JP3652393B2 - 乾式ひげそり装置のひげそりヘッドのクリーニング装置 - Google Patents

乾式ひげそり装置のひげそりヘッドのクリーニング装置 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、ひげそり装置のひげそりヘッドを収容する受け台構造と、少なくとも1つのクリーニング液の容器と、クリーニング液を供給するためにモーターによって駆動されるクリーニング液供給装置とを備えたクリーニング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
クリーニングケーシングを有し、その上方の領域に電気カミソリのカッタ部分を受けるシートが設けられている、乾式カミソリの切断部分をクリーニングする装置は、米国特許第3,172,416号から公知である。第1の実施例によれば、カッタ部分の個々の部品は、インペラ装置及びフィルタ部材を通ってカッタ部分に流れる連続した流れによって清浄にされる。しかしながら、例えば皮脂、すなわちグリース粒子でカッタ部分がひどく汚れている場合、空気流によってカッタ部分を所望の程度まできれいにすることはできない。クリーニング装置の全体のケーシングは、空気を吹き付けることによって毛のくずが渦巻いて外側に吹き出すことを防止するために大気圧に対して緊密に密封する必要がある。
【0003】
また、これは、カッタ部分を清浄にするためにケーシングに設けられた液体通路を通って向けられたクリーニング液によってクリーニング装置をきれいにすることに適用される。クリーニングサイクルの全体の期間において、カッタ部分は受け台構造に配置され、この受け台構造はケーシングの上方部分に設けられ、すべての時間において受け台構造を通って循環するクリーニング液で満たされる。これを達成するために、クリーニング液供給ポンプがケーシング内に設けられる。クリーニング液はクリーニング作用中に濾過されないので、毛のくずは、幾度も受け台構造に入り、カッタ部分の領域に到達し、その結果、このクリーニング作用は満足のゆく結果を達成することはできず、ポンプ装置が非作動となった後には、受け台構造に残った毛のくずをカッタ部分から完全に除去することが妨げられる。クリーニングサイクルが終了したとき、カミソリを受け台構造から外してカッタ部分を洗い流し、それを空気中で乾燥することができなければならない。この構成において、クリーニング液に混じった毛の粒子はカッタ部分の部品に接着し続け、結局、カッタ部分のクリーニング作用を完全に行うことができない。クリーニング液及びごみの粒子を収集するためにケーシングの下方部分に設けられた室は、中にたまったごみ粒子の沈殿物が再び舞い上がることを防止するためにクリーニング液の循環中に閉鎖されたままにしなければならない。またクリーニング液の循環中、カッタ部分に対して濾過されないクリーニング液が連続的に流れることを防止することは不可能である。
【0004】
さらに、クリーニング作用中にのみ、カミソリをクリーニング装置の受け台構造に受けることができることが有利である。クリーニングに続いて除去するカミソリを別々に受け台構造のドリップ表面に重ねる必要がある。
【0005】
薄膜として構成された壁を通してクリーニング室に導入されるひげそりヘッドが蓋の壁によってクリーニング位置に保持される、乾式ひげそり装置のクリーニングひげそりヘッド用の装置は、フランス特許第2,568,111号から明らかである。ひげそりヘッドに接着している毛のくずを除いたルーズな毛のくずのみがファン装置及び/または吸引装置によって生成された空気によって吹き飛ばされ、または引き込まれ次にフィルタ装置に移動される。ブラシ装置、振動装置またはイオン化装置によって実施されるような吸引装置と組み合わされて提案された他のクリーニング作用は、ひげそりヘッドのフレーム、外側カッタ、内側カッタの内側、乾式ひげそり装置のハウジングからひげそりヘッドを除去した後においてさえも、またそれを分解した後においてさえも毛のくずを有する、または毛のくずを有しない皮脂を除去するには適していない。
従って、本発明の目的はクリーニング装置を改良することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明のよれば、この目的は、ひげそりヘッドを受ける受け台構造をクリーニング液の容器から離して配置し、クリーニング液容器から受け台構造にクリーニング液を供給してクリーニング作用を行うことによって達成される。
【0007】
ひげそりヘッドが完全にきれいになるまで供給ポンプによって、受け台構造に収容されたひげそりヘッドにクリーニング液が連続的に送られる。クリーニング装置の供給ポンプがオフにされると、受け台構造及びひげそりヘッドからクリーニング液を排出した後に、受け台構造に載置しながらひげそりヘッドを乾燥することができる。
【0008】
これを目的として、ひげそり装置の貯蔵装置として受け台構造を構成することが有利であり、この受け台構造は、ひげそり装置及びクリーニング装置、またはひげそり装置、クリーニング装置及び空気乾燥装置を作動させるために電気装置に関連している。従来の構造において必要であったように受け台構造から取り外すことを必要とせず、ひげそり装置を乾燥させ、次にその中に収納する。これを達成するために、クリーニング皿、乾燥皿及び/または貯蔵装置として受け台構造を構成してクリーニング装置内に配置する。
【0009】
さらに、受け台構造またはひげそりヘッドは所定の時間の間に供給ポンプによってクリーニング液容器からクリーニング液を供給するようになっており、ひげそり装置をクリーニング装置から除去することなく受け台構造を乾燥装置に利用することができることが有利である。
【0010】
ひげそりヘッドを収容する受け台構造はクリーニング液を受け台構造からクリーニング液容器に排出した後、電気装置によって作動される空気乾燥装置に関連することが有利である。
【0011】
