JP2003298805A - 画像形成装置、データ送信装置、画像形成システム、画像形成用プログラム、データ送信用プログラム、及び、画像形成装置の制御方法 - Google Patents

画像形成装置、データ送信装置、画像形成システム、画像形成用プログラム、データ送信用プログラム、及び、画像形成装置の制御方法

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JP2003298805A
JP2003298805A JP2002095349A JP2002095349A JP2003298805A JP 2003298805 A JP2003298805 A JP 2003298805A JP 2002095349 A JP2002095349 A JP 2002095349A JP 2002095349 A JP2002095349 A JP 2002095349A JP 2003298805 A JP2003298805 A JP 2003298805A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像データに基づく画像形成を画像形成装置
に適切な時点で開始させることが可能な画像形成システ
ムを提供すること。 【解決手段】 画像形成システムは、インターネットに
接続されたファクシミリ装置と、インターネットに接続
されたデータ送信装置としてのPCと、を備えている。
ファクシミリ装置は、データ送信装置から印刷条件デー
タ及び印刷データを受信すると、それらを印刷ファイフ
ォに登録する。そして、印刷ファイフォに登録された印
刷データの出力を、印刷条件データに基づいて制御す
る。例えば、印刷条件データに含まれる時刻パラメータ
と現在時刻と、を照合して(S421)、時刻パラメー
タとして表される画像の形成開始条件が現在時刻に適合
するか否か判断する(S425)。そして適合すると判
断すると(S425でYes)、その印刷データに基づ
く画像を記録紙に形成する(S460)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外部のデータ送信
装置からネットワークを介して送信されてくる画像デー
タを受信可能な画像形成装置、及び、そのデータ送信装
置、及び、画像形成システム、及び、それらに用いられ
るプログラム、及び、画像形成装置の制御方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、画像形成装置としては、ネッ
トワークに接続可能な構成にされ、ネットワーク内のパ
ーソナルコンピュータ(以下、「PC」とする。)から
画像データを受信すると、その画像データを印刷処理し
て、画像データに基づく画像を記録媒体としての記録紙
等に形成するプリンタが知られている。
【0003】また特に、近年では広域ネットワークとし
てのインターネットに接続可能で、PCからインターネ
ット経由で送信されてくる画像データに基づく画像を形
成可能なプリンタが知られている。このようなプリンタ
を用いれば、利用者は遠隔地からそのプリンタに印刷処
理を行わせて、印刷物を出力させることができ、結果と
してプリンタを受信側の利用者への情報伝達手段として
使用することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなネットワーク対応型の従来のプリンタにおいては、
画像データが受信後ただちに印刷処理されてしまうとい
った問題があった。つまり従来のプリンタにおいては、
印刷処理のタイミングが画像データの送信タイミングに
依存し、送信元の利用者が画像データを深夜に送信する
と、深夜に受信側のプリンタが動作してしまい、その動
作中に発生するプリンタの機械音が受信側の利用者や、
近隣の迷惑になることがあった。この結果、送信側の利
用者は、受信側の利用者に不快感を与えないように画像
データを送信するために、画像データの送信タイミング
に気を使わなければならなかった。
【0005】また、海外から画像データを送信する場合
においては、時差の関係上、送信側と受信側のオフィス
で就業時間が合わず、どうしても受信側のオフィスの就
業時間外である時間帯に、画像データを送信しなければ
ならない場合があった。こうした場合、受信側の利用者
が不在の時に画像データが印刷処理されることになるの
で、利用者にとっては機密データを送信しにくいといっ
た問題があった。
【0006】本発明は、こうした問題に鑑みなされたも
のであり、画像データに基づく画像を適切な時点で形成
可能な画像形成装置、画像データに基づく画像形成を画
像形成装置に適切な時点で開始させることが可能なデー
タ送信装置、画像形成システム、プログラム、及び、画
像形成装置の制御方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めになされた請求項1に記載の発明は、画像を記録媒体
に形成する画像形成手段を備える画像形成装置に、デー
タ取得手段と、制御手段と、を設けたものである。請求
項1に記載の画像形成装置は、データ取得手段にて、外
部からネットワークを介して画像データを取得すると共
に、外部から画像の形成開始条件を表す条件データを取
得する。また、この画像形成装置は、制御手段にて、デ
ータ取得手段が取得した条件データに基づき、画像の形
成開始条件が満足されたか否か判断し、形成開始条件が
満足されたと判断すると、画像形成手段を制御して、画
像形成手段に、データ取得手段が取得した画像データに
基づく画像を記録媒体に形成させる。
【0008】このように構成された請求項1に記載の画
像形成装置によれば、利用者は、条件データを当該装置
に入力することにより、画像データに基づく画像を、形
成開始条件に基づく適切な時点で、画像形成手段に形成
させることができる。したがって、本発明の画像形成装
置によれば、外部からネットワーク経由で画像データを
受信する度に画像形成装置が自動的に動作することによ
って、画像データ受信側の利用者が装置の機械音等に不
快さを感じるのを抑制することができる。
【0009】尚、データ取得手段は、利用者が当該画像
形成装置を操作して入力した画像の形成開始条件に関す
る条件データをメモリ等から取得する構成にされていて
もよいし、条件データをネットワークを介して画像デー
タの送信元から取得する構成にされていてもよい。
【0010】請求項2に記載の画像形成装置は、データ
取得手段が、外部からネットワークを介して画像データ
を取得すると共に、その画像データに基づく画像の形成
開始条件を表す条件データを外部からネットワークを介
して取得する構成にされている。
【0011】このように構成された請求項2に記載の画
像形成装置は、画像データの送信側の利用者が条件デー
タにて指定した画像の形成開始条件に基づいて、画像の
形成開始タイミングを調整することができる。つまり、
請求項2に記載の画像形成装置は、画像データの送信側
の利用者が指定した契機で、画像データに基づく画像を
形成することができる。したがって、画像データの送信
側の利用者は、請求項2に記載の画像形成装置宛に画像
データを送信する場合に、受信側の利用者の状況等を考
えて画像データを送信するタイミングを調整しなくても
済む。
【0012】尚具体的に、請求項2に記載の画像形成装
置における制御手段は、請求項3に記載のように、現在
時刻と、データ取得手段が取得した条件データと、に基
づき、画像の形成開始条件が満足されたか否か判断する
構成にされているのが良い。このように構成された請求
項3に記載の画像形成装置は、現在時刻に基づいて、条
件データに表された形成開始条件が満足されたか否か評
価することができ、時間経過により、画像の形成開始条
件が満足された時点で、画像データに基づく画像を画像
形成手段に形成させることができる。したがって、請求
項3に記載の画像形成装置は、画像データ送信側の利用
者の所望の時刻に、その利用者が送信してきた画像デー
タに基づく画像を形成することができる。
【0013】尚、上記現在時刻とは、現在という時点
を、時間を表すパラメータで評価した値のことを意味
し、パラメータは、『年』、『月』、『日』、『時』、
『分』、『秒』及び『曜日』などの少なくとも一つの単
位で表されるものであればよい。例えば、請求項3に記
載の画像形成装置における制御手段は、請求項4に記載
のように、現在時刻としての現在の月日又は曜日と、デ
ータ取得手段が取得した条件データと、に基づき、画像
の形成開始条件が満足されたか否か判断する構成にされ
ているのがよい。このように構成された請求項4に記載
の画像形成装置は、受信した画像データに基づく画像
を、その画像データ送信側の利用者が指定した月日や曜
日に記録媒体に形成して、その出力結果(印刷物等)を
受信側の利用者に提供することができる。
【0014】この他、上記画像形成装置における制御手
段は、請求項5に記載にように、現在時刻と、データ取
得手段が取得した条件データと、当該装置の記憶手段が
記憶するスケジュールデータと、に基づき、画像の形成
開始条件が満足されたか否か判断する構成にされていて
もよい。このように構成された請求項5に記載の画像形
成装置は、受信側の利用者のスケジュールに合わせて、
画像データに基づく画像を記録媒体に形成することがで
きる。
【0015】尚具体的に、請求項5に記載の画像形成装
置は、制御手段にて、期間毎(例えば、一日毎)に利用
者のスケジュールを表すパラメータ値が記憶されたスケ
ジュールデータを参照することによって、現在時刻に対
応するスケジュールデータのパラメータ値を読み出し、
そのパラメータ値と、条件データと、に基づき、画像の
形成開始条件が満足されているか否かを判断すればよ
い。
【0016】また、上記画像形成装置における画像形成
手段が、複数の動作モードにて、画像を記録媒体に形成
することが可能な構成である場合には、データ取得手段
及び制御手段を、請求項6に記載のように構成するとよ
い。請求項6に記載の画像形成装置においては、データ
取得手段が、画像データ及び条件データに加えて、画像
形成手段の動作モードを設定するための動作モード設定
データを、ネットワークを介して取得可能な構成にされ
ている。また、この画像形成装置における制御手段は、
データ取得手段が動作モード設定データを取得すると、
画像形成手段を制御して、画像形成手段に、その動作モ
ード設定データに基づく動作モードで、データ取得手段
が取得した画像データに基づく画像を記録媒体に形成さ
せる。このように構成された請求項6に記載の画像形成
装置は、画像データ送信側の利用者の指示に従った動作
モードで、データ取得手段が取得した画像データに基づ
く画像を記録媒体に形成することができる。したがって
受信側の利用者は、送信側の利用者に従う動作モードで
適切に画像形成された出力結果物(印刷物等)を取得す
ることができる。
【0017】一方、請求項2に記載の画像形成装置に画
像データ及び上記条件データを送信するためのデータ送
信装置は、請求項7に記載のように構成されているのが
良い。請求項7に記載のデータ送信装置は、画像データ
を記憶する画像データ記憶手段と、利用者による操作情
報を取得する操作情報取得手段と、操作情報取得手段が
取得した操作情報に基づいて、外部の画像形成装置に画
像データ記憶手段が記憶する画像データに基づく画像を
形成させる場合の画像の形成開始条件を表す条件データ
を作成するデータ作成手段と、データ作成手段が作成し
た条件データを、画像データ記憶手段から読み出した画
像データに付加することによって送信用データを作成
し、その送信用データを、ネットワークを介して外部の
画像形成装置に送信するデータ送信手段と、を備えてい
る。
【0018】このように構成された請求項7に記載のデ
ータ送信装置を操作して、データ送信手段に、画像の形
成開始条件を表す条件データを格納した送信用データ
を、ネットワークを介して請求項2に記載の画像形成装
置に送信させれば、画像データ送信側の利用者は、画像
データの送信タイミングにかかわらず、所望の契機で、
画像データ送信先の画像形成装置を動作させて、その画
像形成装置に送信した画像データに基づく画像を形成さ
せ、その出力結果を受信側の利用者に提供することがで
きる。したがって、請求項7に記載のデータ送信装置を
用いれば、送信側の利用者は、従来のように画像データ
の送信タイミングに気を使わなくても、手の空いた時間
帯に画像データを送信して、所望のタイミングで、その
画像データに基づく出力結果物(印刷物等)を送信先の
利用者に提供することができる。
【0019】例えば、データ作成手段が、画像の形成開
始条件を表す条件データとして、画像の形成開始時刻を
表す条件データを作成するように、請求項7に記載のデ
ータ送信装置を構成すれば、画像データ送信側の利用者
は、送信した画像データに基づく画像を、所望の時刻に
おいて、送信先の画像形成装置に形成させることができ
る。尚具体的に、データ作成手段は、形成開始時刻を、
『年』、『月』、『日』、『時』、『分』、『秒』及び
『曜日』などの時間を表すパラメータで表した条件デー
タを作成する構成にされていればよい。
【0020】また特に、データ作成手段が、画像の形成
開始条件を表す条件データとして、画像を形成させる月
日又は曜日を表す条件データを作成するように、請求項
7に記載のデータ送信装置を構成すると便利である。こ
のように構成された請求項8に記載のデータ送信装置を
用いれば、画像データ送信側の利用者は、所望の月日や
曜日に、画像データに基づく画像を、画像データ送信先
の画像形成装置に形成させて、その出力結果を受信側の
利用者に提供することができる。
【0021】また、データ作成手段が、画像の形成開始
条件を表す条件データとして、画像を形成させる時間帯
を表す条件データを作成するように、請求項7に記載の
データ送信装置を構成すると便利である。例えば、昼間
に画像形成を行うように指示する情報を含む条件データ
を画像データに付加して、その送信用データを上記画像
形成装置に送信すれば、従来のように夜間に装置が動作
して、その機械音が近隣の迷惑になったりするのを防止
することができる。また、夜間に画像形成を行うように
指示する情報を含む条件データを画像データに付加し
て、その送信用データを上記画像形成装置に送信すれ
ば、受信側の利用者が画像形成装置を使用しない夜間
に、データ量の多い画像データを、その画像形成装置に
処理させることができる。
【0022】この他、請求項7に記載のデータ送信装置
におけるデータ作成手段は、請求項9に記載のように、
画像の形成開始条件を表す条件データとして、送信先の
画像形成装置が有するスケジュールデータに対応したパ
ラメータ値を含む条件データを作成する構成にされてい
てもよい。このように構成された請求項9に記載のデー
タ送信装置を用いれば、利用者は、送信先の画像形成装
置を使用する利用者のスケジュールに合わせた所望のタ
イミングで、送信先の画像形成装置に、画像データに基
づく画像を形成させることができる。
【0023】例えば、上記スケジュールデータがオフィ
スの営業日及び休業日に関するスケジュールデータであ
る場合、データ送信装置は、『営業日』を表すパラメー
タ値を含む条件データを画像データと共に請求項5に記
載の画像形成装置に送信すれば、画像データの送信日が
オフィスの休業日であっても、オフィスの営業日に、画
像データに基づく画像を送信先の画像形成装置に形成さ
せることができる。
【0024】特に、画像データ送信側の利用者は、機密
データを含む画像データを送信先の画像形成装置に送信
する際、当該データ送信装置を操作して、送信先のオフ
ィスの営業日に画像形成を行わせるようにした条件デー
タを、その送信先の画像形成装置に送信すれば、画像デ
ータの送信日によらず、送信先のオフィスの営業時間帯
に、機密データに基づく画像を送信先の画像形成装置に
形成させることができ、送信先の相手にその出力結果
(印刷物等)を確実に提供することができる。
【0025】また、請求項7〜請求項9のいずれかに記
載の発明を、複数の画像形成装置に送信用データを同時
に送信することが可能な上記データ送信手段、を備える
データ送信装置に適用すると、上記発明の効果は、一層
発揮される。データ送信手段が、送信用データを、複数
の画像形成装置に同時に送信することが可能な構成にさ
れた請求項10に記載のデータ送信装置によれば、送信
用データを、複数の画像形成装置に同時に送信しても、
夫々の画像形成装置を、画像の形成開始条件に従ったタ
イミングで動作させることができる。
【0026】例えば、送信側の利用者は、データ送信装
置を操作して、互いに時差のある地域に設置された複数
の画像形成装置に、送信用データを同時送信しても、そ
の画像データに基づく画像の形成開始時刻を条件データ
にて指定しておけば、夫々の画像形成装置を、その装置
が有する内部時計に基づいたその地域の形成開始時刻に
動作させることができる。
【0027】したがって、送信側の利用者は、画像デー
タの送信先が複数ある場合に、夫々の受信側の利用者が
おかれている状況(営業中か休業中かなど)を推測し、
受信側の利用者に不快感を与えないようなタイミング
で、各送信先に画像データを送信しなくても、各送信先
に適したタイミングでその送信先の画像形成装置を動作
させることができる。
【0028】尚、請求項7〜請求項10のいずれかに記
載のデータ送信装置は、送信先が固定の専用機であって
もよいが、請求項11に記載のように構成されていても
よい。請求項11に記載の発明においては、操作情報取
得手段が取得した操作情報に基づいて、データ送信手段
が送信用データの送信先を設定するようにデータ送信装
置を構成している。このように構成された請求項11に
記載のデータ送信装置によれば、利用者は、データ送信
装置を操作して操作情報を入力することにより、送信用
データの送信先を自由に設定することができる。
【0029】また、請求項7〜請求項11のいずれかに
記載のデータ送信装置においては、データ作成手段及び
データ送信手段を、請求項12に記載のように構成する
のが良い。請求項12に記載のデータ送信装置における
データ作成手段は、操作情報取得手段が取得した操作情
報に基づいて、複数の動作モードにて画像形成可能な外
部の画像形成装置におけるその動作モードを設定するた
めの動作モード設定データを作成することが可能な構成
にされている。また、データ送信手段は、データ作成手
段が作成した動作モード設定データを、画像データ記憶
手段から読み出した画像データに付加して、送信用デー
タを作成することが可能な構成にされている。
【0030】このように構成されたデータ送信装置のデ
ータ送信手段は、データ作成手段が作成した条件データ
及び動作モード設定データを、画像データ記憶手段から
読み出した画像データに付加することによって、送信用
データを作成することができる。したがって、利用者
は、請求項12に記載のデータ送信装置を操作して、送
信する画像データの種類に適した動作モードや、画像形
成装置に画像形成させるタイミングに適した動作モード
などを指定した上記動作モード設定データを含む送信用
データを請求項6に記載の画像形成装置に送信すること
により、その送信先の画像形成装置に、指定した動作モ
ードで、適切に画像データに基づく画像を形成させるこ
とができる。
【0031】尚具体的に、請求項12に記載のデータ送
信装置におけるデータ作成手段は、画像形成装置に、通
常動作モードより高速に、画像データに基づく画像を形
成させるための動作モード、又は、画像形成装置に、通
常動作モードより静かに、画像データに基づく画像を形
成させるための動作モード、を設定するための上記動作
モード設定データを作成する構成にされているのがよ
い。
【0032】このように構成された請求項13に記載の
データ送信装置によれば、データ量の多い画像データを
送信する場合に、高速に画像形成可能な上記動作モード
で画像データ送信先の画像形成装置を動作させることが
でき、データ量の多い画像データの画像形成処理に時間
がかかることによって受信側の利用者に不快感を与えて
しまうのを抑制することができる。また、夜間などに画
像データを送信する場合に、通常より静かな機械音で画
像形成可能な上記動作モードで画像形成装置を動作させ
ることができ、画像形成装置の動作時に発生する機械音
で、受信側の利用者や、近隣の者に不快感を与えてしま
うのを抑制することができる。
【0033】また 請求項14に記載の画像形成システ
ムは、ネットワークに接続された請求項2〜請求項6の
いずれかに記載の画像形成装置と、そのネットワークに
接続され、ネットワークを介して送信用データを上記画
像形成装置に送信可能な請求項7〜請求項13のいずれ
かに記載のデータ送信装置と、を備えることを特徴とす
る。請求項14に記載の画像形成システムでは、条件デ
ータに基づいて、画像データに基づく画像形成を画像形
成装置に適切な時点で行わせることができる。
【0034】この他、請求項15に記載の画像形成用プ
ログラムは、請求項1〜請求項6のいずれかに記載の画
像形成装置における上記データ取得手段、及び、上記制
御手段としての機能を、コンピュータに実現させるため
のプログラムである。請求項15に記載の画像形成用プ
ログラムを、画像を記録媒体に形成する画像形成手段を
備える画像形成装置のコンピュータに実行させれば、請
求項1〜請求項6のいずれかに記載の画像形成装置を構
成することができる。
【0035】また、請求項16に記載のデータ送信用プ
ログラムは、請求項7〜請求項13のいずれかに記載の
データ送信装置における上記データ作成手段、及び、上
記データ送信手段としての機能を、コンピュータに実現
させるためのプログラムである。このように構成された
請求項16に記載のデータ送信用プログラムを、画像デ
ータを記憶する画像データ記憶手段と、利用者による操
作情報を取得する操作情報取得手段と、を備えるデータ
送信装置のコンピュータに実行させれば、請求項7〜請
求項13のいずれかに記載のデータ送信装置を構成する
ことができる。
【0036】また、請求項17に記載の画像形成装置の
制御方法は、画像を記録媒体に形成する画像形成手段、
を備える画像形成装置の制御方法であって、外部からネ
ットワークを介して画像データを取得すると共に、外部
から画像の形成開始条件を表す条件データを取得し、そ
の条件データに基づき、画像の形成開始条件が満足され
たか否か判断し、形成開始条件が満足されたと判断する
と、画像形成手段を制御して、画像形成手段に、画像デ
ータに基づく画像を記録媒体に形成させることを特徴と
する。このような制御方法にて画像形成装置を制御すれ
ば、請求項1に記載の画像形成装置が奏する効果と同様
の効果を得ることができる。
【0037】尚、請求項17に記載の画像形成装置の制
御方法を、外部からネットワークを介して画像データを
取得すると共に、そのネットワークを介して外部から画
像データに基づく画像の形成開始条件を表す上記条件デ
ータを取得する画像形成装置の制御方法とすれば、請求
項2に記載の画像形成装置が奏する効果と同様の効果を
得ることができる。
【0038】また、上記画像形成装置の制御方法を、現
在時刻と、上記条件データと、に基づき、上記画像の形
成開始条件が満足されたか否か判断する画像形成装置の
制御方法とすれば、請求項3に記載の画像形成装置が奏
する効果と同様の効果を得ることができる。
【0039】また、上記画像形成装置の制御方法を、上
記現在時刻としての現在の月日又は曜日と、上記条件デ
ータと、に基づき、上記画像の形成開始条件が満足され
たか否か判断する画像形成装置の制御方法とすれば、請
求項4に記載の画像形成装置が奏する効果と同様の効果
を得ることができる。
【0040】また、上記画像形成装置の制御方法を、上
記現在時刻と、上記条件データと、画像形成装置の記憶
手段が記憶するスケジュールデータと、に基づき、上記
画像の形成開始条件が満足されたか否か判断する画像形
成装置の制御方法とすれば、請求項5に記載の画像形成
装置が奏する効果と同様の効果を得ることができる。
【0041】この他、画像形成手段が複数の動作モード
にて、画像を記録媒体に形成することが可能な構成にさ
れた画像形成装置においては、上記画像形成装置の制御
方法を、外部からネットワークを介して上記画像形成手
段の動作モードを設定するための動作モード設定データ
を取得すると、上記画像形成手段を制御して、画像形成
手段に、その動作モード設定データに基づく動作モード
で、画像データに基づく画像を記録媒体に形成させる画
像形成装置の制御方法とするのが良い。このような画像
形成装置の制御方法によれば、請求項6に記載の画像形
成装置が奏する効果と同様の効果を得ることができる。
【0042】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の画像形成装置と
してのファクシミリ装置2をインターネットに接続し、
本発明のデータ送信装置としてのPC12,13,21
4をインターネット若しくはローカルエリアネットワー
ク(LAN)を介してファクシミリ装置2にデータ通信
可能に接続した画像形成システム1の構成を表す説明図
である。また、図2は、ファクシミリ装置2の外部構成
を表す概略斜視図、図3は、ファクシミリ装置2の内部
構成を表す説明図である。
【0043】図1に示すように、ファクシミリ装置2
は、回線制御部3と、通信モジュール5と、を備えてい
る。回線制御部3は、外部接続ポート4(図4参照)を
備えており、この外部接続ポート4には、建造物内(家
庭内、オフィス内等)に設置されたスプリッタ8の電話
機用の接続ポートに繋がるアナログ線L1(2芯線、4
芯線からなる所謂電話線)が接続されている。
【0044】一方、通信モジュール5は、WAN側接続
ポート6及びLAN側接続ポート7を備えており、WA
N側接続ポート6は、スプリッタ8のADSL(Asy
mmetric DSL)モデム用の接続ポートにLA
NケーブルL2を介して接続されたADSLモデム9に
繋がるLANケーブルL3に接続され、LAN側接続ポ
ート7は、ハブ(HUB)11に接続されている。尚、
ADSLモデム9は、周知のように、一般家庭に広く普
及している電話線を利用してインターネットにアクセス
可能なDSL(Digital Subscriber
Line)のサービスセンタに、通信モジュール5を
双方向通信可能に接続するための信号変換装置である。
【0045】このハブ(HUB)11には、プリンタP
r(ネットワーク接続可能なインクジェットプリンタ、
レーザプリンタなど)や、PC12,13などの各LA
N端末が接続されている。即ち、ハブ(HUB)11
は、上記各LAN端末から構成される建造物内のローカ
ルエリアネットワーク(LAN)に接続されており、フ
ァクシミリ装置2、各PC12,13、及び、プリンタ
Prは、LANを介して互いに双方向通信可能な構成に
されている。
【0046】一方、上記スプリッタ8は、ADSLを利
用する際に使用される周知のスプリッタであり、基地局
側に設置されたスプリッタ21から送信されてくる概ね
4kHz以下の第一信号とそれより高周波のADSL用
の第二信号とが重畳された伝送信号を、その第一信号
と、第二信号に分離し、第一信号を、電話機用の上記接
続ポートに出力すると共に第二信号をADSLモデム用
の上記接続ポートに出力する一方で、各接続ポートから
入力されてきた信号を重畳して、基地局側のスプリッタ
21に送信する構成にされている。
【0047】即ち、本実施例のファクシミリ装置2は、
回線制御部3を用いて、公衆回線網(即ち、公衆交換電
話網:PSTN)内の加入者電話機に接続可能な構成に
され、更に、通信モジュール5及びADSLモデム9を
介して広域ネットワーク(WAN)としてのインターネ
ットに接続可能な構成にされている。また、このファク
シミリ装置2は、通信モジュール5の後述するルータ制
御部101の動作により、インターネット内の通信装置
(WWWサーバ22等)とLAN内の各LAN端末(P
C12,13、プリンタPr)と、の間で送受信される
データ(IPパケット)をルーティングするルータとし
て機能する構成にされている。
【0048】また、本実施例のファクシミリ装置2は、
原稿から光学的に画像を読み取り、その画像を表すイメ
ージデータをファクシミリデータにして、上記アナログ
線L1を介して公衆回線網に接続された外部のファクシ
ミリ装置23に送信すると共に、外部のファクシミリ装
置23から公衆回線網及びアナログ線L1を介して送信
されてきたファクシミリデータを受信して、記録紙にそ
のファクシミリデータに基づく画像を形成する通常の機
能(ファクシミリ機能)の他、プリンタ機能、コピー機
能を有している。
【0049】このプリンタ機能とは、PC12,13,
214やワードプロセッサ等から送信されてきた印刷用
のイメージデータ(以下、「印刷データ」とする。)に
基づく画像を記録媒体としての記録紙等に形成する機能
のことを意味し、当該ファクシミリ装置2は、PCイン
タフェース(PC I/F)24を介して外部のPCか
ら印刷データを受信したり、通信モジュール5を介して
LAN内のPC12,13等や、インターネット内のP
C214から印刷データを受信すると、そのデータに基
づく画像を記録紙に形成する。また、コピー機能とは、
後述するスキャナ部35及び記録部37を用いて、原稿
から画像を読み取り、そのイメージデータに基づいて、
記録紙に画像を形成する複写機能を意味する。
【0050】このような機能を有するファクシミリ装置
2には、図2に示すように、その本体ケース25の側部
に、ハンドセット(H/S)26が取り付けられ、上面
の前部に、操作パネル27が設けられている。尚、この
操作パネル27には、相手側の電話番号(FAX番号)
を入力するための数字キー271や、スタートキー27
2、選択キー273などの各種操作キー270と、各種
機能に関連する情報を表示するための液晶ディスプレイ
(LCD)274と、が備えられている。
【0051】この他、本体の上方後部には、装置内に供
給する記録紙を収容するための第一給紙トレイ29が設
けられ、その上には記録紙を載置するためのものであっ
て利用者による手差しで記録紙を供給するための第二給
紙トレイ31が設けられている。更に、その上には、読
取用の原稿用紙を載置するための原稿用給紙トレイ33
が設けられている。
【0052】また、本体には、図3に示すように、原稿
から画像を読み取るためのスキャナ部35、記録紙に多
色カラーの画像を形成するための記録部37、及び、こ
れらの各部の駆動を制御するCPU39(図4参照)を
搭載する基板(図示せず)、などが内蔵されている。
【0053】スキャナ部35では、原稿用給紙トレイ3
3に載置された原稿が、原稿センサ(図示せず)により
検出され、図3の矢印Aにて示すように、給紙ローラ4
1及び分離パッド43等からなる給紙機能によって一枚
ずつ取り込まれ、この後に、搬送ローラ45により読取
装置47まで搬送される。そして、読取装置47では、
原稿上に形成されている画像が読み取られる。また、読
取装置47による画像読取後の原稿は、排紙ローラ49
を介して前方に設けられた第一排紙トレイ51に排出さ
れる。
【0054】尚、このスキャナ部35には、上記原稿セ
ンサの他に、原稿の先頭を検出する原稿フロントセンサ
53と、原稿の後端を検出する原稿リアセンサ55と、
が設けられており、CPU39は、これらのセンサから
の検出結果に基づき、スキャナ部35内の各部を制御し
て紙送りを調整し、上記スキャナ部35の動作を実現す
る。
【0055】一方、記録部37では、第一給紙トレイ2
9あるいは第二給紙トレイ31に載置された記録紙が、
図3の矢印Bにて示すように、給紙ローラ57及び分離
パッド59等からなる給紙機構によって一枚ずつ取り込
まれる。そして、記録紙は、搬送ローラ61を介して画
像形成装置63に送られる。画像形成装置63では、記
録紙上に複数色(本実施例ではシアン、マゼンタ、イエ
ロー及びブラック)のトナーの組合せによる多色カラー
の画像が形成される。また、画像形成装置通過後の記録
紙は、下流側の定着装置65に送られる。そして、この
定着装置65では、トナーによる画像が記録紙上に定着
される。更に定着装置通過後の記録紙は、排紙ローラ6
7を介して、本体の前面に設けられた第二排紙トレイ6
9に排出される。
【0056】尚、上記画像形成装置63は、レーザ光走
査装置71を動作させて感光ドラムにレーザ光を照射
し、その表面に静電潜像を形成する構成にされている。
このレーザ光走査装置71は、CPU39からの指令に
従ってイメージデータに基づくレーザ光を発射するレー
ザ発光部77と、レーザ光反射用のレンズ78、及びレ
ンズ78に反射されたレーザ光を感光ドラムに導く反射
ミラー79等を備えている。この他、画像形成装置63
は、トナーを貯留するトナータンク73を備えており、
静電潜像形成後の感光ドラムにトナータンク73から供
給されたトナーを付着させ、転写ローラ75により、記
録紙に電荷を付与して感光ドラムに付着したトナーを記
録紙に転写する構成にされている。ただし、図3に示す
画像形成装置63の構成図は、画像形成装置63の機能
を説明するための模式図である。つまり本実施例の画像
形成装置63は、カラーのトナー像を形成可能な周知の
画像形成装置としての構成を有しており、上述のよう
に、各色毎にトナー像を形成して、それらを重ね合わせ
てカラーのトナー像を形成する構成をとる。
【0057】次に、ファクシミリ装置2の電気的構成に
