JP6642514B2 - 原稿搬送装置、画像読取装置、原稿搬送方法 - Google Patents

原稿搬送装置、画像読取装置、原稿搬送方法 Download PDF

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Description

本発明は、原稿搬送装置、原稿搬送装置を備える画像読取装置、及び原稿搬送装置で実行される原稿搬送方法に関する。
原稿から画像を読取可能な画像読取装置には、原稿を搬送するADFのような原稿搬送装置が設けられる(例えば、特許文献1参照)。この原稿搬送装置では、原稿の搬送路に沿って配置された複数の搬送ローラーによって原稿が画像読取位置を通過して搬送される。
また、前記画像読取位置を経由する第1搬送路に沿って搬送される原稿の搬送先を、それぞれ排紙部に至る第2搬送路及び第3搬送路のいずれかに切り替え可能な切替部を備える原稿搬送装置が知られている。
特開2006−261847号公報
ところで、前記切替部を備える原稿搬送装置では、前記第2搬送路において前記切替部の直後に配置される第2搬送ローラーとの抵触を避けるために、前記第3搬送路において前記切替部の直後に配置される第3搬送ローラーが、前記第2搬送ローラーよりも、前記切替部から離れて配置されることがある。この場合、前記第1搬送路において前記切替部の直前に配置される第1搬送ローラーと前記第3搬送ローラーとの間の経路長が長距離化する。そこで、このような原稿搬送装置では、前記第1搬送ローラーと前記第3搬送ローラーとの間の経路長に基づいて、当該原稿搬送装置における原稿の搬送可能サイズが設定される。
一方、画像読取装置による画像読取の対象となる原稿には、前記搬送可能サイズよりサイズが小さい原稿も含まれる。そのため、原稿搬送装置では、前記搬送可能サイズよりサイズが小さい原稿が搬送されるケースが考えられる。ここで、原稿搬送装置で前記搬送可能サイズ未満のサイズの原稿が搬送される場合において、当該原稿の搬送方向における長さが前記第1搬送ローラーと前記第3搬送ローラーとの間の経路長に満たない場合には、当該原稿が前記第1搬送ローラーと前記第3搬送ローラーとの間で搬送力を失って停止することが考えられる。
本発明の目的は、切替部を挟んで配置される搬送ローラー間で原稿が搬送力を失って停止する可能性を低減可能な原稿搬送装置、画像読取装置、及び原稿搬送方法を提供することにある。
本発明の一の局面に係る原稿搬送装置は、切替部と、第1搬送ローラーと、第2搬送ローラーと、第3搬送ローラーと、検出処理部と、搬送制御部とを備える。前記切替部は、原稿から画像を読み取る画像読取部による画像読取位置を経由する第1搬送路に沿って搬送される前記原稿の搬送先を排紙部に至る第2搬送路及び第3搬送路のいずれかに切り替え可能である。前記第1搬送ローラーは、前記第1搬送路上の前記原稿の搬送方向において前記切替部の上流側に設けられた最後の搬送ローラーである。前記第2搬送ローラーは、前記第2搬送路上の前記原稿の搬送方向において前記切替部の下流側に設けられた最初の搬送ローラーである。前記第3搬送ローラーは、前記第3搬送路上の前記原稿の搬送方向において前記切替部の下流側に設けられた最初の搬送ローラーであって、前記第1搬送ローラーとの間の経路長が前記第1搬送ローラーと前記第2搬送ローラーとの間の経路長よりも長い。前記検出処理部は、前記原稿の搬送方向における長さが前記第1搬送ローラーと前記第3搬送ローラーとの間の経路長よりも短いか否かを、当該原稿が前記切替部に到達する前に検出する。前記搬送制御部は、前記原稿の搬送先として前記第3搬送路が選択されている場合であって前記検出処理部によって検出される前記原稿の長さが前記第1搬送ローラーと前記第3搬送ローラーとの間の経路長よりも短い場合に、前記原稿の搬送先を前記第2搬送路に切り替える。
本発明の一の局面に係る画像読取装置は、前記原稿搬送装置と、前記画像読取部とを備える。
本発明の他の局面に係る原稿搬送方法は、原稿から画像を読み取る画像読取部による画像読取位置を経由する第1搬送路に沿って搬送される前記原稿の搬送先を排紙部に至る第2搬送路及び第3搬送路のいずれかに切り替え可能な切替部と、前記第1搬送路上の前記原稿の搬送方向において前記切替部の上流側に設けられた最後の第1搬送ローラーと、前記第2搬送路上の前記原稿の搬送方向において前記切替部の下流側に設けられた最初の第2搬送ローラーと、前記第3搬送路上の前記原稿の搬送方向において前記切替部の下流側に設けられた最初の搬送ローラーであって、前記第1搬送ローラーとの間の経路長が前記第1搬送ローラーと前記第2搬送ローラーとの間の経路長よりも長い第3搬送ローラーと、を備える原稿搬送装置で実行され、前記原稿の搬送方向における長さが前記第1搬送ローラーと前記第3搬送ローラーとの間の経路長よりも短いか否かを、当該原稿が前記切替部に到達する前に検出することと、前記原稿の搬送先として前記第3搬送路が選択されている場合であって前記原稿の長さが前記第1搬送ローラーと前記第3搬送ローラーとの間の経路長よりも短い場合に、前記原稿の搬送先を前記第2搬送路に切り替えることと、を含む。
本発明によれば、切替部を挟んで配置される搬送ローラー間で原稿が搬送力を失って停止する可能性を低減可能な原稿搬送装置、画像読取装置、及び原稿搬送方法が実現される。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成を示す図である。 図2は、本発明の実施形態に係る画像形成装置のシステム構成を示すブロック図である。 図3は、本発明の実施形態に係る画像形成装置のADFの構成を示す図である。 図4は、本発明の実施形態に係る画像形成装置のADFの構成を示す図である。 図5は、本発明の実施形態に係る画像形成装置のADFの構成を示す図である。 図6は、本発明の実施形態に係る画像形成装置で実行される第1搬送制御処理の一例を示すフローチャートである。 図7は、本発明の実施形態に係る画像形成装置で実行される第2搬送制御処理の一例を示すフローチャートである。 図8は、本発明の実施形態に係る画像形成装置で実行される片面読取処理の一例を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明し、本発明の理解に供する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
