JP2007282065A - 画像読取装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】原稿を仕分けることができる画像読取装置を提供する。
【解決手段】画像読取装置1は、給紙された原稿51を読取位置P1へ搬送する搬送手段(ローラR1〜R12)と、読取位置P1で原稿51を読み取る画像センサ5と、搬送手段によって搬送されている原稿51一枚毎に原稿51に付けられている情報を基にして所定の判定(例えば白紙の面を有するか否かの判定)をする判定手段と、この判定の結果に応じて搬送手段によって原稿が排紙される位置(排紙トレイT1,T2)を切り替える切替手段(ガイドG1)と、を備える。
【選択図】図3
【解決手段】画像読取装置1は、給紙された原稿51を読取位置P1へ搬送する搬送手段(ローラR1〜R12)と、読取位置P1で原稿51を読み取る画像センサ5と、搬送手段によって搬送されている原稿51一枚毎に原稿51に付けられている情報を基にして所定の判定(例えば白紙の面を有するか否かの判定)をする判定手段と、この判定の結果に応じて搬送手段によって原稿が排紙される位置(排紙トレイT1,T2)を切り替える切替手段(ガイドG1)と、を備える。
【選択図】図3
Description
本発明は、例えば原稿自動送り装置を用いて原稿を読み取る画像読取装置に関する。
原稿自動送り装置は、コピー機、スキャナー、ファクシミリ機やこれらの機能を有するデジタル複合機に備えることができ、それによれば原稿を自動的に連続して読み込むことができる。
原稿自動送り装置には、原稿の端部を検知するセンサを用いて原稿が大サイズか小サイズかを判定し、サイズに応じて原稿の搬送経路を異ならせることにより、原稿の搬送の効率化等を図るものがある(例えば特許文献1参照)。この装置によれば、大サイズの原稿と小サイズの原稿とで排紙トレイを異ならせているので、原稿を大サイズと小サイズに仕分けることができる。
特開2003−8830号公報
コピーやプリンタによって画像や文書等(以下、「画像」と称する)が記録されている原稿であっても、例えば片面が白紙であれば、裏紙として再利用することができる。したがって、裏紙として再利用できる原稿とそうでない原稿とに仕分けることができれば便利である。
本発明の目的は、原稿を仕分けることができる画像読取装置を提供することである。
本発明に係る画像読取装置は、給紙された原稿を読取位置へ搬送する搬送手段と、前記読取位置で原稿を読み取る画像センサと、前記搬送手段によって搬送されている原稿一枚毎に原稿に付けられている情報を基にして所定の判定をする判定手段と、前記判定の結果に応じて前記搬送手段によって原稿が排紙される位置を切り替える切替手段と、を備える。
本発明に係る画像読取装置において、前記画像センサで原稿を読み取ることによって前記情報を取得する、ようにすることができる。
本発明に係る画像読取装置において、原稿が排紙される位置の切り替えは、原稿が排紙されるトレイの切り替えである、ようにすることができる。
本発明に係る画像読取装置において、前記所定の判定は、原稿が白紙の面を有するか否かの判定を含み、前記搬送手段は、白紙の面を有する判定がされた原稿について白紙の面を一方向に揃えて排紙する、ようにすることができる。
本発明に係る画像読取装置は、給紙された原稿を読取位置へ搬送する搬送手段と、前記読取位置で原稿を読み取る画像センサと、前記搬送手段によって搬送されている原稿一枚毎にカラー原稿か否かの判定をする判定手段と、前記判定の結果に応じて前記搬送手段によって原稿が排紙される位置を切り替える切替手段と、を備える。
本発明に係る画像読取装置は、給紙された原稿を読取位置へ搬送する搬送手段と、前記読取位置で原稿を読み取る画像センサと、前記搬送手段によって搬送されている原稿一枚毎に機密原稿か否かの判定をする判定手段と、前記判定の結果に応じて前記搬送手段によって原稿が排紙される位置を切り替える切替手段と、を備える。
本発明に係る画像読取装置は、給紙された原稿を読取位置へ搬送する搬送手段と、前記読取位置で原稿を読み取る画像センサと、前記搬送手段によって搬送されている原稿一枚毎に白紙の面を有するか否かの判定をする判定手段と、前記判定の結果に応じて前記搬送手段によって原稿が排紙される位置を切り替える切替手段と、を備える。
