはカード挿入がなかった場合
は、Sc8へ進んで前記タイムカウントされた時間であ
る経過時間が予め設定されている中断時間を越えている
かの判定を実施し、該判定結果が合致しなかった場合、
つまりはまだ中断時間を越えていない場合には、Sc1
0へ進んで前記タイムカウントされた時間である経過時
間を前記情報表示装置228に更新表示した後、前記S
c2へ戻り、前記Sc8における判定結果が合致した場
合、つまりは既に中断時間を越えている場合には、Sc
9へ進んで既に中断時間を越えていることを示す所定表
示(本実施例では全桁「E」表示)を前記情報表示装置
228で表示した後、前記Sc2へ戻る。
【0140】また、前記Sc2における判定結果が合致
した場合には、Sc3へ進んで挿入されたカードから読
み出されたクレジット球数を含む中断情報並びにカード
IDと、中断カード発行時において前記RAM601c
に記憶されている中断情報並びにカードIDとを入手し
て、これら双方のデータを比較してSc4へ進む。
【0141】該比較結果が不一致の場合にはSc7へ進
み、挿入されたカードの返却指示を前記発券制御基板6
01に送信した後、前記Sc2へ戻り、比較結果が一致
の場合にはSc5へ進んで前記タイムカウントを中止し
てSc6へ進み、前記中断中ランプ236を消灯し、且
つ前記情報表示装置228の中断中を示す所定表示を解
除し、前記第1の情報端子基板255aからホールコン
ピュータ102に対し前記中断解除情報と台番号とを送
信するとともに、前記計数ボタン238、外部払出ボタ
ン239の操作並びに自動払戻しによるクレジット球数
の払出並びに球貸を有効とした後、前記図10に示すS
a1に戻って再度通常の処理を実施する。
【0142】ここで、これら中断処理における持点制御
基板291からの送信に対応して前記発券制御基板60
1に実装されている発券制御マイコン(MPU)601
aが実施する中断カードの発行、受付け(返却)処理に
ついて、図15(b)のフロー図に基づき簡便に説明す
ると、前記Sa13における中断情報(データ)の送信
を検出すると(Sh1)、Sh2へ進んで、発行する中
断カードのカードIDを読み出し、該カードIDを前記
RAM601cに記憶するとともに、その時点でのクレ
ジット球数を記録し、且つ台番号等を含む所定の中断表
示を印字した中断カードを前記カード発券口523より
発行する。
【0143】該中断カードの発行後或いは、前記中断情
報(データ)の受信が無い場合にはSh3へ進んで、前
記カード発券口523からのカード挿入(受付け)が有
るか否かの判定を実施し、カード挿入があった場合に
は、挿入されたカードに記録されているクレジット球数
とカードIDとを読み出し、該読み出しデータと、前記
RAM601cに記憶されている中断カード発行時のク
レジット球数並びにカードIDを、中断データ(照合)
として前記持点制御基板291に送信する(Sh4)。
【0144】このSh4における送信による照合におい
て、照合結果が不一致である場合において持点制御基板
291から返信されるカード返却指示の受信は、Sh5
にて検出され、該Sh5にてカード返却指示有りと判定
した場合には、Sh6へ進んで、前記受け付けたカード
を前記カード発券口523から返却するようになってい
る。
【0145】また、再度前記図10のフロー図に戻っ
て、前記Sa10における計数ボタン238の操作が無
いと判定された場合には、Sa11並びにSa12の判
定が合致しなかった場合はSa17に進み、前記自動球
貸ボタン232の操作が有るか否かの判定を実施し、該
判定が合致しない場合、つまりは自動球貸ボタン232
の操作がない場合には直接Sa18へ進み、該判定が合
致した場合、つまりは自動球貸ボタン232の操作があ
った場合にはSa19へ進んで、自動球貸の設定を変更
して該設定状況に応じて前記自動球貸ランプ233点灯
或いは消灯を実施した後にSa18へ進む。
【0146】該Sa18では、前記待機球検出センサ2
22による待機球の検出が「OFF」であるかの判定を
実施し、該判定結果が合致しなかった場合、つまりは前
記打球待機皿220内に十分な待機球が存在する場合に
は、前記Sa1に戻り、判定結果が合致した場合、つま
りは前記打球待機皿220内に十分な待機球が存在しな
い場合には、図14に示す自動モードルーチンへ移行す
る。
【0147】この自動モードルーチンにおいては、図1
4に示すように、まずSd1においてクレジット球数が
残存するか否かの判定を実施し、該判定においてクレジ
ット球数が存在しない場合、つまりはクレジット球数が
「0」である場合には、Sd4へ進み、クレジット球数
が存在する場合には、Sd2へ進む。
【0148】前記クレジット球数が「0」である場合に
進むSd4においては、自動球貸モードに設定されてい
るかの判定を実施し、該判定において球貸モードに設定
されていないと判定された場合には前記Sa1に戻り、
自動球貸モードに設定されている場合にはSd5へ進ん
でプリペイド度数が残存するかの判定を実施し、該判定
においてプリペイド度数が残存しない場合には前記Sa
1に戻り、プリペイド度数が残存する場合にはSd6へ
進んで、前記Sa2と同様の球貸処理を実施した後、S
d7へ進んで、前記Sa3と同様に球貸情報を出力した
後、前記Sa1に戻る。
【0149】また、前記Sd1の判定において、クレジ
ット球数が存在する場合に進むSd2においては、前記
球切払出装置265に所定数の前記払出信号を出力する
ことで、該払出信号に基づく所定数のパチンコ球の払出
が実施されて、該払出されたパチンコ球が前記払出球検
出スイッチ281にて検出されて前記クレジット球数か
ら減算されるクレジット払戻処理を実施した後、これら
払戻数に基づくクレジット払戻信号(クレジット払戻情
報)を出力し(Sd3)、前記Sa1に戻る。尚、本実
施例では、これら球貸は、前記自動球貸ボタン232の
操作により自動球貸モードに設定されている場合におい
ても、前記クレジット球からの払戻が優先され、該クレ
ジット球の残数が無くなった場合において実施されるよ
うになっている。
【0150】次いでSa20の判定において、途中精算
ボタン605のONが検出された場合、すなわち、遊技
中にクレジット球を精算する際に操作される、途中精算
ボタン605が操作された場合には、図18に示す途中
精算ルーチンへ移行する。
【0151】この途中精算ルーチンにおいては、図18
に示すように、まずSk1において、前記発射制御基板
292に発射を禁止する旨の指示を出力することで、打
球操作ハンドル240の操作を無効とした後、Sk2に
進んで、発券制御基板601から、何球のクレジット球
数を減算するのかの減算指示待ちとなる。
【0152】この段階にて前記途中精算ボタン605の
操作により決定されたクレジット球数の減算指示出力が
あった場合には、Sk3に進んで減算指示されたクレジ
ット球と、実際にクレジット球レジスタに記憶されてい
るクレジット数とを比較し、減算指示されたクレジット
球数を減算することが可能か否か、つまりは減算指示さ
れたクレジット球数以上のクレジット球数がクレジット
球レジスタに記憶されているかを判定し(Sk4)、実
際のクレジット球数よりも、減算指示されたクレジット
数が多い場合には、Sk10に進んで、持点制御基板2
91から減算できない旨のエラーを発券制御基板601
に返信し、Sk9において発射制御基板292から球の
発射を許可する制御に基づいて打球操作ハンドル240
の操作の無効が解除されて、Sa1に戻るようになって
いる。
【0153】また、前記Sk4において、減算指示され
たクレジット球数の減算が可能であると判定した場合、
すなわち、減算指示されたクレジット球数よりもクレジ
ット球レジスタに記憶されているクレジット球数が多く
存在している場合には、Sk5に進んで、クレジット球
レジスタに記憶されているクレジット球数から、減算指
示されたクレジット球数を減算し、Sk6において、減
算したクレジット球数を精算済み球レジスタに加算更新
し、Sk7においてクレジット球数の減算が完了した旨
と、Sk5において途中精算により減算された新たなク
レジット球数を発券制御基板601へ返信した後、Sk
8において、前記クレジット表示器604と表示されて
いるクレジット球数を減算後のクレジット球数に更新
し、Sk9において打球操作ハンドルを操作の無効が解
除されて、Sa1に戻るようになっている。
【0154】このように、通常において前記Sa1→S
a4→Sa7→Sa9→Sa10→Sa11→Sa17
→Sa18→Sa20→Sa1のように各判定が高速に
順次実施されることで、各種スイッチやボタンの検出や
操作を遅滞なく検知し、その検知された検出や操作に該
当する処理が実施されるようになっている。
【0155】ここで、クレジット球数を所有している遊
技者が、遊技中に途中精算を行う際の操作と、その際に
実施される図19に示す発券制御基板601の制御MP
Uの制御フローについて、図16、図17とともに用い
て説明する。
【0156】また、ここでは途中精算の例示として、遊
技者がクレジット球数を3500球所有しており、途中
精算により、そのうちの2000球が途中精算される際
について説明する。また、ここでの途中精算の単位は、
1000球毎となっている。ここでは、情報表示装置2
28に表示されているクレジット球が点滅表示されてい
るときには途中精算が可能な状態であり、点滅せずに表
示されている場合は、途中精算が出来ない状態、すなわ
ち、途中精算ボタン605が操作されていないか、途中
精算がキャンセルされた状態である。
【0157】本実施例では、図16に示すように、途中
精算ボタン605が1度操作されると、図16(a)に
示すようにクレジットされている全球を点滅表示し、次
いで、再度途中精算ボタン605が操作されると(2回
押し)、図16(b)に示すように途中精算の最小単位
である1000球が点滅表示され、再度途中精算ボタン
605が操作されると(3回押し)、図16(c)に示
すように、図16(b)に途中精算の単位である100
0球を足した2000球が点滅表示されるようになって
おり、途中精算ボタン605が1度押される毎にクレジ
ット球数に基づいて、1000球ずつ加算されて点滅表
示されるようになり、1000球単位で表示できる最大
数まで表示するようになっているとともに、1000球
に満たない端数のクレジット球がある場合には、次の途
中精算ボタン605の操作時には、クレジット球数の全
数を点滅せずに表示するようになっている。
【0158】ここでは、クレジット球が3500球であ
るために、図16(d)に示すように途中精算ボタン6
05が4回押されて3000球が表示された後に、図1
6(e)に示すように、3500球全数が点滅せずに表
示されるようになっている、すなわち、途中精算の操作
がキャンセルされたことを示すようになっている。
【0159】次いで、図19に示す発券制御基板601
の制御MPUの制御フローについて、説明すると、ま
ず、Sm1において、途中精算ボタン605の操作待ち
となり、Sm1において途中精算ボタン605が操作さ
れると、Sm2において、クレジット球の全数を情報表
示装置228に点滅表示し、ここではクレジット球の全
数である3500球を図16(a)のように、点滅表示
させる。
【0160】次いで、Sm3において、精算カードの発
行を指示する発行ボタン525の操作があるか否かを判
定し、発行ボタン525の操作がない、すなわち、クレ
ジット球数の全数である3500球を精算しない場合に
は、Sm8へ進み、再び途中精算ボタン605の操作が
されたか、すなわち、クレジット球数の全数の精算では
なく、一部を途中精算するのか否かを判定するようにな
っている。
【0161】Sm8において途中精算ボタン605の再
度の操作がないと判定した場合にはSm11へ進み、S
m11において、Sm1における途中精算ボタンの操作
から所定時間が経過したか、ここでは10秒が経過した
か否かを判定し、所定時間である10秒が経過したと判
定した場合には、図16の(e)に示すように、情報表
示装置228にそれまで点滅表示されていたクレジット
球数(3500球)の点滅を中止して処理を終了し、最
初に途中精算ボタン605が操作される前の表示に戻る
ようになっており、Sm11において所定時間が経過し
ていないと判定した場合には、再びSm3に戻り、発行
ボタン525の操作待ちとなる。
【0162】Sm8において再度途中精算ボタン605
の操作があると判定した場合、すなわち、クレジット球
全球の精算ではなく、クレジット球のうちの一部を精算
する場合には、Sm9において、図16(b)に示すよ
うに、情報表示装置228の表示を途中精算の最小単位
である1000球を点滅表示させるようにして、表示メ
ニュー処理を行い、Sm10において、表示メニューが
クレジット球の全数を表示したか、すなわち、途中精算
ボタン605が複数回、ここでは5回操作されて、クレ
ジット球の全数が点滅せずに表示されたか否かを判定
し、クレジット数の全数が点滅せずに表示されたと判定
した場合には、前記したように、途中精算操作がキャン
セルされて、処理を終了し、最初に途中精算ボタン60
5が操作される前の表示に戻るようになっている。
【0163】また、Sm10において、クレジット球の
全数が点滅せずに表示されていないと判定した場合、す
なわち、1000球単位、もしくはクレジット球数の全
数が点滅表示されている場合には、Sm3へ再び戻り、
発行ボタン525の操作待ちとなる。
【0164】前記したSm3において、発行ボタン52
5の操作があると判定した場合には、Sm4において、
発行ボタン525が操作された時点での情報表示装置2
28に点滅表示されているクレジット球数(図16
(a)〜(d))の、クレジット球からの減算指示を持
点制御基板292に送信し、クレジット球レジスタから
減算指示された分のクレジット球を減算し、Sm5にお
いて、減算が完了したか、すなわち、指定されたクレジ
ット球数が、クレジット球レジスタから減算がされたか
の信号を前記Sk7における持点制御基板からの受信待
ちとなる。
【0165】また、ここで、クレジット球レジスタに記
憶されている全てのクレジット球を精算する場合には、
クレジット球レジスタに記憶されているクレジット球数
全数の減算処理としてクレジット球レジスタをクリアし
て「0」とするようにしても良い。
【0166】クレジット球の減算が完了したと判定した
場合には、Sm6において、発行ボタン525が操作さ
れた時点で除法表示装置228に表示されているクレジ
ット球数分の精算カードを発行口523から発行するよ
うになっている。
【0167】また、この時には、図17(a)に示すよ
うに、情報表示装置228には、『発券中』の文字が表
示されるとともに、左向きの矢印を表示して、カード発
券口523から精算カードが発行されている様子を遊技
者に対して示すようになっており、精算カードの発行が
終了すると、図19のSm7において、持点制御基板2
92に設けられている精算済球レジスタに、途中精算さ
れたクレジット球数を加算更新するとともに、情報表示
装置228、クレジット表示器604、クレジット表示
部223のクレジット球表示を減算後の表示に更新し
て、処理を終了するようになっている。
【0168】また、この時の情報表示の様子を図17
(b)に示すと、精算カードの発券が終了すると、情報
表示装置228には、精算された球数である2000球
が精算済み数として表示されるとともに、本実施例で
は、前記したように精算済みの球数と未精算の球数とを
合計した、遊技者が獲得した総遊技球数(打球待機皿2
20上の遊技球は除く)である3500球を情報表示装
置228の画面を分割して表示するようになっている。
【0169】また、この途中精算で精算されたクレジッ
ト球を差し引いた残りのクレジット球数である1500
球をクレジット表示器604と、図3に示す打球待機皿
220に設けられているクレジット表示部223とに更
新して表示するようになっている。
【0170】図17(c)では、図17(b)で、残り
のクレジット球数が1500球となっているときに、更
に1000球の途中精算を追加実施された場合が示され
ており、情報表示装置228には精算済み球数である3
000球(前回の2000球と今回の1000球を累積
して表示)が表示されているとともに、総遊技球数であ
る3500球はそのまま表示され、残りのクレジット球
数であった1500球から途中精算された1000球を
差し引いた500球がクレジット表示器604と、前記
クレジット表示部223とに表示更新されるようにな
る。
【0171】ここでの図17による例示としては、遊技
者が3500球のクレジット球を所持している場合に、
2000球と1000球の2回の途中精算が行われ、こ
れにより2000球分と、1000球分の2枚の精算カ
ードが発行され、クレジット球が500球残り、このク
レジット球を用いて再度遊技を行うことが出来るように
なっている。
【0172】以下、遊技者が本実施例のパチンコ機2に
て遊技を行う場合の流れについて説明すると、まず遊技
者は遊技場の所定箇所に設けられたプリペイドカード発
行機(図示略)にて購入したプリペイドカード、或いは
予め遊技場から発行された会員カードを前記カード挿入
口305に挿入する。
【0173】このカード挿入により、該挿入したカード
の残度数が前述のようにして対応するパチンコ機2の前
記カード残高表示部227に表示される。遊技者は該カ
ード残高表示部227に度数が残存することを確認した
後、前記球貸ボタン231或いは前記自動球貸ボタン2
32を押圧操作する。
【0174】該操作は、前記図10によるフロー図に示
すように、前記持球制御マイクロコンピュータ291a
にて検知され、前記球貸ボタン231が操作された場合
には、前述のように球切払出装置265から5度数に相
当する所定数のパチンコ球(125個)が前記打球待機
皿220の皿部221へ排出、供給されることで遊技者
は前記打球操作ハンドル240を操作して待機球を前記
遊技領域203へ打ち込んで遊技を実施する。
【0175】また、前記自動球貸ボタン232が操作さ
れた場合には、前述のように自動球貸設定が「ON」に
設定され、最初は待機球検出センサ222による待機球
の検出が非検出(「OFF」)であって、クレジット球
数が存在しないことから所定数である125個のパチン
コ球が打球待機皿220の皿部221へ排出、供給され
ることで、球貸が実施されて、遊技者は遊技を行うこと
ができるとともに、遊技により待機球が減少して前記待
機球検出センサ222による待機球の検出が再度非検出
(「OFF」)になった場合には、自動的に前述と同様
に125個のパチンコ球がプリペイド度数より払い出さ
れるようになっている。尚、これら自動球貸ボタン23
2の操作にて自動球貸モードに設定されていても、クレ
ジット球数が前記クレジット表示部223に存在する場
合においては該クレジット球数よりの払出しが前記球貸
による払出よりも優先されるようになっている。尚、こ
れらクレジット表示部223に存在するクレジット球数
が125個に満たない場合には、該クレジット球数の全
数が払い出される。
【0176】これら遊技により入賞或いは大当りが生じ
た場合には、該入賞に該当する賞球が前記球切払出装置
265から球流入口243を通じて打球待機皿220に
払い出され、該球流入口243より皿部221内に流入
できなかったパチンコ球は、前記クレジット球流路27
5を流下してクレジット球スイッチ283により検出さ
れ、前記クレジット表示部223に存在するクレジット
球数に加算されていく。
【0177】遊技により前記打球待機皿220の待機球
が減少して、前記クレジット球数を打球待機皿220に
払い戻しさせたい場合には、前記Sa18における前記
待機球検出センサ222による待機球の検出が「OF
F」が検出されることに基づき、前記図14に示す自動
モードルーチンが実施されて、所定数のパチンコ球の払
い戻しが一義的に実施されるようになっている。
【0178】尚、本実施例では、このように、自動にお
いてのみクレジット球数の払戻を実施できるようにして
いるが、本発明はこれに限定されるものではなく、これ
らクレジット球数の払戻を遊技者が実施させるためのク
レジット返却ボタン等を設けるようにしても良い。
【0179】また、前記クレジット球数をパチンコ機2
の下部中央位置に設けられている前記外部取出口249
よりパチンコ機2の外部に取り出したい場合には、予め
貯留箱251を前記外部取出口249の下方位置に配置
した後、前記外部払出ボタン239を押圧操作すること
で、前記図10のフロー図に示すように、該操作が前記
Sa9にて検知され、前述の図11に示す外部払出ルー
チンが実施されて、前記クレジット球数が残存する場合
には該外部払出ボタン239が押圧されている間におい
てクレジット球数からの払い戻しが実施され、遊技者は
外部取出口249より前記打球待機皿220に残留して
いる待機球も含めたパチンコ球の払い戻しを受けること
ができる。
【0180】これら一度パチンコ機外部に払い出された
パチンコ球を再度遊技に使用したい場合には、これら外
部排出されたパチンコ球を前記打球待機皿220の皿部
221上面を覆う開閉蓋225を開けて投入すること
で、遊技に使用することができる。
【0181】また、遊技者が所用にて遊技を中断したい
場合には、前記中断ボタン235を押圧操作すること
で、前記図10のフロー図に示すように、該操作が前記
Sa11にて検知されて前述のSa12〜Sa16の処
理並びに図13に示す中断待機ルーチンが実施されるこ
とで、前記中断カードが発行されるとともに、前記打球
操作ハンドル240の操作や、前記計数ボタン238、
外部払出ボタン239の操作並びに自動払戻しによるク
レジット球数の払出並びに球貸が無効化され、第三者が
前記打球待機皿に残存する待機球を用いて遊技を実施で
きないようにされるとともに、クレジット球の払出や取
出並びに精算を実施できないようにされ、前記中断中ラ
ンプ236が点灯されるとともに、前記情報表示装置2
28には中断の経過時間が表示される。
【0182】この中断を解除するには、遊技者は発行さ
れた中断カードを前記カード発券口523へ再度挿入す
ることで、該中断カードのカードIDとクレジット球数
とが照合された後、前述のように打球操作ハンドル24
0が有効化されるとともに、前記計数ボタン238、外
部払出ボタン239の操作並びに自動払戻しによるクレ
ジット球数の払出並びに球貸が有効化されて該クレジッ
ト球数や度数を用いた遊技を実施できるようになる。
【0183】また、遊技者が遊技を終了したい場合にお
いては、前記計数ボタン238を押圧操作することで、
前記図10のフロー図に示すように、該操作が前記Sa
10にて検知されて前述の図12に示す上皿球計数ルー
チンが実施され、前記打球待機皿220に残留している
上皿球(待機球)が前記クレジット球スイッチ283に
送られてクレジット加算された後、該上皿球(待機球)
が加算されたクレジット球数が前記発券制御基板601
に送信されて、前記発券LED524の点灯により発券
ボタン525の操作が有効化され、遊技者が該発券ボタ
ン525を操作することで、前記クレジット球数が記録
された精算カードが発行される。
【0184】遊技者は、該発行された精算カードを前記
POSレジ101が設置されている景品交換カウンタに
持参して、所望の景品との交換に前記クレジット球数を
使用することができる。
【0185】次に、図6、図7及び図20〜図25に基
づいて、前述した研磨装置400及びその周辺の構造を
説明する。
【0186】まず、図6、図7及び図20に示されるよ
うに、取付ベース404には、内部に研磨カセット40
5を装着するための装着部406(図23参照)を構成
する周囲壁407が設けられている。周囲壁407の上
壁には、研磨カセット405に設けられる後述の把手部
408との干渉を避けるための切欠部409が形成され
ている。図20中向かって左側の側壁には、装着部40
6に装着した研磨カセット405を押さえる押さえ片4
10aと、該押さえ片410aから直交方向に連設され
る把手片410bとから構成される押さえ部材410
が、軸部材411を介して側壁における上下所定箇所に
それぞれ回動自在に設けられている。
【0187】周囲壁407内における装着部406の右
側前面にはカバー部材412が取り付けられており、こ
のカバー部材412と右側の周囲壁407の一部によ
り、上下端及び装着部406側が開放する形成された空
間内には、揚送路289の一部を構成する通路部材41
3が、下端側の回転支軸413aを中心として取付ベー
ス404上で所定角度回動自在に枢支されている。
【0188】通路部材413は合成樹脂にて成形されて
おり、該通路部材413の左側部分(装着部406と対
向する部分)には、上下方向に延在する移送通路414
が形成されている。この移送通路414は、図21
