JP2004038277A - 個人情報の一括通知サービスの提供方法及び装置 - Google Patents

個人情報の一括通知サービスの提供方法及び装置 Download PDF

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Abstract

【課題】登録自体の失念に対処しつつ個人情報の通知に必要な労力・時間の軽減を可能にする。
【解決手段】ユーザの端末から個人情報の通知要求を受信した場合、当該ユーザの個人情報が登録されている可能性のある各企業・機関のコンピュータに対して個人情報の登録の有無を確認するための要求を送信するステップと、ユーザの個人情報の登録が確認された企業・機関のコンピュータに、通知すべき個人情報を送信する個人情報送信ステップとを含む。このようにすることによりユーザは自ら通知先を特定することなく、適切な通知先が特定されるため、登録自体の失念にも対処可能となる。また、通知すべき個人情報の送信先である企業・機関が要求する証明書類に関する情報をユーザの端末に送信するステップをさらに含むような構成であってもよい。住民票や戸籍謄本の必要数を通知することにより、例えば個人情報の変更を適切に登録できるようになる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、個人情報の一括通知サービスの提供技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
住所変更、電話番号変更、携帯電話番号変更、メールアドレスの変更、勤務先の変更、結婚、改姓、物品の盗難・紛失、自動車の買い替え・買い増し・廃車、IDの失念、事故の発生、保険金の請求、ソフトウエアのユーザ登録などの各種登録内容について「変更・修正」や「要報告・通知」事由が生じると、行政や保険会社、銀行、証券会社、カード会社、ISP(Internet Service Provider)、自動車ディーラー、メーカなどに対し、個別に登録した個人情報の変更・修正又は報告・通知・登録などの手続きが必要となる。
【0003】
これらの作業は各企業・機関等に個別に行うものであるが、その内容は同一であり、多くの場合、同じ作業が要求され、これに多くの労力と時間を要している。
【0004】
このため例えば特開平11−171896号公報には以下のような技術が開示されている。すなわち、銀行センター又は複数の機関により共同的に運営されるセンター内記憶装置に、個人の諸情報、並びに当該個人情報を通知する相手先に関する情報、即ち個人、企業・団体(勤務先企業、金融機関、地方自治体、サービス提供業者等)等の通知先アドレス(ネットワークを介した伝送による通知の場合)、電話番号(電話による音声又は有人対応による通知の場合)、住所(郵送による通知の場合)等、通知を行うのに必要となる情報を管理し、利用者からの情報登録・変更の際に自動的に通知先のリストを提示し、利用者による最終的な通知先の確定を経て、ネットワーク伝送ほかの手段による通知処理を行う。
【0005】
このように予め通知先アドレスを事前に登録することを前提とすると、通知先アドレスの登録を失念した場合には、通知漏れが発生するという欠点がある。すなわち、自らがどこの企業・機関に個人情報を登録しているか、ということ自体を失念することも少なくなく、通知漏れ又は著しい遅延によりその後の権利関係を不安定化させてしまうといった事態も生じ得る。また、これらの手続きには、印鑑証明、戸籍謄本、休業証明、給与証明など、行政や企業からの証明書等の提出を求められることが多いが、この点については考慮されていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように、登録自体の失念にまで対応するような技術は存在しなかった。
【0007】
従って本発明の目的は、登録自体の失念に対処しつつ個人情報の通知に必要な労力・時間の軽減を可能にするための技術を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る、個人情報の一括通知サービスの提供方法は、ユーザの端末から個人情報の通知要求を受信した場合、当該ユーザの個人情報が登録されている可能性のある各企業・機関(可能性を特定できない場合には全ての企業・機関の場合もある。)のコンピュータのうち少なくとも一部に対して個人情報の登録の有無を確認するための要求を送信する確認ステップと、ユーザの個人情報の登録が確認された企業・機関のコンピュータ(個人情報の登録が確認された企業・機関の一部の場合もある)に、通知すべき個人情報を送信する個人情報送信ステップとを含む。
【0009】
また、企業・機関の顧客データベース(DB)を共同センター等にまとめて一元管理するという方法もあるが、その場合にはDBの移行やレプリケーションといった作業が必要となる。一方、本サービスでは各企業・機関における顧客DBには基本的に手を加えずに同様の機能を実現できるため、企業・機関にとって参加しやすいものとなる。
【0010】
また、上で述べた確認ステップが、ユーザの端末から通知項目の指定を含む、個人情報の通知要求を受信した場合、上記通知項目に対応する通知内容を必要とする企業・機関を特定するステップと、上記通知項目に対応する通知内容を必要とし且つユーザの個人情報が登録されている可能性のある各企業・機関のコンピュータに対して個人情報の登録の有無を確認するための要求を送信するステップとを含むような構成であってもよい。このようにすれば、個人情報の登録の有無を確認するための要求を送信するコンピュータの数を減らすことができる。
【0011】
さらに、ユーザの端末から通知項目及び通知内容についての情報を受信した場合(一括して受信する場合だけでなく別々に受信する場合も含む)、ユーザの個人情報の登録が確認され且つ通知項目の情報を必要とする企業・機関を特定する企業・機関特定ステップを更に含み、上で述べた個人情報送信ステップにおいて、上記企業・機関特定ステップにおいて特定された企業・機関のコンピュータに、通知内容についての情報を送信するような構成とすることも可能である。通知項目に対応する通知内容を必要としない企業・機関にまで通知内容についての情報を送信しないようにするためである。
