JPH09238229A - 原稿読取装置 - Google Patents

原稿読取装置

Info

Publication number
JPH09238229A
JPH09238229A JP6749796A JP6749796A JPH09238229A JP H09238229 A JPH09238229 A JP H09238229A JP 6749796 A JP6749796 A JP 6749796A JP 6749796 A JP6749796 A JP 6749796A JP H09238229 A JPH09238229 A JP H09238229A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reading
document
original
read
image data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6749796A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3566803B2 (ja
Inventor
Hisahiro Yasuda
尚弘 安田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP06749796A priority Critical patent/JP3566803B2/ja
Publication of JPH09238229A publication Critical patent/JPH09238229A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3566803B2 publication Critical patent/JP3566803B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置の使用者毎の要求に応じた向きにセット
された原稿を正しく読み取ることができる原稿読取装置
を提供すること。 【解決手段】 原稿の表面側を読み取るか裏面側を読み
取るかを選択設定する読取面選択手段と、前記原稿の表
裏両面のうち前記読取面選択手段により選択された面側
の画像データを読み取る選択面読取手段とを備えたこと
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿読取装置に関
し、特にセットされた原稿の表裏両面をそれぞれ読み取
って表面側画像データと裏面側画像データとを得ること
が可能な原稿読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開昭60−126964号公報にみら
れるような両面原稿の表裏の画情報を読みとる読取光学
系と、読み取られた画像信号の処理手段を備え、一方向
の読み取り動作で同時に原稿両面の画像を読み取り伝送
するように構成することにより、原稿を裏返す手間と自
動原稿供給装置を用いた場合には頁揃えの手間も省ける
ようにしたファクシミリ送信装置のように、原稿の両面
を読み取れるようにするために原稿搬送経路の両側に読
み取りセンサを配置した原稿読取装置は以前から提案さ
れていた。
【0003】しかし、近年、両面原稿を読み取り可能な
原稿読取装置の需要が増えてきたときはいえ、実際に
は、読み取る原稿の全てが両面原稿であるわけではな
く、手書き原稿などの片面原稿を読み取るケースがまだ
多いのが現実である。
【0004】したがって、両面原稿を読み取り可能な原
稿読取装置においては片面原稿を読み取る場合には、2
つの読み取りセンサのうちの一方のみが機能し、他方の
読み取りセンサは両面原稿読み取り時のみにしか機能し
ないのでは、2つの読み取りセンサの稼働時間が大きく
異なってしまい、必ずしも効率的とはいえない。
【0005】また、ファクシミリ装置や複写機やスキャ
ナ装置等の、原稿読取装置を備えた装置においては、そ
の装置自体の小型化の要求から、今まで直線的であった
原稿搬送経路をU字状にターンさせて構成することによ
り、原稿搬送経路内に分離給送される原稿を積載保持す
るためのスペースと、原稿搬送経路から排紙された原稿
を積載保持するスペースとを立体的に配置することによ
り、原稿を積載保持するためスペースを節約するような
レイアウトをとる装置も増えてきている。
【0006】このように、原稿搬送経路をU字状にレイ
アウトした原稿読取装置と、従来主流であった直線的な
レイアウトの原稿搬送経路をもつ原稿読取装置とでは、
片面原稿を読み取る場合に、原稿読取装置にセットされ
た状態における原稿の上側(原稿読取装置から見た場合
の原稿の表面側)の面を読み取るのか、または、下側
(原稿読取装置から見た場合の原稿の裏面側)の面を読
み取るのかの関係が逆である場合が多い。
【0007】つまり、一般に読み取りセンサは振動を避
けるため装置中心に近い本体側に設置され、原稿搬送路
に対しては下側に位置し、原稿を下から読み取るレイア
ウトをもつことが多い。この場合、直線的な原稿搬送経
路をもつ原稿読取装置では、セットされた原稿の下側
(装置からみた裏面側)が読み取られるのに対し、U字
状にターンする原稿搬送経路をもつ装置では、セットさ
れた原稿の上側(装置からみた表面側)が、U字状にタ
ーンする原稿搬送経路内を搬送されることにより反転し
て、原稿搬送路に対して下側に位置する読み取りセンサ
に読み取られることになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】したがって、そのよう
な装置毎の構成の相違にあまり関心がない装置の使用者
にとっては、片面原稿の読み取らせたい側の面(読み取
らせたい画情報が記載された、使用者から見た場合の原
稿の表面)を上向きにセットすればよいのか、下向きに
セットすればよいのか戸惑いがちであり、誤って原稿の
セット向きを間違えれば、原稿の裏面(一般何も記載さ
れていない原稿用紙の無地の面で、使用者から見た場合
の裏面)を読み取らせてしまい、原稿読取装置を備える
装置がファクシミリ装置であれば、誤送信となってしま
い、複写機であれば、白紙コピーとなってしまい、スキ
ャナ装置であれば、無地の原稿用紙の背景の無意味な画
像データを読み取ってしまう問題があった。
【0009】また、いままで使用していた直線的な原稿
搬送経路を持った装置が、U字状にターンする原稿搬送
経路を持った装置に置き換わった場合、習慣として身に
付いた原稿のセット方向の変更を装置の使用者に強いる
ことになり、使用者にとって操作上の負担ともなる問題
があった。
【0010】本発明は係る事情に鑑みてなされたもので
あり、装置の使用者毎の要求に応じた向きにセットされ
た原稿を正しく読み取ることができる原稿読取装置を提
供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の原稿読取装置は、セットされた原稿
の表裏両面をそれぞれ読み取って表面側画像データと裏
面側画像データとを得ることが可能な原稿読取装置にお
いて、前記原稿の表面側を読み取るか裏面側を読み取る
かを選択設定する読取面選択手段と、前記原稿の表裏両
面のうち前記読取面選択手段により選択された面側の画
像データを読み取る選択面読取手段とを備えたことを特
徴とする。
【0012】請求項2記載の原稿読取装置は、請求項1
記載の原稿読取装置において、前記読取面選択手段によ
る読取面の選択状態を表示する読取面選択状態表示手段
を備えたことを特徴とする。
【0013】請求項3記載の原稿読取装置は、請求項1
または2のいずれかの記載の原稿読取装置において、セ
ットされた複数枚の原稿を、前記読取面選択手段による
読取面の選択状態に応じて上からまたは下から順に1枚
ずつ分離給送する原稿頁順分離搬送手段を備えたことを
特徴とする。
【0014】請求項4記載の原稿読取装置は、セットさ
れた原稿の表裏両面をそれぞれ読み取って表面側画像デ
ータと裏面側画像データとを得ることが可能な原稿読取
装置において、少なくとも前記セットされた原稿の表裏
両面のうちのいずれの面側を読み取るかを使用者識別コ
ードと対応させて登録する使用者別読取面登録手段と、
原稿読取時に入力される使用者識別コードに対応して登
録されている面側の画像データを読み取る登録面読取手
段とを備えたことを特徴とする。
【0015】請求項5記載の原稿読取装置は、請求項4
記載の原稿読取装置において、原稿読取時に入力される
使用者識別コードに対応する読取面の登録状態を表示す
る読取面登録状態表示手段を備えたことを特徴とする。
【0016】請求項6記載の原稿読取装置は、請求項4
または5のいずれかの記載の原稿読取装置において、セ
ットされた複数枚の原稿を、原稿読取時に入力される使
用者識別コードに対応する読取面の登録状態に応じて上
からまたは下から順に1枚ずつ分離給送する原稿頁順分
離搬送手段を備えたことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0018】図1は、原稿の両面を読取可能な本発明の
実施の形態に係る原稿読取装置を構成の一部として含む
ファクシミリ装置の模式的断面図を示している。
【0019】同図において、装置動作の概略について説
明すると、先ず、原稿トレイ1に積載される原稿束P
は、一対の原稿分離用コロ2及び3により1枚ずつに分
離給送される。
【0020】原稿分離用コロ2及び3により1枚ずつに
分離され、U字状の原稿搬送経路Kに沿って給送される
原稿は、一対のプリフィード用コロ4及び5により更に
搬送されつつ反転し、更に一対のフィード用コロ6及び
7により搬送されて排紙トレイ8に排紙され積載保持さ
れる。
【0021】その間に、搬送されることにより副走査さ
れる原稿の表面及び裏面の画像は、それぞれ、原稿搬送
経路Kの下側に配設された表面側読取センサ9、及び、
上側に配設された裏面側読取センサ10により主走査ラ
イン単位で読み取られる。なお、各読取センサの原稿面
上の読取位置(スキャンライン)は、裏写り防止のため
に副走査方向に少しずらしている。なお、以下の本実施
の形態の説明では、特に断らない限り、原稿の表裏両面
のうち、原稿トレイ1にセットされた状態において上側
に向いている面を(原稿読取装置にとっての)表面、下
側に向いている面を(原稿読取装置にとっての)裏面と
している。これは、片面原稿単独で考えた場合に、一般
に文字等の画情報が記載された側の面を表面、反対の無
地の面を裏面と呼ぶのとは異なる定義である。
【0022】図2は、図1に示したファクシミリ装置の
ブロック構成を示している。以下、図2及び図1を参照
して本実施の形態に係るファクシミリ装置の構成につい
て詳細に説明する。
【0023】表面側読取センサ9及び裏面側読取センサ
10は、原稿搬送路Kを挟んで対向して配置され、それ
ぞれ原稿トレイ1にセットされた原稿の表面側及び裏面
側を主走査ライン単位で読み取るものである。それら読
取センサとしては、密着型の等倍センサや縮小光学系を
もつCCDセンサ等の既知の読取センサを適用できる。
【0024】表面側読取センサ9及び裏面側読取センサ
10は、それぞれ、表面側センサ駆動/画像処理部11
及び裏面側センサ駆動/画像処理部12により駆動され
ると共に、それら各読取センサから出力されるライン単
位のアナログ画信号は、それぞれ各センサ駆動/画像処
理部によりA/D変換されると共にも2値化される。
【0025】なお、本実施の形態では、表面側読取セン
サ9及び裏面側読取センサ10のそれぞれについて独立
した画像処理回路を設けているが、1つの画像処理回路
の直前にスイッチを設け、表面側読取センサ9及び裏面
側読取センサ10からのアナログ画信号を交互に入力す
ることで1つの共通の画像処理回路のみで、表面側読取
センサ9及び裏面側読取センサ10からの画信号を処理
することもできる。なお、センサ駆動回路も共通とする
ことも可能であり、その場合、画像処理回路への画信号
の切り替えによって、実際に原稿読み取りを行うセンサ
を選択することになる。
【0026】表面側センサ駆動/画像処理部11及び裏
面側センサ駆動/画像処理部12から出力される、原稿
の表面側を読み取って得た表面側ラインデータと、裏面
側を読み取って得た裏面側ラインデータとは、制御部1
3の制御によりシステムバス14を介して符号化復号化
部15に送られ、符号化処理される。ただし、本実施の
形態の構成では、表面側読取センサ9及び裏面側読取セ
ンサ10の双方が同時的に動作して原稿を読み取る「両
面読み取り」と、いずれか一方のみの読み取りセンサが
動作して原稿を読み取る「片面読み取り」の場合がある
が、「両面読み取り」の場合は、表面側ラインデータ
と、裏面側ラインデータとを交互に入力して符号化処理
する必要が有る。また、送信時には、画像データは、ラ
イン単位ではなく、頁単位で取り扱う必要があるため、
符号化されたラインデータを表面側のものと、裏面側の
ものと分離して、画像メモリ16に順次記憶することに
より表面側頁分の画像データと、裏面側分の画像データ
とに分離する必要がある。制御部13は、そのための処
理を行う。「片面読み取り」の場合は、必ずしも画像メ
モリ16に画像データを蓄積してから送信するいわゆる
メモリ送信を行う必要はないが、本実施の形態では、
「両面読み取り」及び「片面読み取り」のいずれの場合
も読み取った画像データを画像メモリに蓄積してから送
信する。
【0027】尚、表面側センサ駆動/画像処理部11及
び裏面側センサ駆動/画像処理部12のうちのいずれか
一方と、システムバス14の間に1頁分のバッファメモ
リを備え、バッファメモリを備えない側のセンサ駆動/
画像処理部からのラインデータを符号化復号化部15で
符号化しながら通信部17を介して相手装置に送信しつ
つ、バッファメモリを備えた側のセンサ駆動/画像処理
部からのラインデータをそのバッファメモリに一時的に
蓄積し、バッファメモリを備えない側のセンサ駆動/画
像処理部からのラインデータの1頁分の送信が完了した
後に、その蓄積した1頁分のラインデータを符号化復号
化部15で符号化しながら通信部17を介して相手装置
に送信することで、画像メモリ16なしでの原稿画像の
送信も可能である。
【0028】符号化復号化部15は、前述したようにラ
インデータを符号化すると共に、受信画像データや、画
像メモリ15に蓄積された画像データを復号化して元の
ラインデータに戻すものである。画像メモリ16は、前
述したように、読み取った画像データを一時的に蓄積す
るものである。制御部13は、内蔵するROM13aに
格納された処理手順にしたがって装置各部を制御するた
めの処理を行うマイクロコンピュータである。システム
RAM18は、制御部13の作業領域が確保されている
と共に一時的な設定情報が格納されるものであり、その
記憶内容は、装置電源オフ時においても図示しないバッ
クアップ電源により保持されている。通信部17は、送
信画像データを回線での伝送に適した信号に変調すると
ともに受信画像信号を復調して画像データに戻す一方、
回線接続制御を行うものである。
【0029】操作部19は、装置使用者からの入力操作
を受け入れるための各種キー等が配置されたものであ
り、その操作部19からの操作信号は、操作部インター
フェース20により、システムバス14に適合するバス
データに変換され、制御部13により認識される。表示
部21は、制御部13から表示部インターフェースに対
してバスデータで指示された表示指令に応じた表示を行
うものである。なお、操作部19及び表示部21につい
ては、更に後述する。
【0030】I/O部23は、それに接続された各部に
対して、制御部13からのバスデータでセットされたコ
マンドに応じてた信号を出力する一方、入力された信号
をバスデータに変換して制御部13に通知するものであ
る。
【0031】モータドライバ24は、制御部23からの
コマンドに応じてI/O部23から出力される駆動制御
信号に応じて、フィードモータMf及びプリフィードモ
ータMpに駆動パルスを供給するものである。
【0032】プリフィードモー夕Mpは、原稿分離用コ
ロ2及び3と、プリフィード用コロ4及び5を駆動する
ものである。フィードモー夕Mfは、フィード用コロ6
及び7を駆動するものである。
【0033】プリフィード用コロ4及び5はプリフィー
ドモー夕Mpの駆動タイミングと同期して駆動されるの
に対し、原稿分離用コロ2及び3は原稿に対し接したり
離れたりできるような、例えば、駆動軸に巻回されたつ
る巻きばね形状のトルクリミッタの内径が緩む方向に駆
動軸を回転させることにより、当該駆動軸からトルクリ
ミッタに対して、文字通り所定量のトルクのみを伝達す
ることにより、その所定量のトルクで原稿分離用コロを
原稿に接しさせ、駆動軸をトルクリミッタの内径が締ま
る方向に回転させることにより、原稿に接している原稿
分離用コロを原稿から離間させるような既知の機構をも
ち、プリフィードモー夕Mpが駆動している状態でも、
その駆動力を原稿に対し任意に伝えることが可能であ
る。つまり原稿分離のプロセスにおいては、原稿がプリ
フィード用コロ4及び5に達するまでは分離用コ口2ま
たは3の回転により搬送するがプリフィード用コロによ
って原稿搬送されるようになった時点で分離用コ口は原
稿面から離れ、いわゆるダブルフィードを防ぐ。
【0034】プリフィードモータMpの駆動力は、原稿
分離用コロ用クラッチ25を介して、原稿分離用コロ2
に伝達されると共に、原稿分離用コロ用クラッチ26を
介して、原稿分離用コロ3に伝達される。そして、制御
部23からのコマンドに応じてI/O部23から出力さ
れる駆動制御信号に応じて、それらクラッチを断続させ
ることで、一方の原稿分離用コロのみに、プリフィード
モータMpの駆動力を伝達することにより原稿に対し接
したり離れたりできるような動作可能とし、他方の原稿
分離用コロには、プリフィードモータMpの駆動力を伝
達しないようにすることにより、原稿トレイ1に積載さ
れた原稿を上から順に分離給送するか、下から順に分離
給送するかを切り換えることができる。
【0035】図3は、以上のように構成される本実施の
形態に係るファクシミリ装置の操作部19及び表示部2
1の具体的構成を示している。ただし、本発明と直接関
係する部分のみを示し、それ以外は図示を省略してい
る。
【0036】同図において、操作部19及び表示部21
は、操作者の目に付やすい位置に配置されている。操作
部19は、ファクシミリ番号等を使用者に入力させるた
めのテンキー30と、使用者の入力操作を取り消した
り、確定させたりするためのYesキー31及びNoキ
ー32と、送信動作を強制的に停止させるためのストッ
プキー33と、送信開始を開始させるためのスタートキ
ー34と、両面キー35と片面キー36とから構成さ
れ、原稿種別が両面か片面かを使用者に入力させるため
の原稿種別設定キー群37と、上向キー38と下向キー
39とから構成され、原稿を上向きにセットして原稿の
表面側を読み取らせるか、下向きにセットして原稿の裏
面側を読み取らせるかを使用者に入力させるための読取
面設定キー群39と、ID設定キー41とID送信キー
42とから構成されるIDキー群43とから構成されい
る。
【0037】表示部21は、液晶表示装置50を備え、
その表示画面51中には、表示領域R1(現在は、「片
面読み取りモード」と表示されている。)と、表示領域
R2(現在は、「原稿を上向きにセットしてください」
と表示されている。)とが確保され、制御部13からの
指示により、種々の定型的なメッセージを表示する。ま
た、表示領域R1またはR2以外の部分には、画像メモ
リ16の残量を表示したりするなど、本発明とは直接関
係しないメッセージも表示される。
【0038】以上の構成において行われる本発明の第1
の実施の形態に係る処理手順について、以下説明する。
【0039】本実施の形態に係るファクシミリ装置は、
「両面読み取り」または「片面読み取り」が可能である
ため、使用者は、これから読み取らせようとする原稿
が、両面原稿か片面原稿かの原稿種別に合わせて、いず
れの読み取り方で原稿を読み取らせたいかを装置に指示
する必要がある。
【0040】図4は、そのための原稿種別設定処理の手
順を示している。同図において、制御部13は、一般に
片面原稿の取り扱い量が、両面原稿のそれに対して多い
ことを考慮して、原稿種別を「片面」に設定する(処理
101)。そして、図3に示すように、表示領域R1
に、「片面読み取りモード」とのメッセージを表示する
(処理102)。
【0041】そして、原稿種別設定キー群37のキーが
押下されるのを監視する(判断103のNoループ)。
押下されると(判断103のYes)、その押下された
キーが、両面キー35または片面キー36のいずれかで
あるかを判断する(判断104)。そして、両面キー3
5である場合は、原稿種別を「両面」に設定し(処理1
05)、表示領域R1に、「両面読み取りモード」との
メッセージを表示して(処理106)、判断103に戻
る。片面キー35である場合は、原稿種別を「片面」に
設定し(処理101)、表示領域R1に、「片面読み取
りモード」とのメッセージを表示する(処理102)。
【0042】これにより、原稿種別の設定ができると共
に、現在設定されている原稿種別が表示されるため、使
用者は、原稿種別が所望の設定になっているかを容易に
確認することができ、原稿種別の設定間違いによる読み
取りミスを未然に防ぐことができる。
【0043】また、本実施の形態に係るファクシミリ装
置は、セットされた原稿の表面側を読み取るか、裏面側
を読み取るかの設定が可能であり、使用者は、これから
読み取らせようとする原稿の表面側を読み取らせたい
か、裏面側を読み取らせたいかに応じて、その読み取ら
せたい面(読取面)を装置に指示する必要がある。
【0044】図5は、そのための読取面原稿種別設定処
理の手順を示している。同図において、制御部13は、
一般に、使用者が原稿の読取面を表面側に設定する場合
が多いであろうことを予想して、読取面を「表面」に設
定する(処理201)。そして、図3に示すように、表
示領域R2に、「原稿を上向きにセットしてください」
とのメッセージを表示する(処理202)。
【0045】そして、読取面設定キー群40のキーが押
下されるのを監視する(判断203のNoループ)。押
下されると(判断203のYes)、その押下されたキ
ーが、上向キー38または下向キー39のいずれかであ
るかを判断する(判断204)。そして、下向キー39
である場合は、読取面を「裏面」に設定し(処理20
5)、表示領域R2に、「原稿を下向きにセットしてく
ださい」とのメッセージを表示して(処理206)、判
断203に戻る。上向キー38である場合は、読取面を
「表面」に設定し(処理201)、表示領域R1に、
「片面読み取りモード」とのメッセージを表示する(処
理202)。
【0046】これにより、読取面の設定ができると共
に、現在設定されている読取面が表示されるため、使用
者は、読取面が所望の設定になっているかを容易に確認
することができ、原稿のセット向きを間違えることによ
る読み取りミスを未然に防ぐことができる。
【0047】以上説明した図4に示した原稿種別設定処
理及び図5に示した読取面設定処理により本実施の形態
のファクシミリ装置は、使用者が読み取らせようとする
原稿の種別と、使用者が望む原稿のセット方向とを認識
した上で、図6に示す原稿送信処理を行う。
【0048】図6において、制御部13は、原稿トレイ
1に原稿をセットし、相手装置のファクシミリ番号をテ
ンキー30や、図示しない短縮ダイヤルキーなどで設定
した使用者によるスタートキー34の押下を監視する
(判断301のNoループ)。そして、スタートキー3
4が押下されると(判断301のYes)、設定されて
いる読取面が、「表面」または「裏面」のいずれである
かをチェックする(判断302)。
【0049】「表面」である場合は、使用者は、読み取
らせたい面が上を向くように、原稿を上向きにセットし
ているはずであるため、原稿分離用コロ用クラッチ25
のみを接続して原稿分離用コロ2のみにプリフィードモ
ー夕Mpの駆動力を伝達することにより、原稿トレイ1
上の原稿を上から1枚ずつ分離給送する(処理30
3)。そして、設定されている原稿種別が、「両面」ま
たは「片面」のいずれであるかをチェックする(判断3
02)。
【0050】「片面」である場合は、表面側読み取りセ
ンサ9のみを動作させて原稿の表面側を読み取って符号
化復号化部15で符号化し、符号化画像データを画像メ
モリ16に蓄積する。
【0051】「両面」である場合は、表面側読み取りセ
ンサ9及び裏面側読取センサ10の双方を動作させて原
稿の表裏両面を同時的に読み取って符号化復号化部15
で交互に符号化し、表面側符号化画像データ及び裏面側
符号化画像データを、表面・裏面の頁順の画像データと
して画像メモリ16に蓄積する(処理306)。これに
より、原稿種別が「両面」である場合においても、使用
者は、使用者から見た場合の原稿の表面側を第n頁と考
え、裏面側を第n+1頁というように、使用者から見た
場合の原稿の表面側を裏面側より若い頁と考えて、読取
面を「表面」に設定した場合は、若い頁の側が上向きに
なるようにセットしているはずであるため、正しい頁順
に読み取られることになる。
【0052】判断302における判断結果が、「裏面」
である場合は、使用者は、読み取らせたい面が下を向く
ように、原稿を下向きにセットしているはずであるた
め、原稿分離用コロ用クラッチ26のみを接続して原稿
分離用コロ2のみにプリフィードモー夕Mpの駆動力を
伝達することにより、原稿トレイ1上の原稿を下から1
枚ずつ分離給送する(処理307)。そして、設定され
ている原稿種別が、「両面」または「片面」のいずれで
あるかをチェックする(判断308)。
【0053】「片面」である場合は、裏面側読み取りセ
ンサ10のみを動作させて原稿の裏面側を読み取って符
号化復号化部15で符号化し、符号化画像データを画像
メモリ16に蓄積する。
【0054】「両面」である場合は、表面側読み取りセ
ンサ9及び裏面側読取センサ10の双方を動作させて原
稿の表裏両面を同時的に読み取って符号化復号化部15
で交互に符号化し、表面側符号化画像データ及び裏面側
符号化画像データを、裏面・表面の頁順の画像データと
して画像メモリ16に蓄積する(処理310)。これに
より、原稿種別が「両面」である場合においても、使用
者は、使用者から見た場合の原稿の表面側を第n頁と考
え、裏面側を第n+1頁というように、使用者から見た
場合の原稿の表面側を裏面側より若い頁と考えて、読取
面を「裏面」に設定した場合は、若い頁の側が下向きに
なるようにセットしているはずであるため、正しい頁順
に読み取られることになる。
【0055】さて、処理305、306、309または
310の後は原稿トレイ1に設けられた既知の原稿検出
センサにより、原稿トレイ1上に読み取るべき次の原稿
が有るかを調べる(判断311)。有る場合(判断31
1のYes)は、判断302に戻り、全ての原稿を読み
取るまで上記手順を繰り返し、いずれ読み取るべき次の
原稿がなくなった場合(判断311のNo)は、画像メ
モリ16に蓄積された画像データをその画像データに対
応する原稿の読み取り順に読み出して相手装置に順次送
信する(処理302)。
【0056】以上の処理により、図7に示すように、使
用者が自ら読取面を「表面」に設定して、その設定に合
わせて原稿を上向きにセットした場合は、セットされた
原稿は、自動的に上から頁順に分離給送されると共に、
原稿の表面側のみが読み取られて送信される。
【0057】また、図8に示すように、使用者が自ら読
取面を「裏面」に設定して、その設定に合わせて原稿を
下向きにセットした場合は、セットされた原稿は、自動
的に下から頁順に分離給送されると共に、原稿の裏面側
のみが読み取られて送信される。
【0058】これにより、使用者の所望の原稿のセット
向きに合わせて、正しい頁順で、読み取るべき面側の画
像データを正しく読み取ることができる。
【0059】次に、本発明の第2の実施の形態に係る処
理手順について、以下説明する。
【0060】この第2の実施の形態では、原稿種別の設
定については、使用者がこれから読み取らせようとする
原稿が、両面原稿か片面原稿かは、原稿を読み取らせる
ときにならないと確定しないものであるため、第1の実
施の形態同様に、図4に示した原稿種別設定処理手順に
より、その都度設定される。
【0061】一方、読取面の設定については、使用者
が、原稿を上向きに設定したいか、下向きに設定したい
かは、使用者の好みの問題であり、原稿を読み取らせる
都度変化するようなものではない。
【0062】そこで、この第2の実施の形態では、読取
面については、複数の使用者をそれぞれ特定するための
識別コードと、それぞれの使用者毎の好みの読取面とを
予め設定して登録しておき、使用者が、原稿を送信する
ために本実施の形態に係るファクシミリ装置を使用する
場合に、使用者を特定するための識別コードを入力する
ことで、原稿を読み取らせる度毎に、読取面を設定する
煩わしさをなくそうとするものである。なお、第2の実
施の形態においても、第1の実施の形態同様に、図5に
示した読取面設定手順は実行され得る。
【0063】図9は、そのためのID設定登録手順を示
している。同図において、制御部13は、ID設定キー
41の押下を監視する(判断401のNoループ)。I
D設定キー41が押下されると(判断401のYe
s)、表示領域R2に「ID番号を入力してYesキー
を押してください」とのメッセージを表示する(処理4
02)。
【0064】そして、ID番号を入力した使用者による
Yesキー31の押下を監視する(判断403のNoル
ープ)。押下された場合(判断403のYes)は、入
力されたID番号をシステムRAM18に記憶する(処
理404)。
【0065】さらに、表示領域R2に「原稿を上向きに
セットするなか上向キーを、下向きにセットするなら下
向キーを押してください」とのメッセージを表示する
(処理405)。
【0066】そして、読取面設定キー群40の押下を監
視する(判断406のNoループ)。上向キー38また
は下向キー39のいずれかが押下された場合(判断40
6のYes)は、押下されたキーに応じた「表面」また
は「裏面」のいずかれかを読取面として、処理404に
おいて、システムRAM18に既に記憶されているID
番号と対応付けて記憶する(処理407)。
【0067】また、本発明とは関係しないその他の設定
を更に、ID番号と対応付けてシステムRAM18に記
憶する(処理408)、その他の設定の例としては、短
縮ダイヤルやワンタッチダイヤル等の従来の設定が揚げ
られる。
【0068】最後に、メッセージ表示領域R2の表示内
容を図5に示した読取面設定処理に基づく表示内容に戻
す(処理409)。
【0069】以上の処理が複数の使用者により繰り返さ
れることにより、図10に示すように、使用者毎のID
番号と登録内容とが対応付けられて記憶される。その登
録内容は、前述したように、本発明に係る読取面と、従
来同様のその他の設定とに分けられ。図10では、使用
者1については、ID番号は001で、読取面は「表
面」で、その他の設定は「設定1」であり、使用者2に
ついては、ID番号は002で、読取面は「裏面」で、
その他の設定は「設定2」である。その他の使用者につ
いても同様に設定される。
【0070】このように、第2の実施の形態では、第1
の実施の形態と同様に図4に示した原稿種別設定処理に
より、使用者が読み取らせようとする原稿の種別が設定
され、図9に示したID設定登録処理により使用者毎の
読取面等が設定登録された上で、図11に示す原稿送信
処理を行う。
【0071】図11において、制御部13は、原稿トレ
イ1に原稿をセットし、相手装置のファクシミリ番号を
テンキー30や、図示しない短縮ダイヤルキーなどで設
定した使用者による、スタートキー34またはID送信
キー42の押下を監視する(判断501のNoルー
プ)。
【0072】そして、スタートキー34が押下される
と、図6に示した第1の実施の形態に係る原稿送信処理
の判断302に処理を移す。つまり、図4に示した原稿
種別設定処理により設定された原稿種別と、図5に示し
た読取面設定処理により設定された読取面の設定結果に
応じて、第1の実施の形態と同様の原稿送信処理を行
う。
【0073】ID送信キー42が押下されると、表示領
域R2に、「ID番号を入力してYesキーを押してく
ださい」とのメッセージを表示する(処理502)。そ
して、Yesキー31の押下を監視し(判断503のN
oループ)、押下されると(判断503のYes)、シ
ステムRAM18に記憶された、図10に示した対応テ
ーブルを参照して、入力されたID番号に対応する登録
内容をチェックし(処理504)、本発明とは直接関係
しない短縮ダイヤル等の「その他の設定」に応じた設定
を行ってから(処理505)、入力されたID番号に対
応する読取面をチェックする。
【0074】読取面が「表面」であった場合(図10に
おいて、ID番号が001であった場合が含まれる)
は、読取面を「表面」に設定し(処理507)、表示領
域R2に「原稿を上向きにセットしてぐたさい」とのメ
ッセージを表示する(処理508)。
【0075】読取面が「裏面」であった場合(図10に
おいて、ID番号が002であった場合が含まれる)
は、読取面を「裏面」に設定し(処理509)、表示領
域R2に「原稿を下向きにセットしてぐたさい」とのメ
ッセージを表示する(処理508)。
【0076】処理508と処理510により読取面がど
ちらに設定登録されているかを表示することにより、使
用者は、自分のID番号が正しく入力できたか、あいる
は、自分の好みの読取面が正しく設定登録できていたか
を容易に確認することができる。
【0077】処理508または処理510の後は、図6
に示した第1の実施の形態に係る原稿送信処理の判断3
01に処理を移す。つまり、図4に示した原稿種別設定
処理により設定された原稿種別と、図9に示したID設
定登録手順及び図11に示した原稿送信処理により設定
された読取面の設定結果に応じて、第1の実施の形態と
同様の原稿送信処理を行う。
【0078】これにより、送信操作毎に読取面を設定し
なくても、予めID番号と対応付けて読取面を設定登録
しておくことにより、自動的にID番号に対応する使用
者の好みに応じた読取面が設定されるため、原稿を送信
する時毎にセットされた原稿の表裏両面のうちのいずれ
の面側を読み取るかをいちいち選択する必要がなく、原
稿送信操作の操作性が向上する。
【0079】なお、以上説明した本発明の各実施の形態
においては、図1に示すような、U字状の原稿搬送経路
を備え、原稿トレイ1にセットされた原稿が反転した状
態で表面側読取センサ9及び裏面側読取センサ10に読
み取られる構成のものに本発明を適用したが、本発明
は、それに限らず、直線的な原稿搬送経路を備えたもの
についても同様に適用することが可能である。
【0080】図12は、直線的な原稿搬送経路を備えた
原稿読取装置の一部構成を示し、図1に示したものに相
当する部分に同一符号を付し、説明を省略している。
【0081】図12に示した構成の原稿読取装置におい
ては、一般的に、原稿読取装置からみた場合の原稿の裏
面側、すなわち、下向きにセットされた原稿の下側の面
が、使用者にとっての原稿の表面側になるようにセット
するのが通常であるが、同図に示すように、原稿搬送経
路Kの下側に裏面側読み取りセンサ10を配置し、原稿
搬送経路Kの上側に表面側読み取りセンサ9を配置する
ことにより、使用者にとっての原稿の表面側を原稿読取
装置にとっての裏面として読み取る構成とすることで、
すなわち、図1に示した原稿読取装置のU字状の原稿搬
送経路Kの曲がりを矯正して直線的な原稿搬送経路Kと
したものが図12に示した原稿読取装置であると考える
ことで、上述した本実施の形態の説明を適用することが
可能である。
【0082】また、以上説明した本発明の実施の形態に
おいては、原稿の表裏両面を同時的に読み取るために、
原稿搬送経路を挟んで表面側読取センサ及び裏面側読取
センサを備えたものに対して本発明を適用したが、それ
に限らず、1つの読み取りセンサと、原稿反転装置を備
え、原稿の一方の面を読み取ってから原稿を反転して次
に他方の面を読み取るような構成の原稿読取装置につい
ても、本発明は適用可能である。ただし、読取面の設定
によっては、片面原稿であっても原稿の反転動作が繰り
返されてしまう場合がある。
【0083】また、以上説明した本発明の実施の形態に
おいては、本発明に係る原稿読取装置をファクシミリ装
置に適用したが、それに限らず、複写機やスキャナ装置
や画像ファイリング装置等のその他の装置に対しても同
様に適用可能なものである。
【0084】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、読取面選
択手段により装置使用者が原稿の表面側を読み取らせた
いか裏面側を読み取らせたいかを選択設定すると、選択
面読取手段は、原稿の表裏両面のうち選択設定された面
側の画像データを読み取るため、使用者毎の要求に応じ
た向きにセットされた原稿を正しく読み取ることがで
き、各使用者にとっては、自分の好みに応じた向きに原
稿をセットすることができるため、操作性が向上する。
【0085】請求項2に係る発明によれば、面読取面選
択状態表示手段によって前記読取面選択手段による読取
面の選択状態が表示されるため、使用者は、読取面が自
分の好みに応じた向きに設定されているのかを確実かつ
容易に知ることができ、自分の好みの向きとは逆の向き
に原稿をセットしてしまったり、どちらの向きに原稿を
セットすればよいのか戸惑うことがなくなる。
【0086】請求項3に係る発明によれば、セットされ
た複数枚の原稿が、原稿頁順分離搬送手段により、前記
読取面選択手段による読取面の選択状態に応じて上から
または下から順に1枚ずつ分離給送されるため、原稿の
セット向きによらず、使用者が意図する先頭頁から順に
原稿を読み取ることができる。
【0087】請求項4に係る発明によれば、使用者別読
取面登録手段により、少なくとも、前記セットされた原
稿の表裏両面のうちのいずれの面側を読み取るかを使用
者識別コードと対応させて登録しておき、登録面読取手
段は、原稿読取時に入力される使用者識別コードに対応
して登録されている面側の画像データを読み取るため、
使用者毎の要求に応じた向きにセットされた原稿を正し
く読み取ることができ、各使用者にとっては、自分の好
みに応じた向きに原稿をセットすることができるため、
操作性が向上する。さらに、原稿を読み取る時毎に前記
セットされた原稿の表裏両面のうちのいずれの面側を読
み取るかをいちいち選択しなくてもよいため、原稿読取
操作がいっそう円滑に行え、操作性がさら向上する。
【0088】請求項5に係る発明によれば、読取面登録
状態表示手段によって、原稿読取時に入力される使用者
識別コードに対応する読取面の登録状態が表示されるた
め、使用者は、自分の使用者識別コードを正しく入力で
きたか、あるいは、読取面が自分の好みに応じた向きに
正しく設定登録されているのかを確実かつ容易に知るこ
とができ、自分の好みの向きとは逆の向きに原稿をセッ
トしてしまったり、どちらの向きに原稿をセットすれば
よいのか戸惑うことがなくなる。
【0089】請求項6に係る発明によれば、セットされ
た複数枚の原稿が、原稿頁順分離搬送手段により、原稿
読取時に入力される使用者識別コードに対応する読取面
の登録状態に応じて上からまたは下から順に1枚ずつ分
離給送されるため、原稿のセット向きによらず、使用者
が意図する先頭頁から順に原稿を読み取ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1及び第2の実施の形態に係るファ
クシミリ装置の模式的断面図である。
【図2】本発明の第1及び第2の実施の形態に係るファ
クシミリ装置のブロック構成図である。
【図3】本発明の第1及び第2の実施の形態に係るファ
クシミリ装置の操作部の一部及び表示部の一部を示す図
である。
【図4】本発明の第1及び第2の実施の形態に係るファ
クシミリ装置における原稿種別設定手順を示すフローチ
ャートである。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係るファクシミリ
装置における読取面設定手順を示すフローチャートであ
る。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係るファクシミリ
装置における原稿送信手順、及び、第2の実施の形態に
係る原稿送信手順の一部を示すフローチャートである。
【図7】セットされた原稿の頁順と、送信画像の順番の
対応を示す模式図である。
【図8】セットされた原稿の頁順と、送信画像の順番の
対応を示す別の模式図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係るファクシミリ
装置におけるID設定登録手順を示すフローチャートで
ある。
【図10】図9に示すID設定登録手順により設定され
たID番号と登録内容との対応例を示す図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態に係る原稿送信手
順の一部を示すフローチャートである。
【図12】本発明の第1及び第2の実施の形態に係るフ
ァクシミリ装置の別の模式的断面図である。
【符号の説明】
1 原稿トレイ 2、3 原稿分離用コロ 4、5 プリフィード用コロ 6、7 フィード用コロ 8 排紙トレイ 9 表面側読取センサ 10 裏面側読取センサ 11 表面側センサ駆動/画情報処理部 12 裏面側センサ駆動/画情報処理部 13 制御部 13a ROM 14 システムバス 15 符号化復号化部 16 画像メモリ 17 通信部 18 システムRAM 19 操作部 20 操作部インターフェース 21 表示部 22 表示部インターフェース 23 I/O部 24 モータドライバ 25、26 原稿分離用コロ用クラッチ 30 テンキー 31 Yesキー 32 Noキー 33 ストップキー 34 スタートキー 35 両面キー 36 片面キー 37 原稿種別設定キー群 38 上向キー 39 下向キー 40 読取面設定キー群 41 ID設定キー 42 ID送信キー

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セットされた原稿の表裏両面をそれぞれ
    読み取って表面側画像データと裏面側画像データとを得
    ることが可能な原稿読取装置において、 前記原稿の表面側を読み取るか裏面側を読み取るかを選
    択設定する読取面選択手段と、前記原稿の表裏両面のう
    ち前記読取面選択手段により選択された面側の画像デー
    タを読み取る選択面読取手段とを備えたことを特徴とす
    る原稿読取装置。
  2. 【請求項2】 前記読取面選択手段による読取面の選択
    状態を表示する読取面選択状態表示手段を備えたことを
    特徴とする請求項1記載の原稿読取装置。
  3. 【請求項3】 セットされた複数枚の原稿を、前記読取
    面選択手段による読取面の選択状態に応じて上からまた
    は下から順に1枚ずつ分離給送する原稿頁順分離搬送手
    段を備えたことを特徴とする請求項1または2のいずれ
    かの記載の原稿読取装置。
  4. 【請求項4】 セットされた原稿の表裏両面をそれぞれ
    読み取って表面側画像データと裏面側画像データとを得
    ることが可能な原稿読取装置において、 少なくとも前記セットされた原稿の表裏両面のうちのい
    ずれの面側を読み取るかを使用者識別コードと対応させ
    て登録する使用者別読取面登録手段と、原稿読取時に入
    力される使用者識別コードに対応して登録されている面
    側の画像データを読み取る登録面読取手段とを備えたこ
    とを特徴とする原稿読取装置。
  5. 【請求項5】 原稿読取時に入力される使用者識別コー
    ドに対応する読取面の登録状態を表示する読取面登録状
    態表示手段を備えたことを特徴とする請求項4記載の原
    稿読取装置。
  6. 【請求項6】 セットされた複数枚の原稿を、原稿読取
    時に入力される使用者識別コードに対応する読取面の登
    録状態に応じて上からまたは下から順に1枚ずつ分離給
    送する原稿頁順分離搬送手段を備えたことを特徴とする
    請求項4または5のいずれかの記載の原稿読取装置。
JP06749796A 1996-02-29 1996-02-29 原稿読取装置 Expired - Fee Related JP3566803B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06749796A JP3566803B2 (ja) 1996-02-29 1996-02-29 原稿読取装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06749796A JP3566803B2 (ja) 1996-02-29 1996-02-29 原稿読取装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09238229A true JPH09238229A (ja) 1997-09-09
JP3566803B2 JP3566803B2 (ja) 2004-09-15

Family

ID=13346693

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP06749796A Expired - Fee Related JP3566803B2 (ja) 1996-02-29 1996-02-29 原稿読取装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3566803B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005167726A (ja) * 2003-12-03 2005-06-23 Murata Mach Ltd 原稿読取装置
JP2008118269A (ja) * 2006-11-01 2008-05-22 Ricoh Co Ltd 画像読取装置、画像蓄積装置、及びデジタル複合機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005167726A (ja) * 2003-12-03 2005-06-23 Murata Mach Ltd 原稿読取装置
JP2008118269A (ja) * 2006-11-01 2008-05-22 Ricoh Co Ltd 画像読取装置、画像蓄積装置、及びデジタル複合機

Also Published As

Publication number Publication date
JP3566803B2 (ja) 2004-09-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6058249A (en) Image forming apparatus
JPH08116394A (ja) デジタル複写機
JP3566803B2 (ja) 原稿読取装置
JP2012006672A (ja) 両面画像読取り方法
JP3880363B2 (ja) 画像処理装置
JP2910358B2 (ja) ファクシミリ装置
JPH11136442A (ja) 両面読取装置
JP3958674B2 (ja) 画像処理装置および画像処理装置の制御方法
JP2005073036A (ja) 両面読取装置
JP2746936B2 (ja) ファクシミリ装置
JP2706799B2 (ja) 画像記録装置
JP3428278B2 (ja) 画情報処理装置
JP4146413B2 (ja) ファクシミリ装置
JPH05328078A (ja) ファクシミリ装置
JP2961232B2 (ja) 画像送信装置
JP2005072760A (ja) 両面読取装置
JP2005073035A (ja) 両面読取装置
JP4061297B2 (ja) ファクシミリ装置
KR100296594B1 (ko) 자동급지장치의 에러 체크 방법
JP5768321B2 (ja) 画像処理装置および画像処理方法
JPH0937009A (ja) ファクシミリ装置
JPH06233091A (ja) ファクシミリ装置
JPH10190901A (ja) 複合複写機
JP2000059548A (ja) 画像形成装置
JP2002314801A (ja) 画像処理装置、その制御方法、及びその制御プログラムを格納したコンピュータにより読み取り可能な記憶媒体

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040608

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040611

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees