JPH11306118A - インターネット端末装置及び画像表示制御方法 - Google Patents

インターネット端末装置及び画像表示制御方法

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JPH11306118A
JPH11306118A JP10110831A JP11083198A JPH11306118A JP H11306118 A JPH11306118 A JP H11306118A JP 10110831 A JP10110831 A JP 10110831A JP 11083198 A JP11083198 A JP 11083198A JP H11306118 A JPH11306118 A JP H11306118A
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JP10110831A
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English (en)
Inventor
Keiichiro Katsuta
圭一郎 勝田
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用者がホームページからダウンロードした
画像ファイルの内、未成年者による有害画像の閲覧を禁
止する。 【解決手段】 サーバ１９から読み出された画像ファイ
ルを記憶するメモリ３３を備え、パスワード付加部３７
は、画像ファイルの画像が未成年者に対して有害な画像
である場合に、画像ファイルの使用者を特定するための
パスワードを画像ファイルに付加してメモリ３３に記憶
させる。操作部１１からパスワードが入力されると、パ
スワード照合部３９は、メモリ３３から画像ファイルを
読み出す際に、操作部１１から入力されたパスワードと
メモリ３３の画像ファイルに付加されたパスワードとを
照合し、パスワードが一致しない場合には画像ファイル
の読み出しを禁止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、公衆回線及びイン
ターネットを介してサーバから画像ファイルを読み出し
てその画像ファイルの画像を表示するインターネット端
末装置に関し、特に使用者がホームページからダウンロ
ードした有害と思われる画像の未成年者の閲覧を禁止す
るインターネット端末装置及び画像表示制御方法に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】インターネット通信を行なう従来のイン
ターネット端末装置の一例を図６に示す。このインター
ネット端末装置の動作を説明すると、まず、操作部１１
１から所望のアドレスを入力すると、そのアドレスは中
央処理装置（ＣＰＵ）１１３に入力される。そして、そ
のアドレスは解析部１２１により解析され、表示制御部
１２９により表示データに変更され、表示器１３１に表
示される。
【０００３】また、解析部１２１で解析されたアドレス
に基づき回線制御部１２５は公衆回線１１５、及びイン
ターネット１１７を介して目的のサーバ１１９に接続す
る。そして、サーバ１１９内のデータ（例えば、画像フ
ァイルの画像データ）は、公衆回線１１５，回線制御部
１２５を介してデータ解析部１２７に送られる。データ
解析部１２７で解析されたデータは表示制御部１２９で
表示データに変更され、表示器１３１に表示される。
【０００４】このようにインターネット端末装置におい
て、所望のアドレスに対応するサーバ１１９のホームペ
ージにアクセスして画像データをダウンロードして、逐
次画像を閲覧することができる。このため、このような
インターネット端末装置を用いて、未成年者等も自由に
各種の画像を閲覧することができる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、各種の
画像には未成年者にとっては有害な成人向け用の画像も
ある。このため、従来のインターネット通信システムで
は、図７のフローチャートに示すように、未成年者にと
って有害な画像（以下、有害画像と称する。）のホーム
ページへアクセスする（ステップＳ１０１）。
【０００６】そして、使用者が未成年者かどうかを判定
し（ステップＳ１０３）、使用者が未成年者でなけれ
ば、使用者は、パスワードを入力し（ステップＳ１０
５）、入力されたパスワードが、予め登録されたパスワ
ードに一致したかどうかを判定することにより、パスワ
ードが正しい（ＯＫ）かどうかを判定する（ステップＳ
１０７）。
【０００７】パスワードがＯＫの場合には、アクセスし
た画像を表示する（ステップＳ１０９）。すなわち、有
害画像が表示されるホームページにアクセスした場合に
は、年齢制限やパスワードによる認証により、未成年者
による有害画像の閲覧を禁止させるようにしたり、ま
た、利用時間の設定によって有害画像の閲覧を禁止させ
ていた。
【０００８】しかしながら、使用者がサーバからの有害
画像をインターネット端末装置内のメモリにダウンロー
ドしてしまうと、未成年者による有害画像の閲覧を禁止
するような情報がメモリに記憶されないため、未成年者
は、メモリに記憶された有害画像を容易に読み出して閲
覧することができてしまうという問題があった。
【０００９】本発明は、使用者がホームページからダウ
ンロードした画像ファイルの内、未成年者による有害画
像の閲覧を禁止することができるインターネット端末装
置及び画像表示制御方法を提供することを課題とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するために以下の構成とした。請求項１の発明は、回線
及びインターネットを介してサーバから画像ファイルを
読み出して画像を表示部に表示するインターネット端末
装置において、前記サーバから読み出された前記画像フ
ァイルを記憶する記憶手段と、前記画像ファイルの画像
が未成年者に対して有害な画像である場合に、前記画像
ファイルの使用者を特定するためのパスワードを前記画
像ファイルに付加して前記記憶手段に記憶させるパスワ
ード付加手段と、前記パスワードを入力する入力手段
と、前記記憶手段から前記画像ファイルを読み出す際
に、前記入力手段から入力されたパスワードと前記記憶
手段の画像ファイルに付加されたパスワードとを照合す
るパスワード照合手段とを備えることを特徴とする。
【００１１】請求項１の発明によれば、サーバから読み
出された画像ファイルを記憶手段に記憶するときに、画
像ファイルの画像が未成年者に対して有害な画像である
場合には、パスワード付加手段は、画像ファイルの使用
者を特定するためのパスワードを画像ファイルに付加し
て記憶手段に記憶させる。そして、記憶手段から画像フ
ァイルを読み出す際に、パスワード照合手段は、入力手
段から入力されたパスワードと記憶手段の画像ファイル
に付加されたパスワードとを照合する。
【００１２】すなわち、使用者が読み出した有害画像を
持つ画像ファイルに、パスワードを付加して記憶するこ
とによって、未成年者に対して有害な画像の閲覧を禁止
することができる。
【００１３】請求項２の発明では、前記パスワード照合
手段は、前記入力手段から入力されたパスワードが前記
記憶手段の画像ファイルに付加されたパスワードに一致
した場合には、前記記憶手段から画像ファイルを読み出
し、前記入力手段から入力されたパスワードが前記記憶
手段の画像ファイルに付加されたパスワードに一致しな
い場合には、前記画像ファイルの読み出しを禁止するこ
とを特徴とする。
【００１４】請求項２の発明によれば、入力手段から入
力されたパスワードが記憶手段の画像ファイルに付加さ
れたパスワードに一致した場合には、記憶手段から画像
ファイルを読み出し、入力手段から入力されたパスワー
ドが記憶手段の画像ファイルに付加されたパスワードに
一致しない場合には、画像ファイルの読み出しを禁止す
るため、未成年者に対して有害な画像の閲覧を禁止する
ことができる。
【００１５】請求項３の発明では、前記パスワード付加
手段は、前記画像ファイルに前記パスワードを付加する
か否かを確認するための付加確認情報を前記使用者に提
示し、この付加確認情報に基づき前記入力手段から前記
パスワードが入力された場合に、そのパスワードを前記
画像ファイルに付加することを特徴とする。
【００１６】請求項３の発明によれば、パスワード付加
手段が、画像ファイルにパスワードを付加するか否かを
確認するための付加確認情報を使用者に提示するため、
使用者は、提示された付加確認情報に基づきその画像フ
ァイルの画像が未成年者に対して有害な画像であれば、
前記入力手段から前記パスワードを入力し、入力された
パスワードを画像ファイルに付加することができる。
【００１７】請求項４の発明では、前記パスワード照合
手段は、前記記憶手段に記憶された前記画像ファイルに
前記パスワードが付加されているか否かを判定し、前記
記憶手段に記憶された前記画像ファイルに前記パスワー
ドが付加されている場合には、前記入力手段から入力さ
れたパスワードと前記記憶手段の画像ファイルに付加さ
れたパスワードとを照合することを特徴とする。