【0012】
また、ユーザの個人情報の登録が確認された企業・機関についての情報を当該ユーザの端末に送信するステップと、ユーザの端末から通知項目及び通知内容についての情報並びに通知すべき企業・機関についての情報を受信した場合、ユーザの個人情報の登録が確認された企業・機関のうち通知すべき企業・機関として指定され且つ通知項目に対応する通知内容を必要とする企業・機関を特定する企業・機関特定ステップとをさらに有し、上で述べた個人情報送信ステップにおいて、企業・機関特定ステップにおいて特定された企業・機関のコンピュータに、通知内容についての情報を送信するような構成であってもよい。
【0013】
さらに、ユーザの個人情報の登録が確認された企業・機関のうち通知項目登録のため個別に要求される情報がある企業・機関を特定するステップと、ユーザの端末に通知項目登録のため個別に要求される情報の入力を促すための情報を送信するステップと、ユーザの端末から通知項目登録のため個別に要求される情報を受信した場合に、当該受信した情報を、ユーザの個人情報の登録が確認された企業・機関のコンピュータに送信するステップとをさらに含むような構成であってもよい。例えば個人情報の変更にはパスワードの入力を必要とするような場合には、当該パスワードの入力をユーザに促す。
【0014】
また、通知すべき個人情報の送信先である企業・機関が要求する証明書類に関する情報をユーザの端末に送信するステップをさらに含むような構成であってもよい。住民票や戸籍謄本の必要数を通知することにより、例えば個人情報の変更を適切に登録できるようになる。なお、以下で説明するように電子政府のコンピュータへ誘導するような構成を含む場合もある。
【0015】
さらに、利害関係人(例えば抵当権者や質権者)に対する個人情報の通知をユーザの指示に応じて送信するステップをさらに含むような構成であってもよい。
【0016】
また、ユーザの家族についての個人情報の通知をユーザにより指示可能にするための情報をユーザの端末に送信するステップをさらに含むような構成であってもよい。家族についても同様な変更・登録が必要になる場合が多いため、ユーザの手数を減少させることができるようになる。なお、同一内容であれば再度入力させる必要は無い。
【0017】
さらに、ユーザの端末から個人情報を通知する企業・機関についての情報を受信した場合、当該個人情報を通知する企業・機関のコンピュータに、ユーザの個人情報の登録の有無を確認するための要求を送信するステップと、ユーザの個人情報の登録が確認された企業・機関のコンピュータに、通知すべき個人情報を送信する送信ステップとをさらに含むような構成であってもよい。自動的な通知先の特定ではなく、ユーザにより通知先の特定がなされるようにしてもよい。
【0018】
本発明に係る個人情報の一括通知方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを作成することも可能であって、当該プログラムは、例えばフレキシブル・ディスク、CD−ROM、光磁気ディスク、半導体メモリ、ハードディスク等の記憶媒体又は記憶装置に格納される。また、ネットワークを介して頒布される場合もある。なお、処理途中のデータについては、コンピュータのメモリに一時保管される。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1に本発明の一実施の形態に係るシステム概要図を示す。例えばインターネットであるネットワーク1には、ウェブ(Web)ブラウザ機能を有する1又は複数のユーザ端末3と、Webサーバ機能を有し且つ本実施の形態における主要な処理を実施するサービス・サーバ5と、Webサーバ機能を有し且つ官公庁が管理・運営する電子政府用サーバ9と、例えばA銀行が管理・運営するA銀行サーバ71と、B生命保険会社が管理・運営するB生命保険サーバ73と、Cテレコムが管理・運営するCテレコム・サーバ75と、D証券が管理・運営するD証券サーバ77と、Eエアラインが管理・運営するEエアライン・サーバ79と、F損害保険会社が管理・運営するF損害保険会社サーバ81とが接続されている。ここでは6つの企業のサーバがネットワーク1に接続されている例を示したが、これは一例であって、任意の数のサーバがネットワーク1に接続される。また、電子政府用サーバ9、ユーザ端末3及びサービス・サーバ5はネットワーク1に接続されるが、他の企業のサーバは専用線やVPN(Virtual Private Network)によりサービス・サーバ5に接続するような場合もある。
【0020】
サービス・サーバ5は、登録企業が管理・運営しているサーバのアドレスなどを格納する検索先DB51と、登録企業が通知を必要とする個人情報の項目や必要証明書類並びに個別の要求項目などの情報を格納する入力項目DB53と、本サービスを利用するユーザの個人情報等を格納する顧客DB55と、ユーザからの要求に応じて実行した通知処理のログを格納するログDB57とを管理している。
【0021】
また、A銀行サーバ71はA銀行顧客DB72を、B生命保険サーバ73はB生命保険顧客DB74を、Cテレコム・サーバ75はCテレコム顧客DB76を、D証券サーバ77はD証券顧客DB78と、Eエアライン・サーバ79はEエアライン顧客DB80を、F損害保険会社サーバ81はF損害保険顧客DB82を管理している。
【0022】
図2に検索先DB51に格納されるデータの一例を示す。図2の例では、企業名の列201と、業種の列202と、企業名の読みの列203と、アドレスの列204とが含まれる。アドレスの列204には、例えば各企業のサーバのIP(Internet Protocol)アドレスが格納される。
【0023】
図3に入力項目DB53に格納されるデータの一例を示す。図3の例では、企業名又は企業コードの列211と、パスワード要否のフラグ(1:必要/0:不要)の列212と、届け出必要項目のフラグの列213と、証明書ルールの列214とが含まれる。届け出必要項目には、例えば自宅住所、氏名、勤務先、自宅電話番号などが含まれ、各項目について届け出が必要であれば1、届け出が不要であれば0のフラグがセットされる。また、証明書ルールとは、どのような届け出の場合に、どのような証明書類が必要となるかについてのルールであって、例えば氏名の変更の場合には戸籍謄本が必要であり、住所変更の場合には住民票が必要であるといったルールである。届け出必要項目については、さまざまな項目が可能であり、図3の項目に限定されるものではない。又、パスワードは個別要求項目の1つの例である。
