JP2000226134A - 用紙給紙装置及び原稿読取装置 - Google Patents

用紙給紙装置及び原稿読取装置

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JP2000226134A
JP2000226134A JP11027858A JP2785899A JP2000226134A JP 2000226134 A JP2000226134 A JP 2000226134A JP 11027858 A JP11027858 A JP 11027858A JP 2785899 A JP2785899 A JP 2785899A JP 2000226134 A JP2000226134 A JP 2000226134A
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JP11027858A
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Hitoshi Hattori
仁 服部
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、用紙給紙装置及び原稿読取装置に
関し、現実の原稿の停止タイミングを装置本体側が了知
することにより、無駄のない原稿の連続給紙・読取を実
現して、効率のよい原稿の連続処理を可能にする。 【解決手段】 分離コロ24、分離ベルト25、給送ロ
ーラ対26およびレジストローラ対27により分離給送
する原稿Pを原稿読取装置10の読取位置に搬送する搬
送ベルト28を備え、該搬送ベルト28が読取位置に停
止させる際の原稿Pの搬送方向の搬送量を可変抵抗43
により調整可能な原稿給紙装置10に、可変抵抗43に
より変更された原稿Pの搬送量を原稿読取装置10側に
通知するCPU41を設け、その原稿読取装置10のC
PU15は、通知された原稿Pの搬送量に基づいて原稿
Pの読取開始タイミングを調整して、原稿Pの読取位置
への停止タイミングに合わせて原稿の読取を開始する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、用紙給紙装置及び
原稿読取装置に関し、詳しくは、給紙搬送処理を信頼性
高く迅速に連続処理することのできるものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、積載された用紙を1枚づつ分
離給送して装置本体による処理位置に連続的に搬送する
用紙給紙装置が知られており、この用紙給紙装置を原稿
給紙装置として、例えば、原稿読取装置に搭載したり、
その原稿読取装置をファクシミリ装置や複写機に搭載す
ることが行われている。なお、以下の説明では、用紙は
原稿として、用紙給紙装置は原稿給紙装置として説明す
る。
【0003】この種の、例えば図1に示す複写機100
では、原稿給紙装置20が複写機本体100(原稿読取
装置10)本体側からの原稿給紙信号に応じて給紙テー
ブル21に積載された原稿Pをコンタクトガラス11上
の原稿停止位置(例えば、後端が原稿スケール12に当
接する位置)に搬送して停止させた後に、その原稿給紙
装置20からの原稿停止信号を受けて原稿(画像)の読
取を開始する。
【0004】この原稿給紙装置20は、コピースピード
を上げるために、先の原稿Pの停止後には、直ちに次の
原稿Pの分離給送を開始してコンタクトガラス11直前
で待機させる先出しを行う。なお、原稿停止位置は原稿
スケールに突き当てる位置に限るものではない。
【0005】また、複写機100本体側でも、コピース
ピードを上げるために、原稿給紙装置20が次の原稿P
を読取位置の直前で待機させる先出しを行う2枚目の原
稿Pからは、その先出しと共に見切り読取をすることが
行われており、原稿給紙装置20に2枚目の原稿給紙信
号を送出した後の予め設定されている規定時間T秒が経
過する前に次の読取を開始して、2枚目の原稿Pから画
像を読み取る。
【0006】このとき、原稿給紙装置20から原稿停止
信号を受け取ってから読取を開始した場合よりもスキャ
ナユニットの助走時間α(動き始めから読取開始までの
時間)の分だけ早く読取制御を開始できるので、原稿給
紙信号の送受から原稿Pの読取を開始する規定時間Tか
らα秒を減算した(T−α)時間だけ早くスキャナユニ
ットを走行させることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の装置にあっては、装置間の組立誤差の違いや
原稿Pのスリップ率の違いから、原稿Pの搬送方向の原
稿停止位置(以下、縦レジストともいう)が装置毎にば
らつくことから、原稿給紙装置20側の制御基板(PC
B)に原稿Pの縦レジスト調整用の可変抵抗を設置し
て、この可変抵抗の抵抗値を変化させることにより原稿
Pの縦レジストを正規の原稿停止位置に調整することが
できるように工夫することが行われている。この可変抵
抗による調整では、例えば抵抗値を大きく設定するほど
原稿停止位置が搬送方向の下流側に、また抵抗値を小さ
く設定するほど原稿停止位置が搬送方向の上流側になる
ように原稿Pの搬送量(時間)を調整する。
【0008】このため、原稿Pを正規の原稿停止位置に
停止させる調整においても、原稿Pの搬送時間が可変抵
抗により調整されることになって、原稿給紙信号の送受
から次の読取制御を開始するまでの規定時間Tとして
は、可変抵抗による縦レジスト調整を最も搬送時間を長
くした場合の時間以上に設定する必要があり、規定時間
Tをこれより短く設定すると、原稿Pが停止する前に読
取を開始してしまって正確に画像を読み取ることができ
なくなる。このことから、規定時間Tから助走時間αを
減算したタイミングでスキャナユニットの走行を開始し
たとしても、効率のよい原稿読取の連続処理を実現する
ことができないという問題があった。
【0009】そこで、本発明は、現実の原稿の停止タイ
ミングを装置本体側が了知することにより、無駄のない
原稿の連続給紙・読取を実現して、効率のよい原稿の連
続処理を可能な装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1に記載の発明は、積載された用紙を1枚づつ分離
して給送する分離給送手段と、分離給送されてきた用紙
を装置本体による処理位置に搬送する搬送手段と、用紙
を処理位置に停止させるために用紙の搬送方向の搬送量
を変更する調整手段と、を備える用紙給紙装置であっ
て、前記調整手段により変更された用紙の搬送量を装置
本体に通知する通知手段を設けたことを特徴とするもの
である。
【0011】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明の構成に加え、前記通知手段は、前記搬送量とし
て、調整手段により変更された用紙の搬送時間を装置本
体に通知することを特徴とするものである。
【0012】請求項3に記載の発明は、上記請求項1ま
たは2に記載の用紙給紙装置を原稿給紙装置として搭載
されている原稿読取装置であって、前記通知手段から通
知されてきた原稿の搬送量に基づいて原稿の読取開始タ
イミングを調整し、原稿の読取位置への停止タイミング
に合わせて原稿の読取を開始することを特徴とするもの
である。
【0013】請求項4に記載の発明は、積載された原稿
を1枚づつ分離して給送する分離給送手段と、分離給送
されてきた原稿を装置本体による読取位置に搬送する搬
送手段と、原稿を読取位置に停止させるために原稿の搬
送方向の搬送量を変更する調整手段とを備える原稿給紙
装置を、搭載する原稿読取装置であって、前記調整手段
により変更された原稿の搬送量を取得して、該原稿の搬
送量に基づいて原稿の読取開始タイミングを調整し、原
稿の読取位置への停止タイミングに合わせて原稿の読取
を開始することを特徴とするものである。
【0014】これら請求項1、2に記載の発明では、積
載された用紙(原稿)を1枚づつ分離給送して装置本体
による処理位置(読取位置)に搬送し停止させる位置
を、用紙の搬送量の変更により調整することができ、こ
の用紙の搬送量が例えば、用紙の搬送時間として装置本
体に通知される。
【0015】そして、請求項3、4に記載の発明では、
例えば、通知されてくることにより、あるいは自ら確認
して取得した原稿の搬送量に基づいて、原稿の読取開始
タイミングが調整され、原稿の読取位置への停止タイミ
ングに合わせて原稿の読取が開始される。したがって、
原稿の停止するタイミングがわからずに確実に停止する
時間が経過するまで無駄に待機する必要がなく、次の原
稿の処理を開始することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて説
明する。図1〜図4は本発明に係る用紙給紙装置を搭載
する原稿読取装置の第1実施形態を示す図であり、本実
施形態を複写機に適用した場合を説明する。なお、本実
施形態は、請求項1、3に記載の発明に対応する。
【0017】図1および図2において、複写機100
は、読取位置(処理位置)に位置する原稿(用紙)Pの
画像を読み取る原稿読取装置10と、セットされた複数
枚の原稿Pを読取位置に連続給紙可能な原稿給紙装置
(用紙給紙装置)20と、を備えて、読み取った画像を
例えば、電子写真記録方式を採用する不図示の画像形成
装置によりトナー記録して複写するようになっており、
装置本体側の原稿読取装置10および画像形成装置側の
CPU15と原稿給紙装置20のCPU41とをPC
B、電線等で接続して、命令やタイミングを同期させる
ための信号を送受可能に連結されている。
【0018】この複写機100は、例えば、原稿読取装
置10側からの給紙信号・排紙信号や、原稿給紙装置2
0側からの原稿停止信号、原稿サイズ信号などの各種信
号をCPU15、41との間で相互に送受信することに
より、不図示のROM内に格納する制御プログラムに従
って一連の複写動作を実行するが、コピースピードを上
げるために従来技術で説明した原稿Pの先出し(2枚目
から)と共に見切り読取を行って原稿間の無駄な待機時
間を少なくするように構成されている。
【0019】原稿読取装置10は、コンタクトガラス1
1上の原稿スケール12に後端が突き当たる読取位置に
セットされた原稿Pに、光源13から光を照射してその
反射光をミラー14により偏光しCCDなどの読取素子
に取込ませて光電変換することによって、原稿Pの画像
を主走査方向に走査して読み取るとともに、光源13や
ミラー14などを組み付けたスキャナユニットを副走査
方向に走行させることによって、原稿Pの画像を副走査
方向に走査して読み取るようになっている。
【0020】原稿給紙装置(Document Feeder)20
は、給紙テーブル21に積載された原稿Pを、底板上下
ステッピングモータ62で駆動する底板22により上昇
させるとともに呼出コロ上下ステッピングモータ61に
より駆動する呼出コロ23が降下することにより、加圧
される状態とし、その呼出コロ23と共に分離コロ24
および分離ベルト25が給紙ステッピングモータ63に
より回転駆動することにより原稿Pを下流側へと送り出
するようになっており、給送と逆方向に回転する分離コ
ロ24が下層の原稿Pの給送を阻止しつつ給送方向に駆
動する分離ベルト25が最上の原稿Pを下流へと1枚づ
つ分離して給送する。
【0021】この後、原稿給紙装置20は、分離コロ2
4と分離ベルト25とにより分離給送した原稿Pを、給
紙ステッピングモータ63により回転駆動する給送ロー
ラ対26およびレジストローラ対27が狭持給送して、
搬送ステッピングモータ64により駆動する搬送ベルト
28に受け渡し、その搬送ベルト28がコンタクトガラ
ス11に押し付けつつ原稿スケール12に後端が突き当
たる読取位置にセットするようになっており、その原稿
Pは、原稿読取装置10による画像読取終了後に、搬送
ベルト28の駆動を再開してコンタクトガラス11上か
ら搬出し排紙トレイ29上へと排紙する。すなわち、分
離コロ24、分離ベルト25、給送ローラ対26および
レジストローラ対27が分離給送手段を構成し、搬送ベ
ルト28が搬送手段を構成している。なお、このとき、
コンタクトガラス11上の読取位置には搬送ベルト28
を逆転して原稿スケール12に後端を突き当てて原稿P
をセットしてもよく、また、搬送量により読み取り位置
に原稿Pをセットできるようにしてもよい。また、原稿
Pの読取位置は原稿スケール12に当接する位置に限る
ものではないことはいうまでもない。なお、最後の原稿
Pの分離給送が終了した後には、底板22は降下すると
ともに呼出コロ23は上昇した状態で次の原稿Pがセッ
トされるのを待機する。
【0022】なお、原稿給紙装置20は、搬送ベルト2
8によりコンタクトガラス11上から搬出される原稿P
を受け取ってそのまま排紙トレイ29上に排紙するか、
またはコンタクトガラス11上に反転させた原稿Pを再
度搬入した後に給紙テーブル21下方の不図示の排紙ト
レイ上に排紙するかを切り替えて実行する反転排紙機構
を備えており、反転排紙機構として、駆動ローラ31、
32と、駆動ローラ31に圧接して受け取った原稿Pを
コンタクトガラス11または排紙トレイ29上に狭持搬
送し送り出す従動ローラ33、34と、コンタクトガラ
ス11上から搬出されてきた原稿Pの送り先を排紙トレ
イ29側または反転搬送側のいずれかに切り替える切替
爪35と、その反転搬送側に送られてきた原稿Pの送り
先をコンタクトガラス11上または給紙テーブル21下
方の排紙トレイ上のいずれかに切り替える切替爪36
と、その給紙テーブル21下方の排紙トレイ側に送られ
てきた原稿Pを排紙トレイ上に排紙する排紙ローラ対3
7と、排紙ステッピングモータ65と、を備えている。
【0023】この原稿給紙装置20は、ジャム等を検出
するために、原稿セットセンサ51、第1給紙センサ5
2、第2給紙センサ53、排紙センサ54および反転セ
ンサ55等の各種センサを配置されており、コンタクト
ガラス11上への原稿Pの給紙時の原稿検出手段として
第1給紙センサ52および第2給紙センサ53を使用し
て、原稿長さを検出するために第1給紙センサ52が原
稿Pを検知している間の給紙ステッピングモータ63の
駆動パルス数をカウントすることにより原稿長さを検出
し、原稿Pをコンタクトガラス11に停止して読取位置
に位置決めするために第2給紙センサ53が原稿Pの後
端を検知してからの搬送ステッピングモータ64を規定
パルス駆動して停止させる。また、原稿給紙装置20
は、コンタクトガラス11上に原稿Pを停止した後、 直
ちに次の原稿Pの先出しを行うので、次の原稿Pの先端
が第2給紙センサ53の原稿検出位置を通過するとき
に、第2給紙センサ53による原稿Pの検出後、直ちに
給紙ステッピングモータ63の減速を開始し、次の先出
し原稿Pの先端を先出し位置Sに停止させ位置決めす
る。
【0024】ここで、先端を先出し位置Sに位置させて
原稿Pを待機させる先出しと共に行われる見切り読取で
は、原稿給紙装置20より原稿停止信号を受信してから
スキャナユニットの走行を開始するのではなく、原稿読
取装置10より原稿給紙装置20に2枚目以降の原稿P
の給紙信号を送信してから規定時間T秒経過した後に原
稿読取装置10の原稿Pの読取を開始するようになって
おり、このとき、原稿給紙装置20より原稿停止信号を
受信してから読取を開始した場合よりも光源13やミラ
ー14等のスキャナユニットの助走時間α(動き始めて
から読取開始までの時間)の分だけ早く読取を開始する
こととして、給紙信号の送信から原稿停止信号を受信す
るまでの最長の時間を設定した規定時間Tよりα秒を減
算した時間(T−α)にスキャナユニットを動かし始
め、その規定時間Tが経過したときに読取を開始する。
【0025】そして、原稿給紙装置20は、装置間の組
立誤差の違いや原稿Pのスリップ率の違いから、装置毎
に原稿Pの副走査方向の停止位置(以下、縦レジストと
もいう)がばらつくことから、制御基板(PCB)に可
変抵抗43が設置され、この可変抵抗43の抵抗値を変
更することにより原稿Pの搬送方向の搬送量を調整して
原稿Pの縦レジストを正規の位置(原稿Pの後端が原稿
スケール12に当接する位置)になるように調整するこ
とできるようになっている。例えば、可変抵抗43の抵
抗値を大きく設定するほど原稿停止位置を搬送方向の下
流側に調整可能に、可変抵抗43の抵抗値を小さく設定
するほど原稿停止位置を搬送方向の上流側に調整可能
に、第2給紙センサ53に原稿Pの後端を検出されてか
ら搬送ステッピングモータ64を停止させるまでのパル
ス数(原稿Pを停止位置まで搬送するのに必要な時間)
を変化させることができるようになっている。すなわ
ち、可変抵抗43が調整手段を構成している。
【0026】このことから、従来の原稿読取装置10で
は、可変抵抗43による縦レジスト調整を最も搬送方向
の下流に設定したときの搬送量、つまり、最も原稿Pが
停止するまでの搬送時間が長くなる場合を考慮して、2
枚目の原稿Pの給紙信号を原稿給紙装置20へ送信して
から確実に原稿Pが停止されるまでの最長の時間に適応
した規定時間Tを設定する必要があり、仮に、その規定
時間Tとして給紙信号を送信してから現実に原稿Pが停
止する時間よりも短く設定すると、原稿Pが停止する前
に読取を開始してしまって正確に画像を読み取ることが
できなくなる。
【0027】このため、原稿給紙装置20のCPU41
は、原稿読取装置10(装置本体)からの命令を受けて
動作するときに、可変抵抗43の抵抗値に比例する電圧
値をアナログ入力ポートより読み取ってその入力値のA
/D変換したデジタル値を、必要に応じてそのまま原稿
読取装置10のCPU15に送信して原稿Pの縦レジス
トの変化量(原稿Pの搬送量)を通知するようになって
いる(原稿読取装置10に必要な段階の数値(例えば、
0〜16等)に変換して送信通知するようにしてもよ
い)。
【0028】具体的には、CPU41は、入力デジタル
値が例えば0〜256の場合に、その入力デジタル値が
256に近い(抵抗値が大きい)ほど原稿Pの停止位置
を搬送方向の下流側に、逆に0に近い(抵抗値が小さ
い)ほど原稿Pの停止位置を搬送方向の上流側に縦レジ
ストを調整した変化量を示す場合に、その入力デジタル
値を、図3のフローチャートに示すように、原稿読取装
置10からの電源投入に伴う動作命令時以外のときには
(ステップP1)、RAM42内に先に取得して格納す
るデジタル値と比較してその値が変化していない場合に
は(ステップP2)、原稿Pの縦レジストは調整されて
いないと判断してこの処理を終了するが、その値が変化
している場合(ステップP2)や、原稿読取装置10か
らの電源投入時(RAM42内にデジタル値を未格納
時)の動作命令の場合には(ステップP1)、取得した
入力デジタル値を原稿Pの縦レジストの変化量として原
稿読取装置10のCPU15に送信するとともにRAM
42内に格納(更新)する(ステップP3)。すなわ
ち、CPU41が通知手段を構成している。
【0029】一方、原稿読取装置10のCPU15は、
原稿給紙装置20から入力デジタル値が送られてきたと
きに、電源投入時や可変抵抗の抵抗値の調整後の原稿P
の搬送量を知ることができるので、2枚目の原稿Pの見
切り読取時の読取開始タイミングを、規定時間Tを用い
るのではなく、現実の原稿Pの入替時間tにより、原稿
Pが読取位置に停止されるタイミングに合わせるように
なっており、原稿Pの見切り読取を行う場合に原稿給紙
装置20に2枚目の原稿Pの給紙信号を送信してからそ
の原稿Pの読取を開始する時間として、給紙信号を送信
してから原稿給紙装置20が先出し位置Sに待機させて
いる2枚目の原稿Pを読取位置に停止させるまでの原稿
Pの入替時間tを算出して(ほとんどの場合、縦レジス
ト変化量の通知を行わない場合の規定時間Tよりも短く
なる)適切な時間に原稿Pの読取制御を実行する。
【0030】具体的には、CPU15は、図4のフロー
チャートに示すように、原稿給紙装置20に2枚目の原
稿Pの給紙信号を送信してから(ステップP11)、そ
の給紙信号(電源投入に伴う動作命令時以外の信号)に
応じて送られてきた入力デジタル値(縦レジスト変化
量)、または、その入力デジタル値が送られてこないと
きには先に電源投入時や縦レジストを調整したときに受
け取って不図示のRAM内に格納するデジタル値を用い
て、給紙信号を送信してから先出し位置Sに待機させて
いる2枚目の原稿Pを読取位置に停止させるまでの原稿
Pの入替時間tを算出し(ステップP12)、その入替
時間tからスキャナユニットの助走時間αを減算した時
間が経過した後に(ステップP13)、光源13やミラ
ー14を組み付けたスキャナユニットの走行を開始し
(ステップP14)、その助走時間αが経過したときに
(ステップP15)、原稿Pの画像面からの反射光を光
電変換して画像読取を開始する(ステップP16)。そ
して、原稿Pの副走査方向の長さ分の画像の読取が終了
したときに(ステップP17)、1枚分の原稿Pの画像
の読取を終了する(ステップP18)。
【0031】このとき、従来技術における規定時間Tと
原稿Pの入替時間とtは、可変抵抗43による縦レジス
ト調整を最も搬送方向の下流に設定した場合(最も原稿
Pが停止するまでの時間が長くなる場合)には、規定時
間T=入替時間tとなるが、通常、規定時間T>入替時
間tとすることができ、この規定時間Tと入替時間tと
の差は可変抵抗43による縦レジスト調整が搬送方向の
上流に設定されるほど大きくなって無駄な時間を省いて
コピースピードを速くすることができる。
【0032】このように本実施形態においては、原稿給
紙装置20は、可変抵抗43により原稿Pの搬送量を変
更して原稿Pを読取位置に正確に停止させるように調整
する場合でも、その原稿Pの縦レジストの変化量(可変
抵抗43の抵抗値)を原稿読取装置10に通知すること
ができ、その原稿読取装置10は、原稿Pの読取位置へ
の停止タイミングをその変化量から正確に算出して、無
駄に待機することなく、原稿Pの先出しや見切り読取を
有効に機能させて、原稿Pの読取を迅速に開始すること
ができる。したがって、信頼性を損なうことなく、原稿
Pの複写を効率よく連続処理することができる。
【0033】次に、図5および図6は、本発明に係る用
紙給紙装置を搭載する原稿読取装置の第2実施形態を示
す図であり、本実施形態は、請求項2、3に記載の発明
に対応する。なお、本実施形態は、上述実施形態と略同
様に構成されているので、同様な構成には同一の符号を
用いて、図1、図2を流用して特徴部分を説明する。
【0034】図1および図2において、原稿給紙装置2
0のCPU41は、原稿読取装置10(装置本体)から
の命令を受けて動作するときに、可変抵抗43の抵抗値
に比例する電圧値をアナログ入力ポートより読み取って
その入力値のA/D変換したデジタル値から、原稿給紙
装置20の給紙信号を受信してから先出し位置Sに待機
させる2枚目の原稿Pを読取位置に停止させるまでの原
稿Pの入替時間tを算出して、2枚目の原稿Pの搬送量
としてRAM42内に格納しておき、2枚目以降の原稿
Pの給紙信号を受信したときに原稿読取装置10のCP
U15に送信して縦レジストが変化したことによる原稿
Pの停止位置変化量(原稿Pの搬送量)として通知する
ようになっている。
【0035】具体的には、CPU41は、図5のフロー
チャートに示すように、原稿読取装置10からの電源投
入に伴う動作命令時以外のときには(ステップP2
1)、可変抵抗43の抵抗値に比例する電圧値をA/D
変換した入力デジタル値から先出し位置Sに待機させる
2枚目の原稿Pの入替時間tを算出して、RAM42内
に先に取得して格納する時間と比較してその値が変化し
ていない場合には(ステップP22)、原稿Pの搬送量
(入替時間t)は調整されていないと判断してステップ
P24に進み、その値が変化している場合(ステップP
22)や、原稿読取装置10からの電源投入時(RAM
42内に入替時間tを未格納時)の動作命令の場合には
(ステップP21)、取得した入力デジタル値から2枚
目の原稿Pの入替時間tを算出して、その入替時間tを
原稿Pの搬送量(停止位置変化量)としてRAM42内
に格納(更新)し(ステップP23)、給紙信号を受信
したときにその入替時間tを原稿読取装置10のCPU
15に送信する(ステップP24)。
【0036】一方、原稿読取装置10のCPU15は、
原稿給紙装置20からは2枚目の原稿Pの入替時間tが
電源投入時や可変抵抗43の抵抗値の調整後には、2枚
目の原稿Pの給紙信号に応答してその入替時間tが原稿
Pの搬送量として送られてくるので、図6のフローチャ
ートに示すように、原稿給紙装置20が取得する入力デ
ジタル値(原稿Pの縦レジスト変化量)を不図示のRA
M内に格納することなく、また、その入力デジタル値か
ら現実の原稿Pの入替時間tを算出することなく、図4
におけるステップP12を省いて、原稿給紙装置20に
2枚目の原稿Pの給紙信号を送信してから(ステップP
11)、その給紙信号に応じて送られてきた2枚目の原
稿Pの入替時間tをそのまま用いて、その入替時間tか
ら助走時間αを減算した時間にスキャナユニットの走行
を開始して原稿Pの読取を行うことができる(ステップ
P13〜P18)。
【0037】このように本実施形態においては、上述実
施形態の作用効果に加えて、原稿読取装置10は、原稿
給紙装置20における原稿Pの縦レジストの変化量を保
持することなく、原稿Pの読取位置への停止タイミング
に、原稿Pの読取を迅速に開始することができる。した
がって、原稿Pの給紙毎のデータの処理負担を軽減する
ことができる。
【0038】上述実施形態の他の態様としては、原稿P
の搬送量を原稿給紙装置20が原稿読取装置10に通知
するのではなく、原稿読取装置10が原稿給紙装置20
の可変抵抗43の抵抗値をチェックして取得するように
してもよく(請求項4)、この場合にも、上述実施形態
と同様の作用効果を得ることができることはいうまでも
ない。
【0039】また、本実施形態では、先出しする原稿P
の2枚目以降における見切り読取時を説明するが、給紙
開始から読取位置までの搬送時間の長い1枚目において
も同様に現実の原稿Pの搬送量に基づいて原稿Pの読取
を開始するようにしてもよいことはいうまでもない。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、用紙(原稿)の搬送量
を変更して用紙の停止位置を調整したときに、その用紙
の搬送量を例えば、用紙の搬送時間として装置本体に通
知することにより、装置本体側では、用紙の停止タイミ
ングを正確に了知することができ、その停止位置に停止
した原稿の処理を直ちに開始することができる。そし
て、原稿読取装置では、通知によりあるいは自ら取得し
た原稿の搬送量から原稿の停止タイミングを正確に了知
して、確実に停止している原稿の読取を迅速に開始する
ことができ、例えば、従来技術で説明した原稿の先出し
や見切り読取と相俟って無駄のない原稿の連続給紙・読
取を実現することができる。したがって、信頼性の高い
連続処理を効率よく行い得る装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る用紙給紙装置を搭載する原稿読取
装置の第1実施形態を示す図であり、その概略全体構成
を示す透視図である。
【図2】その信号のやり取りを説明するブロック図であ
る。
【図3】その用紙給紙装置側の制御を説明するフローチ
ャートである。
【図4】その原稿読取装置側の制御を説明するフローチ
ャートである。
【図5】本発明に係る用紙給紙装置を搭載する原稿読取
装置の第2実施形態を示す図であり、その用紙給紙装置
側の制御を説明するフローチャートである。
【図6】その原稿読取装置側の制御を説明するフローチ
ャートである。
【符号の説明】
10 原稿読取装置 11 コンタクトガラス 12 原稿スケール 13 光源 14 ミラー 20 原稿給紙装置(用紙給紙装置) 21 給紙テーブル 23 呼出コロ 24 分離コロ(分離給送手段) 25 分離ベルト(分離給送手段) 26 給送ローラ対(分離給送手段) 27 レジストローラ対(分離給送手段) 28 搬送ベルト(搬送手段) 29 排紙トレイ 41 CPU(通知手段) 42 RAM 43 可変抵抗(調整手段) 100 複写機 P 原稿

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】積載された用紙を1枚づつ分離して給送す
    る分離給送手段と、分離給送されてきた用紙を装置本体
    による処理位置に搬送する搬送手段と、用紙を処理位置
    に停止させるために用紙の搬送方向の搬送量を変更する
    調整手段と、を備える用紙給紙装置であって、 前記調整手段により変更された用紙の搬送量を装置本体
    に通知する通知手段を設けたことを特徴とする用紙給紙
    装置。
  2. 【請求項2】前記通知手段は、前記搬送量として、調整
    手段により変更された用紙の搬送時間を装置本体に通知
    することを特徴とする請求項1に記載の用紙給紙装置。
  3. 【請求項3】上記請求項1または2に記載の用紙給紙装
    置を原稿給紙装置として搭載されている原稿読取装置で
    あって、 前記通知手段から通知されてきた原稿の搬送量に基づい
    て原稿の読取開始タイミングを調整し、原稿の読取位置
    への停止タイミングに合わせて原稿の読取を開始するこ
    とを特徴とする原稿読取装置。
  4. 【請求項4】積載された原稿を1枚づつ分離して給送す
    る分離給送手段と、分離給送されてきた原稿を装置本体
    による読取位置に搬送する搬送手段と、原稿を読取位置
    に停止させるために原稿の搬送方向の搬送量を変更する
    調整手段とを備える原稿給紙装置を、搭載する原稿読取
    装置であって、 前記調整手段により変更された原稿の搬送量を取得し
    て、該原稿の搬送量に基づいて原稿の読取開始タイミン
    グを調整し、原稿の読取位置への停止タイミングに合わ
    せて原稿の読取を開始することを特徴とする原稿読取装
    置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008182382A (ja) * 2007-01-24 2008-08-07 Ricoh Co Ltd 画像読取装置
JP2010210666A (ja) * 2009-03-06 2010-09-24 Ricoh Co Ltd 画像読取装置、画像読取方法、および画像読取プログラム
JP2018065675A (ja) * 2016-10-21 2018-04-26 キヤノンファインテックニスカ株式会社 媒体搬送装置および画像形成装置
US11186095B2 (en) 2016-10-21 2021-11-30 Canon Finetech Nisca Inc. Medium conveying apparatus and image forming apparatus

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