JP3700659B2 - 画像形成装置、及び、プログラム、並びに、画像形成装置の制御方法 - Google Patents

画像形成装置、及び、プログラム、並びに、画像形成装置の制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP3700659B2
JP3700659B2 JP2002055930A JP2002055930A JP3700659B2 JP 3700659 B2 JP3700659 B2 JP 3700659B2 JP 2002055930 A JP2002055930 A JP 2002055930A JP 2002055930 A JP2002055930 A JP 2002055930A JP 3700659 B2 JP3700659 B2 JP 3700659B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
image forming
www server
unit
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002055930A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003259075A (ja
Inventor
一磨 青木
勝則 榎本
義之 近藤
雅俊 小久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2002055930A priority Critical patent/JP3700659B2/ja
Priority to US10/369,586 priority patent/US7639379B2/en
Publication of JP2003259075A publication Critical patent/JP2003259075A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3700659B2 publication Critical patent/JP3700659B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/00127Connection or combination of a still picture apparatus with another apparatus, e.g. for storage, processing or transmission of still picture signals or of information associated with a still picture
    • H04N1/00204Connection or combination of a still picture apparatus with another apparatus, e.g. for storage, processing or transmission of still picture signals or of information associated with a still picture with a digital computer or a digital computer system, e.g. an internet server
    • H04N1/00209Transmitting or receiving image data, e.g. facsimile data, via a computer, e.g. using e-mail, a computer network, the internet, I-fax
    • H04N1/00212Attaching image data to computer messages, e.g. to e-mails
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/00127Connection or combination of a still picture apparatus with another apparatus, e.g. for storage, processing or transmission of still picture signals or of information associated with a still picture
    • H04N1/00204Connection or combination of a still picture apparatus with another apparatus, e.g. for storage, processing or transmission of still picture signals or of information associated with a still picture with a digital computer or a digital computer system, e.g. an internet server
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/00127Connection or combination of a still picture apparatus with another apparatus, e.g. for storage, processing or transmission of still picture signals or of information associated with a still picture
    • H04N1/00204Connection or combination of a still picture apparatus with another apparatus, e.g. for storage, processing or transmission of still picture signals or of information associated with a still picture with a digital computer or a digital computer system, e.g. an internet server
    • H04N1/00244Connection or combination of a still picture apparatus with another apparatus, e.g. for storage, processing or transmission of still picture signals or of information associated with a still picture with a digital computer or a digital computer system, e.g. an internet server with a server, e.g. an internet server
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/00912Arrangements for controlling a still picture apparatus or components thereof not otherwise provided for
    • H04N1/00925Inhibiting an operation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N2201/00Indexing scheme relating to scanning, transmission or reproduction of documents or the like, and to details thereof
    • H04N2201/0008Connection or combination of a still picture apparatus with another apparatus
    • H04N2201/0034Details of the connection, e.g. connector, interface
    • H04N2201/0048Type of connection
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N2201/00Indexing scheme relating to scanning, transmission or reproduction of documents or the like, and to details thereof
    • H04N2201/0077Types of the still picture apparatus
    • H04N2201/0082Image hardcopy reproducer
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N2201/00Indexing scheme relating to scanning, transmission or reproduction of documents or the like, and to details thereof
    • H04N2201/0077Types of the still picture apparatus
    • H04N2201/0086Image transceiver

