JP3647687B2 - 磁気ヘッド及び磁気ヘッドの製造方法 - Google Patents

磁気ヘッド及び磁気ヘッドの製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ハード磁気ディスク装置等に搭載される磁気ヘッド及びその製造方法に係わる。
【0002】
【従来の技術】
従来のハード磁気ディスク装置などに搭載される磁気ヘッドは、図19と図20に示すように、ステンレス板からなるロードビーム60には、マウント部61と、フレキシブル基板62と、ステンレス薄板からなり可撓性を有するフレキシャー63が取り付けられている。フレキシャー63の表面には、ポリイミド等樹脂層を介して導電パターン63bが形成され、導電パターン63bは、フレキシブル基板62の配線部と電気的に接続されている。
【0003】
フレキシャー63の先端部は、一部が切り欠かれて舌片部63aが形成されていると共に、この舌片部63aにはスライダS5が固定されている。
スライダS5は、Al23−TiC等セラミック材からなる略矩形状であるスライダ基板64と、スライダ基板64の一端面64aに形成されたヘッド素子65と、ヘッド素子65と電気的に接続され、Ni等の良導電材からなるバンプ66と、ヘッド素子65を覆い、アルミナ等の絶縁材からなる保護膜67とを有し、
保護膜67から露出したバンプ66の露出部66aは、保護膜67表面から面一または突出した状態となっている。
【0004】
また、スライダ基板64の一端面64aと対向する他端面64dは、一端面64aと平行な平面であり、スライダ基板64の一端面64aと直交する上面64cには、シリコン薄膜とカーボン薄膜が順次積層されていると共に、溝部であるエアグルーヴ64eと、エアグルーヴ64eの両側にレール部64fとが設けられて、スライダS5の磁気ディスク対向面が形成されている。
【0005】
スライダS5は、スライダ基板64の上面64cと対向する底面64bをフレキシャー63に接着固定されており、スライダS5の一側面64aとフレキシャー63との角部において、Au等からなる略球形の金属製のボール69が、バンプ66の露出部66aと導電パターン63bの先端部の両方に接合されており、バンプ66と導電パターン63bはボール69を介して電気的に接続されている。
【0006】
次に、従来の磁気ヘッドのスライダS5の製造方法を説明する。図21に示すように、スライダ基板64の母材となるAl23−TiC等セラミック材からなるウエハ70の表面に、複数個のヘッド素子65と、それぞれのヘッド素子65に接続するバンプ66を並べて形成し、次に、ウエハ70の表面にヘッド素子65とバンプ66を覆う保護膜67を成膜してから、保護膜67の表面を研磨して、保護膜67からバンプ66の露出部66aを露出させる。
【0007】
次に、ウエハ70を、図22に示すように、切断面がスライダ基板64の上面64c及び底面64bとなるように切断して、スライダバー68を得る。スライダバー68の一側面68aには、複数個のヘッド素子65と、それぞれのヘッド素子65に接続するバンプ66が並列に配設され、スライダバー68の一側面68aと対向する他側面68dは、一側面68aと平行な平面である。
【0008】
そして、複数個のスライダバー68を、図23に示すように、一側面64aの向きを揃え、スライダ基板64の底面64bとなる底68bを治具72上に接着固定して並べる。このとき、図24に示すように、スライダバー68のバンプ66の露出部66aは、隣り合うスライダバー68の他側面68dに当接した状態となっている。
【0009】
次に、複数個が並べられたスライダバー68のスライダ基板64の上面64cとなる上面68cに、ECR−CVD法によりシリコン薄膜とカーボン薄膜を順次成膜・積層する。
【0010】
そして、スライダバー68の上面68cにレジスト膜(図示せず)を形成し、フォトリソグラフィーにより、スライダS5の磁気ディスク対向面形状に合わせてレジスト膜をパターニングする。
【0011】
そして、ドライエッチング工程において、スライダバー68にイオン或いは電子を照射して、スライダバー68の上面68cのレジスト膜から露出した部分を削り取り、スライダS5の磁気ディスク対向面を形成する。
【0012】
そして、スライダバー68の上面68cからレジスト膜を剥離して、スライダバー68を治具72から外した後、スライダバー68を分割して、スライダS5の製造が完了する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
従来の磁気ヘッド及びその製造方法では、スライダS5の保護膜67から露出したバンプ66の露出部66aが、その製造工程において、他のスライダS5のAl23−TiC等からなるスライダ基板64の他端面64dに当接した状態となっている。
【0014】
このような状態では、ECR−CVD法によるシリコン薄膜やカーボン薄膜の薄膜形成工程時及びイオンミリング等のドライエッチング工程時において、スライダ基板64はイオン或いは電子の照射により帯電する。Al23−TiC等からなるスライダ基板64は導電性を有するため、図24のように、電荷はスライダ基板64から、スライダ基板64の他端面64dに当接したバンプ66に流れ込み、ヘッド素子65が静電破壊されるという問題があった。
本発明は、ECR−CVD法による成膜時及びドライエッチング工程時におけるヘッド素子の静電破壊がない磁気ヘッド及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明の磁気ヘッドは、スライダが、スライダ基板と、該スライダ基板の一端面に形成されたヘッド素子と、該ヘッド素子を覆う保護膜と、前記ヘッド素子に電気的に接続されて、前記保護膜から露出した露出部を備えたバンプとを有し、前記ヘッド素子が形成されたスライダ基板の一端面の裏面にあたる他端面には、絶縁膜が形成されている。
【0016】
さらに、本発明の磁気ヘッドは、前記絶縁膜が、前記スライダ基板の前記他端面の全体を覆っている。
【0017】
さらに、本発明の磁気ヘッドは、前記バンプの前記露出部が前記保護膜の表面と面一、又は前記保護膜の表面に対して突出した状態である。
【0018】
また本発明の磁気ヘッドは、スライダが、スライダ基板と、該スライダ基板の一端面に形成されたヘッド素子と、該ヘッド素子を覆う保護膜と、前記ヘッド素子に電気的に接続されて、前記保護膜から露出した露出部を備えたバンプとを有し、前記ヘッド素子が形成されたスライダ基板の一端面の裏面にあたる他端面に突出部を設けて、前保護膜の表面から前記他端面に設けられた前記突出部までの距離が、前記バンプの露出部から前記他端面までの距離よりも長くした
【0019】
さらに、本発明の磁気ヘッドは、前記突出部を前記他端面に設けられた傾斜部で形成した。
【0020】
さらに、本発明の磁気ヘッドは、前記スライダが、磁気ディスクと対向する磁気ディスク対向面を有し、前記傾斜部は前記ディスク対向面側において頂部を形成している。
【0021】
また本発明の磁気ヘッドは、前記突出部を、前記他端面から突出した突条部で形成した。
【0022】
さらに、本発明の磁気ヘッドは、前記スライダが、磁気ディスクと対向する磁気ディスク対向面を有し、前記突条部が前記磁気ディスク対向面と面一に形成されている。
【0023】
さらに、本発明の磁気ヘッドは、前記バンプの前記露出部が、前記保護膜の表面と面一、又は前記保護膜の表面に対して突出した状態である。
【0024】
また、本発明の磁気ヘッドは、スライダが、スライダ基板と、該スライダ基板の一端面に形成されたヘッド素子と、該ヘッド素子を覆う保護膜と、前記ヘッド素子に電気的に接続されて、前記保護膜から露出した露出部を備えたバンプとを有し、前記バンプの前記露出部の表面を、前記保護膜の表面から没入させて形成した。
【0025】
本発明の磁気ヘッドの製造方法は、ウエハ上、複数のヘッド素子と、該ヘッド素子を覆う保護膜と、それぞれの前記ヘッド素子に電気的に接続されたバンプとを形成するヘッド形成素子工程と、前記ウエハ上の前記ヘッド素子と前記バンプが形成された面の裏面に絶縁膜を形成する絶縁膜形成工程と、前記ウエハを切断し、複数の前記ヘッド素子とが形成された側面と、前記絶縁膜が形成された他面とを有するスライダバーを形成するスライダバー形成工程と、スライダバー形成工程で形成された複数の前記スライダバーの向きを揃えて、隣り合うスライダバー同士が一方のスライダバーの絶縁膜が形成された側面と、他方のスライダバーの前記バンプ、または前記ヘッド素子を覆う保護膜とを当接して並べる設置工程と、前記設置工程により配置された複数のスライダバーに、磁気ディスクと対向するための磁気ディスク対向面を加工する加工工程とを有する。
【0026】
本発明の磁気ヘッドの製造方法は、ウエハ上に、複数のヘッド素子と、該ヘッド素子を覆う保護膜と、それぞれの前記ヘッド素子に電気的に接続されたバンプとを形成するヘッド形成工程と、前記ヘッド素子が形成された前記ウエハを切断し、スライダーバーを形成するスライダバー形成工程と
前記スライダバーの前記ヘッド素子が形成された側面の裏面にあたる他側面を研削して、突出部を形成する研削工程と、前記突出部を形成した複数のスライダバーの向きを揃えて、隣り合うスライダバー同士が一方のスライダバーの前記突出部と、他方のスライダバーの前記ヘッド素子を覆う保護膜とを当接させて、前記バンプの前記露出部と前記他側面との間に空間部を持たせて並べる設置工程と、前記設置工程により配置された複数のスライダバーに、磁気ディスクと対向するための磁気ディスク対向面を加工する加工工程とを有する。
【0027】
さらに、本発明の磁気ヘッドの製造方法は、前記研削工程において、前記他側面を研削して傾斜部からなる前記突出部を形成する。
【0028】
さらに、本発明の磁気ヘッドの製造方法は、前記研削工程において、前記他側面を研削して突条部からなる前記突出部を形成する。
【0029】
また、本発明の磁気ヘッドの製造方法は、ウエハ上に、複数のヘッド素子と、該ヘッド素子を覆う保護膜と、それぞれの前記ヘッド素子に電気的に接続されたバンプとを形成するヘッド素子形成工程と、前記ヘッド素子形成工程により形成された前記保護膜の前記バンプの位置に窓部を形成して、前記保護膜から前記バンプの露出部を露出させるフォトリソ・エッチング工程と、前記ヘッド素子が形成された前記ウエハを切断し、スライダバーを形成するスライダバー形成工程と、スライダバー形成工程で形成された複数の前記スライダバーの向きを揃えて、隣り合うスライダバー同士が、一方のスライダバーのバンプの露出部と他方のスライダバーの前記ヘッド素子が形成された側面とを当接させて並べる設置工程と、前記設置工程により配置された複数のスライダバーに、磁気ディスクと対向するための磁気ディスク対向面を加工する加工工程とを有することを特徴とする磁気ヘッドの製造方法。
【0030】
【発明の実施の形態】
本発明の磁気ヘッドならびにその製造方法を図1〜図18を用いて説明する。まず、本発明の第一の実施の形態について説明すると、ハード磁気ディスク装置などに搭載される磁気ヘッドは、ステンレス板からなるロードビーム2に、マウント部1と、フレキシブル基板13と、ステンレス薄板からなり可撓性を有するフレキシャー3が取り付けられている。フレキシャー3の表面には、ポリイミド等樹脂層を介して導電パターン3bが形成され、導電パターン3bは、フレキシブル基板13の配線部と電気的に接続されている。
【0031】
フレキシャー3の先端部は、図2に示すように、一部が切りかかれて舌片部3aが形成されていると共に、この舌片部3aにはスライダS1が固定されている。スライダS1は、Al23−TiC等セラミック材からなる略矩形状であるスライダ基板4と、スライダ基板4の一端面4aに設けられたヘッド素子5と、ヘッド素子5と電気的に接続され、Ni等の良導電材からなる4個(記録用2個、再生用2個)のバンプ6と、ヘッド素子5を覆い、アルミナ等の絶縁材からなる保護膜7とを有し、保護膜7から露出したバンプ6の露出部6aは、保護膜7表面から面一または突出した状態となっている。