【００１８】請求項４の発明によれば、パスワード照合
手段は、画像ファイルにパスワードが付加されているか
否かを判定し、画像ファイルにパスワードが付加されて
いる場合には、入力手段から入力されたパスワードと記
憶手段の画像ファイルに付加されたパスワードとを照合
するため、未成年者に対して有害な画像の閲覧を禁止す
ることができる。
【００１９】請求項５の発明では、前記パスワード照合
手段は、前記記憶手段に記憶された前記画像ファイルに
前記パスワードが付加されているか否かを判定し、前記
記憶手段に記憶された前記画像ファイルに前記パスワー
ドが付加されていない場合には、前記記憶手段の画像フ
ァイルを読み出すことを特徴とする。
【００２０】請求項５の発明によれば、パスワード照合
手段は、画像ファイルにパスワードが付加されているか
否かを判定し、画像ファイルにパスワードが付加されて
いない場合には、記憶手段の画像ファイルを読み出すた
め、未成年者に関係なくその画像ファイルの画像を閲覧
することができる。
【００２１】また、請求項６の発明は、回線及びインタ
ーネットを介してサーバから画像ファイルを読み出して
画像を表示部に表示させる画像表示制御方法であって、
前記サーバから読み出された前記画像ファイルをメモリ
に記憶する記憶ステップと、前記画像ファイルの画像が
未成年者に対して有害な画像である場合に、前記画像フ
ァイルの使用者を特定するためのパスワードを前記画像
ファイルに付加して前記メモリに記憶させる付加ステッ
プと、前記パスワードを入力する入力ステップと、前記
メモリから前記画像ファイルを読み出す際に、前記入力
されたパスワードと前記メモリの画像ファイルに付加さ
れたパスワードとを照合する照合ステップと、前記入力
されたパスワードと前記メモリの画像ファイルに付加さ
れたパスワードとが一致する場合に前記メモリの画像フ
ァイルを読み出して前記表示部に表示させる表示制御ス
テップとを含むことを特徴とする。
【００２２】請求項６の発明によれば、サーバから読み
出された画像ファイルをメモリに記憶し、画像ファイル
の画像が未成年者に対して有害な画像である場合に、画
像ファイルの使用者を特定するためのパスワードを画像
ファイルに付加してメモリに記憶させ、メモリから画像
ファイルを読み出す際に、入力されたパスワードとメモ
リの画像ファイルに付加されたパスワードとを照合し、
入力されたパスワードとメモリの画像ファイルに付加さ
れたパスワードとが一致する場合にメモリの画像ファイ
ルを読み出して表示部に表示させるため、未成年者の有
害な画像の閲覧を禁止することができる。
【００２３】
【発明の実施の形態】以下、本発明のインターネット端
末装置及び画像表示制御方法の実施の形態を図面を参照
して詳細に説明する。
【００２４】本発明のインターネット端末装置の実施の
形態を説明する。図１に本発明のインターネット端末装
置の実施の形態の構成ブロック図を示す。インターネッ
ト端末装置１には公衆回線１５、インターネット１７を
介してサーバ１９が接続される。
【００２５】インターネット端末装置１は、所望の画像
ファイルを読み出すためのアドレスや使用者を特定する
ためのパスワードなどの入力情報を入力する入力手段と
しての操作部１１、この操作部１１に接続されるととも
に各部を制御するＣＰＵ１３、このＣＰＵ１３に接続さ
れる表示器３１、ＣＰＵ１３に接続される記憶手段とし
てのメモリ３３を有して構成されている。
【００２６】ＣＰＵ１３は、解析部２１、回線制御部２
５、データ解析部２７、表示制御部２９、メモリ制御部
３５を有して構成されている。解析部２１は、操作部１
１からの入力情報を解析し、解析された情報を回線制御
部２５及びメモリ制御部３５に出力する。
【００２７】回線制御部２５は、解析部２１で解析され
た情報がアドレスである場合にそのアドレスに基づき公
衆回線１５の回線接続を制御し、サーバ１９のホームペ
ージから所望のアドレスに対応する画像ファイルをダウ
ンロードする。
【００２８】データ解析部２７は、回線制御部２５を介
してサーバ１９から送られてくる画像ファイルを解析す
る。表示制御部２９は、データ解析部２７で解析された
画像ファイルを表示データに変更して表示器３１に表示
させる。
【００２９】メモリ制御部３５は、使用者がホームペー
ジからダウンロードした画像ファイル（未成年者に対し
て有害な有害画像を有する画像ファイルを含む。）をア
ドレスに対応させてメモリ３３に書き込み制御したり、
メモリ３３に書き込まれた画像ファイルを読み出し制御
したりする。
【００３０】メモリ制御部３５は、操作部１１から入力