(c)に示されるように、パチンコ球が2列で通過可能
な断面形状に構成されており、それぞれの移送通路41
4における装着部406側の開口幅L2は、球の直径L
1よりも小さく設定されている。なお、球が移送通路4
14内より露出する面積を大きくするべく、直径L1と
開口幅L2との差をごくわずかとした。これにより、移
送通路414内を移送されるパチンコ球は、装着部40
6側に脱落すること無く、その一部が移送通路414か
ら装着部406側に臨む構成となっている。
【0189】また、移送通路414から装着部406側
に臨んだパチンコ球の露出部分が、後述する研磨布41
8を介して押圧部材416のスポンジ416a(弾性部
材又は弾性変形部)に没入した状態で押圧され、これに
よってパチンコ球の露出部分が研磨布418と円弧状に
接触する(パチンコ球と研磨布418との接触部分が多
くなる)ようになっている。また、通路部材413の前
面には、カバー部材412に設された切欠部412aか
ら前方に突出する把手部417aと、装着部406側に
突出する係止部417bと、を有する抑え部417が上
下所定箇所にそれぞれ一体に形成されている。また、通
路部材413の上部右側には、周囲壁407の右側の側
壁に上下方向に移動自在に設けられた係止片419に係
脱可能な係止溝420が形成されている。
【0190】この係止片419は、内部に設けられたバ
ネ(図示略)により常時下向きに付勢されており、カバ
ー部材412に形成された切欠穴を介して前方に突出さ
れた把手部419aを介して上下方向に移動操作できる
ようになっている。また、係止片419は、図22に示
されるように、移送通路414内のパチンコ球と研磨布
418との当接状態において、通路部材413における
係止溝420の下部に形成された外向きの突出部421
に当接し、移送通路414内のパチンコ球と研磨布41
8との当接状態を保持するようになっている。
【0191】しかして、通路部材413は、研磨カセッ
ト405を装着部406から取り出す際には、図22に
示すように、把手部417aを右方向に移動操作するこ
とにより、通路部材413を回転支軸413aを中心と
して時計方向に回転させて、移送通路414内のパチン
コ球と研磨布418との当接状態を解除する(離間する
方向に移動させる)と共に、係止部417bによる研磨
カセット405の係止状態(抑え込み状態)を解除す
る。また、研磨カセット405を装着部406に装着し
た場合、把手部417aを左方向に移動操作すること
で、回転支軸413aを中心として反時計方向に回転さ
せ、移送通路414内のパチンコ球を研磨カセット40
5の研磨布418と当接させ、然もこの状態で、抑え部
417の係止部417bが装着部406側に突出して研
磨カセット405を装着部406内に抑え込むようにな
っている。
【0192】装着部406内には、研磨カセット405
内の研磨布418を巻き取るための従動側の回転軸42
2と、駆動側の回転軸423(何れも研磨装置400の
一部を構成する)と、が突設されている。駆動側の回転
軸423は、取付ベース404の裏面側に設けられる巻
取モータ424の出力軸に接続され、その外周面には、
後述するリール425の係合凹部425a(図21参
照)との係合によってリール425を回転させる係合突
起423aが複数個(3個)突設されている。なお、係
合突起423aの数より係合凹部425aの数の方が多
いのは、初期動作時に即座に位置が合うようにするため
である。
【0193】上記した装着部406の下方に位置する取
付ベース404の面上には、研磨布418の移動量を検
出するための移動量検出部を構成する回転部材436が
設けられている。回転部材134は、円盤状を呈した周
囲に一定間隔で複数の透孔436aを形成して構成され
ている。回転部材436は、その中心部分に回転軸42
7の一端が一体的に取り付けられており、該回転軸42
7の他端にはギヤが一体的に取り付けられている。そし
て、回転軸427が円筒状のカラー内に回転自在に設け
られることで、回転部材436とギヤとが一体的に回転
するようになっている。また、回転軸427には、L字
状の保持アーム428の一端が取り付けられる。該保持
アーム428の他端は、回転支軸428aによって取付
ベース404上に回転自在に枢支されている。また、保
持アーム428の中途に設けられた案内突起430に
は、一端を取付ベース404上の所定箇所に固定したコ
イルバネ429の他端が取り付けられている。案内突起
430は、回転部材436と保持アーム428との間に
介在して設けられた案内板431の円弧状の溝432内
に移動自在に位置し、回転支軸428aを中心とした保
持アーム428及び回転部材436の回転動作を案内す
るようになっている。また、取付ベース404には、回
転部材436の回転軸427の下端との干渉を避けるた
めの溝433が回転軸427の移動軌跡に沿った円弧状
に穿設されている。
【0194】しかして、保持アーム428は、回転支軸
428aを中心とした回転によって、図22に示すよう
な装着部406の下縁部に移動した状態と、図23に示
すような装着部406から下方に移動して待避した状態
と、の間で移行可能に設けられている。なお、装着部4
06に研磨カセット405を取り付けた場合、保持アー
ム428が装着部406の下縁部に移動した状態では、
回転軸427の下端のギヤが研磨カセット405の後述
するギヤと歯合した状態となる。一方、保持アーム42
8が装着部406から下方に移動して待避した状態は、
回転軸427の下端のギヤが研磨カセット405のギヤ
との歯合を解除した状態となる。また、コイルバネ42
9は、その弾性力によって回転部材436を装着部40
6側に位置した状態と、装着部406側から退避した状
態で維持するようになっている。
【0195】また、取付ベース404上における案内板
431の上方位置には、発光部と受光部から構成された
光学式のセンサ444がビスで取り付けられており、回
転部材436がセンサ444内に進入した状態で、回転
部材436の透孔436aは、センサ444の発光部と
受光部間に位置する。係る構成により、回転部材436
が回転すると、センサ444の発光部と受光部間を透孔
436aが次々と通過することになるので、受光回数を
カウントすることで、回転部材436の回転量、即ち、
研磨布418の移動量を検出することが可能になる。
【0196】また、取付ベース404上における装着部
406内には、該装着部406に対する研磨カセット4
05の位置決めを行うための位置決め突起445(図
7、20参照)が設けられている。
【0197】また、周囲壁407の上壁における通路部
材413の上方位置には、移送通路414内を移送され
てきたパチンコ球を上方の揚送路289に導くととも
に、移送通路414とともに揚送路の一部を構成する上
部通路460が形成されている。上部通路460の下端
開口は、通路部材413が図20に示されるように装着
部406寄りに位置している状態で、移送通路414の
上端と連通するように設けられている。
【0198】この上部通路460における図中左側に
は、研磨カセット405を装着部406から取り外す際
における、揚送路289内のパチンコ球の落下を防止す
る遊技球落下防止手段としての支持部材461が、その
中央の回転支軸461aを介して回動自在に設けられて
いるとともに、その左側には、この支持部材461の回
動を所定の位置で規制する規制部463が設けられてい
る。
【0199】支持部材461は、図24(a)に示され
るように、その上部通路460側の先端部464が上部
通路460の外方に退避した位置と、図24(b)に示
されるように、先端部464が上部通路460に形成さ
れた開口部462を通して上部通路460内部に突出す
る位置と、の間で回動自在に設けられており、図24
(a)に示される退避位置にある状態から反時計回りに
回動されることで、図24(b)に示されるように、上
部通路460の下端に位置するパチンコ球P1とその下
方にあるP2との間に先端部464が挿入され、パチン
コ球P1を下方から上方に押し上げるようにして開口部
462を介して上部通路460内に突出するようになっ
ている。このように先端部464が上部通路460内に
突出して、上部通路460の下端に位置するパチンコ球
P1を下方から支持することで、揚送路289を構成す
る上部通路460内にあるパチンコ球の上部通路460
の下端開口からの落下が防止されるようになっている。
【0200】本実施例における支持部材461の先端部
464は、先端に向かうに従い先細り形状となるよう
に、パチンコ球を支持する支持面となる先端部上面が円
弧状に切り欠かれて略凹状に形成されているため、移送
通路414から上部通路460を通してその上方の揚送
路289にわたって、それぞれ自重により隣接する上下
のパチンコ球と連なるように複数のパチンコ球が存在し
ている状況にあっても、上部通路460の下端に位置す
るパチンコ球P1とその下方のパチンコ球P2との間に
スムーズに挿入されるとともに、上方に押し上げたパチ
ンコ球P1を下方から安定して支持出来る。
【0201】また、支持部材461における回転支軸4
61aの上方には、支持部材461の上方に設けられた
係止部材465の先端部465aが係脱自在な係止溝4
66a、466bが形成されている。係止部材465
は、該係止部材465を下方に付勢するバネ467を介
して上下方向に移動自在に設けられており、図24
(a)に示されるように、支持部材461の先端部46
4が上部通路460の外方に退避した位置において係止
溝466a内に係合し、図24(b)に示されるよう
に、先端部464が上部通路460内部に突出する位置
において係止溝466b内に係合するようになってお
り、それぞれの位置において支持部材461の回動に抵
抗を付与するようになっている。
【0202】規制部463は、基体468と、基体46
8内に形成された空間内に図中左右方向に移動自在に設
けられる移動体469とから構成されている。移動体4
69は、該移動体469を左右方向に移動自在に操作す
るための把手部469aが基体468の前面に露出する
ように形成されているとともに、支持部材461側の側
面には、支持部材461の回動を規制する突出片469
bが基体468から突出するように形成されている。ま
た、移動体469は、基体468内に設けられたバネ4
70により、突出片469bが常時支持部材461側に
突出するように設けられている。
【0203】詳しくは、突出片469bは、基体468
から側方に突出した状態において、先端部464が上部
通路460内に突出する位置となる支持部材461の後
端片471の端部上面に当接するようになっているた
め、図24(b)に示されるように、支持部材461に
よりパチンコ球P1を下方から支持した状態において、
この支持部材461の時計回りの回動を不能にロック出
来るようになっている。このように支持部材461によ
り揚送路にあるパチンコ球の上部通路460下端開口か
らの落下が確実に防止される。
【0204】図20に戻って、周囲壁407内における
通路部材413の下方位置には、下端が揚送装置288
に連設される下部通路473が形成されている。この下
部通路473の上端開口は、通路部材413が図20に
示されるように装着部406寄りに位置している状態
で、移送通路414の下端と連通するように設けられて
いる。
【0205】本実施例においては、この下部通路473
の左側にも、前述した支持部材461及び係止部材46
5と同様に構成された支持部材461’及び係止部材4
65’が設けられており、研磨カセット405を装着部
406から取り外す際において、下部通路473内の所
定位置にあるパチンコ球を下方から支持出来るようにな
っている。なお、これら支持部材461’及び係止部材
465’は、前述した支持部材461及び係止部材46
5と同様に構成されているため、ここでは対応する部位
の符号に「’」を付して図中に記すことで、ここでの構
造の詳細な説明は省略することとする。
【0206】この支持部材461’は、図20に示され
るように、その下部通路473側の先端部464’が下
部通路473の外方に退避した位置と、図22に示され
るように、先端部464’が下部通路473に形成され
た開口部474を通して下部通路473内部に突出する
位置と、の間で回動自在に設けられているとともに、係
止部材465’の先端部465a’と係止溝466