【0032】
また、スライダ基板4の一端面4aと対向する他端面4dは一端面4aと平行な平面であり、その表面の全体にはアルミナやSiO2等の膜からなり厚さが0.3〜1μmである絶縁膜(高抵抗材:表面抵抗106Ω/□以上)21が、形成されている。
【0033】
スライダ基板4の一端面4aと直交して、スライダS1の磁気ディスク対向面を構成する上面4cには、表面にシリコン薄膜(5Å)とカーボン薄膜(45Å)が順次積層されていると共に、シリコン薄膜とカーボン薄膜が積層された表面には、磁気ディスク駆動時にスライダS1が磁気ディスクから浮上する空気流を得るために、溝部であるエアグルーブ4eと、エアグルーブ4eの両側に設けられたレール部4fとが形成されている。
【0034】
スライダS1の一端面4aとフレキシャー3との角部において、Au等からなる略球形の金属製のボール9がバンプ6の露出部6aと導電パターン3bの先端部の両方に接合されており、バンプ6と導電パターン3bはボール9を介して電気的に接続されている。即ち、バンプ6は、導電パターン3bとボール9を介して、フレキシブル基板13の配線部に電気的に接続されている。
なお、上述の例では、フレキシブル基板13の配線部とバンプ6との電気的な接続を導電パターン3bとボール9を介して行ったが、フレキシブル基板13の配線部と電気的に接続するワイヤーをバンプ6の露出部6aに接合してもよい。
【0035】
このようなスライダS1を備えた磁気ヘッドは、スライダS1の磁気ディスク対向面が磁気ディスクの磁気記録面に対向するようにハード磁気ディスク装置に搭載される。ハード磁気ディスク装置の駆動時において、スライダS1は磁気ディスクの回転により発生する空気流を磁気ディスク対向面に受けて浮上し、磁気ディスクとヘッド素子5との間に微小間隔を維持しながらヘッド素子5により磁気ディスクに記録及び再生を行うようになっている。
【0036】
次に、第一の実施の形態に関わる磁気ヘッドのスライダS1の製造方法を図3から図6を用いて説明する。まず、図3に示すように、ヘッド形成工程において、Al23−TiC等セラミック材からなるウエハ10の表面に複数個のヘッド素子5と、それぞれのヘッド素子5に接続するバンプ6を並べて形成する。そして、ウエハ10の表面にヘッド素子5とバンプ6を覆う保護膜7を成膜してから、保護膜7の表面を研磨して保護膜7からバンプ6の露出部6aを露出させる。そして、絶縁膜形成工程において、ウエハ10の裏面に、アルミナやSiO2等からなる絶縁膜21を形成する。
なお、上述の例では、まずヘッド形成工程を行ったが、ヘッド形成工程と絶縁膜形成工程は、どちらを先に行っても良い。
【0037】
次に、図4に示すスライダバー形成工程において、ウエハ10を切断面がスライダ基板4の上面4cと底面4bとなるように切断して、スライダバー8を得る。このスライダバー8の一側面8aには、複数のヘッド素子5とバンプ6とが並列に配置さた状態となっており、スライダバー8の一側面8aと対向する他側面8dは絶縁膜21に覆われている。
【0038】
そして、図5、図6に示す設置工程において、複数個のスライダバー8の一側面8aの向きを揃えて治具12上に並べる。このとき、スライダバー8は、スライダ基板4の底面4bとなる底面8bが治具12に接着固定されて、スライダ基板4の上面4cの磁気ディスク対向面が形成される面が上面8cとなっている。
【0039】
このとき、図6に示すように、スライダバー8の他側面8dを覆う絶縁膜21は、隣り合うスライダバー8に形成されたバンプ6の露出部6aと当接した状態となっている。
なお、このとき、露出部6aの表面が、保護膜7と面一の場合は、保護膜7が絶縁膜21と当接した状態となる。
【0040】
次の加工工程の薄膜形成工程では、スライダバー8の上面8cに、シリコン薄膜をECR−CVD法により成膜して、更に、シリコン薄膜表面にカーボン薄膜をECR−CVD法により成膜、積層する。
【0041】
この成膜工程中、イオン或いは電子の照射によりスライダバー8が帯電しても、帯電したスライダバー8は、隣り合うスライダバー8のバンプ6の露出部6aと絶縁膜21により絶縁されているので、スライダバー8の電荷は、隣り合うスライダバー8のバンプ6に流れ込むことがない。
【0042】
そして、シリコン薄膜とカーボン薄膜が順次積層されたスライダ8の上面8cにレジスト膜(図示せず)を形成し、フォトリソグラフィーにより、スライダSの磁気ディスク対向面の形状に合わせてレジスト膜をパターニングする。
【0043】
そして、加工工程のドライエッチング工程において、スライダバー8にイオン或いは電子を照射して、スライダバー8の上面8cのレジスト膜から露出した部分を削り取り、スライダS1の磁気ディスク対向面を形成する。
【0044】
このドライエッチング工程中、イオン或いは電子の照射によりスライダバー8が帯電しても、帯電したスライダバー8は、隣り合うスライダバー8のバンプ6の露出部6aと絶縁膜21により絶縁されているので、スライダバー8の電荷は、隣り合うスライダバー8のバンプ6に流れ込むことがない。
【0045】
そして、スライダバー8の上面8cからレジスト膜を剥離して、スライダバー8を治具12から外した後、スライダバー8を分割して、第一の実施の形態のスライダS1の製造が完了する。
【0046】
次に、本発明の第二の実施の形態に関わる磁気ヘッド及びその製造方法を図7から図10を用いて説明する。図7に示すように、第二の実施の形態の磁気ヘッドのスライダS2は、第一の実施の形態のスライダS1と同様にフレキシャー3に取り付けられており、スライダS2は、Al23−TiC等セラミック材からなる略矩形状であるスライダ基板14と、スライダ基板14の一端面14aに形成されたヘッド素子15と、ヘッド素子15と電気的に接続され、Ni等の良導電材からなる4個(記録用2個、再生用2個)のバンプ16と、ヘッド素子15を覆い、アルミナ等の絶縁材からなる保護膜17とを有し、保護膜17から露出したバンプ16の露出部16aは、保護膜17表面から面一または突出した状態となっている。
