JP2001084543A - 磁気ヘッド及び磁気ヘッドの製造方法 - Google Patents

磁気ヘッド及び磁気ヘッドの製造方法

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JP2001084543A JP26202299A JP26202299A JP2001084543A JP 2001084543 A JP2001084543 A JP 2001084543A JP 26202299 A JP26202299 A JP 26202299A JP 26202299 A JP26202299 A JP 26202299A JP 2001084543 A JP2001084543 A JP 2001084543A
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magnetic head
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俊彦 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ECR−CVD法による成膜時及びドライエ
ッチング工程時におけるヘッド素子の静電破壊がない磁
気ヘッド及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 本発明の磁気ヘッドは、スライダ基板4
の一端面4aにヘッド素子5とヘッド素子5に接続され
たバンプ6が形成されており、スライダ基板4の一端面
4aと対向する他端面4dには絶縁膜21が形成されて
いるので、帯電したスライダ基板4の他端面4dに他の
スライダ基板4に形成されたバンプ6が接触することな
く、よって、帯電したスライダ基板4の電荷はバンプ6
に流れ込むことがなく、ヘッド素子5の静電破壊を防ぐ
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハード磁気ディス
ク装置等に搭載される磁気ヘッド及びその製造方法に係
わる。
【0002】
【従来の技術】従来のハード磁気ディスク装置などに搭
載される磁気ヘッドは、図19と図20に示すように、
ステンレス板からなるロードビーム60には、マウント
部61と、フレキシブル基板62と、ステンレス薄板か
らなり可撓性を有するフレキシャー63が取り付けられ
ている。フレキシャー63の表面には、ポリイミド等樹
脂層を介して導電パターン63bが形成され、導電パタ
ーン63bは、フレキシブル基板62の配線部と電気的
に接続されている。
【0003】フレキシャー63の先端部は、一部が切り
欠かれて舌片部63aが形成されていると共に、この舌
片部63aにはスライダS5が固定されている。スライ
ダS5は、Al23−TiC等セラミック材からなる略
矩形状であるスライダ基板64と、スライダ基板64の
一端面64aに形成されたヘッド素子65と、ヘッド素
子65と電気的に接続され、Ni等の良導電材からなる
バンプ66と、ヘッド素子65を覆い、アルミナ等の絶
縁材からなる保護膜67とを有し、保護膜67から露出
したバンプ66の露出部66aは、保護膜67表面から
面一または突出した状態となっている。
【0004】また、スライダ基板64の一端面64aと
対向する他端面64dは、一端面64aと平行な平面で
あり、スライダ基板64の一端面64aと直交する上面
64cには、シリコン薄膜とカーボン薄膜が順次積層さ
れていると共に、溝部であるエアグルーヴ64eと、エ
アグルーヴ64eの両側にレール部64fとが設けられ
て、スライダS5の磁気ディスク対向面が形成されてい
る。
【0005】スライダS5は、スライダ基板64の上面
64cと対向する底面64bをフレキシャー63に接着
固定されており、スライダS5の一側面64aとフレキ
シャー63との角部において、Au等からなる略球形の
金属製のボール69が、バンプ66の露出部66aと導
電パターン63bの先端部の両方に接合されており、バ
ンプ66と導電パターン63bはボール69を介して電
気的に接続されている。
【0006】次に、従来の磁気ヘッドのスライダS5の
製造方法を説明する。図21に示すように、スライダ基
板64の母材となるAl23−TiC等セラミック材か
らなるウエハ70の表面に、複数個のヘッド素子65
と、それぞれのヘッド素子65に接続するバンプ66を
並べて形成し、次に、ウエハ70の表面にヘッド素子6
5とバンプ66を覆う保護膜67を成膜してから、保護
膜67の表面を研磨して、保護膜67からバンプ66の
露出部66aを露出させる。
【0007】次に、ウエハ70を、図22に示すよう
に、切断面がスライダ基板64の上面64c及び底面6
4bとなるように切断して、スライダバー68を得る。
スライダバー68の一側面68aには、複数個のヘッド
素子65と、それぞれのヘッド素子65に接続するバン
プ66が並列に配設され、スライダバー68の一側面6
8aと対向する他側面68dは、一側面68aと平行な
平面である。
【0008】そして、複数個のスライダバー68を、図
23に示すように、一側面64aの向きを揃え、スライ
ダ基板64の底面64bとなる底68bを治具72上に
接着固定して並べる。このとき、図24に示すように、
スライダバー68のバンプ66の露出部66aは、隣り
合うスライダバー68の他側面68dに当接した状態と
なっている。
【0009】次に、複数個が並べられたスライダバー6
8のスライダ基板64の上面64cとなる上面68c
に、ECR−CVD法によりシリコン薄膜とカーボン薄
膜を順次成膜・積層する。
【0010】そして、スライダバー68の上面68cに
レジスト膜(図示せず)を形成し、フォトリソグラフィ
ーにより、スライダS5の磁気ディスク対向面形状に合
わせてレジスト膜をパターニングする。
【0011】そして、ドライエッチング工程において、
スライダバー68にイオン或いは電子を照射して、スラ
イダバー68の上面68cのレジスト膜から露出した部
分を削り取り、スライダS5の磁気ディスク対向面を形
成する。
【0012】そして、スライダバー68の上面68cか
らレジスト膜を剥離して、スライダバー68を治具72
から外した後、スライダバー68を分割して、スライダ
S5の製造が完了する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来の磁気ヘッド及び
その製造方法では、スライダS5の保護膜67から露出
したバンプ66の露出部66aが、その製造工程におい
て、他のスライダS5のAl23−TiC等からなるス
ライダ基板64の他端面64dに当接した状態となって
いる。
【0014】このような状態では、ECR−CVD法に
よるシリコン薄膜やカーボン薄膜の薄膜形成工程時及び
イオンミリング等のドライエッチング工程時において、
スライダ基板64はイオン或いは電子の照射により帯電
する。Al23−TiC等からなるスライダ基板64は
導電性を有するため、図24のように、電荷はスライダ
基板64から、スライダ基板64の他端面64dに当接
したバンプ66に流れ込み、ヘッド素子65が静電破壊
されるという問題があった。本発明は、ECR−CVD
法による成膜時及びドライエッチング工程時におけるヘ
ッド素子の静電破壊がない磁気ヘッド及びその製造方法
を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の磁気ヘッドは、
スライダが、スライダ基板と、該スライダ基板の一端面
に形成されたヘッド素子と、該ヘッド素子を覆う保護膜
と、前記ヘッド素子に電気的に接続されて、前記保護膜
から露出した露出部を備えたバンプとを有し、前記スラ
イダ基板の一端面に対向する他端面には、絶縁膜が形成
されている。
【0016】さらに、本発明の磁気ヘッドは、前記絶縁
膜が、前記スライダ基板の前記他端面の全体を覆ってい
る。
【0017】さらに、本発明の磁気ヘッドは、前記バン
プの前記露出部が前記保護膜の表面と面一、又は突出し
た状態である。
【0018】また本発明の磁気ヘッドは、スライダが、
スライダ基板と、該スライダ基板の一端面に形成された
ヘッド素子と、該ヘッド素子を覆う保護膜と、前記ヘッ
ド素子に電気的に接続されて、前記保護膜から露出した
露出部を備えたバンプとを有し、前記スライダ基板の一
端面に対向する他端面において、前記バンプの前記露出
部と対向する位置から外れた箇所に突出部を設けて、前
期保護膜の表面から前記他端面に設けられた前記突出部
までの距離が、前記バンプの露出部から前記他端面まで
の距離よりも長くなるようにした。
【0019】さらに、本発明の磁気ヘッドは、前記突出
部を前記他端面に設けられた傾斜部で形成した。
【0020】さらに、本発明の磁気ヘッドは、前記スラ
イダが、前記一端面と直交する磁気ディスク対向面を有
し、前記傾斜部は前記ディスク対向面側において頂部を
形成している。
【0021】また本発明の磁気ヘッドは、前記突出部
を、前記他端面から突出した突条部で形成した。
【0022】さらに、本発明の磁気ヘッドは、前記スラ
イダが、前記他端面と直交する磁気ディスク対向面を有
し、前記突条部が前記磁気ディスク対向面と面一に形成
されている。
【0023】さらに、本発明の磁気ヘッドは、前記バン
プの前記露出部が、前記保護膜の表面と面一、又は突出
した状態である。
【0024】また、本発明の磁気ヘッドは、前記バンプ
の前記露出部の表面を、前記保護膜の表面から没入させ
て形成した。
【0025】本発明の磁気ヘッドの製造方法は、ウエハ
上において、複数のヘッド素子と、それぞれの前記ヘッ
ド素子に電気的に接続されたバンプと、前記ヘッド素子
を覆う保護膜とを形成するヘッド形成工程と、前記ウエ
ハ上の前記ヘッド素子と前記バンプが形成された面と対
向する面に絶縁膜を形成する絶縁膜形成工程と、複数の
前記ヘッド素子と前記バンプとが並列に配置された一面
と、前記絶縁膜が形成された他面とを有するスライダバ
ーを前記ウエハから切り出すスライダバー形成工程と、
複数個の前記スライダバーの向きを揃えて、互いに隣り
合う前記スライダバーの前記バンプ、または前記一側面
と前記絶縁膜とを互いに当接して並べる設置工程と、こ
の設置工程の後に、前記スライダバーの前記一側面と略
直交する磁気ディスク対向面を加工する加工工程とを有
する。
【0026】本発明の磁気ヘッドの製造方法は、ウエハ
上において、複数のヘッド素子と、それぞれの前記ヘッ
ド素子に電気的に接続されたバンプと、前記ヘッド素子
と前記バンプとを覆う保護膜とを形成するヘッド形成工
程と、複数の前記ヘッド素子と前記バンプとが並列に配
置された一側面を有するスライダバーを前記ウエハから
切り出すスライダバー形成工程と前記スライダバーの一
側面に対向する他側面を研削して、前記バンプの前記保
護膜から露出した露出部と対向する位置から外れた箇所
に突出部を形成する研削工程と、複数個の前記スライダ
バーの向きを揃えて、前記スライダバーの前記他側面の
前記突出部と、隣り合う前記スライダバーの前記一側面
の前記保護膜とを当接させて、前記バンプの前記露出部
と前記他側面との間に空間部を持たせて並べる設置工程
と、この設置工程の後に、前記スライダバーの前記一側
面と直交する磁気ディスク対向面を加工する加工工程と
を有する。
【0027】さらに、本発明の磁気ヘッドの製造方法
は、前記研削工程において、前記他側面を研削して傾斜
部からなる前記突出部を形成する。
【0028】さらに、本発明の磁気ヘッドの製造方法
は、前記研削工程において、前記他側面を研削して突条
部からなる前記突出部を形成する。
【0029】また、本発明の磁気ヘッドの製造方法は、
ウエハ上において、複数のヘッド素子と、それぞれの前
記ヘッド素子に電気的に接続されたバンプと、前記ヘッ
ド素子と前記バンプとを覆う保護膜とを形成するヘッド
形成工程と、前記保護膜の前記バンプの位置に窓部を形
成して、前記保護膜から前記バンプの露出部を露出させ
るフォトリソ・エッチング工程と、複数の前記ヘッド素
子と前記バンプとが並列に配置された一側面を有するス
ライダバーを前記ウエハから切り出すスライダバー形成
工程と、複数個の前記スライダバーの向きを揃えて、前
記スライダバーの前記他側面と、隣り合う前記スライダ
バーの前記一側面の前記保護膜とを当接させて、前記バ
ンプの前記露出部と前記他側面との間に空間部を持たせ
て並べる設置工程と、この設置工程の後に、前記スライ
ダバーの前記一側面と直交する磁気ディスク対向面を加
工する加工工程とを有することを特徴とする磁気ヘッド
の製造方法。
【0030】
【発明の実施の形態】本発明の磁気ヘッドならびにその
製造方法を図1〜図18を用いて説明する。まず、本発
明の第一の実施の形態について説明すると、ハード磁気
ディスク装置などに搭載される磁気ヘッドは、ステンレ
ス板からなるロードビーム2に、マウント部1と、フレ
キシブル基板13と、ステンレス薄板からなり可撓性を
有するフレキシャー3が取り付けられている。フレキシ
ャー3の表面には、ポリイミド等樹脂層を介して導電パ
ターン3bが形成され、導電パターン3bは、フレキシ
ブル基板13の配線部と電気的に接続されている。
【0031】フレキシャー3の先端部は、図2に示すよ
うに、一部が切りかかれて舌片部3aが形成されている
と共に、この舌片部3aにはスライダS1が固定されて
いる。スライダS1は、Al23−TiC等セラミック
材からなる略矩形状であるスライダ基板4と、スライダ
基板4の一端面4aに設けられたヘッド素子5と、ヘッ
ド素子5と電気的に接続され、Ni等の良導電材からな
る4個(記録用2個、再生用2個)のバンプ6と、ヘッ
ド素子5を覆い、アルミナ等の絶縁材からなる保護膜7
とを有し、保護膜7から露出したバンプ6の露出部6a
は、保護膜7表面から面一または突出した状態となって
いる。
【0032】また、スライダ基板4の一端面4aと対向
する他端面4dは一端面4aと平行な平面であり、その
表面の全体にはアルミナやSiO2等の膜からなり厚さ
が0.3〜1μmである絶縁膜(高抵抗材:表面抵抗1
6Ω/□以上)21が、形成されている。
【0033】スライダ基板4の一端面4aと直交して、
スライダS1の磁気ディスク対向面を構成する上面4c
には、表面にシリコン薄膜(5Å)とカーボン薄膜(4
5Å)が順次積層されていると共に、シリコン薄膜とカ
ーボン薄膜が積層された表面には、磁気ディスク駆動時
にスライダS1が磁気ディスクから浮上する空気流を得
るために、溝部であるエアグルーブ4eと、エアグルー
ブ4eの両側に設けられたレール部4fとが形成されて
いる。
【0034】スライダS1の一端面4aとフレキシャー
3との角部において、Au等からなる略球形の金属製の
ボール9がバンプ6の露出部6aと導電パターン3bの
先端部の両方に接合されており、バンプ6と導電パター
ン3bはボール9を介して電気的に接続されている。即
ち、バンプ6は、導電パターン3bとボール9を介し
て、フレキシブル基板13の配線部に電気的に接続され
ている。なお、上述の例では、フレキシブル基板13の
配線部とバンプ6との電気的な接続を導電パターン3b
とボール9を介して行ったが、フレキシブル基板13の
配線部と電気的に接続するワイヤーをバンプ6の露出部
6aに接合してもよい。
【0035】このようなスライダS1を備えた磁気ヘッ
ドは、スライダS1の磁気ディスク対向面が磁気ディス
クの磁気記録面に対向するようにハード磁気ディスク装
置に搭載される。ハード磁気ディスク装置の駆動時にお
いて、スライダS1は磁気ディスクの回転により発生す
る空気流を磁気ディスク対向面に受けて浮上し、磁気デ
ィスクとヘッド素子5との間に微小間隔を維持しながら
ヘッド素子5により磁気ディスクに記録及び再生を行う
ようになっている。
【0036】次に、第一の実施の形態に関わる磁気ヘッ
ドのスライダS1の製造方法を図3から図6を用いて説
明する。まず、図3に示すように、ヘッド形成工程にお
いて、Al23−TiC等セラミック材からなるウエハ
10の表面に複数個のヘッド素子5と、それぞれのヘッ
ド素子5に接続するバンプ6を並べて形成する。そし
て、ウエハ10の表面にヘッド素子5とバンプ6を覆う
保護膜7を成膜してから、保護膜7の表面を研磨して保
護膜7からバンプ6の露出部6aを露出させる。そし
て、絶縁膜形成工程において、ウエハ10の裏面に、ア
ルミナやSiO2等からなる絶縁膜21を形成する。な
お、上述の例では、まずヘッド形成工程を行ったが、ヘ
ッド形成工程と絶縁膜形成工程は、どちらを先に行って
も良い。
【0037】次に、図4に示すスライダバー形成工程に
おいて、ウエハ10を切断面がスライダ基板4の上面4
cと底面4bとなるように切断して、スライダバー8を
得る。このスライダバー8の一側面8aには、複数のヘ
ッド素子5とバンプ6とが並列に配置さた状態となって
おり、スライダバー8の一側面8aと対向する他側面8
dは絶縁膜21に覆われている。
【0038】そして、図5、図6に示す設置工程におい
て、複数個のスライダバー8の一側面8aの向きを揃え
て治具12上に並べる。このとき、スライダバー8は、
スライダ基板4の底面4bとなる底面8bが治具12に
接着固定されて、スライダ基板4の上面4cの磁気ディ
スク対向面が形成される面が上面8cとなっている。
【0039】このとき、図6に示すように、スライダバ
ー8の他側面8dを覆う絶縁膜21は、隣り合うスライ
ダバー8に形成されたバンプ6の露出部6aと当接した
状態となっている。なお、このとき、露出部6aの表面
が、保護膜7と面一の場合は、保護膜7が絶縁膜21と
当接した状態となる。
【0040】次の加工工程の薄膜形成工程では、スライ
ダバー8の上面8cに、シリコン薄膜をECR−CVD
法により成膜して、更に、シリコン薄膜表面にカーボン
薄膜をECR−CVD法により成膜、積層する。
【0041】この成膜工程中、イオン或いは電子の照射
によりスライダバー8が帯電しても、帯電したスライダ
バー8は、隣り合うスライダバー8のバンプ6の露出部
6aと絶縁膜21により絶縁されているので、スライダ
バー8の電荷は、隣り合うスライダバー8のバンプ6に
流れ込むことがない。
【0042】そして、シリコン薄膜とカーボン薄膜が順
次積層されたスライダ8の上面8cにレジスト膜(図示
せず)を形成し、フォトリソグラフィーにより、スライ
ダSの磁気ディスク対向面の形状に合わせてレジスト膜
をパターニングする。
【0043】そして、加工工程のドライエッチング工程
において、スライダバー8にイオン或いは電子を照射し
て、スライダバー8の上面8cのレジスト膜から露出し
た部分を削り取り、スライダS1の磁気ディスク対向面
を形成する。
【0044】このドライエッチング工程中、イオン或い
は電子の照射によりスライダバー8が帯電しても、帯電
したスライダバー8は、隣り合うスライダバー8のバン
プ6の露出部6aと絶縁膜21により絶縁されているの
で、スライダバー8の電荷は、隣り合うスライダバー8
のバンプ6に流れ込むことがない。
【0045】そして、スライダバー8の上面8cからレ
ジスト膜を剥離して、スライダバー8を治具12から外
した後、スライダバー8を分割して、第一の実施の形態
