JP3772779B2 - 画像形成システム、及び、画像形成方法 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、外部のデータ送信装置からネットワークを介して送信されてくる画像データを受信可能な画像形成装置と、そのデータ送信装置とを備える画像形成システム、及び、この画像形成システムにおける画像形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、画像形成装置としては、ネットワークに接続可能な構成にされ、ネットワーク内のパーソナルコンピュータ(以下、「PC」とする。)から画像データを受信すると、その画像データを印刷処理して、画像データに基づく画像を記録媒体としての記録紙等に形成するプリンタが知られている。
【0003】
また特に、近年では広域ネットワークとしてのインターネットに接続可能で、PCからインターネット経由で送信されてくる画像データに基づく画像を形成可能なプリンタが知られている。このようなプリンタを用いれば、利用者は遠隔地からそのプリンタに印刷処理を行わせて、印刷物を出力させることができ、結果としてプリンタを受信側の利用者への情報伝達手段として使用することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなネットワーク対応型の従来のプリンタにおいては、画像データが受信後ただちに印刷処理されてしまうといった問題があった。
つまり従来のプリンタにおいては、印刷処理のタイミングが画像データの送信タイミングに依存し、送信元の利用者が画像データを深夜に送信すると、深夜に受信側のプリンタが動作してしまい、その動作中に発生するプリンタの機械音が受信側の利用者や、近隣の迷惑になることがあった。この結果、送信側の利用者は、受信側の利用者に不快感を与えないように画像データを送信するために、画像データの送信タイミングに気を使わなければならなかった。
【0005】
また、海外から画像データを送信する場合においては、時差の関係上、送信側と受信側のオフィスで就業時間が合わず、どうしても受信側のオフィスの就業時間外である時間帯に、画像データを送信しなければならない場合があった。こうした場合、受信側の利用者が不在の時に画像データが印刷処理されることになるので、利用者にとっては機密データを送信しにくいといった問題があった。
【0006】
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、画像データに基づく画像を適切な時点で形成可能な画像形成システム、及び、画像形成方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するためになされた請求項1に記載の発明は、ネットワークに接続された画像形成装置及びデータ送信装置、を備える画像形成システムであって、画像形成装置が、画像を記録媒体に形成する画像形成手段と、以下に説明するデータ取得手段と、制御手段と、を備え、データ送信装置が、画像データを記憶する画像データ記憶手段と、利用者による操作情報を取得する操作情報取得手段と、以下に説明するデータ作成手段と、データ送信手段と、を備えるものである。
【0008】
この画像形成システムにおける画像形成装置では、データ取得手段が、データ送信装置からネットワークを介して画像データを取得すると共に、データ送信装置から画像の形成開始条件を表す条件データを取得する。
【0009】
また、制御手段は、現在時刻と、データ取得手段が取得した条件データと、当該装置の記憶手段が記憶する月日に関連付けられたパラメータ値から構成されるスケジュールデータと、に基づき、画像の形成開始条件が満足されたか否か判断し、形成開始条件が満足されたと判断すると、画像形成手段を制御して、画像形成手段に、上記データ取得手段が取得した画像データに基づく画像を記録媒体に形成させる。
【0010】
その他、データ送信装置では、データ作成手段が、操作情報取得手段が取得した操作情報に基づき、画像形成装置に、画像データ記憶手段が記憶する画像データに基づく画像を形成させる場合の画像の形成開始条件を表す条件データを作成する。この際、データ作成手段は、上記画像の形成開始条件を表す条件データとして、画像形成装置が有するスケジュールデータに対応したパラメータ値を含む条件データを作成する。
【0011】
また、データ送信手段は、データ作成手段が作成した上記条件データを、画像データ記憶手段から読み出した画像データに付加して送信用データを作成し、この送信用データを、ネットワークを介して外部の画像形成装置に送信する。
【0012】
尚、上記現在時刻とは、現在という時点を、時間を表すパラメータで評価した値のことを意味し、パラメータは、『年』、『月』、『日』、『時』、『分』、『秒』及び『曜日』などの少なくとも一つの単位で表されるものであればよい。
【0013】
この画像形成システムによれば、画像形成装置は、画像データの送信側の利用者が条件データにて指定した画像の形成開始条件に基づき、画像の形成開始タイミングを調整することができ、画像データの送信側の利用者が指定した契機で、画像データに基づく画像を形成することができる。
【0014】
従って、利用者は、データ送信装置を介して、条件データを当該画像形成装置に入力することにより、画像データに基づく画像を、適切な時点で、画像形成手段に形成させることができる。
【0015】
また、送信側の利用者は、画像データの送信タイミングにかかわらず、所望の契機で、画像形成装置を動作させて、その画像形成装置に、送信した画像データに基づく画像を形成させ、その出力結果を受信側の利用者に提供することができるので、従来のように画像データの送信タイミングに気を使わなくても、手の空いた時間帯に画像データを送信して、所望のタイミングで、その画像データに基づく出力結果物(印刷物等)を送信先の利用者に提供することができる。
【0016】
よって、本発明の画像形成システムによれば、外部からネットワーク経由で画像データを受信する度に画像形成装置が自動的に動作することによって、画像データ受信側の利用者が装置の機械音等に不快さを感じるのを抑制することができる。また、画像データの送信側の利用者は、受信側の利用者の状況等を考えて画像データを送信するタイミングを調整しなくても済む。
【0017】
また、本発明の画像形成システムでは、現在時刻と、データ取得手段が取得した条件データと、当該装置の記憶手段が記憶するスケジュールデータと、に基づき、画像の形成開始条件が満足されたか否か判断するので、受信側の利用者のスケジュールに合わせて、画像データに基づく画像を記録媒体に形成することができる。
【0018】
即ち、送信側の利用者は、送信先の画像形成装置を使用する利用者のスケジュールに合わせた所望のタイミングで、送信先の画像形成装置に、画像データに基づく画像を形成させることができる。
【0019】
尚具体的に、スケジュールデータは、所定期間毎に利用者のスケジュールを表すパラメータ値が示されたデータとすることができる(請求項2)。
また、この画像形成システムにおける画像形成装置の制御手段は、期間毎(例えば、一日毎)に利用者のスケジュールを表すパラメータ値が記憶された上記スケジュールデータを参照することによって、現在時刻に対応するスケジュールデータのパラメータ値を読み出し、そのパラメータ値と、条件データと、に基づき、画像の形成開始条件が満足されているか否かを判断する構成にすることができる。
【0020】
更に言えば、スケジュールデータは、請求項3記載のように、営業日及び休業日に関するスケジュールデータとすることができ、データ作成手段は、上記条件データとして、営業日又は休業日を表すパラメータ値を含む条件データを作成する構成にすることができる。
上記スケジュールデータがオフィスの営業日及び休業日に関するスケジュールデータである場合、例えば、データ送信装置から、『営業日』を表すパラメータ値を含む条件データを、画像データと共に画像形成装置に送信すれば、画像データの送信日がオフィスの休業日であっても、オフィスの営業日に、画像データに基づく画像を送信先の画像形成装置に形成させることができる。
【0021】
従って、送信側の利用者は、機密データを含む画像データを、画像形成装置に送信する際、データ送信装置を操作して、送信先のオフィスの営業日に画像形成を行わせるようにした条件データを、その送信先の画像形成装置に送信すれば、画像データの送信日によらず、送信先のオフィスの営業時間帯に、機密データに基づく画像を送信先の画像形成装置に形成させることができ、相手にその出力結果(印刷物等)を確実に提供することができる。
【0022】
また、上記画像形成装置における画像形成手段が、複数の動作モードにて、画像を記録媒体に形成することが可能な構成である場合には、画像形成装置及びデータ送信装置を、請求項4に記載のように構成するとよい。
【0023】
請求項4に記載の画像形成システムでは、画像形成装置において、データ取得手段が、画像データ及び条件データに加えて、画像形成手段の動作モードを設定するための動作モード設定データを、ネットワークを介して、データ送信装置から取得可能な構成にされ、制御手段は、データ取得手段が動作モード設定データを取得すると、画像形成手段を制御して、画像形成手段に、その動作モード設定データに基づく動作モードで、データ取得手段が取得した画像データに基づく画像を記録媒体に形成させる。
【0024】
一方、データ送信装置では、データ作成手段が、操作情報取得手段が取得した操作情報に基づいて、複数の動作モードにて画像形成可能な上記画像形成装置における動作モードを設定するための動作モード設定データを作成することが可能な構成にされ、データ送信手段は、データ作成手段が作成した動作モード設定データを、画像データ記憶手段から読み出した画像データに付加して、上記送信用データを作成可能な構成にされている。
【0025】
このように構成された請求項4に記載の画像形成システムによれば、画像形成装置は、画像データ送信側の利用者の指示に従った動作モードで、データ取得手段が取得した画像データに基づく画像を記録媒体に形成することができる。従って、受信側の利用者は、送信側の利用者に従う動作モードで適切に画像形成された出力結果物(印刷物等)を取得することができる。
【0026】
換言すると、送信側の利用者は、データ送信装置を操作して、送信する画像データの種類に適した動作モードや、画像形成装置に画像形成させるタイミングに適した動作モードなどを指定した上記動作モード設定データを含む送信用データを画像形成装置に送信することにより、その送信先の画像形成装置に、指定した動作モードで、適切に画像データに基づく画像を形成させることができる。
【0027】
尚具体的に、データ作成手段は、画像形成装置に、通常動作モードより高速に、画像データに基づく画像を形成させるための動作モード、又は、画像形成装置に、通常動作モードより静かに、画像データに基づく画像を形成させるための動作モード、を設定するための上記動作モード設定データを作成する構成にすることができる。
【0028】
このように構成された請求項5に記載の画像形成システムによれば、データ量の多い画像データを送信する場合に、高速に画像形成可能な上記動作モードで画像データ送信先の画像形成装置を動作させることができ、データ量の多い画像データの画像形成処理に時間がかかることによって受信側の利用者に不快感を与えてしまうのを抑制することができる。
【0029】
また、夜間などに画像データを送信する場合に、通常より静かな機械音で画像形成可能な上記動作モードで画像形成装置を動作させることができ、画像形成装置の動作時に発生する機械音で、受信側の利用者や、近隣の者に不快感を与えてしまうのを抑制することができる。
【0030】
また、本発明の画像形成システムにおいては、データ作成手段が、画像の形成開始条件を表す条件データとして、画像を形成させる時間帯を表す条件データを作成するように、データ送信装置を構成すると便利である。
【0031】
例えば、昼間に画像形成を行うように指示する情報を含む条件データを画像データに付加して、その送信用データを上記画像形成装置に送信すれば、従来のように夜間に装置が動作して、その機械音が近隣の迷惑になったりするのを防止することができる。また、夜間に画像形成を行うように指示する情報を含む条件データを画像データに付加して、その送信用データを上記画像形成装置に送信すれば、受信側の利用者が画像形成装置を使用しない夜間に、データ量の多い画像データを、その画像形成装置に処理させることができる。
【0032】
また、請求項1〜請求項5のいずれかに記載の発明を、複数の画像形成装置に送信用データを同時に送信することが可能な上記データ送信手段、を備える画像形成システムに適用すると、上記発明の効果は、一層発揮される。
データ送信手段が、送信用データを、複数の画像形成装置に同時に送信することが可能な構成にされた請求項6記載の画像形成システムによれば、送信用データを、複数の画像形成装置に同時に送信しても、夫々の画像形成装置を、画像の形成開始条件に従ったタイミングで動作させることができる。
【0033】
従って、送信側の利用者は、画像データの送信先が複数ある場合に、夫々の受信側の利用者がおかれている状況(営業中か休業中かなど)を推測し、受信側の利用者に不快感を与えないようなタイミングで、各送信先に画像データを送信しなくても、各送信先に適したタイミングでその送信先の画像形成装置を動作させることができる。
【0034】
尚、請求項1〜請求項6のいずれかに記載の画像形成システムにおいて、データ送信装置は、送信先が固定の専用機であってもよいが、上記画像形成システムは、請求項7に記載のように構成されるとよい。
【0035】
請求項7に記載の画像形成システムにおいては、操作情報取得手段が取得した操作情報に基づいて、データ送信手段が送信用データの送信先を設定するようにデータ送信装置を構成しているので、この発明によれば、利用者は、データ送信装置を操作して操作情報を入力することにより、送信用データの送信先を自由に設定することができる。
【0036】
また、請求項8に記載の画像形成方法は、ネットワークに接続されると共に、画像データを記憶する画像データ記憶手段と、利用者による操作情報を取得する操作情報取得手段と、を備えるデータ送信装置と、ネットワークに接続されると共に、画像を記録媒体に形成する画像形成手段を備える画像形成装置と、を備える画像形成システムでの画像形成方法であって、データ送信装置及び画像形成装置が、以下のように動作して、画像形成を実現する方法である。
【0037】
この画像形成方法では、データ送信装置が、操作情報取得手段が取得した操作情報に基づき、画像形成装置に、画像データ記憶手段が記憶する画像データに基づく画像を形成させる場合の画像の形成開始条件を表す条件データであって、画像形成装置が有する月日に関連付けられたパラメータ値から構成されるスケジュールデータに対応したパラメータ値を含む条件データを作成し、この条件データを、画像データ記憶手段から読み出した画像データと共に、ネットワークを介して画像形成装置に送信する。
【0038】
一方、画像形成装置は、データ送信装置からネットワークを介して上記画像データ及び条件データを取得し、現在時刻と、取得した条件データと、当該装置の記憶手段が記憶するスケジュールデータと、に基づき、画像の形成開始条件が満足されたか否か判断し、この形成開始条件が満足されたと判断すると、画像形成手段を制御して、画像形成手段に、上記条件データと共に取得した画像データに基づく画像を記録媒体に形成させる。
この画像形成方法によれば、請求項1に記載の画像形成システムが奏する効果と同様の効果を得ることができる。
【0039】
また、請求項9記載の画像形成方法は、上記スケジュールデータが、所定期間毎に利用者のスケジュールを表すパラメータ値が示されたデータであることを特徴とする請求項8記載の画像形成方法である。
この画像形成方法によれば、請求項2に記載の画像形成システムが奏する効果と同様の効果を得ることができる。
【0040】
その他、請求項10記載の画像形成方法は、上記スケジュールデータが、営業日及び休業日に関するスケジュールデータであり、データ送信装置が、上記条件データとして、営業日又は休業日を表すパラメータ値を含む条件データを作成することを特徴とする請求項8記載の画像形成方法である。
この画像形成方法によれば、請求項3に記載の画像形成システムが奏する効果と同様の効果を得ることができる。
【0041】
また、請求項11記載の画像形成方法は、画像形成手段が、複数の動作モードにて、画像を記録媒体に形成することが可能な構成にされていることを前提として、データ送信装置が、操作情報取得手段が取得した操作情報に基づき、複数の動作モードにて画像形成可能な上記画像形成装置における動作モードを設定するための動作モード設定データを作成し、この動作モード設定データを、画像データ記憶手段から読み出した画像データと共に、ネットワークを介して画像形成装置に送信し、画像形成装置が、データ送信装置からネットワークを介して上記画像データ及び条件データと共に、動作モード設定データを取得すると、画像形成手段に、その動作モード設定データに基づく動作モードで、その動作モード設定データと共に取得した画像データに基づく画像を記録媒体に形成させることを特徴とする請求項8〜請求項10のいずれかに記載の画像形成方法である。
この画像形成方法によれば、請求項4に記載の画像形成システムが奏する効果と同様の効果を得ることができる。
【0042】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の画像形成装置としてのファクシミリ装置2をインターネットに接続し、本発明のデータ送信装置としてのPC12,13,214をインターネット若しくはローカルエリアネットワーク(LAN)を介してファクシミリ装置2にデータ通信可能に接続した画像形成システム1の構成を表す説明図である。また、図2は、ファクシミリ装置2の外部構成を表す概略斜視図、図3は、ファクシミリ装置2の内部構成を表す説明図である。
【0043】
図1に示すように、ファクシミリ装置2は、回線制御部3と、通信モジュール5と、を備えている。回線制御部3は、外部接続ポート4(図4参照)を備えており、この外部接続ポート4には、建造物内(家庭内、オフィス内等)に設置されたスプリッタ8の電話機用の接続ポートに繋がるアナログ線L1(2芯線、4芯線からなる所謂電話線)が接続されている。
【0044】
一方、通信モジュール5は、WAN側接続ポート6及びLAN側接続ポート7を備えており、WAN側接続ポート6は、スプリッタ8のADSL(Asymmetric DSL)モデム用の接続ポートにLANケーブルL2を介して接続されたADSLモデム9に繋がるLANケーブルL3に接続され、LAN側接続ポート7は、ハブ(HUB)11に接続されている。尚、ADSLモデム9は、周知のように、一般家庭に広く普及している電話線を利用してインターネットにアクセス可能なDSL(Digital Subscriber Line)のサービスセンタに、通信モジュール5を双方向通信可能に接続するための信号変換装置である。
【0045】
このハブ(HUB)11には、プリンタPr(ネットワーク接続可能なインクジェットプリンタ、レーザプリンタなど)や、PC12,13などの各LAN端末が接続されている。即ち、ハブ(HUB)11は、上記各LAN端末から構成される建造物内のローカルエリアネットワーク(LAN)に接続されており、ファクシミリ装置2、各PC12,13、及び、プリンタPrは、LANを介して互いに双方向通信可能な構成にされている。
【0046】
一方、上記スプリッタ8は、ADSLを利用する際に使用される周知のスプリッタであり、基地局側に設置されたスプリッタ21から送信されてくる概ね4kHz以下の第一信号とそれより高周波のADSL用の第二信号とが重畳された伝送信号を、その第一信号と、第二信号に分離し、第一信号を、電話機用の上記接続ポートに出力すると共に第二信号をADSLモデム用の上記接続ポートに出力する一方で、各接続ポートから入力されてきた信号を重畳して、基地局側のスプリッタ21に送信する構成にされている。
【0047】
即ち、本実施例のファクシミリ装置2は、回線制御部3を用いて、公衆回線網(即ち、公衆交換電話網:PSTN)内の加入者電話機に接続可能な構成にされ、更に、通信モジュール5及びADSLモデム9を介して広域ネットワーク(WAN)としてのインターネットに接続可能な構成にされている。また、このファクシミリ装置2は、通信モジュール5の後述するルータ制御部101の動作により、インターネット内の通信装置(WWWサーバ22等)とLAN内の各LAN端末(PC12,13、プリンタPr)と、の間で送受信されるデータ(IPパケット)をルーティングするルータとして機能する構成にされている。
【0048】
また、本実施例のファクシミリ装置2は、原稿から光学的に画像を読み取り、その画像を表すイメージデータをファクシミリデータにして、上記アナログ線L1を介して公衆回線網に接続された外部のファクシミリ装置23に送信すると共に、外部のファクシミリ装置23から公衆回線網及びアナログ線L1を介して送信されてきたファクシミリデータを受信して、記録紙にそのファクシミリデータに基づく画像を形成する通常の機能(ファクシミリ機能)の他、プリンタ機能、コピー機能を有している。
【0049】
このプリンタ機能とは、PC12,13,214やワードプロセッサ等から送信されてきた印刷用のイメージデータ(以下、「印刷データ」とする。)に基づく画像を記録媒体としての記録紙等に形成する機能のことを意味し、当該ファクシミリ装置2は、PCインタフェース(PC I/F)24を介して外部のPCから印刷データを受信したり、通信モジュール5を介してLAN内のPC12,13等や、インターネット内のPC214から印刷データを受信すると、そのデータに基づく画像を記録紙に形成する。また、コピー機能とは、後述するスキャナ部35及び記録部37を用いて、原稿から画像を読み取り、そのイメージデータに基づいて、記録紙に画像を形成する複写機能を意味する。
【0050】
このような機能を有するファクシミリ装置2には、図2に示すように、その本体ケース25の側部に、ハンドセット(H/S)26が取り付けられ、上面の前部に、操作パネル27が設けられている。尚、この操作パネル27には、相手側の電話番号(FAX番号)を入力するための数字キー271や、スタートキー272、選択キー273などの各種操作キー270と、各種機能に関連する情報を表示するための液晶ディスプレイ(LCD)274と、が備えられている。
【0051】
この他、本体の上方後部には、装置内に供給する記録紙を収容するための第一給紙トレイ29が設けられ、その上には記録紙を載置するためのものであって利用者による手差しで記録紙を供給するための第二給紙トレイ31が設けられている。更に、その上には、読取用の原稿用紙を載置するための原稿用給紙トレイ33が設けられている。
【0052】
また、本体には、図3に示すように、原稿から画像を読み取るためのスキャナ部35、記録紙に多色カラーの画像を形成するための記録部37、及び、これらの各部の駆動を制御するCPU39(図4参照)を搭載する基板(図示せず)、などが内蔵されている。
【0053】
スキャナ部35では、原稿用給紙トレイ33に載置された原稿が、原稿センサ(図示せず)により検出され、図3の矢印Aにて示すように、給紙ローラ41及び分離パッド43等からなる給紙機能によって一枚ずつ取り込まれ、この後に、搬送ローラ45により読取装置47まで搬送される。そして、読取装置47では、原稿上に形成されている画像が読み取られる。また、読取装置47による画像読取後の原稿は、排紙ローラ49を介して前方に設けられた第一排紙トレイ51に排出される。
【0054】
尚、このスキャナ部35には、上記原稿センサの他に、原稿の先頭を検出する原稿フロントセンサ53と、原稿の後端を検出する原稿リアセンサ55と、が設けられており、CPU39は、これらのセンサからの検出結果に基づき、スキャナ部35内の各部を制御して紙送りを調整し、上記スキャナ部35の動作を実現する。
【0055】
一方、記録部37では、第一給紙トレイ29あるいは第二給紙トレイ31に載置された記録紙が、図3の矢印Bにて示すように、給紙ローラ57及び分離パッド59等からなる給紙機構によって一枚ずつ取り込まれる。そして、記録紙は、搬送ローラ61を介して画像形成装置63に送られる。画像形成装置63では、記録紙上に複数色(本実施例ではシアン、マゼンタ、イエロー及びブラック)のトナーの組合せによる多色カラーの画像が形成される。また、画像形成装置通過後の記録紙は、下流側の定着装置65に送られる。そして、この定着装置65では、トナーによる画像が記録紙上に定着される。更に定着装置通過後の記録紙は、排紙ローラ67を介して、本体の前面に設けられた第二排紙トレイ69に排出される。
【0056】
尚、上記画像形成装置63は、レーザ光走査装置71を動作させて感光ドラムにレーザ光を照射し、その表面に静電潜像を形成する構成にされている。このレーザ光走査装置71は、CPU39からの指令に従ってイメージデータに基づくレーザ光を発射するレーザ発光部77と、レーザ光反射用のレンズ78、及びレンズ78に反射されたレーザ光を感光ドラムに導く反射ミラー79等を備えている。この他、画像形成装置63は、トナーを貯留するトナータンク73を備えており、静電潜像形成後の感光ドラムにトナータンク73から供給されたトナーを付着させ、転写ローラ75により、記録紙に電荷を付与して感光ドラムに付着したトナーを記録紙に転写する構成にされている。ただし、図3に示す画像形成装置63の構成図は、画像形成装置63の機能を説明するための模式図である。つまり本実施例の画像形成装置63は、カラーのトナー像を形成可能な周知の画像形成装置としての構成を有しており、上述のように、各色毎にトナー像を形成して、それらを重ね合わせてカラーのトナー像を形成する構成をとる。
【0057】
次に、ファクシミリ装置2の電気的構成について説明する。尚、図4は、本実施例のファクシミリ装置2の電気的構成を表すブロック図である。また、図5は、RAM83内のデータ構成を表す説明図(同図(a))、ROM81内のデータ構成を表す説明図(同図(b))及び、後述する宛先情報記憶部83c内のデータ構成を表す説明図(同図(c))である。
【0058】
ファクシミリ装置2は、主に、CPU39、ROM81、RAM83、スキャナ部35、符号器85、記録部37、復号器87、操作キー270、LCD274、モデム89、回線制御部3、PCインタフェース(PC I/F)24、メール制御部91、機能拡張用インタフェース93、を備えており、夫々はバス95を介して接続されている。また、この機能拡張用インタフェース93には、通信モジュール5が接続されている。
【0059】
CPU39は、本装置の制御の中枢を担っており、装置全体を統括制御する構成にされている。例えば、CPU39は、ROM81内に予め記録された制御処理用のプログラムを読み出し、そのプログラムに従って、ファクシミリデータの送受信や、宛先登録等の処理を実行する。
【0060】
尚、ROM81内には、当該装置をファクシミリ装置として動作させるために必要なファクシミリ機能用プログラム群81a(図5(b)参照)が記憶されている。具体的には例えば、回線制御部3が外部のファクシミリ装置23から受信したファクシミリデータに基づく画像を記録部37に形成させるための受信用プログラム等が上記ファクシミリ機能用プログラムとしてROM81に納められている。
【0061】
また、ROM81内には、当該装置を、PC12,13,214等から送信されてきた印刷データに基づく画像を記録紙等に印刷するプリンタとして動作させるために必要なプリンタ機能用プログラム群81b、が記憶されている。この他、ROM81内には、上記プログラム等で呼び出される記録部制御用プログラム81cや、その他の図示しない各種プログラム、そのプログラム実行時に必要な各種データが予め記憶されている。
【0062】
一方、RAM83は、各種制御を行う際に必要なワークメモリ83a(図5(a)参照)や、ファクシミリデータ等を記憶する送受信データ記憶部83b、ファクシミリデータの送信先に関する宛先情報を記憶する宛先情報記憶部83c、などとして機能するようにされている。
【0063】
また、宛先情報記憶部83cは、図5(c)に示すように、ファクシミリデータの送信先に関する宛先情報として電話番号を記憶可能な構成にされ、更に、この電話番号に関連づけて、メールアドレスを記憶可能な構成にされている。即ち、当該ファクシミリ装置2は、相手先装置(外部のファクシミリ装置23)が公衆回線網経由のファクシミリデータの送受信の他に、インターネット経由の電子メールの送受信を行うことが可能な構成にされている場合に備えて、一つの宛名に対して、電話番号とメールアドレスの両方を併記した形で宛先情報を登録できるように構成されている。
【0064】
スキャナ部35は、ファクシミリデータの送信やコピー(原稿の複写)等の際に、原稿を読み取るためのものである。本実施例のスキャナ部35は、上述したように、原稿を原稿用給紙トレイ33から取得し、読取装置47にて画像を読み取り、読取結果としてのイメージデータを符号器85などに出力する構成にされている。
【0065】
また、符号器85は、スキャナ部35によって読み取られたイメージデータをファックスフォーマットであるG3圧縮形式のイメージデータにするために、符号化処理を実行し、その処理後のイメージデータを出力する構成にされている。一方、復号器87は、ファックスフォーマットのイメージデータを復号化して、記録部37にて処理可能な印刷用のイメージデータに変換する構成にされている。
【0066】
