JP2003108737A - 申請データ処理装置 - Google Patents

申請データ処理装置

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JP2003108737A
JP2003108737A JP2001300016A JP2001300016A JP2003108737A JP 2003108737 A JP2003108737 A JP 2003108737A JP 2001300016 A JP2001300016 A JP 2001300016A JP 2001300016 A JP2001300016 A JP 2001300016A JP 2003108737 A JP2003108737 A JP 2003108737A
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Kenichi Shirota
健一 城田
Ryoko Hanabusa
涼子 花房
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Osaka Gas Co Ltd
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Osaka Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 申請案件毎の申請データに対してデータ訂正
が必要な場合に、迅速且つ効率的な決裁処理の進行を可
能とする申請データ処理装置を提供する。 【解決手段】 申請者端末11の表示画面上に申請デー
タ入力画面を表示させる申請入力用データ送信手段2
と、申請データを申請データ記憶領域に記憶する申請デ
ータ登録手段3と、申請者端末11または決裁者端末1
2から申請データ閲覧要求を受信すると、同端末11、
12の表示画面上に、申請データと申請データの一部ま
たは全部を訂正データと置換した置換申請データとを切
り替え可能表示し、所定属性の決裁者に対しては訂正デ
ータ入力画面を表示する閲覧データ送信手段4、6と、
訂正データを訂正データ記憶領域に記憶する訂正データ
登録手段5とを備えてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータ処理
により、決裁者による決裁処理を受けるための申請案件
毎に入力された申請データに対してデータ処理を行うた
めの申請データ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータ処理により各種申請
案件に対する承認又は否認等の決裁を行なう電子決裁シ
ステムが利用されている。かかる電子決裁システムを用
いることで、決裁を求める申請案件の申請者は申請書面
や伝票を紙で作成する必要がなく、さらにその申請書面
や伝票を人手によって回覧する必要がないので、ぺーパ
レス化及び回覧の省力化、更には、決裁作業の高効率化
が図れる。
【0003】かかる電子決裁システムは、申請者側のコ
ンピュータ端末である申請者端末、及び、申請者の所属
部署における管理または監督責任者(上司、組織長等)
やその申請案件に係る担当決裁部署の担当者等の決裁者
側のコンピュータ端末である決裁者端末と、社内等に配
設された社内LANやイントラネット、或いは、インタ
ーネット等の通信ネットワークを介して相互にデータ送
受信可能に接続したサーバコンピュータにより一般的に
構成される。かかるクライアント・サーバ型の構成によ
り、申請者はどこからでも当該ネットワークを介して電
子決裁システムにアクセスして申請が可能で、決裁者も
当該ネットワークを介して未決裁の申請案件を知ること
ができ、どこからでも当該ネットワークを介して電子決
裁システムにアクセスして決裁が可能となり、迅速且つ
効率的な申請・決裁処理が行えることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般的
に事務処理手続きをコンピュータ処理化することで、上
記のような効果が期待できるが、あくまでもルーチン化
された作業には適しているが、ルーチン外の人的処理が
必要となった場合に、システムがかかる作業に対して対
応可能に設計されていないと、逆に全体の処理の遅滞を
招来するおそれがある。従来の手作業による事務処理で
は、作成された申請書類や伝票に必要事項の記入漏れや
記入ミスがある場合、申請書類や伝票を申請者にそのま
ま差し戻すとなるとその分処理が遅延することとなる場
合において、決裁担当者の裁量或いは権限で、或いは、
業務マニュアル等に従って、申請案件に応じて種々の対
応処置が取られることになるので、かかる雑多な処理手
順を系統立てて電子化するのは極めて困難であった。従
って、かかる電子決裁システムでは、全てのルーチン外
処理を予測してそれらに対応できるシステムを構築しよ
うとすると、開発に多くの時間と費用がかかり、却って
システム導入によるコスト削減より開発コストの方が高
くなるおそれもある。しかし、全くルーチン外処理に対
応できないとなると、利用者への負担が大きく、折角の
電子化システムが有効に利用されなくなるおそれがあ
る。
【0005】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、上記のような電子決裁システム
において、申請案件毎の申請データに対して記入漏れや
誤り等によるデータ訂正が必要な場合に、全体としての
ルーチン処理に支障を来さずに、迅速な決裁処理の進行
を可能とし、且つ、決裁者における処理操作が簡単でシ
ステム開発に対する負担の少ない申請データ処理装置を
提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明に係る申請データ処理装置の第一の特徴構成
は、特許請求の範囲の欄の請求項1に記載した如く、複
数のクライアント端末と所定の通信ネットワークを介し
てデータ通信可能に構成され、申請者が使用する第1ク
ライアント端末から、申請案件の入力要求を受信する
と、前記第1クライアント端末の表示画面上において申
請案件毎の申請データを入力可能な入力画面を表示可能
な第1表示用データを前記第1クライアント端末に送信
する申請入力用データ送信手段と、前記第1クライアン
ト端末から、前記申請データを受信すると、データ記憶
手段に申請案件別に割り付けられた申請データ記憶領域
と訂正データ記憶領域の内の少なくとも申請データ記憶
領域に、前記申請案件を識別可能に前記申請データを記
憶する申請データ登録手段と、決裁者が使用する第2ク
ライアント端末から、前記申請案件を特定した前記申請
データの閲覧要求を受信すると、前記第2クライアント
端末の表示画面上に、前記申請データ記憶領域に記憶さ
れている前記申請データを所定の表示形式で表示可能
で、更に、前記訂正データ記憶領域に前記申請データま
たは初期データと異なる訂正データが記憶されている場
合には、前記申請データと、前記申請データの前記訂正
データと対応する部分を前記訂正データ記憶領域に最新
に記憶された前記訂正データと置換した置換申請データ
とを所定の表示形式で切り替え表示或いは同時表示可能
で、且つ、前記閲覧要求を行った前記決裁者の属性が所
定の属性である場合には、前記申請データに対する訂正
データを前記表示画面上で入力可能な入力画面を表示可
能な第2表示用データを前記第2クライアント端末に送
信する決裁者閲覧データ送信手段と、前記第2クライア
ント端末から前記訂正データを受信すると、前記申請案
件を識別可能に前記訂正データを前記訂正データ記憶領
域に記憶する訂正データ登録手段と、前記訂正データ登
録手段によって前記訂正データが前記訂正データ記憶領
域に記憶された状態において、前記第1クライアント端
末から、前記申請者本人の既申請案件に係る申請データ
の閲覧要求を受信すると、所定の表示形式で前記申請デ
ータと前記置換申請データとを前記第1クライアント端
末の表示画面上に所定の表示形式で切り替え表示或いは
同時表示可能な第3表示用データを前記第1クライアン
ト端末に送信する申請者閲覧データ送信手段と、を備え
てなる点にある。
【0007】ここで、決裁者は申請者の所属部署におけ
る管理または監督責任者(上司、組織長等)に限らず、
申請案件に係る業務の担当決裁部署の担当者或いはその
管理または監督責任者(上司、組織長等)を含む場合が
あり、申請案件の種別或いは決裁金額等に応じて、決裁
者及びその人数が変わる。また、決裁者の属性として、
例えば、その決裁者の役職や所属、その申請案件の何番