されたパスワードを、ダウンロードされた画像ファイル
に付加してメモリ３３に記憶させるパスワード付加手段
としてのパスワード付加部３７、操作部１１から新たに
入力されたパスワードとメモリ３３に画像ファイルと対
応させて記憶されたパスワードとを照合するパスワード
照合手段としてのパスワード照合部３９を有している。
【００３１】パスワード付加部３７は、ダウンロードさ
れた画像ファイルにパスワードを付加するか付加しない
かを使用者が確認するためのの付加確認情報を、回線制
御部２５、データ解析部２７、表示制御部２９を介して
表示器３１に表示させることで、付加確認情報を使用者
に提示する。
【００３２】パスワード付加部３７は、使用者が表示器
３１に表示された付加確認情報を見て、付加確認情報に
基づき操作部１１からパスワードを入力した場合に、図
２に示すように、前記アドレス、操作部から入力された
パスワード、画像ファイルデータをデータファーマット
としてメモリ３３に記憶させる。
【００３３】図３にメモリに記憶された各画像ファイル
の記憶内容を示す。図３に示す例では、メモリ３３に記
憶された複数の画像ファイルの内、画像ファイルデータ
ＩＭＤ２にパスワードＰＷ２を付加し、画像ファイルデ
ータＩＭＤ３にパスワードＰＷ３を付加し、その他の画
像ファイルにはパスワードは付加されていないようにな
っている。また、複数の画像ファイルデータＩＭＤ１〜
ＩＭＤｎは、複数のアドレスＡＤ１〜ＡＤｎと１対１対
応で記憶されている。
【００３４】パスワード照合部３９は、メモリ３３に記
憶された画像ファイルを参照時に、参照すべき画像ファ
イルにパスワードが付加されているかどうかを判定す
る。パスワード照合部３９は、参照すべき画像ファイル
にパスワードが付加されているとき、操作部１１から入
力されたパスワードがメモリ３３に記憶された、参照す
べき画像ファイルに付加されたパスワードに一致する場
合には、そのパスワードに対応する参照すべき画像ファ
イルを読み出す。
【００３５】パスワード照合部３９は、操作部１１から
入力されたパスワードがメモリ３３に記憶された、参照
すべき画像ファイルに付加されたパスワードに一致しな
い場合には、そのパスワードに対応する参照すべき画像
ファイルの読み出しを禁止する。
【００３６】表示器３１は、メモリ制御部３５によりメ
モリ３３から読み出された画像ファイルを表示したり、
前述した付加確認情報を表示する。
【００３７】次に、このように構成された実施の形態の
インターネット端末装置の動作、すなわち、画像表示制
御方法を図面を参照しながら説明する。この画像表示制
御方法は、未成年者に対して有害な有害画像の画面上へ
の表示を禁止するよう制御することを特徴とするもので
ある。この画像表示制御方法は、後述する図４のフロチ
ャートの処理及び図５のフローチャートの処理により実
現される。
【００３８】まず、未成年者に対して有害な有害画像の
ダウンロードを説明する。まず、操作部１１から有害画
像のための所望のアドレス（ＵＲＬ；Uniform Resource
Lacater）を入力すると、そのアドレスはＣＰＵ１３に
入力される。そして、そのアドレスは解析部２１により
解析され、表示制御部２９により表示データに変更さ
れ、表示器３１に表示される。
【００３９】また、解析部２１で解析されたアドレスに
基づき回線制御部２５は、公衆回線１５、及びインター
ネット１７を介して目的のサーバ１９に接続する。そし
て、サーバ１９内の有害画像の画像ファイルは、公衆回
線１５を介して回線制御部２５に送られる。すなわち、
有害画像のダウンロードが行われる。
【００４０】次に、図４を参照しながら有害画像を有す
る画像ファイルのメモリへの保存動作を説明する。
【００４１】まず、前述したように、回線制御部２５が
サーバ１９から有害画像をダウンロードすると（ステッ
プＳ１１）、メモリ制御部３５は、回線制御部２５から
有害画像を有する画像ファイルを取り込む。
【００４２】すると、メモリ制御部３５内のパスワード
付加部３７は、ダウンロードした画像ファイルにパスワ
ードを付加するか付加しないかを使用者が確認するため
の付加確認情報を、回線制御部２５、データ解析部２
７、表示制御部２９を介して表示器３１に表示させる。
【００４３】表示器３１の画面上には、前記付加確認情
報として、例えば、“画像ファイルにパスワードを付加
する（ＹＥＳ）、付加しない（ＮＯ）”が表示される。
すなわち、パスワードを付加するか付加しないかの確認
が行われることになる（ステップＳ１３）。
【００４４】そこで、使用者は、画面上のパスワードを
付加する（ＹＥＳ）を選択するとともに、操作部１１か
