JP3703678B2 - 無段変速機用ベルトのエレメントの打抜き加工方法 - Google Patents

無段変速機用ベルトのエレメントの打抜き加工方法

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Description

【0001】
【発明の属する技術の分野】
本発明は、無段変速機用ベルトのエレメントの打抜き加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
無段変速機(CVT)のベルトに用いられるエレメントは、図1に示すように、環状に複数積層されたときに内周側に位置するボデーと、このボデーにネックを介して連設され、環状に複数積層されたときに外周側に位置されるヘッドとを備えている。また、ネックの左右には、環状に結束する一対の無端リング(図示せず)を装着する一対の凹部が形成されている。また、ボデー下方の裏面には、下方に向けて板厚が薄くなる傾斜部と、この傾斜部からボデーの下端部にかけて肉薄部とが設けられている。
【0003】
このエレメントは、通常、エレメント製造装置のダイの上に載置され、角部を介して肉薄部が設けられた長尺の金属製板材を成形パンチによって打ち抜くことにより成形される。このとき、板材の裏面に当接するカウンターパンチによって、前記板材の角部を加工することによりエレメントの裏面における前記傾斜部の形成も同時に行われる。そして、打ち抜かれたエレメントは数百枚環状に積層され、凹部に無端リングが装着されて自動変速機用のベルト組立体となる。このように、ベルト組立体は、多数のエレメントが積層されて形成されるものであるため、生産性の向上とエレメントの板厚の管理とが重要となる。
【0004】
ここで、エレメントの成形は、エレメントを板材から打ち抜く際に前記板材の角部を加工して前記傾斜部を形成しているため、エレメントの板厚を許容範囲内にするためには、板材からエレメントを打ち抜く際の板材の位置決めの精度の向上が必要となる。しかしながら、このように板材の位置決めの精度を向上させると生産性が低下してしまうという不都合がある。
【0005】
従って、従来より生産性を向上させると共に歩留まりのよいエレメントの打抜き加工方法が望まれていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、無段変速機用ベルトのエレメントの打抜き加工方法の改良を目的とし、さらに詳しくは前記不都合を解消するために、エレメントの生産性を向上させると共に、歩留まりのよいエレメントの打抜き加工方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本願発明者等は、長尺の金属製の板材からその幅方向に2列にエレメントを打ち抜いたときは、前記板材が幅方向にずれて個々のエレメントとしては板厚の変動が許容範囲内外となった場合であっても、各列のエレメント同士を略1対1の割合で混在させてベルト組立体としたときは、一方の列のエレメント板厚の変動と他方の列のエレメントの板厚の変動とが互いに吸収されることによりベルト組立体としては不都合が生じないことを知見した。
【0008】
そこで、本発明の無段変速機用ベルトのエレメントの打抜き加工方法は、ボデーと、ネックを介して該ボデーに連設されるヘッドとを備え、前記ボデーの裏面に環状に複数積層された際に内周側となる側に向けて板厚が薄くなる傾斜部と、該傾斜部から前記内周側端部まで形成された肉薄部を有する無段変速機用ベルトのエレメントの打抜き加工方法であって以下の特徴を備える。
【0009】
まず、エレメントの素材としては所定の板厚を備えた平面部を有し、その下面の両側部の長手方向に一対の角部を介して一対の肉薄部を有する長尺の金属製の板材を用いる。
【0010】
また、エレメントを加工するときは、ダイに載置された前記板材の上面から該板材の幅方向に前記ヘッドが対向する状態で2列に並設されるように前記エレメントの形状に押し下げて打ち抜く成形パンチと、打ち抜かれた板材の前記角部に当接し上方に付勢するカウンター荷重により該角部を変形させて前記傾斜部を形成し該板材と共に下降するカウンターパンチとを用いる。また、前記ヘッドが対向して打ち抜かれた一組のエレメントについて、前記傾斜部近傍の前記ボデーにおける平面部の基準点と、前記ヘッドにおける平面部の比較測定点との板厚の差を平均し、その平均値が許容範囲となるように前記板材の一対の角部間の距離と前記カウンター荷重とを設定する。そして、設定された前記一対の角部間の距離を備えた板材を前記成形パンチ及び前記カウンター荷重が設定されたカウンターパンチにより前記板材からエレメントを打抜く。
【0011】