受け台構造はクリーニング液容器に保持されたクリーニング液の液面水準上にまたはクリーニング液の外側に配置されること、及び少なくとも受け台構造及びクリーニング液容器の一方が、外側に向かって、すなわち大気に向かって開放していることが有利である。これは労力を要せずにひげそり装置を受け台構造に挿入すること、また受け台構造を閉鎖する部品を使用することなく受け台構造から引き出すことを可能にする。さらに、この構成は、精巧な密封体を設けること省き、従来知られたクリーニング装置よりさらによい使い勝手を有する経済的なクリーニング装置を製造することを可能にする。
【0012】
また、受け台構造はオーバーフロー装置及び/または少なくとも1つの出口ポートを備えており、クリーニング液は、それを通ってクリーニング液容器に搬送され、受け台構造の出口ポートの断面積は、クリーニング作用中に出口ポートを通って放出されるクリーニング液の量が、供給ポンプを通って受け台構造に供給されるクリーニング液の量より小さくなるような大きさである。受け台構造の部分を構成するオーバーフロー領域は、常時、受け台構造を十分な量のクリーニング液で受け台構造の上方のリムの領域まで満たすことを保証する。
【0013】
このクリーニング作用は、ひげそりヘッドの振動によって補助される。その結果、クリーニング作用中に、一時的な空洞現象及び機械的または液体学的なクリーニング効果が達成される。クリーニング液は、ひげそりヘッドの振動によって、飛び散り、ひげそりヘッドのすべての領域に浸透する。これが起こると、飛び散った液体の部分は液体が外側に出ることなくオーバーフロー装置の上に排出され、循環してクリーニング回路に戻すことができる。
【0014】
クリーニング作用に続いて、クリーニング液を送る供給ポンプがオフになるとき、クリーニング液は受け台構造に設けられた出口ポートを通ってすぐに排出され、ひげそりヘッドの乾燥作用を自動的に開始することができる。
【0015】
最後に、本発明の好ましい実施例によれば、クリーニング液に対して透過性のホース部材をオーバーフロー装置とクリーニング液容器との間に具備している。ホース部材は、毛のくずがクリーニング液容器に搬送され、その中にたまることを確実に防止する。
【0016】
本発明の特に重要な点は、受け台構造の下にひげそりヘッドの形状に対応した収集皿が具備され、この収集皿が排出開口部を有し、またフィルタ装置が、貯蔵室への液体流に対して透過性のホース部材がを取付けられる接続装置を有し、このホース部材がクリーニング液容器に収容されたクリーニング液に浸けられることである。
【0017】
前述したように、オーバーフロー装置は、受け台構造が常時上方のリムまでクリーニング液で満たされていることを保証する。過剰な液体は、オーバーフロー装置上を受け台構造の下に設けられた収集皿に容易に流れることができ、この収集皿は、対応する収集装置と連通する。収集装置に適合されたホース部材を有する収集装置は、クリーニング液容器に収容されたクリーニング液内に延びている。ホース部材は、くずがクリーニング液容器に集まらず、クリーニング作用の始めにポンプがホース部材を通って容器から液体を引くことができることを保証する。
【0018】
都合のよいことには、接続装置は、供給ポンプの吸引側に直接的または間接的に接続されており、その放出側は、導管を通ってフィルタ装置に連通している。ポンプがクリーニング作用を開始するように作動するときに、ホースは常時、液体に浸けられるから空気を吸引することはない。さらに、フィルタ装置は出口接続装置によって受け台構造に接続され、受け台構造に設けられた出口ポートがクリーニング液容器に接続されることが有利である。
【0019】
クリーニング液容器から供給ポンプによって吸引されたクリーニング液は、前述したように、接続装置及びホース部材を通過し、配分サイドを通って上側に、適用可能ならば、他の導管を通ってクリーニング装置の受け台構造に連通しているフィルタ装置に流れる。これは、クリーニング液のクリーニング回路を閉鎖する。
【0020】
さらに、ひげそり装置は、ブラケットまたは壁取り付け部として形成された支持構造に挿入可能であり、スイッチ装置によって機械的及び/または電気的に相互に固定することができる。この支持構造の有利な構造によってひげそり装置は、時間の規定されない長さにおいて完全でよく保護された方法でクリーニング装置に収容することができ、クリーニング作用において機械的並びに電気装置によって支持構造の所定の位置に固定することができ、ひげそり装置の断続部は、スイッチ装置の作動時にクリーニング及び乾燥作用が完成し、ひげそりを行うためにひげそり装置が必要になるまで除去可能である。これは、受け台構造とクリーニング液容器が別れている有利な構成によって可能になる。なぜならば、クリーニング液は、クリーニング作用の終了時には受け台構造に保持されないからである。
【0021】
この接続において、ひげそり装置を機械的及び電気的に相互に固定するスイッチ装置は、ひげそり装置を固定する少なくとも1つの位置にオフ位置または非固定位置にばねの力に対して可動であり、その位置は、ひげそり装置を電気的に作動させる「オン」位置に対応し、ひげそり装置を電気的に作動させる「オン」位置はクリーニング装置の作動を行うことが有利である。
【0022】
さらに、「オン」位置は、充電制御装置、特にひげそり装置の充電装置の充電制御装置を作動するために作用し、スイッチ装置は電気制御回路に接続されるようになっており、この電気制御回路は、所定のプログラマブル期間においてクリーニング装置を作動させ、ひげそり装置を作動させた後に所定のプログラマブル時間においてひげそり装置の乾燥装置を追加的に作動させる。
【0023】
ひげそり装置のひげそりヘッドのクリーニング及び乾燥作用が完了したとき、所望ならば、適切なタイミングエレメントがひげそり装置を支持構造体から除去することができるようにひげそり装置の電気的な相互接続を解除する。しかしながら、コードまたはコードレス器具としてひげそり装置を使用することを望む限り、受け台構造に収容したままが有利である。なぜならば、クリーニングサイクルの完了時に乾燥されるからである。