ついて説明する。尚、図4は、本実施例のファクシミリ
装置2の電気的構成を表すブロック図である。また、図
5は、RAM83内のデータ構成を表す説明図(同図
(a))、ROM81内のデータ構成を表す説明図(同
図(b))及び、後述する宛先情報記憶部83c内のデ
ータ構成を表す説明図(同図(c))である。
【0058】ファクシミリ装置2は、主に、CPU3
9、ROM81、RAM83、スキャナ部35、符号器
85、記録部37、復号器87、操作キー270、LC
D274、モデム89、回線制御部3、PCインタフェ
ース(PC I/F)24、メール制御部91、機能拡
張用インタフェース93、を備えており、夫々はバス9
5を介して接続されている。また、この機能拡張用イン
タフェース93には、通信モジュール5が接続されてい
る。
【0059】CPU39は、本装置の制御の中枢を担っ
ており、装置全体を統括制御する構成にされている。例
えば、CPU39は、ROM81内に予め記録された制
御処理用のプログラムを読み出し、そのプログラムに従
って、ファクシミリデータの送受信や、宛先登録等の処
理を実行する。
【0060】尚、ROM81内には、当該装置をファク
シミリ装置として動作させるために必要なファクシミリ
機能用プログラム群81a(図5(b)参照)が記憶さ
れている。具体的には例えば、回線制御部3が外部のフ
ァクシミリ装置23から受信したファクシミリデータに
基づく画像を記録部37に形成させるための受信用プロ
グラム等が上記ファクシミリ機能用プログラムとしてR
OM81に納められている。
【0061】また、ROM81内には、当該装置を、P
C12,13,214等から送信されてきた印刷データ
に基づく画像を記録紙等に印刷するプリンタとして動作
させるために必要なプリンタ機能用プログラム群81
b、が記憶されている。この他、ROM81内には、上
記プログラム等で呼び出される記録部制御用プログラム
81cや、その他の図示しない各種プログラム、そのプ
ログラム実行時に必要な各種データが予め記憶されてい
る。
【0062】一方、RAM83は、各種制御を行う際に
必要なワークメモリ83a(図5(a)参照)や、ファ
クシミリデータ等を記憶する送受信データ記憶部83
b、ファクシミリデータの送信先に関する宛先情報を記
憶する宛先情報記憶部83c、などとして機能するよう
にされている。
【0063】また、宛先情報記憶部83cは、図5
(c)に示すように、ファクシミリデータの送信先に関
する宛先情報として電話番号を記憶可能な構成にされ、
更に、この電話番号に関連づけて、メールアドレスを記
憶可能な構成にされている。即ち、当該ファクシミリ装
置2は、相手先装置(外部のファクシミリ装置23)が
公衆回線網経由のファクシミリデータの送受信の他に、
インターネット経由の電子メールの送受信を行うことが
可能な構成にされている場合に備えて、一つの宛名に対
して、電話番号とメールアドレスの両方を併記した形で
宛先情報を登録できるように構成されている。
【0064】スキャナ部35は、ファクシミリデータの
送信やコピー(原稿の複写)等の際に、原稿を読み取る
ためのものである。本実施例のスキャナ部35は、上述
したように、原稿を原稿用給紙トレイ33から取得し、
読取装置47にて画像を読み取り、読取結果としてのイ
メージデータを符号器85などに出力する構成にされて
いる。
【0065】また、符号器85は、スキャナ部35によ
って読み取られたイメージデータをファックスフォーマ
ットであるG3圧縮形式のイメージデータにするため
に、符号化処理を実行し、その処理後のイメージデータ
を出力する構成にされている。一方、復号器87は、フ
ァックスフォーマットのイメージデータを復号化して、
記録部37にて処理可能な印刷用のイメージデータに変
換する構成にされている。
【0066】また、記録部37は、上述したように、カ
ラー画像を形成可能な所謂カラーレーザプリンタとして
機能する構成にされており、記録部制御用プログラム8
1cを実行するCPU39からの指令に従い、復号器8
7によって復号化されたイメージデータや、後述するサ
ーバ部110から送信されてきた印刷データに基づくカ
ラー画像を、上記画像形成装置63を用いて記録紙等の
記録媒体に印刷して形成し、印刷後の記録媒体を出力す
る構成にされている。
【0067】尚、本実施例の記録部37は、通常(デフ
ォルト)の動作モードである通常印刷動作モードの他
に、複数の印刷動作モードを備えており、それらの印刷
動作モードにて、印刷データに基づく画像を記録紙に形
成することが可能な構成にされている。具体的に、記録
部37は、上記通常印刷動作モードに加えて、通常印刷
動作モードより静かな音で印刷データに基づく画像を記
録紙に形成することが可能な静音印刷動作モード、及
び、通常印刷動作モードより高速に印刷データに基づく
画像を記録紙に形成することが可能な高速印刷動作モー
ドを備えており、後述するCPU111からの指令を受
けてCPU39から発せされる指令信号に従い、これら
の印刷動作モードのいずれかにて、動作する。
【0068】この他、操作キー270は、上述したよう
に操作パネル27上に設けられており、利用者の操作に
従って、宛先情報の登録、宛先の指定といった各種処理
操作を行うための指令信号を装置内に入力する構成にさ
れている。同じく操作パネル27に設けられた上記LC
D274は、利用者に操作手順を案内するメッセージや
エラーメッセージ等の各種メッセージ等を表示するため
の表示手段として設けられている。また、本実施例のL
CD274は、タッチパネルとしての機能を備えてお
り、ファクシミリデータの宛先指定や宛先情報の登録の
際に、ワンタッチキーの表示を行うと共に、利用者の操
作情報を取得し装置内に入力する構成にされている。
【0069】モデム89は、回線制御部3を介してスプ
リッタ8経由で公衆回線網に接続された外部のファクシ
ミリ装置23との間でファクシミリデータの送受信を行
うためのものである。回線制御部3は、公衆回線網に対
するダイヤル信号の送出や、公衆回線網からの呼出信号
に対する応答等の動作を行うものであり、例えば、公衆
回線網を介して自身を外部のファクシミリ装置23に通
信可能に接続する。
【0070】一方、PCインタフェース24は、PCと
当該ファクシミリ装置2とをパラレルインタフェース等
を介して接続するときに用いられるものであり、PCか
らの印刷データ等を受信したりする。また、メール制御
部91は、インターネットに接続された外部の通信装置
との間で電子メールの送受信を行うことによって、電子
メールによるファクシミリデータの送受信を実現するも
のである。
【0071】つまりメール制御部91は、符号器85に
て符号化されたファクスフォーマットのバイナリイメー
ジデータを、テキストコードのイメージデータに変換す
ると共に、送信先のメールアドレス等を含むヘッダ情報
をそのデータに付加することにより、ファックスフォー
マットのイメージデータを、電子メールとして送信可能
な電子メールフォーマットのイメージデータにフォーマ
ット変換したり、逆にインターネット経由で通信モジュ
ール5を介して受信した電子メールフォーマットのイメ
ージデータを、ファックスフォーマットのイメージデー
タに逆フォーマット変換する処理を行う。尚、このメー
ル制御部91によってファックスフォーマットのイメー
ジデータに逆フォーマット変換されたデータは、復号器
87によって記録部37で出力可能なイメージデータに
復号化されてから記録紙に印刷される。
【0072】この他、機能拡張用インタフェース(I/
F)93は、別体で構成されたルータ制御部101を備
える通信モジュール5を着脱自在に接続することができ
る構成にされたAIO(アナログ入出力)やRS232
C等のシリアルインタフェースである。
【0073】また、通信モジュール5は、ルータ制御部
101、ハブ(HUB)103、IP電話部105、無
線処理部107、サーバ部110や、ルータ制御部10
1に繋がるインタフェース接続端子109などを備えて
いる。尚、通信モジュール5は、このインタフェース接
続端子109を介してインタフェース93に接続され
る。
【0074】ルータ制御部101は、ADSLモデム9
を介してインターネット内の通信装置(WWWサーバ2
2やPC214)との間でIPパケットの送受信を行う
ためのものであり、周知のIPマスカレード機能やルー
ティング機能を備えるブロードバンド対応のルータとし
て機能する。
【0075】即ち、このルータ制御部101は、IPマ
スカレード機能により、LAN内で用いられるプライベ
ートIPアドレスと、WAN(本実施例ではインターネ
ット内)で用いられるグローバルIPアドレスとを相互
変換し、ルーティング機能により、LAN側の端末と、
WAN側の通信装置(WWWサーバ22)と、を双方向
通信可能に接続する。
【0076】例えば、ルータ制御部101は、ハブ10
3を介してIP電話部105、無線処理部107、サー
バ部110との間でのデータの送受信を行うことによ
り、IP電話部105、無線処理部107及びサーバ部
110をADSLモデム9を介してインターネットに双
方向通信可能に接続する。また更に、ルータ制御部10
1は、ハブ103を介してLAN側接続ポート7に接続
されるLAN内の各LAN端末(PC12,13、プリ
ンタPr)との間で通信を行うことにより、LAN内の
LAN端末をインターネットに双方向通信可能に接続す
る。つまり例えば、ルータ制御部101は、経路制御し
て、インターネット内のWWWサーバ22から受信した
データを、宛先のLAN端末に送信する。
【0077】この他、ルータ制御部101は、装置本体
側のCPU39とインタフェース93を介して通信を行
うことができるようにされている。即ち、各LAN端末
(PC12,13、プリンタPr)、IP電話部10
5、無線処理部107、サーバ部110は、ルータ制御
部101及びインタフェース93を介して装置本体側の
CPU39と双方向通信を行うことができ、例えば、当
該ファクシミリ装置2のCPU39は、ルータ制御部1
01を介してサーバ部110から印刷データを取得する
と、プリンタ機能用プログラムを実行し、そのプログラ
ム内で記録部制御用プログラム81cを呼び出して記録
部37を制御し、記録部37に、その印刷データに基づ
く画像を記録紙に形成させる。
【0078】一方、このルータ制御部101にハブ10
3を介して接続されたIP電話部105は、音声信号を
IPパケットに格納し、インターネット経由で、外部の
IP電話機と、音声通信(通話)を行うことが可能な構
成にされている。また、無線処理部107は、外部の無
線通信装置と当該ファクシミリ装置2との間で無線通信
を行うためのものであり、ブルートゥース規格(近距離
無線通信の規格)やIrDA規格(赤外線通信の規格)
による無線接続方式にて、外部の無線通信装置をファク
シミリ装置2内の各部に双方向通信可能に接続する構成
にされている。即ち、当該ファクシミリ装置2において
は、ハブ103に接続された接続ポート7を用いること
により、有線接続方式にて各LAN端末をファクシミリ
装置2に接続することができる他、この無線処理部10
