JPH1160053A - 原稿給紙装置 - Google Patents

原稿給紙装置

Info

Publication number
JPH1160053A
JPH1160053A JP24341997A JP24341997A JPH1160053A JP H1160053 A JPH1160053 A JP H1160053A JP 24341997 A JP24341997 A JP 24341997A JP 24341997 A JP24341997 A JP 24341997A JP H1160053 A JPH1160053 A JP H1160053A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
document
paper
discharge
speed
discharged
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24341997A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Hattori
仁 服部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP24341997A priority Critical patent/JPH1160053A/ja
Publication of JPH1160053A publication Critical patent/JPH1160053A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 長さの長い原稿についての最終排出速度を、
短い原稿に比べて速くすることにより、大サイズ原稿の
後端残りを防止しつつ、排出原稿の整合性を向上させ
る。 【解決手段】 排出手段或はその近傍位置に原稿が到達
したことを検知する排紙センサと、原稿給紙位置から給
紙される原稿の給紙方向長さを検知する原稿サイズ検知
手段と、コンタクトガラス上の全ての原稿長さを各々記
憶する記憶手段と、排出手段による原稿送り量を排紙セ
ンサからの検知情報に基づいて判定すると共に排出手段
による最終排出速度を任意に変化できる制御部と、を有
した原稿給紙装置であって、制御部は、排紙センサが排
出される原稿先端を検知してから、「排出原稿長さ−
L」(Lは設定値)の距離分だけ搬送した時点で、排出
手段による最終排出速度を減速させるように制御するも
のにおいて、制御部は、搬送方向長さの長い原稿の減速
後の最終排出速度を、短い原稿に比べ速くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ装置等の画像形成装置に使用される原
稿給紙装置の改良に関し、特にコンタクトガラス上に搬
送されて読取りを受けた原稿を装置外の排紙トレイ等に
排出する際の、原稿の整列性や、後端残り等の不具合を
解消するようにした原稿給紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】原稿読取り部を備えた画像形成装置や、
スキャナ等においては、搬送ローラや搬送ベルトを用い
て、コンタクトガラス上に原稿を給紙して規定位置にセ
ットして読取りを行ってから、搬送ベルトを再駆動して
装置外の排紙トレイ等に排出することが行われる。コン
タクトガラス上から原稿を装置外に排出する際の搬送速
度が速過ぎる場合には、原稿の捲れ上りやジャムが発生
したり、先行排出原稿の下側に後続排出原稿が入り込ん
でページ順に狂いが発生したり、或は排紙トレイ上にお
けるスタック整合性が劣化したり、等々、種々の不具合
が発生する。特開平2−52850号公報に記載された
原稿搬送装置には、コンタクトガラス上に給紙する原稿
のサイズを検知する検知手段と、この検知手段からの原
稿サイズ情報に基づいて排出手段(原稿をコンタクトガ
ラス上から機体外へ排出する手段)の排出速度を増減さ
せる制御手段とを備えることにより、原稿の捲れ上りや
ジャム発生を防止し、処理速度及び整合性を向上する技
術が開示されている。具体的には、排出原稿の後端が排
紙センサを通過した時に減速を行い排出整合性を向上さ
せている。又、原稿が所定のサイズより大きいことが検
知されると、小さい原稿と比べて低速で排出することに
よって原稿の捲れ上がりを防止している。この従来技術