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computing Systems (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Record Information Processing For Printing (AREA)
  • Information Transfer Between Computers (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、WWWサーバからのデータを受信可能な画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、インターネットの普及に伴い、インターネット内のWWWサーバで開設されているホームページ等を閲覧することによって、様々な情報を得ることができるようになってきた。
【0003】
また、特に最近では、データ通信速度が概ね500kbps以上の通信環境でインターネット接続を可能とする所謂ブロードバンドと呼ばれる通信システムが普及しつつあり、どの家庭やオフィスでも気軽に高速でインターネットを楽しむことができるようになってきた。尚、ブロードバンドとしては、例えば、ケーブルテレビ(CATV)網を利用するケーブルインターネットや、家庭に引き込まれた光ファイバーを利用するFTTH(Fiber to The Home)、一般家庭に広く普及している電話線を利用するDSL(Digital Subscriber Line)等が広く知られている。また特にDSLとしては、ADSL(Asymmetric DSL)と呼ばれる利用者方向(下り方向)への伝送速度が上り方向に比べて高速なものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来において、インターネットにアクセスしWWWサーバ内のデータ(コンテンツ)を取得、閲覧するためには、パーソナルコンピュータ(以下、「PC」とする。)などの通信装置を、ブロードバンドルータなどに接続し、更に、そのブロードバンドルータに、ケーブルモデム、メディアコンバータ、DSLモデム(ADSLモデム等)などの上記ブロードバンドに対応した信号変換装置(以下、「ブローバンド対応モデム」とする。)を接続しなければならず、接続や設定などが煩雑であるといった問題があった。また、そもそもPC等を所有していないとWWWサーバにアクセスできないといった問題があった。尚、ブロードバンドルータは、ルータの一種であり、ローカルエリアネットワーク(LAN)上で使用されるプライベートIPアドレスと、広域ネットワーク(WAN)としてのインターネット上で使用されるグローバルIPアドレスと、を相互変換しつつ、経路制御するルーティング機能を備えたものである。
【0005】
そこで、本発明者らは、インターネットに接続可能な通信モジュールを、画像形成手段を備える画像形成装置に組み込んで、その通信モジュールにてWWWサーバからデータを取得し、取得したデータに基づく画像を、その画像形成装置にて印刷できるようにすることによって、WWWサーバのデータを利用者が容易に取得・閲覧できるようにすることを考えた。このような方法であると、利用者はPC等を持っていなくとも印刷物としてWWWサーバのデータを取得することができるので便利である。
【0006】
しかしながら、画像形成装置による画像形成(印刷)のみにてWWWサーバのデータを出力する方法を採用すると、印刷前に、利用者が印刷されるデータの内容を把握することが困難であるため、利用者にとって不必要なデータが印刷されてしまうことがあった。つまり、このような画像形成装置では、印刷用の記録紙に無駄が生じるといった問題や、利用者に必要な情報を十分に提供することができないといった問題があった。また、不適切なデータが出力されると、利用者に不快感を与えるので、このような問題を解決する必要があった。
【0007】
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、WWWサーバ内のデータから利用者に必要な情報を選択的に画像形成して出力することが可能な画像形成装置、及び、そのプログラム、並びに、画像形成装置の制御方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するためになされた請求項1に記載の発明は、画像を記録紙に形成する画像形成手段と、広域ネットワーク内に設置されたWWWサーバとの間で双方向通信可能な通信手段と、登録アドレスに対応するWWWサーバ内のデータを上記通信手段を介して取得するデータ取得手段と、上記画像形成手段にデータ取得手段が取得したデータに基づく画像を記録紙に形成させるデータ出力手段と、を備えた画像形成装置に、識別手段と、判断手段と、禁止手段と、履歴情報記憶手段と、を設けたものである。
【0009】
履歴情報記憶手段は、画像形成手段に形成させた画像に関する履歴情報を記憶し、識別手段は、データ取得手段がWWWサーバから取得するデータの種類を識別する。具体的に、識別手段は、履歴情報記憶手段が記憶する履歴情報に基づいて、データ取得手段がWWWサーバから取得するデータが以前に画像形成した種類のデータであるか否かを識別可能な構成にされている。
【0010】
また、判断手段は、識別手段による識別結果に基づき、データ取得手段がWWWサーバから取得するデータに基づく画像を形成すべきか否か判断する構成にされ、識別手段によって、データ取得手段がWWWサーバから取得するデータが以前に画像形成した種類のデータであると識別されると、WWWサーバから取得するデータに基づく画像を形成すべきではないと判断する。
【0011】
また、禁止手段は、判断手段が上記データに基づく画像を記録紙に形成すべきではないと判断すると、データ出力手段の動作を禁止する。
【0012】
このような構成にされた請求項1に記載の画像形成装置によれば、データ取得手段が取得するデータが以前に画像形成した種類のデータである場合、そのデータに基づく画像の形成を禁止するので、利用者に必要なデータを選択的に出力することができる。
【0013】
即ち、この画像形成装置によれば、更新されていないWWWサーバのデータを、無駄に再度出力してしまうのを防止することができ、結果として、記録紙の浪費を抑制することができ、利用者に不快感を与えてしまうのを防止することができる。
【0014】
尚、この画像形成装置における識別手段及び判断手段は、データ取得手段によるデータ の取得前に動作する構成にされていてもよいし、データ取得手段によるデータの取得後に動作する構成にされていてもよい。
【0015】
また、本発明は、データ取得手段が、登録アドレスに対応するWWWサーバ内のデータを、所定期間毎に取得する構成にされた画像形成装置に適用することができる。
【0016】
このような構成にされた請求項2に記載の画像形成装置では、予め定期取得したいデータの取得先アドレスを登録しておくことで、自動的にそのデータをWWWサーバから取得することができる。従って、利用者は、例えば、WWWサーバが定期的にデータを更新するサーバである場合に、わざわざ毎回操作部を操作してデータ取得手段を動作させなくても、そのデータ取得手段の定期取得動作により、更新されたWWWサーバのデータを取得・閲覧することができる。
【0017】
また、請求項3に記載の発明は、画像を記録紙に形成する画像形成手段と、広域ネットワーク内に設置されたWWWサーバとの間で双方向通信可能な通信手段と、登録アドレスに対応するWWWサーバ内のデータを上記通信手段を介して取得するデータ取得手段と、画像形成手段に、データ取得手段が取得した上記データに基づく画像を記録紙に形成させるデータ出力手段と、を備えた画像形成装置であって、データ取得手段が、登録アドレスに対応するWWWサーバ内のデータが更新されたことを示す更新情報を外部から取得する度に、そのWWWサーバ内のデータを取得し、識別手段が、データ取得手段によってWWWサーバから取得されるデータの種類を識別し、判断手段が、識別手段による識別結果に基づき、上記WWWサーバから取得されるデータに基づく画像を形成すべきか否か判断し、判断手段によって上記データに基づく画像を記録紙に形成すべきではないと判断されると、禁止手段が、データ出力手段の動作を禁止する構成にされたものである。
【0018】
このような構成にされた請求項3に記載の画像形成装置によれば、更新情報を外部から取得する度に、自動でWWWサーバからデータを取得するため、利用者にとっては、操作部等を操作して手動でデータ取得手段にデータを取得させなくても、簡単に、最新のデータをWWWサーバから取得して閲覧することができる。また、この発明によれば、出力(画像形成)が不要な種類のデータに関しては、そのデータに基づく画像の形成を禁止することができるので、利用者に必要なデータを選択的に出力することができ、記録紙の浪費を抑制することができる。また、不適切なデータが出力され利用者に不快感を与えてしまうのを防止することができる。
【0019】
ところで、請求項2又は請求項3に記載の画像形成装置においては、請求項4に記載のように判断手段を構成すると良い。
【0020】
請求項4に記載の画像形成装置における判断手段は、利用者の外部操作によって出力禁止指令信号が入力されると、利用者の外部操作によって解除信号が入力されるまでの期間、識別手段による識別結果にかかわらず、WWWサーバから取得するデータに基づく画像を形成すべきではないと判断する。
【0021】
このような構成にされた請求項4に記載の画像形成装置では、定期的に取得するデータに関する画像形成動作を、利用者の指令に従って一時的に停止することができるので、利用者が家を留守にする時などに便利である。
【0022】
つまり、利用者は、家を留守にする時などに、当該画像形成装置の操作部を操作して出力禁止指令信号を入力すれば、データ出力手段の動作による画像形成手段の画像形成動作を停止することができ、留守中に無駄に画像形成が行われて要らないデータが出力されてしまうのを防止することができる。特にこの機能は、利用者が長期間家を留守にする時な どに便利である。
【0023】
その他、請求項4に記載の画像形成装置において、禁止手段は、請求項5に記載のように構成されるのが良い。
【0024】
請求項5記載の画像形成装置における禁止手段は、利用者の外部操作によって出力禁止指令信号が入力され、判断手段が、データ取得手段がWWWサーバから取得したデータに基づく画像を記録紙に形成すべきではないと判断すると、利用者の外部操作によって解除信号が入力されるまでの期間、データ取得手段がWWWサーバから取得したデータを、記憶媒体に記憶させることが可能な構成にされている。
【0025】
このような構成にされた請求項5に記載の画像形成装置においては、出力禁止指令信号が入力された後に、データ取得手段が取得したデータを保存しておくことができるので、利用者は、家を外出するときなどに、出力禁止指令信号を操作部を操作して入力しておけば、帰宅後に、データが必要となったときだけ、その保存されたデータに基づく画像を画像形成手段に形成させるなどして、閲覧することができる。
【0026】
尚、禁止手段は、データ取得手段がWWWサーバから取得したデータを、当該画像形成装置内の記憶媒体(メモリ、ハードディスク等)に記憶させる構成にされていてもよいし、通信によりデータを外部装置に転送して、そのデータを外部装置の記憶媒体に記憶させるように構成されていてもよい。
【0027】
また、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の画像形成装置における禁止手段は、請求項6に記載のように、判断手段が上記データに基づく画像を記録紙に形成すべきではないと判断すると、その判断対象となったWWWサーバからのデータを記憶媒体に記憶させることが可能な構成にすることができる。
【0028】
このような構成の画像形成装置においては、判断手段が画像を記録紙に形成すべきではないと判断した時に、とりあえず、データを保存しておいて、そのデータを利用者に提供することができる。尚、請求項5に記載の禁止手段と同様に、請求項6に記載の画像形成装置における禁止手段は、自身の記憶媒体にデータを保存する構成にされていてもよいし、外部装置の記憶媒体にデータを保存する構成にされていてもよい。
【0029】
また、請求項7記載の画像形成装置は、画像形成を禁止すべきデータを有するWWWサーバに関するサーバ情報を記憶するサーバ情報記憶手段を備えると共に、サーバ情報記憶手段が記憶する上記サーバ情報に基づいて、データ取得手段が取得するWWWサーバ内のデータの種類を、データ取得手段によるデータの取得前に識別するサーバ識別手段、を識別手段に備える。
【0030】
このような構成にされた請求項7に記載の画像形成装置では、データ取得手段によるデータの取得前に、サーバ情報記憶手段に記憶されているサーバ情報に基づいて、画像形成の必要性を判断するので、無駄にデータを取得することなく、そのデータの画像形成を禁止することができる。具体的には例えば、成人向けコンテンツを提供するWWWサーバに関する情報を、上記サーバ情報としてサーバ情報記憶手段に登録しておけば、成人向けコンテンツの画像形成を禁止することができる。
【0031】
尚、当該画像形成装置が、広域ネットワークとしてのインターネットに接続可能に構成されている場合には、サーバ情報としてURLをサーバ情報記憶手段に記憶させておくのが良い。このようにしておくと、簡単に、取得しようとするWWWサーバのデータが、画像形成を禁止すべきデータを有するWWWサーバのデータであるか否かを識別することが できる。
【0032】
この他、識別手段は、請求項8に記載のように構成されていてもよい。請求項8に記載の画像形成装置は、WWWサーバから取得するデータの内容を識別するためのキーワードを記憶するキーワード記憶手段を備えると共に、そのキーワード記憶手段が記憶するキーワードを、データ取得手段がWWWサーバから取得したデータ内において検索する検索手段と、その検索手段による検索結果に基づき、データ取得手段がWWWサーバから取得したデータの種類を識別するキーワード識別手段とを、識別手段に備える。
【0033】
このように構成された請求項8に記載の画像形成装置では、予め画像形成を禁止すべきデータ内容を表す語句をキーワードとして登録しておいたり、画像形成をすべきデータ内容を表す語句をキーワードとして登録しておくことにより、取得したデータに関する画像形成の必要度を、そのキーワードで評価することができる。
【0034】
従って、この画像形成装置によれば、WWWサーバから取得したデータから、利用者に必要なデータを選択して画像形成することができる。換言すると、利用者に不必要なデータを画像形成せずに破棄することができる。
【0035】
また、請求項8に記載の画像形成装置には、請求項9に記載のように、有害情報通報手段を設けると良い。
【0036】
請求項9に記載の画像形成装置は、キーワード記憶手段にて有害情報を識別するためのキーワードを記憶しており、検索手段による検索結果に基づき、WWWサーバが有害情報を提供していると判断すると、有害情報通報手段にて、その判断結果を外部に通報する。
【0037】
このように構成された請求項9に記載の画像形成装置においては、有害情報を提供するWWWサーバを、警察などに通報することができるので、例えば、法に違反する有害情報を提供するWWWサーバを取り締まることができる。
【0038】
また、請求項1〜請求項9に記載の画像形成装置における判断手段は、請求項10に記載のように構成されてもよい。
【0039】
請求項10に記載の画像形成装置における判断手段は、識別手段による識別結果に基づき、WWWサーバから取得するデータがその画像を画像形成手段に形成させる場合に利用者の認証を必要とするデータであるか否かを判断し、利用者の認証を必要とするデータであると判断すると、その判断結果を利用者に報知する報知手段を備えており、その報知手段による報知後、所定期間内に利用者の外部操作によって入力された認証情報に基づいて利用者を認証し、その認証に失敗すると、データに基づく画像を形成すべきではないと判断する構成にされている。
【0040】
このような構成の画像形成装置では、パスワード等の認証情報による利用者の認証により、データの出力制限を行うことできるから、認証情報を入力することのできる利用者のみに必要なデータを提供し、認証情報を入力することのできない利用者には、不適切なデータを提供しないようにすることができる。
【0041】
また、上記の画像形成装置においては、通信手段を、ローカルエリアネットワーク(LAN)内に設置されたLAN端末との間で双方向通信可能な構成にするのがよい。そして、この画像形成装置には、請求項11に記載のように、データ取得手段がWWWサーバから取得したデータを、通信手段を介して、予め設定されたLAN端末に送信する転送手段、を設けるのが良い。
【0042】
このように構成された請求項11に記載の画像形成装置では、WWWサーバから受信したデータを、PC等のデータ表示機能やデータ保存機能を有するLAN端末に送信することによって、そのLAN端末のディスプレイ上にデータを表示させたり、LAN端末のハードディスク等にデータを保存することができる。また、LAN端末としてのプリンタにデータを送信すれば、その外部のプリンタに、WWWサーバから受信したデータに基づく画像を印刷させることもできる。
【0043】
また、上記画像形成装置の識別手段は、WWWサーバから取得するデータが、画像形成手段の画像形成能力に適合する種類のデータであるか否か識別できるように構成されるのが良く、判断手段は、識別手段がWWWサーバから取得するデータを画像形成手段の画像形成能力に適合しない種類のデータであると識別すると、そのデータに基づく画像を形成すべきではないと判断する構成にされるのが良い。
【0044】
その他、禁止手段は、請求項12に記載のように、識別手段がWWWサーバから取得するデータを画像形成手段の画像形成能力に適合しない種類のデータであると識別し、判断手段が該データに基づく画像を形成すべきではないと判断すると、転送手段を動作させて、転送手段に、上記画像形成手段の画像形成能力に適合しない種類のデータを、予め設定された画像形成機能を有するLAN端末に送信させる構成にされるのが良い。
【0045】
このような構成にされた請求項12に記載の画像形成装置においては、WWWサーバから取得したデータが画像形成手段の画像形成能力に適合しないときに、そのデータを、そのデータに適合した画像形成能力を有するLAN内の画像形成装置に転送し、そのデータに基づく画像をそのLAN内の画像形成装置に形成させることができるので、より綺麗な仕上がりで出力物(画像形成した記録紙)を利用者に提供することができる。
【0046】
また、請求項1〜請求項12に記載の画像形成装置には、請求項13に記載のように、データ取得手段がWWWサーバから取得したデータの内容に関する概要情報を、表示手段に表示する概要表示手段と、判断手段が上記データに基づく画像を形成すべきであると判断すると、概要表示手段を動作させて、そのデータの概要情報を表示手段に表示し、その表示後に利用者の外部操作によって入力された指令信号に従って、WWWサーバから取得したデータに基づく画像を形成すべきか否か判断する利用者許可判断手段と、を設けるのがよい。また、この画像形成装置において、禁止手段は、利用者許可判断手段が上記データに基づく画像を記録紙に形成すべきではないと判断すると、データ出力手段の動作を禁止する構成にされるのが良い。
【0047】
このような構成にされた請求項13に記載の画像形成装置では、表示手段に概要情報を表示することにより、利用者にそのデータの内容を示すことができるので、利用者は、この概要情報に基づき、データの内容を概ね把握することができ、そのデータが必要であるか判断することができる。この結果、利用者は、不必要なデータを画像形成装置に出力させなくて済む。
【0048】
また、請求項1〜請求項13に記載の画像形成装置には、請求項14に記載のように、登録アドレスを複数記憶可能なアドレス記憶手段と、外部入力されたメモ情報を、対応する登録アドレスに関連付けてアドレス記憶手段に記憶させるメモ情報登録手段と、該アドレス記憶手段が記憶するメモ情報のリストを表示手段に表示するリスト表示手段と、表示手段に表示されたメモ情報のリスト内から利用者の外部操作によって選択されたメモ情報に関連付けられて記憶されている登録アドレスに対応するWWWサーバ内のデータを、データ取得手段に取得させる選択取得手段と、設けるのがよい。
【0049】
このように構成された請求項14に記載の画像形成装置によれば、WWWサーバが提供するデータの内容を利用者が把握できるように、メモ情報として、データ内容に関する情報をアドレス記憶手段に登録しておくことができるので、利用者は、メモ情報のリストから取得したいデータ内容に関するメモ情報を選択すれば、その登録アドレス先から所望のデータを簡単に取得することができる。
【0050】
この他、請求項15に記載のプログラムは、コンピュータに、請求項1〜請求項8のいずれかに記載の画像形成装置における上記識別手段、判断手段、及び、禁止手段としての機能を実現させるためのプログラムである。
【0051】
このプログラムを、上記画像形成手段と、上記通信手段と、上記データ取得手段と、上記データ出力手段と、を備える画像形成装置のコンピュータ(CPU)に実行させれば、本発明(請求項1〜請求項8)の画像形成装置を実現することができる。
【0052】
また、上記プログラムに、上記有害情報通報手段としての機能をコンピュータに実現するためのプログラムを組み込めば、請求項9に記載の画像形成装置を実現することが可能である。
【0053】
その他、上記プログラムに、請求項10に記載の判断手段としての機能をコンピュータに実現させるためのプログラムを組み込めば、請求項10に記載の画像形成装置を実現することが可能である。
【0054】
また、上記プログラムに、請求項11に記載の転送手段としての機能をコンピュータに実現させるためのプログラムを組み込めば、請求項11に記載の画像形成装置を実現することができ、このプログラムに、請求項12に記載の識別手段、判断手段、及び禁止手段としての機能をコンピュータに実現させるためのプログラムを組み込めば、請求項12に記載の画像形成装置を実現することが可能である。
【0055】
また、上記プログラムに、請求項13に記載の概要表示手段、利用者許可判断手段、及び禁止手段としての機能をコンピュータに実現させるためのプログラムを組み込めば、請求項13に記載の画像形成装置を実現することが可能である。
【0056】
また、上記プログラムに、請求項14に記載のメモ情報登録手段、リスト表示手段、及び、選択取得手段としての機能をコンピュータに実現させるためのプログラムを組み込み、そのプログラムを上記アドレス記憶手段を有する画像形成装置のコンピュータに実行させれば、請求項14に記載の画像形成装置を実現することが可能である。
【0057】
この他、請求項16に記載の発明は、画像を記録紙に形成する画像形成手段と、広域ネットワーク内に設置されたWWWサーバとの間で双方向通信可能な通信手段と、登録アドレスに対応するWWWサーバ内のデータを前記通信手段を介して取得するデータ取得手段と、画像形成手段に、データ取得手段が取得した上記データに基づく画像を記録紙に形成させるデータ出力手段と、画像形成手段に形成させた画像に関する履歴情報を記憶する履歴情報記憶手段と、を備えた画像形成装置の制御方法であって、履歴情報記憶手段が記憶する履歴情報に基づいて、データ取得手段がWWWサーバから取得するデータが以前に画像形成した種類のデータであるか否かを識別し、データ取得手段がWWWサーバから取得するデータが以前に画像形成した種類のデータであると識別すると、データ出力手段の動作を禁止することを特徴とする。
【0058】
このような制御方法にて、画像形成装置を制御すれば、請求項1に記載の画像形成装置と同様の効果を得ることができる。
【0059】
また、請求項17に記載の発明は、所定期間毎に、データ取得手段に、登録アドレスに対応するWWWサーバ内のデータを、取得させることを特徴とする請求項16に記載の画像形成装置の制御方法である。
【0060】
このような制御方法にて、画像形成装置を制御すれば、請求項2に記載の画像形成装置と同様の効果を得ることができる。
【0061】
また、請求項18に記載の発明は、画像を記録紙に形成する画像形成手段と、広域ネットワーク内に設置されたWWWサーバとの間で双方向通信可能な通信手段と、登録アドレスに対応するWWWサーバ内のデータを上記通信手段を介して取得するデータ取得手段と、画像形成手段に、データ取得手段が取得した上記データに基づく画像を記録紙に形成させるデータ出力手段と、を備えた画像形成装置の制御方法であって、登録アドレスに対応するWWWサーバ内のデータが更新されたことを示す更新情報を外部から取得する度に、データ取得手段に、そのWWWサーバ内のデータを取得させると共に、データ取得手段がWWWサーバから取得するデータの種類を識別し、その識別結果に基づき、データ取得手段がWWWサーバから取得するデータに基づく画像を形成すべきか否か判断し、データに基づく画像を記録紙に形成すべきではないと判断すると、データ出力手段の動作を禁止することを特徴とする。
【0062】
このような制御方法にて、画像形成装置を制御すれば、請求項3に記載の画像形成装置と同様の効果を得ることができる。
【0063】
また、請求項19に記載の発明は、利用者の外部操作によって出力禁止指令信号が入力されると、利用者の外部操作によって解除信号が入力されるまでの期間、データ取得手段がWWWサーバから取得するデータの種類にかかわらず、データ出力手段の動作を禁止することを特徴とする請求項17又は請求項18に記載の画像形成装置の制御方法である。
【0064】
このような制御方法にて、画像形成装置を制御すれば、請求項4に記載の画像形成装置と同様の効果を得ることができる。
【0065】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施例について、図面とともに説明する。
図1は、本発明が適用されたファクシミリ装置1の使用形態を表す説明図であり、図2は、ファクシミリ装置1の外部構成を表す概略斜視図、図3は、ファクシミリ装置1の内部構成を表す説明図である。
【0066】
図1に示すように、ファクシミリ装置1は、回線制御部3と、通信モジュール5と、を備えている。回線制御部3は、外部接続ポート4(図4参照)を備えており、この外部接続ポート4には、建造物内(家庭内、オフィス内等)に設置されたスプリッタ8の電話機用の接続ポートに繋がるアナログ線L1(2芯線、4芯線からなる所謂電話線)が接続されている。
【0067】
一方、通信モジュール5は、WAN側接続ポート6及びLAN側接続ポート7を備えており、WAN側接続ポート6は、スプリッタ8のADSLモデム用の接続ポートにLANケーブルL2を介して接続されたADSLモデム9に繋がるLANケーブルL3に接続され、LAN側接続ポート7は、ハブ(HUB)11に接続されている。
【0068】
また、このハブ(HUB)11には、双方向通信可能な複数のPC13,14や、プリンタ16(ネットワーク接続可能なインクジェットプリンタ、レーザプリンタなど)、IP(インターネット・プロトコル)方式で音声信号を送受信可能なIP電話機15、インターネット接続可能なインターネットファクシミリ装置17などの各LAN端末13〜17が接続されている。即ち、ハブ(HUB)11は、上記各LAN端末13〜17から構成される建造物内のローカルエリアネットワーク(LAN)に接続されている。
【0069】
一方、上記スプリッタ8は、ADSLを利用する際に使用される周知のスプリッタであり、基地局側に設置されたスプリッタ19から送信されてくる概ね4kHz以下の第一信号とそれより高周波のADSL用の第二信号とが重畳された伝送信号を、その第一信号と、第二信号に分離し、第一信号を、電話機用の上記接続ポートに出力すると共に第二信号をADSLモデム用の上記接続ポートに出力する一方で、各接続ポートから入力されてきた信号を重畳して、基地局側のスプリッタ19に送信する構成にされている。
【0070】
即ち、本実施例のファクシミリ装置1は、回線制御部3を用いて、公衆回線網(即ち、公衆交換電話網:PSTN)内の加入者電話機に接続可能な構成にされ、更に、通信モジュール5及びADSLモデム9を介して広域ネットワーク(WAN)としてのインターネットに接続可能な構成にされている。
【0071】
更に、このファクシミリ装置1は、通信モジュール5の後述するルータ制御部101の動作により、インターネット内の通信装置(WWWサーバ21等)とLAN内の各LAN端末13〜17と、の間で送受信されるデータ(IPパケット)をルーティングするルータとして機能する構成にされている。
【0072】
また、本実施例のファクシミリ装置1は、原稿から光学的に画像を読み取り、その画像を表すイメージデータをファクシミリデータにして、上記アナログ線L1を介して公衆回線網に接続された外部のファクシミリ装置23に送信すると共に、外部のファクシミリ装置23から公衆回線網及びアナログ線L1を介して送信されてきたファクシミリデータを受信して、記録紙にそのファクシミリデータに基づく画像を形成する通常の機能(ファクシミリ機能)の他、プリンタ機能、コピー機能を有している。
【0073】
このプリンタ機能とは、PC13,14やワードプロセッサ等から送信されてきたコードデータに基づく画像を記録紙に形成する機能のことを意味し、当該ファクシミリ装置1は、PCインタフェース(PC I/F)24を介して外部のPCからコードデータを受信したり、通信モジュール5を介してLAN内のPC13,14等からコードデータを受信すると、そのデータに基づく画像を記録紙に形成する構成にされている。また、コピー機能とは、後述するスキャナ部35及び記録部37を用いて、原稿から画像を読み取り、そのイメージデータに基づいて、記録紙に画像を形成する複写機能を意味する。
【0074】
このような機能を有するファクシミリ装置1には、図2に示すように、その本体ケース25の側部に、ハンドセット(H/S)26が取り付けられ、上面の前部に、操作パネル27が設けられている。尚、この操作パネル27には、相手側の電話番号(FAX番号)を入力するための数字キー271や、スタートキー272、選択キー273などの各種操作キー270と、各種機能に関連する情報を表示するための液晶ディスプレイ(LCD)274と、が備えられている。
【0075】
この他、本体の上部後部には、装置内に供給する記録紙を収容するための第一給紙トレイ29が設けられ、その上には記録紙を載置するためのものであって利用者による手差しで記録紙を供給するための第二給紙トレイ31が設けられている。更に、その上には、読取用の原稿用紙を載置するための原稿用給紙トレイ33が設けられている。
【0076】
また、本体には、図3に示すように、原稿から画像を読み取るためのスキャナ部35、記録紙に多色カラーの画像を形成するための記録部37、及び、これらの各部の駆動を制御するCPU39(図4参照)を搭載する基板(図示せず)、などが内蔵されている。
【0077】
スキャナ部35では、原稿用給紙トレイ33に載置された原稿が、原稿センサ(図示せず)により検出され、図3の矢印Aにて示すように、給紙ローラ41及び分離パッド43等からなる給紙機能によって一枚ずつ取り込まれ、この後に、搬送ローラ45により読取装置47まで搬送される。そして、読取装置47では、原稿上に形成されている画像が読み取られる。また、読取装置47による画像読取後の原稿は、排紙ローラ49を介して前方に設けられた第一排紙トレイ51に排出される。
【0078】
尚、このスキャナ部35には、上記原稿センサの他に、原稿の先頭を検出する原稿フロントセンサ53と、原稿の後端を検出する原稿リアセンサ55と、が設けられており、CPU39は、これらのセンサからの検出結果に基づき、スキャナ部35内の各部を制御して紙送りを調整し、上記スキャナ部35の動作を実現する。
【0079】
一方、記録部37では、第一給紙トレイ29あるいは第二給紙トレイ31に載置された記録紙が、図3の矢印Bにて示すように、給紙ローラ57及び分離パッド59等からなる給紙機構によって一枚ずつ取り込まれる。そして、記録紙は、搬送ローラ61を介して画像形成装置63に送られる。画像形成装置63では、記録紙上に複数色(本実施例ではシアン、マゼンタ、イエロー及びブラック)のトナーの組合せによる多色カラーの画像が形成される。また、画像形成装置通過後の記録紙は、下流側の定着装置65に送られる。そして、この定着装置65では、トナーによる画像が記録紙上に定着される。更に定着装置通過後の記録紙は、排紙ローラ67を介して、本体の前面に設けられた第二排紙トレイ69に排出される。
【0080】
尚、上記画像形成装置63は、レーザ光走査装置71を動作させて感光ドラムにレーザ光を照射し、その表面に静電潜像を形成する構成にされている。このレーザ光走査装置71は、CPU39からの指令に従って、イメージデータに基づくレーザ光を発射するレーザ発光部77と、レーザ光反射用のレンズ78、及びレンズ78に反射されたレーザ光を感光ドラムに導く反射ミラー79等を備えている。この他、画像形成装置63は、トナーを貯留するトナータンク73を備えており、静電潜像形成後の感光ドラムにトナータンク73から供給されたトナーを付着させ、転写ローラ75により、記録紙に電荷を付与して感光ドラムに付着したトナーを記録紙に転写する構成にされている。ただし、図3に示す画像形成装置63の構成図は、画像形成装置63の機能を説明するための模式図である。つまり本実施例の画像形成装置63は、カラーのトナー像を形成可能な周知の画像形成装置としての構成を有しており、上述のように、各色毎にトナー像を形成して、それらを重ね合わせてカラーのトナー像を形成する構成をとる。
【0081】
次に、ファクシミリ装置1の電気的構成について説明する。尚、図4は、本実施例のファクシミリ装置1の電気的構成を表すブロック図である。また、図5は、RAM83のデータ構成を表す説明図(同図(a))、ROM81内のデータ構成を表す説明図(同図(b))及び、後述する宛先情報記憶部83c内のデータ構成を表す説明図(同図(c))である。
【0082】
ファクシミリ装置1は、主に、CPU39、ROM81、RAM83、スキャナ部35、符合器85、記録部37、復号器87、操作キー270、LCD274、モデム89、回線制御部3、PCインタフェース(PC I/F)24、メール制御部91、機能拡張用インタフェース93、を備えており、夫々はバス95を介して接続されている。また、この機能拡張用インタフェース93には、通信モジュール5が接続されている。
【0083】
CPU39は、本装置の制御の中枢を担っており、装置全体を統括制御する構成にされている。つまり例えば、CPU39は、ROM81内に予め記録された制御処理用のプログラムを読み出し、そのプログラムに従って、ファクシミリデータの送受信や、宛先登録等の処理を実行する。
【0084】
尚、ROM81内には、当該装置をファクシミリ装置として動作させるために必要なファクシミリ機能用プログラム群81a(図5(b)参照)が記憶されている。具体的には例えば、回線制御部3が外部のファクシミリ装置23から受信したファクシミリデータに基づく画像を記録部37に形成させるための受信用プログラム等が上記ファクシミリ機能用プログラムとしてROM81に納められている。
【0085】
また、ROM81内には、当該装置をPC等から送信されてきたデータを印刷するプリンタとして動作させるために必要なプリンタ機能用プログラム群81b、が記憶されている。具体的には例えば、通信モジュール5がLAN内のPC13,14から受信したデータに基づく画像を記録部37に形成させるためのPC印刷用プログラムが上記プリンタ機能用プログラムとしてROM81に納められている。
【0086】
この他、ROM81内には、上記プログラム等で呼び出される記録部制御用プログラム81cや、その他の図示しない各種プログラム、そのプログラム実行時に必要な各種データが予め記憶されている。
一方、RAM83は、各種制御を行う際に必要なワークメモリ83a(図5(a)参照)や、ファクシミリデータ等を記憶する送受信データ記憶部83b、ファクシミリデータの送信先に関する宛先情報を記憶する宛先情報記憶部83c、として機能するようにされている。
【0087】
また、宛先情報記憶部83cは、図5(c)に示すように、ファクシミリデータの送信先に関する宛先情報として電話番号を記憶可能な構成にされ、更に、この電話番号に関連づけて、メールアドレスを記憶可能な構成にされている。即ち、当該ファクシミリ装置1は、相手先装置(外部のファクシミリ装置23)が公衆回線網経由のファクシミリデータの送受信の他に、インターネット経由の電子メールの送受信を行うことが可能な構成にされている場合に備えて、一つの宛名に対して、電話番号とメールアドレスの両方を併記した形で宛先情報を登録できるように構成されている。
【0088】
スキャナ部35は、ファクシミリデータの送信やコピー(原稿の複写)等の際に、原稿を読み取るためのものである。本実施例のスキャナ部35は、上述したように、原稿を原稿用給紙トレイ33から取得し、読取装置47にて画像を読み取り、読取結果としてのイメージデータを符合器85などに出力する構成にされている。
【0089】
また、符号器85は、スキャナ部35によって読み取られたイメージデータをファックスフォーマットであるG3圧縮形式のイメージデータにするために、符号化処理を実行し、その処理後のイメージデータを出力する構成にされている。
一方、復号器87は、ファックスフォーマットのイメージデータを復号化して、記録部37にて処理可能なイメージデータに変換する構成にされている。
【0090】
また、記録部37は、上述したように、カラー画像を形成可能な所謂カラーレーザプリンタとして機能する構成にされており、記録部制御用プログラム81cを実行するCPU39からの指令に従い、復号器87によって復号化されたイメージデータに基づくカラー画像を、上記画像形成装置63を用いて記録紙に印刷し、印刷後の記録紙を出力する構成にされている。
【0091】
尚、本実施例の記録部37は、通常印刷モードの他に、通常より静かな音で画像を形成することが可能な静音印刷モードを備えており、これらの印刷モードをCPU39からの指令に従って切り換えて動作する構成にされている。また、記録部37は、単色印刷も可能な構成にされており、CPU39からの指令にしたがって、指定色のトナーのみを用いて画像を形成することが可能な構成にされている。
【0092】
この他、操作キー270は、上述したように操作パネル27上に設けられており、利用者の操作に従って、宛先情報の登録、宛先の指定、メモ情報の入力や選択等といった各種処理操作を行うための指令信号を装置内(CPU39など)に入力する構成にされている。
【0093】
同じく操作パネル27に設けられた上記LCD274は、利用者に操作手順を案内するメッセージやエラーメッセージ等の各種メッセージ等を表示するための表示手段として設けられている。また、本実施例のLCD274は、タッチパネルとしての機能を備えており、ファクシミリデータの宛先指定や宛先情報の登録の際に、ワンタッチキーの表示を行うと共に、利用者の操作情報を取得し装置内に入力する構成にされている。
【0094】
モデム89は、回線制御部3を介してスプリッタ8経由で公衆回線網に接続された外部のファクシミリ装置23との間でファクシミリデータの送受信を行うためのものである。回線制御部3は、公衆回線網に対するダイヤル信号の送出や、公衆回線網からの呼出信号に対する応答等の動作を行うものであり、例えば、公衆回線網を介して自身を外部のファクシミリ装置23に通信可能に接続する。
【0095】
一方、PCインタフェース24は、PCと当該ファクシミリ装置1とをパラレルインタフェース等を介して接続するときに用いられるものであり、PC13,14からのコードデータ等を受信したりする。
また、メール制御部91は、インターネットに接続された外部の通信装置との間で電子メールの送受信を行うことによって、電子メールによるファクシミリデータの送受信を実現するものである。
【0096】
つまりメール制御部91は、符号器85にて符号化されたファクスフォーマットのバイナリイメージデータを、テキストコードのイメージデータに変換すると共に、送信先のメールアドレス等を含むヘッダ情報をそのデータに付加することにより、ファックスフォーマットのイメージデータを、電子メールとして送信可能な電子メールフォーマットのイメージデータにフォーマット変換したり、逆にインターネット経由で通信モジュール5を介して受信した電子メールフォーマットのイメージデータを、ファックスフォーマットのイメージデータに逆フォーマット変換する処理を行う。尚、このメール制御部91によってファックスフォーマットのイメージデータに逆フォーマット変換されたデータは、復号器87によって記録部37で出力可能なイメージデータに復号化されてから記録紙に印刷される。
【0097】
機能拡張用インタフェース(I/F)93は、別体で構成されたルータ制御部101を備える通信モジュール5を着脱自在に接続することができる構成にされたAIO(アナログ入出力)やRS232C等のシリアルインタフェースである。尚、図3に示すように、通信モジュール5は、装置の本体ケース25内に収容される。
【0098】
また、通信モジュール5は、ルータ制御部101、ハブ(HUB)103、IP電話部105、無線処理部107、ウェブプリント部110や、ルータ制御部101に繋がるインタフェース接続端子109などを備えている。尚、通信モジュール5は、このインタフェース接続端子109を介してインタフェース93に接続される。
【0099】
ルータ制御部101は、ADSLモデム9を介してインターネット内の通信装置との間でIPパケットの送受信を行うためのものであり、周知のIPマスカレード機能やルーティング機能を備えるブロードバンドルータとして機能する。
即ち、このルータ制御部101は、IPマスカレード機能により、LAN内で用いられるプライベートIPアドレスと、WAN(本実施例ではインターネット内)で用いられるグローバルIPアドレスとを相互変換し、ルーティング機能により、LAN側の端末と、WAN側の通信装置(WWWサーバ21)と、を双方向通信可能に接続する。
【0100】
例えば、ルータ制御部101は、ハブ103を介してIP電話部105、無線処理部107、ウェブプリント部110との間でのデータの送受信を行うことにより、IP電話部105、無線処理部107及びウェブプリント部110をADSLモデム9を介してインターネットに双方向通信可能に接続する。
【0101】
また更に、ルータ制御部101は、ハブ103を介してLAN側接続ポート7に接続されるLAN内のLAN端末13〜17との間で通信を行うことにより、LAN内のLAN端末13〜17をインターネットに双方向通信可能に接続する。つまり例えば、ルータ制御部101は、経路制御して、インターネット内のWWWサーバ21から受信したデータを、宛先のLAN端末13〜17に送信する。
【0102】
この他、ルータ制御部101は、装置本体側のCPU39とインタフェース93を介して通信を行うことができるようにされている。即ち、LAN端末13〜17やIP電話部105、無線処理部107、ウェブプリント部110は、ルータ制御部101及びインタフェース93を介して装置本体側のCPU39と双方向通信を行うことができ、例えば、当該ファクシミリ装置1のCPU39は、ルータ制御部101を介してLAN内のPC13,14から印刷用のコードデータを取得すると、CPU39にて、プリンタ機能用プログラムを実行し、そのプログラム内で記録部制御用プログラム81cを呼び出して記録部37を制御し、そのデータに基づく画像を形成する。
【0103】
一方、このルータ制御部101にハブ103を介して接続されたIP電話部105は、音声信号をIPパケットに格納し、インターネット経由で、外部のIP電話機と、音声通信(通話)を行うことが可能な構成にされている。
また、無線処理部107は、外部の無線通信装置と当該ファクシミリ装置1との間で無線通信を行うためのものであり、ブルートゥース規格(近距離無線通信の規格)やIrDA規格(赤外線通信の規格)による無線接続方式にて、外部の無線通信装置をファクシミリ装置1内の各部に双方向通信可能に接続する構成にされている。即ち、当該ファクシミリ装置1においては、ハブ103に接続された接続ポート7を用いることにより、有線接続方式にて各LAN端末13〜17をファクシミリ装置1に接続することができる他、この無線処理部107を用いることにより、無線接続方式にてLAN端末13〜17をファクシミリ装置1に接続することができる。
【0104】
この他、ウェブプリント部110は、CPU111、ROM113、RAM115、ネットワークインタフェース117などを備えており、ネットワークインタフェース117を介してルータ制御部101との間で通信を行うことにより、自身をインターネットに接続したり、装置本体側のCPU39と通信を行う構成にされている。
【0105】
ここで、図6は、ウェブプリント部110のRAM115内のデータ構成を表す説明図(同図(a))、ROM113内のデータ構成を表す説明図(同図(b))である。
このウェブプリント部110におけるRAM115は、図6(a)に示すように、ワークメモリ115aや、WWWサーバ21から取得したダウンロードデータ等を記憶する送受信データ記憶部115b、WWWサーバ21のアドレス(URL:Uniform ResourceLocator)情報を記憶するURL情報記憶部115c、後述する転送機能を使用する際のデータ転送先に関する転送先情報を記憶する転送先情報記憶部115d、アクセス禁止データベース115e(後述)、キーワードデータベース115f、履歴情報記憶部115g、ログ記憶部115hなどとして機能する構成にされている。
【0106】
URL情報記憶部115cは、図6(c)に示すように、データ取得先を表すURLに関連付けて、メモ情報、スケジューラ用設定データを複数個記憶可能な構成にされている。
即ち、通信モジュール5は、利用者による操作パネル27の操作等によって外部入力されたメモ情報を、対応するURLに対して関連付けてURL情報記憶部115cに登録できるようにされている。尚、周知のようにURLは、サーバアドレス、ディレクトリ情報、ファイル名などから構成されるアドレス情報である。また、図7は、ウェブプリント部110のCPU111が実行するURL・メモ情報登録処理を表すフローチャートである。
【0107】
処理を実行すると、CPU111は、S101にてURL及びメモ情報の入力を求める入力指示メッセージをインタフェース93を介して装置本体側に送信することにより、装置本体側のLCD274にその入力指示メッセージを表示させる。この後、CPU111は、S103にて、URL及びメモ情報の登録指令が操作パネル27からインタフェース93を介して送信されてくるまで待機し、登録指令を受信すると、S105にて、その操作パネル27から入力されたURL及びメモ情報を装置本体側から取得し、更にS107にて、そのURL及びメモ情報を互いに関連付けてURL情報記憶部115cに記憶させる。尚、メモ情報は、現状においてURLがローマ字で標記され、その表示だけではどのホームページへアクセスするかがわかりにくく、更には、LCD274の表示領域も限られているため、目的のURLを探すのが容易ではないことから、利用者が瞬時にそのURLを判別できるようにするために、設けたものである。
【0108】
この他、転送先情報記憶部115dは、後述するプリンタ転送用のアドレス情報と、PC転送用のアドレス情報とを記憶する構成にされている。尚、この転送先情報記憶部115dは、プリンタ転送用及びPC転送用のアドレス情報として、LAN内のプライベートIPアドレスに加え、ポート番号を記憶する構成にされている。
【0109】
一方、ウェブプリント部110におけるROM113内には、図6(b)に示すように、WWWサーバ21からデータを取得したり当該装置の記録部37にWWWサーバ21から取得したダウンロードデータを印刷させるための後述する各処理を表すウェブプリント機能用プログラム群113aや、ウェブプリント機能動作時における動作条件を表すフラグ情報113b、などが記憶されている。
【0110】
詳述すると、このウェブプリント部110は、ルータ制御部101経由でWWWサーバ21から取得したダウンロードデータに基づく画像を記録部37に印刷させる印刷機能、RAM115内にデータを一時保存する保存機能、ダウンロードデータをLAN側接続ポート7を介してLANに接続された転送先のプリンタ(上記転送先情報記憶部115dに記憶されているプリンタ転送先のアドレス情報で特定されるプリンタ)16に転送するプリンタ転送機能、ダウンロードデータをLAN側接続ポート7を介してLANに接続されたPC13,14に転送するPC転送機能、ダウンロードデータに基づく画像を記録部37に単色で印刷させる単色印刷機能、印刷時の機械音が抑えられた上記静音印刷モードで記録部37を動作させてダウンロードデータに基づく画像を印刷させる静音印刷機能、ウェブプリント部110で実行した各処理に関するログ情報を保存するログ保存機能、エラーメッセージをLCD274に表示させるエラー情報表示機能を、備えており、これらの機能をROM113内が記憶するウェブプリント機能用プログラム群113aで実現する構成にされ、図8に示すフラグ情報113bに基づいて、各機能を動作させるかどうか(即ち、機能のON/OFF)を切り換える構成にされている。
【0111】
尚、図8は、フラグ情報113bとしてROM113内に記憶されているデータの構成を表す説明図である。
ウェブプリント部110は、所定条件で、図8に示す『正常』動作モード、『URLアクセス不許可』動作モード、『印刷キャンセル』動作モード、『パスワードエラー』動作モード、『キーワードエラー』動作モード、『同一コンテンツ検出』動作モード、『夜間印刷』動作モード、『留守番』動作モード、『大量モノクロ印刷』動作モード、『紙なしエラー』動作モード、『トナーなしエラー』動作モードのいずれかを選択し、各機能の値(以下、「フラグ値」と表現する。)をフラグセット情報としてRAM115内に書き込むことによってフラグをセットするようにされている。また、ウェブプリント部110は、フラグ値”1”以上で、その機能を動作(ON)させ、フラグ値”0”で、その機能の動作を禁止(OFF)する構成にされている。また図8において表す記号*は、その動作モードが選択される前にフラグセット情報として記憶されているフラグ値を書き換えないようにすることを示している。
【0112】
次に、図9〜図28を用いて、ウェブプリント部110のCPU111が実行する各処理(ウェブプリント機能用プログラム群113a)について説明する。尚、図9は、CPU111が繰り返し実行する第一URL入力処理を表すフローチャートである。
【0113】
CPU111は、電源投入後ただちに第一URL入力処理(図9)、第二URL入力処理(図11)、及び、第三URL入力処理(図12)を実行する構成にされており、第一URL入力処理を実行すると、まずS110にて、操作パネル27内に設けられているウェブプリントキー(Web Printキー:図示せず)が押下されるまで待機し、操作パネル27から送信されてくる指令信号に基づいてウェブプリントキーが押下されたと判断すると(S110でYes)、操作パネル27に設けられたLCD274に、URL文字列を入力するための入力プロンプトを表示する(S120)。
【0114】
この後、CPU111は、URLのリスト表示指令信号、若しくは、URL文字列の入力が完了したことを示す入力完了信号(操作情報)を操作パネル27からインタフェース93、ルータ制御部101、ハブ103、ネットワークインタフェース117を介して受信するまで待機する(S121,S130)。
【0115】
そして、入力完了信号を受信すると入力プロンプトを用いたURLの入力が完了したと判断して(S130でYes)、利用者の外部操作により操作パネル27から入力されたURLを表すデータを装置本体側から取得し(S140)、そのデータ(URL)をURLファイフォ(URL FIFO)に格納する(S150)。
【0116】
尚、図10は、URLファイフォのデータ構成を表す説明図である。URLファイフォは、登録された順にURL先のWWWサーバ21へアクセスしてWWWサーバ21内のデータを取得するためのFIFOである。URLファイフォは、ワークメモリ115a内に設けられており、URLとメモ情報とを関連づけて記憶する。このURLファイフォへのURL及びメモ情報の登録(格納)が完了すると、CPU111は、当該第一URL入力処理を終了する。
【0117】
一方、S121にてURLのリスト表示指令信号を操作パネル27から受信したと判断すると(S121でYes)、CPU111は、S123にて、URL情報記憶部115c及び後述するログ記憶部115hが記憶するURL及びメモ情報を読み出し、そのURL及びメモ情報のリストをLCD274に表示する。尚、ここで表示されるリストは、概ね図6(c)に示した形態で表示される。
【0118】
この後、CPU111は、リスト内からURLが選択されたことを示す選択完了信号を操作パネル27から受信するまで待機し(S125)、選択完了信号を受信したと判断すると(S125でYes)、利用者が操作パネル27の上記選択キー273を利用して選択したURLに関する選択情報を操作パネル27から取得し(S127)、この後に、選択されたURL及びメモ情報をURLファイフォに格納して(S150)、当該第一URL入力処理を終了する。
【0119】
続いて、電源投入後CPU111が繰り返し実行する第二URL入力処理について説明する。図11は、第二URL入力処理を表すフローチャートである。
第二URL入力処理を実行すると、CPU111は、S210にて、RAM115内のURL情報記憶部115cからスケジューラ用設定データを読み出した後に、S220にて、現在日時に適合する設定データがあるか否か判断する。
【0120】
例えば、図6(c)の最上段(一段目)のURLに関連づけられて記憶されている設定データは、毎月15日にWWWサーバ21内のデータを取得することを示す設定データであり、CPU111は、S220にて、この設定データ(日付を表すデータ)と現在日時とを比較し両者の日付が一致していると、データの取得スケジュールに適合するURLがあると判断して(S220でYes)、処理をS230に移行する。
【0121】
この他、図6(c)の二段目のURLに関連付けられて記憶されている設定データは、毎週木曜日にWWWサーバ21内のデータを取得することを示す設定データであり、CPU111は、S220にて、この設定データ(曜日を表すデータ)と現在日時(本日の曜日)とを比較し両者の曜日が一致していると、データの取得スケジュールに適合するURLがあると判断する。
【0122】
また、図6(c)の三段目のURLに関連付けられて記憶されている設定データは、毎日10時(10:00)にWWWサーバ21内のデータを取得することを示す設定データであり、CPU111は、S220にてこの設定データと現在日時とを比較し、両者の時刻が一致していると、データの取得スケジュールに適合するURLがあると判断する。
【0123】
以上に例示したような動作で、CPU111は、URL情報記憶部115cに記憶されている全てのスケジューラ用設定データと現在日時とを比較し、適合するURLがあると判断すると、S230にて、適合すると判断したURLをURL情報記憶部115cから読み出し、S240にて、そのURL及びメモ情報をURLファイフォに格納する。尚、適合するURLがない場合には、適合するURLが出現するまでS220の動作を繰り返し実行する。
【0124】
このS240におけるURLファイフォへの登録(格納)が完了すると、CPU111は当該第二URL入力処理を終了する。そして、この当該処理終了後、再びCPU111は、当該第二URL入力処理を実行する。
続いて、電源投入後CPU111が繰り返し実行する第三URL入力処理について説明する。図12は、第三URL入力処理を表すフローチャートである。
【0125】
第三URL入力処理を実行すると、CPU111は、S310にて、外部の管理サーバからルータ制御部101経由でWWWサーバ21に関する更新情報を受信するまで待機する。尚ここでは、WWWサーバ21の更新情報を管理するサーバが存在し、予め更新情報の提供を求めるURLをその管理サーバに設定登録しておくと、そのURLに対応するWWWサーバ21のデータが更新される度に、管理サーバから更新情報が送信されてくることを前提する。
【0126】
CPU111は、このS310にて管理サーバから更新情報を受信したと判断すると(S310でYes)、続くS320にて、更新情報に含まれるWWWサーバ21のURL及びメモ情報を抽出する(S320)。この後、CPU111は、S330にて、更新情報から抽出したURL及びメモ情報をURLファイフォに格納し、その格納後に当該処理を終了する。また、CPU111は、上記第一URL入力処理及び第二URL入力処理と同様に、この第三URL入力処理終了後、再び、当該第三URL入力処理を実行する。尚、本実施例においては、上記第二URL入力処理及び上記第三URL入力処理を実行することにより、当該通信モジュール5にて、登録URL先(URL情報記憶部115cに記憶されたURL先、又は、管理サーバに登録されたURL先)のWWWサーバ内のデータを、所定期間毎に(所定日時毎に又は更新情報を取得する度に)自動的に取得するようにしている。
【0127】
続いて、電源投入後CPU111が実行するウェブデータ出力処理について説明する。図13は、ウェブデータ出力処理を表すフローチャートである。
このウェブデータ出力処理を実行すると、CPU111は、まずS410にて、操作パネル27に設けられたウェブプリント機能停止キーが押下されて、ウェブプリント機能の停止指令が入力されている否か判断する。そして、入力されていれば当該ウェブデータ出力処理を終了し、入力されていなければ、処理をS420に移して、URLファイフォに、URLが格納されているか否か判断する。
【0128】
ここで、格納されていないと判断すると、CPU111は、処理をS410に戻し、格納されていると判断すると、処理をS430に移して、通信・出力処理を実行する。尚、図14は、CPU111が実行する通信・出力処理を表すフローチャートである。
【0129】
通信・出力処理を実行すると、CPU111は、まずROM113内から『正常』動作モードのフラグ情報を取得し、これをフラグセット情報としてワークメモリ115a内に記憶させることによって、『正常』動作モードのフラグをセットする(S510)。
【0130】
続いて、CPU111は、URLファイフォからURL及びメモ情報を読み出し(S520)、S530にて、これらの情報をインタフェース93を介して装置本体側に送信することにより、装置本体側のLCD274に読み出したURL及びメモ情報を表示し、この後に図15に示すURLアクセス許可判断処理を実行する(S540)。
【0131】
尚、図15は、URLアクセス許可判断処理を表すフローチャートである。URLアクセス許可判断処理は、RAM115のアドレス禁止データベース115e内に登録されているURL先のデータの取得及び印刷を禁止するためのものであり、アドレス禁止データベースには、アクセスを禁止すべきWWWサーバ21に関するURLが記憶されている。
【0132】
このURLアクセス許可判断処理を実行すると、CPU111は、S610にて、RAM115のアクセス禁止データベース115e(図6参照)内に記憶されている全てのURLと、URLファイフォから読み出したURLとを照合したか否か(即ち、全件の照合が完了しているかどうか)を判断し、全ての照合が済んでいないと判断すると(S610でNo)、アクセス禁止データベース115eから未照合のURLを読み出し(S620)、そのURLと、S520にて読み出したダウンロード対象のURLとを照合することにより、ダウンロードしようとするデータが取得及び印刷することを禁止されたデータであるか否か識別する。そして照合したURLが一致していないと判断すると、処理をS610に戻し、再び全件の照合が完了しているかどうか判断する。
【0133】
またS610において全件の照合が完了していると判断すると、CPU111は、当該URLアクセス許可判断処理を終了して、処理を通信・出力処理のS550へ移行する。一方、S610にて全件の照合が完了していないと判断すると、CPU111は、S620にて、次のURLをアクセス禁止データベース115eから読み出し、このURLに関して照合を行う(S630)。
【0134】
そしてS630におけるURL照合の結果、URLが一致していると判断すると、CPU111は、『URLアクセス不許可』動作モードのフラグ情報を読み出し、ワークメモリ115a内の上記フラグセット情報を書き換える(S640)。
【0135】
即ち、CPU111は、S630にて、ダウンロードしようとするデータが取得及び印刷することを禁止されたデータであると識別すると、S510にて書き込まれた『正常』動作モード時のフラグセット情報を、『URLアクセス不許可』動作モードのフラグ情報に書き換えることによって印刷機能のフラグ値を”1”から”0”にし(S640)、これによって印刷機能をOFFすることにより、データの取得前に、URLファイフォから読み出したURL先のWWWサーバ21のデータを印刷すべきではないと判断する。尚、S630におけるURLの照合は、URLに含まれる全ての情報が一致するか否かを判断するものであってもよいし、URLの一部(例えば、サーバアドレスや上位保存ディレクトリキーワードの有無)が一致するか否かを判断するものであってもよい。
【0136】
この後、CPU111は、当該URLアクセス許可判断処理を終了し、続く通信・出力処理のS550において、上記処理で『URLアクセス不許可』動作モードのフラグをセットしたか否か判断する。
ここで、『URLアクセス不許可』動作モードのフラグをセットしたと判断すると(即ち、アクセス禁止であると判断すると)、CPU111は、以下に説明するS560〜S580の処理をスキップして、処理をS590に移行し、『URLアクセス不許可』動作モードのフラグをセットしていないと判断すると(即ち、アクセス禁止ではないと判断すると)、処理をS560に移行して、URL先のWWWサーバ21から、そのURLで特定されるデータを、ルータ制御部101を介してダウンロードし、取得する。
【0137】
このダウンロード完了後、CPU111は、S570にて図16に示す出力許可判断処理を実行する。尚、図16は出力許可判断処理を表すフローチャートである。また、図17は、時刻出力許可判断処理を表すフローチャートであり、図18は、留守出力許可判断処理を表すフローチャートである。
【0138】
CPU111は、S710において時刻出力許可判断処理を実行すると、S713にて、予め夜間として定義された時刻と現在時刻との比較により、現在時刻が夜間であるかどうか判断し、夜間ではないと判断すると当該時刻出力許可判断処理を終了する。一方、S713にて夜間であると判断すると、CPU111は、S715にて『夜間印刷』動作モードのフラグ情報をROM113から読み出し、これをRAM115内のフラグセット情報に上書きすることにより、静音印刷機能をONにして、当該処理を終了する。
【0139】
この時刻出力許可判断処理の終了後、CPU111は、S720にて、留守出力許可判断処理を実行し、S723にて、当該ファクシミリ装置1の留守番電話機能がONになっているかどうかを判断する。
尚、この記述からもわかるように、当該ファクシミリ装置1は、操作パネル27に設けられた留守番電話キー(図示せず)の利用者による押下により留守番電話機能の実行指令が入力されると、外部の電話機からの呼び出しに対して留守であることをアナウンスする留守番電話機能をONにする構成にされている。また、この留守番電話機能は、再び留守番電話キーの利用者による押下により留守番電話機能の解除指令が入力されるまで、ON状態で維持される。
【0140】
上記S723にて、留守番電話機能がOFFであると判断すると、CPU111は、当該留守出力許可判断処理を終了し、留守番電話機能がONであると判断すると、S725にて『留守番』動作モードのフラグ情報をROM113から読み出し、これをRAM115内のフラグセット情報に上書きした後に、当該留守出力許可判断処理を終了する。
【0141】
この動作によって『留守番』動作モードのフラグがセットされると、印刷機能のフラグは、後の各処理におけるフラグ値の上書きにかかわらず、値”0”の状態で維持される。即ち、通信モジュール5のCPU111は、留守番電話機能がONされている期間において、印刷機能のフラグ値を値”0”に維持することにより印刷機能をOFF状態で維持し、ダウンロードデータに基づく画像を印刷すべきではないと判断する。また、CPU111は、上記S725にて『留守番』動作モードのフラグ情報をフラグセット情報に上書きすることによって、PC転送機能をONにし、ダウンロードデータを転送先のPCの記憶媒体(ハードディスクなど)に記憶させるようにする。
【0142】
この留守出力許可判断処理が終了すると、CPU111は、S730にて、出力許可に関する設定データを読み出す。尚、この設定データは、主に、キーワードにてWWWサーバ21から取得したダウンロードデータの内容を識別してその識別結果に基づきデータを印刷するかどうか切り換えるためのキーワード出力許可判断処理(図19)を動作させるか否かを表すキーワード検索設定情報と、履歴情報に基づいて印刷しようとするデータが以前に印刷済みのデータであるかどうかを識別し、その識別結果に基づいてデータを印刷するかどうかを切り換えるための履歴出力許可判断処理(図20)を動作させるか否かを表す履歴検索設定情報と、印刷するかどうかを利用者に問い合わせるための手動出力許可判断処理(図22)を動作させるか否かを表す手動設定情報と、から構成されており、RAM115内に記憶されている。また、これらの設置データは、操作パネル27での操作により、利用者が書き換えられるようにされている。
【0143】
このS730での処理の後、CPU111は、読み出した上記設定データに基づき、キーワード検索設定がONになっているかどうかを判断し(S740)、ONになっていない(即ち、OFFである)と判断すると、S750に処理を移行し、ONになっていると判断すると、S745にて、図19に示すキーワード出力許可判断処理を実行する。
【0144】
尚、図19は、キーワード出力許可判断処理を表すフローチャートである。キーワード出力許可判断処理は、キーワードデータベース115f内に登録されているキーワードに基づいて、データ内容を識別する構成にされており、RAM115のキーワードデータベース115fには、印刷を禁止すべき内容のダウンロードデータを識別するための拒否キーワードと、印刷すべき内容のダウンロードデータを識別するための必要キーワードと、が記憶されている。
【0145】
このキーワード出力許可判断処理を実行すると、CPU111は、まずS810にて、全ての拒否キーワードを検索したか否か判断し、全ての拒否キーワードを検索していないと判断すると、S820にて、まだ検索していない拒否キーワード群の中から検索する拒否キーワードを一つ読み出し、WWWサーバ21から取得したダウンロードデータ内において、その拒否キーワードを検索する。
【0146】
この検索後、CPU111は、検索結果に基づいてデータ内から拒否キーワードが発見されたか否かを判断する(S830)ことにより、ダウンロードデータが印刷を禁止すべき種類のデータか否か識別し、拒否キーワードが発見されたと判断すると(S830でYes)、ダウンロードデータに基づく画像を印刷をすべきではないとして『キーワードエラー』動作モードのフラグ情報をROM113から読み出し、これをRAM115内のフラグセット情報に上書き(S870)することにより、印刷機能をOFFにしPC転送機能をONにして、当該キーワード出力許可判断処理を終了する。
【0147】
一方、S830にてキーワードが発見されていないと判断すると、CPU111は、処理をS810に戻し、そこで全ての拒否キーワードを検索したと判断すると、処理をS815に移し、キーワードデータベース115fに必要キーワードが登録されているか否かを判定する。その結果がNoであれば、フラグを書き換えることなく当該キーワード出力許可判断処理を終了し、Yesであれば、S840に全ての必要キーワードを検索済みであるか否か判断する。
【0148】
そして、全ての必要キーワードをダウンロードデータ内において検索していないと判断すると(S840でNo)、CPU111は、キーワードデータベース115f内に記憶されている必要キーワード群の中から、まだ未検索の必要キーワードを一つ読み出し、その必要キーワードを、WWWサーバ21から取得したダウンロードデータ内において検索する(S850)。
【0149】
この検索後、CPU111は、検索結果に基づいて必要キーワードがダウンロードデータ内において発見されたか否か判断し(S860)、キーワードが発見されていないと判断すると(S860でNo)、再び処理をS840に移して、全ての必要キーワードをダウンロードデータ内で検索したかを判断する。そして、検索したと判断するとYesと判定し(S840でYes)、ダウンロードデータに基づく画像を印刷すべきではないとして『キーワードエラー』動作モードのフラグ情報を読み出し、これをRAM115内のフラグセット情報に上書きして(S870)、当該キーワード出力許可判断処理を終了する。一方、S860にて必要キーワードが発見されていると判断すると、新たにフラグをセットすることなく当該キーワード出力許可判断処理を終了する。
【0150】
このキーワード出力許可判断処理を終了するか、S740(図16)にて上述のようにキーワード検出設定がOFFになっていると判断すると、CPU111は、続くS750にて、履歴検索設定がONになっているかどうかを判断し、OFFであると判断すると、処理をS760に移行し、ONであると判断すると、S755にて図20に示す履歴出力許可判断処理を実行する。
【0151】
尚、図20は、履歴出力許可判断処理を表すフローチャートである。履歴出力許可判断処理は、履歴情報記憶部115g(図6)に記憶されている印刷済みの画像(即ち、記録部37に印刷させた画像)に関する履歴情報に基づいて、WWWサーバ21から取得したダウンロードデータが、既に印刷済みのデータ(即ち、以前に記録部37に印刷させた画像に対応する種類のデータ)であるか否かを識別する構成にされている。また、RAM115の履歴情報記憶部115gには、上記履歴情報として、既に印刷済みのダウンロードデータ毎に、データの発信元URL、そのデータのデータ量、データの発行日時に関する情報などが記憶されている。
【0152】
この履歴出力許可判断処理を実行すると、CPU111は、履歴情報記憶部115gの履歴情報と比較可能なダウンロードデータの履歴識別情報を取得する(S910)。尚、履歴識別情報としては、データ発信元のURLや、ダウンロードしたデータ量、データの発行日時、に関する情報などが挙げられる。
【0153】
この履歴識別情報の取得後、CPU111は、S920にて、履歴情報記憶部115gに記憶されている全ての履歴情報を、履歴識別情報と照合したか否か判断し、照合したと判断すると(S920でYes)、当該履歴出力許可判断処理を終了し、照合していないと判断すると(S920でNo)、S930にて、履歴情報を一つ読み出す。
【0154】
そして、CPU111は、履歴情報が期限切れの情報か否か判断する(S940)。例えば、CPU111は、現在日時が履歴情報に含まれるデータの印刷日時より所定期間経過しているかどうか判断することにより、履歴情報が期限切れがどうか判断し、期限切れであると判断すると、その履歴情報を履歴情報記憶部115gから削除し(S945)、この後に、再び処理をS920に移行する。
【0155】
一方、S940において期限切れではないと判断すると、CPU111は、続くS950において、読み出した履歴情報と、履歴識別情報とを照合することにより、WWWサーバ21から取得したダウンロードデータが、既に印刷済みのデータであるか否かを識別し、情報が一致しなければ処理をS920に戻し、情報が一致すれば、ダウンロードデータが既に印刷済みのデータであるとして、処理をS960に移行する。
【0156】
そして、CPU111は、『同一コンテンツ検出』動作モードのフラグ情報を取得し、これをRAM115内のフラグセット情報に上書きする(S960)ことによって、印刷機能をOFFしPC転送機能をONにした後に、当該履歴出力許可判断処理を終了する。
【0157】
この履歴出力許可判断処理が終了するか、上述のようにS750(図16)にて履歴検索設定がOFFであると判断すると、CPU111は、続くS760にて、パスワード出力許可判断処理の動作が必要であるかどうか判断する。
即ち、CPU111は、出力しようとしているダウンロードデータがパスワード情報を有するデータであるかどうかを識別し、パスワード情報を有するデータではないと識別すると、パスワード入力が必要ではないと判断して、処理をS770に移行し、パスワード情報を有するデータであると識別すると、パスワード入力が必要であると判断して、処理をS765に移行し、図21に示すパスワード出力許可判断処理を実行する。
【0158】
尚、当該ファクシミリ装置1においては、特定種類のデータに、印刷機能のON/OFFを切り換えるための上記パスワードを設定できるようにされている。つまり例えば、キーワード出力許可判断処理における必要キーワードを有するデータであると識別されたデータに対してパスワード情報を記憶させておくと、CPU111は、S760にてパスワードが必要であると判断して、パスワード出力許可判断処理を実行する。この他、成人向けのコンテンツを含むデータにパスワード入力を求めるようにしておくことも可能である。
【0159】
図21は、パスワード出力許可判断処理を表すフローチャートである。このパスワード出力許可判断処理を実行すると、CPU111は、まずS1010にて、パスワードの照合回数をゼロに設定することにより初期化し、続くS1020にて、インタフェース93経由で装置本体側にパスワードの入力を利用者に求めるメッセージを送信してそのメッセージをLCD274に表示させ、S1030にて操作パネル27から入力されてくる信号(操作情報)に基づき、パスワードの入力があったと判断するまで、待機する。
【0160】
そして、パスワードの入力があったと判断すると(S1030でYes)、CPU111は、利用者の操作により操作パネル27から入力されたデータ(パスワード)をインタフェース93経由で装置本体側から取得し(S1040)、これをダウンロードデータに設定されているパスワードと照合する(S1050)ことにより、利用者がダウンロードデータの印刷を許可された利用者であるか否か判断する(即ち、パスワードに基づき利用者を認証する)。
【0161】
ここで、入力されたパスワードが設定されているパスワードと一致すると判断すると(即ち利用者の認証に成功すると)、CPU111は、当該パスワード出力許可判断処理を終了し、入力されたパスワードが設定されているパスワードと一致しないと判断すると(即ち利用者の認証に失敗すると)、処理をS1060に移して、照合回数が設定値未満であるかどうか判断する。
【0162】
そして、照合回数が設定値未満であると判断すると、CPU111は、S1065に処理を移行して、照合回数を値1だけ加算し、その加算後に再びS1020の処理を実行する。一方、S1060にて照合回数が設定値以上であると判断すると、CPU111は、S1070にて、『パスワードエラー』動作モードのフラグ情報をROM113から読み出して、それをRAM115内のフラグセット情報に上書きすることにより、印刷機能をOFFにし保存機能をONにし、この後に当該パスワード出力許可判断処理を終了する。
【0163】
このパスワード出力許可判断処理を終了するか、上述のようにS760(図16)にてパスワード入力は必要ではないと判断すると、CPU111は、続くS770にて、手動設定がONになっているかどうか判断する。ここで、手動設定がOFFであると判断すると、CPU111は、当該出力許可判断処理を終了して、通信・出力処理のS580(図14)に処理を移行し、手動設定がONであると判断すると、S773にて、フラグセット情報の印刷機能に対応するフラグ値が”0”になっていないかどうか(即ち、印刷機能はOFFかどうか)判断する。
【0164】
ここで、CPU111は、フラグ値が”0”である(即ち、印刷機能はOFFである)と判断すると、当該出力許可判断処理を終了し、フラグ値が”1”であると判断すると、S775に処理を移行して、手動出力許可判断処理を実行する。尚、図22は、手動出力許可判断処理を表すフローチャートである。
【0165】
手動出力許可判断処理を実行すると、CPU111は、まずS1110にて、ダウンロードデータの概要情報と共に、そのダウンロードデータを印刷してもよいかどうかを尋ねる印刷確認メッセージを表示するためのデータをインタフェース93経由で装置本体に送信して、この概要情報及び印刷確認メッセージをLCD274に表示させる。尚、CPU111は、概要情報としてLCD274に、ダウンロードしたHTML形式のデータを縮小して表した画像を表示させてもよいし、データの発信元URLや上記メモ情報を表示させてもよい。またこれらを同時に表示させることによってデータ内容を利用者に示してもよい。
【0166】
この表示後、CPU111は、S1120にて利用者が操作パネル27を操作することによって入力した指令信号が装置本体側から送信されてくるまで待機し、その指令信号を受信すると(S1120でYes)、信号が印刷を許可する印刷許可信号であるか否か判断し(S1130)、印刷許可信号であれば(S1130でYes)、当該手動出力許可判断処理を終了し、そうでなければ、S1140にて『印刷キャンセル』動作モードのフラグ情報を取得して、これをRAM115内のフラグセット情報に上書きすることにより印刷機能をOFFにし、この後に当該手動出力許可判断処理し、同時に図16に示す出力許可判断処理を終了する。
【0167】
この出力許可判断処理を終えると、CPU111は、通信・出力処理のS580(図14)にて第一印刷能力判断処理を実行する。尚、図23は、第一印刷能力判断処理を表すフローチャートである。
図23に示す第一印刷能力判断処理を実行すると、CPU111は、まずS1210にて、記録部37に供給可能な記録紙が、第一給紙トレイ29又は第二給紙トレイ31に有るかどうか判断し、記録紙がないと判断すると、S1220にて『紙なしエラー』動作モードのフラグ情報をROM113から読み出し、これをRAM115内のフラグセット情報に上書きして印刷機能をOFFにし、この後に当該第一印刷能力判断処理を終了する。
【0168】
一方、S1210にて記録紙が有ると判断すると、CPU111は、続くS1230にて、記録紙上に画像を形成するためのトナー(全色のトナー)があるかどうかを判断し、トナーがあると判断すると(S1230でYes)、処理をS1260に移行し、トナーがないと判断すると(S1230でNo)、処理をS1240に移行して、図24に示す第二印刷能力判断処理を実行する。尚、図24は、第二印刷能力判断処理を表すフローチャートである。
【0169】
第二印刷能力判断処理を実行すると、CPU111は、まずS1310にて、ダウンロードデータがモノクロデータであるか否か判断し、モノクロデータではない(即ちカラーデータである)と判断すると、S1320にて、色替え設定情報に基づき色替え設定がONにされているかどうか判断する。尚、色替え設定情報は、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックのいずれかのトナーが不足している場合に、本来カラーで画像形成すべきデータを単色で印刷する単色印刷機能を動作(ON)させるか否かを表す設定情報である。
【0170】
ここで色替え設定がONにされていると判断すると、CPU111は、S1330にて、RAM115に記憶されているフラグセット情報の単色印刷機能の値を”1”に設定して、ブラックによる単色印刷機能をONにし、続くS1340に処理を移行する。一方、S1310にてダウンロードデータがモノクロデータであると判断すると、CPU111は、上記S1320及びS1330をスキップして、処理をS1340に移行する。
【0171】
またS1340において、CPU111は、ブラックのトナーがあるかどうか判断し、ブラックのトナーがあると判断すると当該第二印刷能力判断処理を終了し、ブラックのトナーがないと判断すると、S1350にて、上記色替え設定がONになっているかどうかを判断する。
【0172】
そして、色替え設定がONになっていると判断すると、CPU111は、S1360にて、マゼンタ又はシアンのトナーの内残量の多い方を選択し、残量の多いトナーで単色印刷するように、RAM115内のフラグセット情報の単色印刷機能の値を設定する。尚、本実施例では、単色印刷機能の値を”2”に設定すると、シアンのトナーによる単色印刷機能がONにされ、単色印刷機能の値を”4”に設定すると、マゼンタのトナーによる単色印刷機能がONにされる。この値の設定が完了するとCPU111は、当該第二印刷能力判断処理を終了する。
【0173】
一方、S1320又はS1350で色替え設定がOFFにされていると判断すると、CPU111は、S1370にて、『トナーなしエラー』動作モードのフラグ情報をROM113から読み出して、これをRAM115内のフラグセット情報に上書きすることにより印刷機能をOFFにし、この後に当該第二印刷能力判断処理を終了する。
【0174】
この第二印刷能力判断処理の終了後、CPU111は、上記処理で『トナーなしエラー』動作モードのフラグをセットしたか否か判断し(図23に示す第一印刷能力判断処理のS1250)、『トナーなしエラー』であれば(S1250でYes)、当該第一印刷能力判断処理を終了し、『トナーなしエラー』ではなければ(S1250でNo)、処理をS1260に移行する。
【0175】
そして、CPU111は、ダウンロードデータがモノクロデータであるかどうかを判断して、モノクロデータではないと判断すると(S1260でNo)、当該第一印刷能力判断処理を終了し、モノクロデータであると判断すると(S1260でYes)、S1270に処理を移行して、第三印刷能力判断処理を実行する。尚、図25は、第三印刷能力判断処理を表すフローチャートである。
【0176】
第三印刷能力判断処理を実行すると、CPU111は、S1410にて、ダウンロードデータに基づく画像の印刷枚数が設定値より多くなるかどうかを判断することにより、ダウンロードデータが記録部37の印刷能力(即ち、画像形成能力)に適合する種類のデータであるか否か判断する。尚、ここでの設定値は、記録部37の印刷スピードに基づいて予め設定されているものである。
【0177】
ここで、印刷枚数が設定値以下になると判断すると、CPU111は、当該第三印刷能力判断処理を終了する。一方、CPU111は、S1410にて印刷枚数が設定値より多くなると判断すると、ダウンロードデータが記録部37の印刷能力(印刷スピード)に適合しない種類のデータであるとして、『大量モノクロ印刷』動作モードのフラグ情報をROM113から読み出し、これをRAM115内のフラグセット情報に上書きする(S1420)ことにより、印刷機能をOFFにし、プリンタ転送機能をONにした後に、第三印刷能力判断処理を終了し、同時に第一印刷能力判断処理を終了する。
【0178】
このようにして上記第一印刷能力判断処理を終了すると、CPU111は、通信・出力処理のS590(図14)にて出力処理を実行する。尚、図26は、出力処理を表すフローチャートである。
出力処理を実行すると、CPU111は、まずS1510にて、RAM115内に記憶されているフラグセット情報を読み出し、この読み出したフラグセット情報に基づき、ダウンロードデータを印刷すべきか否か判断する(S1520)。即ち、CPU111は、印刷機能がON(換言すると、印刷機能のフラグ値が”1”)になっているかどうかを識別し、印刷機能がONになっていると判断すると、上述の各処理にてダウンロードデータを印刷すべきであるとの判断が下されているとして、処理をS1523に移行し、印刷処理を実行する。尚、図27は、印刷処理を表すフローチャートである。
【0179】
印刷処理を実行すると、CPU111は、まずS1610にて、装置本体側がファクシミリ機能を動作させていないかどうか判断する。即ち、CPU111は、装置本体側のCPU39がファクシミリ機能用プログラムを動作させ、回線制御部3にてファクシミリデータを受信しているか否か判断し、受信中であれば、受信が終了し、そのファクシミリデータの印刷が完了するまで待機する。この動作により、ファクシミリ装置1は、ファクシミリ機能を最優先で動作させる。
【0180】
一方、S1610にて、装置本体側でファクシミリ機能が動作していないと判断すると、CPU111は、S1615で装置本体のCPU39へ新たなプリンタジョブの起動の停止を指示した後、S1620に処理を移行し、プリンタ機能が動作してないかどうか判断する。即ち、CPU111は、装置本体側のCPU39がプリンタ機能用プログラムを動作させ、記録部37にてPC13,14からLAN経由で通信モジュール5を介して受信したデータ又はPCインタフェース24を介して受信したデータに基づく画像を印刷している(即ち、既に起動中のプリンタジョブがある)か否か判断し、印刷中であれば、S1630にて、印刷対象となっているデータの残りデータ量が記録紙に換算して設定枚数以上であるか判断し、その残り印刷枚数が設定枚数未満であれば、処理をS1610に戻して、そのデータに基づく画像の印刷が完了するまで待機する。
【0181】
尚、設定枚数は、数枚程度に設定されている。即ち、ファクシミリ装置1は、残り数枚の印刷で足りるデータ(残り印刷枚数が設定枚数未満であるデータ)を印刷している場合にのみ限定的に、上記判断処理によりウェブプリント機能に優先してプリンタ機能を動作させることによって、ダウンロードデータに優先してPC13,14からの受信データに基づく画像を記録部37に印刷させ、利用者に迅速にPC13,14からのデータに基づく印刷物を提供する。
【0182】
一方、S1630にて残り印刷枚数が設定枚数以上であると判断すると、CPU111は、現在印刷中のページ(一枚のみ)を記録部37に印刷させた後に、S1640にて、装置本体側のCPU39によるPC13,14からの受信データに基づく印刷制御を一時停止させ(即ち、プリンタ機能の動作を一時停止させ)、この後に処理をS1650に移行する。
【0183】
また、このS1650において、CPU111は、印刷対象となったダウンロードデータをインタフェース93を介して装置本体側のCPU39に送出することによって、装置本体側のCPU39に上記記録部制御用プログラム81cを動作させ、そのダウンロードデータに基づく画像を記録紙1枚分(即ち、1ページ分)だけ記録部37に形成させる。尚、この動作により、ファクシミリ装置1は、プリンタ機能による印刷枚数が設定枚数以上である場合(S1630でNoの場合)に、プリンタ機能に優先してウェブプリント機能を動作させ、ダウンロードデータに基づく画像を記録部37に印刷させる。
【0184】
またこの際、CPU111は、静音印刷機能に対応するフラグ値及び単色印刷機能に対応するフラグ値を参照し、静音印刷機能がON(即ち、静音印刷機能のフラグ値が”1”)であれば、静音印刷指令を装置本体側のCPU39に送信して、記録部37にダウンロードデータを静音印刷モードで印刷させる。また、単色印刷機能のフラグ値が”1”であれば、ブラック印刷指令を装置本体側のCPU39に送信して、記録部37に、ブラックのトナーのみでダウンロードデータを印刷させる。この他、単色印刷機能のフラグ値が”2”であれば、シアン印刷指令を装置本体側のCPU39に送信して、記録部37に、シアンのトナーのみでダウンロードデータを印刷させる。また、単色印刷機能のフラグ値が”4”であれば、マゼンタ印刷指令を装置本体側のCPU39に送信して、記録部37に、マゼンタのトナーのみでダウンロードデータを印刷させる。
【0185】
この後、CPU111は、S1660にて、ダウンロードデータに基づく画像を全ページ印刷し終わったかどうか判断し、全ページの印刷が完了していなければ、再び処理をS1610に戻し、全ページの印刷が完了していれば、処理をS1670に移し、以前の処理(S1640)にて印刷を一時停止したかどうか判断し、印刷を一時停止していると判断すると、S1680にてその一時停止を解除して、装置本体側のCPU39に一時停止させていたデータの印刷を再開させ、更に、S1690にて停止していた新たなプリンタジョブ起動の停止解除を装置本体のCPU39へ指示する。その後に当該印刷処理を終了する。一方、S1670にて、Noと判断すると、CPU111は、S1680の処理をスキップして上述したS1690の処理を実行した後当該印刷処理を終了する。
【0186】
この印刷処理を終了すると、CPU111は、続くS1525(図26)にて、印刷したダウンロードデータに関する履歴情報をRAM115の履歴情報記憶部115gに追加書き込みした後に、処理をS1530に移行する。
一方、上記S1520において、印刷機能がOFF(即ち、印刷機能のフラグ値が”0”)であると判断すると、CPU111は、印刷処理を呼び出さずに次の処理(S1530)を実行することにより、記録部37によるダウンロードデータの印刷を禁止する。
【0187】
また、S1530においてCPU111は、保存機能がONになっているかどうか(即ち、保存機能に対応するフラグ値が”1”であるかどうか)を判断し、保存機能がON(フラグ値が”1”)になっていれば、処理をS1535に移して、ダウンロードデータを送受信データ記憶部115bに保存した後に処理をS1540に移行し、保存機能がOFFであれば、保存動作を行わずに処理をS1540に移行する。
【0188】
またS1540において、CPU111は、プリンタ転送機能がONになっているかどうか(即ち、プリンタ転送機能に対応するフラグ値が”1”であるかどうか)を判断し、プリンタ転送機能がON(フラグ値が”1”)になっていれば、S1545に移して、ダウンロードデータを、ルータ制御部101を介して、転送先情報記憶部115dにおいてプリンタ転送先として登録されているアドレスのプリンタ16に送信した後に、処理をS1550に移行し、プリンタ転送機能がOFFであれば、プリンタ転送処理を行わずに、処理をS1550に移行する。
【0189】
またS1550において、CPU111は、PC転送機能がONになっているかどうか(即ち、PC転送機能に対応するフラグ値が”1”であるかどうか)を判断し、PC転送機能がON(フラグ値が”1”)であれば、処理をS1555に移して、ダウンロードデータを、転送先情報記憶部115dにおいてPC転送先として登録されているアドレスのPCにルータ制御部101を介して送信した後に、処理をS1560に移行し、PC転送機能がOFFであれば、PC転送処理を行わずに、処理をS1560に移行する。
【0190】
そして、CPU111は、ログ保存機能がONになっているかどうか(即ち、ログ保存機能に対応するフラグ値が”1”であるかどうか)を判断し(S1560)、ログ保存機能がON(フラグ値が”1”)であれば、処理をS1565に移し、ダウンロードデータに対して印刷、保存、プリンタ転送、PC転送のいずれの動作を実行したのかに関する情報やエラーに関する情報などを、ダウンロードデータの発信元URLと共にログとしてログ記憶部115hに記録した後に、処理をS1570に移行する。一方、CPU111は、ログ保存機能がOFFであると判断すると、ログ保存を行わずに処理をS1570に移行する。
【0191】
また、CPU111は、S1570にて、エラー表示機能がONになっているかどうか(即ち、エラー表示機能に対応するフラグ値が”1”以上であるかどうか)を判断し、エラー表示機能がON(フラグ値が”1”以上)であれば、処理をS1575に移して、エラー処理を実行する。尚、図28はエラー処理を表すフローチャートである。
【0192】
エラー処理を実行すると、CPU111は、S1710にて、フラグセット情報として記憶されているエラー表示機能のフラグ値をRAM115から読み出し、S1720にて、そのフラグ値が”1”又は”2”であるかどうかを識別することにより、『紙なしエラー』、『トナーなしエラー』が発生しているかどうか判断し、『紙なしエラー』若しくは『トナーなしエラー』が発生していないと判断すると、処理をS1730に移行し、『紙なしエラー』若しくは『トナーなしエラー』が発生していると判断すると、エラーが発生したダウンロードデータに対応するURLをURLファイフォに再登録する(S1725)。
【0193】
またS1730にて、CPU111は、キーワードエラーに関するログ等を参照することにより、ダウンロードデータが有害情報を含むもの(例えば、法律的に違反するデータを含むもの、又は、個人的に迷惑と感じるものなど)であるか否か判断し、有害情報を含むものではないと判断すると、処理をS1740に移行し、有害情報を含むものである(即ち、URLで特定されるWWWサーバが有害情報を提供している)と判断すると、S1735に処理を移して、有害コンテンツを提供するURLに関する情報を、予め登録された通報先の外部装置に送信し、この後に処理をS1740に移行する。尚、キーワードデータベース115fには、有害情報を識別するためのキーワードが記憶されており、当該ファクシミリ装置1は、上記キーワード出力許可判断処理の動作にて、これらのキーワードを発見することができるようにされている。
【0194】
そして、CPU111は、エラー表示機能のフラグに対応したエラーメッセージを表示し(S1740)、この後に当該エラー処理を終了し、同時に、出力処理(図26)及び通信・出力処理(図14)を終了する。
この通信・出力処理を終えると、CPU111は、ウェブデータ出力処理(図13)のS410に処理を移行し、再び以上に説明した処理と同様の処理を、停止指令が入力されるか電源がOFFになるまで繰り返し実行する。
【0195】
以上、本実施例のファクシミリ装置1について説明したが、このファクシミリ装置1によれば、ファクリミリ装置1内蔵のルータ制御部101がブロードバンドルータとしての機能を備えているので、別途ブロードバンドルータ121を用意しなくても、ブロードバント対応モデム(本実施例では、ADSLモデム9)をLANケーブルを介して通信モジュール5のWAN側接続ポート6に接続すれば、通信モジュール5と、LAN側接続ポート7に接続されたLAN端末13〜17とを、簡単にインターネットに接続することができる。
【0196】
また、本実施例のファクシミリ装置1は、LCD274から入力されたURLに基づいて、自身をWWWサーバ21に接続して、所望のホームページのデータを受信することができ、その受信したデータを記録部37で印刷することできるので、利用者は、PC13,14等を有していなくても、簡単に所望のホームページの情報を入手することができる。
【0197】
この他、当該ファクシミリ装置1は、プリンタとしての機能も兼ね備えているため、利用者は、当該ファクシミリ装置1を用いれば、上記ブロードバンドルータやプリンタを別途用意しなくて済み、それらの装置(ブロードバンドルータや、プリンタ等)の設置場所に困らなくて済む。
【0198】
特に、当該ファクシミリ装置1は、ファクシミリ機能、ウェブプリント機能、プリンタ機能、メール送受信機能、コピー機能といった複数の機能を有しているから、ファクシミリ装置1を用いれば、様々な種類のデータをファクシミリ装置1に処理させることができ、データ入出力の中心を一つにまとめたシステムを構築することができる。この結果、利用者は、意識することなく、容易にネットワークシステムを構築することができて、そのネットワークシステムを利用することができる。
【0199】
また、本実施例のファクシミリ装置1では、プリンタ機能が遠隔操作(LAN経由)で動作するのに対して、ウェブプリント機能が操作パネル27からの指令により動作することに鑑み、ウェブプリント機能をプリンタ機能に優先して動作させつつ、残り印刷枚数の少ない場合にのみ限定的にプリンタ機能をウェブプリント機能を優先して動作させているので、ウェブプリント機能を使用する利用者にもプリンタ機能を使用する利用者にも迅速に出力結果を提供することができて、利用者にあまりストレスをかけなくて済む。
【0200】
また、本実施例のファクシミリ装置1では、不適切なコンテンツを提供するサーバのURLを予めアクセス禁止データベース115eに登録しておくことにより、そのURL先のデータをダウンロードしないようにすることができるため、不適切なデータの印刷を禁止することができる。つまり、本実施例のファクシミリ装置1によれば、不適切なデータが印刷されてしまうのを防止することができる。
【0201】
また、本実施例のファクシミリ装置1では、キーワードによりダウンロードデータが印刷すべきデータであるかどうかを識別することができるので、予め印刷する必要のないデータ内容に関係する語句を、キーワードデータベース115fに登録しておけば、それらの語句を含むダウンロードデータの印刷を禁止することができて、不要なデータが印刷されてしまうのを防止することができる。
【0202】
この他、本実施例のファクシミリ装置1では、パスワードによりダウンロードデータの印刷を制限することができるから、パスワードを知らない利用者に不適切なデータを提供してしまわずに済み、便利である。
また、ファクシミリ装置1では、履歴情報に基づき以前に印刷したダウンロードデータと同一のデータの印刷を禁止することができるので、便利である。つまり、このファクシミリ装置1では、WWWサーバ21側が提供しているデータの内容を既に印刷済みかどうか利用者にはわからない場合に、更新されていない同一内容のデータの印刷を禁止することができ、同一内容のものを何度も印刷しなくて済む。
【0203】
この他、本実施例のファクシミリ装置1は、登録されたスケジュールでデータを自動的にダウンロードして印刷することができるので、更新日が予め決まっているWWWサーバのデータを印刷したいときに、便利である。また、ファクシミリ装置1は、サーバから更新情報が届くと、更新されたデータをWWWサーバから取得して印刷できるように構成されているので、新しい情報をすぐに利用者に提供することができる。
【0204】
また、本実施例のファクシミリ装置1は、留守番機能がONになっているときに、ダウンロードデータの印刷を禁止しつつ、そのダウンロードデータをPC13,14に転送してPC13,14の記憶媒体に保存可能な構成にされているので、利用者の留守中にデータを無駄に印刷してしまうのを防止することができる。また、利用者は、帰宅後にPC13,14を用いて、PC13,14に記憶されたダウンロードデータをファクシミリ装置1に送信すれば、そのダウンロードデータを、ファクシミリ装置1のプリンタ機能を利用して、印刷することができる。
【0205】
また、本実施例のファクシミリ装置1は、夜間であるときに通常より静かにダウンロードデータを印刷することができるように構成されているので、利用者は、夜間に自動的にダウンロードして印刷するようにスケジュール設定しても印刷時の音があまり気にならなくて済む。
【0206】
また、本実施例のファクシミリ装置1は、ダウンロードデータがモノクロデータであって、大量印刷となる種類のデータであるときに、データを大量印刷可能なモノクロ印刷装置(モノクロのレーザプリンタ等)に転送して、そのモノクロ印刷装置にダウンロードデータを印刷させるように構成されているので、大量印刷時に、そのジョブの処理に時間がかかり、プリンタ機能が長期間に渡って動作しなくなるといった問題が発生するのを抑制することができる。また、本実施例のファクシミリ装置1は、4色のうちのいずれかのトナーが不足している場合でも、単色印刷に切り替えて、ダウンロードデータを印刷することができるので、利用者が緊急にダウンロードデータを印刷しようとしている場合に、一応の印刷結果を利用者に提供することができて、便利である。
【0207】
この他、本実施例のファクシミリ装置1は、LCD274にダウンロードデータの内容を表す概要情報を表示した後に、利用者に印刷の確認を求めて、許可がでればそのダウンロードデータを印刷するように構成されているので、便利である。つまり、このファクシミリ装置1によれば、利用者は、印刷されるデータの内容をある程度把握した後に、印刷するかどうか決定することができるので、不必要なデータを印刷してしまわずに済む。
【0208】
尚、本発明の画像形成装置における画像形成手段は、記録部37に相当し、通信手段は、通信モジュール5のルータ制御部101に相当する。また、データ出力手段は、CPU111が実行する印刷処理(図26:S1523)にて実現されている。また、転送手段は、CPU111が実行するプリンタ転送処理(S1545)及びPC転送処理(S1555)にて実現されている。
【0209】
そして、データ取得手段は、CPU111が、通信・出力処理(図14)のS560にて、URLファイフォに登録されたURL先のWWWサーバからデータをダウンロードする動作、及び、CPU111が第二URL入力処理及び第三URL入力処理にて、URLファイフォにURLを格納し、このURL先のデータを、通信・出力処理のS560にてダウンロードする動作にて実現されている。
【0210】
この他、識別手段は、CPU111が履歴出力許可判断処理にて、履歴情報記憶手段としての履歴情報記憶部115gから履歴情報を読み出し、これをダウンロードデータの履歴識別情報と照合して(S950)、ダウンロードデータが以前に印刷した種類のデータであるか否か識別する動作にて実現されている。
【0211】
また、サーバ識別手段は、CPU111が、URLアクセス許可判断処理にて、サーバ情報記憶手段としてのアクセス禁止データベース115eから、サーバ情報としてのURLを読み出し、そのURLとダウンロードしようとしているデータのURLとを照合して、ダウンロードしようとしているデータがそのアクセス禁止データベース115eにて登録されているURL先のデータであるか否か識別する動作にて実現されている。
【0212】
また、検索手段は、CPU111が、キーワード出力許可判断処理にて、キーワード記憶手段としてのキーワードデータベース115fからキーワードを読み出し、これをダウンロードデータ内において検索する(S820,S850)動作にて実現されている。その他、キーワード識別手段は、CPU111が、キーワード出力許可判断処理のS830及びS860にて、ダウンロードデータがキーワードを含むデータであるか否か識別する動作にて実現されている。更に、有害情報通報手段は、CPU111が実行するエラー処理のS1730,S1735にて実現されている。
【0213】
また、判断手段は、CPU111が、必要に応じてフラグ情報113bに基づきフラグセット情報の印刷機能に関するフラグ値を書き換える動作にて実現されており、判断手段が画像を形成すべきではないと判断する動作は、CPU111がフラグ情報113bに基づき、フラグセット情報の印刷機能に関するフラグ値を”0”にセットする動作にて実現されている。そして、禁止手段は、CPU111が実行する出力処理にて実現されており、データ出力手段の動作を禁止する動作は、印刷機能に関するフラグ値が”0”である場合に、CPU111が印刷処理(S1523)をスキップする動作にて実現されている。
【0214】
また、報知手段は、出力許可判断処理のS760にてパスワードが必要であると判断した時にCPU111が実行するパスワード出力許可判断処理のS1020にて実現され、判断手段が利用者の認証を行う動作は、CPU111が実行するパスワード出力許可判断処理のS1050にて実現されている。
【0215】
この他、出力禁止指令信号が入力されると解除信号が入力されるまでの期間、判断手段が画像を形成すべきではないと判断する動作は、CPU111が実行する留守出力許可判断処理にて実現されている。また、この期間において、データを記憶媒体に記憶させる禁止手段の動作は、CPU111が、『留守番』動作モードの選択によりPC転送機能をONして、出力処理のS1555にて、ダウンロードデータをPCに転送し、そのダウンロードデータをPCの記憶媒体に保存させる動作にて実現されている。
【0216】
また、識別手段がWWWサーバからのデータを画像形成手段の画像形成能力に適合する種類のデータであるか否か識別する動作は、CPU111が実行する第一〜第三印刷能力判断処理にて実現されており、禁止手段が転送手段を動作させて予め設定された画像形成機能を有するLAN端末にデータを送信する動作は、『大量モノクロ印刷』動作モードのフラグがセット(S1420)された場合に、CPU111が、出力処理にてプリンタ転送処理(S1545)を呼び出す動作にて実現されている。
【0217】
この他、概要表示手段は、CPU111が実行する手動出力許可判断処理にて実現されている。また、利用者許可判断手段は、CPU111が必要に応じて『印刷キャンセル』動作モードのフラグをセットする動作にて実現されている。
また、アドレス記憶手段は、URL情報記憶部115cに相当し、メモ情報登録手段は、CPU111が実行するURL・メモ情報登録処理にて実現されている。そして、リスト表示手段は、CPU111が実行する第一URL入力処理のS123にて実現されている。また、選択取得手段は、CPU111が、利用者の外部操作に従って、選択されたURLをURLファイフォに登録する動作(S150)にて実現されている。
【0218】
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明の画像形成装置は、上記実施例に限定されるものではなく、種々の態様を採ることができる。
例えば、本実施例では、ファクシミリ装置1内にLAN側接続ポート7を一つしか設けていないが、LAN側接続ポート7を複数個設けても構わない。また、本実施例においては、WAN側接続ポート6にADSLモデム9を接続する例を示したが、WAN側接続ポート6には、その他のDSLモデムや、ケーブルモデムを接続しても構わない。本実施例の通信モジュール5には、上記ブロードバンドルータ121としての機能が内蔵されているので、上記DSLモデムやケーブルモデムをケーブルを介して直接接続することが可能で、通信モジュール5は、上記DSLモデムやケーブルモデムを介して、WAN内のサーバとの間で双方向通信を行うことが可能である。
【0219】
また、履歴情報の取り扱い方によっては、データをダウンロードする前に、その履歴情報に基づいて印刷を禁止すべきかどうか判断できるので、このような場合には、ダウンロードする前に、上記履歴出力許可判断処理を実行するようにファクシミリ装置1を構成してもよい。つまり、履歴情報として、印刷したダウンロードデータのURLを記憶するようにする場合には、データをダウンロードする前に、履歴情報とダウンロードしようとするURLとを比較することによって印刷すべきかどうか決定することができるので、このような場合には、URLアクセス許可判断処理と並行して履歴出力許可処理を実行するようにすればよい。
【0220】
この他、上記実施例では、本発明をファクシミリ装置に適用した場合の例について説明したが、本発明は、プリンタや、複写(コピー)機などにも適用することが可能であるし、カラー印刷できない装置(即ち、モノクロ印刷装置)に適用することが可能である。尚、モノクロ印刷の装置に本発明を適用する場合には、カラーのデータをWWWサーバからダウンロードした場合に、そのダウンロードデータをLAN経由でカラー印刷可能な装置に転送して、その装置にてダウンロードデータを印刷させるようにしてもよい。
【0221】
また、上記実施例では、カラーレーザープリンティングにて画像を形成する例を挙げて説明したが、画像形成装置は、カラーインクジェットプリンティングにて、画像を形成する構成であっても良い。また、上記実施例では、ケーブルL3を介してADSLモデム9と通信モジュール5とを接続する例を示したが、ADSLモデム9と通信モジュール5とを無線接続するようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例のファクシミリ装置1の使用形態を表す説明図である。
【図2】 ファクシミリ装置1の外部構成を表す概略斜視図である。
【図3】 ファクシミリ装置1の内部構成を表す説明図である。
【図4】 ファクシミリ装置1の電気的構成を表すブロック図である。
【図5】 ROM81及びRAM83内のデータ構成を表す説明図である。
【図6】 ウェブプリント部110のROM113及びRAM115内のデータ構成を表す説明図である。
【図7】 ウェブプリント部110のCPU111が実行するURL・メモ情報登録処理を表すフローチャートである。
【図8】 ROM113内に記憶されているフラグ情報113bに関する説明図である。
【図9】 CPU111が繰り返し実行する第一URL入力処理を表すフローチャートである。
【図10】 URLファイフォのデータ構成を表す説明図である。
【図11】 CPU111が繰り返し実行する第二URL入力処理を表すフローチャートである。
【図12】 CPU111が繰り返し実行する第三URL入力処理を表すフローチャートである。
【図13】 CPU111が実行するウェブデータ出力処理を表すフローチャートである。
【図14】 CPU111が実行する通信・出力処理を表すフローチャートである。
【図15】 CPU111が実行するURLアクセス許可判断処理を表すフローチャートである。
【図16】 CPU111が実行する出力許可判断処理を表すフローチャートである。
【図17】 CPU111が実行する時刻出力許可判断処理を表すフローチャートである。
【図18】 CPU111が実行する留守出力許可判断処理を表すフローチャートである。
【図19】 CPU111が実行するキーワード出力許可判断処理を表すフローチャートである。
【図20】 CPU111が実行する履歴出力許可判断処理を表すフローチャートである。
【図21】 CPU111が実行するパスワード出力許可判断処理を表すフローチャートである。
【図22】 CPU111が実行する手動出力許可判断処理を表すフローチャートである。
【図23】 CPU111が実行する第一印刷能力判断処理を表すフローチャートである。
【図24】 CPU111が実行する第二印刷能力判断処理を表すフローチャートである。
【図25】 CPU111が実行する第三印刷能力判断処理を表すフローチャートである。
【図26】 CPU111が実行する出力処理を表すフローチャートである。
【図27】 CPU111が実行する印刷処理を表すフローチャートである。
【図28】 CPU111が実行するエラー処理を表すフローチャートである。
【符号の説明】
1,17,23…ファクシミリ装置、3…回線制御部、4,6,7…接続ポート、5…通信モジュール、8,19…スプリッタ、9…ADSLモデム、11,103…ハブ、13,14…PC、15…IP電話機、16…プリンタ、21…WWWサーバ、24…PCインタフェース、25…本体ケース、26…ハンドセット、27…操作パネル、29,31,33…給紙トレイ、35…スキャナ部、37…記録部、39,111…CPU、41,57…給紙ローラ、43,59…分離パッド、45,61…搬送ローラ、47…読取装置、49,67…排紙ローラ、51,69…排紙トレイ、53,55…センサ、63…画像形成装置、65…定着装置、71…レーザ光走査装置、73…トナータンク、75…転写ローラ、77…レーザ発光部、81,113…ROM、81a…ファクシミリ機能用プログラム群、81b…プリンタ機能用プログラム群、81c…記録部制御用プログラム、83,115…RAM、83a,115a…ワークメモリ、83b,115b…送受信データ記憶部、83c…宛先情報記憶部、85…符号器、87…復号器、89…モデム、91…メール制御部、93…インタフェース、95…バス、101…ルータ制御部、105…IP電話部、107…無線処理部、109…インタフェース接続端子、110…ウェブプリント部、113a…ウェブプリント機能用プログラム群、113b…フラグ情報、115c…URL情報記憶部、115d…転送先情報記憶部、115e…アクセス禁止データベース、115f…キーワードデータベース、115g…履歴情報記憶部、115h…ログ記憶部、117…ネットワークインタフェース、270…操作キー、273…選択キー、L1…アナログ線、L2,L3…LANケーブル

Claims (19)

  1. 画像を記録紙に形成する画像形成手段と、
    広域ネットワーク内に設置されたWWWサーバとの間で双方向通信可能な通信手段と、
    登録アドレスに対応するWWWサーバ内のデータを前記通信手段を介して取得するデータ取得手段と、
    前記画像形成手段に、前記データ取得手段が取得した前記データに基づく画像を記録紙に形成させるデータ出力手段と、
    を備えた画像形成装置であって、
    前記データ取得手段が前記WWWサーバから取得するデータの種類を識別する識別手段と、
    該識別手段による識別結果に基づき、前記WWWサーバから取得するデータに基づく画像を形成すべきか否か判断する判断手段と、
    該判断手段が前記データに基づく画像を記録紙に形成すべきではないと判断すると、前記データ出力手段の動作を禁止する禁止手段と、
    前記画像形成手段に形成させた画像に関する履歴情報を記憶する履歴情報記憶手段と、
    を備え、
    前記識別手段は、前記履歴情報記憶手段が記憶する前記履歴情報に基づいて、前記データ取得手段が前記WWWサーバから取得するデータが以前に画像形成した種類のデータであるか否か識別可能な構成にされ、
    前記判断手段は、前記識別手段にて、前記データ取得手段が前記WWWサーバから取得するデータが以前に画像形成した種類のデータであると識別されると、前記WWWサーバから取得するデータに基づく画像を形成すべきではないと判断することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記データ取得手段は、前記登録アドレスに対応するWWWサーバ内のデータを、所定期間毎に取得する構成にされていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 画像を記録紙に形成する画像形成手段と、
    広域ネットワーク内に設置されたWWWサーバとの間で双方向通信可能な通信手段と、
    登録アドレスに対応するWWWサーバ内のデータを前記通信手段を介して取得するデータ取得手段と、
    前記画像形成手段に、前記データ取得手段が取得した前記データに基づく画像を記録紙に形成させるデータ出力手段と、
    を備えた画像形成装置であって、
    前記データ取得手段は、前記登録アドレスに対応するWWWサーバ内のデータが更新されたことを示す更新情報を外部から取得する度に、該WWWサーバ内のデータを取得する構成にされ、
    当該装置は、更に、
    前記データ取得手段が前記WWWサーバから取得するデータの種類を識別する識別手段と、
    該識別手段による識別結果に基づき、前記WWWサーバから取得するデータに基づく画像を形成すべきか否か判断する判断手段と、
    該判断手段が前記データに基づく画像を記録紙に形成すべきではないと判断すると、前記データ出力手段の動作を禁止する禁止手段と、
    を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記判断手段は、利用者の外部操作によって出力禁止指令信号が入力されると、利用者の外部操作によって解除信号が入力されるまでの期間、前記識別手段による識別結果にかかわらず、前記WWWサーバから取得するデータに基づく画像を形成すべきではないと判断する構成にされていることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の 画像形成装置
  5. 前記禁止手段は、利用者の外部操作によって前記出力禁止指令信号が入力され、前記判断手段が前記データに基づく画像を記録紙に形成すべきではないと判断すると、利用者の外部操作によって前記解除信号が入力されるまでの期間、前記データ取得手段がWWWサーバから取得したデータを、記憶媒体に記憶させることが可能な構成にされていることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記禁止手段は、前記判断手段が前記データに基づく画像を記録紙に形成すべきではないと判断すると、該判断対象となった前記WWWサーバからのデータを記憶媒体に記憶させることが可能な構成にされていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 像形成を禁止すべきデータを有するWWWサーバに関するサーバ情報を記憶するサーバ情報記憶手段
    を備え、
    前記識別手段は、
    前記サーバ情報記憶手段が記憶する前記サーバ情報に基づいて、前記データ取得手段が取得するWWWサーバ内のデータの種類を、前記データ取得手段による該データの取得前に識別するサーバ識別手段
    備えていることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記WWWサーバから取得するデータの内容を識別するためのキーワードを記憶するキーワード記憶手段
    を備え、
    前記識別手段は、
    前記キーワード記憶手段が記憶するキーワードを、前記データ取得手段が前記WWWサーバから取得したデータ内において検索する検索手段と、
    該検索手段による検索結果に基づき、前記データ取得手段が前記WWWサーバから取得したデータの種類を識別するキーワード識別手段と、
    を備えていることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 前記キーワード記憶手段は、有害情報を識別するためのキーワードを記憶しており、
    当該装置は更に、
    前記検索手段による検索結果に基づき、前記WWWサーバが有害情報を提供していると判断すると、該判断結果を、外部に通報する有害情報通報手段、
    を備えていることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記判断手段は、
    前記識別手段による識別結果に基づき、前記WWWサーバから取得するデータが、その画像を前記画像形成手段に形成させる場合に利用者の認証を必要とするデータであるか否かを判断し、利用者の認証を必要とするデータであると判断すると、その判断結果を利用者に報知する報知手段を備え、
    該報知手段による報知後、所定期間内に利用者の外部操作によって入力された認証情報に基づいて利用者を認証し、該認証に失敗すると、前記データに基づく画像を形成すべきではないと判断することを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれかに記載の画像形成装置。
  11. 前記通信手段は、ローカルエリアネットワーク(LAN)内に設置されたLAN端末との間で双方向通信可能な構成にされており、
    更に当該装置は、
    前記データ取得手段が前記WWWサーバから取得したデータを、前記通信手段を介して、予め設定された前記LAN端末に送信する転送手段、
    を備えていることを特徴とする請求項1〜請求項10のいずれかに記載の画像形成装置。
  12. 前記識別手段は、前記WWWサーバから取得するデータが、前記画像形成手段の画像形成能力に適合する種類のデータであるか否か識別可能な構成にされ、
    前記判断手段は、前記識別手段が前記WWWサーバから取得するデータを前記画像形成手段の画像形成能力に適合しない種類のデータであると識別すると、該データに基づく画像を形成すべきではないと判断し、
    前記禁止手段は、前記識別手段が前記WWWサーバから取得するデータを前記画像形成手段の画像形成能力に適合しない種類のデータであると識別し、前記判断手段が該データに基づく画像を形成すべきではないと判断すると、前記転送手段を動作させて、前記転送手段に、前記画像形成手段の画像形成能力に適合しない種類のデータを、予め設定された画像形成機能を有する前記LAN端末に送信させることを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
  13. 前記データ取得手段が前記WWWサーバから取得したデータの内容に関する概要情報を、表示手段に表示する概要表示手段と、
    前記判断手段が前記データに基づく画像を形成すべきであると判断すると、前記概要表示手段を動作させて、前記概要情報を前記表示手段に表示し、該表示後に利用者の外部操作によって入力された指令信号に従って、前記WWWサーバから取得したデータに基づく画像を形成すべきか否か判断する利用者許可判断手段と、
    を備え、
    前記禁止手段は、前記利用者許可判断手段が前記データに基づく画像を記録紙に形成すべきではないと判断すると、前記データ出力手段の動作を禁止することを特徴とする請求項1〜請求項12のいずれかに記載の画像形成装置。
  14. 前記登録アドレスを複数記憶可能なアドレス記憶手段と、
    外部入力されたメモ情報を、対応する前記登録アドレスに関連付けて前記アドレス記憶手段に記憶させるメモ情報登録手段と、
    該アドレス記憶手段が記憶する前記メモ情報のリストを表示手段に表示するリスト表示手段と、
    前記表示手段に表示された前記メモ情報のリスト内から利用者の外部操作によって選択された前記メモ情報に関連付けられて記憶されている前記登録アドレスに対応する前記WWWサーバ内のデータを、前記データ取得手段に取得させる選択取得手段と、
    を備えていることを特徴とする請求項1〜請求項13のいずれかに記載の画像形成装置。
  15. コンピュータに、請求項1〜請求項8のいずれかに記載の画像形成装置における前記識別手段、前記判断手段、及び、前記禁止手段としての機能を実現させるためのプログラム。
  16. 画像を記録紙に形成する画像形成手段と、
    広域ネットワーク内に設置されたWWWサーバとの間で双方向通信可能な通信手段と、
    登録アドレスに対応するWWWサーバ内のデータを前記通信手段を介して取得するデータ取得手段と、
    前記画像形成手段に、前記データ取得手段が取得した前記データに基づく画像を記録紙に形成させるデータ出力手段と、
    前記画像形成手段に形成させた画像に関する履歴情報を記憶する履歴情報記憶手段と、
    を備えた画像形成装置の制御方法であって、
    前記履歴情報記憶手段が記憶する前記履歴情報に基づいて、前記データ取得手段が前記WWWサーバから取得するデータが以前に画像形成した種類のデータであるか否かを識別し、前記データ取得手段が前記WWWサーバから取得するデータが以前に画像形成した種類のデータであると識別すると、前記データ出力手段の動作を禁止することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  17. 所定期間毎に、前記データ取得手段に、前記登録アドレスに対応するWWWサーバ内のデータを、取得させることを特徴とする請求項16に記載の画像形成装置の制御方法。
  18. 画像を記録紙に形成する画像形成手段と、
    広域ネットワーク内に設置されたWWWサーバとの間で双方向通信可能な通信手段と、
    登録アドレスに対応するWWWサーバ内のデータを前記通信手段を介して取得するデータ取得手段と、
    前記画像形成手段に、前記データ取得手段が取得した前記データに基づく画像を記録紙に形成させるデータ出力手段と、
    を備えた画像形成装置の制御方法であって、
    前記登録アドレスに対応するWWWサーバ内のデータが更新されたことを示す更新情報を外部から取得する度に、前記データ取得手段に、該WWWサーバ内のデータを取得させると共に、前記データ取得手段が前記WWWサーバから取得するデータの種類を識別し、その識別結果に基づき、前記WWWサーバから取得するデータに基づく画像を形成すべきか否かを判断し、前記データに基づく画像を記録紙に形成すべきではないと判断すると、前記データ出力手段の動作を禁止することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  19. 利用者の外部操作によって出力禁止指令信号が入力されると、利用者の外部操作によって解除信号が入力されるまでの期間、前記データ取得手段が前記WWWサーバから取得するデータの種類にかかわらず、前記データ出力手段の動作を禁止することを特徴とする請求項17又は請求項18に記載の画像形成装置の制御方法。
JP2002055930A 2002-03-01 2002-03-01 画像形成装置、及び、プログラム、並びに、画像形成装置の制御方法 Expired - Fee Related JP3700659B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002055930A JP3700659B2 (ja) 2002-03-01 2002-03-01 画像形成装置、及び、プログラム、並びに、画像形成装置の制御方法
US10/369,586 US7639379B2 (en) 2002-03-01 2003-02-21 Image forming device capable of acquiring data from web server

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002055930A JP3700659B2 (ja) 2002-03-01 2002-03-01 画像形成装置、及び、プログラム、並びに、画像形成装置の制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003259075A JP2003259075A (ja) 2003-09-12
JP3700659B2 true JP3700659B2 (ja) 2005-09-28

Family

ID=27800064

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002055930A Expired - Fee Related JP3700659B2 (ja) 2002-03-01 2002-03-01 画像形成装置、及び、プログラム、並びに、画像形成装置の制御方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7639379B2 (ja)
JP (1) JP3700659B2 (ja)

Families Citing this family (71)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6977755B2 (en) * 2001-09-20 2005-12-20 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Toner advisor apparatus and method
JP3896871B2 (ja) * 2002-03-01 2007-03-22 ブラザー工業株式会社 画像形成装置、及び、通信システム
US8281030B2 (en) 2004-04-07 2012-10-02 Hand Held Products, Inc. HTTP enabled computer peripheral
JP2007533003A (ja) * 2004-04-07 2007-11-15 ハンド ヘルド プロダクツ インコーポレーティッド Httpを可能としたコンピュータ周辺機器
KR100579830B1 (ko) * 2004-04-20 2006-05-15 삼성전자주식회사 카트리지 지원 색상 부족시 인쇄 데이터를 출력하는 장치및 방법
JP4880883B2 (ja) * 2004-07-14 2012-02-22 キヤノン株式会社 通信装置の制御方法、通信装置、および通信装置の制御プログラム
US7738808B2 (en) * 2004-10-08 2010-06-15 Sharp Laboratories Of America, Inc. Methods and systems for imaging device concurrent account use with remote authorization
US7934217B2 (en) 2004-10-08 2011-04-26 Sharp Laboratories Of America, Inc. Methods and systems for providing remote file structure access to an imaging device
US8115947B2 (en) 2004-10-08 2012-02-14 Sharp Laboratories Of America, Inc. Methods and systems for providing remote, descriptor-related data to an imaging device
US8006176B2 (en) * 2004-10-08 2011-08-23 Sharp Laboratories Of America, Inc. Methods and systems for imaging-device-based form field management
US8120799B2 (en) 2004-10-08 2012-02-21 Sharp Laboratories Of America, Inc. Methods and systems for accessing remote, descriptor-related data at an imaging device
US8156424B2 (en) 2004-10-08 2012-04-10 Sharp Laboratories Of America, Inc. Methods and systems for imaging device dynamic document creation and organization
US8001587B2 (en) 2004-10-08 2011-08-16 Sharp Laboratories Of America, Inc. Methods and systems for imaging device credential management
US8237946B2 (en) 2004-10-08 2012-08-07 Sharp Laboratories Of America, Inc. Methods and systems for imaging device accounting server redundancy
US8001183B2 (en) 2004-10-08 2011-08-16 Sharp Laboratories Of America, Inc. Methods and systems for imaging device related event notification
US7978618B2 (en) 2004-10-08 2011-07-12 Sharp Laboratories Of America, Inc. Methods and systems for user interface customization
US8018610B2 (en) 2004-10-08 2011-09-13 Sharp Laboratories Of America, Inc. Methods and systems for imaging device remote application interaction
US8120793B2 (en) 2004-10-08 2012-02-21 Sharp Laboratories Of America, Inc. Methods and systems for displaying content on an imaging device
US8171404B2 (en) 2004-10-08 2012-05-01 Sharp Laboratories Of America, Inc. Methods and systems for disassembly and reassembly of examination documents
US8006293B2 (en) 2004-10-08 2011-08-23 Sharp Laboratories Of America, Inc. Methods and systems for imaging device credential acceptance
US8115944B2 (en) 2004-10-08 2012-02-14 Sharp Laboratories Of America, Inc. Methods and systems for local configuration-based imaging device accounting
US7532835B2 (en) * 2004-10-08 2009-05-12 Sharp Laboratories Of America, Inc. Methods and systems for remote configuration-based imaging device accounting
US8120798B2 (en) 2004-10-08 2012-02-21 Sharp Laboratories Of America, Inc. Methods and systems for providing access to remote, descriptor-related data at an imaging device
US8125666B2 (en) 2004-10-08 2012-02-28 Sharp Laboratories Of America, Inc. Methods and systems for imaging device document management
US8060921B2 (en) 2004-10-08 2011-11-15 Sharp Laboratories Of America, Inc. Methods and systems for imaging device credential authentication and communication
US7870185B2 (en) 2004-10-08 2011-01-11 Sharp Laboratories Of America, Inc. Methods and systems for imaging device event notification administration
US8006292B2 (en) 2004-10-08 2011-08-23 Sharp Laboratories Of America, Inc. Methods and systems for imaging device credential submission and consolidation
US7970813B2 (en) 2004-10-08 2011-06-28 Sharp Laboratories Of America, Inc. Methods and systems for imaging device event notification administration and subscription
US8032608B2 (en) 2004-10-08 2011-10-04 Sharp Laboratories Of America, Inc. Methods and systems for imaging device notification access control
US8051140B2 (en) 2004-10-08 2011-11-01 Sharp Laboratories Of America, Inc. Methods and systems for imaging device control
US7966396B2 (en) * 2004-10-08 2011-06-21 Sharp Laboratories Of America, Inc. Methods and systems for administrating imaging device event notification
US8060930B2 (en) 2004-10-08 2011-11-15 Sharp Laboratories Of America, Inc. Methods and systems for imaging device credential receipt and authentication
US8049677B2 (en) 2004-10-08 2011-11-01 Sharp Laboratories Of America, Inc. Methods and systems for imaging device display element localization
US8051125B2 (en) 2004-10-08 2011-11-01 Sharp Laboratories Of America, Inc. Methods and systems for obtaining imaging device event notification subscription
US8065384B2 (en) 2004-10-08 2011-11-22 Sharp Laboratories Of America, Inc. Methods and systems for imaging device event notification subscription
US8115945B2 (en) 2004-10-08 2012-02-14 Sharp Laboratories Of America, Inc. Methods and systems for imaging device job configuration management
US8120797B2 (en) * 2004-10-08 2012-02-21 Sharp Laboratories Of America, Inc. Methods and systems for transmitting content to an imaging device
US8032579B2 (en) 2004-10-08 2011-10-04 Sharp Laboratories Of America, Inc. Methods and systems for obtaining imaging device notification access control
US8230328B2 (en) 2004-10-08 2012-07-24 Sharp Laboratories Of America, Inc. Methods and systems for distributing localized display elements to an imaging device
US8023130B2 (en) 2004-10-08 2011-09-20 Sharp Laboratories Of America, Inc. Methods and systems for imaging device accounting data maintenance
US7920101B2 (en) 2004-10-08 2011-04-05 Sharp Laboratories Of America, Inc. Methods and systems for imaging device display standardization
US8015234B2 (en) 2004-10-08 2011-09-06 Sharp Laboratories Of America, Inc. Methods and systems for administering imaging device notification access control
US7519307B2 (en) * 2004-10-08 2009-04-14 Sharp Laboratories Of America, Inc. Methods and systems for configuration-based imaging device accounting
US7397362B2 (en) 2004-10-08 2008-07-08 Sharp Laboratories Of America, Inc. Methods and systems for imaging device credential submission and receipt
US7826081B2 (en) 2004-10-08 2010-11-02 Sharp Laboratories Of America, Inc. Methods and systems for receiving localized display elements at an imaging device
US7684074B2 (en) * 2004-10-08 2010-03-23 Sharp Laboratories Of America, Inc. Methods and systems for imaging device metadata management
US8035831B2 (en) 2004-10-08 2011-10-11 Sharp Laboratories Of America, Inc. Methods and systems for imaging device remote form management
US7873718B2 (en) 2004-10-08 2011-01-18 Sharp Laboratories Of America, Inc. Methods and systems for imaging device accounting server recovery
US8213034B2 (en) 2004-10-08 2012-07-03 Sharp Laboratories Of America, Inc. Methods and systems for providing remote file structure access on an imaging device
US8115946B2 (en) 2004-10-08 2012-02-14 Sharp Laboratories Of America, Inc. Methods and sytems for imaging device job definition
US7873553B2 (en) 2004-10-08 2011-01-18 Sharp Laboratories Of America, Inc. Methods and systems for authorizing imaging device concurrent account use
US8001586B2 (en) 2004-10-08 2011-08-16 Sharp Laboratories Of America, Inc. Methods and systems for imaging device credential management and authentication
US8384925B2 (en) 2004-10-08 2013-02-26 Sharp Laboratories Of America, Inc. Methods and systems for imaging device accounting data management
US7969596B2 (en) 2004-10-08 2011-06-28 Sharp Laboratories Of America, Inc. Methods and systems for imaging device document translation
US8024792B2 (en) 2004-10-08 2011-09-20 Sharp Laboratories Of America, Inc. Methods and systems for imaging device credential submission
US7633644B2 (en) * 2004-10-08 2009-12-15 Sharp Laboratories Of America, Inc. Methods and systems for imaging device job management
US8004710B2 (en) * 2005-03-03 2011-08-23 Ricoh Company, Ltd. Printing system, printing method and printing program
US8428484B2 (en) 2005-03-04 2013-04-23 Sharp Laboratories Of America, Inc. Methods and systems for peripheral accounting
JP4533355B2 (ja) * 2005-10-17 2010-09-01 キヤノン株式会社 画像形成装置及び画像形成装置の制御方法
US8345272B2 (en) 2006-09-28 2013-01-01 Sharp Laboratories Of America, Inc. Methods and systems for third-party control of remote imaging jobs
JP2008141442A (ja) * 2006-11-30 2008-06-19 Brother Ind Ltd 画像記録装置、情報処理装置および画像記録システム
US20090005115A1 (en) * 2007-06-26 2009-01-01 Yan Po Chan Wireless Fax Module And System
JP5129595B2 (ja) * 2008-02-04 2013-01-30 キヤノン株式会社 画像形成装置及びその制御方法、プログラム
ITTO20080826A1 (it) * 2008-11-10 2010-05-11 Alenia Aeronautica Spa Procedimento di monitoraggio della reazione di curing di una matrice polimerica di un materiale composito
JP4956627B2 (ja) * 2010-01-05 2012-06-20 シャープ株式会社 画像形成装置
WO2013150506A1 (en) * 2012-04-03 2013-10-10 Azar Hami System and method for producing, sorting and distributing printed letters
JP2016100783A (ja) * 2014-11-21 2016-05-30 キヤノン株式会社 印刷装置、印刷装置の制御方法、及びプログラム
JP6536612B2 (ja) * 2017-03-29 2019-07-03 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成システム
JP6669118B2 (ja) * 2017-03-29 2020-03-18 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成システム
JP6855964B2 (ja) * 2017-07-11 2021-04-07 株式会社リコー 情報入力装置、情報処理システム、プログラム、情報処理方法
KR20210066467A (ko) * 2019-11-28 2021-06-07 휴렛-팩커드 디벨롭먼트 컴퍼니, 엘.피. 화상 형성 장치에서의 url 관리

Family Cites Families (43)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6213652B1 (en) * 1995-04-18 2001-04-10 Fuji Xerox Co., Ltd. Job scheduling system for print processing
US5706507A (en) * 1995-07-05 1998-01-06 International Business Machines Corporation System and method for controlling access to data located on a content server
US5832212A (en) * 1996-04-19 1998-11-03 International Business Machines Corporation Censoring browser method and apparatus for internet viewing
US6012083A (en) * 1996-09-24 2000-01-04 Ricoh Company Ltd. Method and apparatus for document processing using agents to process transactions created based on document content
JPH10198532A (ja) 1997-01-13 1998-07-31 Canon Inc 印刷装置、印刷システムおよびそれらの制御方法
US5996011A (en) * 1997-03-25 1999-11-30 Unified Research Laboratories, Inc. System and method for filtering data received by a computer system
JP3201514B2 (ja) * 1997-06-09 2001-08-20 セイコーエプソン株式会社 印刷データ生成装置、印刷データ生成方法、印刷装置及び印刷システム
US6222634B1 (en) * 1997-07-11 2001-04-24 International Business Machines Corporation Apparatus and method for printing related web pages
KR100243129B1 (ko) * 1997-08-27 2000-02-01 윤종용 전원 온/오프 제어방법 및 이를 적용한 인쇄기
JPH11134125A (ja) 1997-10-27 1999-05-21 Canon Inc 画像形成装置、画像形成方法および記憶媒体
JP3087710B2 (ja) 1997-11-29 2000-09-11 ブラザー工業株式会社 ファクシミリ装置
JPH11234464A (ja) 1998-02-17 1999-08-27 Canon Inc ファクシミリ装置、情報閲覧方法、記憶媒体
AUPP221898A0 (en) * 1998-03-06 1998-04-02 Canon Kabushiki Kaisha Url-based facility enablement
US6065055A (en) * 1998-04-20 2000-05-16 Hughes; Patrick Alan Inappropriate site management software
JPH11306118A (ja) 1998-04-21 1999-11-05 Yazaki Corp インターネット端末装置及び画像表示制御方法
JP4035232B2 (ja) * 1998-05-21 2008-01-16 キヤノン株式会社 画像形成装置及びその制御方法
US7065497B1 (en) * 1999-06-07 2006-06-20 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Document delivery system for automatically printing a document on a printing device
US6801935B2 (en) * 1999-12-14 2004-10-05 Canon Kabushiki Kaisha Secure printing using electronic mailbox
US20010037462A1 (en) * 2000-05-01 2001-11-01 Bengtson Michael B. Method and apparatus for obtaining a printed copy of a document via the internet
JP4194252B2 (ja) * 2000-06-21 2008-12-10 キヤノン株式会社 印刷制御装置、制御方法ならびにプログラム
JP2002010049A (ja) 2000-06-21 2002-01-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd ファクシミリ装置
JP2002057722A (ja) 2000-08-11 2002-02-22 Masanao Kuninobu インターネット回線の負荷抑制・不正利用の防止システム
US6816893B2 (en) * 2001-01-05 2004-11-09 General Electric Company Web based no print feature
JP2002232559A (ja) * 2001-01-31 2002-08-16 Nec Corp データ受信装置及びデータ通信装置
US20030009495A1 (en) * 2001-06-29 2003-01-09 Akli Adjaoute Systems and methods for filtering electronic content
US7084997B2 (en) * 2001-07-13 2006-08-01 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Schedule-based printer selection
JP4617621B2 (ja) * 2001-08-07 2011-01-26 コニカミノルタホールディングス株式会社 印刷制御装置、及びその課金方法
US7196807B2 (en) * 2002-01-29 2007-03-27 Comverse, Ltd. Encrypted e-mail message retrieval system
JP3896871B2 (ja) * 2002-03-01 2007-03-22 ブラザー工業株式会社 画像形成装置、及び、通信システム
JP3747870B2 (ja) * 2002-03-27 2006-02-22 ブラザー工業株式会社 画像形成装置、及び、プログラム、並びに、画像形成装置の制御方法
US20040070782A1 (en) * 2002-06-05 2004-04-15 Sachiko Mihira Image forming apparatus, stored document printing method and stored document printing system
JP2004112293A (ja) * 2002-09-18 2004-04-08 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置及びその自動プリント規制制御方法、文書受信制御方法
JP2004120708A (ja) * 2002-09-30 2004-04-15 Brother Ind Ltd 通信装置
JP3821080B2 (ja) * 2002-09-30 2006-09-13 ブラザー工業株式会社 印刷装置
JP2004213635A (ja) * 2002-12-20 2004-07-29 Canon Inc 画像処理装置および画像処理方法および制御プログラム
JP4638131B2 (ja) * 2003-03-19 2011-02-23 株式会社リコー 画像処理装置管理システムおよび画像処理装置の管理方法
US9508046B2 (en) * 2003-07-22 2016-11-29 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Methods and systems for providing web content to a printing device
US20050134896A1 (en) * 2003-12-04 2005-06-23 Canon Kabushiki Kaisha Data processing system, data processing method and apparatus, document printing system, client device, printing device, document printing method, and computer program
US7584287B2 (en) * 2004-03-16 2009-09-01 Emergency,24, Inc. Method for detecting fraudulent internet traffic
JP4235579B2 (ja) * 2004-04-26 2009-03-11 株式会社リコー 通信装置、通信管理用プログラム及び記憶媒体
US7768666B2 (en) * 2005-09-21 2010-08-03 Fuji Xerox Co., Ltd. Device, device processing history storage system and device processing history storing method
JP4533355B2 (ja) * 2005-10-17 2010-09-01 キヤノン株式会社 画像形成装置及び画像形成装置の制御方法
JP4404064B2 (ja) * 2006-03-31 2010-01-27 ブラザー工業株式会社 画像処理装置、画像処理装置の重複設定防止プログラム。

Also Published As

Publication number Publication date
US7639379B2 (en) 2009-12-29
US20030164987A1 (en) 2003-09-04
JP2003259075A (ja) 2003-09-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3700659B2 (ja) 画像形成装置、及び、プログラム、並びに、画像形成装置の制御方法
JP3896871B2 (ja) 画像形成装置、及び、通信システム
US7369257B2 (en) System including proxy server for processing data in place of client terminal
JP3867605B2 (ja) 印刷装置
US7643167B2 (en) Data communication apparatus and method of controlling same
JP5513107B2 (ja) 情報処理装置及びその制御方法、並びにプログラム
JP2007090802A (ja) 多機能周辺装置、多機能周辺装置システムおよび多機能周辺装置システムにおける機能制御方法
JP2009273028A (ja) データ送信装置、データ送信方法およびデータ送信プログラム
JP5558252B2 (ja) 情報表示装置及び情報表示方法
JP3747870B2 (ja) 画像形成装置、及び、プログラム、並びに、画像形成装置の制御方法
JP2009157566A (ja) 画像形成装置
JP2005267002A (ja) プリントサービスシステムおよび複合機およびプログラムおよび記憶媒体
US20120154835A1 (en) Image forming apparatus, control method therefor and storage medium
JP3772779B2 (ja) 画像形成システム、及び、画像形成方法
JP3707441B2 (ja) 画像形成装置
JP2007087217A (ja) データ通信装置、データ通信方法、およびデータ通信プログラム
JP4178823B2 (ja) 印刷システム、及び、電子機器、プログラム
JP3716806B2 (ja) 印刷システム
JP2007133634A (ja) メールアドレス管理装置及びプログラム
US20040156067A1 (en) Multi-function processing apparatus
JP4033139B2 (ja) 複合機
JP2006287569A (ja) 通信装置
JP7142458B2 (ja) 複合機、複合機のファイル管理方法及びプログラム
JP3703770B2 (ja) 複合機
JP2004017605A (ja) プリンタ

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050204

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050208

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050408

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050621

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050704

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3700659

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080722

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090722

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100722

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110722

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120722

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120722

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130722

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees