JP2527760Y2 - 磁気ヘッドの支持装置 - Google Patents

磁気ヘッドの支持装置

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JP2527760Y2 JP1991040020U JP4002091U JP2527760Y2 JP 2527760 Y2 JP2527760 Y2 JP 2527760Y2 JP 1991040020 U JP1991040020 U JP 1991040020U JP 4002091 U JP4002091 U JP 4002091U JP 2527760 Y2 JP2527760 Y2 JP 2527760Y2
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    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/4806Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed specially adapted for disk drive assemblies, e.g. assembly prior to operation, hard or flexible disk drives
    • G11B5/4826Mounting, aligning or attachment of the transducer head relative to the arm assembly, e.g. slider holding members, gimbals, adhesive

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は磁気ディスク装置に使用
される磁気ヘッドの支持装置に係り、特に磁気ヘッドの
支持における位置精度を高めることができる磁気ヘッド
の支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年磁気ディスクの記録密度が高くな
り、磁気ディスク装置製造時における、磁気ヘッドの位
置精度の向上が望まれている。
【0003】したがって磁気ヘッドの支持装置の製造工
程上、下側磁気ヘッドが取り付けられた下側ジンバルプ
レートのキャリッジへの接着及び上側磁気ヘッドが取り
付けられた上側ジンバルプレートのアームへの接着にお
ける位置決めの精度の向上が必要とされるとともに、接
着後の周囲環境の変化に対し、位置ズレが生じないよう
にすることが必要である。
【0004】これらの必要性に対し、従来は例えば特開
昭61−246973にて開示されている如くの方法が
実施されている。
【0005】これは、下側ジンバルプレートをキャリッ
ジへ、又は上側ジンバルプレートをアームへ接着する
際、まず極く短時間に硬化する性質を有する第1の接着
剤により所定の位置に仮め固定する。
【0006】更にエポキシ樹脂等の第2の接着剤を加熱
し粘度を低くしながらキャリッジ又はアームに設けられ
た注入孔から接着面に流し込み接着することにより本固
定する。
【0007】この本固定の際、前記注入孔に流し込んだ
第2の接着剤が接着面に均等に行き渡るように、キャリ
ッジ及びアームの接着面に前記注入孔に連通する溝が設
けられている。第2の接着剤が毛細管現象によりこの溝
へ浸透し、接着面に均等に行き渡る。
【0008】しかるに上記方法によった場合、一般に第
1の接着剤による仮め固定を行なう際の接着面である
下側ジンバルプレートとキャリッジ及び上側ジンバルと
アームとの互いの接着面は極く平坦であるため接着面の
密着性が良い。そのため第1の接着剤が接着面に均一に
行き渡らず、ある部分では接着剤が不足し不充分な接着
となり、又、別の部分では接着剤が過多で硬化時間が遅
れることにより、作業性が悪くなる。あるいは接着剤不
足又は硬化不充分な状態で次の本固定の作業に移りジン
バルプレートが位置ずれを起こすおそれがある等の課題
があった。
【0009】又、前記の如く、キャリッジ及びアームに
接着剤の注入孔に連通する溝が設けられている場合、こ
の溝はエポキシ樹脂等の第2の接着剤の流路として設け
られたものである。この第2の接着剤は第1の接着剤に
比べ粘度が高く、しかも加熱によってもさほど粘度が低
下しない。したがってこの溝は例えば幅0.5mm、深さ
0.1mmというように流路断面積が大きい構成としなけ
れば、接着剤の浸透を容易にすることができなかった。
【0010】このような溝が設けられたキャリッジ及び
アームの夫々に下側及び上側ジンバルプレートを本固定
する場合、この溝の流路断面積が大きいため、この溝に
充填するために比較的多量の接着剤を必要とする。した
がって硬化時間が長く、作業性が悪いという課題があっ
た。
【0011】本考案は上記課題に鑑みてなされたもので
あり、仮め固定の際、第1の接着剤が接着面の全面に
均等に行き渡ることにより、迅速に確実な仮止め固定が
行なえる磁気ヘッドの支持装置を提供することを目的と
する。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本考案
は磁気ディスクの第1の面に摺接する第1の磁気ヘッド
が取り付けられた第1のジンバルプレートが本固定用の
第2の接着剤よりも粘性が低く且つ硬化時間が短い第1
の接着剤による仮め固定及び第2の接着剤による本固
定により固定されたキャリッジと、前記磁気ディスクの
第2の面に摺接する第2の磁気ヘッドが取り付けられた
第2のジンバルプレートが第1の接着剤による仮め固
及び第2の接着剤による本固定により固定されたアー
ムとよりなる磁気ヘッドの支持装置において、前記第1
のジンバルプレートと前記キャリッジとの互いの接着面
のうち前記第1のジンバルプレート側の接着面又は前記
キャリッジ側の接着面、あるいは前記第2のジンバルプ
レートと前記アームとの互いの接着面のうち前記第2の
ジンバルプレート側の接着面又は該アーム側の接着面の
うち少なくともいずれかつの面に、前記第1の接着剤
の流路として縞状の線に沿う溝を設けてなり、本固定の
前記第2の接着剤が、前記キャリッジ又は前記アームと
前記第1の接着剤によって接着された前記ジンバルプレ
ートの前記接着面の反対側の面の外周部と、前記キャリ
ッジ又は前記アームの前記接着面近傍の露出部との境界
付近に双方を覆い盛り上げるように塗布されている磁気
ヘッドの支持装置である。又、請求項2に記載の本考案
は、前記溝部は、溝幅を略0.1ミリ、溝深さを15〜
25マイクロメートルに形成されていることを特徴とす
る請求項1記載の磁気ヘッドの支持装置である。
【0013】
【作用】本考案では接着面に縞状の線に沿う溝を設ける
ようにしたため、仮止め固定用の第1の接着剤が毛細管
現象により前記溝に浸透することから、接着面の全面に
第1の接着剤を行き渡らせることができる。又、第2の
接着剤による本固定を行う前に、第2の接着剤よりも粘
性が低く且つ硬化時間が短い第1の接着剤を、接着面に
設けられた縞状の線に沿う溝に均等に且つ極く薄く浸透
させて仮め固定を行うように構成した。その結果、第
1の接着剤は粘性が低いので溝を狭くすることができ、
よって使用される接着剤が比較的少量で済む。この事実
によっても硬化時間を更に短かくすることが可能であ
る。又、ジンバルプレートの裏面とキャリッジ(アー
ム)とを第1の接着剤で接着し、ジンバルの表面とキャ
リッジ(アーム)の接着面の周辺部とを第2の接着剤で
接着する構成であるので、接着面積が広く、ジンバルの
表裏両面を接着できる。
【0014】
【実施例】図6,図7は本考案になる磁気ヘッドの支持
装置10の斜視図を示す。
【0015】両図中、磁気ヘッドの支持装置10は両面
ヘッドタイプの組立体で、磁気ディスク装置(図示せ
ず)に組込まれて使用される。この磁気ヘッドの支持装
置10は大略、下側のキャリッジ12と、キャリッジ1
2の移動をガイドするガイドシャフト13と、キャリッ
ジ12に回動可能に取付けられたアーム14と、アーム
14をキャリッジ12に保持するホルダ15とよりな
る。
【0016】アーム14は図6に示す如く、板バネ16
が基端部14aの下面に固着され、先端部15bの下面
には前記第2のジンバルプレートに該当する上側ジンバ
ルプレート17又は17’が固定されている。そして、
ジンバルプレート17の中央には前記第2の磁気ヘッド
に該当する上側磁気ヘッド18が固着されている。
【0017】19はフレキシブル配線板で、一端の先端
部19aが磁気ヘッド18に接続され、他端は磁気ディ
スク装置の内部回路に接続されている。
【0018】22は、アーム14の側方に突出するフッ
クで、磁気ヘッド18を磁気ディスク(図示せず)より
離間させるとき、ディスクホルダ(図示せず)に当接し
てアーム14を上方に回動させる。
【0019】又、キャリッジ12は図7に示すように、
ガイドシャフト13が摺動自在に貫通する軸受部12a
と、前記第1の磁気ヘッドに該当する下側磁気ヘッド2
3を固着された前記第1のジンバルプレートに該当する
下側ジンバルプレート24又は24’を取付けられた先
端部12bと、アーム14に固着された板バネ16を固
定する固定部12cと、板バネ16を支持する一対の支
持柱12dと、先端部12bと後方の固定部12cとの
間に延在して設けられた凹部12eとよりなる。
【0020】26はフレキシブル配線板で、キャリッジ
12の凹部12e内に装着され、一端の先端部26aが
磁気ヘッド23に接続され、他端は磁気ディスク装置の
内部回路に接続されている。
【0021】図1,図2は両図共、図6の磁気ヘッドの
支持装置10のアーム14の先端部14bの下面に固定
される上側ジンバルプレート17又は17’及び図7の
磁気ヘッドの支持装置10のキャリッジ12の先端部1
2bに固定される下側ジンバルプレート24又は24’
の夫々の裏面、即ちアーム14又はキャリッジ本体12
への取付面を示す。尚、図1は本考案の第1実施例を示
し、図2は本考案の第2実施例を示す。
【0022】両図中、ジンバルプレート17,24又は
17’,24’はステンレス鋼,燐青銅,ベリリウム銅
等の金属製であり、19a,25aは上側及び下側ジン
バルプレート17,24又は17’,24’の夫々に接
続されたフレキシブル配線板の先端部である。
【0023】図1において、斜め格子縞状(網目状)の
ハッチングを施した部分1には、このハッチング線に沿
う複数の溝1d(1d1 ,1d2 ,1d3 ,…)が設け
られている。
【0024】この溝1dは例えば溝間ピッチが約0.5
mm、各溝の溝幅が約0.1mm, 溝の深さはジンバルプレ
ート17,24又は17’,24’の厚みの1/2 〜1/3
であって、15〜25μmである。
【0025】又、図2においては斜め縞状のハッチング
を施した部分2にはこのハッチング線に沿う複数の溝2
d(2d1 ,2d2 ,2d3 ,…)が設けられている。
【0026】この溝2dも図1の溝1dと同様に例えば
溝問ピッチが約0.5mm, 各溝の溝幅が約0. 1mm,溝
の深さが15〜25μmである。
【0027】図1,図2の第1,2実施例共、例えばジ
ンバルプレート17,24又は17’,24’製作時の
エッチングの際、同時に溝1d又は2dを形成すること
ができ、製作工程上、余分な時間を必要としない。
【0028】図1又は図2中、1a1 ,1a2 又は2a
1 ,2a2 はジンバルプレート17,24又は17’,
24’をキャリッジ12又はアーム14に取り付けの
際、各キャリッジ12,アーム14のジンバルプレート
の取付面上に設けられた位置決め用突起が嵌合する位置
決め用開口である。
【0029】又、1b1 ,1b2 又は2b1 ,2b2
接着剤の注入口である。
【0030】図3はキャリッジ12の先端部12bのジ
ンバルプレート24又は24’の取付面を示し、図4は
アーム14の先端部14bのジンバルプレート17又は
17’の取付面を示す。
【0031】図3,4の斜め格子縞状(網目状)のハッ
チングを施した部分3,4にはこのハッチング線に沿う
複数の溝3d(3d1 ,3d2 ,3d3 ,…)及び4d
(4d1 ,4d2 ,4d3 ,…)が設けられている。こ
の溝も図1の溝1dと同様に例えば溝間ピッチが約0.
5mm, 各溝の溝幅が約0.1mm,溝の深さは15〜25
μmである。
【0032】キャリッジ12及びアーム14は夫々例え
ば合成樹脂成形品であり、上記溝3d,4dはキャリッ
ジ12及びアーム14の成形時に同時に形成するか、あ
るいは上記成形後切削加工により形成する。
【0033】図3の3a1 ,3a2 はジンバルプレート
24又は24’の取り付けの際の位置決め用のくぼみ等
による指標である。
【0034】又、図4の4a1 ,4a2 はジンバルプレ
ート17又は17’の取り付けの際の位置決め用の突起
であり、各々略円錐形状に形成されている。
【0035】又、図4の5はジンバルプレート17又は
17’に取り付けるヘッドを支えるピボットである。
【0036】次に、上記の構成の第1実施例又は第2実
施例のジンバルプレート17,24又は17’,24’
をアーム14の先端部14b及びキャリッジ12の先端
部12bに取り付ける方法について説明する。
【0037】キャリッジ12へ取り付ける下側ジンバル
プレート24又は24’に取り付けられた下側磁気ヘッ
ド23は磁気ディスクの、一般的にサイド0と称される
面に摺接するため極めて高い取付精度が要求される。し
たがってキャリッジ12へのジンバルプレート24又は
24’の取り付けは光学装置の監視により管理されて行
なわれる。
【0038】この方法の詳細な説明はここでは省くが、
2本の位置決め用ガイド棒の先端を、ジンバルプレート
24又は24’の位置決め用の開口1a1 ,1a2 又は
2a1 ,2a2 に貫通させ、更にキャリッジの先端部1
2bの取り付け面の左右に設けられた指標3a1 ,3a
2 に当接させることにより位置決めを行なう。この状態
で光学装置により位置の確認を行なった上で、このガイ
ド棒の案内によりジンバルプレート24又は24’の取
付面をキャリッジの先端部12bの取付面へ装着する。
【0039】又、アームの先端部14bのジンバルプレ
ートの取付面の左右に設けられた位置決め用の突起4a
1 ,4a2 がジンバルプレート17の又は17’の位置
決め用の開口1a1 ,1a2 又は2a1 ,2a2 に嵌合
するように、上側磁気ヘッド18が固定されたジンバル
プレート17又は17’の取付面を、アームの先端部1
4bの夫々の取付面に装着する。
【0040】このとき、各ジンバルプレート17,24
又は17’,24’の溝形成部1又は2と、各アームの
先端部14b及びキャリッジの先端部12bの溝形成部
4及び3とは本実施例の場合、大部分が互いに重なり合
う。又、例えばアームの先端部14bの溝形成部4の先
端部(図4中、上端部)及びキャリッジの先端部12b
の溝形成部3の先端部(図3中、上端部)等、ジンバル
プレート17,24又は17’,24’を装着した状態
で尚、このジンバルプレートに覆われず露出している部
分がある。
【0041】この状態で、上記のアームの先端部14b
及びキャリッジの先端部12bの溝形成部4及び3のう
ち、ジンバルプレート17,24又は17’,24’に
覆われず露出している先端部、又はジンバルプレート1
7,24又は17’,24’の接着剤注入口1b1 ,1
2 又は2b1 ,2b2 から、仮め固定用の粘度が低
く硬化時間が短いシアノ・アクリレート系等の第1の接
着剤を注入する。この注入により第1の接着剤は毛細管
現象によりジンバルプレート17,24又は17’2
4’とアームの先端部14b及びキャリッジの先端部1
2bとの夫々の接触面の縞状の溝1d又は2d、並びに
4d及び3dに浸透することにより、接触面の全面に行
き渡る。
【0042】尚、上記の夫々の溝1d,2d,3d,4
dは、前記の如く流路断面積の極く小さい、即ち溝幅、
深さ共に極く小さい、縞状の線に沿った複数の溝1
1 ,1d2 ,1d3 ,…,2d1 ,2d2 ,2d3
…,3d1 ,3d2 ,3d3 ,…,4d1 ,4d2 ,4
3 ,…,より構成されている。この溝に対し、第1の
接着剤の粘度が極く低いため、流路断面積を極く小さく
しても毛細管現象による十分な浸透作用が得られる。
【0043】したがって、第の接着剤は上記のジンバ
ルプレート17,24又は17’,24’とアームの先
端部14b及びキャリッジの先端部12bとの夫々の接
触面の溝に均等に且つ極く薄く浸透する。
【0044】この浸透の薄さにより接着剤が少量で済
み、したがって硬化時間が短くて済む。これによりジン
バルプレート17,24は17’,24’とアーム先端
部14b及びキャリッジの先端部12bとの仮め固定
のための接着が迅速に且つ確実に行なわれている。
【0045】尚、図1の第1実施例のジンバルプレート
17,24と図2の第2実施例のジンバルプレート1
7’,24’とを比べた場合、第1実施例の格子縞状
(網目状)の溝1dの方が第2実施例の斜め縞状の溝2
dに比べ、仮め固定用の第1の接着剤の浸透が円滑で
あることにより第1の接着剤が確実に接触面の前面に行
き渡ると共に、第1の接着剤の浸透面積が大きいことか
ら接着力が大きい。
【0046】又、本実施例では互いの接着面の両面、即
ちジンバルプレート17,24又は17’,24’、並
びにアームの先端部14b及びキャリッジの先端部12
bの夫々の接着面の双方共に溝1d又は2d、並びに4
d及び3dを形成したが、ジンバルプレート17,24
又は17’,24’の夫々の接着面のみに溝1d又は2
dを、あるいはアームの先端部14b及びキャリッジの
先端部12bの夫々の接着面のみに溝4d及び3dを形
成するというように、互いの接着面の片面のみに前述の
ような縞状の線に沿う溝を形成しても、第1の接着剤の
浸透の効果を得ることができる。あるいは上記の4つの
接着面、即ち上側ジンバルプレート17又は17’、下
側ジンバルプレート24又は24’、アームの先端部1
4b及びキャリッジの先端部12bの夫々の接着面のう
ち、少なくともいずれか1面に前述のような縞状の線に
沿う溝を形成してもよい。又、アームの先端部14b及
びキャリッジの先端部12b夫々の接着面のうち、少な
くともいずれか1つに第2実施例のジンバルプレート1
7’,24’の接着面に設けた溝と同様な斜め縞状の線
に沿う溝を設けてもよい。
【0047】上記の如くジンバルプレート17,24又
は17’,24’をアームの先端部14b及びキャリッ
ジの先端部12bに仮止め固定した後、本固定用の比較
的粘度が高く硬化時間の長い第2の接着剤を、ジンバル
プレート17,24又は17’,24’の外周部と各ア
ームの先端部14bの取付面及びキャリッジの先端部1
2bの取付面の露出部との境界付近に双方を覆い盛り上
げるように塗布し、本固定用の接着を行なう。
【0048】図5はキャリッジの先端部12bに、下側
磁気ヘッド23を取付けた下側ジンバルプレート24又
は24’を第1の接着剤にて仮め固定した後、第2の
接着剤30を塗布し、本接着を行なった状態を示す。
【0049】図5中、斜めハッチングを施した部分が第
2の接着剤30を塗布した範囲を示す。
【0050】図5に示す如く、第2の接着剤30はジン
バルプレート24又は24’の外周部とキャリッジの先
端部12bの取付面の露出部との境界付近に双方を覆い
盛り上げるように塗布する。
【0051】尚、上側ジンバルプレート17又は17’
のアームの先端部14bの取付面への固定方法は、上述
の下側ジンバルプレート24又は24’のキャリッジの
先端部12bの取付面への固定方法と実質的に同一であ
るので、図示及び説明を省略する。
【0052】本固定用の第2の接着剤は、例えば紫外線
等の光の照射により硬化する紫外線硬化樹脂等の光硬化
樹脂製のものを使用する。
【0053】又、アームの先端部14b及びキャリッジ
の先端部12bのジンバルプレートの取付面の周囲には
第2の接着剤がこぼれ落ちることを防ぐために外壁部1
4bw及び12bwが突出して設けられている。
【0054】
【考案の効果】 上述の如く、本考案によれば、ジンバル
プレートあるいはアームの先端部又はキャリッジの先端
部のうち、少なくともいずれか1つの接着面に縞状の線
に沿った溝を設け、粘性が低く硬化の速い接着剤を使用
することにより、仮め固定用の第1の接着剤を接着面
に均等に且つ薄く行き渡らせることができるようにした
ため、ジンバルプレートのアームの先端部又はキャリッ
ジの先端部のうち、少なくともいずれか一方への仮
固定を確実に且つ迅速に行なうことができ、本固定の
際、位置ズレを生ずることがなく磁気ヘッドの位置精度
を向上させることができ、又、製造工程を短縮すること
ができる。また、ジンバルプレートの裏面とキャリッジ
(アーム)とを第1の接着剤で接着し、ジンバルの表面
とキャリッジ(アーム)の接着面の周辺部とを第2の接
着剤で接着する構成であるので接着面積が広く、ジンバ
ルの表裏両面を接着できるため、強固な接着ができる。
更に単に表裏両面を接着するということのみではなく、
本固定用の第2の接着剤はジンバルの表面(請求項1の
記載における「接着面の反対側の面」)に塗布されてお
り、ジンバルの裏面(請求項1の記載における「接着
面」)とキャリッジ(アーム)との間には縞状の線に沿
う溝に極薄く浸透させた第1の接着剤のみがある構成で
ある。上述の如く仮留め用の第1の接着剤は本固定用の
第2の接着剤よりも粘性が低いため上記溝の断面を狭く
することが可能であり、その結果接着面間に使用する接
着剤が極めて少量ですむ。よって、ジンバル(磁気ヘッ
ド)はキャリッジ(アーム)に対して正確に位置決め固
定され得、温度変化等によるジンバル(磁気ヘッド)の
位置ずれを極めて小さくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例のジンバルプレートの取付
面を示す図である。
【図2】本考案の第2実施例のジンバルプレートの取付
面を示す図である。
【図3】本考案の一実施例のキャリッジのジンバルプレ
ート取付面を示す図である。
【図4】本考案の一実施例のアームのジンバルプレート
取付面を示す図である。
【図5】本考案の一実施例のキャリッジにジンバルプレ
ートを取り付けた状態を示す図である。
【図6】本考案の一実施例のアームの斜視図である。
【図7】本考案の一実施例のキャリッジの斜視図であ
る。
【符号の説明】
1,2,3,4 溝形成部 1d,2d,3d,4d 溝 17,17’ 上側ジンバルプレート(第2のジンバル
プレート) 24,24’ 下側ジンバルプレート(第1のジンバル
プレート) 12b キャリッジの先端部 14b アームの先端部

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気ディスクの第1の面に摺接する第1
    の磁気ヘッドが取り付けられた第1のジンバルプレート
    本固定用の第2の接着剤よりも粘性が低く且つ硬化時
    間が短い第1の接着剤による仮め固定及び第2の接着
    剤による本固定により固定されたキャリッジと、前記磁
    気ディスクの第2の面に摺接する第2の磁気ヘッドが取
    り付けられた第2のジンバルプレートが第1の接着剤に
    よる仮め固定及び第2の接着剤による本固定により固
    定されたアームとよりなる磁気ヘッドの支持装置におい
    て、 前記第1のジンバルプレートと前記キャリッジとの互い
    の接着面のうち前記第1のジンバルプレート側の接着面
    又は前記キャリッジ側の接着面、あるいは前記第2のジ
    ンバルプレートと前記アームとの互いの接着面のうち
    第2のジンバルプレート側の接着面又は該アーム側の
    接着面のうち少なくともいずれかつの面に、前記第1
    の接着剤の流路として縞状の線に沿う溝を設けてなり、本固定の前記第2の接着剤が、前記キャリッジ又は前記
    アームと前記第1の接着剤によって接着された前記ジン
    バルプレートの前記接着面の反対側の面の外周部と、前
    記キャリッジ又は前記アームの前記接着面近傍の露出部
    との境界付近に双方を覆い盛り上げるように塗布されて
    いる 磁気ヘッドの支持装置。
  2. 【請求項2】 前記溝部は、溝幅を略0.1ミリ、溝深
    さを15〜25マイクロメートルに形成されていること
    を特徴とする請求項1記載の磁気ヘッドの支持装置。
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