では、排紙センサが原稿後端を検知してから排出速度を
減少させているが、減速を開始してから所定の最終排出
速度に達するまでには多少時間が必要であり、特に最近
駆動手段として多く用いられるステッピングモータの場
合は所定の最終排出速度に達するまでにより多くの時間
がかかる。そこで最終排出速度にて原稿の排出を行うた
めには、排紙センサと最終の排紙ローラの間隔をある程
度長く設定する必要が生じる。しかし、特に排出原稿を
ターンさせずにストレートで排出する場合、機械のレイ
アウト上、排紙センサと最終の排紙ローラとの間隔を長
く確保することが難しいので、希望の最終排出速度での
原稿の排出が行えなくなる。
【0003】また、特開平62−269853号公報に
は、原稿長さ測定装置と、排出装置の搬送速度を変速す
る変速装置と、原稿の排出を検知する排紙検出装置とを
有し、コンタクトガラス上における原稿の停止位置の制
御手法として、排紙検出開始後原稿の長さから予め定め
た一定の長さを差し引いた長さを経過した時点で排出速
度を予め定めた低速に切り換える技術が開示されてい
る。旧来は、排紙センサーを原稿が通過した後に減速指
令が出力されていたので、排紙ローラとの距離が短く搬
送速度が速い場合は、応答が間に合わず原稿はほとんど
減速されずに排出され、排紙トレイ等の上におけるスタ
ック性が悪かった。これに対して、この公報記載の従来
技術では、排紙ローラと排紙センサーとの間の距離が短
くても原稿の後端から一定の位置で減速させることがで
きるので、スタック性を向上できる。しかし、減速後の
排出速度が遅い方が排出原稿の整合性は向上するという
メリットを有する一方で、排出速度が遅い場合には、排
出原稿の後端が排出出口に引っかかり残る現象(以下、
後端残りと言う)が発生しやすくなる。後端残りは大サ
イズ(長さの長い)原稿の排出時に発生しやすく、ま
た、この後端残りは、大サイズ原稿の排出時の他、薄紙
原稿においても発生しやすいが、上記公報記載の技術に
おいてはこのような不具合の解決方法について一切開示
されていない。また、後端残りの発生頻度は機械の使用
環境(温度、湿度等)や原稿の状態、種類によっても変
わってくるが、上記公報記載の技術にはこのような問題
の解決手法について一切言及がない。また、特開昭63
−201644号公報には、原稿をコンタクトガラスか
ら排出する際に、原稿後端が排出ローラを通過する手前
で停止させ、原稿後端部近傍が排紙ローラにより挟持さ
れた状態で再度搬送を開始して排紙トレイ上に排出する
ことにより、原稿の飛び出し距離を抑え、排出トレイ上
における整列性を高めることができるようにした技術が
開示されている。しかし、この従来例においても、原稿
の長短、使用環境や原稿の状態、種類、厚薄等に起因し
た後端残り、スタック性の低下等の不具合については、
改善されていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記に鑑みて
なされたものであり、排紙センサが排出原稿先端を検知
してから「排出原稿長さ−L」(Lは設定値)の距離分
だけ搬送したところで排出速度を減少させることによ
り、排紙センサと最終の排紙ローラとの間隔に関係な
く、希望の最終排出速度での原稿の排出が行えるように
し、排出原稿の整合性を向上させることを目的とする。
また、本発明は、長さの長い原稿についての最終排出速
度を、短い原稿に比べて速くすることにより、大サイズ
原稿の後端残りを防止しつつ、排出原稿の整合性を向上
させることを目的とする。また、本発明は、厚紙原稿モ
ードと薄紙原稿モードを認識する手段を有し、薄紙原稿
モードの時は厚紙原稿モードに比べて最終排出速度を速
くすることにより、薄紙原稿の後端残りを防止しつつ、
排出原稿の整合性を向上させることを目的とする。ま
た、本発明は、入力された設定によって最終排出速度を
変化させることにより、機械や原稿の状態又はユーザー
の希望に合わせて、排出原稿の後端残りや整合性を調節
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決する為の手段】上記目的を達成する為、請
求項1の発明は、原稿給紙位置から給紙される原稿をコ
ンタクトガラス上の読取り位置に搬送する搬送手段と、
装置外へ排出する排出手段と、排出手段、或はその近傍
位置に原稿が到達したことを検知する排紙センサと、原
稿給紙位置から給紙される原稿の給紙方向長さを検知す
る原稿サイズ検知手段と、コンタクトガラス上の全ての
原稿長さを各々記憶する記憶手段と、排出手段による原
稿送り量を排紙センサからの検知情報に基づいて判定す
ると共に排出手段による最終排出速度を任意に変化でき
る制御部と、を有した原稿給紙装置であって、上記制御
部は、上記排紙センサが排出される原稿先端を検知して
から、「排出原稿長さ−L」(Lは設定値)の距離分だ
け搬送した時点で、上記排出手段による最終排出速度を
減速させるように制御するものにおいて、上記制御部
は、搬送方向長さの長い原稿の減速後の最終排出速度
を、短い原稿に比べ速くすることを特徴とする。
【0006】請求項2の発明は、原稿給紙位置から給紙
される原稿をコンタクトガラス上の読取り位置に搬送す
る搬送手段と、装置外へ排出する排出手段と、排出手
段、或はその近傍位置に原稿が到達したことを検知する
排紙センサと、原稿給紙位置から給紙される原稿の給紙
方向長さを検知する原稿サイズ検知手段と、コンタクト
ガラス上の全ての原稿長さを各々記憶する記憶手段と、
排出手段による原稿送り量を排紙センサからの検知情報
に基づいて判定すると共に排出手段による最終排出速度
を任意に変化できる制御部と、を有した原稿給紙装置で
あって、上記制御部は、上記排紙センサが排出される原
稿先端を検知してから、「排出原稿長さ−L」(Lは設
定値)の距離分だけ搬送した時点で、上記排出手段によ
る最終排出速度を減速させるように制御するものにおい
て、上記制御部は、厚紙モードと薄紙モードとを認識す
る手段を有し、薄紙モードの場合の減速後の最終排出速
度を、厚紙モードの場合に比べて速くすることを特徴と
する。請求項3の発明は、請求項1又は2記載の原稿給
紙装置において、上記最終排出速度を設定するための入
力手段を有し、上記制御部は、上記入力手段により設定
された最終排出速度に従って、最終排出速度を変化させ
ることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示した形態
例により詳細に説明する。図1は本発明の原稿給紙装置
の一例の全体図を示している。この原稿送り装置1(以
下、DFという)は、画像形成装置2(以下、本体とい
う)に搭載されている。本体2には原稿から原稿反射光
を得る為の露光部があり、この露光部ではランプからの
光をコンタクトガラス19上にセットされた原稿面に照
射することにより得た原稿反射光を、第1ミラー3等を
経て所定の方向へ導き、感光体やCCD等に結像させ
る。この時第1ミラー3とランプ4は左右方向に移動し
ながら読み取りを行う。DF1は、原稿5をセットする
給紙テーブル(原稿給紙位置)6と、原稿を持ち上げる
原稿持ち上げ部材7(以下、底板という)と、底板7に
より持ち上げられた原稿の上面に接して回転することに
より最上部の原稿を送り出す呼び出しコロ8と、分離ベ
ルト9と分離コロ10とから成る分離部と、第1搬送ロ
ーラー11と、第2搬送ローラー12と、搬送ベルト1
3と、第1給紙センサ(原稿サイズ検知手段)14と、
第2給紙センサ(原稿サイズ検知手段)15と、排紙ロ
ーラー16と、排紙トレイ17と、を有する。呼び出し
コロ8と、分離ベルト9と分離コロ10とから成る分離
部と、第1搬送ローラー11と、第2搬送ローラー12
は、搬送ベルト13は、搬送手段を構成している。
【0008】次に、上記構成を備えたDF1による原稿
5の搬送動作について図2に示したフローチャート(後
述する各形態例の前提となる制御のフローチャート)説
明する。まず、給紙テーブル6上に積載された原稿5
は、底板7により上昇し呼び出しコロ8に向けて持ち上
げられ原稿5の最上部が呼び出しコロ8に加圧される。
底板7は図示せぬ底板上下用ステッピングモータにより
上下動が行われる。呼び出しコロ8が回転することによ
り、原稿5の最上部より分離部へ給紙される。原稿5は
最上部より順次給紙され、最終紙の給紙が終了すると底
板7が下降する。分離部は、分離ベルト9と分離コロ1
0で構成され、分離部で1枚に分離された原稿5は第1
搬送ローラ11、第2搬送ローラ12、及び搬送ベルト
13によりコンタクトガラス19へ搬送されて停止し、
画像情報が読み取られる。原稿の停止時には、原稿後端
が原稿スケール20に接した状態で停止させる(S
1)。
【0009】呼び出しコロ8、分離ベルト9、分離コロ
10、第1搬送ローラ11、第2搬送ローラ12はいず
