JPH09501000A - 改善されたエアベアリングスライダ及びヘッドジンバルアセンブリ - Google Patents

改善されたエアベアリングスライダ及びヘッドジンバルアセンブリ

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JPH09501000A
JPH09501000A JP8503891A JP50389196A JPH09501000A JP H09501000 A JPH09501000 A JP H09501000A JP 8503891 A JP8503891 A JP 8503891A JP 50389196 A JP50389196 A JP 50389196A JP H09501000 A JPH09501000 A JP H09501000A
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slider
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head suspension
mounting
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アルト、ロバート・エイ
エモ、ブルース・ディー
ケルジック、ゲイリー・エフ
Original Assignee
インテグラル・ペリフェラルズ・インコーポレイテッド
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    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
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  • Supporting Of Heads In Record-Carrier Devices (AREA)
  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 エアベアリングスライダ(200)は、階段形状またはテーパ形状に形成された切除部(212)を有するマウンティングサイドを有する。階段形状は、エアベアリングスライダ(200)の背面に隣接する接着面(211)と、エアベアリングスライダ(200)の前面に隣接するノッチ面を含む。ノッチ面の方が接着面よりもエアベアリング面に近接している。テーパ形状は、エアベアリングスライダ(200)の背面に隣接する接着面(211)と、エアベアリングスライダ(200)の前面に隣接するテーパ面を含み、テーパ面は接着面に対してある角度を有する。切除部(212)によって提供される隙間によって、エアベアリングスライダ(200)と、エアベアリングスライダ(200)を支持するロードビーム周囲部分の間の干渉が除去される。切り欠き及び/またはエッチング領域が、接着面(211)に近接したところに於いて、ロードビーム周囲部分に設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】 改善されたエアベアリングスライダ及びヘッドジンバルアセンブリ発明の背景 発明の技術分野 本発明は硬質のディスクを用いた情報記憶装置の分野に関する。より詳細には 、一体に形成されたフレクシャ(flexure)を有するロードビーム(load beam) 上に、読み取り/書き込み磁気記憶要素を支持するための装置及び方法に関する 。従来技術の説明 読み出し/書き込みヘッドを支持するための一体に形成されたフレクシャを有 する一体型ロードビームを用いた磁気ヘッドサスペンションは、従来に於いても 知られている。クリスチャンソン(Christianson)に付与された米国特許第5, 282,102号明細書には、そのようなサスペンションの一つが開示されてい る。ミネソタ州ハッチンソン(Hutchinson)のハッチンソン・テクノロジー社( Hutchinson Technology,Inc.)によって刊行された“Type 1650 Product Summa ry(1992年9月14日)”にも、別のサスペンションが開示されている。 従来技術であるハッチンソン・テクノロジーのタイプ1650(Type 1650) サスペンション100(第1A図)は、リフトロッド192(第1C図に図示) 、ロードビーム101、及びロードビーム周囲部分103及び104によって支 持されたフレクシャ110を含んでいる。フレクシャ110は、ロードビーム1 01に於いて、スロット112、114及び116、ウィンドウ122、124 、126及び128を形成するように材料を除去することによって形成される。 フレクシャ110は、サポート132、134、136及び138を含んでおり 、それらはロードビーム周囲部分103及び104とロール要素142及び14 4を 接続している。これらのロール要素によって環状のジンバル要素(gimbal eleme nt)150が支持されている。ジンバル要素150は、ピッチ要素152及び1 54によってマウンティングパッド160につながっており、そこに従来技術の エアベアリングスライダ(air bearing slider)170が支持される(図1B) 。 エアベアリングスライダ170は、エアベアリングサイド171と反対側のマ ウンティングサイド172とを有する固体ブロックである。エアベアリングサイ ド171はチャネル面175を有しており、それによって一対のレール174A と174Bが分離されている。各レールは前面177に隣接するテーパフラット 176A及び176Bを有している。磁気的読み出し/書き込み要素178はエ アベアリングスライダ170の背面179にマウントされる。エアベアリングス ライダ170のマウンティングサイド172は、第1D図に示されているように 平坦面となっている。 エアベアリングスライダ170がサスペンション100上にマウントされてい るとき、エアベアリングスライダの角184、186及び188はロードビーム 周囲部分103及び104に重なる(第1C図)。この重なりは、非使用状態時 のショック(non-operational shock)に於いてリミットストップとして働くよ うに意図的に設けらる。エアベアリングスライダ170の角180は、サスペン ション100によって制約されるようにも制約されないようにもすることができ 、それはエアベアリングスライダ170がマウンティングパッド160にマウン トされるとき、どのように配置されるかによる。第IB図を参照されたい。ピッ チ角(X軸)及びロール角(Y軸)は、角184、186及び188に於けるリ ミットストップによってどちらの方向にも10°未満に制限される。また、非使 用状態時のショックに於けるエアベアリングスライダ1 70のZ軸方向(第1B図の座標系190を参照されたい)の動きを抑制するた め、ロール要素142及び144、ピッチ要素152及び154のスチフネス( stiffness)は大きく保たれている。 以前はエアベアリングスライダを支持するのに別個のフレクシャが必要とされ ていた。タイプ1650サスペンションでは、エアベアリングスライダとロード ビーム周囲部分の間の隙間は、エッチング及び成形(forming)を用いて、以下 のように形成されている。サポート132、134、136及び138は、ロー ドビーム周囲部分103及び104を含む面からスロープ状に抜け出て、フレク シャ110を別の面へと持ち上げている。ロール要素142及び144は、サポ ート132、134(ロール要素142に対して)及びサポート136、138 (ロール要素144に対して)によって、ロードビーム周囲部分103及び10 4を含む面から距離tL=0.075mmにある面内に支持されている。従って 、エアベアリングスライダ170とロードビーム周囲部分103及び104との 間には、第1C図に示されているように、エアベアリングスライダの角184、 186及び188に於いて、名目上の隙間CSL=0.075mmが存在する。 更に、ロール要素144の一部は、部分144A(第1C図に於いてハッチン グによって示されている)が部分144Bより薄くなるようにエッチングされて いる。例えば、典型的な(しかし絶対的なものではない)従来用いられている寸 法は、厚さtL=0.075mmのロードビームを厚さtF=0.025mmにエ ッチングすることによって得られ、その結果エアベアリングスライダ170とロ ール要素142Aの間の名目上の隙間はエリア182に於いてCAZ=tL−tF= 0.050mmとなっている(第1C図及び第1D図、より詳細には第1E図を 参照方)。ロール要素142はロール要素144と同様に、部分142A及び1 4 2Bを有している。ジンバル要素150は部分144A及び142Aと同じ厚さ を有している。上記に示した名目上の隙間は、エアベアリングスライダ170が 荷重されていないときの隙間である。 フレクシャ110の厚さが減少していることによって、エアベアリングスライ ダ170のZ軸コンプライアンスが増加しており、エアベアリングスライダ17 0がディスク上にロードされているとき(エアベアリングによってディスク表面 を飛行しているとき)、サスペンションの予荷重(典型的には3乃至3.5グラ ム)によって隙間CSLは減少して0.020mm未満になる。また、(フレクシ ャ110のZ軸方向コンプライアンスのため)隙間CAZは減少して0.005m m未満になる。適用される許容誤差によっては、エアベアリングスライダ170 のエッジとロール要素142の間に領域182に於いて干渉(interference)が 発生し得る(第1C図)。このような干渉が発生すると、予荷重点がレール17 4A及び174Bのエアベアリング面の圧力中心に対して前方に移動し、エアベ アリングスライダ170の飛行特性(flying characteristics)が変化する。極 端な場合、エアベアリングの非安定性によりヘッドクラッシュが起きることもあ る。 上記の干渉の問題は、Z軸ショック荷重によって一層大きくなる。使用モード に於いて、サスペンション100をディスクへと荷重するようなショックが発生 すると、サスペンション100の質量荷重によってエアベアリングスライダ17 0とロードビーム周囲部分103及び104の間の隙間が減少する(サスペンシ ョン100の実行質量はエアベアリングスライダ170の質量の約3倍大きい) 。ショックが60Gより大きいと、エアベアリングスライダ170の角184、 186及び188に於いて衝突が発生することがあり、それによってエアベアリ ング面174A及び174Bの角がディスクと接触する結果にもなり得る。 干渉の問題は、エアベアリングスライダの隙間CAZ及びCSLを大きくすること によって軽減することができる。しかしながら、エアベアリングスライダの隙間 を増加させることは特別なサスペンションの設計を必要とし、大幅な設備の変更 及び多額の費用を要する。発明の要約 本発明の目的の一つは、上述した干渉の問題に対し、高価でなく簡単で効果的 な解決法を与えることである。 本発明によると、マウンティングサイドに切除部を含むエアベアリングスライ ダが提供される。この切除部は、ノッチ(階段形状となる)またはテーパ面(テ ーパ形状となる)をエアベアリングスライダのマウンティングサイドに形成する ことによって設けることができる。階段形状は、エアベアリングスライダの背面 に隣接する接着面と、エアベアリングスライダの前面に隣接するノッチ面を含む 。ノッチ面の方が接着面よりエアベアリング面の近くに位置する。従って、ノッ チの設けられたエアベアリングスライダがサスペンション上にマウントされると き、ノッチ面の方が接着面よりエアベアリングスライダを支持するロードビーム 周囲部分から離れて位置する。 テーパ形状は、エアベアリングスライダの背面に隣接する接着面と、エアベア リングスライダの前面に隣接するテーパ面を有する。テーパ面は、エアベアリン グスライダの厚さが前面に於いて背面より薄くなるように接着面に対してある角 度を持つ。 エアベアリングスライダの切除部によって、エアベアリングスライダとロード ビーム周囲部分の間の干渉が除去される。また、エアベアリングスライダはその 切除部に於いてロードビーム周囲部分と重なり、この重なりによって、ディスク からのアンロード時に於けるエアベアリングスライダの角度変位が制限される。 更に、エアベアリングスライダの切 除部の深さはグラインディング(grinding)時に容易に変えることができ、従来 技術のサスペンションのエアベアリングスライダの隙間を増加させるのに必要で あった大幅な設備変更をすることなく、カスタマイズされた多様なドライブ装置 仕様(ピッチ及びロールスチフネス、グラム荷重、最大角度変位)を実現するこ とができる。 本発明の一実施例では、サスペンションは2つの外側周縁と2つの内側周縁と を含む特有の凹凸状周縁を有するマウンティングパッドを含んでいる。内側周縁 のためフレクシャのピッチ要素を従来技術のピッチ要素より長くすることができ 、ピッチスチフネスがより小さくなっているノッチ面の深さ、フレクシャの厚さ 、及びピッチ要素の長さを制御することにより、角度変位制限機能を維持しつつ 、ピッチ及びロールスチフネスの最適化が可能となっている。 しかしながら、ピッチ及びロールスチフネスが小さくなると、エアベアリング スライダの接着面の角とロードビーム周囲部分の接触が発生し得るようになる。 これは、特に使用状態に於けるZ軸ショック荷重のもとで起こりやすい。エアベ アリングスライダの接着面の角とロードビーム周囲部分の間の接触の可能性をな くすため、接着面に近接したロードビーム周囲部分に切り欠きが設けられる。切 り欠きは、エアベアリングスライダがZ軸方向に動くとき接着面が容易にロード ビーム周囲部分を通過できるように設けられる。サスペンションのロードビーム 周囲部分への切り欠きは、新たなエッチアートワーク(etch artwork)を作るこ とによって、エッチング処理を用いて容易に形成することができる。実施態様に よっては、エアベアリングスライダがロードビーム周囲部分と重なるようにして もよく、そのような重なりは、ディスクからのアンロード時に於けるエアベアリ ングスライダの角度変位を制限する。 本発明の別の実施例では、切り欠きは付加的な部分エッチングゾーン に置き換えられる。部分エッチングゾーンは、エアベアリングスライダがZ軸方 向に動くとき付加的な隙間が生成されるように形成される。付加的な部分エッチ ングゾーンは、エアベアリングスライダのディスクからのアンロード時に於ける エアベアリングスライダの角度変位を制限する働きもする。図面の簡単な説明 第1A図は、一体に形成されたフレクシャを備えたロードビームを有する従来 技術のタイプ1650サスペンションの平面図である。 第1B図、第1C図及び第1D図は、それぞれ、フレクシャにエアベアリング スライダがマウントされた従来技術のタイプ1650サスペンションの斜視図、 平面図、及び断面図(第1C図のライン1D−1Dに沿って取られた断面図)で ある。 第1E図は、第1D図内の円で囲まれた領域の拡大図である。 第2A図は、本発明に基づくエアベアリングスライダの上面図である。 第2B図は、第2A図のエアベアリングスライダの正面図である。 第2C図は、第2A図のエアベアリングスライダの底面図である。 第2D図は、第2B図のエアベアリングスライダの側面図である。 第2E図、第2F図、第2G図及び第2H図は、それぞれ、本発明に基づくエ アベアリングスライダの別の実施例の上面図、側面図、底面図及び背面図である 。 第3A図は、従来技術のタイプ1650サスペンション上にマウントされた第 2A図のエアベアリングスライダの平面図である。 第3B図は、第3A図のライン3B−3Bに沿って取られた断面図である。 第3C図は、第3B図の円で囲まれた領域の拡大図であり、第1A図のサスペ ンションと第2A図のエアベアリングスライダの間の隙間を図 示している。 第3D図は、従来技術のタイプ1650サスペンション上にマウントされた第 2E図のエアペアリングスライダの平面図である。 第3E図は、第3C図のライン3D−3Dに沿って取られた断面図である。 第3F図は、第3E図の円で囲まれた領域の拡大図であり、第1A図のサスペ ンションと第2E図のエアペアリングスライダの間の隙間を図示している。 第4A図は、本発明に基づくサスペンションの平面図である。 第4B図は、第4A図のサスペンションのフレクシャの拡大図である。 第4C図は、第4B図のライン4C−4Cに沿って取られた断面図である。 第4D図は、第4B図のマウンティングパッドの外側及び内側周縁の拡大図で ある。 