7を用いることにより、無線接続方式にてLAN端末を
ファクシミリ装置2に接続することができる。
【0079】この他、サーバ部110は、CPU11
1、ROM113、RAM115、ネットワークインタ
フェース117などを備えており、ネットワークインタ
フェース117を介してルータ制御部101との間で通
信を行うことにより、自身をインターネットに接続した
り、装置本体側のCPU39との間でデータ通信を行う
構成にされている。またサーバ部110は、ルータ制御
部101を介してLANに接続され、LAN内の各LA
N端末(PC12,13、プリンタPr)との間で双方
向にデータ通信を行うことが可能な構成にされている。
【0080】ここで、図6は、サーバ部110のRAM
115内のデータ構成を表す説明図(同図(a))、R
OM113内のデータ構成を表す説明図(同図(b))
である。サーバ部110は、ルータ制御部101経由で
WWWサーバ22から取得したウェブデータ(HTML
データ)を印刷データに変換してその画像を記録部37
に形成させるウェブプリント機能や、ルータ制御部10
1経由でLAN内のデータ送信装置(PC12,13)
や、インターネット内のデータ送信装置(PC214)
から受信した印刷データ(PDLデータなど)に基づく
画像を記録部37に形成させるネットワーク印刷機能、
WWWサーバ22から取得したウェブデータや、データ
送信装置(PC12,13,214)から受信した印刷
データをLAN側接続ポート7を介してLANに接続さ
れたプリンタPrなどに転送するプリンタ転送機能、な
どを備えており、これらの機能をROM113が記憶す
るネットワーク印刷機能用プログラム群113aで実現
する構成にされ、各種設定情報に基づいて、各機能の動
作を切り換える構成にされている。
【0081】また、サーバ部110は、ネットワーク
(インターネット、LANなど)経由で取得した印刷デ
ータに基づく画像を、上記通常印刷動作モードで、記録
部37に形成させたり、印刷時の機械音が抑えられた上
記静音印刷動作モードで、記録部37に形成させたり、
上記高速印刷動作モードで、記録部37に印刷させたり
することができ、これらの動作をROM113が記憶す
るネットワーク印刷機能用プログラム群113aで実現
する構成にされている(詳しくは後述)。
【0082】サーバ部110のRAM115は、図6
(a)に示すように、ワークメモリ115a、外部から
受信したデータや外部に送信すべきデータを記憶する送
受信データ記憶部115b、外部のWWWサーバのアド
レス(URL:UniformResource Lo
cator)情報を記憶するURL情報記憶部115
c、受信したウェブデータや印刷データの転送先等に関
する転送先情報(転送先のIPアドレス等)を記憶する
転送先情報記憶部115d、アクセス禁止先のURL情
報を記憶するアクセス禁止データベース115e、当該
装置の利用者が設定したオフィスの営業スケジュール
(営業日や休業日など)を表すスケジュールデータを記
憶するスケジュールデータ記憶部115i、昼間及び夜
間の時間帯を表す定義ファイルを記憶する昼夜定義ファ
イル記憶部115j、などとして機能する構成にされて
いる。
【0083】URL情報記憶部115cは、WWWサー
バのアドレス情報としてのURLに関連付けて、メモ情
報、定期取得用設定データを複数個記憶可能な構成にさ
れている。尚、周知のようにURLは、サーバアドレ
ス、ディレクトリ情報、ファイル名などから構成されて
いる。
【0084】このメモ情報は、現状においてURLがロ
ーマ字で標記され、その表示だけではどのホームページ
へアクセスするかがわかりにくく、更には、LCD27
4の表示領域も限られているため、目的のURLを探す
のが容易ではないことから、利用者が瞬時にそのURL
を判別できるようにするために、設けたものであり、本
実施例の通信モジュール5は、利用者による操作パネル
27の操作等によって外部入力されたメモ情報を、対応
するURLに対して関連付けてURL情報記憶部115
cに登録するように構成されている。
【0085】また、定期取得用設定データは、WWWサ
ーバ22から定期的にデータを取得するためのものであ
り、サーバ部110は、ネットワーク印刷機能用プログ
ラム群113aの一つとしてROM113内に記憶され
ているウェブプリント機能用プログラムを実行し、定期
的にデータをWWWサーバ22から取得することができ
る。また、本実施例のファクシミリ装置2におけるサー
バ部110は、WWWサーバ22からデータを取得する
際に、アクセス禁止データベース115e内のURL情
報を参照してURL先のデータが印刷するのに不適切な
データであるか否か判断し、不適切なデータであると判
断した場合には、そのデータをWWWサーバ22から取
得しないようにされている。
【0086】この他、スケジュールデータ記憶部115
iが記憶するスケジュールデータには、オフィスの営業
スケジュールを表すパラメータ値(『営業日』又は『休
業日』)が、月日に関連付けられて、格納されている。
尚、図7(a)は、スケジュールデータのデータ構成を
表す説明図である。
【0087】また、昼夜定義ファイル記憶部115jが
記憶する定義ファイルには、『昼間』の時間帯を表す値
と、『夜間』の時間帯を表す値、が格納されている。
尚、図7(b)は、昼夜定義ファイル記憶部115jが
記憶する定義ファイルのデータ構成を表す説明図であ
る。
【0088】続いて、データ送信装置(PC12,1
3,214)の構成及びデータ送信装置のCPU14が
実行するデータ送信処理について説明する。尚、図8
は、データ送信装置(PC12,13,214)の構成
を表す説明図である。データ送信装置(PC12,1
3,214)は、周知のパーソナルコンピュータと同様
に、CPU14、ROM15、RAM16、ディスプレ
イ17、キーボード18、ハードディスクドライブ(H
DD)19、LANインタフェース(LAN I/F)
20、などを備えている。LANインタフェース20
は、ネットワーク(インターネットやLANなど)に接
続され、ネットワークを介してファクシミリ装置2とデ
ータ通信可能にされている。
【0089】また、RAM16は、利用者が、各種アプ
リケーションにて、キーボード18や図示しないマウス
等(以下、単に「キーボード18等」と表現する。)を
使用して作成したイメージデータを、一時記憶するワー
クメモリ16aなどとして機能する構成にされている。
この他、HDD19内には、CPU14によって実行さ
れるデータ送信プログラム19aが記憶されている。
【0090】図9は、CPU14が実行するデータ送信
処理を表すフローチャートである。CPU14は、利用
者が各種アプリケーションの選択画面を操作することに
より、キーボード18等からイメージデータの送信指令
信号が入力されてきたと判断すると、データ送信処理
(データ送信プログラム19a)を実行する。
【0091】データ送信処理を実行すると、CPU14
は、まず、利用者がデータ送信先のアドレスをキーボー
ド18等を操作して入力可能な構成の送信先設定画面を
表示する(S110)。ここで、CPU14は、利用者
がキーボード18等を操作することにより、キーボード
18等から入力されてくる操作情報を取得してRAM1
6に一時記憶する。また、操作情報に基づきデータ送信
先が決定されたと判断すると(S115でYes)、C
PU14は、その送信先設定画面で入力された操作情報
に基づき、送信先を設定する(S120)。
【0092】続いて、CPU14は、上記送信指令信号
と共に、印刷条件を指定する旨の指令信号がキーボード
18等から入力されているかどうか判断し(S13
0)、その指令信号が入力されていないと判断すると
(S130でNo)、処理をS140に移行して、上記
送信指令で指定されたイメージデータをRAM16から
読み出し、これを必要に応じて印刷データに変換し、こ
の印刷データにヘッダ情報等を付加して送信用データを
作成し(S140)、処理をS160に移行する。
【0093】一方、S130にて、印刷条件を指定する
旨の指令信号が入力されていると判断すると(S130
でYes)、CPU14は、処理をS150に移して、
利用者がキーボード18等を操作して印刷条件を指定可
能な印刷条件設定画面を表示する。尚、図10は、印刷
条件設定画面の表示例を表した説明図である。
【0094】このS150において、CPU14は、表
示した印刷条件設定画面に基づき利用者がキーボード1
8等から入力した操作情報を取得し、S153にて条件
を決定した旨の条件決定指令信号をキーボード18等か
ら取得すると(S153でYes)、S150で取得し
た操作情報に基づき、S155にて、送信先の画像形成
装置(ファクシミリ装置2等)に上記送信指令にて指定
されたイメージデータに基づく画像を形成させる場合の
画像の形成開始条件を表す開始条件データ(図11参
照)、及び、送信先の画像形成装置における動作モード
を設定するための動作条件データを格納した印刷条件デ
ータを作成する。
【0095】例えば、CPU14は、図10に示す『時
刻設定』のチェックボックスがチェックされた状態で、
『OK』ボタンが選択されて条件決定指令信号が入力さ
れたと判断すると、各ボックスに入力された数値に基づ
き、月、日、時間、曜日等の時刻を表す各パラメータ
(以下、「時刻パラメータ」とする。)の値を、画像の
形成開始時刻を表す開始条件データとして格納した印刷
条件データを作成する(S155)。
【0096】また、CPU14は、図10に示す『時間
帯設定』のチェックボックスがチェックされた状態で、
『OK』ボタンが選択されて条件決定指令信号が入力さ
れたと判断すると、その際に利用者から指定されている
スケジュールパラメータの値、昼夜指定パラメータの値
を、画像の形成開始条件を表す開始条件データとして格
納した印刷条件データを作成する(S155)。ここ
で、スケジュールパラメータは、『営業日』及び『休業
日』のいずれか一方の値をとるようにされている。ただ
し、印刷条件設定画面上で『指定なし』との項目が利用
者により選択されている場合、CPU14は、スケジュ
ールパラメータの値を開始条件データに格納しない。
尚、このスケジュールパラメータの値は、上述したよう
にファクシミリ装置2のスケジュールデータ記憶部11
5iが記憶するスケジュールデータのパラメータ値に対
応するものである。
【0097】この他、昼夜指定パラメータは、『昼間』
及び『夜間』のいずれか一方の値をとるようにされてい
る。尚、スケジュールパラメータと同様に、印刷条件設
定画面上で『指定なし』との項目が利用者により選択さ
れている場合、CPU14は、昼夜指定パラメータの値
を開始条件データに格納しない。
【0098】また、『動作モード設定』のチェックボッ
クスがチェックされた状態で、『OK』ボタンが選択さ
れ条件決定指令信号が入力されたと判断すると、その際
に利用者から指定されている印刷動作モードを表すパラ
メータの値を、動作条件データに格納して印刷条件デー
タを作成する(S155)。尚、動作モードのパラメー
タは、送信先の画像形成装置を静音印刷動作モードで動
作させるための値『静音印刷動作モード』、及び、送信
先の画像形成装置を上記高速印刷動作モードで動作させ
るための値『高速印刷動作モード』、のいずれか一方の
値をとるようにされている。ただし、印刷条件設定画面
上で『指定なし』との項目が利用者により選択されてい
る場合、CPU14は、動作条件データを格納せずに印
刷条件データを作成する。
【0099】この印刷条件データを作成し終わると、C
PU14は、上記送信指令にて指定されたイメージデー
タをRAM16から読み出し、これを必要に応じて印刷
データに変換し、この印刷データに印刷条件データを付
加した送信用データを作成する(S157)。尚、図1
1は、送信用データの構成を表す説明図である。図11
に示すように、送信用データ内には、印刷条件データと
印刷データとが格納される。ただし、上述のS140で
作成される送信用データには、印刷条件データは格納さ
れない。
【0100】この送信用データの作成後、CPU14
は、上記S120にて設定したデータの送信先が複数あ
るか否か判断し(S160)、送信先は一つであると判
断すると(S160でNo)、その唯一の送信先の画像
形成装置(ファクシミリ装置2等)にネットワークを介
して送信用データを送信する(S170)。即ち、CP
U14は、送信用データに送信先のIPアドレスを付与
し、これをIPパケットにて、ネットワークに送出す
る。この後、CPU14は、当該データ送信処理を終了
する。
【0101】一方、CPU14は、上記S120にて設
定した送信先が複数あると判断すると(S160でYe
s)、各送信先の画像形成装置(ファクシミリ装置2
等)にネットワークを介して送信用データを送信し(S
180)、この後に当該データ送信処理を終了する。即
ち、CPU14は、送信用データに、送信先のIPアド
レスを付与して、これをIPパケットにてネットワーク
に送出する動作を、全ての送信先に対して実行すること
により、送信用データを、複数の画像形成装置に同時に
送信した後、当該データ送信処理を終了する。
【0102】続いて、ファクシミリ装置2のサーバ部1
10のCPU111が実行する受信処理について説明す
る。尚、図12は、CPU111が繰り返し実行する受
信処理を表すフローチャートである。受信処理を実行す
ると、CPU111は、まずS210にて、ネットワー
クインタフェース117がネットワーク(LAN若しく
はインターネット)からルータ制御部101経由で、印
刷データを含む上記送信用データを、外部のデータ送信
装置(PC12,13,214)から受信するまで待機
し、受信したと判断すると、S220にて、送信用デー
タに印刷条件データが含まれるか否か判断する。
【0103】データ送信装置からS157にて作成され
た送信用データが送信されてきた場合、CPU111
は、Yesと判断し、S231にて送信用データから、
印刷条件データ及び印刷データを夫々抽出して取得し、
印刷データに印刷条件データを関連付けて、これらを印
刷ファイフォに登録し(S235)、当該受信処理を終
了する。尚、印刷ファイフォは、登録された順に印刷デ
ータを処理するためのFIFOである。
【0104】一方、 データ送信装置からS140にて
作成された送信用データが送信されてきた場合、CPU
111は、S220にてNoと判断し、S241にて送
信用データから、印刷データを抽出して取得し、S24
5にて、その印刷データを印刷ファイフォに登録し、当
該受信処理を終了する。
【0105】続いて、ファクシミリ装置2のサーバ部1
10のCPU111が実行する印刷制御処理について説
明する。尚、図13は、CPU111が、受信処理と並
行して繰り返し実行する印刷制御処理を表すフローチャ
ートである。印刷制御処理を実行すると、CPU111
は、まずS310にて、印刷ファイフォに印刷データが
登録されているか否か判断し、登録されていない場合に
は、印刷データが受信処理により印刷ファイフォに登録
されるまで待機する。
【0106】一方、印刷データが登録されていると判断
すると(S310でYes)、CPU111は、印刷フ
ァイフォから登録情報を一件読み出し(S320)、そ
の登録情報に対応する印刷データに印刷条件データが関
連付けられているかどうか判断する(S330)。そし
て印刷条件データが印刷データに関連付けられていない
と判断すると(S330でNo)、処理をS333に移
行して、印刷データを装置本体のCPU39に送信し、
CPU39に、記録部37を制御させて、記録部37に
印刷データに基づく画像を記録紙に形成させる。
【0107】この後、CPU111は、印刷済みの印刷
データに対応する印刷ファイフォ内の登録情報を削除し
(S335)、S350にて、印刷ファイフォ内の登録
情報の読み出し(S320)を現時点で登録されている
ものについて全て行ったか否か判断し、全て行ったと判
断すると、当該印刷制御処理を終了する。
【0108】一方、全て行っていないと判断すると(S
350でNo)、CPU111は、処理をS320に戻
し、次の登録情報を印刷ファイフォから読み出して、S
330で、読み出した登録情報に対応する印刷データに
印刷条件データが関連付けられているか否か判断し、印
刷条件データが関連付けられていると判断すると(S3
30でYes)、S340に処理を移行して、図14に
示す条件判定印刷処理を実行する。尚、図14は、CP
U111が実行する条件判定印刷処理を表すフローチャ
ートである。
【0109】条件判定印刷処理を実行すると、CPU1
11は、まずS410にて印刷条件データを解析して、
印刷条件データ内に格納されているパラメータの種類等
を識別する。そして、印刷条件データ内に開始条件デー
タとして上記時刻パラメータが格納されていると判断す
ると(S420でYes)、サーバ部110が有する内
部時計から現在時刻を取得し、その時刻と、開始条件デ
ータとに基づいて、画像の形成開始条件が満足されたか
判断する。具体的に、CPU111は、現在時刻と、印
刷データと共に外部からネットワーク経由で送信されて
きた開始条件データとしての時刻パラメータの値とを照
合し(S421)、現在時刻が、その時刻パラメータで
表された画像の形成開始条件(詳しくは、画像の形成開
始時刻)に適合するか否か判断する(S425)。
【0110】例えば、現在時刻が12時台であって、時
刻パラメータの値が『12時』である場合には、時刻パ
ラメータで表された画像の形成開始条件が満足されたと
して、現在時刻が画像の形成開始条件に適合すると判断
し(S425でYes)、処理をS450に移行する。
一方、現在時刻が12時台ではなくて、時刻パラメータ
が『12時』である場合には、時刻パラメータで表され
た画像の形成開始条件が満足されていないとして、現在
時刻が画像の形成開始条件に適合しないと判断し(S4
25でNo)、そのまま当該条件判定印刷処理を終了す
る。この他、時刻パラメータの値が月日(又は曜日)を
表す値であれば、CPU111は、S425にて、現在
の月日(又は曜日)と、開始条件データとして送信され
てきた月日(又は曜日)を表す値と、に基づき、画像の
形成開始条件が満足されたか否か判断する。
【0111】一方、CPU111は、S420でNoと
判断すると、続くS430にて、印刷条件データに開始
条件データとしてスケジュールパラメータの値が含まれ
ているか否か判断する。そして、スケジュールパラメー
タの値が含まれると判断すると、処理をS431に移行
し、そこで、スケジュールデータ記憶部115iが記憶
するスケジュールデータから現在時刻に対応する上記パ
ラメータ値を読み出す。例えば、現在時刻が3月4日で
ある場合、CPU111は、スケジュールデータの現在
時刻(3月4日)に関連付けられて記憶されている値
『営業日』を読み出す。
【0112】そして、CPU111は、スケジュールデ
ータから読み出した値と、ネットワークを介して外部の
データ送信装置(PC12,13,214)から取得し
たスケジュールパラメータの値と、を照合し(S43
3)、スケジュールデータからの読み出し値が、スケジ
ュールパラメータの値で表された画像の形成開始条件
に、適合するか否か判断する(S435)。
【0113】例えば、スケジュールパラメータの値が
『営業日』であって、スケジュールデータからの読み出
し値が『営業日』である場合、その読み出し値が画像の
形成開始条件としてのスケジュールパラメータの値『営
業日』に一致するから、CPU111は、画像の形成開
始条件が満足されたとして、スケジュールデータからの
読み出し値が、画像の形成開始条件に適合する(S43
5でYes)と判断する。そして、処理をS440に移
行する。一方、S435でNoと判断すると、CPU1
11は、そのまま当該条件判定印刷処理を終了する。
【0114】このようにしてS435でYesと判断す
るか、S430においてNoと判断すると、CPU11
1は、S440に処理を移行し、S440にて、印刷条
件データに、開始条件データとして昼夜指定パラメータ
が含まれるか否か判断する。そして、昼夜指定パラメー
タが含まれないと判断すると、処理をS450に移行
し、昼夜指定パラメータが含まれると判断すると、処理
をS441に移行する。
【0115】処理をS441に移行すると、CPU11
1は、昼夜定義ファイル記憶部115jに記憶されてい
る定義ファイルから、現在時刻に対応する設定値を読み
出す。例えば、図7(b)に示すように昼間及び夜間が
定義されている場合、CPU111は、現在が9:00
から18:00直前までの時刻であると、昼夜定義ファ
イル記憶部115jから設定値『昼間』を読み出し、現
在が18:00から9:00直前までの時刻であると、
昼夜定義ファイル記憶部115jから設定値『夜間』を
読み出す。
【0116】この後CPU111は、読み出した設定値
と、ネットワークを介して外部のデータ送信装置から取
得した昼夜指定パラメータの値と、を照合し(S43
3)、設定値が、昼夜指定パラメータの値で表された画
像の形成開始条件に、適合するか否か判断する(S43
5)。
【0117】ここで、CPU111は、昼夜指定パラメ
ータの値が『昼間』であって、昼夜定義ファイル記憶部
115jから読み出した現在時刻の設定値が『夜間』で
ある場合、設定値が画像の形成開始条件としての昼夜指
定パラメータの値『昼間』に一致しないから、昼夜指定
パラメータで表された画像の形成開始条件が満足されて
いないとして、設定値が画像の形成開始条件に適合しな
い(S445でNo)と判断する。そして、CPU11
1は、そのまま当該条件判定印刷処理を終了する。
【0118】一方、CPU111は、昼夜指定パラメー
タの値が『昼間』であって、昼夜定義ファイル記憶部1
15jから読み出した現在時刻の設定値が『昼間』であ
る場合、設定値が画像の形成開始条件としての昼夜指定
パラメータの値『昼間』に一致するから、昼夜指定パラ
メータで表された画像の形成開始条件が満足されたとし
て、昼夜指定パラメータが設定値に適合する(S445
でYes)と判断する。そして、処理をS450に移行
する。
【0119】S450に処理を移行すると、CPU11
1は、図15に示す動作条件判定処理を実行する。尚、
図15は、CPU111が実行する動作条件判定処理を
表すフローチャートである。この動作条件判定処理を実
行すると、CPU111は、まずS510にて、印刷条
件データに動作条件データが含まれているか否か判断す
る。そして動作条件データが含まれていなければ(S5
10でNo)、そのまま当該動作条件判定処理を終了す
る。
【0120】一方、S510にて動作条件データが印刷
条件データに含まれると判断すると、CPU111は、
S520に処理を移行して、動作条件データが『静音印
刷動作モード』との値を含むものであるか否か判断す
る。そして、『静音印刷動作モード』との値を含むもの
であれば、Yesと判断して、処理をS525に移行
し、そこで、記録部37が上記静音印刷動作モードで動
作するように設定し、この後に処理をS530に移行す
る。この他、CPU111は、S520でNoと判断す
ると、処理をS530に移行する。
【0121】S530において、CPU111は、動作
条件データが『高速印刷動作モード』との値を含むもの
であるか否か判断する。そして『高速印刷動作モード』
との値を含むものであれば、Yesと判断して、処理を
S535に移行し、そこで、記録部37が上記高速印刷
動作モードで動作するように設定する。この設定後、当
該動作条件判定処理を終了する。また、S530でNo
と判断すると、CPU111は、当該動作条件判定処理
を終了する。
【0122】このようにして動作条件判定処理を終了す
ると、CPU111は、処理をS460に移行し、そこ
で、印刷データを、装置本体側のCPU39に送信し
て、CPU39に、記録部37を制御させ、記録部37
に印刷データに基づく画像を記録紙に形成させる。尚、
CPU111は、上記動作条件判定処理にて静音印刷動
作モードを設定している場合、S460において、記録
部37に、静音印刷動作モードで、データ送信装置から
取得した印刷データに基づく画像を記録紙に形成させ
る。一方、CPU111は、上記動作条件判定処理にて
高速印刷動作モードを設定している場合、S460にお
いて、記録部37に、高速印刷動作モードで、データ送
信装置から取得した印刷データに基づく画像を記録紙に
形成させる。一方、上記動作条件判定処理において、静
音印刷動作モード又は高速印刷動作モードを設定してい
ない場合、CPU111は、S460において、CPU
39に、通常印刷動作モードで、印刷データに基づく画
像を形成させる。
【0123】この後、CPU111は、印刷ファイフォ
から、今回印刷処理した印刷データに対応する登録情報
を削除し(S470)、当該条件判定印刷処理を終了す
る。そして、処理を印刷制御処理のS350に移し、そ
こで、印刷ファイフォに登録された印刷データ全件につ
いて、S320〜S340までの動作を行ったか判断
し、そうでなければNoと判断して、再び処理をS32
0に移行し、そうであればYesと判断して、当該印刷
制御処理を終了する。
【0124】以上、本実施例の画像形成システム1及び
ファクシミリ装置2及びデータ送信装置(PC12,1
3,214)の構成について説明したが、本実施例の画
像形成システム1によれば、ファクシミリ装置2が、外
部のデータ送信装置からネットワークを介して、印刷デ
ータと共に印刷条件データを取得し、この印刷条件デー
タ内に格納された開始条件データと、現在時刻と、に基
づき、印刷データに基づく画像の形成開始条件が満足さ
れているかどうか判断し(S425、S435、S44
5)、その形成開始条件が満足されたと判断すると、記
録部37を制御して、記録部37に、印刷データに基づ
く画像を記録紙に形成させるから、利用者は、データ送
信装置(PC12,13,214)を操作して、データ
送信装置から、印刷条件データを付加した送信用データ
をファクシミリ装置2に送信すれば、所望のタイミング
で、印刷データに基づく画像形成を印刷データ送信先側
のファクシミリ装置2に行わせることができる。
【0125】特に、本実施例のファクシミリ装置2は、
現在時刻を、月日、曜日、時間などの単位で評価して、
その現在時刻と、開始条件データと、に基づいて画像の
形成開始条件が満足されているか否か判断するから、便
利である。例えば、特定の月日や、営業日に該当する曜
日に、その印刷データに基づく印刷物をデータ送信先の
利用者に提供したい場合、印刷データ送信側の利用者
は、データ送信装置から開始条件データとして、その月
日又は曜日を表す時刻パラメータを格納した送信用デー
タを送信することにより、指定した月日又は曜日に、フ
ァクシミリ装置2を動作させて、ファクシミリ装置2
に、その印刷データに基づく画像を形成させることがで
きる。
【0126】また、本実施例の画像形成システム1にお
いては、夜間にデータ送信先の画像形成装置(ファクシ
ミリ装置2)が印刷処理しないようにすることができる
から、夜間にファクシミリ装置2が動作することにより
利用者が不快に感じるような事態が発生するのを防止す
ることができる。
【0127】この他、本実施例のファクシミリ装置2
は、利用者のスケジュールが記述されたスケジュールデ
ータに基づいて、画像の形成開始条件が満足するか否か
判断すること(S430〜S435参照)ができるか
ら、利用者は、データ送信装置(PC12,13,21
4)を操作して、印刷データ送信先のファクシミリ装置
2が記憶するスケジュールデータに対応するパラメータ
値としてのスケジュールパラメータ値を開始条件データ
に格納し、これをデータ送信装置からファクシミリ装置
2に送信すれば、ファクシミリ装置2が設置されたオフ
ィスの営業日や休業日に、その印刷データに基づく画像
を記録紙に形成することができる。
【0128】また、本実施例のファクシミリ装置2のサ
ーバ部110は、受信処理にて、印刷条件データと印刷
データとを抽出して取得することにより、動作条件デー
タをデータ送信装置から取得し、その動作条件データに
基づく動作モード(静音印刷動作モードや高速印刷動作
モードなど)で、記録部37に画像を形成させることが
できるので、利用者は、印刷データのデータ量が多いと
きに高速印刷動作モードを設定するように動作条件デー
タを付与した送信用データをデータ送信装置から送信す
ることによって、ファクシミリ装置2に印刷データに基
づく画像を高速印刷させることができる。また、利用者
は夜間等に印刷データを送信する場合に、データ送信装
置を操作して、静音印刷動作モードを設定するようにさ
れた動作条件データを送信用データに付与することによ
って、ファクシミリ装置2に、騒音の少ない静音印刷動
作モードにて画像を印刷させることができる。
【0129】この他、本実施例のデータ送信装置(PC
12,13,214)では、印刷条件データを付加した
送信用データを複数の送信先に同時に送信することがで
きるから、便利である。同一の印刷データを複数の相手
に送信する場合には、それらをまとめて送信することが
できると、利用者にとって使い勝手がよい。しかしなが
ら、受信側の利用者の環境が夫々異なる(例えば、複数
の送信先のそれぞれに地域的な時差がある等)ことを考
えると、印刷条件データを付加せずに送信用データを同
時に送信してしまう従来装置の場合には、その同時送信
機能を活用しにくい。
【0130】一方、本実施例のデータ送信装置は、印刷
開始時刻や、昼間、営業日などのパラメータを印刷条件
データに格納して印刷データを送信することができるか
ら、例えば、朝9時に印刷を開始するように印刷条件デ
ータを付加した送信用データを相手先の複数の画像形成
装置(本実施例ではファクシミリ装置2)に送信すれ
ば、時差のある地域に設置された複数の画像形成装置の
夫々に対して、その地域の朝9時の時間帯に印刷データ
を印刷処理させることができる。つまり、受信側の画像
形成装置が設置されている地域のいくつかが夜間の時間
帯に送信用データを送信しても受信側の画像形成装置が
夜間に動作してしまうのを防止することができるのであ
る。したがって、本実施例のデータ送信装置によれば、
利用者は、時差のある送信先にデータを送信する場合で
も、同時送信機能を積極的に活用することができる。
【0131】尚、本発明の画像形成手段は、ファクシミ
リ装置2の記録部37に相当する。また、データ取得手
段は、CPU111が実行する受信処理にて実現され、
制御手段は、CPU111が実行する条件判定印刷処理
にて実現されている。詳述すると、CPU111は、条
件判定印刷処理のS460にて、CPU39を介して間
接的に記録部37を制御して、記録部37に印刷用の画
像データとしての印刷用のイメージデータ(印刷デー
タ)に基づく画像を形成させている。また、本発明の条
件データは開始条件データに相当し、本発明の動作モー
ド設定データは動作条件データに相当する。またスケジ
ュールデータを記憶する記憶手段は、本実施例のスケジ
ュールデータ記憶部115iに相当する。
【0132】また、本発明の画像データ記憶手段は、R
AM16に相当し、操作情報取得手段は、CPU14が
送信先設定画面及び印刷条件設定画面の表示(S11
0、S150)と共に、キーボード18等から操作情報
を取得する動作にて実現されている。この他、本発明の
データ作成手段は、CPU14が、データ送信処理のS
155にて、開始条件データ及び動作条件データを作成
してまとめることにより、印刷条件データを作成する動
作にて実現されている。また、データ送信手段は、CP
U14が、データ送信処理の実行により、送信用データ
を作成して(S157)、送信する(S170,S18
0)動作にて実現されている。また、データ送信手段
が、送信先を設定する動作は、CPU14が実行するデ
ータ送信処理のS120にて実現されている。
【0133】以上、本発明の実施例について説明した
が、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、
種々の態様を採ることができる。上記実施例では、月
日、曜日、時間単位で、画像の形成開始時刻を設定でき
るようにしたが、勿論、分単位、などその他の単位で、
画像の形成開始時刻を設定できるようにしてもよい。こ
の他、上記実施例では、ファクシミリ装置2がオフィス
で使用される場合を考え、営業日、休業日等の営業スケ
ジュールに関するスケジュールデータを取り扱う例を説
明したが、スケジュールデータは、その他の種類のもの
であっても構わない。例えば、祝祭日に関する情報など
をスケジュールデータに含ませておくと便利である。
【0134】また、操作パネル27に強制印刷キーを設
け、利用者が強制印刷キーを操作するなどして外部から
強制印刷指令信号が入力されると、CPU111が、印
刷条件にかかわらず、印刷データを印刷処理するよう
に、画像形成装置(ファクシミリ装置2)を構成すると
便利である。このような画像形成装置によれば、送信側
の利用者が印刷条件データと共に印刷データを送信して
きても、受信側の利用者は、自身の都合の良いタイミン
グで、印刷データを印刷処理させて、その出力結果を得
ることができる。
【0135】この他、送信側の利用者が指定した印刷条
件を、受信側の利用者が変更できるように、画像形成装
置(ファクシミリ装置2)を構成してもよい。このよう
に画像形成装置を構成すると、受信側の利用者は、自身