【0024】
クリーニング装置は、すべてのひげそり装置と共に使用することができるように設計されている。例えば、電池の電流で作動するひげそり装置が、取り付け部に収容されるとき、それは、その中に収容されて使用しない長期間に電池が放電されたときは充電される。
【0025】
貯蔵装置と組み合わされたクリーニング装置の有利な構成は、非常に短時間で、ひげそり装置をきれいにし、乾燥し、所望ならば、適用可能な場合、充電し収納することができる非常に簡素な器具を形成する。
【0026】
これを行うために、スイッチ装置によって作動可能な電気制御回路は、クリーニング装置の種々の作動段階の制御を行うようになっており、クリーニング及び乾燥サイクルの制御を非励磁とし、電気的及び/または機械的な相互結合を消去し、ひげそり装置の充電サイクルを終了する。
【0027】
本発明の他の特徴において、壁取り付け部、クリーニング装置、クリーニング液容器及び/または乾燥装置またはインペラは、ひげそり装置を受けるようになっている一体的なユニットを形成する。
【0028】
本発明の装置の他の特徴による追加的な可能性は、ブラケットがその垂直方向に伸びる脚部と、壁取り付け部の垂直方向に伸びる脚部と、受け台構造とを組み合わせて装置を横から見るとき、U形状のケーシングを形成することである。
【0029】
最適なクリーニング作用は、次の段階を推進することによって達成することができる。
【0030】
(a)第1の位置から他の位置にスイッチ装置を機械的及び電気的に設定することによってクリーニング及び乾燥サイクルの期間全体にわたってクリーニング装置のケーシングにひげそり装置を接続する。
【0031】
(b)第1から第2または第3の位置にスイッチ装置を設定することによって、短時間の強いクリーニング作用を行うひげそり装置のひげそりヘッドのクリーニングサイクルを開始し、ひげそりヘッドの内側カッタを作動させ、供給ポンプを3乃至20秒時間の第1の期間においてオンし、クリーニング液をひげそりヘッドに送り、その間、クリーニングサイクルが推進するとき、クリーニング液をフィルタ装置を通して受け台構造に連続的に搬送する。
【0032】
(c)3乃至20秒の時間の経過後、供給ポンプをオフし、クリーニング液を受け台構造からクリーニング液容器に送る。
【0033】
(d)ひげそりヘッドの内側カッタの振動は、乾燥及び振動サイクルである1乃至30分の間の第2の期間続く。
【0034】
(e)乾燥装置及び/または乾燥装置の加熱装置は、3及び30分の間の第2及び/または第3の期間にオンとされ、乾燥装置を行うためにひげそりヘッドに空気を送る。
【0035】
(f)乾燥サイクルまたは作用の最後のサイクルに続いて第3または第4の期間の次の期間において、乾燥装置の乾燥装置及び/または加熱装置がオフとされ、ひげそり装置の電気的及び/または機械的な接続が解除される。
【0036】
(c)で指示した時間は、正規のクリーニング作用に関する一方、強いクリーニング作用が必要なとき時間の間隔は延長されると理解すべきである。
【0037】
スイッチ装置を第1から第2または第3の位置に設定することによってひげそり装置を充電することが有利である。
【0038】
本発明の他の利点及び詳細は、いくつかの実施例を示した次の説明及び添付図面から明らかになる。
【0039】
【実施例】
以下、本発明の一実施例を図面を参照して詳細に説明する。
図1を参照すると、ハウジング2と、図面には示さない内側カッタを有するひげそりヘッド3とを有する電気カミソリ装置、すなわちカミソリ1が示されており、このひげそりヘッド3は、旋回軸の周りで図示した中間点から両方向にハウジング2に関して旋回可能である。
【0040】
ひげそり装置1は、クリーニング装置5のケーシング4に受けられる。クリーニング装置5は、脂肪溶解クリーニング液40を収容するクリーニング液容器6と、クリーニングディシュ、乾燥皿及び貯蔵装置として形成された受け台構造7とから成る。わずかに内側に湾曲している受け台構造7は、ひげそり装置1のひげそりヘッド3の外側の輪郭にほぼ適用し、各クリーニング作用に必要な程度のクリーニング液のみを保持する。
【0041】
特にそのウエット部分において、クリーニング装置5、すなわち、受け台構造7は、大気に対して開放されるクリーニング装置として構成される一方、図7の実施例に関して次に述べるようなクリーニング液容器61は解放されるか、部分的にまたは全体が閉鎖されている。
【0042】
ひげそりヘッド3が逆転位置にあるひげそり装置1は、ウエット部分として形成された上方に開放している受け台構造7に当接している。クリーニングサイクル中、クリーニング液40は受け台構造7を通して連続的に流される。特定の水準までクリーニング液が汚れたとき、クリーニング液は、閉鎖可能な導管76を通して排出され、新しい液体と取り替えることができる。
【0043】
受け台構造7は、オーバーフロー装置26を有し、この装置は、受け台構造内のクリーニング液が規定の水準を越えることを防止し、ひげそりヘッド3またはひげそりヘッドの下方部分のみがクリーニング液に確実に浸かるようにする。さらに、受け台構造7の底部は、クリーニングサイクルが終了した後、毛のくずを有するクリーニング液を収集貯蔵室65に完全に排出することができるようにする出口ポート27を有する。しかしながら、出口ポート27は、次のような大きさである。すなわち、供給ポンプ23からクリーニング液が供給されるときに、次に説明するように受け台構造7が空になることがないように常時リムまで一杯になり、受け台構造上の過剰な液体は、オーバーフロー装置26上を矢印の方向に受け台構造のリム上から排出され、下の貯蔵室65に収集されるような大きさである。この方法においては、クリーニングサイクルにおいて、いつも十分な量のクリーニング液が利用可能である。受け台構造7の下には受け台構造7の輪郭に適応された収集皿があり、その収集皿はオーバーフロー装置26に接続され、前記オーバーフロー装置26の一部である。図1から明らかになるように、ひげそりヘッド3は、受け台構造7において下を向くように配置されたときにひげそり装置に損傷を与えることを防止し、振動中ひげそり装置の緩衝を行うように作用する支持装置8によって受け台構造7に当接している。
【0044】
さらに、ブラケット10に取り付けられたスイッチ装置9によって、ひげそり装置1(図1)は、機械的に及び/または電気的に接続される。ブラケット10は、壁取り付け部38に固定的に接続され、この壁取り付け部38は、ひげそり装置1を有するクリーニング装置5全体を壁に取り付けることができ、または収容するために立てたまま保持することができるようにする。
【0045】
図1を参照すると、壁取り付け部38及びブラケット10は右側が開放しており、収集貯蔵室65を有する受け台構造7はU形状の断面であるクリーニング装置5を形成するために組み合わされる。ひげそり装置は、クリーニングサイクルの完成時に壁取り付け部に収容される。なぜならば、クリーニングが終了した後、すべてのクリーニング液がウエット部分または受け台構造7から排出されるからである。また、ひげそり装置1は、充電のために壁取り付け部38に残される。クリーニング装置5は、電気ひげそり装置のタイプと使用することが有利である。
【0046】
スイッチ装置9は、ひげそり装置1の長手方向中心線の方向に移動可能であるように配置されており、電気制御装置29によってクリーニングサイクルを制御するように作用するタイミングエレメントに接続されている。
【0047】
スイッチ装置9は、下端部に比較的に離れたひげそり装置1に電流を供給する2つの接触ピン12を有し、この接触ピン12は、スイッチ装置9を押したときに、ひげそり装置1に接触して電流を供給し、ひげそり装置1の対応する接触装置と協働する。このように、ひげそり装置1は、スイッチ装置9を押したときに作動するように設定され、クリーニング装置5の図示しない電源コードを電源に接続する。
【0048】
クリーニング装置5のケーシング4にはひげそり装置1に隣接して、電源に接続するための2つの電気接触ラグ14を有する電気モーター13がある。電気モーター13の下端部にはモーターの出力軸15が設けられ、この出力軸15にインペラまたはインペラホイール16が配置され、このインペラまたはインペラホイール16は、次に詳細に説明するように、特に、ひげそりヘッド3のクリーニングサイクルが終了した後に、ひげそり装置1の清浄にされたひげそりヘッド3を乾燥する作用を行う。インペラ16は、受け台構造7上の空間と開口部18を通じて連通しているインペラケーシング17に配置されており、それは、クリーニング作用の次に、図面には示さない加熱装置によって加熱された高温の連続した空気流をひげそりヘッド3に向けて送り出し乾燥作用を行う。
【0049】
前述したように、ブラケット10は、その垂直方向に伸びている脚部、壁取り付け部38の垂直方向に伸びる脚部及び受け台構造7と組み合わされ、クリーニング装置5を側方から見たとき、U形状のケーシング4を形成し、ひげそり装置1に対して側方に傾斜するような動きを与えることによって、そのケーシングの中にひげそり装置1を側方から容易に挿入可能であり、それを収納するために保持することができる。
【0050】
図1を参照すると、受け台構造7は、最大の2/3までクリーニング液で満たされている収集貯蔵室に延びている。受け台構造7の下側に隣接して接続装置19があり、接続装置19に多孔性ホース部材20が取り付けられ、この部材は容器に入る液体に対して透過性であり、ごみがクリーニング液容器6に浸透してその底部にたまるのを防止する。接続装置19は、ホース部材20のような多孔性形状であり、液体が容器6に通過できるようにする。
【0051】
接続手段19は、開口部91、収集皿77及びオーバーフロー装置26に固定的に接続される。
【0052】
クリーニング液容器6は、消費されたクリーニング液の量を監視することができる液体水準指示装置39を備えている。図1によれば、液体水準指示装置39は、小さい目視ウインドウとして形成される。目視ウインドウの代わりに、液体の水準及び洗浄液体40の汚れの程度を指示する適切なセンサを有する電気指示装置を提供することも可能である。例えば、液体が越えてはならない程度まで汚れたときには、この状態はセンサによって指示され、操作者にクリーニング液を取り替えるために導管76を通してクリーニング液40を排出する必要があることを知らせる。実施例によっては、センサは、電気制御電極を非作動とするために使用され、それによってクリーニングサイクルを自動的に遮断し、操作者にクリーニング液を交換することを強制するようにしてもよい。
【0053】
図2から明らかになるように、接続装置19は、供給ポンプ23のためのインテーク装置に接続されている収集貯蔵室に連通し、ポンプは、図7に示すようにクリーニング液を導管50を通してフィルタ装置24に供給する。
【0054】
クリーニングサイクルを実行するために、きれいにすべきひげそり装置1を側方からクリーニング装置5に導入し、スイッチ装置9によって所定の位置に固定し、最初に上方の位置を占めているスイッチ装置9をこの目的のために2つの接触ラグがひげそり装置1に設けられた接触ピン12に係合するまで下方に押す。それによってひげそり装置1は、電気的に及び機械的に相互に固定され、クリーニングの後に、次の乾燥サイクルが完了して相互接続を解除するまで操作者がひげそり装置1をひくことをできないようにする。
【0055】
スイッチ装置9の動作は、供給ポンプ23を駆動させ、これはクリーニング液を受け台構造7及びひげそりヘッド3に所定の時間にわたって送り、液体はひげそりヘッド3内の毛のダスト75のすべてを除去する(図4において参照符号30及び31参照)。
【0056】
