JP3690126B2 - 車両用追従走行制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、先行車両との車間距離を保ちつつ先行車両に追従して速度制御するようにした車両用追従走行制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の車両用追従走行制御装置としては、例えば特開昭60−121130号公報(以下、第1従来例と称す)に記載されたものがある。
【0003】
この第1従来例には、自車速を検出し、検出した自車速に基づいて安全車間距離を演算すると共に、自車両と先行車両との車間距離を検出し、検出した車間距離から所定時間当たりの車間距離の変化量を演算し、この車間距離の変化量に応じて安全車間距離を補正し、補正した安全車間距離と実車間距離との差に応じて車速を制御するようにした車両走行制御装置が記載されている。
【0004】
この従来例によると、安全車間距離と実車間距離とに対して一義的に車速を制御する構成としているので、他車両が他走行車線から車線変更によって割込んできたとき或いは自車両が他走行車線に車線変更したときのように先行車両との関係が急激に変化したときには、必ずしも乗員の感覚に一致せず、違和感が発生するという未解決の課題がある。
【0005】
この未解決の課題を解決するために、従来、特開平7−89367号公報(以下、第2従来例と称す)、特開平5−156975号公報(以下、第3従来例と称す)及び特開平5−159198号公報(以下、第4従来例と称す)に記載された発明が提案されている。
【0006】
第2従来例には、自車と同じ車線を走行している先行車と自車との間の車間距離が所定の値となるように制御する追尾走行制御を行うと共に先行車が捕捉できないときには予め設定された設定速度で走行する定速走行制御を行う自動車の走行制御装置において、追尾走行制御、定速走行制御状態で、自車の前に他の車両が割り込んできたときに、割り込み制御に移行し、一定時間だけスロットルを全閉とし、エンジンブレーキを効かせて緩減速状態とすることにより、割り込み車をスムーズに受け入れるようにした自動車の走行制御装置が開示されている。
【0007】
また、第3従来例には、車速と相対速度に基づいて目標車間距離を算出し、この目標車間距離に一致するように車速制御を行うが、割り込み等により減速制御が行われた場合、この減速制御が所定値以上であるか、あるいは所定時間以上継続された場合には目標車間距離以下であっても減速制御を中止し、先行車の車速に一致するように加減速制御を行うようにした車両用走行制御装置が開示されている。
【0008】
さらに、第4従来例には、走行車線から追い越し車線に車線変更して先行車両を追い越す場合に、車線変更後の先行車両との車間距離を目標車間距離に変更し、追い越し終了までの時間内ではこの車間距離を維持し、追い越し終了後は通常の目標車間距離に設定すべく順次車間距離を延ばしていくことにより、車線変更後の車間距離を維持して、後続車両の急接近を防止するようにした車両用走行制御装置が開示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記第2従来例にあっては、割り込みが発生したときに、スロットルを全閉とすることにより、エンジンブレーキによって減速するようにしているので、下り坂、低車速域、先行車両の減速などの場合には、スロットルを全閉としたエンジンブレーキのみの減速では減速不足が生じ、車間距離が広がらない場合や逆に縮まってしまう状態が発生し、乗員に違和感を与えると共に、自車両の車線変更によって自車両より速い先行車両が前方に現れたときにもスロットルを全閉として減速することになり、先行車両から離れ過ぎてしまい乗員に違和感を与えるという未解決の課題がある。
【0010】
また、第3従来例にあっては、割り込み発生時に、大きな減速制御が発生してから減速を止めるか、又は大きな減速が所定時間継続してから減速を止めるために、初めに強い減速を行ってしまい、乗員に違和感を与えてしまうという未解決の課題がある。
【0011】
さらに、第4従来例にあっては、自車両の車線変更時に、車線変更先の先行車量との車間距離を目標車間距離に変更するようにしているので、自車両より速い車両が前方に現れた場合に、その車両の車速が自車速よりも非常に大きいときには、急な加速状態となって、乗員に違和感を与えると共に、車間距離が短い状態で加速することなるため、乗員に違和感を与えるという未解決の課題がある。
【0012】
そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、他車線からの車線変更による割り込み発生時に運転者の感覚にあった車両挙動とすることができると共に、自車両が車線変更したときにも適正な車両挙動として乗員に違和感を与えることを確実に防止することができる車両用追従走行制御装置を提供することを目的としている。
【0013】
上記目的を達成するために、請求項1に係る車両用追従走行制御装置は、先行車両との車間距離を所定値に保ちつつ先行車両に追従する速度制御を行うようにした車両用追従走行制御装置において、先行車両との車間距離を検出する車間距離検出手段と、該車間距離検出手段で検出した車間距離と目標車間距離とに基づいて加減速度を調整して追従走行制御を行う走行制御手段とを備え、前記走行制御手段は新たな先行車両を検出し、且つ前記新たな先行車両との相対車速及び車間距離の関係が所定関係となるときに、現在の自車両と前記新たな先行車両との関係が、定常状態での自車両と先行車両との関係となるまでに一旦前記新たな先行車両に接近する目標車両挙動を求め、自車両の車両挙動が目標とする車両挙動となるように加減速度を調整するように構成されていることを特徴としている。
【0014】
この請求項1に係る発明においては、他車線からの車線変更による割り込みが発生したり、自車両が他の車線に車線変更したりして、自車両より少し遅い新たな先行車両を検出したときには、直ちに車間距離を広げ始めるような目標車両挙動とするのではなく、一旦、新たな先行車両に近づいてから離れることになり、小さな減速度で車両を制御する。
【0017】
また、請求項2に係る車両用追従走行制御装置は、請求項1に係る発明において、前記走行制御手段が、目標とする車両挙動を、前記新たな先行車両との車間距離と相対車速とをもとに予め記憶されたテーブルを参照して算出するように構成されていることを特徴としている。
【0018】
この請求項2に係る発明においては、車間距離と相対車速とをもとにテーブルを参照することにより、目標とする車両挙動即ち減速状態を設定することにより、運転者の感覚にあった減速制御を行う。
【0019】
さらに、請求項3に係る車両用追従走行制御装置は、請求項1に係る発明において、前記走行制御手段が、目標とする車両挙動として、目標加減速度を算出するように構成されていることを特徴としている。
【0020】
この請求項3に係る発明においては、車両挙動として目標加減速度を算出することにより、車両の加速度及び減速度の制御を容易に行うことができる。
さらにまた、請求項4に係る車両用追従走行制御装置は、請求項1に係る発明において、前記走行制御手段は、目標とする車両挙動として、目標車間距離と目標相対車速を算出するように構成されていることを特徴としている。
【0021】
この請求項4に係る発明においては、目標車間距離及び目標相対車速を算出し、これらと実車間距離及び実相対車速とが一致するように、自車両の加減速度を制御するので、例えば他車線から先行車両が減速しながら割り込んできた場合に、先行車両が一定速で割り込んできた場合と比較して、より強い減速を行うように演算される。また、下り坂で割り込んできた場合においても、同様に、平坦路で先行車両が割り込んできた場合と比較してより強い減速を行うように演算される。さらに、低車速域においては、エンジンブレーキによる減速度が小さいので、高車速域と比較して、より早くブレーキによる減速を開始するように演算される。
【0022】
したがって、割り込み車両の加減速や路面の上り下り、車速域の高低によらず、常に運転者の感覚に合った減速を行うことができる
【0025】
また、請求項5に係る車両用追従走行制御装置は、請求項1乃至4の何れかに係る発明において、前記走行制御手段は前記新たな先行車両に接近する目標車両挙動を算出する場合に、目標車間距離最短値を設定し、該目標車間距離最短値を下回らない範囲で目標車両挙動を算出するようにしたことを特徴としている。
【0026】
この請求項に係る発明においては、先行車両に接近する場合に、目標車間距離の最短値を下回らないように制限するようにしているので、目標車間距離最短値よりも実車間距離が短くなりそうな場合には、強い減速を行うように目標車両挙動が演算されるので、適切な条件で強い減速を行って、減速が不足することにより乗員に与える違和感を防止することができる。
【0027】
さらに、請求項6に係る車両用追従走行制御装置は、請求項5に係る発明において、目標車間距離最短値は、自車速又は前記新たな先行車両車速の少なくとも一方を用いて算出するようにしたことを特徴としている。
【0028】
さらにまた、請求項7に係る車両用追従走行制御装置は、請求項5に係る発明において、目標車間距離最短値は、前記新たな先行車両車速に定数を乗じて算出するようにしたことを特徴としている。
【0029】
なおさらに、請求項に係る車両用追従走行制御装置は、請求項に係る発明において、目標車間距離最短値、自車速に定数を乗じて算出するようにしたことを特徴としている。
【0030】
これら請求項6乃至8に係る発明においては、低車速域では、目標車間距離最短値が短く設定され、高車速域では、目標車間距離最短値は長く算出される。
また、請求項9に係る車両用追従走行制御装置は、請求項1乃至8の何れかに係る発明において、前記走行制御手段は、新たな先行車両を検出し、且つ前記新たな先行車両との相対速度及び車間距離が所定の条件を満たしたときに、加速してよい設定車間距離を算出し、前記車間距離検出手段で検出した車間距離が前記設定車間距離を超えているときに加速を許可するように構成されていることを特徴としている。
【0031】
この請求項に係る発明においては、例えば自車両の車線変更によって自車速より車速が非常に大きい先行車両が現れたときに、短い車間距離で加速を開始し、自車速より車速が僅かに大きい先行車両が現れたときには、車間距離が長くなってから加速を開始するように制御され、加速タイミングを適切にして、乗員に違和感を与えることを防止する。
【0032】
さらに、請求項10に係る車両用追従走行制御装置は、請求項に係る発明において、前記設定車間距離が、自車両の車速、相対車速の少なくとも1つを用いて算出するようにしたことを特徴としている。
【0033】
この請求項10に係る発明においては、設定車間距離を自車両の車速又は相対車速によって算出するので、自車両の走行状態に応じた設定車間距離を設定することができる。
【0034】
さらにまた、請求項11に係る車両用追従走行制御装置は、請求項に係る発明において、前記設定車間距離は、自車両の車速が大きいほど長く設定されることを特徴としている。
【0035】
この請求項11に係る発明においては、自車両の車速が低速であるときには設定車間距離が短く算出され、高速となるに従って設定車間距離が長くなることにより、運転者の走行感覚に合わせた車間距離を設定することができる。
【0036】
なおさらに、請求項12に係る車両用追従走行制御装置は、請求項9に係る発明において、前記設定車間距離は、相対車速が大きいほど短く設定されることを特徴としている。
この請求項12に係る発明においても、先行車両の車速が速くて自車両と先行車両との相対車速が大きくなるにつれて設定車間距離が短く設定されることにより、車間距離を適正状態に維持するように加速制御を行うことができる。
【0041】
さらにまた、請求項13に係る車両用追従走行制御装置は、請求項10乃至12に係る発明において、前記走行制御手段が、加速を許可したときに、過渡状態の目標車両挙動を、一定加速度で加速したときに実車間距離が目標車間距離に一致し且つ相対車速が零となるように設定することを特徴とする。
【0042】
この請求項13に係る発明においては、加速状態となったときに適正車間距離となるまでの過渡状態で、一定加速度となる目標車両挙動を設定するので、定常走行に移行するために無駄な加減速を発生させることなく滑らかな走行を行うことができる。
【0043】
なおさらに、請求項14に係る車両用追従走行制御装置は、請求項13に係る発明において、前記目標車両挙動としては、目標車速を算出するようにしたことを特徴としている。
【0044】