目の決裁者か、或いは、同じ申請データに対して過去に
否認しているかどうかの履歴等が想定される。
【0008】同第二の特徴構成は、特許請求の範囲の欄
の請求項2に記載した如く、上記第一の特徴構成に加え
て、前記申請者閲覧データ送信手段は、前記訂正データ
登録手段によって前記訂正データが前記訂正データ記憶
領域に記憶された状態において、前記第1クライアント
端末から、前記申請者本人の既申請案件に係る申請デー
タの再入力要求を受信すると、前記申請データと前記置
換申請データとを前記第1クライアント端末の表示画面
上に所定の表示形式で切り替え表示或いは同時表示可能
で、且つ、前記第1クライアント端末の表示画面上にお
いて前記既申請案件の申請データを再入力するための入
力画面を表示可能な表示用データを、前記第3表示用デ
ータとして前記第1クライアント端末に送信する点にあ
る。
【0009】同第三の特徴構成は、特許請求の範囲の欄
の請求項3に記載した如く、上記第一または第二の特徴
構成に加えて、前記決裁者閲覧データ送信手段は、前記
閲覧要求を行った前記決裁者の属性が前記所定の属性で
ある場合に、前記申請データの一部に対してのみ前記訂
正データの入力を可能にして、前記第2表示用データを
前記第2クライアント端末に送信する点にある。
【0010】同第四の特徴構成は、特許請求の範囲の欄
の請求項4に記載した如く、上記第一、第二または第三
の特徴構成に加えて、前記訂正データ登録手段は、前記
訂正データを前記訂正データ記憶領域に記憶したことを
識別可能な訂正識別子を設定する点にある。
【0011】同第五の特徴構成は、特許請求の範囲の欄
の請求項5に記載した如く、上記第一乃至第四の特徴構
成の何れか一つに加えて、前記決裁者閲覧データ送信手
段は、前記申請データと前記置換申請データとを切り替
え表示可能な前記第2表示用データを前記第2クライア
ント端末に送信する場合に、前記切り替え表示される前
記申請データと前記置換申請データの何れのデータを初
期表示するかを前記閲覧要求を行った前記決裁者の属性
に応じて決定する点にある。
【0012】同第六の特徴構成は、特許請求の範囲の欄
の請求項6に記載した如く、上記第一乃至第五の特徴構
成の何れか一つに加えて、前記訂正データ記憶領域に前
記訂正データが記憶されている場合において、前記申請
データの種別及び決裁状況に応じて、前記申請者による
申請データの再入力が必要である旨の通知を、前記第1
クライアント端末に送信する点にある。
【0013】同第七の特徴構成は、特許請求の範囲の欄
の請求項7に記載した如く、上記第一乃至第六の特徴構
成の何れか一つに加えて、前記第2クライアント端末か
ら受信した前記訂正データが前記訂正データ登録手段に
よって前記訂正データ記憶領域に記憶された場合におい
て、前記申請データに対して訂正入力があった旨の通知
を、前記第1クライアント端末に送信する点にある。
【0014】同第八の特徴構成は、特許請求の範囲の欄
の請求項8に記載した如く、上記第一乃至第七の特徴構
成の何れか一つに加えて、前記申請データ登録手段は、
前記第1クライアント端末から、前記申請案件毎の前記
申請データを受信すると、前記申請案件を識別可能に前
記申請データを前記申請データ記憶領域に記憶するとと
もに、前記申請案件を識別可能に前記申請データの少な
くとも訂正可能部分を含む所定範囲を前記訂正データ記
憶領域に記憶する点にある。
【0015】この目的を達成するための本発明に係る申
請データ処理用のコンピュータプログラムの特徴構成
は、特許請求の範囲の欄の請求項9に記載した如く、上
記第一乃至第八の特徴構成の何れか一つの申請データ処
理装置が備える、前記申請入力用データ送信手段、前記
申請データ登録手段、前記決裁者閲覧データ送信手段、
前記訂正データ登録手段、及び、前記申請者閲覧データ
送信手段を、コンピュータ上で実現するためのプログラ
ムを備えてなる点にある。
【0016】この目的を達成するための本発明に係るコ
ンピュータ読み取り可能な記録媒体の特徴構成は、特許
請求の範囲の欄の請求項10に記載した如く、上記第一
乃至第八の特徴構成の何れか一つの申請データ処理装置
が備える、前記申請入力用データ送信手段、前記申請デ
ータ登録手段、前記決裁者閲覧データ送信手段、前記訂
正データ登録手段、及び、前記申請者閲覧データ送信手
段を、コンピュータ上で実現するためのプログラムを記
録した点にある。
【0017】以下に上記各特徴構成の作用並びに効果を
説明する。本発明に係る申請データ処理装置の上記第一
の特徴構成によれば、申請者が第1クライアント端末か
ら通信ネットワークを介して申請データ処理装置に申請
案件の入力要求を伴ってアクセスすると、申請入力用デ
ータ送信手段によって第1表示用データが第1クライア
ント端末に送信され、第1クライアント端末においてそ
の第1表示用データが画面表示処理され申請データの入
力画面が表示されると、その入力画面からの申請者の入
力操作により生成された申請データが申請データ処理装
置に送信され、申請データ登録手段によってその申請デ
ータがデータ記憶手段の申請データ記憶領域に記憶され
る。何らかの手段(例えば、電子メール等による案内)
によって決裁者に決裁処理すべき申請案件がある旨を通
知するか、或いは、決裁者の定期的な検索によって、決
裁者が決裁処理すべき申請案件の存在を確認して、第2
クライアント端末から通信ネットワークを介して申請デ
ータ処理装置に申請案件を特定した申請データの閲覧要
求を伴ってアクセスすると、決裁者閲覧データ送信手段
は、閲覧要求で特定された申請案件に係る申請データと
訂正データを夫々申請データ記憶領域と訂正データ記憶
領域から読み出すことができ、決裁者閲覧データ送信手
段によって第2クライアント端末に第2表示用データが
送信され、第2クライアント端末において第2表示用デ
ータが画面表示処理されると第2クライアント端末の表
示画面上に申請者が入力した申請データまたは置換申請
データが表示される。ここで、初めて申請データの決裁
を行う決裁者(通常は申請者の所属する組織長)の場合
は、申請データの一部または全部の項目を訂正した訂正
データが存在していないので、申請者が入力した申請デ
ータが表示され、決裁者はその申請データに基づいて決
裁処理を行うことができる。また、複数の決裁者による
段階的な決裁を要する申請案件の場合において、決裁者
が既に何回かの決裁処理を経過した申請案件に対する決
裁者である場合、例えば、その申請案件に係る業務担当
部署(例えば、出張経費の申請であれば総務部の出張経
費処理係)の担当者やその責任者等であれば、先行の決
裁者(自分自身を含む)が、申請者の入力した申請デー
タに対する訂正或いは他の決裁者(過去にアクセスした
自分自身を含む)によって訂正された後の置換申請デー
タに対する訂正(申請データに対する複数回の訂正に同
じ)があった場合には、申請データと置換申請データが
切り替え表示或いは同時表示される。この結果、決裁者
は、申請者の入力した申請データと最新の訂正データを
反映した置換申請データの両方を閲覧して、その申請案
件の決裁ができる。更に、特定の決裁者に対して、訂正
データの入力画面が提供され、申請データに対する訂正
(既に訂正されている場合は、2回目以降の訂正とな
る)が可能となる。かかる訂正データの入力が行われる
と、訂正データが訂正データ記憶領域に記憶されるの
で、常に最新の訂正データが保存されることになる。こ
こで、訂正データの具体的な記憶方法は、申請データ記
憶領域と訂正データ記憶領域を形成するデータ記憶手段
の記憶装置の種別や特性によって、具体的なデータ管理
方式として種々の方式が採用され得るので、必ずしも申
請案件毎に同じ物理アドレスの訂正データ記憶領域に最
新の訂正データが上書き記憶されるとは限らない。上記
の如く、訂正データ記憶領域に最新の訂正データが保存
されると、決裁者と同様に、既申請案件の申請者も、自
己の申請案件の申請データの閲覧要求(閲覧を伴う申請
データの再入力要求も含まれる)を伴って申請データ処
理装置にアクセスすると、申請者閲覧データ送信手段に
よって第1クライアント端末に第3表示用データが送信
され、第1クライアント端末において第3表示用データ
が画面表示処理されると第1クライアント端末の表示画
面上に申請者が入力した申請データと置換申請データが
切り替え表示または同時表示され、自己の申請案件に対
して何らかの訂正がなされたことを確認することができ
る。
【0018】以上により、申請者は第1クライアント端
末から通信ネットワークを介して申請データ処理装置に
アクセスすることで、申請案件の入力及び閲覧が容易に
でき、決裁者は第2クライアント端末から通信ネットワ
ークを介して申請データ処理装置にアクセスすること
で、申請案件の閲覧、決裁処理、訂正等が容易にでき
る。しかも、申請案件の決裁処理の進捗状態に応じて、
或いは、アクセスした決裁者の属性に応じて、自動的に
適切なデータを表示可能にし、更に、申請データに対す
る訂正権限を有する決裁者にのみ訂正を許可する運用が
可能となるため、より効率的な処理が可能となる。
【0019】更に、申請データに明らかな誤記等が存在
する場合には、当該申請案件を破棄して申請者に対して
再申請を要請しなくても、決裁者による訂正後の置換申
請データによって、決裁処理を中断なく進行させること
ができ、処理の迅速化及び効率化が図れる。また、申請
者による申請データの再入力(再申請)が必要な場合に
おいても、申請者において、どの入力項目をどのように
訂正して再申請すべきかが一目瞭然に分かるため、再申
請に係る入力手続きの迅速化が図れ、再申請された申請
案件が再度の訂正を受ける可能性が極めて小さいので迅
速な決裁処理が期待される。
【0020】尚、申請データと置換申請データを第1ま
たは第2クライアント端末の表示画面上において切り替
え表示させる場合は、画面表示に面積的な制約がある場
合や表示すべき入力項目が多い場合等において、効率的
な表示が可能となる。また、決裁者において、申請デー
タと置換申請データの一方のデータが主として決裁判断
に必要な場合は、その必要な方のデータが表示されてい
れば十分な場合もある。他方、申請データと置換申請デ
ータを同時表示させる場合は、申請データに対する訂正
があったことが一目瞭然であり、決裁者或いは申請者は
訂正の有無を即座に認識できる。また、両方のデータを
参酌して決裁判断する必要がある場合に、決裁処理が迅
速に行える。
【0021】同第二の特徴構成によれば、申請者による
申請データの再入力(再申請)が必要な場合において、
自己の入力した申請データと決裁者の訂正による置換申
請データの両方を参照しながら、申請データの再入力が
可能となり、再入力に係る操作が容易となり、処理の迅
速化、効率化が図れる。
【0022】同第三の特徴構成によれば、決裁者によっ
て申請データに対する訂正がなされるべきでない項目が
誤って訂正され、却って効率的な処理の進行を妨げるこ
とを未然に防止できる。
【0023】同第四の特徴構成によれば、決裁者閲覧デ
ータ送信手段や申請者閲覧データ送信手段がアクセスし
てきた決裁者や申請者に対して第2表示用データや第3
表示データを送信する際に行う、訂正データ記憶領域に
申請データまたは初期データと異なる訂正データが記憶
されているか否かの判断を、訂正識別子の有無によって
迅速に判断できる。つまり、訂正データ記憶領域から記
憶データを読み出して、それと申請データまたは初期デ
ータとを比較するという煩雑な処理を行わなくて済むの
で、処理の迅速化、効率化が図れる。
【0024】同第五の特徴構成によれば、申請データと
置換申請データを第2クライアント端末の表示画面上に
おいて切り替え表示させる場合において、申請データと
置換申請データの何れか一方の内の決裁者によって決裁
判断に主として必要なデータが、決裁者の属性に応じて
選択され、第2クライアント端末の表示画面上に表示さ
れるので、決裁者は決裁判断に主として必要なデータを
切り替え表示なしに直接見ることができ、同じ表示画面
上で決裁判断が即座にできる。つまり、たとえ申請デー
タと置換申請データが切り替え表示可能としても、申請
データと置換申請データの何れか一方が固定的に初期画
面に表示されるとすると、他方のデータが主として決裁
判断に必要な決裁者にとっては、毎回画面を切り換えて
他方のデータを表示する手間が発生することになるが、
本特徴構成によれば、かかる切り替え表示の手間が毎回
省略できるのである。
【0025】同第六の特徴構成によれば、特定の決裁者
によって申請データの訂正がなされている場合であって
も、申請者による申請データの再入力が必要である旨の
通知が申請者に対してされる場合とされない場合が、申
請データの種別及び決裁状況によって選択できる。つま
り、申請データの訂正が有るからと言って、常に、申請
者に対して申請データの再入力が催促されずに、そのま
ま処理を迅速に続行すできる簡易な申請案件と、確実に
申請者による再申請が必要な申請案件とを明確に区別す
ることが、システム上で可能となるため、決裁者の恣意
的な判断によって処理が勝手に進行したり、或いは、滞
ったりすることを回避できる。
【0026】同第七の特徴構成によれば、申請データに
対する決裁者(例えば、担当決裁部署の担当者)による
訂正入力が行われた場合に、その旨が申請者に電子メー
ル等で通知されるので、当該決裁者が安易に訂正するの
を牽制することができる。
【0027】同第八の特徴構成によれば、申請データの
訂正可能な入力項目が複数の場合、訂正データ記憶領域
の当該箇所に予め申請データが記憶されることで、訂正
可能な入力項目の内の一部が訂正された場合であって
も、その一部の訂正データのみをその対応箇所と置換す
ることで、全ての訂正可能な入力項目に対して訂正後の
最新データが記憶されることになる。従って、申請デー
タと置換申請データを切り替え或いは同時表示する際
に、どの入力項目に訂正があるかに拘らず、申請データ
の訂正可能な入力項目と、それに対応する訂正データ記
憶領域に記憶されたデータを置換することで置換申請デ
ータが得られ、簡単に上記の切り替え或いは同時表示が
実行できる。更に、申請データの訂正の有無に拘らず、
常に申請データと置換申請データを切り替え表示するこ
とで、訂正がない場合において、訂正の有無を判断する
ことなく、必ず申請データ(置換申請データも同じ)が
表示されるので、内部処理の簡素化や効率化が図れる。
【0028】本発明に係る申請データ処理用のコンピュ
ータプログラムの特徴構成によれば、その申請データ処
理用のコンピュータプログラムを所定のコンピュータに
インストールすることで、上記第一乃至第八の特徴構成
の申請データ処理装置を当該コンピュータ上で実現する
ことができる。
【0029】更に、本発明に係るコンピュータ読み取り
可能な記録媒体の特徴構成によれば、上記第一乃至第八
の特徴構成の申請データ処理装置を当該コンピュータ上
で実現することができるプログラムが所定のコンピュー
タが読み取り可能な状態で記録されているので、当該コ
ンピュータにそのプログラムをインストール可能であ
り、上記第一乃至第八の特徴構成の申請データ処理装置
を当該コンピュータ上で実現することができる。また、
本発明に係るコンピュータ読み取り可能な記録媒体が直
接当該コンピュータからアクセス可能である場合は、そ
のまま上記第一乃至第八の特徴構成の申請データ処理装
置を当該コンピュータ上で実現することができるプログ
ラムが実行可能であり、同様に上記第一乃至第八の特徴
構成の申請データ処理装置を当該コンピュータ上で実現
することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】本発明に係る申請データ処理装置
(以下、「本発明装置」という。)の実施の形態を、図
面に基づいて説明する。
【0031】図1に示すように、本発明装置1は、複数
のクライアント端末10と所定の通信ネットワーク13
を介してデータ通信可能に構成され、申請入力用データ
送信手段2、申請データ登録手段3、決裁者閲覧データ
送信手段4、訂正データ登録手段5、申請者閲覧データ
送信手段6、データ記憶手段7、及び、その他の入出力
装置や周辺装置を備えて構成される。
【0032】クライアント端末10は通常のパーソナル
コンピュータであり、本体と表示画面とキーボードやマ
ウス等の入力装置を備えて実現される。更に、クライア
ント端末10は、インターネット上の各種WEBサイト
にアクセス可能なように、ブラウザ等のソフトウェアを
具備して、HTML(Hyper Text Mark
up Language)形式のデータの送受信を行
い、各種WEBサイトのページ画面をクライアント端末
10の表示画面上に表示できるように構成されている。
通信ネットワーク13は、例えば、公知の有線或いは無
線データ通信手段によって構成されたイントラネットや
社内LAN(ローカルエリアネットワーク)、或いは、
インターネット等により実現される。
【0033】データ記憶手段7は、本発明装置1を構成
するコンピュータシステムが備える1または2以上の不
揮発性記憶装置に、申請案件別に申請データ記憶領域と
訂正データ記憶領域記憶領域が割り付けられて構成され
る。また、本発明装置1の各手段2〜6は、本発明装置
1を構成するコンピュータシステムのハードウェア資源
を利用しながらソフトウェア処理によって実現される。
【0034】具体的には、本発明装置1は、前記コンピ
ュータシステムのコンピュータ上で、コンピュータシス
テムのハードウェア資源を利用しながら本発明に係る申
請データ処理用のコンピュータプログラムを実行するこ
とにより、申請入力用データ送信手段2、申請データ登
録手段3、決裁者閲覧データ送信手段4、訂正データ登
録手段5、及び、申請者閲覧データ送信手段6を実現す
る。また、本発明に係る前記プログラムは、CD−RO
M等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体やインター
ネット等のデータ伝送媒体を介して、本発明装置1をハ
ードウェア的に構成するコンピュータがアクセス可能な
記録装置内にインストールされて実用に供される。
【0035】更に、本発明装置1は、通信ネットワーク
13を介して、申請案件の申請(申請データの入力)、
申請案件一覧及び個別案件の閲覧、申請案件の決裁等の
各種処理用画面をWEB形式で提供するWEBサイトを
管理するWEBサーバとしての機能を有し、クライアン
ト端末10からのアクセスに対して、そのアクセスに対
応した画面をクライアント端末10の表示画面上に表示
可能な表示用データをHTML形式でクライアント端末
10に送信するように構成されている。クライアント端
末10側では、ブラウザソフトウェアがHTML形式の
表示用データを処理して、表示画面上に対応する画面を
表示する。これにより、本発明装置1は、クライアント
端末10の表示画面上に種々の画面を表示させることが
でき、また、クライアント端末10から、その表示画面
上で入力されたデータをHTML形式で受信することが
できる。
【0036】このように本発明装置1とクライアント端
末10間でHTML形式のデータを送受信することで、
クライアント端末10に汎用のソフトウェアを具備する
だけで、本発明装置1から所定の画面情報をクライアン
ト端末10の表示画面上に表示させることができ、逆
に、クライアント端末10から、その表示画面上で入力
されたデータを容易に受信することができる。尚、以下
の説明において、本発明装置1とクライアント端末10
間のデータの送受信は、特に断らない限り、HTML形
式のデータをHTTP(Hyper Text Tra
nsfer Protocol)等のインターネット上
のデータ交換用のプロトコルで送受信することにより実
行される。尚、データ形式は、HTML形式に限定され
るものではなく、XML(Extensible Ma
rkup Language)・XSL(Extens
ible Stylesheet Language)
形式であっても構わない。
【0037】申請入力用データ送信手段2は、クライア
ント端末10の内の申請者が使用する第1クライアント
端末11から、通信ネットワーク13を介して申請案件
の入力要求を受信すると、第1クライアント端末11の
表示画面上において申請案件毎の申請データを申請者の
入力操作によって入力可能な入力画面を表示する第1表
示用データを第1クライアント端末11に送信可能に構
成される。
【0038】尚、本発明装置1の処理対象である申請デ
ータは、会社などの組織内において、従業員等から申請
される申請案件(例えば、物品購入のための申請や出張
旅費請求の申請等)について必要な入力項目に対応する
入力データを備えて構成される。
【0039】申請データ登録手段3は、第1クライアン
ト端末11から申請データを受信すると、データ記憶手
段7に申請案件別に割り付けられた申請データ記憶領域
と訂正データ記憶領域に、申請案件を識別可能に申請デ
ータを記憶する。このように、申請案件を識別可能に記
憶することで、申請データを申請案件別に読み出すこと
ができる。ここで、申請データを構成する申請案件の複
数の入力項目に対応する入力データに対して、後述する
特定の決裁者が訂正可能な入力データが一部のデータに
限定されている場合は、予め申請データの訂正可能な部
分に対応づけて、訂正データ記憶領域を割り付ける。従
って、申請データは、全ての入力データが申請データ記
憶領域に記憶され、訂正可能な部分が訂正データ記憶領
域に記憶される。尚、このように訂正データの入力及び
記憶を申請データの訂正可能な部分に限定することで、
訂正が許容されていない申請データに対する誤訂正を未
然に防止でき、訂正データの記憶容量の低減も図れるこ
とになる。本実施形態では、以下、特定の決裁者が訂正
可能な入力データが一部のデータに限定されている場合
を想定する。
【0040】決裁者閲覧データ送信手段4は、クライア
ント端末10の内の決裁者が使用する第2クライアント
端末12から、通信ネットワーク13を介して申請案件
を特定した申請データの閲覧要求を受信すると、第2ク
ライアント端末12の表示画面上に、以下の表示画面を
表示可能な第2表示用データを第2クライアント端末1
2に送信する。第2クライアント端末12は、第2表示
用データに対して画像表示処理を行い、表示画面上に、
例えば、図2に例示するような閲覧画面を表示する。こ
の閲覧画面では、申請案件の案件番号及び申請日時、申
請案件の処理状況、申請者及び決裁処理を済ませた決裁
者に関する情報(氏名、所属、職責等)、申請者が入力
した申請データ或いはその一部が訂正データと置換され
た置換申請データ、申請データ或いは置換申請データの
各入力データの項目名、等々が表示される。申請データ
と置換申請データは、訂正データが存在する場合は、後
述のように切り替え表示可能に表示される。
【0041】また、決裁者閲覧データ送信手段4は、ア
クセスした決裁者が申請データに対して訂正権限を有す
る決裁者かどうかを、その属性情報から判断する。具体
的には、閲覧要求に係る申請データの種別を申請データ
から読み出し、当該決裁者の属性データを人事データベ
ース8から読み出し、その属性データに当該申請データ
種別に対する決裁権限及び訂正権限を有する旨の情報が
含まれているかを検査し、上記判断を行う。前記閲覧画
面は、当該判断結果によって表示内容が異なり、訂正権
限を有する決裁者の場合は、単なる閲覧データの表示に
加えて、訂正入力用の画面も同時に提供する。具体的に
は、図2に例示する閲覧画面上で、申請データ或いは置
換申請データの各入力データの訂正可能部分を所定の枠
表示9で囲って、その枠表示9内の入力データに対して
上書き訂正可能にし、かかる訂正可能処理を施した第2
表示用データを第2クライアント端末12に送信する。
図2の表示例はかかる訂正可能処理が施されており、枠
表示9外の入力データは訂正権限を有する決裁者でも訂
正は禁止されている。
【0042】更に、決裁者閲覧データ送信手段4は、ア
クセスした決裁者の属性データに応じて、訂正データが
存在する場合に、初期画面に申請データを表示するか置
換申請データを表示するかを判断して、その判断結果に
応じた初期画面となるように第2表示用データを生成
し、第2クライアント端末12に送信する。例えば、業
務担当者やその責任者である業務責任者に対しては、初
期画面として置換申請データを表示する。但し、訂正デ
ータが存在しない場合は、初期画面に申請データを表示
する。尚、訂正データの有無は後述する訂正識別子の有
無によって判断する。しかし、訂正データの初期値とし
て申請データの対応する部分が入力されているので、訂
正データの有無に拘らず上記属性データの判断に基づい
て初期画面を決定しても、訂正データが存在しない場合
は、初期画面に申請データが表示されることになる。但
し、訂正データが存在する場合は、その旨を閲覧表示内
に表示するのが好ましいため、訂正識別子に有無に応じ
て当該表示を行うことができる。
【0043】かかる訂正権限を有する決裁者は、運用上
の取り決めであり任意に設定できるものであるが、例え
ば、出張旅費の精算などの申請においては、所属長には
単なる決裁権限のみを与え、その申請案件の種別に対す
る業務担当部署(例えば、人事部)の決裁処理担当者
(業務担当者)に対し、記入ミスや記入漏れ等をチェッ
クする際に、同時にこれらの記入ミスや記入漏れ等を訂
正できる権限を与えることにより、効率的な処理が行え
る。つまり、所属長は、多種多様な申請案件を決裁する
ため、記入要領等の細則に詳しくないが、特定の決裁者
である業務担当者は、同じ種別の申請案件だけに対して
チェック処理を行うので、記入要領等の細則等、その申
請案件種別に詳しく訂正処理に適していると考えられ
る。
