JP2001160251A - フロッピーディスク装置 - Google Patents

フロッピーディスク装置

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JP2001160251A
JP2001160251A JP34249399A JP34249399A JP2001160251A JP 2001160251 A JP2001160251 A JP 2001160251A JP 34249399 A JP34249399 A JP 34249399A JP 34249399 A JP34249399 A JP 34249399A JP 2001160251 A JP2001160251 A JP 2001160251A
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floppy disk
lower magnetic
head
mounting plate
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JP34249399A
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Hiroshi Nishizawa
宏 西澤
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/488Disposition of heads
    • G11B5/4886Disposition of heads relative to rotating disc
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C53/00Shaping by bending, folding, twisting, straightening or flattening; Apparatus therefor
    • B29C53/56Winding and joining, e.g. winding spirally
    • B29C53/58Winding and joining, e.g. winding spirally helically
    • B29C53/581Winding and joining, e.g. winding spirally helically using sheets or strips consisting principally of plastics material
    • B29C53/582Winding and joining, e.g. winding spirally helically using sheets or strips consisting principally of plastics material comprising reinforcements, e.g. wires, threads
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/012Recording on, or reproducing or erasing from, magnetic disks
    • G11B5/016Recording on, or reproducing or erasing from, magnetic disks using magnetic foils

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Supporting Of Heads In Record-Carrier Devices (AREA)
  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 下部磁気ヘッドの取付け精度の向上と、製作
工数及びコストの削減を図る。 【解決手段】 フロッピーディスク4のトラック方向へ
移動自在なヘッドキャリッジ組立て体5に設けられた上
部磁気ヘッド10と下部磁気ヘッド12により、前記フ
ロッピーディスク4のカートリッジ4a内に設けられた
磁気記録媒体4bの両面を挟着して、磁気記録媒体4b
に情報を記録、再生するフロッピーディスク装置におい
て、前記上部磁気ヘッド10及び下部磁気ヘッド12の
高さを同一にして両者を共通化し、かつ前記上部磁気ヘ
ッド10をヘッドキャリッジ組立て体5のアーム先端5
dに取付けると共に、前記下部磁気ヘッド12を、前記
下部磁気ヘッド12より幅が大きく、シャッター開口部
4gの幅より小さく、かつ板厚が一定の取付け板14を
介して前記ヘッドキャリッジ組立て体5のキャリッジ5
aに固着した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はコンピュータの外