この請求項14に係る発明においては、目標車速を目標車両挙動とするので、加速制御が容易となる。
また、請求項15に係る車両用追従走行制御装置は、請求項13に係る発明において、前記目標車両挙動としては、目標車間距離と目標相対車速とを算出するようにしたことを特徴としている。
【0045】
この請求項15に係る発明においては、目標車間距離と目標相対車速を目標車両挙動とすることにより、車両の走行状態に応じた正確な目標加減速度を算出することが可能となる。
【0046】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、先行車両に追従走行制御する際に、新たな先行車両を検出し、且つ新たな先行車両との相対車速及び車間距離の関係が所定関係となるときに、現在の自車両と新たな先行車両との関係が、定常状態での自車両と先行車両との関係となるまでに一旦新たな先行車両に接近する目標車両挙動を求め、自車両の車両挙動が目標とする車両挙動となるように、車両の加減速度を調整することで、例えば自車両より遅い車が割り込んできても、小さな減速度で車両を制御することができると共に、車速域、先行車両の減速、下り坂などの加減速に及ぼす外乱によらず、運転者の感覚に合った車両挙動とすることができるという効果が得られる。
【0047】
また、請求項2に係る発明によれば、新たな先行車両との車間距離と相対車速とをもとにテーブルを参照することにより、目標とする車両挙動即ち減速状態を設定するので、運転者の感覚にあった減速制御を行うことができるという効果が得られる。
【0048】
さらに、請求項3に係る発明によれば、車両挙動として目標加減速度を算出することにより、車両の加速度及び減速度の制御を容易に行うことができるという効果が得られる。
【0049】
さらにまた、請求項4に係る発明によれば、目標車間距離及び目標相対車速を算出し、これらと実車間距離及び実相対車速とが一致するように、自車両の加減速度を制御するので、割り込み車両の加減速や路面の上り下り、車速域の高低によらず、常に運転者の感覚に合った減速を行うことができるという効果が得られる。
【0051】
また、請求項5に係る発明によれば、新たな先行車両に接近する場合に、目標車間距離の最短値を下回らないように制限するようにしているので、目標車間距離最短値よりも実車間距離が短くなりそうな場合には、強い減速を行うように目標車両挙動が演算されるので、適切な条件で強い減速を行って、減速が不足することにより乗員に与える違和感を防止することができるという効果が得られる。
【0052】
さらに、請求項に係る発明によれば、低車速域では、目標車間距離最短値が短く設定され、高車速域では、目標車間距離最短値は長く算出されることになるので、車両の走行状態に応じた最適な目標車間距離最短値を算出することができるという効果が得られる。
【0053】
さらにまた、請求項9に係る発明によれば、新たな先行車両との相対速度及び車間距離が所定の条件を満たしたときに、加速してよい設定車間距離を算出し、車間距離が設定車間距離を超えているときに加速を許可するように構成されているので、例えば自車両の車線変更によって自車速より車速が非常に大きい先行車両が現れたときに、短い車間距離で加速を開始し、自車速より車速が僅かに大きい先行車両が現れたときには、車間距離が長くなってから加速を開始するように制御される、加速タイミングを適切にして、乗員に違和感を与えることを確実に防止することができるという効果が得られる。
【0054】
なおさらに、請求項10に係る発明によれば、設定車間距離を自車両の車速又は相対車速によって算出するので、自車両の走行状態に応じた設定車間距離を設定することができるという効果が得られる。
【0055】
また、請求項11に係る発明によれば、自車両の車速が低速であるときには設定車間距離が短く算出され、高速となるに従って設定車間距離が長くなるので、運転者の走行感覚に合わせた車間距離を設定することができるという効果が得られる。
【0056】
さらに、請求項12に係る発明によれば、先行車両の車速が速くて自車両と先行車両との相対車速が大きくなるにつれて設定車間距離が短く設定されるので、車間距離を適正状態に維持するように加速制御を行うことができるという効果が得られる。
【0059】
また、請求項13に係る発明によれば、加速状態となったときに適正車間距離となるまでの過渡状態で、一定加速度となる目標車両挙動を設定するので、定常走行に移行するために無駄な加減速を発生させることなく滑らかな走行を行うことができるという効果が得られる。
【0060】
さらに、請求項14に係る発明によれば、目標車速を目標車両挙動とするので、加速制御が容易となるという効果が得られる。
さらにまた、請求項15に係る発明によれば、目標車間距離と目標相対車速を目標車両挙動とするので、車両の走行状態に応じた正確な目標加減速度を算出することが可能となるという効果が得られる。
【0061】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明を後輪駆動車に適用した場合の一実施形態を示す概略構成図であり、図中、1FL,1FRは従動輪としての前輪、1RL,1RRは駆動輪としての後輪であって、後輪1RL,1RRは、エンジン2の駆動力が自動変速機3、プロペラシャフト4、最終減速装置5及び車軸6を介して伝達されて回転駆動される。
【0062】
後輪1RL,1RRには、夫々制動力を発生するディスクブレーキ7が設けられていると共に、これらディスクブレーキ7の制動油圧が制動制御装置8によって制御される。
【0063】
ここで、制動制御装置8は、ブレーキペダル8aの踏込みに応じて制動油圧を発生すると共に、走行制御用コントローラ20からの制動圧指令値に応じた制動油圧を発生するように構成されている。
【0064】
また、エンジン2には、その出力を制御するエンジン出力制御装置9が設けられている。このエンジン出力制御装置9は、エンジン出力の制御方法として、スロットルバルブの開度を調整してエンジン回転数を制御する方法と、アイドルコントロールバルブの開度を調整してエンジン2のアイドル回転数を制御する方法とが考えられるが、本実施形態では、スロットルバルブの開度を調整する方法が採用されている。
【0065】