第4E図は、第4A図のサスペンション上にマウントされた第2A図のエアベ アリングスライダの平面図である。 第4F図は、第4A図のサスペンション上にマウントされた第2E図のエアベ アリングスライダの平面図である。 第5A図は、本発明に基づくサスペンションの別の実施例の平面図である。 第5B図は、第5A図のライン5B−5Bに沿って取られた断面図である。 第5C図は、第5A図のサスペンション上にマウントされた第1B図の従来技 術のエアベアリングスライダの平面図である。 第5D図は、第5C図のライン5D−5Dに沿って取られた断面図である。 第5E図は、第5D図の円で囲まれた領域の拡大図であり、第2A図のエアベ アリングスライダと第5A図のサスペンションの間の隙間を図示している。 第5F図は、第5A図のサスペンション上にマウントされた第2A図のエアベ アリングスライダの平面図である。 第5G図は、第5F図のライン5G−5Gに沿って取られた断面図である。 第5H図は、第5G図の円で囲まれた領域の拡大図であり、第2A図のエアベ アリングスライダと第5A図のサスペンションの間の隙間を図示している。 第6A図は、本発明に基づくサスペンションの別の実施例の平面図である。 第6B図は、第6A図のライン6B−6Bに沿って取られた断面図である。 第6C図は、第6A図のサスペンション上にマウントされた第2A図のエアベ アリングスライダの平面図である。 第6D図は、第6C図のライン6D−6Dに沿って取られた断面図である。 第6E図は、第6A図のサスペンション上にマウントされた第2A図のエアベ アリングスライダの斜視図である。 第6F図は、第6A図のサスペンション上にマウントされた第2E図のエアベ アリングスライダの平面図である。 第6G図は、第6F図のライン6G−6Gに沿って取られた断面図である。 第6H図は、第6A図のサスペンション上にマウントされた第2E図のエアベ アリングスライダの斜視図である。好適実施例の詳細な説明 第2A図、第2B図、第2C図及び第2D図は、それぞれ、本発明に基づくエ アベアリングスライダの一実施例200の上面図、側面図、底面図及び背面図で ある。エアベアリングスライダ200は、エアベアリングサイド201(第2A 図、第2B図及び第2D図)と、エアベアリングサイド201とは反対側のマウ ンティングサイド202(第2B図、第2C図及び第2D図)を有している。エ アベアリングサイド201はエアベアリング面を提供する2つのレール203A 及び203B(第2A図及び第2D図)を有しており、これらのレールはチャネ ル面204によって分離されている。レール203A及び203Bの各々は、エ アベアリングスライダ200の前面206に隣接するテーパフラット部205A 及び205Bをそれぞれ備えている。前面206の反対側は背面207であり、 そこには読み出し書き込み要素290がマウントされている(第2D図)。 マウンティングサイド202は階段形状210を有している。階段形状210 は3つの面を含む。即ち、背面207に隣接する接着面211、前面206に隣 接するノッチ面212、及びノッチ接続面213である(第2B図)。ノッチ面 212の方が接着面211よりエアベアリング面203A及び203Bにより近 接している。従って、ノッチが設けられたエアベアリングスライダ200がサス ペンション上にマウントされるとき、ノッチ面212はエアベアリングスライダ を支持するロードビーム周囲部分から接着面211よりも離れることとなる。 接着面211は長さlA(第2B図)と幅W(第2D図)を有している。更に 、接着面211はレール203A及び203Bのエアベアリング面から第1距離 tAA(第2D図)だけ離れている。ノッチ面212は長さlN(第2B図)を有 しており、エアベアリングスライダ200の全長L =lN+lAとなっている(第2A図)。ノッチ面212はレール203A及び2 03Bのエアベアリング面から距離tNA(第2B図)の位置にあり、ノッチ深さ dN=tAA−tNAとなっている(第2B図)。ノッチ面212は前面206に隣 接しており、接着面211は背面207に隣接している。ノッチ面212は半径 rNの曲率を有するノッチ接続面213によって隣接する接着面211に接続さ れている。 エアベアリングスライダ200のマウンティングサイド202は階段形状21 0のため4つより多くの角を有している。前方の2つのノッチ面の角221及び 222(第2C図)は、前面206、ノッチ面212及び長手方向側面208及 び209の交差によってそれぞれ形成されている。後部の接着面の角225及び 226は、背面207、接着面211及び長手方向側面208及び209の交差 によって形成されている。最後に、ノッチと接着面の境に形成された角223及 び224は、ノッチ接続面213、接着面211及び長手方向側面208及び2 09の交差によってそれぞれ形成されている。 本発明の一実施例では、ノッチ面212はグラインディングによって形成され る。本発明の一実施例では、エアベアリングスライダ200は以下の寸法を有し ている。エアベアリングスライダ200は、幅W=1.600mm、長さL=2 .032mm及び厚さtAA=0.432mmを有している。ノッチ面212は、 長さlN=0.600mmとなるように形成されており、接着面211は長さlA =1.432mmを有している。ノッチ面212に於けるエアベアリングスライ ダ200の厚さはtNA=0.352mmであり、ノッチ深さdN=0.080m mとなる。ノッチ接続面213は、半径rN=0.080mmの曲率を有する。 第2E図、第2F図、第2G図及び第2H図は、それぞれ、本発明に基づくエ アベアリングスライダの別の実施形態250の上面図、側面図、 底面図及び背面図である。エアベアリングスライダ250は、エアベアリングサ イド251(第2E図、第2F図及び第2H図)と、マウンティングサイド25 2(第2F図、第2G図、及び第2H図)を有しており、マウンティングサイド 252はエアベアリングサイド251の反対側に位置する。エアベアリングサイ ド251は、エアベアリングスライダ200(第2A図)のエアベアリングサイ ド201に類似している。 マウンティングサイド252はテーパ形状260を有する。テーパ形状260 は2つの面を含む。即ち、背面257に隣接する接着面261と前面256に隣 接するテーパ面262である(第2F図)。 接着面261は、長さlA(第2G図)及び幅W(第2H図)を有しており、 それらは第2B図及び第2D図の接着面211の長さ及び幅(上記に示した)に 等しい。更に、エアベアリングスライダ250は、レール253A及び253B のエアベアリング面と接着面261との間に第1の厚さtAA(第2H図)を有し ており、これはエアベアリングスライダ200の対応する距離tAA(第2D図) に等しい。 テーパ面262は長さlT(第2G図)を有しており、エアベアリングスライ ダ250の全長L=lT+lAとなっている(第2E図)。この長さはエアベアリ ングスライダ200の全長に等しい。テーパ面262はライン263に於いて角 度θで接着面261と交差している(第2G図及び第2F図)。前面256に於 いて、スライダ250はテーパ面262とレール253A及び253Bのエアベ アリング面との間に第2の厚さtTA(第2F図のtNAと同一)を有しており、従 ってテーパ深さdT=tCA−tTAである。第2F図に示されている実施例では、 テーパ深さdTは、上述したスライダ200のノッチ深さdNに等しい。更に、テ ーパ面の長さlTはエアベアリングスライダ200のノッチ面の長さlNに等しい 。従って、角度θは、tanθ=(dT/lT)によって与えられる。 一実施例では、θ=0.13ラジアン(0.8°)である。 上記では、エアベアリングスライダ250はエアベアリングスライダ200と 類似したまたは同じ寸法を有しているが、エアベアリングスライダ250は本発 明に従う任意の所望の寸法を取り得る。 製造に用いられる機械加工プロセスにどちらがより適合しているかにより、エ アベアリングスライダ200またはエアベアリングスライダ250のどちらを使 用してもよい。本明細書中で開示されているエアベアリングスライダは、フェラ イト、CaTiまたはAl23−TiCのような材料を用いて、当業者には公知 のプロセスによって製造することができる。 