JP3714332B2 - 湿気硬化型ウレタン組成物 - Google Patents

湿気硬化型ウレタン組成物 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は硬化時に塗膜の発泡がなく硬化性、耐熱性に優れ、更にアルカリ水に浸漬しても塗膜の外観異常がなく物性の保持率が高い湿気硬化型ウレタン組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の湿気硬化型ウレタン組成物としては、エチレンオキサイド単位を特定量含むポリオールと有機ジイソシアネートとを反応させて得られるプレポリマーからなるもの(例えば特許文献1参照)が知られているが、この組成物は、硬化時に水分とイソシアネート基が反応する際に発生する炭酸ガスのためにしばしば塗膜の膨れが発生する問題がある。
【0003】
従来膨れの原因となる炭酸ガスの発生を抑えるためにケチミン、エナミン、オキサゾリジン等の湿気解離型の架橋剤が提案されており、その中でもオキサゾリジンを用いたウレタン組成物(例えば特許文献2、特許文献3及び特許文献4参照)は炭酸ガスの発生がなく比較的性能バランスのとれた材料である。
しかしながら、これらのウレタン組成物は耐熱性に劣る傾向があるため、テレフタル酸を含有することにより耐熱性を改良した湿気硬化性ウレタン組成物が提案されている(例えば特許文献5参照)。しかし市販されているテレフタル酸はアルカリ水等に浸漬すると塗膜にボイドが発生し外観が劣ったり物性の保持率が低下する傾向がある。
【0004】
【特許文献1】
特開昭57−94056号公報
【特許文献2】
特開平6−293821号公報
【特許文献3】
特開平7−33852号公報
【特許文献4】
特開平7−10949号公報
【特許文献5】
特開平11−322894号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は硬化時に塗膜の発泡がなく、硬化性、耐熱性に優れ、更にアルカリ水に浸漬しても塗膜の外観異常がなく物性の保持率が高い湿気硬化型ウレタン組成物を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、こうした課題について鋭意研究の結果、市販のテレフタル酸は粒子径が大きいため、アルカリ水に浸漬したとき塗膜の外観異常が起こることを見出し、この外観異常を改良するためには結晶の粒子径が106μm以下の粒子を特定量含むテレフタル酸を用いれば、アルカリ水による塗膜の外観異常がなく物性の保持率が高いという知見を得た。本発明はかかる知見に基づいてなされたものである。
【0007】
すなわち本発明は、分子中にポリオキシアルキレン鎖を含有し、末端にイソシアネート基を少なくとも2個有するウレタンプレポリマー(A)、分子中にポリオキシアルキレン鎖を含有し、末端にイソシアネート基を少なくとも2個含有するウレタンプレポリマー(b1)及び/又はポリイソシアネート(b2)とN−2−ヒドロキシアルキルオキサゾリジン(b3)とを反応させて得られる末端に少なくとも1個のオキサゾリジン基を有するウレタン化合物(B)、及び粒子径が106μm以下の粒子を90重量%以上含むテレフタル酸粉末(C)を含有してなる湿気硬化型ウレタン組成物を提供するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下本発明をさらに詳しく説明する。
本発明に使用する分子中にポリアルキレン鎖を含有し、末端にイソシアネート基を2個以上有するウレタンプレポリマー(A)[以下ウレタンプレポリマー(A)という]は、ポリイソシアネートとポリオキシアルキレンポリオールとを反応させて得られるものである。
【0009】
かかるポリイソシアネートとしては、例えば2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、一部をカルボジイミド化されたジフェニルメタンジイソシアネート、ポリメチレンポリフェニルポリイソシアネート、トリレンジイソシアネート、ナフタレンジイソシアネート、フェニレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、水添キシリレンジイソシアネート、水添ジフェニルメタンジイソシアネート、シクロヘキサンジイソシアネート等の芳香族ジイソシアネート、脂肪族ジイソシアネート、脂環族ジイソシアネート等が挙げられ、これらの1種又は2種以上の混合物を用いることができる。
【0010】
また上記のポリオキシアルキレンポリオールとしては、例えばポリオキシエチレングリコール、ポリオキシプロピレングリコール、ポリオキシブチレングリコール等が挙げられる。これらのポリオキシアルキレンポリオールはエチレングリコール、プロピレングリコール、水、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール等にエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド等を単独又は2種以上を公知の方法で付加することにより得ることができる。かかるポリオキシアルキレンポリオールの数平均分子量は500〜16000であることが作業性、硬化性の点で好ましい。
【0011】
本発明に使用するウレタンプレポリマー(A)は、上記のポリイソシアネートと上記のポリオキシアルキレンポリオールとを、当量比で水酸基に対しイソシアネート基が過剰になるような割合で常法により調製されるものである。具体的には、ポリイソシアネートとポリオールとの水酸基に対するイソシアネート基のモル比(NCO/OH比)が1.4以上であることが好ましく、この中でも1.4〜5.0であることが特に好ましい。ウレタンプレポリマー(A)中のイソシアネート基の量は、作業性、硬化性の点で1〜20重量%であることが好ましい。
【0012】
上記ウレタンプレポリマー(A)は、耐水性の点からポリオキシアルキレン鎖としてオキシブチレン鎖を含むものであることが好ましい。さらに硬化性等のバランスの点でオキシプロピレン鎖を含有することが好ましい。さらに必要に応じてオキシエチレン鎖を含有することができる。
ウレタンプレポリマー(A)はオキシブチレン鎖を5〜80重量%含有することが好ましく、オキシプロピレン鎖を10〜95重量%含有することが好ましく、更にオキシエチレン鎖を0〜10重量含有することが好ましい。
【0013】
ウレタンプレポリマー(A)の末端イソシアネート基の数は、硬化性の点で2以上であることが好ましく、2〜3であることが特に好ましい。
【0014】
また、本発明に使用する末端に少なくとも1個のオキサゾリジン基を有するウレタン化合物(B)[以下オキサゾリジンウレタン化合物(B)という]は、分子中にポリオキシアルキレン鎖を有し、末端にイソシアネート基を2個以上有するウレタンプレポリマー(b1)又はポリイソシアネート(b2)と、N−2−ヒドロキシアルキルオキサゾリジン(b3)とを反応させて得られるものである。
【0015】
分子中にポリオキシアルキレン鎖を有し、末端にイソシアネート基を2個以上有するウレタンプレポリマー(b1)[以下ウレタンプレポリマー(b1)という]としては、上記ウレタンプレポリマー(A)を用いることができるが、硬化性の点で、ウレタンプレポリマー(A)以外のウレタンプレポリマーを用いるのが好ましい。
かかるウレタンプレポリマー(b1)のポリオキシアルキレン鎖は、硬化速度の点、硬化性及び耐水性の点でオキシエチレン鎖を含むことが好ましい。かかるオキシエチレン鎖は、ポリオキシアルキレン鎖中1〜30重量%含むものである。
上記ウレタンプレポリマー(A)及びウレタンプレポリマー(b1)中のオキシエチレン鎖は、上記ウレタンプレポリマー(A)及びウレタンプレポリマー(b1)の合計量に対して10重量%未満であることが好ましい。この範囲であれば耐水性に優れたものとなる。
【0016】
ウレタンプレポリマー(b1)は、数平均分子量が500〜8,000のものであることが好ましい。数平均分子量が、かかる範囲にあれば、下地追従性、硬化速度が満足されるものとなる。
ウレタンプレポリマー(b1)の末端の平均イソシアネート基数は2.0〜2.6であることが好ましい。かかるイソシアネート基数であれば、硬化性及び下地追従性が優れたものになる。更にイソシアネートとポリオールとの割合は、NCO/OH比が1.6以上になるように調整することが好ましく、1.8〜4.0であることが特に好ましい。ウレタンプレポリマー(b1)中のイソシアネート基の含有量は、1〜15重量%であることが好ましい。
【0017】