一方、車両の前方側の車体下部には、先行車両との間の車間距離を検出する車間距離検出手段としてのレーダ装置で構成される車間距離センサ12が設けられていると共に、後輪1RL,1RRの車輪速度を検出する車輪速度センサ13L,13Rが配設され、さらに、ブレーキペダル8aにその踏込みを検出するブレーキペダルスイッチ14が配設されている。
【0066】
そして、車間距離センサ12、車輪速度センサ13L,13R及びブレーキペダルスイッチ14の各出力信号が走行制御用コントローラ20に入力され、この走行制御用コントローラ20によって、車間距離センサ12で検出した車間距離L、車輪速度センサ13L,13Rで検出した車輪速度VwL,VwR に基づいて、制動制御装置8及びエンジン出力制御装置9を制御することにより、先行車両との間に適正な車間距離を維持しながら追従走行する定常追従走行制御を行うと共に、追従走行制御中に、新たな先行車両を検出したときに、この先行車両の走行状態に応じて最適な加減速を行って定常追従走行制御に復帰させる。
【0067】
次に、上記実施形態の動作を走行制御用コントローラ20で実行する処理手順を示す図2〜5に示すフローチャートを伴って説明する。
走行用コントローラ20は、図2の追従走行制御処理を実行する。
【0068】
この追従走行制御処理は、所定のメインプログラムに対する所定時間(例えば10msec)毎のタイマ割込処理として実行され、先ず、ステップS1で、車間距離センサ12で検出した実際の先行車両との間の車間距離Dを読込み、次いでステップS2に移行して、読込んだ車間距離Dを微分して自車両と先行車両との相対車速Vrを算出する。
【0069】
次いで、ステップS3に移行して、車輪速度センサ13L,13Rで検出した車輪速度VwL,VwR を読込み、これらの平均値を求めることにより、自車速Vc(n) を算出する。
【0070】
次いで、ステップS4に移行して、予め運転者が設定したセット車速Vsを読込んでからステップS5に移行して目標加減速度を演算する目標加減速度演算処理を実行し、次いでステップS6に移行して、演算した目標加減速度に基づいてスロットル及びブレーキの何れかを制御して加減速度を調整してからタイマ割込処理を終了して所定のメインプログラムに復帰する。
【0071】
ここで、ステップS5の目標加減速度演算処理は、図3に示すように、先ず、ステップS11で、先行車両を検出したか否かを判定する。この判定は、前述したステップS1で読込んだ車間距離Dが車間距離センサ12の検出限界値DMAX 以内であるか否かを判定することにより行い、D>DMAX であるときには先行車両がいないものと判断して、直接後述するステップS17に移行し、D≦DMAX であるときには先行車両がいるものと判断してステップS12に移行する。
【0072】
このステップS12では、一定車間時間で走行中であるか否かを判定する。この判定は、相対車速Vrの絶対値が所定値VrS 未満(|Vr|<VrS )で、且つ車間距離Dと予め設定された定常時における目標車間距離DU * と偏差の絶対値が所定値ΔDS 未満(|DU * −D|<ΔDS )である判定条件を満足するか否かによって行い、この判定条件を満足しないときには一定車間時間で走行していないものと判断してステップS13に移行する。
【0073】
このステップS13では、相対車速Vrと車間距離Dとをもとに図7に示す制御マップを参照して、加速、車速維持、減速の何れかの走行モードを選択する。この制御マップは、図7に示すように、横軸に相対車速Vrをとり、縦軸に車間距離Dをとり、相対車速Vrが正の範囲内で、相対車速Vrが"0"であるときの定常時における目標車間距離DU * を切片とし、比較的大きな負の勾配の特性直線L1と、相対車速Vrが負の範囲内で、同様に相対車速Vrが"0"であるときの定常時における目標車間距離DU * を切片とし、比較的小さな負の勾配の特性直線L2と、相対車速Vrが小さい範囲内で定常状態での目標車間距離DU * より小さい車間距離DL1を通って、一端が直線L1に接し他端が比較的小さい負の相対速度−Vr1 まで延長する横軸と平行な水平線L3と、この直線L3の他端から垂直に定常状態における目標車速距離DU * より小さい車間距離DL3まで延長する縦軸と平行な垂直線L4と、この直線L4の上端から比較的小さい負の勾配で延長する直線L5と、垂直線L4の略中間点及び相対車速Vrが"0"での車間距離DL3及びDL1 の中間より車間距離DL1寄りの車間距離DL2を通る直線L5より勾配の小さい直線L6とが設定されている。
【0074】
そして、直線L1及びL2の上側の領域では、セット車速Vsで走行するように設定され、相対車速Vrが正の範囲で縦軸、直線L1及びL3で囲まれる領域では弱い減速状態で走行するように設定され、縦軸、横軸、直線L1及び直線L3で囲まれる領域では強い減速状態で走行するように設定されている。
【0075】
また、相対車速Vrが負の範囲で、直線L2、縦軸、直線L6、直線L4及び直線L5で囲まれる領域では弱い減速状態で走行するように設定され、直線L5、直線L4及び直線L6で囲まれる領域及び直線L6、直線L4、直線L3及び縦軸で囲まれる領域では弱い減速状態及び強い減速状態の中間の減速状態で走行するように設定されている。
【0076】
次いで、ステップS14に移行して、自車速Vc(n) に所定値T2を乗算することにより、目標車間距離最小値D* MIN (=Vc(n) ×T2)を算出する。
次いで、ステップS15に移行して、下記(2)式に従って過渡状態から定常状態に至るまでの目標車間距離と目標相対車速の軌道を算出する。
【0077】
ここで、弱い減速を行う場合には、現在の相対車速Vrと車間距離Dを初期値としてステップS13で求めた目標減速度を積分することにより、目標相対車速Vr* 及びこれを更に積分することにより目標車間距離D* を算出する。
【0078】
一方、強い減速を行う場合には、目標車間距離最小値D* MIN と現在の車間距離D、相対車速Vrとから車間距離が目標車間距離最小値D* MIN よりも短くならないような、過渡状態における目標車間距離と目標相対車速の軌道を算出する。例えば、下記(2)式に従って目標車間距離最小値D* MIN よりも短くならないための減速度GL を算出し、これを積分及び2階積分することにより、目標相対車速Vr* 及び目標車間距離D* を算出する。
【0079】
L =Vr2 /2(D* MIN −D) …………(2)
次いで、ステップS16に移行して、目標相対車速Vr* 及び目標車間距離D* で走行するための目標加減速度GD を算出する目標加減速度算出処理を実行する。
【0080】
この目標加減速度算出処理は、図4に示すように、先ず、ステップS16aで、実際の車間距離Dから目標車間距離D* を減算して車間距離偏差ΔD(=D−D* )を算出する。
【0081】
次いで、ステップS16bに移行して、実際の相対車速Vrから目標相対車速Vr* を減算して相対車速偏差ΔVr(=Vr−Vr* )を算出する。
次いで、ステップS16cに移行して、下記(3)式に従って目標加減速度GD を算出してから図3のステップS17に移行する。
【0082】
D =F1 ΔD+F2 ΔVr …………(3)
ここで、F1 及びF2 は制御ゲインである。
図3のステップS17では、目標車速Vc* を算出する。この目標車速Vc* の算出は、自車速Vc(n) がセット車速Vsより小さいときには現在の自車速Vc(n) からセット車速Vsまで一定加速度で増加するような目標車速Vc* を算出し、そうでないときにはセット車速Vsをそのまま目標車速Vc* として算出する。
【0083】
次いで、ステップS18に移行して、目標車速Vc* に基づく目標加減速度Gvを算出する目標加減速度算出処理を実行する。
この目標加減速度算出処理は、図5に示すように、先ず、ステップS18aで目標車速Vc* から実車速Vc(n) を減算して車速偏差ΔVc(=Vc* −Vc(n) )を算出し、次いでステップS18bに移行して、車速偏差ΔVcをもとに下記(4)式の演算を行って車速制御のための目標加減速度GV を算出してから図3のステップS19に移行する。
【0084】
V =(Kp+Ki/s+Kds)ΔVc …………(4)
図3のステップS19では、ステップS16及びステップS18で算出した目標加減速度GD 及びGV の何れを使用するかの選択処理を実行してから目標加減速度算出処理を終了して図2のステップS6に移行する。
【0085】
この選択処理は、図6に示すように、先ず、ステップS19aで前述したステップS11と同様に先行車両を検出しているか否かを判定し、先行車両を検出していないときには、ステップS19bに移行して、ステップS18で算出した目標車速による目標加減速度GV を目標加減速度G* として選択してから処理を終了して図2のステップS6に移行し、先行車両を検出していなときにはステップS19cに移行する。
【0086】
このステップS19cでは、セット車速Vsでの走行状態であるか否かを判定し、セット車速Vsでの走行状態であるときには前記ステップS19bに移行し、セット車速Vsでの走行状態ではないときにはステップS19dに移行して、ステップS16で算出した車間距離に基づく目標加減速度GD とステップS18で算出した車速に基づく目標加減速度GV を比較し、何れか小さい方を目標加減速度G* として選択してから選択処理を終了して図2のステップS6に移行する。
【0087】
また、前述したステップS12の判定結果が、一定車間時間で走行中であるときには、ステップS20に移行して、現在の自車速Vc(n) に所定値T1を乗算して目標車間距離D* (=Vc(n) ×T1)を算出すると共に、目標相対車速Vr* として“0”を設定してから前記ステップS16に移行して、目標加減速度GD を算出する。
【0088】
したがって、今、追従走行制御状態で、走行車線を走行しているものとし、この状態で自車両の走行車線と同一車線に先行車両を検出することができないときには、図3の処理が実行されたときに、ステップS11から直接ステップS17に移行することにより、予め設定されたセット車速Vsが目標車速Vc* として設定してからステップS18に移行する。
【0089】
このため、図5の目標加減速度演算処理が実行されて、目標車速Vc* から実車速Vc(n) を減算して車速偏差ΔVcを算出し、この車速偏差ΔVcをもとに前記(4)式の演算を行って、車速に対するPID制御を行うための目標加減速度GV を算出する。
【0090】
次いで、ステップS19に移行して、先行車両を検出していないので、上記目標加減速度GV を目標加減速度G* として決定し、これに基づいて制動制御装置8又はエンジン出力制御装置9を制御して、加減速制御を行う。
【0091】
すなわち、目標車速Vc* に対して実車速Vcが小さいときには、車速偏差ΔVcが正となるので、目標加減速度G* も正となり、加速要求であると判断して、エンジン出力制御装置9でスロットル開度を大きくして加速することにより、目標車速Vc* に一致させ、逆に目標車速Vc* に対して実車速Vcが大きいときには、車速偏差ΔVcが負となるので、目標加減速度G* も負となり、制動制御装置8でディスクブレーキ7で制動力を発生させて減速することにより目標車速Vc* に一致させる。
【0092】
この先行車両がいない走行状態で、自車両の走行車線上で先行車両に追いつくことによって先行車両を検出する状態となると、図3の目標加減速度演算処理において、ステップS11からステップS12に移行し、一定車間時間で走行中ではないので、ステップS13に移行し、相対車速Vrと車間距離Dとをもとに図7の制御マップを参照して減速度を算出する。
【0093】
このとき、先行車両に追いついたので、相対車速Vrは負であるため、車間距離Dが特性直線L2より上側にある状態では、セット車速Vsでの走行を継続するが、車間距離が縮まって特性直線L2を下回る状態となると、弱い減速状態とする比較的小さい減速度GL が算出される。
【0094】
そして、ステップS14で目標車間距離最小値D* MIN が算出され、次いでステップS15で減速度GL を積分して、目標相対車速Vr* を算出すると共に、減速度GL を2階積分して目標車間距離D* を算出し、次いで図3の目標加減速度演算処理で、車間距離偏差ΔD及び相対車速偏差ΔVrを算出し、これらをもとに前記(3)式に従って目標加減速度GD を算出する。
【0095】
一方、ステップS17では、現在の車速Vc(n) がセット車速Vsより低下しているので、セット車速Vsまで一定加速度で増加するような目標車速Vc* が算出されるので、ステップS18で算出される目標加減速度GV は正の値となる。
【0096】
