JPH064465Y2 - デイスクカートリツジ - Google Patents

デイスクカートリツジ

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JPH064465Y2
JPH064465Y2 JP6093488U JP6093488U JPH064465Y2 JP H064465 Y2 JPH064465 Y2 JP H064465Y2 JP 6093488 U JP6093488 U JP 6093488U JP 6093488 U JP6093488 U JP 6093488U JP H064465 Y2 JPH064465 Y2 JP H064465Y2
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JP
Japan
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sheet
lifter plate
disk
recording medium
liner
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孝次 船渡
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Sony Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えばフロッピーディスク等のシート状記録
媒体をカートリッジ内に回転自在に収納して使用するデ
ィスクカートリッジに関するものである。
〔考案の概要〕
本考案は、シート状記録媒体と、そのシート状記録媒体
が回転自在に収納された上下ハーフからなるカートリッ
ジと、そのカートリッジの内部で上記シート状記録媒体
の上下に配置された一対のライナシートと、上記一方の
ハーフの内面に固定され、上記ライナシートを介して上
記シート状記録媒体を上記他方のハーフの内面側に弾性
的に押圧するリフター板とを具備するディスクカートリ
ッジにおいて、上記リフター板によって押圧される上記
ライナシート及び上記シート状記録媒体を、上記他方の
ハーフの内面に設けた凹部のエッジ部分に押圧させるよ
うに構成することにより、上下ハーフの変形、リフター
板の折曲げ角やライナシートの厚みのバラツキ等があっ
ても、シート状記録媒体の回転ロストルクを安定して得
られるようにしたものである。
〔従来の技術〕
この種ディスクカートリッジの先願例として、本考案の
出願人は、例えば実願昭59−152152号を先に出
願している。
この先願例は、第6A図及び第6B図に示す如く、シー
ト状記録媒体であるフロッピーディスク(以下単にディ
スクと記載する)4と、そのディスク4が回転自在に収
納された上下ハーフ1,2からなるカートリッジ3と、
そのカートリッジ3の内部に接着されてディスク4の上
下に配置された一対のライナシート5,6と、一方のハ
ーフ2の内面2aに一端18aが固着され、他端18b
で両ライナシート5,6を介してディスク4を他方のハ
ーフ1の内面1aに一体に形成したリブ30に弾性的に
押圧するリフター板18とによって構成したディスクカ
ートリッジである。
そして、ディスク4が矢印a方向に回転される際に、両
ライナシート5,6のディスク4に対する押圧点
(P1,P2)において、ディスク4に回転ロストルクを
与えると共に、ディスク4の上下記録面をクリーニング
するようにしたものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、従来のディスクカートリッジは、上下ハーフ
1,2の変形(平面度のバラツキ等)によって、上下ハ
ーフ1,2間のクリアランスが第6A図に示すH1と第
6B図に示すH2とのようなバラツキを生じたり、或い
は、リフター板18の折曲げ角(一端18aに対する他
端18bの折曲げ角)や両ライナシート5,6の厚みの
バラツキ等によって、ディスク4に対する両ライナシー
ト5,6の押圧点が第6A図に示すP1と第6B図に示
すP2とのように、リフター板18の固定端18aに対
して変化してしまう。
なお、第7A図及び第7B図に示す如く、リフター板1
8の他端18bの撓み量hが同じであっても、押圧点P
1及びP2でのリフター板18の他端18bによる上方へ
の押圧力F1とF2の関係は、F1<F2となる。
従って、第7A図の如く、押圧点P1が固定端18aか
ら遠い距離l1にある時には、第6A図におけるディス
ク4に対する両ライナシート5,6の押圧力が小さく、
ディスク4の回転ロストルクは小さいが、第7B図の如
く、押圧点P2が固定端18aに近い距離l2に変化され
ると、第6B図におけるディスク4に対する両ライナシ
ート5,6の押圧力が大きくなり、ディスク4の回転ロ
ストルクが大きくなってしまう。
そして、回転ロストルクが設置値以上に大きくなると、
ディスク4の回転駆動モータの負荷が増大し、ディスク
4の上下記録面が両ライナシート5,6で損傷され易い
と言った問題点を発生する。
本考案は、上下ハーフの変形、リフター板の折曲げ角や
ライナシートの厚みのバラツキ等があっても、シート状
記録媒体に対するライナシートの押圧点が変化しないよ
うにしたディスクカートリッジを提供することを目的と
している。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案のディスクカートリ
ッジにおいては、リフター板によってライナシート及び
シート状記録媒体が押圧される他方のハーフの内面で上
記リフター板とほぼ対向する位置に凹部を形成し、上記
リフター板の他端側に位置する上記凹部のエッジ部分に
上記ライナシート及び上記シート状記録媒体を上記リフ
ター板の他端によって押圧させるように構成したもので
ある。
〔作用〕
以上の如く構成されたディスクカートリッジの作用を第
1A図及び第1B図によって説明する。
リフター板18の他端18bの押圧によって、両ライナ
シート5,6及びディスク状記録媒体であるディスク4
が凹部21のエッジ部分21aに押圧されているため、
上下ハーフ1,2の変形(平面度のバラツキ等)によっ
て、上下ハーフ1,2間のクリアランスが第1A図に示
すH1と第1B図に示すH2とのようなバラツキを生じた
り、或いはリフター板18の折曲げ角(一端18aに対
する他端18bの折曲げ角)や両ライナシート5,6の
厚みのバラツキ等が生じても、ディスク4に対する押圧
点Pがエッジ部分21aから変化しない。
即ち、凹部21のエッジ部分21aがリフター板18の
他端18b側に位置していて、両ライナシート5,6及
びディスク4に対する逃げ部となっているため、例え
ば、クリアランスがH1からH2に小さくなった場合、両
ライナシート5,6及びディスク4の凹部21内への入
り込み量が増えるものの、リフター板18の他端18b
によって、両ライナシート5,6及びディスク4は常に
凹部21のエッジ部分21aに押圧される。
従って、上記のバラツキによっても、上記押圧点Pが変
化せず、リフター板18の固定端18aに対する一定距
離lの押圧点Pで、リフター板18の他端18bが両ラ
イナシート5,6をディスク4に押圧させることができ
る。
〔実施例〕
以下、本考案をマイクロ・フロッピーディスクを用いた
ディスクカートリッジに適用した一実施例を第1A図〜
第5図によって説明する。
まず、第1A図〜第3図に示す如く、合成樹脂にて成形
された上下ハーフ1,2からなるカートリッジ3内にシ
ート状記録媒体である磁気シートで構成されたフロッピ
ーディスク(以下単にディスクと記載する)4を回転自
在に収納させ、上下ハーフ1,2の内面1a,2aとデ
ィスク4との間に上下一対のライナシート5,6を敷設
したものである。なおディスク4の中心部分には金属円
板からなるセンターコア7が固着されており、このセン
ターコア7には中心孔8と偏心孔9とが設けられてい
る。また上下ハーフ1,2と両ライナシート5,6とに
はヘッド挿入用の長孔10,11と切欠き12,13と
が設けられており、これらはシャッター14によって開
閉されるように構成されている。更にまた下ハーフ2の
中央部にはターンテーブル挿入用の円形孔15が設けら
れており、両ライナシート5,6の中央部にもその円形
孔5に対向された円形孔16,17が設けられている。
なお、両ライナシート5,6は例えばポリエステル、ポ
リエチレン、レーヨン等の長繊維を加熱圧着等の手法に
よりシート化したいわゆる不織布等にて形成されてい
て、これら両ライナシート5,6はその内外周部分を上
下ハーフ1,2の内面1a,2aに適宜接着等にて夫々
係止されている。
そして、一方のハーフである下ハーフ2の内面2aにリ
フター板18の一端(固定端)18aが接着等にて固着
され、ディスク4の回転方向(矢印a方向)の下流側で
あるリフター板18の他端18bで、両ライナシート
5,6を介してディスク4が、そのディスク4の記録面
の半径方向におけるほぼ全巾R1に亘って上ハーフ1の
内面1a側に押圧されている。なお、リフター板18
は、例えば合成樹脂シートやステンレス薄板等の弾性部
材によって構成されている。また、下ハーフ2の内面2
aにはリフター板18の固定端18aから他端18bを
上方に傾斜させる為に設けられたディスク4の半径方向
とほぼ平行なリブ19と、リフター板18の他端18b
が一定以上下方へ彎曲されることを規制するディスク4
の回転方向とほぼ平行な複数本のリブ20とが設けられ
ている。
ところで、本考案のディスクカートリッジでは、他方の
ハーフである上ハーフ1の内面1aで、リフター板18
に対向する位置に凹部21を形成し、リフター板18の
他端18b側に位置する凹部21のエッジ部分21aに
両ライナシート5,6及びディスク4をリフター板18
の他端18bによって押圧させるように構成したもので
ある。なお、この凹部21のディスク4の半径方向にお
ける長さR2は前記R1とほぼ同等又はそれより大きく構
成されている。
このディスクカートリッジは、以上の如く構成されてい
る。
そして、使用時には、センターコア7の中心孔8と偏心
孔9とにディスクプレーヤのターンテーブル上の中心ピ
ンと駆動ピンとが係合されて、その駆動ピンによりディ
スク4が矢印a方向に回転駆動され、両長孔10,11
及び両切欠き12,13を通してディスク4の上下記録
面に接触された上下一対の録再ヘッドによって上下記録
面が選択的に記録又は再生される。
そして、この使用時においては、第1A図に示す如く、
リフター板18の他端18bの押圧によって、両ライナ
シート5,6及びディスク4が凹部21のエッジ部分2
1aに、そのディスク4の記録面のほぼ全巾R1に亘っ
て常時押圧された状態でディスク4が回転駆動されてい
る。そして、その両ライナシート5,6のディスク4に
対する押圧点Pにおけるディスク4の回転摩擦によっ
て、ディスク4に回転ロストリクが発生し、ディスク4
の中心がターンテーブルの中心に正確に位置決めされ
る。また、その押圧点Pにおいて、両ライナシート5,
6が回転しているディスク4の上下記録面に付着してい
る塵埃やディスク4と録再ヘッドとの接触によって発生
する摩耗粉等を拭い取るクリーニングを行う。
そして、このディスクカートリッジにようれば、前記
〔作用〕の項で説明したように、上下ハーフ1,2の変
形、リフター板18の折曲げ角や両ライナシート5,6
の厚みのバラツキ等があっても、ディスク4に対する両
ライナシート5,6の押圧点が変化しないので、ディス
ク4の回転ロストルクを安定して得ることができる。
なお、第4A図〜第5図は変形例を示したものであっ
て、上ハーフ1の内面1aで凹部21に対するディスク
4の回転方向(矢印a方向)の下流側の隣接位置に、デ
ィスク4の半径方向とほぼ平行なリブ22と、前記全巾
1に亘って設けられた上記回転方向とほぼ平行な複数
本のリブ23とを一体に設けたものである。
そして、この変形例においては、凹部21のエッジ部分
21aがリブ22のエッジ部分に相当するが、前述した
実施例と同様の効果(ディスク4の回転ロストルクの安
定)が得られる。
なお、この変形例によれば、凹部21の深さH3を浅く
しても、エッジ部分21aと凹部21の底面21bとの
間に、第1A図に示した凹部21の深さH4と同等或い
はそれ以上の深さH5を作ることができる。この結果、
凹部21の底面21bと上ハーフ1の上面1bとの間の
厚さT1を第1A図に示したものの厚さT2より十分に厚
くすることができて、上ハーフ1の剛性を高めることが
できる。
以上、本考案の実施例に付き述べたが、本考案は上記し
た実施例に限定されることなく、本考案の技術的思想に
基づいて各種の有効な変更が可能である。
また本考案は、磁気シート等からなるフロッピーディス
クを用いたフロッピーディスクカートリッジに限定され
ることなく、各種材質のディスクを用いた各種記録、再
生方式のディスクカートリッジに適用可能である。
〔考案の効果〕
本考案は、上述のとおり構成したので、上下ハーフの変
形、リフター板の折曲げ角やライナシートの厚みのバラ
ツキ等があっても、シート状記録媒体に対するライナシ
ートの押圧点が変化せず、回転ロストルクを安定して得
ることができるので、ディスク状記録媒体の負荷の軽減
やシート状記録媒体の損傷を防止して、信頼性及び耐久
性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1A図〜第5図は本考案の実施例を示したものであっ
て、第1A図及び第1B図は要部の断面図、第2図は全
体の分解斜視図、第3図は全体の断面図、第4A図及び
第4B図は変形例の断面図、第5図は変形例の斜視図で
ある。 第6A図及び第6B図は従来例の断面図、第7A図及び
第7B図は原理図である。 また図面に用いられた符号において、 1……上ハーフ 1a……上ハーフの内面 2……下ハーフ 2a……下ハーフの内面 3……カートリッジ 4……フロッピーディスク(シート状記録媒体) 5,6……ライナシート 18……リフター板 18a……リフター板の一端 18b……リフター板の他端 21……凹部 21a……エッジ部分 p……押圧点 である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート状記録媒体と、そのシート状記録媒
    体が回転自在に収納された上下ハーフからなるカートリ
    ッジと、そのカートリッジの内部で上記シート状記録媒
    体の上下に配置された一対のライナシートと、上記一方
    のハーフの内面に一端が固定され、他端で上記ライナシ
    ートを介して上記シート状記録媒体を上記他方のハーフ
    の内面側に弾性的に押圧するリフター板とを具備するデ
    ィスクカートリッジにおいて、 上記他方のハーフの内面で上記リフター板とほぼ対向す
    る位置に凹部を形成し、上記リフター板の他端側に位置
    する上記凹部のエッジ部分に上記ライナシート及び上記
    シート状記録媒体を上記リフター板の他端によって押圧
    させるように構成したことを特徴とするディスクカート
    リッジ。
JP6093488U 1988-05-09 1988-05-09 デイスクカートリツジ Expired - Lifetime JPH064465Y2 (ja)

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JPH01165970U JPH01165970U (ja) 1989-11-21
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