第3A図及び第3B図は、従来技術のサスペンション100上にマウントされ たノッチが設けられたエアベアリングスライダ200の平面図及び断面図(ライ ン3B−3Bに沿った断面図)である。本発明によると、エポキシのような接着 剤をサスペンションのマウンティングパッドに施し、エアベアリングスライダの 接着面を接着剤と接触するように置くことによってエアベアリングスライダをマ ウントすることができる。エアベアリングスライダ200がサスペンション10 0上にマウントされているとき、ノッチ面212の領域228とロール要素の領 域142Aとの間には、エアベアリングスライダ・フレクシャ間隔CNF(第3C 図)が存在する。この隙間CNFは0.130mmに等しく、ノッチ深さdN=0 .080mmのため従来技術のエアベアリングスライダ・フレクシャ間隔CAZよ りも大きい。また、ノッチ面212とサスペンション100の間(エアベアリン グスライダ200の角221、222及び226とロードビーム周囲部分103 及び104の間)のエアベアリングスライダ・ロードビーム間隔CNL=0.15 5mmは、ノッチ深さdNの分だけ従来技術のエアベアリングスライダ・ロード ビーム間隔CSLより大 きい。 第3D図及び第3E図は、従来技術のサスペンション100上にマウントされ たテーパ部が設けられたエアベアリングスライダ250の平面図及び断面図(ラ イン3E−3Eに沿った断面図)である。テーパ面262とロール要素領域14 2Aとの間には、エアベアリングスライダ・フレクシャ間隔CTF(第3F図)が 存在する。この隙間CTFは、上述した第3C図の隙間CNFと等しい。更に、エア ベアリングスライダ・ロードビーム間隙CTLも、上述した第3C図の隙間CNLに 等しい。 従って、切除部を有するエアベアリングスライダ(例えばエアベアリングスラ イダ200及び250の一方)では、エアベアリングスライダのディスク上への ロード時に於けるエアベアリングスライダのマウンティング面とロードビーム周 囲部分103及び104との間の干渉が除去されている。また、切除部を有する エアベアリングスライダは、ノッチ面212またはテーパ面262に於いてロー ドビーム周囲部分103及び104に重なり、エアベアリングスライダのディス クからのアンロード時、エアベアリングスライダの角度変位が制限される。更に 、エアベアリングスライダの切除部の深さdNまたはdTは、カスタマイズされた 多様なドライブ装置設計仕様(ピッチ及びロールスチフネス、グラム荷重、最大 角度変位)に合わせてグラインディング時に容易に変更することが可能であり、 従来技術のサスペンションでエアベアリングスライダの隙間を広げるのに必要と されていた大幅な設備変更も必要ない。 読み出し/書き込み要素の最適な読み出し/書き込み及び信頼性特性を得るの に要求される精度内にエアベアリングスライダの飛行高さ(flying height)を 維持するため、サスペンションのロール及びピッチ捻れスチフネスは小さく(3 .0μNmm/deg未満の範囲)保たれなければならない。スライダとサスペ ンションの組合せ(上記)の特性を改 善するため、ピッチ及びロールスチフネスは小さくされ、エアベアリングスライ ダ上により大きなグラム荷重が用いられた。このようにスチフネスを小さくする には、エアベアリングスライダのマウンティングサイドとロードビーム周囲部分 103及び104の間の隙間をより大きくすることが必要であったが、それはノ ッチ面212及びテーパ面262のような切除部によって与えられる。第4A図 乃至第4E図に例示されている実施例では、以下に述べるように、エアベアリン グスライダ200のノッチによって隙間が付加されている。 第4A図は、本発明に基づくサスペンション400の平面図である。サスペン ション400は、リフトロッド480、ロードビーム401及びロードビーム4 01と一体に形成されたフレクシャ410を含んでいる。サスペンション400 は、本明細書中に開示されている他のサスペンションと同様に、例えば300シ リーズのようなステンレススチールから形成されている。サスペンション400 は、本明細書中に開示されている他のサスペンションと同様に、Morehouse等に 付与された米国特許第5,289,325号明細書に開示され権利請求されてい るようなディスクドライブ装置に於いて用いるのに適している。この特許は全体 として本明細書中に引証として加えられる。 フレクシャ410は、第4B図、第4C図及び第4D図により詳細に示されて いる。フレクシャ410は、フレクシャスロット412及び414、フレクシャ ウィンドウ422及び424、及びマウンティングパッドウィンドウ426及び 428から材料を除去するようにエッチングすることによって形成される。傾斜 サポート432及び434はロール要素442を支持している。同様に、傾斜サ ポート436及び438はロール要素444を支持している。傾斜サポート43 2、434、436及び438は第5E図に図示されている傾斜サポートと同じ 方向に傾 斜しており、それによってマウンティングパッド460は(第4B図に示されて いるように)ロードビーム401を含む面より上に持ち上げられている。ロール 要素442及び444は、環状のジンバル要素450を支持している。ジンバル 要素450はピッチ要素454及び456によって、(上述したようなエアベア リングスライダ100及び200の一方のような)エアベアリングスライダを支 持するマウンティングパッド460に接続されている。 マウンティングパッド460は、2つの外側周縁462A及び462B(第4 B図)と、2つの内側周縁464A及び464B(第4B図)とを含む特有の凹 凸状周縁を有している。第4B図に示されているように、内側周縁464Aと4 64Bの間の距離dlは外側周縁462Aと462Bの間の距離doより短い。内 側周縁464A(第4D図によりよく図示されている)は、マウンティングパッ ド460の周縁の点線466によって囲われた部分である。外側周縁462Aと 内側周縁464Aの間の中間点463Aは、ジンバル要素450の内側周縁45 2Aから距離dWMINの位置にある。また、内側周縁464Aとピッチ要素454 の間の共通点465Aは、ジンバル要素450の内側周縁452Aから距離dWM AX の位置にある。 マウンティングパッド460の周縁は、マウンティングパッド460の外側周 縁462Aがジンバル要素450の内側周縁452Aから第1の距離にあるよう に形成される。一方、マウンティングパッド460の内側周縁464Aはジンバ ル要素450の内側周縁452Aから第2の距離にある。中間点463Aでは第 2の距離と第1の距離は等しいが、第2の距離は第1の距離より内側周縁464 Aの全点に於いてより大きい。このように、マウンティングパッド460の凹凸 状周縁は、外側(凸状)周縁462A及び462Bと内側(凹状)周縁464A 及び4 64Bとによって形成される。内側(凹状)周縁464A及び464Bにより、 ピッチ要素454及び456を従来技術のピッチ要素より長くすることができ、 しかもマウンティングパッド460の領域は広く確保される。ピッチ要素454 及び456がより長いため、ピッチスチフネスがより小さくなっている。 第4B図に図示されている実施例では、ロードビーム周囲部分403の内側周 縁は直線的な側面403A、403B及び403Cを含んでいる。同様に、ロー ドビーム周囲部分404の内側周縁は、直線的な側面404A、404B及び4 04Cを含んでいる。側面403A、403B、403C及び404A、404 B、404Cの長さ及び方向は、エアベアリングスライダ200がマウンティン グパッド460上にマウントされたときエアベアリングスライダの角221、2 22、224及び226がロードビーム周囲部分403及び404に重なるよう になっている。この重なりは第4E図に示されている。 ロードビーム周囲部分403及び404の形状及び構造は、エアベアリングス ライダ200がサスペンション400上にマウントされたとき、Z軸方向の動き がロードビーム周囲部分403により、角224及び226で制約されるように なっている(第4E図)。マウンティングパッド460は、エアベアリングスラ イダ200の接着面211をマウンティングパッド460に接合するのに利用さ れるH字形の接着剤貯蔵部(adhesive reservoir)468を有している(第4B 図には図示されていない)。