JPH03181080A - 浮上式スライダー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は磁気ディスク装置に用いられる浮上式スライダ
ーに関する。

従来の技術 近年、コンピューターのファイルメモリーとしての磁気
記憶装置の高密度化・大容量化はめざましいものがあり
、そのなかで、記録再生の信頼性を確保する技術の研究
開発が推し進められている。

従来、磁気ディスク装置において、記録再生用磁気ヘッ
ドは、磁気ディスクの回転にともなって、ヘッドと一体
に形成した浮上式スライダーに発生する動圧によシ、磁
気記録媒体表面から一定の距離を保って浮上させるため
、磁気記録媒体と磁気ヘッドが相互に損傷を与えること
なく記録再生の動作をする。

第２図に従来のスライダーの斜視図を示す。図に示すよ
うにスライダー１の磁気記録媒体に面する下面２は、動
圧による浮上状態をコントロールするため、左右にレー
ル部２ａを持つ構造にし、その流入端にテーパ２ｂをつ
けたり、また球面にされることもある。

なか、図中の３′は上記スライダーの前端面、４は上記
スライダーの上面である。また、スライダー１の下面２
には磁気ヘッド（図示せず）が取付けられている。

以上のように構成されたスライダーに対して、磁気ディ
スクが矢印入方向に走行するものとする。

この走行にともなって、同じく矢印入方向に向って空気
流が発生するものとする。言い換えれば磁気デイヌクや
気流に対してスライダーは矢印Ａと反対方向に進むと考
えてもよい。

発明が解決しようとする課題 しかし、上記の従来のスライダーでは、外部からの粉塵
の侵入・惟積現象におけるスライダー曲ポ＾）の空気流
をに慮していなく、第２図に示すように磁気記録媒体表
面に対し一吐直な前踏１１而形状であるため、！Ｊ！Ｊ
　ｔＩｌ？Ａ　１１７！　３’近辺に生ずる空気流の乱
れにより、周囲にヒ、逝する数μｍ径の粉塵がこの前端
面に吸・ｊｌされ、スライダーと磁気記録媒体間へ侵入
し、６゛Ｓ速の相対運動をしている磁気記録媒体とヘッ
ドは粉塵により１（）傷する。このため記録装置として
の正’ｉ：’ｒな動作が不能になるｔ・それがあった。

またこれを防ぐために、磁気記録媒体表［ｒ［１へ必要
ｒ！Ｉ−の保、７＜４人゛・１を形成することは、ヘッ
ドと磁ｅＪＪｊの間隙を増加し、記録密度の向上を妨げ
るため＋−ＩＬ１ｔしくなく、また磁気ディスク長１ｉ
ｉｅの内部に塵あいフィルクーを設１ｉｉｅすることも
装（１′を小型化に適さず、その効果も十分ではなかっ
た。

本発明は：’］！Ｊ　；ｙｉ：従来の問題に留意し、空
気流による粉塵障′どの生じない浮上式スライダーを提
供しようとするものである。

課題を解決するための手段 本発明は前記問題を解決するためスライダーの１ｆｆｉ
ｌ端面が、磁気記録媒体に面する下面の前端より、その
反対面である上面の前端が空気流に対し後退するように
傾斜した形状を有するように構成したものである。

作　　　用 本発明は上記した構成によりスライダーの前端に近付い
た粉塵がスライダーの傾斜した前端面に沿ってスライダ
ーの上方に向かうように生じた空気流によって磁気記録
媒体とスライダーの間隙に侵入することを妨げられるこ
ととなる。

実施例 第１図は本発明の一実施例のスライダーの斜視図である
。図にお・いて従来例と同機能のものには同一符号を付
けて説明を省略する。

本実施例のスライダー１はその磁気記録媒体に面する下
面２の前端よシその反対面の上面４の前端が走行方向に
対し後退するように傾斜した形状を有する前端面３とし
たものである。

以上のように１１１４成された本実施例のスライダつい
て以下その動作を説明する。

磁気記録媒体を回転させ、スライダー１は磁気記録媒体
との間の気流によシ発生する動圧によシ磁良（記録媒体
表面より０．２μｍ程度の距離を保って浮上する。この
とき磁気記録媒体の回転にともなう２宋の移動と、スラ
イダー前端面につけられた傾斜した「）１１端而３によ
ってスライダー１の前端からスライダー１の上方に向か
う空気流が発生し、磁気記録媒体表面に発生あるいは到
達した粉塵は、空気流によって上方へ流され、スライダ
ー１と磁気記録媒体の間隙に侵入することがない。

実験の一例として０．３μｍ径以上の塵あいを雰囲気気
体１立方フイ一ト中１００個に管理した比較的清浄な室
内に訃いて、７２時時間化させた場合、空気流の動きを
考慮していない従来のスライダーを用いたとき、塵あい
が原因となる磁気記録媒体の損傷が見られたのに対し、
本発明のスライダーを用いれば全く異常が認められ□か
った。

発明の効果 前記実施例の説明よシ明らかなように、本発明はスライ
ダーの傾斜した前端面に沿ってスライダーの上方に向か
うように生じた空気流によって磁気記録媒体とスライダ
ーの間隔に粉塵が侵入することを妨げ、わ）塵によるヘ
ッドと磁気記録媒体の損傷を防ぐことができる。したが
って磁気ヘッドと磁気記録媒体に損傷を与えることがな
いので、磁気記録媒体の保護層を薄く、あるいは無くし
てヘッドと磁性層の隙間を小さくできることにょシ、高
記録密度でかつ信頼性の優れた磁気記憶装置を実現でき
るものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例のスライダーを示す斜視図、
第２図は従来のスライダーを示す斜視図である。 １・・・・・・スライダー、２・・・・−・スライダー
の磁気記録媒体に面する下面、３・・・・・・スライダ
ーの前端面、４・・・・・・スライダーの上面、Ａ・−
・・・・磁気デイヌクふ−よび空気流の進行方向。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 磁気ヘッドを有し、その前端面を磁気記録媒体に面する
   下面の前端よりもその対向面である上面の前端のほうが
   空気流に対し後退するように傾斜させてなる浮上式スラ
   イダー。