【0024】
図4に顧客DB55に格納されるデータの一例を示す。図4の例では、ユーザIDの列220と、パスワードの列221と、氏名の列222と、住所の列223と、生年月日の列224と、電話番号の列225とが含まれる。なお、これ以外の個人情報を登録するようにしてもよい。
【0025】
図5に例えばA銀行顧客DB72に格納されるデータの一例を示す。図5の例では、氏名の列231と、住所の列232と、生年月日の列233と、電話番号の列235と、取引内容の列236と、口座番号の列237とが含まれる。取引内容は、例えば池袋支店の定期預金といった取引種別の情報を含むものとする。但し、他の情報を格納するようにしても良い。顧客DBの構造は各企業・業種によって異なり、ここではどのような構造であってもよいものとする。
【0026】
次に図6乃至図21を用いて図1に示したシステムの処理について説明する。最初に図6の処理フローを説明する。ユーザはユーザ端末3を操作してサービス・サーバ5にアクセスし、予め発行されたユーザID及びパスワードによりサービス・サーバ5にログインする(ステップS1)。サービス・サーバ5は、ユーザ端末3からユーザID及びパスワードを受信すると顧客DB55に登録されたユーザID及びパスワードを用いて認証処理を実施し(ステップS3)、正規のユーザからのアクセスであるかを確認する。正規のユーザのアクセスではないと判断された場合には、再度ユーザID及びパスワードの入力を求めるWebページ・データをユーザ端末3に送信する。
【0027】
一方正規のユーザからのアクセスであることが確認できれば、顧客DB55に登録された当該ユーザの個人情報を用いて個人情報の変更トップページ・データを生成し、ユーザ端末3に送信する(ステップS5)。ユーザ端末3は、サービス・サーバ5から個人情報の変更トップページ・データを受信すると、Webブラウザにより表示装置に表示する(ステップS7)。ここで表示装置に表示される画面の一例を図7に示す。図7の例では、個人情報の変更が必要な企業や契約などを検索して一覧表示する処理と、自分で通知先を指定する処理とを選択できるようになっており、前者を選択する場合にはボタン301をクリックし、後者を選択する場合にはボタン302をクリックするようになっている。なお、いずれの場合も後に説明するように各企業のサーバに当該ユーザの登録の有無を確認するような処理が行われるが、登録の有無を確認するための検索条件も表示される。検索条件は、ここでは住所、氏名、生年月日及び電話番号であり、顧客DB55に登録された情報の一部である。検索条件は他の条件又は個人属性の組み合わせであってもよい。図7の例では、不正防止のため検索条件の変更を不可としているが、他の方法で不正を防止できるようであれば修正できるようにしてもよい。
【0028】
ユーザは例えば図7に示すような画面を見て、ボタン301又はボタン302をクリックする。これに応じてユーザ端末3は、ユーザの応答(クリック)を受け付けて、サービス・サーバ5に応答を返信する(ステップS9)。サービス・サーバ5は、ユーザ端末3から応答を受信し(ステップS11)、当該応答が自動検索を指示するものか企業指定を指示するものかを判断する(ステップS13)。もし、企業指定を指示するものである場合には、端子Bを介して図18の処理に移行する。一方、自動検索を指示するものであれば、検索先DB51に登録された全ての検索先(企業サーバ)に対して上記の検索条件を含む検索要求を送信する(ステップS15)。各企業のサーバは、サービス・サーバ5から検索条件を含む検索要求を受信すると(ステップS17)、各企業の顧客DBを、受信した検索条件で検索し、検索結果を記憶装置に格納する(ステップS19)。そして各企業のサーバは、検索結果として当該ユーザが検索でヒットしたか否かの情報及びヒットした場合には取引種別の情報(種別がある場合)をサービス・サーバ5に返信する(ステップS21)。ヒットしたか否かを表す情報は、例えば顧客DB検索により特定された登録データを特定するためのコード(以下、特定コードと呼ぶ)の場合もある。特定コードは例えば口座番号等の顧客識別情報にすることも可能である。ヒットしなかった場合には登録データを特定できないようなコードとする。口座番号の場合には、0000000や9999999といった番号である。
【0029】
サービス・サーバ5は、各企業のサーバから検索結果としてヒットの有無及びヒットの場合には取引種別の情報を受信し、記憶装置に格納する(ステップS23)。全ての応答を受信すると、受信した検索結果を取りまとめて変更入力ページ・データを生成し、ユーザ端末3に送信する(ステップS25)。ユーザ端末3は、サービス・サーバ5から変更入力ページ・データを受信し、Webブラウザにより表示装置に表示する(ステップS27)。例えば図8に示すような画面が表示される。図8の例では、検索結果としてユーザの登録が検出された企業及びその取引種別の情報を列挙する表示欄306と、個人情報の変更を届け出る企業やその取引種別を指定するためのチェックボックスの欄305と、変更する個人情報の変更項目(通知項目)を指定するためのコンボボックス群307と、対応する変更内容を入力する入力欄群308と、入力事項をサービス・サーバ5に送信するための送信ボタン309と、変更登録処理をキャンセルするためのボタン310とが設けられている。図8の例ではA銀行の普通口座と定期預金、B生命保険の終身保険及びがん保険、D証券、Eエアラインに登録があることが確認されている。チェックボックスの欄305は、登録があっても変更を届け出たくない場合もあるため、ユーザが指定できるようにしている。このように自動的に各企業のサーバに登録の有無を確認して表示させるようにしているので、通知漏れをなくすことができる。変更項目については、ここでは住所、電話番号、勤務先しか示していないがこれ以外の変更項目を指定できるようにすることも可能である。また3つの変更項目しか同時に通知できないようになっているが、これも一例であり、数は任意である。
【0030】
ユーザは、表示装置に表示された図8のような画面をみて、通知を行うべき企業又は企業の契約・取引等を選択してチェックを付し、変更項目を指定して対応する変更内容の情報を入力する。そして、送信ボタン309をクリックする。もし、処理を終了させる場合にはキャンセル・ボタン310をクリックする。すなわち、ユーザ端末3は、ユーザによる届け出先選択並びに変更項目及び変更内容を含む入力を受け付ける(ステップS29)。ここで処理は端子Aを介して図9に移行する。
【0031】
なお図6の処理フローでは、最初に登録の可能性がある企業のサーバとして全ての企業のサーバに検索要求を送信していたが、検索要求を送信する前に変更項目の情報をユーザ端末3から取得して、当該変更項目の届け出を必要とする企業を登録の可能性がある企業として抽出し、抽出された企業のサーバに検索要求を送信するようにしてもよい。これにより検索要求送信先を減らすと共に、企業のサーバからの応答数も減るので、サービス・サーバ5の処理負荷を減らすことができるようになる。
【0032】
ユーザ端末3は、届け出先並びに変更項目及び変更内容をサービス・サーバ5に送信する(ステップS31)。サービス・サーバ5は、ユーザ端末3から届け出先並びに変更項目及び変更内容を受信し、記憶装置に一旦格納する(ステップS33)。そして、入力項目DB53を検索して、指定された届け出先企業が変更項目の届け出を要求しているか確認する(ステップS35)。例えば勤務先の変更であれば、図3の例ではB生命保険とD証券は届け出が必要であるが、A銀行及びCテレコムでは届け出は不要である。従って、ユーザの登録がなされていても、勤務先の変更であればA銀行及びCテレコムには届け出を行っても無駄である。従って、この例の場合にはB生命保険及びD証券を特定して、記憶装置に格納しておく。
【0033】
またサービス・サーバ5は、ステップS35において届け出が必要であると確認された届け出先企業の個別要求項目を入力項目DB53を検索して特定し、記憶装置に格納する(ステップS37)。例えば、図3の例では個別要求項目はパスワードである。なお、個別要求項目は全ての変更項目に適用される場合もあれば、特定の変更項目に対応して個別要求項目が設定されるような場合もある。また、パスワードではなく別の情報を要求するような場合もある。そして、個別要求項目入力ページ・データを生成し、ユーザ端末3に送信する(ステップS39)。ユーザ端末3は、個別要求項目入力ページ・データを受信し、Webブラウザにより表示装置に表示する(ステップS41)。なお、個別要求項目が全く無い場合には、ステップS39乃至S45はスキップされる。
【0034】
図10に個別要求項目入力ページの画面例を示す。図10の例では、D証券のパスワード入力欄315と、Eエアラインのパスワード入力欄316と、手続きを開始させるためのボタン317と、処理を中止させるためのキャンセルボタン318とが含まれる。
【0035】
ユーザは図10のような画面のパスワード入力欄に対応するパスワードを入力し、送信する場合にはボタン317をクリックする。一方処理を終了させる場合にはボタン318をクリックする。ユーザ端末3は、ユーザによる入力、すなわち個別要求項目の入力を受け付け、サービス・サーバ5に送信する(ステップS43)。サービス・サーバ5は、ユーザ端末3から個別要求項目の情報を受信し、記憶装置に格納する(ステップS45)。そして、ステップS35において変更項目の届け出が必要と確認された届け出先企業に、ステップS23において取得した特定コード(例えば口座番号)と、届け出が必要とされた変更項目及び変更内容の情報並びにさらに必要とされる場合には個別要求項目の情報を登録要求として送信する(ステップS47)。登録要求にはジョブ識別コードが含まれる場合もある。届け出を必要とする変更項目及び個別要求項目が異なる場合もあるため、各企業のサーバに送信される登録要求も異なる場合がある。
【0036】
企業のサーバは、変更要求として、特定コードと、変更項目及び変更内容並びに必要とされる場合には個別要求項目の情報をサービス・サーバ5から受信し、顧客DBに登録する(ステップS49)。この処理の際に、まず特定コードにより変更対象登録データを特定する。また、個別要求項目に含まれるパスワードを用いた認証処理を実施する場合もある。この場合には認証処理が成功した場合に顧客DBに登録する。なお、証明書類の提出が必要とされる場合には、仮登録としておく。そして、後に電子政府用サーバ9から又はユーザ端末3から証明書データを受信した場合に本登録とする。又は紙の証明書が企業に到着し、オペレータにより証明書受領が入力された場合に本登録とする。個別要求項目も証明書も必要ない場合には、そのまま顧客DBに登録される。登録が完了すると、企業のサーバはサービス・サーバ5に登録完了応答(例えばジョブ識別コードを含む)を返信する(ステップS51)。
【0037】
サービス・サーバ5は各企業のサーバから登録完了応答(例えばジョブ識別コードを含む)を受信すると(ステップS53)、全ての登録完了応答を取りまとめる。なお、ジョブ識別コードにより全ての確認届け出先企業のサーバから登録完了応答を受信したか判断することができるようになる。例えば処理対象のユーザを特定するコードと届け出先企業のシリアル・コードでジョブ識別コードを構成すればよい。
【0038】
全ての登録完了応答を受信すると、入力項目DB53を検索し、証明書ルールに基づき変更登録に証明書類が必要か否かを確認し、当該必要な証明書類の情報を含む登録完了ページ・データを生成し、ユーザ端末3に送信する(ステップS55)。ユーザ端末3は、サービス・サーバ5から登録完了ページ・データを受信し、Webブラウザにより表示装置に表示する(ステップS55)。なお、この後の処理については端子Cを介して図12に移行する。
【0039】
このようにすればユーザは通知先企業を自動的に検索することになるので手続き漏れを生じることなく、一括して個人情報の変更などの通知を行うことができるようになる。
【0040】
図11に登録完了ページの画面例を示す。図11の例では、確認届け出先企業が要求する証明書類の種別及び枚数の表示欄321と、電子政府用サーバ9にアクセスするためのボタン322と、手続ログをログDB57に登録するためのボタン323と、家族の変更手続きを行うためのボタン324と、利害関係人へ通知を行うためのボタン325と、処理を終了させてログオフするためのボタン326とが含まれる。
【0041】
ユーザは図11に示すような画面を見て、登録完了を認識すると共に、証明書類の提出が必要なことも認識する。図11の例ではA銀行が戸籍謄本を1部、D証券が住民票を1部要求しており、これらを取り揃える必要があることが分かる。もし、この段階で証明書類を取り寄せる場合には電子政府用サーバ9にアクセスするためボタン322をクリックする。ここでは図11の画面を表示するウインドウとは別のウインドウにより電子政府サイトにアクセスするようになっている。もし、どの企業にどのような変更情報を届け出たのかといった手続ログを保存しておきたい場合にはボタン323をクリックする。手続ログを保存しておけば、後に参照することができるようになる。また住所変更等の場合には自分だけではなく家族についても同様の変更が必要になる。家族の変更についてもサービス・サーバ5を介して届け出る場合にはボタン324をクリックする。ここでは再度同様の変更内容の入力を行う必要は無いようになっている。抵当権者や質権者といった特定の利害関係人に通知を行う場合にはボタン325をクリックする。ログオフする場合にはボタン326をクリックする。
【0042】
図12において、ユーザ端末3は、ユーザのクリックを受け付け、ボタン324のクリックであれば(ステップS59:Yesルート)、家族選択指示をサービス・サーバ5に送信する(ステップS61)。サービス・サーバ5は、ユーザ端末3から家族選択指示を受信し(ステップS63)、家族指定ページ・データをユーザ端末3に送信する(ステップS65)。ユーザ端末3は、サービス・サーバ5から家族指定ページ・データを受信し、Webブラウザにより表示装置に表示する(ステップS67)。
【0043】
例えば図13のような家族指定ページが画面に表示される。図13の例では、変更を届け出る家族の名前を入力するための入力欄群331と、家族の名前の送信を指示するためのボタン332と、処理のキャンセルを指示するためのボタン333とが含まれる。図13の例では3人分の入力欄が設けられているが、これは一例であって3人に限定されるものではない。
【0044】
ユーザは、入力欄331に家族の名前を入力し、送信ボタン332をクリックする。そうするとユーザ端末3は、家族の名前を含む家族指定入力を受け付け、サービス・サーバ5に送信する(ステップS69)。サービス・サーバ5は、ユーザ端末3から家族の名前を含む家族指定入力を受信し、記憶装置に格納する(ステップS71)。この後端子Dを介して図6のステップS15に移行する。なお、ステップS27で表示される図8と同様な画面においては、既に選択された変更項目がコンボボックス307において選択され、且つ入力された変更内容が変更内容入力欄308に入力された形で表示されるようになる。すなわち、ステップS25においてこれらの情報が埋め込まれた形でWebページ・データが生成される。
【0045】
このようにすることにより、ユーザの家族についての情報の変更についても一括して通知することができるようになる。また、通知先を自動検索するので手続き漏れも無くなる。
【0046】
一方、図11の画面においてボタン324のクリックではなく(ステップS59:Noルート)、利害関係人に通知するためのボタン325がクリックされた場合には(ステップS73:Yesルート)、ユーザ端末3はユーザの利害関係人選択指示を受け付け、サービス・サーバ5に送信する(ステップS75)。サービス・サーバ5は、ユーザ端末3から利害関係人選択指示を受信し(ステップS77)、利害関係人情報入力ページ・データをユーザ端末3に送信する(ステップS79)。ユーザ端末3は、利害関係人情報入力ページ・データをサービス・サーバ5から受信し、Webブラウザにより表示装置に表示する(ステップS81)。
【0047】
例えば図14のような利害関係人情報入力ページが画面に表示される。図14の例では、宛先選択のためのコンボボックス341と、利害関係人の具体的関係を指定するためのコンボボックス342と、連絡先入力欄343と、選択・入力情報の送信ボタン344と、処理を終了させるためのキャンセル・ボタン345とが含まれる。また、図示されていないが、「ローンをご利用の方は、ご利用の金融機関などをご指定ください。」等の選択・入力内容のヒントをユーザに与えるメッセージの表示が含まれる場合もある。利害関係人には、法人だけではなく自然人も含まれる。
【0048】
ユーザは図14のコンボボックスで宛先を指定すると共に具体的関係も指定する。また、連絡先を入力する。例えばユーザがA銀行で不動産のローンを組んでいる場合、宛先に「銀行」、具体的関係に「抵当権者」を選択し、連絡先に「A銀行」と入力する。そして送信ボタン344をクリックする。そうするとユーザ端末3は、利害関係人情報の入力を受け付け、サービス・サーバ5に送信する(ステップS83)。サービス・サーバ5は、ユーザ端末3から利害関係人情報を受信し、指定された宛先企業のアドレスを検索先DB51から抽出する。そして、変更項目内容を含む変更情報を指定された宛先企業のサーバに送信する(ステップS85)。
【0049】
指定された宛先企業のサーバは、サービス・サーバ5から変更項目及び変更内容を含む変更情報を受信し、記憶装置に格納する(ステップS87)。なお、顧客DBに登録するようにしてもよいし、利害関係人についてのファイルを生成して記憶装置に格納するようにしてもよい。宛先企業のサーバは、変更情報の受領通知をサービス・サーバ5に送信する(ステップS89)。サービス・サーバ5は、宛先企業のサーバから変更情報の受領通知を受信すると、当該受領通知のWebページ・データを生成し、ユーザ端末3に送信する(ステップS91)。ユーザ端末3は、サービス・サーバ5から受領通知のWebページ・データを受信し、Webブラウザにより表示装置に表示する(ステップS93)。
