JP2732555B2 - 空気ベアリング・スライダ - Google Patents

空気ベアリング・スライダ

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JP2732555B2
JP2732555B2 JP6110043A JP11004394A JP2732555B2 JP 2732555 B2 JP2732555 B2 JP 2732555B2 JP 6110043 A JP6110043 A JP 6110043A JP 11004394 A JP11004394 A JP 11004394A JP 2732555 B2 JP2732555 B2 JP 2732555B2
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rail
disk
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edge
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アンソニー ボラスナ サンフォード
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    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/58Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B5/60Fluid-dynamic spacing of heads from record-carriers
    • G11B5/6005Specially adapted for spacing from a rotating disc using a fluid cushion
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B21/00Head arrangements not specific to the method of recording or reproducing
    • G11B21/16Supporting the heads; Supporting the sockets for plug-in heads
    • G11B21/20Supporting the heads; Supporting the sockets for plug-in heads while the head is in operative position but stationary or permitting minor movements to follow irregularities in surface of record carrier
    • G11B21/21Supporting the heads; Supporting the sockets for plug-in heads while the head is in operative position but stationary or permitting minor movements to follow irregularities in surface of record carrier with provision for maintaining desired spacing of head from record carrier, e.g. fluid-dynamic spacing, slider

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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気ベアリング・スラ
イダ(以下「スライダ」と略記)に係り、更に詳細に説
明すれば、ロールや、スキュー及びクラウンの変動(ば
らつき)に対して比較的に無感応にしたスライダに係
る。
【0002】
【従来の技術】通常の磁気ディスク・ドライブ(以下
「ディスク・ドライブ」と略記)は、同心円状のトラッ
クを有する少なくとも1つの回転可能なディスクと、種
々のトラックを対象とするデータの読み取り/書き込み
を行うための読み取り/書き込みトランスデューサ(以
下「ヘッド」と略記)と、ディスク上のトラックに隣接
してヘッドを支持するためのスライダと、ヘッドを装着
したスライダをトラック上で弾性的に支持するためのサ
スペンションと、ヘッドをディスク上の所望のトラック
へ移動させ且つ読み取り/書き込み動作中にヘッドをこ
のトラック上に維持するように、サスペンションに接続
された位置決め用のアクチュエータとを備えているのが
普通である。