のスライダS1の製造が完了する。
【0046】次に、本発明の第二の実施の形態に関わる
磁気ヘッド及びその製造方法を図7から図10を用いて
説明する。図7に示すように、第二の実施の形態の磁気
ヘッドのスライダS2は、第一の実施の形態のスライダ
S1と同様にフレキシャー3に取り付けられており、ス
ライダS2は、Al23−TiC等セラミック材からな
る略矩形状であるスライダ基板14と、スライダ基板1
4の一端面14aに形成されたヘッド素子15と、ヘッ
ド素子15と電気的に接続され、Ni等の良導電材から
なる4個(記録用2個、再生用2個)のバンプ16と、
ヘッド素子15を覆い、アルミナ等の絶縁材からなる保
護膜17とを有し、保護膜17から露出したバンプ16
の露出部16aは、保護膜17表面から面一または突出
した状態となっている。
【0047】スライダ基板14の一端面14aと直交し
て、スライダS2の磁気ディスク対向面となる上面14
cには、表面にシリコン薄膜(5Å)とカーボン薄膜
(45Å)が順次積層されていると共に、シリコン薄膜
とカーボン薄膜が積層された表面には、磁気ディスク駆
動時にスライダS2が磁気ディスクから浮上する空気流
を得るために、溝部であるエアグルーブ14eと、エア
グルーブ14eの両側に設けられたレール部14fとが
形成されている。
【0048】また、スライダ基板14の一端面14aと
対向する他端面14dにおいて、バンプ16の露出部1
6aと対向する位置から外れた箇所に突出部14gが設
けられて、露出部16aから他端面14dの露出部16
aと対応する位置までの距離L1よりも、保護膜17表
面の突出部14gに対応する位置から突出部14gまで
の距離L2が長くなっている。この突出部14gはスラ
イダ基板14の他端面14dに設けられた傾斜部からな
り、傾斜部の頂部がスライダ基板14の上面14cと面
一となっている。即ち、この傾斜部により、一端面14
aと他端面14dとの距離は上面14cから離れるに従
って短くなるものとなっている。
【0049】このような第二の実施の形態の磁気ヘッド
は、第一の実施の形態と同様にハード磁気ディスク装置
に搭載されている。
【0050】次に、第二の実施の形態の磁気ヘッドに関
わるスライダS2の製造方法を図8〜図10を用いて説
明する。まず、図3に示す第一の実施の形態のヘッド形
成工程と同様に、ウエハ10の表面に複数個のヘッド素
子15とバンプ6とを並べて形成する。そして、第一の
実施の形態のスライダバー形成工程と同様に、図8のよ
うな複数個のヘッド素子15とバンプ16が並列に配設
されたスライダバー18を形成する。このとき、スライ
ダバー18は、スライダ基板14の一端面14aとなる
面が一側面18a、スライダ基板14の上面14cとな
る面が上面18c、スライダ14基板の他端面14dと
なる面が他側面18d、スライダ基板14の底面14b
となる面が底面18bとなっている。
【0051】そして、研削工程において、スライダバー
18の他側面18dを、グラインダ等の機械加工により
研削して、スライダバー18の他端面18dが傾斜部と
なるように削り取って、傾斜部からなる突出部18gを
形成する。
【0052】次に、図9、図10に示すように、第一の
実施の形態の設置工程と同様、複数個のスライダバー1
8を、底面18bを治具12に接着固定し、一側面18
aの向きを揃えて治具12上に並べる。このとき、図1
0に示すように、スライダバー18の他側面18dは、
スライダバー18の上面18c側において突出部18g
が隣り合うスライダバー18の一側面18aを覆う保護
膜17と当接すると共に、隣り合うスライダバー18の
一側面18aに設けられたバンプ16の露出部16aと
他側面18dの間には空間部T1が存在している。よっ
て、スライダバー18の他側面18dは、隣り合うスラ
イダバー18に形成されたバンプ16と接触することが
ない。
【0053】次の加工工程の薄膜形成工程では、スライ
ダバー18のスライダ基板14の上面14cとなる上面
18cに、シリコン薄膜とカーボン薄膜をECR−CV
D法により成膜、積層する。
【0054】この薄膜形成工程において、イオン或いは
電子の照射によりスライダバー18が帯電しても、スラ
イダバー18と隣り合うスライダバー18のバンプ16
の露出部16aは、空間部T1によりスライダバー18
から絶縁されているので、スライダバー18の電荷は、
隣り合うスライダバー18のバンプ16に流れ込むこと
がない。
【0055】そして、スライダバー18の上面18c
に、第一の実施の形態と同様、フォトリソ・ドライエッ
チングの加工工程を行って、スライダS2の磁気ディス
ク対向面を形成する。
【0056】このドライエッチング工程中、イオン或い
は電子の照射によりスライダバー18が帯電しても、ス
ライダバー18と隣り合うスライダバー18のバンプ1
6の露出部16aは、空間部T1によりスライダバー1
8から絶縁されているので、スライダバー18の電荷
は、隣り合うスライダバー18のバンプ16に流れ込む
ことがない。また、空間部T1は、スライダバー18の
上面18c側で、一側面18aと他側面18dとにより
塞がれているので、スライダバー18の上面18cの削
り粉が、スライダバー18の一側面18aや他側面18
dに付着することがない。
【0057】そして、第一の実施の形態と同様にスライ
ダバー18を分割して、スライダS2の製造が完了す
る。
【0058】次に、本発明の第3の実施の形態に関わる
磁気ヘッド及びその製造方法を図11から図14を用い
て説明する。図11に示すように、第3の実施の形態の
磁気ヘッドのスライダS3は、第一の実施の形態のスラ
イダS1と同様にフレキシャー3に取り付けられてお
り、スライダS3は、Al23−TiC等セラミック材
からなる略矩形状であるスライダ基板24と、スライダ
基板24の一端面24aに形成されたヘッド素子25
と、ヘッド素子25と電気的に接続され、Ni等の良導
電材からなる4個(記録用2個、再生用2個)のバンプ
26と、ヘッド素子25を覆い、アルミナ等の絶縁材か
らなる保護膜27とを有し、保護膜26から露出したバ
ンプ26の露出部26aは、保護膜27表面から面一ま
たは突出した状態となっている。
【0059】スライダ基板24の一端面24aと直交し
て、スライダS3の磁気ディスク対向面となる上面24
cには、表面にシリコン薄膜(5Å)とカーボン薄膜
(45Å)が順次積層されていると共に、シリコン薄膜
とカーボン薄膜が積層された表面には、磁気ディスク駆
動時にスライダS3が磁気ディスクから浮上する空気流
を得るために、溝部であるエアグルーブ24eとエアグ
ルーブ24eの両側に設けられたレール部24fとが形
成されている。
【0060】また、スライダ基板24の一端面24aと
対向する他端面24dにおいて、バンプ26の露出部2
6aと対向する位置から外れた箇所に突出部24gが設
けられて、露出部26aから他端面24dの露出部26
aに対応する位置までの距離L3よりも、突出部24g
に対応する保護膜27表面から突出部24gまでの距離
L4が長くなっている。この突出部24gは、スライダ
基板24の他端面24dに設けられた突条部からなり、
突条部は上面24cと面一となっている。
【0061】このような第3の実施の形態の磁気ヘッド
は、第一の実施の形態と同様にハード磁気ディスク装置
に搭載されている。
【0062】次に、第3の実施の形態の磁気ヘッドに関
わるスライダS3の製造方法を図12〜図14に基づい
て説明する。まず、第二の実施の形態のスライダバー形
成工程と同様に、図12のような複数個のヘッド素子2
5とバンプ26が並列に配設されたスライダバー28を
切り出す。このとき、スライダバー28のスライダ基板
24の一端面24aとなる面が一側面28a、スライダ
基板24の上面24cとなる面が上面28c、スライダ
基板24の他端面24dとなる面が他側面28d、スラ
イダ基板24の底面24bとなる面が底面28bとなっ
ている。
【0063】そして、研削工程において、スライダバー
28の他側面28dを、グラインダ等の機械加工により
研削して、突条部からなる突出部28gを形成する。
【0064】次に、図13、図14に示すように、第一
の実施の形態の設置工程と同様に、複数個のスライダバ
ー28を、スライダバー28の底面28bを治具12に
接着固定し、一側面28aの向きを揃えて治具12上に
並べる。このとき、図14に示すように、スライダバー
28の他側面28dは、スライダバー28の上面28c
側において、突出部28gが隣り合うスライダバー28
の一側面28aを覆う保護膜27と当接すると共に、隣
り合うスライダバー28に形成されたバンプ26の露出
部26aと他側面28dの間には空間部T2が存在して
いる。よって、スライダバー28の他側面28dは、隣
り合うスライダバー28に形成されたバンプ26と接触
することがない。
【0065】次の加工工程の薄膜形成工程において、ス
ライダバー28のスライダ基板24の上面24cとなる
上面28cに、シリコン薄膜とカーボン薄膜をECR−
CVD法により成膜、積層する。
【0066】この薄膜形成工程において、イオン或いは
電子の照射によりスライダバー28が帯電しても、スラ
イダバー28と隣り合うスライダバー28のバンプ26
の露出部26aは、空間部T2によりスライダバー28
から絶縁されているので、スライダバー28の電荷は、
隣り合うスライダバー28のバンプ26に流れ込むこと
がない。
【0067】そして、スライダバー28の上面28c
に、第一の実施の形態と同様、フォトリソ・ドライエッ
チングの加工工程を行って、スライダS3の磁気ディス
ク対向面を形成する。
【0068】このドライエッチング工程中、イオン或い
は電子の照射によりスライダバー28が帯電しても、ス
ライダバー28と隣り合うスライダバー28のバンプ2
6の露出部26aは、空間部T2によりスライダバー2
8から絶縁されているので、スライダバー28の電荷
は、隣り合うスライダバー28のバンプ26に流れ込む
ことがない。また、空間部T2は、スライダバー28の
上面28c側で、一側面28aと他側面28dとにより
塞がれているので、スライダバー28の上面28cの削
り粉が、スライダバー28の一側面28aや他側面28
dに付着することがない。
【0069】そして、第一の実施の形態と同様にスライ
ダバー28を分割して、スライダS3の製造が完了す
る。
【0070】次に、本発明の第四の実施の形態に関わる
磁気ヘッド及びその製造方法を図15から図18を用い
て説明する。図15に示すように、第四の実施の形態の
磁気ヘッドのスライダS4は、第一の実施の形態のスラ
イダS1と同様にフレキシャー3に取り付けられてお
り、スライダS4は、Al23−TiC等セラミック材
からなる略矩形状であるスライダ基板34と、スライダ
基板34の一端面34aに形成されたヘッド素子35
と、ヘッド素子35と電気的に接続され、Ni等の良導
電材からなる4個(記録用2個、再生用2個)のバンプ
36と、ヘッド素子36を覆い、アルミナ等の絶縁材か
らなる保護膜37とを有している。
【0071】保護膜37にはそれぞれのバンプ36の位
置に窓部37aが設けられて、窓部37aからバンプ3
6の露出部36aが露出した状態となっている。そし
て、バンプ36の露出部36aは、保護膜37の表面か
らへこんだ(没入)状態で位置したものとなっている。
【0072】保護膜37から露出したバンプ36の露出
部36aには、外部と電気的に接続するワイヤー39の
先端部が接合されて、バンプ36とワイヤー39は電気
的に接続されている。一方、スライダ基板34の他端面
34dは、一端面34aと平行な平面である。
【0073】スライダ基板34の一端面34aと直交し
て、スライダS4の磁気ディスク対向面となる上面34
cには、表面にシリコン薄膜(5Å)とカーボン薄膜
(45Å)が順次積層されていると共に、シリコン薄膜
とカーボン薄膜が積層された表面には、磁気ディスク駆
動時にスライダS4が磁気ディスクから浮上する空気流
を得るために、溝部であるエアグルーブ34eと、エア
グルーブ34eの両側に設けられたレール部34fとが
形成されている。
【0074】このような第四の実施の形態の磁気ヘッド
は、第一の実施の形態と同様にハード磁気ディスク装置
に搭載されている。
【0075】次に、第四の実施の形態の磁気ヘッドに関
わるスライダS4の製造方法を図16〜図18に基づい
て説明する。まず、図3に示す第一の実施の形態のヘッ
ド形成工程と同様に、Al23−TiC等セラミック材
からなるウエハ10の表面に複数個のヘッド素子35
と、それぞれのヘッド素子35に接続するバンプ36を
形成する。そして、ヘッド素子35とバンプ36を覆う
保護膜37を成膜して、フォトリソ・エッチング工程に
より保護膜37に窓部37aを形成して、保護膜37か