“H”字形の接着剤貯蔵部は、しかしながら、第4 A図、第5A図及び第6A図に示されている。 ノッチ面212の深さ、フレクシャ410の厚さ、ピッチ要素454及び45 6の長さを制御することにより、角度変位制限機能を保持しつつ、ピッチ及びロ ールスチフネスの最適化が可能となっている。サスペ ノッチ面212の深さ、フレクシャ410の厚さ、ピッチ要素454及び45 6の長さを制御することにより、角度変位制限機能を保持しつつ、ピッチ及びロ ールスチフネスの最適化が可能となっている。サスペンション400上にマウン トされたエアベアリングスライダ200(第4E図)に対するピッチ及びロール スチフネスを、従来技術の構成に於ける値と比較して、以下の表1に示す。 第4F図は、第4A図のサスペンション400上にマウントされたエアベアリ ングスライダ250を示している。エアベアリングスライダ250はロードビー ム周囲部分403及び404と重なっており、エアベアリングスライダ200に 対して上述したのと同様に隙間を形成している。 サスペンション400上にマウントされた切除部を有するエアベアリングスラ イダ(第4E図及び第4F図)のピッチ及びロールスチフネスが小さいことによ り、ダイナミックロード時に、アンロード時の“静止時”初期角度から飛行状態 のピッチ及びロールへと適合する能力が向上している。アンロード時(即ち、静 止時の角度では)、エアベアリングスライダは典型的には数千マイクロインチの ピッチ及びロール角オリエンテーション(orientation)を有する。対称的に、 エアベアリングスラ ピッチ及びロールスチフネスが小さいほど、エアベアリングスライダはより素 早く“静止時の”角度から飛行時の角度へと遷移することができる。なぜなら、 ピッチ及びロールスチフネスが小さければ、所望の飛行時角度に到達するのに小 さな力しか必要としないからである。このような微小な力はエアベアリングの確 立時にディスク表面上に初期の段階に存在する。従って、ピッチ及びロールスチ フネスが小さいほど、ダイナミックロード時のZ軸方向の速度範囲がより広くな る、または許容可能な静止時のピッチ及びロール角の範囲がより広くなる。ピッ チ及びロール静止時角度条件をより広く保ち、製造時に特別な処理や検査が必要 とならないようにすることが望ましい。また、ドライブ装置の速度制御システム の実現がより容易になるため、可能なロード速度範囲を広く保つことが望ましい 。 ピッチ及びロールスチフネスが小さいことにより、エアベアリングスライダの 飛行高さのばらつきも改善される。ロードされていないエアベアリングスライダ の“静止時”角度は均一ではない。エアベアリングスライダの静止時角度の不均 一性は、エアベアリングスライダに於けるそれぞれのフレクシャジンバルへの取 り付け位置及びハンドリング(handling)の差といった要因に起因する。この“ 静止時”角度に(ピッチまたはロール)スチフネスを掛けたものは、エアベアリ ングスライダの飛行時に加えられるモーメントと等価である。静止時角度及びス チフネスが大きくモーメントが大きい場合、飛行時のピッチ及びロール角を所望 の大きさにすることができなくなることがある。従って、小さなピッチ及びロー ルスチフネスは小さなモーメントにつながり、本発明に基づく全てのエアベアリ ングスライダは、均一な飛行高さにすることができる。 しかしながら、ピッチ及びロールスチフネスが小さくなると、Z方向のスチフ ネスも小さくなり、(上述したように)エアベアリングスライ ダ400が角224及び226に於いてロードビーム周囲部分403及び404 に接触し得るようになる。これは、特に使用状態に於けるZ軸ショック荷重のも とで発生し得る。 第5A図は、本発明に基づくサスペンション500の平面図である。サスペン ション500は、上述したサスペンション400と類似している。サスペンショ ン500は、リフトロッド580、ロードビーム501を含んでいる。ロードビ ーム501には、ロードビームウィンドウ502、フレクシャスロット512及 び514、傾斜サポート532、534、536及び538、ロール要素542 及び544、ジンバル要素550、マウンティングパッドウィンドウ526及び 528、及び接着剤貯蔵部568を備えたマウンティングパッド560が設けら れている。しかしながら、ロードビーム周囲部分503及び504は、ロードビ ーム周囲部分403及び404とは以下のように異なる。ロードビーム周囲部分 503及び504は、それぞれエッチング領域570及び580を有している。 エッチング領域570はロードビーム周囲部分503の内部に側面572、57 6及び579を有しており、ロードビーム周囲部分503の内側周縁5031を 共有している。 第5E図に示されているように、エッチング領域570は厚さtEを有してお り、これは厚さtLのロードビームを深さdE=tL−tEだけエッチングすること によって形成される。第5C図を参照されたい。エッチング領域570の側面5 72、576及び579は、エアベアリングスライダ170がサスペンション5 00上にマウントされたとき、エアベアリングスライダ170とロードビーム周 囲部分503の重なりより、エッチング領域570の方が大きいように選択され ている。側面572と579は距離LEだけ離れており、これはエアベアリング スライダ170の長さLsより0.05乃至0.08mmだけ長い。従って、エ アベア リングスライダ170の角184及び188は、エッチング領域570の角57 4及び578に近接して、エッチング領域570の内側に入ることとなる。 同様に、ロードビーム周囲部分504のエッチング領域580は、側面582 、586、589を有し、ロードビーム周囲部分504の内側周縁504Iを共 有する。側面582と589は距離LEだけ離れており、この値はエアベアリン グスライダの長さLSよりも大きい。また、同様に、エアベアリングスライダ1 70の角186及び180はエッチング領域580の角584及び588に近接 してエッチング領域580の内側に入る。 更に、エッチング領域570及び580の側面576及び586は互いに距離 WL離れており、エアベアリングスライダの幅WSはWLよりも小さくなっている 。従って(1)エアベアリングスライダ170をマウントする過程と、(2)ロ ードビーム周囲部分503及び504をエッチングする過程の2つ過程は、エア ベアリングスライダ170の全ての重なり部分がサスペンション500のエッチ ング領域570及び580によって完全に囲われるようになされる。 エアベアリングスライダ170のマウンティングサイド172とサスペンショ ン500のロール要素542との間の領域182に於ける隙間CAZは、少なくと も従来技術のエアベアリングスライダのフレクシャの隙間に等しい。しかしなが ら、角184、186、188及び180とサスペンション500の間の隙間CSEL は、エッチング深さdE=0.050mmだけCAZよりも大きい(第5E図) 。 ゆえに、本発明に基づくヘッドサスペンションの一実施例では、ロードビーム 周囲部分(例えばロードビーム周囲部分503及び503の一方)内のエアベア リングスライダによって覆われた領域にエッチング領 域(例えばエッチング領域570及び580の一方)が存在する。 ヘッドサスペンション500では、使用状態のショックに於いてロードビーム 周囲部分503及び504とエアベアリングスライダ170とが干渉しないよう になっている。ロードビーム周囲部分503及び504のエッチング領域570 及び580の深さdEは、エッチング過程に於いて容易に変えることができる。 ロードビーム周囲部分503及び504をエッチングするこのようなデザインの 利点の一つは、サスペンションが対称に保たれ、サスペンションの共鳴が抑制さ れることである。更に、極めて大きな非使用時のショック、クラッシュストップ インパクト(crush stop impact)或いは製造時の取り扱いなどに於いて、エア ベアリングスライダ170の過度の動きが制限される。なぜならエアベアリング スライダ170は、エッチング深さdE=0.050mmだけ付加的に設けられ た隙間分だけ移動すると、エッチング領域に於いてサスペンション500に接触 するからである。このようにエアベアリングスライダが過度に動くのを制限する ことにより、永久変形を防止することができる。 