JP2000059548A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000059548A
JP2000059548A JP10224958A JP22495898A JP2000059548A JP 2000059548 A JP2000059548 A JP 2000059548A JP 10224958 A JP10224958 A JP 10224958A JP 22495898 A JP22495898 A JP 22495898A JP 2000059548 A JP2000059548 A JP 2000059548A
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Makoto Yamada
誠 山田
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ADF機構及びフラットベッド式の両方の原
稿台を備えた画像形成装置において、いずれか一方の原
稿台を使用したタイマ送信が設定されていても、他方の
原稿台を使用してファクシミリ送信等を行うことを可能
とする。 【解決手段】 フラットベッド側の原稿台又はADF機
構側の原稿台のいずれか一方を使用したタイマ送信が設
定された状態で(S1:YES)、送信キーが押下され
た場合(S3:YES)、タイマ送信が設定されていな
い方の原稿台についてファクシミリ送信が実行される
(S4乃至S6)。これにより、一方の原稿台について
タイマ送信が設定されても、他方の原稿台を使用してフ
ァクシミリ送信を行うことができ、また、ユーザが空い
ている方の原稿台を使用してファクシミリ送信する時、
使用する原稿台を選択する操作を行う必要がない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくともファク
シミリ機能を備え、ADF機構を備えた原稿台と、フラ
ットベッド式の原稿台とが並設された画像形成装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、ファクシミリ機能、複写機
能、及びプリンタ機能等の複数の機能を備えた多機能型
の画像形成装置においては、原稿読み取りや送信の能力
を向上させるために、複数枚の原稿を順次1枚ずつ原稿
読み取り部に給送するADF機構を備えた原稿台と、本
等の厚手の原稿を読み取るために、原稿に対して読み取
り部が走査移動することによって原稿の読み取りを行う
フラットベッド式の原稿台を有するものが知られてい
る。このような画像形成装置では、ファクシミリ送信等
を行う場合、ADF機構を備えた原稿台、又はフラット
ベッド式の原稿台のいずれを使用して原稿の読み取り及
び送信を行うかについて、(1)ユーザによって選択操
作された原稿台を使用するようにしたもの(例えば、特
開昭63−172571号公報参照)、又は(2)それ
ぞれの原稿台に設けられた原稿センサによって原稿が検
出された方の原稿台を使用するようにしたもの(例え
ば、特開平6−276350号公報参照)が知られてい
る。また、ファクス送信を行う場合に、ユーザが設定し
た任意の時間が到来した時に原稿の読み取り及び送信が
実行されるタイマ送信機能を有した画像形成装置も提案
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記
(1)の画像形成装置によれば、ユーザがファクシミリ
送信の度に原稿台を選択する操作を行わなければならな
いため、ファクシミリ送信時の操作に手間を要してい
た。また、上記(2)の画像形成装置によれば、両方の
原稿台に原稿センサを設けなければならないために製造
コストが高くなるという問題があり、特に、フラットベ
ッド式の原稿台では、原稿読み取り時の構成上、原稿が
載置されているか否かの検出が困難であり、大掛かりな
センサが必要とされるので、そのコストは更に高いもの
となる。また、タイマ送信によるファクシミリ送信を行
う場合は、数枚程度であれば、一旦メモリに記憶してお
き、読み取り部を開放しておくこともできるが、枚数や
データ量が多い場合には、メモリを圧迫し、受信,送信
に支障をきたすことがあるので、送信時に原稿を読み取
るようにしていた。しかし、この場合には、タイマ送信
が設定された後、設定した時刻が到来してタイマ送信が
終了するまでは、ファクシミリ送信、複写機能、及びプ
リンタ機能の実行ができないため、タイマ送信に使用さ
