JP2006103283A - 印刷システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 RFID読み取り手段を排紙トレイの付近に配置することにより、印刷物が排紙トレイに長い時間残されたままの状態を検知し、これを利用者に通知することができる印刷システムなどを提供する。
【解決手段】 印刷を行う際、RFIDタグ読み書き部40が、当該印刷のために供給された印刷用紙のRFIDタグに、当該印刷の要求者である利用者のユーザー識別情報を含む文書情報をRFIDタグ情報として書き込んでおき、印刷終了後、RFID読み取り部78が、排紙トレイ79に排紙された印刷物の有無を監視し、その印刷物の排紙から所定時間が経過した後も前記印刷物を検出した場合、CPUが、印刷完了を示す通知または印刷物の取り出しを要求する通知を前記ユーザー識別情報の利用者宛に出す構成にした。
【選択図】 図1
【解決手段】 印刷を行う際、RFIDタグ読み書き部40が、当該印刷のために供給された印刷用紙のRFIDタグに、当該印刷の要求者である利用者のユーザー識別情報を含む文書情報をRFIDタグ情報として書き込んでおき、印刷終了後、RFID読み取り部78が、排紙トレイ79に排紙された印刷物の有無を監視し、その印刷物の排紙から所定時間が経過した後も前記印刷物を検出した場合、CPUが、印刷完了を示す通知または印刷物の取り出しを要求する通知を前記ユーザー識別情報の利用者宛に出す構成にした。
【選択図】 図1
Description
本発明は、プリンタ、複写機、ファクシミリ装置など画像形成(印刷)手段を有する装置を用いた印刷システムに係り、特に、印刷用紙がRFIDタグ付きであり、前記印刷システムがRFIDタグ情報を書き込むRFID書き込み手段およびRFIDタグ情報を読み取るRFID読み取り手段を備え、RFIDタグ情報を用いてセキュリティ管理を行うことができるセキュリティ管理技術に関する。
RFID(Radio Frequency IDentification)タグを人や物などに付け、そのRFIDタグとの間でタグ情報を読み書きできるRFIDシステムでは、その読み書きを無線で行うので、非接触で人や物の個々の情報を識別することができる。
図8〜図10に示したように、RFIDシステムは、個体管理の基となる、RFIDタグチップ82および無線通信の中継をする超小型のアンテナ83から成るRFIDタグ部81と、RFIDタグ情報の読み取りと書き込みを行うRFIDリーダ・ライタ(RFIDタグ読み書き部)88から構成されている。RFIDタグチップ82は記憶部(メモリ)85と通信回路を含む制御回路86と電源整流部87から成るCMOSチップである。アンテナ83は特殊な線材からできており、リーダ・ライタ88と組み合わせて効率的な通信ができるように設計されている。
RFIDリーダ・ライタ88は、送受信制御回路(RFモジュール)を含む制御回路89とアンテナ90から成り、アンテナ90を介して、システムコントローラから渡されたデータをIDタグ部81に書き込んだり、IDタグ部81から得たデータをシステムコントローラに渡したりする。
RFIDシステムは、こうした基本アイテムと、その他さまざまなアクセサリを組み合わせることによって、それぞれの現場にあったシステム構築を行うことができる。以下、特許文献に示された関連する従来技術ついて説明する。
まず、特許文献1だが、この従来技術では、複写機に取り付けられたRFIDリーダ・ライタが印刷対象の機密文書からそのRFIDタグ情報を読み取るとともに、複写機の前にいる利用者の携帯機器からもRFIDアクセス権を取得し、そのRFIDアクセス権が機密文書のRFIDタグ情報の示す機密レベルよりも高い場合にのみその機密文書の印刷を行えるようにする。
また、特許文献2に示された従来技術では、書類に設けられているRFIDタグ部からその書類に付された用紙識別子を読み取り、その識別子を用いて書類を用紙レベルで管理する。
特開2001−160117公報
特開2002−120475公報
図8〜図10に示したように、RFIDシステムは、個体管理の基となる、RFIDタグチップ82および無線通信の中継をする超小型のアンテナ83から成るRFIDタグ部81と、RFIDタグ情報の読み取りと書き込みを行うRFIDリーダ・ライタ(RFIDタグ読み書き部)88から構成されている。RFIDタグチップ82は記憶部(メモリ)85と通信回路を含む制御回路86と電源整流部87から成るCMOSチップである。アンテナ83は特殊な線材からできており、リーダ・ライタ88と組み合わせて効率的な通信ができるように設計されている。
RFIDリーダ・ライタ88は、送受信制御回路(RFモジュール)を含む制御回路89とアンテナ90から成り、アンテナ90を介して、システムコントローラから渡されたデータをIDタグ部81に書き込んだり、IDタグ部81から得たデータをシステムコントローラに渡したりする。
RFIDシステムは、こうした基本アイテムと、その他さまざまなアクセサリを組み合わせることによって、それぞれの現場にあったシステム構築を行うことができる。以下、特許文献に示された関連する従来技術ついて説明する。
まず、特許文献1だが、この従来技術では、複写機に取り付けられたRFIDリーダ・ライタが印刷対象の機密文書からそのRFIDタグ情報を読み取るとともに、複写機の前にいる利用者の携帯機器からもRFIDアクセス権を取得し、そのRFIDアクセス権が機密文書のRFIDタグ情報の示す機密レベルよりも高い場合にのみその機密文書の印刷を行えるようにする。
また、特許文献2に示された従来技術では、書類に設けられているRFIDタグ部からその書類に付された用紙識別子を読み取り、その識別子を用いて書類を用紙レベルで管理する。
しかしながら、従来技術では、複写機など画像形成(印刷)を行う装置を用いて、出力した印刷文書にRFIDタグ情報としてユーザー識別情報を含む文書情報を書き込むことができなかった。
また、RFIDリーダ・ライタが印刷済みの印刷物を積載する排紙トレイの付近に配置されていないので、印刷物が排紙トレイに長い時間残されたままの状態を検知し、これを利用者に通知することができなかったし、印刷物を取り出しにきた利用者の携帯するRFIDシステムと通信できず、そのため、不正な取り出しが行われた場合に本来の利用者に対する対応ができなかった。
本発明の目的は、このような従来技術の問題を解決できる印刷システムを提供することにある。
また、RFIDリーダ・ライタが印刷済みの印刷物を積載する排紙トレイの付近に配置されていないので、印刷物が排紙トレイに長い時間残されたままの状態を検知し、これを利用者に通知することができなかったし、印刷物を取り出しにきた利用者の携帯するRFIDシステムと通信できず、そのため、不正な取り出しが行われた場合に本来の利用者に対する対応ができなかった。
本発明の目的は、このような従来技術の問題を解決できる印刷システムを提供することにある。
前記した課題を解決するために、請求項1記載の発明では、印刷用紙に対してRFIDタグ情報を書き込むRFID書き込み手段を備えた印刷システムにおいて、印刷要求を出させて印刷を行う際、当該印刷を行なうかまたは行なった印刷用紙のRFIDタグに、前記RFIDタグ情報として前記印刷要求を出させた利用者のユーザー識別情報を含む文書情報を書き込む構成にした。
また、請求項2記載の発明では、請求項1記載の発明において、排紙トレイに排紙された印刷物の有無を監視するRFID読み取り手段を備え、その印刷物の排紙から所定時間が経過した後も前記RFID読み取り手段により前記印刷物が検出された場合、印刷が完了していることを示す通知または印刷物の取り出しを要求する通知を前記ユーザー識別情報の利用者宛に出す構成にした。
また、請求項3記載の発明では、請求項1または請求項2記載の発明において、前記排紙トレイからの印刷物取り出し時に利用者の携帯品に付けられたRFIDタグ情報を読み取るRFID読み取り手段を備え、そのRFID読み取り手段により読み取られたRFIDタグ情報中のユーザー識別情報を取得し、そのユーザー識別情報を、排紙トレイに積載されている印刷物にRFIDタグ情報として書き込まれているユーザー識別情報と照合することにより、対応する印刷物の有無を表示させる構成にした。
また、請求項2記載の発明では、請求項1記載の発明において、排紙トレイに排紙された印刷物の有無を監視するRFID読み取り手段を備え、その印刷物の排紙から所定時間が経過した後も前記RFID読み取り手段により前記印刷物が検出された場合、印刷が完了していることを示す通知または印刷物の取り出しを要求する通知を前記ユーザー識別情報の利用者宛に出す構成にした。
また、請求項3記載の発明では、請求項1または請求項2記載の発明において、前記排紙トレイからの印刷物取り出し時に利用者の携帯品に付けられたRFIDタグ情報を読み取るRFID読み取り手段を備え、そのRFID読み取り手段により読み取られたRFIDタグ情報中のユーザー識別情報を取得し、そのユーザー識別情報を、排紙トレイに積載されている印刷物にRFIDタグ情報として書き込まれているユーザー識別情報と照合することにより、対応する印刷物の有無を表示させる構成にした。
また、請求項4記載の発明では、請求項3記載の発明において、ユーザー識別情報の照合直後に取り出された印刷物を監視することにより、照合時に利用者の携帯品から取得されたユーザー識別情報と対応しない印刷物が取り出されたことを検知した場合、取り出された印刷物のユーザー識別情報により示された利用者宛に印刷物が他人に回収されたことを通知するとともに、誤った取り出しを行なったユーザー識別情報の利用者宛にその旨を通知する構成にした。
また、請求項5記載の発明では、請求項1または請求項2記載の発明において、前記携帯品からのユーザー識別情報の検知なしに前記印刷物が取り出された場合、取り出された印刷物のユーザー識別情報の利用者宛に印刷物が取り出されたことを通知する構成にした。
また、請求項6記載の発明では、請求項4または請求項5記載の発明において、印刷物取り出しの際に不整合の生じた印刷物とユーザー識別情報の組み合わせを履歴情報として残す構成にした。
また、請求項7記載の発明では、請求項4または請求項5記載の発明において、印刷物取り出しの際に印刷物とユーザー識別情報の組み合わせに不整合が生じた場合、警報を発生させる構成にした。
また、請求項8記載の発明では、請求項7記載の発明において、前記警報が音による警報、振動による警報、または光による警報である構成にした。
また、請求項5記載の発明では、請求項1または請求項2記載の発明において、前記携帯品からのユーザー識別情報の検知なしに前記印刷物が取り出された場合、取り出された印刷物のユーザー識別情報の利用者宛に印刷物が取り出されたことを通知する構成にした。
また、請求項6記載の発明では、請求項4または請求項5記載の発明において、印刷物取り出しの際に不整合の生じた印刷物とユーザー識別情報の組み合わせを履歴情報として残す構成にした。
また、請求項7記載の発明では、請求項4または請求項5記載の発明において、印刷物取り出しの際に印刷物とユーザー識別情報の組み合わせに不整合が生じた場合、警報を発生させる構成にした。
また、請求項8記載の発明では、請求項7記載の発明において、前記警報が音による警報、振動による警報、または光による警報である構成にした。
本発明によれば、請求項1記載の発明では、印刷を行う際、当該印刷を行なうかまたは行なった印刷用紙のRFIDタグに、RFIDタグ情報として印刷要求を出させた利用者のユーザー識別情報を含む文書情報を書き込むことができるので、例えば、印刷物が排紙トレイに長い時間残されたままの状態を検知し、これをユーザー識別情報により特定される利用者に通知したりすることができる。
また、請求項2記載の発明では、請求項1記載の発明において、印刷物の排紙から所定時間が経過した後もその印刷物が検出された場合、印刷が完了していることを示す通知または印刷物の取り出しを要求する通知をユーザー識別情報の利用者宛に出すことができるので、印刷物の取り出しが促進され、したがって、排紙トレイが長時間占有されないで済むし、印刷物の紛失防止や機密保持も可能になる。
また、請求項3記載の発明では、請求項1または請求項2記載の発明において、利用者が印刷物を排紙トレイから取り出す際に、利用者の携帯品に付けられたRFIDタグ部からユーザー識別情報を取得し、そのユーザー識別情報を、排紙トレイに積載されている印刷物にRFIDタグ情報として書き込まれているユーザー識別情報と照合することにより、対応する印刷物の有無を表示できるので、排紙トレイに積載された印刷物のセキュリティを確保できる。
また、請求項4記載の発明では、請求項3記載の発明において、ユーザー識別情報の照合直後に取り出された印刷物を監視することにより、照合時に利用者の携帯品から取得されたユーザー識別情報と対応しない印刷物が取り出されたことを検知した場合、取り出された印刷物のユーザー識別情報により示された利用者宛に印刷物が他人に回収されたことを通知するとともに、誤った取り出しを行なったユーザー識別情報の利用者宛にその旨を通知することができるので、排紙トレイに積載された印刷物のセキュリティをさらに効果的に確保できる。
また、請求項5記載の発明では、請求項1または請求項2記載の発明において、携帯品からのユーザー識別情報の検知なしに印刷物が取り出された場合、取り出された印刷物のユーザー識別情報の利用者宛に印刷物が取り出されたことを通知できるので、請求項4記載の発明と同様に、排紙トレイに積載された印刷物のセキュリティをさらに効果的に確保できる。
また、請求項6記載の発明では、請求項4または請求項5記載の発明において、印刷物取り出しの際に不整合の生じた印刷物とユーザー識別情報の組み合わせを履歴情報として残すことができるので、行方不明の印刷物を後で捜索する際などに役立つ。
また、請求項7記載の発明では、請求項4または請求項5記載の発明において、印刷物取り出しの際に印刷物とユーザー識別情報の組み合わせに不整合が生じた場合、警報を発生できるので、不正取り出しを周囲に知らせることができ、したがって、不正取り出しを防止できる。
また、請求項8記載の発明では、請求項7記載の発明において、前記警報が音による警報、振動による警報、または光による警報であるので、周囲の人たちは容易に不正取り出しに気づくことができ、したがって、より効果的に不正取り出しを防止できる。
また、請求項2記載の発明では、請求項1記載の発明において、印刷物の排紙から所定時間が経過した後もその印刷物が検出された場合、印刷が完了していることを示す通知または印刷物の取り出しを要求する通知をユーザー識別情報の利用者宛に出すことができるので、印刷物の取り出しが促進され、したがって、排紙トレイが長時間占有されないで済むし、印刷物の紛失防止や機密保持も可能になる。
また、請求項3記載の発明では、請求項1または請求項2記載の発明において、利用者が印刷物を排紙トレイから取り出す際に、利用者の携帯品に付けられたRFIDタグ部からユーザー識別情報を取得し、そのユーザー識別情報を、排紙トレイに積載されている印刷物にRFIDタグ情報として書き込まれているユーザー識別情報と照合することにより、対応する印刷物の有無を表示できるので、排紙トレイに積載された印刷物のセキュリティを確保できる。