サスペンション500は従来技術のベアリングスライダ170と関連して図示 されているが、当然理解されるように、サスペンション500は切除部を有する エアベアリングスライダと共に用いても利点がある。第5F図、第5G図及び第 5H図は、第5A図のサスペンション500上にマウントされた第2A図のエア ベアリングスライダ200の平面図、断面図、及び拡大図である。エアベアリン グスライダ200のマウンティングサイド202とサスペンション500のロー ル要素542の間の領域228に於ける隙間CNFは、ノッチ深さdNの分だけ同 様の隙間CAZよりも大きい。更に、角221、222、226及び225とサス ペンション500の間の隙間CNELは、同様の隙間CSELよりノッチ深さdNの 分だけ大きい。同様に、第5I図、第5J図及び第5K図は、第5A図のサスペ ンション500上にマウントされた第2E図のベアリングスライダ250の平面 図、断面図及び拡大図である。マウンティングサイド252とロール要素542 の間の隙間CTFは、上述したCNFに等しい。角271、272、276及び27 5とサスペンション500の間の隙間CTELは上述したCNELに等しい。切除部を 有するエアベアリングスライダとサスペンション500の組合せでは、エアベア リングスライダに設けられた切除部(例えば階段形状またはテーパ形状)により 隙間が付加されているため、ロードビーム周囲部分503及び504のエッチン グ領域を比較的小さくすることができる。 第6A図は、本発明に基づくサスペンション600の平面図である。サスペン ション600は、上述したサスペンション400と類似している。サスペンショ ン600は、ロードビームウィンドウ602、フレクシャスロット612及び6 14、傾斜サポート632、634、636及び638、ロール要素642及び 644、ジンバル要素650、マウンティングパッドウィンドウ626及び62 8、及び接着剤貯蔵部668の設けられたマウンティングパッド660を備えた ロードビーム601を含んでいる。 しかしながら、ロードビーム周囲部分603及び604は、ロードビーム周囲 部分403及び404とは以下のように異なる。ロードビーム周囲部分603及 び604は、内側周縁603I及び604Iに特有の切り欠きを有しており、エ アベアリングスライダ200の接着面211の角223、224、225及び2 26とロードビーム周囲部分603及び604とが接触しないようになっている 。内側周縁603I及び604Iは、エアベアリングスライダ200または25 0がマウンティングパッド660上にマウントされたとき、エアベアリングスラ イダ20 0または250の接着面211または261と重ならないように形成されている (第6C図、第6D図、第6E図、第6F図、第6G図、及び第6H図)。これ らの切り欠きは、エアベアリングスライダ200または250がZ軸方向に動く とき、接着面211または261がロードビーム周囲部分603及び604を容 易に通過することができるように形成されている。従って、接着面211または 261の周縁は内側周縁603I及び604Iより小さい。 内側周縁603Iは、側面603A、603B、603C、603D及び60 3Eを含んでいる(第6A図)。側面603B及び603Dは、エアベアリング スライダ200または250(第2B図及び第2G図)の接着面211または2 61の長さIAより大きな距離に配置されている。更に、内側周縁604I(第 6A図)は、側面604A、604B、604Cを含み、更に側面604C上の 点604Dに切り欠きを含んでいる。点604Dに於ける側面604Bと側面6 03Cの間の距離は、エアベアリングスライダ200または250の幅W(第2 D図及び第2H図参照)より大きい。 第6C図に示されているように、エアベアリングスライダ200の角223、 224、225、及び226は、ロードビーム周囲部分603及び604と重な らないようになっている。従って、エアベアリングスライダ200の接着面21 1は、ロードビーム周囲部分603及び604から何ら制約を受けることなくZ 軸に沿って自由に移動することができる。エアベアリングスライダ250の接着 面261もまた、同様にして、Z軸に沿って自由に移動することができる(第6 F図)。 しかしながら、エアベアリングスライダ200及び250は、ロードビーム周 囲部分603及び604と、例えばノッチ面212及びテーパ面262のような 凹部では重なっている。例えば、エアベアリングスラ イダ200の角221及び222は、エアベアリングスライダ200のZ軸方向 の動きが隙間CNLより大きい場合、ロードビーム周囲部分603及び604に接 触する。ノッチ面212に於ける重なりは、エアベアリングスライダ200のデ ィスクからのアンロード時に於けるエアベアリングスライダ200の角度変位を 制限するために設けられている(第3C図参照)。テーパ面262に於ける同様 の重なりは、アンロード時に於けるエアベアリングスライダ250の角度変位を 制限する。 サスペンション600のロードビーム周囲部分603及び604に対する切り 欠きは、新たなエッチアートワークを作ることによって、エッチング処理を用い て容易に形成することができる。 周縁が凹凸状のマウンティングパッドと切り欠きを設けられたロードビーム周 囲部分の両方を有するサスペンション600と、切除部を有するエアベアリング スライダを用いることにより、ピッチ及びロールスチフネスを大幅に小さくしつ つ、非使用時のショック荷重に対する角度方向リミットストップを同時に提供す ることが可能となっている。エッチングによるサスペンションの製造及びノッチ が設けられたエアベアリングスライダのグラインディングを使用した製造は簡単 であり、広い範囲の設計パラメータに適合することができるとともに、所望の小 さいスチフネスを達成することができる。 本発明を上記に於いて例示的な実施例に基づいて説明してきたが、本発明はそ れらに限定されるものではない。例えば、第6C図及び第6D図ではエアベアリ ングスライダ200がサスペンション600上にマウントされ示されているが、 従来技術のエアベアリングスライダをサスペンション600上にマウントするこ ともできる。上述した実施例の様々な変形及び適合化が請求の範囲に記載される 本発明の範囲内に入る。
【手続補正書】 【提出日】1996年7月9日 【補正内容】 (補正の内容) (1) 明細書第3ページ第24行の『CAZ』を、 「CSF」と訂正する。 (2) 明細書第4ページ第10行の『CAZ』を、 「CSF」と訂正する。 (3) 明細書第5ページ第1行の『CAZ』を、 「CSF」と訂正する。 (4) 明細書第8ページ第4行の『第3C図のライン3D−3D』を、 「第3D図のライン3E−3E」と訂正する。 (5) 明細書第9ページ第1行の『第2A図』を、 「第1B図」と訂正する。 (6) 明細書第13ページ第1行の『0.8°』を、 「8°」と訂正する。 (7) 明細書第13ページ第22行の『CAZ』を、 「CSF」と訂正する。 (8) 明細書第15ページ第26行の『第5E図』を、 「第1B図」と訂正する。 (9) 明細書第16ページ第1行の『第4B図』を、 「第4C図」と訂正する。 (10) 明細書第21ページ第20行の『CAZ』を、 「CSF」と訂正する。 (11) 明細書第21ページ第20行の『スライダの』を、 「スライダと」と訂正する。 (12) 明細書第21ページ第23行の『CAZ』を、 「CSF」と訂正する。 (13) 明細書第22ページ第24〜25行の『CAZ』を、 「CSF」と訂正する。 (14) 明細書第24ページ第14行の『604B』を、 「604B」と訂正する。 (15) 請求の範囲を別紙のように訂正する。請求の範囲 1.前面と前記前面と反対側の背面とを含むスライダであって、当該スライダは エアベアリングサイドと前記エアベアリングサイドと反対側のマウンティングサ イドとを更に含み、前記エアベアリングサイドがエアベアリング面を含み、前記 マウンティングサイドが、 サスペンションのマウンティングパッドに当該スライダをマウントするための 接着面であって、該接着面は前記背面に隣接しており、当該スライダが前記背面 に於いて該接着面と前記エアベアリング面との間に第1の厚さを有するような該 接着面と、 前記前面に隣接した切除部であって、当該スライダが前記前面に於いて該切除 部と前記エアベアリング面との間に第2の厚さを有し、前記第2の長さが前記第 1の長さより小さいような該切除部とを含んでいることを特徴とするスライダ。 2.前記切除部がノッチ面を含んでいることを特徴とする請求項1に記載のスラ イダ。 3.前記マウンティングサイドが前記第1の長さと前記第2の長さの差に等しい 半径の曲率を有するノッチ接続面をさらに含んでいることを特徴とする請求項2 に記載のスライダ。 4.前記切除部がテーパ面を含んでいることを特徴とする請求項1に記載のスラ イダ。 5.前記エアベアリング面が当該スライダの前記前面に隣接するテーパフラット を有していることを特徴とする請求項1に記載のスライダ。 6.一体に形成されたフレクシャを有するロードビームを含むヘッドサスペンシ ョンであって、前記フレクシャがマウンティングパッドと環状ジンバル要素を含 み、前記ジンバル要素が前記マウンティングパッドを取り囲んでおり、前記ジン バル要素が前記マウンティングパッドに少なくとも2つのピッチ要素によって接 続されており、前記マウンティングパッドが凹凸状の周縁を有していることを特 徴とするヘッドサスペンション。 7.前記ジンバル要素が内側周縁を含んでおり、前記マウンティングパッドが外 側周縁と内側周縁を含んでおり、前記マウンティングパッドの外側周縁は接続さ れておらず、前記マウンティングパッドの外側周縁が前記ジンバル要素の内側周 縁から第1の距離だけ離れており、前記マウンティングパッドの内側周縁が前記 ピッチ要素に接続されており、前記マウンティングパッドの内側周縁が前記ジン バル要素の内側周縁から第2の距離だけ離れており、前記第2の距離が前記第1 の距離より大きいことを特徴とする請求項6に記載のヘッドサスペンション。 8.前記ピッチ要素の少なくとも一つが前記マウンティングパッドの長さの1/ 3より長い長さを有することを特徴とする請求項6に記載のヘッドサスペンショ ン。 9.一体に形成されたフレクシャを有するロードビームを含むヘッドサスペンシ ョンであって、前記ロードビームが第1ロードビーム周囲部分と第2ロードビー ム周囲部分とを含み、前記フレクシャがジンバル要素を含み、前記ジンバル要素 が前記第1ロードビーム周囲部分と前記第2ロードビーム周囲部分によって取り 囲まれており、スライダがZ軸方向に動くとき前記スライダのマウンティングサ イドの第1の部分が前記第1ロードビーム周囲部分と前記第2ロードビーム周囲 部分の間を通過することができるような距離だけ前記第1ロードビーム周囲部分 の内側周縁が前記第2ロードビーム周囲部分の内側周縁から離れていることを特 徴とするヘッドサスペンション。 10.前記第1ロードビーム周囲部分の前記内側周縁が、前記スライダのマウン ティングサイドの第2の部分が前記第1及び前記第2ロードビーム周囲部分の少 なくとも一方に前記スライダがZ軸方向に動くときある点で接触するように、前 記第2ロードビーム周囲部分の内側周縁から十分に小さい距離にあることを特徴 とする請求項9に記載のヘッドサスペンション。 11.前記ヘッドサスペンションが一体型であり、前記ロードビームと前記フレ クシャが1枚のシート材料から一体に形成されていることを特徴とする請求項1 0に記載のヘッドサスペンション。 12.前記一体に形成されたフレクシャが更に接着剤貯蔵部を有するマウンティ ングパッドを含んでいることを特徴とする請求項9に記載のヘッドサスペンショ ン。 13.前記ピッチ要素の各々が、前記第1及び第2ロードビーム周囲部分の一方 の厚さより薄い厚さを有することを特徴とする請求項9に記載のヘッドサスペン ション。 14.前記ジンバル要素が、前記第1及び第2ロードビーム周囲部分の一方の厚 さより薄い厚さを有することを特徴とする請求項9に記載のヘッドサスペンショ ン。 15.前記第1及び第2ロードビーム周囲部分の少なくとも一方が切り欠きを有 しており、前記スライダが前記マウンティングパッド上に支持されたとき前記切 り欠きが前記スライダの周縁に近接することを特徴とする請求項9に記載のヘッ ドサスペンション。 16.前記切り欠きが、前記スライダと前記ロードビーム周囲部分の間の接触が 起こらないように十分な深さを有しており、それによってダイナミックローディ ングに於いて前記スライダが前記切り欠きの近くで自由にピッチ及びロール動作 できることを特徴とする請求項15に記載のヘッドサスペンション。 17.一体に形成されたフレクシャを有するロードビームを含むヘッドサスペン ションであって、前記フレクシャがマウンティングパッドと環状ジンバル要素を 含み、前記ジンバル要素が前記マウンティングパッドを取り囲んでおり、前記ジ ンバル要素が前記マウンティングパッドに少なくとも2つのピッチ要素によって 接続されており、前記マウンティングパッドが凹凸状の周縁を有している該ヘッ ドサスペンションと、 前面と前記前面と反対側の背面とを含むスライダであって、該スライダはエア ベアリングサイドと前記エアベアリングサイドと反対側のマウンティングサイド とを更に含み、前記エアベアリングサイドがエアベアリング面を含み、前記マウ ンティングサイドが切除部と接着面を含んでいる該スライダと、 前記スライダの前記接着面と前記ヘッドサスペンションの前記マウンティング パッドとの間に施され、前記スライダと前記ヘッドサスペンションとを強固に接 合する接着剤とを含むことを特徴とする装置。 18.前記スライダの前記切除部がノッチ面を含んでいることを特徴とする請求 項17に記載の装置。 19.前記スライダの前記切除部がテーパ面を含んでいることを特徴とする請求 項17に記載の装置。 20.前面と前記前面と反対側の背面とを含むスライダであって、該スライダは エアベアリングサイドと前記エアベアリングサイドと反対側のマウンティングサ イドとを更に含み、前記エアベアリングサイドがエアベアリング面を含み、前記 マウンティングサイドが切除部と接着面を含んでいる該スライダと、 一体に形成されたフレクシャを有するロードビームを含むヘッドサスペンショ ンであって、前記ロードビームが第1ロードビーム周囲部分と第2ロードビーム 周囲部分を含み、前記フレクシャがマウンティングパッドとジンバル要素を含み 、前記ジンバル要素が前記第1ロードビーム周囲部分と前記第2ロードビーム周 囲部分によって取り囲まれており、前記スライダがZ軸方向に動くとき前記スラ イダの接着面が前記第1ロードビーム周囲部分と前記第2ロードビーム周囲部分 の間を通過することができるような距離だけ、前記第1ロードビーム周囲部分の 内側周縁が前記第2ロードビーム周囲部分の内側周縁から離れている該ヘッドサ スペンションと、 前記スライダの前記接着面と前記ヘッドサスペンションの前記マウンティング パッドとの間に施された接着剤とを含むことを特徴とする装置。 21.前記スライダの前記切除部がノッチ面を含んでいることを特徴とする請求 項20に記載の装置。 22.前記スライダの前記切除部がテーパ面を含んでいることを特徴とする請求 項20に記載の装置。 23.一体に形成されたフレクシャを有するロードビームを含むヘッドサスペン ションであって、前記ロードビームがロードビーム周囲部分を含み、前記フレク シャが前記ロードビーム周囲部分に近接したジンバル要素とマウンティングパッ ドとを含み、エアベアリングスライダが前記マウンティングパッド上にマウント されるとき前記エアベアリングスライダによって覆われる前記ロードビーム周囲 部分の領域に前記ロードビーム周囲部分がエッチング領域を含んでいることを特 徴とするヘッドサスペンション。 24.前記ロードビームが第1ロードビーム周囲部分と第2ロードビーム周囲部 分とを含んでおり、前記ジンバル要素が前記第1ロードビーム周囲部分と前記第 2ロードビーム周囲部分とによって取り囲まれていることを特徴とする請求項2 3に記載のヘッドサスペンション。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ケルジック、ゲイリー・エフ アメリカ合衆国コロラド州80503・ロング モント・ハムボルトサークル 2834

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.前面と前記前面と反対側の背面とを含むスライダであって、当該スライダは エアベアリングサイドと前記エアベアリングサイドと反対側のマウンティングサ イドとを更に含み、前記エアベアリングサイドがエアベアリング面を含み、前記 マウンティングサイドが、 サスペンションのマウンティングパッドに当該スライダをマウントするための 接着面であって、該接着面は前記背面に隣接しており、当該スライダが前記背面 に於いて該接着面と前記エアベアリング面との間に第1の厚さを有するような該 接着面と、 前記前面に隣接した切除部であって、当該スライダが前記前面に於いて該切除 部と前記エアベアリング面との間に第2の厚さを有し、前記第2の距離が前記第 1の距離より小さいような該切除部とを含んでいることを特徴とするスライダ。 2.前記切除部がノッチ面を含んでいることを特徴とする請求項1に記載のスラ イダ。 3.前記マウンティングサイドが前記第1の距離と前記第2の距離の差に等しい 半径の曲率を有するノッチ接続面をさらに含んでいることを特徴とする請求項2 に記載のスライダ。 4.前記切除部がテーパ面を含んでいることを特徴とする請求項1に記載のスラ イダ。 5.前記エアベアリング面が当該スライダの前記前面に隣接するテーパフラット を有していることを特徴とする請求項1に記載のスライダ。 6.一体に形成されたフレクシャを有するロードビームを含むヘッドサスペンシ ョンであって、前記フレクシャがマウンティングパッドと環状ジンバル要素を含 み、前記ジンバル要素が前記マウンティングパッドを取り囲んでおり、前記ジン バル要素が前記マウンティングパッドに少な くとも2つのピッチ要素によって接続されており、前記マウンティングパッドが 凹凸状の周縁を有していることを特徴とするヘッドサスペンション。 7.前記ジンバル要素が内側周縁を含んでおり、前記マウンティングパッドが外 側周縁と内側周縁を含んでおり、前記マウンティングパッドの外側周縁は接続さ れておらず、前記マウンティングパッドの外側周縁が前記ジンバル要素の内側周 縁から第1の距離だけ離れており、前記マウンティングパッドの内側周縁が前記 ピッチ要素に接続されており、前記マウンティングパッドの内側周縁が前記ジン バル要素の内側周縁から第2の距離だけ離れており、前記第2の距離が前記第1 の距離より大きいことを特徴とする請求項6に記載のヘッドサスペンション。 8.前記ピッチ要素の少なくとも一つが前記マウンティングパッドの長さの1/ 3より長い長さを有することを特徴とする請求項6に記載のヘッドサスペンショ ン。 9.一体に形成されたフレクシャを有するロードビームを含むヘッドサスペンシ ョンであって、前記ロードビームが第1ロードビーム周囲部分と第2ロードビー ム周囲部分とを含み、前記フレクシャがジンバル要素を含み、前記ジンバル要素 が前記第1ロードビーム周囲部分と前記第2ロードビーム周囲部分によって取り 囲まれており、スライダがZ軸方向に動くとき前記スライダのマウンティングサ イドの第1の部分が前記第1ロードビーム周囲部分と前記第2ロードビーム周囲 部分の間を通過することができるような距離だけ前記第1ロードビーム周囲部分 の内側周縁が前記第2ロードビーム周囲部分の内側周縁から離れていることを特 徴とするヘッドサスペンション。 10.前記第1ロードビーム周囲部分の前記内側周縁が、前記スライダのマウン ティングサイドの第2の部分が前記第1及び前記第2ロードビ ーム周囲部分の少なくとも一方に前記スライダがZ軸方向に動くときある点で接 触するように、前記第2ロードビーム周囲部分の内側周縁から十分に小さい距離 にあることを特徴とする請求項9に記載のヘッドサスペンション。 11.前記ヘッドサスペンションが一体型であり、前記ロードビームと前記フレ クシャが1枚のシート材料から一体に形成されていることを特徴とする請求項1 0に記載のヘッドサスペンション。 12.前記一体に形成されたフレクシャが更に接着剤貯蔵部を有するマウンティ ングパッドを含んでいることを特徴とする請求項9に記載のヘッドサスペンショ ン。 13.前記ピッチ要素の各々が、前記第1及び第2ロードビーム周囲部分の一方 の厚さより薄い厚さを有することを特徴とする請求項9に記載のヘッドサスペン ション。 14.前記ジンバル要素が、前記第1及び第2ロードビーム周囲部分の一方の厚 さより薄い厚さを有することを特徴とする請求項9に記載のヘッドサスペンショ ン。 15.前記第1及び第2ロードビーム周囲部分の少なくとも一方が切り欠きを有 しており、前記スライダが前記マウンティングパッド上に支持されたとき前記切 り欠きが前記スライダの周縁に近接することを特徴とする請求項9に記載のヘッ ドサスペンション。 16.前記切り欠きが、前記スライダと前記ロードビーム周囲部分の間の接触が 起こらないように十分な深さを有しており、それによってダイナミックローディ ングに於いて前記スライダが前記切り欠きの近くで自由にピッチ及びロール動作 できることを特徴とする請求項15に記載のヘッドサスペンション。 17.一体に形成されたフレクシャを有するロードビームを含むヘッド サスペンションであって、前記フレクシャがマウンティングパッドと環状ジンバ ル要素を含み、前記ジンバル要素が前記マウンティングパッドを取り囲んでおり 、前記ジンバル要素が前記マウンティングパッドに少なくとも2つのピッチ要素 によって接続されており、前記マウンティングパッドが凹凸状の周縁を有してい る該ヘッドサスペンションと、 前面と前記前面と反対側の背面とを含むスライダであって、該スライダはエア ベアリングサイドと前記エアベアリングサイドと反対側のマウンティングサイド とを更に含み、前記エアベアリングサイドがエアベアリング面を含み、前記マウ ンティングサイドが切除部と接着面を含んでいる該スライダと、 前記スライダの前記接着面と前記ヘッドサスペンションの前記マウンティング パッドとの間に施され、前記スライダと前記ヘッドサスペンションとを強固に接 合する接着剤とを含むことを特徴とする装置。 18.前記スライダの前記切除部がノッチ面を含んでいることを特徴とする請求 項17に記載のスライダ。 19.前記スライダの前記切除部がテーパ面を含んでいることを特徴とする請求 項17に記載の装置。 20.前面と前記前面と反対側の背面とを含むスライダであって、該スライダは エアベアリングサイドと前記エアベアリングサイドと反対側のマウンティングサ イドとを更に含み、前記エアベアリングサイドがエアベアリング面を含み、前記 マウンティングサイドが切除部と接着面を含んでいる該スライダと、 一体に形成されたフレクシャを有するロードビームを含むヘッドサスペンショ ンであって、前記ロードビームが第1ロードビーム周囲部分と第2ロードビーム 周囲部分を含み、前記フレクシャがマウンティングパッドとジンバル要素を含み 、前記ジンバル要素が前記第1ロードビーム 周囲部分と前記第2ロードビーム周囲部分によって取り囲まれており、前記スラ イダがZ軸方向に動くとき前記スライダの接着面が前記第1ロードビーム周囲部 分と前記第2ロードビーム周囲部分の間を通過することができるような距離だけ 、前記ロードビーム周囲部分の内側周縁が前記第2ロードビーム周囲部分の内側 周縁から離れている該ヘッドサスペンションと、 前記スライダの前記接着面と前記ヘッドサスペンションの前記マウンティング パッドとの間に施された接着剤とを含むことを特徴とする装置。 21.前記スライダの前記切除部がノッチ面を含んでいることを特徴とする請求 項20に記載の装置。 22.前記スライダの前記切除部がテーパ面を含んでいることを特徴とする請求 項20に記載の装置。 23.一体に形成されたフレクシャを有するロードビームを含むヘッドサスペン ションであって、前記ロードビームがロードビーム周囲部分を含み、前記フレク シャが前記ロードビーム周囲部分に近接したジンバル要素とマウンティングパッ ドとを含み、エアベアリングスライダが前記マウンティングパッド上にマウント されるとき前記エアベアリングスライダによって覆われる前記ロードビーム周囲 部分の領域に前記ロードビーム周囲部分がエッチング領域を含んでいることを特 徴とするヘッドサスペンション。 24.前記ロードビームが第1ロードビーム周囲部分と第2ロードビーム周囲部 分とを含んでおり、前記ジンバル要素が前記第1ロードビーム周囲部分と前記第 2ロードビーム周囲部分とによって取り囲まれていることを特徴とする請求項2 3に記載のヘッドサスペンション。
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