a’、466b’との係合作用により、前記それぞれの
位置において回動に所定の抵抗力が付与されて回動が規
制されるようになっている。
【0207】本実施例においては、上方の支持部材46
1により上部通路460を含める装着部406よりも上
方の揚送路289内のパチンコ球の上部通路460の下
端開口からの落下を防止すれば、このような支持部材4
61’により下部通路473内の所定のパチンコ球を下
方から支持しなくても、パチンコ球を取り除くことなく
研磨カセット405を容易に取り外すことは出来るが、
例えば、上方の支持部材461をパチンコ球の間に差し
込む際に、パチンコ球の位置関係により挿入しにくい状
況等が発生した場合等において、この下方の支持部材4
61’により、下部通路473内の所定のパチンコ球を
下方から押し上げて、移送通路414と上部通路460
との間付近にあるパチンコ球の位置を変えることが出来
るため、支持部材461によるパチンコ球の落下防止処
理を容易に施すことが出来ることになる。
【0208】次に、遊技球清浄手段としての研磨布41
8を有する研磨カセット405について図21を参照し
て説明する。研磨カセット405は、図21(a)、
(b)に示されるように、装着部406内に収納可能な
寸法を呈した矩形状の収納ケース446と、該収納ケー
ス446の上面開口を開閉自在に開閉するよう収納ケー
ス446の一側に回動自在に枢支される蓋板447と、
収納ケース446内に回動自在に収納される従動側のリ
ール426及び駆動側のリール425と、これら各リー
ル425、426間に渡って巻回される帯状の研磨布4
18と、を備えている。なお、図21(a)は蓋板44
7が取り外された状態が示されている。
【0209】リール425、426は、円盤状の底面
と、その中心から起立する円筒部と、からなり、駆動側
のリール425の円筒部の内面には、前記係合凹部42
5aが複数形成されており、該係合凹部425aと前記
係合突起423aとの係合によって巻取りモータ424
の回転軸の駆動がリール425に伝達される、言い換え
れば、前記回転軸の回転動作に合わせてリール425が
一体的に回転するようになっている。
【0210】収納ケース446の一側(蓋板447の枢
支側とは反対側)には、前述した縦長形状の押圧部材4
16がビスで取り付けられる。押圧部材416の一側面
には、長方形状のスポンジ416aが一体的に取り付け
られ、該スポンジ416aの外面が研磨布418の支承
面となると共に前記移送通路414内のパチンコ球を研
磨する研磨部分となる。スポンジ416aは、パチンコ
球と研磨部材である研磨布418との当接面積を多くし
て研磨カセット405(研磨布418)によるパチンコ
球の研磨能力を向上させ、より磨けるように作用するも
のである。即ち、移送通路414内のパチンコ球と研磨
布418との当接状態において、移送通路414内のパ
チンコ球(厳密に言えば、移送通路414から若干はみ
出たパチンコ球の露出部分)が研磨布418を介してス
ポンジ416aに押し込まれることで、パチンコ球の研
磨を確実に行わせるようになっている。また、押圧部材
416の長手方向端部側には、研磨布418の巻き取り
を誘導するためのローラ448a、448bが各回転軸
を介して回転自在に取り付けられている。
【0211】また、収納ケース446における図21中
上方には、装着部406に対する研磨カセット405の
着脱を容易にするための把手部408が一体に突設され
ている。また、収納ケース446の下方には、駆動側の
リール425に巻き取られる使用済み部分の研磨布41
8を外部に露出する切欠部が形成されており、該切欠部
から外部に突出するようにローラ取付部449が形成さ
れているとともに、このローラ取付部449には、研磨
布418を掛け渡すためのローラ451が回転自在に軸
支されている。また、このローラ451の後端には、前
述した回転軸427に取り付けられるギヤに噛合するギ
ヤ(図示略)が該ローラ451と一体に回転するように
固定されている。
【0212】ローラ取付部449の右側には、円筒状の
案内ローラ437が回転自在に設けられており、研磨カ
セット405の装着部406への装着時において、この
案内ローラ437の内部に前記突起445が嵌挿される
ようになっている。
【0213】また、収納ケース446には、図示しない
コイルバネの付勢力によってリール425の周側面に摺
接して駆動側のリール425の回転に所定の抵抗を付与
ことにより、リール425がガタツクことなくしっかり
と回転させる圧接部材452が移動自在に設けられてお
り、リール425に掛け渡される研磨布418の巻き取
り時における緩みが防止されるようになっている。これ
により、確実且つ正確な研磨布418の巻き取りを行う
ようになる。
【0214】また、以上説明してきたように、本実施例
における遊技球環流経路の一部を構成する揚送路289
は、揚送装置288から周囲壁407内部の移送通路4
14の下端まで延設される下部通路473と、装着部に
装着された研磨カセット405における通路部材413
に形成された移送通路414と、周囲壁407内部の移
送通路414の上端から上方に向かって延設される上部
通路460と、から構成されており、特に移送通路41
4の上端と、その上方の上部通路460の下端との間に
は分離部が形成されており、装着部406に装着された
研磨カセット405の研磨布418と当接して遊技球を
清浄する清浄部としての移送通路414部分が、研磨カ
セット405を取り外すために分離自在に設けられてい
る。
【0215】以上、研磨カセット405及び装着部40
6の構成について説明したが、次に、使用済みの研磨布
418を収納した研磨カセット405を装着部406か
ら取り外す方法について説明する。
【0216】まず、研磨カセット405が装着部406
に装着されている状態において、揚送装置288、及び
研磨装置400の電源をOFFとする。この状態におい
ては、図20に示されるように、揚送路289、すなわ
ち、揚送装置288から下部通路473、移送通路41
4、上部通路460からなる揚送路289内には、複数
のパチンコ球が連なって停止されている。
【0217】ここで、上部通路460内のパチンコ球の
落下の防止作業をおこなう。まず、図24(a)に示さ
れるように、把手部469aを図中左側にスライドさせ
て、突出片469bを基体468内に退避させておくと
ともに、先端部464が上部通路460から退避した状
態の支持部材461の後端片471を下方に押圧して反
時計回りに回動させる。この操作により、図22及び図
24(b)に示されるように、上部通路460の下端に
位置するパチンコ球P1とその下方にあるP2との間に
先端部464が挿入してパチンコ球P1を下方から上方
に押し上げるようにして開口部462を介して上部通路
460内に突出し、上部通路460の下端に位置するパ
チンコ球P1が支持部材461により下方から受け支え
られる。
【0218】支持部材461が略水平な状態、すなわ
ち、係止溝466bに係止部材465の先端部465a
が係合した状態において、把手部469aの保持を解除
して、退避させていた突出片469bを突出させ、この
突出した突出片469bの下面に後端片471の上面を
当接させて支持部材461の回動を確実に規制する。以
上の操作により、支持部材461によって装着部406
の上方に位置する揚送路289(上部通路460)内に
あるパチンコ球が上部通路460内において下方に移動
不能に保持される。
【0219】次に、図22に示されるように、上下の押
さえ部材410をそれぞれ図中矢印方向に回転させて、
抑え片410aによる研磨カセット405の押さえを解
除するとともに、研磨布418の巻取り量を検出する回
転部材436を装着部406から離すように図中下方に
引き下げて退避させる。
【0220】さらに、把手部419aを介して係止片4
19を上方に引き上げた状態で、把手部417aを介し
て通路部材413を回転支軸413aを中心に時計回り
に回転させ、通路部材413を所定角度傾けた状態で、
把手部417aの保持状態を解除して係止溝420に係
止片419を係合させる。これにより、移送通路414
内のパチンコ球は、図22に示されるように、通路部材
413により保持された状態でその傾動とともに装着部
406から退避する方向に移動するので、研磨布418
との当接状態が解除されることになる。この通路部材4
13の傾動により、移送通路414の上端と上部通路4
60の下端との連通が解除され、上部通路460の下端
が開放することになるが、前述のように、上部通路46
0内の下端に位置するパチンコ球P1は支持部材461
により下方から受け支えることにより、揚送路289と
しての上部通路460内のパチンコ球が落下してくるこ
とはない。
【0221】このように、研磨布418に当接する位置
に配置される通路部材413が、研磨布418から退避
する方向に移動出来るように構成されているため、使用
した研磨布418を収納した研磨カセット405を、装
着部406からそのまま手前側に引き出すだけで簡単に
取り外すことが出来る。
【0222】また、未使用の研磨布418を収納した研
磨カセット405を装着部406に取り付ける場合は、
図21に示されるように、従動側のリール426の筒状
部の外周に多重に巻回された新規な研磨布418の一端
が、ローラ448aを介して折り返されてスポンジ41
6a上に敷設され、ローラ448bを介して折り返され
てさらに案内ローラ437、ローラ451に掛け渡さ
れ、適当な張力を持って駆動側のリール425の筒状部
に取り付けられた研磨カセット405を用意しておき、
前述した取り外し方法と逆の手順で装着部406に取り
付ければよい。
【0223】以上の操作で、研磨布418を有する研磨
カセット405は、装着部406内に着脱可能に装着さ
れる。この状態で、前述のように揚送装置288によっ
てパチンコ球が通路部材413の移送通路414内を下
から上に揚送されると、押圧部材416によって研磨布
418が移動中のパチンコ球に当接して押し付けられ
る。これにより、揚送されるパチンコ球に付着した汚れ
は、研磨布418で削り取られて(ふき取られて)研磨
される。
【0224】係るパチンコ球の研磨によって研磨布41
8の研磨部分(移送通路414に対向している部分)は
汚れる。このため、巻取りモータ424を駆動してリー
ル426に巻回された研磨布418をリール425側に
巻き取る。なお、前記揚送制御マイクロコンピュータに
よる研磨布418の巻き取り制御は、実施形態中では、
一定球数の間欠式(例えば、1000個回収で3.14
mm更新)で研磨布418を移動させる構成となってい
る。但し、このような構成に限らず、揚送装置288に
よるパチンコ球の揚送時に常にゆっくりと研磨布418
の巻き取りを行う方式としてもよい。この方式とした場
合、研磨布418は、その巻き取り操作によってパチン
コ球の揚送方向とは逆の上から下に移動することになる
ので、巻き取り中、研磨作用はさらに向上すると共に、
移動するパチンコ球との接触によって研磨布158は、
張られる方向に作用力を受けるので、パチンコ球との接
触による緩みの発生が極力抑えられる。また、研磨部材
を巻き取る構成としては、研磨部材が露出する部分(球
と接触する部分)の単位で巻き取るようにしてもよい。
また、巻き取り時期については、研磨部材の汚れ度合い
を直接検出するセンサを設け、その汚れ検出に基づいて
巻き取り時期を制御したり、1日1回巻き取るようにし
たり(遊技店の開店前あるいは開店後)、あるいは所定
時間経過で巻き取るようにしてもよい。
【0225】また、上記した研磨布418の移動に伴っ
て回転部材436は回転するため、制御装置は、センサ
444からの出力によって回転部材436の回転量を判
断し、予め定められた研磨布418の一回の移動量に相
当する回転量となった時点で巻き取りモータを停止する
ので、研磨布418の移動量の制御を正確に実行できる
ようになる。
【0226】なお、前記移送通路414が形成された通
路部材413など、パチンコ球の移送において直接的に
パチンコ球と接触する構成部材は、パチンコ球との摩擦
係数が小さく耐磨耗性に優れた(スリップ性があり汚れ
が付き難い)ポリアセタール(POM)や球流下時の耐
衝撃性に優れたポリカーボネート(PC)によって形成
されている。通路部材413は、ポリアセタール(PO
M)で成形されている。但し、このような構成部材の材