の都合の良い印刷条件を設定して、そのタイミングで、
出力結果を得ることができる。
【0136】また、上述のように強制印刷可能に画像形
成装置を構成したり、印刷条件を受信側で変更可能に画
像形成装置を構成する場合には、その機能が、夜間印刷
や、静音印刷などの特定種類の印刷条件を有する印刷デ
ータのみを対象に動作するように装置を構成すると良
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例の画像形成システム1の構成を表す
説明図である。
【図2】 ファクシミリ装置2の外部構成を表す概略斜
視図である。
【図3】 ファクシミリ装置2の内部構成を表す説明図
である。
【図4】 ファクシミリ装置2の電気的構成を表すブロ
ック図である。
【図5】 ROM81及びRAM83内のデータ構成を
表す説明図である。
【図6】 サーバ部110のROM113及びRAM1
15内のデータ構成を表す説明図である。
【図7】 スケジュールデータ記憶部115iが記憶す
るスケジュールデータの構成を表す説明図(同図
(a))、及び、昼夜定義ファイル記憶部115jが記
憶する定義ファイルの構成を表す説明図(同図(b))
である。
【図8】 データ送信装置としてのPC12,13,2
14の構成を表すブロック図である。
【図9】 CPU14が実行するデータ送信処理を表す
フローチャートである。
【図10】 印刷条件設定画面の構成を表す説明図であ
る。
【図11】 データ送信装置が送信する送信用データの
構成を表す説明図である。
【図12】 CPU111が繰り返し実行する受信処理
を表すフローチャートである。
【図13】 CPU111が繰り返し実行する印刷制御
処理を表すフローチャートである。
【図14】 CPU111が実行する条件判定印刷処理
を表すフローチャートである。
【図15】 CPU111が実行する動作条件判定処理
を表すフローチャートである。
【符号の説明】
1…画像形成システム、2,23…ファクシミリ装置、
3…回線制御部、5…通信モジュール、9…ADSLモ
デム、12,13,214…PC、14,39,111
…CPU、15,81,113…ROM、16,83,
115…RAM、17…ディスプレイ、18…キーボー
ド、19…HDD、19a…データ送信プログラム、2
0…LANインタフェース、22…WWWサーバ、27
…操作パネル、35…スキャナ部、37…記録部、71
…レーザ光走査装置、81b…プリンタ機能用プログラ
ム群、81c…記録部制御用プログラム、16a,83
a,115a…ワークメモリ、83b,115b…送受
信データ記憶部、93…インタフェース、101…ルー
タ制御部、110…サーバ部、113a…ネットワーク
印刷機能用プログラム群、115i…スケジュールデー
タ記憶部、115j…昼夜定義ファイル記憶部、117
…ネットワークインタフェース、270…操作キー、2
74…LCD
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤井 則久 愛知県名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブ ラザー工業株式会社内 Fターム(参考) 2C061 AP01 AP03 HH03 HJ06 HJ08 HK19 HM01 HM03 HN02 HN20 5B021 AA05 BB01 BB04 BB09 CC05 5C062 AA02 AA14 AA29 AA30 AA33 AA35 AB22 AB38 AC04 AC35 AE02 AF06

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を記録媒体に形成する画像形成手段
    と、 外部からネットワークを介して画像データを取得すると
    共に、外部から画像の形成開始条件を表す条件データを
    取得するデータ取得手段と、 該データ取得手段が取得した前記条件データに基づき、
    画像の形成開始条件が満足されたか否か判断し、該形成
    開始条件が満足されたと判断すると、前記画像形成手段
    を制御して、前記画像形成手段に、該データ取得手段が
    取得した画像データに基づく画像を記録媒体に形成させ
    る制御手段と、 を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記データ取得手段は、外部からネット
    ワークを介して画像データを取得すると共に、該ネット
    ワークを介して外部から該画像データに基づく画像の形
    成開始条件を表す前記条件データを取得することを特徴
    とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、現在時刻と、前記デー
    タ取得手段が取得した前記条件データと、に基づき、前
    記画像の形成開始条件が満足されたか否か判断すること
    を特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、現在の月日又は曜日
    と、前記データ取得手段が取得した前記条件データと、
    に基づき、前記画像の形成開始条件が満足されたか否か
    判断することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、現在時刻と、前記デー
    タ取得手段が取得した前記条件データと、当該装置の記
    憶手段が記憶するスケジュールデータと、に基づき、前
    記画像の形成開始条件が満足されたか否か判断すること
    を特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記画像形成手段は、複数の動作モード
    にて、画像を記録媒体に形成することが可能な構成にさ
    れ、 前記データ取得手段は、前記画像データ及び前記条件デ
    ータに加えて、前記画像形成手段の動作モードを設定す
    るための動作モード設定データを、前記ネットワークを
    介して取得可能な構成にされ、 前記制御手段は、前記データ取得手段が前記動作モード
    設定データを取得すると、前記画像形成手段を制御し
    て、前記画像形成手段に、該動作モード設定データに基
    づく動作モードで、前記データ取得手段が取得した画像
    データに基づく画像を記録媒体に形成させることを特徴
    とする請求項2〜請求項5のいずれかに記載の画像形成
    装置。
  7. 【請求項7】 画像データを記憶する画像データ記憶手
    段と、 利用者による操作情報を取得する操作情報取得手段と、 該操作情報取得手段が取得した操作情報に基づいて、外
    部の画像形成装置に前記画像データ記憶手段が記憶する
    画像データに基づく画像を形成させる場合の画像の形成
    開始条件を表す条件データを作成するデータ作成手段
    と、 該データ作成手段が作成した前記条件データを、前記画
    像データ記憶手段から読み出した画像データに付加する
    ことによって送信用データを作成し、該送信用データ
    を、ネットワークを介して外部の画像形成装置に送信す
    るデータ送信手段と、 を備えていることを特徴とするデータ送信装置。
  8. 【請求項8】 前記データ作成手段は、前記画像の形成
    開始条件を表す条件データとして、画像を形成させる月
    日又は曜日を表す条件データを作成することを特徴とす
    る請求項7に記載のデータ送信装置。
  9. 【請求項9】 前記データ作成手段は、前記画像の形成
    開始条件を表す条件データとして、送信先の画像形成装
    置が有するスケジュールデータに対応したパラメータ値
    を含む条件データを作成することを特徴とする請求項7
    に記載のデータ送信装置。
  10. 【請求項10】 前記データ送信手段は、前記送信用デ
    ータを、複数の画像形成装置に同時に送信することが可
    能な構成にされていることを特徴とする請求項7〜請求
    項9のいずれかに記載のデータ送信装置。
  11. 【請求項11】 前記データ送信手段は、前記操作情報
    取得手段が取得した操作情報に基づいて、前記送信用デ
    ータの送信先を設定することを特徴とする請求項7〜請
    求項10のいずれかに記載のデータ送信装置。
  12. 【請求項12】 前記データ作成手段は、前記操作情報
    取得手段が取得した操作情報に基づいて、複数の動作モ
    ードにて画像形成可能な外部の画像形成装置における該
    動作モードを設定するための動作モード設定データを作
    成することが可能な構成にされ、 前記データ送信手段は、前記データ作成手段が作成した
    前記動作モード設定データを、前記画像データ記憶手段
    から読み出した画像データに付加して、前記送信用デー
    タを作成することが可能な構成にされていることを特徴
    とする請求項7〜請求項11のいずれかに記載のデータ
    送信装置。
  13. 【請求項13】 前記データ作成手段は、画像形成装置
    に、通常動作モードより高速に画像データに基づく画像
    を形成させるための動作モード、又は、画像形成装置
    に、通常動作モードより静かに画像データに基づく画像
    を形成させるための動作モード、を設定するための前記
    動作モード設定データを作成することを特徴とする請求
    項12に記載のデータ送信装置。
  14. 【請求項14】 ネットワークに接続された請求項2〜
    請求項6のいずれかに記載の画像形成装置と、 該ネットワークに接続され、該ネットワークを介して前
    記送信用データを前記画像形成装置に送信可能な請求項
    7〜請求項13のいずれかに記載のデータ送信装置と、 を備えることを特徴とする画像形成システム。
  15. 【請求項15】 コンピュータに、請求項1〜請求項6
    のいずれかに記載の画像形成装置における前記データ取
    得手段、及び、前記制御手段としての機能を実現させる
    ための画像形成用プログラム。
  16. 【請求項16】 コンピュータに、請求項7〜請求項1
    3のいずれかに記載のデータ送信装置における前記デー
    タ作成手段、及び、前記データ送信手段としての機能を
    実現させるためのデータ送信用プログラム。
  17. 【請求項17】 画像を記録媒体に形成する画像形成手
    段、を備える画像形成装置の制御方法であって、 外部からネットワークを介して画像データを取得すると
    共に、外部から画像の形成開始条件を表す条件データを
    取得し、該条件データに基づき、画像の形成開始条件が
    満足されたか否か判断し、該形成開始条件が満足された
    と判断すると、前記画像形成手段を制御して、前記画像
    形成手段に、該画像データに基づく画像を記録媒体に形
    成させることを特徴とする画像形成装置の制御方法。
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