ら使用者を特定するためのパスワードを入力すると（ス
テップＳ１５）、そのパスワードは、解析部２１により
解析されて、メモリ制御部３５に入力される。
【００４５】そして、パスワード付加部３７は、操作部
１１から入力されたパスワードをダウンロードした画像
ファイルに付加するため（ステップＳ１７）、パスワー
ドが付加された画像ファイルは、アドレスに対応させて
メモリ３３に保存される（ステップＳ１９）。これによ
り、図２に示すように、アドレス、パスワード、画像フ
ァイルデータがメモリ３３に記憶される。
【００４６】一方、ステップＳ１３において、パスワー
ドを付加しない場合、すなわち、操作部１１からパスワ
ードが入力されない場合には、パスワードを付加せず
に、画像ファイル及びアドレスのみをメモリ３３に保存
することになる。
【００４７】このようにして、画像ファイルのメモリへ
の保存動作が終了すると、メモリには図３に示すように
各画像ファイルが記憶される。図３に示す画像ファイル
の例では、画像ファイルデータＩＭＤ２にパスワードＰ
Ｗ２を付加し、画像ファイルデータＩＭＤ３にパスワー
ドＰＷ３を付加しているので、画像ファイルデータＩＭ
Ｄ２及び画像ファイルデータＩＭＤ３が未成年者にとっ
て有害な有害画像であることがわかる。
【００４８】次に、メモリ３３に記憶された画像ファイ
ル参照時の動作を図５に示すフローチャートを参照して
説明する。
【００４９】まず、画像ファイル参照時には、参照すべ
き画像ファイルに対応するアドレスを操作部１１から入
力する。そして、入力されたアドレスに対応する参照す
べき画像ファイルがメモリ３３に記憶された複数の画像
ファイルの中から選択されることになる（ステップＳ３
１）。例えば、アドレスＡＮ２を選択すると、図３に示
すように、アドレスＡＮ２に対応する画像ファイルデー
タＩＭＤ２が選択される。
【００５０】次に、パスワード照合部３９は、画像ファ
イルを参照時に、参照すべき画像ファイルにパスワード
が付加されているかどうかを判定する（ステップＳ３
３）。参照すべき画像ファイルにパスワードが付加され
ているとき、使用者は、操作部１１からパスワードを入
力する（ステップＳ３５）。
【００５１】さらに、パスワード照合部３９は、操作部
１１から入力されたパスワードがメモリ３３に記憶され
た、参照すべき画像ファイルに付加されたパスワードに
一致する場合には、そのパスワードに対応する参照すべ
き画像ファイルを読み出す。すなわち、画像ファイルの
参照が行われることになる（ステップＳ３９）。
【００５２】そして、メモリ制御部３５によりメモリ３
３から読み出された画像ファイルの画像データは、回線
制御部２５、データ解析部２７、表示制御部２９を介し
て表示器３１の画面上に表示される。
【００５３】図３に示す例で説明するならば、メモリ３
３に記憶された、参照すべき画像ファイルデータが“Ｉ
ＭＤ２”であり、パスワードが“ＰＷ２”であるとする
と、操作部１１からパスワードとして“ＰＷ２”が入力
された場合には、両方のパスワードが一致すると判定さ
れて、参照すべき画像ファイルデータ“ＩＭＤ２”が読
み出されて、画面上に表示されることになる。
【００５４】一方、ステップＳ３７において、入力され
たパスワードがメモリ３３に記憶された、参照すべき画
像ファイルに付加されたパスワードに一致しない場合に
は、パスワード照合部３９は、そのパスワードに対応す
る参照すべき画像ファイルの読み出しを禁止する。すな
わち、パスワードが一致しなければ、使用者が未成年者
であるとして、参照すべき有害画像の画像ファイルの閲
覧を禁止することができる。
【００５５】そして、ステップＳ３１の処理に戻り、ス
テップＳ３１からステップＳ３７の処理を繰り返し行う
ことになる。
【００５６】また、ステップＳ３３において、参照すべ
き画像ファイルにパスワードが付加されていない場合に
は、その参照すべき画像ファイルの画像が未成年者に対
して有害画像でないため、その画像ファイルは、直ちに
メモリ３３から読み出されることになる。
【００５７】例えば、画像ファイルデータ“ＩＭＤ１”
にはパスワードが付加されていない（図３のパスワード
の欄には−で示される。）ので、その画像ファイルデー
タ“ＩＭＤ１”は、メモリ３３から直ちに読み出され
る。
【００５８】すなわち、パスワードが付加されていない
画像ファイルの画像は、未成年者に対して有害な有害画
像でないため、その画像ファイルを容易に参照すること
ができる（ステップＳ３９）。その後の画像ファイルの
表示処理は、前述した表示処理と同一処理であるため、
ここでは、その説明は、省略する。
【００５９】このように、実施の形態のインターネット
端末装置によれば、使用者がホームページからダウンロ
ードしてきた、未成年者にとって有害な画像ファイルに
対してパスワードを任意に付加することで、未成年者に
よる有害な画像ファイルの閲覧を禁止することができ
る。
【００６０】なお、本発明は、実施の形態のインターネ
ット端末装置に限定されるものではない。実施の形態で
は、画像ファイルにパスワードを付加するか否かの確認
を行うための付加確認情報を、表示器３１に表示するよ
うにしたが、例えば、前記付加確認情報は、図示しない
スピーカなどに出力し、音声により付加確認情報を出力
させても良い。そのほか、本発明は、発明の技術的思想
を逸脱しない範囲で、種々変形して実施可能であるのは
勿論である。
【００６１】
【発明の効果】請求項１の発明によれば、サーバから読
み出された画像ファイルを記憶手段に記憶するときに、
画像ファイルの画像が未成年者に対して有害な画像であ
る場合には、パスワード付加手段は、画像ファイルの使
用者を特定するためのパスワードを画像ファイルに付加
して記憶手段に記憶させる。記憶手段から画像ファイル
を読み出す際に、パスワード照合手段は、入力手段から
入力されたパスワードと記憶手段の画像ファイルに付加
されたパスワードとを照合する。
【００６２】すなわち、使用者が読み出した有害画像を
持つ画像ファイルに、パスワードを付加して記憶するこ
とによって、未成年者に対して有害な画像の閲覧を禁止
することができる。
【００６３】請求項２の発明によれば、入力手段から入
力されたパスワードが記憶手段の画像ファイルに付加さ
れたパスワードに一致した場合には、記憶手段から画像
ファイルを読み出し、入力手段から入力されたパスワー
ドが記憶手段の画像ファイルに付加されたパスワードに
一致しない場合には、画像ファイルの読み出しを禁止す
るため、未成年者に対して有害な画像の閲覧を禁止する
ことができる。
【００６４】請求項３の発明によれば、パスワード付加
手段が、画像ファイルにパスワードを付加するか否かを
確認するための付加確認情報を使用者に提示するため、
使用者は、提示された付加確認情報に基づきその画像フ
ァイルの画像が未成年者に対して有害な画像であれば、
前記入力手段から前記パスワードを入力し、入力された
パスワードを画像ファイルに付加することができる。
【００６５】請求項４の発明によれば、パスワード照合
手段は、画像ファイルにパスワードが付加されているか
否かを判定し、画像ファイルにパスワードが付加されて
いる場合には、入力手段から入力されたパスワードと記
憶手段の画像ファイルに付加されたパスワードとを照合
するため、未成年者に対して有害な画像の閲覧を禁止す
ることができる。
【００６６】請求項５の発明によれば、パスワード照合
手段は、画像ファイルにパスワードが付加されているか
否かを判定し、画像ファイルにパスワードが付加されて
いない場合には、記憶手段の画像ファイルを読み出すた
め、未成年者に関係なくその画像ファイルの画像を閲覧
することができる。
【００６７】請求項６の発明によれば、サーバから読み
出された画像ファイルをメモリに記憶し、画像ファイル
の画像が未成年者に対して有害な画像である場合に、画
像ファイルの使用者を特定するためのパスワードを画像
ファイルに付加してメモリに記憶させ、メモリから画像
ファイルを読み出す際に、入力されたパスワードとメモ
リの画像ファイルに付加されたパスワードとを照合し、
入力されたパスワードとメモリの画像ファイルに付加さ
れたパスワードとが一致する場合にメモリの画像ファイ
ルを読み出して表示部に表示させるため、未成年者の有
害な画像の閲覧を禁止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のインターネット端末装置の実施の形態
の構成ブロック図である。
【図２】画像ファイル保存時にパスワードが付加された
画像ファイルを示す図である。
【図３】パスワードが付加された画像ファイル及びパス
ワードが付加されていない画像ファイルが記憶されたメ
モリの内容を示す図である。
【図４】実施の形態のインターネット端末装置における
画像ファイル保存時の動作を示すフローチャートであ
る。
【図５】実施の形態のインターネット端末装置における
画像ファイル参照時の動作を示すフローチャートであ
る。
【図６】従来のインターネット端末装置の一例を示す構
成ブロック図である。
【図７】従来のインターネット端末装置における未成年
者に対する有害画像の閲覧禁止を説明するためのフロー
チャートである。