このため、ステップS19で、ステップS16で算出された車間距離に基づく目標加減速度GD とステップS18で算出された車速に基づく目標加減速度GV とを比較し、目標加減速度GD の方が小さいので、これが目標加減速度G* として選択されるので、制動制御装置8によってディスクブレーキ7が作動されて、弱い減速状態に移行する。
【0097】
このため、自車速Vc(n) が徐々に低下し、これによって相対車速Vrが零に近づくと共に、車間距離Dも低下することになり、定常時における目標車間距離DU * に略一致した状態で走行する一定車間時間走行状態となる。
【0098】
このように、一定車間時間走行状態となると、図3の目標加減速度演算処理において、ステップS12からステップS20に移行して、自車速Vc(n) に所定値T1を乗算して目標車間距離D* が算出されると共に、"0"の目標相対車速Vr* が算出されることにより、ステップS16で算出される目標加減速度GD が略零となり、これがステップS18で算出される目標加減速度GV より小さくなるので、一定車間時間走行状態が継続される。
【0099】
この状態で、先行車両が減速状態となると、これに応じて相対車速Vrが負方向に増加することにより、自車両も減速状態となり、先行車両が加速状態となると、相対車速Vrが正方向に増加することにより、自車両も加速状態となる。
【0100】
この先行車両に対する追従走行制御状態で、他車線から車両が割り込んで新たな先行車両を検出した場合には、その割込直前の車間距離D(n) に対して、割込後の車間距離D(n+1) が例えば半分程度となることにより、従来例では、所定の目標車間距離を維持するために、大きな減速状態を発生することになるが、本実施形態では、図7の制御マップを参照して目標減速度を設定することにより、割込による先行車両との相対速度が零近傍であるときには、弱い減速状態とする比較的小さい減速度GL が設定されるため、徐々に割込による先行車両が離れることになり、運転者に違和感を与えることを確実に防止することができる。
【0101】
ところが、自車両と割込による先行車両との車間距離が定常状態での目標車間距離DU * の半分より小さい状態となっても、割込による先行車両との相対車速Vrが正即ち割込による先行車両の方が車速が速いときには、弱い減速状態となり、先行車両の車速が非常に速いときには、セット車速Vsまで加速される。
【0102】
逆に、割込による先行車両との相対車速Vrが負即ち割込による先行車両の方が車速が遅いときには、中間の減速度GM が設定されることにより、中間の減速状態となり、さらには、車間距離Dがより小さくなるか又は車間距離Dは変わらなくても相対車速Vrが負方向による大きくなると、強い減速状態とする大きな減速度GH が設定され、これによって大きな減速状態となって、車間距離を確保する。
【0103】
このように、第1の実施形態によると、車間距離と相対車速とに基づいて減速度を設定するようにしているので、車速域、先行車両の減速、下り坂等の加減速に及ぼす外乱にかかわらず、運転者の感覚にあった車両挙動とすることができると共に、先行車両の速い遅いにかかわらず、運転者の感覚にあった車両挙動とすることができ、しかも減速開始時に強い減速を行うことがないので、運転者に違和感を与えることを確実に回避することができる。
【0104】
次に、本発明の第2の実施形態を図8〜図14について説明する。
この第2の実施形態では、追従走行制御中に新たな先行車両を検出したときに、その新たな先行車両の検出が、自車両の車線変更によるものか、他車線からの他車両の車線変更による割込によるものであるかを判断して、その状況に応じた最適な追従走行制御を行うようしたものである。
【0105】
この第2の実施形態では、図8に示すように、前述した第1の実施形態における図3の目標加減速度演算処理において、ステップS12とステップS13との間に車速制御を行うか車間制御を行うかを決定するステップS30と、決定された制御が車間制御であるか車速制御であるかを判定するステップS31とが介挿され、ステップS31の判定結果が車間制御であるときには前記ステップS13に移行し、車速制御であるときにはステップS32に移行して、目標車速の算出処理を行い、次いでステップS33で前記ステップS18と同様に車速に基づいて目標加減速度GV を算出してから処理を終了し、ステップS11の判定結果が先行車両がいない場合に前記ステップS32に移行し、さらにステップS12の判定結果が一定車間時間で走行中であるときに前記ステップS13に移行するように変更されていることを除いては図3と同様の処理を行い、図3に対応する処理には同一ステップ番号を付しその詳細説明はこれを省略する。
【0106】
ここで、ステップS30では、相対車速Vr及び車間距離Dをもとに図10に示す制御マップを参照して車速制御領域であるか車間制御領域であるかを設定する。この制御マップは、前述した図7の制御マップにおける特性直線L1及びL2のみで構成されており、これら特性直線L1及びL2の上側領域が車速制御領域に設定され、下側領域が車間制御領域に設定されている。
【0107】
また、ステップS32の目標車速算出処理は、図9に示すように、先ず、ステップS32aで相対車速Vr及び自車速Vc(n) をもとに図11に示す記憶テーブルを参照して加速して良い車間距離DA を算出する。
【0108】
ここで、記憶テーブルは、自車速Vc(n) が低く、相対車速Vrが小さいときには、中くらいの車間距離DM を設定し、自車速Vc(n) が高く、相対車速Vrが小さいときには、長い車間距離DL を設定し、自車速Vc(n) が低く、相対車速Vrが大きいときには、短い車間距離DS を設定し、自車速Vc(n) が高く、相対車速Vrが大きいときには、中くらいの車間距離DM を設定するように構成されている。
【0109】
次いで、ステップS32bに移行して、現在の車間距離Dと先行車両長LC と先行車両が割込車両であると仮定したときの必要な制動距離LB とを加算して予測車間距離D1(=D+LC +LB )を算出する。
【0110】
次いで、ステップS32cに移行して、新たな先行車両が現れる直前の車間距離D0が予測車間距離D1を越えているか否かを判定し、D0≦D1であるときには自車両が車線変更したものと判断してステップS32dに移行し、現在の車間距離Dが加速して良い車間距離DA を越えているか否かを判定し、D>DA であるときに加速可能な状態であると判断してステップS32eに移行する。