本発明に係る画像読取装置によれば、給紙された原稿一枚毎に原稿に付けられている情報を基にして所定の判定をし、判定の結果に応じて原稿が排紙される位置を切り替えている。したがって、本発明によれば、原稿に付けられている情報を基に如何なる原稿か判定(例えば裏紙として再利用できる原稿か否かを判定)し、その結果に応じて原稿が排紙される位置を切り替えているので、原稿を仕分けることができる。
本発明に係る画像読取装置によれば、給紙された原稿一枚毎にカラー原稿か否かの判定をし、判定の結果に応じて原稿が排紙される位置を切り替えている。したがって、本発明によれば、カラー原稿とそうでない原稿とに仕分けることができる。
本発明に係る画像読取装置によれば、給紙された原稿一枚毎に機密原稿か否かの判定をし、判定の結果に応じて原稿が排紙される位置を切り替えている。したがって、本発明によれば、機密原稿とそうでない原稿とに仕分けることができる。
本発明に係る画像読取装置によれば、給紙された原稿一枚毎に白紙の面を有するか否かの判定をし、判定の結果に応じて原稿が排紙される位置を切り替えている。したがって、本発明によれば、白紙の面を有する原稿とそうでない原稿とに仕分けることができる。
本発明の実施形態について図面を用いて説明する。図1は、第1実施形態に係る画像読取装置1の主要な構成を示す図である。画像読取装置1は、コピー機、スキャナー、ファクシミリ機やこれらの機能を有するデジタル複合機に備えることができる。
画像読取装置1は、原稿自動送り装置3及びこの装置3によって読取位置P1に搬送された原稿を読み取る画像センサ5を備える。原稿自動送り装置3は、原稿の搬送経路C1〜C6に設置された、ローラR1〜R12、ガイドG1,G2及び原稿検知センサS1〜S3を備える。
ローラR1は原稿を繰り込む方向に回転し、これにより、図示しない給紙トレイから原稿が繰り込まれる。ローラR1の両端部には、ローラR2を保持するアーム7が揺動可能に取り付けられている。ローラR3は、ローラR1と協働して原稿をニップする。ローラR2が原稿を繰り込む方向に回転すると共にローラR3が原稿を戻す方向に回転することによって、二枚以上の原稿が一度に繰り込まれるのを防止する。
ローラR4,R5,R6は、原稿を読取位置P1へ搬送する方向に同期して回転する。ローラR7,R8,R9はフリーローラである。ローラR4とローラR7、ローラR5とローラR8、ローラR6とローラR9で、それぞれ原稿をニップする。
ローラR10,R11は、時計方向及び反時計方向に回転可能である。搬送経路C4を通った原稿は、ローラR10,R11によってニップされる。ローラR10が時計方向に回転すると共にローラR11が反時計方向に回転することによって、原稿は排紙トレイT1に排紙される。一方、ローラR10が反時計方向に回転すると共にローラR11が時計方向に回転することによって、原稿は、ガイドG2上を通り、搬送経路C6、搬送経路C2及び搬送経路C3を通り、読取位置P1へ搬送される。
ローラ12は時計方向に回転可能である。搬送経路C5を通った原稿は、ローラR10,R12によってニップされる。ローラR10が反時計方向に回転すると共にローラR12が時計方向に回転することによって、原稿は排紙トレイT2に排紙される。ローラR1〜R12は、給紙された原稿を読取位置P1へ搬送する搬送手段として機能する。原稿を搬送するローラとしてローラR1〜R12を説明したが、原稿を搬送するローラの数や設置箇所はこれに限定されない。
ガイドG1は、図示しないガイド駆動部によって、その位置が切り替えられる。これにより、排紙トレイT1へ向かう搬送経路C4と排紙トレイT2へ向かう搬送経路C5が選択される。ガイドG1は、判定(例えば、原稿が裏紙として再利用できるか否か)の結果に応じて、搬送手段(ローラR1〜R12)によって原稿が排紙される位置(排紙トレイT1,T2)を切り替える切替手段として機能する。
ガイドG2は通常、図1に示す位置にある。ガイドG2はガイドG1と異なり、ガイド駆動部によりその位置が切り替えられるのではなく、搬送経路C4を通る原稿によって押されて撓み、原稿をローラR10,R11へ導く。そして、原稿がガイドG2を通過し終わると、ガイドG2は図1に示す位置に戻る。ローラR10,R11でニップされた原稿を搬送経路C6へ送る場合、ガイドG2は図1に示す位置にあるので、原稿は搬送経路C4へ導かれずに、ガイドG2上を通過して搬送経路C6へ導かれる。
原稿検知センサS1,S2,S3は、原稿の位置を検知するためのセンサである。例えば、原稿検知センサS1によって、給紙トレイに原稿がセットされているか否かが検知される。
画像読取装置1は、読取位置P1に配置されたプラテンガラス9及びこの近傍に配置されたミラー11を含む光学系を備える。原稿を読み取るために、図示しない光源から原稿に照射された光は、原稿で反射されてプラテンガラス9を通過し、ミラー11を含む光学系によって画像センサ5上で結像される。これにより、原稿に記録されている画像が画像センサ5によって読み取られる。
原稿の読み取りとは、原稿(原稿の片面又は両面)を読み取って、画像データを出力することである。画像が記録されている面ではこの画像の画像データが出力され、白紙の面では白紙の画像データが出力されることになる。原稿の両面又は片面に記録されている画像は、原稿上にある情報であり、原稿に付けられている情報の一例である。この情報は、原稿を裏紙として再利用できるか否かの判定に用いられる。画像センサ5で原稿を読み取ることによって原稿に付けられている情報を取得する。
次に、画像読取装置1のハードウェア構成について、図2を用いて説明する。図2は、画像読取装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。画像読取装置1は、制御部21、画像センサ5、原稿検知センサS1〜S3、ローラ駆動部23、ガイド駆動部25表示部27、操作部29、ROM31、RAM33、画像メモリ35が相互にバス37で接続された構成を有する。
制御部21は、例えばCPUにより実現されており、画像読取装置1を構成する上記ハードウェアを制御すると共に画像読取装置1の動作に必要なソフトウェアを実行する。画像センサ5は、CCD等によって原稿に記録された画像を読み取って画像データとして出力する。制御部21は、図1のローラR1〜R12によって搬送されている原稿一枚毎に原稿に付けられている情報を基にして所定の判定をする判定手段として機能する。
原稿検知センサS1,S2,S3は、上記の通り、原稿の位置を検知するためのセンサであり、リミットセンサや発光素子と受光素子で構成される光センサ等によって実現される。ローラ駆動部23は、例えばステッピングモータにより実現され、フリーローラ以外のローラR1〜R12を回転駆動する。ガイド駆動部25は、ソレノイド等により実現され、ガイドG1の位置を切り替える。
表示部27は、画像読取装置1の動作状態、各種設定内容等を表示する。表示部27は、LCD、CRT等で実現される。操作部29は、画像読取装置1の操作に必要なキー(テンキー、スタートキー、リセットキー、各種のファンクションキー等)を備える。
ROM31は、画像読取装置1の動作に必要なソフトウェアを記憶している。RAM33は、SRAM、DRAM、フラッシュメモリ等により実現されており、ソフトウェアの実行時に発生するデータを一時的に記憶する。画像メモリ35は、DRAM等で実現されており、画像センサ5から出力された画像データを一時的に記憶する。
第1実施形態に係る画像読取装置1は、原稿を読み取り、片面又は両面が白紙の原稿(つまり、白紙の面を有する原稿)を排紙トレイT1に排紙し、両面とも白紙でない原稿を排紙トレイT2に排紙して、原稿を裏紙として再利用できる原稿とそうでない原稿とに仕分ける。この動作の詳細を図3〜図8を用いて説明する。図3〜図7は、画像読取装置1内の原稿51の位置を示す図であり、図1と対応する。図8は、画像読取装置1の動作のフローチャートである。ここで、原稿51の両面のうち、最初に読み取られる片面を第1の面53とし、次に読み取られる片面を第2の面55とする。
図3に示すように、給紙トレイにセットされた原稿51は、ローラR1〜R3によって、一枚毎に原稿自動送り装置3内へ繰り込まれる(ステップS1)。繰り込まれた原稿51は、ローラR1〜R12によって、以下のように搬送される。