れない方の原稿台には原稿が載置されておらず、読み取
り部が動作中でない状態であったとしても、ファクシミ
リ送信等を行うことができず、装置を効率良く使用する
ことができない。
【0004】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、ADF機構を備えた原稿台、又
はフラットベッド式の原稿台のうち、いずれか一方の原
稿台を使用したタイマ送信が設定されていても、他方の
原稿台を使用してファクシミリ送信等を行うことができ
る画像形成装置を提供することを第一の目的としてい
る。また、本発明は、一方の原稿台に原稿センサを設け
るだけで、特別な操作なしに所望の原稿台を使用してフ
ァクシミリ送信等を行うことができる画像形成装置を提
供することを第二の目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の画像形成装置は、原稿画像を読み取
る読み取り手段と、原稿が載置され、読み取り手段の走
査移動によって原稿画像が読み取られる第1の原稿台
と、複数枚の原稿を積み重ねて載置可能で、載置された
原稿を順次1枚ずつ前記読み取り手段に給送する原稿給
送手段を持つ第2の原稿台と備え、かつ、少なくともフ
ァクシミリ機能を有した画像形成装置であって、ファク
シミリ送信又は複写の実行を指示する指示手段と、第1
又は第2の原稿台に載置された原稿について、任意に設
定された時間になった時にファクシミリ送信を開始する
ためのタイマ送信手段と、タイマ手段により第1又は第
2の原稿台のいずれかに載置された原稿をファクシミリ
送信するようにタイマ送信が設定されている状態におい
て、指示手段からファクシミリ送信又は複写の実行指示
があったとき、タイマ送信が設定されていない方の原稿
台に載置された原稿の原稿画像を読み取り手段に読み取
らせ、ファクシミリ送信又は複写を実行する制御手段と
を備えたものである。
【0006】上記構成を有する画像形成装置において
は、タイマ送信手段によって第1又は第2の原稿台のい
ずれか一方を使用してタイマ送信を行うように設定され
ている状態で、指示手段からファクシミリ送信又は複写
の実行指示があると、制御手段によってタイマ送信が設
定されていない方の原稿台上に載置された原稿の読み取
り及びファクシミリ送信又は複写が実行される。従っ
て、いずれかの原稿台を使用してタイマ送信が設定され
ている状態であっても、他方の原稿台を使用してファク
シミリ送信等を行うことができ、また、使用する原稿台
を選択する操作を行うことなく、空いている方の原稿台
を使用してファクシミリ送信又は複写を実行することが
できる。
【0007】また、請求項2に記載の画像形成装置は、
原稿画像を読み取る読み取り手段と、原稿が載置され、
前記読み取り手段の走査移動によって原稿画像が読み取
られる第1の原稿台と、複数枚の原稿を積み重ねて載置
可能で、載置された原稿を順次1枚ずつ前記読み取り手
段に給送する原稿給送手段を持つ第2の原稿台とを備
え、かつ、少なくともファクシミリ機能を有した画像形
成装置であって、第2の原稿台に原稿が載置されている
か否かを検出する原稿センサと、ファクシミリ送信又は
複写の実行を指示する指示手段と、指示手段からファク
シミリ送信又は複写の実行指示があったとき、原稿セン
サによって第2の原稿台に原稿が載置されていることが
検出されている場合には、第2の原稿台に載置された原
稿を読み取り手段に読み取らせてファクシミリ送信又は
複写を実行し、原稿センサによって第2の原稿台に原稿
が載置されていないことが検出されている場合には、第
1の原稿台に載置された原稿を読み取り手段に読み取ら
せてファクシミリ送信又は複写を実行する制御手段とを
備えたものである。
【0008】上記構成を有する画像形成装置において
は、指示手段からファクシミリ送信又は複写の実行指示
があったとき、原稿センサによって第2の原稿台に原稿
が載置されていると検出された場合には、第2の原稿台
によるファクシミリ送信又は複写が実行され、原稿セン
サによって第2の原稿台に原稿が載置されていないと検
出された場合には、第1の原稿台によるファクシミリ送
信又は複写が実行される。このため、第1及び第2の原
稿台の両方に原稿センサを設けなくても、原稿が載置さ
れている方の原稿台を使用したファクシミリ送信等が行
われるようにすることができる。
【0009】また、請求項3に記載の画像形成装置は、