【0050】
このようにすることにより利害関係人に対しても個人情報の変更などを通知することができるようになる。
【0051】
もし、図11においてボタン324及び325がクリックされたわけではない(ステップS73:Noルート)場合には、端子Eを介して図15に移行する。もし、ユーザが図11の画面において保存ボタン323をクリックし、保存指示がなされた場合には(ステップS97:Yesルート)、ユーザ端末3は、保存指示をサービス・サーバ5に送信する(ステップS99)。サービス・サーバ5は、ユーザ端末3から保存指示を受信すると(ステップS101)、個人情報の登録が確認された各企業への、変更項目及び変更内容の送信(届け出)に関するログをログDB57に登録する(ステップS103)。そして、登録完了通知を含むWebページ・データをユーザ端末3に送信する(ステップS105)。ユーザ端末3は、サービス・サーバ5から登録完了通知を含むWebページ・データを受信し、Webブラウザにより表示装置に表示する(ステップS107)。
【0052】
これにより後にユーザはどのような通知を行ったのかといった情報を参照することができるようになる。また、この段階にて顧客DB55に変更情報を登録するような構成であってもよい。
【0053】
もし、ユーザが保存指示ではなく(ステップS97:Noルート)、図11の画面において電子政府サイトに移行するためのボタン322をクリックした場合には(ステップS109:Yesルート)、ユーザ端末3のWebブラウザは、別ウインドウをオープンすると共に、当該別ウインドウにより電子政府サイトにアクセスする(ステップS111)。電子政府用サーバ9は、ユーザ端末3からアクセスを受けると認証ページ・データを送信する(ステップS113)。ユーザ端末3は、認証ページ・データを受信すると、Webブラウザにより表示装置に表示する(ステップS115)。例えば、行政においてユーザを識別するための情報とパスワード等の情報を認証ページの入力欄に入力する。またICカードとの連携処理が実施される場合もある。何らかの手段により電子政府用サーバ9にログインするための情報を電子政府用サーバ9に送信する(ステップS117)。電子政府用サーバ9は、ログイン用の情報をユーザ端末3から受信し、認証処理を実施する(ステップS119)。認証処理に失敗すればユーザ端末3に認証失敗を通知する。一方、認証に成功した場合には、証明書発行依頼ページ・データをユーザ端末3に送信する(ステップS121)。ユーザ端末3は、電子政府用サーバ9から証明書発行依頼ページ・データを受信し、Webブラウザにより表示装置に表示する(ステップS123)。
【0054】
例えば図16のような証明書発行依頼ページが画面に表示される。図16の例では、証明書の種類を指定するためのコンボボックス351及び353と、枚数を入力するための入力欄352及び354と、使用目的入力欄355と、手数料支払方法を指定するためのコンボボックス356と、入力情報を送信するためのボタン357と、処理をキャンセルするためのボタン368とが設けられている。なお、図示されていないが、カード番号や銀行口座番号等の情報を入力するための欄が設けられている場合もある。
【0055】
ユーザは図11のような情報を表示するウインドウを参照しつつ、図16のような情報を表示するウインドウにおいて、証明書の種類を指定し、枚数を入力し、使用目的を入力し、手数料支払のための情報を選択・入力して、送信ボタン357をクリックする。なお、これ以降の処理については電子政府用サーバ9の構成しだいであるが、本実施の形態の主要部ではないので、これ以上述べない。場合によっては、図16の画面の次に証明書の送付(送信)先等の情報を指定するような画面を表示させるようにしてもよい。
【0056】
このようにユーザは、図11において必要な証明書類の種類や数量が提示され、電子政府サイトにアクセスして発行依頼も行うことができるので、遅滞なく変更内容の有効化を図ることができるようになる。
【0057】
図11の電子政府ボタン322のクリックではなく、ログオフ・ボタン326がクリックされた場合(ステップS109:Noルート)、端子Fを介して図17に移行する。ユーザが図11の画面におけるログオフ・ボタン326をクリックした場合には、ユーザ端末3は、サービス・サーバ5にログオフ指示を送信する(ステップS125)。サービス・サーバ5は、ユーザ端末3からログオフ指示を受信すると(ステップS127)、ログオフ処理を実施する(ステップS129)。例えば、メモリなどの記憶装置に保持していたユーザについての情報を破棄するような処理を実施する。そして、ログオフ完了ページ・データを生成し、ユーザ端末3に送信する(ステップS131)。ユーザ端末3は、サービス・サーバ5からログオフ完了ページ・データを受信すると、Webブラウザにより表示装置に表示する(ステップS133)。これによりユーザは処理を終了させることができるようになる。
【0058】
次に図6のステップS13で、ユーザが自ら通知先の企業を選択することを指示した、すなわち図7でボタン302をクリックしたと判断された場合(端子B)を図18乃至図21を用いて説明する。まず、サービス・サーバ5は、企業選択情報入力ページ・データをユーザ端末3に送信する(ステップS141)。ユーザ端末3は、企業選択情報入力ページ・データをサービス・サーバ5から受信し、Webブラウザにより表示装置に表示する(ステップS143)。
【0059】
例えば図19のような企業選択情報入力ページが画面に表示される。図19の例では業種選択のためのコンボボックス群361と、企業名の読み仮名の最初の2文字を入力するための入力欄群362と、選択・入力情報を送信するためのボタン363と、処理をキャンセルするためのボタン364とが含まれる。ここでは4つの企業を指定することができるようになっているが、4は一例であってこれより少なくとも多くともよい。読み仮名は例えばひらがなであるが、これに限定されない。
【0060】
ユーザが図19のような画面において業種選択を行って、最初の2文字を入力すると、ユーザ端末3は、業種情報及び最初の2文字を企業選択情報入力として受け付け、サービス・サーバ5に送信する(ステップS145)。サービス・サーバ5は、ユーザ端末3から業種情報及び最初の2文字を含む企業選択情報入力を受信する(ステップS147)。そして、業種情報及び最初の2文字の情報を用いて検索先DB51を検索し、選択肢となる企業を抽出する(ステップS149)。ここで図2の「よみ」の情報が用いられる。そして、企業絞込ページ・データを生成し、ユーザ端末3に送信する(ステップS151)。ユーザ端末3は、サービス・サーバ5から企業絞込ページ・データを受信し、Webブラウザにより表示装置に表示する(ステップS153)。
【0061】
例えば図20のような企業絞込ページが画面に表示される。図20の例では、企業選択肢表示欄371と、選択チェックボックス欄372と、企業選択の情報を送信するための送信ボタン373と、処理を終了させるためのキャンセルボタン374とが含まれる。図20の例では、ユーザは、A銀行と、B生命保険と、Cテレコムと、D証券のチェックボックスにチェックを付して選択し、送信ボタン373をクリックする。
【0062】
ユーザ端末3は、チェックボックスにチェックが付された企業を企業絞込入力として受け付け、サービス・サーバ5に送信する(ステップS155)。サービス・サーバ5は、ユーザ端末3から指定企業情報を含む企業絞込入力を受信し(ステップS157)、指定企業のアドレスを検索先DB51から抽出し、当該指定企業のサーバに対して顧客DB55から取得される個人情報による検索条件を含む検索要求を送信する(ステップS159)。
【0063】
各指定企業のサーバは、サービス・サーバ5から検索条件を含む検索要求を受信すると(ステップS161)、各企業の顧客DBを、受信した検索条件で検索し、検索結果を記憶装置に格納する(ステップS163)。そして各指定企業のサーバは、検索結果として当該ユーザが検索でヒットしたか否かの情報及びヒットした場合には取引種別の情報(種別がある場合)をサービス・サーバ5に返信する(ステップS165)。例えばヒットしたか否かを表す情報は、例えば顧客DB検索により特定された登録データを特定するためのコードの場合もある。コードは例えば口座番号にすることも可能である。
【0064】
サービス・サーバ5は、各指定企業のサーバから検索結果としてヒットの有無及びヒットの場合には取引種別の情報を受信し、記憶装置に格納する(ステップS167)。全ての応答を受信すると、受信した検索結果を取りまとめて変更入力ページ・データを生成し、ユーザ端末3に送信する(ステップS169)。ユーザ端末3は、サービス・サーバ5から変更入力ページ・データを受信し、Webブラウザにより表示装置に表示する(ステップS171)。例えば図21に示すような画面が表示される。
【0065】
図21の変更入力ページの画面例では、指定企業の取引種別のリスト表示欄382と、個人情報の変更を届け出る企業又は取引を選択するためのチェックボックス群381と、変更項目を選択するためのコンボボックス群384と、変更内容入力欄群385と、選択・入力情報を送信するための送信ボタン386と、処理をキャンセルするためのボタン387とが含まれる。図21の例では、ユーザが指定したにもかかわらず、Cテレコムという企業では顧客DB76に登録されていなかったため、383部分に示すように「ご指定の条件では見つかりませんでした」といったメッセージが表示されるようになる。自動検索との違いはこのように指定されたにもかかわらず登録が無い場合が発生し得る点と、登録漏れが発生する可能性がある点である。ステップS171以降の処理は端子Gを介して図6のステップS29に戻る。
【0066】
このような処理を実施することで、ユーザは自ら企業を指定して個人情報の変更を一括して登録させることができるようになる。
【0067】
本発明の一実施の形態を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えばサービス・サーバ5は一台のコンピュータではなく複数のコンピュータにて構成される場合もある。その他のサーバについても同様である。
【0068】
また、例示した画面例は一例であって、同様の内容を含む他の画面構成であってもよい。さらに、入力事項又は選択事項が複数ある場合には、複数の画面に分割して入力又は選択させるようにするような構成であってもよい。
【0069】
なお、各企業のホームページにおいてもサービス・サーバ5にリンクを張っておき、各企業のホームページにおいて登録変更などの届け出を行おうとしたユーザをサービス・サーバ5に誘導するようにしておくことも可能である。
【0070】
また、上で説明した例では個人情報の変更の場合を説明したが、本発明は変更ではない他の通知場面においても適用することができる。
【0071】
さらに、各企業の登録が完了した段階や、図11の画面における保存ボタン323がクリックされたことに応答して、変更内容を顧客DB55に登録するようにしても良い。また、認証方法としては、ID及びパスワードを用いるものだけではなく、指紋をはじめとするバイオメトリックスを用いた認証を採用する場合もある。
【0072】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、登録自体の失念に対処しつつ個人情報の通知に必要な労力・時間の軽減を可能にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のシステム概要を示す図である。
【図2】検索先DBに格納されるデータの一例を示す図である。
【図3】入力項目DBに格納されるデータの一例を示す図である。
【図4】サービス・サーバの顧客DBに格納されるデータの一例を示す図である。
【図5】各企業のサーバの顧客DBに格納されるデータの一例を示す図である。
【図6】第1の処理フローを示す図である。
【図7】変更トップページの画面例を示す図である。
【図8】変更入力ページの画面例を示す図である。
【図9】第2の処理フローを示す図である。
【図10】個別要求項目入力ページの画面例を示す図である。
【図11】登録完了ページの画面例を示す図である。