また、記録部37は、上述したように、カラー画像を形成可能な所謂カラーレーザプリンタとして機能する構成にされており、記録部制御用プログラム81cを実行するCPU39からの指令に従い、復号器87によって復号化されたイメージデータや、後述するサーバ部110から送信されてきた印刷データに基づくカラー画像を、上記画像形成装置63を用いて記録紙等の記録媒体に印刷して形成し、印刷後の記録媒体を出力する構成にされている。
【0067】
尚、本実施例の記録部37は、通常(デフォルト)の動作モードである通常印刷動作モードの他に、複数の印刷動作モードを備えており、それらの印刷動作モードにて、印刷データに基づく画像を記録紙に形成することが可能な構成にされている。具体的に、記録部37は、上記通常印刷動作モードに加えて、通常印刷動作モードより静かな音で印刷データに基づく画像を記録紙に形成することが可能な静音印刷動作モード、及び、通常印刷動作モードより高速に印刷データに基づく画像を記録紙に形成することが可能な高速印刷動作モードを備えており、後述するCPU111からの指令を受けてCPU39から発せされる指令信号に従い、これらの印刷動作モードのいずれかにて、動作する。
【0068】
この他、操作キー270は、上述したように操作パネル27上に設けられており、利用者の操作に従って、宛先情報の登録、宛先の指定といった各種処理操作を行うための指令信号を装置内に入力する構成にされている。
同じく操作パネル27に設けられた上記LCD274は、利用者に操作手順を案内するメッセージやエラーメッセージ等の各種メッセージ等を表示するための表示手段として設けられている。また、本実施例のLCD274は、タッチパネルとしての機能を備えており、ファクシミリデータの宛先指定や宛先情報の登録の際に、ワンタッチキーの表示を行うと共に、利用者の操作情報を取得し装置内に入力する構成にされている。
【0069】
モデム89は、回線制御部3を介してスプリッタ8経由で公衆回線網に接続された外部のファクシミリ装置23との間でファクシミリデータの送受信を行うためのものである。回線制御部3は、公衆回線網に対するダイヤル信号の送出や、公衆回線網からの呼出信号に対する応答等の動作を行うものであり、例えば、公衆回線網を介して自身を外部のファクシミリ装置23に通信可能に接続する。
【0070】
一方、PCインタフェース24は、PCと当該ファクシミリ装置2とをパラレルインタフェース等を介して接続するときに用いられるものであり、PCからの印刷データ等を受信したりする。
また、メール制御部91は、インターネットに接続された外部の通信装置との間で電子メールの送受信を行うことによって、電子メールによるファクシミリデータの送受信を実現するものである。
【0071】
つまりメール制御部91は、符号器85にて符号化されたファクスフォーマットのバイナリイメージデータを、テキストコードのイメージデータに変換すると共に、送信先のメールアドレス等を含むヘッダ情報をそのデータに付加することにより、ファックスフォーマットのイメージデータを、電子メールとして送信可能な電子メールフォーマットのイメージデータにフォーマット変換したり、逆にインターネット経由で通信モジュール5を介して受信した電子メールフォーマットのイメージデータを、ファックスフォーマットのイメージデータに逆フォーマット変換する処理を行う。尚、このメール制御部91によってファックスフォーマットのイメージデータに逆フォーマット変換されたデータは、復号器87によって記録部37で出力可能なイメージデータに復号化されてから記録紙に印刷される。
【0072】
この他、機能拡張用インタフェース(I/F)93は、別体で構成されたルータ制御部101を備える通信モジュール5を着脱自在に接続することができる構成にされたAIO(アナログ入出力)やRS232C等のシリアルインタフェースである。
【0073】
また、通信モジュール5は、ルータ制御部101、ハブ(HUB)103、IP電話部105、無線処理部107、サーバ部110や、ルータ制御部101に繋がるインタフェース接続端子109などを備えている。尚、通信モジュール5は、このインタフェース接続端子109を介してインタフェース93に接続される。
【0074】
ルータ制御部101は、ADSLモデム9を介してインターネット内の通信装置(WWWサーバ22やPC214)との間でIPパケットの送受信を行うためのものであり、周知のIPマスカレード機能やルーティング機能を備えるブロードバンド対応のルータとして機能する。
【0075】
即ち、このルータ制御部101は、IPマスカレード機能により、LAN内で用いられるプライベートIPアドレスと、WAN(本実施例ではインターネット内)で用いられるグローバルIPアドレスとを相互変換し、ルーティング機能により、LAN側の端末と、WAN側の通信装置(WWWサーバ22)と、を双方向通信可能に接続する。
【0076】
例えば、ルータ制御部101は、ハブ103を介してIP電話部105、無線処理部107、サーバ部110との間でのデータの送受信を行うことにより、IP電話部105、無線処理部107及びサーバ部110をADSLモデム9を介してインターネットに双方向通信可能に接続する。また更に、ルータ制御部101は、ハブ103を介してLAN側接続ポート7に接続されるLAN内の各LAN端末(PC12,13、プリンタPr)との間で通信を行うことにより、LAN内のLAN端末をインターネットに双方向通信可能に接続する。つまり例えば、ルータ制御部101は、経路制御して、インターネット内のWWWサーバ22から受信したデータを、宛先のLAN端末に送信する。
【0077】
この他、ルータ制御部101は、装置本体側のCPU39とインタフェース93を介して通信を行うことができるようにされている。即ち、各LAN端末(PC12,13、プリンタPr)、IP電話部105、無線処理部107、サーバ部110は、ルータ制御部101及びインタフェース93を介して装置本体側のCPU39と双方向通信を行うことができ、例えば、当該ファクシミリ装置2のCPU39は、ルータ制御部101を介してサーバ部110から印刷データを取得すると、プリンタ機能用プログラムを実行し、そのプログラム内で記録部制御用プログラム81cを呼び出して記録部37を制御し、記録部37に、その印刷データに基づく画像を記録紙に形成させる。
【0078】
一方、このルータ制御部101にハブ103を介して接続されたIP電話部105は、音声信号をIPパケットに格納し、インターネット経由で、外部のIP電話機と、音声通信(通話)を行うことが可能な構成にされている。
また、無線処理部107は、外部の無線通信装置と当該ファクシミリ装置2との間で無線通信を行うためのものであり、ブルートゥース規格(近距離無線通信の規格)やIrDA規格(赤外線通信の規格)による無線接続方式にて、外部の無線通信装置をファクシミリ装置2内の各部に双方向通信可能に接続する構成にされている。即ち、当該ファクシミリ装置2においては、ハブ103に接続された接続ポート7を用いることにより、有線接続方式にて各LAN端末をファクシミリ装置2に接続することができる他、この無線処理部107を用いることにより、無線接続方式にてLAN端末をファクシミリ装置2に接続することができる。
【0079】
この他、サーバ部110は、CPU111、ROM113、RAM115、ネットワークインタフェース117などを備えており、ネットワークインタフェース117を介してルータ制御部101との間で通信を行うことにより、自身をインターネットに接続したり、装置本体側のCPU39との間でデータ通信を行う構成にされている。またサーバ部110は、ルータ制御部101を介してLANに接続され、LAN内の各LAN端末(PC12,13、プリンタPr)との間で双方向にデータ通信を行うことが可能な構成にされている。
【0080】
ここで、図6は、サーバ部110のRAM115内のデータ構成を表す説明図(同図(a))、ROM113内のデータ構成を表す説明図(同図(b))である。
サーバ部110は、ルータ制御部101経由でWWWサーバ22から取得したウェブデータ(HTMLデータ)を印刷データに変換してその画像を記録部37に形成させるウェブプリント機能や、ルータ制御部101経由でLAN内のデータ送信装置(PC12,13)や、インターネット内のデータ送信装置(PC214)から受信した印刷データ(PDLデータなど)に基づく画像を記録部37に形成させるネットワーク印刷機能、WWWサーバ22から取得したウェブデータや、データ送信装置(PC12,13,214)から受信した印刷データをLAN側接続ポート7を介してLANに接続されたプリンタPrなどに転送するプリンタ転送機能、などを備えており、これらの機能をROM113が記憶するネットワーク印刷機能用プログラム群113aで実現する構成にされ、各種設定情報に基づいて、各機能の動作を切り換える構成にされている。
【0081】
また、サーバ部110は、ネットワーク(インターネット、LANなど)経由で取得した印刷データに基づく画像を、上記通常印刷動作モードで、記録部37に形成させたり、印刷時の機械音が抑えられた上記静音印刷動作モードで、記録部37に形成させたり、上記高速印刷動作モードで、記録部37に印刷させたりすることができ、これらの動作をROM113が記憶するネットワーク印刷機能用プログラム群113aで実現する構成にされている(詳しくは後述)。
【0082】
サーバ部110のRAM115は、図6(a)に示すように、ワークメモリ115a、外部から受信したデータや外部に送信すべきデータを記憶する送受信データ記憶部115b、外部のWWWサーバのアドレス(URL:Uniform ResourceLocator)情報を記憶するURL情報記憶部115c、受信したウェブデータや印刷データの転送先等に関する転送先情報(転送先のIPアドレス等)を記憶する転送先情報記憶部115d、アクセス禁止先のURL情報を記憶するアクセス禁止データベース115e、当該装置の利用者が設定したオフィスの営業スケジュール(営業日や休業日など)を表すスケジュールデータを記憶するスケジュールデータ記憶部115i、昼間及び夜間の時間帯を表す定義ファイルを記憶する昼夜定義ファイル記憶部115j、などとして機能する構成にされている。