れも給紙ステッピングモータM1にて駆動され、搬送ベ
ルト13は搬送ステッピングモータM2にて駆動され
る。給紙ステッピングモータM1と搬送ステッピングモ
ータM2は各々独立に駆動できるので、コンタクトガラ
ス19上の原稿を排紙してから次原稿の給紙を行うの
か、コンタクトガラス19上に複数の原稿を並べるの
か、又並べた原稿の間隔をどの程度にするのかを任意に
変化させて設定することができる。コンタクトガラス1
9上の原稿の枚数が1枚であるのか、それ以上であるの
かについては、ステップ3、14、16・・・において
判定される。第1搬送ローラ11の上流側近傍位置、及
び第2搬送ローラ12の下流側近傍位置にはそれぞれ、
ジャム検知兼原稿長さ検知用の第1給紙センサ14及び
第2給紙センサ15が配置されている。第1給紙センサ
14及び第2給紙センサ15により検出された原稿長さ
についての情報は、原稿が画像の読み取りを受けるため
にコンタクトガラス19上に搬送、停止した時点で原稿
長さ記憶メモリーに記憶される。この時、コンタクトガ
ラス19上の原稿が1枚であれば第1記憶メモリーに、
2枚であれば第2記憶メモリーに、3枚であれば第3記
憶メモリーに(以下、同様)夫々記憶される(S4、1
5、17)。
【0010】原稿画像の読み取りが終了すると、排紙部
に到達した原稿は排紙ローラ16により排紙トレイ17
上に排出される。原稿の排出が1枚完了する度に、第2
記憶メモリーの内容を第1記憶メモリーに、第3記憶メ
モリーの内容を第2記憶メモリーに(以下、同様)順次
記憶させる。排紙ローラ(排紙手段)16は、排紙ステ
ッピングモータM3にて駆動されるが、読取りを終了し
た原稿が排紙部に搬送されてくるまでの間に搬送ステッ
ピングモータM2のパルスをカウントすることにより、
搬送ベルト13での原稿送り量を知ることができる。ま
た、排紙部の適所には排出方向へ移動する原稿の通過を
検知する排紙センサ18が設けられており、この排紙セ
ンサ18により排紙ジャム及び排紙減速タイミング検知
が行われる。また、原稿の先端が排紙センサ18を通過
した後の排紙ステッピングモータM3のパルスをカウン
トすることにより、センサ通過後の排紙ローラ16によ
る原稿送り量を知ることができる。
【0011】次に、本発明の原稿給紙装置の排紙動作に
ついて説明する。まず、コンタクトガラス19上の規定
位置において画像の読み取りが終了した原稿は、搬送ス
テッピングモータがONすることにより搬送ベルト13
によって排紙部に送られる。原稿の先端が排紙センサ1
8に到達した時点で(S8)、排紙ステッピングモータ
M3のパルスをカウントし始める。排紙ステッピングモ
ータのパルスをカウントする過程で、排紙センサ18に
よる原稿先端検知から「原稿長さ−L」の距離分だけ搬
送したことを判定した時点で、排紙ステッピングモータ
の駆動速度を減速させる。排出速度の減速を行うと、排
紙トレイ17上における排出原稿の整合性が向上する
(S9〜13)。
【0012】ここで「原稿長さ」は、第1給紙センサ1
4及び第2給紙センサ1からの通紙検知に基づいて測定
されるものであり、予め第1記憶メモリーに記憶されて
いる。又、「L」は図示しない操作部に設けたキー等を
操作することにより入力される設定値であり、「原稿長
さ」よりも常に小さい値である。「原稿長さ」から
「L」を減じた値が小さくなることにより、減速タイミ
ングが早くなり、逆に該値が大きくなることにより、減
速タイミングが遅くなる。即ち、設定値である「L」を
大きく設定しておくと早いタイミングで減速が行われ、
逆に「L」を小さく設定しておくと減速タイミングが遅
くなる。また、「L」を小さく設定しておくと、減速タ
イミングが遅くなるので処理速度が向上するが、排出原
稿の整合性を良くするためには、減速後の排出速度(最
終排出速度)に達した時点で原稿の後端が排紙ローラ1
6を通過しないように配慮することが必要である。この
ように排紙センサ18が排出原稿先端を検知してから
「排出原稿長さ−L」(Lは設定値)の差の距離分だけ
搬送したところで、排出速度を減速させているので、排
紙センサ18と排紙ローラ16との間隔に関係なく、希
望の最終排出速度で原稿の排出を行うことができ、排出
原稿の整合性を向上させることができる。
【0013】次に、請求項1に対応する形態例の動作に
ついて図3のフローチャートを参照しながら説明する。
なお、図3のフローチャートは、ステップ9までは図2
