JP2009274821A - 画像読取装置、画像読取装置の制御方法、および画像読取装置の制御プログラム - Google Patents

画像読取装置、画像読取装置の制御方法、および画像読取装置の制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】用紙を適正かつ効率的に搬送することができる画像読取装置を提供する。
【解決手段】画像読取装置は、原稿の分離搬送を行なう分離搬送ローラ101,102と、分離搬送ローラで分離搬送された原稿を搬送する搬送ローラ105と、分離搬送ローラおよび搬送ローラの間に設置される用紙検出センサ103とを備える。搬送ローラ105の搬送速度よりも分離搬送ローラ101,102の搬送速度の方が早くなるように、モータ351による駆動が行なわれる。用紙検出センサ103の検出結果に従いクラッチ357のオン・オフを制御することで、先に搬送した原稿の後端に、次に搬送する原稿の先端が追いつかないように制御が行なわれる。
【選択図】図3

Description

この発明は画像読取装置、画像読取装置の制御方法、および画像読取装置の制御プログラムに関し、特に、原稿の分離搬送を行なう分離搬送ローラと、分離搬送ローラで分離搬送された原稿を搬送する搬送ローラとを備えた画像読取装置、画像読取装置の制御方法、および画像読取装置の制御プログラムに関する。
画像処理装置(MFP(Multi Function Peripheral)、ファクシミリ装置、複写機、スキャナなど)には、原稿画像を順次読取るための画像読取装置が備えられている。
画像読取装置は、原稿束から原稿(用紙)を1枚ずつ分離するための分離搬送ローラと、分離された原稿を読取位置まで搬送する搬送ローラとを備えている。分離搬送ローラで分離された原稿同士が重なりあったり、分離搬送ローラで分離された原稿が搬送経路で詰まったりすること(ジャムが生じること)を防止する必要がある。
下記特許文献1は、分離搬送ローラの搬送速度が搬送ローラの搬送速度より遅い原稿搬送装置を開示する。原稿が連れ送り気味に搬送された場合に、ジャム検知を一時的に停止させ、分離搬送ローラの駆動伝達を制御する事で用紙間隔を確保することで、ジャムが発生することを防止するものである。
下記特許文献2は、像担持体上に形成された画像と同期して転写紙の給紙を行なう画像形成装置を開示する。さばきローラを経て搬送される転写紙の搬送状態が、予め設定した規定時間と比較して早い状態にあるか早い状態にないかの分別が行なわれる。分別結果に基づいて、レジストローラ上流側における給紙制御を行なうことで、レジストローラ停止の間に用紙先端を当接させるものである。
特開平9−315618号公報 特開2001−213537号公報
従来の画像形成装置においては、分離搬送ローラの搬送速度が搬送ローラの搬送速度より早い場合に、原稿同士の間隔を最短にすることが出来ない。このため、画像読取の生産性を上げることが出来ないという問題があった。
すなわち生産性を向上させる為に、搬送ローラに比べて分離搬送ローラの搬送速度を早くすることで、用紙間隔を詰めることが理想的である。しかし、用紙を連続して搬送する場合において1枚を分離し搬送するときに、次の用紙が連れ送りされてしまう可能性がある。このため、同じタイミングで次の用紙を分離搬送すると、先に搬送した用紙後端部に次の用紙先端が接触し、読取画像に影響が出てしまうことがあるという問題があった。
あらかじめ連れ送り量を考慮して次の用紙の分離搬送タイミングを一律広げることで、そのような問題は回避できるが、その場合生産性が犠牲になってしまう。
