JP2003298808A - 原稿搬送読み取り装置 - Google Patents

原稿搬送読み取り装置

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JP2003298808A
JP2003298808A JP2002099649A JP2002099649A JP2003298808A JP 2003298808 A JP2003298808 A JP 2003298808A JP 2002099649 A JP2002099649 A JP 2002099649A JP 2002099649 A JP2002099649 A JP 2002099649A JP 2003298808 A JP2003298808 A JP 2003298808A
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Masaki Kotani
正樹 小谷
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ADF用原稿送り装置で原稿の搬送読み取り
を行う際に、用紙巾の異なる原稿が混在していると、小
さなサイズの原稿はガイド無しで搬送されることにな
る。特に原稿送り機構で原稿の引き戻しが行われる場合
には、原稿詰まりが生じ易い。サイズが異なる原稿を搬
送する場合、サイズ差が大きければ搬送の条件を変更す
る。また環境温度や環境湿度、原稿の厚みを検出し、こ
の条件を加味して搬送の条件を変更する。 【効果】 原稿詰まりを起こすことなくスムースに搬送
読み取りを行うことができ、原稿を破損したりミスコピ
ーが生じるおそれなく、スキャナ等の使用勝手が良くな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の利用分野】この発明は、ファクシミリやコピー
機、スキャナなどに用いる、原稿搬送読み取り装置に関
する。
【0002】
【従来技術】原稿搬送読み取り装置でのADF(オート
マチックドキュメントフィーディング)での読み取り時
には、複数枚の原稿を原稿台にセットし1枚ずつ原稿を
分離して搬送し読み取りを行う。セットされた原稿には
異なるサイズの原稿が含まれていることがあるが、最大
の原稿巾にあわせて原稿ガイドの位置が設定される。セ
ットされた原稿ガイドよりも小さな巾の原稿を繰り込
み、搬送、読み取りを行おうとすると、原稿ガイドにガ
イドされずに繰り込まれることになる。ガイド無しでの
繰り込みは、紙詰まりや、斜行状態のまま搬送される原
因になる。特に原稿のサイズを検出し、原稿を引き戻し
搬送した後に読み取りを行う機構の装置や、引き戻し搬
送を行う両面複写などの装置では、原稿の引き戻し搬送
のため、紙詰まりが生じ易くなる。
【0003】
【発明の課題】この発明の基本的課題は、原稿ガイド巾
と、搬送する原稿の巾とを検出し、該原稿ガイド巾と該
原稿巾とのサイズ差が所定値以上の場合は、原稿の搬送
条件を変更、もしくは搬送を中止し、原稿の紙詰まりや
斜行状態での搬送を防止し、ミスコピー等を防止するこ
とにある(請求項1〜3)。請求項2の発明での追加の
課題は、環境温度や環境湿度が変動し、所定の範囲外の
環境になった場合に、紙詰まり等が発生することを防止
することにある。請求項3の発明での追加の課題は、原
稿束の厚みが所定値以上の場合に、紙詰まり等が発生す
ることを防止することにある。
【0004】
【発明の構成】この発明は、複数枚の原稿を1枚ずつ分
離して搬送し読み取るようにした装置において、原稿ガ
イド巾を検出する手段と、原稿巾を検出する手段と、該
原稿ガイド巾と該原稿巾とのサイズ差が所定値以上で、
原稿の搬送条件を変更、もしくは搬送を中止するための
制御手段とを設けたことを特徴とする。
【0005】好ましくは、環境温度あるいは環境湿度を
検出する手段と、該環境温度あるいは該環境湿度が所定
の範囲内か否かを検出し、所定の範囲外で前記制御手段
を作動させて、原稿の搬送条件を変更、もしくは搬送を
中止する。
【0006】また好ましくは、複数枚の原稿の厚みを検
出する手段を設けて、該検出した厚みが所定値以上であ
る場合に前記制御手段を作動させて、搬送条件を変更、
もしくは搬送を中止するようにする。なおこの明細書に
おいて、「繰り込む」は読み取り装置内に原稿を搬送す
ることを、「引き戻し」するは、一旦搬送した原稿を逆
方向に搬送することを意味する。
【0007】
【発明の作用と効果】原稿台トレー等に載置した複数枚
の原稿(原稿束)に、原稿ガイドでガイドする原稿より
小さなサイズの原稿が混在しており、これら原稿のサイ
ズ差が所定値以上であると、小さなサイズの原稿を原稿
ガイド無しで繰り込むことになり、紙詰まりが生じた
り、原稿が斜行状態で搬送される等の原因となる。そこ
でこの発明では、このような場合に、原稿の搬送条件を
変更したり、原稿の搬送を中止する。搬送条件の変更に
は、例えば原稿の引き戻しを行う設定(引き戻し有り搬
送)を引き戻しを行わない設定(引き戻し無し搬送)と
する、サイズ毎に原稿を仕分けすることをユーザに指示
し同一サイズの原稿を読み込む等、がある。原稿の引き
戻しは、例えば両面複写の搬送時や、原稿の長さの検出
後に読み取りを行うための搬送時に行う。この場合、ま
ず原稿の長さを検出するために原稿を搬送し、一旦引き
戻しした後、再度読み取りのため原稿を搬送する。原稿
の搬送条件を変更することにより、例えば引き戻し有り
搬送を、無し搬送と変更することで、原稿の紙詰まりや
斜行搬送を防止し、原稿の破損を防ぎ、ミスコピーを防
ぐことができる(請求項1)。
【0008】請求項2の発明では、原稿巾のサイズと原
稿のサイズとのサイズ差が上記所定値未満のサイズ差が
小さい場合でも、環境温度や環境湿度が適切な条件下に
なければ、紙詰まり等が生じやすくなる。そこで環境温
度や環境湿度を検出し、これらの使用環境が適切でない
場合に、搬送条件を変更したり原稿の搬送を中止する。
適切な使用環境とは、あらかじめ設計された仕様に適合
した温度や湿度の環境をいい、この仕様に適合した条件
に合致していなければ、原稿の繰り込み、搬送、引き戻
し時に、紙詰まり等が生じやすく、ミスコピー等が多く
作業効率が悪くなる。使用環境が悪い場合に搬送条件を
変更させたり搬送を中止し、原稿の紙詰まり等を防止
し、スムースな原稿読み取り作業を行わせ、原稿搬送読
み取り装置の使い勝手を向上させる。
【0009】請求項3の発明では、原稿巾のサイズと原
稿のサイズとのサイズ差が上記所定値未満のサイズ差が
小さい場合でも、原稿束の厚みが所定値以上の場合、搬
送条件を変更したり搬送を中止する。原稿束の厚みが所
定値以上であると、原稿の分離が円滑に行えず、原稿の
繰り込み不良が発生したり、原稿の搬送がスムースにで
きずに紙詰まりの原因となる。原稿の繰り込み、搬送、
読み取りが円滑に行えるようにする。
【0010】
【実施例】図1及び図2に実施例の原稿搬送読み取り装
置を示し、図1にその機構的な構成を示す。実施例の原
稿搬送読み取り装置は、例えばコピー機能付きのファク
シミリ等の画像装置のスキャナ2である。4は原稿台の
トレーで、読み取り前の原稿を置き、排紙トレー6に読
み取り後の原稿が排出される。8はプラテンガラス、1
0は原稿ガイドで、原稿の巾に沿って原稿を安定させ
る。12はADF(オートマチックドキュメントフィー
ディング)用の原稿送り装置である。実施例では、AD
F用の原稿送り装置12のピックアップローラ13で、
原稿を1枚ずつ繰り込み、搬送する。原稿の読み取り
は、図示しないキャリッジで、蛍光灯等の光源からの光
をプラテンガラス8を介して原稿に当て、反射光を図示
しない鏡等で結像させて、CCDセンサ等のイメージセ
ンサで読み取る。キャリッジは、図示しない走行モータ
により、キャリッジ走行レールに沿って走行し、ADF
での読み取り時にはADF読み取り箇所でのプラテンガ
ラス8の下部で停止して読み取りを行う。
【0011】原稿の搬送機構として、複数のローラが設
けられるが、主なものを図示する。14,15は、原稿
送り装置12を経て1枚に分離された原稿を搬送するた
めの一対のローラで、18は原稿の搬送と画像情報を読
み取り位置で読み取らせるためのプラテンローラで、2
0,21は、原稿の搬送方向を引き戻すための1対のロ
ーラである。図において、S1〜S6はそれぞれセンサ
を示し、S1は原稿ガイドの巾検出センサで、S2は原
稿巾サイズ検出センサで、S3は原稿の長さ検出センサ
で、S4はサーミスタなどの環境温度センサで、S5は
環境湿度センサで、S6は原稿繰り込み用のピックアッ
プローラ13に設けた原稿厚さ検出センサである。
【0012】図2に、画像装置2の制御系を示す。22
は主制御装置としてのCPUで、24は公衆回線網など
で回線を確立するためのネットワーク制御装置、26は
モデム、28は読み取った画像や受信した画像などを記
憶するための画像メモリ、30は作業過程のデータや画
像などを記憶するためのRAM、32はプログラムなど
を記憶するためのROMである。34は表示部で、LC
Dなどを用いて、ユーザーに読み取り(搬送)条件やフ
ァクシミリ番号などを表示し、36は操作部で、テンキ
ーと表示部へのユーザーのタッチを検出するためのタッ
チセンサなどからなっている。38はスキャナで、キャ
リッジやADF用原稿送り装置12等で構成され、40
は印画部で、読み取った画像などをハードプリントす
る。42はPCインターフェースで、パーソナルコンピ
ュータ44との間で画像データを送受信するためのもの
である。
【0013】原稿搬送制御部50は、ADF用原稿送り
装置12に対し原稿の引き戻し搬送の有無や搬送速度等
を制御する。52は原稿巾検出部で、原稿台トレー4に
セットされた原稿の巾と原稿ガイドの巾とを比較し、そ
のサイズ差によって搬送の条件を異ならせる。例えば引
き戻し有りでの搬送であっても、サイズ差が大きいとき
に引き戻しなし搬送に変更する。54は環境検出部で、
環境温度や環境湿度が原稿の搬送読み取りに適する所定
の範囲にあるか否かを検出する。56は原稿厚み検出部
で、原稿台トレー4に載置された原稿の厚みが所定値以
上か未満かを検出する。58は原稿長さ検出部で原稿の
長さを検出する。
【0014】次に実施例のスキャナ2での用紙の搬送に
ついて説明すると、まず原稿束をトレー4にセットし、
原稿ガイド10を原稿束に押し当て原稿を安定させる。
このとき原稿ガイド10の巾はセンサS1で検出し、原
稿厚みはセンサS6で検出する。そして原稿を1枚ずつ
ピックアップローラ13で繰り込み、センサS2で原稿
巾サイズを検出し、センサS3で原稿長さを検出した
後、用紙をローラ20,21の位置まで搬送する。セン
サS3での原稿長さの検出は、原稿の先端がセンサS3
に達してから終端までのセンサのオン時間とローラ18
の回転量とから行う。このようにまず原稿長さを検出す
る。
【0015】ローラ20,21に搬送された原稿をその
ままプラテンローラ18に搬送すると、原稿の表裏は逆
になっている。これを元の状態に戻すため、原稿を引き
戻しして再度プラテンローラ18に沿ってローラ20,
21の位置まで搬送する。この状態で用紙の表面(読み
取り面)が上面になるので、次に原稿を読み取らせるた
めプラテンローラ18に沿って搬送する。このように通
常の引き戻し有り搬送での読み取りにおいては、プラテ
ンローラ18に沿って3回搬送されることになる。実施
例では「引き戻し有り搬送」は、原稿を一旦ローラ2
0,21の位置まで搬送した後、逆方向に搬送すること
意味し、「引き戻し無し搬送」は、原稿をローラ20,
21の位置まで搬送することなく、用紙の繰り込み後そ
のままプラテンローラ18に沿って搬送、読み取りし、
排紙トレー6に排出することを意味する。引き戻し有り
で両面複写の場合は、表面の読み取りの後、さらにロー
ラ20,21を経て裏面に返した後に、再度読み取りを
行わせるので5回搬送されることになる。
【0016】複写後の出力用紙のサイズがあらかじめ指
定され、実施例のように読み取り原稿の巾と長さとを検
出しておけば、読み取り時には読み取った原稿の縮小拡
大の倍率をきめておくことができる。すなわちCCDセ
ンサからの多値出力(階調データ)の段階で最適な倍率
に縮小拡大などの処理を施し、2値データに変更し、画
像メモリ28にストア(保存)して、指定サイズの用紙
に複写して出力する。なおあらかじめ画像の縮小拡大率
を決定することにより、原稿読み取り時の原稿の搬送速
度等が決まる。
【0017】一方、引き戻し無し搬送の場合は、原稿読
み取り時に読み取り原稿の巾はセンサS2で検出済みで
あるが、原稿長さ検出センサS3が読み取り位置近くに
配置されているため、原稿長さは未だ検出できていな
い。このような場合は、読み取り時に原稿の長さが決定
されていないので、用紙のサイズが指定されていても、
それに応じた縮小拡大率を用いて読み取ることができな
い。
【0018】図3に、実施例での原稿の搬送について、
引き戻し有り搬送と、無し搬送の場合の条件を2種類示
す。原稿ガイド巾と原稿サイズの巾との差は、引き戻し
有り搬送では1サイズ以下、引き戻し無し搬送では2サ
イズ以下に限られる。原稿サイズは大きいものから並べ
ると、例えばA3>B4>A4>B5>A5である。そ
して例えばA3サイズとB4サイズとでは1サイズ差と
し、例えばA4サイズとA5サイズとでは2サイズ差と
する。引き戻し搬送を行う場合は、原稿ガイド巾と原稿
サイズの巾を1サイズ以下に制限して、原稿詰まりが生
じる可能性を小さくする。一方、引き戻し搬送を行わな
い場合は、2サイズのサイズ差までは許可するが、それ
以上のサイズ差がある原稿に対しては、原稿詰まりを起
こす可能性が高いので搬送を中止する。
【0019】実施例では上記のサイズ差の条件に加え、
あらかじめ定めた仕様の範囲内での搬送か否かをチェッ
クする。仕様は環境温度、環境湿度、原稿の厚みとし、
その範囲は引き戻し搬送の有無により異ならせる。例え
ば環境温度が適当な範囲でなければローラが固くなり、
湿度によって用紙の分離状態が変わるが、これらも原稿
のサイズ差が大きい場合と小さい場合とでは原稿詰まり
の生じ易さが異なるため、それぞれ条件を設定する。原
稿厚みは、引き戻し搬送無しの場合で15mm以下(約
50枚以下)であれば用紙を1枚ずつ分離して引き込み
やすい。なお引き戻し搬送有りの場合は、温度や湿度の
許容範囲が狭く、原稿厚みも10mm以下と設定した。
一方、引き戻し搬送がなければ搬送経路が短くなり、原
稿詰まり等が生じるおそれも小さい。図3に示す条件
は、実施例での条件であり、実際の条件の範囲は任意に
定めることができる。
【0020】図4に、実施例での原稿の搬送制御を示
す。原稿を原稿台トレーに載置し、ガイド巾センサ(S
1)で原稿ガイドの巾を検出し、厚さセンサ(S6)で原
稿厚さを検出する。そして原稿繰り込み開始直後に、繰
り込みを開始した原稿の巾が原稿巾センサ(S2)で検出
でき、原稿ガイドの巾と繰り込んだ原稿の巾とを比較す
ることができる(ステップS1)。これらが同じ巾であ
れば、原稿はガイドに沿って繰り込まれるので原稿の読
み取り処理を開始する(ステップS2)。
【0021】サイズ差がある場合、引き戻し有り搬送で
は1サイズ以下であるか、引き戻し無し搬送では2サイ
ズ以下の条件を満たしているかを判断する(ステップS
3)。これらのサイズ差の条件を満たしていれば、次に
環境センサ(S4、S5)で検出した温度及び湿度が図3
に示す範囲内にあるか(ステップS4、S5)、それぞ
れ判断する。次に原稿厚みが条件を満たすかを判断し
(ステップS6)、これらの条件を満たしていれば、原
稿読み取り処理を行う(ステップS2)。
【0022】ステップS3で、引き戻し有り搬送でサイ
ズ差が1を越える場合、あるいは引き戻し無し搬送でサ
イズ差が2を越える場合は、次にサイズ差が2以下であ
るか、2を越えるかを判断する(ステップS7)。すな
わち条件(A)は満たさないが(サイズ差が1サイズを
超え)、条件(B)は満たす(2サイズ以下)場合は、
引き戻し有りの設定であっても引き戻し無しでの搬送を
行うこととし、引き戻し無し搬送を行うことをユーザに
対して表示する(ステップS8)。そして原稿搬送制御
部で引き戻し無し搬送へと搬送条件を変更する。なおこ
のように自動的に引き戻し無し搬送へ変更しても良い
が、ユーザに再設定させることとしても良く、または原
稿の繰り込みを中止することとしても良い。。
【0023】サイズ差が条件(A)を満たさず(引き戻
し有りで1サイズを超え)、条件(B)も満たさない
(2サイズを越える)場合は、サイズ差が2サイズを超
える原稿が混在していることを示す。これは原稿ガイド
巾よりもサイズ差が2サイズを超えた小さな原稿をガイ
ド無しで繰り込むことであり、仮に引き戻しを行わなく
ても、紙詰まりを生じたり斜行搬送となる可能性が大き
い。そこでユーザに対し、原稿をサイズ毎に分ける指示
を表示する(ステップS9)。ユーザはこの指示に従
い、原稿をサイズ毎に分けた後に引き戻し無しで搬送さ
せ、原稿の読み取りを行わせる。なお図4の実施例では
ステップS8での表示を便宜上「表示1」とし、ステッ
プS9での表示を「表示2」とする。
【0024】引き戻し搬送有り指定でサイズ差が1サイ
ズ以下の場合(条件A)、あるいは引き戻し無し指定で
サイズ差が2サイズ以下の場合(条件B)で、環境温度
や環境湿度、原稿厚みがそれぞれの条件の範囲外である
ときについて説明する。いずれの場合も、条件(A)の
温湿度や原稿厚みは満たさないが、条件(B)の温湿度
や原稿厚みを満たす場合は(ステップS10,S13,
S16)、「表示1」をユーザに対し表示し(ステップ
S11,S14,S17)、引き戻し無し搬送を行う。
また引き戻し無し搬送が指定されている場合でも、環境
温度や環境湿度、原稿厚みが条件(B)を満たしていな
い、すなわち許容範囲外である時には、スムースな原稿
搬送が行われないおそれが大きいので、「表示2」をユ
ーザに対し表示し(ステップS12,S15,S1
8)、原稿をサイズ毎に分けて搬送することを要求す
る。なお原稿厚みがそれぞれの条件越える場合、引き戻
し有り、無し指定のいずれであっても、原稿枚数を減ら
すようにユーザに対し要求しても良い。
【0025】実施例では、サイズの異なる原稿が原稿台
にセットされた場合に、そのサイズ差が所定値以上であ
れば、原稿の読み取りを開始する前に搬送条件を変更す
る。また引き戻し有り搬送と引き戻し無し搬送との条件
をそれぞれ定め、サイズ差を例えば1サイズ以下であれ
ば引き戻し搬送はできるが、2サイズ以下の場合は引き
戻し搬送はできないとした。これに加え、引き戻し搬送
の可能な環境温度や環境湿度、原稿厚みの範囲をサイズ
差と対応づけて条件化し、原稿の紙詰まりを防止し、原
稿の破損やミスコピーを防止して、スムースに原稿の搬
送、読み取りを行うことにより、読み取り効率を向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の原稿搬送読み取り装置の構造を模式
的に示す図
【図2】 実施例の原稿搬送読み取り装置の制御系を示
すブロック図
【図3】 実施例での、原稿の搬送条件を示す図
【図4】 実施例での、原稿の搬送条件を判断するアル
ゴリズムを示すフローチャート
【符号の説明】 2 スキャナ 4 原稿台トレー 6 排紙トレー 8 プラテンガラス 10 原稿巾ガイド 12 ADF用原稿送り装置 13 ピックアップローラ 14、15 ローラ 16 給紙部 18 プラテンローラ 20、21 スイッチバック用のローラ 22 CPU 24 ネットワーク制御装置 26 モデム 28 画像メモリ 30 RAM 32 ROM 34 表示部 36 操作部 38 スキャナ 40 印画部 42 PCインターフェース 44 パーソナルコンピュータ 50 原稿搬送制御部 52 原稿巾検出部 54 環境検出部 56 原稿厚み検出部 58 原稿長さ検出部 S1 原稿ガイドの巾検出センサ S2 原稿巾サイズ検出センサ S3 原稿長さ検出センサ S4 環境温度センサ S5 環境湿度センサ S6 原稿厚さ検出センサ
フロントページの続き Fターム(参考) 2H076 AA04 BA24 BA39 BA55 BA62 BA67 BB04 BB09 BB10 3F048 AA02 AA04 AA08 AB02 BA06 BA07 BB05 CA02 CA03 CC02 DA01 DA06 DB07 DB13 DC00 EB23 EB24 EB37 5C062 AA02 AA05 AB02 AB30 AB41 AB42 AB43 AB44 AC02 AC11 AC65 AC67 AC69 5C072 AA01 NA08 RA01 RA20

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚の原稿を1枚ずつ分離して搬送し
    読み取るようにした装置において、 原稿ガイド巾を検出する手段と、原稿巾を検出する手段
    と、 該原稿ガイド巾と該原稿巾とのサイズ差が所定値以上
    で、原稿の搬送条件を変更、もしくは搬送を中止するた
    めの制御手段とを設けたことを特徴とする、原稿搬送読
    み取り装置。
  2. 【請求項2】 環境温度あるいは環境湿度を検出する手
    段と、該環境温度あるいは該環境湿度が所定の範囲内か
    否かを検出し、所定の範囲外で前記制御手段を作動させ
    て、原稿の搬送条件を変更、もしくは搬送を中止するよ
    うにしたことを特徴とする、請求項1の原稿搬送読み取
    り装置。
  3. 【請求項3】 複数枚の原稿の厚みを検出する手段を設
    けて、該検出した厚みが所定値以上である場合に前記制
    御手段を作動させて、搬送条件を変更、もしくは搬送を
    中止するようにしたことを特徴とする、請求項1又は請
    求項2の原稿搬送読み取り装置。
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