まず、図4に示すように、原稿51は、搬送経路C1→搬送経路C2→搬送経路C3を通って、読取位置P1へ搬送される。原稿51の第1の面53を下にして読取位置P1を通過させて、画像センサ5によって原稿51の第1の面53が読み取られる(ステップS3)。第1の面53が読み取られた原稿51は、搬送経路C4を通り、ローラR10,R11へ向けて搬送される。原稿51は、ローラR10,R11によってニップされ、そして、図5に示すように、原稿51の後端部57付近がローラR10,R11によってニップされる位置まで原稿51は排紙トレイT1側へ送られる。
原稿51の第1の面53の読み取りが完了すると、第1の面53が白紙か否か判定される(ステップS5)。原稿51の第1の面53について、画像センサ5から出力された画像データが白紙の画像データ、つまり画像が含まれていなければ白紙と判定される。白紙の判定がされると、第1の面53(白紙の面)を下にして原稿51は排紙トレイT1に排紙される(ステップS7)。第1の面53が白紙と判定されると、原稿51は裏紙として再利用できるので、第2の面55が白紙か否か判定することなく、排紙トレイT1に排紙される。
これに対して、第1の面53が白紙でないと判定されると、図6に示すように、原稿51は、搬送経路C6→搬送経路C2→搬送経路C3を通って、読取位置P1へ搬送される。原稿51の第2の面55を下にして読取位置P1を通過させて、画像センサ5によって原稿51の第2の面55が読み取られる(ステップS9)。第2の面55が読み取られた原稿51は、第1の面53が読み取られた場合と同様に、搬送経路C4を通り、ローラR10,R11へ向けて搬送され、図5に示す状態にされる。
原稿51の第2の面55の読み取りが完了すると、第1の面53の場合と同様にして、第2の面55が白紙か否か判定される(ステップS11)。白紙の判定がされると、第2の面55(白紙の面)を下にして原稿51は排紙トレイT1に排紙される(ステップS13)。
一方、第2の面55が白紙でないと判定されると、図7に示すように、ガイドG1の位置が切り替えられて、原稿51は、搬送経路C6→搬送経路C2→搬送経路C3→搬送経路C5を通って、ローラR10,R12へ向けて送られる。原稿51は、ローラR10,R12でニップされて、排紙トレイT2に排紙される(ステップS15)。
以上のように、第1実施形態に係る画像読取装置1によれば、原稿51一枚毎に白紙の面を有するか否か判定して、白紙の面を有する原稿51(つまり、少なくとも片面が白紙の原稿51)を排紙トレイT1に排紙すると共に白紙の面を有さない原稿51(つまり、両面共に画像が記録されている原稿51)を排紙トレイT2に排紙する。したがって、第1実施形態によれば、原稿51を裏紙として再利用できるものとそうでないものとに仕分けることができる。
また、第1実施形態に係る画像読取装置1によれば、白紙の面を有する判定がされた原稿51について、白紙の面を一方向(第1実施形態では白紙の面を下)に揃えて排紙トレイT1に排紙している。したがって、排紙トレイT1の原稿51の束は、白紙の面が一方向に向いた状態なので、原稿51の束をそのまま、プリンタ等の給紙トレイにセットして裏紙として再利用することができる。このように第1実施形態によれば、原稿51を裏紙として効率的に再利用することができる。
次に、第2実施形態に係る画像読取装置について、第1実施形態との相違を中心に説明する。図9は、第2実施形態に係る画像読取装置71の主要な構成を示す図である。画像読取装置71は、画像センサ5の他に、読取位置P1より下流の読取位置P2に配置された画像センサ73を備える。原稿の片面の一方が画像センサ5で読み取られ、片面の他方が画像センサ73で読み取られるので、所謂1パスで原稿の両面が読み取られる。
画像センサ73として、例えばCIS(Contact Image Sensor)を用いることができる。CISは密着型の画像センサなので、画像センサ73の読み取り面に原稿を密着させるためのローラR13が配置されている。
図1に示すガイドG2は、画像読取装置71に配置されていない。これは、画像読取装置71は1パスで原稿の両面が読み取られるので、図6に示すように第1の面53の読み取り後、第2の面55を読み取るために、ローラR10,R11でニップされた原稿51を搬送経路C6→搬送経路C2→搬送経路C3へ送る動作が不要だからである。
画像読取装置71は、画像センサ73とガイドG1との間に、原稿を搬送するためのローラR14〜R17が配置されている。ローラR14,R16及びローラR15,R17でそれぞれ原稿をニップする。
第2実施形態に係る画像読取装置71も、第1実施形態に係る画像読取装置1と同様に、原稿を読み取り、片面又は両面が白紙の原稿を排紙トレイT1へ排紙し、両面とも白紙でない原稿を排紙トレイT2へ排紙して、原稿を裏紙として再利用できる原稿とそうでない原稿に仕分ける。この動作の詳細を図10〜図14を用いて説明する。図10〜図13は、画像読取装置71内の原稿51の位置を示す図であり、図9と対応する。図14は、画像読取装置71の動作のフローチャートである。
図10に示すように、第1実施形態と同様にして、ステップS1,S3の処理をする。画像センサ5で第1の面53が読み取られた原稿51は、画像センサ73へ送られる。画像センサ73によって、原稿51の第2の面55が読み取られる(ステップS21)。
図11に示すように、画像センサ73で第2の面55が読み取られた原稿51は、ガイドG1へ向けて搬送される。この間に、原稿51の第1の面53が白紙か否か判定される(ステップS23)。白紙の判定がされると、図12に示すように、搬送経路C4が選択されて、第1の面53(白紙の面)を下にして原稿51は排紙トレイT1に排紙される(ステップS25)。
図11に示す原稿51の搬送中に第1の面53が白紙でないと判定されると、原稿51の第2の面55が白紙か否か判定される(ステップS27)。白紙の判定がされると、図12に示すように、搬送経路C4が選択されて、第2の面55(白紙の面)を上にして原稿51は排紙トレイT1に排紙される(ステップS29)。
図11に示す原稿51の搬送中に原稿51の両面ともに白紙でないと判定されると、図13に示すように、ガイドG1を駆動して搬送経路C5に切り替える。これにより、原稿51は、ローラR10,R12でニップされて、排紙トレイT2に排紙される(ステップS31)。
第2実施形態に係る画像読取装置71は、第1実施形態と同様に、原稿51一枚毎に白紙の面を有するか否かの判定をして、白紙の面を有する原稿51を排紙トレイT1に排紙すると共に白紙の面を有さない原稿51を排紙トレイT2に排紙する。よって、第2実施形態によっても、原稿51を裏紙として再利用できるものとそうでないものとに仕分けることができる。
第2実施形態に係る画像読取装置71によれば、画像センサ5で原稿51の第1の面53を読み取り、画像センサ73で第2の面55を読み取る。したがって、原稿51は1パスで両面が読み取られて、原稿51の両面について白紙か否か判定されるので、第1実施形態に比べて原稿の仕分けに要する時間を短くすることができる。
第1及び第2実施形態では、白紙の面を有するか否かについて原稿51一枚毎に判定して、白紙の面を有する判定がされた原稿を排紙トレイT1に排紙し、有さない判定がされた原稿を排紙トレイT2に排紙して、裏紙として再利用できる原稿とそうでない原稿とに仕分けている。この他に、原稿の両面又は片面に記録されている画像を原稿に付けられている情報として、原稿を次のように仕分けることもできる。
カラー原稿とそうでない原稿(つまりモノクロ原稿)とに仕分ける。カラー原稿とモノクロ原稿とでは、再生紙にするための処理方法が異なるので、再生紙用に廃棄するときは仕分ける必要があるからである。
第1実施形態で説明すると、例えば、以下のようにして仕分けることができる。画像センサ5で読み取られた原稿51の第1の面53にカラー画像が記録されている場合、原稿51をカラー原稿と判定して排紙トレイT1に排紙する。第1の面53にカラー画像が記録されていない場合でも、画像センサ5で読み取られた原稿51の第2の面55にカラー画像が記録されている場合、原稿51をカラー原稿と判定して排紙トレイT1に排紙する。原稿51の第1の面53及び第2の面55の両面にカラー画像が記録されていない場合、原稿51をモノクロ原稿と判定して排紙トレイT2に排紙する。カラー原稿か否かの判定は、図2の制御部21で実行される。
機密原稿とそうでない原稿とに仕分ける。これにより、機密原稿をシュレッダー処理し、そうでない原稿を再利用することができる。
例えば、特定パターンによって機密原稿であることを示している場合、第1実施形態では以下のように仕分けることができる。画像センサ5で読み取られた原稿51の第1の面53に特定パターンが記録されている場合、原稿51を機密原稿と判定して排紙トレイT1に排紙する。第1の面53に特定パターンが記録されていない場合でも、画像センサ5で読み取られた原稿51の第2の面55に特定パターンが記録されている場合、原稿51を機密原稿と判定して排紙トレイT1に排紙する。原稿51の第1の面53及び第2の面55の両面に特定パターンが記録されていない場合、原稿51を機密でない原稿と判定して排紙トレイT2に排紙する。機密原稿か否かの判定は、図2の制御部21で実行される。
第1及び第2実施形態に係る画像読取装置1,71は、(1)裏紙として再利用できる原稿か否かの仕分け、(2)カラー原稿か否かの仕分け、(3)機密原稿か否かの仕分け、のいずれか一つのみの機能を有する構成でもよいし、(1)〜(3)をユーザが任意に選択できる機能を有する構成でもよい。
(1)〜(3)は単独で用いることもできるし、組み合わせることもできる。例えば、(1)と(3)を組み合わせた場合を説明する。まず、原稿51が機密原稿か否か判定して、機密原稿を第1の排紙トレイに排紙する。次に、機密原稿でない判定がされた原稿が白紙の面を有するか否かの判定をし、白紙の面を有する原稿を第2の排紙トレイに排紙すると共に白紙の面を有さない原稿を第3の排紙トレイに排紙する。
第1及び第2実施形態では、原稿51が排紙される排紙トレイT1,T2の切り替えによって、原稿51が排紙される位置を切り替えている。しかしながら、一つの排紙トレイで原稿51を排紙する位置をずらすことによって、原稿51が排紙される位置を切り替えてもよい。
第1及び第2実施形態では、原稿51の両面又は片面に記録されている画像を原稿51に付けられている情報として、原稿51を仕分けている。しかしながら、原稿51にRFタグが埋め込まれている場合、RFタグに記憶されている情報(これを原稿中にある情報と言うこともできる)を、原稿51に付けられている情報として、原稿51を仕分けてもよい。この場合、原稿51に付けられている情報は、画像センサ5,73でなく、リーダライタで取得する。
第1実施形態では、読取位置P1上を原稿51が通過しているときに、固定した状態の画像センサ5によって原稿51の第1の面53や第2の面55が読み取られる。しかしながら、プラテンガラス上に搬送されて止まった状態の原稿を、移動する画像センサによって読み取るタイプにも本発明を適用することができる。
1・・・画像読取装置、3・・・原稿自動送り装置、5・・・画像センサ、7・・・アーム、9・・・プラテンガラス、11・・・ミラー、21・・・制御部、23・・・ローラ駆動部、25・・・ガイド駆動部、27・・・表示部、29・・・操作部、31・・・ROM、33・・・RAM、35・・・画像メモリ、37・・・バス、51・・・原稿、53・・・第1の面、55・・・第2の面、57・・・後端部、71・・・画像読取装置、73・・・画像センサ、C1〜C6・・・搬送経路、R1〜R17・・・ローラ、G1,G2・・・ガイド、S1〜S3・・・原稿検知センサ、T1,T2・・・排紙トレイ、P1,P2・・・読取位置
Claims (7)
- 給紙された原稿を読取位置へ搬送する搬送手段と、
前記読取位置で原稿を読み取る画像センサと、
前記搬送手段によって搬送されている原稿一枚毎に原稿に付けられている情報を基にして所定の判定をする判定手段と、
前記判定の結果に応じて前記搬送手段によって原稿が排紙される位置を切り替える切替手段と、を備える
ことを特徴とする画像読取装置。 - 前記画像センサで原稿を読み取ることによって前記情報を取得する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。 - 原稿が排紙される位置の切り替えは、原稿が排紙されるトレイの切り替えである
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像読取装置。 - 前記所定の判定は、原稿が白紙の面を有するか否かの判定を含み、
前記搬送手段は、白紙の面を有する判定がされた原稿について白紙の面を一方向に揃えて排紙する
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像読取装置。 - 給紙された原稿を読取位置へ搬送する搬送手段と、
前記読取位置で原稿を読み取る画像センサと、
前記搬送手段によって搬送されている原稿一枚毎にカラー原稿か否かの判定をする判定手段と、
前記判定の結果に応じて前記搬送手段によって原稿が排紙される位置を切り替える切替手段と、を備える
ことを特徴とする画像読取装置。 - 給紙された原稿を読取位置へ搬送する搬送手段と、
前記読取位置で原稿を読み取る画像センサと、
前記搬送手段によって搬送されている原稿一枚毎に機密原稿か否かの判定をする判定手段と、
前記判定の結果に応じて前記搬送手段によって原稿が排紙される位置を切り替える切替手段と、を備える
ことを特徴とする画像読取装置。 - 給紙された原稿を読取位置へ搬送する搬送手段と、
前記読取位置で原稿を読み取る画像センサと、
前記搬送手段によって搬送されている原稿一枚毎に白紙の面を有するか否かの判定をする判定手段と、
前記判定の結果に応じて前記搬送手段によって原稿が排紙される位置を切り替える切替手段と、を備える
ことを特徴とする画像読取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006108207A JP2007282065A (ja) | 2006-04-11 | 2006-04-11 | 画像読取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006108207A JP2007282065A (ja) | 2006-04-11 | 2006-04-11 | 画像読取装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007282065A true JP2007282065A (ja) | 2007-10-25 |
Family
ID=38683032
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006108207A Pending JP2007282065A (ja) | 2006-04-11 | 2006-04-11 | 画像読取装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007282065A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012103632A (ja) * | 2010-11-12 | 2012-05-31 | Sharp Corp | 画像処理システムを制御する制御装置、画像形成装置、画像読取装置、制御方法、画像処理プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 |
-
2006
- 2006-04-11 JP JP2006108207A patent/JP2007282065A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012103632A (ja) * | 2010-11-12 | 2012-05-31 | Sharp Corp | 画像処理システムを制御する制御装置、画像形成装置、画像読取装置、制御方法、画像処理プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 |
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Date | Code | Title | Description |
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RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20090817 |
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A072 | Dismissal of procedure |
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