【0044】訂正データ登録手段5は、第2クライアン
ト端末12から訂正データを受信すると、申請案件を識
別可能にその訂正データをデータ記憶手段7の訂正デー
タ記憶領域に記憶するとともに、申請データ記憶領域に
記憶されている申請データに訂正データが記憶されてい
ることを識別可能な訂正識別子を設定する。訂正データ
の受信に先立ち、先ず、第2クライアント端末12が訂
正可能処理を施した第2表示用データを受信し、表示画
面上に訂正入力可能な入力データを枠表示9で明示した
閲覧画面が表示されると、決裁者(業務担当者)は必要
に応じて訂正可能な入力データの訂正を行う。訂正は訂
正可能な入力データの一部であっても全部であっても構
わない。訂正入力が終了して決裁者が訂正入力の登録を
実行すると、閲覧画面上の訂正データが本発明装置1に
送信される。送信される訂正データは、訂正入力された
部分の訂正データだけを送信しても、訂正データと訂正
可能な入力データの内の訂正されなかった部分を合せて
送信しても構わない。特に前者の場合、どの入力項目の
訂正データかを識別可能にする必要がある。本実施形態
では、訂正データの初期値として訂正データ記憶領域に
申請データの対応する部分が入力されているので、訂正
入力された部分の訂正データだけを送信しても、訂正デ
ータ記憶領域には訂正データと訂正可能な入力データの
内の訂正されなかった部分が記憶されているので、決裁
者閲覧データ送信手段4が第2表示用データを生成する
際に、訂正データ記憶領域のどのデータが真の訂正デー
タかを識別する必要はない。但し、閲覧画面上で置換申
請データを表示させる場合に、どの入力データが訂正さ
れているかを決裁者が認識可能なように表示するには、
入力項目毎に訂正識別子を設ける等により、どの入力項
目が訂正されているかを識別可能に登録するのも好まし
い。
【0045】申請者閲覧データ送信手段6は、訂正デー
タ登録手段5によって訂正データが訂正データ記憶領域
に記憶された状態において、つまり、訂正識別子が設定
されている状態において、第1クライアント端末11か
ら、申請者本人の既申請案件に係る申請データの閲覧要
求を受信すると、第1クライアント端末11の表示画面
上に、例えば図2に例示した表示形式と同様の表示形式
で、申請データと置換申請データとを切り替え表示可能
な第3表示用データを第1クライアント端末11に送信
する。第1クライアント端末11は、第3表示用データ
に対して画像表示処理を行い、表示画面上に、図2に例
示するような閲覧画面を表示する。但し、単なる閲覧表
示要求の場合は、入力項目は表示のみで再入力はできな
いので、訂正入力可能表示である枠表示9の表示は実施
されない。
【0046】また、申請者閲覧データ送信手段6は、訂
正識別子が設定されている状態において、第1クライア
ント端末11から、申請者本人の既申請案件に係る申請
データの再入力要求を受信すると、同様に申請データと
置換申請データとを切り替え表示可能な第3表示用デー
タを第1クライアント端末11に送信する。この場合
は、申請者が入力可能な入力項目の全てに対して枠表示
9の表示がなされ、再入力が可能であることを表示す
る。
【0047】上記説明より、決裁者閲覧データ送信手段
4と申請者閲覧データ送信手段6は、基本的に同じ処理
を行うので、一つのモジュールで決裁者閲覧データ送信
手段4と申請者閲覧データ送信手段6を実現することは
可能である。つまり、アクセスしたきた者の属性と申請
案件の対比より、申請者か決裁者かの区別を行うこと
で、決裁者閲覧データ送信手段4として機能するか、申
請者閲覧データ送信手段6として機能するかを決定すれ
ばよい。
【0048】ところで、上記説明において、申請者が使
用するクライアント端末10を第1クライアント端末1
1、決裁者が使用するクライアント端末10を第2クラ
イアント端末12として区別したが、説明の便宜上の区
別であって、機能として特段の差が両者に有るわけでは
ない。また、各申請者や各決裁者は、同じクライアント
端末10を使用しても、また、夫々個別のクライアント
端末10を使用しても構わない。
【0049】次に、本発明装置1を用いた申請案件の決
裁及び訂正処理の流れを、図3〜図9を用いて模式的に
説明する。
【0050】図3は、申請者によって登録された申請案
件の決裁及び訂正処理の流れを示しており、申請案件
が、所属の上司、業務担当者、業務責任者の3人の決裁
者による決裁を受ける場合を示している。実線の矢印は
決裁処理の順序を表し、破線の矢印は、案件が否認され
た場合の行き先を示している。図3に示している例で
は、上司または業務担当者によって否認された場合は、
申請者による申請データの再入力が必要であることを示
している。
【0051】図4は、図3に示す申請者及び3人の決裁
者が夫々の順番でアクセスした時の、第1クライアント
端末11または第2クライアント端末12の表示画面上
で初期画面表示されるデータ、データ記憶手段7の申請
データ記憶領域と訂正データ記憶領域に夫々記憶されて
いるデータの内容を、模式的に示し、更に、申請者及び
業務担当者が申請データ及び訂正データの入力を行った
ときは、当該入力処理を反映した、入力データと申請デ
ータ記憶領域と訂正データ記憶領域に夫々記憶されてい
るデータの内容を示している。
【0052】図5及び図6では、本発明装置1と第1ク
ライアント端末11または第2クライアント端末12に
おける処理及びデータ送受信の流れを説明している。以
下、図5の流れに沿って説明する。
【0053】図5では、申請者及び決裁者において共通
する処理について説明する。第1クライアント端末11
または第2クライアント端末12から申請者或いは決裁
者が、本発明装置1の申請案件処理用のWEBサイトに
アクセスすると(#10)、先ず、申請者或いは決裁者
の本人確認を行うための識別コードと暗証コードを入力
するための入力画面を各クライアント端末11,12の
表示画面上に表示可能な表示用データが各クライアント
端末11,12に送信される(#20)。
【0054】各クライアント端末11,12が当該表示
用データを画面表示処理して表示画面上に識別コードと
暗証コードを入力するための入力画面が表示されると、
アクセスした申請者或いは決裁者が夫々自身の識別コー
ドと暗証コードを入力する。そして、入力された識別コ
ードと暗証コードが本発明装置1に送信される(#1
1)と、本発明装置1が人事データベースを検索してア
クセスした者の本人確認が行われる(#21)。本人確
認が終了すると、メニュー選択画面を各クライアント端
末11,12の表示画面上に表示可能な表示用データが
各クライアント端末11,12に送信される(#2
2)。
【0055】各クライアント端末11,12が当該表示
用データを画面表示処理して表示画面上に、図9に例示
するようなメニュー選択画面が表示されると、アクセス
した申請者或いは決裁者が夫々自身の目的とするメニュ
ーを選択する(#12)。申請者が新規申請案件を登録
する場合は、申請したい種別の案件をマウス等の入力操
作により選択する。申請者本人が既申請案件の申請デー
タを閲覧したい場合は、先ず申請案件一覧を選択する。
決裁者が申請案件の決裁処理を行う場合は、或いは、申
請者が差し戻された申請案件に対して再申請を行う場合
は、先ず未決済・差し戻し案件一覧を選択する。図9の
例示では、未決済・差し戻し案件一覧の選択表示の右横
にある括弧内に案件数が表示されるため、処理すべき案
件が有ること、及び、その案件数をメニュー選択画面上
で確認できる。何れかのメニューが選択されると選択入
力が本発明装置1に送信される(#13)。
【0056】前記選択入力が新規申請案件の登録である
場合は、その選択入力は申請案件の入力要求として第1
クライアント端末11から本発明装置1に送信される。
本発明装置1は、申請案件の入力要求である選択入力を
受信する(#23)と、図6に示す処理(#40)に進
む。また、その選択が申請案件一覧、または、未決済・
差し戻し案件一覧の場合は、本人確認時に入力された識
別コードからアクセスした者を識別し、そのアクセスし
た本人に係る申請案件一覧、未決済・差し戻し案件一覧
を作成し、当該一覧を各クライアント端末11,12の
表示画面上に表示するとともに、その表示画面上から個
別案件を選択可能な表示用データを作成して各クライア
ント端末11,12に送信する(#24)。
【0057】各クライアント端末11,12が当該表示
用データを画面表示処理して表示画面上に申請案件一覧
または未決済・差し戻し案件一覧が表示されると、アク
セスした申請者或いは決裁者は、その一覧表示から閲覧
したい個別案件を選択することができ、その選択入力
は、閲覧要求或いは再入力要求として本発明装置1に送
信される(#14)。本発明装置1では、その閲覧要求
或いは再入力要求を受信する(#25)と、夫々図6〜
図8に示す処理(#50、#60、#70、#80、#
90)に移行する。
【0058】図6に示すように、第1クライアント端末
11から、申請案件の入力要求である選択入力を受信す
る(#23)と、図4(イ)に示すように、申請入力用
データ送信手段2によって第1クライアント端末11の
表示画面上に申請データの入力項目の初期画面が空白と
なっている申請画面が表示される(#40)。ここで、
初期画面に、空白以外の申請案件種別毎に適したデフォ
ルト値を表示するようにしても構わない。申請者は、空
白の入力項目に申請データを入力すると、その入力され
た申請データが本発明装置1に送信される(#41)。
図4では、便宜上、初期画面とデータ入力を分けて表示
しているが、実際の表示画面は図2に示す表示形式と同
様に、申請データの初期画面とその入力画面は同じ場所
に表示される。但し、図2は申請画面ではない。
【0059】本発明装置1が申請データを受信すると、
申請データ登録手段3がデータ記憶手段7に申請案件別
に割り付けられた申請データ記憶領域と訂正データ記憶
領域に申請データを記憶する。図4では、説明の便宜
上、模式的に申請データの入力項目が5項目あって、そ
の内の先頭の4項目が訂正可能である場合を想定してい
る。従って、図4(イ)に示すように、入力された申請
データが、「AAA,BBB,CCC,DDD,EE
E」の場合、「AAA,BBB,CCC,DDD,EE
E」が申請データ記憶領域に記憶され、「AAA,BB
B,CCC,DDD」が訂正データ記憶領域に記憶され
る(#42)。
【0060】ここで、申請データには、申請者が入力し
た項目以外に、申請関連データとして、自動的に取得さ
れたデータも追加される(#43)。単に申請データと
いう場合、申請者が入力した申請データを意味するが、
場合によっては、申請関連データを含む場合もある。先
ず、申請データ登録手段3は、申請データを受信する
と、どの申請者から送信された申請データであるかは、
本人確認時の識別コードから識別できるので、その識別
コードが記憶されるとともに、申請データを各別に識別
可能な案件番号を申請案件別に生成し、申請データの受
信日時とともに記憶する。
【0061】次に、申請データ登録手段3は、受信した
申請データの決裁ルートを決定する。申請データの種別
は、申請案件の入力要求時点で種別選択がなされている
ので、当該入力要求によって判断される。申請者は本人
確認時の識別コードから識別できる。先ず、申請者に帰
属する決裁者を決定する。つまり、所属の上司を検索す
る。申請者の識別コードから人事データベース8を検索
して申請者の属性コード(組織コードに決裁権限コード
が付加されたもの)を取得する。その属性コードで決定
される一番狭い組織単位で決裁権限を有する上司を検索
して、決裁者を決定する。申請案件の種別、或いは種別
と決裁金額に応じて所属の決裁者が複数になる場合は、
順次最終決裁権限のある上司を発見するまで検索を行
う。所属上司の決裁者が決定すると、その申請案件のチ
ェックを担当する部署の業務担当者をその申請案件の種
別情報より予め登録されている種別と業務担当者の関係
テーブルより決定する。業務担当者が決定すれば、その
部署の上司を先と同じ要領で検索して業務責任者を決定
する。この結果、決裁ルートは、一または複数の所属の
上司、業務担当者、業務責任者の順に決定される。この
ように決定された決裁ルートの各決裁者の識別コード、
決裁順位、訂正権限の有無、閲覧時の初期画面の種別等
が申請関連データとして記憶される。
【0062】図6では図示されないが、各決裁者に対し
ては、その決裁者が次に処理すべき未処理の決裁案件や
決裁後に差し戻され再決裁処理すべき案件がある場合
に、その旨を当該決裁者に通知するための電子メール
が、その決裁者の電子メールアカウントに送信される。
従って、決裁者は、定期的に第2クライアント端末12
から自身のメールアカウントに送信された電子メールを
開くことで、その決裁者が処理すべき案件の存在を知る
ことができる。従って、決裁者は定期的に、或いは、電
子メール通知によって催促されて、上記の通り本発明装
置1にアクセスして前記未決済・差し戻し案件一覧表示
を介して特定の申請案件の閲覧要求を送信する(#1
4)ことになる。
【0063】当該閲覧要求を送信した決裁者が、申請者
の所属の上司である場合は、決裁者閲覧データ送信手段
4は、図4(ロ)に示すように、第2クライアント端末
12の表示画面上に申請データ記憶領域に記憶されてい
る申請データ「AAA,BBB,CCC,DDD,EE
E」が初期画面として表示される(#50)。また、こ
の決裁者は、本実施形態では、申請データに対する訂正
が認められていないので、申請データの入力項目には訂
正可能な枠表示9は施されない。また、アクセスしてき
た決裁者の識別コードから、申請関連データの決裁ルー
トにおける申請者の所属の上司であるか否かを判断し、
初期画面種別と訂正権限のないことを確認する。
【0064】決裁者である上司は、上記初期画面上で、
申請案件を確認して決裁処理(承認または否認)を行う
(#51)。承認された申請案件は、当該申請案件の決
裁ルートにおける次の決裁者である業務担当者の未処理
案件となり(#52)、その旨が電子メール等で通知さ
れる。そして、図7に示すように、次の決裁者である業
務担当者が第2クライアント端末12から本発明装置1
に対して上記#12〜#14の要領で閲覧要求を送信す
る(#53(#14))。尚、申請案件が上司によって
否認された場合は、申請者に差し戻され(#54)、そ
の旨が電子メール等で通知される。
【0065】決裁者閲覧データ送信手段4は、業務担当
者からの閲覧要求(#53)を受信する(#25)と、
その申請案件の訂正識別子の設定されていないことを確
認し、図4(ハ)に示すように、第2クライアント端末
12の表示画面上に申請データ記憶領域に記憶されてい
る申請データ「AAA,BBB,CCC,DDD,EE
E」を初期画面として表示するとともに、この決裁者
(業務担当者)が本実施形態では申請データに対する訂
正が認められているので、申請データの訂正可能な入力
項目に枠表示9の表示を行い、当該申請データに対する
訂正データの入力を受け付け可能状態に設定する(#6
0)。決裁者の権限確認は、アクセスしてきた決裁者の
識別コードから、申請関連データの決裁ルートにおける
業務担当者か否かを判断し、初期画面種別と訂正決裁権
限のあることを確認する。初期画面種別は置換申請デー
タを表示する設定となっているが、訂正識別子が設定さ
れていないため、初期画面に申請データが表示される。
【0066】図4(ハ)に示す例では、業務担当者が申
請データ「AAA,BBB,CCC,DDD,EEE」
の「CCC,DDD」に対して訂正を行い、訂正データ
として「PPP,QQQ」を第2クライアント端末12
の表示画面上から入力し、この訂正データが本発明装置
1に送信される(#61)。
【0067】訂正データ登録手段5は訂正データ「PP
P,QQQ」を受信すると、訂正データ記憶領域の「C
CC,DDD」に対して訂正データ「PPP,QQQ」
を上書きし、訂正識別子を設定する(#62)。訂正識
別子が設定されると、業務担当者による訂正が行われた
ことが識別できるので、訂正識別子の設定が識別され、
申請データに対する訂正が行われた旨が申請者に対して
電子メール等で通知される。また、訂正の有無に拘ら
ず、業務担当者による処理後の申請案件は、当該申請案
件の決裁ルートにおける次の決裁者である業務責任者の
未処理案件となり(#63)、その旨が電子メール等で
通知される。そして、次の決裁者である業務責任者が第
2クライアント端末12から本発明装置1に対して上記
#12〜#14の要領で閲覧要求を送信する(#64
(#14))。
【0068】決裁者閲覧データ送信手段4は、業務責任
者からの閲覧要求を受信する(#25)と、その申請案
件の訂正識別子の設定されていることを確認し、図4
(ニ)に示すように、第2クライアント端末12の表示
画面上に申請データ記憶領域に記憶されている申請デー
タの内の訂正不可能な入力項目「EEE」と訂正データ
記憶領域に記憶されている申請データ「AAA,BB
B」と訂正データ「PPP,QQQ」を合成した置換申
請データ「AAA,BBB,PPP,QQQ,EEE」
を初期画面として表示する(#70)。本実施形態で