このように、本発明のエレメントの打抜き加工方法によれば、個々のエレメントの加工時の隆起による平面部の所定箇所の板厚の差を管理するのではなく、前記ヘッドが対向して打ち抜かれた一組のエレメントの所定箇所の板厚の差、即ち共通の基準点と比較測定点との板厚の差の平均値を管理し、その平均値が許容範囲内に入るようにしている。また、前記板厚の差の平均値は、前記一対の角部間の距離と前記カウンター荷重によって調整する。
【0012】
本発明のエレメントの打抜き加工方法によれば、仮に個々のエレメントの平面部の板厚の差が許容範囲外であっても、前記一組のエレメントの平面部の板厚の差の平均値が許容範囲内となるように調整しているので不良品とはならないため、ベルト組立体としては不都合を生じさせることなく不良品の数を減らすことができる。このように、本発明によれば、不良品の発生が少なく、歩留まりがよいエレメントの打抜き加工方法を提供することができる。
【0013】
本発明のエレメントの打抜き加工方法においては、前記一対の角部間の距離と前記カウンター荷重との設定は、まず前記一対の角部間の距離を前記カウンター荷重による調整によって前記平均値を許容範囲とできる値に設定し、次に前記カウンター荷重を調整することにより前記平均値を許容範囲とすることが好ましい。
【0014】
前記板材の角部間の距離を変更するには前記板材の形状の変更が必要となるため、例えば前記板材が金型により成形されるものであれば、当該金型を変更する必要がある。一方、前記カウンター荷重の設定は、前記カウンターパンチを付勢する力を変更すればよい。従って、まず前記角部間の距離を設定し、その後前記カウンター荷重を調整することにより、容易に前記エレメントの平面部の板厚の差の平均値が許容範囲内に入るようにすることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の無段変速機用ベルトのエレメントの打抜き加工方法の実施形態の一例について、図1乃至図6を参照して説明する。図1は本発明の実施形態の一例である打抜き加工方法により形成されたエレメントを示す説明図、図2はエレメントの素材である板材の断面を示す説明図、図3は本実施形態の打抜き加工方法の説明図、図4はエレメントの打抜きの工程を示す図3のIV−IV線断面図、図5はヘッドが対向した状態で打ち抜かれた一対のエレメントの断面図、図6はエレメントの共通基準点と共通比較測定点との板厚の差を示すグラフである。
【0016】
本発明の打抜き加工方法により形成されるエレメント1は、図1(a)に示すように、環状に複数積層されたときに内周側に位置するボデー2と、このボデー2にネック3を介して連設され、環状に複数積層されたときに外周側に位置されるヘッド4とを備えている。また、ネック3の左右には、環状に結束する一対の無端リング(図示せず)を装着する一対の凹部5が形成されている。
【0017】
ボデー2下方の裏面には、図1(b)に示すように、下方に向けて板厚が薄くなる傾斜部6と、この傾斜部6からボデー2の下端部にかけて傾斜する肉薄部7とが設けられている。また、ヘッド4の左右側部は一対のイヤー部8となっており、この一対のイヤー部8の中間部分には、エレメント1が複数積層されたときに各エレメント1が整列するようにお互いに嵌合するノーズ9とホール10とが設けられている。さらに、ホール10の周囲には、ホール10にノーズ9が嵌合した際にノーズ9の周囲の隆起部分を逃がすための逃げ部11が設けられている。このように、ヘッド4のイヤー部8とネック3とボデー2の上部とは平面状になっている。
【0018】
このエレメント1は、図3に示すように、ヘッド4が対向するように並設された状態で、1枚の長尺の金属製板材12から打ち抜かれることにより成形される。板材12は、図2(a)に示すように、所定の板厚を備えた平面部13を有する金属製の板材であり、その下面の両側部の長手方向に一対の角部14が設けられている。また、板材12には、この角部14を介して一対の肉薄部7が設けられている。この角部14の間の距離Dは、板材の材質、エレメント1の大きさや形状、あるいは板材12の板厚によって定まる。また、角部14は、板材12からエレメント1が打ち抜かれたときに、後述する図4示のカウンターパンチ21,22の傾斜加工部23,24によりプレスされて傾斜部6となる。また、肉薄部7は、角部14から板材12の端縁に向かって次第に肉薄となるように傾斜して形成されている。
【0019】
また、本実施形態の打抜き加工方法は、図3及び図4に示す加工装置15により行われる。この加工装置15は、図3に示すように、長尺の板材12を搬送する搬送路16を備え、この搬送路16に沿って第1加工ステーション17と第2加工ステーション18とが設けられている。第1加工ステーション17と第2加工ステーション18とにおいては、板材12から同時に一対のエレメント1を打ち抜く加工が行われる。また、搬送路16に沿って搬送される板材12の幅方向のずれを抑制して搬送方向に案内する複数のガイド部材19が設けられている。