質は、必ずしもPOMやPCに限定せず、ナイロンなど
の合成樹脂あるいは合成樹脂以外の材質であってもよ
い。例えば、金属でもよい。
【0227】また、研磨布418は、ポリエステルレギ
ュラー糸を縦糸とする一方、ポリエステル超極細繊維を
横糸とし、この縦糸と横糸とを綾織した生地の裏面に不
織布を貼り合わせることで形成されている。パチンコ球
の研磨面に用いられるポリエステルは、ワイピング性能
(拭き取り性能)に優れて研磨布に適しており、汚れや
油分などがよく拭き取れるようになっている。また、生
地をそのまま使用すると、研磨布自体に張りがなくなる
ため、研磨布の巻き取り時によじれてしまい、うまく巻
き取りができなくなってしまう。このため、不織布を裏
面に貼り合わせることで、研磨布に張りを持たせるよう
になっている。但し、研磨布の材質は、これに限定する
ものではなく、汚れの研磨性能を有するものであればい
ずれの構成であってもよい。例えば、不織布の代わりに
ポリエステルフィルムを生地の裏面に貼り合わせた構成
としてもよい。なお、実施形態中では、研磨部材を研磨
布としているが、材質は布に限らず、例えば、紙でもよ
いし、天然素材を用いた布や不織布のみのものでもよ
い。
【0228】以上のように構成された本発明の実施例と
しての遊技用装置にあっては、装着部406に着脱自在
に設けられた遊技球清浄手段としての研磨布418を有
する研磨カセット405を前記装着部406から取り外
すために、揚送路289における、研磨布418が配置
される通路である移送通路414が分離自在に設けられ
ているとともに、該分離自在な移送通路414の上方の
揚送路である上部通路460内のパチンコ球を落下不能
に下方から支持することが出来る遊技球落下防止手段と
しての支持部材461が設けられていることにより、前
記揚送路289内のパチンコ球を揚送路289の外部に
抜き取ることなく、研磨カセット405を装着部406
から容易に取り外すことが出来る。
【0229】また、揚送路289における移送通路41
4を構成する通路部材413が、回転支軸413aを介
して装着部406から離間する方向に移動自在に設けら
れているため、研磨カセット405を装着部406から
取り外す際において、通路部材413を一時的に装着部
406から離間する方向に退避させておくことが出来る
ため、研磨カセット405の取付け、取り外しが容易に
なる。
【0230】また、遊技球落下防止手段が、研磨布41
8が配置される通路である移送通路414よりも上方の
揚送路(上部通路460)のパチンコ球を下方から受け
支え出来るように設けられた支持部材461により構成
されているため、装着部406の上方にある揚送路(上
部通路460)のパチンコ球の前記揚送路からの落下を
確実に防止することが出来る。
【0231】また、支持部材461が揚送路(上部通路
460)に対して進退自在に設けられているため、必要
に応じて支持部材461により揚送路(上部通路46
0)内のパチンコ球を落下不能に支持することが出来る
ばかりか、支持部材461の先端464が先細り形状に
形成されていることで、揚送路(上部通路460)内の
パチンコ球間に支持部材461の先端部464を容易に
挿入してパチンコ球の下方から受け支えることが出来
る。また、前記支持部材461におけるパチンコ球の支
持面464が、略上向き凹状に形成されているので、支
持部材461によりパチンコ球を安定して支持できる。
【0232】また、揚送路289における研磨布418
が位置する通路部分である移送通路414以外の通路部
分(上部通路460、下部通路473)は、パチンコ球
が外部に露出しないように、前述したように筒状の樋部
材により構成されているため、揚送路(上部通路46
0)内へのゴミや塵等の進入が効果的に防止される。
【0233】また、このように本実施例の遊技用装置に
おける揚送路289は、研磨布418が収納された研磨
カセット405の装着部406からの着脱作業中におい
て、揚送路289内を揚送されるパチンコ球に当接する
ように配置される研磨布418よりも上方の揚送路28
9の一部が開放されるように構成されている。詳しく
は、上記のように揚送路289の一部を構成する移送通
路414を有する通路部材413が、装着部406に装
着される研磨カセット405の研磨布418に対して近
接する位置と、研磨布418から離間する方向に退避す
る退避位置との間で移動自在に設けられており、この通
路部材413を前記退避位置方向に移動させることで、
研磨布418が収納された研磨カセット405を装着部
406から取り外すことが出来るように構成されている
が、遊技球落下防止手段としての支持部材461が上部
通路460に設けられているため、研磨カセット405
を装着部406から取り外すために通路部材413を移
動させることにより上部通路460の下端開口が開放し
ても、上部通路460内のパチンコ球が下端開口から外
部に落下することを防止出来るため、パチンコ球を落下
させることなく、研磨布418を容易に交換することが
出来る。
【0234】このように上方の揚送路289内にあるパ
チンコ球の落下を支持部材461により下方から受け支
えることにより防止出来るようになっていることによ
り、例えば研磨布418の交換の際に揚送路289内の
パチンコ球を外部に抜いてから交換する必要等がないの
で、パチンコ球を再び揚送路289内に戻す等の手間を
かけることなく、新規な研磨布418を装着した時点
で、前記支持部材461によるパチンコ球の支持状態を
解除するだけで、すぐに揚送路289内のパチンコ球の
研磨を開始することが出来る。
【0235】また、上記実施例における遊技球落下防止
手段としての支持部材461は、回転支軸461を中心
に回動自在に設けられているものであったが、本発明に
おいては、研磨布418の交換の際における揚送路28
9内にあるパチンコ球の落下を防止出来るように構成さ
れていれば、その構成や形態は上記支持部材461に限
定されるものではない。
【0236】例えば、図25には遊技球落下防止手段の
変形例が示されている。なお、この変形例において前述
の実施例と異なる箇所のみ説明することとするととも
に、同様の部位や構成に関しては前述の実施例と同様の
符号を付すことによりここでの説明を省略することとす
る。
【0237】この遊技球落下防止部材としての支持部材
480は、固定片481を介して図中左右方向に移動自
在に設けられており、図25(a)に示されるようにそ
の先端部482が上部通路460から退避した退避位置
と、図25(b)に示されるように、先端部482が開
口部462を介して上部通路460内に突出して、上部
通路460内のパチンコ球を受け支える支持位置との間
でスライド移動自在に設けられている。なお、支持部材
480の上面には、前記退避位置と前記支持位置におい
て、その上方に設けられる係止部材465の先端部46
5aが係合する係止溝483a、483bが形成されて
おり、それぞれの位置において移動不能に固定できるよ
うになっている。
【0238】このように、上下方向に設けられた上部通
路460に対して直交する方向にスライド移動自在に設
けられた支持部材480によっても、図25(b)に示
されるように、上部通路460内下端に位置するパチン
コ球P1を下方から受け支えることにより、上部通路4
60の下端開口からの落下を防止できる。また、このよ
うに支持部材480が上部通路460に対して直交する
方向にスライド移動自在に設けられていることにより、
上部通路460内下端に位置するパチンコ球P1と移送
通路414の上端にあるパチンコ球P2との間に、その
先端部482を容易に挿通することが出来る。
【0239】また、遊技球落下防止部材としての支持部
材461、480は、揚送路289内にあるパチンコ球
間に先端部を挿入して、所定のパチンコ球を下方から受
け支えることで揚送路289からの落下を防止するもの
に限定されるものではなく、例えば特に図示はしない
が、上部通路460内のパチンコ球を通路の一側方から
押圧して通路内壁に強く押し当てることでパチンコ球の
落下を防止するものや、所定のパチンコ球の側周面を覆
うように保持する保持部材のようなもの等であってもよ
い。
【0240】また、これら支持部材461、480は、
研磨カセット405を装着部406から取り外す前に作
業者が操作するように設けられていたが、例えば、通路
部材413の傾動に伴ってパチンコ球が支持部材46
1、480により支持されるように、通路部材413に
適宜連動機構を介して連動するように設けられていても
よい。このようにすることで、支持部材461、480
によるパチンコ球の落下防止作業を忘れた状態で研磨カ
セット405を取外してパチンコ球が落下してしまうこ
とを防止出来る。
【0241】また、この場合、特に図示はしないが、例
えば通路部材413の上端に、該通路部材413が研磨
布418から離間する方向に傾動した際において上部通
路460の下端開口を閉塞する閉塞部材を設けてこれを
遊技球落下防止手段とすれば、通路部材413の移動に
連動して上部通路460の下端が閉塞されるので、複雑
な連動機構等を設けなくてもパチンコ球の落下を防止出
来る。
【0242】さらに、このような支持部材461、48
0等の遊技球落下防止手段によるパチンコ球の落下防止
作業を行わずに研磨カセット405を取り外すのを防止
することを目的として、例えば支持部材461、480
によりパチンコ球を支持しない限り、研磨カセット40
5の装着部406からの取り外しが行えないようにして
もよい。この場合、例えば上記実施例の構成で言えば、
支持部材461、480にてパチンコ球を支持した状態
となった時点で、押さえ部材410による研磨カセット
405の押さえが解除されて回動可能となるように構成
すればよい。
【0243】また、本実施例における遊技用装置におい
ては、研磨装置400、揚送路289、支持部材46
1、480は、単体島1側に設けられていたが、本発明
はこれに限定されるものではなく、遊技機としてのパチ
ンコ機2側に設けられていてもよい。
【0244】次に、本発明の第2の実施例を図26〜図
29に基づいて説明する。
【0245】(実施例2)図26には、遊技場内に設置
される遊技島(図示略)に並設されるとともに、遊技球
であるパチンコ球が指触不能に封入された封入式遊技機
の一例である封入式のパチンコ機802と、パチンコ機
802の側部位置に各パチンコ機802毎に一対に配置
されるカードユニット803とが示されている。
【0246】パチンコ機802の前面には操作部832
が設けられており、この操作部832の上面には、図2
8に示すように遊技者によりカードユニット803に設
けられた後述するICカード挿入口807に挿入された
記録媒体であるICカードより読み出されたICカード
に個別に付与、記録された識別符号(ID)および有価
価値情報である度数データに基づく度数を表示する度数
表示部903と、その時点において遊技者が所持する持
ち点合計(合計得点)が表示される合計得点表示部90
4と、遊技の開始または合計得点が「0」になった際に
押圧操作されて、度数表示部903に残度数が存在する
場合に所定の大きさの得点の貸出を行う貸出ボタン90
1と、遊技を終了する際等に押圧操作されることによ
り、カードユニット803に挿入されているICカード
の返却がなされる返却ボタン902とが設けられてお
り、これら各部は操作部832内部に設けられている基
板900上に実装されている。
【0247】パチンコ機802に内部に内封されたパチ
ンコ球は、打球操作ハンドル15を操作することによ
り、ハンマー828により1発ずつ遊技領域817内に
打込まれる。打込まれたパチンコ球は発射球検出器82
6により1つずつ検出され、検出のある毎に合計得点表
示部904の持点数が1つずつ減算更新表示される。
【0248】また、発射勢いが弱すぎて遊技領域817
にまで到達しなかったパチンコ球はファール球入口82
7より回収され、遊技盤の裏面に設けられたファール球
検出器838(図27参照)で検出される。これらファ
ール球が検出されるごとに合計得点表示部904の持点
数が1つずつ加算更新表示される。これにより、遊技球
が遊技領域817に到達することなく減算更新された持
点を遊技者が再度有効に使用することが出来るようにな
っている。
【0249】これら遊技領域817内部に打ち込まれた
遊技球が始動口819や通常入賞口820、あるいは可
変入賞球装置816に入賞すれば、その入賞に応じて所