【図12】第3の処理フローを示す図である。
【図13】家族指定ページの画面例を示す図である。
【図14】利害関係人情報入力ページの画面例を示す図である。
【図15】第4の処理フローを示す図である。
【図16】証明書発行依頼ページの一例を示す図である。
【図17】第5の処理フローを示す図である。
【図18】第6の処理フローを示す図である。
【図19】企業選択情報入力ページの画面例を示す図である。
【図20】企業絞込ページの画面例を示す図である。
【図21】変更入力ページの他の画面例を示す図である。
【符号の説明】
1 ネットワーク  3 ユーザ端末
5 サービス・サーバ  9 電子政府用サーバ
51 検索先DB  53 入力項目DB
55 顧客DB  57 ログDB
71 A銀行サーバ  72 A銀行顧客DB
73 B生命保険サーバ  74 B生命保険顧客DB
75 Cテレコム・サーバ  76 Cテレコム顧客DB
77 D証券サーバ  78 D証券顧客DB
79 Eエアライン・サーバ  80 Eエアライン顧客DB
81 F損害保険会社サーバ  82 F損害保険顧客DB

Claims (11)

  1. 個人情報の一括通知サービスの提供方法であって、
    ユーザの端末から個人情報の通知要求を受信した場合、当該ユーザの個人情報が登録されている可能性のある各企業・機関のコンピュータのうち少なくとも一部に対して前記個人情報の登録の有無を確認するための要求を送信する確認ステップと、
    前記ユーザの個人情報の登録が確認された企業・機関のコンピュータに、通知すべき個人情報を送信する個人情報送信ステップと、
    を含む個人情報の一括通知サービスの提供方法。
  2. 前記確認ステップが、
    前記ユーザの端末から通知項目の指定を含む、個人情報の通知要求を受信した場合、前記通知項目に対応する通知内容を必要とする企業・機関を特定するステップと、
    前記通知項目に対応する通知内容を必要とし且つ前記ユーザの個人情報が登録されている可能性のある各企業・機関のコンピュータに対して前記個人情報の登録の有無を確認するための要求を送信するステップと、
    を含む請求項1記載の個人情報の一括通知サービスの提供方法。
  3. 前記ユーザの端末から通知項目及び通知内容についての情報を受信した場合、前記ユーザの個人情報の登録が確認され且つ前記通知項目に対応する通知内容を必要とする企業・機関を特定する企業・機関特定ステップを更に含み、
    前記個人情報送信ステップにおいて、
    前記企業・機関特定ステップにおいて特定された企業・機関のコンピュータに、前記通知内容についての情報を送信する
    ことを特徴とする請求項1記載の個人情報の一括通知サービスの提供方法。
  4. 前記ユーザの個人情報の登録が確認された企業・機関についての情報を当該ユーザの端末に送信するステップと、
    前記ユーザの端末から通知項目及び通知内容についての情報並びに通知すべき企業・機関についての情報を受信した場合、前記ユーザの個人情報の登録が確認された企業・機関のうち前記通知すべき企業・機関として指定され且つ前記通知項目に対応する通知内容を必要とする企業・機関を特定する企業・機関特定ステップと、
    をさらに有し、
    前記個人情報送信ステップにおいて、
    前記企業・機関特定ステップにおいて特定された企業・機関のコンピュータに、前記通知内容についての情報を送信する
    ことを特徴とする請求項1記載の個人情報の一括通知サービスの提供方法。
  5. 前記ユーザの個人情報の登録が確認された企業・機関のうち通知項目登録のため個別に要求される情報がある企業・機関を特定するステップと、
    前記ユーザの端末に前記通知項目登録のため個別に要求される情報の入力を促すための情報を送信するステップと、
    前記ユーザの端末から前記通知項目登録のため個別に要求される情報を受信した場合に、当該受信した情報を、前記ユーザの個人情報の登録が確認された企業・機関のコンピュータに送信するステップと、
    をさらに含む請求項1乃至4のいずれか1つ記載の個人情報の一括通知サービスの提供方法。
  6. 前記通知すべき個人情報の送信先である企業・機関が要求する証明書類に関する情報を前記ユーザの端末に送信するステップ
    をさらに含む請求項1乃至5のいずれか1つ記載の個人情報の一括通知サービスの提供方法。
  7. 利害関係人に対する個人情報の通知を前記ユーザの指示に応じて送信するステップ
    をさらに含む請求項1乃至6のいずれか1つ記載の個人情報の一括通知サービスの提供方法。
  8. 前記ユーザの家族についての個人情報の通知を前記ユーザにより指示可能にするための情報を前記ユーザの端末に送信するステップ
    をさらに含む請求項1乃至7のいずれか1つ記載の個人情報の一括通知サービスの提供方法。
  9. 前記ユーザの端末から個人情報を通知する企業・機関についての情報を受信した場合、当該個人情報を通知する企業・機関のコンピュータに、前記ユーザの個人情報の登録の有無を確認するための要求を送信するステップと、
    前記ユーザの個人情報の登録が確認された企業・機関のコンピュータに、通知すべき個人情報を送信する送信ステップと、
    をさらに含む請求項1乃至8のいずれか1つ記載の個人情報の一括通知サービスの提供方法。
  10. 請求項1乃至9のいずれか1つ記載の個人情報の一括通知サービスの提供方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  11. 個人情報の一括通知サービスの提供装置であって、
    ユーザの端末から個人情報の通知要求を受信した場合、当該ユーザの個人情報が登録されている可能性のある各企業・機関のコンピュータのうち少なくとも一部に対して前記個人情報の登録の有無を確認するための要求を送信する確認手段と、
    前記ユーザの個人情報の登録が確認された企業・機関のコンピュータに、通知すべき個人情報を送信する手段と、
    を有する個人情報の一括通知サービスの提供装置。
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