また、オキサゾリジンウレタン化合物(B)の製造に用いられるN−2−ヒドロキシアルキルオキサゾリジン(b3)としては、例えばホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、プロピルアルデヒド、ブチルアルデヒド、ベンズアルデヒド等のアルデヒド類と、例えばジエタノールアミン、ジプロパノールアミン等のジヒドロキシアルキルアミン類との縮合反応により得られるものが挙げられる。
【0018】
オキサゾリジンウレタン化合物(B)の末端オキサゾリジン基の数は1〜3であることが好ましい。この範囲であると、硬化後の伸張性が高くなり良好な物性が得られる。ウレタンオキサゾリジン化合物(B)の末端にはオキサゾリジン基が少なくとも1個あればよく、その他の末端はオキサゾリジン基以外の他の官能基であってもよい。
【0019】
ウレタンプレポリマー(b1)とN−2−ヒドロキシアルキルオキサゾリジン(b3)とは、水酸基に対するイソシアネート基のモル比(NCO/OH)が0.95〜3.0であることが好ましい。NCO/OHがかかる範囲であれば、未反応のN−2−ヒドロキシアルキルオキサゾリジンが残存する傾向が低く、貯蔵安定性が向上し、しかも硬化速度の低下や粘度の上昇を抑えることが容易となる。
【0020】
本発明に使用されるポリイソシアネート(b1)としては、上記のウレタンプレポリマーの原料として記載したポリイソシアネートを用いることができる。
【0021】
ウレタンプレポリマー(A)とオキサゾリジンウレタン化合物(B)との割合は、ウレタンプレポリマー(A)のイソシアネート基と、オキサゾリジンウレタン化合物(B)が水で開環して発生する活性水素基との当量比(NCO/H)が、0.4〜4.0になる範囲であることが好ましい。この範囲であれば、炭酸ガスの発生が低く塗膜に膨れを抑えることができ、貯蔵安定性に優れるものとなる。この点を考慮するとウレタンプレポリマー(A)とオキサゾリジンウレタン化合物(B)とは重量比で60:1〜1:30の範囲であることが好ましい。
【0022】
本発明の湿気硬化型ウレタン組成物は、ウレタンプレポリマー(A)及びオキサゾリジンウレタン化合物(B)の他に、粒子径が106μm以下の粒子を90重量%以上含むテレフタル酸粉末(C)を含むものである。これらのうち、粒子径が106μm以下の粒子を95重量%以上含むテレフタル酸粉末が特に好ましい。また平均粒子径が1〜10μmであることが好ましい。
【0023】
テレフタル酸の市販品は、乾式篩分法で試験した場合、平均粒子径が50〜120μmであり、更に106μm以下の粒子径の結晶の含有量が70〜85重量%含有している。106μm以下の粒子径の結晶が90重量%に達していない場合は硬化塗膜をアルカリ水等に浸漬するとアルカリと反応してボイドの原因となり外観の不良を引き起こしたり、物性低下の原因となる。
【0024】
本発明に使用するテレフタル酸粉末の粒子径は、乾式篩分法で測定されて得られる数値を表すものである。
乾式篩分法とは、JIS−Z−8801−1(2000年)に規定する粒子径の異なる各種ふるい網を用いて乾式で粒子の篩い分けを行う方法をいう。粒子径が106μm以下の粒子とは公称目開きが106μmのふるい網を通過した粒子をいう。
本発明に使用するテレフタル酸粉末は、上記の市販品のテレフタル酸を、例えばポリオキシアルキレンポリオール等と混合した後、粉砕機等で粉砕して製造することができる。
【0025】
この場合の粉砕機としては、ロールミキサー等が挙げられる。
また粉砕の際に使用したポリオキシアルキレンポリオール等は、粉砕後除去しても良いし、除去しなくてもそのまま用いることができる。
得られる106μm以下の粒子径の結晶を90重量%以上含むテレフタル酸粉末を用いると、少量であっても耐熱性が極めて向上し、アルカリ水に浸漬しても塗膜の外観異常がなく物性保持率が高いという効果を発揮する。
【0026】
この106μm以下の粒子径の結晶を90重量%以上含むテレフタル酸粉末(C)の含有量は0.5〜20重量%が好ましい。0.5%未満であると耐熱性向上効果が少ないし、20重量%を超えて配合しても更なる耐熱性の向上効果が期待できない。
【0027】
本発明の湿気硬化型ウレタン組成物は、さらに平均分子量が150以上のナフテン系炭化水素及び/又は平均分子量が150以上のパラフィン系炭化水素を含有することが好ましい。