また、請求項4記載の発明では、請求項3記載の発明において、ユーザー識別情報の照合直後に取り出された印刷物を監視することにより、照合時に利用者の携帯品から取得されたユーザー識別情報と対応しない印刷物が取り出されたことを検知した場合、取り出された印刷物のユーザー識別情報により示された利用者宛に印刷物が他人に回収されたことを通知するとともに、誤った取り出しを行なったユーザー識別情報の利用者宛にその旨を通知することができるので、排紙トレイに積載された印刷物のセキュリティをさらに効果的に確保できる。
また、請求項5記載の発明では、請求項1または請求項2記載の発明において、携帯品からのユーザー識別情報の検知なしに印刷物が取り出された場合、取り出された印刷物のユーザー識別情報の利用者宛に印刷物が取り出されたことを通知できるので、請求項4記載の発明と同様に、排紙トレイに積載された印刷物のセキュリティをさらに効果的に確保できる。
また、請求項6記載の発明では、請求項4または請求項5記載の発明において、印刷物取り出しの際に不整合の生じた印刷物とユーザー識別情報の組み合わせを履歴情報として残すことができるので、行方不明の印刷物を後で捜索する際などに役立つ。
また、請求項7記載の発明では、請求項4または請求項5記載の発明において、印刷物取り出しの際に印刷物とユーザー識別情報の組み合わせに不整合が生じた場合、警報を発生できるので、不正取り出しを周囲に知らせることができ、したがって、不正取り出しを防止できる。
また、請求項8記載の発明では、請求項7記載の発明において、前記警報が音による警報、振動による警報、または光による警報であるので、周囲の人たちは容易に不正取り出しに気づくことができ、したがって、より効果的に不正取り出しを防止できる。
以下、図面により本発明の実施形態を詳細に説明する。但し、この実施形態に記載される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対位置などは特定的な記載がない限りこの説明の範囲をそれのみに限定する主旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
この実施形態の画像形成(印刷)を行う装置(以下、画像形成装置と称す)は、原稿画像を複写する複写機能、通信回線を介して画像データを送受信するファクシミリ機能、および、外部インタフェース(I/F)を介してパーソナルコンピュータなど外部装置から供給される画像データに基づいて印刷するプリンタ機能を備えた複合型ディジタル複写装置(以下、複写装置と略称する)として構成される。
図1は、この複写装置の内部構造を概略的に示す断面図である。図1に示したように、この複写装置(この例では電子写真式ディジタル複写装置)は、画像データに基づいて画像を形成する画像形成手段として機能する画像形成部(プリンタ部)1、および原稿画像を読み取って画像データを生成する画像読み取り手段として機能する画像読み取り部(スキャナ部)2を備えている。また、画像読み取り部2の上部には、画像読み取り部2の原稿テーブル(原稿台)52に対して開閉可能に形成された原稿搬送手段としての原稿自動給送装置3を備えている。この原稿自動給送装置3は、原稿Dを原稿テーブル52に向けて1枚ずつ給送するとともに、原稿テーブル52に載置された原稿Dを原稿テーブル52に密着させる原稿押さえとしても機能する。
この実施形態の画像形成(印刷)を行う装置(以下、画像形成装置と称す)は、原稿画像を複写する複写機能、通信回線を介して画像データを送受信するファクシミリ機能、および、外部インタフェース(I/F)を介してパーソナルコンピュータなど外部装置から供給される画像データに基づいて印刷するプリンタ機能を備えた複合型ディジタル複写装置(以下、複写装置と略称する)として構成される。
図1は、この複写装置の内部構造を概略的に示す断面図である。図1に示したように、この複写装置(この例では電子写真式ディジタル複写装置)は、画像データに基づいて画像を形成する画像形成手段として機能する画像形成部(プリンタ部)1、および原稿画像を読み取って画像データを生成する画像読み取り手段として機能する画像読み取り部(スキャナ部)2を備えている。また、画像読み取り部2の上部には、画像読み取り部2の原稿テーブル(原稿台)52に対して開閉可能に形成された原稿搬送手段としての原稿自動給送装置3を備えている。この原稿自動給送装置3は、原稿Dを原稿テーブル52に向けて1枚ずつ給送するとともに、原稿テーブル52に載置された原稿Dを原稿テーブル52に密着させる原稿押さえとしても機能する。
画像読み取り部2は、閉じた状態にある原稿自動給送装置3に対向しており、原稿Dがセットされる透明なガラスからなる原稿テーブル52、および原稿テーブル52の一端に配置され、原稿テーブル52に原稿Dをセットすべき位置を示す原稿スケール53を備えている。また、原稿テーブル52の下方には、原稿テーブル52に載置された原稿Dを照明する露光ランプ54、その露光ランプ54からの光ビームを原稿Dに集光させるための補助反射板55、および原稿Dからの反射ビームを図中左方向に折り曲げる第1ミラー56などが配置されている。露光ランプ54、補助反射板58、および第1ミラー56は、第1キャリッジ57に固定されており、第1キャリッジ57の移動にともなって原稿テーブル52と平行に移動可能に配置されている。なお、第1キャリッジ57は、図示しない歯付きベルトなどを介して図示しないパルスモータの駆動力が伝達されて、原稿テーブル52に沿って平行に移動する。
原稿テーブル52の図中左方、つまり第1ミラー56により反射された反射ビームが案内される方向には、第2キャリッジ59が配設されている。第2キャリッジ59には、第1ミラー56により案内される原稿Dからの反射ビームを下方に折曲げる第2ミラー60、および図中右方に折り曲げる第3ミラー61が互いに直角に配置されている。第2キャリッジ59は、第1キャリッジ57を駆動する図示しない歯付きベルトなどにより第1キャリッジ57に従動し、第1キャリッジ57に対して1/2の速度で原稿テーブル52に沿って平行に移動する。
原稿テーブル52の図中左方、つまり第1ミラー56により反射された反射ビームが案内される方向には、第2キャリッジ59が配設されている。第2キャリッジ59には、第1ミラー56により案内される原稿Dからの反射ビームを下方に折曲げる第2ミラー60、および図中右方に折り曲げる第3ミラー61が互いに直角に配置されている。第2キャリッジ59は、第1キャリッジ57を駆動する図示しない歯付きベルトなどにより第1キャリッジ57に従動し、第1キャリッジ57に対して1/2の速度で原稿テーブル52に沿って平行に移動する。
第1キャリッジ57の下方であって、第2キャリッジ59を介して折返されたビームの光軸を含む面内には、第2キャリッジ59からの反射ビームを所定の倍率で結像させる結像レンズ62、および結像レンズ62により集束性が与えられた反射ビームを電気信号つまり画像データに変換する複数のCCDイメージセンサからなるラインセンサ63が配置されている。なお、ここでは、ラインセンサ63における複数のCCDイメージセンサが配列されている方向を主走査方向とし、第1キャリッジ57および第2キャリッジ59が移動する方向を副走査方向とする。
一方、画像形成部1では、その画像メモリに記憶された画像データを用いて画像を形成し出力する。つまり、感光体ドラム12を矢示方向に回転させると同時に、除電ランプ(QL)16、転写前除電ランプ(PTL)17、転写チャージャ18、分離チャージャ19、イレーサ20、およびクリーニングユニット21を駆動して、感光体ドラム12上に付着した残留トナーを取り除き、また、除電ランプ16を通過した後の感光体ドラム12の表面電位がほぼゼロになるようにする。
その後、感光体ドラム12の表面を帯電チャージャ13により一様に帯電すると共に、画像メモリに記憶された画像データを読み出して、それに応じて図示しない半導体レーザからレーザ光を射出させる。半導体レーザから射出されるレーザ光は、図示しないシリンダレンズによって集光されて回転走査するポリゴンミラー(レーザ光発生器)22に入射し、その反射光が光学系(レンズ)23およびミラー24を介して感光体ドラム12の表面を照射して静電潜像を形成する。
一方、画像形成部1では、その画像メモリに記憶された画像データを用いて画像を形成し出力する。つまり、感光体ドラム12を矢示方向に回転させると同時に、除電ランプ(QL)16、転写前除電ランプ(PTL)17、転写チャージャ18、分離チャージャ19、イレーサ20、およびクリーニングユニット21を駆動して、感光体ドラム12上に付着した残留トナーを取り除き、また、除電ランプ16を通過した後の感光体ドラム12の表面電位がほぼゼロになるようにする。
その後、感光体ドラム12の表面を帯電チャージャ13により一様に帯電すると共に、画像メモリに記憶された画像データを読み出して、それに応じて図示しない半導体レーザからレーザ光を射出させる。半導体レーザから射出されるレーザ光は、図示しないシリンダレンズによって集光されて回転走査するポリゴンミラー(レーザ光発生器)22に入射し、その反射光が光学系(レンズ)23およびミラー24を介して感光体ドラム12の表面を照射して静電潜像を形成する。
次いで、感光体ドラム12上の非画像部(画像作成領域からはみ出した不要部分)の電荷をイレーサ20によって除去した後、感光体ドラム12上に形成された潜像を、黒現像ユニット14またはカラー現像ユニット15によりトナーを付着して可視像化する。なお、このとき、現像バイアス電位を変化させることにより、画像の濃淡を調整することができる。
他方、図示しないメインモータの駆動を選択的に取り出す給紙クラッチのオンにより呼び出しコロ25および3個の給紙コロ26のいずれかを駆動し、予め選択された給紙段にセットされている転写紙を停止中のレジストローラ対27に向けて給紙させる。レジストローラ対27の手前にはレジストセンサ28が配設されており(そのレジストセンサ28は例えば反射型フォトセンサである)、その対向位置に転写紙の先端が到達するとオン状態になる。それから、所定時間経過後に給紙クラッチをオフ状態に戻して、搬送中の転写紙を停止させる。なお、給紙クラッチのオフ・タイミングはレジストセンサ28とレジストローラ対27の間を転写紙が搬送される時間より長くとられている。したがって、その転写紙は先端がレジストローラ対27に付き当てられ、先端側にたわみを生じてスキューなどを防止する状態で待機する。
その後、感光体ドラム12上の画像先端に合わせたタイミングでレジストクラッチをオン状態にし、それによってレジストローラ対27が回転駆動されることにより、待機中の転写紙を転写部へ向けて再搬送する。
こうして、転写紙が転写部に到達すると、転写チャージャ18の作用によって感光体ドラム12上のトナー像をその紙面上に転写し、続いて転写チャージャ18と一体に保持されている分離チャージャ19の作用によって紙面上の帯電電位を下げて転写紙と感光体ドラム12との密着力を低下させた後、分離爪29によってその転写紙を感光体面から分離する。
他方、図示しないメインモータの駆動を選択的に取り出す給紙クラッチのオンにより呼び出しコロ25および3個の給紙コロ26のいずれかを駆動し、予め選択された給紙段にセットされている転写紙を停止中のレジストローラ対27に向けて給紙させる。レジストローラ対27の手前にはレジストセンサ28が配設されており(そのレジストセンサ28は例えば反射型フォトセンサである)、その対向位置に転写紙の先端が到達するとオン状態になる。それから、所定時間経過後に給紙クラッチをオフ状態に戻して、搬送中の転写紙を停止させる。なお、給紙クラッチのオフ・タイミングはレジストセンサ28とレジストローラ対27の間を転写紙が搬送される時間より長くとられている。したがって、その転写紙は先端がレジストローラ対27に付き当てられ、先端側にたわみを生じてスキューなどを防止する状態で待機する。
その後、感光体ドラム12上の画像先端に合わせたタイミングでレジストクラッチをオン状態にし、それによってレジストローラ対27が回転駆動されることにより、待機中の転写紙を転写部へ向けて再搬送する。
こうして、転写紙が転写部に到達すると、転写チャージャ18の作用によって感光体ドラム12上のトナー像をその紙面上に転写し、続いて転写チャージャ18と一体に保持されている分離チャージャ19の作用によって紙面上の帯電電位を下げて転写紙と感光体ドラム12との密着力を低下させた後、分離爪29によってその転写紙を感光体面から分離する。
続いて、その転写紙を2個のローラで張装された搬送ベルト30によって定着部へ送り、その定着ローラ31によってトナー像を熱定着し、その後コピーモードとして片面モードが選択されていれば切替爪32の上側を通して外部の排紙トレイ79に排紙し、両面モードが選択されていれば切替爪32の切り替えによって下側の再給紙用搬送経路33ヘ送り込む。
また、排紙トレイ79の付近にはRFIDタグ読み取り部78が配置され、そのRFIDタグ読み取り部78は印刷が完了して保持されている印刷物(印刷用紙)に付されているRFIDタグ部(図8、図9参照)との間で通信を行う。
また、この複写装置には、特定サイズの転写紙のみをまとめて収納できる通常の給紙カセットとして、それぞれ異なるサイズの転写紙をセットした3つの給紙カセット34〜36を着脱可能に備え、また、そのいずれの給紙カセットにも収納されていない転写紙、つまり不特定サイズの転写紙をセットできる手差しテーブル(手差しトレイ)37も備えている。そして、各給紙カセット34〜36のいずれかに収納されている転写紙を用いてコピーする場合は、そのカセットサイズを図示しない操作パネル上のサイズ選択キーによって選択した後、コピースタートキーを押下することにより、その給紙カセットから転写紙の給紙が行なわれる。なお、給紙カセット34〜36のいずれか、または手差しテーブル37から給紙された用紙がレジスト位置に到達する前位置に、RFID読み書き部40(図10参照)を配置し、印刷用紙(転写紙)に付したRFIDタグ部との間で通信を行う。
また、排紙トレイ79の付近にはRFIDタグ読み取り部78が配置され、そのRFIDタグ読み取り部78は印刷が完了して保持されている印刷物(印刷用紙)に付されているRFIDタグ部(図8、図9参照)との間で通信を行う。
また、この複写装置には、特定サイズの転写紙のみをまとめて収納できる通常の給紙カセットとして、それぞれ異なるサイズの転写紙をセットした3つの給紙カセット34〜36を着脱可能に備え、また、そのいずれの給紙カセットにも収納されていない転写紙、つまり不特定サイズの転写紙をセットできる手差しテーブル(手差しトレイ)37も備えている。そして、各給紙カセット34〜36のいずれかに収納されている転写紙を用いてコピーする場合は、そのカセットサイズを図示しない操作パネル上のサイズ選択キーによって選択した後、コピースタートキーを押下することにより、その給紙カセットから転写紙の給紙が行なわれる。なお、給紙カセット34〜36のいずれか、または手差しテーブル37から給紙された用紙がレジスト位置に到達する前位置に、RFID読み書き部40(図10参照)を配置し、印刷用紙(転写紙)に付したRFIDタグ部との間で通信を行う。