【0111】
このステップS32eでは、ちょうど一定加速度で加速すると車間距離Dが定常状態の目標車間距離DU * に一致し且つ相対車速Vrが“0”となるような目標加速度GA を算出する。
【0112】
この目標加速度GA は、例えば下記(5)式に従って算出する。
A =Vr2 /2(DU * −D) …………(5)
次いで、ステップS32fに移行して、下記(6)式に従って目標車速Vc* (n) を算出してから目標車速算出処理を終了する。
【0113】
Vc* (n) =Vc* (n-1) +GA ×TS …………(6)
ここで、Vc* (n-1) は目標車速Vc* (n) の前回値、TS はタイマ割込処理におけるサンプリング時間である。
【0114】
また、ステップS32cの判定結果がD0>D1であるときには、他車線からの他車両の車線変更による割込であると判断してステップS32gに移行し、現在の自車速Vc(n) を目標車速Vc* として設定してから目標車速算出処理を終了する。
【0115】
この第2の実施形態によると、今、先行車両を検出していて一定車間時間で走行中であるとすると、この状態では、相対車速が略“0”であり、車間距離Dが定常時の目標車間距離DU * と略一致しているので、図8の目標加減速度演算処理において、ステップS12からステップS13に移行し、図12に示す制御マップを算出したときに、現車速を維持する状態即ち減速度が“0”又は弱い減速状態に設定されることにより、前述した第1の実施形態と同様に一定車間時間走行を継続する。
【0116】
この一定車間時間走行を継続している状態で、図14(a)に示すように、先行車両CA と自車両CB との間に追い越し車線の他車両CC が車線変更することにより割込んできたとき又は図14(b)に示すように、自車両が車線変更して車間距離の短い先行車両の後ろについたときには、この割込車両CC と自車両CB との間の車間距離Dがその直前の先行車両CA との車間距離より減少する。
【0117】
このため、図8の目標加減速度演算処理において、ステップS12からステップS30に移行する。このとき、車間距離Dが減少するが、割込んだ先行車両CC の車速が自車両の車速Vc(n) と同等か遅い場合には、図10で車間制御領域に該当することになり、ステップS31からステップS13に移行して、前述した第1の実施形態と同様に、車間距離に基づく目標加速度GD を算出すると共に、車速に基づく目標加速度GV を算出し、これらの何れか小さい方を選択して、弱い減速制御が行われる。
【0118】
一方、割込車両CC の車速が自車両CB の車速Vc(n) より速い場合には、図10の制御マップにおいて、特性曲線L1の上側となるので、車速制御領域に該当することになり、ステップS31からステップS32に移行する。
【0119】
このため、この時点での相対車速Vr及び自車速Vc(n) をもとに、図11の記憶テーブルを参照して加速して良い車間距離DA が算出される。
このため、自車速Vc(n) が低い状態では、相対車速が小さいときには中くらいの車間距離DM が設定され、相対車速が大きいときには短い車間距離DS が設定される。
【0120】
そして、ステップS32bに移行して、予測車間距離D1を算出する。
この予測車間距離D1は、図13に示すように、割込車両CC との現在の車間距離Dと、割込車両CC の車両長LC と、割込車両CC が必要とする制動距離LB とを加算した値として算出され、これがその直前の先行車両CA との車間距離D0より短いときには、他車線からの車両の割込であると判断してステップS32gに移行して現在の自車速Vc(n) を目標車速Vc* として設定することにより、現在の車速を維持する。
【0121】
その後、予測車間距離D1がその直前の車間距離D0を越える状態となると、ステップS32cからステップS32dに移行し、現在の車間距離dが加速して良い車間距離DA を越える状態となると、ステップS32eに移行して、ちょうど一定加速度で加速すると車間距離Dが定常状態の目標車間距離DU * に一致し且つ相対車速Vrが“0”となるような目標加速度GA を算出し、次いで算出した目標加速度GA に相当する目標車速Vc* を算出することにより、加速状態に移行する。
【0122】
また、図14(c)に示すように、先行車両CA が追い越し車線に車線変更することにより、自車両と先行車両との距離が広がったり、図14(d)に示すように、自車両が車線変更することにより、先行車両との間の車間距離が広がった場合には、新たに現れた先行車両との相対車速Vr及び車間距離Dに応じて、自車速Vc(n) に比較して、先行車両の速度が遅い場合には、車間制御を行い、先行車両の速度が速い場合には車速制御を行う。
【0123】
このように、第2の実施形態によると、自車両が車線変更するか、又は他車両が割込むことにより、新たな先行車両を検出し、この先行車両との関係がその直前の関係と異なる状態となると、その先行車両の走行状態に応じて、車速制御を行うか車間制御を行うかを判断し、これに応じた制御を行うことにより、走行状態に応じた最適な追従制御を行うことができる。
【0124】
なお、上記第2の実施形態においては、ステップS32fで前記(6)式の演算を行うことにより、目標車速Vc* を算出する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、ステップS32eで算出した目標加速度GA を積分及び2階積分して目標相対車速及び目標車間距離を算出し、現在の車間距離及び相対車速を目標値に一致するように加速制御するようにしてもよい。
【0125】
また、上記第1及び第2の実施形態においては、(4)式の車速フィードバック式をPID制御とした場合について説明したが、これに限定されるものではなく、P制御やPD制御を適用するようにしてもよいことは言うまでもない。
【0126】
さらにまた、上記各実施形態においては、自車速V(n) を従動輪の車輪速の平均値で算出する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、自動変速機3の出力側の回転数を検出して車速を算出したり、アンチロックブレーキ制御装置に使用される車体速度演算手段を適用することもできる。
【0127】
なおさらに、上記実施形態においては、エンジン2の出力側に自動変速機3を設けた場合について説明したが、これに限定されるものではなく、無段変速機を適用することもできる。
【0128】
また、上記実施形態においては、後輪駆動車に本発明を適用した場合について説明したが、前輪駆動車や四輪駆動車にも本発明を適用することができ、さらにはエンジン2に代え電動モータを適用した電気自動車や、エンジン2及び電動モータを併用するハイブリッド車両にも本発明を適用し得るものである。この場合にはエンジン出力制御装置に代えて電動モータ制御装置を適用すればよいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す概略構成図である。
【図2】走行制御用コントローラの追従走行制御処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図3】図2の追従走行制御処理における目標加減速度演算処理の具体例を示すフローチャートである。
【図4】図3の目標加減速度演算処理における車間距離に基づく目標加減速度算出処理の具体例を示すフローチャートである。
【図5】図3の目標加減速度演算処理における車速に基づく目標加減速度算出処理の具体例を示すフローチャートである。
【図6】図3の目標加減速度演算処理における目標加減速度選択処理の具体例を示すフローチャートである。
【図7】相対速度及び車間距離に基づいて走行状態を設定する制御マップを示す説明図である。
【図8】本発明の第2の実施形態における目標加減速度演算処理の一例を示すフローチャートである。
【図9】図8の目標加減速度演算処理における目標車速算出処理の具体例を示すフローチャートである。
【図10】相対車速及び車間距離に基づいて車速制御及び車間制御を選択するための制御マップを示す説明図である。
【図11】相対車速と自車速とに基づいて加速可能な車間距離を決定するための記憶テーブルを示す説明図である。
【図12】相対車速と車間距離とに基づいて走行状態を設定する制御マップを示す説明図である。
【図13】割込車両が発生したときの判断を示す説明図である。
【図14】車両の車線変更による走行状態の変化を示す説明図である。
【符号の説明】
1FL,1FR 前輪
1RL,1RR 後輪
2 エンジン
3 自動変速機
7 ディスクブレーキ
8 制動制御装置
9 エンジン出力制御装置
12 車間距離センサ
13L,13R 車輪速度センサ
20 走行制御用コントローラ

Claims (15)

  1. 先行車両との車間距離を所定値に保ちつつ先行車両に追従する速度制御を行うようにした車両用追従走行制御装置において、先行車両との車間距離を検出する車間距離検出手段と、該車間距離検出手段で検出した車間距離と目標車間距離とに基づいて加減速度を調整して追従走行制御を行う走行制御手段とを備え、前記走行制御手段は新たな先行車両を検出し、且つ前記新たな先行車両との相対車速及び車間距離の関係が所定関係となるときに、現在の自車両と前記新たな先行車両との関係が、定常状態での自車両と先行車両との関係となるまでに一旦前記新たな先行車両に接近する目標車両挙動を求め、自車両の車両挙動が目標とする車両挙動となるように加減速度を調整するように構成されていることを特徴とする車両用追従走行制御装置。
  2. 前記走行制御手段は、目標とする車両挙動を、前記新たな先行車両との車間距離と相対車速とをもとに予め記憶されたテーブルを参照して算出するように構成されていることを特徴とする請求項1記載の車両用追従走行制御装置。
  3. 前記走行制御手段は、目標とする車両挙動として、目標加減速度を算出するように構成されていることを特徴とする請求項1記載の車両用追従走行制御装置。
  4. 前記走行制御手段は、目標とする車両挙動として、目標車間距離と目標相対車速を算出するように構成されていることを特徴とする請求項1記載の車両用追従走行制御装置。
  5. 前記走行制御手段は、前記新たな先行車両に接近する目標車両挙動を算出する場合に、目標車間距離最短値を設定し、該目標車間距離最短値を下回らない範囲で目標車両挙動を算出するようにしたことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の車両用追従走行制御装置。
  6. 目標車間距離最短値は、自車速又は前記新たな先行車両車速の少なくとも一方を用いて算出するようにしたことを特徴とする請求項5記載の車両用追従走行制御装置。
  7. 目標車間距離最短値は、前記新たな先行車両車速に定数を乗じて算出するようにしたことを特徴とする請求項5記載の車両用追従走行制御装置。
  8. 目標車間距離最短値は、自車速に定数を乗じて算出するようにしたことを特徴とする請求項5記載の車両用追従走行制御装置。
  9. 前記走行制御手段は、新たな先行車両を検出し、且つ前記新たな先行車両との相対速度及び車間距離が所定の条件を満たしたときに、加速してよい設定車間距離を算出し、前記車間距離検出手段で検出した車間距離が前記設定車間距離を超えているときに加速を許可するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載の車両用追従走行制御装置。
  10. 前記設定車間距離は、自車両の車速、相対車速の少なくとも1つを用いて算出するようにしたことを特徴とする請求項9記載の車両用追従走行制御装置。
  11. 前記設定車間距離は、自車両の車速が大きいほど長く設定されることを特徴とする請求項9記載の車両用追従走行制御装置。
  12. 前記設定車間距離は、相対車速が大きいほど短く設定されることを特徴とする請求項9記載の車両用追従走行制御装置。
  13. 前記走行制御手段は、加速を許可したときに、過渡状態の目標車両挙動を、一定加速度で加速したときに実車間距離が目標車間距離に一致し且つ相対車速が零となるように設定することを特徴とする請求項10乃至12の何れかに記載の車両用追従走行制御装置。
  14. 前記目標車両挙動としては、目標車速を算出するようにしたことを特徴とする請求項13記載の車両用追従走行制御装置。
  15. 前記目標車両挙動としては、目標車間距離と目標相対車速とを算出するようにしたことを特徴とする請求項13記載の車両用追従走行制御装置。
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