[画像形成装置10の概略構成]
まず、図1及び図2を参照しつつ、本発明の実施形態に係る画像形成装置10の概略構成について説明する。ここで、図1は画像形成装置10の構成を示す断面模式図である。
画像形成装置10は、原稿から画像データを読み取るスキャン機能、及び画像データに基づいて画像を形成するプリント機能と共に、ファクシミリ機能、及びコピー機能などの複数の機能を有する複合機である。ここに、画像形成装置10が、本発明における画像読取装置の一例である。なお、本発明は、スキャナー装置、ファクシミリ装置、及びコピー機などの画像読取装置に適用可能である。
図1及び図2に示されるように、画像形成装置10は、ADF1、画像読取部2、画像形成部3、給紙部4、制御部5、及び操作表示部6を備える。
ADF1は、画像読取部2によって読み取られる原稿を搬送する。ADF1については後段で詳述する。
画像読取部2は、原稿から画像データを読み取ることが可能である。具体的に、画像読取部2は、原稿台、光源、複数のミラー、光学レンズ、及びCCDを備える。
画像形成部3は、画像読取部2で読み取られた画像データに基づいて、電子写真方式で画像を形成することが可能である。また、画像形成部3は、外部のパーソナルコンピューター等の情報処理装置から入力された画像データに基づいて、電子写真方式で画像を形成することも可能である。具体的に、画像形成部3は、感光体ドラム、帯電装置、光走査装置、現像装置、転写ローラー、クリーニング装置、定着ローラー、加圧ローラー、及び排紙部を備える。なお、画像形成部3は、インクジェット方式などの他の画像形成方式により画像を形成するものであってもよい。
給紙部4は、画像形成部3にシートを供給する。具体的に、給紙部4は、給紙カセット、及び複数の搬送ローラーを備える。画像形成装置10では、給紙部4から供給されるシートにカラー又はモノクロの画像が形成されて、画像形成後の前記シートが前記排紙トレイに排出される。
制御部5は、不図示のCPU、ROM、RAM、及びEEPROM(登録商標)などの制御機器を備える。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるための制御プログラムなどの情報が予め記憶される不揮発性の記憶装置である。前記RAMは揮発性の記憶装置であり、前記EEPROMは不揮発性の記憶装置である。前記RAM及び前記EEPROMは、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。制御部5では、前記ROMに予め記憶された各種の制御プログラムが前記CPUによって実行される。これにより、画像形成装置10が制御部5により統括的に制御される。なお、制御部5は、集積回路(ASIC)などの電子回路で構成されたものであってもよく、画像形成装置10を統括的に制御するメイン制御部とは別に設けられた制御部であってもよい。
操作表示部6は、制御部5からの制御指示に応じて各種の情報を表示する液晶ディスプレーなどの表示部、及びユーザーの操作に応じて制御部5に各種の情報を入力する操作キー又はタッチパネルなどの操作部を有する。
[ADF1の構成]
次に、図2〜図5を参照しつつ、ADF1の構成について説明する。ここで、図3〜図5はADF1の構成を示す断面模式図である。なお、図3にはADF1によって搬送される原稿の第1経路R1が破線の矢印によって示されている。また、図4にはADF1によって搬送される原稿の第2経路R2が破線の矢印によって示されている。また、図5にはADF1によって搬送される原稿の第3経路R3が破線の矢印によって示されている。
図2及び図3に示されるように、ADF1は、原稿載置部11、搬送路12、搬送ローラー13A〜13G、排紙部14、切替部15、及び原稿センサー16を備える。
原稿載置部11には、ADF1によって搬送される原稿が載置される。
図3に示されるように、原稿載置部11の一部は、ADF1の筐体1A(図3参照)の上部によって覆われている。原稿載置部11における筐体1Aによって覆われた部分の上方には、搬送ローラー13Aが配置されている。搬送ローラー13Aは、不図示のモーターから供給される回転駆動力を受けて回転し、原稿載置部11に載置された原稿のうち最上層の原稿を搬送路12へ搬送する。
搬送路12は、ADF1の筐体1A内に形成された原稿の移動通路である。図3に示されるように、搬送路12は、第1搬送路12A、第2搬送路12B、第3搬送路12C、及び第4搬送路12Dを含む。
第1搬送路12Aは、原稿載置部11から画像読取部2による画像読取位置P1(図3参照)を経由して第2搬送路12B、第3搬送路12C、及び第4搬送路12Dとの接続部121(図3参照)に続く原稿の移動通路である。図3に示されるように、第1搬送路12Aは、原稿載置部11からADF1の筐体1A内部へ向けて概ね水平方向(図3における紙面左右方向)に延出する延出部、前記延出部から下方(図3における紙面下方向)へC字状に折り返して画像読取位置P1へ至る折り返し部、及び前記折り返し部から上方(図3における紙面上方向)へ傾斜して延出する傾斜部によって構成される屈曲路である。画像読取位置P1は、第1搬送路12Aにおける筐体1Aの底部に設けられた開口部と対向する位置である。画像読取位置P1では、前記開口部を経由して画像読取部2の前記光源から射出される光が照射される。
図3に示されるように、第1搬送路12Aには、搬送ローラー13B〜13Eが配置されている。搬送ローラー13B〜13Eは、前記モーターから供給される回転駆動力を受けて回転し、第1搬送路12A内の原稿を図3に示される搬送方向D1に搬送する。搬送ローラー13B〜13Dは、第1搬送路12Aにおける画像読取位置P1より搬送方向D1の上流側で、搬送方向D1に沿って搬送ローラー13B、搬送ローラー13C、及び搬送ローラー13Dの順に設けられる。図3に示されるように、第1搬送路12Aにおける搬送ローラー13B及び搬送ローラー13Cの間には、第4搬送路12Dとの接続部122が形成されている。搬送ローラー13Eは、第1搬送路12Aにおける画像読取位置P1より搬送方向D1の下流側に設けられる。
搬送ローラー13Bは、搬送ローラー13Aによって原稿載置部11から搬送される原稿を搬送方向D1の下流側へ搬送する。なお、原稿載置部11から複数枚の原稿が搬送された場合は、搬送ローラー13Bに対向して配置された分離ローラーによって当該複数枚の原稿が分離される。搬送ローラー13Cは、搬送ローラー13Bによって搬送される原稿のスキュー補正に用いられる。具体的に、ADF1では、搬送ローラー13Bによる原稿の搬送中に搬送ローラー13Cの回転が停止されて、原稿に所定量の撓みが形成されるまでの間、原稿の先端が搬送ローラー13Cに突き当てられる。これにより、原稿の姿勢が、当該原稿の先端部が搬送方向D1に対して垂直になる姿勢に整えられて、原稿の搬送方向D1に対する傾きが補正される。搬送ローラー13Dは、搬送ローラー13Cによって搬送される原稿を画像読取位置P1へ搬送する。搬送ローラー13Eは、画像読取位置P1を通過した原稿を搬送方向D1の下流側へ搬送する。
第2搬送路12Bは、接続部121から排紙部14に至る原稿の移動通路であって、第1搬送路12Aから搬送される原稿を排紙部14に導く。第2搬送路12Bは、画像読取位置P1を通過して画像が読み取られた原稿の排紙部14への排出に用いられる。図3に示されるように、第2搬送路12Bは、接続部121から概ね水平方向に延出する直進路である。
図3に示されるように、第2搬送路12Bには、搬送ローラー13Fが配置されている。搬送ローラー13Fは、前記モーターから供給される回転駆動力を受けて回転し、第2搬送路12B内の原稿を図3に示される搬送方向D2に搬送する。
第3搬送路12Cは、接続部121から第2搬送路12Bとは別に排紙部14に至る原稿の移動通路であって、第1搬送路12Aから搬送される原稿を排紙部14に導く。第3搬送路12Cは、画像読取位置P1を通過して画像が読み取られた原稿を反転させて画像読取位置P1に再搬送するために用いられる。即ち、ADF1において、第3搬送路12Cは、以下に述べる搬送ローラー13G、第4搬送路12D、及び切替部15と共に、画像読取位置P1を通過後の原稿の表裏を反転させて、原稿を画像読取位置P1に再搬送する反転機構の一部を構成する。図3に示されるように、第3搬送路12Cは、接続部121から概ね水平方向に延出する直進路である。ADF1では、第2搬送路12B及び第3搬送路12Cが、共通の延出方向(搬送方向D2に沿う方向)に沿って形成されている。第3搬送路12Cは、第2搬送路12Bより上側に形成される。
図3に示されるように、第3搬送路12Cには、搬送ローラー13Gが配置されている。搬送ローラー13Gは、前記モーターから供給される回転駆動力を受けて回転し、第3搬送路12C内の原稿を図4に示される搬送方向D3に搬送する。また、搬送ローラー13Gは、前記モーターから供給される回転駆動力を受けて逆回転し、第3搬送路12C内の原稿を図5に示される搬送方向D4に搬送する。
第4搬送路12Dは、接続部121から第1搬送路12A上の搬送方向D1における画像読取位置P1の上流側の接続部122に至る原稿の移動通路である。第4搬送路12Dは、第3搬送路12Cと共に、画像読取位置P1を通過して画像が読み取られた原稿を反転させて画像読取位置P1に再搬送するために用いられる。図3に示されるように、第4搬送路12Dは、接続部121から上方向へ傾斜して延出する直進路である。
排紙部14には、ADF1によって搬送された原稿が排出される。具体的に、排紙部14では、第2搬送路12B及び第3搬送路12Cで搬送される原稿が排出される。なお、ADF1において、第3搬送路12Cで搬送される原稿が排出される排紙トレイが排紙部14とは別に設けられていてもよい。
切替部15は、第1搬送路12Aに沿って搬送される原稿の搬送先を、第2搬送路12B及び第3搬送路12Cのいずれかに切り替え可能である。具体的に、切替部15は、接続部121において、図3に示される第1位置と、図4に示される第2位置との間を揺動可能に設けられたガイド部材である。例えば、切替部15は、不図示の駆動部から供給される駆動力を受けて前記第1位置と前記第2位置との間を揺動可能である。
ADF1では、切替部15が前記第1位置に配置されている場合(図3参照)に、第1搬送路12Aから搬送方向D1に搬送される原稿が第2搬送路12Bに案内される。一方、ADF1では、切替部15が前記第2位置に配置されている場合(図4参照)に、第1搬送路12Aから搬送方向D1に搬送される原稿が第3搬送路12Cに案内される。
また、切替部15は、第3搬送路12Cと第4搬送路12Dとの間における原稿の搬送可否を切り替え可能である。具体的に、ADF1では、切替部15が前記第1位置に配置されている場合(図5参照)に、第3搬送路12Cと第4搬送路12Dとの間において原稿を搬送可能である。一方、ADF1では、切替部15が前記第2位置に配置されている場合(図4参照)に、第3搬送路12Cと第4搬送路12Dとの間において原稿を搬送することができない。
原稿センサー16は、搬送路12を搬送される原稿を検出可能なセンサーである。例えば、原稿センサー16は、発光部と受光部とを有する反射型又は透過型の光センサーである。例えば、原稿センサー16は、第1搬送路12Aにおける接続部122と搬送ローラー13Cとの間の検出位置P2(図3参照)に設けられる。原稿センサー16は、検出位置P2における原稿の有無に応じた検出信号を出力する。原稿センサー16から出力される前記検出信号は、制御部5に入力される。例えば、制御部5は、前記検出信号に基づいて、前記スキュー補正が行われる際の搬送ローラー13Bの回転を制御する。
ADF1では、原稿載置部11に載置された原稿の表面(第1面)から画像が読み取られる場合に、原稿載置部11に載置された原稿が図3に示される第1経路R1に沿って搬送される。具体的に、第1経路R1は、原稿載置部11から第1搬送路12A、及び第2搬送路12Bを経由して排紙部14に至る原稿の搬送経路である。
一方、ADF1では、原稿載置部11に載置された原稿の表面(第1面)及び裏面(第2面)から画像が読み取られる場合に、原稿載置部11に載置された原稿が図4に示される第2経路R2に沿って搬送され、その後図5に示される第3経路R3に沿って搬送される。具体的に、第2経路R2は、原稿載置部11から第1搬送路12Aを経由して第3搬送路12Cの搬送ローラー13Gに至る原稿の搬送経路である。また、第3経路R3は、第3搬送路12Cの搬送ローラー13Gから第4搬送路12D、第1搬送路12Aの画像読取位置P1、及び第2搬送路12Bを経由して排紙部14に至る原稿の搬送経路である。
ところで、ADF1では、第3搬送路12C(本発明における第2搬送路の一例)上の原稿の搬送方向D3において切替部15の下流側に設けられた最初の搬送ローラーである搬送ローラー13G(本発明における第2搬送ローラーの一例)との抵触を避けるために、第2搬送路12B(本発明における第3搬送路の一例)上の原稿の搬送方向D2において切替部15の下流側に設けられた最初の搬送ローラーである搬送ローラー13F(本発明における第3搬送ローラーの一例)が、搬送ローラー13Gよりも、切替部15から離れて配置されている。この場合、第1搬送路12A上の原稿の搬送方向D1において切替部15の上流側に設けられた最後の搬送ローラーである搬送ローラー13E(本発明における第1搬送ローラーの一例)と搬送ローラー13Fとの間の経路長が、搬送ローラー13Eと搬送ローラー13Gとの間の経路長よりも長くなり、搬送ローラー13Eと搬送ローラー13Fとの間の経路長が長距離化する。そこで、画像形成装置10では、搬送ローラー13Eと搬送ローラー13Fとの間の経路長に基づいて、画像形成装置10における原稿の搬送可能サイズが設定されている。
一方、画像形成装置10による画像読取の対象となる原稿には、前記搬送可能サイズよりサイズが小さい原稿も含まれる。そのため、画像形成装置10では、前記搬送可能サイズよりサイズが小さい原稿が搬送されるケースが考えられる。ここで、画像形成装置10で前記搬送可能サイズ未満のサイズの原稿が搬送される場合において、当該原稿の搬送方向における長さが搬送ローラー13Eと搬送ローラー13Fとの間の経路長に満たない場合には、当該原稿が搬送ローラー13Eと搬送ローラー13Fとの間で搬送力を失って停止することが考えられる。
これに対し、本発明の実施形態に係る画像形成装置10では、以下に説明するように、切替部15を挟んで配置される搬送ローラー間で原稿が搬送力を失って停止する可能性を低減することが可能である。
具体的に、制御部5の前記ROMには、前記CPUに後述の第1搬送制御処理(図6のフローチャート参照)及び第2搬送制御処理(図7のフローチャート参照)を実行させるための搬送制御プログラムが予め記憶されている。なお、前記搬送制御プログラムは、CD、DVD、フラッシュメモリーなどのコンピューター読み取り可能な記録媒体に記録されており、前記記録媒体から読み取られて制御部5の前記EEPROMなどの記憶装置にインストールされるものであってもよい。
そして、制御部5は、図2に示されるように、検出処理部51、搬送制御部52、第1報知処理部53、第1取得処理部54、第2報知処理部55、及び第2取得処理部56を含む。具体的に、制御部5は、前記CPUを用いて前記ROMに記憶されている前記搬送制御プログラムを実行する。これにより、制御部5は、検出処理部51、搬送制御部52、第1報知処理部53、第1取得処理部54、第2報知処理部55、及び第2取得処理部56として機能する。ここに、ADF1及び制御部5を備える構成が、本発明における原稿搬送装置の一例である。
検出処理部51は、原稿の搬送方向における長さが搬送ローラー13Eと搬送ローラー13Fとの間の経路長よりも短いか否かを、当該原稿が切替部15に到達する前に検出する。
ここで、ADF1では、搬送ローラー13Eとの抵触を避けるために、第4搬送路12Dで搬送される原稿の搬送方向D4において切替部15の下流側に設けられた最初の搬送ローラーである搬送ローラー13Cが、搬送ローラー13Eよりも、切替部15から離れて配置されている。これにより、搬送ローラー13Gと搬送ローラー13Cとの間の経路長が、搬送ローラー13Eと搬送ローラー13Gとの間の経路長よりも長くなり、搬送ローラー13Gと搬送ローラー13Cとの間の経路長が長距離化している。そのため、ADF1で前記搬送可能サイズ未満のサイズの原稿が搬送される場合において、当該原稿の搬送方向における長さが搬送ローラー13Gと搬送ローラー13Cとの間の経路長に満たない場合には、当該原稿が搬送ローラー13Gと搬送ローラー13Cとの間で搬送力を失って停止することも考えられる。
そこで、検出処理部51は、原稿の搬送方向における長さが搬送ローラー13Gと搬送ローラー13Cとの間の経路長よりも短いか否かを、搬送ローラー13Gによる原稿の搬送可能期間経過前に検出する。ここで、前記搬送可能期間とは、原稿が第2経路R2及び第3経路R3に沿って搬送される場合の原稿の搬送期間内における、原稿と搬送ローラー13Gとが接触している期間である。
具体的に、検出処理部51は、原稿センサー16から入力される前記検出信号に基づいて、原稿の搬送方向における長さを検出する。そして、検出処理部51は、原稿の搬送方向における長さの検出結果に基づいて、当該原稿の搬送方向における長さが搬送ローラー13Gと搬送ローラー13Cとの間の経路長よりも短いか否かを検出する。また、検出処理部51は、原稿の搬送方向における長さの検出結果に基づいて、当該原稿の搬送方向における長さが搬送ローラー13Eと搬送ローラー13Fとの間の経路長よりも短いか否かを検出する。
なお、原稿センサー16は、搬送路12における検出位置P2とは異なる位置に設けられていてもよい。具体的に、原稿センサー16は、第1搬送路12Aにおける接続部121から搬送方向D1の上流側に搬送ローラー13Eと搬送ローラー13Fとの間の経路長だけ遡った位置よりも搬送方向D1の上流側の任意の位置に設けられていてよい。ここで、原稿センサー16が第1搬送路12Aにおける搬送ローラー13Cより搬送方向D1の下流側に設けられる場合には、原稿センサー16による原稿の搬送方向における長さの検出期間中に原稿の搬送が停止されることがないため、原稿センサー16による検出精度が向上する。
また、検出処理部51は、原稿の搬送方向における長さが搬送ローラー13Eと搬送ローラー13Fとの間の経路長よりも短いか否かの検出をしないものであってもよい。この場合、原稿センサー16は、第1搬送路12Aにおける任意の位置、又は第3搬送路12Cにおける搬送ローラー13Gより搬送方向D3の上流側の任意の位置に設けられていてよい。
また、ADF1において、原稿載置部11に載置される原稿のサイズを検出可能な複数のセンサーが原稿載置部11に設けられていてもよい。この場合、検出処理部51は、当該複数のセンサーによる検出結果に基づいて、原稿の搬送方向における長さが搬送ローラー13Gと搬送ローラー13Cとの間の経路長よりも短いか否かを検出してもよい。また、検出処理部51は、当該複数のセンサーによる検出結果に基づいて、当該原稿の搬送方向における長さが搬送ローラー13Eと搬送ローラー13Fとの間の経路長よりも短いか否かを検出してもよい。
搬送制御部52は、原稿が第2経路R2及び第3経路R3に沿って搬送される場合において、検出処理部51によって検出される原稿の長さが搬送ローラー13Gと搬送ローラー13Cとの間の経路長(以下「第3経路長」と呼称する)よりも短い場合に、第4搬送路12Dの利用を制限して、原稿を第3搬送路12Cから排紙部14に排出させる。
具体的に、搬送制御部52は、原稿が第2経路R2に沿って搬送された後、搬送ローラー13Gの回転方向の切替を行わずに搬送ローラー13Gの回転駆動を継続させることで、原稿を排紙部14に排出させる。
また、搬送制御部52は、原稿が第1経路R1に沿って搬送される場合において、検出処理部51によって検出される原稿の長さが搬送ローラー13Eと搬送ローラー13Fとの間の経路長(以下「第1経路長」と呼称する)よりも短い場合は、接続部121からの原稿の搬送先を第2搬送路12Bから第3搬送路12Cに切り替える。
具体的に、搬送制御部52は、切替部15を前記第1位置から前記第2位置に揺動させて、接続部121からの原稿の搬送先を第2搬送路12Bから第3搬送路12Cに切り替える。
また、搬送制御部52は、検出処理部51によって検出される原稿の長さが搬送ローラー13Eと搬送ローラー13Gとの間の経路長(以下「第2経路長」と呼称する)よりも短い場合に、原稿の搬送を停止させる。
例えば、搬送制御部52は、原稿が画像読取位置P1を通過している期間中に原稿の搬送を停止させる。
なお、搬送制御部52は、検出処理部51によって検出される原稿の長さが前記第2経路長よりも短い場合に、原稿の搬送を継続させてもよい。
また、ADF1において、第2搬送路12B及び第3搬送路12Cのいずれか一方が設けられていない構成が他の実施形態として考えられる。この場合、搬送制御部52は、検出処理部51によって検出される原稿の長さに応じて接続部121からの原稿の搬送先を切り替える処理を実行しなくてよい。
また、ADF1において、第4搬送路12Dが設けられていない構成が他の実施形態として考えられる。この場合、搬送制御部52は、検出処理部51によって検出される原稿の長さに応じて第4搬送路12Dの利用を制限する処理を実行しなくてよい。
第1報知処理部53は、原稿が第1経路R1に沿って搬送される場合において、搬送制御部52による搬送先の切替により第3搬送路12Cを通過して排紙部14へ排出される原稿の枚数が予め定められた閾値を超える場合に、原稿の搬送を停止させて排紙部14からの原稿の回収が必要である旨を報知する。ここに、第1報知処理部53が、本発明における報知処理部の一例である。
例えば、第1報知処理部53は、警告音を鳴動させると共に、排紙部14からの原稿の回収が必要である旨のメッセージを含む第1報知画面を操作表示部6に表示させる。そして、第1報知処理部53は、前記第1報知画面において受け付けられるユーザー操作に応じて、原稿の搬送を再開させる。
なお、制御部5は、第1報知処理部53を含んでいなくてもよい。
第1取得処理部54は、原稿が第2経路R2及び第3経路R3に沿って搬送される場合において、第4搬送路12Dを通過前の原稿から画像読取部2によって読み取られる画像データを原稿の表面(第1面)の画像データとして取得し、第4搬送路12Dを通過後の原稿から画像読取部2によって読み取られる画像データを原稿の裏面(第2面)の画像データとして取得する。
第2報知処理部55は、原稿が第2経路R2及び第3経路R3に沿って搬送される場合において、搬送制御部52によって原稿が第3搬送路12Cから排紙部14に排出される場合に、排紙部14に排出される特定原稿の裏面(第2面)の画像データが読み取られていない旨を報知する。ここに、第2報知処理部55が、本発明における報知処理部の一例である。
例えば、第2報知処理部55は、警告音を鳴動させると共に、前記特定原稿の裏面(第2面)の画像データが読み取られていない旨のメッセージを含む第2報知画面を操作表示部6に表示させる。
第2取得処理部56は、第2報知処理部55による報知後に受け付けられるユーザー操作に応じて原稿の一方の面の画像データを読み取る片面読取処理を実行し、前記片面読取処理によって読み取られる画像データを前記特定原稿の裏面(第2面)の画像データとして取得する。
例えば、第2取得処理部56は、前記第2報知画面において受け付けられるユーザー操作に応じて、前記片面読取処理を実行する。
また、第2取得処理部56は、前記片面読取処理の実行中に検出処理部51によって検出される原稿の長さが前記特定原稿と一致しない場合にその旨を報知し、報知後に受け付けられるユーザー操作に応じて前記片面読取処理によって読み取られる画像データを前記特定原稿の裏面(第2面)の画像データとして取得する。
例えば、第2取得処理部56は、原稿の長さが前記特定原稿と一致しない旨のメッセージを含む第3報知画面を操作表示部6に表示させる。そして、第2取得処理部56は、前記第3報知画面において受け付けられるユーザー操作に応じて、前記片面読取処理によって読み取られる画像データを前記特定原稿の裏面(第2面)の画像データとして取得する。なお、第2取得処理部56は、前記第3報知画面の表示を実行しなくてもよい。
なお、制御部5は、第1取得処理部54、第2報知処理部55、及び第2取得処理部56を含んでいなくてもよい。
[第1搬送制御処理]
以下、図6を参照しつつ、画像形成装置10において制御部5により実行される第1搬送制御処理の手順の一例について説明する。ここで、ステップS11、S12・・・は、制御部5により実行される処理手順(ステップ)の番号を表している。なお、前記第1搬送制御処理は、原稿載置部11に載置される原稿の表面(第1面)の画像の読み取りを指示するユーザー操作が行われた場合に実行される。
<ステップS11>
まず、ステップS11において、制御部5は、原稿載置部11に載置された原稿を第1経路R1(図3参照)に沿って搬送させる。具体的に、制御部5は、前記駆動部を駆動させて切替部15を前記第1位置に配置させた後、前記モーターを駆動させて搬送ローラー13A〜13Gを回転させる。
<ステップS12>
ステップS12において、制御部5は、原稿の搬送方向における長さを検出する。具体的に、制御部5は、原稿センサー16から入力される前記検出信号に基づいて、原稿の搬送方向における長さを検出する。ここで、ステップS12の処理は、制御部5の検出処理部51により実行される。
<ステップS13>
ステップS13において、制御部5は、画像読取部2を用いて、画像読取位置P1を通過する原稿から画像データを読み取る。
<ステップS14>
ステップS14において、制御部5は、ステップS12で検出された原稿の長さが前記第1経路長よりも短いか否かを判断する。
ここで、制御部5は、ステップS12で検出された原稿の長さが前記第1経路長よりも短いと判断すると(S14のYes側)、処理をステップS15に移行させる。また、ステップS12で検出された原稿の長さが前記第1経路長以上であれば(S14のNo側)、制御部5は、処理をステップS19に移行させる。
<ステップS15>
ステップS15において、制御部5は、ステップS12で検出された原稿の長さが前記第2経路長よりも短いか否かを判断する。
ここで、制御部5は、ステップS12で検出された原稿の長さが前記第2経路長よりも短いと判断すると(S15のYes側)、処理をステップS151に移行させる。また、ステップS12で検出された原稿の長さが前記第2経路長以上であれば(S15のNo側)、制御部5は、処理をステップS16に移行させる。
<ステップS151>
ステップS151において、制御部5は、原稿の搬送を停止させる。例えば、制御部5は、原稿が画像読取位置P1を通過している期間中に原稿の搬送を停止させる。ここで、ステップS151の処理は、制御部5の搬送制御部52により実行される。これにより、原稿が搬送ローラー13Eと搬送ローラー13Gとの間で搬送力を失って停止することが回避される。そのため、筐体1Aの内部で詰まった原稿の回収が困難になることが回避される。
なお、制御部5は、原稿の搬送の停止後に受け付けられるユーザー操作に応じて、原稿の搬送を再開させる。また、制御部5は、搬送が停止された原稿の画像データの読取が終了していない場合には、その旨のメッセージを操作表示部6に表示させる。
<ステップS16>
ステップS16において、制御部5は、接続部121からの原稿の搬送先を第2搬送路12Bから第3搬送路12Cに切り替える。ここで、ステップS16の処理は、制御部5の搬送制御部52により実行される。これにより、原稿が搬送ローラー13Eと搬送ローラー13Fとの間で搬送力を失って停止することが回避される。そのため、筐体1Aの内部で詰まった原稿の回収が困難になることが回避される。
<ステップS17>
ステップS17において、制御部5は、ステップS16の処理が実行されて第3搬送路12Cを通過して排紙部14へ排出される原稿の枚数が前記閾値を超えたか否かを判断する。
ここで、制御部5は、第3搬送路12Cを通過して排紙部14へ排出される原稿の枚数が前記閾値を超えたと判断すると(S17のYes側)、処理をステップS18に移行させる。また、第3搬送路12Cを通過して排紙部14へ排出される原稿の枚数が前記閾値を超えていなければ(S17のNo側)、制御部5は、処理をステップS19に移行させる。
<ステップS18>
ステップS18において、制御部5は、原稿の搬送を停止させて排紙部14からの原稿の回収が必要である旨を報知する。ここで、ステップS18の処理は、制御部5の第1報知処理部53により実行される。これにより、第3搬送路12Cが、第3搬送路12Cにおいて原稿が排出されることを想定して設計されていない場合に、第3搬送路12Cから原稿が排出されることにより生じる不具合(例えば、紙詰まり、排紙部14に排出される原稿の不揃いなど)を早期に解消可能である。
例えば、制御部5は、警告音を鳴動させると共に、排紙部14からの原稿の回収が必要である旨のメッセージを含む前記第1報知画面を操作表示部6に表示させる。そして、制御部5は、前記第1報知画面において受け付けられるユーザー操作に応じて、原稿の搬送を再開させる。
<ステップS19>
ステップS19において、制御部5は、原稿載置部11に原稿が残存しているか否かを判断する。例えば、制御部5は、原稿載置部11に設けられた不図示の原稿検出センサーを用いて、原稿載置部11に原稿が残存しているか否かを判断する。
ここで、制御部5は、原稿載置部11に原稿が残存していると判断すると(S19のYes側)、処理をステップS11に移行させる。また、原稿載置部11に原稿が残存していなければ(S19のNo側)、制御部5は、前記第1搬送制御処理を終了させる。
なお、制御部5は、ステップS11において、予め行われたユーザーの選択操作に応じて原稿載置部11に載置された原稿を第2経路R2(図4参照)に沿って搬送させてもよい。この場合、制御部5は、ステップS14及びステップS16〜S18の処理を省略してよい。
[第2搬送制御処理]
次に、図7を参照しつつ、画像形成装置10において制御部5により実行される第2搬送制御処理の手順の一例について説明する。なお、前記第2搬送制御処理は、原稿載置部11に載置される原稿の表面(第1面)及び裏面(第2面)の画像の読み取りを指示するユーザー操作が行われた場合に実行される。
<ステップS21>
まず、ステップS21において、制御部5は、原稿載置部11に載置された原稿を第2経路R2(図4参照)に沿って搬送させる。具体的に、制御部5は、前記駆動部を駆動させて切替部15を前記第2位置に配置させた後、前記モーターを駆動させて搬送ローラー13A〜13Gを回転させる。
<ステップS22>
ステップS22において、制御部5は、前記第1搬送制御処理のステップS12と同様に、原稿の搬送方向における長さを検出する。
<ステップS23>
ステップS23において、制御部5は、画像読取部2を用いて、画像読取位置P1を通過する原稿から画像データを読み取る。
<ステップS24>
ステップS24において、制御部5は、ステップS23で読み取られた画像データを原稿の表面(第1面)の画像データとして取得する。ここで、ステップS24の処理は、制御部5の第1取得処理部54により実行される。
<ステップS25>
ステップS25において、制御部5は、ステップS22で検出された原稿の長さが前記第3経路長よりも短いか否かを判断する。
ここで、制御部5は、ステップS22で検出された原稿の長さが前記第3経路長よりも短いと判断すると(S25のYes側)、処理をステップS26に移行させる。また、ステップS22で検出された原稿の長さが前記第3経路長以上であれば(S25のNo側)、制御部5は、処理をステップS251に移行させる。
<ステップS251>
ステップS251において、制御部5は、搬送ローラー13Gまで搬送された原稿を第3経路R3(図5参照)に沿って搬送させる。具体的に、制御部5は、前記駆動部を駆動させて切替部15を前記第1位置に配置させた後、前記モーターから搬送ローラー13Gへの回転駆動力の伝達経路を切り替えて、搬送ローラー13Gを逆回転させると共に、他の搬送ローラーを回転させる。
<ステップS252>
ステップS252において、制御部5は、画像読取部2を用いて、画像読取位置P1を通過する原稿から画像データを読み取る。
<ステップS253>
ステップS253において、制御部5は、ステップS252で読み取られた画像データを原稿の裏面(第2面)の画像データとして取得する。ここで、ステップS253の処理は、制御部5の第1取得処理部54により実行される。例えば、画像形成装置10では、ステップS24及びステップS253で取得された原稿の第1面及び第2面の画像データ各々に基づいて、当該原稿の両面の画像を1枚のシートに印刷する印刷処理が実行される。
<ステップS26>
ステップS15において、制御部5は、ステップS22で検出された原稿の長さが前記第2経路長よりも短いか否かを判断する。
ここで、制御部5は、ステップS22で検出された原稿の長さが前記第2経路長よりも短いと判断すると(S26のYes側)、処理をステップS27に移行させる。また、ステップS22で検出された原稿の長さが前記第2経路長以上であれば(S26のNo側)、制御部5は、処理をステップS261に移行させる。
<ステップS261>
ステップS261において、制御部5は、前記第1搬送制御処理のステップS151と同様に、原稿の搬送を停止させる。これにより、原稿が搬送ローラー13Eと搬送ローラー13Gとの間で搬送力を失って停止することが回避される。そのため、筐体1Aの内部で詰まった原稿の回収が困難になることが回避される。
なお、制御部5は、原稿の搬送の停止後に受け付けられるユーザー操作に応じて、原稿の搬送を再開させる。また、制御部5は、搬送が停止された原稿の第1面の画像データの読取が終了していない場合には、その旨のメッセージを操作表示部6に表示させる。
<ステップS27>
ステップS27において、制御部5は、第4搬送路12Dの利用を制限して、原稿を第3搬送路12Cから排紙部14に排出させる。ここで、ステップS27の処理は、制御部5の搬送制御部52により実行される。これにより、原稿が搬送ローラー13Gと搬送ローラー13Cとの間で搬送力を失って停止することが回避される。そのため、筐体1Aの内部で詰まった原稿の回収が困難になることが回避される。
<ステップS28>
ステップS28において、制御部5は、ステップS27で排紙部14に排出される前記特定原稿の裏面(第2面)の画像データが読み取られていない旨を報知する。ここで、ステップS28の処理は、制御部5の第2報知処理部55により実行される。
例えば、制御部5は、警告音を鳴動させると共に、前記特定原稿の第2面の画像データが読み取られていない旨のメッセージを含む前記第2報知画面を操作表示部6に表示させる。
<ステップS29>
ステップS29において、制御部5は、前記第2報知画面において前記片面読取処理の実行操作が行われたか否かを判断する。
ここで、制御部5は、前記第2報知画面において前記片面読取処理の実行操作が行われたと判断すると(S29のYes側)、処理をステップS30に移行させる。また、前記第2報知画面において前記片面読取処理の実行操作が行われていなければ(S29のNo側)、制御部5は、処理をステップS31に移行させる。
<ステップS30>
ステップS30において、制御部5は、後述する前記片面読取処理を実行する。
<ステップS31>
ステップS31において、制御部5は、前記第1搬送制御処理のステップS19と同様に、原稿載置部11に原稿が残存しているか否かを判断する。
ここで、制御部5は、原稿載置部11に原稿が残存していると判断すると(S31のYes側)、処理をステップS21に移行させる。また、原稿載置部11に原稿が残存していなければ(S31のNo側)、制御部5は、前記第2搬送制御処理を終了させる。
[片面読取処理]
次に、図8を参照しつつ、前記第2搬送制御処理のステップS30で実行される前記片面読取処理の手順の一例について説明する。ここで、前記片面読取処理は、制御部5の第2取得処理部56によって実行される。
<ステップS41>
まず、ステップS41において、制御部5は、前記第2搬送制御処理のステップS21と同様に、原稿載置部11に載置された原稿を第2経路R2(図4参照)に沿って搬送させる。
<ステップS42>
ステップS42において、制御部5は、前記第1搬送制御処理のステップS12と同様に、原稿の搬送方向における長さを検出する。
<ステップS43>
ステップS43において、制御部5は、画像読取部2を用いて、画像読取位置P1を通過する原稿から画像データを読み取る。
<ステップS44>
ステップS44において、制御部5は、ステップS42で検出された原稿の長さが、前記第2搬送制御処理のステップS22で検出された前記特定原稿の長さと一致するか否かを判断する。