【符号の説明】
１ インターネット端末装置 １１ 操作部 １３ ＣＰＵ １５ 公衆回線 １７ インターネット １９ サーバ ２１ 解析部 ２５ 回線制御部 ２７ データ解析部 ２９ 表示制御部 ３１ 表示器 ３３ メモリ ３５ メモリ制御部 ３７ パスワード付加部 ３９ パスワード照合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 ＦＩ Ｈ０４Ｎ 1/44 Ｈ０４Ｎ 1/44

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 回線及びインターネットを介してサーバ
    から画像ファイルを読み出して画像を表示部に表示する
    インターネット端末装置において、 前記サーバから読み出された前記画像ファイルを記憶す
    る記憶手段と、 前記画像ファイルの画像が未成年者に対して有害な画像
    である場合に、前記画像ファイルの使用者を特定するた
    めのパスワードを前記画像ファイルに付加して前記記憶
    手段に記憶させるパスワード付加手段と、 前記パスワードを入力する入力手段と、 前記記憶手段から前記画像ファイルを読み出す際に、前
    記入力手段から入力されたパスワードと前記記憶手段の
    画像ファイルに付加されたパスワードとを照合するパス
    ワード照合手段と、を備えることを特徴とするインター
    ネット端末装置。
  2. 【請求項２】 前記パスワード照合手段は、前記入力手
    段から入力されたパスワードが前記記憶手段の画像ファ
    イルに付加されたパスワードに一致した場合には、前記
    記憶手段から画像ファイルを読み出し、前記入力手段か
    ら入力されたパスワードが前記記憶手段の画像ファイル
    に付加されたパスワードに一致しない場合には、前記画
    像ファイルの読み出しを禁止することを特徴とする請求
    項１記載のインターネット端末装置。
  3. 【請求項３】 前記パスワード付加手段は、前記画像フ
    ァイルに前記パスワードを付加するか否かを確認するた
    めの付加確認情報を前記使用者に提示し、この付加確認
    情報に基づき前記入力手段から前記パスワードが入力さ
    れた場合に、そのパスワードを前記画像ファイルに付加
    することを特徴とする請求項１または請求項２記載のイ
    ンターネット端末装置。
  4. 【請求項４】 前記パスワード照合手段は、前記記憶手
    段に記憶された前記画像ファイルに前記パスワードが付
    加されているか否かを判定し、前記記憶手段に記憶され
    た前記画像ファイルに前記パスワードが付加されている
    場合には、前記入力手段から入力されたパスワードと前
    記記憶手段の画像ファイルに付加されたパスワードとを
    照合することを特徴とする請求項１乃至請求項３のいず
    れか１項記載のインターネット端末装置。
  5. 【請求項５】 前記パスワード照合手段は、前記記憶手
    段に記憶された前記画像ファイルに前記パスワードが付
    加されているか否かを判定し、前記記憶手段に記憶され
    た前記画像ファイルに前記パスワードが付加されていな
    い場合には、前記記憶手段の画像ファイルを読み出すこ
    とを特徴とする請求項１乃至請求項３のいずれか１項記
    載のインターネット端末装置。
  6. 【請求項６】 回線及びインターネットを介してサーバ
    から画像ファイルを読み出して画像を表示部に表示させ
    る画像表示制御方法であって、 前記サーバから読み出された前記画像ファイルをメモリ
    に記憶する記憶ステップと、 前記画像ファイルの画像が未成年者に対して有害な画像
    である場合に、前記画像ファイルの使用者を特定するた
    めのパスワードを前記画像ファイルに付加して前記メモ
    リに記憶させる付加ステップと、 前記パスワードを入力する入力ステップと、 前記メモリから前記画像ファイルを読み出す際に、前記
    入力されたパスワードと前記メモリの画像ファイルに付
    加されたパスワードとを照合する照合ステップと、 前記入力されたパスワードと前記メモリの画像ファイル
    に付加されたパスワードとが一致する場合に前記メモリ
    の画像ファイルを読み出して前記表示部に表示させる表
    示制御ステップと、を含むことを特徴とする画像表示制
    御方法。
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