のフローチャートと同様である。この形態例では、上記
した動作によって原稿排出を行う時に、排紙センサ18
が排出原稿先端を検知してから「排出原稿長さ−L」
(Lは設定値)の差の距離分だけ搬送したところで減速
を行うが、この際、第1記憶メモリの内容A(排出原稿
の長さ)と原稿長さについての判定値B(任意に設定さ
れた基準値)とを比較し、判定値Bよりも第1記憶メモ
リの内容Aが大きかった場合、つまりA>Bが成り立っ
た場合(大サイズ原稿)には、A<Bの場合に比べ、減
速後の最終排出速度を速くすることにより大サイズ時の
後端残りを防止する(S20、21、23、24、2
5)。つまり、この形態例は、例えばB5、A4サイズ
等の短尺の原稿を搬送する場合と、B4、A3サイズ縦
等の長尺の原稿を搬送する場合とで減速後の排出速度を
異ならせる、具体的には後者の大サイズ原稿の場合の排
出速度を小サイズ原稿の場合の排出速度よりも速く設定
することにより、大サイズの場合に発生し易い後端残り
を有効に防止せんとするものである。
【0014】次に、請求項2に対応する形態例の動作に
ついて図4のフローチャートに基づいて説明する。な
お、図4のフローチャートは、ステップ9までは図2、
図3のフローチャートと同様である。この形態例では、
上記した動作によって原稿排出を行う時に、排紙センサ
18が排出原稿先端を検知してから「排出原稿長さ−
L」(Lは設定値)の差の距離分だけ搬送したところで
減速を行うが、画像形成装置本体2に設けた図示せぬ操
作パネルを用いて、オペレータが薄紙モードの入力を行
うことができるようにした点が特徴的である(S3
0)。即ち、通常初期設定は厚紙モードであるが、薄紙
モードが入力されると、DF1の制御部(CPU、RO
M、RAM、I/Oポート)はこれを認識し、厚紙モー
ドの時に比べ減速後の最終排出速度を速くすることによ
り薄紙の後端残りを防止する(S31〜35)。つま
り、この形態例では、薄紙モードの時は厚紙モードに比
べて最終排出速度を速くしているので、薄紙原稿の後端
残りを防止しつつ、排出原稿の整合性を向上させること
ができる。
【0015】次に、請求項3の形態例の動作について図
5のフローチャートに基づいて説明する。なお、図5の
フローチャートは、ステップ9までは図2、図3、図4
のフローチャートと同様である。この形態例では、上記
した動作によって原稿排出を行う時に、排紙センサ18
が排出原稿先端を検知してから「排出原稿長さ−L」
(Lは設定値)の差の距離分だけ搬送したところで減速
を行うが、画像形成装置本体2(或は原稿搬送装置)に
設けた操作パネルを用いて、オペレータが任意の最終排
出速度を設定入力することができる(S40)。最終排
出速度の設定は、例えば〔速・中・遅〕の3段階でいず
れかを入力できる(S40、46、47)。最終排出速
度設定が入力されるとDF1の制御部はこれを認識し、
入力された設定に合わせ減速後の最終排出速度を変化さ
せることにより後端残りや原稿整合性を調節する(S4
1〜47)。この形態例では、入力された設定内容に応
じて最終排出速度を変化させているので、機械や原稿の
状態、又はユーザーの希望に合わせて、排出原稿の後端
残りや整合性を柔軟に調節することができる。
【0016】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明に於ては、
排紙センサが排出原稿先端を検知してから「排出原稿長
さ−L」(Lは設定値)の距離分だけ搬送したところで
排出速度を減少させているので、排紙センサと排紙ロー
ラの間隔に関係なく希望の最終排出速度での原稿の排出
が行えるようになり、排出原稿の整合性を向上させるこ
とができる。また、長さの長い原稿については、短い原
稿に比べ、最終排出速度を速くしているので、大サイズ
原稿の後端残りを防止しつつ、排出原稿の整合性を向上
させることができる。請求項2の原稿給紙装置において
は、厚紙モードと薄紙モードを認識する手段を有し、薄
紙モードの時は厚紙モードに比べて最終排出速度を速く
しているので、薄紙原稿の後端残りを防止しつつ、排出
原稿の整合性を向上させることができる。請求項3の原
稿給紙装置においては、最終排出速度を設定するための
入力手段を有し、入力された設定値によって最終排出速
度を変化させているので、機械や原稿の状態又はユーザ
ーの希望に合わせて、排出原稿の後端残りを防止しつ