ここで、制御部5は、ステップS42で検出された原稿の長さが前記特定原稿の長さと一致すると判断すると(S44のYes側)、処理をステップS47に移行させる。また、ステップS42で検出された原稿の長さが前記特定原稿の長さと一致しなければ(S44のNo側)、制御部5は、処理をステップS45に移行させる。
<ステップS45>
ステップS45において、制御部5は、搬送中の原稿の搬送方向における長さが前記特定原稿の搬送方向における長さと一致しない旨を報知する。これにより、ユーザーが前記特定原稿とは異なる原稿を前記特定原稿であると誤認して前記片面読取処理が実行された場合に、前記特定原稿とは異なる原稿の画像を前記特定原稿の第2面の画像データとして取得することが回避される。
例えば、制御部5は、原稿の長さが前記特定原稿と一致しない旨のメッセージを含む前記第3報知画面を操作表示部6に表示させる。
<ステップS46>
ステップS46において、制御部5は、ステップS45で表示された前記第3報知画面において、ステップS43で読み取られた画像データを前記特定原稿の第2面の画像データとして取得することを指示する取得操作が行われたか否かを判断する。
ここで、制御部5は、前記第3報知画面において前記取得操作が行われたと判断すると(S46のYes側)、処理をステップS47に移行させる。また、前記第3報知画面において前記取得操作に替えて処理のやり直しを指示するユーザー操作が行われた場合は(S46のNo側)、制御部5は、前記処理をステップS41に移行させる。
<ステップS47>
ステップS47において、制御部5は、ステップS43で読み取られた画像データを原稿の裏面(第2面)の画像データとして取得する。
このように、画像形成装置10では、原稿が第1経路R1に沿って搬送される場合において、原稿の長さが前記第1経路長よりも短い場合に、原稿の搬送先が第2搬送路12Bから第3搬送路12Cに切り替えられる。これにより、切替部15を挟んで配置される搬送ローラー13Gと搬送ローラー13Cとの間で原稿が搬送力を失って停止する可能性を低減することが可能である。
1 ADF
2 画像読取部
3 画像形成部
4 給紙部
5 制御部
6 操作表示部
10 画像形成装置
11 原稿載置部
12 搬送路
13A〜13G 搬送ローラー
14 排紙部
15 切替部
16 原稿センサー
51 検出処理部
52 搬送制御部
53 第1報知処理部
54 第1取得処理部
55 第2報知処理部
56 第2取得処理部

Claims (6)

  1. 原稿から画像を読み取る画像読取部による画像読取位置を経由する第1搬送路に沿って搬送される前記原稿の搬送先を排紙部に至る第2搬送路及び第3搬送路のいずれかに切り替え可能な切替部と、
    前記第1搬送路上の前記原稿の搬送方向において前記切替部の上流側に設けられた最後の第1搬送ローラーと、
    前記第2搬送路上の前記原稿の搬送方向において前記切替部の下流側に設けられた最初の第2搬送ローラーと、
    前記第3搬送路上の前記原稿の搬送方向において前記切替部の下流側に設けられた最初の搬送ローラーであって、前記第1搬送ローラーとの間の経路長が前記第1搬送ローラーと前記第2搬送ローラーとの間の経路長よりも長い第3搬送ローラーと、
    前記原稿の搬送方向における長さが前記第1搬送ローラーと前記第3搬送ローラーとの間の経路長よりも短いか否かを、当該原稿が前記切替部に到達する前に検出する検出処理部と、
    前記原稿の搬送先として前記第3搬送路が選択されている場合であって前記検出処理部によって検出される前記原稿の長さが前記第1搬送ローラーと前記第3搬送ローラーとの間の経路長よりも短い場合に、前記原稿の搬送先を前記第2搬送路に切り替える搬送制御部と、
    を備える原稿搬送装置。
  2. 前記第2搬送路及び前記第3搬送路は、共通の延出方向に沿って形成されている、
    請求項1に記載の原稿搬送装置。
  3. 前記検出処理部は、前記原稿の搬送方向における長さを検出し、
    前記搬送制御部は、前記検出処理部によって検出される前記原稿の長さが前記第1搬送ローラーと前記第2搬送ローラーとの間の経路長よりも短い場合に、前記原稿の搬送を停止させる、
    請求項1又は2に記載の原稿搬送装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の原稿搬送装置と、
    前記画像読取部と、
    を備える画像読取装置。
  5. 前記第2搬送路及び前記第3搬送路は、共通の前記排紙部へ続いており、
    前記第2搬送路は、前記画像読取位置を通過後の前記原稿の表裏を反転させて、当該原稿を前記画像読取位置に再搬送する反転機構の一部を構成する搬送路であって、
    前記画像読取装置は、
    前記第2搬送路を通過して前記排紙部へ排出される前記原稿の枚数が予め定められた閾値を超える場合に、前記原稿の搬送を停止させて前記排紙部からの前記原稿の回収が必要である旨を報知する報知処理部を備える、
    請求項4に記載の画像読取装置。
  6. 原稿から画像を読み取る画像読取部による画像読取位置を経由する第1搬送路に沿って搬送される前記原稿の搬送先を排紙部に至る第2搬送路及び第3搬送路のいずれかに切り替え可能な切替部と、前記第1搬送路上の前記原稿の搬送方向において前記切替部の上流側に設けられた最後の第1搬送ローラーと、前記第2搬送路上の前記原稿の搬送方向において前記切替部の下流側に設けられた最初の第2搬送ローラーと、前記第3搬送路上の前記原稿の搬送方向において前記切替部の下流側に設けられた最初の搬送ローラーであって、前記第1搬送ローラーとの間の経路長が前記第1搬送ローラーと前記第2搬送ローラーとの間の経路長よりも長い第3搬送ローラーと、を備える原稿搬送装置で実行される原稿搬送方法であって、
    前記原稿の搬送方向における長さが前記第1搬送ローラーと前記第3搬送ローラーとの間の経路長よりも短いか否かを、当該原稿が前記切替部に到達する前に検出することと、
    前記原稿の搬送先として前記第3搬送路が選択されている場合であって前記原稿の長さが前記第1搬送ローラーと前記第3搬送ローラーとの間の経路長よりも短い場合に、前記原稿の搬送先を前記第2搬送路に切り替えることと、
    を含む原稿搬送方法。
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