請求項2に記載の画像形成装置であって、原稿の読み取
りに先立って同操作を開始する旨の報知を行う報知手段
を備え、制御手段は、原稿センサによって第2の原稿台
に原稿が載置されていないことが検出されている場合
に、指示手段からファクシミリ送信又は複写の実行指示
があったときに報知手段による報知を行い、この報知後
に指示手段から再度の実行指示があると原稿読み取り及
びファクシミリ送信又は複写を実行するものである。
【0010】上記構成を有する画像形成装置において
は、指示手段からファクシミリ送信又は複写の実行指示
があり、原稿センサにより第2の原稿台に原稿が載置さ
れていないことが検出され、第1の原稿台によるファク
シミリ送信又は複写が実行される場合には、報知手段に
よる報知が行われた後、指示手段から再度の実行指示が
あった場合にのみファクシミリ送信等が実行される。こ
れにより、ユーザに対してファクシミリ送信時の注意を
促すことができ、第1の原稿台に原稿が載置されている
か否かを検出できないことによる操作ミス、即ち、第1
の原稿台に原稿が載置されていないにも拘わらず誤って
第1の原稿台を使用してファクシミリ送信等を行ってし
まうという失敗を防止することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態に係る
画像形成装置について図面を参照して説明する。図1は
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の原稿読み取り
機構について概略構成を示す図である。画像形成装置1
は、ファクシミリ機能、プリンタ機能、複写機能等の各
種機能を備えたものであり、ファクシミリ機能及び複写
機能のために原稿読み取り機構を有している。
【0012】画像形成装置1の原稿読み取り機構には、
LED等の光源及び受光素子等でなるイメージセンサ
(読み取り手段)2が備えられている。このイメージセ
ンサ2は、水平横方向に延びるガイドバー3に支持さ
れ、このガイドバー3に沿って走査移動が可能な構成と
されている。イメージセンサ2の下方には、イメージセ
ンサ2の駆動源となるスキャナ駆動モータ4が設けら
れ、このスキャナ駆動モータ4の駆動力はプーリ5a,
5b及びベルト6を介してイメージセンサ2に伝達され
る。
【0013】画像形成装置1の上面部は、プラテンガラ
ス8を有するフラットベッド式の原稿台(第1の原稿
台)10とされている。プラテンガラス8は、イメージ
センサ2の走査移動路の上部に配されており、プラテン
ガラス8上に載置された原稿に対してイメージセンサ2
が走査移動することによって原稿画像が読み取られるよ
うになっている。また、原稿台10の側方部(図1では
左側)には、複数枚の原稿を順次1枚ずつイメージセン
サ2の方向に給送するADF機構11を備えた原稿台
(第2の原稿台)13が設けられている。原稿台13に
は、送信原稿を載置するための原稿載置部13aと、読
み取り後の原稿を載置するための原稿載置部13bが備
えられている。この原稿台13では、原稿載置部13a
に載置された原稿が、ADF機構11により順次1枚ず
つイメージセンサ2に対向する位置へ搬送され、イメー
ジセンサ2の上方部においてその原稿画像が読み取られ
た後、原稿載置部13b上に排出されるようになってい
る。
【0014】上記のADF機構11は、原稿載置部13
a上に載置された複数枚の原稿を1枚ずつ分離するため
の分離ローラ15と、この分離ローラ15を押圧付勢す
る分離パッド16とを備えている。これら分離ローラ1
5及び分離パッド16の下流には、分離ローラ15及び
分離パッド16によって分離された1枚の原稿Pをイメ
ージセンサ2側へ搬送するレジストローラ対17と、こ
のレジストローラ対17によって搬送されてきた原稿P
をプラテンガラス8に当接させるプラテンローラ18
と、このプラテンローラ18から搬送されてきた原稿P
を原稿載置部13bに搬送する搬出ローラ対19とが設
けられている。また、分離ローラ15及び分離パッド1
6の上流側には、原稿載置部13a上に原稿が載置され
ているか否かを検出するための原稿センサ20が設けら
れている。分離ローラ15やレジストローラ対17等は
ADF駆動モータ21により回転駆動される。
【0015】フラットベッド式の原稿台10によって原
稿画像の読み取りを行う場合には、原稿台10のプラテ
ンガラス8上に、読み取る面を下向きにして原稿を載置
する。ユーザによって読み取り開始の操作がなされる
と、イメージセンサ2が原稿に対して走査移動すること
で、原稿面に記録されている画像を読み取る。また、A
DF機構を備えた原稿台13によって原稿画像の読み取
りを行う場合には、読み取る面を下向きにして複数枚の
原稿を原稿載置部13aに載置する。原稿センサ20に
よって原稿載置部13aに原稿が載置されたことが検出
され、ユーザによって読み取り開始の操作がされると、
分離ローラ15が駆動され、この分離ローラ15と分離
パッド16の作用によって原稿が一枚ずつ分離されて搬
送され、さらに、レジストローラ対17により、読み取
り動作とタイミングを取りながらプラテンローラ18と
プラテンガラス8の間に搬入される。この読み取り時に
は、イメージセンサ2は走査移動せず、プラテンローラ
18に対向する位置に停止した状態で、この位置におい
て搬入されてくる原稿Pの画像を読み取る。即ち、イメ
ージセンサ2に対して原稿Pが移動することで原稿面各
部の画像が読み取られるようになっている。イメージセ
ンサ2による原稿画像の読み取りが終了した原稿は、搬
出ローラ対19によって原稿載置部13bに排出され
る。
【0016】次に、画像形成装置1の電気的構成につい
て図2を参照して説明する。画像形成装置1には、画像
形成装置1全体の制御を司るCPU等でなる制御部(制
御手段、タイマ送信手段)31が備えられている。制御
部31には、装置の各機能を実行するために必要な動作
プログラム等を記憶したROM32が接続され、更に、
外部から受信した記録データ等を一時的に記憶しておく
ためのRAM33が接続されている。さらに、制御部3
1には、スキャナ駆動モータ4、ADF駆動モータ2
1、原稿台13に設けられている原稿センサ20、及び
モデム34が接続されている。イメージセンサ2によっ
て読み込まれた画像や、外部から受信した記録データ
は、記録部36によって記録される。
【0017】また、ファクシミリ送信時に相手先を入力
するためのダイヤルキー38、ファクシミリ送信や複写
等の実行を指示するための送信キー(指示手段)39、
及び所定時間になるまでファクシミリ送信の実行を待機
するタイマ送信の条件を設定するためのタイマ送信設定
キー40も制御部31に接続されている。また、画像形
成装置1には、ユーザに対して画像形成装置1の機能設
定状況の表示や、原稿台13に原稿が載置された状態に
おいて原稿台10を使用してファクシミリ送信等をする
場合の確認表示(詳細は後述)等をするための表示部
(報知手段)41が備えられている。なお、制御部31
には、タイマ送信時などに時間の計測を行うタイマ31
aが内蔵されている。更に、制御部31には、ネットワ
ーク・コントロール・ユニット(以下、NCUと略称す
る)42を介して通信回路43が接続されている。モデ
ム34は、デジタル信号をアナログ信号に変調し、NC
U42を介して通信回路43に出力するとともに、通信
回路43を介して入力されたアナログ信号をデジタル信
号に復調するものである。また、NCU42は、データ
受信時には、外部装置(図示せず)からの発呼に対して
自動的に着信し、データ送信時には相手先に対して自動
的に発呼するものである。
【0018】上記のように構成された画像形成装置1の
動作を図3のフローチャートを参照して説明する。制御
部31は、まず、タイマ送信が設定されているか否かを
判断する(S1)。タイマ送信が設定されていれば(S
1:YES)、次に送信先が入力されたか否かを判断し
(S2)、送信先が入力されたと判断されれば(S2:
YES)、次に、送信キー39が押下されたか否かを判
断する(S3)。いま、一方の原稿台を使用したタイマ
送信が設定されている状態において、他方の原稿台を使
用してファクシミリ送信を行う操作が行われる場合であ
るならば、上記S1,S2,S3の判断結果はいずれも
YESとなる。この場合、次に、設定されているタイマ
送信は第2の原稿台13(ADF機構側)を用いた設定
であるか否かが判断される(S4)。第2の原稿台13
を用いたタイマ送信の場合には(S4:YES)、第2
の原稿台13には既にタイマ送信のための原稿が載置さ
れており、この第2の原稿台13を使用しての新たなフ
ァクシミリ送信は不可能であるため、第1の原稿台10
(フラットベッド側)を使用したファクシミリ送信であ
ると判断して、第1の原稿台10(フラットベッド側)
についての原稿読み取り及びファクシミリ送信を実行す
る(S5,S6)。
【0019】また、タイマ送信が第1の原稿台10(フ
ラットベッド側)を用いた設定の場合(S4:NO)、
第1の原稿台10を使用しての新たなファクシミリ送信
は不可能であるため、第2の原稿台13(ADF機構
側)を使用したファクシミリ送信であると判断して、第
2の原稿台13(ADF機構側)についての原稿読み取
り及びファクシミリ送信を実行する(S8,S9)。こ
の読み取り及び送信は、第2の原稿台13(ADF機構
側)に載置された複数の原稿の全頁について行われる
(S10)。なお、S2において送信先が入力された
後、所定時間内に送信キーの押し下げがなかった場合は
(S3:NO,S7:YES)、今回送信先の入力があ
ったファクシミリ送信についてはキャンセルしたものと
して扱われる。
【0020】次に、タイマ送信が設定されていない状態
においてファクシミリ送信の操作が行われる場合を説明
する。この場合は、上記S1の判断結果はNOであり、
制御部31は送信先の入力があったか否かを判断し(S
11)、送信先の入力があると(S11:YES)、第
2の原稿台13(ADF機構側)に原稿が載置されてい
るか否かを判断する(S12)。これは第2の原稿台1
3に備えられる原稿センサ20により検出することがで
きる。第2の原稿台13(ADF機構側)が選択され
(S13)、次に、送信キー39が押下されたか否かを
判断する(S14)。また、S12にて第2の原稿台1
3に送信原稿がないと判断された場合には(S12:N
O)、第1の原稿台10(フラットべッド側)が選択さ
れ(S24)、前記S14に進む。
【0021】上記S14において、送信キー39が押下
されると(S14:YES)、処理はS15に進み、そ
して第1の原稿台10(フラットべッド側)が選択され
ている場合には(S15:YES)、表示部41により
第1の原稿台10(フラットべッド側)を使用してファ
クシミリ送信を行う旨の確認表示を行い(S19)、ユ
ーザに対する警告が発せられる。この確認表示後、更に
もう一度ユーザによって送信キー39が押下されると
(S20:YES)、第1の原稿台10(フラットベッ
ド側)についての原稿読み取り及びファクシミリ送信が
実行される(S21,S22)。確認表示後、所定時間
が経過しても送信キー39の押下がない場合には(S2
0:NO,S23:YES)、今回送信先の入力があっ
たファクシミリ送信についてはキャンセルしたものとし
て扱われる。
【0022】上記S15にて第2の原稿台13(ADF
機構側)が選択されている場合には(S15:NO)、
第2の原稿台13(ADF機構側)についての原稿読み
取り及びファクシミリ送信が実行され(S16,S1
7)、第2の原稿台13(ADF機構側)に載置された
複数の原稿の全頁について読み取り及び送信が行われる
と(S18:YES)、処理が終了する。なお、S14
において所定時間が経過しても送信キー39の押下がな
い場合には(S14:NO,S25:YES)、今回送
信先の入力があったファクシミリ送信についてはキャン
セルしたものとして扱われる。
【0023】このように、本実施形態の画像形成装置1
によれば、第1の原稿台10又は第2の原稿台13のい
ずれかに原稿が載置され、タイマ送信が設定されている
場合でも、タイマ送信に使用しない方の原稿台を使用し
てファクシミリ送信を行うことができるので、画像形成
装置1を効率良く使用することができる。また、上記の
ような判断処理を行うことにより、タイマ送信が設定さ
れてない状態で、第1の原稿台10又は第2の原稿台1
3のいずれかを使用してファクシミリ送信を行う場合に
は、第2の原稿台13(ADF機構側)に原稿センサ2
0を設けるだけで、第1の原稿台10又は第2の原稿台
13のいずれに原稿が載置されているかを検出すること
ができるため、第1の原稿台10に原稿センサを設けな
くてもよい分、製造コストを低減することができる。ま
た、ユーザがいずれの原稿台を使用するかを選択する操
作を行わなくても、自動的に原稿が載置されている方の
原稿台からファクシミリ送信を行うことができるので、
画像形成装置1の操作性が向上する。
【0024】また、上記実施形態では、タイマ送信が設
定されてない状態で、第1の原稿台10(フラットベッ
ド側)からファクシミリ送信を行う場合、第2の原稿台
13(ADF機構側)に設けられた原稿センサ20によ
って原稿が第2の原稿台13に載置されていないとされ
たことをもって、第1の原稿台10(フラットベッド
側)に原稿が載置されているものと判断するため、実際
には、第1の原稿台10に原稿が載置されていない状態
で、誤って第1の原稿台10を使用したファクシミリ送
信が指示される虞れがあるが、本実施形態の装置では、
表示部41によりユーザに対して確認表示がされ、再度
送信キーが押下されないと、第1の原稿台10からのフ
ァクシミリ送信を実行しないように制御されるので、第
1の原稿台10(フラットベッド側)に原稿が載置され
ていない状態で、ユーザが誤って第1の原稿台10を使
用したファクシミリ送信が行ってしまうことを防止する
ことができる。
【0025】なお、本発明は上記実施の形態の構成に限
られず種々の変形が可能である。例えば、上記実施の形
態では、第1の原稿台10又は第2の原稿台13のいず
れかを使用したタイマ送信が設定されている状態で、空
いている方の原稿台を使用してファクシミリ送信が可能
とされているが、ファクシミリ送信以外に、複写や、タ
イマ送信によるファクシミリ送信が可能としてもよい。
また、上記図3で示した処理においては、第2の原稿台
13(ADF機構側)からタイマ送信するように設定さ
れた状態で送信キーが押下されると、直ちに第1の原稿
台10(フラットベッド側)で原稿読み取り及び送信を
行うようにしているが(図3のS4,S5)、第1の原
稿台10についての原稿の読み取り及び送信を行う前
に、図3のS19における処理と同様の表示部41によ
る確認表示を行うようにし、ユーザによって更に送信キ
ー39が押下された場合にのみ、第1の原稿台10で読
み取り及び送信を実行するようにしてもよい。また、上
記実施形態における、第1の原稿台10についてのファ
クシミリ送信を行う前の表示部41による警告は、表示
による警告に限定されるものではなく、音声や光を発す
ることによってユーザに注意を促すものであってもよ
い。
【0026】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載の画像形成
装置によれば、第1又は第2の原稿台のいずれか一方を
使用したタイマ送信が設定されている状態で、ファクシ
ミリ送信又は複写の実行指示があった場合、空いている
原稿台上の原稿の読み取り及びファクシミリ送信又は複
写が実行されるので、タイマ送信設定後であっても、空
いている方の原稿台を使用してファクシミリ送信又は複
写を行うことができ、画像形成装置を効率良く使用する
ことができる。また、ユーザは、使用する原稿台を選択
する操作を行うことなく、空いている方の原稿台を使用
してファクシミリ送信又は複写の実行が可能になるの
で、ファクシミリ送信時又は複写時における使い勝手が
向上する。
【0027】また、請求項2に記載の画像形成装置によ
れば、ファクシミリ送信又は複写の実行指示があったと
きは、第2の原稿台に設けられてる原稿センサの検出結
果に基づいて、第1又は第2の原稿台のどちらからファ
クシミリ送信又は複写を実行するかが判断されるので、
第1及び第2の原稿台の両方に原稿センサを設けなくて
も、原稿が載置されている方の原稿台を使用してファク
シミリ送信等が行われるように制御することが可能にな
る。これにより、第1の原稿台に原稿センサを設けなく
てよい分、製造コストを低減することができる。フラッ
トベッド式の原稿台の原稿センサは、原稿読み取り時の
構成上、原稿が載置されているか否かの検出が困難であ
って、大掛かりなセンサが必要とされ、そのコストは高
いものとなっていることから、第1の原稿台に原稿セン
サを設けなくてもよいことによる効果は大きい。
【0028】また、請求項3に記載の画像形成装置によ
れば、第1の原稿台からファクシミリ送信を行う場合、
ユーザに対して確認表示がされ、再度送信キーが押下さ
れたときに、第1の原稿台からのファクシミリ送信を実
行するので、ユーザに対して第1の原稿台に原稿が載置
されているかどうかについて注意を促すことができ、第
1の原稿台に原稿が有るか否かが検出できないことに起
因する操作ミス、即ち、ユーザが誤って、原稿が載置さ
れていない第1の原稿台からファクシミリ送信を行って
しまうという失敗を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る画像形成装置の原稿
読み取り機構の概略構成を示す図である。
【図2】上記画像形成装置の電気的構成の概略を示すブ
ロック図である。
【図3】上記画像形成装置によりファクシミリ送信を行
う場合の処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 画像形成装置 2 イメージセンサ(読み取り手段) 10 第1の原稿台 11 ADF機構(原稿給送手段) 13 第2の原稿台 20 原稿センサ 31 制御部(制御手段、タイマ送信手段) 39 送信キー(指示手段) 41 表示部(報知手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿画像を読み取る読み取り手段と、原
    稿が載置され、前記読み取り手段の走査移動によって原
    稿画像が読み取られる第1の原稿台と、複数枚の原稿を
    積み重ねて載置可能で、載置された原稿を順次1枚ずつ
    前記読み取り手段に給送する原稿給送手段を持つ第2の
    原稿台と備え、かつ、少なくともファクシミリ機能を有
    した画像形成装置において、 ファクシミリ送信又は複写の実行を指示する指示手段
    と、 前記第1又は第2の原稿台に載置された原稿について、
    任意に設定された時間になった時にファクシミリ送信を
    開始するためのタイマ送信手段と、 前記タイマ手段により前記第1又は第2の原稿台のいず
    れかに載置された原稿をファクシミリ送信するようにタ
    イマ送信が設定されている状態において、前記指示手段
    からファクシミリ送信又は複写の実行指示があったと
    き、前記タイマ送信が設定されていない方の原稿台に載
    置された原稿の原稿画像を前記読み取り手段に読み取ら
    せ、ファクシミリ送信又は複写を実行する制御手段とを
    備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 原稿画像を読み取る読み取り手段と、原
    稿が載置され、前記読み取り手段の走査移動によって原
    稿画像が読み取られる第1の原稿台と、複数枚の原稿を
    積み重ねて載置可能で、載置された原稿を順次1枚ずつ
    前記読み取り手段に給送する原稿給送手段を持つ第2の
    原稿台とを備え、かつ、少なくともファクシミリ機能を
    有した画像形成装置において、 前記第2の原稿台に原稿が載置されているか否かを検出
    する原稿センサと、 ファクシミリ送信又は複写の実行を指示する指示手段
    と、 前記指示手段からファクシミリ送信又は複写の実行指示
    があったとき、前記原稿センサによって前記第2の原稿
    台に原稿が載置されていることが検出されている場合に
    は、前記第2の原稿台に載置された原稿を前記読み取り
    手段に読み取らせてファクシミリ送信又は複写を実行
    し、前記原稿センサによって前記第2の原稿台に原稿が
    載置されていないことが検出されている場合には、前記
    第1の原稿台に載置された原稿を前記読み取り手段に読
    み取らせてファクシミリ送信又は複写を実行する制御手
    段とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 原稿の読み取りに先立って同操作を開始
    する旨の報知を行う報知手段を備え、 前記制御手段は、前記原稿センサによって前記第2の原
    稿台に原稿が載置されていないことが検出されている場
    合に、前記指示手段からファクシミリ送信又は複写の実
    行指示があったときに前記報知手段による報知を行い、
    この報知後に前記指示手段から再度の実行指示があると
    前記原稿読み取り及びファクシミリ送信又は複写を実行
    することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
JP10224958A 1998-08-07 1998-08-07 画像形成装置 Pending JP2000059548A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8284429B2 (en) 2008-02-08 2012-10-09 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Facsimile machine including a transmission inhibition unit which inhibits and release a transmission operation

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