らバンプ36の露出部を露出させる。これによって、露
出部36aは保護膜37の表面からへこんだ状態となっ
ている。
【0076】そして、第一の実施の形態のスライダバー
形成工程と同様に、図16のような複数個のヘッド素子
35とバンプ36が並列に配設されたスライダバー38
を切り出す。このとき、スライダバー38のスライダ基
板34の一端面34aとなる面が一側面38a、スライ
ダ基板34の上面34cとなる面が上面38c、スライ
ダ基板34の他端面34dとなる面が他側面38d、ス
ライダ基板34の底面34bとなる面が底面38bとな
っている。
【0077】次に、図17、図18に示すように、第一
の実施の形態の設置工程と同様に、複数個のスライダバ
ー38を、底面38bを治具12に接着固定し、一側面
38aの向きを揃えて治具12上に並べる。このとき、
図18に示すように、スライダバー38の他側面38d
は、隣り合うスライダバー38の一側面38aを覆う保
護膜37と当接し、隣り合うスライダバー38に形成さ
れたバンプ36の露出部36aと他側面38dとの間に
は空間部T3が存在しているので、スライダバー38の
他側面38dは隣り合うスライダバー38のバンプ36
と接触することがない。
【0078】次の加工工程の薄膜形成工程において、ス
ライダバー38の上面38cに、シリコン薄膜とカーボ
ン薄膜をECR−CVD法により成膜、積層する。
【0079】この薄膜形成工程において、イオン或いは
電子の照射によりスライダバー38が帯電しても、スラ
イダバー38と隣り合うスライダバー38のバンプ36
の露出部36aは、空間部T3によりスライダバー38
から絶縁されているので、スライダバー38の電荷は、
隣り合うスライダバー38のバンプ36に流れ込むこと
がない。
【0080】そして、スライダバー38の上面38c
に、第一の実施の形態と同様、フォトリソ・ドライエッ
チングの加工工程を行って、スライダS4の磁気ディス
ク対向面を形成する。
【0081】このドライエッチング工程中、イオン或い
は電子の照射によりスライダバー38が帯電しても、ス
ライダバー38と隣り合うスライダバー38のバンプ3
6の露出部36aは、空間部T3によりスライダバー3
8から絶縁されているので、スライダバー38の電荷
は、隣り合うスライダバー38のバンプ36に流れ込む
ことがない。
【0082】そして、第一の実施の形態と同様にスライ
ダバー38を分割して、スライダS4の製造が完了す
る。
【0083】
【発明の効果】本発明の磁気ヘッドは、スライダ基板の
一端面にヘッド素子とヘッド素子に接続されたバンプが
形成されており、スライダ基板の一端面と対向する他端
面には、絶縁膜が形成されている。このような磁気ヘッ
ドの構造では、その製造途上において、帯電したスライ
ダ基板の他端面には、他のスライダ基板に形成されたバ
ンプが接触することがない。 よって、帯電したスライ
ダ基板の電荷はバンプに流れ込むことがなく、ヘッド素
子の静電破壊を防ぐことができる。
【0084】本発明の磁気ヘッドは、スライダ基板の他
端面の全体が絶縁膜に覆われている。 このような磁気
ヘッドの構造では、帯電したスライダ基板と他のスライ
ダ基板に形成されたバンプとの絶縁をより確実なものと
することができる。
【0085】本発明の磁気ヘッドは、バンプの露出部
は、バンプとヘッド素子を覆う保護膜の表面と面一、又
は突出した状態である。このような磁気ヘッドの構造で
は、バンプと外部と電気的に接続された導電パターンと
の電気的接続を、ボールボンディングとワイヤーボンデ
ィングのどちらかを選択して行うことができる。
【0086】本発明の磁気ヘッドは、スライダ基板の一
端面にヘッド素子とヘッド素子に接続されたバンプとヘ
ッド素子とバンプを覆う保護膜が形成されており、スラ
イダ基板の一端面と対向する他端面には、バンプの保護
膜から露出した露出部と対向する位置から外れた箇所に
突出部を設けて、保護膜表面から突出部までの距離がバ
ンプの露出部から他端面までの距離よりも長くなるよう
にした。このような磁気ヘッドの構造では、その製造途
上において、帯電したスライダ基板の他端面は、突出部
において他のスライダ基板の一端面に形成された保護膜
と接触して、バンプとは接触することがなく、帯電した
スライダ基板の電荷はバンプに流れ込むことがないの
で、ヘッド素子の静電破壊を防ぐことができる。
【0087】本発明の磁気ヘッドは、突出部は、傾斜部
で形成した。このような磁気ヘッドの構造では、突出部
を機械加工により容易に形成することができる。
【0088】本発明の磁気ヘッドは、スライダは、一端
面と直交する磁気ディスク対向面を有し、傾斜部はディ
スク対向面側において頂部となるように形成した。この
ような磁気ヘッドの構造では、その製造途上において、
磁気ディスク対向面側でスライダ基板の他端面の突出部
は他のスライダ基板の一端面に形成された保護膜と接触
して磁気ディスク対向面側を塞ぐので、磁気ディスク対
向面の加工時に異物が前記スライダの一端面や他端面に
付着することがなく、磁気ヘッドがハード磁気ディスク
に搭載されたときに磁気ディスクが異物により損傷する
ことを防ぐことができる。
【0089】本発明の磁気ヘッドは、突出部を突条部で
形成した。このような磁気ヘッドの構造では、突出部を
機械加工により容易に形成することができる。
【0090】本発明の磁気ヘッドは、スライダが一端面
と直交する磁気ディスク対向面を有し、突条部はディス
ク対向面と面一に形成されている。このような磁気ヘッ
ドの構造では、その製造途上において、磁気ディスク対
向面側でスライダ基板の他端面の突条部は他のスライダ
基板の一端面に形成された保護膜と接触して磁気ディス
ク対向面側を塞ぐので、磁気ディスク対向面の加工時に
異物が前記スライダの一端面や他端面に付着することが
なく、磁気ヘッドがハード磁気ディスクに搭載されたと
きに磁気ディスクが異物により損傷することを防ぐこと
ができる。
【0091】本発明の磁気ヘッドは、バンプの露出部
は、保護膜の表面と面一、又は突出した状態である。こ
のような磁気ヘッドの構造では、バンプと外部と電気的
に接続された導電パターンとの電気的接続を、ボールボ
ンディングとワイヤーボンディングのどちらかを選択し
て行うことができる。
【0092】また、本発明の磁気ヘッドは、前記バンプ
の前記露出部の表面は、前記保護膜の表面から没入させ
て形成した。このような磁気ヘッドの構造では、その製
造途上において、帯電したスライダ基板の他端面は、他
のスライダ基板の一端面に形成された保護膜と接触し
て、バンプとは接触することがなく、帯電したスライダ
基板の電荷はバンプに流れ込むことがないので、ヘッド
素子の静電破壊を防ぐことができる。
【0093】本発明の磁気ヘッドの製造方法は、複数の
ヘッド素子とヘッド素子に電気的に接続するバンプとが
並列に配置された一側面と、絶縁膜が形成された他側面
とを有するスライダバーを形成するスライダバー形成工
程と、複数個のスライダバーの向きを揃えて、互いに隣
り合うスライダバーのバンプと絶縁膜とを互いに当接さ
せて並べる設置工程と、この設置工程の後に、前記スラ
イダバーの前記磁気ディスク対向面を加工する加工工程
とを有する。このような磁気ヘッドの製造方法では、加
工工程において、スライダバーの他側面には絶縁膜が形
成されているので、帯電したスライダバーの他側面に
は、他のスライダバーの一側面に形成されたバンプが接
触することなく、従って帯電したスライダバーの電荷は
バンプに流れ込むことがなく、ヘッド素子の静電破壊を
防ぐことができる。
【0094】本発明の磁気ヘッドの製造方法は、保護膜
に覆われた複数のヘッド素子とヘッド素子に電気的に接
続するバンプとが並列に配置された一側面を有するスラ
イダバーを形成するスライダバー形成工程と、スライダ
バーの一側面に対向する他端面において、バンプの保護
膜から露出した露出部と対向する位置から外れた箇所
に、保護膜表面から他端面までの距離がバンプの露出部
から他端面までの距離よりも長くなるような突出部を研
削によって形成する研削工程と、複数個のスライダバー
の向きを揃えて、スライダバーの他端面の突出部を隣り
合うスライダバーの一側面に形成された保護膜と当接さ
せて並べる設置工程とこの設置工程の後に、前記スライ
ダバーの前記磁気ディスク対向面を加工する加工工程と
を有する。このような磁気ヘッドの製造方法では、加工
工程において、スライダバーの他側面と隣り合うスライ
ダバーの一側面に形成されたバンプの露出部との間には
空間部が存在するので、帯電したスライダバーの電荷は
バンプに流れ込むことがなく、ヘッド素子の静電破壊を
防ぐことができる。
【0095】本発明の磁気ヘッドの製造方法は、研削工
程において、他端面を研削して傾斜部からなる突出部を
形成する。このような磁気ヘッドの製造方法では、突出
部を容易に形成することができる。
【0096】本発明の磁気ヘッドの製造方法は、研削工
程において、他端面を研削して突条部からなる突出部を
形成する。このような磁気ヘッドの製造方法では、突出
部を容易に形成することができる。
【0097】本発明の磁気ヘッドの製造方法は、ウエハ
上において、複数のヘッド素子と、バンプと、前記ヘッ
ド素子と前記バンプとを覆う保護膜とを形成するヘッド
形成工程と、前記保護膜の前記バンプの位置に窓部を形
成して、前記保護膜から前記バンプの露出部を露出させ
るフォトリソ・エッチング工程と、複数の前記ヘッド素
子と前記バンプとが並列に配置された一側面を有するス
ライダバーを前記ウエハから切り出すスライダバー形成
工程と、複数個の前記スライダバーの向きを揃えて、前
記スライダバーの前記他側面と、隣り合う前記スライダ
バーの前記一側面の前記保護膜を当接させて、前記バン
プの前記露出部と前記他側面との間に空間部を持たせて
並べる設置工程と、この設置工程の後に、前記スライダ
バーの前記一側面と直交する磁気ディスク対向面を加工
する加工工程とを有するこのような磁気ヘッドの製造方
法では、加工工程において、スライダバーの他側面と隣
り合うスライダバーの一側面に形成されたバンプの露出
部との間には空間部が存在するので、帯電したスライダ
バーの電荷はバンプに流れ込むことがなく、ヘッド素子
の静電破壊を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態の磁気ヘッドの全体
図。
【図2】本発明の第一の実施の形態の磁気ヘッドの要部
拡大斜視図。
【図3】本発明の第一の実施の形態の磁気ヘッドの製造
方法の説明図。
【図4】本発明の第一の実施の形態の磁気ヘッドの製造
方法の説明図。
【図5】本発明の第一の実施の形態の磁気ヘッドの製造
方法の説明図。
【図6】図5を矢印6方向から見た側面図。
【図7】本発明の第二の実施の形態の磁気ヘッドの要部
拡大斜視図。
【図8】本発明の第二の実施の形態の磁気ヘッドの製造
方法の説明図。
【図9】本発明の第二の実施の形態の磁気ヘッドの製造
方法の説明図。
【図10】図9を矢印10方向から見た側面図。
【図11】本発明の第3の実施の形態の磁気ヘッドの要
部拡大斜視図。
【図12】本発明の第3の実施の形態の磁気ヘッドの製
造方法の説明図。
【図13】本発明の第3の実施の形態の磁気ヘッドの製
造方法の説明図。
【図14】図13を矢印14方向から見た側面図。
【図15】本発明の第四の実施の形態の磁気ヘッドの要
部拡大斜視図。
【図16】本発明の第四の実施の形態の磁気ヘッドの製
造方法の説明図。
【図17】本発明の第四の実施の形態の磁気ヘッドの製
造方法の説明図。
【図18】図17の18−18線による断面図。
【図19】従来の磁気ヘッドの全体図。
【図20】従来の磁気ヘッドの要部拡大斜視図。
【図21】従来の磁気ヘッドの製造方法の説明図。
【図22】従来の磁気ヘッドの製造方法の説明図。
【図23】従来の磁気ヘッドの製造方法の説明図。
【図24】従来の磁気ヘッドの製造方法の説明図。
【符号の説明】
S1、S2、S3、S4 スライダ T1、T2、T3 空間部 L1、L3 L2、L4 距離 4、14、24、34 スライダ基板 4a、14a、24a、34a 一端面 4b、14b、24b、34b 底面 4c、14c、24c、34c 上面 4d、14d、24d、34d 他端面 5、15、25、35 ヘッド素子 6、16、26、36 バンプ 6a、16a、26a、36a 露出部 7、17、27、37 保護膜 37a 窓部 8、18、28、38 スライダバー 8a、18a、28a、38a 一側面 8b、18b、28b、38b 底面 8c、18c、28c、38c 上面 8d、18d、28d、38d 他側面 10 ウエハ 18g、28g 突出部 21 絶縁膜
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Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スライダが、スライダ基板と、該スライ
    ダ基板の一端面に形成されたヘッド素子と、該ヘッド素
    子を覆う保護膜と、前記ヘッド素子に電気的に接続され
    て、前記保護膜から露出した露出部を備えたバンプとを
    有し、前記スライダ基板の一端面に対向する他端面に
    は、絶縁膜が形成されていることを特徴とする磁気ヘッ
    ド。
  2. 【請求項2】 前記絶縁膜は、前記スライダ基板の前記
    他端面の全体を覆っていることを特徴とする請求項1記
    載の磁気ヘッド。
  3. 【請求項3】 前記バンプの前記露出部は、前記保護膜
    の表面と面一、又は突出した状態であることを特徴とす
    る請求項1または2記載の磁気ヘッド。
  4. 【請求項4】 スライダが、スライダ基板と、該スライ
    ダ基板の一端面に形成されたヘッド素子と、該ヘッド素
    子を覆う保護膜と、前記ヘッド素子に電気的に接続され
    て、前記保護膜から露出した露出部を備えたバンプとを
    有し、前記スライダ基板の一端面に対向する他端面にお
    いて、前記バンプの前記露出部と対向する位置から外れ
    た箇所に突出部を設けて、前記保護膜の表面から前記他
    端面に設けられた前記突出部までの距離が、前記バンプ
    の露出部から前記他端面までの距離よりも長くなるよう
    にしたことを特徴する磁気ヘッド。
  5. 【請求項5】 前記突出部は、前記他端面に設けられた
    傾斜部で形成したことを特徴とする請求項4記載の磁気
    ヘッド。
  6. 【請求項6】 前記スライダは、前記一端面と直交する
    磁気ディスク対向面を有し、前記傾斜部は前記ディスク
    対向面側において頂部を形成したことを特徴とする請求
    項5記載の磁気ヘッド。
  7. 【請求項7】 前記突出部は、前記他端面から突出した
    突条部で形成したことを特徴とする請求項4記載の磁気
    ヘッド。
  8. 【請求項8】 前記スライダは、前記他端面と直交する
    磁気ディスク対向面を有し、前記突条部は前記磁気ディ
    スク対向面と面一に形成されたことを特徴とする請求項
    7記載の磁気ヘッド。
  9. 【請求項9】 前記バンプの前記露出部は、前記保護膜
    の表面と面一、又は突出した状態であることを特徴とす
    る請求項4乃至8記載の磁気ヘッド。
  10. 【請求項10】 前記バンプの前記露出部の表面は、前
    記保護膜の表面から没入させて形成したことを特徴とす
    る磁気ヘッド。
  11. 【請求項11】 ウエハ上において、複数のヘッド素子
    と、それぞれの前記ヘッド素子に電気的に接続されたバ
    ンプとを形成するヘッド形成工程と、前記ウエハ上の前
    記ヘッド素子と前記バンプが形成された表面と対向する
    裏面に絶縁膜を形成する絶縁膜形成工程と、複数の前記
    ヘッド素子と前記バンプとが並列に配置された一側面
    と、前記絶縁膜が形成された他側面とを有するスライダ
    バーを前記ウエハから切り出すスライダバー形成工程
    と、複数個の前記スライダバーの向きを揃えて、前記ス
    ライダバーの前記他側面に形成された絶縁膜と、隣り合
    う前記スライダバーの前記バンプ、または前記一側面と
    を当接させて並べる設置工程と、この設置工程の後に、
    前記スライダバーの前記一側面と直交する磁気ディスク
    対向面を加工する加工工程とを有することを特徴とする
    磁気ヘッドの製造方法。
  12. 【請求項12】 ウエハ上において、複数のヘッド素子
    と、それぞれの前記ヘッド素子に電気的に接続されたバ
    ンプと、前記ヘッド素子と前記バンプとを覆う保護膜と
    を形成するヘッド形成工程と、複数の前記ヘッド素子と
    前記バンプとが並列に配置された一側面を有するスライ
    ダバーを前記ウエハから切り出すスライダバー形成工程
    と、前記スライダバーの一側面に対向する他側面を研削
    して、前記バンプの前記保護膜から露出した露出部と対
    向する位置から外れた箇所に突出部を形成する研削工程
    と、複数個の前記スライダバーの向きを揃えて、前記ス
    ライダバーの前記他側面の前記突出部と、隣り合う前記
    スライダバーの前記一側面の前記保護膜とを当接させ
    て、前記バンプの前記露出部と前記他側面との間に空間
    部を持たせて並べる設置工程と、この設置工程の後に、
    前記スライダバーの前記一側面と直交する磁気ディスク
    対向面を加工する加工工程とを有することを特徴とする
    磁気ヘッドの製造方法。
  13. 【請求項13】 前記研削工程において、前記他側面を
    研削して傾斜部からなる前記突出部を形成したことを特
    徴とする請求項12記載の磁気ヘッドの製造方法。
  14. 【請求項14】 前記研削工程において、前記他側面を
    研削して突条部からなる前記突出部を形成したことを特
    徴とする請求項12記載の磁気ヘッドの製造方法。
  15. 【請求項15】 ウエハ上において、複数のヘッド素子
    と、それぞれの前記ヘッド素子に電気的に接続されたバ
    ンプと、前記ヘッド素子と前記バンプとを覆う保護膜と
    を形成するヘッド形成工程と、 前記保護膜の前記バンプの位置に窓部を形成して、前記
    保護膜から前記バンプの露出部を露出させるフォトリソ
    ・エッチング工程と、複数の前記ヘッド素子と前記バン
    プとが並列に配置された一側面を有するスライダバーを
    前記ウエハから切り出すスライダバー形成工程と、複数
    個の前記スライダバーの向きを揃えて、前記スライダバ
    ーの前記他側面と、隣り合う前記スライダバーの前記一
    側面の前記保護膜を当接させて、前記バンプの前記露出
    部と前記他側面との間に空間部を持たせて並べる設置工
    程と、この設置工程の後に、前記スライダバーの前記一
    側面と直交する磁気ディスク対向面を加工する加工工程
    とを有することを特徴とする磁気ヘッドの製造方法。
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