は、この決裁者(業務責任者)が申請データに対する訂
正が認められていないので、申請データの入力項目に訂
正可能な枠表示9は施されない。決裁者の権限確認は、
アクセスしてきた決裁者の識別コードから、申請関連デ
ータの決裁ルートにおける業務責任者か否かを判断し、
初期画面種別と訂正権限のないことを確認する。
【0069】決裁者である業務責任者は、上記初期画面
上で、申請案件を確認して決裁処理(承認または否認)
を行う(#71)。承認された申請案件は、業務責任者
が最終決裁者であるので、申請内容に基づく処理に廻送
される(#72)。次に、申請案件が業務責任者によっ
て否認された場合を想定して説明する。当該申請案件
は、業務担当者に差し戻して再度内容をチェックすべ
く、業務担当者の差し戻し案件となり(#73)、その
旨が電子メール等で業務担当者に通知される。そして、
図8に示すように、次の決裁者である業務担当者が第2
クライアント端末12から本発明装置1に対して上記#
12〜#14の要領で閲覧要求を送信する(#74(#
14))。
【0070】決裁者閲覧データ送信手段4は、業務担当
者からの閲覧要求を受信する(#25)と、その申請案
件の訂正識別子の設定されていることを確認し、図4
(ホ)に示すように、第2クライアント端末12の表示
画面上に申請データ記憶領域と訂正データ記憶領域に記
憶されている置換申請データ「AAA,BBB,PP
P,QQQ,EEE」を初期画面として表示するととも
に、この決裁者(業務担当者)が本実施形態では申請デ
ータに対する訂正が認められているので、申請データの
訂正可能な入力項目に枠表示9を表示し、当該申請デー
タに対する訂正データの入力を受け付け可能状態に設定
する(#80)。
【0071】図4(ホ)に示す例では、業務担当者が置
換申請データ「AAA,BBB,PPP,QQQ,EE
E」の「AAA,QQQ」に対して2回目の訂正を行
い、訂正データとして「RRR,DDD」を第2クライ
アント端末12の表示画面上から入力し、この訂正デー
タが本発明装置1に送信される(#81)。つまり、前
回の訂正で「DDD」を「QQQ」と訂正したのを元に
戻し、新たに「AAA」を「RRR」と訂正している。
【0072】訂正データ登録手段5は訂正データ「RR
R,DDD」を受信すると、訂正データ記憶領域の「A
AA,QQQ」に対して訂正データ「RRR,DDD」
を上書きする(#82)。この結果、図4(ホ)に示す
ように、訂正データ記憶領域には、「RRR,BBB,
PPP,DDD」が記憶されることになる。業務担当者
による2回目の訂正後の本申請案件は、業務責任者によ
って否認されたので、再度業務責任者の未処理案件とは
ならず、申請者に差し戻され(#83)、その旨が電子
メール等で通知される。
【0073】申請案件が、#54または#83で差し戻
されると、申請者が第1クライアント端末11から本発
明装置1に対して、上記#12、#13の要領で未決済
・差し戻し案件一覧を選択し、更に、上記#14の要領
で当該一覧から当該差し戻し案件を選択することにより
申請データの再入力要求を送信する(#84)。
【0074】申請者閲覧データ送信手段6は、第1クラ
イアント端末11から、申請者本人の当該申請案件に係
る申請データの再入力要求(#84)を受信する(#2
5)と、訂正識別子が設定されている状態においても、
図4(ヘ)に示すように、第1クライアント端末11の
表示画面上に申請データ記憶領域に記憶されている申請
者本人によって入力された申請データ「AAA,BB
B,CCC,DDD,EEE」が初期画面として表示さ
れる(#90)。当該初期画面は、訂正識別子が設定さ
れているので、申請データの訂正可能入力項目を、訂正
データ記憶領域に記憶されている業務担当者による2回
目の訂正後の申請データと訂正データの組み合わせ「R
RR,BBB,PPP,DDD」で置換した置換申請デ
ータ「RRR,BBB,PPP,DDD,EEE」と切
り替え表示が可能である。かかる切り替え表示機能によ
り、申請者は、申請データのどの部分が問題であったか
を申請時当初の申請データと比較しながら把握すること
ができる。また、申請者閲覧データ送信手段6は、申請
データの再入力要求を受信しているので、表示画面上で
申請データの全ての入力項目に対して再入力可能なよう
に枠表示9を施している。
【0075】申請者は、申請データの全入力項目に新た
な申請データ「FFF,GGG,HHH,JJJ,KK
K」を入力すると、その入力された申請データが本発明
装置1に送信される(#91)。本発明装置1が再申請
データを受信すると、申請データ登録手段3が申請デー
タ記憶領域に「FFF,GGG,HHH,JJJ,KK
K」を、訂正データ記憶領域に「FFF,GGG,HH
H,JJJ」を記憶する(#92)。以降は、申請関連
データの取得及び記憶が行われ、上記と同様の要領で決
裁処理が進められる。
【0076】以下に別実施形態を説明する。 〈1〉申請案件の決裁ルート、決裁者の数、訂正権限の
設定は、必ずしも上記実施形態、特に、図3に示す形態
に限定されるものではない。例えば、上記実施形態の図
3〜図8に示した例では、業務担当者が申請データを訂
正しても、業務責任者が承認した場合は、申請者に再申
請を促さずに決裁処理が終了するようになっていたが、
業務責任者が訂正した場合は、業務責任者へ決裁を廻送
せずに、審申請者に差し戻すようにしても構わない。ま
た、差し戻すか否かの判定を、申請案件の種別に応じて
変更しても構わない。
【0077】〈2〉また、各申請案件を閲覧する手順も
上記実施形態に限定されるものではない。例えば、案件
の一覧表示から選択して閲覧要求や再入力要求を送信す
るのではなく、電子メールの通知の中に、申請案件番号
と申請者名がURLを付して記載されてあり、そのUR
Lを選択することで、閲覧要求や再入力要求を送信する
ようにして、直接当該申請案件の個別表示画面を表示で
きるようにしても構わない。
【0078】〈3〉上記実施形態では、訂正データの初
期値として、申請データ登録手段3によって訂正データ
記憶領域に申請データの対応する部分が入力される場合
を示したが、かかる形態に代えて、申請データ登録手段
3は訂正データ記憶領域に申請データの対応する部分を
入力せず、本発明装置1の立ち上げ時等に訂正データ記
憶領域に所定の初期値を予め設定するようにしても構わ
ない。
【0079】〈4〉更に、上記実施形態では、申請デー
タと置換申請データを切り替え表示可能に表示させてい
たが、それに代えて、訂正識別子が設定されているとき
は、申請データと置換申請データを同時に表示するよう
にしても構わない。更に、上記実施形態では、訂正デー
タや再入力データは表示されている申請データまたは置
換申請データに重ねて上書き入力する方式であったが、
これに代えて、訂正データや再入力データを表示されて
いるデータの上下或いは左右の何れかに並べて表示しな
がら入力するようにしても構わない。
【0080】〈5〉上記実施形態では、本発明装置1と
クライアント端末10間のデータ送受信は、HTMLデ
ータをHTTP方式で送受信するWEB形式を採用して
いたが、クライアント端末10にも送受信にかかるデー
タを画面表示処理して表示する専用ソフトウェアをイン
ストールしておき、本発明装置1とクライアント端末1
0間で当該ソフトウェアが処理可能な専用フォーマット
のデータ形式でデータ送受信するようにしても構わな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る申請データ処理装置の一実施形態
を示すブロック構成図
【図2】申請データの閲覧画面の一例を示す説明図
【図3】申請者によって登録された申請案件の決裁及び
訂正処理の流れを示す説明図
【図4】図3に示す申請者及び各決裁者に対する、クラ
イアント端末の表示画面上に表示されるデータ、同表示
画面上から入力されるデータ、申請データ記憶領域と訂
正データ記憶領域に夫々記憶されるデータの内容を模式
的に示す説明図
【図5】クライアント端末から申請データ処理装置への
アクセス手順を示すフロー図
【図6】図3に例示した決裁ルートにおける申請案件に
対するクライアント端末及び申請データ処理装置におけ
る処理手順の一部を説明するフロー図
【図7】図3に例示した決裁ルートにおける申請案件に
対するクライアント端末及び申請データ処理装置におけ
る処理手順の一部を説明するフロー図
【図8】図3に例示した決裁ルートにおける申請案件に
対するクライアント端末及び申請データ処理装置におけ
る処理手順の一部を説明するフロー図
【図9】メニュー選択画面の一例を説明する説明図
【符号の説明】
1: 申請データ処理装置 2: 申請入力用データ送信手段 3: 申請データ登録手段 4: 決裁者閲覧データ送信手段 5: 訂正データ登録手段 6: 申請者閲覧データ送信手段 7: データ記憶手段 8: 人事データベース 9: 枠表示 10: クライアント端末 11: 第1クライアント端末 12: 第2クライアント端末 13: 通信ネットワーク

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のクライアント端末と所定の通信ネ
    ットワークを介してデータ通信可能に構成され、 申請者が使用する第1クライアント端末から、申請案件
    の入力要求を受信すると、前記第1クライアント端末の
    表示画面上において申請案件毎の申請データを入力可能
    な入力画面を表示可能な第1表示用データを前記第1ク
    ライアント端末に送信する申請入力用データ送信手段
    と、 前記第1クライアント端末から、前記申請データを受信
    すると、データ記憶手段に申請案件別に割り付けられた
    申請データ記憶領域と訂正データ記憶領域の内の少なく
    とも申請データ記憶領域に、前記申請案件を識別可能に
    前記申請データを記憶する申請データ登録手段と、 決裁者が使用する第2クライアント端末から、前記申請
    案件を特定した前記申請データの閲覧要求を受信する
    と、前記第2クライアント端末の表示画面上に、前記申
    請データ記憶領域に記憶されている前記申請データを所
    定の表示形式で表示可能で、更に、前記訂正データ記憶
    領域に前記申請データまたは初期データと異なる訂正デ
    ータが記憶されている場合には、前記申請データと、前
    記申請データの前記訂正データと対応する部分を前記訂
    正データ記憶領域に最新に記憶された前記訂正データと
    置換した置換申請データとを所定の表示形式で切り替え
    表示或いは同時表示可能で、且つ、前記閲覧要求を行っ
    た前記決裁者の属性が所定の属性である場合には、前記
    申請データに対する訂正データを前記表示画面上で入力
    可能な入力画面を表示可能な第2表示用データを前記第
    2クライアント端末に送信する決裁者閲覧データ送信手
    段と、 前記第2クライアント端末から前記訂正データを受信す
    ると、前記申請案件を識別可能に前記訂正データを前記
    訂正データ記憶領域に記憶する訂正データ登録手段と、 前記訂正データ登録手段によって前記訂正データが前記
    訂正データ記憶領域に記憶された状態において、前記第
    1クライアント端末から、前記申請者本人の既申請案件
    に係る申請データの閲覧要求を受信すると、所定の表示
    形式で前記申請データと前記置換申請データとを前記第
    1クライアント端末の表示画面上に所定の表示形式で切
    り替え表示或いは同時表示可能な第3表示用データを前
    記第1クライアント端末に送信する申請者閲覧データ送
    信手段と、を備えてなる申請データ処理装置。
  2. 【請求項2】 前記申請者閲覧データ送信手段は、前記
    訂正データ登録手段によって前記訂正データが前記訂正
    データ記憶領域に記憶された状態において、前記第1ク
    ライアント端末から、前記申請者本人の既申請案件に係
    る申請データの再入力要求を受信すると、前記申請デー
    タと前記置換申請データとを前記第1クライアント端末
    の表示画面上に所定の表示形式で切り替え表示或いは同
    時表示可能で、且つ、前記第1クライアント端末の表示
    画面上において前記既申請案件の申請データを再入力す
    るための入力画面を表示可能な表示用データを、前記第
    3表示用データとして前記第1クライアント端末に送信
    することを特徴とする請求項1記載の申請データ処理装
    置。
  3. 【請求項3】 前記決裁者閲覧データ送信手段は、前記
    閲覧要求を行った前記決裁者の属性が前記所定の属性で
    ある場合に、前記申請データの一部に対してのみ前記訂
    正データの入力を可能にして、前記第2表示用データを
    前記第2クライアント端末に送信することを特徴とする
    請求項1または2記載の申請データ処理装置。
  4. 【請求項4】 前記訂正データ登録手段は、前記訂正デ
    ータを前記訂正データ記憶領域に記憶したことを識別可
    能な訂正識別子を設定することを特徴とする請求項1、
    2または3記載の申請データ処理装置。
  5. 【請求項5】 前記決裁者閲覧データ送信手段は、前記
    申請データと前記置換申請データとを切り替え表示可能
    な前記第2表示用データを前記第2クライアント端末に
    送信する場合に、前記切り替え表示される前記申請デー
    タと前記置換申請データの何れのデータを初期表示する
    かを前記閲覧要求を行った前記決裁者の属性に応じて決
    定することを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記
    載の申請データ処理装置。
  6. 【請求項6】 前記訂正データ記憶領域に前記訂正デー
    タが記憶されている場合において、前記申請データの種
    別及び決裁状況に応じて、前記申請者による申請データ
    の再入力が必要である旨の通知を、前記第1クライアン
    ト端末に送信することを特徴とする請求項1〜5の何れ
    か1項に記載の申請データ処理装置。
  7. 【請求項7】 前記第2クライアント端末から受信した
    前記訂正データが前記訂正データ登録手段によって前記
    訂正データ記憶領域に記憶された場合において、前記申
    請データに対して訂正入力があった旨の通知を、前記第
    1クライアント端末に送信することを特徴とする請求項
    1〜6の何れか1項に記載の申請データ処理装置。
  8. 【請求項8】 前記申請データ登録手段は、前記第1ク
    ライアント端末から、前記申請案件毎の前記申請データ
    を受信すると、前記申請案件を識別可能に前記申請デー
    タを前記申請データ記憶領域に記憶するとともに、前記
    申請案件を識別可能に前記申請データの少なくとも訂正
    可能部分を含む所定範囲を前記訂正データ記憶領域に記
    憶することを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記
    載の申請データ処理装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8の何れか1項に記載の申請
    データ処理装置が備える、前記申請入力用データ送信手
    段、前記申請データ登録手段、前記決裁者閲覧データ送
    信手段、前記訂正データ登録手段、及び、前記申請者閲
    覧データ送信手段を、コンピュータ上で実現するための
    プログラムを備えてなる申請データ処理用のコンピュー
    タプログラム。
  10. 【請求項10】 請求項1〜8の何れか1項に記載の申
    請データ処理装置が備える、前記申請入力用データ送信
    手段、前記申請データ登録手段、前記決裁者閲覧データ
    送信手段、前記訂正データ登録手段、及び、前記申請者
    閲覧データ送信手段を、コンピュータ上で実現するため
    のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記
    録媒体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005157455A (ja) * 2003-11-20 2005-06-16 Ricoh Co Ltd ワークフローシステム
JP2008097441A (ja) * 2006-10-13 2008-04-24 Nippon Digital Kenkyusho:Kk 電子文書確認必要性判定方法、電子文書確認必要性判定装置、電子承認装置、電子承認システムおよび電子文書確認必要性判定プログラム
JP2013228889A (ja) * 2012-04-26 2013-11-07 Canon Marketing Japan Inc 情報処理装置、情報処理方法、プログラム、情報処理システム

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