図2は複写装置本体の前面上部に設けられている、様々な複写条件および複写動作を開始させる複写開始信号などを入力する操作パネル200の平面図である。この操作パネル200には、複写機能を実行するための複写モードを設定する複写ボタン202、ファクシミリ機能を実行するためのファクシミリモードを設定するFAXボタン204、およびプリンタ機能を実行するためのプリンタモードを設定するプリンタボタン206が設けられている。
また、操作パネル200には、複写モードにおいて複写枚数など数値を入力するためのテンキー208、複写の開始を指示するコピースタートボタン210、複写枚数を訂正するときや複写動作を停止させるときなどに使用されるクリア/ストップボタン212、選択したモードや設定した条件などをすべてクリアするオールクリアボタン214、複写倍率を設定するための倍率設定ボタン216などが設けられている。なお、コピースタートボタン210は、原稿給紙台65にセットされた原稿の読み取り開始を指示するとともに、画像データに基づいた画像の形成を指示する入力手段として機能する。
さらに、操作パネル200には、画像を形成したい用紙のサイズを選択設定するための用紙サイズボタン218、原稿テーブル52に載置された原稿のサイズを検知して自動的に用紙サイズを設定する自動用紙選択ボタン220、原稿サイズを設定するための原稿サイズボタン222、用紙サイズボタン218によって設定された用紙サイズと検知した原稿サイズとに基づいて自動的に複写倍率を設定する自動倍率選択ボタン224、設定されたモードの内容や操作手順などの案内情報を表示させる操作ガイドボタン226、予熱状態を設定する予熱ボタン228、画像形成部1の動作中に割り込みを指示する割り込みボタン230などが設けられている。
また、この操作パネル200のほぼ中央には、装置の状態、操作手順、および利用者に対して各種のメッセージを文字や図形で表示する報知手段として機能するタッチパネル式の液晶表示装置(LCD)により構成された表示パネル240が設けられている。この表示パネル240は機能毎にその操作を画面に表示する。
このような構成で、基本操作では、通常の複写動作、つまり原稿画像を読み取って原稿画像に対応した画像である正像を印刷用紙上に形成する第1画像形成モードが実行される。編集操作では、特殊な複写動作、つまり原稿画像を読み取って原稿画像を副走査方向に反転させた画像である鏡像を印刷用紙上に形成する第2画像形成モードなどを設定することもできる。
また、操作パネル200の内部には人体検知センサおよびRFIDタグ読み取り部が設けられていて、この複写装置を操作する利用者の検知・識別、および印刷済み用紙(印刷物)の回収者(取り出し者)の検知・識別を行う。
また、操作パネル200には、複写モードにおいて複写枚数など数値を入力するためのテンキー208、複写の開始を指示するコピースタートボタン210、複写枚数を訂正するときや複写動作を停止させるときなどに使用されるクリア/ストップボタン212、選択したモードや設定した条件などをすべてクリアするオールクリアボタン214、複写倍率を設定するための倍率設定ボタン216などが設けられている。なお、コピースタートボタン210は、原稿給紙台65にセットされた原稿の読み取り開始を指示するとともに、画像データに基づいた画像の形成を指示する入力手段として機能する。
さらに、操作パネル200には、画像を形成したい用紙のサイズを選択設定するための用紙サイズボタン218、原稿テーブル52に載置された原稿のサイズを検知して自動的に用紙サイズを設定する自動用紙選択ボタン220、原稿サイズを設定するための原稿サイズボタン222、用紙サイズボタン218によって設定された用紙サイズと検知した原稿サイズとに基づいて自動的に複写倍率を設定する自動倍率選択ボタン224、設定されたモードの内容や操作手順などの案内情報を表示させる操作ガイドボタン226、予熱状態を設定する予熱ボタン228、画像形成部1の動作中に割り込みを指示する割り込みボタン230などが設けられている。
また、この操作パネル200のほぼ中央には、装置の状態、操作手順、および利用者に対して各種のメッセージを文字や図形で表示する報知手段として機能するタッチパネル式の液晶表示装置(LCD)により構成された表示パネル240が設けられている。この表示パネル240は機能毎にその操作を画面に表示する。
このような構成で、基本操作では、通常の複写動作、つまり原稿画像を読み取って原稿画像に対応した画像である正像を印刷用紙上に形成する第1画像形成モードが実行される。編集操作では、特殊な複写動作、つまり原稿画像を読み取って原稿画像を副走査方向に反転させた画像である鏡像を印刷用紙上に形成する第2画像形成モードなどを設定することもできる。
また、操作パネル200の内部には人体検知センサおよびRFIDタグ読み取り部が設けられていて、この複写装置を操作する利用者の検知・識別、および印刷済み用紙(印刷物)の回収者(取り出し者)の検知・識別を行う。
図3はこの複写装置の制御部の主として画像処理に係る部分の概略を示す構成ブロック図である。図示したように、ビデオ処理回路101、画像処理回路102、ビデオ書き込み処理回路103、LD制御部104、CPU105、ROM106、RAM107、画像メモリ108、操作パネル制御部109、RFIDインタフェース部110などを備えている。
ビデオ処理回路101は、画像読み取り部2により読み取った画像データ(図3に示したCCDイメージセンサ100から出力される信号)をA/D変換して黒オフセット補正、シェーディング補正、画素位置補正などを行う。画像処理回路102は、図4に示したように色分離回路120、MTF補正回路121、変倍回路122、γ補正回路123、および画質処理回路124から成り、それらによってビデオ処理回路101から入力される画像データに対して画像処理を施す。この処理については、後述する。
ビデオ書き込み処理回路103は画像処理回路102から入力される画像データに応じて画像形成部1の制御を行う。LD制御部104は、ビデオ書き込み処理回路103からのビデオ信号に応じてレーザダイオード(LD)112の発光制御を行う。
また、CPU105はROM106内の制御プログラムに従ってこの複写装置全体を統括的に制御する。ROM106は、CPU105を動作させるための制御プログラムを含む各種固定データを格納した読み出し専用のメモリである。RAM107は、CPU105がデータ処理の際に一次的に使用する読み書き可能なメモリである。画像メモリ108は、画像処理回路102から送られてくる画像データを記憶する読み書き可能なメモリである。操作パネル制御部109は前記した操作パネル200を制御する。
前記したような構成で、CCDイメージセンサ100によって読み取られたR、G、Bの画像信号はビデオ処理回路101において適正なゲインを与えられ、A/D変換され、黒オフセット補正、シェーディング補正、画素位置補正が行われ、所定のクロックに同期した8ビットのデジタルデータである赤画像データRDT0〜7、緑画像データGDT0〜7、青画像データBDT0〜7として出力される。
ここで、黒オフセット補正とはCCDイメージセンサ100の暗電流の黒レベルを画像データから減算する補正である。シェーディング補正とは、主走査方向の露光ランプ54の光量むらやCCDイメージセンサ100の各色用CCDの画素間の感度差によるむらを除くため、原稿走査開始前に濃度の均一な白板を読み取ってそのデータを画素ごとに記憶し、原稿読み取り中の画像データを記憶した画素ごとの白板のデータで除算することにより補正を行うものである。画素位置補正とは、CCDイメージセンサ100として3ラインのものを用いた場合、副走査方向の画素の位置ずれがあるため、それを補正するものである。
ビデオ処理回路101は、画像読み取り部2により読み取った画像データ(図3に示したCCDイメージセンサ100から出力される信号)をA/D変換して黒オフセット補正、シェーディング補正、画素位置補正などを行う。画像処理回路102は、図4に示したように色分離回路120、MTF補正回路121、変倍回路122、γ補正回路123、および画質処理回路124から成り、それらによってビデオ処理回路101から入力される画像データに対して画像処理を施す。この処理については、後述する。
ビデオ書き込み処理回路103は画像処理回路102から入力される画像データに応じて画像形成部1の制御を行う。LD制御部104は、ビデオ書き込み処理回路103からのビデオ信号に応じてレーザダイオード(LD)112の発光制御を行う。
また、CPU105はROM106内の制御プログラムに従ってこの複写装置全体を統括的に制御する。ROM106は、CPU105を動作させるための制御プログラムを含む各種固定データを格納した読み出し専用のメモリである。RAM107は、CPU105がデータ処理の際に一次的に使用する読み書き可能なメモリである。画像メモリ108は、画像処理回路102から送られてくる画像データを記憶する読み書き可能なメモリである。操作パネル制御部109は前記した操作パネル200を制御する。
前記したような構成で、CCDイメージセンサ100によって読み取られたR、G、Bの画像信号はビデオ処理回路101において適正なゲインを与えられ、A/D変換され、黒オフセット補正、シェーディング補正、画素位置補正が行われ、所定のクロックに同期した8ビットのデジタルデータである赤画像データRDT0〜7、緑画像データGDT0〜7、青画像データBDT0〜7として出力される。
ここで、黒オフセット補正とはCCDイメージセンサ100の暗電流の黒レベルを画像データから減算する補正である。シェーディング補正とは、主走査方向の露光ランプ54の光量むらやCCDイメージセンサ100の各色用CCDの画素間の感度差によるむらを除くため、原稿走査開始前に濃度の均一な白板を読み取ってそのデータを画素ごとに記憶し、原稿読み取り中の画像データを記憶した画素ごとの白板のデータで除算することにより補正を行うものである。画素位置補正とは、CCDイメージセンサ100として3ラインのものを用いた場合、副走査方向の画素の位置ずれがあるため、それを補正するものである。
次に、画像処理回路102について図4を用いてさらに詳細に説明する。
画像処理回路102では、まず色分離回路120において、入力されたRGBの画像データRDT0〜7、GDT0〜7、BDT0〜7から黒画像データBLKDT0〜7が分離され、さらに、MTF補正回路121において、その画像データBLKDT0〜7に対してMTF補正を施し、変倍回路122において主走査方向の変倍を行い、γ補正回路123においてγ補正を行い、画質処理回路124においてディザや誤差拡散などの画質処理を行う。なお、MTF補正とは光学的な周波数特性の劣化などを2次元の空間フィルタで補正するものである。こうして、各種の補正がなされた黒画像データBLKDT0〜7は図3に示した画像メモリ108に記憶される。
画像データBLKDT0〜7はビデオ書き込み処理回路103にも送られ、そこで画像形成部1の書き込み速度に対応できるビデオ信号に変換され、LD制御部104に入力され、その画像信号に応じてレーザダイオード112に与える電流のパルス幅や電流の量をコントロールし、図1に示した感光体ドラム12上に光書き込みを行なって静電潜像を形成する。
なお、画像処理回路102はCPU105とアドレスバスおよびデータバスを共有しており、これを介して通信が行われる。CPU105は画像形成部1や画像読み取り部2のモータコントロール、各種クラッチやソレノイドのコントロールも行なっている。
画像処理回路102では、まず色分離回路120において、入力されたRGBの画像データRDT0〜7、GDT0〜7、BDT0〜7から黒画像データBLKDT0〜7が分離され、さらに、MTF補正回路121において、その画像データBLKDT0〜7に対してMTF補正を施し、変倍回路122において主走査方向の変倍を行い、γ補正回路123においてγ補正を行い、画質処理回路124においてディザや誤差拡散などの画質処理を行う。なお、MTF補正とは光学的な周波数特性の劣化などを2次元の空間フィルタで補正するものである。こうして、各種の補正がなされた黒画像データBLKDT0〜7は図3に示した画像メモリ108に記憶される。
画像データBLKDT0〜7はビデオ書き込み処理回路103にも送られ、そこで画像形成部1の書き込み速度に対応できるビデオ信号に変換され、LD制御部104に入力され、その画像信号に応じてレーザダイオード112に与える電流のパルス幅や電流の量をコントロールし、図1に示した感光体ドラム12上に光書き込みを行なって静電潜像を形成する。
なお、画像処理回路102はCPU105とアドレスバスおよびデータバスを共有しており、これを介して通信が行われる。CPU105は画像形成部1や画像読み取り部2のモータコントロール、各種クラッチやソレノイドのコントロールも行なっている。
図1に戻って、原稿自動給送装置3は、自身の後端縁部が複写装置の上面後端縁部に図示しないヒンジ装置を介して取付けられたカバー64を有し、必要に応じて原稿自動給送装置3全体を回動させることで、既に説明したように、原稿テーブル52に対して開閉可能に形成されている。カバー64の上面のやや左方向部位には、所定枚数、例えば50枚の原稿Dを保持することが可能な原稿給紙台65が設けられている。原稿給紙台65の図中左方つまり原稿自動給送装置3の一端側には、原稿給紙台65にセットされた原稿Dを順次1枚ずつ取り出すとともに、図中左端側から原稿テーブル52の一端側に供給するためのピックアップローラ67が配置されている。
原稿給紙台65の所定の位置には、原稿給紙台65に原稿Dがセットされたか否かを検知する原稿検知センサとしてエンプテイセンサ66が配設されている。また、ピックアップローラ67の原稿取り出し方向には、ピックアップローラ67により取り出された原稿Dを原稿テーブル52に向けて送出する給紙ローラ68、および給紙ローラ68により給送された原稿Dの先端を整位するアライニングローラ69が配置されている。
原稿給紙台65の所定の位置には、原稿給紙台65に原稿Dがセットされたか否かを検知する原稿検知センサとしてエンプテイセンサ66が配設されている。また、ピックアップローラ67の原稿取り出し方向には、ピックアップローラ67により取り出された原稿Dを原稿テーブル52に向けて送出する給紙ローラ68、および給紙ローラ68により給送された原稿Dの先端を整位するアライニングローラ69が配置されている。
アライニングローラ69と給紙ローラ68との間には、原稿Dのアライニングローラ69への到達を検出するアライニングセンサ70が配置されている。カバー64の内側であって、原稿自動給送装置3が閉じられた状態で原稿テーブル52と対向する位置には、ピックアップローラ67、給紙ローラ68およびアライニングローラ69を介して原稿給紙台65から搬送された原稿Dを原稿テーブル52の所定の位置に搬送する搬送ベルト71が配置されている。搬送ベルト71は、図中左右一対に配置されたベルトローラ72に掛け渡され、図示しないベルト駆動機構により図中右側および図中左側の両方向に向けて回転する。
また、原稿自動給送装置3の右側部位には、搬送ベルト71により図中左側から図中右側に移動する原稿Dをカバー64の外側に向けて送出する反転ローラ73、その反転ローラ73に原稿Dを押し付けるピンチローラ74、反転ローラ73とピンチローラ74により搬送される原稿Dを、再び搬送ベルト71へ戻すか所定の排出位置つまりカバー64上に排出させるかを切り換えるフラッパ75、そのフラッパ75が排出側に切り換えられている場合に、反転ローラ73により搬送された原稿Dを排出させる排紙ローラ76、および反転ローラ73の近傍における原稿のジャムを検知するジャムセンサ77などが配置されている。
また、原稿自動給送装置3内の原稿搬送経路上にはRFIDタグ読み取り部80が配置され、原稿搬送中に原稿用紙に付したRFIDタグとの間で通信を行う。
以下、これまで説明してきた実施形態の複写装置を用いた本発明の各実施例を説明する。なお、この複写装置はネットワークに接続されていて、パーソナルコンピュータなど外部装置から端末装置として用いることができる。
また、原稿自動給送装置3の右側部位には、搬送ベルト71により図中左側から図中右側に移動する原稿Dをカバー64の外側に向けて送出する反転ローラ73、その反転ローラ73に原稿Dを押し付けるピンチローラ74、反転ローラ73とピンチローラ74により搬送される原稿Dを、再び搬送ベルト71へ戻すか所定の排出位置つまりカバー64上に排出させるかを切り換えるフラッパ75、そのフラッパ75が排出側に切り換えられている場合に、反転ローラ73により搬送された原稿Dを排出させる排紙ローラ76、および反転ローラ73の近傍における原稿のジャムを検知するジャムセンサ77などが配置されている。
また、原稿自動給送装置3内の原稿搬送経路上にはRFIDタグ読み取り部80が配置され、原稿搬送中に原稿用紙に付したRFIDタグとの間で通信を行う。
以下、これまで説明してきた実施形態の複写装置を用いた本発明の各実施例を説明する。なお、この複写装置はネットワークに接続されていて、パーソナルコンピュータなど外部装置から端末装置として用いることができる。
図5に、実施例1の動作フローを示す。以下、図5に従ってこの実施例の動作フローを説明する。なお、この実施例では、請求項1記載のRFID書き込み手段がRFIDタグ読み書き部40により実現される。
まず、前記した実施形態の複写装置に電源を投入する(S1)。これにより、ROM106に記憶されているプログラムに従い、CPU105が初期化(初期設定など)を行い(S2)、その初期設定のモードで印刷要求の発生を待つ待機状態となる(S3→S4でNO→S3)。そして、この状態にあるとき、利用者が外部装置から印刷要求を行うと(S4でYES)、CPU105は印刷動作開始にあたり原稿サイズや変倍率に合わせて給紙カセット34〜37のいずれかから印刷用紙を給紙させる(S5)。なお、原稿をこの複写装置の原稿給紙台65に載せて利用者が操作パネル200から印刷要求を行なってもよい。
こうして、給紙された印刷用紙がレジスト位置の直前の位置に達すると、そこに設置されたRFIDタグ読み書き部40は給紙用紙に付加されているRFIDタグ部と通信するためのポーリングを開始する(S6)。そして、RFIDタグ部とのポーリング・通信に成功すると(S7でYES)、印刷用紙に付加されているRFIDタグ部に利用者のユーザー識別情報を含む文書情報を書き込む(S8)。続いて、通常の複写動作を行い(S9)、最後に操作パネル200上の表示パネル240に印刷終了を表示し(S10)、一連の動作を終了する。
それに対して、RFIDタグ部との通信に失敗した場合は(S7でNO)、給紙された印刷用紙にRFIDタグ部が付加されていないと判断し、利用者に対して警告を通知し(S11)、印刷を終了する。
このように、この実施例によれば、複写装置を用いて出力した印刷文書にRFIDタグ情報としてユーザー識別情報を含む文書情報を書き込むことができるので、例えば排紙トレイに積載された印刷物からRFID読み取り手段によりユーザー識別情報を検出して、適切な対応を取ることができる。
まず、前記した実施形態の複写装置に電源を投入する(S1)。これにより、ROM106に記憶されているプログラムに従い、CPU105が初期化(初期設定など)を行い(S2)、その初期設定のモードで印刷要求の発生を待つ待機状態となる(S3→S4でNO→S3)。そして、この状態にあるとき、利用者が外部装置から印刷要求を行うと(S4でYES)、CPU105は印刷動作開始にあたり原稿サイズや変倍率に合わせて給紙カセット34〜37のいずれかから印刷用紙を給紙させる(S5)。なお、原稿をこの複写装置の原稿給紙台65に載せて利用者が操作パネル200から印刷要求を行なってもよい。
こうして、給紙された印刷用紙がレジスト位置の直前の位置に達すると、そこに設置されたRFIDタグ読み書き部40は給紙用紙に付加されているRFIDタグ部と通信するためのポーリングを開始する(S6)。そして、RFIDタグ部とのポーリング・通信に成功すると(S7でYES)、印刷用紙に付加されているRFIDタグ部に利用者のユーザー識別情報を含む文書情報を書き込む(S8)。続いて、通常の複写動作を行い(S9)、最後に操作パネル200上の表示パネル240に印刷終了を表示し(S10)、一連の動作を終了する。
それに対して、RFIDタグ部との通信に失敗した場合は(S7でNO)、給紙された印刷用紙にRFIDタグ部が付加されていないと判断し、利用者に対して警告を通知し(S11)、印刷を終了する。
このように、この実施例によれば、複写装置を用いて出力した印刷文書にRFIDタグ情報としてユーザー識別情報を含む文書情報を書き込むことができるので、例えば排紙トレイに積載された印刷物からRFID読み取り手段によりユーザー識別情報を検出して、適切な対応を取ることができる。
図6に、実施例2の動作フローを示す。この実施例では、実施例1に示した動作フローに従って印刷が完了し、排紙トレイ79に積載されているRFIDタグ付きの印刷物の有無を監視する。排紙トレイ79の付近にRFIDタグ部と通信するための請求項2記載のRFID読み取り手段としてRFIDタグ読み取り部78を設置することで実現するのである。以下、図6に従ってこの実施例の動作フローを説明する。
まず、排紙トレイ79上の印刷物の存在を確認するに際して、CPU105はこの印刷物の持つRFIDタグ部と通信するためのポーリングを行わせ(S21)、通信が成功した場合(S22でYES)、RFID付きの印刷物が排紙トレイ79に残っていると判断し、この放置時間を計測する(S23)。そして、所定時間経過しても残っているならば、CPU105はそのRFIDタグ部に書き込まれているユーザー識別情報を取得し、そのユーザー識別情報の利用者に対して、印刷が完了しているから印刷物を取り出すように求める通知を例えば電子メールで行う(S24)。
このように、この実施例によれば、印刷済みの印刷用紙が排紙トレイに所定時間以上残っていた場合、当該利用者に対して、印刷物を取り出すように求める通知を出せるので、排紙トレイが長時間占有されないで済むし、印刷物の紛失防止や機密保持も可能になる。
まず、排紙トレイ79上の印刷物の存在を確認するに際して、CPU105はこの印刷物の持つRFIDタグ部と通信するためのポーリングを行わせ(S21)、通信が成功した場合(S22でYES)、RFID付きの印刷物が排紙トレイ79に残っていると判断し、この放置時間を計測する(S23)。そして、所定時間経過しても残っているならば、CPU105はそのRFIDタグ部に書き込まれているユーザー識別情報を取得し、そのユーザー識別情報の利用者に対して、印刷が完了しているから印刷物を取り出すように求める通知を例えば電子メールで行う(S24)。
このように、この実施例によれば、印刷済みの印刷用紙が排紙トレイに所定時間以上残っていた場合、当該利用者に対して、印刷物を取り出すように求める通知を出せるので、排紙トレイが長時間占有されないで済むし、印刷物の紛失防止や機密保持も可能になる。
図7に、実施例3の動作フローを示す。この実施例では、実施例1または実施例2の動作フローに続く排紙トレイ79からの印刷物取り出し時に、利用者の携帯する社員証などに付加されているRFIDタグ情報を検出することにより排紙トレイ79に積載されている印刷物にRFIDタグ情報として書き込まれているユーザー識別情報と照合する。操作パネル200内またはその近傍にRFIDタグ読み取り部を設置することで請求項3記載のRFID読み取り手段を実現するのである。以下、図7に従ってこの実施例の動作フローを説明する。
まず、排紙トレイ79上の印刷物の存在を確認するに際して、CPU105はRFIDタグ読み取り部78にこの印刷物の持つRFIDタグ部と通信するためのポーリングを行わせ(S31)、通信が成功した場合(S32でYES)、排紙トレイ79に残っている印刷物のRFID情報タグ情報を取得するとともに、操作パネル200内のRFIDタグ読み取り部が利用者の携帯する社員証などに付加されているRFIDタグ情報を検出する。そして、両方のRFIDタグ情報のそれぞれから得た2つのユーザー識別情報の照合を行う(S33)。さらに、CPU105はその照合結果に従って表示パネル240に該当する印刷物の有無を表示する(S34)。
このように、この実施例によれば、前記した2つのユーザー識別情報を照合できるので、排紙トレイに積載された印刷物のセキュリティを確保できる。
まず、排紙トレイ79上の印刷物の存在を確認するに際して、CPU105はRFIDタグ読み取り部78にこの印刷物の持つRFIDタグ部と通信するためのポーリングを行わせ(S31)、通信が成功した場合(S32でYES)、排紙トレイ79に残っている印刷物のRFID情報タグ情報を取得するとともに、操作パネル200内のRFIDタグ読み取り部が利用者の携帯する社員証などに付加されているRFIDタグ情報を検出する。そして、両方のRFIDタグ情報のそれぞれから得た2つのユーザー識別情報の照合を行う(S33)。さらに、CPU105はその照合結果に従って表示パネル240に該当する印刷物の有無を表示する(S34)。
このように、この実施例によれば、前記した2つのユーザー識別情報を照合できるので、排紙トレイに積載された印刷物のセキュリティを確保できる。
この実施例では、利用者が本人のユーザー識別情報と対応しない印刷物を排紙トレイ79から取り出した場合、CPU105は、取り出された印刷物の本来の利用者に対しては印刷物が他人に取り出されたことを、また、誤った取り出しを行なった利用者に対してはその旨を電子メールなどで通知する。なお、誤った取り出しは、実施例3のステップS33において照合が不一致にもかかわらず、その直後、RFIDタグ読み取り部78による排紙トレイ79内の印刷物の持つRFIDタグ部との通信が不成功になったことを以って判断する。
こうして、この実施例によれば、誤った印刷物取り出しに対して適切な対応が取れる。
こうして、この実施例によれば、誤った印刷物取り出しに対して適切な対応が取れる。
この実施例では、実施例3において、ユーザー識別情報を含むRFIDタグ付き携帯物を携帯していない人物が印刷物を取り出した場合、取り出された印刷物の本来の利用者に対して印刷物が他人により取り出されたことを電子メールなどで通知する。社員証など携帯物に付加されているRFIDタグ情報が検出されなかったにもかかわらず、RFIDタグ読み取り部78による排紙トレイ79内の印刷物の持つRFIDタグ部との通信が不成功になったことを以ってRFIDタグ付き携帯物を携帯していない人物が印刷物を取り出したと判断するのである。
こうして、この実施例によれば、他人による不当な印刷物取り出しに対して適切な対応が取れる。
こうして、この実施例によれば、他人による不当な印刷物取り出しに対して適切な対応が取れる。
この実施例では、実施例4または実施例5において、CPU105から書き込み可能な不揮発性メモリを備え、印刷物取り出しの際に前記したような不整合が生じたとき、CPU105は印刷物の文書情報とユーザー識別情報の組み合わせを履歴情報としてその不揮発性メモリに書き込む。
こうして、この実施例によれば、行方不明の印刷物を後で捜索する際などに役立つ。
こうして、この実施例によれば、行方不明の印刷物を後で捜索する際などに役立つ。
この実施例では、実施例4または実施例5において、操作パネル200内またはその近傍に設けたスピーカまたはブザーとその駆動回路から成る音発生手段、同様に操作パネル200に設けたLEDまたはランプとその駆動回路から成る光発生手段、またはこの複写装置の付属物などを駆動させる振動手段を備え、印刷物取り出しの際に印刷物とユーザー識別情報の組み合わせに不整合が生じた場合、CPU105は音発生手段により音を発生させるか、光発生手段により光を発生させるか、または振動手段により振動を発生させて周囲に知らせ、不正取り出しを防止する。
1 画像形成部、2 画像読み取り部、34〜37 給紙カセット、40 RFIDタグ読み書き部、78 RFIDタグ読み取り部、79 排紙トレイ、105 CPU、200 操作パネル、240 表示パネル
Claims (8)
- 印刷用紙に対してRFIDタグ情報を書き込むRFID書き込み手段を備えた印刷システムにおいて、印刷要求を出させて印刷を行う際、当該印刷を行なうかまたは行なった印刷用紙のRFIDタグに、前記RFIDタグ情報として前記印刷要求を出させた利用者のユーザー識別情報を含む文書情報を書き込むことを特徴とする印刷システム。
- 請求項1記載の印刷システムにおいて、排紙トレイに排紙された印刷物の有無を監視するRFID読み取り手段を備え、その印刷物の排紙から所定時間が経過した後も前記RFID読み取り手段により前記印刷物が検出された場合、印刷が完了していることを示す通知または印刷物の取り出しを要求する通知を前記ユーザー識別情報の利用者宛に出すことを特徴とする印刷システム。
- 請求項1または請求項2記載の印刷システムにおいて、前記排紙トレイからの印刷物取り出し時に利用者の携帯品に付けられたRFIDタグ情報を読み取るRFID読み取り手段を備え、そのRFID読み取り手段により読み取られたRFIDタグ情報中のユーザー識別情報を取得し、そのユーザー識別情報を、排紙トレイに積載されている印刷物にRFIDタグ情報として書き込まれているユーザー識別情報と照合することにより、対応する印刷物の有無を表示することを特徴とする印刷システム。
- 請求項3記載の印刷システムにおいて、前記ユーザー識別情報の照合直後に取り出された印刷物を監視することにより、照合時に利用者の携帯品から取得されたユーザー識別情報と対応しない印刷物が取り出されたことを検知した場合、取り出された印刷物のユーザー識別情報により示された利用者宛に印刷物が他人に回収されたことを通知するとともに、誤った取り出しを行なったユーザー識別情報の利用者宛にその旨を通知することを特徴とする印刷システム。
- 請求項1または請求項2記載の印刷システムにおいて、前記携帯品からのユーザー識別情報の検知なしに前記印刷物が取り出された場合、取り出された印刷物のユーザー識別情報の利用者宛に印刷物が取り出されたことを通知することを特徴とする印刷システム。
- 請求項4または請求項5記載の印刷システムにおいて、印刷物取り出しの際に不整合の生じた印刷物とユーザー識別情報の組み合わせを履歴情報として残すことを特徴とする印刷システム。
- 請求項4または請求項5記載の印刷システムにおいて、印刷物取り出しの際に印刷物とユーザー識別情報の組み合わせに不整合が生じた場合、警報を発生することを特徴とする印刷システム。
- 請求項7記載の印刷システムにおいて、前記警報が音による警報、振動による警報、または光による警報であることを特徴とする印刷システム。
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