毛のくずを有する受け台構造の液体は、出口ポート27、受け台構造7及びオーバーフロー装置26を通って容器6に流れる液体に対して透過性のホース部材20に、供給ポンプに直接流れフィルタ24に戻る。これが起こると、液体のある部分は、もちろん、ホース部材20を通してクリーニング液容器6に流れる。これは、ひげそり装置1から毛のくず全体を有するクリーニング液を濃縮した形で、クリーニング液を完全に清浄にするフィルタ24に送る利点を有する。ホース部材20は、毛のくずがそれを通ってクリーニング液容器6に入らず、クリーニング液容器6にたまることができないようにすることを保証する。
【0057】
供給ポンプ23は液体に対して不透過性のホース部材20を介してクリーニング液容器6に永久的に接続されている。その結果、ポンプがクリーニングサイクルの始めでオンされたとき、配管がその液体をクリーニング液容器6に排出しないときでも常時空気を吸引することなく、液体を供給する。フィルタ装置24できれいにされたクリーニング液はフィルタ装置24の出口接続装置37を通って受け台構造7に搬送される。
【0058】
図3は、例えば、収集貯蔵室65及びスイッチ装置9によってターンオンされたモーター28を有するクリーニング装置5の基本部分の構成の平面図である。図面を参照するときに、ひげそり装置1を支持するブラケットの右側にクリーニングサイクルの個々の段階を制御するために、図示しないタイミング装置を有する電気制御装置29が示されている。ブラケット10の領域にはインペラ16を直接駆動するようになっているモーター28が配置されており、このインペラ16は、ひげそり装置を乾燥するために使用する空気を加熱するための加熱装置に関連している。
【0059】
クリーニング装置5は必要な作動電圧まで電源電圧を降下することができるように、変圧器36を備えている。
【0060】
図4は、時間の関数としてクリーニングサイクルの複数の段階を示した概略図である。点30乃至34の間の個々のセグメントはクリーニング作用の複数のサイクル段階を示す。
【0061】
前述したように、スイッチ装置9は下方への動き(制御ボタン9を押すこと)によって図4の点30で作動するとき、これは、ひげそり装置1の図示しない内側カッタを振動させる効果を有し、それによって、ひげそりヘッド3の一部にひげそりヘッド3の内側のカッタからひげそりくず75及び皮脂を完全に除去する空洞現象を生じる流れを生成する。液体を振動させることによって、受け台構造7の液体水準を一時的に増大させ、同時にひげそりヘッド3の領域に流れを生成してひげそりヘッド3並びに内側カッタに完全なクリーニング作用を行うが、クリーニング液の水準は、ひげそりヘッド3の部分にのみ到達する。使用するクリーニング液のタイプ及びひげそりヘッドの汚れの程度に依存してクリーニング作用は3乃至60秒続く(点30及び31部分参照)。ひげそり装置1が規定の時間では清浄にされないとき、クリーニングサイクル(点30及び31部分)は、それに対応して延長される。これを達成するために、クリーニング装置は、図面には図示しない2段階のスイッチを備えており、第1の段階では規定のクリーニングサイクルを行い、第2の段階では強いクリーニングサイクルを行うようになっている。
【0062】
供給ポンプ23は、クリーニングサイクルの終了時に図4の点31(クリーニングサイクルの最後)で自動的に停止にされる。これは、クリーニング液が出口ポート27を通って完全に排出することができるようにし、これによって濡れた部分または受け台構造7を空けることができるようにする。クリーニング液容器6の水準は少々上昇する。また出口ポート27は、図面には図示しない弁によって閉鎖可能であり、それは点31に到達したときに自動的に開く。約30秒の後に受け台構造7は完全にからになる(点31及び32との間で受け台構造7を排出する部分b参照)。
【0063】
点32で受け台構造7上の液体が排出された後、ひげそりヘッド3はある時間の間振動し続け、ひげそりヘッド3に接着しているクリーニング液を振り払う。設定時間が経過した後、ひげそり装置1がオフとなり、ひげそりヘッド3の内側のカッタは点33で(振動サイクルの最後で)振動を停止する。オン及びオフ作用は、図1によれば、ひげそり装置1のハウジング2に収容されている概略的に示した電磁リードスイッチ95によって達成される。振動サイクルの終了時にリードスイッチ95が自動的に開放されるとき、ひげそり装置1の作動は非連続となり、次に開示した乾燥サイクルが点33で開始される(セグメントd)。
【0064】
点33で回路に自動的に挿入され、加熱装置を有しない、またはそれを有するインペラ16はオンとされ、例えば15秒の所定時間、乾燥した空気を、ひげそりヘッド3に送る(点33と点34との間のセグメントd参照)。次にひげそり装置の相互固定が制御ボタン9で解除される。
【0065】
図6はクリーニング液40の液体回路を概略的に示す。クリーニング装置5は受け台構造7を組み込んでおり、ここではひげそり装置1は、ひげそりヘッド3の少なくとも一部がクリーニング液に浸かるように反転した状態で挿入される。
【0066】
さらにクリーニング装置5は電線を介して電源に接続され、またスイッチ装置9によって作動可能な供給ポンプ23及びモーター28を組み込んでいる(図6)。供給ポンプ23は、クリーニング装置5のケーシング4で支持装置に当接するようになっているモーター28によって駆動される。
【0067】
モーター28から突き出ている駆動軸43は、ポンプケーシングに設けられた供給ポンプ23を駆動する。
【0068】
図6から明らかになるように、クリーニング液を受ける収集貯蔵室65は図1の第1の実施例のクリーニング液容器6よりも小さい。収集貯蔵室65は、毛のくずが底部にたまるのを防止するために、例えば20°と40°の間の角度で傾斜するように配置された底部47を有する。供給ポンプ23のインテーク装置48は底部47の下方領域に取り付けられており、その結果、オーバーフロー装置26から排出されたクリーニング液は、図7,8及び9に詳細に説明するように収集貯蔵室65、供給ポンプ23のインテーク装置48並びに導管50を通ってフィルタ24に直接搬送される。貯蔵室65に収集された毛のくず65は、それが収集貯蔵室65の底部47に落ち着くことがないようにフィルタ24に送られるように洗浄液体内で扇動される。次に濾過された洗浄液体は、導管64を通って受け台構造7に戻される。
【0069】
図6にカートリッジとして形成されクリーニング液容器61は、導管64を通して受け台構造7に連通している出口ポート63を有する。このように、クーリニング回路は閉鎖される。
【0070】
この実施例によれば(図6参照)、スイッチ装置9は、供給ポンプ23を作動させ、この供給ポンプ23は、クリーニングサイクルの始めで空気を引き、この空気を導管50を通ってクリーニング液容器61に押す羽根タイプのポンプとして構成され、その結果、クリーニング液はクリーニング液容器61から出口ポート63及び導管64を通って受け台構造7に流れ、クリーニング液がオーバーフロー装置26を越えて収集貯蔵室65に排出されるまでクリーニング液を充填する。液体の一部は、出口ポート27を通って連続的に排出される。しかしながら、供給ポンプ23は、出口ポート27を通って排出することができるよりもさらに多くの液体を受け台構造7に送ることを考慮すれば、クリーニングサイクル中、受け台構造7はオーバーフロー装置26の水準まで液体で満たされることが保証される。
【0071】
図7に示す容器61の入口及び出口ポート62.63は、容器61の蓋に設けられ、容器を上から適当な導管に接続することができるようにする。それによって、容器61からポンプ23のインテークにクリーニング液を永久的に搬送することができ、ポンプに永久的な液体圧を生じ、この圧力は作動中に空気でなくクリーニング液のみを引くことを保証する。
【0072】
図7乃至図9に示すクリーニング液容器61またはカートリッジは、円筒形ケーシング101を有し、この円筒形ケーシング101は、底部67と蓋72とを有し、入口ポート62及び出口ポート63並びにフィルタ24が設けられている。
【0073】
蓋72は、それがケーシング101から外れないように縁をとることによってクリーニング液容器62の上方のリムに関して密封される。ポンプ23から到達する導管50は、入口ポート62に接続されているが、受け台構造7に導く導管64は、出口ポート63に接続されている。図面には示していないクイックリリース結合部材は、クリーニング液容器61を容易に置き換える必要があるとき、またはクリーニング液容器に設けられたフィルタ24が汚れたときクリーニング液容器の取り替えを容易にすることができるように入口ポート62.63の領域に設けられている。
【0074】
汚れまたはフィルタ24に保持された毛のごみ75の程度は、図面には支持されていない装置によって決定される。支持装置は、圧力センサと、汚れの程度または圧力状態を支持する表示光を有する。フィルタ24をもはや使用できないとき、クリーニング液容器61は導管50,64から離され、新しいものと取り替えられる。
【0075】
図7乃至図9の実施例において、フィルタ装置24は、ケーシング101と同軸的に配置された円筒形紙のフィルタとして形成される。
【0076】
図8によれば、フィルタ24は、ケーシング101と同軸的にケーシング101の底部に設けられた環状溝に係合するように下端部70が押される。環状溝68はフィルタ24の下端70が環状溝68に固定的に係合するように底部67から突出した2つの比較的に離れた平行な環状壁またはヘムフランジ69,71から成る。フィルタ24は、毛のくずを受ける第1の室を形成し、ケーシングの残りの部分は、濾過されたクリーニング液を保持するために第2の室を形成する。
【0077】
図9から明らかになるように、クリーニング液61のカン101の上方の蓋72は十字形状に配置され、クリーニング液容器61内にフィルタ装置を同軸的に整合させて配置するように作用する比較的離れた4つの位置決め装置73を有する。
【0078】
さらに蓋72(図7,9参照)は、液体の容器61をケーシング4に挿入するときに導管50,64によって貫通されるフォイル74を含み、それによって入口及び出口ポート62,63に結合係合を行う。有利なことに、2つの導管50,64は、ポート62,63を密封するフォイルの貫通を容易にするためにその各縁部に鋭い縁部を備えている。また、プルオフストラップによってポート62,63を密封することが可能であり、その下に導管50,64を挿入して貫通することができる密封部材を設けることができる。
【0079】
図5,10及び11はインペラ16及び供給ポンプ23を駆動する機構を示す。供給ポンプ23とインペラ16とを同時に駆動することは望ましくないので、それらを選択的に1つのモータ28によって駆動する。モーター28を含む駆動機構は、回転方向を反転させる装置を備えており、その装置は、図5及び図11によれば、1つ(図12)または2つのオーバーランニング装置104を備えており、一方が時計方向に、他方がその反対方向に供給ポンプ23を駆動するようになっている。
【0080】
上方及び下方のオーバーランニング装置104と共に回転方向を反転させる装置は、上にインペラが配置されている、モーター28のモーター出力軸79に当接している。オーバーランニング装置104は、この目的のために自己固定摩擦係合による一方向カップリングを有するクランプタイプの固定機構を備えている。さらに、クランピングローラーまたはクランピングプレートがカップリング装置として設けられている。図11及び図12の実施例において、オーバーランニング装置104は、上方及び下方の歯のフランク部86を有する内側ギヤリング105,106から成る。2つの内側ギヤリング105,106は自由に回転するようにモーターの出力軸79に取り付けられている。モーター出力軸79は、上方及び下方の三日月形のポール部材83,90を受ける2つの反対側に配置されたポール軸82を有する駆動フランジ81を駆動する。ポール部材83,90は、各々異なる長さの2つのレバーアーム108,109を有し、長いほうのレバーアーム108はピン96によってスロット穴88で案内され、他のレバーアーム109は、ばね84に当接する。図5乃至図11は1つのスロット穴88を示す。
【0081】
ポール部83(図11)は、V形状に二度曲がるばね84によって実線で示す位置と破線で示す位置との間でインペラ16の内周の方向にポール軸82で旋回する。ばね84はU形状の部材110を含み、それによって駆動フランジ81のハブ97に当接している。U形状の部材110は、他の接続脚部112と組み合わされた2つの脚部111が形成され、2つのV形状を形成する。
【0082】
図11に示した位置において、2つのポール部83は、インペラ16に接続された外端85を有し、時計方向にモーター28とインペラの駆動関係を確立する。ばね84の脚部112は当接装置を通してアーム108の端部85を押して歯のフランク86に係合する。
【0083】
モーターの出力軸79が反時計方向に駆動されるとき、ポール部83は、歯のフランク部によって外側に押され、最小の回転周波数でそれらがスロット穴88の段部に係合するまでポール軸82に同軸係合することによってばねの作用と反対の方向の時計回りに外側にポール軸82で旋回される。これは、レバーアーム108の重量成分がポール軸82に関してポール部83の他のレバーアーム109の重量部分より大きい場合に達成される。その結果、インペラ16がモーターの出力軸79から外れる。この状態は、ばねの動きが勝り、ポール部分が図11の状態に戻る水準に減少した回転周波数によって小さくなるまで維持される(実線で示したポール部83の位置参照)。
【0084】
図11の作動モードと同様に反時計回りにモーターの出力軸79を駆動することによって、駆動フランジ81の下に配置された2つのポール部90はばね84によってポールの軸線82上で同様に旋回し、それらの端部は、歯のフランク86に係合し、ポンプ23は同じモーター28によって及びモーターの出力軸79に配置された中空の軸107によって作動され、それに対し上方の2つのポール部は、はずれたまま維持される。クリーニング作用の始めにおいて、図11に示すようにポンプ23のみが駆動され、インペラ16は図5のように開放される。
【0085】
2つの下方のポール部90は、それらの係合状態を開放せず、それによってモータ28の回転方向を変化するまでモーター28の供給供給ポンプ23に対する駆動関係を消去する。ポール部83,90の外端部は歯のフランク部の上をスリップせず、自由に移動するポール部に音及び摩耗が生じることを防止する。
【0086】
供給ポンプ23及びインペラ16を選択的に駆動する有利な駆動関係によって、供給ポンプ23及びインペラ16を選択的に駆動する第2の駆動モータを備えなければならないという要求はなくなり、その結果コストの削減が実現される。
【0087】
図5,10及び11には示さないモーター28及びインペラ16並びに供給ポンプ23、所望ならば、クリーニング液容器61は、共通軸線上で垂直方向に配置される。これによってモーター28,供給ポンプ23及びインペラ16の間のギヤ部品数を最小限に減少させ、その結果、クリーニング装置5のケーシング4を小さい寸法に製造することが可能になる(図12参照)。
【0088】
ポンプ23の駆動機構及びインペラ16を組み込んだ乾燥装置の他の実施例を図12に示す。
【0089】
この実施例において、図11のオーバーランニング装置と同様のオーバーランニング構成78は、2つのポール83またはいくつかの他の結合装置を有する。結合装置は、モーター13と供給ポンプ23との間に駆動関係を確立し、回転方向が反転するときに供給ポンプ23とモータ13が回転し続けることを防止する。図11に示したものと異なる方法で形成されたオーバーランニング構成も使用することができることを理解すべきである。
【0090】
オーバーランニング構成が、例えば、モーター13と供給ポンプ23との間に反時計方向の駆動接続を確立したとき、供給ポンプ23はインペラ16と共に駆動され、供給ポンプ23はクリーニング液を受け台構造7に向ける所定の状態にある。
【0091】
インペラ16は、空気を受け台構造7から引くことを防止する。なぜならば、開口部18に設けられたルーバー型シャッタ149はインペラ16によって生じた真空の結果閉鎖されたままであるからである。
【0092】
オーバーランニング構成の非常に簡単な構成によって、電気モーター13はインペラ16を両方向に駆動し、その結果、時計方向に駆動されたモーターによって、インペラ16によって生じる空気流は、開口部18に設けられたルーバー型シャッタ147を開放し、ひげそりヘッド3を乾燥するために空気を送る。
【0093】
モーター13が反時計回りに駆動されるとき、駆動インペラ16によって生じる空気流は開口部18の領域で真空を発生して、ルーバー型シャッタ149を再び閉鎖するか、または閉鎖したままにする。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ひげそり装置を収容するクリーニング装置の部分断面図である。
【図2】 図1のクリーニング装置の正面図である。
【図3】 図2のクリーニング装置の平面図である。
【図4】 時間を関数とした複数のクリーニング段のブロック図である。
【図5】 図10の線B−Bに沿って切った断面図である。
【図6】 クリーニング装置の液体回路、特に、受け台構造、フィルタ装置及びカートリッジとして形成されたクリーニング液容器の間の液体回路の概略図である。
【図7】 図6による一体的に形成されたフィルタ装置を有する、カートリッジとして形成されたクリーニング液容器の断面図である。
【図8】 クリーニング液容器のケーシングのフィルタ装置の下方部分の固定構造の部分断面図である。
【図9】 カートリッジとして形成され位置決め装置を含む図7のクリーニング液容器の平面図である。
【図10】 オーバーランニング装置を含むインペラ及びポンプの駆動機構の断面図である。
【図11】 図10のラインA−Aに沿って切った断面図である。
【図12】 ポンプ及び駆動装置の駆動機構の他の実施例の断面図である。
【符号の説明】
1 乾式ひげそり装置
3 ひげそりヘッド
5 クリーニング装置
7 受け台構造
23 供給ポンプ
24 フィルタ
28 モーター
50,64 導管
61 容器
62.63 ポート
103 先端部

Claims (22)

  1. ひげそり装置のひげそりヘッド(3)を受ける受け台構造(7)と、少なくとも1つのクリーニング液容器(6,61)と、クリーニング液を供給するためにモーターによって駆動されるようになっているクリーニング液供給装置(23)とを有するクリーニング装置(5)において、前記受け台構造(7)を少なくとも1つのクリーニング容器(6)のクリーニング液の液面レベルより上方に配置し、前記受け台構造(7)はひげそりヘッドのクリーニング作用の間にクリーニング容器(6)からクリーニングが供給されるようになっており、前記受け台構造(7)はオーバーフロー装置(26)及び/または少なくとも1つの出口ポート(27)を介して前記クリーニング容器(6,61)に接続されていることを特徴とするクリーニング装置(5)。
  2. げそり装置(1)のひげそりヘッド(3)並びにクリーニング液供給装置(23)を一時的に作動する電気装置を有することを特徴とする、請求項1記載のクリーニング装置。
  3. 乾燥装置(16)が配設されていることを特徴とする、請求項1または2記載のクリーニング装置。
  4. 前記乾燥装置(16)は、受け台構造(7)に組合わせられ、クリーニングが受け台構造(7)から排出された後に電気装置によって作動されるようになっていることを特徴とする、請求項3記載のクリーニング装置。
  5. 前記乾燥装置は駆動されるようになっているインペラ(16)から形成されることを特徴とする請求項3または4記載のクリーニング装置。
  6. 前記乾燥装置は駆動されるインペラ(16)と加熱装置とを有することを特徴とする請求項3乃至5のいずれか1項に記載のクリーニング装置。
  7. 前記受け台構造(7)は、皿形に構成されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のクリーニング装置。
  8. 前記少なくとも受け台構造(7)及び/またはクリーニング容器(6)は、外側、すなわち大気に向かって開放していることを特徴とする、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の装置。
  9. 前記受け台構造(7)の出口ポート(27)の断面積は、クリーニング作用中、出口ポート(27)を通って排出されるクリーニングの量が、クリーニング液供給装置(23)を通って受け台構造(7)に送られるクリーニングの量より小さくなるような寸法であることを特徴とする、請求項1乃至8のいずれか1項に記載のクリーニング装置。
  10. 前記クリーニングに対して透過性のホース部材(20)、オーバーフロー装置(26)とクリーニング容器(6)との間に設けられていることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載のクリーニング装置。
  11. 収集皿(77)受け台構造(7)の下に設けられ、前記収集皿はフィルタ装置(24)に接続している出口開口部(91)を有することを特徴とする、請求項9記載のクリーニング装置。
  12. 前記フィルタ装置は、液体に対して透過性を有するホース部材が取り付けられている接続装置(19)を有することを特徴とする、請求項10または11に記載のクリーニング装置。
  13. 前記ホース部材(20)は、クリーニング容器(6)に収容されているクリーニング液(40)に浸けられていることを特徴とする、請求項10乃至12のいずれか1項に記載のクリーニング装置。
  14. 前記接続装置(19)は、クリーニング液供給装置(23)の吸引側に直接的にまたは間接的に接続されており、その送り側は導管(25)を通ってフィルタ装置(24)に連通していることを特徴とする、請求項12記載のクリーニング装置。
  15. 前記フィルタ装置(24)は出口接続装置(37)によって受け台構造(7)に接続されており、受け台構造(7)に設けられた出口ポート(27)はクリーニング容器(6)に接続されていることを特徴とする請求項11乃至14のいずれか1項に記載のクリーニング装置。
  16. 前記ひげそり装置(1)は、ブラケット(10)として形成された支持構造に挿入可能であり、スイッチ装置(9)によって機械的及び電気的に接続されていることを特徴とする、請求項1乃至15のいずれか1項に記載のクリーニング装置。
  17. ひげそり装置(1)を機械的電気的に接続するスイッチ装置(9)は、オフ位置、すなわち非固定位置からひそり装置を接続する少なくとも1つの位置にばね力に対して可動であることを特徴とする、請求項16記載のクリーニング装置。
  18. ひげそり装置(1)を電気的に作動するスイッチ装置の「オン」位置はクリーニング装置(5)を作動することを特徴とする、請求項16または17に記載のクリーニング装置。
  19. スイッチ装置(9)は所定のプログラマブル期間においてクリーニング装置を作動させる電気制御回路に接続されていることを特徴とする、請求項16乃至18のいずれか1項に記載のクリーニング装置。
  20. ひげそりヘッドのクリーニングに続いて、ひげそり装置(1)の乾燥装置、所定のプログラマブル期間において追加的に作動されることを特徴とする請求項3乃至16のいずれか1項に記載のクリーニング装置。
  21. スイッチ装置(9)によって作動可能な電気制御回路は、クリーニング装置(5)の種々の作動段階の制御に使用することができることを特徴とする、請求項19記載のクリーニング装置。
  22. スイッチ装置によって作動可能な電気制御回路は、クリーニング及び乾燥サイクルの制御のために非励磁とされ、電気的及び/または機械的接続を解除し、ひげそり装置(1)の充電サイクルを終了することを特徴とする、請求項19記載のクリーニング装置。
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