JP3566803B2 - 原稿読取装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、原稿読取装置に関し、特にセットされた原稿の表裏両面をそれぞれ読み取って表面側画像データと裏面側画像データとを得ることが可能な原稿読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
特開昭60−126964号公報にみられるような両面原稿の表裏の画情報を読みとる読取光学系と、読み取られた画像信号の処理手段を備え、一方向の読み取り動作で同時に原稿両面の画像を読み取り伝送するように構成することにより、原稿を裏返す手間と自動原稿供給装置を用いた場合には頁揃えの手間も省けるようにしたファクシミリ送信装置のように、原稿の両面を読み取れるようにするために原稿搬送経路の両側に読み取りセンサを配置した原稿読取装置は以前から提案されていた。
【0003】
しかし、近年、両面原稿を読み取り可能な原稿読取装置の需要が増えてきたときはいえ、実際には、読み取る原稿の全てが両面原稿であるわけではなく、手書き原稿などの片面原稿を読み取るケースがまだ多いのが現実である。
【0004】
したがって、両面原稿を読み取り可能な原稿読取装置においては片面原稿を読み取る場合には、2つの読み取りセンサのうちの一方のみが機能し、他方の読み取りセンサは両面原稿読み取り時のみにしか機能しないのでは、2つの読み取りセンサの稼働時間が大きく異なってしまい、必ずしも効率的とはいえない。
【0005】
また、ファクシミリ装置や複写機やスキャナ装置等の、原稿読取装置を備えた装置においては、その装置自体の小型化の要求から、今まで直線的であった原稿搬送経路をU字状にターンさせて構成することにより、原稿搬送経路内に分離給送される原稿を積載保持するためのスペースと、原稿搬送経路から排紙された原稿を積載保持するスペースとを立体的に配置することにより、原稿を積載保持するためスペースを節約するようなレイアウトをとる装置も増えてきている。
【0006】
このように、原稿搬送経路をU字状にレイアウトした原稿読取装置と、従来主流であった直線的なレイアウトの原稿搬送経路をもつ原稿読取装置とでは、片面原稿を読み取る場合に、原稿読取装置にセットされた状態における原稿の上側(原稿読取装置から見た場合の原稿の表面側)の面を読み取るのか、または、下側(原稿読取装置から見た場合の原稿の裏面側)の面を読み取るのかの関係が逆である場合が多い。
【0007】
つまり、一般に読み取りセンサは振動を避けるため装置中心に近い本体側に設置され、原稿搬送路に対しては下側に位置し、原稿を下から読み取るレイアウトをもつことが多い。この場合、直線的な原稿搬送経路をもつ原稿読取装置では、セットされた原稿の下側(装置からみた裏面側)が読み取られるのに対し、U字状にターンする原稿搬送経路をもつ装置では、セットされた原稿の上側(装置からみた表面側)が、U字状にターンする原稿搬送経路内を搬送されることにより反転して、原稿搬送路に対して下側に位置する読み取りセンサに読み取られることになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、そのような装置毎の構成の相違にあまり関心がない装置の使用者にとっては、片面原稿の読み取らせたい側の面(読み取らせたい画情報が記載された、使用者から見た場合の原稿の表面)を上向きにセットすればよいのか、下向きにセットすればよいのか戸惑いがちであり、誤って原稿のセット向きを間違えれば、原稿の裏面(一般何も記載されていない原稿用紙の無地の面で、使用者から見た場合の裏面)を読み取らせてしまい、原稿読取装置を備える装置がファクシミリ装置であれば、誤送信となってしまい、複写機であれば、白紙コピーとなってしまい、スキャナ装置であれば、無地の原稿用紙の背景の無意味な画像データを読み取ってしまう問題があった。
【0009】
また、いままで使用していた直線的な原稿搬送経路を持った装置が、U字状にターンする原稿搬送経路を持った装置に置き換わった場合、習慣として身に付いた原稿のセット方向の変更を装置の使用者に強いることになり、使用者にとって操作上の負担ともなる問題があった。
【0010】
本発明は係る事情に鑑みてなされたものであり、装置の使用者毎の要求に応じた向きにセットされた原稿を正しく読み取ることができる原稿読取装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の原稿読取装置は、セットされた原稿の表裏両面をそれぞれ読み取って表面側画像データと裏面側画像データとを得ることが可能な原稿読取装置において、設定に応じて、前記セットされた原稿を上下一対の原稿分離用コロの駆動制御により上から順または下のから順のいずれか一方に切り換えて1枚ずつ分離搬送可能な分離搬送手段と、設定に応じて、前記分離搬送手段から1枚ずつ分離搬送されてくる原稿の表裏両面のうちいずれか一方の面側の画像データを読み取る読取手段と、前記原稿の表面側を読み取るか裏面側を読み取るかを選択設定する読取面選択手段と、前記読取面選択手段による選択に応じて、前記分離搬送手段における分離搬送を上から順または下のから順のいずれか一方に設定すると共に前記読取手段における原稿の読取面を表裏両面のうちのいずれか一方に設定することにより、前記原稿の前記読取面選択手段により選択された面側を、前記読取面選択手段による選択によらず先頭頁から順に前記読取手段に読み取らせて画像データを得る読取制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0012】
請求項2記載の原稿読取装置は、請求項1記載の原稿読取装置において、前記読取面選択手段による読取面の選択状態を表示する読取面選択状態表示手段を備えたことを特徴とする。
【0013】
請求項記載の原稿読取装置は、セットされた原稿の表裏両面をそれぞれ読み取って表面側画像データと裏面側画像データとを得ることが可能な原稿読取装置において、設定に応じて、前記セットされた原稿を上下一対の原稿分離用コロの駆動制御により上から順または下のから順のいずれか一方に切り換えて1枚ずつ分離搬送可能な分離搬送手段と、設定に応じて、前記分離搬送手段から1枚ずつ分離搬送されてくる原稿の表裏両面のうちいずれか一方の面側の画像データを読み取る読取手段と、少なくとも前記セットされた原稿の表裏両面のうちのいずれの面を読取面とするかを使用者識別コードと対応させて登録する使用者別読取面登録手段と、原稿読取時に入力される使用者識別コードに対応して登録されている読取面に応じて、前記分離搬送手段における分離搬送を上から順または下のから順のいずれか一方に設定すると共に前記読取手段における原稿の読取面を表裏両面のうちのいずれか一方に設定することにより、前記原稿の原稿読取時に入力される使用者識別コードに対応して登録されている読取面側を、前記使用者別読取面登録手段による登録によらず先頭頁から順に前記読取手段に読み取らせて画像データを得る読取制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0014】
請求項記載の原稿読取装置は、請求項記載の原稿読取装置において、原稿読取時に入力される使用者識別コードに対応する読取面の登録状態を表示する読取面登録状態表示手段を備えたことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0018】
図1は、原稿の両面を読取可能な本発明の実施の形態に係る原稿読取装置を構成の一部として含むファクシミリ装置の模式的断面図を示している。
【0019】
同図において、装置動作の概略について説明すると、先ず、原稿トレイ1に積載される原稿束Pは、一対の原稿分離用コロ2及び3により1枚ずつに分離給送される。
【0020】
原稿分離用コロ2及び3により1枚ずつに分離され、U字状の原稿搬送経路Kに沿って給送される原稿は、一対のプリフィード用コロ4及び5により更に搬送されつつ反転し、更に一対のフィード用コロ6及び7により搬送されて排紙トレイ8に排紙され積載保持される。
【0021】
その間に、搬送されることにより副走査される原稿の表面及び裏面の画像は、それぞれ、原稿搬送経路Kの下側に配設された表面側読取センサ9、及び、上側に配設された裏面側読取センサ10により主走査ライン単位で読み取られる。なお、各読取センサの原稿面上の読取位置(スキャンライン)は、裏写り防止のために副走査方向に少しずらしている。なお、以下の本実施の形態の説明では、特に断らない限り、原稿の表裏両面のうち、原稿トレイ1にセットされた状態において上側に向いている面を(原稿読取装置にとっての)表面、下側に向いている面を(原稿読取装置にとっての)裏面としている。これは、片面原稿単独で考えた場合に、一般に文字等の画情報が記載された側の面を表面、反対の無地の面を裏面と呼ぶのとは異なる定義である。
【0022】
図2は、図1に示したファクシミリ装置のブロック構成を示している。以下、図2及び図1を参照して本実施の形態に係るファクシミリ装置の構成について詳細に説明する。
【0023】
表面側読取センサ9及び裏面側読取センサ10は、原稿搬送路Kを挟んで対向して配置され、それぞれ原稿トレイ1にセットされた原稿の表面側及び裏面側を主走査ライン単位で読み取るものである。それら読取センサとしては、密着型の等倍センサや縮小光学系をもつCCDセンサ等の既知の読取センサを適用できる。
【0024】
表面側読取センサ9及び裏面側読取センサ10は、それぞれ、表面側センサ駆動/画像処理部11及び裏面側センサ駆動/画像処理部12により駆動されると共に、それら各読取センサから出力されるライン単位のアナログ画信号は、それぞれ各センサ駆動/画像処理部によりA/D変換されると共にも2値化される。
【0025】
なお、本実施の形態では、表面側読取センサ9及び裏面側読取センサ10のそれぞれについて独立した画像処理回路を設けているが、1つの画像処理回路の直前にスイッチを設け、表面側読取センサ9及び裏面側読取センサ10からのアナログ画信号を交互に入力することで1つの共通の画像処理回路のみで、表面側読取センサ9及び裏面側読取センサ10からの画信号を処理することもできる。なお、センサ駆動回路も共通とすることも可能であり、その場合、画像処理回路への画信号の切り替えによって、実際に原稿読み取りを行うセンサを選択することになる。
【0026】
表面側センサ駆動/画像処理部11及び裏面側センサ駆動/画像処理部12から出力される、原稿の表面側を読み取って得た表面側ラインデータと、裏面側を読み取って得た裏面側ラインデータとは、制御部13の制御によりシステムバス14を介して符号化復号化部15に送られ、符号化処理される。ただし、本実施の形態の構成では、表面側読取センサ9及び裏面側読取センサ10の双方が同時的に動作して原稿を読み取る「両面読み取り」と、いずれか一方のみの読み取りセンサが動作して原稿を読み取る「片面読み取り」の場合があるが、「両面読み取り」の場合は、表面側ラインデータと、裏面側ラインデータとを交互に入力して符号化処理する必要が有る。また、送信時には、画像データは、ライン単位ではなく、頁単位で取り扱う必要があるため、符号化されたラインデータを表面側のものと、裏面側のものと分離して、画像メモリ16に順次記憶することにより表面側頁分の画像データと、裏面側分の画像データとに分離する必要がある。制御部13は、そのための処理を行う。「片面読み取り」の場合は、必ずしも画像メモリ16に画像データを蓄積してから送信するいわゆるメモリ送信を行う必要はないが、本実施の形態では、「両面読み取り」及び「片面読み取り」のいずれの場合も読み取った画像データを画像メモリに蓄積してから送信する。
【0027】
尚、表面側センサ駆動/画像処理部11及び裏面側センサ駆動/画像処理部12のうちのいずれか一方と、システムバス14の間に1頁分のバッファメモリを備え、バッファメモリを備えない側のセンサ駆動/画像処理部からのラインデータを符号化復号化部15で符号化しながら通信部17を介して相手装置に送信しつつ、バッファメモリを備えた側のセンサ駆動/画像処理部からのラインデータをそのバッファメモリに一時的に蓄積し、バッファメモリを備えない側のセンサ駆動/画像処理部からのラインデータの1頁分の送信が完了した後に、その蓄積した1頁分のラインデータを符号化復号化部15で符号化しながら通信部17を介して相手装置に送信することで、画像メモリ16なしでの原稿画像の送信も可能である。
【0028】
符号化復号化部15は、前述したようにラインデータを符号化すると共に、受信画像データや、画像メモリ15に蓄積された画像データを復号化して元のラインデータに戻すものである。画像メモリ16は、前述したように、読み取った画像データを一時的に蓄積するものである。制御部13は、内蔵するROM13aに格納された処理手順にしたがって装置各部を制御するための処理を行うマイクロコンピュータである。システムRAM18は、制御部13の作業領域が確保されていると共に一時的な設定情報が格納されるものであり、その記憶内容は、装置電源オフ時においても図示しないバックアップ電源により保持されている。通信部17は、送信画像データを回線での伝送に適した信号に変調するとともに受信画像信号を復調して画像データに戻す一方、回線接続制御を行うものである。
【0029】
操作部19は、装置使用者からの入力操作を受け入れるための各種キー等が配置されたものであり、その操作部19からの操作信号は、操作部インターフェース20により、システムバス14に適合するバスデータに変換され、制御部13により認識される。表示部21は、制御部13から表示部インターフェースに対してバスデータで指示された表示指令に応じた表示を行うものである。なお、操作部19及び表示部21については、更に後述する。
【0030】
I/O部23は、それに接続された各部に対して、制御部13からのバスデータでセットされたコマンドに応じてた信号を出力する一方、入力された信号をバスデータに変換して制御部13に通知するものである。
【0031】
モータドライバ24は、制御部23からのコマンドに応じてI/O部23から出力される駆動制御信号に応じて、フィードモータMf及びプリフィードモータMpに駆動パルスを供給するものである。
【0032】
プリフィードモー夕Mpは、原稿分離用コロ2及び3と、プリフィード用コロ4及び5を駆動するものである。フィードモー夕Mfは、フィード用コロ6及び7を駆動するものである。
【0033】
プリフィード用コロ4及び5はプリフィードモー夕Mpの駆動タイミングと同期して駆動されるのに対し、原稿分離用コロ2及び3は原稿に対し接したり離れたりできるような、例えば、駆動軸に巻回されたつる巻きばね形状のトルクリミッタの内径が緩む方向に駆動軸を回転させることにより、当該駆動軸からトルクリミッタに対して、文字通り所定量のトルクのみを伝達することにより、その所定量のトルクで原稿分離用コロを原稿に接しさせ、駆動軸をトルクリミッタの内径が締まる方向に回転させることにより、原稿に接している原稿分離用コロを原稿から離間させるような既知の機構をもち、プリフィードモー夕Mpが駆動している状態でも、その駆動力を原稿に対し任意に伝えることが可能である。つまり原稿分離のプロセスにおいては、原稿がプリフィード用コロ4及び5に達するまでは分離用コ口2または3の回転により搬送するがプリフィード用コロによって原稿搬送されるようになった時点で分離用コ口は原稿面から離れ、いわゆるダブルフィードを防ぐ。
【0034】
プリフィードモータMpの駆動力は、原稿分離用コロ用クラッチ25を介して、原稿分離用コロ2に伝達されると共に、原稿分離用コロ用クラッチ26を介して、原稿分離用コロ3に伝達される。そして、制御部23からのコマンドに応じてI/O部23から出力される駆動制御信号に応じて、それらクラッチを断続させることで、一方の原稿分離用コロのみに、プリフィードモータMpの駆動力を伝達することにより原稿に対し接したり離れたりできるような動作可能とし、他方の原稿分離用コロには、プリフィードモータMpの駆動力を伝達しないようにすることにより、原稿トレイ1に積載された原稿を上から順に分離給送するか、下から順に分離給送するかを切り換えることができる。
【0035】
図3は、以上のように構成される本実施の形態に係るファクシミリ装置の操作部19及び表示部21の具体的構成を示している。ただし、本発明と直接関係する部分のみを示し、それ以外は図示を省略している。
【0036】
同図において、操作部19及び表示部21は、操作者の目に付やすい位置に配置されている。操作部19は、ファクシミリ番号等を使用者に入力させるためのテンキー30と、使用者の入力操作を取り消したり、確定させたりするためのYesキー31及びNoキー32と、送信動作を強制的に停止させるためのストップキー33と、送信開始を開始させるためのスタートキー34と、両面キー35と片面キー36とから構成され、原稿種別が両面か片面かを使用者に入力させるための原稿種別設定キー群37と、上向キー38と下向キー39とから構成され、原稿を上向きにセットして原稿の表面側を読み取らせるか、下向きにセットして原稿の裏面側を読み取らせるかを使用者に入力させるための読取面設定キー群39と、ID設定キー41とID送信キー42とから構成されるIDキー群43とから構成されいる。
【0037】
表示部21は、液晶表示装置50を備え、その表示画面51中には、表示領域R1(現在は、「片面読み取りモード」と表示されている。)と、表示領域R2(現在は、「原稿を上向きにセットしてください」と表示されている。)とが確保され、制御部13からの指示により、種々の定型的なメッセージを表示する。また、表示領域R1またはR2以外の部分には、画像メモリ16の残量を表示したりするなど、本発明とは直接関係しないメッセージも表示される。
【0038】
以上の構成において行われる本発明の第1の実施の形態に係る処理手順について、以下説明する。
【0039】
本実施の形態に係るファクシミリ装置は、「両面読み取り」または「片面読み取り」が可能であるため、使用者は、これから読み取らせようとする原稿が、両面原稿か片面原稿かの原稿種別に合わせて、いずれの読み取り方で原稿を読み取らせたいかを装置に指示する必要がある。
【0040】
図4は、そのための原稿種別設定処理の手順を示している。同図において、制御部13は、一般に片面原稿の取り扱い量が、両面原稿のそれに対して多いことを考慮して、原稿種別を「片面」に設定する(処理101)。そして、図3に示すように、表示領域R1に、「片面読み取りモード」とのメッセージを表示する(処理102)。
【0041】
そして、原稿種別設定キー群37のキーが押下されるのを監視する(判断103のNoループ)。押下されると(判断103のYes)、その押下されたキーが、両面キー35または片面キー36のいずれかであるかを判断する(判断104)。そして、両面キー35である場合は、原稿種別を「両面」に設定し(処理105)、表示領域R1に、「両面読み取りモード」とのメッセージを表示して(処理106)、判断103に戻る。片面キー35である場合は、原稿種別を「片面」に設定し(処理101)、表示領域R1に、「片面読み取りモード」とのメッセージを表示する(処理102)。
【0042】
これにより、原稿種別の設定ができると共に、現在設定されている原稿種別が表示されるため、使用者は、原稿種別が所望の設定になっているかを容易に確認することができ、原稿種別の設定間違いによる読み取りミスを未然に防ぐことができる。
【0043】
また、本実施の形態に係るファクシミリ装置は、セットされた原稿の表面側を読み取るか、裏面側を読み取るかの設定が可能であり、使用者は、これから読み取らせようとする原稿の表面側を読み取らせたいか、裏面側を読み取らせたいかに応じて、その読み取らせたい面(読取面)を装置に指示する必要がある。
【0044】
図5は、そのための読取面原稿種別設定処理の手順を示している。同図において、制御部13は、一般に、使用者が原稿の読取面を表面側に設定する場合が多いであろうことを予想して、読取面を「表面」に設定する(処理201)。そして、図3に示すように、表示領域R2に、「原稿を上向きにセットしてください」とのメッセージを表示する(処理202)。
【0045】
そして、読取面設定キー群40のキーが押下されるのを監視する(判断203のNoループ)。押下されると(判断203のYes)、その押下されたキーが、上向キー38または下向キー39のいずれかであるかを判断する(判断204)。そして、下向キー39である場合は、読取面を「裏面」に設定し(処理205)、表示領域R2に、「原稿を下向きにセットしてください」とのメッセージを表示して(処理206)、判断203に戻る。上向キー38である場合は、読取面を「表面」に設定し(処理201)、表示領域R1に、「片面読み取りモード」とのメッセージを表示する(処理202)。
【0046】
これにより、読取面の設定ができると共に、現在設定されている読取面が表示されるため、使用者は、読取面が所望の設定になっているかを容易に確認することができ、原稿のセット向きを間違えることによる読み取りミスを未然に防ぐことができる。
【0047】
以上説明した図4に示した原稿種別設定処理及び図5に示した読取面設定処理により本実施の形態のファクシミリ装置は、使用者が読み取らせようとする原稿の種別と、使用者が望む原稿のセット方向とを認識した上で、図6に示す原稿送信処理を行う。
【0048】
図6において、制御部13は、原稿トレイ1に原稿をセットし、相手装置のファクシミリ番号をテンキー30や、図示しない短縮ダイヤルキーなどで設定した使用者によるスタートキー34の押下を監視する(判断301のNoループ)。そして、スタートキー34が押下されると(判断301のYes)、設定されている読取面が、「表面」または「裏面」のいずれであるかをチェックする(判断302)。
【0049】
「表面」である場合は、使用者は、読み取らせたい面が上を向くように、原稿を上向きにセットしているはずであるため、原稿分離用コロ用クラッチ25のみを接続して原稿分離用コロ2のみにプリフィードモー夕Mpの駆動力を伝達することにより、原稿トレイ1上の原稿を上から1枚ずつ分離給送する(処理303)。そして、設定されている原稿種別が、「両面」または「片面」のいずれであるかをチェックする(判断302)。
【0050】
「片面」である場合は、表面側読み取りセンサ9のみを動作させて原稿の表面側を読み取って符号化復号化部15で符号化し、符号化画像データを画像メモリ16に蓄積する。
【0051】
「両面」である場合は、表面側読み取りセンサ9及び裏面側読取センサ10の双方を動作させて原稿の表裏両面を同時的に読み取って符号化復号化部15で交互に符号化し、表面側符号化画像データ及び裏面側符号化画像データを、表面・裏面の頁順の画像データとして画像メモリ16に蓄積する(処理306)。これにより、原稿種別が「両面」である場合においても、使用者は、使用者から見た場合の原稿の表面側を第n頁と考え、裏面側を第n+1頁というように、使用者から見た場合の原稿の表面側を裏面側より若い頁と考えて、読取面を「表面」に設定した場合は、若い頁の側が上向きになるようにセットしているはずであるため、正しい頁順に読み取られることになる。
【0052】
判断302における判断結果が、「裏面」である場合は、使用者は、読み取らせたい面が下を向くように、原稿を下向きにセットしているはずであるため、原稿分離用コロ用クラッチ26のみを接続して原稿分離用コロ2のみにプリフィードモー夕Mpの駆動力を伝達することにより、原稿トレイ1上の原稿を下から1枚ずつ分離給送する(処理307)。そして、設定されている原稿種別が、「両面」または「片面」のいずれであるかをチェックする(判断308)。
【0053】
「片面」である場合は、裏面側読み取りセンサ10のみを動作させて原稿の裏面側を読み取って符号化復号化部15で符号化し、符号化画像データを画像メモリ16に蓄積する。
【0054】
「両面」である場合は、表面側読み取りセンサ9及び裏面側読取センサ10の双方を動作させて原稿の表裏両面を同時的に読み取って符号化復号化部15で交互に符号化し、表面側符号化画像データ及び裏面側符号化画像データを、裏面・表面の頁順の画像データとして画像メモリ16に蓄積する(処理310)。これにより、原稿種別が「両面」である場合においても、使用者は、使用者から見た場合の原稿の表面側を第n頁と考え、裏面側を第n+1頁というように、使用者から見た場合の原稿の表面側を裏面側より若い頁と考えて、読取面を「裏面」に設定した場合は、若い頁の側が下向きになるようにセットしているはずであるため、正しい頁順に読み取られることになる。
【0055】
さて、処理305、306、309または310の後は原稿トレイ1に設けられた既知の原稿検出センサにより、原稿トレイ1上に読み取るべき次の原稿が有るかを調べる(判断311)。有る場合(判断311のYes)は、判断302に戻り、全ての原稿を読み取るまで上記手順を繰り返し、いずれ読み取るべき次の原稿がなくなった場合(判断311のNo)は、画像メモリ16に蓄積された画像データをその画像データに対応する原稿の読み取り順に読み出して相手装置に順次送信する(処理302)。
【0056】
以上の処理により、図7に示すように、使用者が自ら読取面を「表面」に設定して、その設定に合わせて原稿を上向きにセットした場合は、セットされた原稿は、自動的に上から頁順に分離給送されると共に、原稿の表面側のみが読み取られて送信される。
【0057】
また、図8に示すように、使用者が自ら読取面を「裏面」に設定して、その設定に合わせて原稿を下向きにセットした場合は、セットされた原稿は、自動的に下から頁順に分離給送されると共に、原稿の裏面側のみが読み取られて送信される。
【0058】
これにより、使用者の所望の原稿のセット向きに合わせて、正しい頁順で、読み取るべき面側の画像データを正しく読み取ることができる。
【0059】
次に、本発明の第2の実施の形態に係る処理手順について、以下説明する。
【0060】
この第2の実施の形態では、原稿種別の設定については、使用者がこれから読み取らせようとする原稿が、両面原稿か片面原稿かは、原稿を読み取らせるときにならないと確定しないものであるため、第1の実施の形態同様に、図4に示した原稿種別設定処理手順により、その都度設定される。
【0061】
一方、読取面の設定については、使用者が、原稿を上向きに設定したいか、下向きに設定したいかは、使用者の好みの問題であり、原稿を読み取らせる都度変化するようなものではない。
【0062】
そこで、この第2の実施の形態では、読取面については、複数の使用者をそれぞれ特定するための識別コードと、それぞれの使用者毎の好みの読取面とを予め設定して登録しておき、使用者が、原稿を送信するために本実施の形態に係るファクシミリ装置を使用する場合に、使用者を特定するための識別コードを入力することで、原稿を読み取らせる度毎に、読取面を設定する煩わしさをなくそうとするものである。なお、第2の実施の形態においても、第1の実施の形態同様に、図5に示した読取面設定手順は実行され得る。
【0063】
図9は、そのためのID設定登録手順を示している。同図において、制御部13は、ID設定キー41の押下を監視する(判断401のNoループ)。ID設定キー41が押下されると(判断401のYes)、表示領域R2に「ID番号を入力してYesキーを押してください」とのメッセージを表示する(処理402)。
【0064】
そして、ID番号を入力した使用者によるYesキー31の押下を監視する(判断403のNoループ)。押下された場合(判断403のYes)は、入力されたID番号をシステムRAM18に記憶する(処理404)。
【0065】
さらに、表示領域R2に「原稿を上向きにセットするなか上向キーを、下向きにセットするなら下向キーを押してください」とのメッセージを表示する(処理405)。
【0066】
そして、読取面設定キー群40の押下を監視する(判断406のNoループ)。上向キー38または下向キー39のいずれかが押下された場合(判断406のYes)は、押下されたキーに応じた「表面」または「裏面」のいずかれかを読取面として、処理404において、システムRAM18に既に記憶されているID番号と対応付けて記憶する(処理407)。
【0067】
また、本発明とは関係しないその他の設定を更に、ID番号と対応付けてシステムRAM18に記憶する(処理408)、その他の設定の例としては、短縮ダイヤルやワンタッチダイヤル等の従来の設定が揚げられる。
【0068】
最後に、メッセージ表示領域R2の表示内容を図5に示した読取面設定処理に基づく表示内容に戻す(処理409)。
【0069】
以上の処理が複数の使用者により繰り返されることにより、図10に示すように、使用者毎のID番号と登録内容とが対応付けられて記憶される。その登録内容は、前述したように、本発明に係る読取面と、従来同様のその他の設定とに分けられ。図10では、使用者1については、ID番号は001で、読取面は「表面」で、その他の設定は「設定1」であり、使用者2については、ID番号は002で、読取面は「裏面」で、その他の設定は「設定2」である。その他の使用者についても同様に設定される。
【0070】
このように、第2の実施の形態では、第1の実施の形態と同様に図4に示した原稿種別設定処理により、使用者が読み取らせようとする原稿の種別が設定され、図9に示したID設定登録処理により使用者毎の読取面等が設定登録された上で、図11に示す原稿送信処理を行う。
【0071】
図11において、制御部13は、原稿トレイ1に原稿をセットし、相手装置のファクシミリ番号をテンキー30や、図示しない短縮ダイヤルキーなどで設定した使用者による、スタートキー34またはID送信キー42の押下を監視する(判断501のNoループ)。
【0072】
そして、スタートキー34が押下されると、図6に示した第1の実施の形態に係る原稿送信処理の判断302に処理を移す。つまり、図4に示した原稿種別設定処理により設定された原稿種別と、図5に示した読取面設定処理により設定された読取面の設定結果に応じて、第1の実施の形態と同様の原稿送信処理を行う。
【0073】
ID送信キー42が押下されると、表示領域R2に、「ID番号を入力してYesキーを押してください」とのメッセージを表示する(処理502)。そして、Yesキー31の押下を監視し(判断503のNoループ)、押下されると(判断503のYes)、システムRAM18に記憶された、図10に示した対応テーブルを参照して、入力されたID番号に対応する登録内容をチェックし(処理504)、本発明とは直接関係しない短縮ダイヤル等の「その他の設定」に応じた設定を行ってから(処理505)、入力されたID番号に対応する読取面をチェックする。
【0074】
読取面が「表面」であった場合(図10において、ID番号が001であった場合が含まれる)は、読取面を「表面」に設定し(処理507)、表示領域R2に「原稿を上向きにセットしてぐたさい」とのメッセージを表示する(処理508)。
【0075】
読取面が「裏面」であった場合(図10において、ID番号が002であった場合が含まれる)は、読取面を「裏面」に設定し(処理509)、表示領域R2に「原稿を下向きにセットしてぐたさい」とのメッセージを表示する(処理508)。
【0076】
処理508と処理510により読取面がどちらに設定登録されているかを表示することにより、使用者は、自分のID番号が正しく入力できたか、あいるは、自分の好みの読取面が正しく設定登録できていたかを容易に確認することができる。
【0077】
処理508または処理510の後は、図6に示した第1の実施の形態に係る原稿送信処理の判断301に処理を移す。つまり、図4に示した原稿種別設定処理により設定された原稿種別と、図9に示したID設定登録手順及び図11に示した原稿送信処理により設定された読取面の設定結果に応じて、第1の実施の形態と同様の原稿送信処理を行う。
【0078】
これにより、送信操作毎に読取面を設定しなくても、予めID番号と対応付けて読取面を設定登録しておくことにより、自動的にID番号に対応する使用者の好みに応じた読取面が設定されるため、原稿を送信する時毎にセットされた原稿の表裏両面のうちのいずれの面側を読み取るかをいちいち選択する必要がなく、原稿送信操作の操作性が向上する。
【0079】
なお、以上説明した本発明の各実施の形態においては、図1に示すような、U字状の原稿搬送経路を備え、原稿トレイ1にセットされた原稿が反転した状態で表面側読取センサ9及び裏面側読取センサ10に読み取られる構成のものに本発明を適用したが、本発明は、それに限らず、直線的な原稿搬送経路を備えたものについても同様に適用することが可能である。
【0080】
図12は、直線的な原稿搬送経路を備えた原稿読取装置の一部構成を示し、図1に示したものに相当する部分に同一符号を付し、説明を省略している。
【0081】
図12に示した構成の原稿読取装置においては、一般的に、原稿読取装置からみた場合の原稿の裏面側、すなわち、下向きにセットされた原稿の下側の面が、使用者にとっての原稿の表面側になるようにセットするのが通常であるが、同図に示すように、原稿搬送経路Kの下側に裏面側読み取りセンサ10を配置し、原稿搬送経路Kの上側に表面側読み取りセンサ9を配置することにより、使用者にとっての原稿の表面側を原稿読取装置にとっての裏面として読み取る構成とすることで、すなわち、図1に示した原稿読取装置のU字状の原稿搬送経路Kの曲がりを矯正して直線的な原稿搬送経路Kとしたものが図12に示した原稿読取装置であると考えることで、上述した本実施の形態の説明を適用することが可能である。
【0082】
また、以上説明した本発明の実施の形態においては、原稿の表裏両面を同時的に読み取るために、原稿搬送経路を挟んで表面側読取センサ及び裏面側読取センサを備えたものに対して本発明を適用したが、それに限らず、1つの読み取りセンサと、原稿反転装置を備え、原稿の一方の面を読み取ってから原稿を反転して次に他方の面を読み取るような構成の原稿読取装置についても、本発明は適用可能である。ただし、読取面の設定によっては、片面原稿であっても原稿の反転動作が繰り返されてしまう場合がある。
【0083】
また、以上説明した本発明の実施の形態においては、本発明に係る原稿読取装置をファクシミリ装置に適用したが、それに限らず、複写機やスキャナ装置や画像ファイリング装置等のその他の装置に対しても同様に適用可能なものである。
【0084】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、読取面選択手段により装置使用者が原稿の表面側を読み取らせたいか裏面側を読み取らせたいかを選択設定すると、読取手段は、原稿の表裏両面のうち選択設定された面側の画像データを読み取るため、使用者毎の要求に応じた向きにセットされた原稿を正しく読み取ることができ、各使用者にとっては、自分の好みに応じた向きに原稿をセットすることができるため、操作性が向上する。更に、セットされた複数枚の原稿が、分離搬送手段により、前記読取面選択手段による読取面の選択状態に応じて上からまたは下から順に1枚ずつ分離給送されて原稿のセット向きによらず、使用者が意図する先頭頁から順に原稿を読み取ることができる。
【0085】
請求項2に係る発明によれば、面読取面選択状態表示手段によって前記読取面選択手段による読取面の選択状態が表示されるため、使用者は、読取面が自分の好みに応じた向きに設定されているのかを確実かつ容易に知ることができ、自分の好みの向きとは逆の向きに原稿をセットしてしまったり、どちらの向きに原稿をセットすればよいのか戸惑うことがなくなる。
【0086】
請求項に係る発明によれば、使用者別読取面登録手段により、少なくとも、前記セットされた原稿の表裏両面のうちのいずれの面側を読み取るかを使用者識別コードと対応させて登録しておき、読取手段は、原稿読取時に入力される使用者識別コードに対応して登録されている面側の画像データを読み取るため、使用者毎の要求に応じた向きにセットされた原稿を正しく読み取ることができ、各使用者にとっては、自分の好みに応じた向きに原稿をセットすることができるため、操作性が向上する。さらに、原稿を読み取る時毎に前記セットされた原稿の表裏両面のうちのいずれの面側を読み取るかをいちいち選択しなくてもよいため、原稿読取操作がいっそう円滑に行え、操作性がさら向上する。更に、セットされた複数枚の原稿が、分離搬送手段により、原稿読取時に入力される使用者識別コードに対応する読取面の登録状態に応じて上からまたは下から順に1枚ずつ分離給送されて原稿のセット向きによらず、使用者が意図する先頭頁から順に原稿を読み取ることができる。
【0087】
請求項に係る発明によれば、読取面登録状態表示手段によって、原稿読取時に入力される使用者識別コードに対応する読取面の登録状態が表示されるため、使用者は、自分の使用者識別コードを正しく入力できたか、あるいは、読取面が自分の好みに応じた向きに正しく設定登録されているのかを確実かつ容易に知ることができ、自分の好みの向きとは逆の向きに原稿をセットしてしまったり、どちらの向きに原稿をセットすればよいのか戸惑うことがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1及び第2の実施の形態に係るファクシミリ装置の模式的断面図である。
【図2】本発明の第1及び第2の実施の形態に係るファクシミリ装置のブロック構成図である。
【図3】本発明の第1及び第2の実施の形態に係るファクシミリ装置の操作部の一部及び表示部の一部を示す図である。
【図4】本発明の第1及び第2の実施の形態に係るファクシミリ装置における原稿種別設定手順を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係るファクシミリ装置における読取面設定手順を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係るファクシミリ装置における原稿送信手順、及び、第2の実施の形態に係る原稿送信手順の一部を示すフローチャートである。
【図7】セットされた原稿の頁順と、送信画像の順番の対応を示す模式図である。
【図8】セットされた原稿の頁順と、送信画像の順番の対応を示す別の模式図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係るファクシミリ装置におけるID設定登録手順を示すフローチャートである。
【図10】図9に示すID設定登録手順により設定されたID番号と登録内容との対応例を示す図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態に係る原稿送信手順の一部を示すフローチャートである。
【図12】本発明の第1及び第2の実施の形態に係るファクシミリ装置の別の模式的断面図である。
【符号の説明】
1 原稿トレイ
2、3 原稿分離用コロ
4、5 プリフィード用コロ
6、7 フィード用コロ
8 排紙トレイ
9 表面側読取センサ
10 裏面側読取センサ
11 表面側センサ駆動/画情報処理部
12 裏面側センサ駆動/画情報処理部
13 制御部
13a ROM
14 システムバス
15 符号化復号化部
16 画像メモリ
17 通信部
18 システムRAM
19 操作部
20 操作部インターフェース
21 表示部
22 表示部インターフェース
23 I/O部
24 モータドライバ
25、26 原稿分離用コロ用クラッチ
30 テンキー
31 Yesキー
32 Noキー
33 ストップキー
34 スタートキー
35 両面キー
36 片面キー
37 原稿種別設定キー群
38 上向キー
39 下向キー
40 読取面設定キー群
41 ID設定キー
42 ID送信キー

Claims (4)

  1. セットされた原稿の表裏両面をそれぞれ読み取って表面側画像データと裏面側画像データとを得ることが可能な原稿読取装置において、
    設定に応じて、前記セットされた原稿を上下一対の原稿分離用コロの駆動制御により上から順または下のから順のいずれか一方に切り換えて1枚ずつ分離搬送可能な分離搬送手段と、
    設定に応じて、前記分離搬送手段から1枚ずつ分離搬送されてくる原稿の表裏両面のうちいずれか一方の面側の画像データを読み取る読取手段と、
    前記原稿の表面側を読み取るか裏面側を読み取るかを選択設定する読取面選択手段と、
    前記読取面選択手段による選択に応じて、前記分離搬送手段における分離搬送を上から順または下のから順のいずれか一方に設定すると共に前記読取手段における原稿の読取面を表裏両面のうちのいずれか一方に設定することにより、前記原稿の前記読取面選択手段により選択された面側を、前記読取面選択手段による選択によらず先頭頁から順に前記読取手段に読み取らせて画像データを得る読取制御手段とを備えたことを特徴とする原稿読取装置。
  2. 前記読取面選択手段による読取面の選択状態を表示する読取面選択状態表示手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の原稿読取装置。
  3. セットされた原稿の表裏両面をそれぞれ読み取って表面側画像データと裏面側画像データとを得ることが可能な原稿読取装置において、
    設定に応じて、前記セットされた原稿を上下一対の原稿分離用コロの駆動制御により上から順または下のから順のいずれか一方に切り換えて1枚ずつ分離搬送可能な分離搬送手段と、
    設定に応じて、前記分離搬送手段から1枚ずつ分離搬送されてくる原稿の表裏両面のうちいずれか一方の面側の画像データを読み取る読取手段と、
    少なくとも前記セットされた原稿の表裏両面のうちのいずれの面を読取面とするかを使用者識別コードと対応させて登録する使用者別読取面登録手段と、
    原稿読取時に入力される使用者識別コードに対応して登録されている読取面に応じて、前記分離搬送手段における分離搬送を上から順または下のから順のいず れか一方に設定すると共に前記読取手段における原稿の読取面を表裏両面のうちのいずれか一方に設定することにより、前記原稿の原稿読取時に入力される使用者識別コードに対応して登録されている読取面側を、前記使用者別読取面登録手段による登録によらず先頭頁から順に前記読取手段に読み取らせて画像データを得る読取制御手段とを備えたことを特徴とする原稿読取装置。
  4. 原稿読取時に入力される使用者識別コードに対応する読取面の登録状態を表示する読取面登録状態表示手段を備えたことを特徴とする請求項記載の原稿読取装置。
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