【0020】
第1加工ステーション17と第2加工ステーション18とは、共に同一の構成を備えている。これらの加工ステーション17,18は、図4に示すように、ダイ20と、このダイ20に突没自在に設けられたカウンターパンチ21,22とを備えている。このカウンターパンチ21,22は、図示しない付勢手段により上方に付勢するカウンター荷重がかけられている。このカウンター荷重は、一対の角部14の間の距離Dを基準として設定される。また、カウンターパンチ21,22の上面には、エレメント1の傾斜部6を加工するために傾斜部6と同じ角度の傾斜加工部23,24が設けられている。また、カウンターパンチ21,22には、ノーズ9を形成するためのノーズ成形孔25,26が設けられている。
【0021】
搬送路16を介してその上方には、ダイ20に向かって下降することによりダイ20上に板材12を押しつけ保持するパッド27,28と、カウンターパンチ21,22に対向して板材12からエレメント1を打ち抜く成形パンチ29,30とが設けられている。また、成形パンチ29,30には、それぞれホール10及び逃げ部11を形成するためのホール成形パンチ31,32が設けられており、このホール成形パンチ31,32は成形パンチ29,30に追従して昇降される。上記構成の第1加工ステーション17と第2加工ステーション18とは、図示しない昇降手段により一体に昇降され、パッド27,28は成形パンチ29,30に連動して昇降されるようになっている。ガイド部材19は、図示しない付勢手段によって上方に付勢されており、パッド27,28に設けられたガイド部材押圧部33,34によってパッド27,28の下降に追従する。
【0022】
次に、板材12からエレメント1を打ち抜く工程について説明する。尚、以下の工程においては、図4において板材12が若干右側に片寄った状態となっている場合を想定して説明する。図4(a)に示すように、板材12が搬送路16をガイド部材19によって幅方向の移動が抑制されながら搬送方向に向けて搬送されてくると、図4(b)に示すように、パッド27,28によって板材12がダイ20に押さえられる。このとき、板材12の下面に設けられている角部14は、図4(b)に示すように、カウンターパンチ21,22の傾斜加工部23,24に当接する。
【0023】
この状態から成形パンチ29,30がさらに下側に進行すると、図4(c)に示すように、成形パンチ29,30によって板材12がエレメント1の形状に打ち抜かれる。このとき、カウンターパンチ21,22がカウンター荷重によって上方に付勢されているため、図4(c)に示すように、板材12の角部14がカウンターパンチ21,22の傾斜加工部23,24によってつぶされて傾斜部6が形成される。図4においては、板材12が若干右側に片寄っているので、右側のエレメント1の角部14のつぶれが大きく、左側のエレメント1の角部14のつぶれが小さくなっている。また、同時にホール成形パンチ31,32及びノーズ成形孔25,26によって、ノーズ9、ホール10及び逃げ部11が形成される。
【0024】
板材12からエレメント1の形状への打抜きが終了すると、成形パンチ29,30が上方に移動され、続いてパッド27,28が上方に移動される。このとき、カウンターパンチ21,22はカウンター荷重により上方に付勢されているので、成形されたエレメント1を板材12と共に上方へ押し上げる。尚、このとき、エレメント1と板材12とは、一部に設けられた連結部12aにより連結されており、後工程においてこの連結部12aが切断され、エレメント1が板材12から切り放される(図示せず)。
【0025】
上記工程において打ち抜かれたエレメント1は、板材12が図4において若干右側に片寄っていたので、図5に示すように、右側のエレメント1aの傾斜部6は大きく、その長さはLaとなっている。また、左側のエレメント1bの傾斜部6は小さく、その長さはLbなっている。即ち、La>Lbとなる。
【0026】
このような状態のエレメント1の板厚を、図1示のボデー2の左右方向の中央部で傾斜部6の上方に位置する箇所を基準点Aとし、左右のイヤー部8の所定箇所を比較測定点B,Cとして測定し、それぞれの板厚の差を基準点の板厚から比較測定点の板厚を減じて算出した。その結果を図6のグラフに示す。図6において、四角形の点で表されているものが図5において右側のエレメント1aの板厚の差であり、三角形の点で表されているものが図5において左側のエレメント1bの板厚の差である。また、図6のグラフ中の網掛け部は板厚の差の許容範囲を示す。
【0027】
上記工程において打ち抜かれた右側のエレメント1aは、傾斜部6が大きくなっており、基準点Aが大きく隆起しているため、比較測定点Cとの板厚の差は許容範囲内になっているものの、比較測定点Bとの板厚の差は許容範囲外となっている。また、左側のエレメント1bは、傾斜部6が小さくなっており、基準点であるA点の隆起が少ないため、比較測定点B,Cとの板厚の差は許容範囲外となっている。従って、これらのエレメント1a,1bは、従来は不良品として廃棄されるものとなる。
【0028】
しかしながら、図3に示すようにヘッド4が対向して打ち抜かれた一組のエレメント1a,1bの共通する比較測定点との板厚の差を平均すると、図6の黒丸の点で示される値となり、各比較測定点において許容範囲内となる。このように、板厚の差の平均値が各比較測定点において許容範囲内となっているときは、図3において左側の列及び右側の列のエレメントを略1対1の割合で混在させてベルト組立体とした場合に、ベルト組立体としては不都合が生じないことが確認されている。
【0029】
本実施形態では、ヘッド4が対向して打ち抜かれた一組のエレメント1a,1bの共通する比較測定点との板厚の差の平均が許容範囲内になるように角部14の距離Dとカウンターパンチ22のカウンター荷重を調整している。また、微調整はカウンター荷重により行っている。これにより、本実施形態の打抜き加工方法により形成されたエレメント1は、仮に個々のエレメント1では各部の板厚の差が許容範囲外となるものであっても、これを積層させてベルト組立体とすることができる。このため、従来の打抜き加工方法に比べて不良品の数を減らすことができるため歩留まりが向上する。
【0030】
尚、上記実施形態においては、ヘッド4が対向して打ち抜かれた一組のエレメント1a,1bの板厚の差の平均を求めたが、同一の板材12から打ち抜かれたエレメントであれば、図3における左側の列又は右側の列の各列におけるエレメント同士ので板厚の差はわずかであるため、それぞれ各列から任意に抽出したエレメント同士で板厚の差の平均を求めてもよい。また、上記実施形態においては、板材12の断面において肉薄部7が直線状に傾斜したものを用いているが、図2(b)に示すように角部14から段付き形状となっているものを用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の一例である打抜き加工方法により形成されたエレメントを示す説明図。
【図2】エレメントの素材である板材の断面を示す説明図。
【図3】本実施形態の打抜き加工方法に用いられる加工装置を示す説明図。
【図4】エレメントの打抜きの工程を示す図3のIV−IV線断面図。
【図5】ヘッドが対向した状態で打ち抜かれた一対のエレメントの断面図。
【図6】エレメントの基準点と比較測定点との板厚の差を示すグラフ。
【符号の説明】
1…エレメント、2…ボデー、3…ネック、4…ヘッド、6…傾斜部、7…肉薄部、12…板材、13…平面部、14…角部、20…ダイ、21,22…カウンターパンチ、29,30…成形パンチ。

Claims (2)

  1. ボデーと、ネックを介して該ボデーに連設されるヘッドとを備え、前記ボデーの裏面に環状に複数積層された際に内周側となる側に向けて板厚が薄くなる傾斜部と、該傾斜部から前記内周側端部まで形成された肉薄部を有する無段変速機用ベルトのエレメントの打抜き加工方法であって、
    所定の板厚を備えた平面部を有し、その下面の両側部の長手方向に一対の角部を介して一対の肉薄部を有する長尺の金属製の板材を素材とし、
    ダイに載置された前記板材の上面から該板材の幅方向に前記ヘッドが対向する状態で2列に並設されるように前記エレメントの形状に押し下げて打ち抜く成形パンチと、打ち抜かれた板材の前記角部に当接し上方に付勢するカウンター荷重により該角部を変形させて前記傾斜部を形成し該板材と共に下降するカウンターパンチとを用い、
    前記ヘッドが対向して打ち抜かれた一組のエレメントについて、前記傾斜部近傍の前記ボデーにおける平面部の基準点と、前記ヘッドにおける平面部の比較測定点との板厚の差を平均し、その平均値が許容範囲となるように前記板材の一対の角部間の距離と前記カウンター荷重とを設定し、
    設定された前記一対の角部間の距離を備えた板材を前記成形パンチ及び前記カウンター荷重が設定されたカウンターパンチにより前記板材からエレメントを打抜くことを特徴とする無段変速機用ベルトのエレメントの打抜き加工方法。
  2. 前記一対の角部間の距離と前記カウンター荷重との設定は、まず前記一対の角部間の距離を前記カウンター荷重による調整によって前記平均値を許容範囲とできる値に設定し、次に前記カウンター荷重を調整することにより前記平均値を許容範囲とすることを特徴とする請求項1に記載の無段変速機用ベルトのエレメントの打抜き加工方法。
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