定数の得点が遊技者に付与される。遊技者に付与された
得点は、合計得点表示部904に加算更新表示される。
また、いずれの入賞口にも入賞しなかったパチンコ球は
アウト口825より回収される。
【0250】パチンコ機802の背面には、図27に示
されるように、所定数のパチンコ球が封入されたパチン
コ球の循環経路が設けられており、封入されたパチンコ
球が循環して遊技に使用されている。封入されたパチン
コ球循環経路の一部を構成する揚送路862の途中に
は、球タンク59に排出された封入球を打込球集合樋8
40まで揚送するための遊技球揚送手段としての球還元
機855と、球還元機855により揚送途中の封入球を
研磨し、球の表面の汚れを磨き落とす遊技球清浄手段と
しての研磨布を有する研磨装置854とが設けられてい
る。球還元機855は、スプロケット858、リフトモ
ータ922、揚送路862を含み、パチンコ機802と
独立して取外し可能である。さらに球還元機855に
は、研磨装置854を着脱可能に装着するための装着部
が設けられている。球還元機855の揚送路862の上
方部分は、図示するように伸縮可能な蛇腹部材で構成さ
れており、この蛇腹部材は打込球集合樋840との連結
口より取外し可能である。したがって、必要に応じて球
還元機855内の球抜きを行なうことが可能になってい
る。
【0251】通常入賞口820や始動口819、あるい
は可変入賞球装置816内に進入した入賞球は、遊技盤
の裏面に導かれて入賞球集合樋830に案内され、一
方、アウト口825により回収されたアウト球は、アウ
ト球誘導樋836に案内されて、入賞球検出器831で
検出された入賞球と合流する。そして、アウト球および
入賞球は打込球検出器833で検出された後、回収樋8
34を流下して、下方の球タンク859内へ案内され
る。
【0252】球還元機855を介して研磨装置854を
通過するように揚送され、再度打込球集合樋840内へ
案内されたパチンコ球は、傾斜に沿って発射球供給口8
39へ案内され、またファール球入口827より回収さ
れたファール球は、ファール球検出器838で検出され
た後に打込球集合樋840内に合流され、それぞれ発射
球供給口839に案内される。遊技者が打球操作ハンド
ル815を操作すれば打球モータ829が駆動してハン
マー828が間欠揺動され、ハンマー828の間欠揺動
に伴って発射球供給口839に案内されたパチンコ球が
1発ずつ遊技領域817へ弾発発射される。以上のよう
にして、パチンコ機802内に封入されている所定数量
のパチンコ球が繰返し循環して使用されている。
【0253】図27中835は遊技用制御基板であり、
各種遊技内容の制御を行なう遊技用マイクロコンピュー
タ856(図29参照)が設けられている。843は持
点用制御基板であり、持点の制御を行なうための持点制
御用マイクロコンピュータ920(図29参照)が設け
られ、持点用制御基板843はコネクタ部844を介し
てカードユニット803に設けられたカードユニット制
御基板(図示略)と接続されている。
【0254】図26における905はアナログ表示部で
あり、合計得点表示部904に表示されている持点数
(合計得点)がランプの点灯量によりアナログ表示され
る。また、814は透明板保持枠であり、遊技領域81
7の前面を覆う透明板を保持している。
【0255】遊技領域817に打込まれた遊技球が始動
口819に入賞すれば、可変表示装置818で図柄の可
変表示が開始される。そして、可変表示装置818の可
変表示結果が予め定められた特定の表示態様(たとえば
777)となればいわゆる大当りが発生する。大当りが
発生すれば、ソレノイド821が励磁されて可変入賞球
装置816に設けられた開閉板824が解放状態となり
遊技者にとって有利な第1の状態となる。この第1の状
態はパチンコ球の可変入賞球装置816への所定個数
(たとえば10個)の入賞、あるいは所定期間(たとえ
ば30秒間)の経過のうち、いずれか早い方の条件が成
立することにより終了して遊技者にとって不利な第2の
状態、すなわち、開閉板824が閉じた状態となる。
【0256】可変入賞球装置816が第1の状態となっ
ている間に可変入賞球装置816内に進入したパチンコ
球は、入賞個数検出器823あるいは特定入賞球検出器
822により検出される。パチンコ球が特定入賞球検出
器822により検出されれば、その回の可変入賞球装置
816の第1の状態が終了するのを待って再度可変入賞
球装置816を第2の状態から第1の状態に制御する繰
返し継続制御が行なわれる。この繰返し継続制御の上限
回数はたとえば16回と定められている。
【0257】次いで、本実施例の遊技用装置を構成する
カードユニット803の前面には、図26に示すよう
に、点灯によりカードユニット803の動作を報知する
動作ランプ810と、硬貨投入口804と、投入された
貨幣の合計金額やICカード挿入口7に挿入されたIC
カードより読み出された識別符号(ID)および遊技に
使用可能な有価価値である度数データにより特定される
度数等を表示する表示部805と、発行または挿入され
ているICカードの排出を遊技者に報知するカードイン
ジケータ809と、硬貨返却口806と、該硬貨返却口
からの硬貨の返却の際に点滅点灯されて該硬貨の返却を
遊技者に報知する硬貨インジケータ813aと、ICカ
ードが挿入および発行可能とされたICカード挿入口8
07と、紙幣が挿入および返却可能とされた紙幣挿入口
808と、該紙幣挿入口808からの紙幣の返却の際に
点滅点灯されて該紙幣の返却を遊技者に報知する紙幣イ
ンジケータ813bと、が設けられている。
【0258】これら本実施例に用いたパチンコ機802
および遊技用装置を成すカードユニット803は、図2
9に示されるように通信ケーブル848により管理装置
であるホストコンピュータ849に接続されており、こ
れらの詳細な構成を以下に説明する。
【0259】まず、パチンコ機802の構成について説
明すると、パチンコ機802の裏面に設けられた遊技用
制御基板835には、パチンコ機802各部の動作制御
を実施する遊技用マイクロコンピュータ856が設けら
れており、遊技用マイクロコンピュータ856は、持点
用制御基板843に設けられた持点制御用マイクロコン
ピュータ920に接続され、遊技用マイクロコンピュー
タ956より遊技における各状況、例えば大当りの発生
等の各情報が出力されるようになっている。
【0260】また、パチンコ機802の前面の操作部8
32に設けられた各表示部および各操作ボタンは、それ
ぞれ持点制御用マイクロコンピュータ920に接続さ
れ、各操作ボタンからの信号が持点制御用マイクロコン
ピュータ920に出力されるとともに、該各表示部に表
示される表示データの算出および表示更新が持点制御用
マイクロコンピュータ920によってなされるようにな
っている。
【0261】また、持点制御用マイクロコンピュータ9
20は、封入されたパチンコ球の検出を行う各検出器
(打込球検出器833、入賞球検出器831、発射球検
出器826、ファール球検出器838)と接続されてお
り、遊技において各検出器より出力される信号に基づ
き、予め持点制御用マイクロコンピュータ920の内部
ROMに記憶されている持点算出プログラムにより持ち
点(合計得点)の入賞球による加算、および使用得点の
減算を実施している。
【0262】持点制御用マイクロコンピュータ920に
は、リフトモータ922の制御を行なうためのリフト制
御回路921およびリフトモータ922の過負荷状態を
検出するための過負荷検出回路925が設けられている
とともに、巻取モータ979の制御を行なうための研磨
制御回路923および巻取モータ879の過負荷状態を
検出するための過負荷検出回路924が設けられてい
る。
【0263】持点制御用マイクロコンピュータ920
は、リフトモータ922もしくは巻取モータ879いず
れか一方のモータに、予め設定された所定値以上の負荷
が加わったことを検出すると、持点制御用マイクロコン
ピュータ920は、負荷が検出されたいずれか一方のモ
ータもしくは両方のモータの駆動を停止させるととも
に、持点アナログ表示器905を点滅点灯させ、さらに
ホストコンピュータ849の表示装置907に異常が検
出されたことを表示するようになっている。
【0264】また、持点制御用マイクロコンピュータ9
20は、カードユニット3内部に設けられたカードユニ
ット制御基板(図示略)上に設けられた後述するマイク
ロプロセッシングユニット(MPU)850に接続され
ており、投入された貨幣の合計金額に該当する度数デー
タ、または挿入されたICカードより読み出される識別
情報(ID)および有価価値情報により特定される度数
データ、並びにICカードが会員カードであり、過去の
遊技により獲得された得点情報が存在する場合には得点
データが、それぞれMPU850から出力されるように
なっている。
【0265】次に本実施例のカードユニット803の構
成を説明すると、図29に示すように、動作ランプ81
0や、各インジケータ809、813a、813bに加
えて、表示部5の表示動作の制御を行う表示ドライバ8
51と、ICカード挿入口807に連設され、所定金額
が投入されることにより新規のICカードの発行を実施
するともに、挿入されるICカードから識別情報(I
D)や有価価値情報等の種々の情報の読み出しを行い、
投入された合計金額に該当する度数と特定された度数と
が合算処理されて算出された新たな度数の大きさを特定
可能な情報や遊技により獲得された新たな得点データ等
の書き込みを行うICカードリーダライタ857と、硬
貨投入口804に連設され、硬貨投入口との連通路に硬
貨の投入を検知する検知手段としての硬貨センサ84
6’を有し、投入硬貨の識別を行う硬貨識別ユニット8
46と、紙幣挿入口808に連設され、紙幣挿入口80
8との連通路に紙幣の挿入を検知する紙幣センサ85
3’を有し、投入紙幣の検出および紙幣の識別を行う紙
幣識別ユニット853と、投入された貨幣の合計金額
や、挿入されたICカードから読み出しおよび書き込ま
れる各種情報データ等を記憶するとともに、カードユニ
ット制御部であるMPU850が実行する制御内容等が
記述された制御プログラム等を記憶する記憶部852
と、通信ケーブル848を介してホストコンピュータ8
49とのデータ通信を行うための通信部847と、これ
ら各部の制御等を行うとともに硬貨識別ユニット846
および紙幣識別ユニット853からの出力に基づき投入
された貨幣の合計金額を算出するMPU850と、を具
備しており、これら各部は図29に示すように接続され
てICカードを新規に発行可能とされているとともに、
既に発行されているICカードに投入される金額に該当
する有価価値である度数デ−タを加算して遊技に使用可
能とする追加入金処理が可能とされている。
【0266】以上のように構成される本実施例における
封入式パチンコ機802は、遊技用装置である図示しな
い遊技島等に設置されて使用される。パチンコ機802
に設けられた研磨装置854は、特に詳細な図示や説明
はしないが、前述した研磨装置400と同様に、遊技球
清浄部材としての研磨布を有する研磨カセットが、揚送
路862の所定箇所に設けられた装着部に対して着脱自
在に取り付け出来るように構成されており、揚送路86
2を揚送するパチンコ球が研磨装置854の研磨カセッ
トに収納された研磨布に当接されて表面の汚れが清浄さ
れるようになっている。
【0267】このように遊技に使用する所定量のパチン
コ球がパチンコ機802内に指触不能に内封されて循環
使用できるように構成された封入式パチンコ機802を
含む遊技用装置において、このような遊技球清浄手段と
しての研磨布418を収納した研磨カセットを装着部か
ら取り外すために揚送路の一部を分離自在に構成し、前
述の実施例において説明したような、研磨カセットの上
方の揚送路862からのパチンコ球の落下を防止する遊
技球落下防止手段としての支持部材800(図27参
照)を設けることが可能であり、適用した場合において
は第1の実施例と同様の作用、効果が得られる。このよ
うに本発明は、上述のように構成された封入式遊技機を
含む遊技用装置において適用することも可能である。
【0268】なお、本実施例においては、研磨装置85
4、揚送路862、及び遊技球落下防止手段としての支
持部材800はパチンコ機802に設けられる構成とな
っているが、本発明はこれに限定されるものではなく、
これらパチンコ機802を複数台設置可能な遊技島台側
に設けられていてもよい。
【0269】前記実施例における各要素は、本発明に対
して以下のように対応している。
【0270】本発明の請求項1は、遊技機(パチンコ機
2、802)における遊技に使用する遊技球(パチンコ
球)を循環使用するために遊技球を揚送する遊技球揚送
手段(揚送装置288、球還元機855)と、該遊技球
揚送手段により揚送される遊技球を連なった状態で上方
に案内する揚送路(289、862)と、該揚送路内の
遊技球を清浄する遊技球清浄手段(研磨布418を有す
る研磨カセット405)と、を備える遊技用装置におい
て、前記遊技球清浄手段が着脱自在に装着されるととも
に、装着された前記遊技球清浄手段を取り外すために前
記揚送路の一部が分離自在に構成されており、該分離自
在な揚送路(移送通路414)よりも上方の揚送路(上
部通路460)内にある遊技球の落下を防止する遊技球
落下防止手段(支持部材461、480、800)を備
える。
【0271】本発明の請求項2は、所定の払出条件の成
立に基づいて遊技球を払出する遊技球払出部(球切払出
装置265)と、該遊技球払出部から払出された遊技球
が待機する遊技球待機部(打球待機皿220)と、を備
え、該遊技球待機部に待機する遊技球を用いて遊技を行
う遊技機(パチンコ機2)を含む遊技用装置において、
前記遊技球待機部から溢れ出た遊技球および前記遊技球
待機部が待機中の遊技球にて満杯状態である場合におい
て前記遊技球払出部から払出された遊技球が通過する溢
れ遊技球通路(クレジット球流路275)と、該溢れ遊
技球通路を通過する遊技球を検出する溢れ遊技球検出手
段(クレジット球スイッチ283)と、該溢れ遊技球検
出手段における遊技球の検出に基づき、該検出された遊
技球数を遊技に使用可能な遊技球数として加算更新する
加算更新手段(持点制御マイクロコンピュータ291
a)と、該加算更新手段により加算された遊技球数を記
憶する記憶部(RAM291c)と、少なくとも前記溢
れ遊技球検出手段にて検出された遊技球を前記遊技球払
出部に導く遊技球環流経路(環流路259、揚送路28
9等の通路)と、該遊技球環流経路の一部を構成すると
ともに、遊技球揚送手段により揚送される遊技球を連な
った状態で上方に案内する揚送路内の遊技球を清浄する
遊技球清浄手段(研磨布418を有する研磨カセット4
05)と、を備え、前記遊技球清浄手段が着脱自在に装
着されるとともに、装着された前記遊技球清浄手段を取
り外すために前記揚送路の一部が分離自在に構成されて
おり、該分離自在な揚送路(移送通路414)よりも上
方の揚送路(上部通路460)内にある遊技球の落下を
防止する遊技球落下防止手段(支持部材461、48
0)を備える。
【0272】本発明の請求項3は、遊技者が指触不能な
状態で遊技球が内封されている封入式遊技機(パチンコ
機802)を含む遊技用装置において、前記封入式遊技
機における遊技に使用する遊技球を循環使用するために
遊技球を揚送する遊技球揚送手段(球還元機855)
と、該遊技球揚送手段により揚送される遊技球を連なっ
た状態で上方に案内する揚送路(862)と、該揚送路
内を揚送される遊技球を清浄する遊技球清浄手段(研磨
布を有する研磨装置854)と、を備え、前記遊技球清
浄手段が着脱自在に装着されるとともに、装着された前
記遊技球清浄手段を取り外すために前記揚送路の一部が
分離自在に構成されており、該分離自在な揚送路よりも
上方の揚送路(862)内にある遊技球の落下を防止す
る遊技球落下防止手段(支持部材800)を備える。
【0273】本発明の請求項4は、前記分離自在な揚送
路(移送通路414)は、装着された前記遊技球清浄手
段(研磨布418を有する研磨カセット405)から離
間する方向に移動自在に設けられている。
【0274】本発明の請求項5は、前記遊技球落下防止
手段(支持部材461、480、800)は、前記分離
自在な揚送路(移送通路414)よりも上方の揚送路内
の遊技球(パチンコ球)を下方から受け支え出来るよう
に設けられた支持部材(461、480)により構成さ
れている。
【0275】本発明の請求項6は、前記支持部材(支持
部材461、480、800)は、その先端部(46
4、482)が前記揚送路(上部通路460)に対して
進退自在に設けられているとともに、前記先端部は先細
り形状に形成されている。
【0276】本発明の請求項7は、前記支持部材(支持
部材461、480、800)における遊技球(パチン
コ球)の支持面(先端部464、482)が、略上向き
凹状に形成されている。
【0277】本発明の請求項8は、前記揚送路(28
9、862)における前記遊技球清浄手段(研磨布41
8を有する研磨カセット405)が位置する通路(移送
通路414)部分以外の遊技球(パチンコ球)を連なっ
た状態で揚送する通路部分(上部通路460、下部通路
473)は、遊技球が外部に露出しないように構成され
ている。
【0278】以上、本発明の実施形態を図面を用いて前
記実施例にて説明してきたが、本発明は上記実施例に限
定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲
における変更や追加があっても本発明に含まれることは
言うまでもない。
【0279】例えば、本発明である遊技球落下防止手段
は、上記第1の実施例において説明した、所定の払出条
件の成立に基づいて遊技球を払出する遊技球払出部と、
該遊技球払出部から払出された遊技球が待機する遊技球
待機部と、を備え、該遊技球待機部に待機する遊技球を
遊技領域に向けて発射して遊技を行う遊技機を含む遊技
用装置や、あるいは上記第2の実施例において説明し
た、遊技球が指触不能な状態で内封されている封入式遊
技機を含む遊技用装置において適用可能であるととも
に、特に図示はしないが、複数台の遊技機に使用する遊
技球が、全体として1つの循環経路により循環されるよ
うに構成された遊技島台において用いられる遊技用装置
等にも適用可能である。
【0280】言い換えると、遊技球を清浄する研磨揚送
部分は、上記第1実施例のように単体島1側、あるいは
第2実施例のように遊技機側のいずれに設けられていて
もよく、本発明は、複数のパチンコ機(遊技機)から排
出される遊技球をまとめて研磨する研磨装置(遊技球清
浄手段)を備える遊技用装置にも適用できる。
【0281】また、本発明は、遊技球を使用して遊技す
るスロットマシン遊技機等を含む遊技用装置にも適用で
き、このようにメダルではなく遊技球を使用して遊技す
るスロットマシン遊技機とは、更に詳しく説明すると、
1ゲームに対して所定数の遊技球を賭数に設定すること
によりゲームが開始可能となるとともに、表示状態を変
化させることが可能な可変表示装置の表示結果が導出表
示されることにより1ゲームが終了し、該可変表示装置
の表示結果に応じて所定の入賞が発生可能であって、該
発生した入賞に対応する予め定められた数の遊技球を遊
技者に払い出す遊技球払出部を備え、遊技球を使用して
遊技を行う遊技機である。また、遊技球を使用して遊技
する遊技機としての雀球遊技機、アレンジボール式パチ
ンコ遊技機等を含む遊技用装置にも適用可能である。
【0282】また、上記第1実施例における遊技用装置
においては、遊技球清浄手段としての研磨布418を装
着部406から取り外すために分離自在に設けられた揚
送路の一部を構成する移送通路414は、単体島1にお
ける取付ベース404側に設けられていたが、例えば、
揚送路を構成する上部通路407と下部通路473との
間を連通する通路が、研磨カセット405側に予め形成
され、研磨カセット405を装着部406から脱着する
ことにより揚送路の一部が分離されて、上部通路407
の下端開口が開放するように構成されていてもよい。
【0283】また、遊技球清浄手段は、上記実施例のよ
うに遊技球に当接して表面の汚れを清浄する研磨布に限
定されるものではなく、例えばブラシ部材により清浄す
るものや、洗浄液等により清浄するもの等も含まれる。
また、上記研磨布は巻取り自在に構成されていたが、特
に巻取り自在なものに限定されるものではない。
【0284】さらに、本発明の遊技用装置にあっては、
遊技球を清浄する遊技球清浄部材(研磨布)が収納され
た収納カセットが着脱自在に装着されるとともに、装着
された前記収納カセットを取り外すために揚送路の一部
が分離自在に構成されており、該分離自在な揚送路より
も上方の揚送路内にある遊技球の落下を防止する遊技球
落下防止手段を備えることが好ましい。
【0285】
【発明の効果】本発明は次の効果を奏する。
【0286】(a)請求項1の発明によれば、分離自在
な揚送路よりも上方の揚送路内の遊技球を落下させるこ
となく遊技球清浄手段を取り外すことが出来るため、揚
送路内の遊技球を外部に抜き取る等の手間をかけること
なく、遊技球清浄手段を容易に交換することが出来る。
【0287】(b)請求項2の発明によれば、分離自在
な揚送路よりも上方の揚送路内の遊技球を落下させるこ
となく遊技球清浄手段を取り外すことが出来るため、揚
送路内の遊技球を外部に抜き取る等の手間をかけること
なく、遊技球清浄手段を容易に交換することが出来る。
【0288】(c)請求項3の発明によれば、分離自在
な揚送路よりも上方の揚送路内の遊技球を落下させるこ
となく遊技球清浄手段を取り外すことが出来るため、揚
送路内の遊技球を外部に抜き取る等の手間をかけること
なく、遊技球清浄手段を容易に交換することが出来る。
【0289】(d)請求項4の発明によれば、遊技球清
浄手段を取り外す際において、揚送路を一時的に遊技球
清浄手段から離間する方向に退避させておくことが出来
るため、揚送路内の遊技球が遊技球清浄手段に干渉せず
に、遊技球清浄手段の取り付け、取り外しが容易にな
る。
【0290】(e)請求項5の発明によれば、分離自在
な揚送路よりも上方の揚送路からの遊技球の落下を確実
に防止することが出来る。
【0291】(f)請求項6の発明によれば、支持部材
が揚送路に対して進退自在に設けられているため、必要
に応じて支持部材により揚送路内の遊技球を落下不能に
支持することが出来るばかりか、支持部材の先端が先細
り形状に形成されていることで、揚送路内の遊技球間に
支持部材を容易に挿入して遊技球の下方から受け支えす
ることが出来る。
【0292】(g)請求項7の発明によれば、支持部材
により遊技球を安定して支持できる。
【0293】(h)請求項8の発明によれば、揚送路内
へのゴミや塵等の進入が効果的に防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の単体島と、単体島に設けられ
ているパチンコ機並びにカードユニットを示す外観正面
図である。
【図2】本発明の実施例のパチンコ機並びにカードユニ
ットを示す外観正面図である。
【図3】本発明の実施例のパチンコ機の打球待機皿を示
す上面図である。
【図4】本発明の実施例のパチンコ機の背面図を示す図
である。
【図5】(a)〜(b)は、本発明の実施例に用いた球
切払出装置並びにその周囲の流路を示し、その経路切替
状況示す断面図である。
【図6】単体島におけるパチンコ機が設けられる部分の
内部構造を示す斜視図である。
【図7】図6の要部拡大図である。
【図8】本発明の実施例のパチンコ機並びにカードユニ
ットが設置された遊技場のシステム図である。
【図9】本発明の実施例のパチンコ機並びにカードユニ
ットの構成を示すブロック図である。
【図10】本発明の実施例における持点制御マイクロコ
ンピュータが実施する処理フロー図である。
【図11】本発明の実施例における持点制御マイクロコ
ンピュータが実施する外部払出ルーチンの処理フロー図
である。
【図12】本発明の実施例における持点制御マイクロコ
ンピュータが実施する上皿球計数ルーチンの処理フロー
図である。
【図13】本発明の実施例における持点制御マイクロコ
ンピュータが実施する中断待機ルーチンの処理フロー図
である。
【図14】本発明の実施例における持点制御マイクロコ
ンピュータが実施する自動モードルーチンの処理フロー
図である。
【図15】本発明の実施例における発券制御マイクロコ
ンピュータが実施する処理フロー図である。
【図16】途中精算ボタンが操作された際の情報表示装
置の表示内容を示す図である。
【図17】途中精算ボタンが操作され、発券ボタンが操
作された際の情報表示装置の動作を示す図である。
【図18】本発明の実施例における持点制御マイクロコ
ンピュータが実施する途中精算ルーチンの処理フロー図
である。
【図19】本発明の実施例における、途中精算における
発券制御マイクロコンピュータが実施する処理フロー図
である。
【図20】研磨装置に研磨カセットが装着された状態を
示す図である。
【図21】(a)は研磨カセットの正面図、(b)は
(a)の研磨カセットの側面図、(c)は研磨カセット
の研磨布と通路部材との断面図である。
【図22】研磨装置の装着部から研磨カセットを取り外
す状態を示す図である。
【図23】研磨装置の装着部から研磨カセットが取り外
された状態を示す図である。
【図24】(a)は支持部材が上部通路から退避した状
態を示す図であり、(b)は支持部材を上部通路内に突
出させてパチンコ球を支持した状態を示す図である。
【図25】遊技球落下防止手段の変形例を示す図であ
る。
【図26】本発明の第2の実施例としての封入式パチン
コ機を示す正面図である。
【図27】図26のパチンコ機の裏面構造を示す図であ
る。
【図28】図26のパチンコ機の操作部を示す平面図で
ある。
【図29】図26のパチンコ機の構成を示すブロック図
である。
【符号の説明】
1 単体島 2 パチンコ機 3 カードユニット 37 リライトカード 100 管理コンピュータ 101 POSレジ 102 ホールコンピュータ 201 ガラス扉枠 202 遊技盤 203 遊技領域 204 第1可変表示部 206 通過ゲート 207 始動入賞口 208 可動片 209 通常入賞口 210 第1可変入賞球装置 211 開閉板 212 振分装置 213 回転円盤 213a 特定入賞口 213b 通常入賞口 217 アウト口 220 打球待機皿 221 皿部 222 待機球検出センサ 223 クレジット表示部 224 カードリーダライタ 225 開閉蓋 226 蝶番 227 カード残高表示部 228 情報表示装置 229 第1操作基板 231 球貸ボタン 231’ キャンセルボタン 232 自動球貸ボタン 233 自動球貸ランプ 234 返却ボタン 235 中断ボタン 236 中断中ランプ 237 第2操作基板 238 計数ボタン 239 外部払出ボタン 240 打球操作ハンドル 241 満タン報知ランプ 242 球切れランプ 243 球流入口 243’ 開口 244 待機球排出口 245 シャッタ 245’ ソレノイド 247 打球発射レール 247’ 誘導レール 248 ファール口 248’ ファール球合流口 249 外部取出口 250 取出準備検出センサ 250’ 被検出部 251 貯留箱 254 第1通信部(COM1) 255a 情報端子基板 255b 情報端子基板 257 打込球合流樋 258 打込球回収路 259 環流路 260 上部貯留タンク 261 上部タンク満タン検出センサ 262 球抜弁 263 球切れセンサ 265 球切払出装置 266 払出経路 268 経路切替弁 269 ソレノイド 270 減算スイッチ 273 球抜通路 275 クレジット球通路 276 取出球通路 277 待機球排出通路 279 打込球検出スイッチ 281 払出球検出スイッチ 282 ドア開閉検出スイッチ 283 クレジット球スイッチ 284 回収球タンク 285 回収球満タン検出センサ 287 揚送球検出センサ 288 揚送装置 289 揚送路 290 研磨装置 291 持球制御基板 291a 持点制御マイクロコンピュータ(MPU) 291b ROM 291c RAM 292 発射制御基板 293 打球発射モータ 293’ 揺動ハンマ 295 揚送制御基板 296 遊技制御基板 297 表示制御基板 298 ランプ制御基板 299 音声制御基板 303 紙幣挿入口 305 カード挿入口 306 硬貨投入口 307 硬貨返却ボタン 310 硬貨返却口 311 紙幣識別ユニット 312 カードリーダライタ 313 硬貨識別ユニット 314 ROM 315 RAM 316 第2通信部 317 第1通信部 318 制御マイコン(MPU) 400 研磨装置 401 揚送球通路 402 スプロケット 403 揚送モータ 404 取付ベース 405 研磨カセット 406 装着部 407 周囲壁 408 把手部 409 切欠部 410 押さえ部材 410a 押さえ片 410b 把手片 411 軸部材 412 カバー部材 412a 切欠部 413 通路部材 413a 回転支軸 414 移送通路 416a スポンジ 416 押圧部材 417 抑え部 417a 把手部 417b 係止部 418 研磨布 419 係止片 419a 把手部 420 係止溝 421 突出部 422 回転軸 423 回転軸 423a 係合突起 424 巻取モータ 425 リール 425a 係合凹部 426 リール 427 回転軸 428 保持アーム 428a 回転支軸 429 コイルバネ 430 案内突起 431 案内板 432 係止溝 433 係止溝 436 回転部材 436a 透孔 437 案内ローラ 438 流下通路 444 センサ 445 突起 446 収納ケース 447 蓋板 448a ローラ 448b ローラ 449 ローラ取付部 450 駆動モータ 451 ローラ 452 スプロケット 452 圧接部材 460 上部通路 461 支持部材 461a 回転支軸 462 開口部 463 規制部 464 先端部 464 支持面 465 係止部材 465a 先端部 466a 係止溝 466b 係止溝 467 バネ 468 基体 469 移動体 469a 把手部 469b 突出片 470 バネ 471 後端片 473 下部通路 474 開口部 480 支持部材 481 固定片 482 先端部 483a、483b 係止溝 519 球詰まりセンサ 520 係止爪 523 カード発券口 524 発券LED 525 発券ボタン 529 循環球検出スイッチ 600 アナログ表示器 601 発券制御基板 601a MPU 601b ROM 601c RAM 602 通信部 603 通信部 605 途中精算ボタン 800 支持部材 802 パチンコ機 803 カードユニット 804 硬貨投入口 805 表示部 806 硬貨返却口 807 カード挿入口 808 紙幣挿入口 809 カードインジケータ 810 動作ランプ 813a 硬貨インジケータ 813b 紙幣インジケータ 815 打球操作ハンドル 816 可変入賞球装置 817 遊技領域 818 可変表示装置 819 始動口 820 通常入賞口 821 ソレノイド 822 特定入賞球検出器 823 入賞個数検出器 824 開閉板 825 アウト口 826 発射球検出器 827 ファール球入口 828 ハンマー 829 打球モータ 830 入賞球集合樋 831 入賞球検出器 832 操作部 833 打込球検出器 834 回収樋 835 遊技用制御基板 836 アウト球誘導樋 838 ファール球検出器 839 発射球供給口 840 打込球集合樋 843 持点用制御基板 844 コネクタ部 846 硬貨識別ユニット 846’ 硬貨センサ 847 通信部 848 通信ケーブル 849 ホストコンピュータ 851 表示ドライバ 852 記憶部 853 紙幣識別ユニット 853’ 紙幣センサ 854 研磨装置 855 球還元機 856 遊技用マイクロコンピュータ 857 カードリーダライタ 858 スプロケット 859 球タンク 862 揚送路 879 巻取モータ 900 基板 901 貸出ボタン 902 返却ボタン 903 度数表示部 904 合計得点表示部 905 持点アナログ表示器 907 表示装置 920 持点制御用マイクロコンピュータ 921 リフト制御回路 922 リフトモータ 923 研磨制御回路 924 過負荷検出回路 925 過負荷検出回路 956 遊技用マイクロコンピュータ 979 巻取モータ SW1 ゲートスイッチ SW2 始動入賞球検出スイッチ SW3 通常入賞球検出スイッチ SW4 通常入賞球検出スイッチ SW5 特定入賞球検出スイッチ SW6 特定入賞球検出スイッチ SW7 通常入賞球検出スイッチ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機における遊技に使用する遊技球を
    循環使用するために遊技球を揚送する遊技球揚送手段
    と、該遊技球揚送手段により揚送される遊技球を連なっ
    た状態で上方に案内する揚送路と、該揚送路内の遊技球
    を清浄する遊技球清浄手段と、を備える遊技用装置にお
    いて、前記遊技球清浄手段が着脱自在に装着されるとと
    もに、装着された前記遊技球清浄手段を取り外すために
    前記揚送路の一部が分離自在に構成されており、該分離
    自在な揚送路よりも上方の揚送路内にある遊技球の落下
    を防止する遊技球落下防止手段を備えることを特徴とす
    る遊技用装置。
  2. 【請求項2】 所定の払出条件の成立に基づいて遊技球
    を払出する遊技球払出部と、該遊技球払出部から払出さ
    れた遊技球が待機する遊技球待機部と、を備え、該遊技
    球待機部に待機する遊技球を用いて遊技を行う遊技機を
    含む遊技用装置において、前記遊技球待機部から溢れ出
    た遊技球および前記遊技球待機部が待機中の遊技球にて
    満杯状態である場合において前記遊技球払出部から払出
    された遊技球が通過する溢れ遊技球通路と、該溢れ遊技
    球通路を通過する遊技球を検出する溢れ遊技球検出手段
    と、該溢れ遊技球検出手段における遊技球の検出に基づ
    き、該検出された遊技球数を遊技に使用可能な遊技球数
    として加算更新する加算更新手段と、該加算更新手段に
    より加算された遊技球数を記憶する記憶部と、少なくと
    も前記溢れ遊技球検出手段にて検出された遊技球を前記
    遊技球払出部に導く遊技球環流経路と、該遊技球環流経
    路の一部を構成するとともに、遊技球揚送手段により揚
    送される遊技球を連なった状態で上方に案内する揚送路
    内の遊技球を清浄する遊技球清浄手段と、を備え、前記
    遊技球清浄手段が着脱自在に装着されるとともに、装着
    された前記遊技球清浄手段を取り外すために前記揚送路
    の一部が分離自在に構成されており、該分離自在な揚送
    路よりも上方の揚送路内にある遊技球の落下を防止する
    遊技球落下防止手段を備えることを特徴とする遊技用装
    置。
  3. 【請求項3】 遊技者が指触不能な状態で遊技球が内封
    されている封入式遊技機を含む遊技用装置において、前
    記封入式遊技機における遊技に使用する遊技球を循環使
    用するために遊技球を揚送する遊技球揚送手段と、該遊
    技球揚送手段により揚送される遊技球を連なった状態で
    上方に案内する揚送路と、該揚送路内を揚送される遊技
    球を清浄する遊技球清浄手段と、を備え、前記遊技球清
    浄手段が着脱自在に装着されるとともに、装着された前
    記遊技球清浄手段を取り外すために前記揚送路の一部が
    分離自在に構成されており、該分離自在な揚送路よりも
    上方の揚送路内にある遊技球の落下を防止する遊技球落
    下防止手段を備えることを特徴とする遊技用装置。
  4. 【請求項4】 前記分離自在な揚送路は、装着された前
    記遊技球清浄手段から離間する方向に移動自在に設けら
    れている請求項1〜3のいずれかに記載の遊技用装置。
  5. 【請求項5】 前記遊技球落下防止手段は、前記分離自
    在な揚送路よりも上方の揚送路内の遊技球を下方から受
    け支え出来るように設けられた支持部材により構成され
    ている請求項1〜4のいずれかに記載の遊技用装置。
  6. 【請求項6】 前記支持部材は、その先端部が前記揚送
    路に対して進退自在に設けられているとともに、前記先
    端部は先細り形状に形成されている請求項5に記載の遊
    技用装置。
  7. 【請求項7】 前記支持部材における遊技球の支持面
    が、略上向き凹状に形成されている請求項5または6に
    記載の遊技用装置。
  8. 【請求項8】 前記揚送路における前記遊技球清浄手段
    が位置する通路部分以外の遊技球を連なった状態で揚送
    する通路部分は、遊技球が外部に露出しないように構成
    されている請求項1〜7のいずれかに記載の遊技用装
    置。
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