部記憶装置として使用するフロッピーディスク装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来この種のフロッピーディスク装置と
しては、例えば実開平6−52049号公報や、実開平
7−10851号公報に記載されたものが公知である。
【0003】両公報に記載のフロッピーディスク装置
は、ディスクカートリッジ内に収容された磁気記憶媒体
を上下方向より挟着して情報の記録、再生を行う上下磁
気ヘッドのうち、下側ジンバル板(取付け板)の磁気ヘ
ッド取付け面を上方へ突出させて、この突出部の上面に
下磁気ヘッドを取付けることにより、上下磁気ヘッドの
高さを変えずに、ディスクカートリッジ内の中央より上
側で、磁気記録媒体に情報を記録、再生できるようにし
たもので、安定した記録、再生ができると共に、前記磁
気ヘッドが共通化できるため、コストダウンが図れるな
どの効果を有する。
【0004】また取付け板の磁気ヘッド取付け面に突出
部を形成する手段としては、図11に示すように取付け
板aに板体bを貼り付けて突出部cを形成したり、図1
2に示すように取付け板aをプレス加工することによ
り、磁気ヘッド取付け面に突出部cを形成し、もしくは
図13に示すように、取付け板aの磁気ヘッド取付け面
をエッチング加工することにより突出部cを形成し、こ
れら突出部cに下磁気ヘッドdを取付ける方法が採用さ
れている。
【0005】一方近年ではコンピュータの小型化に伴
い、コンピュータに内蔵されるフロッピーディスク装置
も小型、薄型化が要求されている。
【0006】かかる要求を満たすため、下磁気ヘッドの
取付けられた下部アームを支持するキャリッジに、上磁
気ヘッドが取付けられた上部アームを上下方向へ回動自
在に枢着すると共に、上部アームの持ち上げ寸法を小さ
くすることにより、フロッピーディスク装置を小型、薄
型にしたり、特開平4−14981号公報のように、磁
気ヘッドのトラック方向の長さを短くすることにより、
フロッピィディスク装置を小型、薄型化している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし前記実開平6−
52049号公報や、実開平6−52049号公報に記
載されたフロッピーディスク装置のように、取付け板の
磁気ヘッド取付け面に突出部を形成して、この突出部に
下磁気ヘッドを取付けるようにしたものでは、突出部の
加工精度が低いと、磁気ヘッドの取付け精度が低下し
て、信頼性の高いフロッピーディスク装置が得られな
い。
【0008】特に取付け板aの磁気ヘッド取付け面に板
体bを貼付けて突出部cを形成したものでは、取付け板
a及び板体bの2部品の加工精度が累積されるため、精
度の高い製品が得にくい等の不具合がある。
【0009】また取付け板aに板体bを貼り付けたり、
プレス加工やエッチング加工で取付け板aに突出部cを
形成しているため、突出部cを形成するのに多くの工数
を必要として、フロッピィディスク装置の価格が高くな
るなどの不具合もある。
【0010】この発明はかかる従来の不具合を改善する
ためになされたもので、磁気ヘッドの取付け精度が高
く、かつ小型、薄型化も容易なフロッピーディスク装置
を安価に提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明のフロッピーデ
ィスク装置は、フロッピーディスクのトラック方向に移
動自在なヘッドキャリッジ組立て体に設けられた上部磁
気ヘッドと下部磁気ヘッドにより、前記フロッピーディ
スクのカートリッジ内に設けられた磁気記録媒体の両面
を挟着して、磁気記録媒体に情報を記録、再生するフロ
ッピーディスク装置であって、前記上部磁気ヘッド及び
下部磁気ヘッドの高さを同一にして両者を共通化し、か
つ前記上部磁気ヘッドをヘッドキャリッジ組立て体のア
ーム先端に取付けると共に、前記下部磁気ヘッドを、前
記下部磁気ヘッドより幅が大きく、前記フロッピーディ
スクのシャッター開口部の幅より小さく、かつ板厚が一
定の取付け板を介して前記ヘッドキャリッジ組立て体の
キャリッジに固着したものである。
【0012】前記構成により、板厚の一定な取付け板を
介してキャリッジへ下部磁気ヘッドを取付けるだけで、
ペネトレーション寸法を設定することができることか
ら、従来の取付け板に突出部を形成して下部磁気ヘッド
を取付けるものに比べて下部磁気ヘッドの取付け精度が
格段に向上するため、磁気記録媒体への記録、再生が安
定して行えると共に、プレス加工やエッチング加工によ
り突出部を形成する必要がないので、製作に要する工数
の大幅な削減が図れる上、予め取付け板の幅を下部磁気
ヘッドより大きくしてあるため、下部磁気ヘッドの取付
け作業が短時間で容易に行える。
【0013】また上部磁気ヘッドと下部磁気ヘッドを共
通化できるため、コストダウンが図れると共に、磁気ヘ
ッドの高さを低くできるため、フロッピーディスク装置
の小型、薄型化が図れるようになる。
【0014】この発明のフロッピーディスク装置は、取
付け板をフロッピーディスクのシャッター開口部を開閉
するシャッターの板厚より厚い材料により形成したもの
である。
【0015】前記構成により、フロッピーディスクのシ
ャッターを開放して下部磁気ヘッドがカートリッジ内の
磁気記録媒体と接触する際、取付け板がシャッターに干
渉することがないため、安定した情報の記録、再生が行
えると共に、フロッピーディスク装置を薄型化する際の
寸法的な設計の自由度が増すため、フロッピーディスク
の薄型化が容易に行える。
【0016】また取付け板の板厚をシャッターの板厚よ
り厚くすることにより、取付け板とシャッターの高さ方
向での干渉がなくなる上、耐震性も向上するため、振動
によるエラーの発生が少なくなるなど、信頼性も向上す
る。
【0017】この発明のフロッピーディスク装置は、取
付け板を、金属薄板をプレスにより打ち抜き成形するこ
とにより形成たものである。
【0018】前記構成により、板厚の一定した寸法精度
の高い取付け板が安価に得られるようになる。
【0019】この発明のフロッピーディスク装置は、取
付け板の下面に粗粒面を形成して、この粗粒面を接着剤
によりキャリッジに接着することにより固着したもので
ある。
【0020】前記構成により、取付け板をキャリッジに
強固に固着することができるため、振動や衝撃などによ
り取付け板が剥離することがなく、これによって信頼性
の高いフロッピーディスク装置が得られると共に、接着
により下部磁気ヘッドをキャリッジに取付けることがで
きるため、組立て工数や、部品点数の削減が図れるよう
になる。
【0021】また粗粒面により接着面の表面積が増加す
るため、接着剤を余分に塗布しても、接着剤がはみ出る
心配も少ない。
【0022】この発明のフロッピーディスク装置は、上
部磁気ヘッドをジンバル板を介してアームに取付けたも
のである。
【0023】前記構成により、磁気記録媒体にローリン
グやピッチングなどのうねりがあっても、上部磁気ヘッ
ドがよく追従するため、情報の記録、再生時にエラーな
どが発生することがなく、高い信頼性が得られるように
なる。
【0024】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図面を参
照して詳述する。
【0025】図1はフロッピーディスク装置の要部を示
す平面図で、例えば板厚0.8mmの鉄板で形成された
ベースプレート1に、例えば板厚0.6mmの鉄板で形
成されたエジェクトレバー2と、ホルダ3が取付けられ
ている。
【0026】前記フロッピーディスク装置には、図1の
矢印A方向よりフロッピーディスク4が挿入自在となっ
ており、エジェクタレバー2の端部2aが押圧される
と、フロッピーディスク4が排出されるようになってい
る。
【0027】フロッピーディスク4は図2及び図3に示
すように、プラスチックにより成形された薄型のカート
リッジ4a内に、ディスク状の磁気記録媒体4bが回転
自在に収容されている。
【0028】磁気記録媒体4bは、約0.08mmのP
ETよりなるディスクの両面に磁性層を設けた構造で、
中央部に設けられた磁性ステンレスSUS430などよ
りなる芯金4cに、駆動用孔4dと位置決め孔4eが開
口されていると共に、カートリッジ4a側には、矢印B
方向へスライドするシャッター4fにより覆われた開口
部4gが開口されていて、この開口部4gより後述する
上下磁気ヘッド10,12により磁気記録媒体4bに情
報を記録、再生するようになっている。
【0029】一方ベースプレート1の奥側には、ヘッド
キャリッジ組立て体5が設けられている。
【0030】ヘッドキャリッジ組立て体5は図4ないし
図6に示すように、例えば板厚0.6mmの鉄板または
ステンレスによりなるキャリッジ5aを有しており、こ
のキャリッジ5aの底面には、フロッピーディスク4の
挿入方向A(フロッピーディスク4のトラック方向と同
じ)に布設されたガイドロッド6に移動自在に支承され
た軸受け5bがカシメなどの固着手段で固着されてい
る。
【0031】軸受け5bは銅系含油焼結メタルなどによ
り形成されていて、ガイドロッド6にガタなく支承され
ており、これによってヘッドキャリッジ組立て体5がス
テップモータ7によりリードスクリュー8を介して円滑
に磁気記録媒体4bのトラック方向へ移動できるように
なっていると共に、キャリッジ5aの基端側には、支持
部材5cが固着されていて、この支持部材5cの上部
に、アーム5dの基端部が板厚0.05〜0.1mmの
ステンレス薄板よりなる板ばね5eを介して上下方向へ
回動自在に支持されている。
【0032】アーム5dの基端側には、アーム5dの先
端を上方向へ付勢するコイルばねよりなる付勢手段5f
が設けられており、アーム5dの先端側には、板厚0.
05〜0.1mmのベリリウム銅やステンレス薄板より
なるジンバルばね5gが設けられていて、このジンバル
ばね5gの下面に上部磁気ヘッド10が取付けられてい
る。
【0033】なお付勢手段5fの付勢力(荷重)の大き
さは、通常磁気記録媒体4bの摩擦、出力特性により1
0〜20gfに設定されている。
【0034】また図4及び図5中11は、上部磁気ヘッ
ド10と、本体回路(図示せず)とを電気的に接続し
て、信号の授受を行うフレキシブルケーブルである。
【0035】一方図6はヘッドキャリッジ組立体5の側
面図を示すもので、アーム5dの先端に取付けられた上
部磁気ヘッド10の下方に、下部磁気ヘッド12が設け
られている。
【0036】下部磁気ヘッド12は、後述する取付け板
14を介して前記キャリッジ5a上に接着などの手段で
固着されていて、上部磁気ヘッド10との間で、フロッ
ピーディスク4の磁気記録媒体4bに上下方向より接触
した状態で、図7に示すスピンドルモータ15により磁
気記録媒体4bが回転駆動されるようになっている。
【0037】また取付け板14を介してキャリッジ5a
の上面に固着された下部磁気ヘッド12の記録、再生面
の高さは、磁気記録媒体4bの板厚の中心に対して距離
Lp高くなっており、この値は通常ペネトレーション寸
法と呼ばれていて、磁気ヘッドの形状や、支持方式、磁
気記録媒体4bを挟着するヘッド荷重などにより変化す
るが、下部磁気ヘッド12が固定された構成のもので
は、Lp=0.1〜0.3mmとすることにより、安定
した再生出力が得られるようになる。
【0038】一方近年では前述したように、フロッピー
ディスク装置の小型、薄型化の要求が高く、現在もっと
も多用されている3.5インチ型のフロッピーディスク
についても、1インチ厚から1/2インチ厚へ移行して
いることから、フロッピーディスク装置を薄型化するた
めに、磁気ヘッドも薄型化する必要がある。
【0039】この磁気ヘッドの薄型化には、前記ペネト
レーション寸法のLp=0.1〜0.3mmの値も無視
することはできない。
【0040】従来のフロッピーディスク装置では、フロ
ッピーディスクの脱着時上下磁気ヘッドがカートリッジ
に接触したり、上下磁気ヘッド同士が互いに衝突するの
を防止するため、1インチ厚のフロッピーディスクを使
用するフロッピーディスク装置では、上下磁気ヘッドの
厚さが2.7〜3.0mmのものが多用されているが、
1/2インチ厚のフロッピーディスクを使用するフロッ
ピーディスク装置では、上部磁気ヘッドが2.1mm、
下部磁気ヘッドが2.3mm程度のものを使用して、こ
れら磁気ヘッドの差がペネトレーション寸法Lpとなる
ようにしている。
【0041】しかしこの方法では、上下磁気ヘッドの厚
さが異なるため、両者を共通化できず、コストアップの
原因となっている。
【0042】かかる不具合を解消するため、下部ジンバ
ル板の磁気ヘッド取付け面に突出部を設けて、この突出
部に下部磁気ヘッドを取付けることにより、ペネトレー
ションLpを維持しつつ上下磁気ヘッドの共通化を図っ
たフロッピーディスク装置が実開平6−52049号公
報や、実開平7−10851号公報で提案されている
が、これら公報の方法では突出部を形成するのに手間が
かかって、コストを十分に下げることができない。
【0043】そこでこの発明では、下部磁気ヘッド12
を取付け板14を介してベースプレート1に固着するこ
とにより、コストを上げることなく、上下磁気ヘッド1
0,12の共通化を図っている。
【0044】図8及び図9はこの発明の実施の形態にな
るフロッピーディスク装置に使用した取付け板14を示
しており、この取付け板14は厚さ0.3mmの非磁性
ステンレス(SUS−304)又はベリリウム銅などに
より形成されていると共に、ほぼ中央には、下部磁気ヘ
ッド12の位置決めと、下部磁気ヘッド12より延出さ
れたコイル巻き線(図示せず)を引き出すための抜き孔
14aが開口されている。
【0045】下部磁気ヘッド12は、バルクタイプと呼
ばれているトンネルイレーズ型のスライダーヘッドで、
軟磁性フェライトよりなり、実施の形態ではMn−Zn
系フェライトよりなるコア12aに、記録、再生用のギ
ャップ12bが形成されており、コア12aの両側に設
けられたTi−Ca系セラミックよりなるスライダー1
2cによりサンドイッチされた構造となっている。
【0046】なおコア12aには、Ni−Zn系フェラ
イトや、多結晶、単結晶フェライトなどを使用して勿論
よい。
【0047】またスライダー12cには、コア12aと
の熱膨張係数等との関係から、Ti−Ba系セラミック
や、Al203系セラミックなどを使用してもよく、表
面形状や、表面粗さなども適宜選択可能である。
【0048】いま下部磁気ヘッド12の幅をWa、フロ
ッピーディスク4のシャッター開口部4gの幅をWc、
取付け板14の幅をWbとすると、Wa<Wb<Wcと
なるように取付け板14の幅Wcを設定してあり、この
実施の形態では、Wa=5.6mm、Wb=10mm、
Wc=12mmに設定している。
【0049】これらの寸法によれば、取付け板14がヘ
ッド幅Waより大きいので下部磁気ヘッド12の取付け
が容易となる上、下部磁気ヘッド12の幅Waはフロッ
ピーディスク4の開口部幅Wcより左右5mmずつ小さ
くしてあるので、下部磁気ヘッド12とシャッター開口
部4gを開閉するシャッター4fが干渉することがない
と共に、下部磁気ヘッド12より電気信号を取り出すフ
レキシブルケーブル11の配置や、下部磁気ヘッド12
のコイル巻線の引き出しに支障をきたすことがない。
【0050】さらに取付け板14の厚みを0.3mmと
し、フロッピーディスク4のシャッター4fは0.2m
mとしたことから、取付け板14とシャッター4fが干
渉することがなく、これによって安定した下部磁気ヘッ
ド12と記録媒体4bの接触が得られるため、読み出し
エラーの発生はほとんどなく、実際に0.6Gの振動を
加えてみてもエラーの発生はほとんどなかった。
【0051】下部磁気ヘッド12を取付ける取付け板1
4には、図9に示すように下部磁気ヘッド12を位置決
めする抜き孔14aが開口されているので、この抜き孔
14aにコイル巻線を挿通したら、取付け板14aに下
部磁気ヘッド12を位置決めして取付けることにより、
下部磁気ヘッド12を精度よく取付け板14に取付ける
ことができる。
【0052】また取付け板14を接着などの手段で確実
かつ強固にベースプレート1に取付けるため、取付け板
14の取付け面には、粗粒面14bが形成されている。
【0053】この粗粒面14bは、0.3mmピッチ、
深さ0.02mmで星打ち加工することにより、表面粗
さが約25S(25μmRmax)としてあり、この粗
粒面14bに接着剤を塗布してベースプレート1に接着
したところ、接着強度が1800gfとなり、粗粒面1
4bを形成しないで接着したときの接着強度約500g
fに比べて接着強度が約3倍増加すると共に、粗粒面1
4bとしたことにより表面積が増加したため、接着剤を
多目に塗布しても、取付け板14の外側へはみ出すこと
もなかった。
【0054】次に上記のように構成されたフロッピーデ
ィスク装置の作用を説明すると、フロッピーディスク装
置内にフロッピーディスク4が挿入されていない状態で
は、図10の(イ)に示すように上部磁気ヘッド10が
取付けられたアーム5dは付勢手段5fの付勢力により
上方へ開放されており、この状態から図1の矢印A方向
よりフロッピーディスク4を挿入すると、カートリッジ
4aの開口部を覆うシャッター4fが開放されると同時
に、アーム5dの先端が下方へ回動して、アーム5dの
先端に取付けられた上部磁気ヘッド10と、ベースプレ
ート1上に取付け板14を介して取付けられた下部磁気
ヘッド12がシャッター開口部4gよりカートリッジ4
a内へ侵入して、スピンドルモータ15により回転され
る磁気記録媒体4bを図10の(ロ)に示すように上下
方向より挟着し、ステップモータ7によりヘッドキャリ
ッジ組立て体5がトラック方向へ移動されて、磁気記録
媒体4bに情報を記録したり、記録された情報を再生す
るもので、下部磁気ヘッド12は、プレス加工により打
ち抜き形成された厚さ0.3mmの取付け板14を介し
てベースプレート1上に固着されているため、上部磁気
ヘッド10と下部磁気ヘッド12を共通化しても、0.
3mmのペネトレーション寸法Lpが得られると共に、
取付け板14の寸法精度も平面度で0.015mmとす
ることができるため、従来の取付け板に突出部を形成し
たものに比べて精度の大幅な向上が図れる上、取付け板
14のみの一部品で構成することができるため、厚みの
公差も0.02mm程度となり、部品の精度が累積され
ることもない。
【0055】
【発明の効果】この発明は以上詳述したように、フロッ
ピーディスクの磁気記録媒体に情報を記録、再生する上
部磁気ヘッド及び下部磁気ヘッドの高さを同一にして両
者を共通化し、かつ前記上部磁気ヘッドをヘッドキャリ
ッジ組立て体のアーム先端に取付けると共に、前記下部
磁気ヘッドを、前記下部磁気ヘッドより幅が大きく、前
記フロッピーディスクのシャッター開口部の幅より小さ
く、かつ板厚が一定の取付け板を介して前記ヘッドキャ
リッジ組立て体のキャリッジに固着したことから、板厚
の一定な取付け板を介してキャリッジへ下部磁気ヘッド
を取付けるだけで、ペネトレーション寸法を設定するこ
とができるようになり、これによって従来の取付け板に
突出部を形成して下部磁気ヘッドを取付けるものに比べ
て下部磁気ヘッドの取付け精度が格段に向上するため、
磁気記録媒体への記録、再生が安定して行えると共に、
プレス加工やエッチング加工により突出部を形成する必
要がないので、製作に要する工数の大幅な削減が図れる
上、予め取付け板の幅を下部磁気ヘッドより大きくして
あるため、下部磁気ヘッドの取付け作業が短時間で容易
に行える。
【0056】また上部磁気ヘッドと下部磁気ヘッドを共
通化できるため、コストダウンが図れると共に、磁気ヘ
ッドの高さを低くできるため、フロッピーディスク装置
の小型、薄型化が図れるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態になるフロッピーディス
ク装置の平面図
【図2】この発明の実施の形態になるフロッピーディス
ク装置に使用するフロッピーディスクの斜視図
【図3】この発明の実施の形態になるフロッピーディス
ク装置に使用するフロッピーディスクの磁気記録媒体の
斜視図
【図4】この発明の実施の形態になるフロッピーディス
ク装置を構成するヘッドキャリッジ組立て体の底面図
【図5】この発明の実施の形態になるフロッピーディス
ク装置を構成するヘッドキャリッジ組立て体の平面図
【図6】この発明の実施の形態になるフロッピーディス
ク装置を構成するヘッドキャリッジ組立て体の側面図。
【図7】この発明の実施の形態になるフロッピーディス
ク装置を構成するヘッドキャリッジ組立て体の拡大断面
【図8】この発明の実施の形態になるフロッピーディス
ク装置の下部磁気ヘッド及び取付け板を示す斜視図
【図9】この発明の実施の形態になるフロッピーディス
ク装置の取付け板を示す斜視図
【図10】(イ)及び(ロ)はこの発明の実施の形態に
なるフロッピーディスク装置の作用説明図
【図11】従来のフロッピーディスク装置の下部磁気ヘ
ッドの取付け状態を示す説明図
【図12】従来のフロッピーディスク装置の下部磁気ヘ
ッドの取付け状態を示す説明図
【図13】従来のフロッピーディスク装置の下部磁気ヘ
ッドの取付け状態を示す説明図
【符号の説明】
1 ベースプレート 2 エジェクトレバー 2a 端部 3 ホルダ 4 フロッピーディスク 4a カートリッジ 4b 磁気記録媒体 4c 芯金 4d 駆動用孔 4e 位置決め孔 4f シャッター 4g シャッター開口部 5 ヘッドキャリッジ組立て体 5a キャリッジ 5b 軸受け 5c 支持部材 5d アーム 5e 板ばね 5f 付勢手段 5g ジンバルばね 6 ガイドロッド 7 ステップモータ 8 リードスクリュウ 10 上部磁気ヘッド 11 フレキシブルケーブル 12 下部磁気ヘッド 12a コア 12b ギャップ 12c スライダー 14 取付け板 14a 抜き孔 14b 粗粒面 15 スピンドルモータ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロッピーディスクのトラック方に移動
    自在なヘッドキャリッジ組立て体に設けられた上部磁気
    ヘッドと下部磁気ヘッドにより、前記フロッピーディス
    クのカートリッジ内に設けられた磁気記録媒体の両面を
    挟着して、磁気記録媒体に情報を記録、再生するフロッ
    ピーディスク装置であって、前記上部磁気ヘッド及び下
    部磁気ヘッドの高さを同一にして両者を共通化し、かつ
    前記上部磁気ヘッドをヘッドキャリッジ組立て体のアー
    ム先端に取付けると共に、前記下部磁気ヘッドを、前記
    下部磁気ヘッドより幅が大きく、前記フロッピーディス
    クのシャッター開口の幅より小さく、かつ板厚が一定の
    取付け板を介して前記ヘッドキャリッジ組立て体のキャ
    リッジに固着したことを特徴とするフロッピーディスク
    装置。
  2. 【請求項2】 前記取付け板をフロッピーディスクのシ
    ャッター開口部を開閉するシャッターの板厚より厚い材
    料により形成してなる請求項1記載のフロッピーディス
    ク装置。
  3. 【請求項3】 前記取付け板を、金属薄板をプレスによ
    り打ち抜き成形することにより形成してなる請求項1ま
    たは2記載のフロッピーディスク装置。
  4. 【請求項4】 前記取付け板の下面に粗粒面を形成し
    て、この粗粒面を接着剤によりキャリッジに接着するこ
    とにより固着してなる請求項1ないし3の何れか1項記
    載のフロッピーディスク装置。
  5. 【請求項5】 前記上部磁気ヘッドをジンバル板を介し
    てアームに取付けてなる請求項1記載のするフロッピー
    ディスク装置。
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