平均分子量が150以上のナフテン系炭化水素及び平均分子量が150以上のパラフィン系炭化水素としては、例えばトリデカン、テトラデカン、ペンタデカン、ヘキサデカン、シクロドデカン、シクロトリデカン、シクロテトラデカン等が挙げられる。また市販品としては、エクソールD−80(平均分子量177:エクソン化学製)、エクソールD−110(平均分子量217:エクソン化学製)、エクソールD−130(平均分子量240:エクソン化学製)等が挙げられる。上記の平均分子量が150以上の炭化水素を用いると、揮発性が低く、更に硬化物の収縮性も小さくなる。
【0028】
平均分子量が150以上のナフテン系炭化水素及び/又は平均分子量が150以上のパラフィン系炭化水素の含有量は1〜15重量%であることが好ましい。1〜15重量%の範囲であれば適正な粘度となり作業性が良好であり、硬化物の塗膜物性も優れたものとなる。
なお本発明の湿気硬化型ウレタン組成物は、環境安全性の点で、有機溶剤を含有しないことが望ましい。
【0029】
本発明の湿気硬化型ウレタン組成物は、さらに必要に応じて触媒、無機充填剤、可塑剤、揺変剤、体質顔料、耐侯性の維持向上のための紫外線防止剤、安定剤等各種添加剤などを含むことができる。
かかる添加剤としては、日本国の労働安全衛生法の有機溶剤則に定めるトルエン、キシレン等の有機溶剤を含んでいないことが環境安全性の点で望ましい。
本発明の湿気硬化型ウレタン組成物は、上記の原料を均一に混合し、混練することにより、製造することができる。
この場合の混練に使用する混練装置としては、プラネタリーミキサー等が挙げられる。
【0030】
揺変剤としては、例えば表面処理炭酸カルシウム、ポリ塩化ビニルパウダー、微粉末シリカ、ベントナイト等が挙げられる。このほか、石油系高沸点芳香族系留分,石油樹脂等を併用することもできる。
【0031】
触媒としては、公知のサリチル酸やジブチルチンジラウレート(DBTDL)等の触媒を用いることが出来る。
【0032】
可塑剤としては、例えばジブチルフタレート、ジオクチルフタレート、ジウンデシルフタレート、ジラウリルフタレート、ブチルベンジルフタレート、ジイソデシルフタレート、ジブチルアジペート、ジオクチルアジペート、ジイソノニルアジペート、ジオクチルアゼレート、ジオクチルセバケート等のエステル系可塑剤やトリオクチルホスフェート、トリフェニルホスフェート等の燐酸エステル系可塑剤が挙げられる。
【0033】
安定剤としては、例えば、酸化防止剤、紫外線吸収剤等が挙げられる。無機充填剤としては、例えば炭酸カルシウム、酸化カルシウム、クレー、タルク、酸化チタン、硫酸アルミニウム、カオリン、硅そう土、ガラスバルーン等の無機化合物の粉粒体が挙げられる。その添加量は、本発明の湿気硬化型ウレタン組成物中に好ましくは5〜70重量%であり、より好ましくは10〜60重量%である。
【0034】
本発明の湿気硬化型ウレタン組成物は、用途としてコーティング材、シーリング材、接着剤等に使用することができる。
コーティング材としては、塗料、建築物の屋根防水材、駐車場防水材、壁材、床材、競技場の表面舗装材等に利用できる。
又、シーリング材としてはコンクリート、サイジングボード、金属等土木用建築用のシーリング材に利用できる。
【0035】
更に、接着剤としてはプラスチック床材等建築物内装材の接着剤、屋上防水シートの接着剤、タイル、シートの接着剤、;自然石、セラミック、ゴム、木等の粒状物、繊維状物のバインダーに利用できる。
これらの用途のうち、耐熱性に優れ、アルカリ水への浸漬による塗膜の外観異常が起こらない点から、特に下地材としてコンクリートを用いた用途に有効である。
【0036】
【実施例】
次に、本発明を、実施例及び比較例により詳細に説明するが本発明はこれら実施例に限定されるものではない。以下において部および%は特に断りのない限り、すべて重量基準であるものとする。
【0037】
合成例1[ウレタンプレポリマー(A)の合成]
数平均分子量が2000のポリブチレンエーテルジオール700g(0.35モル)、数平均分子量が3000のポリプロピレンエーテルトリオール300g(0.1モル)に2,4−トリレンジイソシアネート191.4g(1.1モル)、すなわちNCO/OHの当量比2.2にて窒素気流下で80℃にて15時間フラスコ中で撹拌しながら反応させイソシアネート基が4.25%のウレタンプレポリマーを得た。以下このウレタンプレポリマーをウレタンプレポリマー(A−1)という。