【0003】磁気記録技術の分野では、記録密度を継続
的に改良することが望まれている。ディスク・ドライブ
の記録密度は、ヘッドとディスクとの間の間隔によって
制限されるから、スライダの設計目標は、ディスクとの
衝突を回避しつつ、ディスクにできるだけ近接させてス
ライダを「浮上」させることにある。ディスク上の互い
に近接した領域からの磁界をヘッドが区別することがで
きるように、スライダとディスクとの間の間隔、即ち
「浮上高さ」をできるだけ小さくすることが望ましい。
【0004】このような浮上高さを小さくすることに加
えて、ディスク・ドライブの通常の動作中に遭遇するよ
うな種々の条件にも拘わらず、スライダを比較的に一定
した高さで浮上させるようにすることが重要である。も
し、浮上高さが一定していなければ、ヘッドとディスク
との間のデータ転送に悪影響を及ぼすことがある。ま
た、製造上の寸法公差に起因するスライダの物理的特性
の変動が、スライダの浮上高さを実質的に変更しないこ
とも重要である。もし、この結果が得られなければ、ス
ライダ間のばらつきを補償するために、スライダの公称
上の浮上高さを比較的に大きく設定しなければならな
い。
【0005】ディスク・ドライブの通常の動作中に変動
し得るパラメータの一例として、回転中のディスクに関
するスライダの半径方向の位置がある。即ち、種々のト
ラックをアクセスするためにアクチュエータ・アームが
ディスクの半径方向に移動される場合、ディスクの各半
径位置においてその周速度が異なってくるために、これ
に応じてスライダの浮上高さも変わることになる。ディ
スクの周速度が増すにつれて、スライダはより高く浮上
するから、スライダはディスクの外周側においてより高
く浮上する傾向がある。ディスク・ドライバ及びスライ
ダは、この影響を最小とするように設計しなければなら
ない。
【0006】スライダの浮上高さは、スキューの変動に
よっても変化する。スキューとは、スライダの縦軸とデ
ィスクの回転方向との間の角度を、ディスクに平行な平
面内で測定したものである。回転式のアクチュエータを
用いたディスク・ドライブでは、サスペンション及びこ
れに取り付けたスライダが円弧状の経路に沿ってディス
ク上で移動するにつれて、スキューが変動する。また、
リニア式のアクチュエータを用いたディスク・ドライブ
内でも、弾性的に取り付けられたスライダがこれに加わ
る力に応じて移動する際に、スキューが多少は変動する
ことがある。更に、製造上の寸法公差によっては、スラ
イダが非ゼロ・スキュー値を有するように固定的に取り
付けられることになりかねないので、この点でもスキュ
ーは問題である。どのような型式のアクチュエータであ
れ、スライダが非ゼロ・スキュー値を有するように固定
的に取り付けられる場合には、スライダの加圧値が減少
して、スライダの浮上高さが小さくなる。このような理
由で、スライダをスキューの変動に対し比較的に無感応
にすることが重要である。
【0007】また、スライダの浮上高さは、そのロール
(横揺れ角)によっても変動する。ディスク回転に関し
てゼロ・スキューを有するようなスライダについて、ロ
ールとは、ディスク表面と、スライダの縦軸及び横軸を
保持する平面との間の角度である。ロールの変動が生ず
るのは、弾性的に取り付けられたスライダがスキューさ
れた空気流を受けるか、又はアクチュエータがクラッシ
ュ衝撃に遭遇する場合である。ロールの変動に無感応で
あることは、スライダの重要な要件である。
【0008】スライダのクラウンが変動する場合も、浮
上高さが変動することになる。クラウンとは、縦軸に沿
ったスライダの凹部又は凸部の曲がりの大きさである。
クラウンがスライダ内に現れるのは、製造工程及びサス
ペンションの接合工程中に発生する表面応力のためであ
る。これらの応力は十分に制御されないから、クラウン
の比較的大きな変動を有するスライダを生じることにな
る。更に、ディスク・ドライブの通常の動作中に発生す
る温度変動に起因して、個々のスライダのクラウンが変
動することがある。これらの理由から、クラウンの変動
の結果として、スライダの浮上高さが実質的に変化しな
いようにすることが重要である。更に、非ゼロ・クラウ
ン値を有するスライダは、小さな振幅及び長い波長のう
ねりを有するディスク上で浮上するような平坦なスライ
ダと等価である。従って、全てのディスクは或る程度の
うねりを有しているから、クラウンの変動にあまり感応
しないスライダは、ディスクの平坦度における欠陥(不
完全性)にもあまり感応しないのである。
【0009】最後に、ディスク上の種々の部分における
データをアクセスするために、アクチュエータがディス
クの半径方向において高速に移動する場合、スライダ
は、変動する諸条件に遭遇する。ディスクを横切るよう
に高速に移動する場合、スライダのロール値及びスキュ
ー値が大きくなり、この結果、浮上高さが変動すること
になる。このことは、ロール及びスキューの変動に対し
スライダが無感応でなければならないことの他の理由で
ある。
【0010】前述の何れかにより浮上高さの変動が生ず
る場合、これらの変動に応じて、スライダが高速回転中
のディスクに接触することがある。このような接触は、
スライダ及びディスクの記録表面を磨耗させるばかり
か、両者にとって潜在的に破壊的なものである。従来技
術のスライダの設計は、この問題を回避するため、前述
の1つ以上の感度を追求して、スライダが遭遇し得る可
変的な条件下でも一様な浮上高さを有するスライダを製
造するようにしていた。
【0011】例えば、米国特許第4894740号は、
3つのレールを有するスライダの中心レールにヘッドを
装着することにより、ロール感度の問題を解決するよう
にしている。この解決法は、効果的ではあるが、スライ
ダの縁部から離れてヘッドを移動させるという欠点を有
する。従って、回転中のディスクの外縁部から一定の最
小距離以上離れている場合にのみ、スライダが正しく浮
上するようになっているから、スライダの中心からスラ
イダの縁部までに相当するディスクの領域を使用するこ
とができない。この結果、ディスクの使用可能な記憶容
量のうち2〜4%のロスを生じることになる。
【0012】他の接近方法は、米国特許第487051
9号に開示されている。この特許は、ロール及びスキュ
ーの感度の問題を解決するために、変動するスキュー条
件の下で非常に僅かなロールしか持たないようなスライ
ダを設計することを意図している。この解決法は、良好
に制御された輪郭が、スライダの側レールの対応する縁
部に沿って配置されることを必要とする。これらの輪郭
は、レールの間に凹部を形成するために使用される従来
の工程に加えて、エッチングの深さを制御することも必
要とするから、その製造が困難であるという他の問題を
惹起する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】前述の理由から、比較
的に一様な浮上高さを維持し、その側縁部の近傍にヘッ
ドを装着することができ、ロール/スキュー/クラウン
の変動に無感応であり、しかもその製造上の困難性に実
質的に拍車を掛けるような追加の特性を必要としないよ
うなスライダが要請されている。
【0014】
【課題を解決するための手段】この要請を満足するた
め、本発明に従ったスライダは、1つの側レールの長さ
を短縮すると共に、ヘッドを装着したレールが最も低い
レールに留まることを保証するために、スライダのロー
ル及びピッチをバイアスするようにしている。1つの側
レールの長さを短縮することは、当該レールの一部を除
去するか又は元のレール平面から当該レールの一部を凹
ませることとして特徴付けられる。第1の実施例に従っ
たスライダは、空気ベアリング面の両側に沿って略同一
平面上に配置された1対の側レールを設けることによ
り、これらの側レールの間に凹部を形成するようにして
いる。この凹部は、スライダの前縁部及び後縁部の両方
において開放されている。更に、側レールの各々は、ス
ライダの前縁部においてテーパ部又はエッチングされた
段差部を有する。ヘッドを装着した1つの側レールは、
「活動レール」と呼ばれる。この活動レールは、スライ
ダの前縁部から後縁部まで、即ちスライダ本体の全長に
わたって延びている。ヘッドを装着していない側レール
は、「非活動レール」と呼ばれ、スライダの前縁部から
後縁部の方向に延びているが、後縁部までは延びていな
い。幾つかのスキュー、アクセス及びクラッシュ衝撃の
条件下では、これに応じて生ずるスライダのロールが、
非活動レールの浮上高さを降下させる。非活動レールの
長さと幅を適正に選択すると、最悪の条件下でも、非活
動レールの浮上高さが活動レールのそれよりも高い状態
に留まるように、ロールをバイアスすることができる。
従って、活動レールは、常にその浮上高さが最も低いレ
ールのままに留まり、そしてその場合のスライダ−ディ
スク間の最小の間隔は、標準的なスライダ設計について
見られる同様の間隔よりも大きくなっている。更に、1
つの側レールの長さを短縮し且つスライダのロールをバ
イアスすると、クラウン及びスキューの変動に対する感
度を減少させることができる。
【0015】第2の実施例に従ったスライダは、その前
縁部の全体に沿って連続的にテーパされた交差レール又
はエッチングされた段差部と、1対の側レールとを備え
ている。これらの2つのレールの間にある領域は、負圧
領域を提供するために凹んでいる。第1の実施例と同様
に、非活動レールは、ロール、クラウン及びスキューに
対して無感応性を提供するために短縮されている。
【0016】第3及び第4の実施例では、第1及び第2
の実施例に従ったスライダの活動レールの後縁部の近傍
に、一のチャネルが形成されている。短縮された非活動
レールと活動レール内のチャネルとを組み合わせると、
低いグラム荷重下で浮上高さを低くすることができ、し
かも非活動レールの浮上高さを活動レールのそれよりも
常に高くすることができる。
【0017】
【実施例】図1には、本発明を実施するために用いられ
るディスク・ドライブ10の構成が概略的に示されてい
る。ディスク・ドライブ10は、スピンドル・アセンブ
リ12及びヘッド・アクチュエータ14から成る。スピ
ンドル・アセンブリ12及びヘッド・アクチュエータ1
4は、微粒子による汚染を阻止するために、密封された
ハウジング16内に配置されている。スピンドル・アセ
ンブリ12は、スピンドル22に取り付けられた複数の
ディスク20から成る。スピンドル22は、図示されて
ないハブ内モータによって回転される。ヘッド・アクチ
ュエータ14は、ディスク20に対してアクチュエータ
・アーム・アセンブリ32を移動させるためのボイスコ
イル・モータ30から成る。アセンブリ32は複数のア
クチュエータ・アーム34を有し、その各々は、隣接す
る2つのディスク20の間の空間内に位置付けられる。
各アクチュエータ・アーム34は、ディスク20に隣接
してヘッドを支持するのに適した1対のスライダ36を
有している。一方のヘッドが、アクチュエータ・アーム
34の上方に位置するディスクに隣接して浮上するのに
対し、他方のヘッドは、アクチュエータ・アーム34の
下方に位置するディスクに隣接して浮上する。
【0018】動作中、ハブ内モータがスピンドル22を
回転させ、またボイスコイル・モータ30がアクチュエ
ータ・アーム34をディスク20間の所望のトラック位
置へ移動させる。次に、スライダ36に装着された1つ
のヘッドが、所望のトラック上でデータの読み取り/書
き込みを行う。
【0019】図2には、本発明を実施するために用いら
れるディスク・ドライブが示されている。このディスク
・ドライブのハウジング40内には、回転式のアクチュ
エータ42と、対応するディスク44と、このディスク
44を回転するための駆動手段46が設けられている。
回転式のアクチュエータ42は、サスペンション・アセ
ンブリ48をディスク44上で円弧状に移動させる。回
転式のアクチュエータ42は、固定された永久磁石アセ
ンブリ52の磁界内で移動可能なコイル50から成る、
ボイスコイル・モータを含んでいる。アクチュエータ・
アーム54は、移動可能なコイル50に取り付けられて
いる。アクチュエータ・アーム54の他端は、サスペン
ション・アセンブリ48に取り付けられている。このサ
スペンション・アセンブリ48は、スライダ及びそれに
装着されたヘッドを、ディスク44の表面に隣接して浮
上させた状態で支持するためのものである。
【0020】図3の(a)〜(c)には、本発明に従っ
て、2つの側レール62及び64を有するように形成さ
れたスライダ60の空気ベアリング面が示されている。
これらの2つの側レールの内側壁は、エッチング、レー
ザ研磨、イオン・ミリング又は他の公知技術によって形
成されるような凹部68を境界付ける。凹部68は、前
縁部70から後縁部72へ延びている。ヘッド素子74
は、活動レール64の後縁部に接着されるか、又はこの
後縁部で一体形成される。側レール62及び64の各々
は、図3の(b)に示されているように、前縁部70に
おいてテーパ部66をそれぞれ有している。代替的に、
図3の(c)に示されているように、この部分66を、
凹部68に適用可能な技術の内の1つによって形成され
たエッチングされた段差部とすることができる。一般
に、エッチングされた段差部は、本発明の全ての実施例
について、テーパ部と機能的に同等である。
【0021】活動レール64は、スライダ60のテーパ
部66から後縁部72まで延びている。非活動レール6
2は、テーパ部66から後縁部72に向かって延びてい
るが、スライダ60の全長にわたっては延びていない。
【0022】非活動レール62は、矩形の終端縁部63
を有するように図示されているが、これは本発明の要件
ではない。終端縁部63は、スライダ60の縦軸に関し
て傾斜してもよいし、加工作業の結果として僅かな半径
を有してもよいし、性能に悪影響を与えない限りにおい
て他の形状を有することもできる。同様に、非活動レー
ル62の幅は、活動レール64のそれと同一であるよう
に示されているが、多くの応用例では、活動レール64
の揚力とほぼ等しい揚力を提供するように非活動レール
62の幅はもっと広くすることができる。
【0023】このスライダ60の諸元に対する以下の寸
法は、単なる例示を目的とするものであって、本発明の
範囲を制限するものではない。このスライダ60は、
1.5mmの幅と、2.045mmの長さと、0.25
4mmのレール幅を有する。テーパ部66は、前縁部7
0から0.320mmの範囲まで延びており、非活動レ