この発明はそのような問題点を解決するためになされたものであり、用紙を適正かつ効率的に搬送することができる画像読取装置、画像読取装置の制御方法、および画像読取装置の制御プログラムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するためこの発明のある局面に従うと、画像読取装置は、原稿の分離搬送を行なう分離搬送ローラと、分離搬送ローラで分離搬送された原稿を搬送する搬送ローラと、分離搬送ローラ、および搬送ローラの間に設置される用紙検出部と、搬送ローラの搬送速度よりも分離搬送ローラの搬送速度の方が早くなるように、それらを駆動する駆動手段と、駆動手段による分離搬送ローラの駆動の状態を調整する調整手段と、用紙検出部の検出結果に従い調整手段を制御することで、先に搬送した原稿の後端に、次に搬送する原稿の先端が追いつかないように制御する制御手段とを備える。
好ましくは調整手段は、駆動手段による駆動の伝達を制御する駆動伝達制御手段を含む。
好ましくは制御手段は、用紙検出部を用いて、次に搬送する原稿の先端が分離搬送ローラにより連れ送りされている距離を算出する第1の算出部を含む。
好ましくは制御手段は、先に搬送した用紙の後端が、搬送ローラに到達するときの次に搬送する用紙の先端位置を算出する第2の算出部を含む。
好ましくは制御手段は、先に搬送した用紙の後端と、次に搬送する用紙の先端とが一定の間隔を確保できているか否かを判定する判定手段を含む。
好ましくは制御手段は、分離搬送ローラの駆動を一定時間停止させることで、先に搬送した原稿の後端に、次に搬送する原稿の先端が追いつかないように制御する。
好ましくは制御手段は、用紙検出部の検出結果に基づき、分離搬送ローラの駆動を停止させる時間を調整する。
好ましくは制御手段は、先に搬送した原稿の後端と、次に搬送する原稿の先端とが一定の距離を保てる場合には、調整手段を制御しない。
好ましくは駆動手段は、単一のモータにより分離搬送ローラと搬送ローラとを駆動する。
この発明の他の局面に従うと、原稿の分離搬送を行なう分離搬送ローラと、分離搬送ローラで分離搬送された原稿を搬送する搬送ローラと、分離搬送ローラ、および搬送ローラの間に設置される用紙検出部と、搬送ローラの搬送速度よりも分離搬送ローラの搬送速度の方が早くなるように、それらを駆動する駆動手段と、駆動手段による分離搬送ローラの駆動の状態を調整する調整手段とを備えた画像読取装置の制御方法は、用紙検出部の検出結果に従い調整手段を制御することで、先に搬送した原稿の後端に、次に搬送する原稿の先端が追いつかないように制御する制御ステップを備える。
この発明のさらに他の局面に従うと、原稿の分離搬送を行なう分離搬送ローラと、分離搬送ローラで分離搬送された原稿を搬送する搬送ローラと、分離搬送ローラ、および搬送ローラの間に設置される用紙検出部と、搬送ローラの搬送速度よりも分離搬送ローラの搬送速度の方が早くなるように、それらを駆動する駆動手段と、駆動手段による分離搬送ローラの駆動の状態を調整する調整手段とを備えた画像読取装置の制御プログラムは、用紙検出部の検出結果に従い調整手段を制御することで、先に搬送した原稿の後端に、次に搬送する原稿の先端が追いつかないように制御する制御ステップをコンピュータに実行させる。
これらの発明に従うと、用紙を適正かつ効率的に搬送することができる画像読取装置、画像読取装置の制御方法、および画像読取装置の制御プログラムを提供することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態における画像読取装置について、図面を参照しながら説明する。
画像読取装置は、積載された複数の原稿を1枚ずつ搬送するための分離搬送ローラ(さばきローラ)と、原稿を読取部へ搬送するための搬送ローラと、分離搬送ローラと搬送ローラとの間で用紙の先端を検出するセンサと、各ローラを駆動する1つのモータと、駆動を伝達するギア比により搬送速度が搬送ローラより分離搬送ローラの方が早くなるようにするギアと、分離搬送ローラに対する駆動伝達を制御する電磁クラッチとを備える。分離搬送ローラによって連れ送りされた用紙が、先行する搬送中の用紙の後端に追いつくことなく画像読取を継続することができるように画像読取装置は構成されている。
図1は、本発明の実施の形態の1つにおける画像読取装置を備えた4サイクル画像形成装置の全体構成を示す図である。
ここでは画像形成装置は、MFP1である。MFP1は、スキャナ、複写機、プリンタ、ファックスなどの機能を有する複合機である。
MFP1は、複数のキー11a、当該キーに対するユーザの操作による各種の指示や、文字・数字などのデータの入力を受付ける操作部11、ユーザに対する指示メニューや取得した画像に関する情報などの表示を行なうディスプレイ12、原稿を光学的に読取って画像データを得る画像読取部(スキャナ部)13、画像データに基づいて記録シート上に画像を印刷するプリンタ部(画像形成部)14、用紙を搬送する原稿自動搬送装置(ADF:Automatic Document Feeder)17、画像形成を行なう用紙を収容する給紙トレイ18、および排紙トレイ19を備える。画像読取部(スキャナ部)13とADF17とにより、画像読取装置が構成されている。
また、マシン内部には各エレメントに供給するDC電源電圧をAC電源から変換する電源部16、およびマシンを制御するための演算、記憶機能を搭載したコントローラー部23が備えられる。
図2は、図1の画像読取部13とADF17とからなる画像読取装置の主な構成を示す断面図である。
図に示されるように画像読取装置は、原稿自動搬送装置17と、画像読取部13とを備えている。
自動原稿搬送装置17は、原稿載置台100と、ガイド板106と、原稿排紙台110とを備えている。画像読取部13は、読取ガラス112、駆動装置111、露光ランプ113、ミラー114〜116、レンズ117、撮像素子118、および画像処理部119を備えている。
原稿載置台100に載置された原稿Pは、分離搬送ローラ(さばきローラ)101,102により搬送される。分離搬送ローラ101,102は、搬送ローラ105よりも用紙の搬送速度が早くなるように設計されている。
分離搬送ローラ102により、原稿載置台100に載置された複数の原稿の最上部にある原稿Pが1枚だけ分離される。この原稿は、原稿搬送路104を経由して、用紙検出センサ103によりその先端位置が検出されながら搬送ローラ105へと送られる。
搬送ローラ105により原稿Pが搬送を開始された後で、分離搬送ローラ101,102へ駆動力を伝達/遮断する電磁クラッチが遮断されることで、分離搬送ローラ101,102は従動状態となる。すなわち原稿Pは、搬送ローラ105のみで駆動される。
原稿Pは搬送ローラ105により搬送され、読取ガラス112上を通過する。この際、ガイド板106は原稿Pを読取ガラス112に押し付ける。また、露光ランプ113は原稿Pを照明し、その反射光はミラー114〜116、およびレンズ117を経由して撮像素子118にて撮像される。
その後、原稿Pの後端が用紙検出センサ103を通過したことを制御処理部が検出する。そのときに、原稿載置台100より次の原稿Pの搬送を再び開始する。すなわち、分離搬送ローラ101,102へ駆動を伝達/遮断する電磁クラッチにより、動力が伝達される。
このようにして複数の原稿Pが搬送される。原稿載置台100の最終原稿Pを搬送後、最終原稿Pは読取ガラス112を通過し、原稿搬送路108を経由して、搬送ローラ107および排紙ローラ109の順に搬送され、原稿排紙台110へ排出される。
なお上述の自動原稿搬送装置は、プリントエンジン(画像形成部)にある給紙装置と以下の点で違いがある。自動原稿搬送装置は、画像形成と同期した給紙搬送を行なうのではなく、原稿を連続して給紙搬送しながら画像を連続して読込む。このため、原稿Pの後端が用紙検出センサ103を通過したことを検出して、直ぐに原稿載置台100より次の原稿Pの分離搬送を開始する必要がある。
図3は、図2の分離搬送ローラ101,102と搬送ローラ105との駆動機構を示す図である。
分離搬送ローラ101,102および搬送ローラ105は、制御装置(CPU)311により制御される。分離搬送ローラ101,102および搬送ローラ105の駆動源は、1つのモータ(駆動装置)351である。
モータ351からギア353およびクラッチ357を介して、分離搬送ローラ101,102は駆動される。モータ351からギア355およびクラッチ359を介して、搬送ローラ105は駆動される。ギア(駆動伝達ギア)は、分離搬送ローラ101,102が搬送ローラ105よりも用紙の搬送速度が早くなるように設計されている。
用紙検出センサ103の出力は、制御装置311に入力される。用紙検出センサ103の出力に基づいて、クラッチ357が制御される。なおクラッチ359は、搬送ローラ105に用紙を一旦押当てた状態とし、その後に搬送ローラ105での搬送を開始することで、用紙の斜行(スキュー)を解消するためのものである。
図4は、画像形成装置の全体構成を示すブロック図である。
図を参照して画像形成装置は、情報処理部301と、ファクシミリ部302と、通信制御部303と、画像読取部305と、用紙に画像を形成する画像形成部306と、プリントを行なう用紙を給紙する給紙部304と、プリントが行なわれた用紙の後処理を行なうフィニッシャ部307と、原稿自動搬送装置17に含まれるモータ351、クラッチ357,359、およびセンサ103とから構成される。
情報処理部301は、データ書込部、CPUおよびRAMを備えた制御装置311と、装置を動作させるためのプログラムなどを記憶する不揮発メモリ312と、ユーザからの操作指示を受付ける操作部310と、外部との画像データなどの通信を行なうための、データ通信制御部309と、外部とのデータの入出力を行なうためのデータ入出力部308と、ネットワークとの接続を行なうためのネットワーク接続部315と、USB(Universal Serial Bus)316と、IEEE1394インタフェース317と、RS−232インタフェース318と、ユーザへ機器の状態などを表示する表示部314と、画像データを記憶する画像メモリ313とを備えている。
次に、原稿の搬送方法について説明する。
原稿載置台100に複数枚の原稿Pが載置されている状態でクラッチ357がオンとなると、分離搬送ローラ101,102が回転することにより、原稿は1枚ずつ上から順に装置内に取り込まれてゆく。このときクラッチ359はオフであり、搬送ローラ105は停止している。1枚目の原稿の先端が用紙検出センサ103の位置を通り過ぎると、用紙検出センサ103はオンとなる。
停止している搬送ローラ105に1枚目の原稿の先端が当接することで、用紙の斜行(スキュー)が解消される。その後、クラッチ359がオンとなり、搬送ローラ105が回転する。これにより、原稿は搬送ローラ105により搬送される。なお、搬送ローラ105により原稿が搬送されるとき、クラッチ357はオフとなり、分離搬送ローラ101,102は従動状態となる。
図5は、自動原稿搬送装置17を動作させるために制御装置311が実行する処理を示すフローチャートである。
これは、2枚目以降の原稿を搬送するときの処理である。制御装置311のCPUが、不揮発メモリ312内のプログラムに従って動作することで、図5の処理が実行される。
1枚前の原稿が搬送されている状態で、その原稿が用紙検出センサ103の位置にかかっていると、用紙検出センサ103はオンとなっている(S101)。
用紙検出センサ103がオフとなるまで待機し、オフになると(S103でYES)、次の用紙の搬送(図6のフローチャートでの処理)が開始される。
図6は、2枚目以降の原稿の搬送処理を示すフローチャートである。
まずステップS201で、用紙連れ送り距離カウンタを「0」にリセットする。用紙連れ送り距離カウンタは、先に搬送された原稿(用紙)の後端から次の原稿の先端までの距離をカウントするためのカウンタであり、カウント値が多いほど距離が長いことを示す。また、ステップS201では、クラッチ357をオンとすることで、分離搬送ローラ101,102を回転させる。これにより、原稿は次の1枚が上から装置内に取り込まれる。