【0038】
合成例2[ウレタンプレポリマー(A)の合成]
合成例1において、数平均分子量が2000のポリブチレンエーテルジオール700g(0.35モル)の代わりに数平均分子量が2000のポリプロピレンエーテルジオール700g(0.35モル)を用いたこと以外は同様の方法で合成し、イソシアネート基が4.28%のウレタンプレポリマーを得た。以下このウレタンプレポリマーをウレタンプレポリマー(A−2)という。
【0039】
合成例3[オキサゾリジンウレタン化合物(B)の合成]
数平均分子量が4800、オキシエチレン鎖の含有量が15%のポリエチレンプロピレンエーテルトリオール500g(0.104モル)と数平均分子量が2000のポリプロピレンエーテルジオール500g(0.25モル)を混合してオキシエチレン鎖の平均含有量が7.5%、平均官能基数が2.29、数平均分子量が2820のポリオールを得た。さらにヘキサメチレンジイソシアネート143.3g(0.853モル)、すなわちNCO/OHの当量比2.1にて窒素気流下で80℃にて48時間フラスコ中で撹拌しながら反応させイソシアネート基が3.28%、1分子当たりの末端NCO基数が2.29のウレタンプレポリマーを得た。以下このウレタンプレポリマーをウレタンプレポリマー(b1−1)という。
【0040】
ウレタンプレポリマー(b1−1)140.8gと2ーイソプロピル3(2ヒドロキシエチル)1,3オキサゾリジン15.9gとを、NCO/OHの当量比1.1にて窒素気流下で60℃にて48時間フラスコ中で撹拌しながら反応させ、ウレタンオキサゾリジン化合物(以下OXZ−1という)を得た。
上記OXZ−1のGPCを測定した結果、残存している2−イソプロピル3(2ヒドロキシエチル)1,3オキサゾリジンの含有率は1%以下であることを確認した。
【0041】
実施例1〜3及び比較例1〜4
上記で得られたウレタンプレポリマー、OXZ−1、テレフタル酸粉末を表−1及び表−2の配合割合に配合し、さらに密閉型プラネタリーミキサー中に120℃で5時間減圧乾燥し、水分を500ppm以下に調整した炭酸カルシウム(日東粉化製NS−200)380部、2エチルヘキシルフタレート90部、サリチル酸0.1部を加え均一に混合した後、60トールの減圧下で脱泡して湿気硬化型ウレタン組成物を得た。
【0042】
次ぎに上記で得られた湿気硬化型ウレタン組成物について、粘度、硬化性、非発泡性、収縮率、引張物性、耐熱性及び耐アルカリ性の試験を行った。
[試験方法及び評価基準]
粘度;試料を25℃に調整し、BM型回転粘度計を用いて粘度を測定した。
硬化性;四方を枠で囲い離型紙を貼ったガラス板(30*30cm)上に厚さ1.5mmの割合で試料を流し、25℃×50%の条件下で放置し、指で触り塗膜の動きが無くなるまでの時間を測定した。
【0043】
非発泡性;四方を枠で囲ったスレート板(30×30cm)上に厚さ2mmの割合で試料を流し、50℃×90%の条件下で硬化させた後、塗膜表面のフクレ、ピンホールの有無を目視観察した。
評価基準は、フクレ、ピンホールの無いものを○とし、フクレ、ピンホールが有るものは×とした。
【0044】
収縮率; 四方を枠で囲ったスレート板(30×30cm)上に厚さ2mmの割合で試料を流し23℃条件下で7日間養生した後、塗膜を形成させた。この塗膜を2.5×30cmの大きさの短冊の形に切断する。横方向の長さを正確に測定した後、50℃乾燥機内で7日間養生後、再び横方向の長さを正確に測定し、50℃養生前の長さと比較し、塗膜の収縮率を計算によって求めた。
【0045】
引張物性;四方を枠で囲い離型紙を貼ったガラス板(30×30cm)上に厚さ1.5mmの割合で試料を流し、23℃×50%の条件下で14日間放置し硬化させた後、塗膜を形成させた。この塗膜を引張試験機を用い引張速度500mm/minの条件で常態の引張強度(N/cm2)及び破断伸度(%)を測定した。
【0046】
耐熱性;常態引張物性試験法に準じて、試料を作製し、この試料を80℃で乾燥機中で7日間養生した後取り出した。次いで23℃×50%の条件下で24時間放置後に常態引張物性試験法に準じて引張強度(N/cm2)及び破断伸度(%)を測定した。
【0047】
耐アルカリ性;常態引張物性試験法に準じて、試料を作製し、この試料を23℃のセメント水飽和溶液に5日間浸漬した後取り出し、外観を目視で観察した。その後、23℃×50%の条件下で24時間放置した後に常態引張物性試験法に準じて引張強度(N/cm2)及び破断伸度(%)を測定した。
また外観変化は、試料にボイドの発生がないものを「なし」とし、ボイドの発生があるものを「ボイド発生」とした。
【0048】
湿気硬化型ウレタン組成物の配合条件及び試験結果を表−1、表−2及び表−3に示す。
【表1】
表−1
Figure 0003714332
【表2】
表−2
Figure 0003714332
【表3】
表−3
Figure 0003714332
表−1、表−2及び表−3中、超微粉末TPA、市販TPA、微粉末TPA、D−80、ソルベッソ200、耐熱後及び耐アルカリ後は下記を意味するものである。
超微粉末TPA:106μm以下の粒子径の結晶の含有量が98.8重量%で、平均粒子径が5.5μmのテレフタル酸
市販TPA:三菱化学製テレフタル酸、106μm以下の粒子径の結晶の含有量が75重量%で、平均粒子径が90μm
微粉末TPA:106μm以下の粒子径の結晶の含有量が86重量%で、平均粒子径が57μmのテレフタル酸
D−80:平均分子量177のナフテン系炭化水素とイソパラフィン系炭化水素の混合物(エクソン化学製)
ソルベッソ200:平均分子量166の芳香族系炭化水素(エクソン化学製)
耐熱後:上記の耐熱性の試験方法において試料を加熱した後
耐アルカリ後:上記の耐アルカリ性の試験方法において試料をセメント水飽和溶液に浸漬した後
【0049】
表−1、表−2及び表−3に示すとおり、市販品テレフタル酸を用いた比較例1及び比較例2の組成物はアルカリ水に浸漬した場合、物性保持率が低く塗膜にボイドが発生し、外観上劣るものであった。また106μm以下の粒子径の結晶の含有量が86重量%の微粉末テレフタルを用いた比較例3もアルカリ水に浸漬した場合、塗膜にボイドが発生し、外観上劣るものであり、アルカリ水に浸漬した後の物性も常態に比べて著しく低い結果であった。テレフタル酸を用いない比較例4はアルカリ水浸漬後の外観不良はないものの、耐熱性が著しく低く実用に適さないものであった。さらにオキサゾジリン化合物を含まない比較例は、硬化が遅く更に発泡性にも劣り実用に適さないものであった。
【0050】
【発明の効果】
本発明の湿気硬化型ウレタン組成物は、硬化時に塗膜の発泡がなく、硬化性、耐熱性に優れるため、コーティング材、シーリング材、接着剤等として広く用いることができ、特にアルカリ水に浸漬しても塗膜の外観異常がなく物性の保持率が高いので、下地がコンクリートである用途に有用なものである。

Claims (5)

  1. 分子中にポリオキシアルキレン鎖を含有し、末端にイソシアネート基を少なくとも2個有するウレタンプレポリマー(A)、分子中にポリオキシアルキレン鎖を含有し、末端にイソシアネート基を少なくとも2個含有するウレタンプレポリマー(b1)及び/又はポリイソシアネート(b2)とN−2−ヒドロキシアルキルオキサゾリジン(b3)とを反応させて得られる末端に少なくとも1個のオキサゾリジン基を有するウレタン化合物(B)、及び粒子径が106μm以下の粒子を90重量%以上含むテレフタル酸粉末(C)を含有してなる湿気硬化型ウレタン組成物。
  2. 分子中にポリオキシアルキレン鎖を含有し、末端にイソシアネート基を少なくとも2個有するウレタンプレポリマー(A)のポリオキシアルキレン鎖が、オキシブチレン鎖である請求項1記載の湿気硬化型ウレタン組成物。
  3. ポリオキシアルキレン鎖が、オキシブチレン鎖及びオキシプロピレン鎖である請求項記載の湿気硬化型ウレタン組成物。
  4. オキシブチレン鎖が5〜80重量%であり、オキシプロピレン鎖が10〜95重量%である請求項3記載の湿気硬化型ウレタン組成物。
  5. さらに数平均分子量が150以上のナフテン系炭化水素及び/又は数平均分子量が150以上のパラフィン系炭化水素を含有する請求項1〜4のいずれか1項に記載の湿気硬化型ウレタン組成物。
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