【0047】
スライダ基板14の一端面14aと直交して、スライダS2の磁気ディスク対向面となる上面14cには、表面にシリコン薄膜(5Å)とカーボン薄膜(45Å)が順次積層されていると共に、シリコン薄膜とカーボン薄膜が積層された表面には、磁気ディスク駆動時にスライダS2が磁気ディスクから浮上する空気流を得るために、溝部であるエアグルーブ14eと、エアグルーブ14eの両側に設けられたレール部14fとが形成されている。
【0048】
また、スライダ基板14の一端面14aと対向する他端面14dにおいて、バンプ16の露出部16aと対向する位置から外れた箇所に突出部14gが設けられて、露出部16aから他端面14dの露出部16aと対応する位置までの距離L1よりも、保護膜17表面の突出部14gに対応する位置から突出部14gまでの距離L2が長くなっている。この突出部14gはスライダ基板14の他端面14dに設けられた傾斜部からなり、傾斜部の頂部がスライダ基板14の上面14cと面一となっている。即ち、この傾斜部により、一端面14aと他端面14dとの距離は上面14cから離れるに従って短くなるものとなっている。
【0049】
このような第二の実施の形態の磁気ヘッドは、第一の実施の形態と同様にハード磁気ディスク装置に搭載されている。
【0050】
次に、第二の実施の形態の磁気ヘッドに関わるスライダS2の製造方法を図8〜図10を用いて説明する。まず、図3に示す第一の実施の形態のヘッド形成工程と同様に、ウエハ10の表面に複数個のヘッド素子15とバンプ6とを並べて形成する。そして、第一の実施の形態のスライダバー形成工程と同様に、図8のような複数個のヘッド素子15とバンプ16が並列に配設されたスライダバー18を形成する。このとき、スライダバー18は、スライダ基板14の一端面14aとなる面が一側面18a、スライダ基板14の上面14cとなる面が上面18c、スライダ14基板の他端面14dとなる面が他側面18d、スライダ基板14の底面14bとなる面が底面18bとなっている。
【0051】
そして、研削工程において、スライダバー18の他側面18dを、グラインダ等の機械加工により研削して、スライダバー18の他端面18dが傾斜部となるように削り取って、傾斜部からなる突出部18gを形成する。
【0052】
次に、図9、図10に示すように、第一の実施の形態の設置工程と同様、複数個のスライダバー18を、底面18bを治具12に接着固定し、一側面18aの向きを揃えて治具12上に並べる。このとき、図10に示すように、スライダバー18の他側面18dは、スライダバー18の上面18c側において突出部18gが隣り合うスライダバー18の一側面18aを覆う保護膜17と当接すると共に、隣り合うスライダバー18の一側面18aに設けられたバンプ16の露出部16aと他側面18dの間には空間部T1が存在している。よって、スライダバー18の他側面18dは、隣り合うスライダバー18に形成されたバンプ16と接触することがない。
【0053】
次の加工工程の薄膜形成工程では、スライダバー18のスライダ基板14の上面14cとなる上面18cに、シリコン薄膜とカーボン薄膜をECR−CVD法により成膜、積層する。
【0054】
この薄膜形成工程において、イオン或いは電子の照射によりスライダバー18が帯電しても、スライダバー18と隣り合うスライダバー18のバンプ16の露出部16aは、空間部T1によりスライダバー18から絶縁されているので、スライダバー18の電荷は、隣り合うスライダバー18のバンプ16に流れ込むことがない。
【0055】
そして、スライダバー18の上面18cに、第一の実施の形態と同様、フォトリソ・ドライエッチングの加工工程を行って、スライダS2の磁気ディスク対向面を形成する。
【0056】
このドライエッチング工程中、イオン或いは電子の照射によりスライダバー18が帯電しても、スライダバー18と隣り合うスライダバー18のバンプ16の露出部16aは、空間部T1によりスライダバー18から絶縁されているので、スライダバー18の電荷は、隣り合うスライダバー18のバンプ16に流れ込むことがない。
また、空間部T1は、スライダバー18の上面18c側で、一側面18aと他側面18dとにより塞がれているので、スライダバー18の上面18cの削り粉が、スライダバー18の一側面18aや他側面18dに付着することがない。
【0057】
そして、第一の実施の形態と同様にスライダバー18を分割して、スライダS2の製造が完了する。
【0058】
次に、本発明の第3の実施の形態に関わる磁気ヘッド及びその製造方法を図11から図14を用いて説明する。図11に示すように、第3の実施の形態の磁気ヘッドのスライダS3は、第一の実施の形態のスライダS1と同様にフレキシャー3に取り付けられており、スライダS3は、Al23−TiC等セラミック材からなる略矩形状であるスライダ基板24と、スライダ基板24の一端面24aに形成されたヘッド素子25と、ヘッド素子25と電気的に接続され、Ni等の良導電材からなる4個(記録用2個、再生用2個)のバンプ26と、ヘッド素子25を覆い、アルミナ等の絶縁材からなる保護膜27とを有し、保護膜26から露出したバンプ26の露出部26aは、保護膜27表面から面一または突出した状態となっている。
【0059】
スライダ基板24の一端面24aと直交して、スライダS3の磁気ディスク対向面となる上面24cには、表面にシリコン薄膜(5Å)とカーボン薄膜(45Å)が順次積層されていると共に、シリコン薄膜とカーボン薄膜が積層された表面には、磁気ディスク駆動時にスライダS3が磁気ディスクから浮上する空気流を得るために、溝部であるエアグルーブ24eとエアグルーブ24eの両側
に設けられたレール部24fとが形成されている。
【0060】
また、スライダ基板24の一端面24aと対向する他端面24dにおいて、
バンプ26の露出部26aと対向する位置から外れた箇所に突出部24gが設けられて、露出部26aから他端面24dの露出部26aに対応する位置までの距離L3よりも、突出部24gに対応する保護膜27表面から突出部24gまでの距離L4が長くなっている。
この突出部24gは、スライダ基板24の他端面24dに設けられた突条部からなり、突条部は上面24cと面一となっている。
【0061】
このような第3の実施の形態の磁気ヘッドは、第一の実施の形態と同様にハード磁気ディスク装置に搭載されている。
【0062】
次に、第3の実施の形態の磁気ヘッドに関わるスライダS3の製造方法を図12〜図14に基づいて説明する。まず、第二の実施の形態のスライダバー形成工程と同様に、図12のような複数個のヘッド素子25とバンプ26が並列に配設されたスライダバー28を切り出す。このとき、スライダバー28のスライダ基板24の一端面24aとなる面が一側面28a、スライダ基板24の上面24cとなる面が上面28c、スライダ基板24の他端面24dとなる面が他側面28d、スライダ基板24の底面24bとなる面が底面28bとなっている。
【0063】
そして、研削工程において、スライダバー28の他側面28dを、グラインダ等の機械加工により研削して、突条部からなる突出部28gを形成する。
【0064】
次に、図13、図14に示すように、第一の実施の形態の設置工程と同様に、複数個のスライダバー28を、スライダバー28の底面28bを治具12に接着固定し、一側面28aの向きを揃えて治具12上に並べる。このとき、図14に示すように、スライダバー28の他側面28dは、スライダバー28の上面28c側において、突出部28gが隣り合うスライダバー28の一側面28aを覆う保護膜27と当接すると共に、隣り合うスライダバー28に形成されたバンプ26の露出部26aと他側面28dの間には空間部T2が存在している。よって、スライダバー28の他側面28dは、隣り合うスライダバー28に形成されたバンプ26と接触することがない。
【0065】
次の加工工程の薄膜形成工程において、スライダバー28のスライダ基板24の上面24cとなる上面28cに、シリコン薄膜とカーボン薄膜をECR−CVD法により成膜、積層する。
【0066】
この薄膜形成工程において、イオン或いは電子の照射によりスライダバー28が帯電しても、スライダバー28と隣り合うスライダバー28のバンプ26の露出部26aは、空間部T2によりスライダバー28から絶縁されているので、スライダバー28の電荷は、隣り合うスライダバー28のバンプ26に流れ込むことがない。
【0067】
そして、スライダバー28の上面28cに、第一の実施の形態と同様、フォトリソ・ドライエッチングの加工工程を行って、スライダS3の磁気ディスク対向面を形成する。
【0068】
このドライエッチング工程中、イオン或いは電子の照射によりスライダバー28が帯電しても、スライダバー28と隣り合うスライダバー28のバンプ26の露出部26aは、空間部T2によりスライダバー28から絶縁されているので、スライダバー28の電荷は、隣り合うスライダバー28のバンプ26に流れ込むことがない。
また、空間部T2は、スライダバー28の上面28c側で、一側面28aと他側面28dとにより塞がれているので、スライダバー28の上面28cの削り粉が、スライダバー28の一側面28aや他側面28dに付着することがない。
【0069】
そして、第一の実施の形態と同様にスライダバー28を分割して、スライダS3の製造が完了する。
【0070】
次に、本発明の第四の実施の形態に関わる磁気ヘッド及びその製造方法を図15から図18を用いて説明する。図15に示すように、第四の実施の形態の磁気ヘッドのスライダS4は、第一の実施の形態のスライダS1と同様にフレキシャー3に取り付けられており、スライダS4は、Al23−TiC等セラミック材からなる略矩形状であるスライダ基板34と、スライダ基板34の一端面34aに形成されたヘッド素子35と、ヘッド素子35と電気的に接続され、Ni等の良導電材からなる4個(記録用2個、再生用2個)のバンプ36と、ヘッド素子36を覆い、アルミナ等の絶縁材からなる保護膜37とを有している。
【0071】
保護膜37にはそれぞれのバンプ36の位置に窓部37aが設けられて、窓部37aからバンプ36の露出部36aが露出した状態となっている。そして、バンプ36の露出部36aは、保護膜37の表面からへこんだ(没入)状態で位置したものとなっている。
【0072】
保護膜37から露出したバンプ36の露出部36aには、外部と電気的に接続するワイヤー39の先端部が接合されて、バンプ36とワイヤー39は電気的に接続されている。
一方、スライダ基板34の他端面34dは、一端面34aと平行な平面である。
【0073】
スライダ基板34の一端面34aと直交して、スライダS4の磁気ディスク対向面となる上面34cには、表面にシリコン薄膜(5Å)とカーボン薄膜(45Å)が順次積層されていると共に、シリコン薄膜とカーボン薄膜が積層された表面には、磁気ディスク駆動時にスライダS4が磁気ディスクから浮上する空気流を得るために、溝部であるエアグルーブ34eと、エアグルーブ34eの両側に設けられたレール部34fとが形成されている。
【0074】
このような第四の実施の形態の磁気ヘッドは、第一の実施の形態と同様にハード磁気ディスク装置に搭載されている。
【0075】
次に、第四の実施の形態の磁気ヘッドに関わるスライダS4の製造方法を図16〜図18に基づいて説明する。まず、図3に示す第一の実施の形態のヘッド形成工程と同様に、Al23−TiC等セラミック材からなるウエハ10の表面に複数個のヘッド素子35と、それぞれのヘッド素子35に接続するバンプ36を形成する。そして、ヘッド素子35とバンプ36を覆う保護膜37を成膜して、フォトリソ・エッチング工程により保護膜37に窓部37aを形成して、保護膜37からバンプ36の露出部を露出させる。これによって、露出部36aは保護膜37の表面からへこんだ状態となっている。
【0076】
そして、第一の実施の形態のスライダバー形成工程と同様に、図16のような複数個のヘッド素子35とバンプ36が並列に配設されたスライダバー38を切り出す。このとき、スライダバー38のスライダ基板34の一端面34aとなる面が一側面38a、スライダ基板34の上面34cとなる面が上面38c、スライダ基板34の他端面34dとなる面が他側面38d、スライダ基板34の底面34bとなる面が底面38bとなっている。
【0077】
次に、図17、図18に示すように、第一の実施の形態の設置工程と同様に、複数個のスライダバー38を、底面38bを治具12に接着固定し、一側面38aの向きを揃えて治具12上に並べる。このとき、図18に示すように、スライダバー38の他側面38dは、隣り合うスライダバー38の一側面38aを覆う保護膜37と当接し、隣り合うスライダバー38に形成されたバンプ36の露出部36aと他側面38dとの間には空間部T3が存在しているので、スライダバー38の他側面38dは隣り合うスライダバー38のバンプ36と接触することがない。
【0078】
次の加工工程の薄膜形成工程において、スライダバー38の上面38cに、シリコン薄膜とカーボン薄膜をECR−CVD法により成膜、積層する。
【0079】
この薄膜形成工程において、イオン或いは電子の照射によりスライダバー38が帯電しても、スライダバー38と隣り合うスライダバー38のバンプ36の露出部36aは、空間部T3によりスライダバー38から絶縁されているので、スライダバー38の電荷は、隣り合うスライダバー38のバンプ36に流れ込むことがない。
【0080】
そして、スライダバー38の上面38cに、第一の実施の形態と同様、フォトリソ・ドライエッチングの加工工程を行って、スライダS4の磁気ディスク対向面を形成する。
【0081】
このドライエッチング工程中、イオン或いは電子の照射によりスライダバー38が帯電しても、スライダバー38と隣り合うスライダバー38のバンプ36の露出部36aは、空間部T3によりスライダバー38から絶縁されているので、スライダバー38の電荷は、隣り合うスライダバー38のバンプ36に流れ込むことがない。
【0082】
そして、第一の実施の形態と同様にスライダバー38を分割して、スライダS4の製造が完了する。
【0083】
【発明の効果】
本発明の磁気ヘッドは、スライダ基板の一端面にヘッド素子とヘッド素子に接続されたバンプが形成されており、スライダ基板の一端面と対向する他端面には、絶縁膜が形成されている。
このような磁気ヘッドの構造では、その製造途上において、帯電したスライダ基板の他端面には、他のスライダ基板に形成されたバンプが接触することがない。 よって、帯電したスライダ基板の電荷はバンプに流れ込むことがなく、ヘッド素子の静電破壊を防ぐことができる。
【0084】
本発明の磁気ヘッドは、スライダ基板の他端面の全体が絶縁膜に覆われている。 このような磁気ヘッドの構造では、帯電したスライダ基板と他のスライダ基板に形成されたバンプとの絶縁をより確実なものとすることができる。
【0085】
本発明の磁気ヘッドは、バンプの露出部は、バンプとヘッド素子を覆う保護膜の表面と面一、又は突出した状態である。
このような磁気ヘッドの構造では、バンプと外部と電気的に接続された導電パターンとの電気的接続を、ボールボンディングとワイヤーボンディングのどちらかを選択して行うことができる。
【0086】
本発明の磁気ヘッドは、スライダ基板の一端面にヘッド素子とヘッド素子に接続されたバンプとヘッド素子とバンプを覆う保護膜が形成されており、スライダ基板の一端面と対向する他端面には、バンプの保護膜から露出した露出部と対向する位置から外れた箇所に突出部を設けて、保護膜表面から突出部までの距離がバンプの露出部から他端面までの距離よりも長くなるようにした。
このような磁気ヘッドの構造では、その製造途上において、帯電したスライダ基板の他端面は、突出部において他のスライダ基板の一端面に形成された保護膜と接触して、バンプとは接触することがなく、帯電したスライダ基板の電荷はバンプに流れ込むことがないので、ヘッド素子の静電破壊を防ぐことができる。
【0087】
本発明の磁気ヘッドは、突出部は、傾斜部で形成した。
このような磁気ヘッドの構造では、突出部を機械加工により容易に形成することができる。
【0088】
本発明の磁気ヘッドは、スライダは、一端面と直交する磁気ディスク対向面を有し、傾斜部はディスク対向面側において頂部となるように形成した。
このような磁気ヘッドの構造では、その製造途上において、磁気ディスク対向面側でスライダ基板の他端面の突出部は他のスライダ基板の一端面に形成された保護膜と接触して磁気ディスク対向面側を塞ぐので、磁気ディスク対向面の加工時に異物が前記スライダの一端面や他端面に付着することがなく、磁気ヘッドがハード磁気ディスクに搭載されたときに磁気ディスクが異物により損傷することを防ぐことができる。
【0089】
本発明の磁気ヘッドは、突出部を突条部で形成した。
このような磁気ヘッドの構造では、突出部を機械加工により容易に形成することができる。
【0090】
本発明の磁気ヘッドは、スライダが一端面と直交する磁気ディスク対向面を有し、突条部はディスク対向面と面一に形成されている。
このような磁気ヘッドの構造では、その製造途上において、磁気ディスク対向面側でスライダ基板の他端面の突条部は他のスライダ基板の一端面に形成された保護膜と接触して磁気ディスク対向面側を塞ぐので、磁気ディスク対向面の加工時に異物が前記スライダの一端面や他端面に付着することがなく、磁気ヘッドがハード磁気ディスクに搭載されたときに磁気ディスクが異物により損傷することを防ぐことができる。
【0091】
本発明の磁気ヘッドは、バンプの露出部は、保護膜の表面と面一、又は突出した状態である。
このような磁気ヘッドの構造では、バンプと外部と電気的に接続された導電パターンとの電気的接続を、ボールボンディングとワイヤーボンディングのどちらかを選択して行うことができる。
【0092】
また、本発明の磁気ヘッドは、前記バンプの前記露出部の表面は、前記保護膜の表面から没入させて形成した。
このような磁気ヘッドの構造では、その製造途上において、帯電したスライダ基板の他端面は、他のスライダ基板の一端面に形成された保護膜と接触して、バンプとは接触することがなく、帯電したスライダ基板の電荷はバンプに流れ込むことがないので、ヘッド素子の静電破壊を防ぐことができる。
【0093】
本発明の磁気ヘッドの製造方法は、複数のヘッド素子とヘッド素子に電気的に接続するバンプとが並列に配置された一側面と、絶縁膜が形成された他側面とを有するスライダバーを形成するスライダバー形成工程と、
複数個のスライダバーの向きを揃えて、互いに隣り合うスライダバーのバンプと絶縁膜とを互いに当接させて並べる設置工程と、
この設置工程の後に、前記スライダバーの前記磁気ディスク対向面を加工する加工工程とを有する。
このような磁気ヘッドの製造方法では、加工工程において、スライダバーの他側面には絶縁膜が形成されているので、帯電したスライダバーの他側面には、他のスライダバーの一側面に形成されたバンプが接触することなく、従って帯電したスライダバーの電荷はバンプに流れ込むことがなく、ヘッド素子の静電破壊を防ぐことができる。
【0094】
本発明の磁気ヘッドの製造方法は、保護膜に覆われた複数のヘッド素子とヘッド素子に電気的に接続するバンプとが並列に配置された一側面を有するスライダバーを形成するスライダバー形成工程と、
スライダバーの一側面に対向する他端面において、バンプの保護膜から露出した露出部と対向する位置から外れた箇所に、保護膜表面から他端面までの距離がバンプの露出部から他端面までの距離よりも長くなるような突出部を研削によって形成する研削工程と、
複数個のスライダバーの向きを揃えて、スライダバーの他端面の突出部を隣り合うスライダバーの一側面に形成された保護膜と当接させて並べる設置工程と
この設置工程の後に、前記スライダバーの前記磁気ディスク対向面を加工する加工工程とを有する。
このような磁気ヘッドの製造方法では、加工工程において、スライダバーの他側面と隣り合うスライダバーの一側面に形成されたバンプの露出部との間には空間部が存在するので、帯電したスライダバーの電荷はバンプに流れ込むことがなく、ヘッド素子の静電破壊を防ぐことができる。
【0095】
本発明の磁気ヘッドの製造方法は、研削工程において、他端面を研削して傾斜部からなる突出部を形成する。
このような磁気ヘッドの製造方法では、突出部を容易に形成することができる。
【0096】
本発明の磁気ヘッドの製造方法は、研削工程において、他端面を研削して突条部からなる突出部を形成する。
このような磁気ヘッドの製造方法では、突出部を容易に形成することができる。
【0097】
本発明の磁気ヘッドの製造方法は、ウエハ上において、複数のヘッド素子と、バンプと、前記ヘッド素子と前記バンプとを覆う保護膜とを形成するヘッド形成工程と、
前記保護膜の前記バンプの位置に窓部を形成して、前記保護膜から前記バンプの露出部を露出させるフォトリソ・エッチング工程と、
複数の前記ヘッド素子と前記バンプとが並列に配置された一側面を有するスライダバーを前記ウエハから切り出すスライダバー形成工程と、
複数個の前記スライダバーの向きを揃えて、前記スライダバーの前記他側面と、隣り合う前記スライダバーの前記一側面の前記保護膜を当接させて、前記バンプの前記露出部と前記他側面との間に空間部を持たせて並べる設置工程と、
この設置工程の後に、前記スライダバーの前記一側面と直交する磁気ディスク対向面を加工する加工工程とを有する
このような磁気ヘッドの製造方法では、加工工程において、スライダバーの他側面と隣り合うスライダバーの一側面に形成されたバンプの露出部との間には空間部が存在するので、帯電したスライダバーの電荷はバンプに流れ込むことがなく、ヘッド素子の静電破壊を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態の磁気ヘッドの全体図。
【図2】本発明の第一の実施の形態の磁気ヘッドの要部拡大斜視図。
【図3】本発明の第一の実施の形態の磁気ヘッドの製造方法の説明図。
【図4】本発明の第一の実施の形態の磁気ヘッドの製造方法の説明図。
【図5】本発明の第一の実施の形態の磁気ヘッドの製造方法の説明図。
【図6】図5を矢印6方向から見た側面図。
【図7】本発明の第二の実施の形態の磁気ヘッドの要部拡大斜視図。
【図8】本発明の第二の実施の形態の磁気ヘッドの製造方法の説明図。
【図9】本発明の第二の実施の形態の磁気ヘッドの製造方法の説明図。
【図10】図9を矢印10方向から見た側面図。
【図11】本発明の第3の実施の形態の磁気ヘッドの要部拡大斜視図。
【図12】本発明の第3の実施の形態の磁気ヘッドの製造方法の説明図。
【図13】本発明の第3の実施の形態の磁気ヘッドの製造方法の説明図。
【図14】図13を矢印14方向から見た側面図。
【図15】本発明の第四の実施の形態の磁気ヘッドの要部拡大斜視図。
【図16】本発明の第四の実施の形態の磁気ヘッドの製造方法の説明図。
【図17】本発明の第四の実施の形態の磁気ヘッドの製造方法の説明図。
【図18】図17の18−18線による断面図。
【図19】従来の磁気ヘッドの全体図。
【図20】従来の磁気ヘッドの要部拡大斜視図。
【図21】従来の磁気ヘッドの製造方法の説明図。
【図22】従来の磁気ヘッドの製造方法の説明図。
【図23】従来の磁気ヘッドの製造方法の説明図。
【図24】従来の磁気ヘッドの製造方法の説明図。
【符号の説明】
S1、S2、S3、S4 スライダ
T1、T2、T3 空間部
L1、L3 L2、L4 距離
4、14、24、34 スライダ基板
4a、14a、24a、34a 一端面
4b、14b、24b、34b 底面
4c、14c、24c、34c 上面
4d、14d、24d、34d 他端面