ステップS202で、用紙検出センサ103がオンとなったかを検出する。これは、ステップS201で搬送を開始した原稿の先端が、用紙検出センサ103の位置に達したことを検出するものである。ステップS202でNOであれば、ステップS203で、用紙連れ送り距離カウンタの値に「1」を加算(カウントアップ)し、ステップS202へ戻る。
ステップS202でYESとなると、ステップS204へ進む(カウントを終了する)。
用紙連れ送り距離カウンタは、原稿の先端が用紙検出センサ103に到るまでの時間を検出するためのカウンタであるともいえる。また、用紙搬送速度が一定であるものと考えると、用紙連れ送り距離カウンタは、原稿の先端が用紙検出センサ103に到るまでの距離をカウントするためのカウンタであるともいえる。これら時間や距離は、原稿がどの程度連れ送りされているか(前の原稿の搬送により、前の原稿との摩擦でどの程度搬送方向側に移動しているか)によって変化する。
また原稿の搬送は、先に搬送された原稿の後端が用紙検出センサ103を通り過ぎたときに開始されるため、先に搬送された原稿の搬送ローラ105による搬送速度が一定であるものと考えると、用紙連れ送り距離カウンタは、先に搬送された原稿の後端から次の原稿の先端までの距離をカウントするためのカウンタであるともいえる。本実施の形態では、分離搬送ローラ101,102による用紙の搬送速度は、搬送ローラ105による用紙の搬送速度よりも早いため、時間の経過とともに、先に搬送された原稿の後端から次の原稿の先端までの距離は短くなる。原稿同士の重なりを防ぐためには、1枚前の原稿の後端が搬送ローラ105を抜ける時点で、次の原稿の先端が搬送ローラ105の位置に達していないようにする必要がある。
本実施の形態における画像読取装置は、以下の処理により、原稿同士の重なりを防いでいる。
ステップS204において、用紙連れ送り距離カウンタのカウント値に基づいて、先に搬送された原稿の後端が搬送ローラ105に到達するときの、先に搬送された原稿の後端と次の原稿の先端との間の間隔(距離)を算出(予測)する。
ステップS205において、算出された間隔が最短用紙間隔(しきい値)未満となっているか(間隔が所定より狭いか)を判定する。NOであればそのまま原稿の搬送を継続する。
ステップS205でYESであれば、ステップS206で、クラッチ357をオフとする時間を算出する。これは、最短用紙間隔から、算出された間隔を減算した値により求められる。算出された間隔が短くなるごとに、クラッチ357のオフ時間は長くなる。
ステップS207でクラッチ357をオフとすることで、次の原稿を一時停止させる。
ステップS208において、ステップS206で算出されたクラッチのオフ時間が「0」となっているかを判定する。NOであれば、ステップS209においてクラッチのオフ時間を「1」減算する。その後、ステップS208へ戻る。
ステップS208でYESとなれば、ステップS210において、クラッチ357をオンとすることで、次の原稿の搬送を再開させる。
このようにして、分離搬送直前に用紙が連れ送りされている距離を算出する為の用紙連れ送り距離カウンタと、分離搬送ローラ101,102および搬送ローラ105の間に設置されている用紙検出センサ103とを用いて、分離搬送ローラ101,102への駆動伝達を遮断する為の電磁クラッチをオフする時間を算出することができる。
なお、ステップS204〜S206での用紙間隔については、計算ではなく、テーブル値を用いて求めることも可能である。すなわち、用紙連れ送り距離カウンタの値と、そのカウント値に対応する用紙間隔とを対応付けて記憶させておくことで、用紙間隔を得るものである。
また、ステップS205では、用紙連れ送り距離カウンタの値が所定値未満であるかを判断してもよい。
さらに、用紙連れ送り距離カウンタの値と、そのカウント値に対応するクラッチのオフ時間とを対応付けて記憶させておくことで、用紙連れ送り距離カウンタの値から直接に、クラッチをオフにする時間を求めてもよい。もちろん、用紙連れ送り距離カウンタの値に基づいて計算で、そのカウント値に対応するクラッチのオフ時間を求めてもよい。
[実施の形態における効果]
以上説明したように本実施の形態によると、一定の用紙間隔を確保できない場合に、分離搬送ローラの駆動伝達を一定時間オフにすることで、先に搬送した用紙後端に、次に搬送する用紙先端が接触することが防止される。これにより、ジャムを防止することができ、画像読取を継続的に行なうことが可能である。
すなわち、給紙タイミングが変化した場合でも、先に搬送されている用紙の後端位置を考慮し、次に搬送する用紙の先端が連れ送りしている距離に基づいて、用紙間隔を確保することができる。
また、所定の用紙間隔が確保できている場合には、分離搬送ローラの駆動伝達をオフさせないため、生産性を落とすことなく画像読取を継続することができる。また、算出した用紙間隔に応じて分離搬送ローラの駆動伝達オフ時間を制御するため、用紙間隔を最短に保ちながら画像読取を継続することができる。
さらに、複数の原稿を分離搬送するローラと、原稿を読取部へ安定した速度で搬送するローラとを単一のモータで駆動することで、装置の構成を簡略化することができる。
また搬送比率は、搬送ローラに比べて分離搬送ローラの方が早いため、効率的に原稿を搬送することができるという効果がある。
[その他]
なお上記実施の形態では、1つのモータにより、分離搬送ローラと搬送ローラとを駆動することとしたが、2つのモータでそれぞれのローラを駆動してもよい。
また用紙の搬送の制御方法として、クラッチにより分離搬送ローラの動作を停止させ、用紙の駆動をストップさせることとしたが、用紙の搬送速度を遅くするなどの制御を行なってもよい。
本発明はMFP、ファクシミリ装置、複写機、スキャナなどの画像読取装置に対して実施することができる。
また、上述の実施の形態における処理は、ソフトウエアによって行なっても、ハードウエア回路を用いて行なってもよい。
また、上述の実施の形態における処理を実行するプログラムを提供することもできるし、そのプログラムをCD−ROM、フレキシブルディスク、ハードディスク、ROM、RAM、メモリカードなどの記録媒体に記録してユーザに提供することにしてもよい。また、プログラムはインターネットなどの通信回線を介して、装置にダウンロードするようにしてもよい。
なお、上記実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態の1つにおける4サイクル画像形成装置の全体構成を示す図である。 図1の画像読取部13とADF17とからなる画像読取装置の主な構成を示す断面図である。 図2の分離搬送ローラ101,102と搬送ローラ105との駆動機構を示す図である。 画像形成装置の全体構成を示すブロック図である。 自動原稿搬送装置17を動作させるために制御装置311が実行する処理を示すフローチャートである。 2枚目以降の原稿の搬送処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 4サイクルカラー画像形成装置
11 操作部
11a パネルキー
12 ディスプレイ
13 スキャナ部
14 プリンタ部
16 電源部
17 原稿自動搬送装置
13 画像読取部
23 コントローラー部
100 原稿載置台
101,102 分離搬送ローラ
103 用紙検出センサ
104 原稿搬送路
105 搬送ローラ
106 ガイド板
107 搬送ローラ
108 原稿搬送路
109 排紙ローラ
110 原稿排紙台
111 駆動装置
112 読取ガラス
113 露光ランプ
118 撮像素子
119 画像処理部
311 制御装置
351 モータ(駆動装置)
353 ギア(早)
355 ギア(遅)
357,359 クラッチ

Claims (11)

  1. 原稿の分離搬送を行なう分離搬送ローラと、
    前記分離搬送ローラで分離搬送された原稿を搬送する搬送ローラと、
    前記分離搬送ローラ、および前記搬送ローラの間に設置される用紙検出部と、
    前記搬送ローラの搬送速度よりも前記分離搬送ローラの搬送速度の方が早くなるように、それらを駆動する駆動手段と、
    前記駆動手段による前記分離搬送ローラの駆動の状態を調整する調整手段と、
    前記用紙検出部の検出結果に従い前記調整手段を制御することで、先に搬送した原稿の後端に、次に搬送する原稿の先端が追いつかないように制御する制御手段とを備えた、画像読取装置。
  2. 前記調整手段は、前記駆動手段による駆動の伝達を制御する駆動伝達制御手段を含む、請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記制御手段は、前記用紙検出部を用いて、前記次に搬送する原稿の先端が前記分離搬送ローラにより連れ送りされている距離を算出する第1の算出部を含む、請求項1または2に記載の画像読取装置。
  4. 前記制御手段は、前記先に搬送した用紙の後端が、前記搬送ローラに到達するときの前記次に搬送する用紙の先端位置を算出する第2の算出部を含む、請求項1から3のいずれかに記載の画像読取装置。
  5. 前記制御手段は、前記先に搬送した用紙の後端と、前記次に搬送する用紙の先端とが一定の間隔を確保できているか否かを判定する判定手段を含む、請求項1から4のいずれかに記載の画像読取装置。
  6. 前記制御手段は、前記分離搬送ローラの駆動を一定時間停止させることで、先に搬送した原稿の後端に、次に搬送する原稿の先端が追いつかないように制御する、請求項1から5のいずれかに記載の画像読取装置。
  7. 前記制御手段は、前記用紙検出部の検出結果に基づき、前記分離搬送ローラの駆動を停止させる時間を調整する、請求項1から6のいずれかに記載の画像読取装置。
  8. 前記制御手段は、前記先に搬送した原稿の後端と、前記次に搬送する原稿の先端とが一定の距離を保てる場合には、前記調整手段を制御しない、請求項1から7のいずれかに記載の画像読取装置。
  9. 前記駆動手段は、単一のモータにより前記分離搬送ローラと前記搬送ローラとを駆動する、請求項1から8のいずれかに記載の画像読取装置。
  10. 原稿の分離搬送を行なう分離搬送ローラと、
    前記分離搬送ローラで分離搬送された原稿を搬送する搬送ローラと、
    前記分離搬送ローラ、および前記搬送ローラの間に設置される用紙検出部と、
    前記搬送ローラの搬送速度よりも前記分離搬送ローラの搬送速度の方が早くなるように、それらを駆動する駆動手段と、
    前記駆動手段による前記分離搬送ローラの駆動の状態を調整する調整手段とを備えた画像読取装置の制御方法であって、
    前記用紙検出部の検出結果に従い前記調整手段を制御することで、先に搬送した原稿の後端に、次に搬送する原稿の先端が追いつかないように制御する制御ステップを備えた、画像読取装置の制御方法。
  11. 原稿の分離搬送を行なう分離搬送ローラと、
    前記分離搬送ローラで分離搬送された原稿を搬送する搬送ローラと、
    前記分離搬送ローラ、および前記搬送ローラの間に設置される用紙検出部と、
    前記搬送ローラの搬送速度よりも前記分離搬送ローラの搬送速度の方が早くなるように、それらを駆動する駆動手段と、
    前記駆動手段による前記分離搬送ローラの駆動の状態を調整する調整手段とを備えた画像読取装置の制御プログラムであって、
    前記用紙検出部の検出結果に従い前記調整手段を制御することで、先に搬送した原稿の後端に、次に搬送する原稿の先端が追いつかないように制御する制御ステップをコンピュータに実行させる、画像読取装置の制御プログラム。
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