JPH01116959A - 両面記録／再生用浮動ヘッド・スライダ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の要約 ２つの浮動ヘッド・スライダをディスク状記録媒体を挟
むようにして設け、一方の浮動ヘッド・スライダの第１
の動圧スライダ部に形成された凹部と他方の浮動ヘッド
・スライダの第２の動圧スライダ部近くに設けられた記
録／再生ヘッドとが対向するように配置する。記録／再
生時には凹部の両側の突出部が記録／再生ヘッドに対し
て規制板と同等な役割を果たすので、ディスク状記録媒
体が可撓性を有するものであってもその両面で記録／再
生を行なうことができる。

発明の背景 技術分野 この発明は２回転する可撓性記録媒体（磁気ディスク、
光磁気ディスク、光学的ディスク等）の半径方向に、記
録／再生ヘッドを移動させて任意のトラックへの信号の
記録、任意のトラックからの信号の再生、または記録と
再生の両方を行なう記録／再生装置において、記録媒体
の両面で記録／再生を行なうための両面記録／再生用浮
動ヘッド・スライダに関する。

従来技術とその問題点 従来の浮動ヘッド・スライダの代表的なものに米国特許
箱３．８２３，４１６号明細書に記載のものがある。こ
の浮動ヘッド・スライダは磁気ディスクへの接触面側に
スライダの長平方向にのびる３本の突出した動圧スライ
ダ部をもち、これらの動圧スライダ部は適当な間隔をあ
けて平行に配置されている。中央に位置する動圧スライ
ダ部の先端部に磁気ヘッドが取付けられている。この浮
動ヘッド・スライダの他にも種々の形状のものがあるが
、いずれの浮動ヘッド・スライダもジンバル・プレート
の先端部に薄いばね片を介して取付けられる。磁気ディ
スクが回転したときに動圧スライダ部に発生する動圧と
上記ばね片およびジンバル・プレートの弾性による力と
が均衡し、良好なヘッド・タッチが得られる。

しかしながら、上記の浮動ヘッド・スライダ装置はいわ
ゆるハード・ディスクに適したものであって、フロッピ
ィ・ディスクのような可撓性を有する磁気ディスクへの
適用は困難である。磁気ディスクが可撓性を有するため
に磁気ディスクの振れが大きくヘッドφタッチが不安定
になったり、磁気ディスクと磁気ヘッドとの間隔が大き
くなり充分な記録ができなくなりたり充分なヘッド出力
が得られなくなったりするからである。

フロッピィ・ディスクのような可撓性を有する磁気ディ
スクの記録／再生面に磁気ヘッドを接触させるために、
従来から、磁気ヘッドの磁気ディスクを挟んだ反対側か
ら規制板によって磁気ディスクを押え付ける機構が用い
られている。このような機構を用いると、磁気ディスク
を挾んで磁気ヘッドと反対側に規制板があるから磁気デ
ィスクの両面への記録／再生ができない。

発明の概要 発明の目的 この発明は、可撓性を有するディスク状記録媒体に対し
ても良好なヘッド・タッチが得られるとともにその両面
への記録／再生が可能な浮動ヘッ′ド・スライダを提供
することを目的とする。

発明の構成９作用および効果 この発明による両面記録／再生用浮動ヘッド・スライダ
は１回転するディスク状記録媒体と対面するスライダの
面において、ディスク状記録媒体の回転方向に長くかつ
ディスク状記録媒体の方向に突出した第１および第２の
動圧スライダ部がディスク状記録媒体の径方向に間隔を
あけて設けられ、これらの動圧スライダ部のディスク状
記録媒体の回転方向上流側端部にはディスク状記録媒体
から離れる方向に傾斜する斜面が形成され、第１の動圧
スライダ部のディスク状記録媒体の回転方向下流側端部
に凹部が形成され、第２の動圧スライダ部のディスク状
記録媒体の回転方向下流側端部は欠除され、この欠除部
分に記録／再生ヘッドが設けられていることを特徴とす
る。

ディスク状記録媒体には、磁気ディスク、光磁気ディス
ク、光学的ディスク等を含み、また記録／再生ヘッドと
はこれらの記録媒体に記録／再生を行なうものである。

たとえば磁気ディスクへの記録／再生を行なう磁気ヘッ
ド、光磁気ディスクへの記録／再生を行なう読取り／書
込みピックアップ、光学的ディスクへの読取り／書込み
を行なう光学的読取り／書込み装置である。

ディスク状記録媒体の両面記録／再生においては上記の
構成の浮動ヘッド・スライダが２個。

ディスク状記録媒体を挟むように、かつ一方の浮動ヘッ
ド・スライダの第１の動圧スライダ部に形成された凹部
と他方の浮動ヘッド・スライダの第２の動圧スライダ部
近くに設けられた記録／再生ヘッドとが対向するように
設けられるとともに。

従来と同じようにジンバル・プレートおよび薄いばね片
を含むヘッド支持機構に取付けられる。

上記の配置において記録媒体が回転すると、上記斜面に
そって動圧スライダ部と記録媒体との間に入り込む空気
流によって正圧が発生し、この動圧と上記の支持機構に
よるばね力とがほぼ均衡してスライダは記録媒体の面に
わずかの間隔をあけて位置する。

一方、記録／再生ヘッドが設けられている箇所において
は動圧スライダ部が設けられていないために、ここでは
正圧が殆ど発生せず、記録／再生ヘッドは記録媒体に接
触する。しかも反対側には他方のスライダの凹部が位置
しており、この凹部の両側にある突出部が記録′／再生
ヘッドに対して従来の規制板と同等な役割を果たすので
、ディスク状記録媒体が可撓性を有するものであっても
良好なヘッド・タッチが得られ、その両面で記録／再生
を行なうことができるようになる。ヘッド・スライダが
ディスク状記録媒体と接触する箇所はほぼ記録／再生ヘ
ッドに限定され、スライダ部は殆ど接触しないので、記
録媒体とスライダの摩耗を軽減することができる。さら
に磁気ディスクの両面に配置されるスライダが同一構造
であるため製作費用も安価になる。

実施例の説明　　゛ 以下この発明を磁気ディスクの記録／再生に適用した実
施例について詳述する。

第１図は浮動ヘッド・スライダの斜視図である。

浮動ヘッド・スライダ１０には、磁気ディスクと対面す
る面に第１の動圧スライダ部２２．第２の動圧スライダ
部２Ｂおよび磁気ヘッド２０が設けられている。

第１および第２の動圧スライダ部２２．２６は突出状に
形成されかつスライダ１０の両側においてその長平方向
にのびている。これらの両動圧スライダ部２２と２６と
の間は凹所２８となっている。両動圧スライダ部２２．
２８の一端部には傾斜面２３．２７がそれぞれ形成され
ている。

一方の動圧スライダ部２２の他端部には凹部２４が形成
されている。凹部２４の両側部は動圧スライダ部２２の
一部となっているが、とくにこの部分は後述するように
記録／再生時において規制板と同等の役割をするので規
制部２５ということにする。

他方の動圧スライダ部２６の他端部は所定長さ分欠除さ
れており、動圧スライダ部２６よりもその分だけ短くな
っている。

磁気ヘッド２０は、動圧スライダ部２Ｂの一端部の上記
欠除された箇所に位置しており、取付部材２９を介して
浮動ヘッド中スライダＩＯに取付けられている。磁気ヘ
ッド２０の上端（書込／読取用ギャップ部）の高さは動
圧スライダ部２２．　Ｈの面とほぼ同じかやや突出する
程度がよい。動圧スライダ部２２および２Ｂが形成され
ている面とは反対側の面にはスライダｌＯの長平方向と
垂直方向に四部３１が形成されている。浮動ヘッド・ス
ライダＩＯはこの凹部３１において薄い板ばね片３２を
介してジンバルφプレート３３に取付けられている。

第２図から第４図は上記の構成をもつ浮動ヘッド・スラ
イダの両面記録／再生時の配置を示している。第２図は
平面図、第３図は第２図の■−■線にそう拡大断面図、
第４図は第２図のＩＶ−ＩＶ線にそう拡大断面図である
。第３図および第４図においてはばね３２およびジンバ
ル・プレート３３の図示が省略されている。

磁気ディスク３５はその中心孔３Ｂをモータのスピンド
ル（図示路）によりチャッキングされ、孔３Ｂを中心と
して回転する（回転の方向を第２図および第３図に矢印
で示す）。

磁気ディスク３５の上には上記の浮動ヘッド・スライダ
１０が、下には同一構造の浮動ヘッド・スライダ４０が
それぞれ配置されている（説明の便宜上、ここでは第３
図および第４図を基準として上下を定める）。浮動ヘッ
ド・スライダ４０の動圧スライダ部を符号４２．４６で
、斜面部を符号４３．４７で、動圧スライダ部４２に形
成された四部を符号４４で、その両側の規制部を符号４
５で、磁気ヘッドを符号５０で、その取付部材を符号５
９で１両動圧スライダ部４２．４８に挟まれた凹部を符
号４８で９反対側面の取付用凹部を符号５１でそれぞれ
示す。

これらの浮動ヘッド・スライダ１０．４０をそれぞれ支
持するジンバル・プレート３３（両スライダのジンバル
・プレートを符号３３で代表させる）は。

ヘッド移送機構（図示路）に設けられ、これによって浮
動ヘッド・スライダ１０．４０が一緒に磁気ディスク３
５の径方向に移送される。また、少なくともいずれか一
方の浮動ヘッド・スライダはその支持ジンバル・プレー
トとともに上、下方向に移動可能であるが、記録／再生
時には第３図、第４図に示すように磁気ヘッド２０およ
び５０が磁気ディスク３５にその両面から接触するよう
に配置される。

浮動ヘッド・スライダ１０．４０は、それらの動圧スラ
イダ部２２．２６．４２．４６の長手方向と磁気ディス
ク３５の周方向（接線方向）とが同方向となるように、
さらに斜面部２３．２７．４３．４７が磁気ディスク３
５の回転方向上流側に、磁気ヘッド２０．５０と凹部２
４．４４が下流側にそれぞれ位置するように配置されて
いる。そして、上側の浮動ヘッド・スライダ１０の磁気
ヘッド２０と下側の浮動ヘッドΦスライダ４０の凹部４
４とが磁気ディスク３５を挟んで対向し、下側の磁気ヘ
ッド５０と上側の凹部２４とが磁気ディスク３５を挟ん
で対向する。上、下の磁気ヘッド２０と５０との間の磁
気ディスク３５の径方向における間隔は、磁気ディスク
３５に設けられる記録／再生トラック間隔の整数ｎ倍に
設定される。下側にある凹部４４の両側部にある規制部
４５が上側の磁気ヘッド２０に対して、また上側の規制
部２５が下側の磁気ヘッド５０に対して規制部材として
の役割を果たしている。つまり、可撓性をもつ磁気ディ
スク３５の逃げを防止している。これにより磁気ヘッド
２０および５０と磁気ディスク３５との確実な接触が担
保される。

第５図は、記録／再生時において磁気ディスク３５と上
側の浮動ヘッド會スライダＩＯとの間に働く圧力分布を
示している。他方の浮動ヘッド・スライダ４０と磁気デ
ィスク３５との間に働く圧力分布もこれと同じである。

磁気ディスク３５の回転にともなう空気流が浮動ヘッド
・スライダｌＯの斜面部２３．２７から動圧スライダ部
２２．２６と磁気ディスク３５との間に流入し。

磁気ヘッド２０および凹部２４．規制部２５側から流出
していく。これによりＢ−Ｂ線の圧力分布からも分るよ
うに動圧スライダ部２６と磁気ディスク３５との間に正
圧が発生し、浮動ヘッド・スライダ１０がジンバル・プ
レート３３やばね片８２のばね力に抗して磁気ディスク
３５から離れる方向に浮動する（とくに第３図参照）。

しかしながら、一方の動圧スライダ部２７において磁気
ヘッド２０の部分には動圧スライダ部が欠除されている
ために正圧の発生が少なく、磁気ヘッド２０はばね片３
２等により磁気ディスク３５に接触する方向に付勢され
、磁気ディスク３５との間隙が非常に小さく殆ど磁気デ
ィスク３５に接する。他方の動圧スライダ部２２におい
てはＡ−Ａ線にそう圧力分布からも分るように規制部２
５において若干の正圧が発生する。

このように、動圧スライダ部２２．２６の大部分は磁気
ディスク３５から離れ、磁気ヘッド２ｏおよび規制部２
５においてのみ磁気ディスク３５に接触するので磁気デ
ィスク３５とヘッド・スライダＩＯとの接触部分が少な
くなり、ヘッド・スライダ１ｏと磁気ディスク３５との
相互の摩耗が減少する。

磁気ヘッド２０は磁気ディスク３５に接触するとともに
１反対側の浮動ヘッド・スライダ４ｏの規制部４５が磁
気ディスク３５の振動、揺れ等を押えることになるため
良好なヘッド・タッチを得ることができる。

この発明は、磁気ヘッドによる磁気ディスクへの記録／
再生のみならず、光磁気ディスクの記録／再生装置、光
学的に読取り（または書込み）が可能なディスク（たと
えば情報を遮光部分または光反射部分と光透過部分との
組合せによって表わす）から光学的読取ヘッド（たとえ
ば投光素子と受光素子を含む；投光素子と受光素子がデ
ィスクを挟んで対向配置される場合もある）によって情
報を読取る（または書込む）装置、その他のディスク状
記録媒体の記録／再生装置にも適用可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施例を示すもので浮動ヘッド・ス
ライダの斜視図、第２図から第４図は記録／再生時にお
ける浮動ヘッド・スライダと磁気ディスクの位置関係を
示す図であり、第２図は平面図、第３図は第２図のｍ−
ｍ線にそう拡大断面図、第４図は第２図のＩＶ−ＩＶ線
にそう拡大断面図である。第５図は記録／再生時におい
て磁気ディスクと浮動ヘッド・スライダとの間に働く圧
力の分布を示すものである。 ｔｏ、　４０・・・浮動ヘッド・スライダ。 ２０．５０・・・磁気ヘッド（記録／再生ヘッド）。 ２２、４２・・・第１の動圧スライダ部。 ２３、２７．４３．４７・・・傾斜部。 ２４、４４・・・凹部。 ２６、４８・・・第２の動圧スライダ部。 ３５・・・磁気ディスク（ディスク状記録媒体）。 以　　上 特許出願人　　富士写真フィルム株式会社代　理　人　
　弁理士　加藤　刺通（外１名）第２図 ＼ 第４図 第５図 Ａ−Ａ間の圧力分瑯

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 回転するディスク状記録媒体と対面するスライダの面に
   おいて、ディスク状記録媒体の回転方向に長くかつディ
   スク状記録媒体の方向に突出した第１および第２の動圧
   スライダ部がディスク状記録媒体の径方向に間隔をあけ
   て設けられ、 これらの動圧スライダ部のディスク状記録媒体の回転方
   向上流側端部にはディスク状記録媒体から離れる方向に
   傾斜する斜面が形成され、 第１の動圧スライダ部のディスク状記録媒体の回転方向
   下流側端部に凹部が形成され、 第２の動圧スライダ部のディスク状記録媒体の回転方向
   下流側端部は欠除され、この欠除部分に記録／再生ヘッ
   ドが設けられている、 両面記録／再生用浮動ヘッド・スライダ。