5、15、25、35 ヘッド素子
6、16、26、36 バンプ
6a、16a、26a、36a 露出部
7、17、27、37 保護膜
37a 窓部
8、18、28、38 スライダバー
8a、18a、28a、38a 一側面
8b、18b、28b、38b 底面
8c、18c、28c、38c 上面
8d、18d、28d、38d 他側面
10 ウエハ
18g、28g 突出部
21 絶縁膜

Claims (15)

  1. スライダが、スライダ基板と、該スライダ基板の一端面に形成されたヘッド素子と、該ヘッド素子を覆う保護膜と、前記ヘッド素子に電気的に接続されて、前記保護膜から露出した露出部を備えたバンプとを有し、前記ヘッド素子が形成されたスライダ基板の一端面の裏面にあたる他端面には、絶縁膜が形成されていることを特徴とする磁気ヘッド。
  2. 前記絶縁膜は、前記スライダ基板の前記他端面の全体を覆っていることを特徴とする請求項1記載の磁気ヘッド。
  3. 前記バンプの前記露出部は、前記保護膜の表面と面一、又は前記保護膜の表面に対して突出した状態であることを特徴とする請求項1または2記載の磁気ヘッド。
  4. スライダが、スライダ基板と、該スライダ基板の一端面に形成されたヘッド素子と、該ヘッド素子を覆う保護膜と、前記ヘッド素子に電気的に接続されて、前記保護膜から露出した露出部を備えたバンプとを有し、前記ヘッド素子が形成されたスライダ基板の一端面の裏面にあたる他端面に突出部設けられ、前記保護膜の表面から前記他端面に設けられた前記突出部までの距離が、前記バンプの露出部から前記他端面までの距離よりも長ことを特徴する磁気ヘッド。
  5. 前記突出部は、前記他端面に設けられた傾斜部で形成したことを特徴とする請求項4記載の磁気ヘッド。
  6. 前記スライダは、磁気ディスクと対向する磁気ディスク対向面を有し、前記傾斜部は前記ディスク対向面側において頂部を形成したことを特徴とする請求項5記載の磁気ヘッド。
  7. 前記突出部は、前記他端面から突出した突条部で形成したことを特徴とする請求項4記載の磁気ヘッド。
  8. 前記スライダは、磁気ディスクと対向する磁気ディスク対向面を有し、前記突条部は前記磁気ディスク対向面と面一に形成されたことを特徴とする請求項7記載の磁気ヘッド。
  9. 前記バンプの前記露出部は、前記保護膜の表面と面一、又は前記 保護膜の表面に対して突出した状態であることを特徴とする請求項4乃至8記載の磁気ヘッド。
  10. スライダが、スライダ基板と、該スライダ基板の一端面に形成されたヘッド素子と、該ヘッド素子を覆う保護膜と、前記ヘッド素子に電気的に接続されて、前記保護膜から露出した露出部を備えたバンプとを有し、前記バンプの前記露出部の表面は、前記保護膜の表面から没入させて形成したことを特徴とする磁気ヘッド。
  11. ウエハ上に、複数のヘッド素子と、該ヘッド素子を覆う保護膜と、それぞれの前記ヘッド素子に電気的に接続されたバンプとを形成するヘッド素子形成工程と、
    前記ウエハ上の前記ヘッド素子と前記バンプが形成された面の裏面に絶縁膜を形成する絶縁膜形成工程と、前記ウエハを切断し、複数の前記ヘッド素子とが形成された側面と、前記絶縁膜が形成された他側面とを有するスライダバーを形成するスライダバー形成工程と、スライダバー形成工程で形成された複数の前記スライダバーの向きを揃えて、隣り合うスライダバー同士が一方のスライダバーの絶縁膜が形成された側面と、他方のスライダバーの前記バンプ、または前記ヘッド素子を覆う保護膜とを当接させて並べる設置工程と、前記設置工程により配置された複数のスライダバーに、磁気ディスクと対向するための磁気ディスク対向面を加工する加工工程とを有することを特徴とする磁気ヘッドの製造方法。
  12. ウエハ上に、複数のヘッド素子と、該ヘッド素子を覆う保護膜と、それぞれの前記ヘッド素子に電気的に接続されたバンプとを形成するヘッド素子形成工程と、前記ヘッド素子が形成された前記ウエハを切断し、スライダーバーを形成するスライダバー形成工程と、前記スライダバーの前記ヘッド素子が形成された側面の裏面にあたる他側面を研削して、突出部を形成する研削工程と、前記突出部を形成した複数のスライダバーの向きを揃えて、隣り合うスライダバー同士が一方のスライダバーの前記突出部と、他方のスライダバーの前記ヘッド素子を覆う保護膜とを当接させて、前記バンプの前記露出部と前記他側面との間に空間部を持たせて並べる設置工程と、前記設置工程により配置された複数のスライダバーに、磁気ディスクと対向するための磁気ディスク対向面を加工する加工工程とを有することを特徴とする磁気ヘッドの製造方法。
  13. 前記研削工程において、前記他側面を研削して傾斜部からなる前記突出部を形成したことを特徴とする請求項12記載の磁気ヘッドの製造方法。
  14. 前記研削工程において、前記他側面を研削して突条部からなる前記突出部を形成したことを特徴とする請求項12記載の磁気ヘッドの製造方法。
  15. ウエハ上に、複数のヘッド素子と、該ヘッド素子を覆う保護膜と、それぞれの前記ヘッド素子に電気的に接続されたバンプとを形成するヘッド素子形成工程と、前記ヘッド素子形成工程により形成された前記保護膜の前記バンプの位置に窓部を形成して、前記保護膜から前記バンプの露出部を露出させるフォトリソ・エッチング工程と、前記ヘッド素子が形成された前記ウエハを切断し、スライダバーを形成するスライダバー形成工程と、スライダバー形成工程で形成された複数の前記スライダバーの向きを揃えて、隣り合うスライダバー同士が、一方のスライダバーのバンプの露出部と他方のスライダバーの前記ヘッド素子が形成された側面とを当接させて並べる設置工程と、前記設置工程により配置された複数のスライダバーに、磁気ディスクと対向するための磁気ディスク対向面を加工する加工工程とを有することを特徴とする磁気ヘッドの製造方法。
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