ール62は1.5mmの長さを有している。
【0024】非活動レール62の長さと幅は、幾つかの
パラメータを勘案(トレードオフ)することによって決
定される。そのうち最も重要な3つのパラメータは、浮
上高さの変動と、クラウン感度と、ロール・バイアスで
ある。例えば、後述するように、もし非活動レール62
が短縮されるのであれば、クラウンの変動に対するスラ
イダ60の感度が減少するのに対し、スライダ60のロ
ール・バイアスは大きくなる。他方、ロール・バイアス
が大きくなり過ぎれば、側レールの内の1つがディスク
に衝撃を与えることがある。大部分の応用例について、
非活動レール62の長さは、スライダ60の全長の30
〜97%の範囲内にある。しかし、当業者には明らかで
あるように、スライダ60の全長の97%よりも長い非
活動レール62を有するスライダであっても、やや少な
いとはいえ、依然として本発明の利点を提供する。同様
に、スライダ60の全長の30%よりも短い非活動レー
ル62を有するスライダが、或る応用例については好ま
しいことがある。
【0025】ここで留意すべきは、全ての縁部が直線状
であるために、図3の(a)のスライダ60は、高価な
露光技術やエッチング工程を必要とせずに、低コストの
加工工程を用いて製造できることである。低コストが主
要な設計目標であれば、これを主要な利点とすることが
できる。
【0026】動作中、スライダ60は、弾性的なサスペ
ンション・アセンブリによって回転中のディスクに隣接
して支持される。側レール62及び64並びに凹部68
の下の空気流は、スライダ60をディスク表面から浮上
させる空気ベアリングを形成する。スライダ60の前縁
部70は、後縁部72よりもディスク表面から一層離れ
て浮上し、その結果、スライダ60はディスク表面に関
し或るピッチ角で浮上することになる。
【0027】このスライダ60の構成は、2つの全長レ
ールを有し且つこれと同様のサイズ及び形状を有する従
来技術のスライダよりもずっと平坦な浮上高さプロファ
イルを与える。このことは、図4のグラフから明らかで
ある。図4のグラフは、図3の(a)のスライダ60に
ついて、種々のディスク半径位置における浮上高さの変
動を、全長レールを有する従来技術のスライダと比較的
に示したものであって、ディスク上を浮上する各スライ
ダの空気ベアリング特性のシミュレーション・モデルを
用いて作成されたものである。この場合において、両ス
ライダは、内周側において殆どゼロのスキューを有し且
つ約3マイクロインチの最小間隔を有するように、回転
式のアクチュエータ内に取り付けられているものと仮定
する。図4のグラフから明らかなように、図3の(a)
のスライダ60は、全長レールを有する従来技術のスラ
イダと比較すると、浮上高さの変動が極めて小さくなっ
ている。図4に示されている浮上高さの変動は、ディス
クの回転速度の変動だけに起因するのではなく、回転式
のアクチュエータが3.5インチ(約8.9cm)のデ
ィスクを横切ってスライダを移動させるときのスキュー
の変動にも起因するものである。
【0028】前述の実施例は、スキューの変動に対する
感度及びディスク半径位置に対する浮上高さの変動が減
少することに加えて、多くの利点を有している。このよ
うな利点の1つは、スライダのクラウンの変動に対する
感度の減少である。前述のように、製造上の寸法公差に
起因して、スライダのクラウンが比較的大きく変動する
ことがある。本発明の主要な利点は、このような変動が
スライダの浮上高さに対し比較的小さな影響を与えるに
過ぎないことである。この点を理解するには、全長レー
ルを有する従来技術のスライダと本発明に従って製造さ
れたスライダとの間の浮上高さの変動を検査すればよ
い。ここで、両スライダが、前縁部70及び後縁部72
がディスクへ向かって移動するように変化するクラウン
を有するものと仮定すると、全長レールを有する従来技
術のスライダについては、各側レールの下の圧力が低下
し、従ってもっと低く浮上することになる。これに対
し、図3の(a)のスライダ60については、この影響
がより少なくなっている。即ち、非活動レール62の下
にある表面領域が減少されているから、クラウンの変動
の影響が強められて、非活動レール62によって発生さ
れる揚力が大幅に減少することになる。この結果、スラ
イダ60は、活動レール46が上方へロールするように
ロールされる。この効果は、クラウンによって生じた活
動レール64の下の圧力降下を部分的に補償して、ヘッ
ド74の浮上高さの変動をより少なくする。非活動レー
ル62がそうでない場合に受ける圧力降下よりも大きな
圧力降下を受けるという事実はあまり重要ではない。ス
ライダ60は或るピッチ角で浮上し、そして非活動レー
ル62が短縮されているから、ディスクに最も近接した
スライダ60の部分は、依然としてヘッド74の近傍の
領域であり続ける。
【0029】本発明の他の利点は、データ・アクセス動
作中のスライダ60のより良好な動的性能である。前述
のように、図4には、種々の半径位置におけるヘッド7
4の安定的な浮上高さが示されている。しかし、スライ
ダ60の浮上高さは、アクチュエータが一方の半径位置
から他方の半径位置に移動する間にも影響されるもので
ある。アクチュエータの移動中、スライダ60は追加の
スキューを受けて、その浮上高さを降下させることがあ
る。また、大きなスキューに応じてスライダ60に力が
加わると、スライダ60に大きなロールを与えようとす
ることがある。前述のロール又はスキューの変動に対す
る無感応性のおかげで、スライダ60の浮上高さは、従
来技術の全長レールスライダと比較すると、その降下量
が非常に少なくなっている。シミュレーションによれ
ば、図3の(a)のスライダ60が毎秒1.5メートル
の速度でディスクの内周(ID)から外周(OD)へ移
動する場合、16ナノメートルの降下量を受けることが
判っている。これに対し、2つの全長レールを有する従
来技術のスライダは、前述のものと同じデータ・アクセ
ス動作中、26ナノメートルの降下量を受ける。
【0030】図5に示されている負圧スライダ60に
は、2つの側レール62及び64が形成されている。更
に、テーパ付き交差レール65が、このスライダ60の
幅全体にわたって延びている。代替的に、この交差レー
ル65を、図3の(c)に示されている段差部66と同
様の段差部とすることができる。交差レール65並びに
2つの側レール62及び64の内側壁は、エッチング、
レーザ研磨、イオン・ミリング、又は他の公知技術によ
って形成されるような凹部68を境界付ける。動作中、
凹部68は、このスライダ60の高い静的荷重の必要性
を低減するような負圧ポケットを形成する。前述の実施
例の凹部とは異なり、図5の凹部68の深さは、適正な
浮上特性を達成するために、数ミクロン程度の制御され
た深さのものでなければならない。図3の(a)の正圧
スライダ60と同様に、ヘッド74は、活動レール64
の後縁部に接着されるか、又はこの後縁部で一体形成さ
れるようになっている。活動レール64は、この負圧ス
ライダ60の交差レール65から後縁部72へ延びてい
る。これに対し、非活動レール62は、テーパ部66か
ら後縁部72へ向かって延びているが、この負圧スライ
ダ60の全長にわたっては延びていない。
【0031】図5の負圧スライダ60の構成は、2つの
全長レールを有し且つこれと同様のサイズ及び形状を有
する従来技術のスライダよりもずっと平坦な浮上高さプ
ロファイルを与える。また、図3の(a)の正圧スライ
ダ60に関連して既に説明した利点が、図5及びその後
に説明する全てのスライダにも当てはまる。
【0032】図3の(a)に示されている正圧スライダ
の利点の他に、図5の負圧スライダ60は、これをより
低い静的荷重で以て使用することを可能にする。より低
い静的荷重が望ましいのは、ディスクの回転開始時に生
ずるようなスライダ接触中に、ディスクが磨耗したり損
傷したりすることが少なくなるからである。また、より
低い静的荷重は、ゼロ速度におけるスライダとディスク
との間のスティクション(ゼロ位置にある2つの相互に
可動な部分間の相対運動を妨げるように働く摩擦)力を
減少させる。これらの力を超えると、ディスクやスライ
ダを磨耗させたり又は損傷を与えることがある。
【0033】図6に示されている正圧スライダ60は、
活動レール64内にチャネル80が追加されている点を
除くと、図3の(a)の正圧スライダと同一である。製
造を容易にするために、チャネル80の前縁部81を、
非活動レール62の終端縁部63と整列させることがで
きる。こうすると、チャネル80及び非活動レール62
を、同一工程中に機械加工することができるからであ
る。図3の(a)に示されている正圧スライダの利点に
加えて、チャネル80は、図6のスライダ60をより低
い静的荷重で以て使用することを可能にする。より低い
静的荷重が望ましいのは、図5の負圧スライダに関連し
て既に説明した理由による。このチャネル80は、図6
の実施例についてだけ示されているに過ぎないが、これ
を本発明の他の全ての実施例にも有利に適用することが
できる。
【0034】ここで留意すべきは、チャネル80が、設
計上の他の柔軟性を提供することに加えて、スライダ6
0とディスクとの間に形成される空気ベアリングのスチ
フネスを減少させる、ということである。この理由か
ら、チャネル80は、機械加工によって形成される空気
ベアリング面上で使用するのが普通である。もし、空気
ベアリング面が、露光技術のようなパターン化技術によ
って形成されるのであれば、チャネル80の利点は、空
気ベアリングのスチフネスを犠牲にせずに、他の手段に
よって達成することができる。
【0035】図7に示されている正圧スライダ60は、
各側レールの前縁部と活動レール64の後縁部の近傍で
整形が施されている点を除けば、図3の(a)の正圧ス
ライダと同一である。この整形は、フレア(広がり)部
91〜93の形を取り、このような整形のために、露光
技術のようなパターン化工程を用いることができる。側
レール62及び64の整形は、スライダの設計について
追加の柔軟性を提供する。例えば、活動レール64の後
縁部の近傍にあるフレア部93は、活動レール64の全
体の幅を広げることを必要とせずに、大きなヘッド74
を装着することを可能にする。同様に、フレア部91及
び92は、この正圧スライダ60が浮上する際のピッチ
を大きくする。図7に示されているような整形は、本発
明の全ての実施例の全ての空気ベアリング面に有利に適
用することができる。
【0036】図8に示されている負圧スライダ60は、
本発明の好ましい実施例に相当するものであって、2つ
の側レール62及び64を備えている。側レール62及
び64は、前縁部70においてテーパ部66A及び66
Bをそれぞれ有している。テーパ部66A及び66B並
びに2つの側レール62及び64の内側壁は、エッチン
グ、イオン・ミリング、又は他の技術によって形成され
るような凹部68A及び68Bをそれぞれ境界付ける。
動作中、凹部68A及び68Bは、この負圧スライダ6
0の高い静的荷重の必要性を低減するような2つの負圧
ポケットを形成する。テーパ部66A及び66Bから後
縁部72へ向かってそれぞれ延びている2つのサブレー
ル97A及び97Bの間を通過するように、一のチャネ
ル94が設けられている。ヘッド74は、活動レール6
4の後縁部に接着されるか、又はこの後縁部で一体形成
される。非活動レール62は、テーパ部66Aから後縁
部72へ向かって延びているが、この負圧スライダ60
の全長にわたっては延びていない。これに対し、活動レ
ール64は、この負圧スライダ60のテーパ部66Bか
ら後縁部72まで延びている。
【0037】この負圧スライダ60の諸元に対する以下
の寸法は、単なる例示を目的とするものであって、本発
明の範囲を制限するものではない。この負圧スライダ6
0は、1.5mmの幅と、2.045mmの長さとを有
し、活動レール64のレール幅は0.221mmであ
り、非活動レール62のレール幅は0.311mmであ
る。テーパ部66A及び66Bは、前縁部70から0.
320mmの範囲まで延びており、非活動レール62は
1.7mmの長さを有している。サブレール97A及び
97Bは、前縁部70から0.470mmの箇所で始ま
り、0.530mmの長さと、0.1mmの幅を有して
いる。最後に、活動レール64の後縁部にあるフレア部
96は、前縁部70から1.2mmの箇所で始まり、幅
0.5mmに達する前に0.3mmだけ延びている。
【0038】図8に図示され且つ前述の寸法値から明ら
かなように、この負圧スライダ60は非対称の形状を有
し、非活動レール62の幅が活動レール64の幅よりも
広くなっている。このことは、減少した表面領域、従っ
て非活動レール62の減少した揚力を補償して余りある
ものである。この結果、ディスクから離れるように非活
動レールを傾斜させるロール・バイアスが生じることに
なる。ここで留意すべきは、図8に示されている負圧ス
ライダ60が非対称の形状を有するために、この負圧ス
ライダ60の鏡像バージョンをディスクの反対側で使用
しなければならない、ということである。
【0039】この負圧スライダ60の構成は、2つの全
長レールを有し且つこれと同様のサイズ及び形状を有す
る従来技術のスライダよりもずっと平坦な浮上高さのプ
ロファイルを与える。このことは、図4と同様のシミュ
レーションの結果を示している図9のグラフから明らか
である。図9のグラフは、ディスクの速度とアクチュエ
ータのスキューが、スライダの浮上高さに与える影響を
示している。このグラフに示されているように、本発明
に従ったスライダは、全長の非活動レールを有する従来
技術のスライダと比較すると、浮上高さにおいて非常に
僅かな変動しか有さないことが判る。
【0040】以上では、本発明の幾つかの好ましいバー
ジョンを詳述したが、他のバージョンも使用可能であ
る。例えば、前縁部に設けたテーパ部やエッチングされ
た段差部のような圧縮特性部を有するスライダの文脈に
おいて本発明を説明したが、本発明の利点は、これらの
特性を持たないスライダにも当てはまる。同様に、好ま
しい実施例の非活動レールは、スライダの後縁部から完
全に除去されているように図示されているが、本発明の
利点は、非活動レールの後縁部を単に凹ませて、その箇
所の加圧化を減少させ且つディスクによる衝撃の可能性
を少なくすることによっても、これを達成することがで
きる。
【0041】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ロー
ル、スキュー及びクラウンの変動に対する感度が小さ
く、しかもディスク上で均一な浮上高さを維持するスラ
イダを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施するために用いられる、磁気ディ
スク・ドライブの構成を簡略的に示す図である。
【図2】本発明を実施するために用いられる、回転式の
アクチュエータを有する磁気記録機構を示す平面図であ
る。
【図3】(a)は本発明に従ったスライダの底面図であ
る。 (b)は(a)のスライダの側面図である。 (c)は(a)のスライダの前縁部にあるテーパ部の代
わりにエッチングされた段差部を設けた他の実施例の側
面図である。
【図4】図3の(a)のスライダについて、浮上高さと
ディスク半径位置との間の関係を示すグラフである。
【図5】本発明に従った負圧スライダの底面図である。
【図6】図3の(a)のスライダの活動レール内にチャ
ネルを設けるようにした、本発明に従ったスライダの底
面図である。
【図7】整形された側レールを有するスライダの底面図
である。
【図8】2つの負圧ポケットと整形された側レールを有
する、本発明の好ましい実施例に相当するスライダの底
面図である。
【図9】図8のスライダについて、浮上高さとディスク
半径位置との間の関係を示すグラフである。
【符号の説明】
60・・・・・・・スライダ 62、64・・・・側レール 66A、66B・・テーパ部 68A、68B・・負圧ポケット 70・・・・・・・前縁部 72・・・・・・・後縁部 74・・・・・・・ヘッド 94・・・・・・・チャネル 95、96・・・・フレア部 97A、97B・・サブレール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 デヴェンドラ スィングー クハブラ アメリカ合衆国95120、カリフォルニア 州サンノゼ、バーンサイド ドライヴ 6872 (56)参考文献 特開 昭60−170084(JP,A) 特開 平3−235276(JP,A) 特開 平5−81810(JP,A) 特開 平4−167280(JP,A) 実開 昭61−57361(JP,U) 実開 昭60−192152(JP,U)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トランスデューサを支持するための空気
    ベアリング・スライダであって、 一の前縁部及び一の後縁部を有するスライダ本体を備
    え、 前記スライダ本体の表面のうちディスク表面と対向すべ
    き表面において、前記スライダ本体の縦軸に関し一方の
    側に配置した第1のU字型レールによって規定された第
    1の負圧ポケットと、前記スライダ本体の縦軸に関し他
    方の側に配置した第2のU字型レールによって規定され
    た第2の負圧ポケットがそれぞれ設けられ、 前記第1のU字型レールが、前記前縁部の第1の部分に
    沿って延び且つ前記一方の側に配置した一の交差レール
    並びに当該交差レールから前記後縁部に向かってそれぞ
    れ延び且つ前記一方の側にそれぞれ配置した第1の側レ
    ール及び第1のサブレールを含み、当該第1の側レール
    が、前記後縁部において荷重支持能力を減少させるため
    の凹領域を有しており、 前記第2のU字型レールが、前記前縁部の第2の部分に
    沿って延び且つ前記他方の側に配置した一の交差レール
    並びに当該交差レールから前記後縁部に向かってそれぞ
    れ延び且つ前記他方の側にそれぞれ配置した第2の側レ
    ール及び第2のサブレールを含み、当該第2の側レール
    が、前記後縁部に至るまで延びており、さらに、前記前
    縁部から前記後縁部に向かって延びるように、前記第1
    のサブレールと前記第2のサブレールとの間に一のチャ
    ネルが設けられていることを特徴とする、空気ベアリン
    グ・スライダ。
  2. 【請求項2】 前記交差レールの各々が前記前縁部にお
    てテーパ部をそれぞれ含んでいることを特徴とする、
    請求項1記載の空気ベアリング・スライダ。
  3. 【請求項3】 前記第1の側レールが前記凹領域におい
    て一のフレア部を含んでいることを特徴とする、請求項
    1記載の空気ベアリング・スライダ。
  4. 【請求項4】 前記第1の側レールが前記凹領域におい
    て一のフレア部を含み、前記第2の側レールが前記後縁
    部において一のフレア部を含んでいることを特徴とす
    る、請求項1記載の空気ベアリング・スライダ。
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