つ、排出された原稿の整合性を調節することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一形態例の原稿給紙装置の概略構成説
明図。
【図2】本発明の各形態例の前提とする制御手順を示す
フローチャート。
【図3】請求項1に対応する形態例の動作を示すフロー
チャート。
【図4】請求項2に対応する形態例の動作を示すフロー
チャート。
【図5】請求項3に対応する形態例の動作を示すフロー
チャート。
【符号の説明】
1 原稿送り装置、2 画像形成装置、3 第1ミラ
ー、4 ランプ、5 原稿、6 給紙テーブル(原稿給
紙位置)、7 原稿持ち上げ部材7(底板)、8 呼び
出しコロ、9 分離ベルト、10 分離コロ、11 第
1搬送ローラー、12 第2搬送ローラー、13 搬送
ベルト、14 第1給紙センサ(原稿サイズ検知手
段)、15 第2給紙センサ(原稿サイズ検知手段)、
16 排紙ローラー、17 排紙トレイ、排紙センサ、
19 コンタクトガラス、M1 給紙ステッピングモー
タ、M2 搬送ステッピングモータ、M3 排紙ステッ
ピングモータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿給紙位置から給紙される原稿をコン
    タクトガラス上の読取り位置に搬送する搬送手段と、装
    置外へ排出する排出手段と、該排出手段或はその近傍位
    置に原稿が到達したことを検知する排紙センサと、原稿
    給紙位置から給紙される原稿の給紙方向長さを検知する
    原稿サイズ検知手段と、コンタクトガラス上の全ての原
    稿長さを各々記憶する記憶手段と、排出手段による原稿
    送り量を排紙センサからの検知情報に基づいて判定する
    と共に排出手段による最終排出速度を任意に変化できる
    制御部と、を有した原稿給紙装置であって、 上記制御部は、上記排紙センサが排出される原稿先端を
    検知してから、「排出原稿長さ−L」(Lは設定値)の
    距離分だけ搬送した時点で、上記排出手段による最終排
    出速度を減速させるように制御するものにおいて、 上記制御部は、搬送方向長さの長い原稿の減速後の最終
    排出速度を、短い原稿に比べ速くすることを特徴とする
    原稿給紙装置。
  2. 【請求項2】 原稿給紙位置から給紙される原稿をコン
    タクトガラス上の読取り位置に搬送する搬送手段と、装
    置外へ排出する排出手段と、該排出手段或はその近傍位
    置に原稿が到達したことを検知する排紙センサと、原稿
    給紙位置から給紙される原稿の給紙方向長さを検知する
    原稿サイズ検知手段と、コンタクトガラス上の全ての原
    稿長さを各々記憶する記憶手段と、排出手段による原稿
    送り量を排紙センサからの検知情報に基づいて判定する
    と共に排出手段による最終排出速度を任意に変化できる
    制御部と、を有した原稿給紙装置であって、 上記制御部は、上記排紙センサが排出される原稿先端を
    検知してから、「排出原稿長さ−L」(Lは設定値)の
    距離分だけ搬送した時点で、上記排出手段による最終排
    出速度を減速させるように制御するものにおいて、 上記制御部は、厚紙モードと薄紙モードとを認識する手
    段を有し、 薄紙モードの場合の減速後の最終排出速度を、厚紙モー
    ドの場合に比べて速くすることを特徴とする原稿給紙装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の原稿給紙装置にお
    いて、 上記最終排出速度を設定するための入力手段を有し、 上記制御部は、上記入力手段により設定された最終排出
    速度に従って、最終排出速度を変化させることを特徴と
    する原稿給紙装置。
JP24341997A 1997-08-25 1997-08-25 原稿給紙装置 Pending JPH1160053A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24341997A JPH1160053A (ja) 1997-08-25 1997-08-25 原稿給紙装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24341997A JPH1160053A (ja) 1997-08-25 1997-08-25 原稿給紙装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1160053A true JPH1160053A (ja) 1999-03-02

Family

ID=17103598

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24341997A Pending JPH1160053A (ja) 1997-08-25 1997-08-25 原稿給紙装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1160053A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9807267B2 (en) 2015-01-05 2017-10-31 Ricoh Company, Limited Automatic document feeder, image forming device, and image reading device
JP2019163143A (ja) * 2018-03-20 2019-09-26 株式会社Pfu 用紙排出装置、制御方法及び制御プログラム
JP2020128274A (ja) * 2019-02-07 2020-08-27 株式会社Pfu 媒体排出装置、制御方法及び制御プログラム
JP2022162091A (ja) * 2019-02-07 2022-10-21 株式会社Pfu 媒体排出装置、制御方法及び制御プログラム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9807267B2 (en) 2015-01-05 2017-10-31 Ricoh Company, Limited Automatic document feeder, image forming device, and image reading device
JP2019163143A (ja) * 2018-03-20 2019-09-26 株式会社Pfu 用紙排出装置、制御方法及び制御プログラム
JP2020128274A (ja) * 2019-02-07 2020-08-27 株式会社Pfu 媒体排出装置、制御方法及び制御プログラム
JP2022162091A (ja) * 2019-02-07 2022-10-21 株式会社Pfu 媒体排出装置、制御方法及び制御プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5321146B2 (ja) 原稿送り装置及び画像形成装置
JP2003333274A (ja) 原稿給送装置及びこれを備えた画像形成装置
JPH1160053A (ja) 原稿給紙装置
JP2001042578A (ja) 自動原稿搬送装置、及びこれを具備した画像読取装置、並びに画像形成装置
JP2003264671A (ja) 画像読取装置
JP3576726B2 (ja) シート給送装置、及び該シート給送装置を備えた画像形成装置
JP2003306248A (ja) 原稿搬送装置および画像読取装置
JPH069110A (ja) 給紙装置
JP3576732B2 (ja) 自動シート材送り装置、及び該自動シート材送り装置を備えた画像形成装置
JP2003298808A (ja) 原稿搬送読み取り装置
JP2000226134A (ja) 用紙給紙装置及び原稿読取装置
JPH09292742A (ja) 自動原稿搬送装置
JP4185917B2 (ja) 画像読取装置
JP3721571B2 (ja) 排紙装置
JPH1165193A (ja) 用紙後処理装置
JPH02265837A (ja) 原稿搬送装置
JP2514530Y2 (ja) 用紙搬送装置
CN116708685A (zh) 扫描装置和图像形成装置
JP3214663B2 (ja) 自動原稿送り装置及び画像形成装置
JP2945428B2 (ja) 画像形成装置
JPH06247606A (ja) 紙葉類集積装置
JP2000296923A (ja) シート材搬送装置,画像読取装置及び画像形成装置
JPH06312852A (ja) 自動原稿送り装置
JP2002338119A (ja) 原稿搬送装置及び画像読取装置
JPH0572845A (ja) 自動原稿送り装置