【0083】
URL情報記憶部115cは、WWWサーバのアドレス情報としてのURLに関連付けて、メモ情報、定期取得用設定データを複数個記憶可能な構成にされている。尚、周知のようにURLは、サーバアドレス、ディレクトリ情報、ファイル名などから構成されている。
【0084】
このメモ情報は、現状においてURLがローマ字で標記され、その表示だけではどのホームページへアクセスするかがわかりにくく、更には、LCD274の表示領域も限られているため、目的のURLを探すのが容易ではないことから、利用者が瞬時にそのURLを判別できるようにするために、設けたものであり、本実施例の通信モジュール5は、利用者による操作パネル27の操作等によって外部入力されたメモ情報を、対応するURLに対して関連付けてURL情報記憶部115cに登録するように構成されている。
【0085】
また、定期取得用設定データは、WWWサーバ22から定期的にデータを取得するためのものであり、サーバ部110は、ネットワーク印刷機能用プログラム群113aの一つとしてROM113内に記憶されているウェブプリント機能用プログラムを実行し、定期的にデータをWWWサーバ22から取得することができる。また、本実施例のファクシミリ装置2におけるサーバ部110は、WWWサーバ22からデータを取得する際に、アクセス禁止データベース115e内のURL情報を参照してURL先のデータが印刷するのに不適切なデータであるか否か判断し、不適切なデータであると判断した場合には、そのデータをWWWサーバ22から取得しないようにされている。
【0086】
この他、スケジュールデータ記憶部115iが記憶するスケジュールデータには、オフィスの営業スケジュールを表すパラメータ値(『営業日』又は『休業日』)が、月日に関連付けられて、格納されている。尚、図7(a)は、スケジュールデータのデータ構成を表す説明図である。
【0087】
また、昼夜定義ファイル記憶部115jが記憶する定義ファイルには、『昼間』の時間帯を表す値と、『夜間』の時間帯を表す値、が格納されている。尚、図7(b)は、昼夜定義ファイル記憶部115jが記憶する定義ファイルのデータ構成を表す説明図である。
【0088】
続いて、データ送信装置(PC12,13,214)の構成及びデータ送信装置のCPU14が実行するデータ送信処理について説明する。尚、図8は、データ送信装置(PC12,13,214)の構成を表す説明図である。
データ送信装置(PC12,13,214)は、周知のパーソナルコンピュータと同様に、CPU14、ROM15、RAM16、ディスプレイ17、キーボード18、ハードディスクドライブ(HDD)19、LANインタフェース(LAN I/F)20、などを備えている。LANインタフェース20は、ネットワーク(インターネットやLANなど)に接続され、ネットワークを介してファクシミリ装置2とデータ通信可能にされている。
【0089】
また、RAM16は、利用者が、各種アプリケーションにて、キーボード18や図示しないマウス等(以下、単に「キーボード18等」と表現する。)を使用して作成したイメージデータを、一時記憶するワークメモリ16aなどとして機能する構成にされている。この他、HDD19内には、CPU14によって実行されるデータ送信プログラム19aが記憶されている。
【0090】
図9は、CPU14が実行するデータ送信処理を表すフローチャートである。CPU14は、利用者が各種アプリケーションの選択画面を操作することにより、キーボード18等からイメージデータの送信指令信号が入力されてきたと判断すると、データ送信処理(データ送信プログラム19a)を実行する。
【0091】
データ送信処理を実行すると、CPU14は、まず、利用者がデータ送信先のアドレスをキーボード18等を操作して入力可能な構成の送信先設定画面を表示する(S110)。ここで、CPU14は、利用者がキーボード18等を操作することにより、キーボード18等から入力されてくる操作情報を取得してRAM16に一時記憶する。また、操作情報に基づきデータ送信先が決定されたと判断すると(S115でYes)、CPU14は、その送信先設定画面で入力された操作情報に基づき、送信先を設定する(S120)。
【0092】
続いて、CPU14は、上記送信指令信号と共に、印刷条件を指定する旨の指令信号がキーボード18等から入力されているかどうか判断し(S130)、その指令信号が入力されていないと判断すると(S130でNo)、処理をS140に移行して、上記送信指令で指定されたイメージデータをRAM16から読み出し、これを必要に応じて印刷データに変換し、この印刷データにヘッダ情報等を付加して送信用データを作成し(S140)、処理をS160に移行する。
【0093】
一方、S130にて、印刷条件を指定する旨の指令信号が入力されていると判断すると(S130でYes)、CPU14は、処理をS150に移して、利用者がキーボード18等を操作して印刷条件を指定可能な印刷条件設定画面を表示する。尚、図10は、印刷条件設定画面の表示例を表した説明図である。
【0094】
このS150において、CPU14は、表示した印刷条件設定画面に基づき利用者がキーボード18等から入力した操作情報を取得し、S153にて条件を決定した旨の条件決定指令信号をキーボード18等から取得すると(S153でYes)、S150で取得した操作情報に基づき、S155にて、送信先の画像形成装置(ファクシミリ装置2等)に上記送信指令にて指定されたイメージデータに基づく画像を形成させる場合の画像の形成開始条件を表す開始条件データ(図11参照)、及び、送信先の画像形成装置における動作モードを設定するための動作条件データを格納した印刷条件データを作成する。
【0095】
例えば、CPU14は、図10に示す『時刻設定』のチェックボックスがチェックされた状態で、『OK』ボタンが選択されて条件決定指令信号が入力されたと判断すると、各ボックスに入力された数値に基づき、月、日、時間、曜日等の時刻を表す各パラメータ(以下、「時刻パラメータ」とする。)の値を、画像の形成開始時刻を表す開始条件データとして格納した印刷条件データを作成する(S155)。
【0096】
また、CPU14は、図10に示す『時間帯設定』のチェックボックスがチェックされた状態で、『OK』ボタンが選択されて条件決定指令信号が入力されたと判断すると、その際に利用者から指定されているスケジュールパラメータの値、昼夜指定パラメータの値を、画像の形成開始条件を表す開始条件データとして格納した印刷条件データを作成する(S155)。ここで、スケジュールパラメータは、『営業日』及び『休業日』のいずれか一方の値をとるようにされている。ただし、印刷条件設定画面上で『指定なし』との項目が利用者により選択されている場合、CPU14は、スケジュールパラメータの値を開始条件データに格納しない。尚、このスケジュールパラメータの値は、上述したようにファクシミリ装置2のスケジュールデータ記憶部115iが記憶するスケジュールデータのパラメータ値に対応するものである。
【0097】
この他、昼夜指定パラメータは、『昼間』及び『夜間』のいずれか一方の値をとるようにされている。尚、スケジュールパラメータと同様に、印刷条件設定画面上で『指定なし』との項目が利用者により選択されている場合、CPU14は、昼夜指定パラメータの値を開始条件データに格納しない。
【0098】
また、『動作モード設定』のチェックボックスがチェックされた状態で、『OK』ボタンが選択され条件決定指令信号が入力されたと判断すると、その際に利用者から指定されている印刷動作モードを表すパラメータの値を、動作条件データに格納して印刷条件データを作成する(S155)。尚、動作モードのパラメータは、送信先の画像形成装置を静音印刷動作モードで動作させるための値『静音印刷動作モード』、及び、送信先の画像形成装置を上記高速印刷動作モードで動作させるための値『高速印刷動作モード』、のいずれか一方の値をとるようにされている。ただし、印刷条件設定画面上で『指定なし』との項目が利用者により選択されている場合、CPU14は、動作条件データを格納せずに印刷条件データを作成する。
【0099】
この印刷条件データを作成し終わると、CPU14は、上記送信指令にて指定されたイメージデータをRAM16から読み出し、これを必要に応じて印刷データに変換し、この印刷データに印刷条件データを付加した送信用データを作成する(S157)。尚、図11は、送信用データの構成を表す説明図である。図11に示すように、送信用データ内には、印刷条件データと印刷データとが格納される。ただし、上述のS140で作成される送信用データには、印刷条件データは格納されない。
【0100】
この送信用データの作成後、CPU14は、上記S120にて設定したデータの送信先が複数あるか否か判断し(S160)、送信先は一つであると判断すると(S160でNo)、その唯一の送信先の画像形成装置(ファクシミリ装置2等)にネットワークを介して送信用データを送信する(S170)。即ち、CPU14は、送信用データに送信先のIPアドレスを付与し、これをIPパケットにて、ネットワークに送出する。この後、CPU14は、当該データ送信処理を終了する。
【0101】
一方、CPU14は、上記S120にて設定した送信先が複数あると判断すると(S160でYes)、各送信先の画像形成装置(ファクシミリ装置2等)にネットワークを介して送信用データを送信し(S180)、この後に当該データ送信処理を終了する。即ち、CPU14は、送信用データに、送信先のIPアドレスを付与して、これをIPパケットにてネットワークに送出する動作を、全ての送信先に対して実行することにより、送信用データを、複数の画像形成装置に同時に送信した後、当該データ送信処理を終了する。
【0102】
続いて、ファクシミリ装置2のサーバ部110のCPU111が実行する受信処理について説明する。尚、図12は、CPU111が繰り返し実行する受信処理を表すフローチャートである。
受信処理を実行すると、CPU111は、まずS210にて、ネットワークインタフェース117がネットワーク(LAN若しくはインターネット)からルータ制御部101経由で、印刷データを含む上記送信用データを、外部のデータ送信装置(PC12,13,214)から受信するまで待機し、受信したと判断すると、S220にて、送信用データに印刷条件データが含まれるか否か判断する。
【0103】
データ送信装置からS157にて作成された送信用データが送信されてきた場合、CPU111は、Yesと判断し、S231にて送信用データから、印刷条件データ及び印刷データを夫々抽出して取得し、印刷データに印刷条件データを関連付けて、これらを印刷ファイフォに登録し(S235)、当該受信処理を終了する。尚、印刷ファイフォは、登録された順に印刷データを処理するためのFIFOである。
【0104】
一方、データ送信装置からS140にて作成された送信用データが送信されてきた場合、CPU111は、S220にてNoと判断し、S241にて送信用データから、印刷データを抽出して取得し、S245にて、その印刷データを印刷ファイフォに登録し、当該受信処理を終了する。
【0105】
続いて、ファクシミリ装置2のサーバ部110のCPU111が実行する印刷制御処理について説明する。尚、図13は、CPU111が、受信処理と並行して繰り返し実行する印刷制御処理を表すフローチャートである。
印刷制御処理を実行すると、CPU111は、まずS310にて、印刷ファイフォに印刷データが登録されているか否か判断し、登録されていない場合には、印刷データが受信処理により印刷ファイフォに登録されるまで待機する。
【0106】
一方、印刷データが登録されていると判断すると(S310でYes)、CPU111は、印刷ファイフォから登録情報を一件読み出し(S320)、その登録情報に対応する印刷データに印刷条件データが関連付けられているかどうか判断する(S330)。そして印刷条件データが印刷データに関連付けられていないと判断すると(S330でNo)、処理をS333に移行して、印刷データを装置本体のCPU39に送信し、CPU39に、記録部37を制御させて、記録部37に印刷データに基づく画像を記録紙に形成させる。
【0107】
この後、CPU111は、印刷済みの印刷データに対応する印刷ファイフォ内の登録情報を削除し(S335)、S350にて、印刷ファイフォ内の登録情報の読み出し(S320)を現時点で登録されているものについて全て行ったか否か判断し、全て行ったと判断すると、当該印刷制御処理を終了する。
【0108】
一方、全て行っていないと判断すると(S350でNo)、CPU111は、処理をS320に戻し、次の登録情報を印刷ファイフォから読み出して、S330で、読み出した登録情報に対応する印刷データに印刷条件データが関連付けられているか否か判断し、印刷条件データが関連付けられていると判断すると(S330でYes)、S340に処理を移行して、図14に示す条件判定印刷処理を実行する。尚、図14は、CPU111が実行する条件判定印刷処理を表すフローチャートである。
【0109】
条件判定印刷処理を実行すると、CPU111は、まずS410にて印刷条件データを解析して、印刷条件データ内に格納されているパラメータの種類等を識別する。
そして、印刷条件データ内に開始条件データとして上記時刻パラメータが格納されていると判断すると(S420でYes)、サーバ部110が有する内部時計から現在時刻を取得し、その時刻と、開始条件データとに基づいて、画像の形成開始条件が満足されたか判断する。具体的に、CPU111は、現在時刻と、印刷データと共に外部からネットワーク経由で送信されてきた開始条件データとしての時刻パラメータの値とを照合し(S421)、現在時刻が、その時刻パラメータで表された画像の形成開始条件(詳しくは、画像の形成開始時刻)に適合するか否か判断する(S425)。
【0110】
例えば、現在時刻が12時台であって、時刻パラメータの値が『12時』である場合には、時刻パラメータで表された画像の形成開始条件が満足されたとして、現在時刻が画像の形成開始条件に適合すると判断し(S425でYes)、処理をS450に移行する。一方、現在時刻が12時台ではなくて、時刻パラメータが『12時』である場合には、時刻パラメータで表された画像の形成開始条件が満足されていないとして、現在時刻が画像の形成開始条件に適合しないと判断し(S425でNo)、そのまま当該条件判定印刷処理を終了する。この他、時刻パラメータの値が月日(又は曜日)を表す値であれば、CPU111は、S425にて、現在の月日(又は曜日)と、開始条件データとして送信されてきた月日(又は曜日)を表す値と、に基づき、画像の形成開始条件が満足されたか否か判断する。
【0111】
一方、CPU111は、S420でNoと判断すると、続くS430にて、印刷条件データに開始条件データとしてスケジュールパラメータの値が含まれているか否か判断する。そして、スケジュールパラメータの値が含まれると判断すると、処理をS431に移行し、そこで、スケジュールデータ記憶部115iが記憶するスケジュールデータから現在時刻に対応する上記パラメータ値を読み出す。例えば、現在時刻が3月4日である場合、CPU111は、スケジュールデータの現在時刻(3月4日)に関連付けられて記憶されている値『営業日』を読み出す。
【0112】
そして、CPU111は、スケジュールデータから読み出した値と、ネットワークを介して外部のデータ送信装置(PC12,13,214)から取得したスケジュールパラメータの値と、を照合し(S433)、スケジュールデータからの読み出し値が、スケジュールパラメータの値で表された画像の形成開始条件に、適合するか否か判断する(S435)。
【0113】
例えば、スケジュールパラメータの値が『営業日』であって、スケジュールデータからの読み出し値が『営業日』である場合、その読み出し値が画像の形成開始条件としてのスケジュールパラメータの値『営業日』に一致するから、CPU111は、画像の形成開始条件が満足されたとして、スケジュールデータからの読み出し値が、画像の形成開始条件に適合する(S435でYes)と判断する。そして、処理をS440に移行する。一方、S435でNoと判断すると、CPU111は、そのまま当該条件判定印刷処理を終了する。
【0114】
このようにしてS435でYesと判断するか、S430においてNoと判断すると、CPU111は、S440に処理を移行し、S440にて、印刷条件データに、開始条件データとして昼夜指定パラメータが含まれるか否か判断する。そして、昼夜指定パラメータが含まれないと判断すると、処理をS450に移行し、昼夜指定パラメータが含まれると判断すると、処理をS441に移行する。
【0115】
処理をS441に移行すると、CPU111は、昼夜定義ファイル記憶部115jに記憶されている定義ファイルから、現在時刻に対応する設定値を読み出す。例えば、図7(b)に示すように昼間及び夜間が定義されている場合、CPU111は、現在が9:00から18:00直前までの時刻であると、昼夜定義ファイル記憶部115jから設定値『昼間』を読み出し、現在が18:00から9:00直前までの時刻であると、昼夜定義ファイル記憶部115jから設定値『夜間』を読み出す。
【0116】
この後CPU111は、読み出した設定値と、ネットワークを介して外部のデータ送信装置から取得した昼夜指定パラメータの値と、を照合し(S433)、設定値が、昼夜指定パラメータの値で表された画像の形成開始条件に、適合するか否か判断する(S435)。
【0117】
ここで、CPU111は、昼夜指定パラメータの値が『昼間』であって、昼夜定義ファイル記憶部115jから読み出した現在時刻の設定値が『夜間』である場合、設定値が画像の形成開始条件としての昼夜指定パラメータの値『昼間』に一致しないから、昼夜指定パラメータで表された画像の形成開始条件が満足されていないとして、設定値が画像の形成開始条件に適合しない(S445でNo)と判断する。そして、CPU111は、そのまま当該条件判定印刷処理を終了する。
【0118】
一方、CPU111は、昼夜指定パラメータの値が『昼間』であって、昼夜定義ファイル記憶部115jから読み出した現在時刻の設定値が『昼間』である場合、設定値が画像の形成開始条件としての昼夜指定パラメータの値『昼間』に一致するから、昼夜指定パラメータで表された画像の形成開始条件が満足されたとして、昼夜指定パラメータが設定値に適合する(S445でYes)と判断する。そして、処理をS450に移行する。
【0119】
S450に処理を移行すると、CPU111は、図15に示す動作条件判定処理を実行する。尚、図15は、CPU111が実行する動作条件判定処理を表すフローチャートである。
この動作条件判定処理を実行すると、CPU111は、まずS510にて、印刷条件データに動作条件データが含まれているか否か判断する。そして動作条件データが含まれていなければ(S510でNo)、そのまま当該動作条件判定処理を終了する。
【0120】
一方、S510にて動作条件データが印刷条件データに含まれると判断すると、CPU111は、S520に処理を移行して、動作条件データが『静音印刷動作モード』との値を含むものであるか否か判断する。そして、『静音印刷動作モード』との値を含むものであれば、Yesと判断して、処理をS525に移行し、そこで、記録部37が上記静音印刷動作モードで動作するように設定し、この後に処理をS530に移行する。この他、CPU111は、S520でNoと判断すると、処理をS530に移行する。
【0121】
S530において、CPU111は、動作条件データが『高速印刷動作モード』との値を含むものであるか否か判断する。そして『高速印刷動作モード』との値を含むものであれば、Yesと判断して、処理をS535に移行し、そこで、記録部37が上記高速印刷動作モードで動作するように設定する。この設定後、当該動作条件判定処理を終了する。また、S530でNoと判断すると、CPU111は、当該動作条件判定処理を終了する。
【0122】
このようにして動作条件判定処理を終了すると、CPU111は、処理をS460に移行し、そこで、印刷データを、装置本体側のCPU39に送信して、CPU39に、記録部37を制御させ、記録部37に印刷データに基づく画像を記録紙に形成させる。尚、CPU111は、上記動作条件判定処理にて静音印刷動作モードを設定している場合、S460において、記録部37に、静音印刷動作モードで、データ送信装置から取得した印刷データに基づく画像を記録紙に形成させる。一方、CPU111は、上記動作条件判定処理にて高速印刷動作モードを設定している場合、S460において、記録部37に、高速印刷動作モードで、データ送信装置から取得した印刷データに基づく画像を記録紙に形成させる。一方、上記動作条件判定処理において、静音印刷動作モード又は高速印刷動作モードを設定していない場合、CPU111は、S460において、CPU39に、通常印刷動作モードで、印刷データに基づく画像を形成させる。
【0123】
この後、CPU111は、印刷ファイフォから、今回印刷処理した印刷データに対応する登録情報を削除し(S470)、当該条件判定印刷処理を終了する。そして、処理を印刷制御処理のS350に移し、そこで、印刷ファイフォに登録された印刷データ全件について、S320〜S340までの動作を行ったか判断し、そうでなければNoと判断して、再び処理をS320に移行し、そうであればYesと判断して、当該印刷制御処理を終了する。
【0124】
以上、本実施例の画像形成システム1及びファクシミリ装置2及びデータ送信装置(PC12,13,214)の構成について説明したが、本実施例の画像形成システム1によれば、ファクシミリ装置2が、外部のデータ送信装置からネットワークを介して、印刷データと共に印刷条件データを取得し、この印刷条件データ内に格納された開始条件データと、現在時刻と、に基づき、印刷データに基づく画像の形成開始条件が満足されているかどうか判断し(S425、S435、S445)、その形成開始条件が満足されたと判断すると、記録部37を制御して、記録部37に、印刷データに基づく画像を記録紙に形成させるから、利用者は、データ送信装置(PC12,13,214)を操作して、データ送信装置から、印刷条件データを付加した送信用データをファクシミリ装置2に送信すれば、所望のタイミングで、印刷データに基づく画像形成を印刷データ送信先側のファクシミリ装置2に行わせることができる。
【0125】
特に、本実施例のファクシミリ装置2は、現在時刻を、月日、曜日、時間などの単位で評価して、その現在時刻と、開始条件データと、に基づいて画像の形成開始条件が満足されているか否か判断するから、便利である。例えば、特定の月日や、営業日に該当する曜日に、その印刷データに基づく印刷物をデータ送信先の利用者に提供したい場合、印刷データ送信側の利用者は、データ送信装置から開始条件データとして、その月日又は曜日を表す時刻パラメータを格納した送信用データを送信することにより、指定した月日又は曜日に、ファクシミリ装置2を動作させて、ファクシミリ装置2に、その印刷データに基づく画像を形成させることができる。
【0126】
また、本実施例の画像形成システム1においては、夜間にデータ送信先の画像形成装置(ファクシミリ装置2)が印刷処理しないようにすることができるから、夜間にファクシミリ装置2が動作することにより利用者が不快に感じるような事態が発生するのを防止することができる。
【0127】
この他、本実施例のファクシミリ装置2は、利用者のスケジュールが記述されたスケジュールデータに基づいて、画像の形成開始条件が満足するか否か判断すること(S430〜S435参照)ができるから、利用者は、データ送信装置(PC12,13,214)を操作して、印刷データ送信先のファクシミリ装置2が記憶するスケジュールデータに対応するパラメータ値としてのスケジュールパラメータ値を開始条件データに格納し、これをデータ送信装置からファクシミリ装置2に送信すれば、ファクシミリ装置2が設置されたオフィスの営業日や休業日に、その印刷データに基づく画像を記録紙に形成することができる。
【0128】
また、本実施例のファクシミリ装置2のサーバ部110は、受信処理にて、印刷条件データと印刷データとを抽出して取得することにより、動作条件データをデータ送信装置から取得し、その動作条件データに基づく動作モード(静音印刷動作モードや高速印刷動作モードなど)で、記録部37に画像を形成させることができるので、利用者は、印刷データのデータ量が多いときに高速印刷動作モードを設定するように動作条件データを付与した送信用データをデータ送信装置から送信することによって、ファクシミリ装置2に印刷データに基づく画像を高速印刷させることができる。また、利用者は夜間等に印刷データを送信する場合に、データ送信装置を操作して、静音印刷動作モードを設定するようにされた動作条件データを送信用データに付与することによって、ファクシミリ装置2に、騒音の少ない静音印刷動作モードにて画像を印刷させることができる。
【0129】
この他、本実施例のデータ送信装置(PC12,13,214)では、印刷条件データを付加した送信用データを複数の送信先に同時に送信することができるから、便利である。同一の印刷データを複数の相手に送信する場合には、それらをまとめて送信することができると、利用者にとって使い勝手がよい。しかしながら、受信側の利用者の環境が夫々異なる(例えば、複数の送信先のそれぞれに地域的な時差がある等)ことを考えると、印刷条件データを付加せずに送信用データを同時に送信してしまう従来装置の場合には、その同時送信機能を活用しにくい。
【0130】
一方、本実施例のデータ送信装置は、印刷開始時刻や、昼間、営業日などのパラメータを印刷条件データに格納して印刷データを送信することができるから、例えば、朝9時に印刷を開始するように印刷条件データを付加した送信用データを相手先の複数の画像形成装置(本実施例ではファクシミリ装置2)に送信すれば、時差のある地域に設置された複数の画像形成装置の夫々に対して、その地域の朝9時の時間帯に印刷データを印刷処理させることができる。つまり、受信側の画像形成装置が設置されている地域のいくつかが夜間の時間帯に送信用データを送信しても受信側の画像形成装置が夜間に動作してしまうのを防止することができるのである。したがって、本実施例のデータ送信装置によれば、利用者は、時差のある送信先にデータを送信する場合でも、同時送信機能を積極的に活用することができる。
【0131】
尚、本発明の画像形成手段は、ファクシミリ装置2の記録部37に相当する。また、データ取得手段は、CPU111が実行する受信処理にて実現され、制御手段は、CPU111が実行する条件判定印刷処理にて実現されている。詳述すると、CPU111は、条件判定印刷処理のS460にて、CPU39を介して間接的に記録部37を制御して、記録部37に印刷用の画像データとしての印刷用のイメージデータ(印刷データ)に基づく画像を形成させている。また、本発明の条件データは開始条件データに相当し、本発明の動作モード設定データは動作条件データに相当する。またスケジュールデータを記憶する記憶手段は、本実施例のスケジュールデータ記憶部115iに相当する。
【0132】
また、本発明の画像データ記憶手段は、RAM16に相当し、操作情報取得手段は、CPU14が送信先設定画面及び印刷条件設定画面の表示(S110、S150)と共に、キーボード18等から操作情報を取得する動作にて実現されている。この他、本発明のデータ作成手段は、CPU14が、データ送信処理のS155にて、開始条件データ及び動作条件データを作成してまとめることにより、印刷条件データを作成する動作にて実現されている。また、データ送信手段は、CPU14が、データ送信処理の実行により、送信用データを作成して(S157)、送信する(S170,S180)動作にて実現されている。また、データ送信手段が、送信先を設定する動作は、CPU14が実行するデータ送信処理のS120にて実現されている。
【0133】
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、種々の態様を採ることができる。
上記実施例では、月日、曜日、時間単位で、画像の形成開始時刻を設定できるようにしたが、勿論、分単位、などその他の単位で、画像の形成開始時刻を設定できるようにしてもよい。この他、上記実施例では、ファクシミリ装置2がオフィスで使用される場合を考え、営業日、休業日等の営業スケジュールに関するスケジュールデータを取り扱う例を説明したが、スケジュールデータは、その他の種類のものであっても構わない。例えば、祝祭日に関する情報などをスケジュールデータに含ませておくと便利である。
【0134】
また、操作パネル27に強制印刷キーを設け、利用者が強制印刷キーを操作するなどして外部から強制印刷指令信号が入力されると、CPU111が、印刷条件にかかわらず、印刷データを印刷処理するように、画像形成装置(ファクシミリ装置2)を構成すると便利である。このような画像形成装置によれば、送信側の利用者が印刷条件データと共に印刷データを送信してきても、受信側の利用者は、自身の都合の良いタイミングで、印刷データを印刷処理させて、その出力結果を得ることができる。
【0135】
この他、送信側の利用者が指定した印刷条件を、受信側の利用者が変更できるように、画像形成装置(ファクシミリ装置2)を構成してもよい。このように画像形成装置を構成すると、受信側の利用者は、自身の都合の良い印刷条件を設定して、そのタイミングで、出力結果を得ることができる。
【0136】
また、上述のように強制印刷可能に画像形成装置を構成したり、印刷条件を受信側で変更可能に画像形成装置を構成する場合には、その機能が、夜間印刷や、静音印刷などの特定種類の印刷条件を有する印刷データのみを対象に動作するように装置を構成すると良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例の画像形成システム1の構成を表す説明図である。
【図2】 ファクシミリ装置2の外部構成を表す概略斜視図である。
【図3】 ファクシミリ装置2の内部構成を表す説明図である。
【図4】 ファクシミリ装置2の電気的構成を表すブロック図である。
【図5】 ROM81及びRAM83内のデータ構成を表す説明図である。
【図6】 サーバ部110のROM113及びRAM115内のデータ構成を表す説明図である。
【図7】 スケジュールデータ記憶部115iが記憶するスケジュールデータの構成を表す説明図(同図(a))、及び、昼夜定義ファイル記憶部115jが記憶する定義ファイルの構成を表す説明図(同図(b))である。
【図8】 データ送信装置としてのPC12,13,214の構成を表すブロック図である。
【図9】 CPU14が実行するデータ送信処理を表すフローチャートである。
【図10】 印刷条件設定画面の構成を表す説明図である。
【図11】 データ送信装置が送信する送信用データの構成を表す説明図である。
【図12】 CPU111が繰り返し実行する受信処理を表すフローチャートである。
【図13】 CPU111が繰り返し実行する印刷制御処理を表すフローチャートである。
【図14】 CPU111が実行する条件判定印刷処理を表すフローチャートである。
【図15】 CPU111が実行する動作条件判定処理を表すフローチャートである。
【符号の説明】
1…画像形成システム、2,23…ファクシミリ装置、3…回線制御部、5…通信モジュール、9…ADSLモデム、12,13,214…PC、14,39,111…CPU、15,81,113…ROM、16,83,115…RAM、17…ディスプレイ、18…キーボード、19…HDD、19a…データ送信プログラム、20…LANインタフェース、22…WWWサーバ、27…操作パネル、35…スキャナ部、37…記録部、71…レーザ光走査装置、81b…プリンタ機能用プログラム群、81c…記録部制御用プログラム、16a,83a,115a…ワークメモリ、83b,115b…送受信データ記憶部、93…インタフェース、101…ルータ制御部、110…サーバ部、113a…ネットワーク印刷機能用プログラム群、115i…スケジュールデータ記憶部、115j…昼夜定義ファイル記憶部、117…ネットワークインタフェース、270…操作キー、274…LCD

Claims (11)

  1. ネットワークに接続された画像形成装置及びデータ送信装置、を備える画像形成システムであって、
    前記画像形成装置は、
    画像を記録媒体に形成する画像形成手段と、
    前記データ送信装置からネットワークを介して画像データを取得すると共に、前記データ送信装置から画像の形成開始条件を表す条件データを取得するデータ取得手段と、
    現在時刻と、前記データ取得手段が取得した条件データと、当該装置の記憶手段が記憶する月日に関連付けられたパラメータ値から構成されるスケジュールデータと、に基づき、画像の形成開始条件が満足されたか否か判断し、該形成開始条件が満足されたと判断すると、前記画像形成手段を制御して、前記画像形成手段に、該データ取得手段が取得した画像データに基づく画像を記録媒体に形成させる制御手段と、
    を備え、
    前記データ送信装置は、
    画像データを記憶する画像データ記憶手段と、
    利用者による操作情報を取得する操作情報取得手段と、
    該操作情報取得手段が取得した操作情報に基づき、前記画像形成装置に前記画像データ記憶手段が記憶する画像データに基づく画像を形成させる場合の画像の形成開始条件を表す条件データを作成するデータ作成手段と、
    該データ作成手段が作成した前記条件データを、前記画像データ記憶手段から読み出した画像データに付加して送信用データを作成し、該送信用データを、ネットワークを介して外部の画像形成装置に送信するデータ送信手段と、
    を備え、
    前記データ作成手段は、前記画像の形成開始条件を表す条件データとして、前記画像形成装置が有するスケジュールデータに対応したパラメータ値を含む条件データを作成すること
    を特徴とする画像形成システム。
  2. 前記スケジュールデータは、所定期間毎に利用者のスケジュールを表すパラメータ値が示されたデータであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
  3. 前記スケジュールデータは、営業日及び休業日に関するスケジュールデータであり、
    前記データ作成手段は、前記条件データとして、営業日又は休業日を表すパラメータ値を含む条件データを作成することを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
  4. 前記画像形成装置において、
    前記画像形成手段は、複数の動作モードにて、画像を記録媒体に形成することが可能な構成にされ、
    前記データ取得手段は、前記画像データ及び前記条件データに加えて、前記画像形成手段の動作モードを設定するための動作モード設定データを、前記ネットワークを介して、前記データ送信装置から取得可能な構成にされ、
    前記制御手段は、前記データ取得手段が前記動作モード設定データを取得すると、前記画像形成手段を制御して、前記画像形成手段に、該動作モード設定データに基づく動作モードで、前記データ取得手段が取得した画像データに基づく画像を記録媒体に形成させる構成にされ、
    前記データ送信装置において、
    前記データ作成手段は、前記操作情報取得手段が取得した操作情報に基づいて、複数の動作モードにて画像形成可能な前記画像形成装置における該動作モードを設定するための動作モード設定データを作成することが可能な構成にされ、
    前記データ送信手段は、前記データ作成手段が作成した前記動作モード設定データを、前記画像データ記憶手段から読み出した画像データに付加して、前記送信用データを作成可能な構成にされていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の画像形成システム。
  5. 前記データ作成手段は、画像形成装置に、通常動作モードより高速に画像データに基づく画像を形成させるための動作モード、又は、画像形成装置に、通常動作モードより静かに画像データに基づく画像を形成させるための動作モード、を設定するための前記動作モード設定データを作成することを特徴とする請求項4に記載の画像形成システム。
  6. 前記データ送信手段は、前記送信用データを、複数の画像形成装置に同時に送信することが可能な構成にされていることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の画像形成システム。
  7. 前記データ送信手段は、前記操作情報取得手段が取得した操作情報に基づいて、前記送信用データの送信先を設定することを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の画像形成システム。
  8. ネットワークに接続されると共に、画像データを記憶する画像データ記憶手段と、利用者による操作情報を取得する操作情報取得手段と、を備えるデータ送信装置と、
    前記ネットワークに接続されると共に、画像を記録媒体に形成する画像形成手段を備える画像形成装置と、
    を備える画像形成システムでの画像形成方法であって、
    前記データ送信装置が、
    前記操作情報取得手段が取得した操作情報に基づき、前記画像形成装置に前記画像データ記憶手段が記憶する画像データに基づく画像を形成させる場合の画像の形成開始条件を表す条件データであって、前記画像形成装置が有する月日に関連付けられたパラメータ値から構成されるスケジュールデータに対応したパラメータ値を含む条件データを作成して、この条件データを、前記画像データ記憶手段から読み出した画像データと共に、ネットワークを介して前記画像形成装置に送信し、
    前記画像形成装置が、
    前記データ送信装置から前記ネットワークを介して前記画像データ及び前記条件データを取得し、現在時刻と、前記取得した条件データと、当該装置の記憶手段が記憶するスケジュールデータと、に基づき、画像の形成開始条件が満足されたか否か判断し、形成開始条件が満足されたと判断すると、前記画像形成手段を制御して、前記画像形成手段に、前記条件データと共に取得した画像データに基づく画像を記録媒体に形成させる
    ことを特徴とする画像形成方法。
  9. 前記スケジュールデータは、所定期間毎に利用者のスケジュールを表すパラメータ値が示されたデータであることを特徴とする請求項8に記載の画像形成方法。
  10. 前記スケジュールデータは、営業日及び休業日に関するスケジュールデータであり、
    前記データ送信装置は、前記条件データとして、営業日又は休業日を表すパラメータ値を含む条件データを作成することを特徴とする請求項8に記載の画像形成方法。
  11. 前記画像形成手段は、複数の動作モードにて、画像を記録媒体に形成することが可能な構成にされ、
    前記データ送信装置は、前記操作情報取得手段が取得した操作情報に基づき、複数の動作モードにて画像形成可能な前記画像形成装置における該動作モードを設定するための動作モード設定データを作成し、この動作モード設定データを、前記画像データ記憶手段から読み出した画像データと共に、ネットワークを介して前記画像形成装置に送信し、
    前記画像形成装置は、前記データ送信装置から前記ネットワークを介して前記画像データ及び前記条件データと共に、前記動作モード設定データを取得すると、前記画像形成手段に、該動作モード設定データに基づく動作モードで、該動作モード設定データと共に取得した画像データに基づく画像を記録媒体に形成させる
    ことを特徴とする請求項8〜請求項10のいずれかに記載の画像形成方法。
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